2022-04-19

あの時キスをしていたら俺の人生は変わっていたかもしれない

暇なので昔の回顧録でも書く。

あれは俺が小学校6年生の頃。

友達4人で友達の家で遊んでいたんだけど、その内の2人が急にいなくなった。

俺は残ったもう1人の友達家中を探し回ったんだけど、やっと見つけたのがベッドの上。

2人は抱き合ってキスをしてたんだ。

えっ何してるの?って聞いたら、女子キスをする時の練習をしてるんだって

でも、唇を内側に隠してキスをしてるから、これはキスじゃない、

男同士のキスにはなってないからセーフだと言い張ってた。

そういう理屈が通るのかどうかわからないが、俺はちょっとキドキしてしまった。

その後も4人で遊ぶたびにその2人はベッドでキスをするようになった。

本当は男が好きなんじゃないのか?と思うくらいに。

こうなってくると、俺もなんだか、こう、キスをしたくなってきた。

唇を隠せばセーフなら、練習として俺もやってみたい。

誰とかといえば、残ったもう一人の友達と。

彼とは結構仲良くて、2人で遊んだり、

マラソン大会練習毎日2人でしていたこともあった。

そんな彼と、彼の家で泊まるという計画が上がった。

これは別に変な意図はなく、クラスで友人宅に泊まるのが流行っていて、

その流れで持ち上がってきたものだ。

まれテレビゲームも夜中まで遊べるし、こんな楽しいことはない。

そして当日。

夕食を食べ、風呂に入り、寝る時間となった。

友人の部屋で布団を2つ敷いて、電気を消す。

どうなんだろう。友人は何か思ってるんだろうか。少しドキドキする。

ちらりと彼の方を見る。何の動きもない。

俺は布団から出て、彼の顔を見た。

どうやら寝てしまっているようだ。

なんだ、そうか。俺が勘違いしていただけなんだ。

ももし、あの時友人がその気だったら。

俺は結婚もしていないし、子供も生まれてなかっただろうな。

人生ってどこで分岐点があるか分からない。

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