はてなキーワード: 複雑骨折とは
本記事を開いていただきありがとうございます。
前提となるイラストレーターかかげ先生の炎上を巡る騒動について、資料として簡単に共有させて頂きます。
概ね把握されている方は飛ばしてください。
本題に入る前にひどく長くなってしまいました、申し訳ありません。
彼個人については、私もあまり良い印象を抱けませんでしたので、やや乱暴な纏め方になってしまっているかと思います、ご容赦ください。
私が雑考したいのは、一連の騒動を追う内に頻繁に目に入ってきたフレーズである「かかげ先生の添削動画を見ているのは『本気』で絵が上手くなりたい人たち」は真か、という点です。
結論から言えば「そういう人もいるが、恐らくあなたはそうではない」というのが正直な考えです。
結論から言ったはずなのによく分かりませんね。順を追ってお話させていただければと思います。
では、そもそも「本気で絵が上手くなりたい人の行動」とは、どういった行動なのでしょうか?
「毎日毎日毎日毎日デッサンとクロッキーと模写を繰り返し、親に土下座でもなんでもして作業環境を一式整えて技術書で理論や技法をデジタルも含めて学び、毎日毎日毎日毎日デッサンとクロッキーと模写を繰り返し、親に土下座してでも専門的な学習ができる環境で添削してもらう」。
端的に、それが私の思う『本気』です。
更に覚悟が決まった人ならば専門の教育機関で勉強し、毎日毎日ノウミソを煮ながら作品制作に勤しむでしょう。
そこまでやってようやく画業の卵に成りうるのです。
もちろん環境的な要因もありますし、それが出来ないから本気ではないとは言いません。
しかし、絵にせよ、スポーツにせよ、勉強にせよ、仕事にせよ、『本気』とは大なり小なりそういうものです。
「やるべき事をやっているか」と言い換えても良いかもしれません。
それができているか否かは、きっと自分が一番良くわかるはずです。
真剣に向き合えば、「やったつもりになっている」というのは自分でもわかってしまうものですからね。
「自分はやるべき事をやったし、最低限の基礎に関しては習熟している」。
そう胸を張れる人ならば、かかげ先生の動画を見るのは非常に参考になると思います。
一家言あるだけに、かかげ先生の動画は「見栄えを良くする」「バズりやすくする」「いいねを貰いやすくする」という点に置いて非常に参考になります。
「今このキャラの二次創作を描いても伸びない」という余りにも明け透けすぎるアドバイスもありますが、なりふり構わず本気でやる上で必要なアドバイスである事に私も否やはありません。
かかげ先生に添削を依頼する方たちの水準は他の添削動画と比べてハイレベルに見えますし、モチベーションも高く、糧になるか、あるいは良い思い出になるでしょう。
繰り返しになってしまいますが、「かかげ先生の添削動画を見ているのは『本気』で絵が上手くなりたい人たち」とフレーズは、一連の騒動を追う内に頻繁に目に入ってきました。
そう言っている方々のアカウントのメディア欄を全て確認した訳ではありませんし、安易なレッテル貼りになってしまうのであまり言いたくはないのですが、あえてハッキリ言わせてもらうなら「やるべき事をやっている」とはとても思えない人達が非常に多い。
もし『本気』で絵が上手くなりたいのなら添削動画なんかを見ている場合ではない。
そういう方たちが、本当に多い。
これもぱっと見の主観になりますが、平均して年齢層も低く見えました(先だっての例に学生さんを想定した理由でもあります)。
なぜそういう方々が多いのか。
私も明け透けに言ってしまいますが、かかげ先生の動画は「本気でやってるつもりにしてくれるから」です。
かかげ先生の辛口、あるいは暴言と言い換えても良いですが、その口撃はファンサービスであり、むしろ糖衣なのです。
かかげ先生はデッサンが狂った絵を添削する時に「複雑骨折してる」「化物になっとるやん」「この絵は伸びへんよ」等々の言葉を使って、逐一「こうする」という訂正を行います。
私が思う辛口です。
「デッサンが出来てませんね、次」
終わりです。
適当なだけに思われるかもしれませんが、これは実際、合理的なのです。
そもそもデッサンが狂っている絵を逐一直した所で、その人のデッサン力が向上するわけではないからです。
言い換えるなら「根本的な基礎となるデッサンが狂っている以上どれだけ作品を直しても無駄です。評価する基準に達していません。出直してください」と暗に言われている訳ですね。
端的な事実の指摘というのは、下手な罵倒よりもよっぽど心を抉ります。
それと比べれば、なるほど、確かに「かかげ先生の辛口は愛のある辛口」「関西人なら分かる」という評価があったのも頷けます。
個人的には「関西人は毎度毎度テメーらの文化が全国に通じるモンと思い込んで当然のように全国ネットに脳死で流し込んでくるけど何で高々47都道府県のうち2府4県周辺しかないクソローカル文化にそんな影響力があると思ってんだクソ土人共が関東関西じゃねえよ全国ネットあんだから関西以外:関西で分かれるの理解して弁えろカス」とも思いますが、そこは一度置いておきましょう。
かかげ先生は本当に巧みな点は、まさにそこなのです。
意識的にやっているのかはともかく、「この動画を見ているあなたは本気でやっていますよ、正しいですよ」と思わせる雰囲気作りが非常に上手い。軽快な関西弁も一助を担っているのでしょう。
それが時に「オンラインサロンっぽい」とも揶揄される独特の空気感の正体です。
本当は薄っすら自分が「やるべき事」をやっていないのに気づいているし、
しかし、面白くもないデッサン模写クロッキーを毎日あらゆる娯楽を犠牲にして数時間繰り返すだけのモチベーションもない。
もっと単純にイキりたい、背伸びをしたいと見てもいいかもしれません。
そういった方々にとって、暴言じみた辛口で叱る動画は福音に見えるでしょう。
「こんな辛辣な動画をあえて見ている自分は『やるべき事』をやっている」と自分を誤魔化せるからです。
断言しますが、何にもなりません。
そういう方がやるべきは鉛筆を握ることで、動画を見ることではありません。
辛口の添削動画を見て何か成し遂げた気になるのは、例えるならサウナのようなものでしょうか。
私はサウナが好きでよく行くのですが、不思議なもので全身から汗を吹き出しながらサウナ室を出るとひどく何かを成し遂げたような心持ちになるのです。
その後に水風呂に浸かる時などは自分が苦行僧になった気さえしますし、外気浴の心地よさは今までの苦行の報酬のようにさえ思えます。
そうして整った帰りは心身がリフレッシュされて、健康になった気がします。
全て勘違いです。
健康になりたいのならば毎日運動して食事制限を行い酒を減らして煙草を絶ち規則正しい生活をすれば良いだけの話です。できやしません。
それなのに「サウナとは自分が気持ちよくなりたいから入るのだ」という自覚を忘れてしまう。
下手な例えで申し訳ありませんが、辛口の添削動画を見る時の怖さはそこにあります。
もしこれを読んでくださっている方の中に感ずる所があった方がいらっしゃるならば、その方に言いたいのは見ただけで自分が上等になれた気がする何かがあったならばそれは単なる勘違いであり、あなた自身の成長にとって害であるということです。
絵が本気で上手くなりたいなら、やるべき事は先程も申し上げた通りですし、 「人を描くのって楽しいね!」など、優良なサイトは世の中に沢山あります。
修了するのは中々高いハードルですが、もし本当に『本気』で絵が上手くなりたいのなら是非ご一考ください。
そして、ここまで長々と説教じみた話を繰り返しておきながら最後にちゃぶ台を返すようですが、絵を描くという事を趣味として楽しむことは何も悪いことではありません。
今は描けなくとも、20年後30年後に描けるようになればそれで良いというのが絵の良いところです。
何かを表現したいという意欲があるならば、たとえそれが趣味であったとしても『本気』に繋がると思います。
楽しんでください。
最後に、2009年の書き込みな上にやや畑違いではありますが、古のコピペを貼って締めさせていただきたいと思います。
どこの馬の骨とも知れぬオジサンの何の根拠もない雑考(というより半ばお説教になってしまいましたが)に長々とお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
よう、ニートども!
元気か。
今日はオレ様がお前ら腐れ豚でもアニメーターになれる方法を教えてやる。
鉛筆が無いやつは画材屋か文具店かホームセンターかスーパーで買ってこい。
ネット通販は駄目だ。
今すぐ買え。
Bを買え。
消しゴムは買うな。
必要ない。
紙はA4のコピー用紙だ。
これも手元に無い奴は今すぐ買いに行け。
用意ができたら描け。
すると手が慣れてくる。
緊張もほぐれる。
ウォーミングアップは終わりだ。
次に模写をやってもらう。
他の本では駄目だ。全く駄目だ。
消しゴムは使うな。
失敗した線を残したまま描き進めろ。
決して小さな絵を描いては駄目だ。
肩を動かして描け。
全身で描くんだ。
この模写が一冊分終わったらアニメーターになれる。
間違いない。
この模写が一冊分終わったらアニメーターになれる、というのは嘘だ。
理屈はその後でいい。
注文して買ってもらう。
その他の本は一切読まなくていい。
『ディズニーアニメーション生命を吹き込む魔法―TheIllusionofLife―』
も良書だが、
『アニメーターズ・サバイバルキット』は2~3日あれば読める。
もう一度読み直せ。
ただし今度は模写をしながら読め。
全ページ分の模写だ。
この再読&模写の作業が終了する頃にはありえないほどの自身が付く。
騙されたと思ってやってみろ。
ポイントは、教科書は『アニメーターズ・サバイバルキット』のみに
絞るということだ。
多少の違和感もあるだろうが、
勉強はまだまだ続くが、順番は守れ。
そうすればお前もアニメーターになれる。
上に挙げた2冊の模写が終わったら、『アニメーションの本』を注文しろ。
この本には、近藤善文が作った練習課題が載っているから、それをやれ。
2冊分の模写を終えた奴なら必ずできる課題だ。
だが、何の勉強もしていなくても、
そういう天才もいるが気にするな。
必ずだ。
巻末にある動きの実例集が役に立つ。
値段も安い。
動きの基礎が分かってきたら、今度は絵の練習をしてもらう。
絵は上手ければ上手いほどいい。
練習をしすぎるということはない。
たぶん、これはもう持っているだろう。
だが、持っていても、
全ページ分の模写をやった奴はそんなにいないだろう。
やれ。
ここで色々な本に手を出して、
この本を模写すると、
“あ、人間と~、動物って~、同じ~じゃん~”ということが分かるはずだ。
今のところは『やさしい人物画』で学べる内容で十分だ。
あせってマグの本に手を出すな。
死にたくなってきた
今日も眠れない
調べるとうつ病の初期症状らしくて夜に眠れない
一日食べてない
貯金を全部かき集めて18万
あと三回家賃を払ったら終わり
社会保険料は滞納
仕事はしてない
収入のめどがないなりに自動車免許の更新したり家賃を払ったり仕事センターとやりとりしたり就職に向けて動いてた
銀行で社会保険料を下ろしに止めた自転車の撤去代5000円を払ったら、社会保険料が圧倒的に足りなくなった
ははは
もうすでに借金40万
返す当てはない
家族と仲は良くない
眠れない
自殺予防サイトはたくさん出てくるけど有料の電話なんか掛けられない
望みはふたつだけなんだよ
あの5000円があれば頑張れた
土下座しても5000円は帰ってこなかった
親が死んだ時以来初めて土下座した
金がないと人と付き合えない
話をする人もいない
いないよそんな人
絶望を叩き込んでくる
アパートの保証人になってくれた兄弟は私と連絡とりたくないので連絡先も教えてくれない
正確に言うと「欲望よりも理屈を拠り所にして絵を描く事が多い」って感じかな。
AIの絵は呪文を唱えた人間の「こういう絵が欲しいんです!細部はどうでもいいからそれっぽいのをくれ!」って欲望に忠実なんだよ。
粗悪な材料も含まれてるけどより強くトリップ出来る合成ドラッグみたいな(まあ俺はタバコも吸ったことがない薬物エアプなんだが)。
対して人間はまず技術ありきというか、「自分が描けないような絵は目指さない」がまず前提にある感じ。
というよりも「目指そうとして失敗した絵は破り捨てる」が正しいのかも知れない。
超超初心者の場合はものすごい無茶な挑戦をして失敗した結果を「でもやろうとはしたんです><」で堂々とアップするけど、ブクマUSER100人ぐらい出せるレベルになるとそういった失敗作は人に見せないようになる傾向があるっぽい?
人間に戻った俺は理性を取り戻したので、何故俺の脳に潜む自動手記がこういう勘違いをしたのかを解説する。
そもそも最大の違いとして「AI絵師は自分に手直しを出来ないレベルの絵をアップするが、人力絵師は自分の絵に対して適切に手直しが出来る」という部分がある。
AI絵師の場合は多少の粗があったとしてそれを修正するためにもう一度ガチャを引き直すのは割に合わないけど、そこまでを人力で描いていた人間なら手直しの労力が完成品のクオリティに見合うので手直しを実行するんだ。
ただこれは現状のAIが「個別の箇所に対して画風を維持したまま小さく手直しを行う」という指示を出せないことが原因なので今後解決されていく可能性はある。
この話を聞くと「一部を削ってから残りを補わせるガチャを引けば良いのでは?」と考えるかもしれないが、それをやると人間は複雑骨折をしていくし風景はドンドンカオスになって所謂「AIらしさ」に溢れた絵が誕生する。
「描かれた人間の背骨を捻じ曲げないようにして制服の左右で色が違うのを解決しろ」みたいな命令が今のAIだと処理しきれないんだな。
そもそもこの問題が何故起こるかって言うと、やっぱ究極の所「AIってのはパクったもののキメラに過ぎないから」なんだよ。
これは初期の頃によくあった勘違いに近い間違いを再び起こしてるように聞こえるかもしれないけど、どうあっても根本的な所でAIってのはキメラしか作れないんだな。
100個のカレーを混ぜて一つのカレーを作るような例えがたまにされるが、その喩えに乗っかるなら「いくつも混ぜたせいで生まれた雑味を取りたい」って願いを解決しきれないんだ。
レシピを把握した上で人間が作るならどの肯定でどういった雑味が生まれるのかを逆算して対処していけるけど、AI特有の「近い物を無数に混ぜあった結果として完全じゃなさ」は無理なんだわ。
分数の割り算を普通の電卓でやろうとするといつの間にか小数点がいくつも並んで最終結果がちゃんとした数字にならないだろ?
それに対して近似値を把握している人間は不要な部分の誤差を取り除けるけど、本当にただ電卓に頼るしかないならどう計算し直せば良いのかも分からないから手の施しようがない。
まあこれが意味してるのは「本当に計算ができる人間が近似値を大雑把に出力させて後から手直しをするのに使うならAIは最強の武器になる」ってことだ。
まさに計算が出来る人間と電卓の関係なわけだなAIと絵師の関係もまた。
そしてAI絵師と人力絵師の違いを見抜ける人間は、電卓に無理な計算をさせたときに出る円周率の如き不規則な小数点の羅列のようなパターンを把握することで人間とAIを見分けているってことになるな。
ただAIを使いこなしてる人間やガチャを何度も引いている人間はこの誤差をドンドンマシにしていってるので、絵を見るときに細かい所に気づけない人間、「審美眼の有効桁数が小さい人間」を騙し続けているんだな。
やあ、みんな元気?ただいま、増田です。
厚労省からも労働者ではないと言われてムカついたので晒します。
埼玉県ワクチン接種センターで働いていたら労働者ではないといわれた。(詳しくはこちらhttps://anond.hatelabo.jp/20211014160920)
残業代の未払いや労働条件の切り下げに当たるかという問題だと思っていたが、どうやらそもそも労働者ではなかったらしい。でも実態が労働者であれば、契約内容にかかわらず労働者であるはず・・・と素人が悶々と長々とまとまりのない文章を書いたところ多くの反響をいただいた。
電話相談では実際のメール内容や給与明細を見てもらうことができないため窓口で「労働者ではないので八時間労働制に該当しないから時間外労働の概念もないし割増賃金を支払う必要はない」と言われて残業代が未払いだと相談員に訴えたところ、詳細を知る必要があるとして監督官に代わった。
監督官「労働者性を判断するのはこちらで、使用者が決めるものではない」Fu〜かっこいい・・・
勤務場所や時間が指定されシフトもあり拘束されていることから労働に当たる可能性があるとして、調査が入ることになった。(県センターは四箇所あり、別センターに勤務する看護師も同様の扱いを受けていると伝えた)
鍵は埼玉県が取ってつけたように提示した保政法第569-1 (※県からのメールには「保政法第569-1通知に基づく業務応援(スポットで応援を依頼しています)」とあった)というものの中身になるだろうとのことで、全文を確認したいとその場でセンターに電話をしてくれた・・・が担当者は本文はおろか何を根拠に発出されたかっていうかそれってなに?おいちいの?と理解していなかった。
偉い人によると、「保政法第569-1は厚労省から労働者として扱わなくてもいいですよと言われているのでそのように扱うけど大丈夫だよね?と聞いて埼玉県労働局から承認を得ました!」という免罪符的なもののようだったが、監督官は「実態を判断するのはこちらですので」と伝えてくれた。(かっこいい・・・)
県センター担当者からのメール文面や当初配られた条件が記載された紙ぺらなどと共に、本来であればもらえていた賃金(残業代・シフトが削られた分)を計算し、資料として提出した。
さて、その頃センター内でも、シフト減に対して同意はしていないこと、接種者の減少を見越した運営ができていなかった埼玉県により労働の機会を一方的に奪われたのは解せぬと県職員と話し合いをしていた。
「ワクチン接種業務に関する謝金支払い求人の対応について」という資料2(後述)と記載された紙を一枚渡され、「埼玉県としても初日に丁寧に説明するべきであったのはごめんだけど、そもそもこれは雇用締結する”労働者”としては扱わない謝金支払いの求人であることを明示しなかった看護協会が悪いから文句ならそちらに(意訳)」という説明。(ちなみに明示はされており、割増賃金や補償がないことを書いていなかったのは埼玉県)
しかしそもそも資料2というものの出典が記載されていないし(非公式なのではと思った)ここまで来て引き下がるかよという気持ちにもなっていたし、大本である厚労省の文書を確認する必要があったので、この謎を解明すべく、我々はアマゾンの奥地へと向かった・・・
資料2の大本は【新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種人材確保】が目的であることが分かった。これは政府が21年7月末までに高齢者のワクチン接種完了を目指したものの、看護師不足が叫ばれており、それを解消するための切り札となる潜在看護師の就業支援として、支給要件を満たした看護師に就業準備金を支給すると厚労省が決めたもの。
資料が添付できず分かりづらくてすまんだけど。
都道府県ナースセンター以外の職業紹介や直接申し込みにより雇用された場合や、自治体において謝金対応としている募集への就業も就業準備金支給の対象に含めるとした。(そして本来謝金支払い求人は無料職業紹介事業の対象ではないが、緊急だから掲載してよいとなった)
ワクチン接種のための潜在看護職等のさらなる活用について(厚生労働省医政局看護課):準備金支給の対象についてはeナースセンター(都道府県看護協会が運営する無料職業紹介サイト)への登録及び必要な研修の受講を要件としているが、それ以外の職業紹介や直接申し込みによる雇用の場合、自治体において謝金対応している募集も対象とする。謝金対応は本来無料職業紹介事業の対象外だが緊急的なので、看護師確保事業として必要な情報提供の支援をしてねという文書
ワクチン接種業務に関する看護職確保のさらなる推進について(交易社団法人日本看護協会):厚労省からの通知を受けて、自治体からの求人では謝金支払い求人を希望するところが多かったことから、厚生労働省医政局看護課との検討の結果、無料職業紹介事業とは別の扱いとして対応することとなったのでそれぞれうまくやってねという文書
資料2は、緊急的な看護師不足を解消しワクチン接種を完了させるために潜在看護師に就業準備金を支払うことを決め、広く看護師を集めるためにeナースセンターでは労働契約ではない求人であっても扱うことになったからこのように対応しようねという資料だった。
ちなみに資料2と合わせて上記関連資料も追加で労働基準監督署へ提出した。
資料2ってあくまでも準備金支給(ワクチン接種の看護師確保)のためなら謝金支払い求人を取り扱ってもよいということのみであって、実態として労働者に見える環境であっても労働者として取り扱わなくてよいとは一言も言ってない。((特大フォント))
埼玉県の言い分はこうであった「これは給与ではなく謝金だし、命令ではなくあくまでも依頼で、依頼したら来てくれただけ(意訳)」ま、そりゃあそう言うしかないだろうよ。
ではそもそも有償ボランティアとはなんぞやということでまたしても我々はアマゾンの奥地へと向かった。
こういうものを見つけた。ちょっと脱線しているので、経過が見たい方は読み飛ばして欲しい。
「有償ボランティア」 は労働者か?ー活動実態と意識の分析から
労働政策レポート No.3「有償ボランティア」という働き方─その考え方と実態─(第2章 有償ボランティアをめぐる研究と議論の整理)
『有給職員と仕事内容が近づいてくると, 内在的意識が有給職員に近くなる可能性がある。 このように外形的にも内在的な意識においても有償ボランティアが有給職員に近い場合には, 労働者として扱うことが望まれよう。』(小野,「有償ボランティア」は労働者か?ー活動実態と意識の分析から,日本労働研究雑誌,2007)ですよ、聞こえますか。
『ボランティアについて明確な定義を行うことは難しいが、一般的には「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為」を指してボランティア活動と言われており、活動の性格として、「自主性(主体性)」、「社会性(連帯性)」、「無償性(無給性)」等があげられる。(厚生労働省社会・援護局地域福祉課)s1203-5e_0001.pdf (mhlw.go.jp)』
そもそも求人サイトを介して求人募集していたんだし、お金欲しさに応募しているところから利他的でないことは明白であり利己的でしかないです。(特大フォント)
給与ではないと言うが所得は所得だし、こちとら「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出して所得税が引かれており、税務署には「給与」として扱われる。
「流山裁判」の話も読んでみたが、時給自体も一般的なワクチン求人と遜色なく、単純なありがとう代というには高時給で対価としての性格が強く、専門性の高さからも請け負って働いていたと言えるだろうと考えている。
また、看護師の他に医師や案内スタッフもいたが看護師を除く全員が労働者扱い(みんなは派遣)されていて、看護師だけがこれだけの給与を貰っていて同様にシフト制で働いていて有償ボランティアと言い張るには無理があるのではないかと感じる(賠償責任保険に加入しており、何かあれば埼玉県が対応することになっていた)
長くなりそうなのでアマゾン話はこの辺で。
監督官「県職員との話し合いで(ワイが)言っていたという回答と同じ内容だった」
1度目の聴取で書類を請求していたようでそれを提出してもらったとのことで、それを元に改めて上に照会して法違反があるかどうかを調べる。
監察官「柱は労働者性が認められるか・割増賃金の適用となるか(変形労働時間制の概念が埼玉県に存在するか)・休業手当の対象となるか(労働者性があるなら)になる」
埼玉県「会計年度任用職員制度を適用すると行政職の中で一番給与安くなるけどいいの?」という話も出たらしい。
良い訳ねえだろうよ遡って労働条件の切り下げをするの?すごくない?まじアクロバティックなんだけど・・・
監督官曰く「遡及して返還するというのは聞いたことがないし、それこそ最初の求人情報と異なるだろうってトラブルになるのは明白なのであり得ないとは思うけど」「埼玉県には埼玉県の決まりがあるんだろうけど、そんなことこっちは知らんし・・・労務管理を徹底してとしか(意訳)」と仰ってました。
ちなみに会計年度任用職員でも同額くらいで出てた自治体はあったので、給与自体は設定できるはずですね。
○野澤企画官 看護師派遣を行う派遣事業者に聞き取りをしたところ、時給で大体2,000円から2,500円が相場でした。~中略~ 接種会場の設営等にかかる費用については、菅総理も申し上げている通り、国で100%措置することにしているため、自治体は、相場と比べて遜色ない水準で雇っているのではないかと考えています。以上です。
○松本委員 遜色ないのではなくて、やはり、もう少し手当を考えたほうがよろしいかと思います。と申しますのが、普段の仕事の時給と比較しても、2,200円は決してそんなにいいわけではないのです。非常に短時間の仕事だと思うので、やはりある程度の手当は、危険手当的な意味も含めて、もう少しお考えになったほうがいいのではないかと、私は思います。
声に出して読みたい日本語〜!私もそう思うよ!??!?松本委員に同意同意!!!
案内スタッフ1500円/h、会場ディレクターで30000円/dとかで出てたんですよ?それでどうして実働が多い看護師が2000円台?割に合わない。
医師が20000円/h出ていたことも考えて、準備して打って観察する看護師の4000円/hは妥当だろう、じゃなかったら何のために頑張って資格取ったんや・・・
はじめに、厚労省や自治体とのやり取りになるのでめちゃくちゃ時間かかってしまってごめんやでとのことだった。本来企業とのやり取りならこんなに時間は要さないのだとか。
以前に柱になると伝えられていた①労働者性が認められるか、②割増賃金の適用となるか、③休業手当の対象となるかの報告。
③については難しいだろうと思っていたのでふむふむやはりという感じ。時短勤務は本意ではないので悔しいけど。
これらの違反点をまとめて労務管理しっかりしてね的な感じで埼玉県宛へ交付する予定と。
一般的には、違反を認め是正してもらうという流れになるそうなのだが、そんなに素直に動くのだろうか、ちゃんと更生してくれよな・・・と祈っていた。
県で協議中との連絡。期間中どういう働き方だったのかという聞き取りだった。
業務に関して具体的な指示があったのかとか、シフトはどういった決め方だったのかとか。上からの指示があって働いていたかどうかとかを見極めるためかなと。
監督官「クッソ時間かかったのにごめんだけど(n回目)、厚生省の労働局とも話し合いをして労働者にあたるかを検討してきたし指導できそうって方向でやってきたけど、結論労働者に当たらなかった(意訳)」
は?どゆこと?イケそうみたいな方向はどうした。
アクロバティックに大技決めたかと思いきや着地失敗かよ。驚きで複雑骨折。
驚きで詳しい理由を問い詰められなかったが、、一般の仕事とは異なり特殊だからゴニョゴニョみたいな感じの言い分。厚労省パワープレイすぎ。
労基言いくるめた厚労省の担当者、俺たちの前に出てきて説明して。
誰があの時期に12人で1300人(接種者は5人)打ったと思ってんの???段々呂律回らなくなるんだぞ・・・
労基の担当者は大仕事した結果がこれでマジ時間返せよ〜と思ってるかもしれないが、それはこっちも同じだし期待した分ショックもでかい。
まさに今回の発端がここ。契約書や労働条件通知書は自分が労働者だと認めてくれる紙切れ(pdf)を大切に保管。書いてあることと違ったらその都度確認!それはあなたが持つ権利です。
選挙行こう(飛躍)
マジで大切。今回のように力になってくれない、メールも読んでくれない都道府県議会議員があなたの町にもいます。弁護士でホームページに労働者の味方とか書いておきながら労働者のメールをシカトするおじさん。労働者の権利を守る委員会みたいなのに入っているのにその手のことは分からんので力になれませんと返信してきたおばさん。自分が持つ権利は全部使おう。風が吹けば桶屋が儲かる的なあれで、回り回って自分に影響があるかもしれないぞ。
当方,歯科医師.都内の歯科医院で勤務医としてずっと働いていて,大きなトラブルはなかったし,みんな勉強熱心で,新しい論文や出たセミナーの内容をよく共有し合っていた.
家庭の都合で,地元に帰ることになり,開業する資金もないので,勤務医をするためにマッチングサイトで探してある地元の開業医で働き出した.三ヶ月前から.
もうね,ほんと無理.まず,最近の虫歯治療にはミニマムインターベーション(最小限の侵襲)という考え方がある.
虫歯はCOからC1, C2, C3, C4と症状の進行に応じたランク分けがあるんだけど,
C1も意見が分かれるけど,昔はバリバリ削ってCR (プラスチックみたいなやつ)で埋めてたけど,今はC1でも痛みや自覚症状がなければ予防処置で進行を遅らせることが検討される.
これは「削らない歯医者が良い!」という話ではなくて,もちろんケースバイケース.
例えば,骨折の場合,軽い骨折ならギプス巻いて固定とかだけど,複雑骨折なら手術しますよね?
軽い骨折でいきなり外科手術しないじゃないですか.そんなの手術による悪影響の方が大きすぎます.
自覚症状もなく全く削る必要がないと思ったから,歯磨き指導して,定期観察として患者を返したわけ.大学生だったので.まだ20代よ.
そしたら,院長に烈火の如くキレられて,どうしてカリエスを見逃したんだ!と怒るわけ.
いやいや,見逃してないわ,積極的に治療しないって決めたんだわって思ったわけ.で,大げんかですよ.
あのね,どんなに上手く治療しても,削ったら二次カリエスの危険性がある.そこからさらに虫歯が進行するのよ.
だから,特に20代の学生のような若い人は歯の寿命を伸ばすことを考えると,何でもかんでも削ればいいというわけではないのは常識でしょ.
本人に痛みもない歯をカリエス認定して,バリバリ削るとか,自分の医療倫理的に無理.で,解雇ですよ.
そもそもね,その歯科医院に通ってくる大学生の虫歯の進行度が早すぎるのよ.
なんで20代でC3, C4の歯がこんなにいっぱいあるのよ,って話ですよ.そしてそんな大学生が何でこの地域にいっぱいいるのよって話ですよ.
お前が若いうちからガンガン削って下手くそなインレー入れてるからだろうが,って思うわけ.
でも,カリエス見逃すなんて歯科医の風上にも置けない,何でそんな適当な治療をするんだ,
東京と違ってこっちでは小さなコミュニティでやってるんだから,そういう適当な治療をされるとうちの医院の評判が落ちるとキレるわけ.
確かに院長は人当たりもよく,熱心なので,Googleマップの口コミも4.5ですよ.近所の歯科医院で一番いいよ.それは認める.
でも,全員ガリガリ削って,二次カリ生み出して,さらに親身になって治療して,根っこまで進行させて,さらにインプラントって頭おかしいでしょ.
歯科医院はコンビニより多くてどうのこうのってよく馬鹿にされるけど,こういう歯科医院は全然潰れる気配ないよ.
馬鹿にしてる人たち,歯科医を馬鹿にする前に通ってる歯科医院の治療をほんとに自分が正しく評価できてるかって考えた方がいいよ.
どんなに名医でも,通わないに越したことがない.それが僕の結論です.歯磨き頑張って.
あ〜次の職場探すのめんどくせ〜
それが気持ち悪くない文脈もあるにはある。「教養としてのワイン」なら分かる。「あーワインの味よりも歴史を知りたい人向けだなー。ワインのうんちくとかも書いてあるんだろうなー」とか想像できる。
でも「教養としてのデータサイエンス」は気持ち悪い。「なんかそれっぽい単語を使ってドヤりたいだけ(と本音では思っているけど自覚がない)人向けで、そんなの売れるの?」とか思ってしまう。
教養に価値がないとは言わない。でも「教養としての...」という冠には、「これはあくまで教養としての本であって、読んでも役に立ちません。それを理解してお買い上げください。」というエクスキューズと、「あなたはこのテーマをよく知らないせいでコンプレックスを感じていますね?この本を読んでもそれを理解して使いこなせるようにはなりませんが、知ったつもりになれるし、あなたが今感じてるコンプレックスは解消できます。なんならドヤれますよ」という下世話なオファーが透けて見える。
「世界のビジネスエリートが知っている 教養としての茶道」は、そういう意味でも意味不明。目次を見たら
とか書いてあるけど、それが教養なのか?エクスキューズと下世話なオファーに加えて、そうであったらいいなーという願望が混ざっていて、歪みまくっている。複雑骨折してる。
20代後半長女、手に職系の仕事。社会人経験5年目。平均身長、ブス。
仕事はだいぶ慣れてきて、めちゃくちゃできるわけではないけどぼちぼちやれる人でいたいし、人間関係は良好で時々同期先輩後輩などとご飯に行けるような関係を築きたかった。
恋愛も普通の男性と付き合ってて、しょうもないこと話して笑ったり時々喧嘩したりして後数年で結婚できるかなー?くらい思えるような生活がしたかった。
貯金もそこそこ貯まってきてて、通帳眺めてニヤニヤしたり、兄妹・友達と会って愚痴やしょうもない話や恋バナをして盛り上がって明け方まで飲み明かしたりしたかった。
ここまでが理想の話。
現実は最初の職場で人間関係拗らせて先輩からは睨まれるし、後輩に近付かないように言われたし、怒られる恐怖で学習した事はできないしミスばっか繰り返すし、挙げ句の果てにコロナ直撃で不眠過食空吐きが止まらなくなり休職。復帰しても雑用しかさせてもらえず、上司と話し合いすら取り合ってもらえず退職。
貯金は度重なるストレスで散財してばかりでここ一年でやっと少しずつ貯金できるようになったので雀の涙しかない。趣味すらままならなくなった。
転職して今の職場は人間関係こそ良好だが、仕事内容が緩すぎてやりがいを見出せず一年足らずで転職を決意。新卒の頃に落ちた会社を再度受けたら正採用をもう一度受けてもいいと言う期限付きの非常勤で働かせてもらえることになった。
恋愛は周りはどんどん彼氏ができて、結婚する人すらも出てきた。しかし私は新しい人間関係を受け入れるキャパシティがなくお誘いがあっても全て自分でシャットダウンしてしまった。恋愛したい気持ちはあったがもうなんか無理だった。
友人とは時間的な都合が合わなくなりなかなか会えなくなった。
社会に出て思い描いていた理想の人生と全然違っていた。私がメンタルをやってた時には「理解のある彼くん」はいなかったので嘔吐しながらも自分で立ち上がるしかなかったし、社会人は親に甘えないというプライドだけで立っていたし今も立っている。
現状を周りの人は「少し遠回りしてるだけだよ」と言ってくれるが遠回りどころか体感全身複雑骨折なんだが?というか兄妹は普通に最初の職場で上手くやってるじゃん!
兄妹や友人が人生のステップを確実に踏んでいっているのに対して、一人職歴はボロボロだし、彼氏もいない寂しい喪女のできあがりである。
正直若さを失い、ろくな恋愛経験もなく、特別秀でた美貌もステータスも才能もない女が今後、結婚どころか恋愛すら望めるとは思わないし、それでもそれなりに長く生きなくてはならないと思うと一人で生きる覚悟をしなくてはならないだろうが、なかなか覚悟が決まらない。
誰かに頼られることもないし、誰かに選ばれて愛されることもない。かと言って自殺する勇気もない。
隣の芝を羨んでも仕方がないのはわかっている。自分なりに一生懸命生きてきた結果が現状で、それでも届かないのも現状で。周りの人だって努力して裏で泣いたりしているのもきっとある。
ただ、現状私は何も持っていなくて、他の人は何かしら持っている。私が欲しいもの全部持っている人もいる。勝手に人と比較して隣の芝が青くて青くて仕方がなくて妬ましく思っているのは私だ。このままだと最後に私が持っている家族や友人のカードすら無くしてしまうのは時間の問題になってしまう。そんな浅ましい自分の現状が本当に嫌だ。
もうアラサーの女が何を泣き言言ってんだ、という感じだが、私は幸せになりたいだけでどんどんそこからかけ離れていっている現状が本当にしんどい。人間年を取ると持ち物が重くなるはずなのにだんだん持ち物が軽くなっている自分が辛い。ここからどうすれば起死回生できるか毎日考えてしまう。
なんで幸せになりたいだけなのに、こんなに生きるのが苦しいんだ。
『日々、君』の小池定路先生はエロゲ職人だと知る。なんとなく、BL業界外から来た人という印象のある漫画だなと思ったけど、予想外の本職。なんかすごい。なんとなく他の業界から来た人という印象の作家さんは他にも多くいると思う。作風に独特な雰囲気があっていい。
けれども、少女漫画家だったけど売れなかったからBLに転向しましたみたいな感じの作家の漫画ってあまり面白くない気が。とはいえ、そのようにざっくり括れるほど沢山のBL漫画を読んで来たわけではないから、ただ単に偶々面白くないなと思った作家さんが元少女漫画家なだけかもしれない。
絵の上手い人の作る物語は面白いの法則、というのが私の中にはある。これは商業BL漫画限定。少年漫画だと絵は上手いとはいえないがストーリーはすごく面白いという作品はざらにあると思う。
商業BL漫画に限っては、絵が上手い人の作る物語は面白い(気がする)のか。思うに、絵が上手い人しかストーリーを描かせて貰えないのだと思う。商業BLのストーリーは、セックスをする口実のようなところがある。セックスのシーンですごい絵を描ける作家さんは話の途中で一、二回しかセックスを描かなくてもいいが、下手な作家さんは1話1エロを描いて無理矢理にでも読者の気を引けということなのかもしれない。
だとしたら、BL読者ってそうとうナメられているよなぁー、と思うのだが、ネットで商業BLの感想を検索などすると、エロがない作品はBLにあらず! という過激派から、エロは必須とまでは思わないがエロはあったらうれしいというぬるい層まで、多くのBL読みはエロを欲しているので、商業BLは基本的にポルノであると言わざるを得ない。
BLを読む時は、面白ければエロとかどうでもいいというスタンスなのだけれど、いざ自分でBL小説を書く時は、エロの部分はかなりノリノリで書く。けれども、ストーリーを考え出すとエロを書くタイミングを逸してしまい……それどころか、攻めと受けがキャッキャしてる所すら書いてないじゃないか! となりがち。いつも配分に悩む上、悩んだ甲斐のない作品を書き上げがち。
二次創作をやってた時代はある意味よかった……頭をパァにして最初から最後までセックス、みたいな短編とか書いて……。その代わり、ストーリーをちゃんと書けないのが、歯がゆかったけど。二次創作でストーリーを転がすと、必ず解釈違いとか原作私物化とか高尚様呼ばわりとかで他人と揉めるので。
セックスシーンを書くこと自体は好き。だが、好きなあまりについ最近まで気付かなかったのだが、セックスシーンを書くにあたっては読者の想像力のレベルに合わせることが必要だというか……あまり自分の筆のペースで飛ばすと読者の頭の中で、攻めと受けが複雑骨折するようなことになるので、控えるべきだ……ということ。文章は、絵みたいに状況がパッと見でわかるわけじゃないから……。
エロを書いて思うのは、気持ち良さそうなエロを文章で書くのは難しく、また書けたところで解ってもらうのも難しいということ。セックスの表現には暴力的なものも多いけれども、なんでそんなもんがウケるのか? といえば分かりやすいからなんじゃないかと思う。快感よりも痛みに対するリアクションの方が普通は大きいからだ。分かりやすいエロを書こうとするとどうしても暴力的になるのかもしれない。そんなの私は嫌だけど。