はてなキーワード: 簿記とは
(追記 : 別のエントリで簿記の言葉の意味を解説しました。→ http://anond.hatelabo.jp/20151113140308 )
これは簿記のエッセンスをまとめたとか書いてあるが、簿記でもないし、会計学でもないし、なんだかわけのわからない謎の話になっている。どのあたりが謎なのか説明していくと・・・。
明治時代に福沢諭吉(1万円札のひと)が『帳簿記入術』として紹介した、一連の経営管理の技術が、『簿記』と略された、という説が有力です。
という冒頭から怪しい。"帳簿記入術"でググってみると、このブログしかヒットしないんだよね。福沢諭吉が紹介したのは、「帳合之法」であって、『帳簿記入術』という言葉はどこからでてきたの?たぶんこの人の造語だと思うんだが確証はない。
「経営管理の技術が、『簿記』と略された、」というのもなんだかよくわからなくて、自分の理解では、簿記は単に帳簿記入が略されて簿記になったか、あるいは英語のBook Keepingが略されてぼきになったという話をきいたことがあるくらい。「経営管理の技術」をどう略したら簿記になるのか?「ぼ」も「き」も含まれて無いのに。
「簿記は『財務諸表』を正しく作るための一連の技術」というのは、ずれている。財務諸表を作成するために仕訳を切るけれど、会社の経済的価値の増加や減少を勘定項目ごとに分けて帳簿に記入するというのが簿記という言葉の意味なので。財務諸表を作成するのが簿記の最終目的のような書き方はおかしいですね。
デジタル大辞泉の簿記の説明を読んでほしい。財務諸表という言葉は一言もない。
「財務諸表のようなもの」は主要簿(仕訳帳と総勘定元帳ね一応)から誘導的に導出することができるけれど、簿記と財務諸表は独立別個の存在なので、簿記が財務諸表の従属物のような書き方をするのは間違い。
画像の「会計学の説明の、『正確な財務諸表を作るための簿記技術についての理論』」というのも、少し正確さが足りない。この説明だと、会計学が簿記の理論を支える点を説明しているけれど、それ以前の話もあるので(認識や測定の話の前の包括利益などの話もあるし、企業結合会計などはそもそも簿記外の話だ)、会計学には簿記の理論的な話も入るけれど、そうではないものもある。部分集合といったらなんとなくわかってもらえるだろうか?
同じ画像の「財務諸表の要件」という言葉は、何を意味しているのか私にはわからなかった。
会計学の基本
で、次の項に進むと・・・。
「例えば、例で見てみましょう。」って意味が重複している。
収益の認識基準の話に飛んでいくんだけど、簿記の話で大事な話はいくつもあるのに、なんでこんな損益会計の話に飛ぶのか?
「実は会計の基本的なルールについては法律には定められていません。
各種税法
」
というのも、誤解を招く書き方になっている。企業会計原則とか、財規とかは(狭義の)法律に含められないけれど、だからといって内閣府令を法律ではないと強調して表示する意味があるの?各種税法に財務諸表の作り方が載っているという話は聞いたことがない。税務会計が財務会計に影響を与えているという話は知っているけれど(いわゆるトライアングル体制)、財務諸表の「作り方」は税法で定められていない。(税務署に申告・提出する書類は財務諸表に含まれない。)
「一般に公正妥当と認められる会計処理の基準(GAAP)」は、「一般に公正妥当と認められる会計原則」を指していると思う。会計処理と狭めているのは理解ができていない証拠。こういうテクニカルタームの間違いがこれ以降もあるし、しかもその語の説明も変なのがこれからも続く。
画像の税務会計の「収める」は「納める」。この画像はトライアングル体制の説明でよく見かける概念図なんだけど、トライアングル体制の説明で中央にGAAPを持ってくるのは見たことがない。GAAPってアメリカ由来のイメージなので、別の文脈で説明するべきものだろう。
「J-GAAP」でぐぐっても、なんかそれらしいURLは無い。これも造語では?(追記:どうやら"J-GAAP"ではなくて、や"JGAAP"を意味しているらしい。US-GAPPは間にハイフンを入れるが、JGAAPは、"JGAAP"または"J GAAP"と表記するので、間にハイフンを入れるのは間違い。)
めんどうくさくなってきたので、このあたりで終わり。多分全体の1/3くらいの部分までで、どう読んでも変だろうという箇所を指摘した。残りの2/3の部分も、いくつもひどい点があるんだけど、それを指摘していくと時間が大変かかって、かかる割に報われないと思うので終わりにする。匿名ダイアリーの文量制限にも引っかかるだろうし。興味があれば誰かやってください。もちろん会計がわかる人がやらないと墓穴を掘ることになるんですが。
ざらっと見た感じだと、経営学部の学生が講義課題でレポートを書いたとして、ぎりぎり「可」がもらえるかどうかかな?というくらいの内容だと思う。簿記の話というタイトルなのに、中身はそうではないものが混じりすぎているし、テクニカルタームを間違えていて説明も間違えているし、全体の構成もどこに突き進んでいるのかよくわからないもの・・・。
初めて簿記や会計を学ぶ人は、もうちょっとちゃんとしたものを読んだほうが良いよ。最初から間違えて覚える必要はないわけだから。
ちな3級を1週間の勉強、
2級を3週間ほどの勉強で、
仕事をしながらでそれぞれ取得。
そんなことは全然ない。
仕訳なんて出来なくてよくて、より実践的なコスト感覚などの方が重要だよね。
簿記サイコー神話は、資格を取った人のバイアスがかかってる気がする。
B.S
簿記の基本を学校で教えとけっていう増田(http://anond.hatelabo.jp/20151109212125)がいて、ブコメもたくさん集まっていて、
だいたい「その通りだ」という意見とか、「そんなもん、必要になったら学べばよい」みたいな意見とか、
「何を削るんだよ。学校では基礎教養を教えるべき」とかいろいろあるけど、
多分、問題なのは、そこそこ一流という学歴を得るための日本の教育カリキュラムをまっとうにこなしても、
簿記とか会計の仕組みや考え方が、世の中においてかなり大事な仕組みであり、しかも、人類の知的遺産の一つである、という認識が
で、そのまま、管理職になったり政治家になったりジャーナリストになったり評論家になったりして、
なんか、いろいろ混乱させている気がする。
「必要になったら自分で身につけられる」って、それは当たり前で、必要になりゃ人は学ぶもんだ。
あと、別に実務的な帳簿のつけ方を、必ずしも全員に教える必要もなくて、
それより学校で教えるべきことは、いろいろあるとは思う。
例えば、政治の分やでは学校で民主主義とか基本的人権が大事ですよとか、現代につながるそういう思想は
市民革命を経て生まれたんですよとか、そういうことを、学んだりする。
それは、必ずしも、いわゆる「公民」の分野だけじゃなくて、世界史とか学んでも、そういう視点がある。
なのに、会計学とか、株式会社とか、そういう概念については、あんまりそういう視点で教えない。
簿記の起源や諸説あるらしいが、そのうちベネチアやジェノバの商人に導入され、ヨーロッパで洗練されていったものらしい。
オレ自身、詳しくはないが(なにせ、学校で習わないし)、その後、株式会社というものが生まれて、
ヨーロッパ文明が大航海時代から植民地支配へと、傍若無人な力を発揮するうえで、
で、今の社会だの世界情勢だのを語るうえで、企業というものを無視するわけにはいかんだろう。
日本の社会の多数派がそこに属しているわけだし、一生かかわらずに生きる人は多分いない。
別に、具体的に仕分けがどうこうとか、細かく必修で教える必要はないだろうし、
そんなことして別の内容を削る必要もないと思うが、
世に複式簿記というものがあり、それがどんな重要な役割をはたしているかということだけは
教えておけばいいのではないか?
その程度だったら、既存の社会科の内容をちょっと手直しすりゃ、できると思う。
少なくとも、日本史で、仏像の写真みて仏師の名前をこたえられるようになったりするより、大事な気がするし
社会科といえば「いいくにつくろう鎌倉幕府」(最近は、年号違うらしいけど)とかを思い浮かべるばっかりとかいうより、
ましな結果になると思う。
興味が湧いたやつは、そこから深堀したり、進学先を経営学部や商学部にしたりするだろう。
そもそも、学校で学ぶ範囲の中で「興味を持つ」ことすら難しいんじゃないか?
オレは学校で周期律というのを習ったが、社会に出て実際に役に立ったことは、ほぼ無い。
それでも、過去にああいうものが作られて、それで世の中の物質がすべて説明できて、
そういう知識が積み重なって化学が発展してったことを
学校で学んだことはムダだったとは思わない。
実際に帳簿を付けたり仕分けをしたりはしない人たちにとっても、
そういう感じで、「複式簿記というものがあり、それは大事なものなんだなあ」と知っておくべきだと思う。
社会に出て、実際に具体的な知識を身につける必要に迫られた人は、多分
「ああ、社会科の時間になんかいってたのは、こういうことなんだなあ。もっと学生時代に勉強しとけばよかった」
と思うはずだ。
ヨーロッパの文明が「複式簿記」という仕組みを洗練させ、それが、現代まで続く、企業会計の基礎になってきたという
そのことを知るのは「教養」だと思う。
あまりに各新聞社の新聞記者さんの国立大学法人会計基準に対する理解度がバラバラなのに、呆れてブログにするしかないと思い立った。酔った勢いで書いているので、間違いもある(そう書いてもおそらくツッコミはあるまい)。
最初に目にしたのはYahoo!ニュースだった。これは時事通信。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00000104-jij-soci
秋田大(秋田市)は7日、2014年度の決算で、研究などに使うべき寄付金7億2243万円の使途を無断で変更し、経常損失の穴埋めに使う不適切な会計処理をしていたと発表した。
Webの記事は後日リンク切れになることが多いので引用するしかない。ここの引用箇所はまあいい。「寄付金」じゃなくて「寄附金」の方が一般的に使われるのだが、それは細かい。引っかかったのは次の文章。
同大によると、寄付金は特定の教授の研究に使うなどの目的で数百人から集められたもので、目的外使用には寄付者の同意が必要だが、同大は承諾を得ずに転用していた。
意味不明。どうやったら寄附金を「目的外使用」で「転用」したら赤字=経常損失を穴埋めできるのか?時事通信社の記者さんは、根本的に理解できていない気がした。
次は読売新聞。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151007-OYT1T50098.html
理事はこの手続きを経ずに寄付金を収益に回し、損失を大幅に圧縮。財務諸表で約15億3301万円とすべき損失額を、約8億1058万円と記載した。
この記者さんはわかってるかもと感じた。この時点で私が想像したのは次の会計処理。
まず、国立大学法人会計基準では、使途が寄附者によって特定された寄附金は「使途特定寄附金」として次のように受け入れられる。
簿記の基本は勝手に勉強してね。この寄附受入によって、借方は資産、貸方は債務なので損益に影響は無い。おそらく国立大学法人のほとんどの寄附金はこの使途特定寄附金として受け入れているはず。もし使途が特定されない寄附金であれば次のように処理される。
おそらく秋田大学はこの違いを利用して、使途特定寄附金として受け入れたはずの寄附金を使途不特定寄附金として処理することで利益を上澄みして損失を圧縮したと思われる。読売新聞の記事からそう読み取れた。
伝票は一枚で済む。
722,430,000(借方)寄附金債務/(貸方)寄附金収益 722,430,000
金額はでかいが、たったこれだけ。この伝票が監査法人の目を逃れれば、おそらく文部科学省もなかなか気付かない。というか、大臣承認後とはいえ、よく気付いたと思う。
ポイントは、決して寄附金を「目的外使用」したわけじゃないということ。使い込んだわけではないし、現金は減っていない。だからこそ「不適切な会計処理」なのだ。
続いて産経新聞
http://www.sankei.com/affairs/news/151007/afr1510070030-n1.html
渡部理事は国立大学法人会計基準に反し、医学部に対する寄付金7億2243万円を収益に振り替えて赤字を少なく見せかけるよう提案し、沢田学長らが承認。2人の監事や外部監査法人も見逃していた。金銭的な実害はなかった。
たぶん産経新聞社さんもわかっている。「国立大学法人会計基準」と書いているのは好感がもてるし、たぶん勉強している。「収益に振り替えて」というのも上記の処理を示唆している。おそらくほとんどの国立大学の学長は複雑怪奇な国立大学法人会計基準を理解していない。そこをついて理事は学長らに誤った説明をして不適切な会計処理を通したようなのだ。しかし、外部監査法人が見逃した、というのはいただけない。そこはプロでしょうに。
「金銭的な実害はなかった」というのは、上で説明した通り。
続いてJ-CASTニュース。J-CASTって何?
http://www.j-cast.com/2015/10/08247351.html
寄付金を目的外で使用するには寄付者の同意が必要だが、同大は承諾を得ずに約7億2000万円分を経費として使ったように見せかけ、収益に回していた。
もう、意味がわからない(笑)。なんで「経費として使ったように見せかけ」たら収益になるのか。
http://www.akita-u.ac.jp/honbu/event/item.cgi?pro&1942
1.判明した事実
秋田大学では、平成26年度決算に際し、寄附金債務として計上されていた19億5,035万円の内、7億2,243万円を手続きを経ることなく寄附金収益へ振替えるという処理が行われ、経常損失並びに当期総損失を同振替額だけ少なく表示し、同時に寄附金債務を同額だけ少なく表示する不適切な会計処理が行われた。
これで上記の処理だという確信が得られた。
722,430,000(借方)寄附金債務/(貸方)寄附金収益 722,430,000
この処理で収益が増えることで経常損失等を少なく表示し、寄附金債務を少なく表示することができる。
http://www.asahi.com/articles/ASHB763MHHB7UTIL03P.html
読むことができる部分だけで、もうお笑いレベル。一人だけ明後日の方向へ走っている。いった購入したようにみせかけることでどうやって赤字を減らすことができるのだろう?
よって結論としては、今回の問題については、当然、秋田大学のプレスリリースに当たり、そして読売新聞と産経新聞を読むといい。朝日新聞の記者さんってやっぱり思い込みが強い、現実歪曲フィールドで記事を書いているんじゃないかと思わせる結果となった。
http://www.sakigake.jp/p/akita/editorial.jsp?kc=20151010az
寄付金は、寄付の目的に沿う研究などに要する支出をその都度、収益に計上するよう決められている。7億2千万円については寄付金を充てるべき支出がないのに、収益に繰り入れていた。使途を変更するときは寄付者の同意を得る必要があるが、この手続きもしていなかった。
朝日新聞の記事ももしかして間違っていないのかな?記者さんは、寄附金収益にはそれに対する費用があるはずだからつっこんだら、たとえば「病院の費用に対する収益です」と大学側が答えたのかな?
あるいは附属明細書(19)で寄附金収益が病院セグメントに計上されていたのかな?
はてなブックマークでつぎのようなコメントが付いていたが、その意味がわかった。
寄附金債務の解消(寄附金収益の計上)の条件が、特定目的の費用計上だろうから、本当は関係ない費用を特定目的使用に見せかけることで収益を計上したって言い方は間違いじゃない気がするけどなあ。
確かにその通りかも。ということで朝日新聞が間違い、というのは訂正します。上の文章はそのまま残します。id:crimsonstarroad さん、ありがとうございます。
しかしそれでも、「付属病院の備品購入費」というのがよくわからなくて、附属病院であっても使途特定寄附金で備品、この場合は資産を購入すれば寄附金債務は資産見返寄附金という別の負債科目に振替られるだけなので収益を押し上げる効果は無い。附属病院の消耗品購入費に充てたように偽装すれば確かに収益は上がる。
「使途を変更」というのが一般に誤解を与えるかもしれない。使途を変更といっても使い途を勝手に変えて使い込んだわけではなく、受入時点での使途の変更になる。そこを気をつけないと、現金(預金)を使い込んだと思われそう。
今回の問題で問われるのは、学内外のチェックが働かなかったことだ。財務担当理事は実際には起こり得ないにもかかわらず、「給与遅配の恐れがある」と説明したという。国立大学法人の会計基準は特殊だとはいえ、寄付金から繰り入れた収益が例年の倍以上と不自然だったのだから、決算を承認した決裁権者の責任は重い。
収益が例年の倍以上、ということで過去五年間の秋田大学の寄附金収益を公表されている財務諸表から拾ってみた。
平成25年度 635,979千円
平成23年度 701,486千円
平成21年度 511,825千円
平成26年度がざっくり650,000千円だったとして、それに不適切分722,430千円を加えると確かに倍以上になる。1,372,430千円の寄附金収益。
大学は県庁OBら監事2人を置いているほか、大手監査法人に年間960万円を支払って外部監査を委託している。だがいずれも不適切な処理を見抜くことができず、決算書を見た文部科学省の担当者に指摘されるというお粗末さだった。チェックがこれほどずさんだったとすれば、過去の決算が適切だったかどうかも疑われる。
この寄附金収益の不自然な増加を見抜けなかった監査法人は確かにお粗末だよなあ。過去の損益計算書と科目ごとに比較すれば絶対に気付くと思うんだけどなあ。
この社説を読むと背景に附属病院の赤字問題があることが見えてくる。しかし、書いてあるように財務担当理事がなぜこのような方法で赤字を無理に減らそうとしたのか、理解ができない。
学校で教える科目に三角関数が必要なのか、簿記は、プログラムは、ダンスは義務教育に追加すべきか。そういうエントリーが目端に映る今日このごろ。確かに今の学校教育には何かが不足しているような気がしないでもないし、過剰な教育によってあらゆる部分が中途半端になっているような気もする。
そう考えているとふと気づいた。そもそも「勉強のやり方を教える」という授業が不足しているのではないだろうか。
習ったことを忘れないようにするためには忘却曲線の知識が必要だ。学校側でも復習はさせているがそれだけでは時間が足らない。生徒たちの自発的な学習は必要不可欠だ。そうでないなら皆テストで100点を取っているはずだが小学校ですらケアレス以外の理由で酷い点を取る生徒がいる。彼らに予習や復習をさせる必要がある。だけど彼らはやらない。何故か、その重要性に気づいていないからだ。
予習複数の重要性を教えるのに「頑張りなさい」だけでは絶対に説得しきれない。そんなのは教える力のない教師の泣き言にしか聞こえないだろう。だがここで生徒と教師が脳科学の知識を共有したらどうなるだろうか?学校から帰ってきて10分勉強するだけで将来の勉強や居残りの時間が何時間も減少すると知ったら。確かにそこまでやっても勉強しない生徒はいるだろう。だが脳科学の知識を身に付けることで正しい学習方法に目覚める生徒も少なからずいるはずだ。
また長期的な学習スケジュールを立てることの有用性も教えるべきだろう。期日までに勉強が必要な量の概算を出す、それをカレンダーに振り分ける、学習の進行具合を記録して軌道修正をする、学習してきた記録を見て学習した事自体を誇らしく感じる。大学受験を終える頃には大部分の学生は自分でコレが出来るようになるのかもしれない。だがこれはもっと早いうちに身につけた方がいい技能、知識だ。大人になっても身につけていないなんて事になったらそりゃもう大変だ。これも隔週や月に1度でいいから生徒に方法論と有用性を教えて、それが身についているか確認をすべきだ。小学生にはまだ早いかもしれないが、高校受験を見据えた中学生には絶対に教えるべきだ。
既に学校では個々の教師が自主的にそういう話をしているという反論もあるだろう。だが、それはあくまで学校教育全体の管理から離れた教師側の自発的な活動でしかない。そういう授業をする時間を儲けるべきなのだ。くだらない総合的学習の時間とやらでも削れば教える時間は出来るはずだ。むしろ総合的な学習として「勉強・学習・努力・生活の仕方の基礎」を教えるカリキュラムを組むべきなのではないだろうか?学校が本来教えるべき物は学ぶという姿勢そのものなのではないだろうかと私は思う。学ぶという姿勢を身に付けるためには学び方を知ることは非常に重要なはずだ。
飲んだのはエチラーム0.5mm。有名なデパスのジェネリック製品。
買ったのはオオサカ堂。
1日1錠。今は2日ほど飲んでない。
肩を回せば周りに聞こえるほどゴリゴリなっていたのが少し軽くなった。
今は飲んでいないので肩こりが復活している。
今回一番伝えたいところ。
この薬はステータス異常を回復し安定させてくれるが、HP及びMPを回復させてくれるわけじゃない。
そこの回復は他の手段で取るしかない。エリクサーは現実にはない。
就活は失敗して70社近く面接を受けたが内定は1社のみだった。
今年配転になって、今までの部から離れた。
それがストレスだったようで不眠、無気力、自殺願望などの症状が発露。
心療内科に行くのは高いため薬を買ったという経緯。
8/4 22時追記しました。
字数制限引っかかったので内容はこちらで
http://anond.hatelabo.jp/20150804220604
Fate/GrandOrderというソーシャルアプリ・ゲームが7月30日、アンドロイド端末向けにGoogleプレイストアにて配信開始されました。
ところがそのガチャがひどいとか、返金リセマラなる新しい単語が出来たり
おまけにTwitterで流布しているデマが拡散されて混沌としてきているようです。
@chiaki_pさんのTwitterより引用させて頂きました。
多くのユーザーとiOSの配信を待つユーザーがいる中で情報が混沌としている中で整理するためにこのダイアリーを書く事を理解していただきたい。
なるべくソーシャルゲーム慣れしていない人にも読みやすく書いたつもりですが、読みづらかったらすみません。
>・延期に次ぐ延期
正論。はじめは2014年にリリース予定だったのに半年以上延びました。
延期は型月のお家芸感はあるが、それは別として予定通りにリリースされなかったのは純然たる事実です。
>・キャッシュにプレイヤーデータが格納されていることが判明、騒ぎに
これも事実である。多くのキャッシュを消したユーザーがデータが消えたと騒ぎになったが、
その期間は配信開始の7月30日20時~翌8月1日2時の間で、2時よりメンテナンスに入ったため解消された。
厳密には2時以降の時間でもキャッシュ削除によって消えた場合もあるかもしれないが、
もちろん前代未聞のバグだが、以下のように対応を取られている。
>プロデューサーレター
>http://typemoon.com/news/2015/0c4tok
>また、この状況に鑑み、本件に該当されるユーザーの皆様がデータ復旧までプレイいただけない
>事態を打開すべく、データ復旧に関するオペレーションを変更いたします。
>専用のお問い合わせフォームよりご連絡いただいた後、よろしければ新規にIDを取得いただき、
>データ照合完了後に、新たなIDへ、以前のIDで取得されたサーヴァントや各種アイテム、
>聖晶石、QPなどの必要なデータを移行させていただくという形で対応させていただきます。
時間はかかるが以上の対応を行っており、他のソーシャルゲームのデータ消失等の対応と比較しても十分な措置であると判断することが出来ます。
これも事実。まだ届いてない人もいる模様。
筆者はあまりソーシャルゲームは躍起になってやらないので判断材料は少ないが、事前登録メールは比較的すぐに届くらしいです。
しかしこの事前登録のセイバー・リリィ、スタートダッシュのプレーヤーに必要かというとそうでもなく、ステの伸びも悪く微妙です。
>・課金ガチャは1種類のみ、サーヴァントと概念礼装が出現するが、サーヴァントの出現確率は低い
これは本当。筆者もこのゲームで一番改善するべき点だと考える。
序章はチュートリアルで引いたサーヴァント、マシュ、お助けキャラでなんとか突破は可能だが、
一章中盤からかなり難易度が上がりサブにもサーヴァントが必要になる割に、出ない。
通常ガチャならと思いきや、通常ガチャは200Pで一回引けるのに対して、フレンド使用で得られるポイントは25P(野良は10P)でフレンドを8回使ってやっと引ける。
かといって引いたところでサーヴァントが必ず出るわけではなく、慢性的な戦闘の駒不足はバランスが悪いとしか言いようが無いだろう。
課金してもまともに駒が揃えられないのはさすがに笑えないので、ここは早急に直すべきだろう。
>・ガチャのページのイラストが、中心にサーヴァントを据えており、明らかにサーヴァントメインのように思わせる。また、比率が記載されてないため返金騒動
明確にデベロッパーからの発表は無いので今後どうなるかはわからない。
まずリセマラというのは、ソーシャルゲームではよく行われる行為で、
チュートリアルクリア後に大抵レアガチャを一回以上引けるので、それを引いたあとに強いカードならゲーム開始、弱いカードならアプリをアンインストール、インストールし直してチュートリアル…という風に繰り返す行為である。
方法についてはこのダイアリーで拡散したくないので書くのを控える。
端的に言うとデベロッパーに金銭的に負担がかかるため、行ったアカウントはゲーム内でアカウントBAN(アカウントが使えなくなる)される可能性も少なからずあり、そして下手したらゲームが存続するか危ういレベルの真っ黒なリセマラとなる。
ゲームを強いキャラではじめてもアカウントが使えなくなったり、ゲームが出来なくなったら意味が無いので自粛の流れとなっている。
尚この方法は1アカウントにつき1回しか使えないが、それだけ行うユーザーが多いと影響が出かねない。
高額な返金も確認されているが、これは先述したデータ消失に対するものである模様。
>・難易度が高く、最上位レアのサーヴァント入手前提のクエストが存在する
これは大きな間違い。本スレでは1章のある敵が非常に強く、こういった噂がはびこっているが
筆者は最上位レアは無しで現在開放されているストーリーを全て見る事が出来た。
このゲームはタイプ相性で与えられるダメージが大きく変わり、たぶん被ダメも変わる。
有効なサーヴァントが先述の渋いガチャが重なってこのような噂が蔓延ってしまったと思われる。
基本的にこのゲームは複数のユニットを強化しながら、ストーリーを進めて行く必要がある。
石の配布頻度は高いので、サーヴァントさえあれば時間はかかるが無課金で進める事は可能だ。
ただ当たり前だが、時間がかかる。しかし課金をしたところでガチャからサーヴァントが必ず出るわけでは無い。このバランスがとにかく悪い。
現状ではリセマラ無しでは無課金プレイは難しいが、レア度が高いサーヴァントが引ければ勝ちというわけでは無い。
今後の改良を期待するしか無い。
>・なぜか戦闘により入手したアイテムが加算されていなかったことが判明
一部アイテムはどうやらそういう不具合がある模様。まだ修正されていないので、早く直して欲しい。
>・延期に次ぐ延期をしたにもかかわらず、第2章までしか実装されていない、100万字とかいう嘘。末実装を隠すための難易度ではという声も
2章までは事実だが、このツイートをした方はあまりストーリー系のソーシャルゲームをあまりプレイした事が無いと思われる。
スマートフォンの性能が上がると共に、アプリタイプのソーシャルゲームは増え、またキャラクターや声優を売りにする他オリジナルコンテンツのストーリーを売りにするゲームも増えた。
筆者が知っている範囲だとグランブルーファンタジー、スクールガールズストライカーズなどがある。
これらのストーリーを売りにしているソーシャルゲームは今現在、メインストーリーが完結しているソシャゲは無い。
もう一度言う。ストーリーを売りにしているソーシャルゲームはメインストーリーが完結しているソシャゲが無い。
筆者の調べ不足で存在しているかもしれないが、基本的にストーリーメインタイプのソーシャルゲームは言い方によっては「未完」状態でリリースされる。
これは当たり前の事であり、これは先述のガチャと違って決してこのゲームだけがおかしい訳ではない。
100万字のシナリオについては誇張広告といえばそうなるが、これもソーシャルゲームではおかしい事では無い。最終的に実装すればいいからだ。
ちなみに声優に関してもTwitterでカウントした有志曰く、実装している声優は約半分だ。参加イラストレーターについても発表された全てのイラストレーターのカードは実装していないようだ。
この広告に関しては個々人で思うところのあるなしは存在するが、基本的にこれはソーシャルゲームにおいては普遍的なものだということをご理解いただきたい。
ちなみに同時期にリリースされたケイオスドラゴンは、現在1章までしか開放されていない。
なので筆者も1章までだと思っていたので、むしろリリース時点で全員分のキャラクエとメインクエ2章分は頑張ったほうだと筆者は思う。
>・プレイに最上位レアが必要なことから、ヤフオクに多数のリセマラアカウントが出品される
>・儲けられることに気づいた中華がBOTを作成し、オークションに流している模様
>・そのため、ゲーム内の助っ人にはmynameというプレイヤーが蔓延る
これについても事実。
このゲームはデータ引き継ぎはIDとパスワードを設定すればいいので、
筆者はあまり他アプリをプレイしたりその時にリセマラをしていないのでわからないが、
アカウントのリアル・マネー・トレードは早急に対策を打つべきだろう。
>・多数のGoogleへの問い合わせの結果、FateGOは現在「不適切なコンテンツ」としてレポート集計されています
これ、いまいちどこに表示されてる物なのか筆者は見つける事ができませんでした。
基本的にGoogleストアがソシャゲに関して不適切という判断を下すのは、ガチャ課金が景品表示法に牴触していないかという部分が強いので、
先述のガチャに関してはかなり黒に近いグレーなのでこういった意見が寄せられるのも無理は無い、という感想です。
ソーシャルゲームの景品表示法違反についてはパズドラ事件簿のクリスマスガチャ、脱法進化などで検索すると関連した話が出て参考になると思います。
ただ、プロデューサーレターなどから今後のやる気は感じられるので判断するのは時期尚早かと思います。リリースしてまだ一週間経って無いのに…。
むしろ泥を塗っているのはこうした情報の真偽を確認せず真に受けている人や、ビュー数が稼げるからとこの情報を転載しているアフィブログの方が泥を塗っているのではないかと筆者は思います。
>ちなみに、FateGOの開発は武内さんの友達の友達のディライトワークスという会社です
>つい最近まで、社員は1名だった会社で、資本金は100万円です
>もしかしたら今週乗り切れずに夜逃げもあるかもしれないので、どうぞみなさん今後のFateGOの行く末をお楽しみください
この発言の真偽についてですが、
>「Fate/Grand Order」が目指す,スマホ時代の新しい物語とは。奈須きのこ×武内 崇×庄司顕仁の3名に聞く,その狙いと手応え
>http://www.4gamer.net/games/266/G026651/20141001120/
> ディライトワークスは,2014年1月に設立したばかりの会社です。最初は個人で,ゲーム業界のよろず屋カンパニーとして立ち上げました。今は開発チームを中心に,30名ほどの規模になっています。事業の中心はゲーム開発ですが,基本的にゲームに関することは何でもやる,というスタンスの会社です。
>庄司氏:
> 共通の友人を通して,武内さんから本作の企画について相談を受けたのが最初だったと思います。その頃のディライトワークスはまだ僕一人の会社で,ゲームビジネスに特化したコンサルタントとして,開発プロジェクトに対する問題解決やビジネスコンサルティングの提供,メーカーのマーケティング改革,組織改革,珍しいところでは人事制度改革などを行っていた頃でした。
最近までとありますが、少なくとも2014年1月を最近と呼ぶにはちょっと範囲が広すぎるかと思いますね。
この記事の日付は昨年10月10日時点で30人前後はいるわけですから。
あまり関係無いかもしれませんが株式会社は最低3人の取り締まり役が法で定められているので、このプロジェクトの為に人員を増やし株式会社として旗揚げしたことが考えられます。
資本金についてはただ単に過去の出資を受けた額の合計額で、その後の会社の業績とは違い固定されているものです。たぶん会計学や簿記をやってる人は基礎知識としておわかりだと思います。
仮にこれから新規事業で売上が増えても資本金は増資を行わなければ変わりません。
(この辺ちょっと勉強したのがだいぶ前で自信無いので、気になる人は調べてください)
実績がない新興会社な事には変わりはありませんが。
この企画にお金を出しているのはアプリの配信元からもわかるようにアニプレックスと考えられます。
アニプレックス、TYPE-MOONもとい有限会社Notes.、ディライトワークス。
現状わかるだけでもこの三社が関わっているプロジェクトです。
あくまでディライトワークスとTYPE-MOONは運営と開発指揮のみと考えられるので、アニプレックスがこの企画から手を引いた場合、このゲームは夜逃げ扱いになると思います。
しかしここまで書かせて頂いた情報を読んだ上でそれは現実的でしょうか?
「リリースしたばかりのソーシャルゲームとして当たり前、よくある部分」ばかりで
「そうでない」部分は、渋い礼装ガチャとサーヴァントガチャくらいです。くらいって言い方はちょっと語弊がありますが。
アフィブログは基本的にビュー数を稼げるような炎上事案しかとりあげません。
できればTwitterなどのSNSで拡散しないで欲しいです。
もし仮にFate/GrandOrderが今後良いゲームになったら口コミで広げていってあげてください。
そしてシナリオだけ読みたい人へ。
たぶん一年後か、二年後くらいになれば全てのシナリオが実装されてるのではないでしょうか。
全てのシナリオが入っているこれまでのFateはコンシューマーゲームであり、ソフトとハードを買って一気にプレイできる言わば「連載完結漫画」です。
ソーシャルゲームである今回のFate/GrandOrderはまだこれから話が続いていく「連載漫画」です。まだ始まったばかりです。
なのでもし、全ての話を楽しみたいだけなら最終章がリリースされてからプレイしてはいかがでしょうか。
今から始めるなら、シナリオゲーとしてではなくソーシャルゲームとして楽しむ事をおすすめします。
ひとまずシステム等は今後改良されると思うので、個人的には頑張って欲しいです。
読みづらい長文と誤字脱字等失礼しました。
そういうお前は簿記2級くらいはもってんのかよとw
ホッテントリしてた某会計士増田ではないけど、会計ネタになると途端に頓珍漢なことを言い出すはてなーが思いのほかいるのでちょっと不安に思っていた今日この頃。
基本スペックは高そうな人が多いので、ちゃんと勉強すれば概要くらいはすぐわかるようになると思うんだよね。
というわけで、僕が読んでよかったと思う会計の本を紹介するので、もっとみんなで会計談義しよまい!
①入門
経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本 久保優希也
とっつき易さとしてはとても優秀。でもこれだけ読んでもなんとなくしかわからない。
②簿記
なんだかんだいって簿記2級は基本。試験なんか受からんでいいので、商業簿記だけでも理解しとくと良。
③中級
どっちかでいいけど3回は読みたい。理解できないとこあっても大抵のことはググれば誰かが解説してる。
④上級
上級者になると本など読まない。最新の情報はネットで得るのが一番早いから。
企業会計審議会 https://www.asb.or.jp/asb/top.do
日本公認会計士協会 http://www.hp.jicpa.or.jp/
あと新しい会計基準が出ると大手監査法人の皆さんが分かりやすく解説してくれる。
新日本 http://www.shinnihon.or.jp/corporate-accounting/index.html
あずさ http://www.kpmg.com/Jp/ja/topics/j-gaap/Pages/default.aspx
トーマツ http://www2.deloitte.com/jp/ja/services/audit.html?icid=bottom_audit
あらた http://www.pwc.com/jp/ja/assurance/research-insights/accounting/japan-topics/2015/index.jhtml
⑤おまけ
会計ネタはそれ専門に集めてくれてる人のブログを見るのが一倍効率が良い。僕のよく見るブログ2つ。
会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所) http://ivory.ap.teacup.com/kaikeinews/
CFOのための最新情報 http://blog.livedoor.jp/takeda_cfo/
ぶっちゃけ最新情報まで追いかける必要はほとんどの人にはないわけだけど、③の本はせっかく読むなら最新版がいいと思う。
事前に言っておくと、これは就活を1年後に控えた大学生の戯言だから、あまり本気で受け止めないでほしい。
さて、昨日3/1から16卒の就活が本格的に始まったわけだけども。
就活の厳しさは年々ひどくなっているようで、大学生協でも書店でも、「自己分析」だの「受かる面接」だの、就活中の大学生の心の隙間に付け入るような本が多く並べられている。
そりゃあ確かに、自己分析ってのは素敵な響きだ。
自己を見つめて、分析して。自己分析すれば就活がうまく行くような気がしてくる。
しかし、だ。
自己分析という言葉に踊らされて、これまでの自分の人生をについて振り返ってみたりして、それが一体なんの足しになるというのだろう。
自己分析しないと分からないような自分の一面なんて、そんなもの誰が必要としているのか?
直感で思いつくような事だけを面接で話せ。自己分析なんて糞食らえだ。
そんな事をしている暇があったら、TOEICでも受けろ。毎月受けてれば、そのうち簡単に900点を超えるようになる。
簿記、宅建、秘書検定、MOS、ぱっと思いつくだけでもこれだけある。
2年前、私は不良ってやつだった。
学校には行くけど授業中は寝てすごしていた。
夜になると仲間とつるんで夜通し遊んだ。
遊ぶ金は体を売って稼いでいた。
始めはドキドキしたが、慣れるとただの日課になった。
毎朝おにぎりかパンを盗んで昼に食べた。
店員の目線や監視カメラの角度には気をつけていたし、バレやしなかった。
私の事を不良と呼んで、劣った存在だと思っている奴らの方こそマヌケでバカなのだと思った。
不良仲間の後輩が万引きを教えて欲しいというから、一緒に万引きしたら、後輩がヘマをして捕まった。
私達は控室に連れて行かれて、店長がやってきた。
いかにもダサイ、オッサンだった。
この手のオッサンならいつも客として相手している。
手慣れたもんだ。
「やはり君だったか」
どうやら、私は目をつけられていたようだった。
まず私は後輩をかばった。
後輩は今日が初めての万引きで、私が無理やり誘ったのだから悪くない、帰してやってくれ。
仲間思いの、根はいい不良という奴を演じた。
万引きを始めたのは2ヶ月ちょっと前で、毎日平均して1000円分の商品を盗んでいたから、合計すると5万円ほどになる。
「なんでも?」
「そう、な、ん、で、も」
私は誘惑するように言った。
5万円と言えば、少し相場じゃないが、多少アブノーマルなサービスをつけてあげるつもりだった。
店長は一瞬、汚いものを見る目で私を見て、しばらく悩んでから言った。
「じゃあまず、制服を脱ぎたまえ」
男なんて所詮、そんなもんだ。
10分後、私は学校の制服を脱ぎ、コンビニの制服に着替えてレジに立っていた。
「なんで私がこんなこと……」
「なんでもするって言っただろう?
店の損益は働いて返してもらう。
やっと開放された。
5万円なんて一晩で稼げる金額なのに、やってられない。
その晩、私は仕事帰りのくたびれたサラリーマンを1人、クラブで2人ひっかけて7万円を作った。
次の日、店長の目の前に5万円を突きつけた。
「これでいいんだろ?」
「この金、どうやって作った?」
「半年前に財布を拾って。
「ふざけるな!」
ぎょっとした。
証拠なんて何も残っていないと思っていた。
「お金は働いて帰してもらう。
それ以外の金は受け取らない」
私はしぶしぶ、コンビニで働き続けることになった。
研修中の時給は750円、1日で2250円。
研修が終わると時給は100円上がった。
こんなはした金のために、あくせくと商品を棚だししてレジを打って、お客様に笑顔を振りまいて、頭を下げて。
私は青春の二度と帰らない貴重な時間を、たかが3000円かそこらのためにすり減らしていた。
1ヶ月後、私は給料として振り込まれたお金を全額引き出して、店長の目の前に叩きつけた。
5万円とちょっとあった。
「これでいいんだろ!」
すると店長は、思いもよらないことを言った。
「何を言っている?
「これ1つ売れたとして、”店”にはどれくらい”お金が入る”と思う?」
120円の値札がついていた。
バカにしてんのかと思った。
「120円だろ」
「それは売上だろう?
利益じゃない。
仕入れ値は約80円だから、お店に残るのは差額の40円」
「それだけじゃない。
うちはフランチャイズ店だから、その40円のうち4割を本部に払う。
だから手元に残るのは24円」
「なんで4割も持っていかれるの?」
うちが聞いたこともない名前の個人商店だったら、誰も買い物に来ないだろうね。
コンビニっていうのは、入れば必ずあの商品が買えるっていう、安心感が重要なんだ」
「この24円が手元に残るお金だ。
ちなみに、そのおにぎりが一個売れたら16円。
そのパンなら12円だ。
この中から君たちバイトへのバイト代と電気代、もろもろの諸経費を捻出する。
店の利益だ。
君がした悪い事は、この、店の利益を減らした事だ。
君が商品を盗んでも、バイトの給料は減らなかったし、仕入先への支払いも変わらなかった。
減ったのは店の利益だ。
僕はこれを取り返せと言っているんだ」
「ちなみに、この店の売上のほとんどは学生の登下校の時間帯に上がるから、君が働いている時間帯に出る利益は1時間あたり約1000円。
これをバイトの3人で割ると、一人頭333円を店のために稼いでいることになる。
だから、君がこの1月の労働で店に補償したのは、まだ2万円足らずだ」
驚いた。
だけど考えてみれば当然だ。
コンビニはガムやパンを作っているわけじゃない。
コンビニで物を売れるのは、物を作っている人達から買ってきているからだ。
私はそんな当然のことすら考えずに生きてきたのか。
それからと言うもの、私はお金の流れを意識して働くようになった。
コンビニみたいなお店や企業に入ったお金は、お店を持っている人の所に入る。
でもそれで終わりではなくて、所得税や法人税というものがある。
すごい。
なんだか、すごいぞ、これは。
私がコンビニで働いて稼いだお金が、回りまわって私の担任教師の給料になってるんだ。
全部つながってるんだ。
それに気づいた時、私は私の一挙一動が、すごく大きな物を動かしているような気になった。
もちろん私ひとりの影響なんて微々たる物だ。
だけど、確実に、つながってるんだ。
私はコンビニで働くようになっても、いつも通りワル仲間とつるんでいた。
体も売っていた。
せっかく稼いだお金をこんな事に使ってどうするの。
もっとまともな使い方はないの?
私、営業届けなんて出してないし、これって地下経済の一部だよ。
どうせならちゃんと申告してる優良な風俗店に行った方が、まだマシだよ。
どの口が言うのかと思うけど、そんな事を言った。
お客は
「俺が稼いだ金をどう使おうが勝手だろ」
と言っていた。
私は、私の中身がすっかり別の何かに入れ替わってしまっていることに気がついた。
私は自然と夜、出歩かなくなった。
ある日、バイトから帰ってくると、たまたま帰ってきたお父さんと玄関で一緒になった。
残業で疲れて、くたくたにくたびれたお父さん。
その姿を見たら、ふと思った。
「お父さん」
もう何年も口をきいていなかったのに、自然に声が出た。
「お父さん、いつも働いてくれてありがとう。
最近バイトとか勉強して、お金を稼ぐのがどんなに大変か分かったよ。
でも、仕事をするって生活費を稼ぐってだけじゃなくて、世の中を回すのに参加するってことなんだね。
人の役に立つってことなんだね。
すごく立派なことなんだね。
いつもありがとう」
それを聞いたお父さんは、ちょっとの間呆然としていたけど、急に泣き出した。
私は一瞬、悪い事を言ったのかと思ったけど、すぐに感動して泣いているんだと気づいて、恥ずかしいし気まずくて、すぐに自分の部屋に戻った。
次の日の朝は、誰にも見つからないように朝早くに学校に行った。
コンビニで働き始めて3ヶ月して、私は私の出した損益を埋め合わせた。
それにあわせて、私はバイトを辞めることになっていた。
「よくやったね」
今しかないと思って、私はずっともやもやしていたことを打ち明けた。
「店長。
店長には色々な事を教えてもらいました。
だけど1つだけ分からない事があるんです。
私は3ヶ月かかってお店に与えた損失を埋め合わせました。
だけど、それには3ヶ月もかかっています。
その3ヶ月間、損失は損失のままだったわけです。
だから、もしその損失が無かったら、それを元手に何かできたかもしれない。
その機会損失の埋め合わせがまだ終わってません。
それに、もし最初に私が出した5万円を受け取っていれば、そもそも機会損失は生まれなかったはずです。
私をここで働かせるより、その方が良かったんじゃないですか?」
「たった3ヶ月で、ずいぶんと利口になったもんだな!」
店長は爆笑しているし、私もおかしくなってきて一緒に大笑いした。
店長は一瞬、口元をニヤリとさせ、こう言った。
「じゃあまず、制服を脱ぎたまえ」
店長は店員に店閉めてこいと言い、店員が戻ってきて私は店長一人だけだと思ったのにレジを打っていた当時の私より少し上くらいの若い男も加わってきました。
何で??と思いながらも言う事を聞くといった手前断れずにいると最初はふとももを手で撫で回されたり服の上から胸を軽く触ったりだったのに三人の行動はどんどんエスカレートしていきました。
私はもう終わりにして下さいと暴れて抵抗しましたが3人に寄ってたかられると、どうしようもなくシャツのボタンを外され中に手が入ってくると直に胸を触られ、とうとう服を脱がされ下着も全て取られ、写真を撮られてしまいました。
それからはもう言う事を聞かないと写真をばらまくと脅され、あとはもう三人の言いなりでした。
裸にされて逃げ出せず体中を触られ舐めまわされ、私はガタガタ震えながらじっとしているしかありませんでした。
店長が小箱を机の上に置き、どういうことだかわかるな?と言われましたが、何ですかと聞くとコンドームだよ、そういうこと。と言われました。
私は経験がないのでそれだけは許して下さいと必死に頼みましたがしびれを切らした店員が髪を引っ張り回されて怒鳴りはじめ、写真のことを持ち出されて脅されて恐怖のあまりついに全員のセックスの相手までさせられることになってしまいました。
店長が布団を持ってくると部屋の隅に床に敷いて寝かされました。
脚を開くよう言われた時はもう恥ずかしさと怖さで泣いていましたが、店長はコンドームをつけずに入れようとするので、使ってくださいと頼んでも処女とは生でしたいと聞いてくれませんでした。
体を引き裂かれるような激痛に耐えながら店長を受け入れると罰だから痛くすると言われ、いきなり激しく腰を振られ、あまりの痛さに、痛いよ痛いよと泣きながら耐え続けました。
壁際に追いつめられて動かれるたびに頭が壁にゴツゴツ当たり、店長は私を抱きしめ頭を撫で、よしよし、可愛いよ、我慢しなさいと言いながら出したり入れたりしてきます。
入れられるときがものすごく痛くて、特に私が痛がるので店長に何度も何度も出し入れされていました。
そしてさんざん私に痛い思いをさせると、ついにううっ!とうめき、私に覆いかぶさってきました。
私の中から脈を打つような感触が伝わってきて、あまりに痛かったので傷口が脈打っているのかと思いましたが店長が私の中で射精しているようです。
店長は射精を終えるとぐったりとしてしばらく動きませんでしたが、店員に促されてようやく私から離れると下半身裸になった店員がハアハアと荒い息を吐きながら襲い掛かってきました。
店員は待ちきれない様子で、すごい形相で私の脚を膝でこじあけようとします。
私は痛みと店員の様子がとても怖くて脚を閉じて抵抗しましたが怒鳴られビンタされました。
見かねた店長が止めに入って収まりましたが、当然のようにコンドームは使ってくれず、店員は慌てたように私の脚を開いて嬉しそうにグイッと入れてきました。
いきなり奥まで勢いよく入れられたので痛みで大声で悲鳴を上げてしまいました。
店員は私の中に入れてハァーと大きなため息をつくと生は気持ち良さが違うな、もっと痛がれよと言ってゆっくりと動き出しました。
そして痛みにうめく私を上からじっと見おろして気持ちいい気持ちいいと言いながら動き続け最後は私の首を締めながら私の中に射精し、レジの若い男に代わりました。
若い男は、私を起こすと布団に仰向けになり、上になってしろと言いました。
出血も止まらずやっとの思いで入れましたが、今度はさらに自分から動かなければなりません。
下から突き上げられ動き方もわからず痛い痛いと言いながら腰を上下させると抜けてしまい、そのたびに下手くそ、重たい、デブなど罵られ、胸を強く握られたり乳首を抓られ、また自分で入れなければならないのですが一体どうして痛みをこらえながらこんな事をしてるんだろう、こんな事する位なら好きにされた方がまだマシだと思うほどみじめで涙が止まりませんでした。
足がつりそうになる頃、そろそろいくから出してる時は絶対に抜けないようにして動き続けろと言われ、ヘトヘトになりながら動きを止めないようにして、何とか射精させた時には疲れて果て体に力が全く入りませんでした。
行為中の写真も撮られていて誰にも言わないと約束させられ、ようやく帰された時には私の出血で布団と全員のあの部分は血だらけでした。
その後数日おきに4回ほど店長に呼び出され3人の相手をさせられましたが、さすがに通報されると思ったのか、毎回コンドームを使わずにセックスさせられたので私が妊娠して事が発覚すると思ったのか分かりませんが、すぐにその店は閉店しその後連絡は一切なくなりました。
私は元々生理が重く、ピルを服用していたので妊娠することはありませんでした。
落ち込みはしましたが、自分が招いたことと言い聞かせ、私は病んだりせず優しい彼もできて、今はセックスも普通にできます。
ただ、この事は彼氏にも一生誰にも話すことはないでしょう。
それが2年前の話。
2年前、私は不良ってやつだった。
学校には行くけど授業中は寝てすごしていた。
夜になると仲間とつるんで夜通し遊んだ。
遊ぶ金は体を売って稼いでいた。
始めはドキドキしたが、慣れるとただの日課になった。
毎朝おにぎりかパンを盗んで昼に食べた。
店員の目線や監視カメラの角度には気をつけていたし、バレやしなかった。
私の事を不良と呼んで、劣った存在だと思っている奴らの方こそマヌケでバカなのだと思った。
不良仲間の後輩が万引きを教えて欲しいというから、一緒に万引きしたら、後輩がヘマをして捕まった。
私達は控室に連れて行かれて、店長がやってきた。
いかにもダサイ、オッサンだった。
この手のオッサンならいつも客として相手している。
手慣れたもんだ。
「やはり君だったか」
どうやら、私は目をつけられていたようだった。
まず私は後輩をかばった。
後輩は今日が初めての万引きで、私が無理やり誘ったのだから悪くない、帰してやってくれ。
仲間思いの、根はいい不良という奴を演じた。
万引きを始めたのは2ヶ月ちょっと前で、毎日平均して1000円分の商品を盗んでいたから、合計すると5万円ほどになる。
「なんでも?」
「そう、な、ん、で、も」
私は誘惑するように言った。
5万円と言えば、少し相場じゃないが、多少アブノーマルなサービスをつけてあげるつもりだった。
店長は一瞬、汚いものを見る目で私を見て、しばらく悩んでから言った。
「じゃあまず、制服を脱ぎたまえ」
男なんて所詮、そんなもんだ。
10分後、私は学校の制服を脱ぎ、コンビニの制服に着替えてレジに立っていた。
「なんで私がこんなこと……」
「なんでもするって言っただろう?
店の損益は働いて返してもらう。
やっと開放された。
5万円なんて一晩で稼げる金額なのに、やってられない。
その晩、私は仕事帰りのくたびれたサラリーマンを1人、クラブで2人ひっかけて7万円を作った。
次の日、店長の目の前に5万円を突きつけた。
「これでいいんだろ?」
「この金、どうやって作った?」
「半年前に財布を拾って。
「ふざけるな!」
ぎょっとした。
証拠なんて何も残っていないと思っていた。
「お金は働いて帰してもらう。
それ以外の金は受け取らない」
私はしぶしぶ、コンビニで働き続けることになった。
研修中の時給は750円、1日で2250円。
研修が終わると時給は100円上がった。
こんなはした金のために、あくせくと商品を棚だししてレジを打って、お客様に笑顔を振りまいて、頭を下げて。
私は青春の二度と帰らない貴重な時間を、たかが3000円かそこらのためにすり減らしていた。
1ヶ月後、私は給料として振り込まれたお金を全額引き出して、店長の目の前に叩きつけた。
5万円とちょっとあった。
「これでいいんだろ!」
すると店長は、思いもよらないことを言った。
「何を言っている?
「これ1つ売れたとして、”店”にはどれくらい”お金が入る”と思う?」
120円の値札がついていた。
バカにしてんのかと思った。
「120円だろ」
「それは売上だろう?
利益じゃない。
仕入れ値は約80円だから、お店に残るのは差額の40円」
「それだけじゃない。
うちはフランチャイズ店だから、その40円のうち4割を本部に払う。
だから手元に残るのは24円」
「なんで4割も持っていかれるの?」
うちが聞いたこともない名前の個人商店だったら、誰も買い物に来ないだろうね。
コンビニっていうのは、入れば必ずあの商品が買えるっていう、安心感が重要なんだ」
「この24円が手元に残るお金だ。
ちなみに、そのおにぎりが一個売れたら16円。
そのパンなら12円だ。
この中から君たちバイトへのバイト代と電気代、もろもろの諸経費を捻出する。
店の利益だ。
君がした悪い事は、この、店の利益を減らした事だ。
君が商品を盗んでも、バイトの給料は減らなかったし、仕入先への支払いも変わらなかった。
減ったのは店の利益だ。
僕はこれを取り返せと言っているんだ」
「ちなみに、この店の売上のほとんどは学生の登下校の時間帯に上がるから、君が働いている時間帯に出る利益は1時間あたり約1000円。
これをバイトの3人で割ると、一人頭333円を店のために稼いでいることになる。
だから、君がこの1月の労働で店に補償したのは、まだ2万円足らずだ」
驚いた。
だけど考えてみれば当然だ。
コンビニはガムやパンを作っているわけじゃない。
コンビニで物を売れるのは、物を作っている人達から買ってきているからだ。
私はそんな当然のことすら考えずに生きてきたのか。
それからと言うもの、私はお金の流れを意識して働くようになった。
コンビニみたいなお店や企業に入ったお金は、お店を持っている人の所に入る。
でもそれで終わりではなくて、所得税や法人税というものがある。
すごい。
なんだか、すごいぞ、これは。
私がコンビニで働いて稼いだお金が、回りまわって私の担任教師の給料になってるんだ。
全部つながってるんだ。
それに気づいた時、私は私の一挙一動が、すごく大きな物を動かしているような気になった。
もちろん私ひとりの影響なんて微々たる物だ。
だけど、確実に、つながってるんだ。
私はコンビニで働くようになっても、いつも通りワル仲間とつるんでいた。
体も売っていた。
せっかく稼いだお金をこんな事に使ってどうするの。
もっとまともな使い方はないの?
私、営業届けなんて出してないし、これって地下経済の一部だよ。
どうせならちゃんと申告してる優良な風俗店に行った方が、まだマシだよ。
どの口が言うのかと思うけど、そんな事を言った。
お客は
「俺が稼いだ金をどう使おうが勝手だろ」
と言っていた。
私は、私の中身がすっかり別の何かに入れ替わってしまっていることに気がついた。
私は自然と夜、出歩かなくなった。
ある日、バイトから帰ってくると、たまたま帰ってきたお父さんと玄関で一緒になった。
残業で疲れて、くたくたにくたびれたお父さん。
その姿を見たら、ふと思った。
「お父さん」
もう何年も口をきいていなかったのに、自然に声が出た。
「お父さん、いつも働いてくれてありがとう。
最近バイトとか勉強して、お金を稼ぐのがどんなに大変か分かったよ。
でも、仕事をするって生活費を稼ぐってだけじゃなくて、世の中を回すのに参加するってことなんだね。
人の役に立つってことなんだね。
すごく立派なことなんだね。
いつもありがとう」
それを聞いたお父さんは、ちょっとの間呆然としていたけど、急に泣き出した。
私は一瞬、悪い事を言ったのかと思ったけど、すぐに感動して泣いているんだと気づいて、恥ずかしいし気まずくて、すぐに自分の部屋に戻った。
次の日の朝は、誰にも見つからないように朝早くに学校に行った。
コンビニで働き始めて3ヶ月して、私は私の出した損益を埋め合わせた。
それにあわせて、私はバイトを辞めることになっていた。
「よくやったね」
今しかないと思って、私はずっともやもやしていたことを打ち明けた。
「店長。
店長には色々な事を教えてもらいました。
だけど1つだけ分からない事があるんです。
私は3ヶ月かかってお店に与えた損失を埋め合わせました。
だけど、それには3ヶ月もかかっています。
その3ヶ月間、損失は損失のままだったわけです。
だから、もしその損失が無かったら、それを元手に何かできたかもしれない。
その機会損失の埋め合わせがまだ終わってません。
それに、もし最初に私が出した5万円を受け取っていれば、そもそも機会損失は生まれなかったはずです。
私をここで働かせるより、その方が良かったんじゃないですか?」
「たった3ヶ月で、ずいぶんと利口になったもんだな!」
店長は爆笑しているし、私もおかしくなってきて一緒に大笑いした。
それが2年前の話。
ひたすら士業を望む母親と実際の会計事務所での自分の無能っぷりとの間に挟まれ
どうすればいいか分からず、当たりのきつい上司から逃げたい思いもあり、迷いがあった
母親は私にしきりに何がしたいのかと問う
私に答えは無い
何もしたくない、何をしていいのか、何をすべきか、自分はどうあるべきか分からない
自分という存在が分からない、自分が人生を歩んでいるという実感が全く持てない
何もしたくないのなら、親の言う通り、税理士か行政書士になれと、必ず言う
とてもそんな自信は無い、そもそも士業でやっていける自信も確証もない
その状態に追い打ちをかけるように、お前の行く先はニートか引きこもりだ、と加える
20歳までは順調な人生が、21歳から狂い始め、鬱と大学中退とアル中、膵炎と糖尿病を抱え今に至る
どうすれば死ねますか?どうすれば人生無かったことにできますか?
どうして私は成長できないのですか?どうしてこんなに辛い思いをしなければならないのですか?
どうして母が私に巻き込まれなければいけないのですか?
(詳細は書いてないが)どうしてうちの家族だけこんなにも歪んでいるのですか?
長男だから両親の面倒を見ろというプレッシャーとADHDかと思うほど仕事もできず友達も彼女もいた事ないほど社交性もない惨めな自分とのギャップをどう克服すればいいのですか?
もう流す涙も持ち合わせていない
金が減って備品の価値があがったわけではなく金が備品に変わった。
減価償却というのは書いてある通り使った分を決められた期間にわたって配分すること。この場合今期の減価償却費は800÷8=100
売上1000はなくなったわけではなく費用100をひいて利益900に変わった。
資産とか費用とかいきなり言われても???かもしれないので後述する。
-------
利益/
-------
収益(売上)というのは費用(収益を獲得するために使ったコスト、この場合備品減価償却費、人件費や仕入費なども費用)と利益にわけられる。
-------
/ 利益
-------
資産は負債(資産の入手手段)と負債を抱えて商売することにより増えた利益にわけられる。
反対側に回ればその項目のマイナスになる。
仕訳を一つ一つ見ていく。
現金 1000/売上 1000
ここでこれに戻ってみる。
利益/
↓
利益900 /
こちらも見ておく。
/ 利益
なんとなくイメージできただろうか。
元記事
http://yugo-yamamoto.cocolog-nifty.com/uragami/2009/01/post-6617.html
知った記事
http://nots.hatenablog.com/entry/2014/12/30/053015
今期の最初に工具を800万で買いました。
その工具を使って年間で1000万売り上げて入金もされました。
この場合、利益は200万ではない。工具は翌年も使えるので、今年に800万のコストとしては見なされない。翌年のコストとしてもまぶされる。これを減価償却という。長いもので8年償却というものもあるので、その場合は今年のコストは100万円ということにもなりえる。
8年で均等に減価償却していたとすると、工具のコストは100万。売上は1000万なので、利益は900万円になる。先ほどの計算よりも700万円も多い。しかし実際に900万円が手元に残っているわけではない。じゃぁ900万円の価値はドコにあるのかというと、工具に「残っている」とみなしているわけです。
現金 1000/売上 1000
え、売り上げで手に入った1000万はどこにいったの?木の葉だったの?
で、なんで800万で買った工具を減価償却することで900万の価値を持つ(残る?)の?
俺の簿記の知識なんてマジで聞きかじり程度のもんだけど簿記1級とかレベルがあがると金が消え備品の価値があがるのは当然の世界なの?
順序だてて考えれば入金のあった売り上げ1000万は手元に残っているはずだし想像力を働かせて備品購入の際借金して、売り上げ後に返済したとしても備品の価値は減価償却して700万であり現金で存在するはずの200万が消えて備品に上乗せされてる。たぬきに化かされてる。
元記事含めてコメントは流し見程度しかしてないけど特別誰も突っ込んでないっていうのはつまり俺が何か間違えている、勘違いしてるってことだろう。
正直本気でイミフすぎる誰か教えて、助けて。