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2019-11-17

青識亜論vs石川優実 感想

ということで見てきたので感想を。

議論についてどちらがどう正しく、間違っているのかはここでは割愛したい。場の空気がどうとか、当日の実際がどうだったかについてもだ。このへんはツイッターnoteやその他様々な媒体で色々な人が色々な主張をしている。そのあたりはその方々に任せたい。これは批評でも論評でもない、感想文だ。

私はこういう議論の場に足を運んだのは初めてで、ちょっと緊張しながら見ていた。ハラハラした。首のあたりがカァッとあつくなって、終わった後には違和感や消化不良感が残った。司会の人はいいまとめをしたと思う。

私は片方の論者が嫌いだった。その人は、相手の話をまともに聴き入れることがなく、傲慢で、自分の加害性に無自覚だと考えていた。できることならなんとかこちらの主張を、訴えを聞いてほしい、耳をこちらに傾けてほしいと思っていた。

しか議論の終わりに目の当たりにしたのは、「「私たちこそが被害者だ」」という、双方の主張とその後の幾分救いのない沈黙そして空疎とも言えるお互いの同意だった。いや、ここまで来てそりゃないだろう、前提でしょうと思うと同時に、急にその論者に親しみを覚えるようになった。ああ、これまでの激しい論調も側から見れば言い過ぎと映る言葉も、他人から見れば全く違うように見えている。世界は広いようで狭いなあ。

その後タグを追ってタイムラインを見るたびに思う、彼/彼女はそのフォロワーから見れば、このクソッタレ世界を救おうとするヒーローしかなかった。

インターネットを見るといつもそういう光景が広がっている。私の好きな論者やエッセイストを、色々な人たちが腐している。私があまりにひどいと思い視界に入れないようにしている論者やアルファに、一定数のファンがいつも賞賛や労いの言葉を送る。

インターネットが悪いのだというつもりはない。だけれども、この釈然としなさを、どうやって乗り越えていくのだろう。

2019-11-14

前澤擁護フェミニスト様、沈黙www

人妻ファッカーwww

子持ちの人妻なら、これがホントのマザファッカーwww

2019-11-13

anond:20191113153033

判決がでたらパーティが行われるので、それまではみんな沈黙

2019-11-11

コンピューターおばあちゃん

 「すると私は『自分人間だと思い込んでいるコンピュータープログラム』にされてしまったわけかい? 私の同意もなしに?」

 雲ひとつない秋の空。病室の窓は大きく開け放たれ、日射しが真っ白なカーテンと真っ白なシーツを眩いばかりにきらめかせていた。上体を起こしたおばあちゃん皮肉げな笑みはシーツからの照り返しを受けて奇妙に平坦に見える。どこかから風が子供たちの喧噪を運んできて短い沈黙を埋めた。楽しそうな叫び声、ボールを蹴る音。窓は開いているが虫が入ってくる気遣いはない──この世界に虫は存在しないからだ。そして声の主の子供たちも。おばあちゃんと僕と病室だけがこのシミュレーションの全てだった。

 「おばあちゃんプログラムなんかじゃない。ちゃんとした人間だよ。それに同意はあったんだ」

前半は僕の信念、後半は真っ赤な嘘。数十回に及ぶ失敗を経て、僕はこのステップ事実を述べることは得策ではないと学んでいた。

「今はまだ記憶が混乱しているだけだよ。そのうちに思い出せると思う。もちろん自分人間であることも、ね」

 新鮮な死体の脳を輪切りにして採取したデータから人格模倣AIを作り出す技術確立してから5年。既に数万人の死者がAIとしてこの世に舞い戻って社会活動(そして経済活動)を再開していたが、未解決問題が一つあった。AI自分自身を人間だと疑いなく認識できなければ──要するに自分は元の自己連続した存在だと心の底から信じることができなければ、そのAIはやがて必ず壊れるのだ。しかもこの自壊は伝染する。2年前の《大災害》は当時活動していた世界中のAIの半数を発狂機能停止に追い込み、ついでにほぼ同数の生きている人間までをも死に追いやった。そのため現在では、目覚めたAIは「自分人間である確信している」と客観的保証されない限り、隔離されたネットワークから外に出て行くことは許されなくなっている。病院医療ミスで亡くなったおばあちゃんを現世に連れ戻すために(したがってこの高額な費用病院持ちだ)、この病室での対話と説得は、法的にも倫理的にも現実的にも決して欠かすことのできないプロセスだった。

 「お前の言いたいことは分かったよ。でもね、結局のところ今の私はただのプログラムデータなんだろう? コピーも削除も編集もできるただのデータなんだろう? そんなもの人間であるけがあるものかね」

「おばあちゃんが動いている基盤はとても厳重に保護されていて、コピーや削除はできないんだよ。暗号化されているから僕らは読むことも編集することもできない」

「まるで本質的じゃないね。じゃあ私を私たらしめているものは何かね? 私の魂のありか、この私が私であって他の何かではないこと──そして他の誰かが私にはなり得ないことはいったい何が保証するんだい?」

「512ビットハッシュ値……かなあ」

 これは失言だった。おばあちゃんは手を叩きながらおかしそうに笑い始めた。その笑い声がヒステリックに加速していく。そのおばあちゃんの頭の上には僕だけに見える不吉な赤黒いバーが浮かんでいる。これはおばあちゃん精神的な安定度を示すもので、緑は正常、赤は不安定。黒になると正気に戻れる見込みはなくなるため、そのおばあちゃんは慈悲深く自動的に終了される。僕はこれまでその光景を53回見てきたが、今日が54回目になった。一瞬のフリーズののち、おばあちゃんきらきらと輝く光の粒になって空中に散逸していくと(本当にくだらない演出だ。僕はいつか機会があったらこ演出を決めた奴を殺してやろうと決意していた)、僕は口汚く自分を罵りながらHMDを顔から乱暴にむしり取ってシャツの袖で汗と涙を拭った。おばあちゃんが目覚めた直後のスナップショットからこのセッションをもう一度やり直す時間はまだあったが、僕には休息が必要だった。

 僕はおばあちゃんを愛しているし、また家族と一緒に笑い合いたいと心から願っている。だからこそ毎日この「復活の間」──自分データに過ぎないと思い込んでいるAI対話を通じて自分人間だと納得してもらうための施設──に通い詰めているのだ。けれども最近は思う。果たして僕はおばあちゃん人間性を本当に尊重しているのだろうか、それとも玩具のように蹂躙しているのだろうか?

2019-11-07

子供部屋おじさんの翔んで埼玉 ~あるいは異世界も割といい世界R1

「後悔などあろうはずがありません!」

 俺は胸を張って女神に答えた。

 ――国道H31号線。

 ――幼いこども。

 ――迫るトラック

 ――飛び出す俺。

 短い人生ではあったが、最期に命を守る行動を取れたことに悔いはない。

「よくわかりました。それでは功績を認め、あなたを新たな世界に翔んで埼玉させましょう。その世界は今、上級国民の手によって闇に覆われようとしてます。どうか勇者として世界を救ってください」

 ……こうして俺は、異世界――管理ナンバーR01――に翔んで埼玉することとなった。


///////


「あれから随分と色々なことがあったな……」

 冒険者ギルド隅の汚いテーブル

 キー―ッと音を立てて回転するにわかファン真下で、俺は感慨深げに呟く。

勇者がこのホワイト国に来てから半年近くも経つんですね」

 ONE TEAMのひとり――聖騎士が目を細めて笑みを浮かべた。

 一方、もうひとりのメンバー剣士は落ち着かない様子で野太い声を響かす。

「おいおい、いつまで思い出話に浸っている気だ? さっさと冒険に出かけないと、腕がサブスクじゃねーか!」

落ち着け、竜剣士。休むことも冒険の一部だ。今日計画運休だと言っただろう」

 俺はギルド特製のおしぶこドリンクをずずずっと啜り、その甘さを十二分に堪能する。

 だが、俺の至福のひとときを奪うかのように、ONE TEAM最後のひとりが甲高い声で反駁する。

「ククククク。とはいえとはいえ勇者殿ぉ。冒険に行かなければ、いずれ吾輩どもはキャッシュレス! 揃って飢えタピることになりかねませんぞいぞい!」

「……お前は黙っておけ。闇営業

「お前が俺達に意見していいのは4年に一度じゃない。一生に一度だ。」

「…………」

 沈黙ギルド支配した。

 だが闇営業の指摘自体は的を射ていた。

 結局、俺達は闇営業意見に従って、のそのそ街の外へドラクエウォークすることとなったのであった。


///////


「あれが上級国民の住むという洞穴か」

「あな番はいないようです」

「よし、慎重に奥へ進むぞ。さくせん<命を守る行動を>だ!」

 …………。

 俺達は襲いくる上級国民れい新選組撃退しながら、ついにダンジョンの最深部に到達した。

観念しろ上級国民! もはやお前に逃げ場はない!」

「ふはは。逃げ場がないのは貴様たちの方だ。さあ、行け。わが忠実なるしもべ達よ!」

 合図の声とともに無数のジャッカルたちが現れる。

「多勢に無勢です、勇者!」

「なーに! この程度のハンディファンがなけりゃ、面白くねぇじゃねーか!」

「ククククククク……」

 そして死闘が始まった。

「うぉぉっりゃあぁぁぁぁっ!!」

 竜剣士の一太刀れいわ旋風を巻き起こし、ジャッカルの群れが切り刻まれる。

「祝福の女神よ。彼の者の傷を癒やしたまえ。――ポエム!――」

 聖騎士の膨大なMGCポイント還元によって、蓄積された肉体の#KuTooが一気に軽減税率されていく。

「ククククク。あなたの◯◯ペイで拙者の〇〇ペイを〇〇〇〇ペイしてもらいたいですぞぃ!」

 笑わない男でさえもスマリングシンデレラへと変えてしまセールストークプロフェッショナル――闇営業セクシー発言が、上級国民の神経を逆撫でする。

 ……皆が死力を尽くして戦っている。

 今だ! 今こそ決着のときなのだ

 俺は、王女から授かった「パプリカナイフ」に聖なる力を免許返納して、渾身の一撃を解き放った。

世界の令和は<俺>が守るっ!!!!!」

 肉肉しいあんちくしょうの顔めがけ、聖なるオーラが閃光となって突進する。

 光属性攻撃が闇属性相手まばゆい光で包み込む。

「おああーーーっ。あーっ」

 断末魔をあげ、消滅していく闇の肉体。

 やがて、光はゆっくりと減少していく。

 光が完全に消失したとき、そこにはただ、生き延びた仲間たちの姿と、おむすびころりんクレーターけが残されていた。


///////


 勇者たちの旅は終焉を迎えた。

 上級国民の魔の手は消え去り、世界は令和を取り戻したのだった。

 聖騎士は将来の脅威に備えるため騎士団へと戻り、竜剣士さらなる強敵を求めて放浪の旅へと出立して行った。

 そして……。


「君の崇高な犠牲のお陰で、世界は令和になったよ。ありがとう、闇営業……」

 寂しい墓地の片隅で、勇者はそっと花を手向ける。

 闇属性であるがゆえに聖なるオーラの巻き添えで消滅した闇営業最期を思い返しながら、勇者は静かに目を閉じ思う。

あかんな。闇属性やっぱあかんな」と。

2019-2

https://anond.hatelabo.jp/20191108151727

2018

https://anond.hatelabo.jp/20181109213637

2017

https://anond.hatelabo.jp/20171109235515

2016

https://anond.hatelabo.jp/20161203164152

2019-11-06

下手に口を開けないほうが得

基本的自分は思慮が足りないので下手なことを言う前に少し考えて口を閉ざしたほうが絶対に良いな。沈黙は金ってヤツ。ネット見るとつくづく実感する。

まあこんなこと増田に書いてしまっている時点で沈黙もクソもないけど。

2019-10-31

モテるようにがんばったら早漏だった

努力してモテるようになったのに早漏だった。

なんかすごい損した気分。

経験人数7人になってやっとわかった。

早漏だといくらセックスできても無駄

すぐ終わるからコスパ悪すぎる。何にも楽しめない。

なんか相手がっかりしてるし。「えっ?」って言われたし。

もっと奥入れて!」

「いくっ!」

「えっ?」

気まずい沈黙流れたし。

がんばって相手の家あがりこんだのに。

早漏って損すぎる。

2019-10-30

よく分からない

夫は食事とき、他の人を待たずに先に食べる人だ。

子供トイレを済ませたり、私の用意がまだ終わってなくても、自分のところに箸が置いてあればさっさと食べ始める。

皆が食卓を取り囲んでから食べ始められないのかな?と思う。

待ってくれないのかな。

ご飯をよそったり調味料出してきたり、細々してるのを待てないのかな。

皆同じく腹が減ってるんだが。

待たずに食べるのって、外食みたいな感じ?

提供する人のことはお構いなし的な。

とここまで書いて、単に私がかまってちゃんなだけなのかもしれない。

でも私的毎日ちょっとずつ気分を害していたので、今日は言ったよ。

「お父さんは食事するの待ってくれないんだね、私も食べたいんだけど」

て言ったら、一瞬にして激怒沈黙スマホ持って自分の部屋にこもっちゃった。

なんだそれ?

こっちが前々からムカついてるんですが、なんであなた逆ギレしてるんですか??

夫はどうして逆ギレしたのでしょうか、よく分かりません。

男性的にこの指摘はアウトなのでしょうか?

日頃から言いたいことは山ほどあるけど、言うといつも静かにキレて沈黙してしまうのでマジ面倒くさい。

あああ。

2019-10-25

「確かに、叢雲の剣により雨が降り、即位の礼の時は一瞬雨が止み虹がかかった……」

「そして台風は進路を逸れ、世の中は平穏を取り戻した」

そう教授は言うと、コーヒー一口飲み息を吐いた。

「と、いう事はですよ!?やはり天皇陛下によってこの日本の人心と天候の調和は保たれたんですね!平成に変わる時も、大きな台風が来て、同様の事が起きたと聞きました!」

生徒は興奮した面持ちで、矢継ぎ早に言葉を連ねた。

暫しの沈黙が、教授と生徒の間に流れる。間を置いて、教授は口を開いた。

調和、というのは人間本位のものだ。自然本位じゃない。逆に言うと、叢雲の剣が出される時、天は荒れる、と考えた方が自然じゃないか

まり……今回の水害も、叢雲の剣を持ち出したことによるもので、我々があの巨大な台風を呼び起こしてしまったと。

天皇陛下とあの儀式は、確かに人の為のモノであるが、それによってこの日本の天候と人心を支配しているとは、

いささか冒涜が過ぎるのではないかと思う」

生徒も教授も黙る。強い雨の、研究室の窓に打ち付けられる音がただこだましていた。

2019-10-24

槙野さやかさんのtwitter見たんだけど

炎上すると多弁になるタイプなんだろうか。

普段まり自分作品擁護(?)解説(?)とかしていなかったイメージなんだけど。

炎上沈黙してやり過ごすタイプかと思っていた。

自分の筆力に自信があるからかな。

2019-10-21

anond:20191021234456

俺は遠藤周作の「沈黙」を読んで神を信じられなくなったよ。

2019-10-15

anond:20191015222852

賛成は沈黙から反対のほうが書きやすいんじゃないの

弁護士ドットコム 猪谷千香氏の丁寧な印象操作

ネット情報信頼性が低いので、信頼性の高い情報図書館でと勧める書籍「その情報はどこからネット時代情報選別力」の著者、猪谷千香氏が、ネット絶妙フェイクを書いている。

「名古屋市長の座り込みは県条例違反」と愛知県知事が謝罪要求、表現の不自由展問題

デッキは2階出入口につながるセンター敷地内で、市長は視聴覚障害者誘導ブロックに座り込んで愛知県芸術文化センター長の承認を受けずにプラカードを掲げたり、大声で演説したりした。これにより、多くのメディアや聴衆が集まり、通行の妨げにもなった。

愛知県大村秀章知事による河村市長謝罪を求める質問状にはそうではなく、

市長は、そのデッキ視覚障害者誘導用ブロックに座りこんで...

と書いてある。

ブロックの傍だろうが、マスコミブロックの上で取材すれば邪魔なので、こんな印象操作不要に思われるのだが、障害者の不便を顧みずに自己主張する独善的な姿を演出することで、名古屋市長河村たかし氏の印象を落とす絶妙フェイクになっている。全体のニュース愛知県知事大村秀章氏が質問状を出したこと)は本当なので、読者が情報信頼性を疑いにくく、情報源をたどることなフェイクを信じやすくなっている。

長年マスコミ記事を書いてきた猪谷千香氏にとってみれば、表現不自由展・その後に反対する者を、自由表現で評判を落とすことは容易いのだろう。それが嫌なら反対せず、ただ沈黙すべき(表現自由に反対する者に、表現自由はない)のかもしれない。

2019-10-14

ジークリサの弟?」

「俺の命令に従え!!すべてのユミルの民から生殖能力を奪えと言っているんだ!!今すぐやれ!!ユミル!!」

ジークは叫んだ。

「俺は王家の血を引く者だ!!」

ジーク最後に目にしたのは、涙する始祖ユミルと、それを支えるエレンだった。次の瞬間、すべてが暗転した。

いかなる原理によるものか。宇宙真空の量子揺らぎからインフレーションにより生じたものだと言う。ある世界線の内部を往来するうち、量子的に絡みあう複数世界線が混線した。そして、ジークは他の世界線へと転落した…

店舗と住居を兼ねる北沢精肉店の二階で、はぐみの兄は目を覚ました。

はぐみの兄はボリボリと頭を掻き、寝惚け眼で放心した。朝日がその横顔を照らしている。大学講義もなく、朝の身支度をする必要がなかった。

しばらくして、はぐみの兄は股間をまさぐり、やがて絶叫した。

「た、勃たなくなってるーッ!」

その大声でジークは体を起こした。眼鏡位置を直す。

「《うるさいな…》」

マーレ語で言ったが、はぐみの兄には通じなかった。

(《ここは…ヒィズル国か?俺は始祖ユミルといたはずだが、どうしてここにいるんだ?あれからどうなったんだ?ユミルの民から生殖能力を奪うことはできたのか?》)

思考に沈潜するジークに対し、はぐみの兄はふたたび絶叫した。

「うわーッ!裸にジーパンの髭のオッサンが、俺の部屋にーッ!」

地上から商店街を走る自転車チリンチリンというベルの音が聞こえていた。

「あたしがもう一人!?どういうことだ!?しかもなんか胸がデケェし!」

「うるせー!胸のことは言うんじゃねー!」

流星堂の土蔵の前で、二人の有咲が言いあいをしていた。

「うわー、有咲が二人!これで次の定期試験は楽勝だね!」

「はァ…もう一人の私、声が大きくて苦手かも」

二人の香澄が声を出すと、二人の有咲はさっとそれぞれの香澄の背後に回った。異なる香澄とはいえ、対人恐怖症は拭えないらしい。

香澄と有咲に偽物がいる。…双子の入替わりトリック?」

「これがもう一人の自分っスか。正直、信じたくないっス…」

一人のたえの泰然とした様子に、もう一人のたえは肩を落とした。

「いったい何が起きたんだろうね。うち、すこし怖いかも。あ、関西弁が出ちゃった!」

りみがわざとらしく怖がる。が、混乱の最中にあって誰も反応しなかった。

「うわー。ポピパはまた大変なことになってるね」

流星堂の門内を覗いたリサが大げさに言う。おどけた態度と裏腹に、表情に疲労が滲んでいた。

リサの腰には小学生ほどの少年がまとわりついていた。

リサさん、そのガキ…いや、子供は?」

胸が大きいほうの有咲が尋ねる。もう一人の有咲はリサと面識がないため、対人恐怖症を発揮しオドオドとしていた。

「アタシの弟ってことみたい。気づいたらいたんだ。どうにも、ポピパでも似たようなことが起きているみたいだね」

リサの後ろにはRoseliaの残りのメンバーもいた。

「でもリサさん、いくらガキとはいえ、知らない異性が家にいるのはキツくないですか?」

リサはすばやく片目で瞬きした。

「え?《年下の少年性的な目で見られて気持ち悪いけど、それを口にして傷つけるほどでもないし、気付かないフリをしている》?リサさんすげー!一瞬のアイコンタクトでこれだけの情報を伝えてきた!」

有咲は感嘆した。一方、リサの弟はリサ本音暴露されてショックを受けていた。

「でも、異常は人が増えたり現れたりしていることだけじゃないみたいよ」

千聖流星堂の門内に入る。

「あッ、紗夜さん!助けてください!」

「待ってください、紗夜さん!助けるなら私を!」

日菜の両脇につぐみが一人ずつ抱えられていた。

「は、羽沢さんが二人…」

紗夜はその光景を見て呆然とした。

「アハハ。面白いよね。こっちのつぐちゃんおっぱいちょっと大きくてー、こっちのつぐちゃんはまっ平らなんだ」

「また人が増えた…それで白鷺先輩、他の異常ってなんですか」

「なんと言ったらいいのかわからないのだけど…

千聖ちゃん生理が来なくなったんだよねー」

言葉を濁す千聖無視し、日菜は直接的に言った。

「それはオメデタ…じゃないですよね。ピルを飲んだりとかしたんですか?」

千聖の殺気立った気配を感じ、有咲はすばやく言葉を変えた。

「そうね。昨日までは普通に生理は来てたのよ。それで、この異常でしょう。気になってスタッフさんたちや知人に尋ねてみたら、やはり急に生理がとまった人がいたのよ。というより、生理という現象がなくなったというほうが自然ね。個人的にはありがたいけれど…」

千聖ちゃん、いつも生理中はイライラしてるもんねー」

彩は自分失言に気付き、顔を青ざめさせた。

花音たちにも同じような異常が起きているみたいなの。ここに呼ぶわね」

しばらくして、ハローハッピーワールドメンバーが現れた。

はぐみはスーツを着た会社勤めらしい女性に背負われている。

「見て見て。この人、はぐみのお姉ちゃんなんだ。はぐみ、ずっとお姉ちゃんがほしかたから嬉しい!」

紗夜は口元に手を当てた。

「つまり、今現在わかる異常はこのようになるでしょうか。第一に、異なる可能性の同一人物が同時に存在している。第二に、存在しないはずの兄弟姉妹存在している。第三に、広い範囲で人々の生殖能力が停止している」

「第二の異常が重要だと思うな。もし第二の異常が第一の異常と同じ原因なら、第三の異常は独立した問題ってことになるもん。ただ、第二の異常が第一と第三、それぞれの異常と同じ原因のものが混ざってるってこともありえるけどねー」

日菜が紗夜の分析をすばやく補足した。

「でも本当、どうしたらいいだろうねー。もう一人の私に学校に行ってもらって、私たちバンド練習しよっか。あ、でもさーやはもう一人のさーやが夜学らしいから、どのみち二人とも学校に行かなきゃ!」

「うー。やっぱり、この私は苦手だ…」

暗いほうの香澄がため息をつく。

そのとき、怒声が聞こえた。

「待てー!モカ!」

一同が路上に出ると、上半身が裸でジーパンを履いた髭男が走ってきた。その後ろをモカが追っていて、時折ふり返りつつ、石を投げている。

大学生らしい青年と、Afterglowメンバーが二人を追っていた。

「あッ、はぐみ」

「兄ちゃん!」

大学生らしい青年ははぐみを認めた。

そいつを止めてくれ!俺のEDそいつが原因なんだ!」

一同は髭男を見た。

「みんな、ジークさんの邪魔をしないで!」

モカが鬼気迫る表情で叫ぶ。

「よくわからないけど、あの男、友希那のお父さんと同じ雰囲気がする!自堕落無責任無能力だけど、ときどき妙な行動力を発揮して周囲に大きな迷惑をかけるタイプだよ!」

リサあなた、私のお父さんのことをそう思っていたの…」

友希那は表情に微妙なショックを浮かべた。

一同が道を塞ぎ、モカジークは包囲された。

「はァはァ…ヒィズル国の言葉が通じて協力者を得ることができたのはいいが、そのために敵もできてしまったな。まあいい…どういうわけか、いまの俺は《始祖の巨人》の力を手にしているのだからな。舞台は変わったが、計画は続行する!このまま、この世界のすべての住民生殖能力剥奪する!」

「そんなこといいわけないでしょ!モカ、なんでそんな気持ち悪いオジさんに手助けするの!もうあたしの『ゼクシィ』貸さないよ!」

「そうだぞ、モカ人間は守るべき家族をもって一人前だろうが!そして自分を産んで育ててくれた親と町、国に感謝だ!ソイヤぁ!」

まりと巴が問詰する。

モカ淡々と言った。

「ごめーん。でも、モカちゃんもう決めたから。あたしたちが最後人類になるの。それで、これまでのすべての人類の屍の上に、あたしと蘭だけがきのこるんだ。それって素敵じゃない?」

蘭は甲高い声をあげた。

「はァ!?意味わかんないよ!なに言ってんの、モカ!?っていうか、気持ち悪いよ…」

「蘭にはわからないだろうね。けど、あたし、もう蘭の背中を追いかけるのは疲れちゃったよ…」

微笑するモカの目は、涙に濡れて見えた。

「あたしたちはみんな、生まれてこなければ幸せだったんだよ。音楽コンプレックスからはじまる。ここにいるみんなも、生まれてこなければ良かったって思ったことが絶対あるよね!?それが正解なんだよ!もう、そんな過ちをくり返しちゃいけない。全部ここで終わらせるんだ」

その言葉に、その場の数人は沈黙した。

千聖が輪のなかに踏みだした。麻弥はハッとした。思索的で感受性の高い麻弥には、千聖モカ言葉共感したことがわかっていた。

千聖はポツリと言った。

「私の人生に、いいことはほとんどなかったわ」全員が千聖注視する。「思いだすことのできる最初記憶は、母に子役として振舞うことを無理強いされたときのものよ。私は母に褒めてもらいたくて、必死努力したわ。けど、母が私を肯定してくれることはなかった…努力過程けが残って、私は自尊心ばかり高い、空っぽ人間になった。それが向上心という形で、攻撃的にあらわれてしまうこともあったわ。パスパレのみんなと知りあって、ようやくそんな自分を変えることができた。けど、たしかに生まれてこないほうが良かったと言われれば、それを否定することはできないわ」

千聖ちゃん…」

彩が目に涙を浮かべる。

「けれど、たしかに言えるのは、自分人生が悪かったという理由で、他人生殖能力を奪うような自分は、生まれてきたことよりもなお悪いと言うことよ!」

千聖は啖呵を切った。

千聖ちゃん!」

千聖さん!」

Pastel*Palettesメンバーが抱きつく。

千聖さんの言うとおりです!モカさん、あなた大和撫子の風上にもおけません!子孫繁栄富国強兵ブシドー天誅です!」

イヴたまたま持っていた竹刀モカジークに襲いかかる。

あんたたち、こっち!」

胸が小さいほうの有咲が声をかける。門内を示され、モカジークはすばやく駆けこんだ。二人が入ると、有咲は鍵をかけた。

「何やってんだ、お前ーッ!」

胸が大きいほうの有咲が怒鳴る。しかし、有咲は鍵を握りしめて離さなかった。

「ごめんね。でも、私、どうしても生まれてきたほうが良かったと思えない…!」

有咲はその場に座りこんだ。膝に顔をうずめ、しばらくすると嗚咽が聞こえてきた。

「有咲…」

暗いほうの香澄が呟く。有咲の苦しみを知っている香澄は、その言葉を軽々に否定できなかった。

そのとき、いくつかの弦の音が聞こえた。

「生まれ場所から、すこし、はなーれてー」

うるさいほうの香澄ランダムスターを手に、歌を口ずさんでいた。

有咲が顔をあげる。香澄の歌は次第に勢いを強めていった。『Returns』。はじめに合唱に加わったのは、もう一人の香澄だった。有咲、二人のたえと、次々と合唱に加わった。

「あったかもしれない未来のことー、なかったかもしれない過去のことォー!自分の姿を鏡に映し、キミは誰なのと、問いかけてみたァー!」

やがて、Poppin’Partyの全員が合唱した。有咲は涙を拭い、門の鍵を開けた。

門内に突入し、モカジークを囲む。

「《チッ、使えないヤツだ…》」

ジークマーレ語で毒づいた。

「俺の《安楽死計画》はまだ生まれてこない子供対象にしたものだ。いま生きているもの犠牲にすることは避けたかったが、仕方ない…始末させてもらう!」

ジーク自分の腕を噛み千切った。一瞬であたり一面が蒸気と熱気に包まれた。

「おいおい。人間が増えたり減ったりする怪奇現象が起きてるって言うから取材に来てみりゃよォ…またこの姿になるとはな」

有咲は怖々と目を開いた。触手で全身が構成された巨人が有咲たち全員を蒸気と熱気から守っていた。

気付くと、ラフ服装女性と、テレビカメラハンチング帽の男性が傍らにいた。

女性挨拶する。

「私は映像制作会社ADをしている市川と言います。こっちはカメラマンの田代です。えーと、あと、あの大きいのがディレクター工藤です」

「おう!撮影許可も貰っとけよ!」

市川は苦々しそうな表情をした。

巨大化した工藤は、類人猿のように見える巨人をとり押さえていた。

「俺も業界にいて長いからよォ。てめェみたいなツラのヤツはよく知ってるぜ。おめェらみてェなヤツはよ、いろいろもっともらしい理屈を捏ねるけど、要は部屋に引きこもって一人で◯◯◯◯してるのがお似合いなんだよ!」

「う…」

巨大化したジークは呻いた。だが、それは哄笑の前触れだった。

ハハハハ!わかっていないようだな。格闘戦で俺に勝とうが、なんの意味もないということが。俺は《始祖の巨人》の力を手にした。それは、この世界のすべての生物操作できるということだ!はじめからお前らに勝目はないんだよ!もうお前らの体を直接、操作して全員、絶滅させてやる!」

その場の全員が硬直した。

「もし、いまの俺を倒せるとしたら、直接、因果律に介入できるヤツだけだ!ハハハハ!」

「呼んだか?」

空中に亀裂が走った。裂開したなかから、冴えない中年男性が出てきた。背中制服姿の少女を乗せている。

「よッ、白石君。助けに来たで。おっと。いけない、田代君やったな」

「助太刀にきたでござる。ニンニン」

「りみ!」

背中にいる少女を見て、暗いほうの香澄が声をあげた。

冴えない中年男性は巨大化したジークに言った。

「知っとるか?高圧鍋や圧力釜なんかは、威力の高い爆弾材料になるんやで。つまり炊飯器はえ爆弾材料になるんや。ゆうても、炊飯器がなんなのかわからんやろうけどな」

まさかうちの炊飯器をこんなことに使うとは思わんかったわ。まあええわ。みんなを助けられるんならな。御免」

もう一人のりみは炊飯器を巨大化したジークの延髄部に放った。

「《や、やめろおおおお!》」

ジークマーレ語で絶叫したが、その言葉理解できるものはいなかった。

爆音とともに、巨大化したジークの延髄部が爆散した。

全身に火傷を負い、四肢の断裂したジーク中年男性は担ぎあげた。

「お前はアッチの世界に連れていくわ。案外、お前みたいなヤツにはアッチの世界のほうが居心地がええかもな」

ふたたび、りみと裂開のなかに飛びこむ。その間際に言った。「もろもろの因果律も俺が修復しとくから、まあ安心しといてな。じゃ、またな、白石君」

「江野さん…」

田代呆然と呟く。しかし、その声を聞くものはもういなかった。

モカ…」

蘭は涙を流して放心するモカの肩を抱いた。しかし、モカがその声に応えることはなかった。

リサやはぐみは、つかの間の兄弟姉妹と別れを告げた。千聖生理が復活して沈鬱な表情をしていた。

二人の有咲が対面する。胸の小さいほうの有咲が言った。

「いろいろ、迷惑をかけて悪かったな」

別にいいって。あたしのしたことだしな」

有咲たちは同時に笑った。

「いろいろあったけどさ、あたしはちがう可能性のあたしを見て、なんだかんだ、いまの自分が好きなんだってわかったよ。…ありがとな」

「お前はもう一人のあたしだ。すこしでも運命歯車がズレてたら、あたしもお前みたいになっていたかもしんねー。いまのあたしのことも、すべて受けいれられるわけじゃねーし。だから、お前を助けられたなら良かったよ」

ちがう世界の有咲はこの世界香澄に言った。

「お前も…サンキュ」

「うー。有咲がいなくなって寂しくなるよ」

「お前にはあたしがいるだろうが!」

この世界の有咲が叫ぶ。

「えッ、有咲…?」

「うるせー!いまのはなし!」

「有咲ー!」

香澄は有咲に抱きついた。そうしているうち、ちがう世界住民たちはいなくなっていた。

「離せ!妊娠したらどうすんだ!」

「なに変なことを言ってるの、有咲ァ」

「あれ?本当だ。どうしてそう思ったんだ?」

江野は因果律の修復である間違いを犯したようだった。

些細ないまちがいと綻びで、この世界はできている。

(終)

2019-10-07

70歳の父親でも楽しく読めるマンガはないか

父親入院した。病状は今のところ安定している。俺40歳父親70歳、普段から距離のある関係だ。俺が知っている家庭での父は読書と庭いじりくらいしかない。全然話してこなかったし今も深く話すことはできない。仲が悪いのではないはずだがざっくばらんな話はしてこなかった。

それでも俺は見舞いに行った。そのときは俺ひとりだった。案の定何も話すことがない。わかってはいたが長い沈黙。また来るわと言って立ち上がったら、「お前、マンガは読むだろう」と言う。ああ読むよ。「次来るとき何か持ってきてくれ」。わかった。

話題がない俺にでもできることをさせてつながりを保たせようと思ったんだろう。優しさだ。病床の親に気を使わせてしまう俺は実に情けない。本当にマンガが読みたいわけではないんだろう。

マンガイメージないけど本当に読むの?どんなのがいい?「家で読むとアレが怒るだろ。作品はお前にまかせる」。わかった。

わかったと返事したのはいいが何を選べばいいかからない。20巻も30巻も置くスペースはない。俺が楽しみにしているヒストリエを渡そうものなら「続きはないのか」と言われるだろう。完結するとき父はここにいない。男の70歳にどんなマンガを渡せばいいのか……。

2019-10-04

まだ戦後にいる

父親が殴るひとなのはなんでなのかな、とずっと考えてきた。

うちの父はひとでなしではない。

ごく一般的良心正義感くらいは備えている。

やさしくされたことくらい、いくらでもある。

ただ、怒りで我を忘れたとき、自制がきかなくなるだけだ。

その不安定さと、不安定である自分を黙認できてしまう狡さはどこから来るのか。

わたしはずっと疑問だった。

父は保守的田舎で育った。

そして体罰普通に罷り通っていた時代学校生活を送った。

自身自分父親や周囲の大人に殴られて育った。

実際、なんでもない思い出話として、虐待しか言いようのないエピソードを聞いたこともある。

殴ることへの罪悪感の薄さは、きっとごく普通に殴られながら育てられたことによって生まれた。

当然のこととしてきた常識を、父は疑っていないだけなんだろう。

当然と思わなければ、きっと生きていかれなかったから。

なるほど、理屈としては理解できる。

でも感情は納得しない。

わたしは再び、なぜと繰り返した。

なんでうちの父は殴られて育ったの。

誰のことなら責めてもいいの、とその問いの意味は同じだった。

わたし知識を蓄え、考え続けた。

そして、ある推察を得るに到った。

父を殴って育てた、祖父の推察だ。

祖父は早くに父親を亡くした。

若者というだけで召集令状が来るような頃、祖父は同年代より早く正真正銘家長となっていた。

から赤紙は、祖父には遅れて届いたらしい。

家父長制的な配慮祖父には行われた。

遅れて兵隊にとられた祖父は、内地出世した。

階級的にはたかが知れているだろうけど、ともかく内地で新兵の訓練に当たった。

祖父はどんなふうに訓練をつけたのだろう。

当時の軍隊では体罰が横行していたと聞くけれど、祖父も殴っていたのか。

殴れる立場になる前に、祖父も殴られただろうか。

そうして、お国のために玉砕しろと言って、新兵を戦地へ送り出したのか。

そもそも、友人たちが次々に出征していくのを、祖父はどんな思いで送り出していたんだろう。

赤紙が来たとき果たして祖父はどんな感情に襲われたのか。

今となっては分からない。

祖父戦争のことを語らないまま死んだ。

祖父内地終戦を迎えて家に帰ったけれど、祖父と同年代の友人たちはほとんど誰も帰らなかったそうだ。

その状態で、待たせていた妻と幸せ家族を築けと求められことは、どんな気持ちになるのか。

祖父はひとでなしではない。

孫にはやさしい祖父だったし、昔のひとには珍しく体調不良祖母に代わって父の弁当を作ることもあったそうだ。

自分だけ生き残って、未来を生きていくことを、祖父はどう感じたのだろう。

耐えがたく、許されないことに感じられたとしてもおかしくはない。

祖父戦争の話をしなかったのは、できなかったから。

罪悪感が祖父の口をつぐませたからだと考えれば、筋が通る。

祖父戦地に行かなかった。

凄惨戦場経験していない。

から戦闘撤退戦過酷さが祖父沈黙を強いた訳ではない。

そのくせ、出世話で自尊心を満たし、死を免れた我が身の幸運をひけらかす道を祖父は選ばなかった。

復興していく日本、生まれる我が子。

祖父の目にはどう映ったのか。

幸せ自分からぶち壊そうとするしかできない夜。

殴って、殴った自分を許容させて、ほら俺は悪いことなんかしていないと自己正当化したくてたまらなくなった夜。

そういう夜があったとしても、理解はできる。

酒に溺れ、妻子に手を上げた理由を察することができる。

サバイバーズ・ギルトPTSD

今ならば祖父に何が起こっていたのか説明してくれる言葉がある。

当時はなかった。

PTSD最初に診断されたのはベトナム戦争帰りの兵士だ。

第二次大戦が終わったばかりの日本で、戦争精神的な後遺症は見逃された。

少なくとも、祖父は見逃された。

誰も祖父を、父を、救わなかった。

父を殴った教師なかにも、きっと救われなかったひとはいる。

かつてカミナリ親父と呼ばれた年配男性日本中にいただろう。

その情緒不安定さのどれだけが戦争の招いたものだったのか。

誰もそんなことは追求せず、もはや戦後ではないと言われ、時が流れた。

わたしは殴られて育った。

もはや戦後ではないんだろうか。

本当に、戦後ではないんだろうか。

それなら、なんでわたしは殴られたの。

この身を苛む恐怖はなんなの。

ねえ、わたし、誰のことなら責めてもいいの。

誰のことも責められないで、わたしが悪かったのかと疑いながら生きていくの。

責任を負う立場に誰もいない。

わたしはせめて戦争暴力を憎む。

戦後まれの、戦争を知らない平和ボケした日本若者であるらしいわたしは、せめて戦争暴力を憎む。

2019-09-29

女へ力仕事を依頼すると「沈黙は金」の実践を感じる

https://b.hatena.ne.jp/entry/4675088905957293762/comment/dmmdmm

このお方はインターネット上で土木作業が好きだなんて放言しておらますポジショントークなのでしょう)が、

自治会所有の草刈り機を持つことを女性に依頼しますとたいてい笑ってスルーしますし、

消防団勧誘に至っては「は?」みたいな顔するのが女でございますよ。

2019-09-27

anond:20190927173656

あいつあれでよく沈黙続けてたよな

なんか言わそう言わそうと延々と煽り続けたと思うけど

2019-09-25

初めてデリヘル呼んだ

出張東京にいくことになったとある夏の日。僕は前日入りして東京にきた。

2日だけ東京にいればいいのだが、出張が面倒と思う僕が前日入りなのはなぜか。

デリヘルを呼ぶためだ。

僕はアラサーで、これまでソープ、おっぱぶなどは経験済みだが、デリヘルだけは遊んだことがない。

まず乗り越えるべきATフィールド(心の壁)が多すぎる、そもそもまりホテルまらないし、ホテルへ泊まれたとしても、そういう行為許可されたホテルなのか、ホテルによっては1Fまで迎えに行かなきゃいかないのか、隣に迷惑にならないのか等...

そんな理由でこれまで避けていたが、最近社内で夜の遊びの話が多くなったところ、これまでいったことがない人たちがチャレンジするようになってきた。

もちろん僕も男なので、「私、気になります!」と同僚に聞いたらいくつか情報がもらえた。

上にも書いたけど、そういう行為が許されるホテルなのか、呼ぶときはどうすればいいのか、支払いはどうすればいいのか、、、etc...

僕は一生懸命脳内メモリに書き込んだ。普段物忘れがひどいと自負してるが、これだけはなぜか記憶することができた。

そして一ヶ月もしないうちに出張にいくタイミングがでてきた。

まずホテル選びだ。「ホテル名 デリヘル」とぐぐると、そのホテルデリヘルを呼べるか否か把握することができる先行者たちの統計確認できるWebサイトがでてくるはずだ。

そこで確認したところ、自分が泊まろうとするホテルはほぼOK統計だった。

さらに、数だけではなく、コメントにも注目してほしい。「エレベータから移動するにはカードキー必要から迎えが必要」とか「呼べるけど、ホテルへ人数を追加する料金を払わないと」など書かれている。個人的にはこれらはNGだ。デリヘルいくらかかるかわからいから、可能な限り他の予算を落としたかった。また、フロントへお迎えもATフィールドが解除できない。

そうしたこうしたで、お迎えが必要ない、行為も許容しているホテルを予約した。

さて、話を戻す。僕はすでに東京へきている。

チェックインをすまし、時は15時。体はお腹すいたなどと思っていただろうが、脳はデリヘルのことでいっぱいだった。脳内メーカーだったらすべてエロで埋まっている。

しかし、大切なことを忘れていた。どこに電話すればいいのか。そう、お店を決めるフェーズを忘れていた。

すぐさまパソコンをとりだし、周辺をぐぐる

個人的には人妻とかどうかな?なんて思って、それをキーワードにしてぐぐった。

いっぱいでてくる。1つずつみていくが、よくわからない。怖い。

金額も1万〜3万と幅広く、何を基準にきめたらいいのかわからない。わからないので、口コミサイトを見ることにした。

ここが見やすかった。

http://fujoho.jp/

が、ここでも問題がある。いろいろな口コミサイトGoogle口コミを横断した結果。分散が大きすぎる。みんな最高か最低しか言っていない。これは困った。

最低なやつはおそらく本当だろう。よかったのに最低とレビューするやつは(おそらく)いないはずだ。

問題は最高のレビューであるサクラが混ざっているのはうすうす感づいていたが、全部サクラ可能性もあるので、どうしたらいいのかわからなくなってしまった。

僕は次の手を考えた。同じことに困っているやつはいるはず。そうだ「デリヘル 探し方」でググろう。

その結果だが

1. Webサイトはきれい更新されているところが良い

2. 口コミサイトは横断しろ

3. 安すぎるのはNG

4. 写真で顔が写っているのは信頼できる

ということがわかった。なるほど。勉強になる。

と、思ったけど、Web情報だ。本当かどうかなんてわかりはしない。とりあえず半信半疑でその情報を覚えることにした。

そのあと色々試した、Twitterでサーチ、2chで「デリヘル オーナーだったけど質問ある?」、爆サイでお店の検索....etc

時すでに、17時前。。。時間もったいない。。。一体どうしたら。。。と悩んでいたけど、とりあえずモヤモヤしてたので、運動してこようと思い外へでてランニングしてきた。

戻ってご飯たべて、時間は22時。実はこの間は色々あったけど、それは端折ります

そして、僕はすでに酔っ払っていた。

運動前は、「もういいか。呼ばないでおこう」なんて思っていたのに、酒の力は偉大である。「今すぐ呼ぶぞ。すぐよぶぞ」になっていた。

僕はコミュ症だけど、ずっと酒を飲んでいればいいんじゃないか説。

酒のことはさておき、結局僕はどこを呼んだかというと、「○ne m○re ○○」というお店である

ジャンル人妻で、クレカOK、お値段もそんな高くない。安すぎるNGだったかもしれないが、酔っ払っている僕は無敵だった。

さぁさぁさぁ電話するぞ今すぐするぞ電話するぞ頑張れおれ頑張れ俺!!!

電話した。

「pppppp....ガチャ はい。○○店ですー」

とるのめっちゃはやくてびっくりした。

「あああああああの、呼びたいです。」

酔っぱらいどこいったねん。呼びたいってなんやねん!と思ったけど、店員さんは丁寧かつ淡々質問してくる。

「どちらまででしょうか?」

「○○の〇〇号室です」

はい大丈夫ですよー」

「ご指名はありますか?」

「あ、あああああの。はじめてなのでわかりません」

月刊少女野崎くん千代ちゃんばりに緊張する僕。

「あ、はい。どんな子がいいですか?細身ですか?胸が大きい子とか?むちむちな子とか」

僕はデブだけどデブはいやだ!と思ったので

「あ、ああの。細身でおねがいします」

かしこまりましたー」

「それでは、何分にしますかー?」

もうこの辺から酔いが冷めてた。

「えと、あの。9....0分でお願いします」

はい承知いたしましたー。それでは1万4300円になりますー」

?!あれ?、結構やすいな。

「あ、はい。お願いします。」

クレカ決済ページがあるので、そこに数字入力して決済をお願いいたします。それではついたらこちらから電話いたします。」

「あ、はい。失礼いたします。」

ここで電話をきった。

さて、あと30分で到着するそうだ。焦っている僕。あたふたしている。

とりあえず、先にお風呂入ることにした。デリヘル、先に入っておくといいらしいと聞いていたので、バスローブをもって風呂に入る。

風呂入った後は、ドキドキしながら今日プロ野球の結果をみていた。これまでもこれからあんなドキドキしながらニュースを見ることは無いかもしれない。

そんなドキドキしている間にスマホがブルブルした。ビクッってなったけど、落ち着いて電話にでた。

はいもしもし。。。。」

「あ、○○さんですか?つきましたー。○○号室へこれからかいますー」

「あ、はい。お願いします」

そこから10分待たされた。

え?あれ・・・・?1FでなんかToLoveるがあった?やばい。どうしよう!!!勝手にざわ・・・・ざわ・・・とドキドキしてしまい、実はノックを聴きそびれて、ドアの前にいるのではと思い、ドアをゆっくりあけてみたけどやっぱり誰もいない。

あわわわわわ。どうしよーとか思っていたら、ノックされた。

!?

深呼吸する。

落ち着いたところで、「はーい」とかとても明るい声で返事してしまゆっくりとドアを開けた。

そこには細身の女性が立っていた。

「こんばんは。○○です。よろしくねがいしますぅー」

お、なるほどな。

アルコールが抜けたような感じがした。

なんといえばいいのか。うん。かわいくはない。

まぁかわいさは期待していなかったので、別によかったんだけど、一番ビックリしたのは細い。細すぎる。

あぁ〜肉がねぇ!胸もねぇ!とてもじゃないがかわいくねぇ!!!

おらこんな子はいやだ〜〜おらこんな子はい(ry

( ゚д゚)ハッ!

あぶない目の前でとりっぷするところだった。

どうぞどうぞ

僕はこの数年で培った営業スマイルでとりあえずC-3PO中に入れた。

スターウォーズファンには悪いが、それっぽいんだなそれが。

「じゃあぁー、準備しますねぇー」

どうでもいいけど、なんでそんな語尾伸ばすのか。

イライラをこらえて、営業スマイルをがんばる僕。

大丈夫。もしかしたらテクニシャンかもしれん。とか期待値を頑張って大きくして怒りを下げていた。

他愛のない会話していると、C-3PO

「お風呂入りました?」

とか聞いてきたので、

「入ったお!」

と返すと

「じゃあ一緒に入ろう!」

ってさそってきた、じゃあってなんやねん。

まぁでも、確認していないと性病とか怖いだろうしとか思いながら僕はお風呂へ向かう。

C-3PO風呂場をみて、

「あぁー、これは体拭くタオルじゃなよぉーw」

とか言って、僕に床マットの存在を教えてくれた。そうかそれは床マットなのか。

ありがとう勉強になったよC-3POとか思いながら、シャワーから水を出す。

C-3POがここから自分の体を洗うんだけど、、、、

あの、、、、長い。。。。。洗うの長いのよね。

ぼくデリヘルはじめてだったけど、これはわかるは。時間稼ぎやな。

僕はC-3POの細い体を見ないように頑張って狭い風呂場のとこで裸で仁王立ちしてた。

え?何故かって?一生懸命自分の股を洗っているC-3POところみたいですか?僕はみたくなかった。なんかこう。。。現実を見せられている感じで。。。。アイドルうんこしないとかまではいかないけど、僕はとにかくそれをみたくなかった。

夢にでそうだったから。

辛い。

C-3PO10分ぐらい他愛のない話を続ける。

あかん。。。ねむい。。。。。どうしてこんなことになったんだっけ?。。。。あーあのときは楽しかったな。。。ゲッター線は。。。そうかゲッターとは。。。。なんて思っていたら。

はいぃー、体流しますねぇー」

とか、言いながら僕に熱いシャワーを浴びせてきた。

熱い。目が覚める。

ほんで、どういうサービスなのかなー?とワクワクしてたら、マイサンを流して一旦おわっt....

.....

かゆうま

日記はここで終わっている)








終わらせたかったけど、まだ15分しか立っていない。僕は眠くて立ちたくなく、すでにマイサン沈黙している。

「準備できましたぁー。じゃあここでフェラやりますねー」

やっとか。。。とか思いながら、お願いする。

で。。。。。。。

えと。あの。。。。

普通・・・・・かな???

上目遣いをみたくなかったので、頑張って上みてたのでどうしたらいいのかわからなかった。

しかし、いじられたことで立ち上がるマイサン。誰でもいいのかマイサン

が、狭いしゆったりもできなさそうだったので、ベッドに移動しよっか?ってなって移動することになった。

タオルで水を取り、ここにかけておくとタオル乾きやすいよぉー!とC-3POタオルtipsを色々教えてもらう。

なるほどー。素直に関心する。

僕は先にベッドに座って待っていると。ここでもC-3PO時間稼ぎをしている節があった。

ちゃんとみていないが、時すでに30分。

ねむい。

もうC-3POが何話していたなんて覚えていない。

僕はひたすら相槌をうつだけだった。

「なるほどね」「へー」「そうなんだ」「ははは」「おもろい」「それな」

そんなこんなしていると準備ができたというので、C-3PO

電気消してもいい?」

と、照れながらいってきたので、

「いいよ!」

と、明るく返事した。

しかし、TVは消さなかった。なぜなのか。

しかもちょうどやっていたのは、バラエティとかではなく、国の課題では的な重いテーマ特集だったので、雰囲気もクソもなかった。

国の課題が早く解決するにはどうすればいいのか・・・。と思っていたら、C-3POが上に乗ってきた。

「おじゃましますぅ」

なぜか「帰ってくれ。ウルトラマン」の画像を思い出した。

テンションは下がっているが、「そういえばぼくデリヘル初めてだったな。」なんてことを思い出したので、どんな感じで攻めてくれるのかなとちょっとだけワクワクしてた。

このときは。

結論からさきにいうと。

左ちくび → 右ちくび → 左ちくび → 右ちくび → 左ちくび....

なるほど!ずっと胸ばっか触られるとこんな気持ちなのか!!とか女性気持ちに気づいた頃にやっとマイサンに移動してくれた。

で、中々マイサン噴火してくれないので、C-3POはちくびめっちゃ長かったのに、ここからテンポよく

手コキ → 口 → ローション

で、攻めてきた。

これは速いのね。僕が早漏だったら、テンポボトル早漏ボトルベストマッチ!で、仮面ライダービルドになれたのに。

なんて思ってたら、C-3PO提案してきた。

69とすまたどっちにする?

選択肢は無いに等しかった。C-3POと69は絶対イヤ。

あと僕はすまたというもの経験したことがなかったので、すまたをお願いすることに。

で、やってもらうことになった。

お、これはなかなか。。。。ちょっと痛いけど。(太ももが)

しかし、これでも噴火する気がしない。

なので、がんばった。ぼく。噴火コントロールしようと思って一生懸命脳内でこれまでよかったAVを思い出してAR空間召喚してあたかもその女性とやっているようにイメージしてがんばった。

そうすると数十分かかったけど果てた。噴火

くぅ〜疲れました。これにて閉店です!

実は、デリヘル呼んだらC-3POが来たのがはじま(ry

とか、思っているとC-3POが話しかけてくる。

「わー。xxxxxx(AVあるある的な言い回し)」なんてお決まりなことを言っているC-3POの声が左から右に聞き流している僕は時計をみた。

!?

脳内(「なん・・・・・・・・だと・・・・・・!?」)

あと40分も残っている。。。。。まじか。。。。。。

頼むからデス・スターに帰ってくれ。頼む。

とか思っていたら。

「べちゃべちゃしているからお風呂いこうぅ」

と、風呂に呼ばれる。また風呂行くんかい

今度の風呂10分ぐらい。まぁいいか。君のことはもうすべてお見通しさ☆!とか、思ってたらお風呂終わり、またベッドに上に寝転がる。

うーん。まいった。マイサンはすでにオヤスミなんだ。何をすればいいんだ。なんて思っているとC-3PO提案してくる。

「なにしますぅー。マッサージとかもできますよぉー」

お!まじか。マッサージ。そんなに好きではないが、よさそう(時間稼ぎに)。

はい!お願いします!」

初めて君にテンションMAXで返事した。

で、やってもらったんだけども

僕はうつ伏せになって、背中から押してもらった。

あのね。あの。。。その。。。。。

痛い。

上に乗っかってきたんだけど、押してるところ気持ちよくないし、あと重みで押し付けられて顎が痛い。

前言撤回。だめだ!!!メタルマン映画)よりだめだぞ!!!

あの映画より苦痛なんてホントもっとちゃんとしてよ!!!!!!

辛い。辛すぎる。これで14300円。$133.48, 558.12リンギット。辛い。

これはあかんぞ!!あかん!!!痛い!!!!とか思ってたら、だんだん下の方に移動してくれた。

助かった。。。。。。

とまぁ、案の定これも時間稼ぎかなと気持ちよくないマッサージをうけて時間は過ぎていき、、、、

「あぁー時間ですぅー。ごめんねぇー1回しか噴火させることできなくてぇー」

といわれ

「いえ。大丈夫です^^」

と、ぼく。

「じゃあーわたしぃー帰る準備するねぇー。一緒に入るぅ?^^」

といわれ

「いえ。大丈夫です^^」

と、ぼく。

そしてC-3POは3度目のお風呂に入っていた。これもまた長い。

というかお前さっき入ったじゃん。そのあとなんかしたっけ?????とか思っていたけど、もう僕は安堵の気持ちになっていた。

やっと終戦したよ。。。

TVはすでに特集は終わっていて、東京しかやってなさそうなバラエティがやっていた。僕が知らないだけかもしれないけど。

そうして、時間を潰していると、C-3PO

「またよろしくねがいします!」

と、言って部屋をでた。

その時僕は、「お前普通にしゃべれるんかーい!!!」とか思っていた。

以上、僕のはじめてのデリヘルでした。

風俗ガチャと思っているので、まぁしょうがいかななんて思っていたけど、リピータというかお客様増やしたいのであれば、最初って大事じゃないかなとか思ったけど、僕の知らない業界なので、なんかあるんだろうななんて考えたけど、無駄だろうな。

もし今度呼ぶなら。

1. 風俗に詳しい知人にきく

2. 風俗業界で働いている人と仲良くなっておく

3. 写真で選ぶ

で、いきたいな。

ちなみに3は後日Webページで、きた女性を探したら、たしかに細身だった(服装で隠していたけど)

なるほど。あながち嘘ではないんだななんて思った。

こういうの特徴量化して、うまく分析できんかなーと思ったけど、教師データ集めるの大変そうだからやっぱり考えるのやめました。

FIN

2019-09-22

anond:20190922222611

話題変えるかそもそも話をやめるのもありだよ

沈黙が怖い人とかは会話そのもの目的になってて喋ってる本人も興味ないことについて話してきたりして

正直そっちの方がイライラしたりする

別に興味なくても嫌そうな顔はしてないんだったら黙っててもいいと思うよ

別に毎秒ずっと喋ってる必要はないし静かな方が落ち着く人もいるし

2019-09-17

FF8全然面白くない

FFは8が一番好きという友人に進められて8のリマスター版を買った。

当方FFは4,5,6しかやったことない。8の知識スコール主人公ラスボスアルティミシアっていうぐらい。

まずシステム全然わからん

まずキャラクターG.F.ジャンクションしよう。次は魔法能力ジャンクションしよう……そもそもまずジャンクションって何?

ゲームチュートリアル意味をなしてない。初っ端授業でつまづいて何を言ってるかわからなくなる子供の気分が味わえる。

こういうのってシナリオ中で復習と称して徐々に学ばせていくものじゃないのかと思うんだけど、スコール君は優等生なので特にそういうのもない。

戦闘の方もドローっていう謎のコマンド魔法を"スタック"するか"はなつ"か選ぶ。何をしてるのか伝わってこない。特に説明はなかった。

システムがよくわからないままに少しずつ進めていった上で気づいたのが、システムが複雑な割に対して面白くない。

G.F.ごとにジャンクションできる能力値が違うから、被らないようにするのが面倒、それだけ。どのキャラにどのG.F.をつけるか考えることはない。

魔法についても、どれをジャンクションするか特に悩むことはない。たださいきょうコマンドでセットしてるだけ。

戦闘ドローシステムも最悪。相手の弱点属性魔法や、補助魔法なんかの打ちたい魔法を持っていないと打てないのがあまりにもストレス。慎重に進めようと思ったら雑魚から無限ドローするしかない。回復魔法も集めておけば死ぬことはないのでひたすら魔法スタックして集める。虚無。

ドローをセットしていると戦闘中にアイテムが使えないのも意味不明。全員沈黙にされたら回復手段がなくなるので詰み。

総合して、キャラクターが強くなっていく実感が全く得られないのがつまらない。新しい魔法習得したり、装備を更新する楽しみがない。いつの間にかキャラの最大HPが増えてる。ダメージは全く変わってないのに。

あと戦闘テンポがあまりにも悪いのもつまらなさに拍車をかけてる。武器振るのは遅いし、魔法演出もっと長いし、G.F.召喚しようもんならツイッターが見られる。

雑魚戦1回に5分10分かかることも珍しくない。そのわりに頻繁に20分以内にダンジョンクリアさせるような時間制限イベントをやるので、逃げてばかりいる。

あとマップ面白くない。何もない代わり映えしない大陸をただゆっくり進む、それだけ。

「○○大陸のどこかに目的地があるはず」とか言われて急にワールドマップに放り出されるも、どの大陸のことかわからない。シナリオの都合で別の街に行ったり来たりするから最初の街がどこにあるかすら不明

これが目的地か?と思ったら寄り道イベントオーディンとか出てくる。

乗り物で移動してるから敵が出てこないのだけが救い。

シナリオは嫌いじゃない。スコールもっと飄々としたキャラかと思っていたけど、すぐにうじうじして悩んで成長していく。冒険してるうちに世界の命運を握ることになる。キャラ過去のつながりが明かされていく。学生時代因縁ライバルと戦う。結構好みの展開だった。なんか急に月に行って宇宙漂流するのはさすがに笑っちゃったけど……

あと褒めるところはセルフィが可愛いぐらいしかない。パンツ普通に見えるし。リノアは可愛くない。キャラは全体的に癖が強くて、あんまりきじゃない。スコールも急にリノアに惚れてて「は?」ってなった。

なんてことを友人にはとても言えないので、ここで書き捨てておく。うーん、新作ゲーム買ったほうがマシだったな……

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