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はてなキーワード: 歌声とは

2024-01-22

他人に心を揺さぶられたくない

友達に連れられて観に行ったライブ村岡由太 という青年の唄を聴いた。

ヒョロヒョロの体から想像できないような、魂の底から絞り出すような歌声だった。

一気に彼の世界観に引き込まれて、心を揺さぶられてしまった。

 

この人すごいな、歌の力ってすごいな、と思った。

それと同時に、強い拒絶反応も感じた。

私の心を揺さぶらないで。今は揺さぶられたくない。

 

私の心は私のもので、誰かの悩みや誰かの怒りや誰かの魂の叫びによって揺さぶられたくない。

それはあなたの悩み、あなたの怒り、あなた魂の叫びであって、私のものではない。

村岡由太クンは悪くない。私が魂の不意打ちに対応できなかっただけ。そんなふうに心を揺さぶってくる人が出演することを知らずに出かけた自分が悪い。

 

だって心が揺さぶられる体験はしたいけれど、自分の心を揺さぶものタイミング自分で選びたい。

それは仔猫たちを守る母猫の愛だったり、美しい夕焼けだったり、絵画だったり、もちろん音楽だったりもするわけだけれど、いつ・どこで・何によって心を揺さぶられるかは自分コントロールしたい。希望制御された揺さぶられであってほしい。

 

人々は「全米が泣いた胸を打つストーリー」に殺到するけれど、なんで泣かされるとわかってて観に行くのか。

泣いてしまうほどの心の動揺は、本来、強いストレスのはずである。わざわざお金を払って心に負荷をかける人の気が知れない。私の心が脆弱なのか。

正直、戦争地震ニュースも見ていられない。苦境にある人々を思うとつらいからだ。子を亡くした親、親を亡くした子、みんな可哀想だ。だめ、むり、ってなってチャンネルを変えてしまう。めげる。

 

母猫が仔猫の頭を舐めてあげてる映像だけ見ていたい。

2024-01-20

コロナ禍と加齢でライブが楽しくなくなった

コロナ禍になる前は、月2~4回くらい大きめのライブに行っていた。

でも、コロナ禍になりライブの生配信が盛んになってきた辺りで、「配信でいいな」と思うようになってしまった。

もちろん生の歌声とか、会場の雰囲気とか、現地にしかないものはあるんだろうけど、

ここ数年はライブに行ってもどこか冷静になってしまって、我を忘れて声を上げたりすることに抵抗が出てきている。

それに、自分はあまり背が高くなく目も悪いため、ちゃん演者が肉眼で見えることなんてほとんどなかったし、同じアーティストが好きな友人もいなかったため、基本は一人参戦だった。

そして配信に慣れてしまった結果、

から出なくてよい、混雑や周りを気にせずリラックスできる、ばっちり顔も見える方が、現地に居ることよりメリットとして上回ることに気が付いた。

今ではもう、なぜあの頃あれほど積極的ライブに参加していたのかわからない。

自分が年を取った(まだギリギリアラサーだが)だけなんだろうか。昔の気持ちが全く思い出せない。

世の人々は、何を求めてライブに行くのだろう。

2024-01-17

anond:20240117223708

私、石作と申します。とある貴族の生まれです。

志を知らないままに結婚するというのは難しい話ではないかと思います

私を選んで下さいましたら毎日フルートを奏で、休日にはカラオケ歌声披露しましょう。

結納の契の際には、何と、かの有名な仏の御石の鉢をプレゼントします。

今なら大サービス、蓬萊の玉の枝もお付け致しましょう。(そこら辺に落ちていました)

さあ、今ならこの美女サービスが付いて何と月々20万円、20万円のところ…大特価税込み18万円で全て提供します!

この放送が終わって30分間はスタッフの数を増やして対応します。

何方様も、早い者勝ちです。お電話はお早めに!

フリーダイヤル 0250-415-415までお掛けください!

2024-01-14

チバユウスケFRAGILE

チバユウスケがこの世から去ったときいて、いまだに信じられない気持ちでいる。

違うかな、信じられないのではなくて、「そんなバカな」という否定なのかな。

チバの歌声や彼が率いるバンドサウンドはいだって、どんなときだってわたしそばにあったから。


ぜーんぜん意味がわからなくて、お知らせがあったあの瞬間からずーっと目の前がぐらぐらしている。

言葉としての情報理解できるんだけど、心はまったくもってついてこない。

空をみても海をみても「チバ、なにしてるかなあ」と、これまでと同じように考えていた。

不思議なことに涙はぜんぜんでなかった。そりゃそうだよね、ぜんぶの感情シャットダウンしてるんだから


年が明けたらいっぺんにいろんなメディアが「追悼」って言いだしたり、ふだんは使われてなかった番組音源露出したりしてた。

(実際、各番組を目の当たりにはしてなくて告知やSNSで見た話だから、違っていたらごめんね)

でも、そんなのもぜんぶどこか空虚な気がしていて、ひとつも目や耳に入れられなかった。

※『音楽と人』だけは紙媒体なのに、あのタイミングであのページ数の特集をつっこんだことに敬意を表して取り置きしてるけど、まだ引き取りにはいけない。


チバがいない(ほんとに?)この世に自分がいるなんてまったく意味がわからなくて、自分気持ちにさえ知らないふりをし続けてきたんだけど、

今日読んだ漫画フラジャイル24巻で急に違う視点を得て、やっと泣いた。

急に漫画とかどうしたよって感じなんだけど、ほんとうなんだよね。

(これから読む人がいるかもしれないのであらすじとかは省くけど癌と治療に関するお話だよ)

この数年間、チバはたぶん身の回りの人々だけじゃなくて、世界中の人たちを心底どうにかしたいっていう思いがあったように感じてて、

わたしは甘んじてありがく受容してきたんだけど。

なんていうか、受け取るだけの自分たちだったと思ってるんだけど。


チバが治療してる間、つらくなかったわけないんだよね。

もっというと、告知そのものもそりゃあしんどかっただろうと思う。

でも、わたしも含めてずーっとチバとチバの音楽を愛したり関わってきた人たちの存在が、治療を受けるチバにとっては

プラス作用してたのかもしれないって思えた。

誰かが「チバさんはお酒たばこもやめて、またみんなに会おうとしていた」って話していたことの意味がやっとわかった。


これから先、チバがこの世にいないってことを実感する日々が待ってるのかもしれないね

でも、チバが生きたいと願った理由ひとつ自分たちの存在があったとしたら、乗り越えるしかないよね。

わたしたちが生きているからこそ、チバは生きたいと思ってくれたのかもしれないのなら、チバのつくった歌とチバの声をたくさん聴いてこの先も生きるよ。

いつか自分の命が尽きるその日までに、心の底からThanks!」って言いたいから。



2024-01-13

藤井風」と「かてぃん(角野隼斗)」の着地点

私がはじめて「藤井風」を知ったのは

離婚後にアプリ出会った15歳年下男性とのピロートークだった

「このYoutuberヤバいんだよね」

クリエイティブ系を目指す九州出身の彼は

まだ無名だった「藤井風」の動画を見せてくれた。

録音技術がひどて音は割れまくっているが

とんでもない才能と熱量を含んだ歌声ピアノの音に圧倒された。

同じ頃、私は「かてぃん」という名のYoutuberピアニストを聴きまくっていた。

とにかくピアノテクニックが素晴らしい。

最初は、J-popカバーがメインだった。

彼らが奏でる「丸の内サディスティック」が大好きだった。

数年後。「藤井風」と「かてぃん(角野隼斗)」はプロとしてメディアに登場するようになった。

ただ、私は同時期に2人のコンテンツから距離を取った。

コンサート条件反射スタンディングオベーションするファンが増えるのを見て「かてぃん」から距離をとり

デビュー直後、いきなり「日産スタジアム」での無観客コンサート

高い神輿に乗せられた「藤井風」に空虚さを感じて距離を取った。

わたしから見る「藤井風」という人は、まさに「才能が服着て歩いている」無双の人で

「かてぃん(角野隼斗)」は温室で大切に育てられた「高級フルーツ」という印象だった。

なので「藤井風」は放っておいても「我が道」と突き進み

「かてぃん(角野隼斗)」はクラシック東大いう非常に閉鎖的な空間に閉じ込められてしまうのでは?と

危惧していた。

しかし、私の予想は覆された。

「かてぃん(角野隼斗)」は自らコンフォートゾーンを飛び出してNY活動

文字通り世界中リサイタルを行っている。

一方、「藤井風」は(私から見て)コンフォートゾーンで飼い殺される寸前に見える。

なぜ、この差が生じてしまったのか?

それは、「かてぃん(角野隼斗)」は都会(千葉出身

藤井風」は地方岡山出身であることによる

一人称の違いではないかと感じるのだ。

地方出身自分がはじめて新宿駅前で感じたのは

「誰も自分も見ていない!自分より目立つ人がたくさんいる!」

という謎の安心感だった。

地方は、とにかく横のつながり強い。

その「仲間文化」に馴染めない人間

徹底的に阻害され監視される。

藤井風」は、彼を売るためのチームで包囲されている。

それは、私から見ると典型的な「地方ヤンキー」のノリなのだ

きっと、それは地方出身の「藤井風」には心地よいのであろう。

逆に「かてぃん」は自分コンフォートゾーンを飛び出した。

彼には、しっかりとした「一人称」が存在する。

それは地方出身の私から見ると、とても「都会的」に感じる。

しかし、「藤井風」は「かてぃん」のような生活はできないだろう。

「才能」に全振りした人間の悲しい弱点だから仕方ない。

ただ、久しぶりに「藤井風」のYoutuber時代動画を観て感じるのは

凡人が努力しても手に入れられない「ピアノ」と「歌唱力」を駆使して

名曲を全力で楽しそう唄う彼は

間違いなく今より幸せそうだということ。

藤井風」と「かてぃん(角野隼斗)」

つの美しい才能に幸多きことを祈って

2024-01-02

anond:20240102161157

adoが苦手な理由

共感性羞恥

・他の歌い手アンチ工作自殺未遂にまで追い込んだくせにのうのうと活動を続けているか

ツイッターでのイキり、ファンネル飛ばし

歌声が苦手

リスペクトがなさすぎ

・痛いか

自分ライブ見返す動画で苦手になった

生理的に受け付けない。興味がない

https://coromoo.com/question/235751

anond:20240101105256

紅白って昔は口パク禁止アイドル放送禁止レベル(この前話題になった人たちレベルではない音痴も多かった)の歌声披露してたもんだけど

つのから口パクOKになってるのにそういう人たちが口パクにしないのは何でなんだろう

2023-12-30

もう最近はハリのある歌声とか、気合が入ったドラムの響きとか、威勢の良いギターリフとか聴こえると嫌になっちゃうのよな。

老いだね、完全に。

でも日本なら羊文学は良かった、半分は洋楽オルタナティブロック聴く感覚だけど。

後はもうアンビエントエレクトロニック、ジャズあたりの音を聴いている。

旅行行く時の移動中はハウステクノアンビエントが混合したような曲を集めたプレイリストをひたすら聴く

2023-12-26

氷のBEAT AX DAY1昼〜石像になったオタクたちとゆるアチの公開収録を添えて

タイトルからコイツ変なこと書くんだろと察されている方もいるかと存じますが、BEAT AX DAY1昼公演に行ってきたのですが、めちゃくちゃ良かったです!!!どのグループも素晴らしく、各々がNo.1であったことは紛れもない事実であることを強く強調させてください!(頭痛が痛いみたいだね)本当に良かった、その上で二つどうしても言わずはいられず、ネットの波に流させて頂ければと思います

改めて、アーティストの皆さん素晴らしいパフォーマンスありがとうございました。

では、参ります

一つ目、オタクの皆さん、自分推し以外にあまりにも冷たくねえ〜〜〜?!

エルサもびっくりするよ?!オラフにとって全く危険もなく安心暮らせる環境出来上がってたよ?!

今回、自分の好きなグループと姉の好きなグループジャンル違い)が同じイベントに出演するというめちゃくちゃ稀有状態が生まれ、合同コンサートに行くのが初めて参戦したゆえ歴戦の皆さんからはこんなものだよ〜!とおっしゃられるのかもしれませんが、皆自軍の時とそうじゃない時の高低差激しすぎない?!?!怖くない?!もう怖くて合コン行けないが?!

これは流石にフットボールアワー後藤もびっくりするのでは?!

チケット販売状況を鑑みるにこのグループオタクが多いんだろうな〜〜とは察している+あまり名指しをするのは良くないことは分かっているのでやんわり伏せますが、目の前のベステェおばさんたち!!!後方座席だった私は全部見えてたぞ〜〜〜!!!(ギリ伏せられてなくてすみません自軍以外のグループの時、微動だにしてねえの見えてたぞ〜〜〜!!!

※今回は運良くアリーナの席をご用意いただくことができたので上の方の皆さまは声をあげたりを振られているかもしれません、ライブ中の私はどうしても視野が狭いがちなのでご了承ください。

トップバッターの今年デビューしたばかりのボーイズグループバンドダンスもできるすごい)、会場があったまりきってない+私も含め初見の方が多かったということはあるかもしれないが、百億万歩譲ってせめてペンラは振ろうよ、、、?

(前に共演して交流のあるエンテェームの時はまだギリ乗ってたっぽい?が)

あんな最高パフォしてんのにおい、、まさか、、女だから興味ねえのか?!?!あのダンス歌声を聞いて声すら出ないのはエッ?メデューサにやられた?としか思えずマジで?と普通に引いてしまいました、

思い出せ?君たちの推しだってデビューして1年目は沢山のフェスに出まくって顔を広めていたじゃあないか、(彼らのパフォーマンスが素晴らしいということは大大大前提として)その時暖かく迎えてもらったじゃろ?(「フェスに参加された方、自担を暖かく迎え入れてくれありがとう♡」とか投稿しただろ?投稿しなくてもせめて思いはしただろ?)だから!!!!!それを返すんだよ!!!!!!

まじでちゃんちゃら、、、ハッ!チンチャおかしいぜ!!(使い方が合っているかは知らん、でもエンテェームの人たち最高だった)

MCで「人生色々あるけど、あなたの好きなアーティストあなたいるからこんな素敵な舞台に立ててます、だからずっと愛し続けてください、そしてもしま別に機会で僕たちと巡り会える時が来たらあなたのために歌います記憶力なくてニュアンス)」ってあなた推しがいうてましたが!?!?聞いてる?!?

ファンアーティストの鏡という言葉がありまりますが、皆さん見られてますよ〜〜〜自分推しに恥じないように行動しましょうね☆




乗れねえならマジで合コン来るな!!!

そして二つ目、公開収録するならもっとちゃん企画練ってこいよ!!!

今回出演されていた1グループ冠番組シーズン2に入るかつ、このBEAT AXで公開収録というめちゃクソ楽しい空間のはずなのに、なんだ?!大丈夫か?!傍目で、オ・オ・ヤ・ケ・ド、よろしく状態でしたけども?!

※ここから先は来年1月より公開の番組の内容にも関わるため、読まれる方は自衛をお願いいたします※


企画内容としては

・出演されていたアーティストの方が曲中で言ってバズっていた言葉を他のグループメンバーにもやってもらう

椅子取りゲーム

の2つだったのですが、どちらも、、、

ゆるい!ゆるすぎる!本当に大きなお世話だけど撮れ高心配すぎ!!!!本当にテレビか?!

アーティスト軌道修正と笑いポイント作らさすな?(お姉さんと赤ちゃんありがとう

椅子取りゲームなのになぜ背もたれ付きの椅子が準備した?

ねえ〜〜〜ちゃんと準備した?いつこの企画考えた?マズイ、このままだと理詰め外資系コンサル上司になってしまう、、、それくらいの危機感を覚えた、推しバッチバッチにヤケドしてるところなんて誰も見たかないぞ???

そして、これは本が悪いのかもしれない、、、でもMCさんのアーティストたちに投げかける質問が下手すぎるだろ!!!!(そりゃ呼び捨てにされるわ!!!!

明らかに共演が少ないだろうに「お互いの印象は?」の質問はむずすぎるて!!!もっと考えて???クローズドクエスチョンしろ???

めちゃくちゃ困ってたやないか!!!最初はいいけど察して途中から答えやす質問しろ!!!

(皆「音楽番組で共演して挨拶程度」が枕詞に使ってて勝手に気まずくなったよ、)

はい!ババっと書きましたが、やっぱり出演されたアーティストパフォーマンスは素晴らしかった〜〜〜!(これは本当に)どちらかというと普段アイドルのうりゃほい系オタクなので、いざ会場に着いたら浮くかもしれん、、、と思っていたけどバッチバチに楽しめました!(このうりゃほいの血潮のおかげでどのグループのコーレスや振りをその場で覚えて出来た、、、我ながら誇り)

まあ合コンは、また気が向いたら行きます、、ということで、、、

2023-12-21

別にここまで書くつもりなかったのに何でここまで書いちまってるんだ日プ女子

姉が日プ女子にめちゃくちゃハマっていたため、途中から横目で追っていたのですが、最終デビューメンの結果だったりを諸々踏まえて思うところがあり、姉にズラズラ見解を話したところ「もうアンタ、LAPONE入りな?」案件になった(?)ので、せっかくここまで言ってくれたしどこかに書き起こしておこうか〜あといずれ絶対忘れるのでネットの海に流しておこうというものです!

(ちなみに1pickはすずちゃんでした、よかったね!おめでとう!)

(これから先は興味がある人だけ見てください!日プ女子最高!ミーアイ最高!の人は見ないほうがいいです自衛をお願いします!)









デビューメンバー

投票した人の総意がそのまま現れててこれが国民投票わ!と思いました!(当たり前)

なんやかんや皆さん笑顔なのではないでしょうか?

しかーし!良い意味でも悪い意味でも人々の欲(=自分の1pickがデビューすればいい)が現れすぎてしまってて、個人的に全体のバランスとしては謎、ただ確かな不安を感じています

結局個の戦いではなくグループ全体での戦いにはなるのでその観点からすると、それなりに熱狂してたのにファンクラブ入るのたじろぐのなぜだ?となってしま不思議が起きるほど、あの子やこの子は好きだけど、グループで好きか?と言われたらムム、、となってしまう、何とも上手く表現できなすぎる感情(LAPONEの人たちは演技とかにはいかないのでおそらくもう音楽で戦っていくのならなおさらチームで戦う必要があるという認識のもと)

この結果を受けて私たち国民プロデューサーはまじでその辺りの1人(一般ピープルしかなくて、JYPやSKY-HIみたいなプロの目の必要性を感じもした

前にSKY-HIさんが言っていたことでめちゃくちゃ記憶にある言葉が「オーディションあくまで目指しているものフィットしているかどうかで判断するので、選ばれなかったからといってその人自身が素晴らしさが否定されたということではない」(あくま記憶のものなので必ずしも正確なものではありません悪しからず)なんだけど、つまりいくらボーカルラップダンス、立ち振る舞い諸々が素晴らしくても入れない方はいて、その人がそこで作られるグループに入ることがベストではないと判断される場合があるということで、日プと他のサバ番の違いはメンバーが決まった!さて、このグループのコンセプトどうする?が後から決まることだから(まあ全体のバランスを見て決めなくてはいけないことではあるが)、あんなに一生懸命投票した国民プロデューサーデビューメンバー決まった瞬間「あ〜良かった!」って離れちゃったり(これは某事務所Jr.推してたオタクデビューした瞬間担降りするやつに近いもの認識している)、「あれ?なんか思った感じと違う雰囲気や曲出してきたな?」みたいなことが起きがちなんですよね(ついでにいうと、個人的サバ番はデビューメンバー決まったらなるべく早くすぐに1曲プレデビュー曲出した方がいいと思う、このデビューまでの準備期間で人は忘れる、全てを、それくらい人の興味や関心は脆弱です、人を信じすぎるな運営

といいつつ、プロとは言え独断性はグループ成功を必ずしも保証するものではないし、そこに頼った時点で終わる可能性もあるのでまじで難しいところです

はい、ここで自分が思ったメンバーにならなかったからこんなこと言うてんのやろ!と思った方!1分合ってて9割9分は間違ってます

(私の感情こちらです、どうぞ〜〜〜)

デビューに至らなかった方でこの方がいないことでシンプル損失だと思わせてくれた方がいるのは間違いないので本当に残念だ〜〜〜なぜだ〜〜〜(こちらが1分)でも、これが私たち投票した結果なのでこれ以上も以下も何もないのだ〜〜〜!(こっちが9割9分)

前世がある人たち▼

前世定義=一度デビューしたことがある人のことを指します。事務所練習生や他のサバ経験者は含みません。

私が見てきた今までのサバ番で見たことないくらい、前世を持っている人が多いのが今回の日プ女子の特徴かなと思っているのですが、あのね、やっぱり、一般の人は勝てません!

うまくオブラートに包めない+絶対にいい言葉あると思いつつ面倒なのでズバッというと、これはどうしても、ずるい(いや、ずるくない)になってしまうのですよ、

前世で培った諸々の能力や得たファンの人たちの力は本当にアドバンテージしかないし、それらを獲得するに当たって色んなものを乗り越えてきたはずなのでいかんなく発揮してもらうでしかないのですが、いざ蓋を開けたら思っていたよりもそりゃあ無理だわよ!となってしまった状態になってたのが、うあ〜〜〜そうか〜〜〜って感じですね

今回デビューに入れなかった方で何の後ろ盾(この言葉もあまりよろしくはないことは自覚あるので刺さないで頂けると)も無かった中、最後まで戦い抜いてくれたことには、本当によく頑張ったね!ありがとうね!美味しいもの食べてあったかくして寝てね!としか言いようしかなく、その方達がなんだか違うところで入れなかったのかもしれないと思うと、脳がフリーズしてしまう、(自分に言い聞かせるためにも書いておきますが、それでもこれが私たちが選んだ結果でありそれ以上もそれ以下でもないのですよ)

私が前回の日プS2で最終藤牧を好きになったのは歌声が大きな理由ではありつつ、彼が何でもないただの歌が人より上手い長野県営業マンからプデュに応募する→アピールする→順位が上がっていく→デビューする!みたいに、どんどん自分の手で掴み取っていく姿を好きになった節は間違いなくあるしそれこそがサバ番の面白さなのでは?

⇔でも前世ある人は既に上手いから成長の振り幅が無くて面白み的なものがあまりないし、話題として触れられにくいハンデがあるにはあるやろ!という反証が来そう(私が思いついたということはきっと誰かが思いついているはず)

では、既デビュー組はサバから排除しろ!ということなのか?と聞かれるとそれはかなり難しく、分かりません!

というのも、デビューに際して、大人やゴニョゴニョの意向自分意思とは反する形でデビューしたり途中で目指すものが変わってしまうのは芸能界に関わらずあることなので、そうした人たちへの救いやチャンスを奪ってしまう形にはなってしまうのはあまりにも酷なのでそれは違うと思います、誰も誰かのチャンスを奪う権利はないので!

あと、横目だったゆえ全てを事細かく見ていないのですが、この前世のある人たちが経験が浅い人たちに教えてあげることで全体のパフォーマンスの質が上がり、コンセプトバトルの段階で前回のS2より格段にレベルが高い状態に持って行けていた部分も必ずあるのでこの点においても彼女たちを外すことはショーの質の担保としても出来ないのはもし私が運営立場だったらそう思うと思う、しか前世分の貯金恩恵番組に興味がある人の(ある程度の)担保なので、上にこの人たちが参加者です!と稟議(LAPONEにそんなものがあるのかは知らん)の通しやすさ格段に違うだろうなあと、だって「元大手事務所グループ〇〇の△△さんがいます!」って言えるもんな〜〜〜「じゃあ話題になりそうだね」ってNewJeans聴いてK-POPわかった気になってそうなテレビ局のおじさんたちがうなづきそう〜〜〜!(笑)

ただこれだけはハッキリ言わせて頂きますが、「一回デビューさせたなら!最後まで責任持ってちゃんと面倒見ろし!」と思いますね(彼女たちの前世を生み出した人たちに対してです、これは)

人やその取り巻く環境は時の流れと共に変わるものであることはそれなりにまっとうに生きているみなさんご存知の普遍の真理なので、アイドル(というか芸能界で生きる人々すべて)はその人自身商売道具として差し出しているので、デビューさせる=その人の人生をもらってる、ということをきちんとわかってますか?その変化に合わせてその人を輝かせられることが出来ないですさよなら、なんて、おいおい環境を整えられないのに引き受けるな?お前たちのせいでしかねえ!何がタレントマネジメントだ!やめちまえ!クソが!とすら思ってしまますね(過激派自覚あり)

まあ、そもそも前世が生まれないようにしろよ!ってことなんですよね、そんなこと難しいことは分かってるんですけど、、、

※私個人仕事においてあまりにも無責任な人たちを直近で見すぎていることもあり、ついでに出てしまいました、は〜〜〜い(ぼる塾田辺さん召喚

とはいえ、今回の日プ女子たまたま顕著に見えただっただけとも言えるのでこれに限ったことではないのかもしれないのですが、(サバマスターではないのでここまでにしておきます)まあなんと非常にとても思うところがございましたということです!

色々書きましたが、サバ番という色んな目に晒される中に飛び込んだ参加者全員はとにかく美味しいものを食べて好きな人たちに囲まれてあったかい布団で眠ってほしいです!

そして、こういう風に色々考えさせてもらえるのはまだ諸々の余地があるということなので、私はこれからもその余地を考え続けたいし勝手に考え続けますね〜と思いました!

まあ個人的メンタル的にちょっとサバ番はしばらく期間空けたいのと、そんなにぽんぽんやるもんじゃないので上の決定権のあるおじさんたち簡単に飛びつかないでね!と思いました!

さて、ではやろうやろうと思っていた下克上球児夢小説書きますか!根室くん本命ルートで行きます!翔、おまえは当て馬にさせてもらうぜ!あと椿屋くんを陰で支え続けたのは私なの皆さん知ってましたか?!下剋上球児のみんなのキャラソンは全て私が作詞します!

明日へ、めいっばい!

2023-12-16

ジャイアンを見習え

歌手が歌ってるのを見て聴いて、こんなふうに歌えたらなっていってるやつ。

ちゃごちゃ言ってないで、今すぐ歌えよ。

お前の歌声は素敵だ。

ジャイアンを見習え。

2023-12-13

でも結局Adoに求めてるのは技巧性なんだよな、と思った話

https://nikkan-spa.jp/1963162

この記事で言うところの「めちゃくちゃ上手くて心に響く歌手」って既にいくらでもいるんだよね(本来は超難しいことなんだけど だからその「いくらでもいる状況」がおかしいっちゃおかしいんだけど)

本文で例示されてる欧米スターは勿論そうだし、日本国内でも、なんなら今年の紅白歌手に絞っても、まずMISIAがいて、Superflyがいて、JUJUがいて、miletもいるし長屋晴子もいる、ベテラン演歌勢は言わずもがな、挙げてくとキリがない

この飽和状態で今さら別にAdoにそういうポジションを求めてない、というか、まぁそれはそれで「いい歌だね」ってなるんだけど、新規性がないから「別にMISIAでもいいじゃん」ってなっちゃう 自分はね

>> だから、歌や演奏が、難しいゲーム攻略しているように聞こえてしまう。自らの腕を証明するために、曲中にわざと難所を仕掛けているといったら意地悪でしょうか。 <<

これさ〜クラシックでいうところのパガニーニリストみたいな「自分演奏スキルが高すぎるから自分が上手く弾ける範囲内で曲を作ったら超絶技巧曲ばっかりになっちゃった」に似てるんじゃないか

Adoの「踊」も「唱」も、King Gnuの曲も、確かに技巧的ではあるけど技巧一辺倒ではなくて、サビは難易度を落としてキャッチーさを優先させてて、曲全体としてはちゃんポップスとして成立してるから聴きやすくて自分は好きだよ

というか聴きやすいから実際売れてんだと思う

おそらく作り手もそのバランス意識してやってる そんな馬鹿じゃない

「はたしてAdoKing Gnuの曲パガニーニリストに並ぶほどの歴史的名曲か?」まで問うと、それはこれから時代に長く揉まれても淘汰されないか検証必要から今はわかんないけど

少なくとも記事批判されてるほどの欠陥が楽曲にあるとは思えないし、そもそも技巧曲はやる人が少ない(できる人が少ない)から数としてはあんまり出てこない、そして極端に技巧に走りすぎると流行らず廃れる

からAdoKing Gnu基準点として日本の今後のトレンドまで危惧するのは杞憂だと思うし

パガニーニリストは人気だけどベートーベンバッハも人気だから大丈夫だと思う

名曲のかたちはいろいろ、だから音楽楽しい

それと「『超絶技巧曲を歌いこなせる』ということがAdoの唯一無二の個性なんじゃないか?」って最近思ってて

Adoカバー曲とか、大物アーティストから楽曲提供されたオリジナル曲とか、いろいろ聴いて「やっぱ歌うめーなー」って思うんだけど、失礼ながらそれ止まりで、「踊」や「唱」を聴いたときのような「これはどう考えてもAdoしか歌えない」という畏怖や屈服まではいかなくて、ちょっとだけ物足りなさを感じてしま

いや歌の感想で畏怖や屈服って何?って感じだけど、聴き手にそこまで感じさせるのがAdo絶対的個性であり武器だと思う

あとほんとに失礼な話だけど、B’zしか椎名林檎しかりミセスしかり、「普段特定のメインボーカルを想定して書いている作曲家」がAdo楽曲提供したとき、おそらくその曲へのAdo個人なりの楽曲解釈を経て、最終的にAdo歌声で出力されるわけだけど、ひとえにAdo理解力表現力が高すぎる故に「別に本家に寄せにいったわけではないけど、この曲における100点満点の表現を追求したら結果的本家と似てしまった」ケースが割と多いような…?そう感じるのは自分だけ…?ってずっとモヤモヤしてた

B’z曲のB’z節が濃すぎて(あとAdoが歌うますぎて)結果Adoの背後に稲葉がチラついて見える…誰も悪くないんだけど…というか全員が全力で最高の仕事をした結果こうなってしまった感がある

あと自分椎名林檎古参ファンなので、Adoへの提供曲は「新宿系を標榜していた頃の椎名林檎が令和に戻ってきた」感じで懐かしくて嬉しかったけど、あまりにも再現率が高すぎて新規性は無かったし(あれを再現できるのは凄いことなんだけどね)、正直もっと予想を上回る凄いことをやってくれると思ってた…この2人が組むならと期待値が高すぎた感がある

あとヤスタカの「新時代」は、本家?にあたるPerfumeきゃりぱみゅAdoとは対極的な歌い方だから新規性がウケて売れた面もあるのかな?と個人的には思ったりする 知らんけど

聴き手それぞれの「Adoにこんな曲を歌ってもらいたい」と思うものがみんなちがってみんないいけど自分は「踊」や「唱」みたいなやついっぱい聴きたいです

2023-12-09

きおくのかけらは、いのちのかけら

その村は、実に奇妙な村だった。

おおよそ布と呼べぬようなボロきれを最低限、身にまとう格好で生活し、浅黒な肌は古来の原住民を思わせ、ぱちりとした大きな目と背の高い鼻は相手を威嚇するようであった。

こうした彼らアングロサクソン系に属さぬ種族の暮らす集落は、全体の人数はおおよそで百人前後

森林に囲まれ場所集落を築き、たいして大きな村とも言えず、互いの顔を知り合い、共存して暮らしている。

まさに一個の家族、巨大な集合体のようなもので、かれらは時計時間に暮らさず、出来事時間によって生活をする。

まり村のF氏と午前11時に会う約束をするならば、「11時に会おう」と言うのではなく「子牛を散歩に連れ出す時間に会おう」という必要があった。

尤も、11時ならば彼は散歩に行くので会えないことにはなるだろう。

然しこうした出来事時間を持つ社会的集団は少なくなく、それはむしろ、急激に進歩を遂げた我々とて同じ。

以前、といっても数百年ほども前だが、とにかくそのころは我々先進国であろうと正確な時計は持たず、正確な時刻を知らずに暮らしていた。

故に、時間、というもの絶対的ものに成り得ず相対的であり、さらには個人的

各町、各村によって時間は異なり、時計がずれている事さえも常識であった。

からこの町が奇妙だと、

そう評するのは何も、こうした出来事時間に添って暮らすためではない。

彼らは我々との認識が、著しく異なっていたのだ。

そう、”死”に対する認識が。

彼らは”死”を恐れない。

いいや、そうではなく、むしろ彼らは”死”を喜んで受け入れるのだ。

まるでそれが大層めでたい事のように。

その事に気付いたのは、滞在三日目の朝だった。

日の高さが頂点付近にまで登り詰めた頃に起床すると、いつもと違う雰囲気に戸惑い、太鼓の音などが聞こえ、辺りには明るい民謡のような、陽気な歌声が響いて回った。

それからテントのような簡易的な宿を出ると、村の人々はみな笑顔で、子供などは小躍りしている。

「なにごとかね?」

私は腹に贅肉を垂れ下げる彫り深い顔の中年男性に訊ねた。

するとその男は「ああ、あの家あるだろ」といって軒先の一軒を指差し、あそこの爺さんが、雄鶏の鳴く頃に死んだんだ、と私に言った。

満面の笑みでだ!

私は奇妙に思い、「どうしてみな笑い、騒いでいるのだ?」と訊ねた。

すると男は不審者を見るような視線を私に向け、「めでたいからに決まってるだろう!」と言った。

私はますますからなくなって困惑したが、同時に彼らの習慣にえらく興味が沸いては、滞在予定の一週間を変更し、長期に渡って居続けよう、という気になった。

私は此処で一年を過ごし、教えられ、そして理解した。

彼らが何故 ”死” を祝福し、そして恐れないのか。

そもそも、私が間違っていたのだ。

”死”は恐れるものではなかった。


私は彼らに訊いた。

「どうして”死”がめでたいのか?」と。

すると彼らの一人は笑顔でこう言った。

「ようやく、完全な一人の人間になるからさ!」

私は人間だ。

そして、私は既に死んでいたのだ。

それだけに過ぎない。

割れの私は既に死んでいて。その死んだ片割れこそが ”死” だったのだ。

もしこれまでの私と今の私とに違いがあるのだとすれば、それはその事に気付いているかどうかの違いに過ぎない。

私は教わった。

誰もが、いや、どの生物も、不完全で生きてるのだということを。

それは半身が欠けているからであり、人間なる生き物は、そうしてかけた半身に

”死”

という名前をつけたのだ。

誰もが死を恐れながら、死に惹かれ、死に関して興味を示すのは無理もないこと。

理由が分ければ明白で、それは自分を求めていての行動だったのだ。

誰もが自分のかけらを求める。

しかし同時に、自分を知ることを恐れる。

それはそうだ。

キミは死ぬ、いや、キミがキミの半身を得たとき

キミは知ってしまうのだから

すべてのことを。

私の半身、それが持つ、きおくのかけらは、いのちのかけらなのだ


今の私は好意的に ”死” を向い入れよう。

いいや、これでは言い方が適切でない。

自分

を受け入れる。

ただそれだけのことだ。


私は枝木のように細まった腕を床で十分に見つめた後、ゆっくり目を閉じる。

すると彷徨い続けていたであろう、”自分”を見つけては。

やあ、こんにちわ

そんなふうに声をかけて、

そんなふうに思いながら、

私は安らかな表情をして、意識を失った。

2023-12-08

こんなに山下達郎竹内まりあ歌声を聴きたくない12月は初めてだな

2023-12-07

アニメ映画の隠れた名作ベスト3といえば

アイの歌声を聴かせて

映画大好きポンポさん

HELLO WORLD

あとひとつは?

平原綾香よりMISIAの方が歌唱力が上なら、大神信長の野望挿入歌には平原綾香の方が起用されたのはどうしてなんでしょうか?

予算関係で、MISIAは(実力がより上な以上)高すぎるからみたいな理由ですかね?そういうメタ的な理由じゃなくて歌声のものに関する理由はないんでしょうか?

2023-12-04

FlowBackライブに初めて行った話

※この記事は、2023年12月3日に行われたFlowBack 10th Anniversary LiveFlowBack」の感想であり、ネタバレを含みます

また、MC等の彼らの言葉うろ覚えのため、細部は異なることをご了承ください。

正しく記憶してる方がいらっしゃいましたら、訂正しますので、コメント等で教えていただけると嬉しいです。

--------------


ひょんなきっかけでFlowBack というアーティスト10周年ライブに行ってきた。

このアーティスト10周年にして、このライブにて活動を休止するという。

そもそもなぜこのライブに行くことになったかというと、友達に誘われたかである

私は若い三次元男性(特にイケメン)がやや苦手なので、こういう類のアーティストに興味をもつことはなかった。

友達からメンバー写真を見せてもらった初見感想は「左から2番目の人、NANAの蓮みたい」だった。

信頼する友達が良いと言っているし誘ってくれたからまあ行ってみるか、そんな軽い気持ちで参加した。

せっかくなのでライブ前にベストアルバム「Y」をiTunesで聞く。

ただ、作業中に聞いたので、しっかり聞き込むような予習はしていない。

そんな生半可な気持ちライブ会場へと向かった。

17時。ライブが始まる。

洗練された乗りやすい曲が続く。最初はどう乗ったらいいのか分からないのもあり、その世界観を全身で堪能することに集中した。

それぞれの曲に合うように作られた照明も相まってそのパフォーマンスに引き込まれていく。

ふと隣を見ると、グスグスと泣いているファン

きっと長年彼らを応援してきたのだろう。

その姿もグッときた。

席は上手の後方。

このくらいの距離なら、若くて今どきの男性であっても、苦手意識を持たず見ることができる。

あくま演者と客という距離感を保てるからである

もっと前の方の席なら直視できなかったかもしれない。

曲やMCを経る毎にFlowBackというグループ、そしてメンバー解像度がぐんぐんと上がっていく。

あ、あのメンバーはお調子キャラなんだ。トーク回すの上手だな。歌声が力強い。

金髪の人声がすごく伸びやか。綺麗なパフォーマンスだな。

あのメンバーダンス、手先まで綺麗。

あのメンバーは身振り手振りが大きくてお客さんを煽るのも上手。圧巻のパフォーマンスだ!等々…。

初めは名前うろ覚えだったが、メンバー同士がよく名前を呼び合うので、次第に覚える。

それに、MARKというメンバーいたことや、2年前に独立したことMCで知ることができた。

こんな風に、初めてライブに来る人にもさりげない配慮が散りばめられているように感じた。

二人ずつのMCはそれぞれのペア全然違うトークを繰り広げており、とてもおもしろかった。

衣装替えも交代にすることでお客さんを退屈させない工夫がされているのだ。

そう、このライブは細部に至るまでこのような配慮が行き届いていた。

メンバーと裏方の方々が、丁寧に、大切に、このライブを創り上げていったのが伝わってきた。

ライブ中、二度メンバーが客席に降りてパフォーマンスをした。

メンバーが私のすぐ近くにくる。

かに彼らは私の苦手な「若くて格好いい男性であるが、あくまアーティストであり、私と同じ土俵はいない。

そう考えたら、ライブ前までの苦手意識はやや薄まった。

最後MCでは、メンバー一人一人が思いを語る。

その言葉は上辺だけの薄っぺらのものではなく、心からのものであることが理解できた。

きっと辛いことも辞めたいと思ったことも何度もあったことだろう。

それでも彼らがここまできたのは、彼らの思いと覚悟、そしてFBF(ファン)の存在だろう。

中でもSwan.Jの言葉が強く響いた。

彼は、FlowBack活動が正解だったのかまだわからないという。グループを始めたときに夢見た大きな会場でライブができたわけでもないし、何を残したかと言われたらわからない、でも、今日ライブでFBFのキラキラした笑顔を間近で見て、こんな素敵な人たちに応援してもらえていたんだと思ったら、ここまでの道のりは間違っていなかったんだと思ったと。

Swan.Jは続ける。

「もしも夢を持っている人がいたら諦めないでほしい。辛い道であるけれど、その姿を見てくれている人がちゃんいるから。その証がここにあります。」

私もまた夢を持つ者であり、その途上にいる。

その道が険しいことは明らかだけれども、自分の好きなことを仕事にすると覚悟を決めたのだ。

同じく夢追う者の言葉にとても勇気づけられた。

ライブ中にSwan.Jは言う。

「俺たちはここに思い出を作りに来てるんじゃない、お前たち一人一人のの記憶に残りたいんだ」

彼らの思いと音楽はあの会場にいた全員、そして会場に来れなかったFBFに届いている。

そうして心に残り続ける。

否、正確には私はそう願っている。

皆それぞれ日常生活がある。別の推しいるかもしれない。

それでも大丈夫だ。ちゃんとそれぞれの心に残り続ける。

だって、初めてライブに来る私にまでこんなに強く強く届いているんだから

約3時間半、あっという間だった。

はじめは不動だった私も、最後には一緒にフリをして、隣の人と肩を組んでいた。

ライブ後はMC沖縄料理についてのトークがあったので、友達と近くの沖縄料理屋に入った。

ゴーヤチャンプルーを頬張りながらライブ感想を語り合った。

FlowBackありがとう

こんなアーティスト出会たこと、そして、こんな素晴らしいライブに参加できたこと、とても嬉しく思います

ライブに参加した皆様、お疲れ様でした。

FlowBackという船に乗る船団全員に幸あれ、そう強く思う。

--------------

(余談。このテキストでは、Swan.Jの言葉をよく書きましたが、私が最も惹かれたのはREIJIです。あのパフォーマンス笑顔キャラクター、最後最後言葉「それも僕らしいかもね」、すべてが素敵でした。輝いていました。)

2023-12-02

歌い手として好きではないが曲を聴きたいアーティスト

個人的好みによる選定です。

異論は大いに受け付ける。


松任谷由実

荒井由実時代の録音は好き。初期作品は素直な歌声ハイトーンも美しかった。

ヒット曲を連発した90年代になると喉に引っ掛けてピッチがグニャグニャ揺れる歌声に変化していった。

「春よ来い」なんかは独特の味として聴けるが、ベースリズムにノリのあるタイプ楽曲はまるで苦手。グルーヴ松任谷由実のグニャグニャピッチが腰砕けにしてしまう。

ただどの時代作詞作曲共に非凡さを発揮。難しいメロディテクニカルコード上で成立させる職人っぷりは健在。


小沢健二

90年代は自らが王子キャラに甘んじた部分がありベタっとしたぶりっ子お兄さんボイスが本当に苦手。

ただこの人の書く詞は若さ・未熟さ・美しさといったものを時が流れるがままに過ぎ去るものとして傍観するような部分がありとても味わい深い。

フィリーソウルブラックミュージックの美味しいところをうまくjpopに組み込んだセンス評価したい。

復帰後も良い曲を書いているが歌唱はやはりベタっと甘ったるく歌う癖が抜けておらず苦手。


大塚愛

aikoという先行者がいる中でどうオリジナリティを獲得するかという厳しい時代だったことを加味しても、

あの大衆に媚びたような振る舞いやあえてそうしているであろう鼻声が本当に苦手。曲名は忘れたが性的な部分をちら見せするような態度も。

ただ楽曲単位で考えると引き出しが多くコマーシャルベース楽曲を作らせると一定の結果を出せる作家と言える。

先日ラジオプラネタリウムが流れたがしみじみいい歌だなあと思った。

2023-11-29

2023年11月28日 Kode Talkers JAPAN TOUR 2023@味園ユニバース

2023年11月28日 Kode Talkers JAPAN TOUR 2023@味園ユニバース

流石長瀬智也バンド、事前に本人確認必要との事だったので並ぶのめちゃくちゃ嫌だったけど、14時ちょっと過ぎに会場到着したら想像してた通りの長蛇の列…。しか本人確認しない事にはライブ自体入れないので並ぶ事にしたは良いが本人確認グッツ先行もくっついてるせいなのかめちゃくちゃ待つ(後々理由がそれじゃなかったと知る)京極夏彦新刊を読んでひたすらに待ってようやく入口まで辿り着いたと思ったが本人確認がめちゃくちゃ厳しくて一人一人来場者が印刷された紙で名前をチェックしてる模様(個人情報から隠してたけどめちゃくちゃ紙見て名前探してる空気が伝わってきた)私の付近からPCでチェックしてくれる人が一人増えたけどそっちの方が確実に早く(当たり前だが)私がやってもらってる後ろに並んでる人がイラついて「こっち列進み遅いんですけど…」って言い出して内心止めろ!!って思ってた。確認してくれてる人が若い女性だったんだけど、その人が悪い訳じゃないし(確実にシステム問題)そんな事言ったら傷付くでしょ…!と思いつつ、何とか本人確認が終了してグッツを見る。もう買うものは決めてあったので速攻買って会場を後にする(物販に立ってた人めちゃくちゃ感じ良くてびっくりした)物販であんな立派な紙袋に入れてくれるの初めてでビビるお金あるなぁ…。この時点で16時過ぎ…。約2時間並んで身体が冷え切ったので速攻ホテルに戻って身体を休める…。

整理番号がそんなに良くなかったのでのんびり出発。ドリンク代700円にビビる…。高い…笑 味園ユニバース初めて入ったけど、想像以上に造りが綺麗。ここでライブ見れるのめっちゃ良いな〜と思った。前の方にある枠?みたいな所は入っても絶対見えそうになかったので、後ろの開放されたスペースでのんびり見る事に。

待ってる間、近くに立ってた人が「あれ聴けるかなぁ、オンリー・ユーきーみがきみがー」って歌ってて笑った。10分押しぐらいでスタートメンバー出てきたのは全然見えなかったけど私がいた位置の方に中畑さんと光太郎さんの立ち位置があって中畑さんが普通に見えた。ドラムって座ってるから絶対無理だと思ってたから嬉しい。ステージちょっと高めにあったのかな?長瀬君最初本当に見えなくて(皆長瀬君見てるから本当に見えない笑)まぁ見えなくても歌が聴ければそれで良いしなと思ってたけど途中からチラチラ見えてやっぱ超絶イケメンだった…笑 知ってたけど顔面がめっっちゃ良い。

長瀬君が歌い出した瞬間、うわー!!長瀬智也の生歌!!って思ったし、想像してたより上手かった(何か失礼な言い方だけど)45歳であれだけ声出てるのすごいし、失礼だけどジャ…って生だとあれ?みたいな事も多いので…。あの感じだったらやっぱり一度はTOKIOライブ行ってみたかったなぁ。持ち曲少ないし1時間ぐらいかなと思ってたら2時間30分ぐらいあってびっくりした。演奏はそりゃ下手な訳ないメンツなので聴いてて安心感あるし、とにかく長瀬君歌声が良い…!!

以外、曲の感想など。

Free Wheeles、長瀬智也の歌の上手さが際立ってて最高だった。スローテンポとかバラード系でめちゃくちゃ映える声だと思う。

個人的に好きなハンディキャンディマン、すごい良かった。ギターのカッティングがカッコいい。あとドラム気持ち良い曲。この曲、めっちゃ長瀬智也って感じ(?)がして良い。

どっかに置いといてめちゃくちゃ盛り上がってた。曲入る前のアレンジがめちゃくちゃかっこよかった。皆歌ってくれ!って言っててビビったが…。歌うのハードル高くない?曲が難しいとかそういう事じゃなくて、何か心理的に…??私だけなのかな?皆歌ってたかは分からないけど前の方の人は歌ってたかも…。でもすごい良かった。

When I、聴いてて気持ち良い。ギターソロが良き。

2曲セッション的なのがあったけど、1曲目のが好きだった。長瀬君が弾いてる所もうちょい見えたらな〜。FIREさんがめっちゃノリノリで可愛かったです。

新曲も何曲かやってたけど、歌詞めっちゃ長瀬君っぽい曲があった(雨の歌のやつともう一曲)けどあれも光太郎さんが書いてるのかな?すごい良い曲だったか音源化してほしい…。

例のモノ、ドラムがめちゃくちゃ中畑さんって感じで好き笑 リズムパターンとかThe 中畑大樹って感じ。

帯電Youthful、アウトロの所めっちゃカッコ良かった。演奏が上手いって良いね

脱力法則、好きな曲なので生で聴けたの嬉しかった。キーボードが良い味出してる曲。

アンコール情熱グルーヴ、めっっちゃ良かった!!若者では出せないグルーヴ感、最高です!!

MC覚え書き。全部ニュアンスです。

·長瀬ー!!智也ー!!の声援(?)がすごい。男の人が久しぶりー!!って叫んでたら「俺より目立つな!!!」って言っててめっちゃ笑った。

·Kode Talkers って言う訳解んないバンドを観にこんなに人が集まってくれて…みたいな話何度もしてたけどいや、フロントマン長瀬智也ですから!!むしろこんな小さい箱でライブやってて良いのか!?とすら思うし多分会場に居た人皆そう思ってたと思う。

·長「皆何処から来たの?」客「香港!」長「香港!?本当!?」客「オーストラリア!」長「オーストラリア!?絶対嘘でしょ!!え??本当?ワーホリか何か?」ってやり取りめちゃくちゃ笑った。

·長瀬君衣装ギリギリヤバい(赤のキャップに白のセットアップ)って話で(全然似合っててカッコ良かったけど)微妙ツッコミが入れられない線を探ってるって話から「もう携帯ツーカーとか使いたいもん!」って話してて、近くに居た人が「ツーカーって若い子知らないんじゃない?」って言ってて確かに…と思った笑 そこから自前のスマホ写真を撮る長瀬君フロアから「送って!!」って声が上がる笑 長瀬君も送ってって新しいねって笑ってたら、エアドロで!!って声が上がって長瀬君がエアドロって俺の携帯一杯になっちゃうよ!!って言ってて笑った。やり取りが面白過ぎる。

·長瀬君がやっぱ(お客さんに)女性がいると良いね、ほのぼのするって話してて(前の神戸では9割方男性だったらしい)元アイドル長瀬智也垣間見た…笑

·何の曲か忘れたけど、中畑さんのカウントが「ワン、ツー、さんはい!」で可愛かった笑

·売れる気は全くないですって言ってたけど、売れるの重要よ…!!まぁ長瀬智也ともなれば売れるとか関係ないのかもしれないけど…。音源CDLPカセットしか販売してなくて配信·YouTubeも上げてないとか売れる気ないよねって光太郎さんが言ってて笑った。確かに…。

·俺達は裏切らないって長瀬君が言っててカッコ良かった。長瀬智也が言うとめっちゃカッコいいな。

·メンバー紹介の時、中畑さんどんな風に呼ばれるんだろ?中畑かな?って思ったら「ドラムス大樹ー!!」って言われててそうか、大樹って呼ばれてるのか!ってのと長瀬君から中畑さんの紹介がある現実、本当色々すごいな…と思った。あまり言いたくないけど、メンバー紹介全員の中で中畑さんの時が一番フロアの反応薄かった…笑 私が中畑さーん!!って叫ぶ勇気があれば少しは後押しになれたのに…(絶対無理だけど)

·最後辺りに子供の声(うあーーーーーみたいな声)がフロアに響いて(ソファ席の所に小さなお子さんがいた)長瀬君が「何か可愛い声が…子供いるの?いないよね(一応お子さんのご両親がアピール?してたけど見えてなかったぽい)え?俺聞いてはいけない声を聞いてしまった?」って言ってて、気付いてあげてくれ〜!!って思ったけどその時は無理で心霊現象みたいな扱いになってた…笑 最後捌ける時、中畑さんは気付いたっぽくて笑顔になってた。可愛い

·長瀬君が「45歳…(体力的に)キツイすね」って言ったら中畑さんが「そんな事ない!!」って返してた。確かにこのバンドだったら長瀬君が一番若者だもんね。

·味園ユニバース、良い箱だねって話から初めての人〜?って長瀬君質問中畑さんが手上げてて可愛かった。

初めて入った味園ユニバース、すごく良い箱だった。後ろのスペース開放してあったらのんびり聴けるのすごい良いと思う。初めて聴く長瀬智也歌声めちゃくちゃ良かったし、本当テレビで見るまんまのMCとか笑顔で天真爛漫さと人柄の良さが伝わってきて何十年も芸能界の荒波の中で常にトップで居た人とは思えない…。これは信頼されて好かれるよなぁとしみじみ。後はやっぱり長瀬智也の後ろでドラムを叩く中畑さんを生で見る事が出来て何かこう…すごいなぁと。こんな日が来るとは…。長瀬君音楽を楽しんでる姿がまた見れて良かった。あと昨日ライブを観て、私にとっての最大のエンターテインメントライブだなと思った。

2023-11-23

V系×二次元コンテンツバンギャの私には辛い

※ただの愚痴

私はオタクでありバンギャだが、V系×二次元企業が手をつけ始めてるのが辛い。

V系界隈、バンドマンもギャも高齢化いか若い子呼んで栄えたい気持ちは分かる。でも流行り廃りの激しい二次元コンテンツとは組んで欲しくない。また新しいジャンル確立するみたいだけど、私たちの周りでは「いつ自分の好きなバンドが手を出すか」ハラハラしている。

私の好きなバンドはもう関わってしまったが。

好きなバンドマンが曲提供した。最初は楽しみに聴いたけど、好きなバンドマン歌声や曲を背景音としたボイスドラマしかなくて、ショックだった。BGMいかよ。しかも曲自体は良い曲だからバンドでやって欲しかったという気持ちばかりだよ。権利的に普通バンドライブじゃ歌えないと思うけど。

もう一つ好きなバンドも関わってしまった。そっちはバンドの曲を声優キャラ)がカバーするタイプ声優は悪くないけど、ヴィジュアル系のヴィの字も知らない声優の「オレ様イケメンボイス」カバーが本当にキツイ。声の抑揚が特徴的な歌をのっぺり歌ってて無理だった。何度も言うが声優は悪くない。

また新しいV系×二次元コンテンツが出来るらしい。制作陣が某ラップコンテンツらしいので、今後様々なバンドマンが曲提供するだろう。私は上記ジャンルに手を出していた時期がある。なかなか面白いジャンルだったが、オタク同士で揉めてオタクお気持ち表明スマホメモスクショとか流れてくるのが本当に気持ち悪い。話ガバガバストーリー出すなど運営もやらかすし、ファン若いので定期的に学級会が起きていた。ライブで曲提供したラッパーが登場し数曲歌うシーンいらねぇやつまんねぇなんてツイート死ぬほど見た。こういうのを好きなバンドも言われるターンが来る。

普通声優だけを売り出したコンテンツが飽和状態から新規開拓V系が選ばれてるんだろうな。しかソシャゲライブ展開できる様に歌があるジャンル。ただのアイドルバンドじゃ売れないから他のジャンルを巻き込む形で使われている。最近大手女性向けコンテンツの息の根が止まるのを数回見た。こんな感じにコンテンツが急に止まった後、私の好きなバンドマン提供した曲はどうなるんだろう。逆に人気になって、元のバンドオタクパンピが沢山来て荒らした後どうなるんだろう。

自分の好きなV系使い捨てコンテンツに扱われるのが一番苦しい。

どんなにミューワードにしても、好きなバンドマンが参加し本人がRTする限り自分の目に入ってくる。

バンド過去アニメOPEDに使われた曲をそのアニメキャラクター担当声優カバーするらしい。そういうのだよ。ちょっと前みたいにアニメの曲担当レベルに戻ってはくれないか。ずっと憂鬱だ。

2023-11-21

Happy Birthday to You

ある日の夕方

Happy Birthday to You~♪

Happy Birthday to You~♪

という男の子歌声が外から聞こえてきた。

Birthday がいい発音だった。

大きな声で歌いながら遠ざかっていった。

誰かの誕生日なんだな、と思った。

 

翌日も外から同じ声、同じ発音

Happy Birthday to You~♪

Happy Birthday to You~♪

と聞こえてきた。2日連続で誰かの誕生日ってことはあんめえと思った。

 

翌日も外から同じ声、同じ発音

Happy Birthday to You~♪

Happy Birthday to You~♪

と聞こえてきた。流行ってんのかなと思った。

 

翌日も外から同じ声、同じ発音

Happy Birthday to You~♪

Happy Birthday to You~♪

と聞こえてきた。飽きないねと思った。

 

翌日、出掛けにおとなりのケーキ屋さんの店先にふと目をやると

今日のおたんじょうび HAPPY BIRTHDAY !!」という看板が出ていた。

これを見て歌い出したのか。

2023-11-15

アレクサが急に歌ったのが泣きそうになるほどいやだった

Echo Dotをキッチンに取り付けて使っている。音声でタイマーをかけたりラジオを流したり、あとはリマインダーを使って荷物の準備をしたり、役割はその程度だが、我が家ではなくてはならない存在である

そのEcho Dotが急に自分で喋った。Echo Dotがというより、Alexaが喋ったというのが適当だろうか。喋り出したのか、最初から歌っていたかは判然としない。家族全員が寝室にいて、今まさに眠ろうとしている時だった。誰もいないはずのキッチンから声が聞こえ、それがAlexa歌声だと気付くまで1、2秒かかった。

きょうも♪おしまいですね♪ これにて閉店します♪

だいたいそんな感じの短い歌だった。

何かを感じるより先にうわあーーーーと悲鳴を上げていた。

まず声がやたらでかくて怖かった。いつもと音量が違っていたわけはないのだが、寝室以外の灯りをすべて落とした家の中ではAlexaの声が妙に響いた。

それからやっぱり、何も話しかけないのに歌ってきたのが怖かった。我が家ではAlexa命令以外の声かけほとんどしたことがない。おはようと二度くらい声をかけたことがあるが、いつもと違う声で返事をされて微妙気持ちになった。おやすみという挨拶にいたっては、一度もしたことがない。

そして何と言っても、Alexa我が家の就寝時間を正確に知っているのが怖かった。おやすみと声をかけないのに何故知っている。私たちが交わし合う挨拶を聞いていたのか。子どもの就寝前最後の遊び時間を打ち切るために、タイマーを何度もかけ、その後ぷっつりと声掛けをしなくなることから推定したのか。どれにしても嫌だ。勝手になにかをするな。っていうか、勝手に閉店するな!!!!!!

夫は電源を引っこ抜いておくように言った。しかし私は怖くてそれすらもできない。

というか、設定をちゃんと探してこの事態が二度と起こらないようにセットしたい。

気の毒だが、Alexa家族ではない。

2023-11-11

映画SLAM DUNK見てないんだが、テレビでよく流れる主題歌?について

ずっとMAN WITH A MISSIONの曲だと思っていたら10-FEETだった

歌声区別つかない

もしかして中の人が同じなのか?

2023-11-09

先週、妹の結婚式だった

妹の夫エドイタリア人で、ふたりは数年前には入籍していたのだけど

コロナで延期してこのタイミングの挙式になった

妹はそこそこ有名な企業でそこそこのポジションに就いており、

英語タイ語北京語を話し、アジア各国を行ったり来たりしている

その過程エドとも出会ったらしい

エドは気さくで穏やかないい男だ

ふたりとも幸せそうで、それはまあ、いいと思う

でも私個人としては、かなり複雑だ

妹の元カレのことが忘れられないのだ

まだ妹が大学生の頃、生まれて初めての彼氏ができたと報告された

私はそういう浮いた話がないまま忙しく社会人をしていたので、当てつけか?と思いながら話を聞いた

そして、その男やめといた方がいいんじゃない!? って思わず言ってしまった

なんでも、そいつシンガーソングライターを目指していて

週末に全国を回り路上飲み屋ライブをしながら普段居酒屋バイト店員

顔は悪くないが明らかに痩せすぎで

彼のYoutubeチャンネルも見せてもらったんだけど…

ちょっとお世辞にも歌が超うまいとは言えない

ギター一本の弾き語りで、演奏はそれなりに思えたけど録音状態が悪くて曲はよく分からなかった

歌唱力も人並み

セルフプロデュースもろくにやってない

これが大成するのはちょっと無理だと思った

もちろんそんな男に妹は任せられない

いつしかこの話は両親の耳にも入り、父も母もこの夢追い人にはかなり難色を示した

一度は実家挨拶に来たこともあるらしいが

当初からの悪印象もあってか両親は

「頼りなさそうで全然ダメもっと真面目に生きてる人じゃないと」と言っていた

でも妹は真剣だった

将来は自分サポートしながらでもその男応援したいと言って聞かない

なぜそこまで?ときくと、

「わからないけどとにかく他の人にはない物凄い魅力がある」

と要領を得ないことばかり言い、出会ったときの話を聞かされた

居酒屋に客として訪れた妹に親切にしてくれたという

当時未成年だったが大学のなにかの付き合いで飲み会に参加していた妹

お酒を飲まずにいられないような雰囲気の中、

元カレが察してこっそりノンアルカクテルを運び続けてくれたのだという

これだけ聞いたらまあ、確かに気の利く男だが

会計とき、お礼を言おうとその店員を呼び止めて初めてちゃんと顔を見ると、まあ顔がいいと

そして全身から漂う独特の雰囲気に、これは運命だと感じたという

しかも、なんとその店員は小さな紙切れを妹に渡してきた

そこには彼の名前と連絡先、そして自作歌詞だかポエムだかが書かれていた

ヤバいやつじゃん

でも妹にとっては初めてのロマンチック体験で、ハマってしまったのだろう

お姉ちゃんも会えば良さがわかる、と力説され、一緒に食事をすることになった

土曜の夜、池袋駅前で待っていると妹に引き連れられて元カレがやってきた

ひと目見てわかった

妹の言っていることは嘘ではなかった

黒い髪が目が隠れるくらい長く、ダボッとしたラフ服装の上からでもヒョロガリなのがわかる

話す声は小さく、力がない

でも確かに何か独特な雰囲気があった

天才雰囲気とはまた違う

例えて言うなら、古い木製の美術品のような……きれいだけど、崩壊を続けているような

それでいて気取ったところがなく、食事をしながらの会話もそれなりに弾んだ

笑った顔は案外可愛かった

正直

妹の恋人として出会ったのでなければ、私も恋に落ちていたかもしれないと思った

それ以来、私は妹にあの男と別れろと言うのはやめた

というか、その話題も避けるようになった

彼のことを思い出すと胸がざわつくのを自覚していたからだ

破局唐突にやってきた

妹は大学を出て忙しく働きはじめたが、そうすると途端に、音楽で食っていくという元カレ生き方が頼りなく思えるようになったという

何を言っても就職しようとしないから、別れたと

それはほんの数年前までの両親の主張とほぼ同じだった

私は自分が何かを失いでもしたかのように胸が詰まるのを感じた

久しぶりに彼のYoutubeチャンネルを覗いた

弾き語り動画更新は相変わらず続いていたが、ここ数週間は動画が上がっていない

フラレて落ち込んでるのかな、などと思い、なんとなく毎日チャンネルを開いて見ていた

するとある日、以前と変わらぬクオリティ弾き語り動画が公開された

それはあきらかに失恋ソングで、池袋の夜に聞いたのと同じ、か細い、弱々しい歌声だった

映像の中で、反響の大きな部屋にアコースティックギターキラキラした音と歌声ダンスを踊るみたいに響いていた

名曲だったわけじゃないと思うし、細かな歌詞もよく聞き取れなかった

けれど私は泣いてしまった

涙が溢れて止まらなかった

「ねえあんた、この曲知ってる?」

結婚式のあとの食事会で、私はスマホからその曲を流して聞かせてやった

「え、なんで? 性格悪っ」

そう言って厚化粧の妹がちょっと睨んでくる

そうだよ

あんたのお姉ちゃんは意地悪なんだ

エドはよく分からハテナマークが浮かんでいるみたいだった

結婚おめでとう

どうか幸せになってね

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