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2024-10-20

Skeb)作品クリエイター非表示にすると締切厳守率が下がる仕様

概要

Skebの納品作品クリエイター側で非表示にすると、締切厳守率が下がるのが納得いかいからやめてくれっていう話。

ちなみにクライアント視点の話です。

①前提(用語説明

クリエイター

 Skebでリクエスト募集し、作品を作る人。

クライアント

 Skebでリクエスト募集しているクリエイターに、リクエストを送る人。

非表示設定

 リクエストによって作られた作品が、Skeb上で表示されないようにする設定。

 クライアント側がリクエスト時に指定できるほか、

 納品後にクリエイター側が後から非表示に変更できる機能がある。(今回のテーマ

・締切

 Skeb上でリクエストに課される納品期限。クリエイター側が日数を指定する。

 締切を超過すると、そのリクエストキャンセルされた扱いになり、費用クライアントに返金される。

・締切厳守率

 各クリエイターが、リクエストの納品期限をどれだけ守ったかを示すパーセンテージ

 クリエイター評価指標として公開されている。

おかしくねポイント


作品クリエイターが後から非表示にする機能についての、Skeb運営公式ポスト

https://x.com/skeb_jp/status/1459140741007953921

> クリエイター任意作品非表示にできるようになりました。

> ただし締切厳守率が低下し、

> 30日間手数料の割引を受けられなくなります

↑なんで!?

クリエイター側でも任意作品を後から非表示にできる ←わかる
・その機能を使うと締切厳守率が下がる ←わからない

本来表示される作品を後から非表示にする行為に対して、何かしらペナルティを与えたい、という意図なのだろうとは想像できる。

でもそのペナルティが、まったく関係のない締切厳守率の低下なのは不可解だ。

③いちクライアント視点意見

私はクライアント、つまりリクエストを送る側の利用者だ。

私は、リクエストを送る際、めちゃくちゃ時間をかけてリクエスト文を考える。数か月にわたって下書きを温めながら推敲を繰り返すことも多い。

それだけ時間と熱をかけたリクエスト文は、やはり無駄になって欲しくない。なので私は、クリエイターの締切厳守率をかなり重視している。

そんな私にとって、上記②のペナルティ仕様はめちゃくちゃ困る。

締切厳守率が低いクリエイターを見かけたとき、そのクリエイターが締切を守らなかったことで厳守率が下がっているのか、後から非表示機能を使ったことで厳守率が下がっているのかがわからない。

前者だったら私にとっては重要だし、後者だったら私にとってはどうでもいい。なのに、その区別がつかない。

せっかく好みにぶっ刺さる素晴らしいクリエイターの方なのに、締切厳守率が低いと、リクエストを送ることを躊躇してしまう。躊躇した結果、送らないことがほとんどだ。

これが先述のペナルティの為に発生してしまうとしたら、クライアントである私はもちろん、クリエイターの方にとっても機会損失なのではないかと思う。

④なぜ後から非表示機能ペナルティがあるのか(憶測

なぜSkeb運営は、後から非表示機能ペナルティを設けているのか。これは完全に私の憶測だが、

おそらく機能悪用を抑止するため、気軽に使えないようにしているのではないかと思う。

Skebは有償リクエストサービスだが、

リクエストの結果として納品される作品について、その品質指定することはできない。

極端な話、たとえばイラストリクエストに対して、リクエスト内容を一切無視したイラスト投稿されようと、チラシの裏にグチャグチャ殴り書きした線のカタマリが納品されようと、

クライアント側はそれに対して一切異議を申し立てることはできず、返金も再納品も要求できない。リクエスト費用が500円であろうと10万円であろうと同じだ。

Skebはクリエイター有利を謳うサービスなので、仕様上はこういう横暴も許される仕組みになってはいる。

では、そんな詐欺まがいの行いが実際には横行せず、Skebがサービスとして正常に回っているのはなぜか?

それはもちろん、クリエイターの実績が信用となり、品質がある程度担保されるからだろう。

Skeb上に表示されている作品を見れば、クリエイター過去どんなリクエストを受けて、それに対してどんな作品を納品したのかがわかる。

素晴らしい作品を納品していれば、それは多くの人の目に触れ、クリエイターの信用につながり、より多くの人がリクエストを送るようになる。

反面、期待にそぐわない品質作品が納品されていれば、当然それも不特定多数に閲覧され、クリエイターとしての信用の低下につながる。リクエストを送る人も減っていくだろう。

から非表示機能は、そういった「品質の低い作品を納品した実績」を隠す使い方ができてしまう。

満足のいかないクオリティ作品を納品してしまったとき、その作品非表示にして、よくできた作品だけを表示設定に残す。こうすれば、自分の信用の低下を防ぐことができる。

実際にやる人がいるかどうかはともかく、仕様上はできる。

Skebが今のサービス形態を成立させるためには、クリエイターの信用は生命線だろう。

からクリエイターの実績を都合よく隠蔽するような使い方をできる機能に対して、ペナルティを課しているのかもしれない。

ただ、仮に悪用を抑止したい意図があったとしても、それは別の形でペナルティを与えてほしいと思う。

③に書いた通り、私のようなクライアントにとっても、そして多くのまっとうなクリエイターの方々にとっても、デメリットの多い仕様だと思うからだ。

何より、信用の為に表示している「締切厳守率」という数値自体を信用できないものにしている、迷惑仕様しかないと感じるからだ。

私はSkebの自由さと気軽さが大好きだから、このサービス形態を守っていって欲しいと思っている。

でも、それはそれとして、表示されている情報信頼性を損なうようなペナルティは、利用者にとって不利益だと思う。

ペナルティ撤廃してほしいし、それができないなら、作品を後から非表示にする機能自体撤廃してほしい。

(この機能活用しているクリエイターの方も多いと思うので、あくまで私個人意見

⑤要するに

「締切厳守率」という名前の数値を「締切を厳守したかどうか」以外の要素で変動させたら、数値の意味がなくなるからやめてくれ!!!



以上です。

anond:20241020152837

戸建ての費用が上がってて、中古物件は沢山これから出るけど建替え費用一般人にはもうないよねって話じゃん

金持ち不動産投資の話じゃない

中国の奇妙な現象田舎に戻って寝そべり族化すると人生詰む

https://anond.hatelabo.jp/20240921093915

失業者は日増しに増え、収入の道が途絶える一方で、家賃光熱費生活費など生きるための最低限の費用は賄っていかなければならない。多くの人々が大都市から脱出し、田舎の町に帰って「寝そべり族」化することを選択している。激しい不景気の波にさらされる中、田舎の町は、まるで時が静かに流れる安息の地を思わせるようだ。

その一方で、私の従兄が逆に田舎の町から大都市最近「逃げ戻った」のだ。

この二つの対照的選択果たしてどちらが現実的なのか? 

気になって、家族グループチャットで聞いてみた。以下は、親戚が教えてくれた田舎の町の最新情報だ。

  • 通りには配達員の数が増え、以前なら夜9時以降は自分バイクを走らせないと夜食を手に入れられなかったが、今では深夜1時でも配達員が動いている。

親戚たちがちらほらと送ってくれた田舎の現状を見て感じたのは、大都市よりも田舎の方が経済的に苦しいということだ。公務員ですら蓄えを切り崩しながら生活している。大多数の「普通」の人たちは、実家から支援も受けられず、だからこそ大都市に留まって奮闘している。一度大都市を離れ、田舎に戻ってしまえば、仕事が見つかるかどうかも怪しい。仕事が見つからなければ、家に引きこもるしかない。そして、経済問題家族関係の渦に巻き込まれじわじわと沈んでいく――もう二度と立ち上がれない。人生そこで終わりだ。

かに大都市生計を立てていくことは厳しく、生活費も高い。しかし、チャンスが多く、公平でもある。田舎リソースほとんどが上層階級に独占され、普通の人たちには生き延びるためのわずかな資源しか残されていない。発展なんて望むべくもない。だからこそ、苦しい時こそ大都市に留まるべきなのだ。少なくとも、大都市では利害が全てだ。そして、金の前では皆平等だ。

追記田舎上層階級について、親戚たちの話を聞くと、どうやら新たな権力の再編が進んでいるようだ。この件についてまた詳しく書いてみようと思う。なかなか興味深い話だ。

バイトに騙されないために気をつけること

バイトって、ほんまに危ないから気をつけなあかんで!

まず、怪しい求人には絶対に応募せんことが大事や。

高収入とか、楽して稼げるって甘い言葉には気をつけや。正直、そんなおいしい話はまずない。

1. 求人元を確認する

ちゃんとした会社かどうか、ネットで調べてみて。公式サイトがあって、住所や連絡先がしっかりしてるか見てみることや。あやふやなとこやったら、怪しいで。

2. 登録面接お金要求される

普通仕事で、面接お金取られることなんてないねん。登録料やら機材費用とか言うて、前払い求められたら、もうその時点でアウトや。

3. 契約内容ちゃん確認する

もし契約書があったら、ちゃんと読んで分からんとこは遠慮せんと聞くんや。曖昧説明やったり、「ここだけは秘密に」とか言われたら怪しさ満点やで。

4. SNS掲示板には気をつける

最近SNS掲示板募集してる闇バイトが増えてるけど、知らん人からメッセージDM絶対無視や。特に高額報酬匿名性を強調するのは要注意!

怪しいと思ったら、家族友達相談してみることが大事やで。一人で悩まず、周りに頼ることが一番や。気ぃつけてな!

結婚に金がかかるって、そもそも相手を見付けるための婚活費用デート代諸々とか

見付かった後なら結婚式とか引っ越し費用とかが主でしょう?

既に同棲している状況で籍だけ入れるならば金は一切かからんのに、貯蓄してからって意味が分からない

元々結婚するつもりはなく3年同棲して他に女が出来たので今の彼女を捨てたい口実だったとしか思えん

2024-10-19

anond:20241019154627

費用抑制しながらできるならそれが一番いいに決まってる

何の政策でもそうなので防衛費に限らず考えがもう何もわからん

anond:20241019114445

なんというか、設問がアホだな

そりゃ費用抑制しながら強化できるならそれが一番いいに決まってるだろ(自衛隊を認めていない共産党以外)

どの程度強化してどの程度費用抑制できるのかが個々人の頭の中にしかいから、これを選んでる奴の考えは外からじゃわからんしか言えない

妊娠中絶に関してはこれだと思うんだよね

https://www.youtube.com/watch?v=YZ_CoErZgjk

@現実主義

自由には責任が伴うでしょう。女性一人で産む産まないを決める権利があるなら、中絶費用子育て費用母親側一人の責任だとするべきでしょう

逆に、男性側にも決める権利があるなら、男性側はきちんと中絶費用子育て費用を支払う責任を果たすべき

もちろん、例外はあるけど、例外なしに女性一人に決める権利だけ与えるのは良くないでしょう


@mamosans9952

同意なしになることで喜ぶ男もいそう。「俺には関係ない」って言えるようになる。

anond:20241019115013

妊娠にかかる費用は高額な不妊治療費を含めて全部女個人で捻出しろって話にならない?

なりません。それこそ「国費で負担しろ」って絶対に言うに決まってる

女性が未婚なら中絶相手の男の同意不要なので、中絶に必ず相手の男の同意必要ってのは単純にデマだし

夫婦でも夫の同意なくして中絶させろって話なら

妊娠にかかる費用は高額な不妊治療費を含めて全部女個人で捻出しろって話にならない?

そっちの方が女性にとって過酷にならないか

そもそも男が産ませたがっているのに女が中絶したがる事自体、どんなレアケースだよって話だが。

普通に考えて逆の方が圧倒的に多いだろ

古谷徹の件もそうだし、不倫相手に無断でアフターピルを飲ませた医師ニュースとかあったじゃん

2024年衆院選防衛政策アンケートで気になった回答

anond:20241018165219

https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2024/survey/touhabetsu.html

Q13 防衛力強化 5年間で43兆円の是非

政府は、5年間で43兆円程度の防衛費を確保する方針防衛力の抜本的強化を進めています。これについてどう考えますか。

党名さらに強化今の程度で良い強化は必要だが費用抑制強化する必要はない回答無し
自民22%59%14%0%4%
立民0373213
維新13562703
公明0356500
共産0001000
国民17274925
れい000973
社民0001000
参政381723219
その他271929159

Q14 防衛増税賛否

防衛費増額の財源をまかなうための増税に賛成ですか。反対ですか。

党名賛成反対回答無し
自民42%24%34%
立民0970
維新2925
公明311059
共産01000
国民28810
れい01000
社民01000
参政0982
その他147512


【論外】

共産社民れいわ もはや語るまでもないだろう

【やりたくないのが丸わかり】

立民 「強化は必要だが費用抑制すべき」だけど「防衛増税反対」、つまりやりたくないってことです

【口先だけ勇ましいパフォーマンス

維新国民賛成 「防衛増税反対」つまり絵にかいた餅です、金は出さないけど成果は出せって言うパワハラ気質が溢れてます

【実現可能性がある】

自民公明 意志とそれを実現するための手段両方を持つ、防衛増税へ反対と回答しないの割合が高いのは残念

2024-10-18

anond:20241018142744

出版社漫画垂れ流しはずっと問題視してて

あれ一応インプレ収入も入ってるはずなんだが宣伝費用として済ましてしまってるよな

しかも今後は作者はAI利用許可してんのか?ってなる

anond:20241017112038

以下は、2020年以降に起きた自民党に関する主な不祥事の一覧です。

1. 吉川貴盛農水相贈収賄事件2020年):

吉川元農水相は、大手企業から現金受領が明らかになり、収賄罪で起訴されました。この事件は、自民党政治資金規制問題点を浮き彫りにしました。

2. 安倍晋三元首相の「桜を見る会問題2020年):

安倍元首相は、支援者向けの夕食会の費用について、収支報告書記載せず、政治資金規正法に違反したとされました。最終的に不起訴処分となりましたが、国民から批判が続きました。

3. 菅原一秀経済産業相公選法違反2020年):

菅原経産相が、選挙区内で支持者に金品を提供していたことが発覚し、公職選挙法違反の疑いで捜査されました。彼は大臣を辞任し、自民党内での倫理規定見直しが求められました。

4. 岸田政権における不祥事

岸田文雄首相政権でも複数問題が発生しています。岸田首相長男公用車私的に利用したことや、増税方針を巡る批判が続いています

5. 政治資金問題

複数自民党議員政治資金不正使用や、不適切支出に関与していたことが明らかになり、党内のガバナンス問題が浮き彫りになっています

なぜ不祥事が起こるのか

自民党不祥事が頻発する理由には、以下のような要因が考えられます

1. 長期政権による慢心:

自民党は長期にわたって日本政権を担っているため、党内に「自分たちは常に与党である」という慢心が生まれ不正不透明行為に対する感度が低下している可能性があります

2. 内部統制の不備:

自民党内での規律ガバナンスの不足が、不祥事の温床となっています。これにより、政治家個人の行動が十分にチェックされず、問題が発覚しても対応が後手に回ることが多いです。

3. 政治と金問題

政治資金の透明性が不足しているため、企業個人から寄付不適切に扱われるケースが多発しています。これが結果的に、利益誘導汚職の温床となっています

これらの問題に対しては、より厳格な政治資金規制倫理規定見直し内部監査体制の強化などが求められています

農業アイドル訴訟全部終わったのか

口頭で言われたというパワハラ証拠を出せず、「ぶん殴るぞ」というLINE顔文字付きかつアイドルの方が「文面上では怖がりそぶりを見せず普通の返答」なのでセーフ判定になった

でも自殺事件の後で同じ事務所の別のアイドルも、パワハラを訴えながら退所

お前たちは必要ない。辞めてしまえ。代わりはいくらでもいる。』等の罵声を浴びせられながらも一生懸命頑張って参りましたが、9月25日屋台祭りにて休憩を取ることを許されず『もうやるな辞めろ。代わりはいくらでもいる。』と、罵声を浴びせられ、耐えられなくなってしまい、活動を辞退させて頂きました。それが全てです

https://seesaawiki.jp/neverless/d/%A4%BD%A4%CE91

の子は#拡散希望 つけていたものの、別のところに移籍してまたアイドルをやることになったので書き込みを消して魚拓も残っておらず、でも当時マスコミ取材を申し込むリプやファン心配するリプなどが残っている

突然のメッセージで、恐れ入りますあいテレビ報道部です。拡散希望の件に関して、詳しくお話を聞きたいことがございますDMなどで直接やりとりをさせていただくことは可能でしょうか?

https://x.com/itv9212193/status/1582932897342062592?s=46&t=vmjfatU8tSj_awNs-Ks1eQ

昭和事務所ですね。僕も芸能事務所いたんですど、この言葉は禁句でした。一人一人大切に扱いました。ここの事務所以外に沢山あるから選べばいいです

https://x.com/q1aa199/status/1579468150642728970?s=46&t=vmjfatU8tSj_awNs-Ks1eQ

こういう時、誰にも言えず何も出来ず悲しい結果になる事があります

その中でよく決断し動けたと思います

これから活躍を祈っております

周りに応援してくれる方、沢山います

頑張って下さい!

https://x.com/nobu_shige/status/1579710767695540224?s=46&t=vmjfatU8tSj_awNs-Ks1eQ

完全なパワハラです。

訴えれば必ず勝ちます

民事裁判手続をして、必ず弁護士を頼んでください。

弁護士費用は、相手側に慰謝料請求して足しにしてください。

https://x.com/haturatupapada/status/1579809873965252608?s=46&t=vmjfatU8tSj_awNs-Ks1eQ

突然会えなくなってしまったのは驚き、悲しみました

最後真実が知れて良かった

辞めるという決断はとても苦しく辛かったと思います

今まで本当にお疲れ様でした

またいつか、どこかでお会いしましょう!

今はゆっくり休んで英気を養って

https://x.com/lovemitch1223/status/1581602348451127297?s=46&t=vmjfatU8tSj_awNs-Ks1eQ

発作的に自殺したアイドル本人も親も、生前に丹念に証拠をとっておくという発想を持てなかった素人から負けただけじゃないか

事務所弁護士の渥美陽子高畑裕太強姦事件の時にも被害者女性への中傷表明出してそれを報道させてたなあ

現在は暇空茜の弁護団リーダーでもある

被害を訴えた側を悪人に仕立て上げるのは彼女の得意技だろう

2024-10-17

anond:20241014233406

主です。文章が途中で切れてたので追記します。

内容確認段階では最後まで表示されるのに、実際に投稿されたものは途中で切れている謎…。

あと、コメントいっぱい頂いて本当にありがとう

こんなにコメント貰えるなんて思っていなかったし、実際参考になったって人がいたのは本当に良かった。

ツッコミを入れてくださる人たちについては「全くその通りで申し開きもございません、至らぬ夫で申し訳ない」という感情です。

ともあれ、以下、続きです。

先進医療医療保険ガンガン使った方がいい

少なくとも東京都では、不妊治療に際して先進医療分の補助金存在する。

補助金不妊治療の「周期(採卵→着床→妊娠判定のサイクル)」ごとに支払われる。

補助額はかかった費用の最大7割(上限あり)。

更に、我々の住む市区町村では、東京都助成上限を超えた際に適用可能助成金もあった。

こういった制度自治体にあるなら、先進医療ガンガン使って問題ない。

ちなみに、我々は上記10万円(受給額はその7割)でも補助金の上限額を全く使い切れていない。

こればっかりは小池百合子感謝

また、各種保険制度で直接のカバーはできなくとも、国保・社保には医療費自己負担上限額が設定されているので、私は精子採取手術について、後から詐欺じゃない本物の還付金(微々たるものだが)が受け取れた。

もちろんレターパックではない。

年間の医療費10万円を超えたら、年末調整で控除にも使える。

これら保険制度適用することで、先進医療を含めてもだいぶ現実的な値段に見えてきたんじゃないかと思う。

勿論、決して「安い!不妊治療まじコスパいいわ!」と言えるような額ではないけれど、ビビるような金額でもないのだ。

■余談2

妻については、その後出産時の「帝王切開入院」でも民間保険金が下りたので、不妊治療開始から出産まで含めたトータルの収支は最終的にトントン黒字になった様子。

出産時には国から一時金(執筆時は50万円)が出るし、妊婦検診のクーポンも配られるので、「妊娠さえしてしまえば」国と自治体保護は「思っているよりは」手厚い印象。

とはいえなんだかんだ焦る

タイムリミットまでやってダメだったら素直に諦める」覚悟を決めて臨んだとはいえ、やはり大小様々な要因で時間は食われるので、焦る。

この焦りが地味に厄介だった。

我々のケースでいえば、

男性不妊の発覚→手術で3ヶ月のロス

母体疲弊による1ヵ月の休養

・採卵した卵子が全て受精に至らない

 (そもそも年齢により、一度に採卵できる数が少ない)

といった理由で、次の生理周期まで待たなければならないケースが発生した。

次の生理周期を待つということは、丸一か月間、妊活サプリ(葉酸コエンザイムQ10大事らしい)飲む以外の行動が何もできないということ。

当初、「年間の保険適用回数は3回(採卵→受精→着床のセットを1回と換算)」という説明に「少ない…ということは妻のタイムリミットまでに試行回数が6回くらいしかないということか?!」と思っていたけど、なんだかんだ若くても年間6回フルにやれる人は多くないんじゃないかと思えてきた。

特に40代場合妊娠成功率10%程度な中、試行可能回数が6~9回…これは随分と排出率の悪いガチャだな…と思う。

つくづく、我々は割と運がいい方だったんだと思っている。

■顕微受精が一番いい

ここまでやった感想としては、誤解を恐れずに書くと「子供が欲しいなら顕微授精が一番いい」と感じている。

以下は妻から出た言葉の要約だが、

健康卵子を選別し

 (妊娠できない卵子は除外)

健康精子も選別し

 (同じく妊娠できない精子も除外)

・人の手で卵子の中に直接精子を入れて確実に受精させ、成長した卵子のみを保存

 (受精させても分裂が始まらない卵子もある)

・事前に子供への障がいの発生しやすさも把握できて

 (染色体検査で障がいの残りやすさが事前に分かる)

妊娠に適さない体調ならデータ準拠で保留してくれて

 (なんとなくの気分ではなく、ホルモン値で判断)

・最も着床率の高い場所受精卵を戻してくれる

 (自然妊娠では絶対にできない)

これら、妊娠確率を上げるための非常にストレートで堅実な対策が全て取られている。

前述したように、40代の我々では卵子ちゃん受精する率がそもそも20%なのだ

プラスちゃんと着床する率も考えると、自然妊娠タイミング法ではまず妊娠に至らなかったと思う。

どれもこれも、自然妊娠ではできないことだし、「ここまでやって妊娠できないならもう何をやってもダメだ」と逆に諦めがつく。

気持ちの面で、よほど自然妊娠にこだわりがないのであれば、下手にタイミング法などに手を出すよりは、初めから顕微授精に全力投球した方が妊娠確率も高く、最終的な母体への負荷や、2人の精神ストレスも低いんじゃないかと感じた。

このエントリを書くに当たってタイミング法を調べたが、私は率直に「精神の消耗激しそうでやりたくない…」と思ってしまった。

最初から全力 & 知識は走りながら増やす

知識を詰めてから…」「まずはお互い、精子卵子検査をしっかりしてから…」「最初お金のかからない方法で…」なんてしてると、ズルズルと時間お金を浪費し、タイムリミット(何度も書くけど保険適用は43歳になる前日まで)が近くなる。

年齢が高くなると、年間で保険適用できる体外受精試行回数自体も減る(6回→3回)。

総じて高齢での受診は色々なハンデを抱えることになる。

「徐々にグレードアップ」は本当に良いことがない。

運が良ければ安く済むかもしれないが、ダメだったとき精神的負荷が高すぎる。

そんな中、二人で決心して一気に走り出せば、治療過程で必ずお互い検査が入り、何か異常があるなら炙り出されるからそれから考えればいい。

最初から二人で全力」であることが大事

結果的にその選択は正しかったと思う。

でないと、私の男不妊に気づかないまま情報に踊らされてタイムリミットを迎えていた可能だってあるのだ。

■顕微受精だと子供ができた実感がない?

実際そんなこと言われたことないけど、保守的な人が言いそうなことに先回りしておくと、こちとら自分の子供が卵子の時から写真があるのだ。

これ以上の思い入れエピソードはないだろう。

いつか子供が成長した時、卵子の頃の写真を見せたいと思っている。

(嫌がるかもしれないが

ここまで読んでくれてありがとう

不妊治療をやるか悩んでいる人に、少しでも多く届けば幸い。

2024-10-16

多くの人が考えているが、口に出すのをためらっていることを言う。

ウクライナ現在戦争に負けつつあり、抜本的な対策を講じない限り状況は悪化するだろう。

何が敗北で何が勝利かという議論はあり得るし、確かにこれまでのところウクライナが生き残ったことは大きな勝利だ。

しかしたとえロシアが攻勢を止めて守勢に回ったとしても、クリミア侵攻前の国境どころか、2022年国境まで領土を取り戻すためのリソースはない。

これには多くの要因がある。

動員の遅れ、援助の不足、制裁の弱さ、西側諸国政治的意思の欠如、軍事的判断の誤り、エスカレーションへの懸念による援助の遅れ。

そしてウクライナの4倍の人口を持ち、ほぼすべての領域で優位に立ち、世界最大級軍事産業を持つ国と戦っているという純然たる現実だ。

人員不足という問題もあるがこれには別の原因がある。

もちろんウクライナ政府はこの問題に対する責任の大部分を負っている。

しか西側諸国がゼレンスキー大統領要求した14個旅団の装備を供給できないのであれば、数十万人の徴兵を行っても武器がない。既存部隊に大量の補給をする必要もある。

誰がその費用負担するのか?

正直に言うと、米国欧州にはこれに資金提供する意欲はもはやない。

ロシア領土を獲得すれば、武力による現状変更は許されないとする欧州安全保障の基本原則が損なわれることになる。

2014年ロシアはこの原則に反し、2022年の侵攻につながった。

そして次の失敗はウクライナだけではない。ロシアを倒せなかったウクライナ米国、そして西欧諸国の失敗になる。

ウクライナ西側諸国が動員支援のための援助を大幅に増やす真剣計画を立てない限り。

まり西側が適切な武装と訓練の提供し、ウクライナがより多くの人々を動員することを約束し、米国イスラエルに対して行っているのと同じくらい強力な装備を提供しない限り、ウクライナは消耗戦に負けるだろう。

それは不利な条件での講和と、ウクライナから他国への大量難民を強いることになる。

そして西側ロシアに負けた、西側は戦えないという危険前例となるだろう。

部屋を整理して、入口の近くにあったよくわからない水を捨てました。少しスッキリしました。

整理整頓は、作業効率生産性の向上に大きく寄与します。

物を探す時間が削減され、作業必要ものがすぐに手に入るため、効率的にタスクを進めることができます

また、整理整頓によってコスト削減にも繋がり、物の紛失による無駄な出費や過剰在庫の保管費用などを減らすことが可能です。

さらに、整理整頓された環境集中力を高め、無駄な動きを最小限に抑えることで、より質の高い仕事を行うことができるようになります

整理整頓は単に物理的な空間を整えるだけでなく、心理的クリアさをもたらし、作業の質と速度の両方を向上させる効果があります

このように、整理整頓個人作業環境改善するだけでなく、組織全体の生産性を高めるためにも非常に重要活動です。

anond:20241016150242

言いたいことはわかるが年一のこれを屈辱と思ったことないな

どちらかというと費用がかかるのがむかつく

anond:20241006133240

同じく40年越えのマンションだけど建て替えの方向で動いてる。

都内だったら将来的に建て替えの話が出てくるかもよ。

総戸数とマンション容積率余っているか調べてみて。

修繕費を建て替えの費用には割り当てられないから建て替え費用負担引越し2回と仮住まい費用がかかってくる。

数年かかるし精神的にも身体的にも負担が大きい。

ただ、格安で今の立地で新築マンションに住めるよ。

固定費を抑え続けたいならいつ起こるかわからないけど建て替えを狙ってリフォームだけ済ませておく。

エレベーターがないと暮らしていけない、建て替えの可能性がなく限界マンション化していくようなら引越し検討してみて。

そういう可能性があることも考えて改めて検討してみてほしい。

anond:20241015225621

うちは基本財布別だけど、育児費用や老後の費用まで加味した上で財布を分けている、からお互いが趣味に幾ら使おうが全く頓着しないな

というか財布別もお小遣い制も、死ぬまでに必要生活費目線を合わせておけば大差なくね?

しろ趣味支出趣味性質にもよるだろうけど、流動性が一番高くなりがちだし、かなりの部分個人判断で調整が可能なのだからお小遣いとして固定する方が悪手に思える

2024-10-15

尊厳死よりさ

若者負担になるのが心苦しい人も居るんだから尊厳死認可しよう、やるやらないはともかく議論しようっていうけど

それなら老人の生活にかかる費用医療費食費住宅費含めて全部無料化も同じく議論しよう

その分所得税贈与税は大幅に上げよう。あと介護職などの給与基準も引き上げ引き上げ

足りない分は国債

若者は将来の備蓄不要になるし金持って死んでも残せるものが減るから現役世代の消費は高まるから国債で出す分以上に経済回復

若者の消費が活発になる ≒ 若者経済的余裕・時間的余裕が増える ≒ 婚姻率の改善出生率改善も見込める

将来の不安ベース無敵の人生産も減らせるから治安も維持されるし介護職の高給に対応するため他の職も人手確保のため給与上げざるを得ないからゆるいインフレ基調が達成される

役人さん政治家さんはちょっとした法律の変更も嫌がるけど少なくとも自己選択による死の合法化よりも変える手間が少なくなってハッピー

いやほんとにできるかというと色々無理あるけど選択自死合法化議論するならこっちも議論すべきじゃないの

anond:20241014233406

めちゃくちゃ参考になる。ちょうど来週に不妊治療始める40男。精液検査だけはしたけど運動率が10%ぐらいだったんだ。費用感とかわかってほんと助かるし心の支えになった。ありがとう

2024-10-14

[]精子が出ない体でも子供ができた

不妊治療を始めたら、自分精子の全く出ない体だと判明した。

(途中で切れてたので、続きはこっち https://anond.hatelabo.jp/20241017030144 )

(コメントへのかいつまんだ返信はこっち https://anond.hatelabo.jp/20241021145456 )


…と、見出しは引きの良さで付けてしまったが、我々が体験した体外受精(保険適用)、更に男性不妊という状況での妊娠出産について、教訓の多い体験だったので、経緯をちゃんと残しておきたいと思った。

本音としては「こんな面白い体験文字にして残しておくしかないだろ!」という面が強い。

特に不妊治療において男性側と女性側両方を体験した事例はそんなに多くないと思う。

結果としては、精子はいたし妊娠もできたし、先日無事出産したので、めちゃくちゃ不幸な話を期待した人がいたらごめん。

この経験を書き残すことで、体外受精高齢での不妊治療男性不妊現実的なところ、また費用面の不安を感じている人に、それらの不安を少しでも現実昇華できればいいなと願う。

不安は「よく分からない」が原因の面が大きいと思っているし、そしてたぶん「思っているよりは」費用はかからない

しろ、妻に関しては妊娠出産に関して出ていくお金と入ってくるお金トントンに近かったので、「最高の不妊治療を受けて実質無料子供を作った」と言ってもいいくらい。

何より、実際やってみて我々は夫婦ともに「不妊治療やるなら体外受精(特に顕微授精)一択」と感じている。

インターネット上には不妊治療高齢出産に対してネガティブ寄り(というか慎重論というか)の意見が多いように感じるので、たまにはポジティブ寄りな意見があってもいいんじゃないかな。

もちろん、若いうちに子供を作れたら理想ではあるけれど、40過ぎてチャレンジしたって罰が当たるようなものではないのだ。

本筋含め長いエントリだけど、興味のある人は付き合ってくれれば幸い。

ワードとしての伝わりやすからここまでは「体外受精」と書いたが、実際は顕微授精なので以下は「顕微授精」統一で書いていく

=====

■経緯

詳細は後述するが、夫婦(私は40、妻は41)で不妊治療を始め、最初から体外受精、それも顕微受精(精子卵子を別個に採取し、人工的に受精培養させる方法)を選択した。

顕微受精となると、一度の採卵で母体から何個も卵子を取り出す(別途採取した精子受精させ、ちゃんと分裂始まった卵子のみを冷凍ストックする)ので、排卵誘発剤の自宅注射を2日に1度くらいのペースですることになる。

Falloutみたいだ!」「今日もヤク入れるよ!」と二人で笑いながら自宅で注射をしていた。

(Falloutのスティムパックのように、針を腹に刺して薬剤を注入する方式なのだ)

採卵日間近になると、今度は貯まった卵子が出てこないよう、点鼻薬による排卵抑制剤の投与が始まる。

妻は前日22時以降禁食、当日朝は水しか飲めない。

一方私は朝一で精子採取し、医院へ。

妻は座薬(痛み止め)を入れ、施術着に着替え、採卵の待機を…といったところで、私に医院から呼び出しがかかる。

「もう一度精子採取させてくれ」

一抹の不安を感じつつ、再度提出。

しばらくの後、言い渡される「男性不妊」。

どうやら、精液の中に私の精子が一切出ていないらしい。

「少ない」とか「元気がない」なら年齢的に覚悟していたが、掛け値なしゼロとなるとショック度が違う。

医院先生が、ちょっと歯切れの悪い、バツが悪そうな言い方をしていたのが印象に残っている。

ということで、ここまで妻が色々頑張ってくれた経緯は全て無駄となり、その日の採卵は中止となる。

■「絶対妊娠できない」宣告はめちゃ堪える

先生曰く、「ウチではこれが一時的もの先天的もの判断ができない」と。

通っていたところの系列医院なら男性不妊対応できるというので、その日のうちに速攻で仮予約の連絡を入れた。

ただ、その日は土曜日

仮予約の返信が来て、診察日が決まるのが最短で月曜日

この2日間はなんだかすごく長かった気がする。

恥ずかしながら、今まで「自分精子が出ていない」ということを疑う機会・症状などなかったので、かなり頭が混乱した。

今までは、年齢とか仕事とかお互いのストレスとか、子供を作らない(作れない)原因は色々あると思っていたのが、不妊治療を始めて一気に100 : 0になってしまったのだ。

精子が出ないなら出ないでいい。

そもそも高齢だし、もう子供ができる可能性がゼロならば、それはそれで諦めがつくのだ。

ただ、何もかもハッキリしないのがひたすら怖い。

月曜に医院からの返信が来たときは、まだ何も始まっていないのにすごく安心した。

男性不妊の種類を調査

初診で訪れた産科医院は、当たり前だけど女性9割超の空間

学生時代(大学女子9割の学部だった)を思い出し、懐かしいと思うなどする。

先生は後述する「この医院らしい」先生で、現実的なことを淡々と包み隠さず話してくれ、安心感があった。

曰く、無精子症はいくつかあるらしい

1 : 主な一つは精子通り道が何らかの原因(性病や各種炎症の後遺症など)で詰まる機能不妊

2 : 主なもう一つは先天的睾丸機能が弱く、精子作成能力が低い遺伝的な不妊

3 : あとはストレスホルモン異常による一時的精子減少などなど

2~3週かけて何度か採精し、毎度精子ゼロだったため、3の可能性はほぼなくなった。

ということは、可能性は1か2。

併せて行ったエコー診断や採血染色体検査を見て、先生的には「データと診断の限りはどこを見ても健康体で、健康精子がいる可能性が高い」とのこと。

染色体に異常がないので、精子が採れた場合、障がい児が生まれ可能性も下がるらしい(結果を聞いて、思っていたより安心感強かったので、子を望む人は染色体検査やった方がいいと思う。

そして、この「おそらくいるであろう精子」を取り出すには、手術の必要がある。

まり、「睾丸を開いてみないと実際いるかどうか分からない(開いてから取り出す方法を決める)」ということだ。

ちなみに、症状が1なら高確率妊娠可能精子が採れ、2だったら30%とからしい。

人生初の手術が精子の取り出しになる

まさか人生初の手術が「精子を取り出す」になるとは思わなかった。

そして人生初の全身麻酔も同時に達成することになる。

前日は22時以降禁食、当日も朝から厳密な制限を経て、朝早くから通院。

手術台に寝かされ、麻酔科医の先生世間話をしたと思ったら、



次の瞬間に手術が終わっていた。

ビックリするくらいあっけない。

ソ連SF映画不思議惑星キン・ザ・ザ」を思い出した。

(分かる人だけ感覚を分かってほしい

健康精子が採れた

結果からすると、精子はいたし(前述の状態でいう1)、数値を見る限り年齢なりの衰えはあるっぽいが、先生曰く「健康精子いっぱい採れました」とのことなので、顕微受精に支障が出るようなものではないようだった。

精子ストックは「10回分」(「10匹」ではないらしい)。

これを冷凍してストックする(年額で維持費がかかる)。

もし使い切ったら、もう一度同じ手術をすることになる。

(ちなみに、冷凍精子原則として婚姻関係又は事実婚相手しか使えない)

手術はものの1時間で終了。

術前の待機時間と術後の様子見の時間の方が長く感じたくらい。

以降、不妊治療の主役は再度妻にバトンタッチすることになる。

ちなみに、切開したのは1~2cmほど。

いわゆる「金的を蹴られたような痛み」が、その後1週間は続いたことも記しておく。

結構痛くて寝るのに支障があった。

ともあれ精子ちゃんと採れた!

事前に「まあほぼほぼ大丈夫でしょう」と言われていたので、喜びや安堵はそこまで大きいものでもなかったが、「ハードルを1つ越えた」実感があった。

■余談1

術後、なんとなく興味本位で「精子を取り出す」以外の選択肢(例えば元のように精子が精液に混ざって出てくるようになる術とか)があるのか聞いてみた。

先生曰く「かつては詰まった精子の管をバイパスする手術があった」らしい。

ただ、術式的に「精子だけ取り出す」より難易度が高く、ニーズも低いため今は殆ど行われていないとのこと。

まあ、精子が再度出るようになって得するケースは確かに少なそうだと思った。

スペック

改めて我々のスペックは以下の感じ。

不妊治療開始時 : 私40歳, 妻41歳

結婚して数年、都内賃貸在住、一応車は持っている。

不妊治療保険適用は43歳(になる前日)までなのと、私の本厄を目の前にしての治療開始なのが、なかなかヘヴィなところ。

現代で似たような年齢・タイミング高齢出産考える人結構多いんじゃないか

前述のとおり精子は手術で取り出して凍結済。

そこからのざっくり経緯としては、

生理周期に合わせての採卵2回(男性不妊発覚で中止した回は除外)

・着床試行回数1回

妊娠成功、そのまま出産

最終的に採れた卵子が2回合わせて10個くらい(中止した初回を入れれば15くらい?

若い人は1回に20~30個採れる人もいるらしいので、ここはやはり年齢が出るところなのかもしれない。

その10個の中で、受精可能そうな卵子が4つほど。

さらに、受精させてちゃん細胞分裂が始まった卵子が2個。

ちなみに1回目の採卵で採った卵子は全滅(受精させても細胞分裂が始まらなかった。

単純計算妊娠に適した卵子が出る確率が40%、妊娠まで到達した卵子20%。

これを自然妊娠(タイミング法含む)でやろうとしたら更に確率が下がるのは想像に難くないので、この時点で既に、我々の年齢で自然妊娠は相当に難易度が高いというのが分かる。

そもそも、「卵子精子注射針で直接ぶち込む」という超・直接的な手法をもってしても妊娠に至らないケースがあるんだと驚いた(成功率は我々で50%

とはいえ、そんな状況でも通院開始から男性不妊治療を経て、妊娠判定まで半年ちょっとなので、我々は総合的に比較的運がいい方だったんだとは自覚している。

妊娠判定時で妻42歳、私は41歳になる直前。

保険適用期間の治療で、なんとか成功できた。

から考えると、

病院選び

最初から体外受精(顕微授精)一択

先進医療を惜しまない

あたりが妊娠成功率を上げるポイントなんだと思ったので、それぞれの感想とか以下に書いていく。

勿論だけど、顕微受精は採卵時の母体への負荷があるので、母体が許すなら、という条件は付くが、何度も書くけど我々は「それでも顕微授精が最も良い」と感じている。

また、後述するが「思っているよりは」お金はかからない(金額について知りたい人は飛ばしてほしい。

病院選びについて1

なんとなくぼんやり子供欲しいよね」くらいの気持ちで、不妊治療保険適用になったことだし、そろそろ…と思いつつ、不妊治療自体には少し二の足を踏む。

…と、これ自体は我々含めよくあるケースだと思うけれど、やってみて分かる二の足を踏むには事情がある。

そもそも病院をどこにすべきか分からない。

みんな実際ちょっとGoogleマップとかで「不妊治療」で調べてみてほしい。

我々の場合(都内在住)、一番近所の不妊治療クリニックが「魂のこもった~」とかなんかラーメン屋みたいなこと書いてあり、この時点で結構キツい。

それ以外も「不妊治療専門の鍼灸院」というよく分からないトコがあったり、口コミ医師への愚痴が延々書いてあったり、「子供」というある種神聖ものを取り扱うからか、とにかく情報ノイズが多い!しか口コミでみんな専門用語使うから、ふわっと興味で調べてみた勢は口コミ勢の知識マウントでだいぶ気持ちが挫かれる(それだけみんな真剣なんだとは理解するが。

そのうえ、病院ではよくあることだけど、どこも口コミ評価が1か5に完全に二分している。

特に不妊治療ともなれば、子供ができたら高評価になるだろうし、できなかったら低評価になるだろうことそれ自体は分かるが、手探りでこれら情報ノイズを潜り抜けて「ここにしよう」と思える場所を決められる人はそんなにいないんじゃないか

私の場合は、調べ始めた一発目が明らかに相性悪めな「魂のこもった」ラーメン医院だったので、だいぶ「これは大変だ…」と思ったのをよく覚えている。

病院選び2

そんな折、知人女性たまたまXで話してお茶することになり、話の流れで不妊治療話題になった(相手は顕微受精子供を産んでいる。

曰く、

最初にかかった医院は合わなかったので乗り換えた

お金はかかるが絶対に顕微受精がいい

・2つめの医院自分に合っていた

実際に転院をしている人の意見は心強い。

この知人はハッキリとデータで話す人を好むタイプなので、そんな人が「自分に合っている」と感じた医院なら、前述のラーメン医院みたいな要素が薄そうでいいな、と思い、後日妻と相談の上、同じ医院受診

名前は一応隠すが、場所都心オフィス街

なんだかすごいエレガントな門構えの高級感ある医院だった。

少し遠いので、私が毎回車で送迎することにした。

病院選び3

結果から言うと、我々が選択した医院目的への最短経路を選ぶ傾向があって良いと思った。

初診時の説明は、ふんわりとした要約ではあるが、

あなたたち、その年齢で顕微授精以外の選択肢があると思ってるの?」

的なことを、データと共にハッキリキッパリ説明してくれた。

当初、顕微受精大前提とした説明が始まったので、「我々は知識がない、他の方法はどんなのがあるのか?」と割り込んで質問したところで、↑の回答。

一応他の方法も形だけの説明はしてくれたが、提示されたデータからは、現実的に「顕微受精(保険適用)+随時先進医療」以外の選択肢がなさそうなのは明らかだった(結果として、それが一番二人のストレスが少なく、かつ費用的に安くなりそうだとも。

成功率の高い妊娠を最速且つ確実にさせる」「その際、女性キャリアを極力邪魔しない」ことを是としたような医院で、さすが都心オフィス街ど真ん中にある医院だと思う。

加えて、医院の「ウチは高いですよ」オーラによるのか、客層がいい(こういう書き方をすると角が立つとは承知しているが。

客側に理解力があるので、ギスギスもしていないし、医師相手咀嚼できることを前提にハッキリ説明してくれる。

年齢による態度の変化もないし、100%の確約もしないし、変な励ましも空約束もしない(確率の低いことは隠さず低いと言ってくれる。

あと、待ち時間が少なかった(これ重要

予約した時間に行ったら、30分以内には何がしかアクション(診察・採血等)が起こる。

「これが民度の高い医院…」等と思わずはいられない。

私見にはなるが、この医院は「魂」とか「寄り添う」とかやらなかった。

目の前の患者に対して「結果」への最短距離データ準拠提示する。

人によっては冷淡に映るかもしれないが、我々にとっては初診の時点で「もうここしかないな」と思わせるには十分な明快さだった。

結果として、初診時に顕微受精以外の選択肢を閉じてくれたことで、男性不妊の発覚も早かったとも言える。

体外受精費用について

ざっくりと妊娠成立までにかかった費用(窓口で支払った費用のみ、交通費など諸経費は入れない)については、

男性不妊治療 : 合計10万円ちょっと(実は男性不妊手術も保険適用)

顕微受精(採卵3回、着床1回) : 50万円くらい

これだけ見ると高いと感じるかもしれないが、ちょっと待って欲しい。

これはあくま国保・社保のみ適用した場合金額(自己負担3割+自費治療 + 先進医療)で、実際は様々な要因でここからお金が返ってくる。

まず、上記の内、妻の先進医療分約10万円が、東京都助成金で7割補填される(上限額あり。

また、我々のケースでは使えなかったが、東京都助成の上限額を超えた場合は、市区町村助成金が出るケースもある。

さらに、民間医療保険不妊治療(正確には先進医療+日帰り手術)をカバーしているものがあり、それを適用することで妻は30万円くらい保険金が入ったようだ。

よって、最終的な妻の負担分は10~15万円程度。

私の最終的な負担額は5~6万円程度(民間医療保険国保の上限制度で多少補填された。

「最新の医療を駆使して子供一人作るのに15万円」

男性不妊治療込みで20万円」

こう考えると、まあまあお金持ちでなくても払えなくはない額に収まっていると思う。

ただ、重ねて書くが、これは我々が比較的運がいい方だったからの金額だ。

もし受精卵のストックが切れるまで着床を試してダメだったら、また採卵→受精→着床のサイクルが始まり上記女性側の金額が単純に倍になる。

予期せぬトラブル流産が起きないとも限らないし、民間医療保険審査が通らないことだってあるだろう。

治療中の気持ちとしては、最終的に自己負担分50~100万円くらいまでは使う覚悟をしていたし、実際そのくらいの覚悟で臨むのが適正だと思う。

(続き→ https://anond.hatelabo.jp/20241017030144 )

先進医療医療保険ガンガン使った方がいい

少なくとも東京都

子供の頃から体が弱かった。でも、親に病院に連れて行かれず検査も標準治療も受けられず自然療法で真逆対処をされどんどん悪化していった。最初にきちんと治療を受けていたら治っていたであろう子供にはよくある不調だけど、長期化したせいで体質や臓器に変化があって治らなくなってしまった。

私が歳の離れた末っ子で、上のきょうだいの時に色々あって親が医療不信に陥っていたのも原因の一つだと思うけど、そもそも親が症状に気付いていなかった、訴えても大したことないとスルーされていた。大人になった今、子供あんな症状出てたらスルーするなんてあり得ないと思う。

当時はちゃん認識してたはずなのに、今当時のことについて親に言うと「知らなかった」「気付かなかった」とびっくりされる。体調のことだけじゃなく、学校でのトラブルとか、きょうだい間のトラブルも、当時ちゃんと私は訴えて、親も認識した上でスルーしてたのに知らなかったと驚かれる。どういう認知の歪みなんだろう。

子供の頃は私のコンプレックスを指摘してくる大人が嫌だった。健診で体を見た看護師複数スタッフを呼んでヒソヒソとなにかを話し合う中ジロジロと観察されたのも嫌だった。でも今思えばあれは、ネグレクト心配してくれてたんだと思う。その時は居た堪れなくなって逃げるように帰った。何人か、助けになろうとしてくれた大人がいたけど、恥ずかしい部分を指摘してくるデリカシーのない人だと遠ざけてきた。

申し訳ないと思うと同時に、私だけではなく、おそらく世間を知らないが故に他人からの指摘に対して「恥ずかしい」「隠したい」と感じて助けを拒んでしま子供は多いんじゃないか想像して辛くなった。自分が誰かを助けたいと思った時に、そういうところまで気を配れるだろうか。

親には病院の代わりに街の漢方薬局に連れて行かれ、月に数万も払って毎日100錠近い漢方の錠剤と液体の薬を飲まされていた時期もある。半年くらい大量の薬を飲んでも全然改善しないストレスODをした。元々薬に対して抵抗がある親なのでそれをきっかけにすんなりとやめられたものの、これだけ薬を飲んでも治らないしストレスODするのだから治療は無理だと判断されて、また治療は遠のいた。

世の中の自然療法に傾倒する人と違い、うちの親は医療病院で処方される薬を警戒するわりに市販薬はどんどん飲ませるし、特にユンケルのような栄養ドリンクは元気が出るからと親に勧められて10代の頃は毎日のように飲んでいた。そして親は私にお金時間をかけたくないわけではないし、過保護過ぎるところもあった。歯列矯正をしたいと言った時は100万近い矯正費用をポンと出してくれたし、免許を取った時は新車を買ってくれて、お菓子ファストフードにも娯楽にも制限はなかった。衣食住で困ったことはない。だからこそなぜ私の症状をスルーしたのか全く理解ができない。矯正や車に関しては見栄を張りたかっただけなのかもしれないけど、見栄を張りたいなら子供学校病院ネグレクトを警戒されるほどの見た目になっていても放置するだろうか。

ちなみになぜか子供予防接種ちゃんとやるべきという意識が強くて、予防接種だけはちゃんコンプリートしてるのでそこだけは助かった。

今は私も大人になって自分治療方針を選べるので、きちんと病院に行き、ちゃんと標準治療を受けている。その過程で、症状が長期化してたから臓器に異変があってもう完治は無理だとわかったり、自覚症状がなかった先天的な異常が見つかったりして、ショックを受けた。

私の病気治療をしなかったことに関して親は「あの頃は精神的にも時間にも余裕がなかった」とか言うけど、今も親は「子供病院で処方されるような強い薬を使うなんて」と言うし、私が薬を飲んでいると親は色々言ってくるから、余裕だけの問題ではないことははっきりとしてる。なぜ余裕がなかった(余裕があったら治療してた)と言うのかがわからない。

そして薬を飲んでることをとやかく言われる度に、親が子供の私を病院に連れて行き標準治療を受けさせていたら、今こんなに大量の薬を飲まなくても済んだんじゃないかと、悔しくて腹が立つ。大人になった今も薬がなければのたうち回るほどの症状なのに、病院へ行く、薬を飲むという選択肢を与えられず症状と真正から闘わなければならなかった子供時代の私が可哀想で仕方ない。

自分子供を持つなら標準治療を受けさせたいし、体調不良を起こしてないか気を配りたい。普通のことだと思う。でもそうすると、その普通のことをしてもらえなかった子供時代自分と向き合わなければいけないので、子供を持つことはできないと確信してる。

anond:20241014173425

企業がやるのは前提だが、それが無理なら、国が子育てするのに必要費用を出して、子どもを作っても首にならす、婚活ミスをしたら、即セクハラでクビにならったり、減給や降格を食らわないような社会を作るべきだった

さらにいうと不良債権処理を短期間で進めず、住宅ローンの残債が減るペースに合わせるべきだった

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