はてなキーワード: 転載禁止とは
38 風吹けば名無し@転載禁止 2014/11/25(火) 20:28:06 ( tor-exit.server6.tvdw.eu )
プログラミングがたいして出来なかったから、ろくなもんになれないと思ったもんで
まあ攻めより受けは圧倒的に楽なもんだよね
サーバーの運用に関してはセキュリティについて結構書かれてる本多いし
解析する方としては、ハード、OSの基本的なシステムとwebやネットワーク関連を身につけたら、
既存のツール活用するだけでフォレンジックの真似事やマルウェア分析ができる
数万相当で売ってたカランサムウェアもちょっと説明つけて検体送ってやれば、半日で役立たず
多段パッカーとかでワンチャンあるかも分からんし、こういうのはいたちごっこだけど。恒心サポートとか付いてくるんかね?w
Cuckoo Sandbox: Automated Malware Analysis
Malwr - Malware Analysis by Cuckoo Sandbox
ttps://malwr.com
k5zq47j6wd3wdvjq.onion
tom3j5jkjl7327oc.onion
ttps://infotomb.com/mn3u8.png
The Exploit Database
この記事のことだが、内容がまあすごい。
以下引用(読まなくていい)
嫌儲板に住みついたテョンは、2ちゃんねるでの健全な議論→まとめブログでそれが一般人・ライト層まで拡散される→保守の世論が形成される(例: 田母神俊雄が都内だけで60万票獲得)という流れを、どうにかして止めたいと考えていた。さもないと、日本に寄生して、在日特権で甘い汁を吸い続けることができなくなるからで、彼らにとっては死活問題だったからである。
2ちゃんねるなど読み書きせず「まとめブログ」しか読まない人も多くあり、「まとめブログ」が健全世論拡散の中継地点になっていたために、彼らの利権を守るためには、この流れを何とかして止めなければならない。
そこで、嫌儲民たちは、2ちゃんねるからの「転載禁止」を訴え、2ちゃんねる内にまず板を一つ確保した。ここから、虎視眈々と2ちゃんねるの支配を狙った。
嫌儲民が特に敵視したのが「保守速報」だった。これは、嫌儲民として活動している在日朝鮮人らは、レイシストをしばき隊と関わりがあったためである。
2ちゃんねるが嫌儲やテョンに乗っ取られて以降、ジャップ連呼や日本人を貶める行為が管理人の許可の下で横行するようになった。
そして、荒らし、個人晒し、ストーキング、脅迫、殺害予告などが、さも当然の行為としてまかり通る掲示板と化した。以前は、こういった話は一応ヲチ板などに限られていたが、乗っ取り後は嫌儲、なんJ、VIPの住人が他板に乗り込んでは大暴れをするようになった。
ニュース板の記者キャップは嫌儲やパヨクだらけとなり、嫌儲chとしか言えないような汚鮮地帯と化した。2ちゃんねるで長年スレ立て記者として活躍し、N+では格付け1位と見られた「ばぐ太」氏もおーぷん2ちゃんねるに移った(その後引退)。
どうやら著者は韓国・および嫌儲民(ニュース速報(嫌儲)板の住民)に強い敵意を抱いているらしく、2ch乗っ取り騒動も彼らによって引き起こされた、という認識らしい。
もちろん、当時を知る者から見れば荒唐無稽な陰謀論だと一笑に付すだろう。「偽2ch騒動」あたりでググれば実際の空気感がわかる。
YouTube・Twitterからひろゆきを知った層が、彼のエピソードをもとに「2ch 乗っ取り」でググってこの記事を見つけてしまい、変な陰謀論に染まらないことを心から願う。
約 1,330 件 (0.53 秒)
4 件 (0.52 秒)
【最安】釣具のネット通販 part2【良心的】 [転載禁止]©2ch.net
https://tamae.5ch.net › test › read.cgi › fish
2015/09/15 — 今すぐ死ね; 182 :名無し三平:2015/10/22(木) 19:00:36.64 ID:URd/IG+Q0: いいからもうやめような、 なっ! 183 :名無し三平:2015/10/22(木) 23:35:01.79 ... Tポイント5倍! ・Yahoo!プレミアム会員にご登録のYahoo!
期待したのとチョトチガウ
vtuber界隈は全肯定が基本スタンスだから中身の話やいじりや少しでも肯定じゃない意見を出すことが出来ない界隈だからアンチスレという名前にして自由な言論が出来るようになってるってわけ
呼び名もvtuberはエゴサを活発に行うから本人に意見が届かないように呼び名を変えてるだけの話だぞ
それみてファン辞めるってのは個人の自由だからそれはアンチスレのせいではないしアンチスレという名前にしてるのに見にくる全肯定ファンがアンチ寄りの考えを持ったから見に来たと考えられるからアンチスレに来た時点でそいつはそのファンであることを疑問に思ってたんだろうよ
で、5chの書き込みがまとめサイトに転載されることは5chは無断転載を禁止してるしアンチスレ自体も転載禁止なので外部での出来事は転載したまとめサイトの責任となるからアンチスレの意見を表に出すなってのはまとめサイトの管理者に言ってやってくれ
エアプというのは「エアープレイ」の略で、まるでやっているかのようでやっていない「エアギター」から着想を得た「プレイしてもないことについて語る」奴を指して…
いたかのように思えたが現在はちょっとしたミスを指摘するぐらいでも気軽に使われるようになってしまった煽り言葉である
また動画サイトで実況プレイが流行り始めた事により「プレイしていなくてもプレイしたかのように語れる」人が増えたことを嘆いた人がエアプを用いたものと思われる
ゲーム実況となるとやはりニコニコ動画は外せない ニコニコ動画のサービス開始は2006年
そしてこういう煽り言葉の出現はだいたい2chだろうと予想する
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/f1/1253108217/l50
が初出と思われるが未だ生きているスレなのでエアプの言葉自体は2019に書かれたものである 残念
そうなると
【DQ10】したらば君のドラクエデビューについて議論するスレ【エアプ】 [転載禁止]©2ch.net
https://wktk.5ch.net/test/read.cgi/ff/1420020496
が2chでの最古のエアプ初出となる
また
最近「エアプ」って煽り方流行ってんの? [転載禁止]©2ch.net
https://wktk.5ch.net/test/read.cgi/ghard/1443314966/
2015年にたったスレが肌感として流行り出したのが2015年なのだろうと言うことは予測できる
https://twitter.com/search?q=%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%97%20until%3A2013-01-01&src=typed_query&f=live
驚くべきことに2012年にはすでにエアプという言葉は出ている模様
だが見てみると「エアープレイ」の文脈で使われていないツイートをみかける
これは単純に期間指定するだけであるがエアプは本来別の意味があったことがわかる
https://twitter.com/search?q=%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%97%20until%3A2011-01-01&src=typed_query&f=live
さて定着しだした頃合いだが
https://twitter.com/search?q=%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%97%20until%3A2013-08-14&src=typed_query&f=live
最古と思われるスレが立てられた日付で検索するとすでにこの頃には定着していた事がわかる
多分だが2chと睨んだ自分の勘は正しくなくゲーム文化なのでしたらば発祥かもしれない
Twitterで「エアープレイ」の意味で最古を調べるとどうやらこのツイートが該当するもよう
https://twitter.com/semiaki/status/108401354137022464
https://twitter.com/search?q=%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%97%20until%3A2011-08-31&src=typed_query&f=live
ざっと調べた感じ戦国無双の大谷刑部へのバッシングを嘆いた感じだろうか
(7月にari_aopなるイベントが終了しているっぽいのでそれで見つけやすかっただけかもなので暇人はこれが最古か検証していただけるとありがたい)
そこからじわりじわりとしたらば→Twitter→2chへ波及した形なのだろうと予想できる
大凡2013年を堺に言葉として定着していると見てよさそうである
この頃のツイート(https://twitter.com/search?q=%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%97%20until%3A2013-08-14&src=typed_query&f=live)を見る限りPSO2や艦これという人気無料ゲームに関するツイートが多いように思える
確かに全コンテンツへのアクセスに時間がかかるゲームであるがゆえにしったかぶってしまうのはわからなくもない
とりあえずここまで
調べ方の粗などあれば指摘していただけるとありがたい
次回は「エアプという言葉が未プレイじゃなくてちょっとしたミスの指摘の煽り言葉になっている」について調べていこうと思うが
まぁ全コンテンツへのアクセスに時間がかかるゲームに対してのエアプ発言が多い事からだいたい察しはついている
自分もPSO2はしていたので職に応じたしてほしい行動をしていないものに対してエアプといってるチームメンバーは沢山いた
下手したら浸透しだした頃からすでにそうだったのかもしれない
自分の同人誌が古本屋(駿●屋やま●だらけ、らし●ばんとか)に売られていて、ついに筆を折った。
もうかれこれ5年程同人活動をしている。
この5年間で1年に3〜4冊ペースでイベントにあわせ同人誌を出して来た。ありがたいことに徐々にたくさんの人に手に取ってもらえるようになり、同人誌を読んでもらったり、本の感想をもらったりするのがとても嬉しかった。
自分自身が地方に住んでいることもあり、先述した古本屋に出会うこともなく、欲しい同人誌は会場か作者指定の通販でのみの購入だった。奥付部分に「転売、転載禁止」と書いてある本がほとんどで、その通りにすることがマナーであると思い(法的拘束力の有無にかかわらず)守ってきた。
自分が同人活動をするようになって、徐々に回数を重ねるごとにフォロワーが増え、頒布物を手に取ってくれる人が増えた。自分自身も奥付に「転売、転載禁止」の文言を入れた。(本当はもっと長い)
●1度目の発見
同人活動を始めて、一年くらい経った時に初めて自分の本が売られていることを知った。某古本屋のサイトに自分の作品のページがあった。ご丁寧に買取価格まで書いてあった。
なんとも言えない嫌な気持ちになった。
初めて描いた本だったのもあって、当初は「自分の本が心の深くまで響かなかったのかな」とか「構成も絵も何もかもが下手だもんな」とか、そう思ってなんとか自分を納得させた。「一生懸命、描いた本だったのにな」と、もう必要のないもののように扱われているような気がして、ぐるぐると私の頭の中を巡った。
●2度目の発見
同人活動を始めて3年目。フォロワーAと通話中にたまたまAが「自分の本が売られている」という話をし始めた。Aにとって初めてのことだったらしく、すごく微妙な空気が流れた。
Aは「まだ在庫もある上に自分の頒布額よりも高く売られている」と言っていた。「どうして売るんだろうね…」としばらく落ち込んだ後、Aはすぐに自分の本のページを削除してもらえないかを古本屋に問い合わせた。
結果はNOだった。譲渡権の消尽というものがあり、購入者は自由に処分する権利があるらしい。(間違ってたらすみません)
Aは「法的拘束力がないのだったら、手に取ってくれた方の良識を信じるしかないのかな」と納得はしていないものの、それ以上の抗議はしなかった。
しかしそれ以来、Aは本を出すことは無くなり絵を描く頻度も極端に減った。
自分たちの努力の塊が、時には赤字を切って作った同人誌が、場合によっては自分達の頒布額よりも高い値段で他人の生活費の足しに、等の理由で売られているのかと思うと急に創作意欲が湧いても本にする気力は起きなくなってしまったらしい。
それ以来Aは、身内だけの鍵垢で絵を描いては投下するようになった。
●3回目の発見、筆を折る
5年間ずっと同じジャンルにハマっていたのもあり、自分でも集大成と言えるような本ができた。
今できる最高の同人誌だと自分でも納得できるし、どこに出しても恥ずかしくないと思えた。
原稿途中は初めて挑むページ数にへこたれそうになったけれど、それでも通話アプリを駆使して仲間と励まし合い創作に励んだ。
当日は調子に乗ってちょっと厚いペーパー本なんか作っちゃって、フォロワー同士の差し入れはほとんど栄養ドリンクやホットアイマスクだった。
過去最高の出来の同人誌は、ありがたいことに本当にたくさんの人の手に取ってもらえた。
まだまだ描きたいものもたくさんあるから次のイベントを参加する意向も伝えたりした。
その後、本が売られた。
なんとも言えない感情だった。
今回の奥付には「処分の際は転売はしないで」とお気持ちだけ添えた。
しかし売られていた。
もう何も湧かなかった。
通話アプリを通してフォロワーに自分の同人誌が売られていたことを伝えた。
その通話アプリは繋がっていれば自由に出入りできる部屋というのがあり、通話アプリで繋がった絵描きや字書きではない人も入ってこれた。
しばらく話していると、1人の方が入室して事の顛末を聞き「●●だったらわたしもよく売りに行きますよ〜」と言った。
理由を聞くと、処分するのには手間がかかるが売れば多少なりともお金になるからと答えた。
ついでに「まあ、値段つかない本もありますけれど(笑)まとめて10円とかもあるんですよ。」とも。
その後通話は終わり、途中入室した方の言葉が気になった。(途中入室した方は字書きでも絵描きでもない)
多分これが素直な反応なんだろうな、とも思った。
同時に創作している人全てを馬鹿にしているようにも感じた。私たちの出している同人誌は印税が入るわけでもないし(当たり前だけれど)、収支がトントンになるように、時には交通費や宿泊費諸々含めて赤字になってしまうけれど、手に取ってもらいやすいようにと価格設定をしているのに。
(値段を上げたら叩かれているひともこれまで見てきた)
創作していない人からすれば同人誌は会場や通販で買い、売ればキャッシュバックされるもの。
そう思った途端に「もういいや」という気持ちになりアカウントを消した。
幸い創作者同士が集まっている鍵垢があったので、たまにそこに絵をあげるくらいになった。
今の5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)のニュース系の板には大きな3大勢力があって、
ニュース速報(嫌儲)板、ニュース速報+板、そして通称旧速と呼ばれている無印のニュース速報板の3つに分かれている
簡単に歴史を説明するが、もともとは嫌韓・嫌中思想で右寄りの人達が集まるニュー速+と、割と保守寄りだがニュー速+の宗教のようなナショナリズムとなんでも陰謀論に結びつける思想を冷笑し若干見下している無印ニュー速の2大体制だったのだが、
10年ほど前に当時の2chまとめブログへの不満が無印ニュー速内で爆発し(細かい経緯は省くが 『まどマギ ステマ騒動』とかで検索したら大体出てくるはず)
まとめブログに寛容だった当時の西村博之氏が反まとめブログ派の隔離場所として転載禁止ルールの元で作られた『ニュース速報(嫌儲)板』にほとんどの無印ニュー速民が移住することになる。
そこから嫌儲は2ch内の一大勢力となり、逆に住民がほとんど移住してしまい出涸らしみたいになった無印ニュー速は廃墟扱いで旧速と呼ばれるようになった。
2011年の東日本大震災とその後に及ぶ日本経済の凋落、中国の目まぐるしい経済成長、日本では第二次安倍内閣が発足し、アメリカ大統領は自国民ファーストのトランプ大統領に、そして西村博之氏は2ちゃんねるの運営から離れ、後に2ちゃんねるは5ちゃんねるに名前を変えた。
そんな様々な変遷の中で嫌儲は「割と保守思想だがナショナリズムは冷笑している」というような旧速時代の空気とは大きく雰囲気が変わり「親中・親韓・反自民党の左寄り思想」というものになった。
思想としての嫌儲は多分フェミニズムとか除くとはてなにかなり近く、一言で言えば「ちょっと露悪的になったはてな」といえば嫌儲の大体雰囲気は伝わると思う。
「日本のここがダメ!」という話題はとにかくよく盛り上がって、中国や韓国の体制的な問題は認識しつつも慰安婦問題や南京大虐殺などの歴史問題についてはかなり中韓に寄り添っている感じ。
この変化は日本の情勢にあわせて進化した、とも言えるし悲観と自虐がアイデンティティで場合によっては反日とすら捉えられるその思想はこじらせ続けた結果といえばそうとも取れる。
「チョンは帰れ」「シナ人が」という中韓への差別用語が飛び交うのがニュー速+だとすると
「ジャアアアップ!」「ここは中世ジャップランドだったのか…」「韓国兄さん/中国父さんはすげえや!(本気で言ってるわけではなく、保守層が一番癇に障る言葉を選んで韓国と中国を褒め称える)」みたいな言葉が飛び交うのが嫌儲だ。
嫌儲大移住騒動から数年もすると嫌儲のそんな空気についていけなくなった人達が戻ってきたのか、あるいはまとめサイトから来たのか昔に比べるとまだまだだが廃墟だった旧速にも徐々に人が集まってきた。
こちらはこちらで大移住前の無印ニュー速よりもかなり右寄りの空気が強くなったようだった。(あと無印ニュー速民には一種のアイデンティティであった『反まとめブログ思想』も相当薄れたようだった)
昔の無印ニュー速民が今の嫌儲民で、今の旧速にはまた別の層が居着いていると考えていいだろう。
ただ右寄りのニュース板といえば旧速よりよっぽど勢いのあるニュー速+があるので、旧速の方がスレ立てルールが緩いとかそんな程度のシステム上の違いはあれど、単に人が少ないだけの第2右寄りニュース板というよくわからない立ち位置が続いた。
ここ数年で5ch内の政治情勢はまたいろいろと変わった。
メディアでもアベノミクスが失策として取り上げられることが増え、北方領土問題での失敗、連続する汚職騒動、保守層が最も嫌いそうな海外へのバラマキと移民政策。
長期化する『安倍政権』が5ch中で叩かれるようになったのだ。
リベラル寄りな嫌儲が前時代的で右寄りな安倍政権を批判するのは昔から当然のことだったが、右寄りなニュー速+からも保守的な別の視点から安倍政権はボロクソに批判されるようになった。
ここ数ヶ月では後手に回る新型コロナ対策により政治色の薄かった雑談板最大勢力のなんJですら今や安倍政権批判で一色である。
そんな中旧速は新たなアイデンティティを手に入れた。
そんな5ch中の空気に耐えられなくなって逃げてきた今や少数派の『安倍政権支持者』が集い出したのである。
『安倍政権支持者かつ保守思想(ただし、安倍総理のやることなら保守の精神に反していることでも賛成)』という妙ちくりんな思想を持つ人達の集まりになり、イマイチ差別化できていなかったニュー速+ともまた違う空気の板となった。
「保守寄りで反安倍のニュー速+」「リベラルで反安倍の嫌儲」「右とか左とか関係なく安倍総理のことが大好きなニュー速」
昔の無印ニュー速がそんな立ち位置になって、そんな小さなコミュニティができました、というならそれだけの話だが、一つ問題がでてきた。
億単位のアクセスが集まる『5chまとめブログ』はそんな5chの中でも今や極少数民族である旧速民の書き込みを中心に記事を作成するのだ。
例えば大手時事ネタ系の5chまとめブログで「検察 定年延長」で検索してみてほしい。
ほとんどのまとめブログでは政権を擁護する書き込みが目立っている、とかではなくその話題自体が取り上げられていない。
ここ数日で『芸能人が政治的発言をしている!』レベルの取り上げられ方程度ならともかく、政策の問題点とかを取り上げてる記事は大手、中小のまとめブログ含めほぼ皆無だろう。
例えば最大手の痛いニュースなどでは野党やらマスコミの失態的な話題は多く書き込みが集まるニュー速+から書き込みをまとめ、安倍政権が批判される材料になりそうな話題はあえて取り上げないか、5ch中で批判一色の中で安倍総理を崇拝しておりどんな不祥事もトンデモ理論で擁護し続ける旧速の少数民族の書き込みを絞り出してまとめる、という手法をとっている。
これは管理人の政治思想的とか左寄りな書き込みは転載禁止の嫌儲に集中しているからまとめにくい、みたいな事情もあるだろうが、まあ政権寄りの書き込みをまとめた方が広告収入を狙えるというような営業判断的な理由の方が大きいだろう。
そしてまとめブログには恐らく5ch本土よりもよっぽど多くのアクセスが集まり、5ch中で狂人扱いされている旧速の書き込みがスタンダードな意見として学生や主婦層等のライト層にネットミームとして伝播・拡散されていく。
自分は1人の5ちゃんねるユーザーとしてまとめブログが大嫌いだが、10年前の無印ニュー速民がまとめブログとの共存を受け入れ嫌儲大移住など起こさずに今の嫌儲に近い思想が月間数千万や数億PVの多数のサイト群で拡散されている世界線があればネット上の保守とリベラルの情勢図は結構変わってたのではないか?と割と本気で思ってたりする。
ちょっと5ちゃんねる(2ちゃんねる)の存在を過大評価しすぎだろうか?
まあ、もしこの中で5chまとめブログを見てる人達がいたら、5chまとめと実際の5chの空気感はマジで相当に乖離がありますよ、っていうのだけは頭に入れてほしい。
はてなブックマークでもたまに上位に痛いニュースが載ってるのを見るが、あんなゴミメディアをブクマするのマジでやめませんか?という話でした。
ビジネスホテルに宿泊する際、備え付けのケトルで小便を沸かす行為は現在、なんJを中心に「ケトション」などの呼称で周知されている。では、この行為は一体いつ、どのような形で周知されるに至ったのだろうか。
まず、「ビジネスホテル ケトル 小便」などのワードで検索を行ってみる。結果に出現するサイトのうち、最古と思われるのが次の2015年12月の記事である。
30人に1人はビジネスホテルの電気ケトルで小便を沸かしたことがあるらしい – ニュースサイトしらべぇ
https://sirabee.com/2015/12/18/66826/
ネットアンケートの結果、326人中12人がケトル小便沸かしを行ったと回答したのだそうだ。大した内容のない記事であるが、検索結果には本記事をソースとした2chのスレやまとめサイトが見られ、言説の拡散に大きな役割を果たしたことがうかがえる。
以前からインターネット掲示板などの「ビジネスホテルでよくやること」といったスレッドでそういう行為をするという人が出ていたが
ケトル小便沸かし行動はこの時点でインターネット掲示板(要するに2ch)で周知された行為だったことがわかる。実際、筆者の記憶上での初出も、このころの2chニュース速報(嫌儲)板である。
2chでの初出を確認すべく、ログ速(www.logsoku.com)において「ホテル 小便」でスレタイ検索を行う。すると、最古のものとして次のなんJのスレが引っかかる。
【悲報】嫌儲民、ホテルの電気ケトルで小便を沸かす [転載禁止]©2ch.net
http://orpheus.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1421040355/
2015年1月12日のスレであり、同日嫌儲に投稿された「ビジホスレに毎回ホテルのケトルで小便沸かすって奴が出現する」というレスを>>1に引いている。同スレは3で落ちるものの、翌13日にかけて同趣旨の計3スレが立てられ、14日には嫌儲へ逆輸入されるに至っている(http://fox.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1421042435/)。これを皮切りに多数のスレが立てられたこともわかる(ログ速が2ch.netのスレ収集を停止したため2ch.scばかりであるが、雰囲気はわかるだろう)。
電気ケトル「水以外入れんなよ」 俺「レトルトカレー、卵、ウインナー、パスタ」電気ケトル「・・・」 [転載禁止]©2ch.net [186586446]
http://fox.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1421037879/
ケトル小便沸かし行動に言及した>>7に向けて、多数の驚きに満ちたレスが飛んでいる。なんJのスレタイに反して、嫌儲においてもあまり周知された行動ではなかったようだ。とはいえ、ビジホスレにおいて毎回ケトル小便沸かし者が出現したという事実は興味深い。
そこで、同じくログ速を「ビジネスホテル」でスレタイ検索し、(あまりに結果が多いので)わりに伸びたスレだけを辿り、起源を調べてみた。嫌儲においては次のスレの>>303が注目できる。
ビジネスホテルに泊まったら嫌儲民は何してるの? 暇すぎるだろ [転載禁止]©2ch.net [522515305]
http://fox.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1417328684/303
2014年11月30日のレスである。「対応悪いホテルは電気ポットで小便沸かして帰る」と述べており、>>310が「これにうんこも入れる」と嫌儲らしいレスを返している。嫌儲の伸びたビジホスレにおいては、これが最古の確認例である。やはり、ケトル小便沸かし行動は嫌儲民に帰せられてしまうのだろうか……と思いきや、さらに古いケトル小便沸かしの例が存在した。
ビジネスホテルの魅力wwwwwwwwww
https://tomcat.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1398605545/256
「ケトル」「ポット」などの固有名称こそ出てこないものの、今回確認できた限りでは最古のレスである。日付は2014年4月27日。まもなくゴールデンウィークという週末の夜に投下された衝撃のレスであったが、「やめーやwww」など2つのレスがついただけで流されてしまっている。だが今回確認した限り、このレスこそが現在の「ケトション」伝説につながる始祖なのである。
なんJ民はクソ。はっきりわかんだね
小林よしのり信者は「コヴァ」と呼ばれ若年右翼の代名詞となる。
各板の住人と摩擦を起こし「嫌韓厨」と呼ばれるようになる。
これに辟易する空気につけ込んだネット右翼が「テレビ局は在日に支配されていて韓流をゴリ押ししている」などと吹き込む。
この頃から「ネット右翼」「ネトウヨ」といった呼称が登場し、「嫌韓厨」に取って代わるようになる。
麻生太郎がローゼンメイデンを読んでいた、とする都市伝説が広まる。
後に否定されるが、当時は「麻生は漫画好き」との評判が先行してオタクからの支持を得た。
2chからレスを転載するいわゆる「まとめブログ」が登場して「嫌韓コピペ」などもまとめられる。
2005年から2007年にかけてVIPPERとの抗争があり、いくつかのまとめブログは閉鎖に追い込まれる。
オタクからも嫌われていた福田に対し、人気の高い麻生はネット上で歓迎された。
その際、(2007年の参院選で大勝しており)次の衆院選で政権奪取の公算が高かった民主党が仮想敵となる。
初期の人気ブログが閉鎖したことで「痛いニュース(ノ∀`)」などの新興勢力が台頭し、ネトウヨのポータルサイト的な役割を果たす。
またゲハ系の「はちま起稿」「オレ的ゲーム速報@刃」、アニメ系の「今日もやられやく(やらおん!)」などが人気を集めはじめる。
ニコ動とまとめブログは2000年代後半において2ch文化をネットユーザーに輸出する最大の拠点であった。
「ネトウヨVSそれ以外」の戦いだったのが「自民党支持者VS民主党支持者」という形になりはじめる。
東方神起・少女時代・KARAなどK-POPを中心として流行する。
俳優・高岡蒼甫の訴えをきっかけに「フジテレビはK-POPを優遇しすぎている」との理由でデモが起きる。
対韓感情の推移を眺めると竹島問題のときだけ急激に悪化するのが分かる。
やらおん・はちま・刃・ハム速・ニュー速VIPブログに対して転載禁止の沙汰が下る。
まとめブログの衰退とともに政治議論の舞台はTwitterへと移っていく。
民主党は壊滅的な打撃を受けて撃沈、反民主が親自民へと流れ込む。
「親自民&反民主(=マジョリティ=ネット世論)VS反自民(マイノリティ)」という図式が完成する。
以下蛇足。
アメリカ大統領選挙におけるドナルド・トランプの勝因に「ポリティカル・コレクトネスへの反発」「ポリコレ疲れ」が挙げられる。
日本の政治議論にもポリコレ・フェミニズム・グローバリズムなどのレイヤーが被さるようになる。
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2019.06.27 再追記にも一部補足追記した。内容は変えていない。
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zyzy
証拠があろうが「同意があったと勘違いさせた、死に物狂いの抵抗ではなかった」という理由でやりたい放題だからね。んで無理矢理名誉男性作って盾にして、それを指摘されたら「おんなのてきはぁぁぁぁ」言い出すのな
いじめはどんな世界にでもあり得るけど、流石に解雇までいくと法律的に反撃しないのがおかしい経歴もあって嘘松か、本人の中で被害加害が反転するタイプのDV気質だったんだろうな、としか言いようがない。
hawaruna
女の子なのに特撮が好きなのは変という周囲を突っぱねて業界に入ったらそこには女だからという理由でセクハラ三昧というさらなる地獄が待ってるのか…
虚偽DV訴えてた自爆自殺した元自衛官が本当にDV加害者なのが発覚した事もあるから一方の話だけで叩くのは危険 https://anond.hatelabo.jp/20161025032408 /元社長なら無意識にマウント癖が出てたのかも/男女逆でも嘘松認定されてるわ
grdgs
本人が人気あったっと思い込んでただけかもしれないし、定年退職おじさんにありがちの押し付けがあったからかもしれないから判断できないね。て書くと「女ならすぐ同情される!男性差別だ!」って輩が出てくるかな
tora_17
本当に酷い舞台裏。性犯罪被害にあうかも知れない後進や子供達のために黙るより声を上げる方を選ばれた事が立派でよくぞ言ってくださったと思う。ヒーローそのもののような魂をお持ちの方だ。
「おじさんだから解雇」は法的に信じ難い。女性性を必要以上に強調してるが、元社長父に「性別無関係で先輩の元に入る新人」意識はあった?「女と女のブラック職場」への見下しが露骨で、こんな人が来たらトラブるわ
uehaj
最初からわかっていて雇用したのだから「おじさんだから」だけが理由のはずがない。それを理由にしめされたなら、元社長は労働法規にも詳しいはずで、反論は可能。ここに書かれてないことは何だろう。
elephantskinhead
ヒーローの裏側が完全に怪人で草生えない
疑うなと言いたいのではなく、疑いは持っていいんだけど、二次加害するような言葉は残さない方がいいんじゃないの?と。
ブックマークは個人のものだけど、誰もが見られるものでもあるので。
再追記
ところで、@tora_17のtwitterのbioに
●togetter及びまとめブログ等へのツイート転載禁止/●当方に直接連絡して許諾を得ないツイートのリンク及びスクリーンショット掲載を禁止し、破った場合一件5万円請求します
と書いてあるんだけど、これ、拘束力あると思う?
駐車場の「無断駐車は罰金10万円」と同じで、どう考えても認められないと思うし、転載はともかく、批評のために引用する分には、twitter社の引用ガイドラインを守れば、何の問題もないだろうけれど。
とはいえ、面倒ごとに巻き込まれるのは嫌なので、当該tweetは掲載しない。
というのは、@tora_17、ついに@doctor_nwに向けて、要約すると
「『おじさんだから解雇』は法的に通らないのにあっさり受け入れているのはおかしい。根本原因は女性を糾弾する姿勢に現れる傲慢さだ」
といったリプ送りやがったんだよ…。(@tora_17の当該tweetは探してね)
記述された言動に不自然な点はないかとか、それは本当に起こり得ることなのか、といったことを懐疑的な目で精査するのは構わない。
さっきは、「二次加害するような言葉をブックマークコメントに残すのはよくないのでは?」と書いたけれど、まあ、そんなこと書く奴はゲスな人間性を衆目にさらしているだけではあるし、好きにしろ、と、ぎりぎり割り切れる。
しかし、さすがにリプ送るのはどうなの?
具体的な証拠があるならまだしも、何の証拠もなく、「○○は××だから~に違いない」と、しかも自分にとって都合の良い推論だけで。
(こういうときは、自分にとって都合の悪い推論を展開していって、それでもなお確実に言えることだけ、ようやっと若干の説得力が出るものだぞ)
tora_17は、ヒーローショーの女性に対して「セクハラを訴えずに退職するのはおかしい。退職の根本原因は、こうやって告発する姿勢に現れる傲慢さだ」とかリプ送れるの?
なあ、言えるのか?送れるのか?おい。
勘違いするなよ。私は怒っているんじゃない。激怒しているんだ。
こういう二次加害を恐れ、ハラスメントを告発できないでいる一人の女…いや、ここで女とか言い出すのは卑怯か…、一人の人間として、激怒しているんだ。
んで転載禁止以降、ネタがなくなったせいか過去人気だったネタを再利用して記事更新するブログが結構ある
当時のコメントと今年ついたコメントで、たいてい温度差がすごいことになってる
当時はすんげー盛り上がってるのに、今のコメントはめちゃくちゃさめてる
いやまー実際創作がほとんどなんだと思うけど、じゃあ何で面白がるんだっつったら、もう今は現実の事件なんだよな
あと昔は長文で読むのがかったるいのもあると思う
把握するのも数十秒だもん
創作を楽しむのは明らかに創作だとわかる場所で、しかるべき内容はしかるべき場所で楽しむ、っていうように変わったんだろうな
昔は釣りを含めて楽しむ空気みたいなのがあったけど、もう今はそんな余裕どこにもない
変わってないとこは、今でもみんななんだかんだでテレビ見てるってとこだと思う
芸人の話とかTV番組の内容とか、たびたび話題になるのを見ると、なーんだテレビなんてもうみねーよっていってるわりに見てる人間まだかなりいるじゃん、と思う
「ブログの文章や画像をパクったサイトを作られた! しかもググったら私のブログより上に出てくる!」といった話を見聞きするようになった。
細々とブログを運営している私には対岸の火事と思っていたのだが、先日、私のブログもパクリ被害を受けた。そこで泣き寝入りせず、逃げ得させない方針で対抗し、ある程度、成功を収めたので、個人情報などはぼかしつつ、その経験を共有したい。
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私がパクリに気付いたのは、外出先で自分の記事を確認しようと、最新の記事タイトルで検索した時のこと。検索一覧で、自分のブログのすぐ下に、見慣れない名前のサイトが現れたのだ。「たまたま同じタイトルの記事を書いた人がいるのかな?」と確認すると、文章も画像も私のブログとまったく同じ。
「パクられてる・・・」
血の気が引いた。パクリサイトを詳しく見ると、なぜか記事の筆者として私のIDが示されている。私のIDをクリックすると、“私の記事一覧”なるページへ移動。そこには、これまで数カ月の私のブログのパクリ記事が並んでいた。
パクられていたのは私だけではない。パクリサイトの最近の投稿を見ると、数十もの異なったブログから記事をパクっていた。
パクられているブログには共通点があった。それはブログの更新情報を伝える「RSS全文配信」という仕組みを使っているブログを利用していること。
RSSはブログなどを登録すると、記事更新があった時にすぐに伝えてもらえる仕組み。仕組み自体は便利なのだが、パクリサイトは伝えられた更新情報を悪用し、即座に記事の内容をそのまま自動的にパクリサイトにアップしていたのだ。「RSS全文配信」ではなく、「RSS一部配信」なら防げるのだが、例えば、このはてな匿名ダイアリーの親戚であるはてなブログではRSS全文配信しか選べないので、こうした被害を受けやすい。
キュレーションサイトを自称するそのパクリサイトには注意書きがあった。
「リンクさせていただいた際には、運営者さまへご連絡させていただき、ご承諾いただいた上で当サイトは運営しております。 万が一、こちらの不手際でご連絡差し上げておらず、ご承諾をいただいてないブログ運営者で、リンクを外してほしいとのご要望がございましたら、すみやかに誠心誠意対応させていただきますので、よろしくお願いいたします」
何が“誠心誠意”だ、こんなパクリサイトへの転載を承諾しているわけがない。
私と同じく記事をパクられていて、連絡先が分かった人に確認すると、やはり「まったく連絡はいただいておりません!」との返事がきた。つまり、この注意書きには、パクリ元に見つかったらミスと言い逃れ、第三者からの通報も抑止しようという、悪質な意図が込められていることになる。
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どうすればいいのか。
パクリサイトには問い合わせページが用意されていたので、そこから連絡し、私のブログをパクったページを削除させるのは簡単だろう。しかし、それではパクリサイト運営で得た収入をなくせるわけではないし、私以外からパクった記事も削除されない。
そこでWELQ問題の際、パクられた写真の利用料(賠償金)を請求した例にならうことにした。パクリサイト運営者が今までに得た収入を上回る利用料をとれれば、パクリサイトを運営する動機も消滅するのではないかと。
参考:キュレーションメディアに写真をパクられたので請求書を送って、18万円支払ってもらった(https://www.photo-yatra.tokyo/blog/archives/11079)
パクリサイトは1日1万5000ページビューと自称しており、Google Adsenseの広告を利用していた。Google Adsenseだと収入はざっくりページビューの10分の1円ほど、つまり1日1500円の収入。パクリサイトの過去記事を見ると数年運営していたので、100万円以上得ていると推測した。
問題はパクリ行為で100万円以上請求する根拠である。ほとんどのブログと同様、私のブログも「記事をパクったら●万円!」「写真は●万円で販売中」などとは示していない。また、パクられた写真すべてが「自分が完全に著作権を持っている写真」と自信を持って言えるかという問題もある。例えば、肖像権が含まれる人物写真やロゴ・キャラクター商品の写真、サイトのキャプチャー、ゲームの1シーン、マンガのコマなどは難しい。
そこで発想を転換することにした。今までパクられた記事の利用料をとるのではなく、確実に私に著作権がある有料写真を大量に含んだ記事を作成し、それをパクらせた上で利用料をとればいいのではないか、と。
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さっそく外出して、公園や雲、植物など、権利を侵害しない写真を撮影。私が撮影した証拠にもなるよう、一部の写真には私のメールアドレスを書いた紙も写りこむようにした。一応、有料販売する体裁なので、ピンボケなどしないように気を遣い、できる限り良い写真を撮ることに努めた。
こうして撮影した写真をブログに掲載していくのだが、注意すべきはブログサービスの規約。例えば、はてなブログでは「記事内での直接販売」を禁じている。そのため、別の場所で写真を販売して、ブログではそれを紹介する形にしなければならない。
個人でも写真販売できるサービスにはPIXTAやFotoliaなどがあるのだが、ほとんどは審査があり、料金も自分で決められない。
そこでオススメなのがnote、「ノートを投稿する」から「イメージ」を選ぶと、好きな価格で写真を販売できるのだ。販売価格の上限は1万円だが、noteプレミアムに入ると5万円に引き上げられるので、加入して1枚5万円で50枚販売することにした(1カ月に200点以上または一時点において100点以上の商品を新規出品する場合、特定商取引法に基づく販売業者として連絡先を掲載しないといけないので注意)。
次にブログで販売写真を大量に掲載して紹介するのだが、パクリサイトが自動的にパクる際、相手はどうせパクった記事をチェックしていないと予想されるので、さまざまな注意事項も書いておいた。
「転載禁止」「転載を認めている媒体はない」「無断使用した場合、1枚につき使用料はペナルティとして倍額の10万円」 「不正な使用とみなされる場合、損害賠償を求めるなど法的な措置を講じる」「キャンペーンなど短期的な利用であっても同じ料金」などなど。
写真そのものにもPhotoshopで同様の文言を埋め込み、「(C)2017 (私のID)」と著作権表示も加えた。加工なしの写真を掲載すると、パクった相手が「これは自分が撮った写真だ!」と逆に主張してきた際、オリジナル写真を示して自分が作者と証明できなくなるので、こうした文言は入れておいた方がいい。私の場合は、1つの写真につき、著作権表示のみの画像と注意事項も加えた画像の2種類、計100枚をブログに掲載した。
「もしかすると気付かれてしまうかも・・・」と危惧していたのだが、数十分後にパクリサイトを確認すると、無事(?)、私の写真紹介記事がパクられていた。ご丁寧に注意書きもそのまま転載されている。
さっそく証拠確保のため、(1)ウェブ魚拓をとり(念のため「https://megalodon.jp/」「http://archive.is/」双方で)、(2)右クリックからページを保存、(3)右クリックからソースを表示してコピペして保存、(4)Google Chrome拡張のFull Page Screen Captureを使用してページ全体をキャプチャー。さらに一時的なミスと言いわけできないよう、1週間後にも同様の作業を行った。
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完全に証拠を押さえたところで、利用料を請求する段である。パクリサイト運営者に連絡するには、問い合わせページを使う方法もあったのだが、より正式な方法、ドメインの登録者情報を調べて、そちらから連絡することにした。最終的に裁判で利用料を請求することになった場合、相手の名前や住所が必要になるからだ。
ドメインの登録者情報の調べ方は簡単。例えばアスカネットワークサービスの「http://whois.ansi.co.jp」でパクリサイトのURLを検索するだけ。
・・・と思ったのだが検索した結果、「Registrar Abuse Contact Email(不正使用の際に連絡するメールアドレス)」として表示されたのは、GMOインターネットのメールアドレス。これは個人情報を隠すため、GMOインターネットのお名前.comというサービスを利用していた時に表示される。
なのでGMOインターネットに電話し、「著作権を侵害され、利用料の請求書を送りたい」と伝えると、パクリサイトはエックスサーバーというサーバー会社を利用していると教えてくれた。なお、ここでは著作権侵害の具体的内容を説明する必要はなく、パクリサイトにこちらの動きが伝わることもない。
次にエックスサーバーに連絡すると、パクリサイトがエックスサーバーで運用されていることは確認できたのだが、「発信者の情報開示につきましては、プロバイダ責任制限法に基づき、書面にて発信者情報の開示請求をお送りいただいたもののみ対応いたしています」とのこと。まあ当たり前だ。
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名前や住所、メールアドレスなど発信者情報の開示請求に必要なものとして、エックスサーバーから指定されたのは次の3点。
(1)発信者情報開示請求書(http://www.isplaw.jp/d_form.pdf)
(2)印鑑証明書
(3)問題のサイトからの情報流出によって権利を侵害されたとすることが確認できる資料(2部)
(1)発信者情報開示請求書はテンプレートがあるものの、自分用にカスタマイズしないといけないので若干面倒。テンプレートの「貴社・貴殿」「注」などをうっかり修正し忘れてしまい、何度か作り直すことになった。書き方は↓の記事を参考にさせてもらった。なお、「発信者に示したくない私の情報」として私の氏名を指定した。
参考:写真を無断使用された時の発信者情報開示請求の仕方(http://tanaka-desu.com/puroseki-hassinsya-kaiji/)
(2)印鑑証明書は役所で発行してもらえるのだが(350円)、そもそも印鑑登録しておかないといけない。シヤチハタ印は印鑑登録できないので、実印を持っていなければ制作に少なくとも数千円、数日みておく必要がある。
(3)資料はパクリサイトがパクった記事と、自分のブログのパクられた記事をPDFで保存して、セブンイレブンで印刷。写真100枚が含まれる記事で、しかも各々のサイトを2部ずつ印刷したので、コピー代だけで2500円かかった。
(1)~(3)の書類を合わせると数センチにもなったので、郵便局のレターパックプラス(510円)で送付。この書類がサーバー会社に届くとパクリサイト運営者に連絡がいくので、必ずここまでに証拠を固めておくことが大切。Twitterなど表で騒ぐのも厳禁、書類が届いてサーバー会社がログを保存する前に該当記事を削除されてしまうと開示は認められなくなるらしい。
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書類を送った翌日、パクリサイトに変化が生じた。私のブログからパクった記事がすべて削除されたのだ。ただし、サイト自体は通常営業で、ほかの人の記事は全力でパクリ続けている。
権利侵害の根拠となる写真紹介記事が削除されたことで、「もしかすると発信者情報開示請求が通らなくなるかも」と心配したのだが、書類送付から2週間後、エックスサーバーから封書が届く。中を見ると、「発信者氏名」「発信者住所」「登録メールアドレス」が記されていた。
さっそく登録メールアドレス宛に連絡。「発信者氏名」「発信者住所」が正しいか確認するとともに、該当記事を削除しているがウェブ魚拓で証拠を示せること、写真100枚の転載料として10万円×100枚=1000万円を請求すること、そもそもどういう考えで運営しているか聞いてみたい、という内容にした。書き方は↓のサイト、およびネットで写真を盗用された場合の対処法を解説した『アサヒカメラ 2017年2月号』を参考にした。
参考:キュレーションメディアに写真をパクられたので請求書を送って、18万円支払ってもらった(https://www.photo-yatra.tokyo/blog/archives/11079)
すると、4時間後、すぐに相手から返信があった。謝罪の言葉とサイトを閉鎖したとのこと、ただし金額については妥当とは思えないところがあるという内容だった。
この場合、裁判で金額を決めることになるのだが、そこまで進めるかどうかで悩んだ。同様のパクリサイトが生まれないようにするためにも、パクリで高額の賠償金が発生することを判例として残すことは重要。私の主張が全面的に認められるかは分からないが、いろいろ調べた結果、ペナルティ部分は認められないかもしれないが、利用料部分は認められるのではないかと予想していた。
しかし、相手が個人の可能性が高いこと、悪用が禁じられているとはいえ名前や住所といった個人情報が開示される罰則を受けていること、相手のGoogle AdsenseのIDなどで調べた結果たどりついた他のアフィリエイトサイトがあまり儲かっていないようにみえたこと(儲かっていたらこんなリスキーな手は使わない)、ほかにもパクリサイト運営者がいる中、不幸にも私という当たり屋に追突してしまったのがちょっと気の毒に思えたこと、などからサイトを削除したことで良しとして、また何らかの権利が侵害されない限り、請求は保留すると伝えた。ちなみにここまでは私の名前や住所は相手に伝えず進めていたのだが、請求書を送ったり、裁判に訴えたりするとなると、もちろん名前や住所を出す必要がある。
そもそもRSSの情報を自動でサイトに転載する仕組みは、ネットに関する知識や技術をそれなりに持っていないとできないこと。それだけの能力を持った人がパクリサイトに手を出した背景には、発覚した時の罰則が軽そうにみえたことがあっただろうが、この記事によって、その認識を変えられたらと思う。
もし本当に悪い人が目を付けたなら、有料画像を大量に掲載し、パクらせることで、理論上、1億円でも10億円でも無限に、しかも理屈が通った上で請求できるので、一発で破滅してしまう。
今、パクリサイトを運営しているならすぐに閉鎖した方がいいし、パクリサイトの被害を受けている人がいるなら、ぜひこの方法で利用料を請求してほしい。私もまたパクられることがあれば、今度はしっかり利用料をもらうところまで進めるつもりだ。
一応、著作権違反の損害賠償請求は時効3年で、しばらく悪いことはしにくいと思うので、相手の方にはこれを良い機会として、高い能力を社会のために生かしてほしいと心から願っている。