はてなキーワード: 竹書房とは
以前なら「誰か早く近代麻雀で書くんだ!」とか言ったりもしたのだろうが、
今年は麻雀漫画の歴史を総括する名著「麻雀漫画50年史」が発行されており、そこに全てが詰まっている。
しかし、500ページ超という大ボリュームとは言え定価2640円の本を誰もが気軽に読めているわけでもないだろうから、
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近代麻雀初期の重要作品は、明らかにこれ。なぜそんなにヒットしたのかは現代の感覚で判断するのは難しいが、大ヒットしたのはまぎれもない事実。経営危機に陥っていた竹書房が、本作の単行本をいきなり30万部刷るという大博打に出て勝利したことで、以降に続く全ての近代麻雀作品を時空を超越して救ったという逸話も持つ。
これは満場一致になると信じている。『麻雀漫画50年史』においても麻雀漫画史で最も重要な漫画家として紹介されている片山まさゆきの近代麻雀デビュー作。泥臭い麻雀劇画の世界のイメージを一気に明るくポップなものに変えて、麻雀漫画というジャンル全体の流れをも変えた。『ノーマーク爆牌党』などなど他にも入れたい作品が多々あるが、ここが原点ではあるし、一人一作ということで。
この時代の作品になるとリアルタイムで読んでいたわけではないので歴史的評価を語る形になるのだが、まだ麻雀漫画というジャンルが下に見られていた80年代前半に、マイナージャンルでもしっかりと個性と実力を発揮して、後によりメジャーなジャンルで大ヒット作を作るための第一歩にするという、福本伸行・西原理恵子・せきやてつじ・本そういち(須本壮一)などの、近年にも通じる流れはこの作品から始まった気がする。
★3/4(ほんまりう)
麻雀漫画という題材に真摯に向き合い、当時の新しい戦術を積極的に作品に取り入れたり、麻雀は4人でやるゲームであることを活かした「立体的な闘牌」を意識して、それを実現するため「闘牌原作」というシステムを確立したことが本作を最も重要と位置づけるべき点だろう。『麻雀漫画50年史』曰く、「麻雀に詳しい作家は、このシステムが確立していなくとも傑作を書いただろう。だが、そんな作家がそう多くいるわけではない以上、彼らのみで誌面を埋めることは不可能だ。闘牌原作システムが確立していなければ、誌面全体のレベルが史実よりも下がり、また『哭きの竜』のような「麻雀に詳しくない漫画家の手による傑作」は生まれなかっただろうと思われる。そういった意味では、片山作品をも凌ぎ、本作こそが80年代麻雀漫画で最も重要な作品であるのかもしれない」。
前述の通り、闘牌原作システムによって麻雀に詳しくない漫画家の手による傑作。「あンた背中が煤けてるぜ」という現代でもなお受け継がれる決めゼリフを生み出し、麻雀漫画というジャンル全体のイメージの何割かを本作が数十年に渡って背負い続けることとなる。
★mahjongまんが王(喜国雅彦)
筆者の年代的に本作のパロディはあまりハマってはおらず、個人的に大好きなのは『3年B組一八先生』の方なのだが、あの「有名作を麻雀漫画として堂々とパロディする」という手法の原点は明確にここであり、より重要度の高い作品として本作を選びたい。
言わずとしれた超超超有名作。ブレイクしたのは『天 天和通りの快男児』だが、連載期間の長さ=世間への影響力の大きさや、世界観やキャラクターを共有した「スピンオフ」という手法が麻雀漫画というジャンルとビッタリ合ったことで後世に与えた影響はあまりにも大きいだろうということでこちらで。
麻雀というゲームをハックした「全自動卓天和」という技術を巡る駆け引きを行う、今なお残る名作。運だの流れだのとは別なルートで麻雀の「答え」を見つけ出したことで、わずか全2巻にして、麻雀というゲームを題材にした作品の1つの到達点へと辿り着いた作品と言えるであろう。
★兎-野性の闘牌-(伊藤誠)
高校生代打ち集団ZOOの個性豊かなキャラクター作りやシュッとした絵柄、そしてキャラクター固有の能力を活かしたいわゆる「能力麻雀」というジャンルは、90年代から00年代にかけて福本作品と並ぶほどの人気を博していた。本作で広まった能力麻雀というジャンルが後に他誌で生まれる「咲-Saki-」にも大きな影響を与えていたであろうことは想像に難くなく、「咲-Saki-」シリーズの超絶大ヒットによって、麻雀漫画とはそういうものだと思われるくらいにはジャンルを超えて広く飛び出すこととなる。
御無礼。「無敵の主人公」「高レート麻雀」などの麻雀漫画らしい要素を、高い技術で異様に読みやすいオムニバス形式にしたことで、25年以上ずっと新鮮な気持ちで生み出し続けているバケモノ作品。
<次点>
・あぶれもん(来賀友志+嶺岸信明) 人によっては、こっちを10選にいれる人も多いとは思う。筆頭候補。
・まあじゃんほうろうき(西原理恵子) 人生切り売り形の麻雀漫画は全て本作の影響下にあると言ってもいいのかもしれない。
・ショーイチ(神田たけ志) 桜井章一は麻雀史上最も重要な人物10選には入るのだろうが。
・ムダヅモ無き改革(大和田秀樹) おそらく00年代以降で最大のヒット作だが、作者の個性と麻雀漫画というジャンルが噛み合った「だけ」であるのもまた事実か。
最近の作品が無い(それどころか2000年代開始作品ですら無い)のは寂しいが、最近の近代麻雀作品が「史上最も重要」と謳えるかと言うと難しい。
数ヶ月前に予約した小説『天官賜福』(墨香銅臭)が届いたし、Kindleでポイント50%還元セールがあったり竹書房の日があったりしたので、いつになく多くのBL作品を手にした7月末~8月冒頭だった。ほっこり。そんな訳で、読んだ本とその感想を少し。あ、『天官賜福』を発売月内に読んでレビューポイントを稼ごうと思って忘れてたなあ!
謝憐(シェ・リェン)は仙楽国の元王太子で、17歳の若さで天界に飛翔し武神となった天才神官であった。ところが数々のやらかしにより人間界に落とされ、今では貧乏神・ガラクタの神と蔑まれ、彼を信仰する人ももはやいない。
そんな謝憐だが、このたび三度目の飛翔を遂げ神官に返り咲いたものの、天界に着くなり飛翔の衝撃で他の神官の館等をぶっ壊してしまい、多額の負債を作ってしまうのだった。
そして彼は、返済のために功徳を稼ぎに人間界に降り、人々を苦しめる怪異事件の解決に乗り出した。
すごい厚みなのだが、まるで話上手な人による噂話を聴いているかのような軽快で臨場感のある文体と、面白いストーリーのため、ひと度読み始めるとページを捲る手がなかなか止まらなくなるやつ(といっても、私は歳のせいかすっかり集中力がなくなってしまい、しかも他の本と掛け持ちで読んでいるので、なかなか読み進まないのだがw)。
同作者の『魔道祖師』よりはストーリーが分かり易いと思う。人界の民草に信仰されることによって「功徳」ポイントを稼ぐという設定がゲームみたいで面白い。何年か前にアニメになった『霊剣山』(国王陛下)をちょっと思い出したんだが、こういう古代中国が舞台のゲームっぽい設定って、中国のWeb小説界隈で流行ってるのだろうか?
けっこう早い段階で攻めの花城(ホワチョン)が登場し、謝隣が彼に惹かれていく描写もなされるので、BLとしても『魔道祖師』より分かりやすく萌えが多いかもしれない。
問題は、第2巻以降の発売の目処が立っていなさげなことだろうか。読んだ内容を忘れないうちに発売してほしい……。
短編集。恋愛に対して臆病過ぎてすぐ行方をくらます男とストーカー行為を楽しむ男の話と、遠恋中の若者達の話と、体毛がすごいおっさんの話の三編。
『Canna』のBLはサブカル系で癖が強いって誰かがどこかに書き込んでいたけど、これもかなり癖の強い短編集。筋肉! 体毛! ムンワァァ……! な、におい立つような劇画調ラッコ鍋絵柄で描かれるのは、おじさん・お兄さん達の複雑な乙女心だった!!
表題作だけ『Canna』本誌で読んだことがあったんだけど、連載が飛び飛びだったせいかあまり面白いと感じなかったのだが、単行本にまとまったのを続けて読んでみたら、案外悪くない感じだった。
私は2話目の『恋しさ募って』がお気に入り。初々しくてかわいい。
ルームシェアをしている大学生のアキとハル。見た目がもろにワンコ系で実は心配性なのがアキ、クール系に見えるけれど食いしん坊で楽天家なのがハルだ。そんな二人の好きなのは、お料理する事食べること。今日も美味しい料理を作って食べて、無自覚0距離でたのしく暮らしています。
めちゃめちゃ腹減ったーー!! 『きのう何食べた?』(よしながふみ)に負けず劣らずな飯テロBL漫画だった。とにかくアキの作る料理が美味しそう。各話の末尾にレシピがついているから、後で作ってみようかな。ただ、若者向けのガッツリメニューが多いので、中年以降にはきついかもしれないが。
BLなんだけど、エロがないどころか恋愛描写もほぼない。アキがハルのことを好いているというのがちょっと描写されるくらいかな。ハルは女子との交際歴があるとか、脇役の女子二人組が登場してグループ交際っぽい絵面になったりとかもして、BL感はかなり薄い。
でもアキとハルが幸せそうにご飯を食べてかなり密着状態で楽しそうに過ごしている様の和み度・癒し度が高く、それだけで満足感がたっぷりある。
あと他に三冊買ったけどそれはまた後ほど。
激写 Vol.25 愛って…(2007年5月18日、日本メディアサプライ)
PINK EROTEEN グラマラス(2007年5月25日、ラブドルネット)
激写 スペシャル 桃尻娘(2007年8月17日、日本メディアサプライ)
激写 スペシャル ゆみもえパラダイス(2008年2月15日、日本メディアサプライ)
激写 ゆれる想い(2008年3月21日、日本メディアサプライ)
究極乙女 石川優実 LOVES 黒木ななみ(2008年4月18日、メディアフォース)
激写 スペシャル All About 石川優実(2008年10月17日、日本メディアサプライ)
お菓子系No.1アイドルの限界露出!!(2009年4月24日、ROOM18)
本気萌え グラドルビーチバレー 激闘篇(2009年4月24日、エスピーオー)
究極乙女 石川優実 LOVES 武藤なみ(2009年6月26日、メディアフォース)
究極乙女 石川優実 SECOND STAGE(2009年7月24日、メディアフォース)
激写 ユルエロの女王(2009年9月18日、日本メディアサプライ)
JUPITER(2009年10月16日、マーレーインターナショナル)
究極乙女 石川優実 LOVES 浜田由梨(2009年12月18日、メディアフォース)
究極乙女 石川優実「お菓子系No.1は純真可憐」(2010年1月29日、メディアフォース)
究極乙女 石川優実「Love me again !」(2010年8月27日、メディアフォース)
舞姫 my hime 石川優実〜お菓子系アイドルの限界SEXY〜(2011年2月18日、メディアブランド)
究極乙女 石川優実「憐愛体質」(2011年5月6日、KUDETA)
恋少女*H(2011年7月29日、M.B.Dメディアブランド)
究極乙女「憐愛体質 Part2」(2012年4月27日、KUDETA)
究極乙女 「憐愛体質3」(2012年11月30日、KUDETA)
Blue Sunshine(2013年1月25日、EDEN)
石川優実さん「私がグラビアをやってた時も風俗で働いていた時も私の自由意志で選んでやっていたことになるんだな。あんなしんどい精神状態の時のものを自己決定権といわれるのはつらい」 - Togetter
黒木さん、福地さんが書いてたnoteは有料だから無料分までしか見てない。
でも、黒木さんの記事に楠栞桜の画像を使っているのはVtuber界隈の炎上を知っていた側としては完全に悪手。
麻雀側から見たら、夜桜たま時代から縁があり、楠栞桜となってからそこを皮切りに麻雀をコンテンツとした人気Vtuberにつながって今があるから貢献者のような立場なんだとは思う。
でも、楠栞桜はもうイメージ悪いよ。
「ec騒動」で調べてもらえば楠栞桜にかけられた疑惑がわかると思う。
これは本人は否定しているけれど、状況証拠がありすぎてほぼ黒だという印象のまま。
この騒動での真偽は分からんけど、界隈目線としてはコラボ配信していた相手を2chに悪口書いていたりする人という印象。
配信外で交流のあった郡道とか多井プロは今でもたまに触れるし、悪い印象を話していないけれどそのほかの麻雀に限らず交流のあったVtuberはほとんど触れてない様子を見ると、配信者側からもあまりいい印象じゃないんだなとファン目線感じている。
麻雀界隈の人たちがこれをウキウキに面白い試み!みたいなことを言っているのは、数字を持ってるVTuberを利用しようという魂胆のみが見えていてVtuber側としては気持ちよくない。
多井プロが自分のYoutube動画で話していたように、デビューし始めだったり、登録者が少ない個人VTuberと絡んでいる。
本人が言うように麻雀の発展のためにという思いを実現するためにVTuber界隈の数字をもらいたいから、その分麻雀業界側からトッププロとしてできることをお返しするということをやっていると見ていて思う。
(一方で本人は元々アイドルファンだったと聞き、色々納得。最初期からファンということで古参面を堂々とできるし、俺が育てたを地でやってて楽しいんだと思う。同担からしたら厄介ファン認定されると思うけど)
松本プロ、渋川プロ、綱川プロは見たことあるけど、他は分からんよ。
木原プロも絡んでいたけど楠栞桜の騒動の時に擁護側のこと言ってたから印象悪いよ。
そして椿彩菜さんのこのニュースに関する行動は悪印象しかないです。
・因幡はねるにトップセールスのような絡みをするのは、松本プロとVtuber主催のリーグ戦でチームを組むのに大きく否定できないからかわいそう
・楠栞桜を登用したのは麻雀協会が先だよというようなことを言ってますが、上記のような印象を界隈の人が持っているのにそれをあげるあたり、Vtuber界隈の空気を知らないことの露呈
Vtuber界隈はめんどくさいよ。個人Vとかでアバターとして使ってる人もいるけど、いわゆるVTuberとして数字を持っている人たちはタレントというよりアイドルだよ。
そしてこの界隈のファン、表にでてくる大多数は普通に応援しているけれど、まとめサイトとかだと炎上や揚げ足取りしかしてないから、なんだか清廉潔白じゃないと許されない感じもあるよ。
今の俺がめんどくさいでしょ。
これどうなるんだろ。予想としては、数字持ったVTuberは受けなくて条件クリアした人たちを合格にすると思うけど、果たしてその人たちがその恩恵にあずかれるのか。
VTuber業界が数字あるのは大手事務所が箱として盛り上げてきたり、ストリーマー界隈と近くなってきたりしてるからだと思うけれど、それって一部。
麻雀を色んなコンテンツのうちの一つとして扱ってるVTuberは、今回のニュース受けて数年後にはRMUでも同じことやりそうな雰囲気出した多井プロとの関係を考えると協会のプロテスト受けないと思う。
そうすると、収益化条件はクリアしているけれどいわゆる他界隈がイメージする”VTuber”の数字を持っていない人たちがプロテスト受かることになると予想。
でもVTuber事務所なんていくらでもあって、大企業がプロデュースとか言ってる事務所も失敗しまくりな中、麻雀団体がVTuber事務所の人たちを幸せにできるのかわからん。
麻雀とVTuberは神域リーグとかあったり雀魂だったり近代麻雀とかが盛り上げているだけに、水を差すことにならないかなと思ってる。
ただ、ここら辺はすでに日の目を浴びてるVTuberばかり見てるひとりのファン目線であって、麻雀で挑戦しようとしているVTuberからしたらありがたい試みなんだろうとも思うから、その方向の成功はめっちゃ願ってる。
まあ総じていうと、麻雀業界はVTuber界隈のことを知ってくれ。知っているなら、知っている感じの表現をしてくれ。
VTuberと絡みが薄い協会がこういうことすると明らかに数字目当ての上からに見える。
あと楠栞桜については、麻雀業界がちゃんと清算してくれ。竹書房は夜桜たま引退から楠栞桜転生について持ち上げたんだから責任あると思うよ。
『小説家になろう(以下、なろう)』というサイトを聞いたことのない人間はいないだろう。
KADOKAWAや講談社といった大手をはじめ、色んな出版社がなろうに群がり書籍化やコミカライズを行っている。
そんな中、なろう書籍化に最も消極的なのが芳文社だ。芳文社は専ら漫画作品を出版する出版社で、「まんがタイムきらら」の会社と言えば分かるはずだ。もちろん、アニメ化作品も多くある。それにも関わらず、芳文社から出版されたなろう発の作品は一つもない。
大手はもちろん、4コマ雑誌で定評を持つ他の企業と比べても明らかだ。
いつか、芳文社がマスメディアやまとめサイトに煽られても不思議ではないと思う。
一番の理由は、「まんがタイムきらら」とその系列誌のアニメ化が減ったこと。
アメリカのNetflixや中国のビリビリ(bilibili)といった海外の配信サイトが躍進した。そして、日本アニメに出資したり、高額な配信ライセンス料を払う外資が多く現れた。その結果、アニメ業界は海外人気を重視するようになった。
きららが最も得意としている日常系アニメは、海外で最も人気が出ないジャンルだ。
事実、日本で「スマホ太郎」と散々バカにされた『異世界はスマートフォンとともに。』ですら、ビリビリで覇権クラスの1億再生突破だ。
また、今年の夏に放送された『月が導く異世界道中』は、日本テレビで史上最高の海外セールスを記録した。
つまり、なろうは儲かる。
だから、なろうアニメばかりになってしまったのは、納得の行く話だ。
2019年になって日常系アニメは激減した。いや、日常系に限らず、男主人公のいない美少女アニメ全般だ。海外人気の出ないジャンルはアニメ業界から絶滅しても不思議ではない。
メンションもない愚痴ツイートに公式が自分から絡んでいくのもヤバいが、長文DMの締めに「死にたくなりました」
というキモすぎる絡み方の岩田編集長、DM晒された上に映画秘宝が存続の危機になってる今が一番死にたいんじゃないかな。
でも死ぬな。
映画秘宝の創立者の爪の垢煎じて飲めよ。いくら進撃ディスられても元気だぞ。
今も秘宝ファンに冷静になるように、被害者凸しないようツイートしているぞ。トランプとは大違いだな。
それが映画秘宝存続につながるからだってさ。本末転倒のいじましさ、味わい深いよね。
さて、キモDM被害者から双葉社への電話クレームを、映画秘宝編集部に回してしまったことで、結果的に加害者から被害者への
でも考えてみてください。
お客様窓口が
「大変ご迷惑おかけしました。担当部署に確認をして折り返し連絡させていただきます。」
とクレーム受け付けて
と担当部署に回したら、部署のトップが問題の張本人で直接コンタクトをとるまずい事後対応してしまう。
絡んだこともない公式ツイッターからおかしなDMが来たというクレーム、その公式ツイッターがなりすましでなく本物かどうか、
DM投げたの事実かどうか、担当者はだれか、とかゼロから双葉社の方で調べていくのはまあ無駄でしかない。
雑誌の編集プロダクションとか、TVの番組制作とか、別会社のお仕事のクレームはそっちに投げて調べてもらう。普通でしょ。
最初から、秘宝編集部はあそこなんかヤバい。クレームそのまま回したらまずい事態になる、双葉社本体側から調査を入れよう、
なんて発想できるなら、そもそも捨てられた秘宝を拾ってしまうわけねえよなあ。
たまたまトップが個性的な変人だったので犯人に探偵役をお願いする形になりおかしくなったけど、普通これで上手く回るわけだし
出版社側も高度な対応できるほどのコストもかけられないだろうし、経営的旨味はないのにリスク大きい雑誌の発行はやめようか
みたいになるので、秘宝ファンは冷静になって被害者凸するなよ、と町山ツイートしちゃう状況なわけです。
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世界はそれぞれにあって、それぞれの苦悩に声を上げればいいのだと思うわけですよ、極論。
https://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20201001/1601515800
シロクマ先生のこれを読んで、あとブクマでよく見る家庭教師の人とか、そこにtopisyuさんが話を広げるのとかを見てぼんやり思った。みんなそれぞれの世界でそれぞれのことを語ってるなあと。
それが悪いわけじゃないですよ。むしろもっとやれと思う。自分の知らない世界が見えるのって楽しいじゃないですか。ミュークルドリーミーを満面の笑みで毎週キャッキャ視聴するヒゲ面のおっさんとか観たら楽しいですよ。こいつエンディングを完コピで踊ってやがる、とか驚愕ですよ。それはさておき、知らない世界で知的好奇心をくすぐられるの、俺は楽しいです。たぶん多くの方も楽しいと感じることだと思います。もっとも一人一人の人間が語るそれは世界の片隅であり、そこから業界全体とか社会全体とかの批判につなげるときは、本当にそうなのかと自問すべきだと思うし、家庭教師の人はちょっと古くせえ見識で今の受験業界を斬っててそれは悪手じゃろとか思ったのも事実ですが、それでも自分の見てきた世界を語るのはやはりいいことだと思うのですよ。その点だと、こないだの竹書房退職エントリーは抜群に面白かった。あれはすげえ。
ただ、シロクマ先生の文章とそれに対する反応を見て気になったのは、共感を得られすぎるのもあんまりよくねえのかなあと思うわけですよ。それはただ俺がシロクマ先生とは違って、そもそも育ちがいいとか上流階級とかいう人間をマンガの中ぐらいしか知らないから、あんまり共感できないってのもあるかと思います。そういうのってどこに見られんの。高級レストラン? って発想しか浮かばないことですら階層の違いを痛感するわけですよ。いやまじどこで出会うのか分からん。
繰り返すけれど、俺に見えないからそんな世界はないとか否定したいわけではないんですよ。それは俺の見えないどこかにあるし、多くの人が実体験として上流社会との格差を感じてるから賛同のコメントが多くつくのだと思う。俺に見えてる世界はっていうと、たとえば偏差値的にすげえ頭の悪い高校生が身近にいるんですが、コロナで家に籠もっていたそいつがしばらくぶりに出てきて「海外留学する」とか言うわけですよ。聞いてみたらYoutuberに影響されたと。バカじゃねえか。と正直思ったんですが、聞いてみたらけっこう計画がしっかりしている。数日単位とかの留学ってあるのおっさんの俺が知らなかった。バイトでそこそこ貯めていたのもあって聞けば聞くほど十分に実行可能だなと感心した。で、俺の見えてる世界はその子が海外留学したら地方紙の記事になりそうな感じのとこです。たぶん壮行会とか開かれそうな勢い。
でも、留学の話を聞いてすげえとひたすら感心していた。たとえ偏差値が低くても頭の回転が速い子ってのが相当な数がいて、ただ周囲に情報がないってだけで足を止めていて、そういうのがYoutuberとかをきっかけに動き出す。俺も試しに見てみたら留学したくなったし。情報の調べ方とかも説明文でくわしくある。数万再生行ってるから、その子だけでなくかなりの人数が影響されるかもしれない。こんな動画が俺の高校時代にあったらイギリスに行ってアリス・カータレットちゃんと運命の出会いをしていたのに。
そこの地方で生まれ育ったわけでない俺にも、高校生で海外留学ってのはそれこそ上流社会の世界のイメージがあります。それがネットの広がりで、とくにYoutuberの活躍で、活字を読むという幼児体験を得られなかった層にも多くの情報が伝わっていて、今のネットってのはこれまでのあり方をぶっ壊してんな、今の子供らが大きくなったときってけっこう面白いかもな、とか思っていました。上流社会との格差とか、そもそも育ちのいい人間が身の回りにいないから分からねえし。それが俺の身の回りの現実です。なお、別にこれをもって社会には格差がないとかを言いたいわけじゃないのは、念を押して繰り返しておく。
正直なところ、シロクマ先生が挙げた本のタイトルを見てもそれほどヤバいとは思えませんでした。上流社会の生活をハックするって感じで育ちの悪い人間がどんどん入りこんでいけば面白いんじゃねえのぐらいにしか感じられない。その上で記事を見て、まあ育ちのいいってのがもてはやされるのに不安を感じるのも分かるなと納得はした。
しかし、俺はけっこう特殊な人間で世間からは忌避される方に入ると思うのだが、生涯の中で言葉をかわした育ちのいいっぽい人間の方が俺を受入れてくれていた。表面上だけの話かもしれないが、積極的に攻撃された覚えがない。まあそんなもの個人の経験なんだが、そういう上流の人間は相手を直接には排除しないイメージが俺の中にはあり、そうであるなら育ちのいい人間ってのが増えるのはありがたいことだと思えてしまうのが本心。
俺の問題は、俺が社会から異質な存在だと認識されたとき、それを認識した人間が排除するか見逃してくれるか、という点だ。
これはシロクマ先生の結論とも共通する話で、何をするにもマナーでごたごた言われたら息苦しいし、そういう不幸せな世界は望ましくないなと思う。育ちの良さが絶対視される社会は俺みたいな人間を簡単に排除するだろうから避けねばならない。でも、育ちのいいってことってそこまで槍玉にあげることかとも思う。極端な話、俺が俺のまま生きていけるのなら上流社会があろうが格差があろうが関係はない。もちろん、極端な話であって、そういうのが進みすぎたら社会がゆがみ、そのゆがみが俺の生活をおびやかすことになるだろうから、程度問題で格差が広がるのはよくねえよなと思う。そのぐらい。
敵は育ちとかを重視する社会の傾向とかぼんやりしたものじゃなく、直接的に俺を排除しようとする考え方だ。
該当の本は読んでいないが、「育ちのいい人は変な人とも仲良くしましょう」って書いてあったんなら喜ぶし、育ちの悪い人間をさげすむような表現が見られるなら、よくないんじゃねえのと思うぐらい。ただまあ、こんなのは俺の問題意識の話であって、シロクマ先生がそこに問題を感じるなら訴えればいいんだと思う。そういういろんな主義主張で社会はできあがってるんだろうし。ただ社会傾向そのものに気持ちを向けすぎるのはあんまよくねえんじゃないかなと感じはしましたけどね。
で、俺にとっての問題は上流とか格差とかじゃないんです。そもそも実体験がないから語れない。
問題意識に共感が集まりすぎるのもよくねえのかなあと感じただけです。
ここはふと感じただけなので、共感するなという話でないのは前提としておいておきます。ちょっとうまく言葉でまとまらないんですが、「共感の横に自分には見えない世界があるという意識を置く」って感じですかね。俺も同じような世界に生きていたら純粋に共感していたと思いますし、えらそうに言えたもんじゃないんですけどね。
ただ俺は地方の片隅で、問題視される上流社会のかけらもないような世界で生きているんで、思うんですわ。
今ここでネットに向かって言葉を書きこめてる大半が上流の人間じゃねえの、と。
俺の見える世界にはあまりいない大卒生やきちんとした企業勤めの人らが格差を語るとき、その人たちは自分を階層のどこに置いているんだろうなとよく思う。これは、「偏差値50の大学」と聞いて浮かべるイメージを考えればいい。そう簡単な話ではないんだろうが、ざっくり偏差値50の大学を真ん中と考えてみてほしい。それなら普通のランク、決してバカではない、なんて思うなら俺とはイメージがかなり違う。たとえ名前を書くだけで受かる大学であろうが、そこに通える大学生は高校卒業後に働くことが当たり前の世界にはいない。勉強することに金を出す親がいる環境で育った、それこそさっきの言葉を借りるなら、育ちのいい人間だ。
そう思えるのなら、すでに見えない格差が心の中にある。
今調べてみたら短大もふくめた大学進学率は2019年度で54.67%らしい。進学を考えない45%あまりの子供たちを思い浮かべながら、偏差値50の大学を考えてほしい。その上で聞く。今のあなたは自分を階層のどこに置いているのだろうか。
俺の周りにいる、車で数十分かけないと小さな本屋にすらたどり着けない環境で生まれ育ち、親類縁者からは勉強を勧められることもなく自身も大学に行くことすら思いつきもしないでいる子供たちはどの階層だろうか。ある子は都会の生活を考えることもなく地元にある自分たちの世界で生き、ある子はYoutubeで知った海外留学になんか楽しそうだからと独力で行こうとする。彼ら彼女らを、俺やあなたは、どの階層に当てはめようとするんだろうか。
何度も繰り返しておきますが、お前も実は上流の人間だから格差を語る資格はない、とかそういうことが言いたいわけじゃないです。自分の目に映る問題を言葉にすることはすごく大切だと思うし、俺は経済とか不勉強なのだけど肌感覚として金が金を産むのは分かっているつもりだから、格差は広がるとマズいよなあという認識はあります。あと、お前に見えない世界があるのに安易に共感するな、とかって話でもないです。俺は逆に55%ぐらいの大学進学者の世界がイメージできてませんし。むしろそっちの方が過半数ですしね。
だからすげえ言葉にするのは難しいですし、なにが結論かってのもないです。ただたまたま俺の環境だから気づけたことがあって、それを言葉にしてみただけです。はてなの環境はたぶん日本全体で見ると優秀な部類の人が多く存在していると思うので、こういう知らない世界が見られるのもちょっと面白いかなと思うので。そういう自分にはない世界の話を見聞きすることが、巡り巡って、俺みたいな人間が生きていても許される社会に近づくんじゃないかと夢想しています。
だから、世界はそれぞれにあって、それぞれの苦悩に声を上げればいいのだと思うわけですよ、極論。
とりあえず俺は今、輸入食品のフライドポテトスティックの端に芽っぽい異様に青い部分があってそれを食ったら激烈に腹が痛くなりながら、ごまかすためにこの文章を書いてるんですが、病院に行くべきか苦悩しております。よし、行ってくるか。
あと似てる境遇ではありますが俺とコンビニの店長とは無関係です。あの人の文章が大好きなので影響を受けているところが多々あると思いますが、もし最後まで誤解してくれた人がいたんなら光栄であります。
漫画「ゲーミングお嬢様」が第8話となるGAME8にて、大手企業wikiのgame8にかけて企業wiki批判をしたことからちょこっと盛り上がっています。
攻略wikiっぽくない「自称攻略wiki」を見かけるようになった - シロクマの屑籠
http://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20171221/1513820193
それを受けて増田を書いたことがあって、今見直したらクソオタ語りがかなりキツい。
https://anond.hatelabo.jp/20171221230249
あれから多少時間も経って、状況も変化しました。ファミ通攻略wikiはなくなったようです。
企業wikiに対してみなさん思うところがあるのはわかります。
内容が適当、更新が遅い、何がリセマラ当たり最強ランキングだ、ゲーム名で検索して公式より上に来るの草、攻略終了されるのもつらい、予定の空ページで検索入ってくるなよお前ははてなキーワードか。
ただね、個人攻略サイトとかボランタリーな攻略wikiを企業wikiが大型ショッピングモールよろしく叩き潰した今になって、企業wikiビルを竹書房してもネオエクスデスがいいとこ。
企業wikiに正確で有用で速い更新を逆に求めて圧をかけていく、有名プレイヤーの動画攻略を見る、友達とズルいズルい言いながらゆるく遊ぶ、あまり攻略に根を詰めないで遊ぶ、あたりがよろしいんじゃないかと。
企業wikiの商売もなかなか楽じゃないらしく、広告バナークリックに結びつかない。
大抵表示されるの別のゲームの広告なんで、ソシャゲ並行して何本もやりこむものじゃないからクリックしたユーザーが他のゲームに流れられてもこのゲームwikiにとって美味しくない。
といったインタビューをどこかで読みました。
さて、ゲーミングお嬢様に戻ると、ストVのようにプレイヤーの腕前が問われる格ゲーの場合、wikiでは基礎的情報しかカバーできないしゲーム側のアップデート頻度も低いので企業wikiが手出しする領域じゃないんですよね。
企業wikiは、ゲーム自体に人気がある、データ量や更新が多い、知識入れずにやると困る、プレイ時に参照する、そういったCSゲーやソシャゲを狙ってるんで。
game8はとばっちりだなあ、はちだけに。
お後がよろしいようで。
夜桜たまは偉大であった
彼女の動画によって、麻雀という(ルールが複雑でとっかかりにくい)ゲームに多くの新規ファンを呼び込んだのだ
当然楠栞桜も同様に偉大であった
その偉大さ故
「”麻雀がきちんと打てて”可愛くて麻雀新規層に発信力のある女の子」
そんな偉大な彼女ではあるが、ecがどうこう裏でざわざわしている最中に今回のnote事変が起きた
現実に示されたアドレスの文字列に、夜桜時代の疑惑を重ねてみると、非常に残念なことだ擁護の余地が限りなく少ない
では、麻雀業界(というか一部の企業)は、そのような人物を広告塔に据えたままでよいのだろうかという疑問が出てくる
もし今回の疑惑が全て事実だとしたら(事実の可能性がとても高いが)、
情報漏洩や虚偽発言をする人物を業界(というか一部の企業)でプッシュしていくことは、
麻雀業界そのものへの信頼を揺るがしかねない(ただでさえ麻雀のイメージはよくないのだ)
だが、楠栞桜には代わりとなる人材がいないという事実があり、仕方のない側面がとても大きいのだ
本当にそうだろうか?
楠栞桜の価値とは、「”麻雀がきちんと打てて”可愛くて麻雀新規層に発信力のある女の子」という点であった
これを完全に満たす人材は今のところいないが、これの半分を満たす人材は既にいるのである
これは主ににじさんじ勢が大きく担ってくれていた
にじさんじで行われた雀魂の大会によって、麻雀を新しく覚えてネット麻雀を始めた人はかなりの数存在している
新規層に発信力のある人物は、もはや楠栞桜に頼らずとも十分にいるのである
これも今や咲乃もこや千羽黒乃が十分に担えている
にじさんじの大会によって間接的に日の目を浴び、インフルエンサーもそれを後押ししてくれたし、
今のライトプレイヤーも時間を経ることでしっかり打てる人は今後増えていくことだろう
麻雀をしっかり打てるバーチャルの女の子も、もはや楠栞桜に頼らずともきちんといるのである
楠栞桜のポジションを今すぐにとって換われるクラスの人は未だにいないが、
使いどころをきちんと選べば換わりは十分にいるのである
当初楠栞桜を起用した冠番組を作っていたYostarは、群道美玲を起用した新たな番組を立ち上げているし、
先に言っておくと、買えや、というツッコミはなしで。
読みたい本があると、とりあえず地元の図書館で検索する。俺はビンボーなので。欲しい本は全部は買えない。
そこの図書館は割とデカいので、けっこうマニアックな書籍でも置いている。あった。予約もついていない。ラッキー。
そういうのが、冗談でなく割とマジである。いや、図書館って本来そういうもんだが。
ただ、俺の読みたい本が、例で言ったら白水社の海外文学とか、竹書房の実話怪談でもマイナー寄りの作家とか、あとは変なノンフィクションとかで、「こりゃあお前、どう考えてもそんなに部数出てねえだろう…」というものだと、それをロハで読んでしまうのは、なんか「うっ…」となる。
作家は当然それを売って飯を食っているわけで、じゃあもう死んでる人の著作ならオッケーか、っていうと出版社もそれで食ってるわけだからね。うっ、となる。
だから、読みたい本が図書館になかったり、なぜか予約待ちが多かったりすると(『魔王 奸智と暴力のサイバー犯罪帝国を築いた男』、地元で15人も待機してた。どういう町だよ?)、残念は残念だけど、ちょっとホッとする。