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はてなキーワード: 踏み込むとは

2013-09-19

http://anond.hatelabo.jp/20130919182216

1:速度は基本的に周囲の景色の流れ方で測ってる。で、メーター見て確認。

2:アクセルを決めた量踏んだら決めた速度になってほしい。ただ、どのくらいアクセル踏み込むかは当然周囲の車の状況を見て決める。自分が60km/h出したいからって前の車の速度も考えずに60km/h分踏み込むことはしない。

たぶんあなたが聞きたい事には、こう答えればいい気がする。

速度は周りの車の状況を見て決める。これが最優先。そのうえで、景色の流れ方を見て自分の今の速度を体感で測って、メーター見て確認。流れが速すぎるな、と思ったら無理に流れに合わせずにスピード落として運転しやすスピードを保つ。

から、このくらいの速度を保ちたい、と思ってアクセル維持してるのにHV走行に切り替わって速度が意図せず上がる、ってのが一番怖かった。具体的には、前の車にあわせて60km/h維持して走ってたはずなのに景色の流れが速くなって違和感を持ち、慌ててスピードメーター見たら70km/hぐらいまで加速してて、アクセル踏み具合変えてないのにどうして!?って軽くパニクった。

http://anond.hatelabo.jp/20130919181725

もう1ついいですか?

実際には2つだけど 目標とする速度を60km/hなら60km/hとして

1 何を持って時速60km/hに到達したと判断してる?

  周囲の車と同じ速度になったからとか、メーターを見てとか、周囲が流れる速度でとか

2 アクセルを決めた量踏み込んだら、決めた速度に到達してほしいと思ってる?

 

まり、周囲の車と同じ速度になるまでゆっくりアクセルを踏み込んで加速していくのではなく、

この速度になって欲しいかアクセルをだいたいこのぐらい踏み込むって考えてる?

2013-09-13

http://anond.hatelabo.jp/20130913224601

相手の土壌に足を踏み込むのではなく、君の城を築けばいい。

2013-09-08

営業とは何たるか

君は諦めていないかい?

きな子がいたらどれだけ追いかけている?

営業の仕事をやるようになってから

どれだけ追いかけるかの重要性がわかったよ。

営業の仕事と好きな子を追いかける気持ちって似てる。

一筋縄じゃいかない。

営業のお客さんだってそう。一回二回の話じゃ会ってくれない。

何回も何回も電話して、ようやく、じゃあ会いますよってなって、

そこが初めての始まり

きな子だってそう。

一回二回断られたからって諦めたら、

成就しないよ。

しつこいっていうくらいでやっとスタートなんだよ。

営業の仕事がまさにそう。

からもっともっと食い込んでいかなきゃ。

どんどんどんどん踏み込んで行くの。

そうしないとその先は開かないよ。

相手が迷惑かな?なんて考える優しい気持ちじゃ

達成できないよ。

強く想う気持ちを持ってやりすぎ!ってくらいに踏み込むんだ。

それで初めてスタートラインだ。

相手の事を考えて、なんて、そんな優しさじゃ突破できない。

強い意志と駆け抜ける行動力で成就できる。

それでやっと結婚できたよ。

36歳の今。

2013-09-04

世代UI/UX

フォロー、フォロワー数はTwitter社が手動入力している - Togetter

これを見て、いろいろと考えさせられた。

普段我々プログラマHTMLやそれに類するものを書くときに、

ソースコードユーザに見られてもいいように、クラス名やIDをちゃんとしたり不要コメントを残さないようにしたりしているが(もちろんコーディングルール等もあるが)、ユーザがそれを見たときにどう思うかについては配慮が足りないのではないかと思った。

たとえば、

<span>1234</span>

というHTMLを見たら、手入力していると思われても無理からぬことだ。

巷ではUIだ、UXだと言われているが、次世代UI/UXはここまで踏み込むべきではなかろうか。

まりHTMLJavascriptソースを見たユーザのことを考えるべきではないかと。

先程の例でいえば、

<span id="hoge">
  <script type="text/javascript">
    $("#hoge").text("1234");
  </script>
</span>

としてやれば、幾らか誤解を回避できるのではないか

ちなみに、こんなとこにscriptタグ書いてるのは位置が対応している方が分かりやすいというユーザへの配慮である

ただし、これでもちょっと勘の良い人なら、"1234"ってテキストをただ出してるだけじゃないの?と思ってしまうだろう。

それならば、もうちょっと飾り付けすればいい。

<span id="hoge">
  <script type="text/javascript">
    var foo = String.fromCharCode(49) + String.fromCharCode(50) + String.fromCharCode(51) + String.fromCharCode(52);
    $("#hoge").text(foo);
  </script>
</span>

これだとどうだろう?ぐっと、それっぽさが増したのではないだろうか?

そしてこれが一番大事なことだけど、最初の例に比べて温もりが感じられるようになった。

これこそが、次世代UI/UXのあるべき姿ではないかと思う。

私は普段Rails(erb)を使っているのだが、

<span><%= "1234" %></span>

と書いたら、上記のようなコードが生成されるようになってくれると幸いである。

2013-08-12

話を聞かない友人

僕は友達がとても少ないという自覚があって、それがコンプレックスになっている部分がある。

それはそれとして、3年くらい前に、子供の頃によく遊んだ友人と再会して、なんとなくの友人付き合いが再開した。それは僕にとってとても嬉しいことで、でもこういう時に、嬉しさをあまり爆発させすぎると引かれるのわかってもいたので、「おー、嬉しいよ!また遊ぼうなー!」と、あくまで常識を保った嬉しさを出して歓迎した。それからなにかあると話したりするようになっていった。

彼は酒は飲まないので、話すときはいつもシラフで、たまに近所を散歩したりした。彼も嬉しそうに僕と話をしてくれたし、僕が離婚した話をしたら、彼は心配そうに「少しいろいろ休んだ方がいいよ」なんて言ってくれた。

彼はとても仕事のできる人間のようで、いくつのも賞をもらっていた。それも大学主席で出たとか、論文で最高の評価をもらったとか、論文ネタを偉い先生にパクられたとか、そんなすごい話ばかり。彼はそんな話を、ちっとも偉ぶらずに僕に話してくれた。僕は素直にすごいなーと感心した。

彼は僕の、彼の業績に比べたらてんでたいしたことのない話を、大げさなリアクションで聞いてくれるし、僕も彼の話は素直に驚きながら聞くことができた。

必要以上に互いのプライバシー踏み込むこともなく、うまく行っていると思っていた。

だけどそのうちに彼は僕の話などロクに聞いていないということがわかった。

なにより覚えてくれない。

映画ナントカを見たんだけどこんなふうだった」と僕が言うと「へえ〜! そうなんだ。すごいんだね。へえ〜。そっかそっか」なんて言うことは言うんだけど、その日の夕方には「ねえ最近なんか映画見た?」と言う。「同級生の誰それに会ったんだけど」と僕が言うと「あああいつね。そっかー、元気かなあ」なんて言うことは言うんだけど、次の日には「最近誰か同級生と会った?」と言う。

最初の頃は「なんだよ、それさっき言っただろ」とつっこんでいた。「あれ、そうだっけ。あはは、おれ仕事は真面目にやるけどプライベートはいいかげんだからさ。あはは」なんて言っていた。ついついこういうのを忘れちゃうことは僕もある。だからこの返答はそれに対する照れ隠しのようなものだと思っていた。

違った。本当にそうなのだった。彼は嘘偽りなくいいかげんなのだった。僕とはいいかげんにしか会話していないのだ。

そのうちこういったことはほとんど会うたびに起きることに気づいた。僕が話したことを、彼は1時間もすれば忘れている。試しに一度話したことと同じようなことに対する質問に対して違う答えを返してみたことがある。彼はなんの違和感もなく「へえ〜そうなんだ」と、さも興味深そうに応じた。

ああそうか。と僕は思った。

この興味深そうな応答は演技だったんだ。「私はあなたの話に対して興味がありますよ」ということを示す友好そうな応答。これで薄い関係のやりとりはだいたいうまく行く。彼はこれを使っていろんなひとと、それなりに良好な関係を築いているるんだろうな。と思った。

彼はとても優秀な人間なので、本当の意味で友情を築くにはきっと、彼のレベルまで上る必要があるのだろう。でなければ彼が僕に一目置いて、彼が僕に本当に興味を持って、僕の話を記憶に残すように聞いてはくれないのだろうな。現段階の僕は、彼にとって昔のなじみで近所に住んでる。それだけの人間なんだなあ。だから暇つぶしに相手をさせられることはあっても、彼は、僕に対して、基本的には興味はないのだろうなあ。そう思った。

とても悲しくなったのだけど、そういうものなんだろうと思った。

そして、そういうのはあんまり友達とは呼べないような気がした。

からと言ってどうということはなく、僕は相変わらず彼とは付かず離れず、適当関係を送っている。僕自身がいつか彼ほど優秀な人間になれば、なにか変わるかもしれないけど、そこまでのジャンプアップは難しそうなので、こういうのはこういうもんなのかもしれないなあと思っている。それだけの話。

2013-08-09

わたしがあの人にはじめて会ったのは13歳の秋だった。

中学入学祝いに父親からパソコンを送られた私はすぐにインターネット世界にのめり込んでいった。

中でも楽しかったのはチャット

友達放課後マックに行ったり、クラス男の子を好きになってすったもんだしてる都会在住の女の子の都会っぽい生活に憧れたり、、

ちょっと不良ちっくな男の子達のリアル体験談にわくわくした。

わたしは地味で目立たないタイプ中学生で、自分に自信が持てなくてうまく人とコミュニケーションが取れなかったので、今ではよくわからないようなものにまで憧れたりしていた。

というか、クラス友達がいるっていうだけで、クラスメイト普通に話せる人だっていうだけで、私にとっては憧れの的だった。

そんな普通に楽しい中学生活を送っている人たちとお話できるのがほんとに楽しかった。

あの人に出会ったのも同じチャットルームだった。

あの人は常連のひとりでいつもロムってるんだけど、

そのくせふとあらわれてなんとなく心に残ることをぐさっと言ってはまたいなくなる、みたいなかんじだった。

毎日入り浸っていたわたしはあの人と自然あいさつとかするようになった。

あの人はほかの誰とも違う不思議な独特な空気感をまとっていて、

(あとで聞いたらちゃんとキャラ設定があったらしい)

あの人と文字で交わす会話を心地よく感じた。

あの人はいつも真夜中、みんなが落ちていったあとのひと気のないチャットルームに現れた。

つの間にかそれを心待ちにしている自分がいて、

つの間にかあの人と話すことが一日の楽しみになっていた。

あなたはどんな人なんだろう、

どんな生活をしてるんだろう

どうやら新潟県在住の歳はひとつ上。

人望厚く、生徒会長をやってるらしい。

(同じ学校だったら関わることもないだろうなー)

部活野球部ポジションは不明。

すきなマンガはるろけん。

てゆーかけっこうオタク

(じゃぁ私もアニメ詳しくなろうかな!?

シニカル時事問題論破!そこがまたかっこいいよー!!

って思っていた。

ある日あの人が自分小学生の頃の恋愛について話し始めた。

それは深夜で、チャットルームにはよく顔(?)を合わす女の子二人とあなたとわたしの四人だけで、その話は10代の私にとってはとても重いお話で、

というかまだ恋のなんたるかを知らない私にとっては目の回るような話で、

(確か、好きな女の子がいて両思いだったんだけれど、その女の子につらい思いをさせたまま別れてしまった、みたいな話だったと思う。)

その長いお話が終わる頃にはわたしたちはとてもしんみりしていた。

でもそういう特別なことを共有したことをきっかけに私たち四人はメールアドレスを交換することになった。

私は心の中でその成り行きにガッツポーズを決めていた。

だってずっとアドレスを聞きたかったけど、乙女で内気なわたしにはどうしても言い出せなかったからだ。

そうしてあの人のアドレスをゲットしたわたしは、

使い方が謎すぎて放置していたメーラー説明書100万回読んでメールのやり方を会得し、

メールの画面が夢にまで出てきた)

やっとあの人とのメールのやり取りを開始した。

あの頃の私にとってあの人は遠い(友達いっぱい!楽しい学校生活リアルではお近づきになれるはずもない人!みたいな笑)夢の世界に住む憧れの人で、

あの人から毎日メールが届くのが嬉しくて仕方なかった。

何回も何回も推敲推敲をかさねて返事を書いた。

他愛のないお話ばかりをしたと思う。

学校友達部活先生

そして、友達たくさんいて楽しい生活送ってんだー!

みたいな見栄もはったきがする。

本当はクラス友達なんていないし、

楽しいことなんかなにひとつない毎日だったけど。

でもそういうメールのやり取りを繰り返すうちに、

チャットだけではわからなかったあの人の本当の姿が、

少しずつ少しずつ見えてくるような気がした。

夢の世界に住んでるように思えたあの人にもたくさん悩みや考え事があることを知った。

あの人がどんどん近くなって来るような気がした。

ずっと昔から友達みたいに。

ある日わたしは決心した。

どうしてもあの人が同じ世界にいることを確かめたくなった。

あの人が生活する街を見てみたくなった。

本当は会いたかったけど、言えなかった。

から誰にも秘密で行ってみた。

電車で六時間雪国

そこは穏やかに時間が流れる真っ白い世界だった。

あの人が歩いているだろう道を歩いて、

あの人が買い物をするだろうショッピングセンターに行って映画を観た。

源氏物語みたいなやつ。

今思えば、あの頃のわたしにとってあの人が唯一の友達だったんだと思う。

ストーカー・・・??

ではないと思いたい。

帰ってからもそんなことは書かずにずっとメールを続けた。

そのうちどうしても気持ちを抑えられなくなってわたしはあの人に告白した。

それが本当の好きなのかどうなのかわからなかった。

文字以外のあの人のことを何も知らない、

会ったことも見たこともない。

でも気持ちだけは本当だった。

そしてあの人にはあっさりふられた。

理由は好きな人いるか・・・だったと思う。

まり覚えていない(笑)

都合のいい脳みそだな(笑)

そして私たちの1年間のメル友生活は終わった。

それから一年間はあの人のことが頭をよぎって仕方なかった。

あの人からメールが恋しかった。

そのあいだにわたしは高校に上がった。

高校生活は最悪だった。

高校生になったわたしはけっこうないじめを受けるようになっていた。

唯一仲がよかった友達からも口を聞いてもらえなくなった。

成績もガタ落ちで留年寸前だった。

先生からは通信の高校定時制に編入することを勧められた。

私は自分の部屋にひとりで閉じこもるようになった。

心を閉ざして暗い顔をしている私に家族も冷たかった。

両親は仕事やまだ小さい兄妹たちの面倒に忙しくて

わたしの苦しさを理解できる余裕はなかったんだと思う。

私は中学の頃以上に孤独だった。

誰かに理解されたかったんだろうけど、

それをうまく言葉にすることもできなかった。

勇気をふりしぼってあの人にメールを送ってみた。

あの夏の夜、あの人からメールの返信が来た。

絶対に来ないと思ってたからかなり驚いた。

どういう話の流れだったのかは思い出せないけど、

私たち携帯の番号を交換して電話で話すことになった。

たぶん私が言いだしたようなきがする。

心臓が口からまじで飛び出しそうになりながら電話に出たのを覚えてる。

その時、わたしははじめてあなたの当の名前を知った。

それまでは蒼紫様とゆこ殿、みたいなメルヘンHNでやりとりしてたの笑

なんか本当に不思議な感じだった。

はじめて聞くあの人の声は上ずったかんじの甘い声でわたしは本当にどきどきした。

私たちは何時間も何時間も話した。

なにをあんなに話したんだろう?

たぶんとてもしょーもないことばかり話してたんだろうと思う。

気づくと朝日が昇って、朝になってた。

そしたらあの人は恥ずかしそうに言ったんだよ。

「俺の言いたいことわかる?わかって、テレパシーで。」

・・・わかんないよ笑」

・・・すき。」

どういう気持ちの流れがあの人にあってそうなったのかは今でもよくわからない。

たぶんあの人も覚えてないんじゃないかな?笑

でもわたしたちはこの電話きっかけに付き合いはじめることになった。

その日から私たちは何回も好きだよって言い合って、

毎日明け方まで電話お話しをした。

携帯の請求がすごいことになってお母さんに何回も怒られた(笑)

会ったこともない人と付き合うなんて浅はかなことだと思うけど、

どうしてもあの人と毎晩長電話するのが辞められなかった。

あの人は早朝の高速バスで遠い学校に通っていた。

その登校時間ギリギリまで話してることもあった気がする。

あの女の子の化粧が濃くてキモイ、とか、モデル女の子がいてなぜかその子が俺のこと好きっぽい、とか他愛のない話しを!(笑)

そうしているうちにあの人からあることを告白された。

それは、仲のいい友達がいたんだけど、その子が亡くなってしまってとてもつらい、それはたぶん自分のせいなんだっていう話し。

それがあったから今は誰かと深く関わるのが怖いんだって話してくれた。

当時のわたしは自分のことを客観的に見る余裕なんか皆無だったからどうして自分がそんな気持ちになるのかわからなかったんだけど、その話を聞いてものすごく悲しくなった。

今考えるとわかるんだけど、わたしはあの人と深く関わることを望んでたからだと思う。

自分でも訳のわかんない私をあのひとなら理解してくれて助けてくれるような気がしてた。

でもお互いに問題をかかえたままお互いを理解しあえるわけもなく、私たちはすぐに別れてしまったんだ。

本当なら私があの人の傷を癒してあげられたらよかったんだと思うけど、当時のわたしには無理だった。

それを説明することともできなくて、

たぶん相当意味のわかんない理由で別れたと思う。

実はほかの人とのあいだに子供ができて、もうあなたとは一緒に居られません、みたいな出鱈目を言った気がする。

なんでそんなこと言ったんだろうね、10年前のわたし。(笑)

変だよね。(笑)支離滅裂だ。

壊れる前にぶち壊しにして安心たかったのかなとも思う。

大切なものからこそ。

よくわかんないけどそういう心理だったんじゃないかなーって思う。

あの人と別れてすぐに私は高校中退した。

やめる前後はピークに荒んでいたけど、

いざ辞めてしまえば私の心は徐々に落ち着きを取り戻していった。

15歳にして社会の外に放り出されてしまったことは恐怖だったけど、

それは逆にこれからのことを真剣に考える原動力だったような気がする。

わたしは友達がほしかった。

から信頼できる仲間が欲しかった。

身も心も生まれ変わって新しい自分になりたかった。

それから3カ月。

今度こそ連絡が来ることは2度とないだろうと思っていたところに

冬、連絡をくれたのはあの人の方だった。

私の誕生日に短いメールを送ってくれた。

そのメールきっかけにあの人とまた連絡を取るようになった。

ちょうど寮制の定時制高校への受験を決めて一念発起を心に誓った頃だった。

厳しい環境に身を置くことで私は最低な自分から脱出できると思った。

家族とも、育った街とも、この街の人とも、全てに距離をおいて新しい自分を始めるつもりだった。

付き合っていた頃みたいにまた明け方まで電話することも何回かあった。

でもそういう自分の状況をあの人にうまくせる自信がなくて黙っていた。

相変わらずどうでもいいような話しを何時間もしていた。

というか今気づいたけど、わたしどれだけ素直じゃないんだw

わたしは本当はあの人ともう一度お付き合いがしたかった。

でも自分からはとても言い出せなかった。

あの人が今でも私を好きでいてくれればなって思った。

春、私は高校入学して天理の寮に入った。

ぞの生活の厳しさたるや、それはもう想像を絶するものだった。

朝6時に起きて掃除点呼、先輩の洗濯や食器洗いをすませてから仕事に行って、夕方から学校

はげしいルーティン。

金曜日ジェイソンとかよりずっとずっとこわーい先輩。(笑)

ここに来たことを後悔してないと言ったら嘘になるけれど、

それでも自分自分で決めたことだから頑張ろうと思った。

もちろん携帯電話は禁止。

どじでまぬけな私は入学早々携帯が見つかり没収(笑)

反省10枚は書いた)

というわけであの人への連絡手段を失ったわけだけど、

どうしてもくじけそうな時は負けじと寮の公衆電話から10円片手にあの人に電話した。

この公衆電話がまたすっごいの!

長蛇の列に並んでやっとたどり着けるの!

でも時間が決まっていてやっと順番が来たと思ったら1分とかしか話せないこともあるの!!(笑)

ちょー不便!!!(笑)

そんなわけで満足にあの人ともお話できないし、忙しくて3ヶ月に1回とかしか電話できない時もあったんだけど、

あの人の声を聞くと本当に元気が出たもんでした(笑)

あの人は相も変わらずずっと私の支えだった。

別に電話しても何を話すわけでもなかったけどさ。笑

それでも。

地元に帰った時は便利な便利な(笑)家電で思う存分長話をした。

そうだ、手紙も何通か交換したんだ。

今でも大事にとってある。

あの人は字が下手だからってとても恥ずかしがったけど。

(確かにあの人は字がへただった(笑)

そういう生活が4年目に突入した頃、

あの人と実際に会おうかって話になった。

あの人は大学生になっていて、

サークル関係京都に来ることになったので、

せっかくだからついでに会おうよってことになった。

その少し前にわたしたちは小さな喧嘩みたいなことになっていた。

あの人が私のことを何も考えていないただふらふら生きてる奴、

みたいなことを冗談で言ってきて、わたしがそれに反論のメールを送ったんだ。

わたしはわたしなりに色々考えていて、考えた答えには従って生きてる、みたいなメール

でもあの人が私についてそう思うのは仕方ないことだった。

だって私はあの人に自分についてなんにも話したことがなかったんだから

と、いうより私は誰にも自分について話したことなんかなかった。

いつも自分が何を考えているのかわかんなかったし、

誰かが自分を理解しようとしてくれるなんて考えたこともなかった。

から私の気持ちはずっと迷宮をさまよってるみたいな感じだった。

家族との間に感じている確執にも、

ずっと悩んできた自分の心の暗い淵みたいなものに対する葛藤にも、

なんにも向き合えてなかった。

実際に待ち合わせの場所に着いても私はあの人と会うことをまだ悩んでいた。

会うのが怖かった。

実際に会って本当の自分を見せるのがとっても。

あの時、わたしはもう本当に緊張していた。

心臓爆発だった。

京都駅アトムの下で私たちははじめて会った。

2007年5月12日

出会ってから7年がたってた

わたしの人生で一番綺麗なあの初夏の日を

わたしは一生忘れないと思う。

あの人は細くて折れそうな体で

外人みたいに彫の深い顔立ちをしてた。

黒いジャケットに黒いジーンズの全身黒づくめの人だった。

京都駅の長いエレベーターをあがりながら

あの人は私に一言

「でかっ!」

って言ったんだ笑

不思議な感じだった。

はじめて見たあの人は知らない人だったけど、

声はずっと馴染んできてわたしを支てくれたあの声だった。

人見知りな私はあの人をやっぱり人見知ってたけど、

それなのにあの人はずっと昔から一番よく知っている人だった。

よく晴れた気持ちのいい日で、清水寺散歩に行った。

綺麗な新緑のさわやかな感じも、

景色の良いお店で食べたカレーの味も、

あの人の横顔も

今もあの日のように思い出せるよ。

よく歩いて、よくしゃべった。

あなた大学の話を、

わたしは寮生活の話を。

帰りはわたしの近くの駅まであの人が送ってくれた。

手をふりながら猛烈な離れ難さがおそってきたけど、

あのときの私にはそれがどうしてなのかわからなかった。

寮に帰ってからもなんだか夢の中にいるような気分だった。

あの人からメールが来た。

「楽しかった。また会いたい」って。

私もおなじ気持ちだった。

数日後の5月22日に私たちは付き合いはじめた。

いま考えれば不思議なことはなんにもない。

必然だったと思う。

私は寮生活仕事学校で本当に時間がなかったけど、

時間を作っては早朝まであの人と長電話した。

あの人は高校生の頃からずっと苦しみ続けてたみたいだった。

自分の些細な一言のせいで大切な人を亡くしてしまって、

もう人と深く関わるのが怖いって。

ずっと一人で生きてきたし、これからもそれは変わらないと思うってあの人は言った。

自分は生きてる意味なんかないのかもとも。

私になにかできることはないのか?って思った。

少しでもあの人の心が軽くなるようになればいいと思った。

あの人が誰にも心を開けなくなってしまったことを、

本当はものすごく苦しんでるように見えたから。

怖くないって言いたかった。

そうしながら少しづつわたしもあの人に自分のことを話した。

あの人が本当にわたしを理解しようとしてくれていることが分かって言葉不思議とすらすら出てきた。

いじめられてたこと、家族について、自分性格について。

そういうことをちゃんと言葉にするのは生まれて初めてだった。

混沌としていた頭の中が言葉によって整理されていくのがわかった。

私たちはできる限りの言葉をつくして自分たちについて話し合った。

それは数年前の私たちにはできなかったことだ。

今までどうしても踏み込むことができなかった、

でもとても知りたかった、

知って欲しかったことだった。

話しても話しても話したりなかった。

やっとわかりあえた喜びを私は一生忘れない。

ずっとそうしたかったんだと思う。

たぶん14歳ときから

一生懸命耳を傾けてくれたあの人には感謝してもし尽くせないよ。

あの人が私に言葉をくれたんだ。

はじめてあの人に会いに新潟に行った夏休み

本当はわたしは不安だった。

戸惑ってたんだ。

あの人と話すのは楽しいっていう言葉意味を超えて楽しい

でも私たちはまだ一回しか会ったことがないのにこの気持ちは本物なのか?って。

それが無意味不安だってすぐに分かった。

あの人がはじめて私に作ってくれた料理ペペロンチーノ

そのあとに丁寧にロイヤルミルクティーを入れてくれた。

帰る前の日にあの海で撮った写真は今でも宝物だ。

あの日、ホームであの人の手を握りながら本当に離れたくない、

離れたくないってこういう気持ちのことだったのかって思った。

あの人はあなたになら心をひらけるって言ってくれた。

わたしも同じだった。

出会ったことが奇跡なんだって思った。

メール電話でやりとりをしていた頃はまったく気づかなかったんだけど、

あの人は神様かそうでなければスーパーマンみたいな人だった。

いつもわがままばかり失敗ばかりまぬけばかりの私にきちんと向き合ってくれて、

私に悩み事があれば一緒になって考えてくれた。

自分のことがよくわからなくなってすぐに投げ出す私の、

私にさえわかんなかったわたしを教えてくれた。

ちゃんとはなしてごらん、ってあの人だけが私に言ってくれたんだ。

お父さんみたいだった。

肉親以上の愛情を注いでくれた。

あの人と一緒にいた数年間は信じられないくらい幸せだった。

思い出が綺麗な綺麗なおとぎ話しみたいだよ。

わたしたちはなにもかもがぴったりだったように思う。

わたしが持っていないものをあの人はちゃんと持っていてあの人が持っていないものをわたしが持っていて嘘みたいだった。

なにもかもが上手く噛み合っていて、あんな風に出会えたことも、こうして一緒にいることも、全部が起こり得ないような奇跡だとおもった。

それはあの人が優しくそう感じさせてくれていただけだったのかもしれないと今になったら思うんだけど、それでも。

幸せエピソードを並べはじめたらきりがない。

真夜中の長電話、一緒に観た何本もの映画、あの人の小さなアパートの部屋、まっすぐに続く海岸沿いの道、

会いたくて我慢できずに何回も最終電車に飛び乗ったこと、旅行に行ったのは神戸栃木クリスマスに買いすぎたモスチキン

大学ピアノがある小さい部屋、高速バスに乗って一緒に出かけたこと、

別れる時に悲しかったぶん会えた時はほんとに嬉しかったこと、あの海辺の夕日、あの人を残してホームから走り出す電車、あの人のかなしそうな顔。

ねえ、わたしはおかしいのかな?

思い出を美化しているだけなのかな?

もしそうだとしても懐かしくて叫び出しそうになるよ。

たまに幸せ妄想をするんだよ

あの人に出会うために何回も何回もの生を生きて

やっとこの世界めぐり会えたのかもしれないなって

からはじめて会ったあの日からずっと離れるのが本当に嫌だったんだ

あの人がいればなんだってできるような気がした

あの人に話してないことがひとつだけある。

わたしはそれでも迷っていたんだ

私は若くて無知だった

本物がどれなのか判別がつかない程に。

奇跡だと思ってた

完璧だと思ってた

からこそ関係が変化するのが怖くて仕方なかった

わたしは自分があの人を段々大切にできなくなっていってるのを知ってた

いつか自分の未熟さが原因で壊れて終わってしまうだろうと思った

しろそうなるべきとも思った

そうしたらあの人の本当の大切さがわかるから

早くあの人を大切にできる自分になりたい

つの間にかあの人にめぐり合うことができた奇跡を当たり前に思い、

あの人がわたしにかけてくれる愛情を当たり前に思い、

あの人に求めてばかりでいつも苛立っているのが苦しかった

わたしはわたしたちの幸せをめちゃくちゃにした

わたしは確信がほしくてほしくてたまらなかった

あの人を失ったわたしは

かたずっぽになって

うまく立つことができなくなった

うまく声も出せなった

うまく笑えなくなった

うまく人と話せなくなった

世界は違うものに見えた

怖くてわたしを押しつぶしてくるの

何時の間にかわたしはあなた

荷物を預けて楽してたみたいだ

全部がのしかかってきて

息ができなくなった

笑顔は今でも引きつってる気がしてる

それでも

時間と一緒に少しづ

あの人がいない新しい灰色世界

わたしは受け入れていった

考えることをはじめた

どうしてこうなってしまったのか、

ここはどこなのか、

これからどう生きていくべきなのか 、

あの人のことを何度も思った

ずっと考えていて

分かったことはふたつだった。

ひとつめは、

自分感謝できることを必死で探してありがとうって思えるように絶対にならなきゃ同じことを繰り返してしまうってこと

どんな幸せを持っていたってそれをわかってなくちゃそれは不幸と一緒だ

ふたつめは、

本当に愛し合える人を見つけられずに死んでしまう人も多いこの世界で、わたしはあなた出会えたこと、そしてあんな時間を持てたことがすでに奇跡だってこと。

出会えたことがすべてってこと。

ここは確かにあの人がいない Permalink | 記事への反応(2) | 23:51

2013-08-04

http://anond.hatelabo.jp/20130804192403

ガッチャマンクラウズは、性善説的な状況が実現された世界からスタートしてる

現実ネットの分離もない、(ニートに限らず)誰もがネットをしている

それが、壊れていく

善意拡散する手段だったギャラックスが悪意を拡散する道具へと変わっていく

東のエデンがわりと抽象的な空気と国の形について描いたのに対し

ガッチャマンクラウズネットによって明確に可視化された人間の善と悪を描こうとしている

また、東のエデン滝沢ってのは、ガッチャマンクラウズでは「ギャラックスの力で世界アップデートしよう」というメガネ男の娘であって、脇役

そして、第4話では絶望のふちに落とされてしまった。テレビ東のエデンの滝山が失敗した世界が、これから展開されるわけですわ

まり、ここまではテレビ東のエデン現代風にアップデートしながら、その失敗を描いた

当然ここからは新しいテーマ踏み込むことになるんじゃないすか

最終的には、匿名ヒーローガッチャマン実名人間のはじめちゃんの二つの要素を使い分けながら

政治とは関係なく、人として、自分の中の善と悪についてどう向き合うべきか、という話になって来ると思う

似ていないとは言わないし、ノイタミナでやってきた中村監督東のエデンの影響は絶対に受けてると思うが

現在の状況を反映していることと、最終的に描こうとしていること、見せ方はけっこう違うんじゃないかと思って期待して見てる

2013-07-07

http://anond.hatelabo.jp/20130707163746

旦那さんはどんな人だろう・・・とかさ、究極に余計なお世話じゃね?

ってその話題を聞くたびに思う。

演技力表現力についてコメントするのはいいと思うんだけど、旦那さんがどうたらこうたらって

他人のプライバシーに踏み込んでもいいんだろうか?とはおもう。

 

半分芸能人はい・・・容易に他人のプライバシー踏み込むのは、ちょっとね。

2013-05-18

http://anond.hatelabo.jp/20130518230327

言ってることは正しいけど、女性手帳を配っても配らなくても関係ないよねっていうのが僕の主張ね。

これ以上踏み込むと議論が膨張して収拾がつかなくなる。

もちろんそういう問題も解決しないといけない。

2013-05-12

女子高に通っていた頃、今で言うアラサー男性教諭が二人、同時期に赴任してきた。もちろんどちらも妻帯者だ

中高一貫だったのでその二人(とロマンスグレー校長)は私を含む多数の生徒達(と一部の独身女性教諭から)人気があった

しかし、この二人が校内で会話してる所を見た者はおらず、廊下ですれ違う時も互いに視線すら合わせずすれ違うだけだった

そのため、この二人が何かの理由で険悪な関係である事は生徒達の間で半ば常識となり、触れる事はタブーとなっていた

そしてそれぞれの先生のファンの間に派閥のような空気が生まれ始めていた

そんなある日、決定的な出来事が起きた。2月14日であるバレンタインデーである

何時限目かの授業が終わり、二人が廊下ですれ違う

それほど頻繁にあるわけではないが、この瞬間は周囲の生徒達の間にはいつも緊張が走る

そしていつも通り、二人は言葉を交わすこともなく、まるで互いが互いを存在していないかのように通り過ぎた、その瞬間であった

「あ、おい、○○!!」

すれ違った直後、男性教諭(こちらをA先生としよう)は思い出したようにもう一人(こちらをB先生とする)に声をかけたのである

しかも姓ではなく、ファーストネームの方を、呼び捨てで、口調は極めて自然に、まるで授業中に生徒を指名するかのように

今でも忘れない。二人がいた階全体が一瞬で静まりかえった。これから一体何が起こるというのか、周囲のおそらく百名近い女子高生が固唾をのん

A先生は教材入れ代わりに使っていた鞄のポケットから、赤い包装紙に包まれた、小綺麗な小箱を、数メートル離れたB先生に放り投げた

「ほれっ」

縦に回転しながら放物線を描いた小箱は、B先生の胸元へと飛び込んだ

B先生小箱を片手で受け止め、数秒まじまじと見つめ、A先生視線を移した

「何これ?」

B先生の問いに、A先生は少し照れくさそうに答えた

「××ちゃんから頼まれた」

B先生は少しあきれたような表情と口調でA先生に言った

「お前、自分の嫁さんをちゃん付けで呼んでんのかよ」

A先生が応酬する

「お前だって呼んでたじゃねえかよ」

B先生が渋い顔をしていると、A先生さらにたたみかけた

「言っとくけど、俺のより高えんだぞ、それ」

「へいへい」

B先生はそう吐き捨てて足早に去って行った

私はこの日ほど、次の授業の受け持ちがどちらの先生でもない事を恨めしく思った事はない

何のことはない。B先生には年の離れた妹さんがいて、この学校に赴任する少し前にA先生結婚していた、というのが事の真相である

A先生は奥さんであるB先生の妹さんから職場で兄にチョコを渡すよう頼まれていた、ただそれだけだったのだ

この1分足らずのやりとりは私が卒業するまで校内で半ば伝説、半ばネタとなった

私が知る同級生の中には、想像力暴走させて道を踏み外す(ある意味ではその道に踏み込む)者もいた

この二人が校内でまともに会話をしているのを直接見たのは、この件を含めて片手で数える程度だったが、

今もそろって元気に母校で教鞭を執っているという

2013-04-22

深淵へと踏み込む日本

久々にLRCの翻訳でもやってみようかと思った。

元記事はこちら:http://lewrockwell.com/schiff/schiff219.html

Japan Steps Into the Void, by Peter Schiff

グローバル経済危機を経て、経済学者投資家は異常に高額で、無くなる気配のない国債についてやけに許容的になった。この無頓着っぷりは、自国の紙幣印刷出来る強国は債務危機に囚われる事など決してないという思い込みによって裏付けられているかもしれない。そしてどうやら日本はそんな確信を極限まで試そうとしているようだ。

ここ20年の大半、政権交代の続く日本行政中央銀行量的緩和政策を用いて、萎んでしまった資産バブルを復活させようと努力してきたが、成功には至らず、全体的に見て経済は応じてくれていない。第二次世界大戦後に日本経験した、世界史上類にない経済サクセスストーリーとも言えるあの目まぐるしい継続的成長が復活する事はなかった。この20年間、日本は低成長・不景気・爆発的借金という「ゾンビ経済」状態が続いている。日本借金は現時点で約12ドルで、これはGDP200%以上であり、IMFはこの数値が年末までに245%にまでなると予測している。もしそうなれば、日本世界で最も借金GDPの比率の高い国という称号を得る事になってしまう。しかし、新たに当選した日本安倍晋三総理大臣日銀黒田東彦総裁は、経済を復活させるには更なる借金必要なのだと感じているようだ。

安倍首相切り札経済政策を引っさげた今までにない総理大臣なのだという期待感は、長らく死に体だった日本株式市場を目覚めさせた。2012年5月11月日経平均株価は8200~9400円だったが、安倍の勝利が確定し始めた頃から株価は上昇し始め、去年の12月26日に就任した頃には10,000円台まで回復。このお祭り感覚は春先まで続き、4月2日には12,003円まで上昇した。そこで4月4日日銀黒田総裁はこの流れに則り、どんな手段を用いても2%のインフレを達成して、長年続いた緩やかな価格低下を止めるという計画を発表した(この価格低下は現実には日本消費者に対する数少ない慰めだったのだが)。この計画を達成する為に、日本政府流通している円の量を倍増する構えだ。株価はたちまち急上昇し、一週間も経たない内に日系は13,000円台まで上昇し、4年半ぶりの最高値を記録した。1年以内に株価が50%も回復する事は世界的に見ても珍しい事だが、この回復の代償は高くつく事になる。

日本政府は既に税収の25%を借金の返済に当てており(米国は6%)、このコスト日本が支払っている異様に低い金利考慮すると余計に驚愕的である日本10年分の国債金利は既に0.6%以下で、5年分となると0.20%を多少上回る程度だ。安倍首相2.0%のインフレを達成すれば返済コストはどこまで上がってしまうのか?2.0%によって長期的な貸与コストは3倍にまで膨れ上がる事になる。借金の金額を考えると、この規模の増大による影響はゴジラ10匹分に匹敵するだろう。

日本の平均年令は上がる一方であり、時間が経てば経つほど国債の購入層は縮小していく。一般的な貯金者が国家債券市場とはほぼ無縁な米国とは違い、日本市場日本投資者によって支えられている。安倍首相が作ろうとしているインフレから身を守る為に、日本貯金者は収益源として海外視野に入れている動きが強まっている。

株価が上昇しているのに対し、円相場はその逆方向を進んでおり、2012初頭と比べて米ドルに対して20%、今年の頭と比べて12%も下落している(これは他の通貨に対しての比率よりも激しい)。日経の上昇という利益に対して大きな打撃となったこの急速な下落は為替市場においても珍しく、既に弱体化している国債経済を更に不安定なものにする危険性がある。

数ヶ月前にこの円の下落は見出し上の戦争へと発展した。2月16日G20参加国は切り下げ競争通貨戦争に対する警告を声明し、これは明らかに日本へ向けられたものだった。翌日、日本大蔵大臣通貨操作はしないと主張し、多少の躊躇いはあったものの、G20はこれを受け入れた。今の所国際勢力は日本の後を続く形になっており、IMF専務理事クリスティーヌ・ラガルドベン・バーナンキ安倍首相の政策を絶賛している。競争相手に対する攻撃ではなく、国内経済再生させる事が目的なら通貨の弱体化は操作行為とは見なされない、という考えが通説のようだ。このような考えは破廉恥レトリックとしては正に金字塔レベルであろう。

インフレ政策だけでなく、安倍首相財政から戦争を仕掛けるつもりだ。首相率いる自民党は、今後10年間で約2.4兆米ドル分にもなる公共事業を盛り込んだ経済対策を発表。これは日本GDPの4割にも登る投資で、人口比で見ると米国で年間6000億ドルが使われるのと同じである

日本過去に行った大規模な量的緩和実験は失敗に終わっている事はどんな馬鹿でも分かる事だと思うが、日米の両首相はこの道を無謀にも振り返る事なく突き進んでいる。安倍首相によれば、日本経済問題は全て年間0.1%の消費価格の低下が原因で、無理やりにでも消費者必要もの・欲しいものを年間2%増の価格で買わせる事が出来れば万事解決、という事らしい。

安倍首相のこの望みは既に現実化しているかもしれない。マクドナルドは今朝、ハンバーガーチーズバーガー価格を5年ぶりにそれぞれ20%と25%値上げすると発表した。きっと日本人はこのニュースを聞いて狂喜乱舞し、2014年内に食べる予定だったハンバーガーを、値上がりする前に駆け込みで食べまくろうと店に押しかける事だろう。もちろんこれが低収入層にとって低価格食品の値上げであるという懸念なんて一切されない。

安倍首相の計画の元である価格上昇は値上げする前の駆け込み需要を生む」という考えは、価格が下がると需要が上がるという経済学の原則と対立している。商品を流通される最善の方法は値下げだと、どんな経営者も口を揃えて言うだろう。この問題とは別に紙幣の購入力が低下し、より多くの国民収入借金の返済に必要となっている中、安倍首相はどうして消費者もっと消費してくれるだろうという発想に至れるのだろうか。

安倍首相のこの大胆な計画は、借金による経済復活の先にあるのは破綻である、という前例世界に示す事になるだろう。良いニュースは、その効果が目に見えてくるのはそう遠い先の話ではないだろうという事だ。インフレ経済特効薬として服用する事には限界があるという厳しい現実を私達は目の当たりにする事になるだろう。

この経済実験の失敗は日米の指導者達に、繁栄への道は自由市場資本主義に他ならない、という事を教えてくれる事を期待している。はじけたバブルを再度膨らませようとしたり、ケインズ主義的再生策の微細管理といった手法を取るより、政治家中央銀行役員は、この問題を引き起こす事が自分らの職の本質なのだという現実気づき、道を開ける事に専念すべきである

2013-04-18

http://anond.hatelabo.jp/20130418131907

親に恵まれた連中は教わってるね。知識から社会の仕組みから人生の立ち回り方まで様々なことを。

そうですね。特に社会の仕組みや立ち回り方は、特に恵まれた家だけだなぁと思います

他人に馬鹿と言っちゃいけませんやら差別しちゃいけませんやら

最低限の言葉遣いや敬語は教わりましたが、

いいお家柄の方は、敬語どころではなく国語教養レベルで違うんでしょうね…。

先ほど、誰かが教職云々と書き込んで削除していましたが

国語って言語学文学を学んだ方でないと、自信を持って語れないんですよ。母国語なのに。

元増田の提案は、レスが入ったような敬語云々の話ではなく、文章作法技術の話をしていて、

ひいては論理的思考にも結びつくんじゃないかという提案になっています

で、そこまで踏み込む

親もよほどの自信がなければ教えることは難しいだろうな、と思うわけです。

自分は学びなおしの必要を感じているので、技術的な授業が増えればいいなと思ってしまます

テスト受験のためでなく、習う意義を知らされたうえで。

自分と異なる意見をアホだ馬鹿だのと罵倒したり、反論が目的化して

コミュニケーションが取れない方もいるので、元増田の見直し提案には思わず頷きました。

2013-03-18

SI業界中の人間は、凄惨世界を望んでいる件について

http://d.hatena.ne.jp/iad_otomamay/20130318/1363596244

この記事。本当に腹が立ちました。

まず質問自体が酷いのが多い。

省略したのは知らないと障害の危険があるので知っとくべきってことで同意なんですが、

HTTPクライアントブラウザの種類などの情報を知るためのヘッダは何ですか?(筆記解答)

HttpRequestオブジェクトからPostされたデータを取得するServletメソッドは何ですか?(筆記解答)

これは使うときにググれば良い話。暗記しておくメリットがわからない。

結合テスト中のシステムで、OutOfMemoryErrorが発生しました。UTソースコードの変更はしていません。ヒープメモリは足りているようです。原因として何が考えられますか?(筆記解答)

UTソースコードの変更はしていません」という一文が意図不明単体テスト終わった後にソースコード変更したら、再度単体テスト必要だと思うのですが?この一文は何のヒントにも制限にもなっていないです。

String オブジェクトを+で結合するのはなぜNGなのかメカニズムを説明してください。(筆記解答)

なぜNGなのかというのは「文字列連結演算子(+)では速度が遅いから」であり、StringBufferかStringBuilderのような結合用クラスのappend()を使うことでパフォーマンスは向上する、というところまでが質問の狙いなのかと思いました。もう一歩踏み込むならば、+をしたときコンパイラでどのようになるかを知っているかどうか、みたいな。しかし結合用クラスにはデメリットもありまして、append()は冗長過ぎて可読性が酷く低下するデメリットがあります文字列の連結時にクラスをnewするタイミングを調節したほうが速くなることもあります近年ではマシンスペックもあがってますので、そんなに気にする部分ではないと思います。そもそも、このStringBufferの仕組みは絶望的に救いがないJava言語の汚点と言ってもよい部分です。なんで文字列の連結方法に複数のやり方を速度だけの理由で取捨選択させるというバッドノウハウなので、早くコンパイラ最適化して一元化くれることを望む部分です。

StringBufferかStringBuilderと書いていて、そういやスレッドに関しての質問がないのはどういうことなのかと感じました。JavaWeb系ってスレッド重要だと思うのですが。

JavaScriptHTML要素をid属性の指定により取得するメソッドは何ですか?(筆記解答)

もうjQueryDojoも使われるようになってきたからこれも知らなくてもいいんじゃないかと。id指定で取れるということとを知っておけば答えにはたどり着けるはず。バッドノウハウです。どうしてJavascript最近になって流行ってきたかを思い出して欲しいです。

プログラマーバッドノウハウの塊でなくてはならない、というのが見えてくる質問内容ですが、最近は覚えなければならないことが多く、技術更新スピードも早いので、あの質問のような重箱の隅まで暗記するようなことをしていては、重要な部分が抜け落ちているし、暗記の苦手な人は辛いと思います書籍ネットのような情報の蓄積と抽出する部分は充実してきたので、概念は知っておいて、実装手段はその都度調べるほうが効率的であるかと思います質問は、応用の効く根本的な部分を問う方がよかったです。

現実は、もっと凄惨世界を経て時代が進んでいくようだ。」などと締めくくっていますが、この人は凄惨世界が嫌なのでしょうか?不安を煽るだけで対策も講じていません。まず、質問の回答を書くだけでも、読んだ人の知識の底上げに貢献できると思うのが普通です。「これは基礎教育をやってれば当たり前」とか言ってドヤ顔して、できない人間馬鹿にしているだけに見えます本心では凄惨世界を望んでいるのでは?としか思えてなりません。

この記事を読んだことで、またSI業界から優秀な人が遠のくことでしょう。こんな人間が居る業界には居たくないと。

どうして悲しみを減らす方向に動いてくれないのかと…

※追記

頭沸騰しててスルーしてしまったのですが「淘汰」って書いてあったので、業界底上げは望んでないんだなあと、見当はずれなこと書いてしまったなあ、と、後悔した。

2013-03-13

羽生は負け演技をしたのではないよ

ちなみに僕の棋力は、ボナンザの中級に勝ったり負けたりする程度のヘボですので深いことは全くわかりません。

詳しい人は突っ込みよろしく。

http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51769973.html

http://b.hatena.ne.jp/entry?mode=more&url=http%3A%2F%2Fblog.livedoor.jp%2Fgoldennews%2Farchives%2F51769973.html

このまとめブログブコメを読んで。

スレを立てた人は多分冗談で立てたんだと思う。

放送見てたら羽生の表情が演技だとは思わないはずなので、あれは言わばキャプチャ芸というやつだ。

それがまとめブログに載って拡散していくうちに、本気で「羽生さんが負けそうな演技をして相手を油断させたんだ」と思う人が出てくる。

ブコメを見てもチラホラと。

別にまとめブログtwitter面白おかしく脚色されて広まることはよくあることだし、一概に悪いことだとは言えない。

確かに、「羽生さんが明らかに負けそうな表情をしたけど最後は結局勝ちました」というネタはそれなりに面白い

から、そういう冗談面白がって消費することは別にいい。

いいんだけど。この将棋は、ネタとして消費するにはあまりに惜しいくらい凄かった。

それこそ、「羽生さんが明らかに負けそうな表情をしたけど最後は結局勝ちました」なんていうネタの数十倍面白かった。

から単なる羽生コピペ的なネタひとつとして消費してしまうのはもったいないと思う。

なのでちょっと解説したい。

この将棋はどういうものだったのか

NHKでは日曜日の昼の時間将棋の対局を放送しているんだけどこれは4月まりで、一年間掛けて50名が争うトーナメント戦になっている。

上のまとめブログ羽生が負け演技をした、とされる対局は先の日曜日に行われた準決勝のようすだ。

まり一年近くをかけてトップ棋士50名がベスト4まで絞られた状態である

残っているのはどいつもこいつも化け物級の強豪ばかり。

羽生の対戦相手は郷田真隆棋王羽生と同世代ライバルの一人である

タイトルホルダーでA級棋士第一人者中の第一人者であり、間違いなく将棋界のトップに立つ一人である

その棋風は「格調高い」と形容され、プロ棋士たちも郷田棋譜をお手本にするほどだ。

柔和で端正な顔で、女性のファンも多い。

対局で何が起こったか

対局は、終始先手の郷田ペースで進む。

終盤、持ち時間を使い切った所で、郷田が5三桂成と羽生の王を詰ましにかかる。

勝負に出た手だ。

結果から見ればコレが悪手となった、ようだ。

優勢な郷田が焦らず、慎重に打っていけば勝てたはずだったというのが解説の先崎八段の見解である

しかしこれもあくまで結果論だ。

相手が羽生でなかったら、郷田がそのまま押し切っていた可能性もある。

このタイミングで仕掛けなければ結局郷田が負けていた可能性もある。

勝負をかけて踏み込むか、とどまるかといった駆け引きは対局者達にしかからない深い領域の読み合いの結果だ。

郷田の手が悪手というのも結局羽生が勝ったという結果が出た後だから言えることなのかもしれない。

ともかく、羽生は踏み込んできた郷田の勝負手をギリギリのまさに紙一重のところで躱した。

そして羽生に手番が回ってきた。この瞬間を逃せば勝機はない。

詰ませなければ羽生の負けは確定だ。

持ち時間は使いきり、考える時間は一手につき30秒未満しかない。

まとめブログ羽生苦悶の表情はこのタイミングの時の表情である

終始劣勢な中で唯一にして最後にして最大の勝機が見えた瞬間。

ここを逃せば敗北は確定である

はたして詰むや詰まざるや。

羽生が、5八龍から連続王手をかけ詰ましにかかる。

その時の動画がコレだ。

http://www.youtube.com/watch?v=swkQmaiBsSw

解説の先崎八段のコメント文字起こししてみた。

ちなみに先崎八段は3月のライオンの監修をしていたりもする。これまた将棋界の第一人者である

解説「ほー、銀から……ですか? 銀から……?」

聞き手「でもいまちょっと慌てた感じでしたが」

解説「そうですね……。(絶句)なるほど!最後7二に桂が打てると言ってるんだ。いやーこれは……凄いことが起きましたね。いやこれは気が付かなかった。天才ですねさすが」

聞き手「なるほど……。すごい……」

解説「いや天才です。いやー羽生さんは昔から天才だとは知ってたんですけどね。なるほど天才の詰みですコレは。(中略)いや天才ですね。いやもう」

聞き手「この短時間で。なんか鳥肌立っちゃいますね」

解説「すばらしいですねこの詰みを発見したのは。信じられません。よく発見しましたね」


プロ棋士の度肝をも抜く大逆転勝利である

流石の郷田も、青ざめて、頭を覆ってしまうほう。

冒頭にも書いたが、僕は3手くらい先しか読めないヘボ棋力である

そんな僕ですらゾワゾワと鳥肌が立って、変な笑いがこみ上げてくるほど、この終盤の手は神がかり的だった。

解説の先崎八段も、聞き手の矢内女流四段もプロ棋士だ。

先崎八段は天才集団プロ棋士の中で、そのトップクラスにいる、言わば天才中の天才である

その天才中の天才が全く気が付かなかった一手である

プロ棋士をここまで、動揺させ、驚かせる。羽生の指したのはそんな手だった。

それに至る道筋を考えていた時の、我々常人には及びもつかない深い読みに入っていた表情が例のまとめブログに載っていた苦悶の表情である

そりゃ、あんな顔もするであろう。

というわけで

郷田を倒した羽生は、いよいよNHK杯決勝戦に挑む。

決勝の相手は将棋界の魔太郎こと渡辺明2冠。

間違いなく、今棋界で一番強い二人である

まさに怪物vs怪物。化け物vs化け物。天才天才の戦いだ。

文句なしのゴールデンカード。はたして結末やいかに!

次の日曜放送だ!見逃すな!

2013-03-11

一浪受験に失敗した人の末路は

京大に落ちた。一浪で。

現役のとき京大工学部を受けた。結果は僅差で不合格

早稲田など他の大学不合格だったためになし崩し的に浪人に。

その後は一年駿台に通った。模試の成績は伸びなかったが手応えはあった。

センター87%慶應理工合格、現役時に比べればかなりいいところまでいったと思う。

しかし結果は不合格数学英語の出来が悪かった。



僕は地方公立高校の出身で、元々浪人するのがとても嫌だった。

駿台に通う直前はゲロ吐きそうになったぐらいだ。

そんな僕が一浪京大落ちなんて事実を受け入れられるわけがない。

受け入れてしまったらアイデンティティ崩壊するような気がしてならない。

でももう一浪だ。家庭の事情もある。既に十分な大学にも受かっている。

それに今の僕にはもう一年やる体力も気力も無い。

一浪してダメな奴がもう一年やって受かる保証なんてどこにもない。

そんな中で二浪決断するほどの意思の強さはなかった。

そこで僕が取った選択は「大学勉強しながら受験して“みる”」というなんともふざけた考えだ。

いわゆる仮面浪人なんて体のいいものではない。受験して“みる"のだ。

まり受験勉強殆どやらずにある意味特攻受験するということ。

一見無謀に見えるかもしれないが、「様々なこと」を勘案するとこれしか手がない。

「様々なこと」は多すぎる為に割愛するが、要はこの選択は自己満足ということだ。

他の大学へ行くことの弁明と言っても良い。苦し紛れに出したある種の結論。

こうして僕はなんとか胸を張って生きることができる。「京大を受けるのだ」と。

僕はもう此れに依って生きていくしかない。

こう考えていくと純粋二浪をするにしても何らかの自己正当化必要だ。

先が見えない二浪目をやることへの弁明を。

そう、僕は自己満足を振りかざし続けなければいけないんだ!



もっと書きたいことはあったがエッセンスは以上の通り。

一浪で第一志望に落ちた人の末路は自己満足領域踏み込むしかないということ。

一年後の僕は進学した大学に順応してるのだろうか、また京大に落ちてるのだろうか。

いずれにしても自己満足が満たされていればそれで良い。

こういう人もいるんだなってことで頭に入れておいてくれ。

僕はこれを書いて少しスッキリした。これもまた、自己満足だね。

2013-02-22

人間は見た目じゃない!」と言いつつ

映画ドラママンガアニメも美男美女だらけ。

誰も本心ではブサイクなんて求めてないんだよ。

人格が同じで、ブサイクと美女が選べるなら

みんな美女を選ぶに決まっているんだから

ルックスって人生を大きく左右する要素なのに

なんかみんな踏み込むのをためらってる感じがするんだよね。

タブー視されているというか。

ブサイクな人は生涯差別され続けます

お気の毒様、ほら!そこのキミだよ!キミは恋愛就職でず差別されるだろう。

から人の何倍も努力しないと人並みの暮らしが出来ない。

それを覚悟しなさい。」

とか学校で言うべきだと思うんだ。

2012-12-20

学校が守りたいもの

いつぞやの増田が書いてたような、前髪の長さにまで踏み込む校則や、掛け算の順序問題を見てると

学校というものが守りたいものが。どういうものか見えてくる気がする

意味不明レベルにまで暴走した校則は、生真面目で、何にも染まっていない子どもというものを守りたいのかなって思うし

掛け算からは、掛け算の意味と式の意味っていうもの子どもに理解して欲しい、それを守りたいのかなって思う。

大人が作った子ども像、子どもはこうあるべきで、こう考えているのが望ましい、みたいなものを刷り込むのが教育だけど

長年の学校教育歴史の中で、あまりにも世間から隔離培養された結果、あさっての方向にねじれた保守文化ができてしまったように思う。

学校ねじまがったそれを刷り込むことこそ教育だと疑ってやまない。

それを教えることに誇りすら覚えてるだろう。

から、前髪の長さやかけ算の順序が日本学校以外で何ら意味のないものだと知っていても、それを廃止しよう、変えようという気が起こらない。

最悪、日本学校以外で何ら意味のないガラパゴスものだと認めても、それが教育現場では必要なのだと開き直るようになると思う。

いじめ自殺者を前に、いじめが「あった」「なかった」で議論が始まるのも、長年にわたって形成されたあるべき学校、あるべき子どもを守りたいからだと思う。

大きく報道されて社会問題になってさんざんバッシングされて、やっと、学校いじめ暴力学力低下やが存在することを、学校が認めてもよくなるんだろうなあ。

まあ印象論だけど。

2012-11-12

オバマ米軍、それと、左寄りの未来

オバマ大統領選に勝利したときの演説を聞いていて、あらためておもったのは、強い軍隊を持つ、強いアメリカ、という政策を堅持できなかったら、オバマは再選されなかっただろうな、ということ。

そして、日本左派リベラル派も、オバマのような路線を打ち出せない限り、政権は取れないだろうな、ということだった。

オバマさんはこんなこと言ってた。

子供たちには、借金の重みに苦しんでいないアメリカで生きて欲しい。不平等のせいで衰退したり、温暖化の進む惑星破壊さらされたりしない、そういうアメリカ暮らして欲しい。安全な国、世界中尊敬され憧れられる国を子供たちに残したい。世界最強で最高の軍隊に守られる国を。

http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/world/gooeditor-20121107-04.html

このあたり、オバマは、自分が実現すべきアメリカ社会ビジョンを明確に持ちつつ、アメリカのさまざまな立場のひとをひっぱれるリーダーとして、考え抜いているんだなと思う。

そこには、アメリカ白人男性も排除しないという姿勢があるし、強いアメリカでなければ希望が持てないひとへの配慮があると言っても良い。

アメリカ公民権運動は、アファーマティブアクションみたいな政策を実現しつつ、有色人種の地位向上を達成して、その結果として、オバマ大統領は二期目に入った。

ベトナム反戦運動は、ベトナム戦争を終わらせたかもしれないけど、軍産複合体解体されなかった。

日本だと、たとえば、性別による差別の問題や、貧困対策といった問題にとりくむ人は、反戦であり、米軍基地には反対であり、アジア諸国に対する謝罪は終わっていないし、領土は譲ってもいいんだ、と考える人でもある、という風な印象があるよなあ。

でも、そういう立場は、どこか、世の中に対してちょっとひねくれた見方をする立場に終わってしまって、メインストリーム政治的力へと結集することはできないままで終わってきた気がする。

まあ、いろいろ、それぞれの人の思いや、願いは、簡単には運動に結実しないとか、いろいろないきさつや事情があるとして、現実問題の解きほぐしかたとかは全部とっぱらうとして、オバマみたいな立場が左寄りから出てこないと、結局右寄りの人には勝てないんじゃないかと思う。

少なくとも、右寄りの人を軽蔑して、排除しかねない姿勢の人に、より平等社会を実現する政治はできないに違いない。

もう一歩踏み込むと、こんな感じ。

中国韓国に対して領土問題弱腰にならず、かといって、いたずらに空想的なナショナリズムなだれ込むのでもない、安全保障の面でも責任ある立場をとり、シビリアンコントロールを徹底して軍事力を保持し、米国との同盟関係をより対等なものに近づけるような努力を続けながら、あらゆる立場の人々が未来希望をもち、日本列島社会に生きることに誇りをもてるような、性別性的嗜好を問わず社会活躍することができ、出身民族やどんな家族形態で暮らすかに関わらず、生活するうえで平等で十分な保障を受けることができる、そんな国をめざず政権を建てられるような、そういう方向で政治リードする立場みたいなものはできないものか。

そんなの、ありえない、としたら、それはなぜなのかを考えたい。

2012-09-27

http://anond.hatelabo.jp/20120927134445

いやー、そうでもないよ。

仕事の中心から外される」ってことへの恐怖が強い人が多いし、その気持ちもわからんでもない。

育休から明けて戻った時のことも心配だろうし、会社としては「給料水準を保証する」ことは出来ても

仕事における責任ポジション保証することは出来ないわけで。それは補助金があっても同じ結果になると思う。

そもそも、妊娠出産みたいな話が経営者にとってもやとわれ人にとっても非常に話しにくいものだし。

給与水準保証」だけで誰もが満足してくれればそうでもないんだけどね。

女性特に仕事におけるポジション重要視するから…。

経営者としてはホントに、給与だけは保証するからそれで満足してくれ、と思う。

そして子作りを始める時は教えてくれ、妊娠したらすぐ報告してくれ、とは思う。

しかしねー。僕20代の社長子どももおらず結婚もしていない。

そういう人間が、迂闊にこの手の話に踏み込むとマジ危ないんだよね。怖い。ほんと怖い。

なんとかならんもんか。こういう時、女性社長っていいなーと思う。

2012-09-10

独身税はアリ。

老若男女問わず、等しく徴収するこの税の仕組みは大いにアリだ。

但しこれはプライバシー踏み込む徴収方法であるため、実際は消費税を上乗せし、

扶養者控除と子ども手当を手厚くすればよい。老人福祉?んなもんいらん。

2012-09-09

http://anond.hatelabo.jp/20120908211727

似たような経験したことあって(トラバ二人目だ)その時、自分なりに出した答えを書いてみます


世間知らずだったこともあって気軽に相手の家に行って、告白され、自分の気持がまだ良く分からないと答えたんだけど、

その日そのまま体の関係をもって、これは付き合うしかないと腹をくくっていたら、もう次から会ってくんないの。

私の女友達が彼から私への気持の相談を受けていたらしいので、遊びではなかったと思うんだけど、

(そんな経験もあって、その彼にも恐らくあなたへの好きという気持はあっただろうと読みました)


そんなわけで、初めはなんでなんで?と思ったけれど、今はほんの少し分かる。

男性には独特のプライドがあって、それを守りたがる。

あの時私が分からないと答えたことに傷つき、それなのに関係を持ってしまったお互いに、過ぎてみてからがっかりしたんだろうなと。

あなた場合なら、勃たなかった自分に彼が傷ついてしまったんじゃないかな。(あなたは非があるわけでなく)

そういうのを許せるほど関係は深まっていなかったし、少しのことで吹けば飛ぶような浅い関係の時期だったってことなんだろうと思う。


あと男が浮気をしたり、別れ際自分に非がある時に、このプライドが強く出るように思う。

そうなったら、もう距離をとるのが一番いい。

本当のことが知りたいとか、納得したいとかいって接点を求めるほどに、相手は罪悪感を感じて、ますます遠ざかる。

からすると理不尽だけど、踏み込んではいけない相手の領域ってある気がする。

あえて踏み込む人もいるんだろうけど…それはきっと誰も幸せにならないと思うし。

今は距離をとって、いつかまた友達として飲みに行ける関係になれれば、最善の着地点じゃないかな。



すごい蛇足なんだけど、男のプライドみたいなの草食男子には比較的感じない気がします。

※別れ際におれの勝手でごめんと謝ってくれて、感動した記憶がある。

2012-08-27

http://anond.hatelabo.jp/20120827100845

リフレ派はネトウヨ烏合の衆状態にも関わらず、歴史教科書の会のような政治運動をしようとしてる

政治運動をしている世の中の数多くの人達の中にリフレ派もいるだけで、リフレ派として政治運動をしているという実態なんてあるのかねぇ。

やってないことをもとにダメ出しされることほどアホらしい話もない。

現在日銀がとっているような政策(ゼロ金利や大量の国債購入、あげくは基金を作っての株式等の購入)は、ちょっと昔には信じられないようなものだったが、リフレ派の政治運動など関係なく導入された。

単に、(財政政策領域踏み込むので法改正なしには)出来ないということではなく、勇気がなかったので遅れただけで、そういう必要だったことを早く行える人が総裁になりさえすればリフレ政策導入は十分可能。

そしてそれは政治運動とはあまり関係ない。日銀必要なことを早く行える人を選ぶのはまっぴら御免でそうでない人を推挙している、とかい陰謀論でも信じない限り。

そのためには「デフレになったらものが安く買えて得だ」、「デフレになるのは日本物価高が修正されているので不可避だが望ましいこと」、「インフレになればハイパーインフレーションまで止められない」

といった考え方の裏にある問題点を多くの人に分かりやすく説明して理解してもらい、「適切なインフレ必要だ」と認識する人を増やす方がよっぽど大切。中銀の成果により多くの目が向くように。

これに必要なのは経済学的な見方の普及であって政治運動ではない。

2012-08-23

http://anond.hatelabo.jp/20120823091120

この国では基本的に、面識のない人や薄い人は「他人様(ひとさま)」っつって礼儀正しく接するべしってことになってるんだよ。

礼儀正しいって言うのはある程度の尊重の姿勢を見せるってことね。

初めて一緒に食事に行く女ってのは

いわば仲良くなった「他人様」みたいな非常にあいまいポジなのよ。

仲良いけど他人様。一定の尊重の姿勢がまだある程度必要とされる感じ。

そして

ファミレスってのは「ファミリーレストラン」、もう全然他人様でも何でもない間柄の人間集団向けの店なわけ。

居酒屋も同様。

そらあんた、「他人様」スレスレ人間連れてったらどん引きされますよ。

侮辱っていうか「あ、この人自分のこと尊重する気持ちがすごく薄いんだな」「家族みたいな遠慮のない感じがいいってわけか、まだ初対面に毛が生えたレベルなのに」「馴れ馴れしくてイヤだな」みたいな感じにどんどんテンションが下がっていく。

ファミレスって何なの?私はアンタのにょうぼやカーチャンじゃないんですけど?」みたいなキモチになる。そもそも提案すんなよ、ってね。

これを短絡的に「尊重の姿勢って要するにカネ出してそれなりのとこ連れてけってことだろ、あさましい」と捉えてはいけない。

事は距離感の問題であって、カネがあるとそこらへんの演出がしやすいというだけにすぎない。

ファミレスより先にバーガー屋か喫茶店を考えろ。フレッシュネスだのスタバだのあるだろ。

あるいはファミレスならサイゼくらいにしとけ。一昔前にデート先としてイタリアレストラン流行った影響で、イタリア料理が出てくれば辛うじてオシャレ感が保てる。

「オシャレさにいちいち気を使わない」というのは仲の深まった人間同士でしか通用しない。まだ仲が深まってない段階でそこまで踏み込むきじゃない。

2012-08-10

恐ろしい夢を見た

汚部屋であるところの私のアパート管理人勝手クーラー点検人を入れ、

まりの片付いてなさに私が哀れになったらしい点検人の兄ちゃんが部屋を綺麗に片付けてくれ、

片付いた部屋を管理人家族にチェックされるという夢だった。

ちなみにクーラー点検人が入ったのは名目としては異音がするのでその点検という話だったが、

その異音というのは私が目覚ましに使っているケータイのバイブなのだ

管理人の本当の目的は玄関扉の下の隙間からたまにチラシとかはみ出ているいかにも汚部屋雰囲気の私の部屋に

合理的な理由を付けて踏み込むことだったのだ。

しかし点検人の兄ちゃんが気を利かせて部屋のゴミを始末したため、私はアパートを叩き出されるのを免れた。

「片付けられない」のは義務教育から続く私のコンプレックスの一つだ。

正確にいえば、片付けられないことを酷く責められる、眉をひそめられる、ため息をつかれる、一周回って逆に「良いのよ何も思ってないわよあなた勝手ですものね」と気を使われる、ことが。

片付いた部屋は足の踏み場があって快適だった。管理人とその息子夫婦小学生の孫が実際には存在しない防火扉の施錠を解除してわーっとなだれ込んできて「あら綺麗に使ってもらってるじゃない」と勝手にあちこち入り込んであれこれ見てはニコニコしていた。

虫酸が走る。

自分以外の人間自分の部屋を見せるなんて死んでも嫌だ。ひどい悪夢だった。

遅刻しそうだ。

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