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2024-11-09

anond:20241108161059

追記の3の 福祉がいらんとは何事だ。お前も老人になったら子供の世話になるんだぞ。生まれてくる子供国家社会を維持するんだから優遇されて当然

>だったらなおさらフェミ系の人達のいう「男社会価値観から自由になる」というのは不可能じゃないかな。

というのがよくわからんかった。

から移民をいれるのって日本人結構拒否感強い人おおいみたいだし、

他の国の移民問題みてるともめごとすごいんだと思う。アメリカとかフランス見ればわかるだろうし。

日本だって実は韓国中国から帰化してる人とかいるけど現時点で普通に色々あるからね)

そして後の世代を大切にすることが周り回って帰ってくるものなので支援するのは国としては通りだと思う。

高齢者に金入れるよりかはSDGSだと思うよ。

まあ増田はここで色々いってるけど「受け入れようとしてるけど心情的にどうしてもできなかった」ってことでしょ?

ええやんそれで。

anond:20241109193304

リンク先見たら

崇高なるオスマン国家

دولت عليه عثمانیه (オスマン語 )

1299年 - 1922年

このときが一番平和そうだから

トルコに頼んじゃえば

憂国の手記(2024衆院選に寄せて)

2024年10月27日

兎に角、今回は左右両翼問わず波乱の衆院選だったであろう。

今日という日、日本インターネッツでは左右ともに国を憂う人々で溢れかえっている。

いや、これ自体最近よく言われる「フィルターバブル」だの「エコーチェンバー」だの、言わば「目に見える情報・見たい情報しか手元にない」ことによる認知の歪みかもしれない。YouTube Liveに目をやれば、大手事務所から転生したVTuberデビュー配信の同接が、その他あらゆる政治系その他の配信凌駕している点からしてもそんな感じがする(個人的事務所時代彼女推しの1人だったので複雑だが)。それに、そもそも「左右」の二元的視点政治を見ることへの危険だってある。

そういう話はともかくとしても、ここ最近選挙の度に国を憂う、正確に言えば「対立する政治思想の候補者・それを支持する者の罵倒」でネットの海は溢れかえる

でも、これも必然かもしれない。勝手分析記事を垂れ流している私のこのブログを含め、各個人がOwn Mediaを持つ現代国家による徹底した情報統制がない以上、極端な言葉ネットの海に散乱する状態であっても、ほとんど野放しになっている(侮辱権利侵害といった"規約違反"でしょっ引かれることはあってもそういった事例はほんの一握りにすぎない)。それがこの10数年のインターネッツの内実だと思う。とりわけ政治方面でいえば、日本でのSNS普及が例の民主党政権第2次安倍政権発足あたりと時を同じくしている点から、なんとなしに右派政権vs左派野党対立構造帰着している。

正直言って、現下の日本インターネッツ・それも政治方面においては、左右両翼とも一般庶民仮面を被りながら政治家ないしは外部勢力の息のかかったインフルエンサー複数存在すると私は確信している(そんなニュースあったよね)。何を言っても「拡散」される土壌があるなら倫理上どうであれ使わない手はないだろう。第一、「民主主義」と言えば聞こえはいいが、ネアリーイコール人気投票」のようなものだ。

それに、ここ最近迷惑YouTuberよろしく「見られたもん勝ち」と言わんばかりの過激政治主張が目につく。その市場追い風にしてか、陰謀暴力排外主義を堂々と主張する人達が現れ、そのまま政治家となった者がいる。今年の都知事選なんて特にそう。これまたXで拾った話だが、ある英字の投稿で「候補者ほとんどが民主主義嘲笑っている」と書かれる始末だ。まったく左右に関わらず酷い為体だ。

そんな中で迎えた衆院選。ハッキリ言って今回は過去イチ酷く映った。結果をわざわざここで書くつもりもないが、色んな意味で「あぁ、そんなもんなんだな」と思わされた。

(ここは筆者のプロフポジの紹介なので読み飛ばして頂いて結構28独身会社員。Z世代のハシリあたり。給料は低くはないが見渡せばもっと高給もいる。こんな書き方見りゃキャラの陽陰区別つくっしょ← よくつべに上がってる昔のテレビを見漁ったり。罵倒ばかりの言論界隈にウンザリ。よって裏金はどっちかといえば「そう喚くあなたは?」な立場。それと手取り安保観点で今回比例は国民に入れた)

これはもう風水言いがかりしかないが、バブル崩壊・阪神/東北震災コロナと、国全体が苦境に立たされた場面では必ず政治的混乱がセットにあったように思う。ホント台湾有事やら南海トラフやらどうすんだよ…。

特に台湾侵攻。あるウクライナジャーナリストが言っていたが、「民主主義陣営カンカンガクガクしているうちに専制主義陣営に行動を起こされてしまう」…これまさに、今のNATOロシアウクライナ。ならば台湾中国の傍でカンカンガクガク真っ最中日本、それにアメリカって…西側ブルーチームのいう「ならず者国家」の思う壺じゃないの?

まぁ、「にわとり-たまご」的な話で、そういう混乱に至る史実があったからこそ政治も混乱せざるを得ない状態だったと言われるかもしれないが、とにかく「今の政治体制なら困難を乗り切れる」と思えた試しがない。それに…待てよ、振り返ってみると「政治への"信頼を善しとせず"」みたいな風潮が続いているのかもしれない。「常に疑え」と言わんばかりに。そうでしょマスコミの皆様方。

今はもうネットに限らず、既存大手メディアさえ信じる/信じないの篩のかけ方がものをいう時代。冒頭の話に戻るが、Own Mediaの氾濫する今、「何を信じる/信じない」がその人の社会世間に対する認識を半ば不可逆的に決めてしまう。かくいう私だってそうかもしれない説明が難しいが、あらゆるものに対する漠然とした不信感の中で「これなら信じられる」と思ったものに傾倒してしまう。これ、昔はオウム真理教、今はインターネッツの左右急先鋒による陰謀安倍暗殺をはじめフィジカルに訴える連中、はたまた「闇バイト」と、日本のあらゆる社会問題根本にある気がする。そのうえ、世界を見渡せば目下宗教を巡る戦禍が中東継続中だったり。コミュニティを作ることで生き残ってきた人間生物的・本能的弱みで、昔から何度も言われてきた事だろうが、時折その脆さを嫌と言うほど思い知らされる。

そう、「何を信じる」の話で言えば、現役世代の我々がよく言われる/私自身も自己暗示的に復唱してしま言葉がある。

社会環境がどうであれ、いま自分が出来ることに集中しよう」

会社員である私を含め、一定組織の括りで動いている者にとって、こういう発想は少なくとも間違いではないと思う。そりゃ「仕事邁進する」に文句のつけようもあるまい。が、時折こんな事も思う。

「それを言い訳に、もっと目を向けなければいけない重要問題から逃げてないか?」と。

政治に関心を持たない人達、はたまた選挙投票しない人達理由の1つに「それより私が今抱えている仕事(タスク)をやるのに精一杯」なんて文句がある。ああ、国として今何をしなければならないか、そういう事を考える余裕は「ニュースを見る時間のある」人にしかないのだろうか。はたまた、そのニュース記事を作っている人達も、ひょっとして「もっと伝えたい事があるのに、仕事としてやらなきゃいけないから…」なんて思っていたりしてないかしら?

恐らく少子化も「こんなしんどいのに結婚子育てなんて出来ない、それよりも今の自分がやるべきことを」の積み重ねから来る話だと思うし、とりわけ筆者はこういう目線安全保障の話を積極的にしなければならないと思う。ノーベル平和賞取った被団協の方々には土下座ものだが、リアルに核の恐喝が罷り通ってる今、9条信奉のようなユートピアニズムは文字通りの「無力」だ。特に政権を担う政治家にはリアリストであって欲しいと私は強く願う。

地震戦争、片方は人の手で起きるとはいえ、今やどっちも「いつ起こるかわからない/いつ起きてもおかしくない」と思いさえする。「自分1人で何も出来ないくせに考えすぎだ」と人に言われるが、少なくとも国の意思決定を左右する政治家の先生方にはこの手の話をしっかり真面目に考えて頂きたい。

そしてこの際もう1つ、過去歴史や目下の国内外の情勢を見渡していて、文明社会ゆっくりと衰退させているもの何となく分かった気がしたので、ここで書き留めておく。

被害者意識」。

無論、現にいじめ差別その他ハラスメント、あるいは災害を被っている人々に対して、その心痛を突っぱねる意図はないし、適切な保護をするべきだと思う。が、現代はその「被害者」たることを訴える主張が拡声器のように周囲の音響支配し、それを基準社会が目まぐるしく動かされている気がする。で、そうして変わった社会全体最適となるような良い結果をもたらすか…と言われるとクエスチョンが残る事もある。

例えば「働き方改革」。やり甲斐の有無にかかわらず身柄を拘束され、なりふり構わぬ檄を喰らう辛さは、自分だって現役世代、大いに同情する。が、それに対応した結果起きたのが「物流2024年問題」であり、運送コスト上昇は今の物価高の一因となっている。それに、逆にハラスメントを訴えられるリスク待遇の不釣り合いを嫌ってか管理職志望の社員が減り、少子化も相まって人手不足倒産が増加中とか(環境変化に適応できなかった会社が悪いという見方もある)。

もう1つは「ダイバーシティ」。差別偏見をなくし、多種多様な人々の「違い」を受け入れる…理屈結構な話。だが、それで今揉めているのが「移民問題。一度異文化を受容したはいいけど、かえってその痛みを訴える人は地域職種を問わず跡を絶たない。ヨーロッパなんて極右が台頭する始末だから

だがこの「被害者意識」、一言でいえば「かなり根深い」。

まり、「しんどい」「つらい」という主張ゆえ、先述の通りむやみに突っぱねる事は出来ない(それどころか、理解を示さなければ当人がより破滅的な行動を起こすことだってある)。同時に、その被害者意識と醸成に至るまでの背景には本人なりの因果関係論理があるし、訴えを一読すれば、同情する/しないは別としても少なくとも一定のつながりを見出すことができる。が、我々は得てしてその時の感情につられて「加害者とされた側」の論理を見落としてしまう。決してこれは危害を加えている人を擁護する目的で言っている事ではないが、要は「論理は1つだけではない」ことを机上の理屈としては理解したつもりでも、感情では「真理」を追い求め、「悪者」を特定・はたまた無理矢理にでも作りにかかってしまう。ここに怖さがある。

これが、現代言論空間跋扈する陰謀論、あるいは紛争当事国で現に起きている。戦争なんて酷いものだよ。どっちも「自衛のため」っていうんだから

まぁ「被害者意識」と仰々しく言っているが、噛み砕いていえば、「こんなにしんどい思いをしているのに報われないのはおかしい!/こんな仕打ちをしてくるなんてひどい!」、さらに端折っていえば「私の苦しみを理解してくれ!」といった、悲鳴慟哭・喚きの一種である。これまたコミュニティを作ることでしか生存できない人間の「動物本能」の一部なのかもしれない。それゆえ、今後も色んな場面で目にすると思うが、それにどう反応し、対処していくかは、高等動物として会得した知識と理性にしたがって冷静に判断したいところ。

・・・と、ここまで選挙を機に自分なりに考えた今の社会世界の歪みをつらつらと綴ってきた。「自由選挙」が出来る民主主義は恵まれているようで、分断やレッテルの張り合い、そして今はノイジーマイノリティといった弱点が露呈している。だけど、野田さんがいう「不完全」な状態でありながらも、こう徒然なるままに憂国の情を書けることは、やっぱり恵まれた国なのかもしれない。でも、そんな国を取り巻く環境はやっぱり厳しいし、向いてる方向は違ってもそこは日本人みな理解してるんじゃないかな。

もう1回言う。私も有権者の1人として政治に参加させてもらいましたので、政治家の先生方は他人の足を引っ張ったり悪者を作ったりしてないで、真剣に国について議論してください。

最後に、ここまで書いた私の文章も、究極的には一個人稚拙な雑感に過ぎず、共感する/しないは個々人の価値観次第であることを付け加えておきます。というか、こう書くことさえ「主語を大きくしておきながら"個人の感想です"とか言って責任から逃げやがって」とか「善人ぶるな」という自己批判が出来てしまうな…やはりインターネッツはもとよりメディアに毒されすぎたか

まぁ、仮にも「自由民主主義の国」の一員として生をうけた者として、そこは(節度をもって)大いに論議してください。気の済むまで。

・・・私は脱稿して少しは気が済みましたっ!笑

anond:20241109152626

そんなコスパ悪いことしてられるか

日本AIによるAIのための国家転向する

人間より優れた頭脳と体を持ったAIロボットによる理想郷

資源がある限り仲間を増殖できる

人間を使う経済合理性なんて消滅したこと自覚しろ

オイコノミアはエセ経済番組

以前、オイコノミアという番組で、自称経済学者が「ほら、人口GDPってこんなに違う。だから人口GDP無関係」とか言ってた

まず第一に、次元解析を知れ。

人口GDP次元は別だから単純比較はできない。

これを比較するには、Nを人口、YをGDPとしたときに、回帰式でα×N=Yという係数を用いる必要がある。

この係数αの次元は、GDP次元$/Tに合わさる必要があるので、

D(α)×人=$/T

D(α) = $/(T×人)

となる。

第二に、係数の効果によって人口GDPに波及するのだから次元を揃えれば当然、人口GDPに強く関係する。

D(α)という次元が表すものは、一人あたりが時間あたりに生み出す経済利益なので、人口が増えれば確実にGDPは増加すると言っていい。

第三に、GDP国家経済比較するよりも、一人あたりのGDP比較したほうが建設であるということ。

まり国家がどれだけ強いかではなく、国民がどれだけ幸せかで経済を測ったほうが運営として正しい。

要するに、オイコノミアはエセ経済番組

anond:20241109140603

アメリカ政治家なんやかんやで誰選んでも親米

日本与党がずっと反日朝鮮カルト

日本国家としての衰退速度がここ10年以上世界一を維持

anond:20241109130028

全体主義者だな

国家のために人間があるかのような考え方

逆だろ

人間が生きていくために国家を作った

そして人間生き方はもともと多様なんだよ

どうやっても国家運営のようなコミュニティ寄与しない人間なんて一定割合でる

その割合経済思想といった時代の変化によって変わってくるが

国家人間の直面する様々な人生時代の波に幅広く対応できず存続面で苦境を強いられるのだとしたら

それは国家運営法の問題であって人間問題じゃない

個人に原因を帰着させようとするのはとびきり頭の悪い単純思考人間だけだ

せいぜい国家人間お節介して恩を着せてざっくり大多数が恩を返してくれることを期待する程度のことしかできない

自由主義国家ならな

社会主義国みたいに洗脳や統制を含めるほど人間を完全にコントロールできる人畜として扱えば期待できる度合いはあがるかもしれないが

増田国家運営を任せたらそういう国になるんだろうな

anond:20241108161059

グダグダうっせぇ

 

まずオマエに教えてやりのが

年金社会保障制度は単年度会計で賦課方式

 

いかい、キミは給料から毎月年金が控除されているわけだが、これは積立ではない。

今年、今現在引退済みのお年寄りに分配する今年の分の支給年金を今年集めている分、なのだよ。

繰り返すが日本税金社会制度は単年度会計で、今年の分は今年集めて使い切るが原則なの。

 

年金基金は積立運用してるじゃないか反論するかもしれんが、面倒だから先に回答しとく

「ググれ」

 

ともかく、賦課方式

キミが老人になったとき受給する年金は積立金の還付ではない、

その時生きて働いている成人した誰かが育てた子どもたちから徴収した金をキミに回すのだ。

 

でも俺も引退前に引退した人たちの負担を担った、だから受け取る権利がある

反論するだろうが面倒だから先に回答しとく

「ググれ」

 

子供を生み育てない、ましてその努力もしない、結婚もしないって奴は国家の持続を否定しているのと同じ、フリーライド

今すぐ日本から出ていけ、あるいはアレしろ

anond:20241108194712

ド・ゴール下りも間違い

正確に言えば(米国版)ド・ゴール主義者であり、ド・ゴール主義者(ゴーリスト)が「フランスの存続のためにフランス外国依存すべきではなく、フランスはいかなる外国圧力に対しても従属すべきではない」と言う文脈と同じくして「米国の存続のために米国外国依存すべきではなく、米国はいかなる外国圧力に対しても従属すべきではない」とトランプ次期米大統領は言っている。

WW2後の欧州は米ソ超大国に挟まれ経済的にも軍事的にも外交的にも主導権を失った。

戦後欧州欧州主義大西洋主義の間を揺れ動いた。

欧州主義の中でも更に、ロシアを含む大欧州か含まない広域欧州かという区分もあった。

ド・ゴール欧州主義で大欧州志向した。

そのために対米自立が必要であり、手段としての独自核武装独自外交だった。


というわけでド・ゴール現代アメリカは全くというほど関係がない。

アメリカは最強の超大国でどの国にも依存していない。

アメリカ大陸には欧州のように国家がひしめき合っていない。そもそもアメリカ合衆国だ、欧州の国が州になったような存在だ。


採点 0点

2024-11-08

anond:20241108180926

アルゼンチンレベルまで落ちはしないと思うが、覇権国家地位からは転落する。

アルゼンチンのような慢性的インフレで苦しむ貧乏国家になるのはアメリカよりも日本だろう。

高齢非モテだが価値観を捨てることで救済されるのは無理だと悟った

当方、30代の高齢童貞非モテである

から非モテ論とか、最近でいえば弱者男性論とかよく読んでいた。

その中で、フェミニスト系の論者が良く言っていたのが、「モテないことが辛いなんていうのは『女を獲得して一人前』という価値観に囚われているからだ。それを捨てれば治る」とか、あるいは「結婚したらエラいという男社会価値観から自由になりましょう」というものだった。

一見もっともらしいのでそれを受け入れて生活することにした。

結婚して子供をつくらなければならないなんて決まりはない。そうしたって別にエラいわけではない」 「誰かと付き合うことは必須ではない」と自分に言い聞かせながら毎日イライラをやり過ごそうとした。

だがすぐ無理だと悟った。

理由一言で言うと、「私個人がその価値観を捨てたところで、社会結婚して子供をつくるのがエラいという価値観で動いていて、その前提のもとに福祉支援体制をはじめとした社会構造が構築されているんだから無理、というか激しくムカつく」である

具体的に書く。

「男社会から自由になった価値観」に基づいて社会を見てみると、まず子育て支援というものイラつくようになった。

子供をつくって子育てするのも、結婚子供もつくらずに一人で生きるのも、生き方が違うだけで対等であって上下の差はないはずである。なのに、前者の方は国家法体系によって手厚く保護され、孤独人間にはなんもないのである社会リソースの元手は税金なのにだ。

それはつまり結婚して子育てするのはエラいし、皆そうするものだ」という男社会伝来の価値観があるからじゃないか社会をそういう価値観が貫いてる以上、それは「非モテ自由になった姿」と衝突する。

不思議なのは、そのような価値観を捨てさるように言ってたフェミ系の人達はどうも、子育てを手厚くすることには反対してないようだったこである。なんだそりゃ。

次に福祉というものがそんなにいいものではないと思うようになってきた

だって、「福祉社会」の中で、独身で一人で生きてる層と、子育て世帯と、どっちが優遇されるかなんて論じるまでもなく明らかじゃないか

独身だと持病でもない限りはセーフティネットくらいしか福祉を利用しないんだから、だったら反福祉新自由主義社会の方が得である

前に反自民政治系の知り合いと話したときに「なんで若者は貧しいのに福祉国家志向しないで自民党みたいな弱者切り捨て政党を選ぶんだろう」と嘆いていたから、私が「だってあんたたち子育て支援とか障害者支援とかしかないじゃないですか独身健康ならそんなんされても得しないですよ」と言ったらガッカリされた。

次に独身税のような、もっと強力な圧力に晒されるという点である

なにも子育て支援とか福祉とかの社会資源の分配の話だけじゃなく、独身子無しには独身税・子無し税という直接的な政治弾圧が課されるという恐れが常にある。

罰金を取られながら自由なんてことは絶対にありえないわけで、つまり独身税が課された時点で「モテという価値観から自由になって楽」なんてルート永久に閉鎖される。「モテない奴はスタートラインから負け組確定」である

そうすると、モテという価値観から自由になるために必要なのはそのような弾圧に抗する闘争力なのではないか

安寧とか安心とかとは程遠いところにいきそうである

これだけコンプライアンスだのうるさい世の中なのに独身へのヘイトスピーチなど問題にもされないのも不自然である

本当に「自由になる」ためには、その辺を糾弾して是正するような活動を行う権利団体必須不可欠なのではないだろうか


そんなこんなで、「男社会価値観から自由になった状態から社会を見ると衝突することばかりで、これを解決するためには独身権利社会に主張し、団体をつくり、差別撤廃に向けて動くような、そういう方向性になっていくのでないかと思われる。それは個人的にモテないことを克服するよりもはるかに巨大な社会コストがかかりそうな塩梅である

そんな無茶な、と思われるかもしれないが、実社会はもうすでに闘争する方向に行きかけているのだろうと思う。この価値観闘争非モテ男よりは女の間で勃発しており、離乳食提供したスープ屋が炎上したり、反出生主義だの男児ママ叩きだの、つまり子供をつくるのはエラいんだし、社会の皆で助けようね」的な価値観を打ち砕こうとしているのだろう。

しかしその先に行きつくものが全員が幸福になるものとはとても思えない。


あのフェミ系の人たちが「モテという価値観を捨てる」ことを説いたときに、そんなことまで見通して言っていたようには見えなかった。

多分、女を獲得して一人前という価値観から自由になった非モテは、未練を解消した亡霊のように消え去って、それ以降は自分の前には永久に現れないとでも思っていたと思う。新しい価値観に基づいて社会構造俯瞰したらどうなのかとか、そのまま権利を主張しだすとか、社会の変革を求めるんじゃないかとか、そうしたら福祉が成り立たないんじゃないかとか、そういう社会的な方向での発想は何もなかったんじゃないだろうか


私は旧来の「男社会価値観」を維持したほうがずっと平和でいられると思う。





追記)2024/11/09 19:35

目についたコメントへの返信 別に読まなくてもいい 

えらく注目されたこ記事

みんなのコメントを読んで返信を書いていく。

1 30歳は高齢じゃない

はいそうですね。この記事タイトルの元は「高齢童貞」だったんだけど、タイトルに「童貞」があったら性的記事だと認定されていろんなとこから弾かれるかもしれないとか思って「高齢非モテ」にしたんだ。流石に30代童貞は「高齢童貞」でいいだろう


2 俺のメンタルやら認識やら人生へのアドバイス非難心配

これすごく多かったのは意外だった。この記事は「こういう価値観アンインストールして社会を眺めてみたが、社会制度はその価値観インストールして動いていたんで、社会に生きる以上は個人的なアンインストール不可能もしくは無意味でした」という、ある種の思考実験結果発表のつもりで書いた。

から反響が、内容の論理のものよりも書いている人間へのアドバイス心配が多く来るというのは予想外だった。気にしてもらって悪いが、ただの思考実験試行してみただけの人みたいなもんだと思ってもらっていいよ。


3 福祉がいらんとは何事だ。お前も老人になったら子供の世話になるんだぞ。生まれてくる子供国家社会を維持するんだから優遇されて当然

どうも記事を読んだ読者が一番頭にきたのがこの部分らしい。この種の話題福祉や反福祉、子持ち子無しの論争の時の定番ネタからここで内容には触らないが、

だったらなおさらフェミ系の人達のいう「男社会価値観から自由になる」というのは不可能じゃないかな。別の理由があるにせよ、男社会価値観に沿った人間の行動が前提にある社会構造だというのならその価値観は捨てられないじゃん。むしろこの意見は私の結論を補強するものとして受け取った。

あと(こういう意見もあったが)本当に「子育て大事にしてるのは未来人口労働力再生産するため」でいいのか?それはファシストもびっくりの生産主義富国強兵主義じゃないか。「子供子育て尊いものである」という価値観ナシで福祉を成り立たせようとして平気なのか?それはとても殺伐とした、恐ろしい世界認識のように見える。

それなら多額の養育費教育費が必要なる子供よりも、すぐ労働力になる移民の方が遥かに尊い存在ということにもなる。いいんだろうかそれで。今すぐ子育て支援廃止して同じ金で移民入れりゃいいのでは。

あとさ、蛇足ながら、これは独身子無しへのよく聞く脅しだから書くけど、30代の人間に「老後」のことを盾にしても効かないよ。30年も未来の話のことで感謝するには流石に先すぎて無理。まあ、30年後には感謝すると思うからそれで許してもらうしかいねそもそも現行の年金制度がそのまま残ってるとは信じがたいけど。

福祉文句いうなら病気やケガになっても保険使うなよ」みたいなのもあったが、ほら、独身への福祉恩恵としてセーフティネットしか挙げられないじゃん。セーフティネットはどんな新自由主義社会だって用意されてるんだから別にそこまで捨て去れとは言ってない。

4 旧来の男社会の方が非モテ弱者男性にはキツかっただろ

うん。そこ誰も否定してないけど。なぜそんなことを自慢げに言うのか分からん。そっちの方が価値観闘争などはじめるよりは平和だよねって書いただけだよ。

あと昭和に戻れなんて言ってないからね。そこ誇張しないでね。

5 別に社会から優遇されたり金や社会リソースをもらわなくてもいいのでは?そんなこと気にするなよ

それは女性社会的地位が低くて給料も低くても、気にしなければいい、別の楽しみを見つけようで解決しろというのと同じですね。

流石に社会構造自分属性に不利にできてるのにそれを見ないフリしろというのは無茶だと思う。まあ、個別的には皆実際にそうしてるんだろうけど、これ社会構造価値観テーマ記事なんで。

6 その他雑感

子育てについて「エラい」と表現したせいで、そこで引っかかって語弊が生まれた気がする。「価値がある」とか「尊いとされている」とか書けばよかったかな。


非モテ論や弱者男性論が論じられる際に私が気になっていたのは、「非モテ弱者男性が生まれるのは社会的な要因があっても、それを解決するのは個人的な精神問題であって、社会的に救うもんじゃない」と思っている人が多いことだった。フェミ系の人が言っていた「女を獲得するという価値観を捨てれば楽になる」もその一つだろう。個人精神改革対処しようという思想だ。別にフェミだけでなく、弱者男性本人も個人的にどうするかしか考えてないようだった。もっと独身権利を主張したり、差別撤廃運動したりしてもいいと思うのだが、そんな方向には向かいそうにない。それに私は前からずっと違和感があって、いや社会的な方向でできることいっぱいあるでしょ、というか、大勢非モテ価値観を変えたら社会も変わっちゃうよ、と思っていた。

それは女たちの間で流行っている反出生主義や、「子持ち様」論争とも関連するものだろうと思う。ただし彼女らは、「非モテ」で「弱者女性」だろうが、そこからまれる不満は社会方面解決させようとしているわけであるあくま個人問題にしている男の非モテとは違った。だが問題通底してるんじゃないか

この記事はそういった面での問題提起がしたいという動機もあって書いた。

反響を見ると、やっぱり誰も非モテ弱者男性社会的なリソースの分配という問題としては捉えてなかったというのはよくわかった。

ただ私は今後はそういう流れで論じられるようになっていくと信じている。

anond:20241108081626

フェミニズムって結局国家政治レベルでやること、それをメインに主張することじゃねえんだよな

しかも今の政治別に順風満帆でもないわけだし

個々の企業風土としてだったらメリットになるしそこに入りたいと希望する人間がたくさんいるみたいなのがあってもいいけど

トランプ大統領になったことでフェミニズムだのWOKEだのリベラリズムだのグローバリズムだのは引っ越して暴れるだろう

社会に分断と敵対をこしらえまくってきたこの手の先鋭化した左翼思想はもうすでに別のネタを見つけたか中国とかのまだウブな国に行くことだろう。

フェミニだの何だのが今後弱体化するから平和な世の中になる?バカ言ってはいけない、彼らはもうだめになった思想はぽいっと捨てて別のとこに言って社会火種をまきちらしに行くだけだ、程度に俺はアイツラを警戒している。

どういうことかを軽く書いてみる。これは俺の考えだから

まず、ここではこういった奴らを「左翼」とかく。

左翼の中には「フザケンナ一緒にするな」という人もいるだろう、そう思う人はここに書かれたことは自分たちのことじゃないと思っていればいい。ノットオール左翼だ。

左翼の中には例えば「本当は共産主義者なのに自分たちのやっていることを抽象化することで社会主義者だ」というような人もいる。これは嫌悪していいと思う。ワードウオッシングだからな。

こうやって言葉をいたずらに抽象化したりして左翼全体をわけわからなくした奴らがいることは理解するが、それを放置することで推進したんだから同罪だと言ってもいいだろう。痴漢放置することで認めたと言っているんだから彼らは受け入れざるを得ないだろう。同じことをしている。

では左翼と俺が読んでいる奴らは例えばここではフェミニズムを例に出すが、何をしたかったのかということを書いてみたい。

まず最初に言えることは「フェミニズムを広めることで女性にとっていきやす社会性差別のない社会を作り上げたい」なんて言うことには全く興味がないだろう、ということだ。

それは彼らがフェミニズムを頑張れば頑張るほど男女間の分断が深刻になっていき、女性は生きづらさを強め、あらゆることが男性による女性への差別攻撃になっていく。挨拶するだけでセクハラなんていう極端なやつも出てくる九代らが、フェミニズムを頑張っている左翼は何一つ苦言を呈することがない。

まり彼らがやりたいのは「社会を分断すること」であると言っていいだろう。

他のあらゆる運動を見てみてもそうだが、社会問題を申告にすることはあっても解決に向かわせることはまったくない。

最近トランス男性女子大会無双しているという話を頻繁に見ることが増えたが、左翼は美味しいところを見つけたなと思う。この状況も他の左翼が作ったのでどう見てもマッチポンプだが、見方を変えるなら左翼同士でも分断が生まれていると言ってもいいかもしれない。

一部の左翼セクシャルマイノリティ問題社会を分断しようとしたら、フェミニズムを使った左翼たちと利害が衝突してしまった。今後この二陣詠が血みどろの戦いをすることになるだろうか?そんなことはなく、多分どっちも別の戦場に行くだけだと思っている。

フェミニズム陣営中国に行くことにしたようだ、良かったじゃないか、彼らの大好きな国に行けて。じゃぁセクシャルマイノリティはどうなるか?問題の一切を放置したままなにか別のことを言い出すかもしれない。

まり、今後左翼のやることはこうだ。

1. まだ自分たち思想が浸透していない国に言って大暴れする(本人は暴れない、その国にシンパを作ってそいつらに暴れさせる)

2. 自分たちの使う道具を別のものにする(何でもでっち上げ可能なので何が起きるかは予測不能

左翼思想というのは要は「貧富の差」というのを解消したいと考えているのだが、残念だが解消はしない。これが現実だ。

フランス革命を起こそうが、マルクス宣言しようが、国家を作ろうが結局貧富の差は解消しない。これが現実だ、頭囲ことを受け入れられないのだが、左翼は「自分たちの考えた現実と合わないなら現実が間違っている」と考える人々なのでもうどうしようもないが、左翼洗脳を受ける前にアイツラはそういう奴らだ、ということをしっかりしておくことは大事だろう。

ただ残念ながら彼らは「思想を浸透させるためならあらゆる手段正当化される」と考えているので、平気で正体を隠して正論いたことをいう。最初は控えめ名感じに言っているが、段々と先鋭的な人が増えていく、という流れを時間をかけて作っていく。SNSは彼らにとってベストツールだ。これを最大の効率で実行できる。こういう流れをつくつことで人々はゆでガエルの如くに洗脳されていく。

なので我々にとって大事なのはひたすらブロックすることだろう。

2024-11-07

anond:20241107153932

シリコンバレーキラキラした生活をしてる俺が雑感を書いてやろう

ハリスの敗因

まず、ハリスが負けた理由はほぼ元増田が言ったとおり、インフレによる中産階級の不満が現政権内にいたハリスに向かったのが大きな原因だろう。それに加えて、

  1. 2020年バイデンに比べて、ハリス全てのカウンティで票を減らしてる。トランプも不人気な候補だが、ハリスの不人気さが限界突破した感じ。これはハリス女性黒人系だからとか、民主党の選出過程をきちんとふまなかったからだとか色々言われてるが、結局は経済なんじゃないかと俺は思っている。
  2. 共和党ヒスパニック系とGenZ(18-29歳)からの票を多くとることに成功してる。民主党歴史的マイノリティ若者からの支持が高かったので、これは衝撃をもって受け止められてる。

俺の周りは隠れトランプはいるだろうがほぼ民主党ハリス支持。今日出社したらみんな落ち込んでた。ただし、トランプ当選した余波の株高で俺を含めてまわりは全員資産が最高値まで上がってるはず。

これから起こると予想されること

上院下院大統領共和党トライフェクタがおこったので少なくとも中間選挙までは共和党の独壇場になる。ただしいくつかの法案、人事はフィリバスターで阻止されるはず。トランプ選挙期間中言ってた国内政策

  1. 広くの市民企業に対して減税
  2. 特に中国に対して)強烈に関税を上げる
  3. 不法移民強制国外追放
  4. 石油等を掘りまくってエネルギーコストをさげる+環境保全規制廃止

らへんだが特に2、3は強烈なインフレ要因で、本当にやったら超インフレから経済終了が目に見えてる。特に不法移民国外追放やばいアメリカ農業畜産建築などは安い不法移民によって支えられてるから、ここら辺の労働力がいなくなったら全てのものの値段が倍増する。さら不法移民を本当に全員追放しようとしたらマジで街のなかで人狩りみたいなことをしなければできない。これはつまり超強権警察国家誕生。まあメキシコの壁すら作れなかったトランプには無理だろうがな。そもそも本当に不法移民アメリカ国民の職を奪ってると感じてるのならば、農業畜産などを抱えてる企業とか建築現場とかレストランを定期的に手入れすればいいだけ。これだけで不法移民は安定して働く場所がかなりなくなるからアメリカに来る意味がなくなる。今まで民主共和党とも真面目にやってこなかったのはそれをやると大企業からの覚えがわるいから。

4はまあ出来たらいいが、気候変動への対策絶望的になるだろうね。あと今の時点でアメリカ世界一石油を掘ってる国家なんだが。俺ははっきり言ってこれが地球未来に与える影響では一番大きと思っている。

これらの国内政策全ては貧富の格差を拡大する方向にむかうから経済からトランプ投票した国民はまじでこれからどうするのって感じ。西、東海岸に住んでて割とキラキラした職業についてる人はこの結果に落胆してるけど、減税と株価上昇で貧乏人に比べて物価上昇はあるだろうけど全然まれてることになる。中絶も西、東海岸の州では可能だし。

国外政策ウクライナロシア戦争とイスラエルハマス戦争を終わらせると言ってるが、ウクライナパレスチナ(ことによるとレバノンも)ご愁傷さまですって感じ。もうどうしようもない。ジョージアハンガリーセルビアさらロシアよりになるのは確実で、東南アジア中国よりにシフトするだろうね。

これから民主党はどうするのか

民主党ヒラリークリントンの時と同じ間違いを8年越しに犯したことになる。結局西、東海岸州と大規模な都市をかかえてる数州だけとっても選挙には勝てない。内陸部の票をいかにとるかが必要で、内陸部のアメリカ人には難しい政策やらアイデンティティポリティクスなんかよりも簡潔なスローガン経済重視した耳障りのいい公約重要だってこと。今回ちょっと驚いたのは、アメリカマジで政策の実現可能性とか全然考えないんだなってこと。

民主党にとって不吉なのはマイノリティ特にヒスパニック系と若年層の右傾化。これが長期のトレンドだとしたら次回からは左と決別して中道右寄りにならないと選挙には一生勝てなくなる。さらに、トランプはこれから最高裁判所の最年長裁判官(どちらも共和党)を強制引退させてもっと若いのに入れ替えると噂されてる。これがおこったらこから最短でも20年間は最高裁判所共和党系に支配されることになる。

民主党は次回の中間選挙までに党勢を立て直して、最低でも上下院どっちか取り戻さなければダメージはかなり未来まで響くことになるだろうね。

自由価値は下がりましたか

自由に対する価値観時代と共にどのように変遷してきたかについて考えると、フランス革命現代日本の状況を比較することで、その違いが明確になります

 

フランス革命時代には、封建的身分制絶対王政の下で「自由」が抑圧されていました。啓蒙思想家の影響を受けたフランス市民は、自由平等友愛の実現を掲げて立ち上がり、王政を打倒し、社会根本から変革しようとしました。フランス革命における自由価値観は「命を懸けてでも達成すべき理想」であり、抑圧から解放民主的社会の実現が主な目的だったのです 。

 

一方、近代以降の自由主義や民主主義世界中に広がることで、多くの国では基本的自由人権保証されるようになり、特に日本のような成熟した民主主義国家では「自由」が前提となっています戦後日本国憲法は個人自由基本的人権の尊重を大前提としており、教育法律によってその価値が守られてきました。しかし、自由が当然視される状況では、それが「意識しなくても存在するもの」として捉えられやすく、自由に対する強い感受性価値観が低下する傾向も見られるのです 。

 

また、現代日本においては、自由に対する「制限」にも関心が薄くなる場合があるのは、社会的な安定や秩序を優先する傾向が強まったためと考えられます特に1990年代以降の経済停滞やグローバル化の影響により、日本では安定と安全が重視され、個人自由制限されることへの抵抗が薄れる現象も見られます。こうした状況の中で、自由に関する意識の低下は、歴史的背景と社会成熟経済的・政治的な安定が関連していると言えるでしょう。

 

自由への価値観歴史と共に変遷するのは必然であり、フランス革命のように自由が「得るべきもの」だった時代と、現在のように「当然のもの」とされる時代では、自由の捉え方が異なるのは当然とも言えます。この変化は、歴史の中で価値観社会構造が常に変化し続けていることの証拠であり、また人々の意識環境時代背景によっていかに影響を受けやすいかを示しています

anond:20241107095512

というかエコチェン国家レベルまで拡大してエコチェンじゃなくなったという印象

2024-11-06

anond:20241106215238

アメリカが持つ海外基地の内で大型のもの日本に極端に集中してる。

アメリカアジアに打ち込んだ楔が日本であって、アメリカ自身安全保障戦略にも日本の役目は大きい。

アメリカ大統領の権限は大きいけれど、国家運営するにあたって放置できるほど日本が無価値ってことはないよ。

anond:20241106200036

トランプ当選たから日米韓はなくなったよ

というか、アメリカ世界の警察やる気ないんだから「もうやりませ~ん!ウクライナガザもし~らね!当事者解決しろ!」ってなるのでは

とりま台湾日韓でやるしかいね

韓国は乗り気になるだろうか、ならないと思うな

日本台湾国家として認めていないから静観しておしまいだと思う

次に沖縄、そして本州

北海道ロシアにくれてやる名目で中露で乗り込んでくる可能性も0じゃないね

これだと世界最強国家トップ運営するTruth Socialが最強のSNSなっちゃうじゃん

ガザパレスチナ犠牲の為に

バイデン-ハリスを罰する必要があった。トランプ再選でそれは叶ったが、今後どうなる?トランプの前の4年、大規模な戦争は起こらなかった。何をするか分からん狂人ホワイトハウスいるから下手に動かないほうがいい、と各国が警戒してたのかもしれない。手の内を見せた後の4年、どうなるだろうか。本人がド外道性犯罪者自己愛の塊、極めつけの老害であったとしても、政治コマとしてキッチリハマってくれたら良いんだ。聖人大統領になれば世界理想郷になるわけでもないのだからアメリカ人の半分くらいは「世界から尊敬されるアメリカ」が堕ちたものだと嘆くだろうが、思い上がるな。世界の国々は帝国主義殺人国家面従腹背してるだけで、尊敬などしていない。はじめから愛想笑いされていたことにいい加減気づけ。

ウクライナ代理戦争が終わり、アメリカ製の武器弾薬で殺される命が世界から1つでも減るならば、性犯罪者拍手の1つでもくれてやるよ。

anond:20241106153100

古代ローマ共和政は、ローマ都市国家、あるいは都市国家連合である時代には有効機能した。

しかしながらローマ地中海世界ほとんどを支配する巨大国家になると、システムとして限界を呈してきた。

このような巨大国家の指導者地位は、都市国家ローマの有力者の集まりにすぎない元老院や、首都ローマ市民選挙によって選ぶ執政官には、とうてい務まらなくなったのである

小規模な国家であれば市民元老院利害関係の調整も何とか機能したのであるが、国家大規模化するとそれが機能せず、元老院議員たる貴族私利私欲を優先させるようになった。

また市民集会への参加権利の無い属州民は、国家運営から完全に排除され、属州まで含めた大局的な見地での国家運営は、到底遂行しえない状態であった。


古代ローマにおけるパトロネジの問題があった。

古代ローマは、主に貴族からなるパトロヌス(親分)が、主に平民からなるクリエンテス(子分)を従え、かつ保護する相互関係があった。

ローマ都市国家の段階では、貴族たるパトロヌスがクリエンテスを保護する事により、私利私欲を追求する存在ではなくノブレス・オブリージュ体現者となっていた。

しかローマが巨大国家になると、貴族たるパトロヌスが保護するクリエンテスは国家構成員の少数派となり、結果、貴族自分に近い身内だけを利益を優先する存在となり、大局的な国家運営よりもクリエンテスの利益代表者としての立場を優先した。

この現状を打破するには、個々のパトロヌスとクリエンテスの複雑な上下関係を、ただ一人を頂点とする単純な上下関係へと整理する必要があった。


しかし、かつて王を追放共和制に移行した歴史を持つ古代ローマでは、君主制は最大のタブーであった。

内乱一世紀」と呼ばれる動乱の時期を経て、終身独裁官就任したカエサルは、共和政ローマ伝統を守ろうとする者たちによって暗殺される事になる。


その後を継いだオクタウィアヌスは、紀元前27年に元老院より「アウグストゥス尊厳なる者)」の称号を受け、古代ローマ最初の「皇帝」となったとされる。

だがそれは後世の認識であり、アウグストゥスは建前上は君主地位に就いたわけではなく、共和政守護者として振る舞った。

このような、実質上は皇帝地位に就いたものの、建前としては古代ローマ伝統墨守共和政体裁を守ったこ体制を、後世になって元首政(プリンパトゥス)と呼ぶ。




アウグストゥス統治あくま共和政継続という外面を持っており、その権力独裁官という非常時大権ではない、共和制平時のさまざまな権限を一身に帯びるという形で構成されている。

一つ一つは完璧合法でありながら、それらを束ねると共和制とはひどく異質な最高権力者地位となる。

こうした地位についてアウグストゥスは「私は権威において万人に勝ろうと、権力の点では同僚であった政務官よりすぐれた何かを持つことはない」と自身で表向きの説明をしている。

プリンケプスの地位構成したうち、主要なもの執政官権限上級プロコンスル属州総督)権限、トリブヌス・プレビス(護民官)職権の3つで、プリンケプスの権力基本的にはこの3つから説明される。

これら3つの権限アウグストゥスローマ合法的に統治する根拠であると同時に、執政官権限上級属州総督権限の2つは合わせると実質全ローマ軍の統帥権意味し、アウグストゥス軍事力を掌握する根拠でもあった。

以上の行政権軍事力のほかにアウグストゥス自身が述べるように圧倒的な「権威」が重要な要素であった。

アウグストゥスポンティフェクス・マクシムス(最高神祇官)という神職にも就任しており宗教上の最大権威者となってもいたが、それ以上に「内乱の最終的な勝者」という軍事的実績を伴った権威は正面から体制への挑戦者を寄せ付けなかった。


歴史は繰り返さないが韻を踏む、だ

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