「行使」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 行使とは

2016-03-06

増田に書けばフィクションって事で済まされるよね!28

なんていうか、ミセス☆モラトリアム婦人



祈願依頼者が来社。

夫婦者。

ぱっと見、旦那は二十代後半、嫁は三十代前半。


神主様「こんにちは。ご祈願ですか?」

嫁さん「えっと、はい

神主様「本日はどのようなご祈願でしょう?」

嫁さん「えっと、心願成就で」

神主様「差し支えなければ御内容をお伺いしておりますが」

嫁さん「内容…いろいろあって」

神主様「それぞれお伺い致しますが」

嫁さん「主人はー、勤務の順調を」

神主様「はい

嫁さん「私は今仕事探してて見つからないんでー、就職成就を」

神主様「はい

嫁さん「それとー、子宝を」

神主様「…子宝



まあ、「最下位阪神が今年の日本シリーズに出て制しますように」みたいなふざけた願いでも、どんな願いを告げられようが祈願はするけども。

他害の意図の含まれる祈願はお断りしてんだよなあ。



仕事したいです妊娠したいです、

就職したら試用期間中や新人研修中で仕事まだ覚えてないけど妊娠するかもしれません、

臨月近づいたら出産休暇取ります出産したら育児休暇取ります

ていうか何年か休職して子育てに専念した後で復職しまから私の席はあけておいてください、



二つ並べると、こう聞こえるんだよなあ。

これってもはや、まだ見ぬ職場に対する害意の現れ以外の何物でもないように見えるんだがなあ。

正社員採用だけど既婚女性歓迎!一年目で妊娠してもOKだよ!誰一人嫌味のひとつも口にしないし産休も育休も取れるしキミが復職するまで席もあけておくよ!」

普通に考えたら、そんな理想郷存在しないよなあ。例えあったとしても、入場制限を課していて、学歴経歴資格能力に優れた人間しか入れないようになっているよなあ。みんな殺到するもんなあ。

もちろん「既婚のパートさんだらけで皆バンバン育休だの産休だの取りまくってる理解ある職場のんびりパートしたいんです!」とかいう願いだったらいいんだけどさあ。明らかに違ったよなあアレ。


ま、ひたすら自分に都合のいい理想郷だけを望むってのも個人の自由というものだが。

神頼みをする前に、まずどちらかに自分覚悟を決める方が先なんじゃねえのかね。

子供を持つならさっさと妊娠する。出産子育てして、子供が手がかからいくらい大きくなってから就職する。

就職するなら就職一本。ひたすら何年も仕事して、ある程度の職場存在感を獲得し、職場発言力を十分に貯めてから、それを「妊娠出産」に対して行使・消費する。

こうじゃねえのかね。



まあ、専門教育も受けず資格もなくだいたい高卒で入ってきて例外なく神社界の洗礼を浴びる巫女連中に同情なんざしねえけど。

結婚しても即退職妊娠しても即退職、という条件下で働く若い巫女連中の前で、よくもまあぬけぬけと甘っちょろい人生計画を口にできるもんだと感心はしたな。

もちろんその嫁には関係ないことだし、知ったこっちゃねえ話なんだろうけど。

2016-03-02

2020年東京オリンピック汚職疑惑に関する報道 (Le Monde)

ル・モンド紙 2016年1月14日付 

Clément Guillou 記者

http://www.lemonde.fr/athletisme/article/2016/01/14/lamine-diack-soupconne-d-avoir-monnaye-sa-voix-pour-l-attribution-des-jo-2020_4847631_1616661.html

陸上競技ラミーヌ・ディアックは2020年オリンピック開催地選考で票を売った疑惑がある


もし、WADA(世界アンチ・ドーピング機関)のディックパウンド告発した驚愕事実が、第2回目のWADA調査委員会報告書のページの下に小さく付けられた注に影響を与えていたとしたらどうなっただろうか?

 1月14日に行われたWADA記者会見では、驚くような情報は出てこなかった。しか世界スポーツ界を揺るがす爆弾は、報告書の34ページの下の注に隠されていた。

https://www.wada-ama.org/en/resources/world-anti-doping-program/independent-commission-report-2

調査委員会報告書は、注36で、1999年から2015年までIAAF(国際陸上競技連盟)会長だったラミーヌ・ディアックが、IAAFに有利なスポンサー契約をもたらすために、IOC委員として影響力を行使していたことを述べている。

こうした取引存在した疑いは、ディアック前会長の息子の一人であるイブライマ・ディアックとトルコ陸上選手アスリ・アルプテキンの親族との間で行われた話し合いの中で言及されたものだ。この発言によれば、2020年オリンピックの開催候補地・イスタンブールラミーヌ・ディアックIOC委員投票しなかったのは、IAAFにとって旨味のあるスポンサー契約提示しなかったためである

しかしこの発言は慎重に取り上げる必要がある。ディアックの息子の目的は、ドーピング検査で生体パスポートの異常値が見つかった場合に、もみ消す力があると信じさせることだったからだ。

「(会話の中で)トルコLD(ラミーヌ・ディアック)の支持を失ったのは、4~500万ドルスポンサー料をIAAF陸上ダイヤモンドリーグあるいはIAAFに支払わなかったからだと述べられている」とWADA独立調査委員会レポートは例の注36に書いている。

注は「(会話の)報告によると、日本はこうした金額を支払った模様である2020年オリンピック開催地東京に決定した」と続けている。

IAAFの5つのオフィシャルパートナーのうち、TDKセイコーキャノントヨタの4つが日本企業である


脅迫

 調査委員会関係者ル・モンドに、情報は十分信頼のおけるものであり、公表されるべき価値はあるが、管轄外のために委員会はこの問題を深く掘り下げないと説明した。

 反対に、報告書に関するミュンヘンでの記者会見にも出席したフランス経済検察庁が、この件について調査することを妨げるものは何も無い。

独立委員会がどのような形式でこの情報を入手したのか(トルコ人関係者証言によるのか、電子メールでのやり取りを入手したのか)は明らかになっていない。

2020年五輪開催地投票は、2013年9月にブエノス・アイレスで行われ、決選投票は60対36で東京イスタンブールに勝利した。

イブライマ・ディアックとアスリ・アルプテキンの親族との取引は、この開催地決定の3ヶ月後に始まり2014年2月まで続いた。アスリ・アルプテキンは2012年ロンドンオリンピック1500メートルメダリストで、生体パスポートの異常値により懲戒処分を受ける恐れがあったが、イブライマ・ディアックはアルプテキンの親族に対して、IAAFによる追跡調査をやめさせることができるとほのめかしていたのである

兄弟のパパ・マサタ・ディアックの後、イブライマ・ディアックも金銭強要しようとしていたという印象をアルプテキンの家族は持っていた。

この要求に応じなかったため、アスリ・アルプテキンはIAAFによる8年(2021年まで)の出場停止処分を受けた。この処罰スポーツ仲裁裁判所を通じて決定され、オリンピックメダル剥奪された。その後、ラミーヌ・ディアックはIOCを辞職した。IOC世界陸上界を揺るがせた汚職スキャンダルに関わったとして、ラミーヌ・ディアックに一時停職処分を下していた。


パートナー

この数年間のIAAFを見ていけば、パートナーシップ契約世界選手権開催地の割り当てに関係があることを確認できただろう。韓国大邱2011年世界陸上大会モスクワ2013年世界陸上大会北京2015年世界陸上大会、そしてドーハで行われる2019年大会である。多くのパートナーシップ契約されたのは韓国サムソングループであり、中国大石企業シノペックであり、ロシアのVTB銀行であった。

最後に、2021年世界陸上大会オレゴン州ユージーンに決定したことに触れる。陸上界の大立者の出身地であるスポーツ用品ナイキだ。一つの反対もなく決定したことに、PNF(フランス経済検察庁)は大きな関心を持っている。

報告書によると、WADA独立委員会は、独立した組織によって、パパ・マサタ・ディアックが関わった契約およびマーケティングスポンサー協定の完全な監査を行うことを提言している。

ドーピング事件に続いて、スポンサー契約・放映契約陸上競技界の次のスキャンダルになるだろう。

ここで聞くのが間違い

 

はてなフェミキチ婆の巣窟から

 

都合のいい男女平等を際限なく恥ずかしくもなく乱用するゴミ女ばかりだからね。

 

普段は女の特権行使して

年齢の話になるとなぜか男女平等

 

なんで子供産みにくい30ババアと同年代の同レベルの男が釣りあうと思えるのだろう

脳に障害があるとしか思えない

 

年齢関係なく総合的な魅力の問題だろ

 

いまだにデートは男のおごり!

でも、男女関係平等

これがフェミ思考回路から

 

相談するなら人間相手にするべき

フェミ人間の形をした劣等生物にすぎないから

 

まあ、歳の差あったら

奢ればいいんじゃない

それ以外でも都合のいい卑怯な考え方した女かどうかって判断できるし。

 

http://anond.hatelabo.jp/20150518101010

2016-02-28

死霊術師井上

死霊術師としてのすべては、今は亡き祖母から伝習した。大学では文学部に進学した。これはもともと歴史学に興味があったことと、死霊術師としていつか遭遇するかも知ない事態に備えるためだった。

大学3年生の終わりころ、死霊術師としていよいよその事態を迎えることになった。

ある日テレビを見ていると、旅番組のようなものがやっていて、滋賀県西部の山林地帯をいつも見る芸能人が歩いていた。何の変哲もない番組だった。しかし、テレビを介しても充分過ぎるほどに、死者が放つ霊の波動が伝わってきた。もちろん、普段生活していてもその種の死者の波動を感じることはある。霊波は一般に、腐ったり火葬したりして身体が失われると弱まる。またたとえ身体があっても、時間経過によっても霊の波動は弱まる。人間やその他の生き物は、その場にとどまろうという意志を長くはもちえないのだ。恨みだとか、一般に強そうと言われる意志ですらそうだ。こういうのは仏教的に言うと成仏していくってことなんだろう。魂は残らない。めったには。

テレビで知った、滋賀県の霊波は別次元と言えるほど古く、そして強力だった。おそらく、亡骸がある程度そのままの、古い死体があるのだろう。そして、強靭意志21世紀でも保っている。

死体と強い意志。これが重要だ。死者蘇生の用件を満たしている。そしてかなり古い。

腕試しにはちょうどいい。見つけてしまったらもう止められない。死霊術の行使者として、その興味関心を止めることはできない。

祖母から習った作法で、霊波の質から霊が生きた(死んだ?)時代のおおよその年代を感じとった。520年+-30年前くらい? 手元の『日本史辞典』を紐解く。室町後期? 手が震える。研究室で『国史辞典』にかぶりついた。

その頃の近江一般に長享・延徳の乱と呼ばれる動乱期にあった。守護六角氏討伐のために将軍足利義尚が長く近江に陣を設けていた。どうやら死体はこの時期のものらしい。

私は大学研究室院生の先輩に聴いてその時期の文献を学んだ。また隣りの言語学研究室国文学研究室に行って、室町時代言語やその発音について質問した。かなり難しい。筆談の方がいいかもしれない、と祖母アドバイスを実感をもって思い出した。まさか室町期の死体に会えるなんて。せいぜい行って天保期くらいだと思っていた。古い死体なんてもの時代を遡るにつれて加速度的に少なくなる。祖母明治4年に死んだ男の死体蘇生したことがあると言う。これでもだいぶん古い方だ。室町期の死体なんて、祖母からもきいたことがない。後で聞けば、先輩方は私が卒論室町時代後期を扱うから一生懸命調べていると勘違いしていたそうだ。


春休み近江に旅した。大きなスーツケースを持って。蓬莱なんてお誂えむけの地名だ。山の方に入っていく。山は静かだった。ほどなくして現場に到着した。霊波は強い耳鳴りのような形で私の身体に具現する。こんな古くて強い霊波、他の死霊術師が気付かなかったのはちょっと不思議だ。まぁ波長が合う、合わない、はかなり厳密だから。私にもってこいのチャンスなのだ。私は女ながらオリエンテーリング部で体を鍛えていたから山歩きは結構得意なのだオリエンテーリングなんて全然興味が無かったんだけど、新人歓迎コンパで迎えてくれた先輩方の雰囲気がすごく良かった。サークルでは、大学生なりだけど、人との付き合い方、間の取り方を学べたと思う。高校生の時にはあまり意識できなかった、人間(じんかん)の距離感や発話。

山道から沢に下りる。死体が残った理由が、何となくわかった。日本では死体はすぐ腐って亡くなってしまう。しかし沢下にはぽっかりと、知られざる洞窟が顔をのぞかせていた。多分ここに死体がある。相違ないだろう。もしかしたら近年はずっと埋まっていて、最近になって地震などで再び穴が地表に現れたのかもしれない。だから今まで波動に誰も気づかなかったのかも? 洞窟は沢が近く低温が保たれ死体が保存されたのかも。あるいは永久凍土なんかがあって風穴で涼しいのかも。ま、これを考えても詮無い。とにかく、死体があるのは明らかなのだから

ひんやりした洞窟に足を踏み入れる。かなり急だ。いよいよだ。震えるほどだ。周囲には驚かれるけれど、死霊術の技術は、実は私にとってはとても簡単なものだ。血も継いでいるし、祖母と言う佳き師もあったから。祖母もいっていたことだが、基本的死霊術師は技術的な部分はそんなに問題にならない。むしろ重要なのは、死者と会い、契約する時の対話の仕方だ。死者が生きた時代言語常識を、こちらが把握してしっかり対話せねばならない。そうしないと蘇生に応じないこともあるだろうし、蘇生したい旨すら伝えられないこともあるだろう。死霊を怒らせてしまっては、あるいは成仏させてしまっては元も子もない。死霊術師の実力はここで決まる。このことを上手くやるために、私は大学では文学部へ行ったのだ。もし死霊術師に生まれなかったら、稲の光合成研究をしに理学部農学部へ行きたかった。

洞窟の奥にややひらけた場所があり、その壁によりかかるように木製の箱型の人工物が見える。…ああ、かなり古い牛車だ。小八葉の牛車? 公家が移動手段として用いていたもの。八葉の大きさ、小さい? 大きい? これで身分が大体分かるのだが…肝腎の大きさが、大きいのか小さいのかわからない。そんなの文献に載ってない。牛車なんて初めて見るんだ。そもそも近江に牛車。やや不可解? 足利義尚近江出陣の際には公家近江まで出向いたというから牛車できてたのか? それにしたって牛車で近江まで行くの? なにもかも自信が無くなってくる。

これではだめだ。祖母の言によれば、まずはその人をそのまま、そのままに感じるのだ。先入主観は退けるのだ。牛車の文様が大八葉だろうが小八葉だろうが、なかに居る主こそを見るべきなのだ

精神を澄ませる。霊とは頭の中で会話する。結局、『太平記』のテキストをメインに準備を進めていた。『太平記』は南北朝時代を描いた軍記物で、室町後期には往来物として身分を問わず人々に広まっていた。死体教養がいかほどであっても『太平記』の語調なら大丈夫ではないか、と考えた。とうぜんテキスト変わっているんだろうけど…。

太平記』の文法で私は語りかける。

「私はあなたよりも後世を生きる人間で、その間に人間が語る言葉も変わってしまった。この言葉あなたにどの程度通じるか私にはわからないが、どうか話を聞いてほしい」。ここまでテンプレ国文学研究室富田先輩ありがとう

…牛車がガタガタと動く。御簾が超自然的な動きを示し、内の暗闇をあらわにする。お化けが怖い人はびっくりするんだろうけどもちろん私はそんなことはない。打掛の裾が見える。小袖が二重? そして茶色く干からびた手のひらが…暗くてよく見えない…が、死者に話しかけた段階で幽界との淡いが生起し、この世ならざる強烈なイメージ五感以外から五感を経由し認知される。死体は髪の長い公家女性が見える。平安時代のオカメ十二単イメージがあるけど、それより軽装だ。でも相当めかしこんでいる。この時代人間は小さいしガリガリだな。さぁ、いよいよだ。頑張って蘇生素体になってくれるよう語りかけよう。

「…私の寂滅からどれくらいの時間が経過しまたか?」むむ、なんとかこれくらいなら聴き取れる。うほっ、「太平記読み」専攻の坂田先輩ありがとう! 高校非常勤やりながら大変でしょうけど博論頑張ってください。

「五百有余年でございます。『太平記』を読んであなた時代言葉を学びました」「…私も『源氏物語』で古の言葉の遣いに触れました。」「実は、…今日あなたお話しがあって武蔵国から参ったのです」いよいよ本題だ。

あなたは強い心をお持ちで五百有余年をお過ごしになられました。そして幸いにしてお体も崩れず残されております。私はあなた精神と身体とを結び付かせ、再び現し世に復することができます。再び洞窟の外に出て暮らしてみるのはいかがでしょうか」

「たしかに私はまだ黄泉の食物を口にしておりませんね」さすが公家の娘だけある。当意即妙にこたえねば。「私なら黄泉比良坂をあなたを連れて戻ることができます。」「どうして私を選ぶのです」「あなたのように長らく意識と身体とを保つ例はめったにないことなのです。」実はこれはあまり理由になっていない。死霊術師の衝動説明するには、私には言葉が足りない。彼女が尋ねる。

「当時(筆者注:ここでは現在の事を指す)は死者を供養する作法は未だ仏式を用いますか?」意外な質問だ。自らの供養を望んでいるのか? 「ええ、大分形はかわっておりますが仏の教えは今でも通用しております」「ならば既に死んだ者を私なりのやり方で供養して、意味があるということですね」…あやうく意味を取り損ねるところだった。ちょっと不可解な質問だ。彼女は何を考えているのか。彼女の事を深く知った今になって考えると、これは彼女なりにかなり考え抜かれた、ある種の哲学のようなものだった。彼女の培った供養の作法。そのルールがもし現代で途絶えていたら。つまり仏教現代に伝わらなくて、もし私たちが何か違う祈りの作法で死者を弔っていたら。きっと彼女蘇生に応じなかっただろう。彼女の知っているルール現代でも供養ができる。これが彼女にとって重要だったのだ。

「私は京都六角富小路邸宅がある公家(筆者注:ここでは「こうけ」って読んでね!)に生まれました。大乱(筆者注:ここでは応仁の乱を指す)の後の騒擾の世でありますから、私は近江根拠にする武家の御仁に嫁ぐことになりました。いよいよ渡嫁のとき、牛車が谷に落ちて私は命を落としたのです。嫁ぐことが決まってから武家奉公人生活が如何様であるか、主人が如何なる稟性を持つのか。和歌は読めるのか古典は存じているのか。いつも想像していました。」死霊術師の常識から考えれば、それだけでここまで精神は保てない。私はほとんど確信をもって尋ねた。「もちろんそれだけで想いを保つことはできなかったでしょう。どうして。」

彼女はここで初めて表情を私に感じさせた。「実は洛中で一度彼の人をお見かけ申上げたことがあるのです。私の生家は上って四位の家柄ですから、ふらふらと外にでてもあまり咎められることは有りませんでした。ある日京師が物騒になり武家の人が20騎ばかり邸宅の前を過ぎりました。颯爽と武者を連れていたのが、後々判ったことですが我が主人となる方でありました」え? それだけ。うーん恋愛感情ってわからないけど、そんな単純な感情で何百年も持つのかな? 単純だからこそ長持ちする? わからんね。すると彼女が続ける。

「死んだあとはずっと新しい生活の事を考えていました。武家生活。今まで見知った知識や噂話全てからひとつひとつ、未だ来ぬ時の先をずっと、ひとつひとつ限りなく。一日の起きてから寝るまで衣服の糸先から世情に至るまで。とにかくひとつひとつ。世に現れるであろう現象をすべて想像しうる限り、ひとつひとつ。彼や周囲の人間との交わされたであろう会話をひとつひとつ。彼の人とのありうべき時と出来ごとの全てをひとつひとつ想像していたのです。そうしたら、ええと、五百有余年過ぎ去っていたというわけです。」そうして彼女は莞爾した。私は一発でこの女性を好ましいと思ってしまった。こんな偏執的で叮嚀な思考回路を持った人があるだろうか。この人なら。彼女21世紀平成の世の中で夫となるはずだった人の菩提を弔わせたり、あるいは彼の一族についてその後どうなったか調べさせたりすることは、彼女の心性をおそらく負に傾けることはないだろう。ひとつひとつ彼女には想像したことの自分なりの答え合わせをしてもらえたら。私がそのお手伝いができたら。ちょっと勝手か。とにかく、この人なら大丈夫だ。

好奇心イマジネーションとを併せ持って、平成の世まで意識を有した五条顕子姫の死体は、その意識と共に、こうして私の赤羽マンションにやってきた。

2016-02-20

http://anond.hatelabo.jp/20160220071242

そうだよねー。

子育てしたいからって理由仕事辞める人も一定いるから、幼稚園が存続してるんだよね。

そもそも、その強い権利意識をまずは、今ある育休3年取れるって権利行使向かないのはなんでかね?

んでさ、育休を幼稚園が入れるまでって法律かえればいいでしょ?

キャリアもほしい、子育て成功させたいって意識高すぎじゃないか?

2016-02-17

http://anond.hatelabo.jp/20160217161048#tb

しかしさあ、猫を飼ってるというエゴ行使の時点で自然のままじゃないよね

外に出るということは飼い主が管理できないエリアなわけだし

人に自分の猫の手出しをされたくないなら外に出さないほうがいいのでは?

猫にマナーを教えるのは不可能なわけだし。

エサをやって可愛がりたいっていうネコを飼う人の気持ち否定しないけど

生き物を自分ペットにするというのは常に倫理的な危うさがある

そこを棚上げして怒り狂うことに違和感がある

世の中が変わらないということ

僕は正義感が強い人間だが、同時に正義行使を諦めた人間でもある。自分がどんなに頑張っても、世の中は変わらない、人々が変わらないという諦観を僕は既に受け入れてしまっている。


中高生とき人種差別反対活動女性運動などは当時の人々の意識刷新したものだと思っていた。しかし、現実には今でもそうした差別意識は多くの人の根底にあって、結局「差別はいけないんだよ」という社会上面が整備されただけのことであった。

人の本質は変わらなかった。だから、そうした上面がまだ整っていないものへの差別攻撃は依然として行われ続けている。「いじめっ子は殺せ」「不倫者は死ね」みたいなのが典型例だが、今の世でも「攻撃していいもの」を見つけて集団でその認識を共有し袋叩きにする光景は珍しくもなんともない。人々は社会上面を借り自分上面にして「自分差別などしない人間だ」という自意識を持つが、一方で「これは差別ではなく正当な区別だ」というように、己の行いにそうした上面適用することはない。


畢竟世の中は変わらないのであって、だからこそ社会ルールなどの上面を形として整えることが大事なのかもしれない。まあ上面を整えるにしても少なから他者を説得しなければならないのではあるが、全体の意識を変えるよりは格段に実現可能性が高いだろう。

あるいは、世の中は変わると信じ、人々への説法や啓蒙を諦めないことが結果に繋がるのかもしれない。だが、その夢は幻想にも等しいものであって、夢への長い道のりを挫けずに歩み続けることはとても難しいように思える。


現に世の中を変えようと頑張っている人たちは、「こいつらはどうせ言っても変わらない」という絶望に身を染めながら上面ルール作りに奔走しているのだろうか。

それとも、「(ごく一部の猛反対者は無理だとしても)きっと多くの人がわかってくれる」という希望を胸に抱きながら遠い夢を追っているのだろうか。

2016-02-10

映画の特典フィルムが貰えない場合は返金可能か?

かなり面倒かつ条件付きで返金可能・契約無効に出来ました。

前提として消費者生活センターのあっせんが無いと返金は無理。

さらに、チケット購入時に特典が無くなる可能性が表示されてない・その画面が手元にある・チケット使用の全条件が揃わなくては駄目。

・無くなる可能性が表示されていない:特典付きでの契約とみなされる

・画面のキャプチャーがある:上記証拠となるため

チケット使用である:特典無しを承諾して映画を見る権利行使していない証拠のため

時間があるけど金が無い貧乏サラリーマン学生はぜひ御試し下さい。

2016-02-06

超能力者たちの住まう街に生まれ

僕は超能力者たちの暮らす街に生まれた。

小学校から今まで、やさしい能力者達に取り囲まれていた僕は彼らの超能力意識することはなかったのだが、ふとしたきっかから自分無能力者であることに気づいてしまう。

彼らの超能力は以下のような特徴を持っている

  • 彼ら能力者達は「他人こころ」が読める。テレパシーだ。こころを読み合うことによって話題を選びコミュニケーションを図っていく。他人にはどのように見えているのか、何を考えているのかがわかる。だから自分相対的評価も可能になるし、多かれ少なかれ自分に自信を持っているようだ。
  • 彼らは言われていないこと、文章に書かれていないことが理解できる。だから、言われなくても配慮ができるし、「行間」などという「見えないもの」が見える。
  • 彼らは事実より優先する「見えない力」に縛られている。だからハゲている人に向かって「頭髪が一層薄くなりましたね」とは言わない。不可解なその力が及ぶ範囲は広い。
  • 彼らは「話を聞きながらメモを取る」などという超絶技巧をやってのける。まるで千手観音のように手が複数あるかのような振る舞いをする。
  • 一方、彼らの興味は散漫でまったく「こだわる」と言うことが無い。また、日常生活の何気ない場面で数字に目を配ったり覚えていたりしない。だから彼らはアッサリとしていて面白みが無いとも言える。これが彼らの唯一の弱点と思われる。



なお、その当時の社会において、彼ら超能力者は「健常者」と呼ばれ、我々の一団は「発達障害」という名で呼ばれている。

2016-01-25

http://anond.hatelabo.jp/20160125134550

「アンロックという能力が、泥棒専門のスキルのようだと嘲笑されている」

「私の能力が、アンロックという泥棒専門のスキルのようだと嘲笑されている」

泥棒専門のスキルのようだと日常的に嘲笑されている中で、私の能力であるアンロックを(行使した)」

日常的に嘲笑されている中で、アンロックという泥棒専門のスキルのような能力を(行使した)」

みたいな感じじゃないの。

「アンロックという泥棒専門のスキルだと嘲笑された日常」そのもの意味不明なので整然とした説明はできないと思うけど。

2016-01-21

anond:20160121000927

最近話題産業廃棄物排出責任について。

関係者ではないけど、ある事情バブル絶頂期の日本産廃事情について調べたことがある。

当時、日本はまさに絶頂期、飽食の時代地上げ屋跋扈し、きらびやか建物が次々と立ち上がり、札束が飛び交い・・・そして、その背後で排出される膨大な産廃は行き場を失い彷徨っていた。

これらの産廃は、大企業が託した「産廃事業者」と名乗る暴力団フロント企業によって、多くは大都市近郊の地方に持ち込まれ不法投棄された。谷や川は都市から持ち込まれ産廃で埋め尽くされ、取り締まるべき役人賄賂を渡されて黙認した。産廃によって住処を失った住民裁判で訴えようにも、長引く裁判の間に仕掛けられる、親戚を巻き込んだ有象無象嫌がらせ泣き寝入りをせざるを得なかった。それでも一部の産廃事業者逮捕されたこともあったが、彼らに廃棄物委託した企業は、遂に誰も逮捕されることはなかった。

一部のマスコミもまた、これらに対して沈黙を守った。今では多くの大手新聞社は、自社の過去記事を有料ではあるがデータベースとして提供している。これらを見比べることで、当時、どのマスコミ社会的正義を貫き、どの新聞社が「報道しない自由」を行使したの分かる。例えば独裁国家が揃って国の名前に「民主主義」を含めるように、自らを「社会の木鐸」と自称する新聞社ほど、これらの問題不思議なほど無視していた。(なお、自社の新聞の縮刷版すら発行しない新聞社は論外である。)

あの狂乱の時代から20年以上が経過した現在でも、地方ではまだ多くの産廃は残されたままである。多くはそのまま忘れ去られたが、例えば圏央道の某トンネルのように、ひょっこりと問題が浮かび上がる場合もある。

そして国会会議録で「産業廃棄物」で検索すれば、この状況に心を傷めた一部の与党野党国会議員の尽力によって、現在環境産廃関連の法律が整備されたことが分かる。これらの議員の一部には、後の民主党政権の失政でその名を地に落とした政治家もいる。

誰とは言いませんが、非科学的な反原発等の言動を吹聴して回るよりは、当時の回想録でもブログに書いた方が今なら少しは株が上がるかもしれませんよ。

2016-01-17

結婚メリットデメリット

長年独身の♂だったが、結婚して3年ぐらいたったので、♂からみたメリットデメリット書いてみる。

メリット

  • 2人共働きだと家の収入はとても増える。
  • 嫁がご飯作れる場合栄養状態は非常に改善する。
  • 外食が減る分、1人あたりの食費がとても減る。ただ、もともと♂が自炊派だった場合は1人あたりは変わらず。
  • 生活のサイクルがしっかりする。嫁と夫の両者どちらかが補完するかたちで生活サイクルを固定してくれるようになる。
  • 結婚生活がうまくいっているのであれば、精神的安寧が得られる。

デメリット

結論

メリットデメリットは人それぞれなので、人によって変わるかもしれませんね。ひょっとしたら、結婚メリットデメリットで比べてはいけないものなのかもしれません。

ただ、金銭的にみた場合メリットは、かなり微妙。また、嫁と自分関係次第でメリットデメリットの具合が大きくブレるので、ある意味とてもギャンブル。なので、慎重派な人には結婚という制度活用は向いてないかもと思うこの頃。

2016-01-16

時季変更権行使

しようとしたら、どんな正当な理由があろうともはてな民ってボコボコに叩きそうだよね。

そういうところがほんときらい。憎い。

2016-01-09

谷垣理論だと自営業ブラックのままでいいってことだよね!!

(まぁ、実際その通りなんだけどさ)

今では単なる勤め人2号被保険者その1234-5678ほげほげア号でしかないけど、過去には零細自営業みたいなとこでバイトしたこともある。わかっちゃいるとだろうけど、零細自営業周辺はぜんぶ真っ黒!!、残業代ケチられたり、 就業前に後期試験前は休むって散々言ったのに出てこいて言われたり、そうかと思えば今日は暇だから帰っていいよと言われたり・・・

社員さんへもそんなんだから、間違っても絶対に【零細自営業周り】には就職しちゃ駄目だと固く決意するようになる。誰でもたどるみちだよね、こうやって、社会常識日本不文律みたいなのを身につけていくわけ。

自営業業者ぶっちゃけ自分親分アルバイト奴隷か所有者みたいに勘違いしてるよね。

反面、大企業場合でもそんなことない。

くだんの産休問題でも、法律ができて労働者権利なんだから、どうどうと権利行使すればいいだけ。というか、法律がなかったら、日本全体が自営業ブラック体質ひきずりがちなんだからさら悲惨なことになるとおもう。

結論宇宙公理! 自営は糞!

今となっては大企業になったとこにしても法律善導してやんないと

体質は自営のまんまなんだからね。

そんな自営の体質に合わせろとのたまう谷垣も糞!

2016-01-06

神社憲法改正運動政教分離

最初に断っておくが、神社本庁日本会議が企んでいる憲法改正の「具体的内容」に関しては、私は与しない。

憲法リバイアサンである国家権力の横暴を縛り国民自由を守る最後の砦であり、憲法道徳規定するのは近代国家として恥ずべきことであると考えるからだ。

この憲法改正の是非はともかく、一方で、この運動をめぐって「政教分離違反するんじゃね?」的な、「政教分離に関する誤解」が、少なから蔓延していることに驚いた。ここでは、この論点について明らかにしたい。

そもそも、日本国憲法には「政教分離」の言葉は無いが、以下の条文がその根拠とされている。

[第二〇条]

信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上権力行使してはならない。

三 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

[第八九条]

公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体使用、便宜若しくは維持のため、……これを支出し、又はその利用に供してはならない。

まり憲法禁止されているのは、(1)国が特定宗教団体に対して特権付与すること、(2)宗教団体政治権力(=国がも独占すべき統治権力)を行使すること、(3)国が宗教活動を行うこと、のみだ。

これまでの判例によれば、国や地方公共団体などが公費神社玉串料を納めること、市が市有地神社無償提供すること、総理大臣公費を使って公式参拝を行うこと、などが違憲に該当する。

一方で、「宗教団体政治活動を行うこと」は憲法では禁止されていない。実際、公明党-創価学会幸福実現党-幸福の科学真理党-オウム真理教など、特定宗教団体政党を結成して政治活動を行っており、これらは「政教分離」には違反しない。

しろ、「宗教団体政治活動を行うこと」を禁止した場合思想・良心の自由(第十九条)、結社言論の自由(第二十一条1項)、国政選挙における信条による差別禁止(第44条)といった規程に違反することになる。つまり、「宗教団体政治活動を行うこと」の禁止の方こそ憲法違反だ。

2015-12-30

どうして退職者に嫌味を言うのか?

本当にわからないことに、

ブラック企業ほど退職希望者に嫌味言うよね。

あれなんで?

  

退職の旨を伝えたら、言われる言葉シリーズ

勝手退職を決めるな。

・今の担当している仕事の後任はどうするんだ?

関係者迷惑をかけるな。

転職先を教えてよ、俺が掛け合ってやる。

・今のプロジェクトが終わるまでやめるな。

有給消化はさせない。

退職については上司がみんなに告知するからお前から絶対に周りに言うなよ。

  

  

回答

勝手退職を決めるな。

おまえら上が愛想尽かされるような会社経営してるからこうなるんだろ。

 なんでお前の了承をいちいち取らないといけないんだよ。

 何度も「お時間ありますか?」って相談したのに忙しいっていって時間とらなかったのはお前やんけ。

  

・今の担当している仕事の後任はどうするんだ?

→人が抜けることなんて想定できる範囲なのに何で経営側のお前がそれに対してリスクヘッジしてないわけ?

 現場人間に後任手配する責任なんかねーよ。

    

関係者迷惑をかけるな。

→人が辞めないような環境を作ったり、人が抜けても大丈夫なような仕組みを経営が作れよ。

    

転職先を教えてよ、俺が掛け合ってやる。

→そうやって転職先聞き出して有る事無い事言って、内定潰そうとするんじゃねーよ。

 だいたいお前何様だよ?勝手に人の間に入るなや。

    

・今のプロジェクトが終わるまでやめるな。

プロジェクトが続けられるように経営法律遵守の雇用環境つくれよ。

  

有給消化はさせない。

法律くらい守れよ。時季変更権ギリギリまで行使して、取らせなかったら、

 結局、後でネットにこの会社はひどい会社ですって書かれるんだぞ?

 そしたら今以上にまともな人間は受けにこないけど、そこまで考えて判断したら?

  

退職については上司がみんなに告知するからお前から絶対に周りに言うなよ。

→最終出社日にいきなりプロジェクトメンバーに伝えたって現場が混乱するだけだろ?

 マジで経営マネジメントは何考えてこんなことしてんだ?

 一斉離職が怖い?もうこの組織破綻してんだろ。

  

  

経営側に立つとギリギリでやってるし、

みんなの生活を守るために頑張っているという妄想に取り憑かれてるのはわかる。

だけど、雇用契約署の内容を無視して、法律違反な働かせ方をして、

「一緒に頑張っていこう」なんて誰が付いてくるの?

自己欺瞞はなはだしい。

  

逆に違う見方があったら教えて欲しい。

2015-12-29

世の中の不釣り合い

権限行使するけど、責任は撮らない権限者。

責任は負わされるが、権限は1つもない担当者

労働力は無制限提供させる(長時間労働)が、その対価は無制限には支払わない(残業代不払い)経営者

2015-12-24

育休トリクルダウンを信じられるvs育休トリクルダウンなんてないよ

http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/renho_sha/status/679805060893650944

 国会議員のような富める者が育休をとると、貧しい者にも自然に育休が滴り落ちる(育休トリクルダウンする)かどうか。

育休トリクルダウンなんてないだろ。「国会議員みたいな特別仕事で育休が認められると、民間に波及する」っていうけど、波及するか?

「あーあれは特別仕事から…。」ってセリフ諸刃の剣だ。議員公務員が育休をとっても民間人には「あーあれは特別仕事から…。」って感じ。

いや、波及するならいいよ?何でも。公務員給料あげると民間勤務の給料が上がる。公務員に育休を認めると民間勤務の育休が認められる。

もしそれが本当なら、国会議員給与を上げて。国家公務員給料上げて。国会議員の育休を増やし。国家公務員の育休を増やしましょう。

民間に波及するなら、だよ?波及しないとおもうけど。 隗より始めて、隗だけで終わる。日本ではずっとそんなのばかりでしょ。

民間勤務に育休が広がる方法は、1.民間勤務自身自身の発案で変われるか。2.国会法律立法して公権力民間企業行使して民間企業に変わってもらうか。

あとは知らん。知ってたら誰か教えてくれ。

 もう一度言う。国会議員が育休をとっても、それが民間に滴り落ちるような、育休トリクルダウンなんてない。

2015-12-21

http://anond.hatelabo.jp/20151221172945

「その集団的自衛権行使するという名目戦争している国が実際に存在している」

これと「安保法制平和の維持を目的にしている」「安保法制平和の維持に寄与する」は全く矛盾しないでしょ。

なぜ日本がやると「戦争法案」なのかって。

日本他国と違って戦争狂なの?

それとも「戦争法案」が筋が通ってるって思う人は、日本だけじゃなく世界各国、国連憲章に対しても「集団的自衛権戦争につながるから禁止すべき」って考えてるの?

http://anond.hatelabo.jp/20151221172624

じゃあ、お前は(元増田がお前だとして)どういう意味で「筋が悪い」と書いたんだ?

「その集団的自衛権行使するという名目戦争している国が実際に存在している」という現実を踏まえて

集団的自衛権行使許可する法案戦争法案だ」と主張することの、

何が「筋が悪い」と?

念の為にもういちど書いておくが「筋が悪くない≠正しい」ね。

2015-12-14

日本国憲法における政教分離ではセーフだよ

国が宗教を推し進める→アウト

宗教団体政治に参加→セーフ

日本国憲法 第二〇条

信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上権力行使してはならない。

三 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

日本国憲法 第八九条

公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体使用、便宜若しくは維持のため、……これを支出し、又はその利用に供してはならない。

したがって、政教分離の具体的内容とは次の通りである[3]。

特権付与禁止 - 特定宗教団体特権付与すること。宗教団体すべてに対し他の団体区別して特権を与えること。

宗教団体の「政治的権力行使禁止(「宗教団体政治参加」を参照)。

国の宗教的活動禁止 - 宗教布教教化宣伝活動宗教上の祝典、儀式行事など(「目的効果基準」を参照)。

http://anond.hatelabo.jp/20151214174152

2015-12-11

http://anond.hatelabo.jp/20151211163825

私たち根本的な錯誤をしている。プロは「誰にでもできること」を「助け合い」のために使う人間ではない。「誰にでもできるわけじゃないこと」を「報酬」のために行使する人間のことだ。

まー海外社会なり企業ではそうかもしれないけどさー。

日本家族も、友人も、地域も、会社も、国家のものも、一つの共同体であり、それ以上に協力体な訳じゃないですか。

長屋でも村でも得意なことがある奴が他の奴を手伝って、他の分野では別の奴がそいつを手伝って、なわけでしょう。まあ得意分野によってしょっちゅう駆り出される人と割とヒマな人がいたりはしちゃうけどそれは仕方ないとこであって。

そういう、それなりにシステムとできてるものを、倫理がない、と悪く言うのはどうかと思うな。

海外基準の)倫理にはそぐわないってだけだし、それは別に悪いことじゃなくない?

日本人はなぜプロ技能に金を払いたがらないか、という話。

演奏に代金は払いたくないのか(一部のコメントに対して。最初の文章から変わっています)|ソプラノ川上真澄の音楽とバラがいっぱい、時々子育てブログへようこそ!


 約めて言えば、会社における社員教育のせいだ。それと「仕事」に対する意識の違いだ。

 アメリカ会社大手であればあるほどいわゆる「即戦力」を取りたがる。何かしらの技能資格、実績を有している人々をリクルートするのだ。だから、しぜん中途採用が多くなる。つまり最初からプロ」として雇われるわけだ。

 対して日本会社はいわゆる新卒一括採用を行う。たいして技能も実績も持たない純真無垢な新人社員OJTで実地教育していく。このとき社員たちは様々な分野の部署たらい回しにされる。どの部署についても一定の知識を得られるように、よくいわれる「ジェネラリスト教育ってやつ。

 しかし、このジェネラリスト教育に罠がある。というか、教育後の人材の使い方に罠がある。

 アメリカ会社員プロフェッショナルなので、基本的自分の分野外の仕事はできないし、仮にできたとしてもしない。日本ではよくある「君、◯◯もできるって言ってたよね? ちょっと助けてよ」が通用しない。なぜなら、それは契約にないから。もしその人から助けを借りたければ、金を払って雇い直すしかない。

 一方で、(まあ企業にもよるけど)日本社員はそのへんかなりユルユルだ。極端な話、全然自分とは関係ない他部署特別技能を発揮して手伝ったところで、お礼なんて感謝言葉と、よくて飲み代のおごりくらいだろう。「会社は仲間なんだから家族なんだから、親切(ただばたらき、と読む)にするのがあたりまえじゃん?」という意識だ。持ちつ持たれつってやつ(自分のほうが持つとは言わない)。

 それだけじゃない。こうした仕事における「境界のゆるさ」はどんどん拡大されていく。

 まず日本人仕事とそれ以外の時間をあまりわけない。国勢調査かなんかのアンケートに出ているが、日本人人生優先順位トップにくるのは「仕事」だ。その意識トリクルダウンを起こした結果、「仕事外の時間仕事の話をしてもいい」という変な慣例ができる。

 たとえば、「飲みニケーション」といわれるものがそれだ。日本企業で働く外国人はよく「ニホンジンは飲み会業務に関する重要情報交換を行うカラずるいデース」と愚痴る。そう、業務時間外に仕事の話をしあうのは彼らにとって「ずるい」のだ。一時期の喫煙室なんかもそうした役割を担っていた。

 そして残業サービス残業。これについての説明不要だろう。文字通り、自分時間会社のために捧げているのだ。タダで。

 

 

 こうした仕事人生、公私の境界線がゆるゆるになっていった結果、さらりまんたちの倫理メルトダウンしてくる。

 彼らはニコニコ動画youtube にあげられているちょっと面白い専門技術を持った面白い人々の動画を見て、あるいは pixivイラストなどを見てこう思う。

「この人たちは『親切で』こういう面白いものを公開してるんだ。良い人たちだなあ」

 そこに奴隷収奪するプランテーションオーナーのような攻撃意識はない。むしろ、彼らはプロフェッショナルに「好意」を持って「讃えて」いるのだ。

そこには「この人たちは『たまたま特別な才能や技能を持っていて、そういうものがあるんだから当然『親切』で芸を提供してくれるよな」という考えが底流にある。「尊敬」などはない。あったとしても「技能」ではなく、「態度」や「生き様」などといったその人自身人間性に対する部分への尊敬だ。

 日本の「芸」は大道芸人から〜「芸」は自分でも習えるから「芸」なのだ〜などというなまっちょろい歴史解釈説明づけなど及びもつかない残酷さがここにはある。日本人の「プロに金を払わない主義」は間違いなく近代日本社会が、私達が作り上げ是認してきた監獄なのだ

 私たち根本的な錯誤をしている。プロは「誰にでもできること」を「助け合い」のために使う人間ではない。「誰にでもできるわけじゃないこと」を「報酬」のために行使する人間のことだ。言葉で言えばまるで簡単だし、誰でも表面上は「そりゃそうだ」と思うかもしれない。でも、日常的に誰しもがプロプロとして扱えるように振る舞えるわけではない。わかっているはずなのに。わかっているはずなのに。わかっているはずなのに。なぜだろう。なぜそうできないんだろう。

 社員教育システム、そして仕事に対する倫理観根底から変えないかぎりこういう悲劇は今後も続くし、「プロ」は永遠に軽視されつづける。そしてこの国において「◯◯しないかぎり」という言葉は暗に「未来永劫実現しない」という意味を含んでいる。つまり、これが日本だ。がんばってはたらいていこうな!

軽々しく「セクハラ」とか言わないで欲しい

セクハラ」は恋人とか友人とかの関係で起こるもんじゃなくて職場環境整備の一つなんだってことがどうして一般的認知されないのかな。

セクシャルハラスメント定義は「対価型」と「環境型」の二つで、権力行使ができる人が弱い立場の人にすることに限定されているって説明会とかで何度も教えられているはずなんだけど。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん