2024-10-16

多くの人が考えているが、口に出すのをためらっていることを言う。

ウクライナ現在戦争に負けつつあり、抜本的な対策を講じない限り状況は悪化するだろう。

何が敗北で何が勝利かという議論はあり得るし、確かにこれまでのところウクライナが生き残ったことは大きな勝利だ。

しかしたとえロシアが攻勢を止めて守勢に回ったとしても、クリミア侵攻前の国境どころか、2022年国境まで領土を取り戻すためのリソースはない。

これには多くの要因がある。

動員の遅れ、援助の不足、制裁の弱さ、西側諸国政治的意思の欠如、軍事的判断の誤り、エスカレーションへの懸念による援助の遅れ。

そしてウクライナの4倍の人口を持ち、ほぼすべての領域で優位に立ち、世界最大級軍事産業を持つ国と戦っているという純然たる現実だ。

人員不足という問題もあるがこれには別の原因がある。

もちろんウクライナ政府はこの問題に対する責任の大部分を負っている。

しか西側諸国がゼレンスキー大統領要求した14個旅団の装備を供給できないのであれば、数十万人の徴兵を行っても武器がない。既存部隊に大量の補給をする必要もある。

誰がその費用負担するのか?

正直に言うと、米国欧州にはこれに資金提供する意欲はもはやない。

ロシア領土を獲得すれば、武力による現状変更は許されないとする欧州安全保障の基本原則が損なわれることになる。

2014年ロシアはこの原則に反し、2022年の侵攻につながった。

そして次の失敗はウクライナだけではない。ロシアを倒せなかったウクライナ米国、そして西欧諸国の失敗になる。

ウクライナ西側諸国が動員支援のための援助を大幅に増やす真剣計画を立てない限り。

まり西側が適切な武装と訓練の提供し、ウクライナがより多くの人々を動員することを約束し、米国イスラエルに対して行っているのと同じくらい強力な装備を提供しない限り、ウクライナは消耗戦に負けるだろう。

それは不利な条件での講和と、ウクライナから他国への大量難民を強いることになる。

そして西側ロシアに負けた、西側は戦えないという危険前例となるだろう。

  • 差し押さえた44兆円手付かずだからなあ

  • 鈴木宗男と森喜朗が正しかった よしろう 「こんなにウクライナに力を入れてしまってよいのか。ロシアが負けることは、まず考えられない」 むねお 「何があってもロシアは負けな...

    • どっちが勝つかの問題じゃなくどっちの理屈が日本にあってるかって話だからなぁ

      • 日本だけで考えたら関わらないのが最適解だった。 アメリカに追従して苦労してる

        • 関わらないなんて態度取るなら最低でもG7の地位返上してからじゃないと… 日本って住んでたらしょぼく思えるからかもだが国際社会の中で一応それなりの立場に居るわけでな

記事への反応(ブックマークコメント)

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