2023-12-04

FlowBackライブに初めて行った話

※この記事は、2023年12月3日に行われたFlowBack 10th Anniversary LiveFlowBack」の感想であり、ネタバレを含みます

また、MC等の彼らの言葉うろ覚えのため、細部は異なることをご了承ください。

正しく記憶してる方がいらっしゃいましたら、訂正しますので、コメント等で教えていただけると嬉しいです。

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ひょんなきっかけでFlowBack というアーティスト10周年ライブに行ってきた。

このアーティスト10周年にして、このライブにて活動を休止するという。

そもそもなぜこのライブに行くことになったかというと、友達に誘われたかである

私は若い三次元男性(特にイケメン)がやや苦手なので、こういう類のアーティストに興味をもつことはなかった。

友達からメンバー写真を見せてもらった初見感想は「左から2番目の人、NANAの蓮みたい」だった。

信頼する友達が良いと言っているし誘ってくれたからまあ行ってみるか、そんな軽い気持ちで参加した。

せっかくなのでライブ前にベストアルバム「Y」をiTunesで聞く。

ただ、作業中に聞いたので、しっかり聞き込むような予習はしていない。

そんな生半可な気持ちライブ会場へと向かった。

17時。ライブが始まる。

洗練された乗りやすい曲が続く。最初はどう乗ったらいいのか分からないのもあり、その世界観を全身で堪能することに集中した。

それぞれの曲に合うように作られた照明も相まってそのパフォーマンスに引き込まれていく。

ふと隣を見ると、グスグスと泣いているファン

きっと長年彼らを応援してきたのだろう。

その姿もグッときた。

席は上手の後方。

このくらいの距離なら、若くて今どきの男性であっても、苦手意識を持たず見ることができる。

あくま演者と客という距離感を保てるからである

もっと前の方の席なら直視できなかったかもしれない。

曲やMCを経る毎にFlowBackというグループ、そしてメンバー解像度がぐんぐんと上がっていく。

あ、あのメンバーはお調子キャラなんだ。トーク回すの上手だな。歌声が力強い。

金髪の人声がすごく伸びやか。綺麗なパフォーマンスだな。

あのメンバーダンス、手先まで綺麗。

あのメンバーは身振り手振りが大きくてお客さんを煽るのも上手。圧巻のパフォーマンスだ!等々…。

初めは名前うろ覚えだったが、メンバー同士がよく名前を呼び合うので、次第に覚える。

それに、MARKというメンバーいたことや、2年前に独立したことMCで知ることができた。

こんな風に、初めてライブに来る人にもさりげない配慮が散りばめられているように感じた。

二人ずつのMCはそれぞれのペア全然違うトークを繰り広げており、とてもおもしろかった。

衣装替えも交代にすることでお客さんを退屈させない工夫がされているのだ。

そう、このライブは細部に至るまでこのような配慮が行き届いていた。

メンバーと裏方の方々が、丁寧に、大切に、このライブを創り上げていったのが伝わってきた。

ライブ中、二度メンバーが客席に降りてパフォーマンスをした。

メンバーが私のすぐ近くにくる。

かに彼らは私の苦手な「若くて格好いい男性であるが、あくまアーティストであり、私と同じ土俵はいない。

そう考えたら、ライブ前までの苦手意識はやや薄まった。

最後MCでは、メンバー一人一人が思いを語る。

その言葉は上辺だけの薄っぺらのものではなく、心からのものであることが理解できた。

きっと辛いことも辞めたいと思ったことも何度もあったことだろう。

それでも彼らがここまできたのは、彼らの思いと覚悟、そしてFBF(ファン)の存在だろう。

中でもSwan.Jの言葉が強く響いた。

彼は、FlowBack活動が正解だったのかまだわからないという。グループを始めたときに夢見た大きな会場でライブができたわけでもないし、何を残したかと言われたらわからない、でも、今日ライブでFBFのキラキラした笑顔を間近で見て、こんな素敵な人たちに応援してもらえていたんだと思ったら、ここまでの道のりは間違っていなかったんだと思ったと。

Swan.Jは続ける。

「もしも夢を持っている人がいたら諦めないでほしい。辛い道であるけれど、その姿を見てくれている人がちゃんいるから。その証がここにあります。」

私もまた夢を持つ者であり、その途上にいる。

その道が険しいことは明らかだけれども、自分の好きなことを仕事にすると覚悟を決めたのだ。

同じく夢追う者の言葉にとても勇気づけられた。

ライブ中にSwan.Jは言う。

「俺たちはここに思い出を作りに来てるんじゃない、お前たち一人一人のの記憶に残りたいんだ」

彼らの思いと音楽はあの会場にいた全員、そして会場に来れなかったFBFに届いている。

そうして心に残り続ける。

否、正確には私はそう願っている。

皆それぞれ日常生活がある。別の推しいるかもしれない。

それでも大丈夫だ。ちゃんとそれぞれの心に残り続ける。

だって、初めてライブに来る私にまでこんなに強く強く届いているんだから

約3時間半、あっという間だった。

はじめは不動だった私も、最後には一緒にフリをして、隣の人と肩を組んでいた。

ライブ後はMC沖縄料理についてのトークがあったので、友達と近くの沖縄料理屋に入った。

ゴーヤチャンプルーを頬張りながらライブ感想を語り合った。

FlowBackありがとう

こんなアーティスト出会たこと、そして、こんな素晴らしいライブに参加できたこと、とても嬉しく思います

ライブに参加した皆様、お疲れ様でした。

FlowBackという船に乗る船団全員に幸あれ、そう強く思う。

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(余談。このテキストでは、Swan.Jの言葉をよく書きましたが、私が最も惹かれたのはREIJIです。あのパフォーマンス笑顔キャラクター、最後最後言葉「それも僕らしいかもね」、すべてが素敵でした。輝いていました。)

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