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はてなキーワード: 萌え4コマとは

2024-10-27

まんがタイムきらら系史上最も重要マンガ10

流行っているのでそのうち誰か書くだろと思っていたけど、誰も書かないので書く

定義は「芳文社萌え4コマ漫画誌まんがタイムきらら』とその系列誌(キャラットMAX・ミラクフォワード・COMIC FUZ)」

4コマではないフォワードとCOMIC FUZもここでは便宜上含む。

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20

https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

ひだまりスケッチ2004年4月号-)

芳文社萌え4コマの大看板元祖とも言える存在日常系4コマという一大ジャンル開拓者だが、アニメ蒼樹うめ新房昭之シャフトという組合せは後に「魔法少女まどか☆マギカ」を生み出しており、実はアニメ史的にも重要作品

なお2024年10月現在未完結。このリストに出てくる後発作品のほうが先に完結を迎えている。ゆの宮古卒業はいつになるのか。

けいおん!2007年5月号-2012年8月号)

涼宮ハルヒらき☆すたに続く京アニブームで一躍有名になった作品山田尚子出世作。また、近年の大ガールズバンド時代の前史、あるいは「おっさん趣味女子高生やらせる系」のさきがけとも言える作品

2018年より事実上の後継作品けいおん!Shuffle」が連載中。

キルミーベイベー2008年7月号-)

まんがタイムきらら系としては異色のシュールギャグ漫画キャラ4コマ中心のきらら系としてはやはり異色の登場人物2〜3人で構成される世界観

アニメ化で円盤が記録的爆死で話題になったり、出演声優麻薬逮捕されたりとその不遇さもネタにされつつカルト的に愛される作品

ゆゆ式2008年2月号-)

女子高生教室や部室、自宅に集まってしょうもない会話をしている」「男性が一切登場しない」「ゆるいボケにゆるいツッコミ」という、きらら系の様式の完成形。

きんいろモザイク2010年6月号 - 20205月号)

こちらもゆゆ式と同じく「女子高生のゆるい会話と日常」というきらら系の王道アニメED中塚武担当していてやたら洒落ていた。

ご注文はうさぎですか?2011年3月号 -)

こちらも「女子高生のゆるい会話と日常主体だが、世界設定が「登場人物日本人だが街並みが欧州の古い街」という独特の世界観

主人公たちが別々の学校で別々の学年で別々の店でバイトしているというのも、ゆゆ式きんモザと一線を画すところ。どちらかというとARIAかに近い世界観

現在絶賛終盤展開中。

NEW GAME!2013年3月号 - 2021年10月号)

主人公たちは社会人(途中で成人して飲酒するようになる)でデスマーチハードワークや仕事での挫折、昇進と後輩の入社プロジェクト危機とその克服などきらら系としては相当異色。「社畜おっさん日常可愛い女の子やらせる」系とも言える。きららSHIROBAKO

ゆるキャン△2015年5月23日 -)

おっさん趣味女子高生やらせる系」の完成形。フォワード掲載の非4コマストーリ漫画アウトドアブームキャンプブーム火付け役とも言われている。きらら系としては初の実写ドラマ化。

原作者あfろゆるキャン△以前はシュールレアリズム作風で、この作品が転換点とも言える。原作アニメドラマのいずれもロケハンと背景作画に莫大なコストを掛けている。

まちカドまぞく(2014年8月号 -)

主人公の魔族の末裔魔法少女が手を組み街の平和を守るという話。ギャグの走り方はいかにきらら4コマっぽいが、バックグラウンド結構暗くて、まどか☆マギカからバイオレンスを抜いてギャグを注入したような世界である

先日2.5次元舞台化が発表される。危機管理フォームはどうすんだろか。

ぼっち・ざ・ろっく!(2018年2月号-)

「大ガールズバンド時代」の一作品けいおんが「90年代J-POP(ラルクGLAY)の薄めの引用」、「陽キャコミュ強だけど楽器初心者主人公」、「学校軽音部で特にプロは目指していない」のに対して、ぼざろは「2000年代初頭の邦ロック(ロキノン系)の強めの引用」、「陰キャコミュ障だけど有名配信者の主人公」、「ライブハウス活動するインディーズバンド」と真逆の設定。大ガールズバンド時代はそういう空気であるガルクラとかMyGoもその傾向だし)。

2024-03-07

anond:20240307190637

これすげーよな

もうきらら漫画はClaudeとその辺の画像生成AIでいいんじゃねと思った

無限に生成できる

にゆゆ式無限生成は109年前だ

https://non117.com/entry/2014/12/20/175053

2024-01-24

anond:20240123233223

少年漫画なら男ということでいいな?

まんがタイムきららを勧める。

10-30代男性をメインターゲットにした、萌え4コマ専門誌だ。

http://www.dokidokivisual.com/

上の公式webを見ればわかるとおり、ほわほわした柔らかい絵柄の女の子たちが仲睦まじくする作品ばかりだ。

まず「かわいい」が先にくるので、露骨エログロポリコレといった難しいことから心理的に離れて、頭を無にして読めるものが多い。

創刊の経緯として、芳文社は従来まんがタイムという4コマ誌をだしていたが、年齢層がどんどん上がっていくため

若年層にターゲットをあわせた雑誌をという経緯で発足されたものだ。

ちなみにまんがタイムの最新号の表紙がこれだ。

https://manga-time.com/magazine/mangatime.html

一見して年齢層が高い、価値観が古そうな印象を受けるだろう。

ちなみに芳文社はCOMIC FUZというマンガアプリも出しており、きららとその姉妹誌を中心として作品が展開されている。

いかがでしたか? 参考になりましたらきららアニメ応援してくださいね

2023-11-13

きらら批判の「中身がない」というのはどういう意味なんだろう?

まんがタイムきららが創刊20周年を迎えた。


けいおん!』の大ヒットは衝撃的だった。

TBSしかまともに手を出していないマイナー雑誌アニメ歴史を残すほど大ヒットしたのだ。

同時に、けいおんに限らず、まんがタイムきららに対する批判の声も大きかった。その中で一番聞く声がこうだった。


中身がない


少なくとも多くの人の癪に触ったのは間違いない。

たか萌え4コマときがここまでヒットしたとは思っても見なかっただろう。

ストーリー漫画コマ割りで魅せてくれるから良質なんだ。

コマ割りが単調な4コマ漫画、それもキャラしか魅力がない萌え4コマに魅力があるはずがない。

多くの人がそう思っていたのだろう。


2022年秋、とあるジャンプ漫画原作アニメきららアニメときに負けるなんて夢にも思わなかっただろう。

世の中で最もヒットを生み出した高尚なジャンプ漫画が、中身がないはずだった低俗きらら漫画に負けたのだ。

これは筆舌に尽くしがたい屈辱だっただろう。


改めて聞いてみよう。


中身がないってどういうことなんだろう?

2022-11-30

anond:20221130110233

萌え4コマってきらら以前から存在しているジャンルなんだけど 萌え4コマきららみたいな歪んだジャンル観持っている人には そう見えるのかもしれない

anond:20221130112131

ここ近年のまんがタイムきらら系で最も売れたのが

四コマじゃない「ゆるキャン△」(きららフォワード発)

次点が、四コマじゃない「がっこうぐらし!」(きららフォワード発)なんだけどね

きらら系」といったふわっとした枠でジャンルをみるから、色々見誤る

4コマ漫画の中ではトップクラスに売れた「NEW GAME!」の作者、得能正太郎

今、FUZで4コマじゃないアイドル漫画の連載を始めたし

きらら抱える芳文社自身が「萌え4コマ依存からの脱却に懸命になっているのが現状なんだよね

そもそもぼっち・ざ・ろっく!」は本当にヒットするのか?

ヒット!ヒット!と叫ばれているが

それはこれまでのまんがタイムきらら作品があまり

甲斐ない売上に沈んで、ハードル下がりまくっているからだろう

 

売りスレ民が、尼ラン順位の推移や過去データ等と比較しながら

売上予測を随時出しているが

現状では、まちカドまぞくよりは売れるが

一期のごちうさやゆるきゃん△の売上には遠く及ばない

程度の勢いしかない

 

まちカドまぞくが萌え4コマジャンル退潮の流れを変えたか?と言われると

誰もがNOと答えるだろう

まり、現状その程度しか盛り上がっていないのだと正しく認識すべきである

なぜ萌え4コマ漫画から話題作が生まれる?←は?

いやいや『 萌え4コマ 』も立派な衰退ジャンルですけど?

芳文社まんがタイムきららミラク」の休刊

萌え4コマブームの波に乗った

角川「コミックキューン」の撤退

一迅社まんが4コマぱれっと」の休刊

竹書房まんがライフ」の廃刊

と、次々休刊orジャンル撤退に追い込まれいるからね

 

かつての勢いはどこへやら

もはや単発のヒットでは覆させないほど

退潮傾向が明々白々なのが「萌え4コマ漫画誌」の実情

 

2022-10-21

(悲報)ぼっち・ざ・ろっく海外で低評価

あーあ、社運賭けたのに

から萌え4コマ漫画原作アニメなんて

イマドキ日本でもウケないし

海外では見向きもされずコキおろされるから

投資効率最悪クラスに悪いんだって

けいおん奇跡再びでリアル調にして勝負に出たんだろうけど、見事にスベってて哀れ

2020-09-26

anond:20200926194104

いや割とスタンダード解釈だと思うけど…

意思表示はしないが期待通りにならないと傷ついたり不機嫌になったりするしんどい性格を言うのでは



萌え4コマ的なのを期待してたんならすまん

2020-07-12

芳文社電子書籍77円セールで買える個人的おすすめグルメ漫画(非萌え4コマ中心)

買うだけ買って未読のものは気が向いたら順次追記する

セール期間は7/16までらしい

料理

極道(3巻までセール対象

人の良いファンタジーヤクザが毎週お料理する定番のやつ。肉料理のお役立ちtips特化

本日バーガー(1巻のみセール対象
チーズ時間(1巻のみセール対象

それぞれハンバーガー特化・チーズ特化のグルメ漫画。 「バリスタ」の原作者が手掛ける

ぴりふわつーん(3巻までセール対象

調味料香辛料特化。「茶柱倶楽部」作者の次回作

飲料

コーヒーバリスタ10巻中1〜7巻がセール対象
コーヒー珈琲どりーむ(1巻のみセール対象
お茶茶柱倶楽部(8巻中1〜5巻がセール対象
カクテル)まどろみバーメイド(2巻までセール対象

簡単レシピ

ごほうびごはん10巻中1〜3巻がセール対象

序盤はズボラ飯フォロワー調だが徐々に抜けてくる。レギュラーキャラ多めで飽きない

〆切ごはん(4巻までセール対象
光れ!メシスタント(1巻のみセール対象

食べ歩き系

紀伊半島 海町ごはん(1巻)
夜のお姉さんは食べることばかり考えている(1巻のみセール対象

ドラマ寄り

激ウマ!釣り船御前丸(全7巻セール対象

人間ドラマ(前フリパート)→釣り料理人間ドラマ解決パート)→レシピ紹介 の1話完結型。

週刊青年誌掲載人情漫画のお手本のような安定感でスルスル読める

信長のシェフ

ドラマ化もされた有名作。Kindle Unlimitedでも読める

その他個人的おすすめ

ペンタブ戦車(全2巻)

昭和14年7月ノモンハン戦利品ごとタイムスリップしてしまったコミケ帰りの萌えミリ絵師

萌え擬人化された自機に一目惚れしてしまった日本兵の話 題材の割に話が適度に重くならず楽しく読める

かみさま日和(全3巻)

職業巫女お仕事漫画 まだ1巻分しか読めてないが好感触

星の案内人(1巻のみセール対象、残りはKindle Unlimited対象

田舎の小さなプラネタリウムと、館に偶然迷い込んだ客人達1話完結オムニバス

プラネタリウムはいかがでしょう?どんな時も決して消えることのない、美しい無窮のきらめき

2020-02-17

anond:20200218115109

セカイ系2000年代前半にブームだったけど、実のところ作品ブームじゃなくて評論ブームだったから、「あの作品セカイ系だ!」って決めつけてキャッキャしている奴らがいただけで、ブームとしての実態はなかった(いちおうそセカイ系論壇のなかで重要作品というと「イリヤの空」と「戯言シリーズ」が挙がるだろう)。

その前の1990年代後半はスレイヤーズオーフェンあたりのファンタジーがまだまだ人気あった頃だな。

そんで2000年代前半は異能バトルのブームだった。1998年ブギポが転換点と言われてるけど、本格化したのは2002年シャナからで、電撃文庫あたりが続けざまに「普通学生異能者たちの秘密の戦いに巻き込まれる」みたいな作品を出していた。その一つの成果が2004年禁書目録とはいえ今のなろう系ブームみたいなのを想像するのは間違っていて、「なんとなく異能バトルの人気があるかな」程度の話。市場自体も小さかったしね。

2004年ライトノベル解説本が続々と出た時期があって(ライトノベル完全読本とかこのライトノベルがすごいとか)、それで「ライトノベル」という俗称一般に広まっていったんだよね。それまでは2chで使われてたくらいで(板名がライトノベル板だったから)、出版社書店ティーンズ文庫とかヤングアダルトかいろいろな名前で呼んでたわけだ。

そんで2005年ごろからアニメ業界が深夜帯に完全移行していくようになって、制作本数が急激に増えていったことで、原作ソースとしてラノベが注目されるようになった。

そこで大ブレイクしたのが2006年アニメハルヒ。これで爆発的にラノベ業界知名度が高まって「いまラノベが熱い」みたいな空気になっていった。雑誌や各種ニュースサイト、果てはテレビでもラノベ特集されたりしてね。

そんな感じで2000年代前半に刊行されたバトル系のラノベ00年代後半に続々とアニメ化されていったんだけど、ラノベのほうではそのちょっと前の2005年ごろからMF文庫Jを中心に萌えラブコメ流行りはじめていた。流行といっても、やはり「なんとなくラブコメの勢いがあるな」くらいのもんだけどな(ひらがな文字系はこの時期がいちばん多かったかな)。

2009年はがないと、そのインスパイアである2008年生徒会の一存から増田が言う部活ハーレムが全盛期を迎えていくんだけど、生徒会の一存はコンセプトが「萌え4コマをラノベにする」だったから、実はハルヒよりも、そのあとにやってた「らきすた」などの萌え4コマアニメブームの影響が強いんだよね。これに同じく2008年俺妹を加えたあたりがラブコメ勢の代表格かな。

そして2009年SAOからWeb小説時代が幕を開けるわけだけど、このブームはまあ異能バトルブームラブコメブームとは比較にならないくらい規模が大きかった。

というわけで2010年以降はこっちを読んでくれ。

https://kazenotori.hatenablog.com/entry/2019/12/27/204452

2020-01-05

この百合マンガがマヂ尊い…2020 トップ50

1位『ゆりでなる??えすぽわーる』なおいまい

2位『神絵師JKOL腐女子』さと

3位『ワンナイトフレンド』かやこ

4位『相方システム袴田めら

5位『包帯少女期間』須藤佑実

6位『あーとかうー、しかいえない』近藤笑真

7位『レゾナントブルーヨルモ

8位『理想と恋』日野雄飛

9位『定時に上がれたら』犬井あゆ

10位『おとなになっても』志村貴子

11位『ふたりアルカディア』やとさきはる

12位『おりたたぶ』こんちき

13位『割り切った関係ですからFLOWER CHILD

14位『きみのため世界はある』雨水

15位『よいこ先生薄い本悪魔』こめつぶ

16位『メジロバナの咲く』中村明日美子

17位『毒百合乙女童話』ヨシジマシウ

18位『ガラスの靴を脱ぎ捨てて』桐山はる

19位『つきあってあげてもいいかな』たみふる

20位『突然なんとなく隣の同僚とセックスしたくなりました』三浦コズミ

21位『さよならローズガーデン』毒田ペパ子

22位『幸福ごっこ』岬千皓

23位『君のくれるまずい飴』冬虫カイコ

24位『茶の湯時間早川光/pikamaro

25位『うちの師匠はしっぽがない』TNSK

26位『清楚なフリをしてますが』倉地千尋

27位『世界の終わりと魔女の恋』KUJIRA

28位『ささやくように恋を唄う』竹嶋えく

29位『社畜さんと家出少女タツノコッコ

30位『あの鐘を鳴らすのは少なくともお前じゃない』アサダニッキ

31位『君が死ぬまで恋したい』あおのなち

32位『痩せたいさんと失恋ちゃん原作安田剛助 漫画:文尾文

33位『ヴァンピアーズ』アキリ

34位『ヒーローさんと元女幹部さん』そめきち

35位『一端の子』深山はな

36位『トラとハチドリ』ヨドカワ

37位『百合と声と風纏い』蓮冥

38位『不揃いの連理』みかん

39位『レンタルショップでお姉さんをレンタルする話』もちオーレ

40位『ふわふわ・ふたしか・夢みたい』袴田めら

41位『ハローメランコリック大沢やよい

42位『ドラムカン百景』吉田丸悠

43位『月とすっぴん』アケガタユウ

44位『憎らしいほど愛してる』ユニ

45位『飛野さんのバカ筋肉太郎

46位『少女巡礼』にしお栞

47位『ルミナスブルー石見樹代子

48位『疲れきった女が死ぬほど癒されるために』山口えいと

49位『彼女イデア』冬芽沙也

50位『百合片想いちゃんゆりかご

あくまで一個人評価であり、作品の優劣を決めるものではありません。

※当ランキング2019年1月1日から1231日の間に紙媒体及び電子書籍119ページ以上の単行本として発売された商業作品対象にしており、同人作品などは対象外になっています

※某有名年間百合ランキングの人がサボったのでやりました。

※「◯◯が入ってないんだけど?」と思う方もいらっしゃると思いますが、多分読んだうえでランク外です。多分それ読んでます。膨大な数を読んでます(ドヤア

※優れた、かつ百合要素がある作品でも、作品面白さの根幹が百合にないと筆者が判断した場合ランク外になっている場合があります

※例えば自分2019年に新しく単行本が出た萌え4コマで一番よいものは『ぼっちざろっく!』だと思っていて、これは百合要素もあるんですけど、じゃあ百合としてよいもなのかというと正直そこまででもない(個人の感想です)。この漫画面白さの核はぼっちちゃんキャラであり百合ではない。とか書くと「バーカ!ぼっちちゃんメンバーとの交流を通しての成長するのは百合以外の何物でもないだろ!」みたいに難癖をつけられるのがインターネットですが、いやでもそれ作品の魅力の一部分に過ぎないよね?百合があるのは認めるけれど全体の割合を考えた場合以下略戦争とかそんな感じなので百合ランキングに入れるとなると個人的に低いとこに置かざるをえません。ならばもういっそ入れない方がいいのでは?いう感じになるわけです。これは去年のmonoとかもそうてした。なので『ぼっちざろっく!』はランク外です。

※このタイプ作品は他に『白百合は朱に染まらない』『もういっぽん!』『赫のグリモア』などが挙げられます

あくまで一個人評価であり、作品の優劣を決めるものではありません。いや本当に。

おまけ「新年百合マンガ予報」

去年の個人的な大本命だった、でも結局単行本が出なかった須藤佑美先生の『夢の端々』が今年こそ出るはずです。これが多分マイ一位です。全宇宙百合豚よ、読んで己の罪を数えろ!

今月はネットでやたらバズった『マイ・ブロークン・マリコ』と2010年代の百合史に残すべき傑作『アフターアワーズ』の西尾雄太の新作百合水野茶山』が出ます。『水野茶山』は前作から一転、ダークな田舎百合です。マイブロはみんな読んでると思うので紹介は別にええな。切ないよね。

百合からは『欠けた月とドーナッツ』がたいへんよい大人百合です。これも今月発売。

そして二月には仲谷鳰先生短編集が出ます。必読。

萌え4コマ日常系的なものでは荒井チェリー先生の新作『むすんで、つないで。』が最注目です。おねロリの最終兵器だ。

他、とっくに単行本一冊分のページ数溜まってるんだけど 全然出る気配がないんだけど?来年こそ出るといいなぁ……という枠で『かけおちガール』、『ケムリが目にしみる』、『彼女の沈清』などがあります。『かけおちガール』は本当なんとかせぇや講談社

2019-10-16

anond:20191016030401

エロだとあんなに激しいデフォルメは好まれないけどなぁ

どっちかっていうときららとかそっち系萌え4コマの絵柄に近くない?

2018-11-16

anond:20181116144645

そのときそのとき流行について後付けの思いつきで説明してるだけなんだよな。

しかも狭い範囲作品しか想定してないから、他の作品と突き合わせると容易に矛盾する。

現実絶望した日本人は血なまぐさい漫画ではなく萌え4コマに癒やしを求めるのだ…」

とカッコつけてる横で進撃の巨人が大流行してるとかな。

2018-02-07

anond:20180207172149

なるほど、それで連想して思い出したが、海外ドラマ?というかコメディの「フルハウス」とか(5分ぐらいでくだらない話が連続して適当に30分ぐらいある感じの)が、萌え4コマ系実写?があったら、あんな感じになるのかもしれない。

2018-01-20

ストーリー不要になったのではない、多様化したのだ。

まず作品の数自体が増えている。

その中にはストーリー性の濃いものもあれば薄いものもある。

何年にも渡って公式同人の両輪で膨大な物語が生み出され続けるコンテンツがあるかと思えば、Twitterでバズった10秒で読める短編漫画が速攻で書籍化されたりもする。

プレイ時間100時間を軽く超えるようなRPG流行っているのと同時に、隙間時間にちまちまとプレイするスマホゲーム流行ってもいる。

ひと昔まえには存在すらしなかったようなマニアックジャンル作品アニメ化されている。

萌え4コマなんてもの流行って大量にアニメ化されていると聞けば90年代の人は驚くだろう。

かつてとの違いがあるとしたらここだ。

圧倒的に多様化しているのだ。

から探そうと思えば「ストーリー性の薄い作品」も「ストーリー性の濃い作品」もいくらでも見つけることができる。

ストーリー性の薄い作品だけをことさらに取り上げて「ストーリー不要時代だ」と嘆いてみせることもできる。

もちろん、多くのオタクはどちらのコンテンツも楽しんでいる。

人はしばしばその部分を見誤りがちで、「アイドルアニメばかり好きなやつ」「異世界ファンタジーしか読まないやつ」などといった想定をしてしまうが、

多くのオタクは、長い作品も短い作品も明るい作品も暗い作品もシブい作品エロい作品も、同時に摂取して楽しんでいるのだ。

多様性があるって素晴らしい。

面白いのは、ストーリー性の薄いもの否定し、ストーリー性の濃いものもっと作れと主張する側が、何故か「多様性擁護者」を自認しているところだ。

彼らの頭のなかでは「ストーリー性の薄いものしか読まない最近の若者に真のエンターテインメントを教えてあげる年長者」といった幻想が作り上げられているのだろう。

くわばらくわばら。

2018-01-11

anond:20180111124207

日常系萌え4コママンガ歴史を変えたというと大げさだけど、

古典を知るという意味で意義のある漫画だと思うので。

全4巻で完結しているのも良い。

一方の、よつばとは作者がやる気をなくしてるらしく…、

特別理由で興味があるなら読んでもいいけど、そうでもなければふれないほうがいいんじゃないかなぁ。。

2017-01-17

http://anond.hatelabo.jp/20170117211311

どの部分が気にくわなかったのか、訳がわからない

日常系」と「萌え4コマ」が別物だってこと?

あずまんが大王の話なんてしてないし、

書いたのはあずまんが大王以前の作品であるT女とももシス

どっちも後の「日常系」とは違うってことを書いてるつもりだ

http://anond.hatelabo.jp/20170117210130

つーか、「日常系」っていつから呼ばれるようになったんだっけ

昔、「萌え4コマ」って呼ばれてた奴とだいたい同じものを指すんだろ?

「日常」な「4コマ」ならサザエさんやらなんやらいろいろあったのが、

それを女子高生だけでやったってのが新しかったんじゃないか

私立T女子学園は、まだギャグ漫画要素が強く

ももいろシスターズは、後の「日常系」とはちょっとノリが違う

2016-08-17

あずまんが大王は、せんせいのお時間パクリ

同性愛者がいる

・ちびっ子がいる

・成績が悪いスポーツマンがいる

完璧ロジックだ……

最早言い逃れはできない。

同様に、妹は思春期は、ももいろシスターズパクリ説も用意してある。

全ての萌え4コマは、ももせたまみに通ずる、という言葉を残したい。

ももいろスウィーティーガチレズ発覚叙述トリックと、せんせいのお時間で、みか先生山崎和佳奈さんに好かれていることを自覚的なシーンで、2000000回オナニーするまで死ねないわ。

2015-10-18

不思議なソメラちゃんあいまいみー3期ではない

不思議なソメラちゃんが巷であいまいみー3期と呼ばれているのを見て、それは違うぞ、ということを伝えたくて筆を取った。

確かに後の代表作となるあいまいみーに通じる、理不尽さと倫理観の欠如からなる全てを冒涜するような作風はこの作品で既に確立されている。

一方で、あいまいみー常人では理解しがたい狂気によって物語を展開するのに対して、ソメラにおいて物語構成する要素は飢え、渇きという持たざるものの渇望、すなわち人間誰もが持つ本能であるお金が欲しい、食べ物が欲しいという欲望そのままに行動する主人公しかり、レギュラーになりたい、出番が欲しいというメタ的欲求に忠実な松嶋さんしかり、その行動の動機理解できるという点が、あいまいみーとの最大の違いである。故に、あいまいみーよく訓練された読者からすると、若干狂気が足りなく感じることもあるが、逆に「あいまいみーのノリには付いていけないが、ちょぼらうにょぽみの(罵倒)言語センスは好き」といった人には丁度よい案配かもしれない。

なお、狂気が足りないといってもそれはあくまあいまいみー比較した場合の話であり、地面をディグダのように移動する雫さん、ウナギとベッドインする話で萌え4コマの「萌え」の部分を描いたつもりになっている作者など、SUN値を削るには充分な混沌が渦巻いているので、ちょぼらうにょぽみに初めて触れる、という方は用法用量を守って明るい部屋で適度な距離を取りながら接種することが望ましい。

結局何が言いたいのかというと不思議なソメラちゃん面白くてもあいまいみー3期の代わりには成らないので早く3期をやってくれ!早く!

2013-01-21

2012年を振り返る成年向け&BLコミックス私選10

1.川崎直孝 「アとエのあいだ」

男性エロにはネタ要素を求めずにはいられない。みんなも、もう1冊の方は見なかったことにしたいんだろ?


2.犬星月見荘のあかり

あい月見荘のあかり あかり月見荘のあかり大好き。あかりちゃんの曇り無きハッピースマイルを見るたびに湧き上がるバッドエナジーがクセになる。


3.ドバト 「じゅうよん。」

ドバト先生の描くロリの健気さっていいですよね。ゴージャス宝田にいじられるドバト先生萌え。


4.白羽まと 「Two Loveる」

2012年トンデモ枠。圧倒的な触手描写と、手の込んだギャグ設定が楽しいです。


5.けろりん 「愛だ恋だのいってないで」

前作「ピンクトラッシュ」からシリーズ続いたねー。メンズヤング休刊したけど、けろりん先生の人気はむしろ高まってきてるかな。


6.クジラックス「ろりとぼくらの。」

話題を巻き起こした表題作。続く裁判傍聴はちょっと露悪的過ぎたかも。


7.石川シスケ 「やりすぎめるへん」

シスケ先生のエロ漫画モチベーションの高さには惚れ惚れします。


8.GGGGGGGGGG 「自発あるいは強制羞恥」

ドライブ感溢れる鬼畜展開がナイスでした。青年誌の方も段々ノってきた感じ。


9.紙魚丸 「JUNK LAND」

紙魚丸ワールド単行本にまとまって良かったです。しかし蕾秘(ライヒ)って誌名、格好良すぎませんか?


10.駄菓子 「純潔の終わる日々…」

光源フェチが表紙に現れてないの惜しい。乳首ガチガチなの、イイよね。



  • 長文で女性向け(順位なし)

梶本レイカ 「高3限定」

BL創作同人で注目され、2010年にはふゅーじょんぷろだくとから「ミ・ディアブロ」が刊行された梶本レイカの代表作長編が、2012年遂に単行本にまとまった。グロテスクショッキングな展開と尖りにとがった描写は、鬼畜BLという枠組みを超えた強度と鮮烈さを持って読む人に叫びかける。サブカルコミックが鳴りを潜め、マンガ表現のホットトピックはもっぱら萌え4コマという昨今にあって、BLジャンル表現の極北を担っているというのは決して言い過ぎでは無いだろう。ウェブ掲載分の収録は2巻で終わり、現在は新規ストーリーがふゅーじょんのオリジナルBL誌「comic Be」で掲載中。山奥の男子校で繰り広げられる暴力と退廃に満ちた肉体関係は、新たな広がりを見せている。



市川けい 「スロースターター」

高校野球部・キャッチャーの攻・エアリーヘアの受。大きく振りかぶりそうな2人の出会いは、通学の車内だった。互いの学校生活の話で盛り上がり、ふと会えない日が出来ると少し寂しくなり……。友情からのBLというのは、自分の気持ちに戸惑い、相手との距離感を測りかねながら縮めていくのが王道だ。「通学/通勤電車でいつも一緒になる」という巡り合わせは、こうしたストーリー運び非常に相性の良い舞台装置で、天丼設定とまでは言わないがそう珍しくはない。市川けいが出色なのは、それを踏まえた上でガラ空きの電車内におけるあの間延びした空気感を、コマの間合いで巧みに表現していることだ。モノローグの入れ方、固定ショットコマでの人物の動きなどの「間」を取るセンスが独特で、意図的に停滞させられたテンポは、2人の進展のじれったさと絶妙マッチしている。反面、肝心のプロットは2人が結ばれるまでダレることはない。各話の山場の見せ方も上手く、特にキスシーンの甘酸っぱさたるや爆発甚だしいリア充になっている。内容的にも若く爽やかな仕上がりが心地よい。とてもしかしそのキスシーンが駅構内のトイレってのがまた何とも……電車好きすぎじゃなかろか。



夏糖 「花咲き道理」

「その人の持つオーラが花や泡の形で見える」不思議な力を持つ主人公と、彼が属する劇団舞台にした群像劇。能力設定、といっても物語中でそれが意味を持つシーンはごく数箇所で、主眼は公演に向けて活動する劇団の人間模様にある。劇団員各々の交流の中で主人公の取る立場は概して淡白なのだが、それは画面の中にこっそりと映りこむオーラの花と同じように、作品に安らいだ雰囲気を与えてくれている。ラスト主人公が心情を吐露するシーンも、劇団の居心地の良さが読み手に伝わってくるような、素朴な優しさが感じられる。抑制の効いたストーリーで、主人公存在に癒される話。

掲載された茜新社のBL誌「OPERA」はキレの良い新人をいくつも擁するが、単行本まで結実する作家はそう多くない。群像ものしか演劇というメタストーリーが絡む複雑な設定で1年以上に亘って手がけた事実は、それだけの力量を物語っている。現在はリブレ出版の「Citron」でも執筆しており、今後の作品にも期待したい。



磯野フナ 「委員長のおもちゃ性教育」

真面目な文章ばっか疲れんだよ! いいよねーこういうアホ丸出しの単行本タイトルって。ジュネットピアスJUNEって最近は描写の濃い萌エロBLの名産地だけど、磯野せんせーはたいへんイキがよろしい。コナかけられて顔を赤らめるとこ、イジられて涙を滲ませるとこ、ブッこまれて表情を蕩かすとこ、マジでエロ可愛いぜ。目の描き方を中心に絵柄もアニメ系っつーかまあ女性同人独特なんだけど、デフォルメもメリハリ利いてるし、描き慣れた感ある一方で性交シーンも手を抜いてないのがアツいね。あと女の子可愛い(超重要)。BL作家の女体描写って成年マンガ家男性向け)の男体描写よりレベル高い気がするんだけど、そんなことないですかね。偏見かね。コミックJUNE休刊してしまったが、新人の弾数は色々あるので何とか次につなげて欲しいもんです。



木村イマ 「コーヒー男子にシロップ」

良くも悪くも、創作同人臭の強い作風なんだけど、いいと思います。そういうの好きなんで……。くっつかずに悲恋でおしまい、とか、何となく悩みを打ち明けて心を楽にしてEND、だとか、そういうのは、商業誌だとあまり喜ばれないと思うけど、新人らしくて贔屓したい。描線にも不安な雰囲気が出てて、作風とはよく合ってます。



名取いさと 「つないだ両手がはなれたら」 「日陰蝶」

ここでは基本的に新人を紹介しているが、2012年新人を一人挙げるなら、名取いさとを選びたい。心交社の「moca」とリブレ出版の「Citron」の掛け持ち連載で、同時期に単行本を刊行。それぞれほんわか友情モノと少し鬼畜な暗い雰囲気に仕上がっていて、ストーリーの幅広さがグッド。髪の毛1本1本まで行き届いた丁寧な作画も新人離れしており、「日陰蝶」では剣道着を着けての試合・会話シーンを(第1話で)こなすなど、作画に対する気合が窺える。無理のない人体描写と細やかな表情の描き分け、作者の萌えを垣間見せるキャラクター造形も多様と、BLマンガ家としての天分アリアリ。難を付けるなら、タフな仕事量にも関わらず安定した絵柄で既に初々しさを脱却していることか。女性キャラ可愛い(超重要)し、くたびれたオヤジから涙ぐむショタまで愛のある描写が光る。今後は一般女性青年誌まで活躍の舞台が見込めるモンスター新人だ。





東条さかな 「ピンクの貞操帯」

“君の鍵穴は私の鍵で開かれる!!”っつー単行本帯のアオリちょっと話題になったよねコレ。まあピアス単行本に限らず誌面でもアオリ文が横行してて、編集がいちいちナイスフレーズ捻り出してるわけだし、ちゃんと反応するのはいいことだよね。「股間もテントもピンコ張り!!全裸で楽しむ夏休み河原キャンプ」とか、綴込みの見開きイラストもイカしてるんだわこれが。しかし東条せんせーの手がけるショタサイコーだな。桃尻のラインが犯罪過ぎる。超絶画力だからトンデモBL変態ファンタジー安心して楽しめるんだよなー。貞操帯&お漏らしやら目隠しオナホプレイやら猫耳コスプレの尻尾アナルin(前作)やら、マガジン・マガジンって出版社は心得てるわ。この人って美少女絵も絶品だから(超重要)、Keyのゲームコミカライズも好評連載中なんだぜ。まさに鍵穴ってやかましいわwww



葉月つや子 「白衣にひそむ熱情」

眼光も険しいサツバツな絵柄に慣れれば、有無を言わさぬ攻の気迫はBLでも稀有なストロングスタイル葉月つや子といえば知る人ぞ知るレディコミの女王である近年の主な活動場所はぶんか社の「まんがグリム童話」だが、レディコミ仕込のスピーディでパワフルな作劇はBLでも健在だ。怒気漲らせる攻が駆動する物語は、受を存分に振り回し、しかし最終的には見事に鞘に収まる。各読みきりの短い尺の中で怒涛のダイナミズムを見せ、その上できっちりハッピーエンドに収めるこのカタルシスはワザマエと言うほか無い。長いキャリアを持つ作家の2年ぶりとなるBL単行本は、そのいぶし銀の魅力を堪能できる一冊だ。いつもならヤクザや貸金のダークスーツ姿が映えるところだが、本作では医者白衣が前面に出ており、少しだけ和らいだ雰囲気になっている。



トワ 「秘密にスキャンダル」

人気タレントである幼馴染との秘密関係を描いた、作者の初単行本。BLのお約束というか、こうした立場関係では有名人側が惚れている構図が基本であり、本作もその例に漏れない。回想の幼年時代から現在は大学生としてのキャンパスライフ、進展後はサラリーマンとなった主人公との恋仲まで、柔らかなタッチによる登場人物たちは皆親しみやすく、ほのぼのとした作品だ。タイトル通りのスキャンダル疑惑や、ライバル芸能人の横槍といった筋書きも大体鉄板だが、本作は脇役がどれもキャラが立っており、悩める主人公とのやり取りに説得力がある。そのため個々のエピソード感情移入が出来て、自然に楽しめる、という好例になっている。スピンオフによる余りものカップル救済というお決まりの続編展開も、キャラの読者人気を裏付けるものだろう。可愛い女子も沢山出てくるが(超重要)、特に主人公の妹の鈴ちゃんがイイ。鈴ちゃんヒロインにした少女マンガが読みたい。



作画:如月マナミ,原作:渡海奈穂 「純潔ドロップ 青坂高校シリーズ」

「純潔ドロップ」は、とある高校を舞台とした原作を、2人のマンガ家が作画した双子作品の片割れである体育科の完璧スポーツマンモテ男と、普通科文化部である残念イケメンの確執から始まる学園BL。如月マナミの描くキャラクターは端正な顔立ちながら表情豊かで、特に赤面して眉を歪める描写が秀逸だ。文化部長が強気体育会系に不意打ちする、逆転の構図もしくはギャップ萌えをメインに扱っている。その場の勢いやら体育会系特有の頑固さ(偏見)に流されて、つい一線を踏み越えてしまう運びは原作の鮮やかな手腕。双方負けず嫌い性格コミカルで、背伸びし過ぎな攻とオラオラ一転甘えたな受が微笑ましい。舞台である高校は共学で、2人の取り巻きには制服姿の可愛いJK(超重要)も色々出てくる。彼女達が当て馬やモブ扱いではなく、ちゃんと個性を持って物語に関わるのも好感度高い。

ちなみに、ここに挙げた他作品の掲載誌にリブレ出版の「Citron」、茜新社の「OPERA」、心交社の「moca」があるように、最近のBLジャンルは各社でオリジナルアンソロジー誌が創刊されており、新人デビュー・活躍舞台もそちらが多数になっている。本作「純潔ドロップ」の発行元であるプランタン出版はその波に乗っている出版社だ。掲載誌「Canna」は創刊3年に満たないが2012年には500ページ超えという、BL誌全体の中でも上位のボリュームに到達した。価格や発売サイクルの違いもあるし、何より雑誌の厚さと発行の安定性は別物だから単純比較は出来ないが、見過ごせない存在であることは間違いない。



という訳で、2012年を振り返る男性向け・女性向け10冊でした。すっきり。

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