はてなキーワード: 幸色のワンルームとは
表現規制派とかフェミの人たちのイチャモンとか単に無視しとけばいいと思うんだよね。ただの暇潰しを越えてああいう敵との戦いにコミットしてそうなオタクを見ての感想。
オタクは別にああいう連中との議論に勝って今の立場を手に入れたわけじゃない。
宮崎事件で世間の評価がマイナスに振り切れてから、オタクが「俺たちを差別するな! 表現の自由を認めろ!」と権利運動をしたから、政府広報や自治体に萌えキャラが使われるようになったわけじゃない。
当時は何を言っても無駄だからと、ただひたすら好きなものを作ったり観たりしているうちにいつの間にか世間にオタクの数が増えていた。
オタクが企業や官庁で色々と決められる歳になった、それだけで世の中がここまで変わった。
政治で勝負して市民権を勝ち取る必要なんかなくて、経済にちょっと金払いの良い客と認められるだけで十分だったんわけだな。
そりゃあバカ揃いのあいつらを論破するゲームは楽しいんだろうけど、というか例のセンセが「アタシのファンだとぬかすテメーの言い分じゃBLもアウトだわ」とやり込められたのには笑ったけどさ、ああやって無駄にオタクへのヘイト高めてたらいつか江戸の仇を長崎で討つ真似されるんじゃないかと心配になってくる。
「オタクがわたしたちをイジメるんです」とあいつらが訴えたら世間の風向きはまだどうなるかわからない。まだ勝ったつもりで振る舞うのは危うい。
だから、オタク諸氏には世間からはお行儀の良い趣味人と思われるように無駄な喧嘩は避けて欲しい。
ヲチ先には手を出さず、あいつらが守りたいと言いつつ実際には盾にしている女子供からそっぽ向かれるのを(幸色のワンルーム実写化のように)眺めるだけの楽しみに留めて欲しい。
最近話題になった2つのフェミ論争、発言主をちゃんと見ると、実は言ってることがちょっと違う。
弁護士 太田啓子氏 @katepanda2 今回のキズナアイの問題提起した人
キズナアイの話は、「NHKという場で萌え絵は相応しくないのでは」という話。所謂表現規制とかゾーニングとかそういうの。彼女は前にも「幸色のワンルーム」(誘拐を題材にした漫画)の実写ドラマを放送中止にさせた(?)という実績がある。
シュナムル氏 @chounamoul 「お父さん、これ気持ち悪い」の人
「女性は不当な扱いを受けている」ということが本人の主張だ。女性の胸は強調するのに男の陰茎は強調しない、とかその辺。今回のキズナアイの話でも便乗して、乳袋によって性的な強調をしているキャラであることについて批判していた。
https://note.mu/shiokona/n/n43ff70db7b1b
これね。
全体的に無知すぎて突っ込む気すら起きないけど一点だけ書いとくわ。
ないに決まってんだろ。性器無修正の「オタクイラスト」がどんだけあるんだよ。誰も見ないような個人サイトですら性器には修正かかってるし、かけなきゃプロバイダが速攻でBANするだろ。本社がアメリカだからで好き放題やろうとしたfc2ですら有罪判決受けてんだぞ。しかもfc2は実写だから無修正はまずもって国内では違法なのははっきりしてるが、「オタクイラスト」で同じ基準を持ち出してすんなり通るわけがないだろうが。当然、商業流通してるものに「わいせつ物」なんかあり得ないし(あり得ないからこそチャタレイ事件は裁判にまでなってんだよ)、同人誌も同様。それを「正式にわいせつ物認定」だって?言葉悪いけどさ、馬鹿も休み休み言えよ。
んで、今回に限らずだけど特にこの手の話題で目立つのが、こいつのように救いようのないバカで無知なくせにいっちょ噛みしてくる奴ら。
こいつもさ、これだけの駄文を長々書いてアップロードボタン押す前にちょっとでも考えなかったのかな?「私って法律とかいろいろ言及したけど知識不足じゃないかしら?」って思わなかったのかな?思わないんだよね、バカだから。無知だけどバカじゃない奴らは無知の知があるから黙ってるもんね。幸色のワンルームの時もいたよね、オタク男向けの作品だと思い込んで子供のために!と批判しまくったら実際は女子中高生から支持されてたと知ってnoteに駄文書き散らかしてツイ垢消した奴。「わいせつ物」「ゾーニング」「合法・違法」「モラル」なんて知ったかぶって使うくせに言葉の意味も知らないとかいうレベル。それで議論のステージに上がろうとしてくるってマジで共感性羞恥に襲われそうなくらい恥ずかしい。
無能な働き者って言葉があるが、なんでこういう奴がこの手の話題には多いんだろうと考えたんだよ。こいつも自称オタクらしいが、オタクなら自分の好きな作品鑑賞したり二次創作したりで忙しいもんなのにな。
結局のところこういう奴らってオタク活動においても充実してなくて暇なんだと思う。創作もできない、できても人気は出ない、読み専ROM専だけど買い漁るほど金もない。どんな活動も充実させるには金かクリエイティビティが必要だが、そのどっちもない奴ら。ツイッターで興味のある界隈を眺めてても注目されないからつまらない、私もいろいろ考えてるの!私の意見も聞いて!私は私は!って思いだけがバーストして、今回のようにオタク界隈(敷居が低そうに見える)の論争に異常な情熱を燃やすことになる。ラノベ(敷居が低そうに見える)なんかよく知らないけどゾーニングとか差別とか語ればそれっぽく見えるでしょっていうね。もちろん本人は本気で問題提起してるつもりなんだろうけど、リサーチもなければごく一般的な法知識すらない。なぜならバカだから。バカが注目されるためには雑な炎上しかないわけで、いろんな人が長年ああだこうだと精緻に議論している土俵に知識不足のまま乗り込んできて「これはわいせつ物だと思いまーす!」とかやらかす。
あのな、お前のようなバカのせいで175条という稀代の悪法が拡張されたら末代まで祟るからな。
バカの言う「あれもこれもわいせつでーす」が是認されることなどあり得ないが、せめてお前がしてることは議論を邪魔するだけのゴミの撒き散らしなんだと分かれ。無知でバカの暇人だからって真面目な議論の最中に議論ごっこを仕掛けるな。議論っぽいことをしたいならきのこたけのこ論争でもしてろ。
しかしなんだね、walkawayなんてことも言われるようになってきたらしいが、リベラルが正義と寛容を掲げる以上は無能なバカでも包摂せねばならないわけで、こういう奴らの意見(笑)ですらいちいち取り上げていかねばならんなら歩みは遅々として進まないのも当然というかね。意見を述べたいならまず勉強しろよと思っちゃうのも切り捨てになるのかねえ。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180828-OYT1T50125.html
この件についてだが、私は表現の自由を守る立場から、エロ本や政府批判の言論と同じく、サン・チャイルド(防護服を着た少年像。以下『少年像』)の撤去は表現の自由に対する侵害であると考える。
以下にその理由を述べる。
市長は「見たくない人が見なくて済む場所を確保するのは難しい」と言っているが、そもそも『見たくない権利』は法律上ほとんど確立していない。
「公然わいせつ罪やわいせつ図画頒布罪はどうなんだ」と思うかもしれないが、それらの刑罰が保護しているものは『最低限の性道徳』であって見たくない権利ではない。
また、「見たら不快になるものを見たくない権利」を仮に認めてしまったら、差別主義者が「同性愛を見たくない権利」「黒人を見たくない権利」「モスクを見たくない権利」
などを主張し始めるのが明らかであり、「見たくない権利」は認めるとしてもごく限られた範囲で済ますべきである。
また、『福島県の人の尊厳を傷つけている』という主張も認められない。なぜなら、『福島県の人』に人権は無いからだ。
何もこれは、「放射能に汚染された福島在住者は遺伝子が変化して人ではない別の存在になってしまったから人権は認められない」などのように言っているのではない。
単に、『福島県に住む個人』には当然として人権があるが、『福島県の人』という抽象的な集団には人権がないと主張しているだけだ。
詳しくは、表現の自由擁護の活動をしている山口貴士弁護士の見解を読んでほしい。
2.この像による風評被害があるというのならば根拠を示すべきである
風評被害や嫌悪感については林智裕氏の記事が詳しい。だが、私はこの見解に異を唱えたい。
現在の福島にとって、「サン・チャイルド」は「過去に思い描かれた架空の未来」を描いた作品になっていると言えます。
たとえ、それが作者の制作意図ではなくとも、「日常を防護服姿で踏み荒らす人々」や「力づくで押し付けられてきた放射能デマと偏見」を
そうですか、想起させるのが悪いのですか。ではレイプ物のAVは実際の性犯罪を想起させるし、『幸色のワンルーム』は実際にあった未成年誘拐事件を想起させるし、
零戦を修復して飛ばせることは軍国主義を想起させることは否定できないから悪いですね。禁止されるべきです。
仮に、あくまで「空想上のイメージ」であるとしても、このままでは作者であるヤノベ氏が本来意図したアートというカテゴリーさえも逸脱して、
「サン・チャイルド」が福島に対する負の烙印やプロパガンダのシンボルとして一人歩きし、悪用されてしまう可能性すらあります。
具体的にこのようなメカニズムによってこのようなことが起きる、という根拠を抜きにして『可能性がある』だけで禁止することは妥当ではありません。
それを言うならば、ロリエロマンガを読んだ人が実際にマンガと同じことをしたいと思って幼い子供に性犯罪をする可能性もありますし、
資本論を読んだ人が再び共産主義にかぶれて身内同士で殺し合いをしたりする可能性もありますし、
コーランを読んだ人が過激な原理主義にかぶれてテロを始める可能性もありますから禁書にするべきですね。
……と言っているのと同レベルではないだろうか? 少なくとも、少年像がどのように害を与えるかを具体的に数字などで示すことができない限り、少年像が現実に被害を与えると言える理由は無い。
「保育園落ちた日本死ね」が流行語大賞になった時、一部では「ブログの文章が元」と完全に勘違いされて紹介され、
同じように、最近の流行の中にはしれっと一般向き、ウェイ向きに再解釈されているものの、
元を辿ればネットのこんな見向きもされないような所から出てきたんだってものが割とある。
「君の膵臓をたべたい」は「小説家になろう」掲載のWeb小説である。
「幸色のワンルーム」は元はTwitter連載漫画「世の中いろんな人がいると言う話」である。
「米津玄師」はニコニコの初期から人気だったボカロP「ハチ」である。
「ワンパンマン」の原作は個人サイトで掲載しているクソ雑な絵のWeb漫画である。
他にも、岡崎体育(元ボカロP)、SAO(個人サイト発)、勇者30(個人サイト発)、まおゆう(2ちゃんSS発)、…
ちょっと最後の方オタク向きになりすぎたが、まあこういうものは幾らでもある。
原作を見ろと言っているのではない。ただ知識として、事実として知ってほしい。
言いたいことは逆で、ネットの薄暗い所から出てきたこれらの作品群を一般人がこんなに評価して、
こんなに見向きしているのだから、
「見向きされてこなかったこれらの場所にも十分見向きする価値がある」
「もはや薄暗い所なんかではない、立派に光が当たって良い所」なんだと知ってほしい。
知ってどうしてほしいというわけではないが、ただ知ってほしい。その過去方面を無かったことにしないでほしい。
それだけだ。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 83 | 13777 | 166.0 | 57 |
01 | 76 | 6928 | 91.2 | 44.5 |
02 | 37 | 3955 | 106.9 | 53 |
03 | 30 | 3857 | 128.6 | 61.5 |
04 | 16 | 840 | 52.5 | 36.5 |
05 | 13 | 1077 | 82.8 | 75 |
06 | 21 | 1552 | 73.9 | 36 |
07 | 43 | 5276 | 122.7 | 62 |
08 | 40 | 2755 | 68.9 | 45 |
09 | 60 | 7050 | 117.5 | 47.5 |
10 | 97 | 6905 | 71.2 | 45 |
11 | 74 | 7311 | 98.8 | 45.5 |
12 | 104 | 9639 | 92.7 | 43 |
13 | 141 | 13597 | 96.4 | 48 |
14 | 153 | 10065 | 65.8 | 43 |
15 | 140 | 9238 | 66.0 | 36.5 |
16 | 115 | 7699 | 66.9 | 37 |
17 | 108 | 8556 | 79.2 | 26 |
18 | 109 | 15889 | 145.8 | 42 |
19 | 95 | 9264 | 97.5 | 46 |
20 | 137 | 10336 | 75.4 | 42 |
21 | 126 | 10228 | 81.2 | 42 |
22 | 186 | 20456 | 110.0 | 42 |
23 | 129 | 9737 | 75.5 | 39 |
1日 | 2133 | 195987 | 91.9 | 42 |
人(190), 自分(160), 女(95), 男(93), 話(80), 今(69), 増田(67), 人間(66), 仕事(60), 相手(56), 問題(56), 日本(51), 子供(50), あと(50), 好き(48), 前(46), 意味(46), 感じ(46), 女性(46), 関係(43), 結婚(42), 普通(42), 必要(40), 結局(38), 言葉(36), 会社(36), 気(36), 今日(35), 目(35), 頭(35), 気持ち(34), 理解(33), 人生(32), 社会(32), 意見(31), 他(31), じゃなくて(30), ネット(30), ー(30), 場合(30), 大学(29), 全部(29), 存在(29), 理由(28), はあちゅう(28), 無理(28), 馬鹿(27), 批判(27), 子(26), 世界(26), 手(25), 東京(25), 男性(25), 別(25), 嫌(24), 昔(24), リアル(24), 毎日(24), 差別(24), セックス(23), アニメ(23), しよう(23), 間(23), 内容(22), 正直(22), しない(22), レベル(22), 時間(22), 他人(22), 顔(21), 最初(21), バカ(21), 最近(21), キャラ(21), おっさん(21), 現実(20), 嫁(20), ゲーム(20), イメージ(20), 声(20), アホ(20), 個人(19), AV(19), 教師(19), 安倍(19), 当たり前(19), 名前(19), いや(19), 趣味(19), 方法(19), 感情(19), 横(19), 生活(19), 国(19), 心(18), 確か(18), 次(18), 企業(18), しみけん(18), 絶対(17), ダメ(17), たくさん(17), 逆(17), まとも(17), 判断(17), 否定(17), すべて(17), 事件(17), 状態(17), 作品(17), 一番(17), 学校(17), 違い(17)
増田(67), 日本(51), じゃなくて(30), はあちゅう(28), 東京(25), 安倍(19), リアル(19), しみけん(18), AV(17), twitter(15), フランス(15), 被害者(15), ワールドカップ(14), いない(14), フェラ(14), フェミ(13), 可能性(13), …。(13), ブコメ(13), ポリコレ(12), AV男優(12), わからん(12), eスポーツ(11), ???(11), hatena(11), bot(10), マジで(10), マンコ(10), 慶応(10), なんだろう(10), 学年主任(10), ダブスタ(9), 事実婚(9), プレイ(9), 社会的(9), 価値観(9), IQ(8), IT(8), OK(8), ツイート(8), 1日(8), Twitter(8), ツイッター(8), スマホ(8), e-Sports(8), s(8), 元増田(8), 東大(8), 笑(8), SNS(7), はてブ(7), B(7), クロアチア(7), 涙(7), モテ(7), クンニ(7), アメリカ(7), セカンドレイプ(7), 幸色のワンルーム(7), AI(7), BL(6), 日東駒専(6), チンコ(6), ビデオゲーム(6), 中学聖日記(6), 最終的(6), 加害者(6), 毎日(6), ブクマ(6), 差別主義(6), キモ(6), モテる(6), 悪いこと(6), 分からん(6), PC(6), VR(6), いいんじゃない(6), なのか(6), 中国(5), 非モテ(5), 娘(5), 人命救助(5), 10分(5), 性的虐待(5), ダメ出し(5), SEX(5), 1年(5), 主義者(5), ネトウヨ(5), 登場人物(5), かな(5), 普通に(5), 大阪(5), 夫婦(5), A(5), なんとかなる(5), 就活(5), 現状維持(5), ドイツ人(5), Google(5), フォロワー(5), NG(5), ニート(5), 理解不能(5), 結果的(5), 一年(5), 5%(5), 成人男性(5), E3(5), 8%(5), ワロタ(5)
(5), うんち (4), anond:201807160917(3), それな (2), やらせろ (2), 一言。 おつかれさま! (2), なんで感情が行動のトリガーになりうる(2)
■幸色のワンルームを批判したポリコレマンはこのドラマも批判しろよ /20180716091734(30), ■大学の事務は糞 /20180715224527(23), ■なんでフェラされて喘がないの? /20180716132614(17), ■なんで女の子のリアルを描くアニメがないの? /20180713093734(12), ■釣った魚を食べた俺はバカにされ続ける /20180715180035(11), ■美人を装うのが上手 /20180716001201(9), ■街に音楽が足りない /20180716201407(8), ■普通にAVは賤業だと思うけど /20180716222937(7), ■anond:20180716091734 /20180716094624(6), (タイトル不明) /20180716171454(6), ■違うよーっ スキンシップ大切だよーっ💦 /20180716124613(6), ■はあちゅうとしみけんの件 /20180715161054(6), ■妻のあの時の声がすごすぎる /20180716104728(6), ■鳥はなぜ言語話さないの? /20180716013237(5), ■誰から出来た塩が1番高値だと思う? /20180714181219(5), ■みんな見えない敵と戦いすぎじゃない? /20180716143149(5), ■先約があるからと遊びの誘いを断っても粘りに粘って食い下がる奴 /20180716160327(5), ■いつになったら恋愛ができるようになるんだ /20180716231153(5), ■次々と悲惨なニュースが多すぎてあんなに騒いだのにもう忘れとるやろ /20180716120132(5), ■焼き鳥屋のカウンターで /20180716074512(5), ■ボーナスってどこに生えてるの? /20180716211559(5)
5411486(2252)
まず、幸色のワンルームっていう作品自体が朝霞市の誘拐事件を題材にしたのかっていうのは不確定なんだけどな(作者は明確に否定してる)。
でも、幸色のワンルームって作品が「本当は被害者も喜んでいたんだ」っていうセカンドレイパーをつけあがらせるからダメだって話だったんじゃないか。
(それにしたって、それは現実と虚構の区別がつかないセカンドレイパーが良くないのであって、作品に罪がある訳じゃないだろ…と思うが。あと繰り返し指摘されてるけど作品の読者層はネットで女叩きにいそしむ人たちじゃなくて女子中高生だし)
そのセカンドレイプに加担するからNGって言ってる人たちが、成人女性と未成年男子のわいせつ事件を禁断の恋として美化する作品には何も言わないってやっぱり理屈に合わないだろう。
女性教師と男子生徒のわいせつ事件があるたびに「うらやけしからん」とか茶化すようなコメントが溢れかえるのは現実にあるんだが、それはセカンドレイプではないのか?
女へのエロ目線や人権軽視が世に溢れてるのを見て「これってありなんだ、私もやろーっと」って素直にそれの男版創作する女と、「全部ゾーニング必要に決まってんだろ!」と怒る女と、女向けの創作には男向けの創作の百倍繊細な男がいる。
(男比率が多いだけのアニメをBL扱いしたり、『魔女が育てた子が大きくなったら魔女を守る』というテンプレ創作は『小学生をレイプしてぇ』と同じだと主張したり)
なお件の幸色のワンルームは絵柄や雰囲気からして恐らく女子中学生辺りの受けを狙っていると思われるが、何故か批判に対して「ポリコレ棒」「クソフェミ」と反論するのは大人の男性が多い(肝心の中学生女子は「好きなのに悲しい」ぐらいである)。
それはこの作品が『被害者バッシングが強い事件をモチーフにして被害者バッシングに沿った展開の話』である証左とも言える。
あの作品の雰囲気、ジャンルでいえばカゲプロみたいな中二病御用達だぞ。君ら『誘拐犯正当化物語』じゃなきゃ知りもしなかったか散々馬鹿にしてただろうね。
しかし『誘拐犯に自らついていく美少女』『美少女をストーカーしていたが結果的に彼女を虐待親から救った誘拐犯』っていう、あの時被害者バッシングする奴等が言ってたことを具現化した漫画だからこそ、被害者バッシングしてた奴等にも届いたのだ。
ましてや実写化キャストが「こんなことあるかも」とか言い出したので、こいつぁやべぇと思われるのは当然。
「中学聖日記」については未読なのでなんとも言えない。
いずれにせよ、今後オタク業界が積極的にコンテンツを売り込みたい対象である中国オタクたちを怒らせてしまったのが主因だろ。
ネットの力とやらをやたら過大視している人か
ネットいなごにしろ、それが「特定のイデオロギーを持ったごく僅かな人々」ではないから問題になるんだけどねえ。
どんなにネトウヨが騒いでも韓流ドラマだの音楽だのがテレビで取り上げられるのは
ネトウヨは「特定のイデオロギーを持ったごく僅かな人々」でしかなく現実への影響は少ない&
韓流は普通に売れて儲かるコンテンツだから、ネトウヨをスルーして売り続けた方が利益が出るから。
でも幸色のワンルームはそうならなかったのは、批判しているのはネトウヨのような「特定のイデオロギーを持ったごく僅かな人々」ではなく
「現実でも影響力がある程度の多数の人々」とみなされて、
その批判を無視するデメリットは幸色のワンルームを放映する事によって生まれる利益よりも大きい、とテレビ局側が判断しただけの話。
『幸色のワンルーム』(以下、「幸色」)放送中止騒動について、弁護士・太田啓子氏の記事を読んで思ったこと。
この日記は、以下の記事を読んでの感想である。筆者が、他所での議論をほとんど追えていないことについては、ご容赦願いたい。
以下では、当該記事の内容について適宜要約し、筆者なりの疑問点を整理していく。
【元記事の要約①】「幸色」放送中止への批判として、『ルパン三世』や『名探偵コナン』は放送中止にならないのに、なぜ「幸色」だけが、というものがある。この批判に対して、太田氏は、現実における殺人犯と誘拐犯の認知の違いを説明することで応答している。すなわち、殺人犯は自身の行為を殺人であると認識している一方で、誘拐犯はその限りではない、という。また、この認識の違いは、これらの犯罪行為を受け止める側の人々の認識の違いと並行している。
→<①への疑問>太田の応答は、“現実における殺人犯は自己の行為を殺人であると認識しており、それを受け止める側の人々もそうなのだから、殺人にまつわる番組を放送したところで問題はない」というものであり、確かに「ルパン」や「コナン」が放送中止にならない理由を説明しようとはしている(内容の是非は置いておいて)。しかし、この議論から導き出せるのは、せいぜい“誘拐のテーマは殺人よりも注意して放送すべきである”程度のところまでであり、副題の「なぜ殺人はOKで、誘拐はNGなのか」はミスリーディングである。
【元記事の要約②】太田氏いわく、『幸色のワンルーム』は、加害者や一部の人が事件に抱いたであろう妄想を作品にしたものであり、「実在の被害者に対する中傷そのものだと思う」という。
→<②への疑問>言いがかりに過ぎない。
【元記事の要約③】太田氏は、ドラマ公式SNSの“盗撮ハッシュタグ”に触れた後、「公共の電波に乗せるのは、表現者の社会的責任を伴い、おかしな社会規範を作ることに寄与することは、やはりやってはいけないと考えます」と述べる。
→<③への疑問>“盗撮ハッシュタグ”に眉を顰める気持ち、そして“公共の電波に乗る表現には社会的責任が伴う”、という点には同意できる。ただ、もっとも議論されるべきは、“「幸色」の表現者が十分な社会的責任を果たしていない、と言えるのかどうか”という点である。問題は、瑕疵の有無ではなく、その大きさなのである。太田氏の記事では、この点についてあたかも自明のことであるかのようにほとんど触れられておらず(太田氏が、別の場所で議論しておられるのであれば、申し訳ない)、実際問題、この点についてほとんど議論がなされないまま放送中止が早々に決定されてしまった。
【元記事の要約④】誘拐の被害者は「助けを求めなかったからといって、誘拐犯と一緒にいることを望んでいたということではあり得ない」。しかし、今の日本社会では「女性が被害を訴える声を歪曲して捉える空気が強すぎる。このような空気の社会の中で、『女児を誘拐したが実はその女児はその「誘拐」を喜んでいた』という言説を肯定的に描くことは、女児誘拐についてのそのような歪んだ認知を肯定し強化することにならないでしょうか。」
→<④への疑問>まず、「助けを求めなかったからといって、誘拐犯と一緒にいることを望んでいたということではあり得ない」についてだが、“必ずしもあり得ない”という意味なら同意できるが、“絶対にあり得ない”という前提であるならば、疑問である。“人間が何を望んでいて何を望んでいないかはっきりとひとつに決定できる”という素朴すぎる人間観は置いておいて、実際のところ、実親からの虐待から逃れるための緊急の避難が、結果として誘拐事件というかたちをとってしまうケースはままあるように思われるからである(筆者は、それを肯定している訳ではない)。ただ、「誘拐犯と一緒にいることを望んでいたということではあり得ない(というのが常識になるべきだ)」という太田氏の見解は、客観的な事実の認識というよりはむしろ、弁護士としての倫理を加味したものであるように思われるし、そのこと自体に対しては、筆者は敬意を表する。次に、「女児誘拐についてのそのような歪んだ認知を肯定し強化することにならないでしょうか」であるが、これに対しては、“それは本当なのか、本当ならどれほどのものなのか”“それは果たして放送中止に足る理由なのか”という二つの疑問が浮かぶ。前者の疑問は、そのままの意味で、「幸色」の放送によって“歪んだ認知の強化”が本当に起こるのか、起こるとしてそれはどれほどの強化なのか(微々たるものではないか)、という疑問である。また、後者の“それは果たして放送中止に足る理由なのか”という疑問は、もし「幸色」によって引き起こされる“強化”が微々たるものであるならば、それは「幸色」の表現者が果たすべき社会的責任の範疇を超えているのではないか、という疑問である。そもそも、社会というのは、何かひとつのドラマによって大きく変わったりするようなものではないだろう。もしそういうことがあったとすれば、それは社会のなかで変化への準備が潜在的に進んでおり、作品が最後の一押しになったということにすぎない。そうだとすれば、個々の表現に過敏に反応する態度は、社会の本質的な領域から目を背けた盲目的な“水際作戦”であり、また作品への“責任の押し付け”になりかねないようにも思われる。
【元記事の要約⑤】表現の自由は「公共の空間で何をやってもいい権利ではない」。『表現の自由への弾圧』という批判は的外れであり、太田氏は、公共空間のあり方や、社会規範の作り方の話をしているのだという。
→<⑤への疑問>表現の自由は「公共の空間で何をやってもいい権利ではない」、という点については同意である。しかし、繰り返しになるが、もっとも大事な論点は“「幸色」は本当に許されない表現なのか”ということであり、元記事では、その点について一方的な議論しかなされていないように見える。放送中止を批判している人々も、太田氏と同様に、「公共空間のあり方や、社会規範の作り方の話をしている」ことは明白であり、「『表現の自由への弾圧』という批判は的外れ」という応答は、それこそ的外れの揚げ足取りではないか。
【筆者の意見とまとめ】
「幸色」放送中止騒動について、筆者が問題視しているのは、公的な権力による弾圧ではなく、むしろ<私的な検閲>と呼べるようなものである。公的な検閲によって作品が発禁になった、という過程ではなく(すなわち、行為主体の種類の問題ではなく)、あるイデオロギーによって「幸色」が放送中止に至った、という実際的な結果に注目しなくてはならない。元記事には「作品が“世間にどう受け取られるか”を熟考することも重要」とあるが、「幸色」を放送中止に至らしめた“世間”とは、決して“世間一般”のことなどではなく、特定のイデオロギーをもった少数の人々にすぎない。少数の人々からの批判にテレビ局が過敏に反応し、“本当に許されない表現なのか”を議論する機会が十分に設けられないまま、放送中止の決定が下される。“事実上は”の次元では、特定のイデオロギーによる“世間”を無視した検閲が行われているのである。それが果たして「公共空間のあり方」として正しいのだろうか?
ここまで筆者は、「幸色」の表現の瑕疵はそれほどまでに大きいのだろうか、という疑問を発してきたが、一方で、「幸色」の表現にはプラスの面もたくさん存在するだろう。生きづらさを抱える少女少年に希望を与える(例えそれが幻想にすぎないとしても)ことはもちろんのこと、適切にテロップを入れるなどすれば、虐待問題への啓発にもつながる。そんな大きなことを言わなくても、普段何気なく接してる表現がいかに我々の人生を豊かにしているか、考えるまでもないだろう。表現の瑕疵ばかり取り立てるのではなく、“望ましい表現”か“許されない表現”かの二分法に訴えるのでもなく、光る部分にも目を向けていくべきではないだろうか。“100%良いもの(表現)”というのは、それが人間の営みにおいてほとんど存在しないということもあって、薬にも毒にもならない(ただ筆者は、そんな“何の役にも立たない”ような表現にも、発表の機会が与えらるよう願いたい)。
「幸色」は、本当に“許されない表現”だったのだろうか。そして、<私的な検閲>が事実上機能している現在の状況は、果たして公共空間・公共の表現の場として、望ましいものであると言えるのだろうか。
幸色のワンルームを批判する人は、何もわかってない子供があの物語にうっとりして家出少女を泊めるたぐいの男について行ったら危険だとか、まるでファンが白痴のような物言いをする。
ぶっちゃけ私も見下してる。
あの漫画はあまりにも誘拐被害者とその家族バッシングに内容が丸かぶりな上に、初公判前の話題に乗って公表して事件とは無関係っすと言っていた厚顔無恥っぷりが不愉快すぎてタイトルを聞くだけでイラッとするし、擁護してる人種とあの事件でセカンドレイプしてた人種かぶってそうだと軽蔑している。
あの作品擁護は他の事件をモデルにした作品引き合いにしまくってるけど、全部事件をモデルにしてる責任を背負ってるし、事件の数ヶ月後なんて馬鹿なタイミングで発表してねぇよ。
連想すること自体は妥当だろう。実際に戦争の道具だったんだから。
例2:夫婦で赤ちゃんを連れて歩いていると、『この2人は性行為をしたんだな』と連想させる。
養子、片方の連れ子、実は預かっているだけなどの可能性はあるがいずれも確率としては低く、95%以上の確率で『夫婦が性行為をした結果生まれた赤ちゃん』である可能性は高い。なので連想すること自体は妥当だと考える。
例3:『叩くと冷たくなる保冷剤』に女の子を描くことは女性への暴力を連想させる。
個人的な意見として言うなら、連想すること自体はさほど突飛な想像ではないと思う。
私は実は原作を読んではいないのだが、『モデルにしてはいない』と作者は言っているしその言葉は信じるとしても、若干似ている(正確には、誘拐事件後の反応に似ている)部分があるのは確かだと聞く。
つまり、『○○を連想するから止めるべき』という批判は際限がないとは思うが、一方でそのような批判に対し『連想することそのものがおかしい』というのも妥当ではないと私は考えるのだ。
でも、『管楽器を女の子が咥えている姿は口腔性交を連想させ、管楽器は男根を連想させる』は単に言い出した人の想像力が豊かすぎるだけだと思います。
これ「https://note.mu/amakara_no_tare/n/na4eb53fb6768」を受けて書きたいと思ったこと記事。
自分は今回に関してはテレビ局に慎重に取り扱ってほしい旨をメールで送った、ドラマ実写化に関してのみ規制賛成派。
該当作品はツイッター投稿をリアルタイムで見てて、その後ピクシブのぶんだけ読んだ。
ここまで前提。
■幸色のワンルームは少女にとって魅力的なのは「性」の扱い方にもあるんじゃないか
■クロスメディア展開がへたくそなのと制作側が色々甘く見てそうで怖い
■実写ドラマ反対したい理由は色々だけど、私個人に関しては”自分のため”だったと思う
の3本です。長い。一番最後に3行でまとめたから忙しい人はそれ読んでくれたら嬉しい。
幸色のワンルームは単なる誘拐の話ではなく、ただの男女の逃避行でもなく、
・理不尽にただ蹲って耐えるしかなかった少女が守るべきもの(=居たいと思える居場所、人)をはじめて得て戦うことで少女から大人へと羽化する話であり、
・リアルの男女の性に絶望した読者に対して「男と女ではなく、大人と子供でもなく、ひとりとひとりの人間として関係性を結ぶ」という夢を与える物語。
と捉えることができる。できるんですよ。傍から見たら犯罪だけど。
(問題は誘拐ストーカー設定なくてもこれを描けたことだけど、その設定のおかげで(いろんな意味で)バズってるから うん…)
「男とか女とか性とか支配被支配とかラベルだけの話ではなく、ぜんぶひっくるめて、私という人間とあなたという人間の話であり、救いの話」というふうに見たとき、
正直、読み口としては2000年代の商業BLやブロマンスに近いなと私は思った。
実際幸色のワンルームの幸とお兄さんの関係は決して恋愛感情だけにはとどまらないという風に描かれています。
加害者と被害者であり、無自覚的な搾取する側とされる側であり、姫と従僕であり、ナウシカと王蟲の幼生であり、友情であり、慈愛や同情であり、恋愛感情もうっすらあり、依存であり、共闘関係であり、勘違いであり、共犯者であり、そして全てを肯定し合う関係である。
だから人気が出た。
恋も愛もべたべたラベルが付いてひと山いくらで売られていることを、十代の少女たちはとっくに気づいている。そんなふうに安っぽくない、けれど十代少女たちに門戸を開いているフィクション作品をもとめている。それがどれだけ過去の文学や映画や漫画でありふれてやりつくされてきたものだとしても、「いま」「ここ」で「私たちに対して」向けられている作品に惹かれて何がおかしいのだ。
またこれは重大なポイントだが、お兄さんは性のにおいがしない。
デフォルメされた世界で成人男性の記号をほとんど持たない、いってしまえば無性の存在。メンタル的にもそう。
その上、精神年齢は少女とほぼ変わらないため、罪の意識を持った姿は読者にはどこか可哀想にうつる。過去の傷があるらしく年下の幸が守らねばと思うほどいたいけでたよりない。幸に都合の悪いこともしない。
けど、男。
「そんなやついねえよ」だ。だからこれはファンタジーだし理想たりえる。リアルと切り離せる免罪符でもある。
ひと山いくらのラノベに出てくる都合のよいヒロインから性の匂いをひっぺがしたようなものだ。少女にとって男の性は不要なもの、というか幼いころから自分を脅かしてきたものでしかないから、無い方がいい。幸の安心できる居住空間を提供する為にも。
だから、ストーカー、誘拐犯の男、というショッキングでスキャンダラスな設定はあるものの、それは今やおにいさんと幸が法を犯したことをしても問題ないというハードル下げのための設定になり下がっており、基本「ある日突然(可愛くて自分が居ないと生きていけない(A))女の子が空から降ってきた」と同義なのだ。ぺらっぺらだが、それこそが求められている。「怖くないから」だ。
(A)には「やんごとない身分の」「血のつながらない妹/姉である」とか、あと「大量殺戮生体兵器の」とか「妖怪の」とか「暗殺者の」とか「殺人鬼の」とか「サイコパスの」とか入ったりする。よくあるやろ。そういうのを①男女逆にして②リアル現代の③クライムフィクションにチューニングすると
ついこないだあった事件にそっくりで笑えなくなる、みたいなの超あるあるなんすわ…
とはいえフィクションだし少女漫画だし、問題ねーじゃんと思うだろ?私も思う。お兄さんは捕まるか虐待親に突撃して共倒れして死んで美しい思い出になって欲しいけど(どうせやるなら徹底的に幸に都合よく退場して欲しい)。
ツイッターへの最初の投稿とか現実の事件に対してタイミングが最悪すぎる件に関してわざとかどうかはもう「関係ありません」で貫き通すだろうし実際分かんねえからいいわ…。マジでインスピレーションさえ受けてないとしてももう運が悪かったと思ってほしい。というか当時あれだけのトップニュースすらチェックしてなかったなら作者はうかつだし、チェックしてても特に何も考えず出したならそれはそれで大変アレなのでそれは怒られても仕方ないんじゃねーかと思う。
特に問題に思うのは、クロスメディアするとしたら慎重にやるべき題材だったということだ。
「先生!」「PとJK」の実写化の時も同じこと思ったけど(あれも「少女漫画なら素敵だがリアルに考えるとわりとやばい」案件)今回は格が違う。なんせ誘拐犯でストーカーだ。どれだけ気を使っても使いすぎるということは無いだろうに…と思う。
後ろめたさも、退廃的なことも、この作品の魅力と分かちがたく結びついている。伝え方を一つ間違えたら倫理観を疑われる作品なのは変わらないのだ。
このへんは制作側の、なかでもプロモーションの腕が必要な作品だろうなと思う。
たとえば、この作品がギリギリまで性のにおいを消臭できているのは、絵柄の影響が大きい。デフォルメが強く、リアルさは無いティーン向けの絵。虐めのシーンにも性的なものは見受けられず変態教師とのバトルでさえ匂わせる程度だ。
性も犯罪も、それが主題ではないのだと、なによりも絵が主張している。
また、この作品は家族で見てやいやい言いながら見るより、一人で集中して見たいものじゃないだろうか?ターゲットは現在テレビを良く見る層と被っているか?いないんじゃないか?ティーンの原作ファンがこの作品を見て語り合うなら、家族よりも、同性で趣味の合う友達とではないか?
だから、メディア展開を思い切り間違えてる気がしてならないのだ。
テレビでやるならアニメ作品にすべきだったと思う。その人気に火を付けた一端でもあるキャッチーな絵柄を生かし、フィクションであることを最大限利用すればよかった。あくまでこれは夢物語で、リアルとは違うのだとアピールすればよかった。それでも非難は受けただろうが実写化よりはましだったはずだ。「誤解されやすいけど本来こういう話ですよ」と12話でも24話でもかけてやればよかった。
実写化したいなら、この退廃的な作品は映画の方が合うだろうと思った。それに映画館でしか見れない、というフィルタリングは大きい。実写化することでどうしても露悪的に、生々しい匂いになる画面をテレビから無作為にまき散らすのではなく、納得して料金を払い席に着いた観客にだけ誠心誠意向き合う形をとれば良かった。観客を巻き込んで二人の世界に浸れる場所を作ればよかった。
広告展開で規制派の火に油を注ぐ可能性は大いにあっただろうが、中止よりはマシな結果になったんじゃないか。
なんで再現が難しい絵柄を実写で、なんでナイーブかつ視聴者を選ぶであろう題材を全国放送の誰でも見れる割にメインターゲットを逃しまくるであろうテレビで、やろうとしたのだろう。やはりコストの問題だろうか。
いや本が売れたらいいなと思ってたんだろうけど炎上商法やった割にリターンがアレ過ぎない?そうでもない?わからんけど
正直、ドラマ制作側も作者の方も編集部も、「現実にある犯罪を扱った現代劇である」という認識が甘すぎたのではないかと思う。
それも、未成年の被害者がいる事件を、「犯罪としてではなく救済として描く」というひねりを売りにした作品でだ。
「カリオストロの城」でも撮っている感覚だったのかもしれない。モニタの解像度低いわ。
もしくは、とてもリアルだと思ったから実写にしよう!と思ったのかもしれない。
そのリアルさは虚構で夢でしかなく、それでいてとてもありふれた現実だ。
だって、実際の誘拐や幼児への事案はひっきりなしに起こっていて(マジでひっきりなしに起こっている)。
ストーカーや誘拐犯の脳内で、自分は被害者と愛し合っていたという美しい物語が展開されているのは決して珍しくないのだから。
その恐ろしさを無視して、リアルに寄せる実写化をするのは賛成できなかった。
苦言を呈す派に対して作者からのコメントは「実際の事件とは切り離してみてください」これだけだ。たったこの一言で全て免罪されるなら表現の自由とはなんとも気楽で無責任なものではないですか。いや作品内で色々ファンタジー要素盛って免罪符切ってるしあれこれ言及するより作品に集中するのは良い手だと思うけど無責任だとは思うぞ。
だって「世の中いろんな人もいる」と、これが現実でもありえるかもね、とでも捉えられるコメントを付けて世に送り出したのは、他ならぬ作者自身なのだ。
ドラマにしても、女優に「実際にこういうこともあるかもと思う」というコメントを、編集もせず流してしまった。(これで規制派の使命感に火を付けたようなものだと思っている)。制作側止めろよ…
現代のクライムフィクション作品でこのコメントが出るときは「だから怖いなって思いました」くらいのことが続くはずが、「実際あったら素敵」と続いてしまうような。
作品そのものというよりもその周りの倫理観がガバガバなのだ。現実がガバガバ。
そうでなくても今現在、長年沈黙されてきたハリウッドやら世界的に女優の性的搾取の告発が起きてて転換期で、それでも搾取する側の擁護をやめない(「いや、でも女性側も望んでたんじゃないか」みたいなのワイドショーで沢山見ましたね!)、日本のテレビ業界をつい最近私たちは見せつけられているのだ。そもそもの信頼感が地に落ちている時に「地獄の真ん中で搾取されてるけど女の子はハッピーです」みたいな作品作ってもそりゃ倫理観が疑われるだろという話だ。
お兄さんと幸の間にある感情はとても純粋なもののように描かれる。
それは憂いを帯びて美しい。破滅に向かっているからだ。地獄の上にある安息だからだ。あかるい太陽ではなく、暗闇の中の星。
薄汚く、ふたりを虐めるものばかりの世界でここだけは綺麗であるように感じる。実際そうだからなのだろう。未来なんて考えたくもないし過去の事は忘れたい。いまここにある、おにいさんと幸のあいだにある、形容しがたいなにか、それだけが全ての世界でいたい。
この作品のメディア展開が一つ潰れることで、悲しく思うファンもいるだろうなと思う。恨まれるだろうなとも。
つーか私も十代の時に、リアルで起きた殺人事件(娘が父を鎌かなんかで…)をうけて「ひぐらしのなく頃に」のメインキャラが義父を鉈で殺す回の放送が見送られた時「いやリアルとの区別くらいついてますけども~~~~~????」って怒ってたよ。
でも今(アラサーだよ)、もし「新幹線で鉈をふるう殺人事件が起きたけど、犯人は実は悪い人ではなかった」みたいなフィクション作品がテレビで予定されてるとしたら…今の私は、「それは見送った方が良いのではないか」と思う。
大人になるにつれて、想像力は広がりだけではなくリアルさを増していった。経験と知識が増えたからだ。
「これのせいでちいさい子供や、少年少女が酷い目にあうかもしれない」と思うと、耐えられなくなってくる。大人になれば強くなると思っていたのに、陰惨なフィクションも年々見れなくなっている。それは、年を重ねた分現実に起きる陰惨な事件を、それに対する酷い言説を、これまで見過ぎて、現実を見過ぎて、どうしても思い出すから、なんだか嫌になっちゃうからだと思う。大人になるにつれて、後から生まれてくる子たちが傷つかない世界になればいいと、祈るようになってきたからだと思う。
フィクションなのに、現実で被害に遭って泣いていた子や、かつて嫌な思いをしたときの自分を、思い出す。被害者の絞り出す様な言葉や、それに向けられた酷い言葉の数々を、理不尽を、やたらと思い出して、想像してしまって、苦しいときがある。
子供の時はフィクション作品やメディアの力を舐めてたし、大人になればもっと区別がつくようになる、
なんならフィクションを見てリアルを思い出すなんてオタク失格だとすら思っていた。
でもそうじゃなかった。
倫理観スイッチ切って倫理観ゼロの作品を楽しむには、TPOがある程度大事だと知った。自分の家族を亡くした直後に、家族を殺す話を楽しく読めないように。
倫理観ゼロの作品は、倫理観ゼロの現実世界では楽しめないと分かった。楽しめるならそれは娯楽である以上に、麻酔や薬であり、治療なのかもしれないと思った。生きるための救済。
作品の影響力を舐めたらダメだと思った。面倒なオタクである自分は偶像やフィクションに命を救われてなんとか生きてきた。
ならば人の命を奪う作品が無いなどとどうして言えるのか。
だから今回の幸色のワンルームへの規制は、わたしは(あくまで私はな)、
これを見た「大人」がリアルに起きた事件や今までの経験のフラッシュバックに耐えきれなくて「やめろ、せめて少女漫画のカテゴリのなかにいてくれ。そうでないなら無作為にまき散らす前に対策してくれ無作為にまき散らされて何が起こるか分かってんだおれはくわしいんだ(※嫌なことを沢山思い出しながら)」
って言ったんだと思う。
そういう側面は大いにあると思ってる。
「それでも僕はやってない。」が公開された以降から痴漢被害者への二次加害が酷くなったって話聞いてワァーってなった。
そんな変遷を見てきたら「こういう作品が公開されたら、また…」というフラバもそりゃ起きるよと思った。
直前に現実の誘拐事件があり被害者バッシングを見てるんだから余計に「あれが、また…」ってなるよ。(だから本当にタイミングが悪すぎたんだよ…)
というかそれはダメだ。現実がこうだから配慮して作品自体消そうみたいなのは私が一番やりたくないことだった。だからゾーニングとフィルタリング推進派なんだけどさ。
そしてゾーニング・フィルタリングはメディアの差でも実施できると思う。その作品に触れるまでのハードルの差があると考えているから。テレビは特にハードルが低い。例えば映画館での上映や本屋で棚が分けられパッキングされた単行本等とはそれだけでも違う。同列に語れないと思う。
だからってガチガチにこの本は誰向け!この本はこの性別この年齢このカテゴリ!とかマジ誰もやりたくねーよ。なにそのディストピアだよ。
ネックは「現実の事件に対する二次加害が野放しなこと」だから、ここがマシになれば結果的に表現の自由も守られるんじゃねーかなと思うけどどうですかそのへん。
ほんとね現実クソだったよ。現実の誘拐事件おこす犯人もマジでクソだったし被害者に向ける目も相当クソ。二次加害を大量に見過ぎて本当にメンタル削れたし、なによりオタクのリアル事件に対する大喜利に慣れ過ぎて、被害者がいるっつーのに自分も一瞬「あっそんなひどいことされてなかったのかも?」とか思ってしまったのがめちゃくちゃ自己嫌悪で死にたくなった(自分ネットのアイドルと二次元オタクカルチャーに10数年どっぷりなんですよ)。「そんなわけねーだろ」と思った。被害者の苦しみをも加害者のやったことも軽視出来るもんじゃない。絶対。
この感覚のままでいるのはやばいと思った。でもこれは曲りなりにも女体持ちで嫌な思いも散々してきたから「そんなわけねーだろ」と思えた部分はあるだろうなってのもあるし、「そんなわけねー話」をいくらでも茶化せる人がいるのも知っていた。
誘拐もストーカーも盗撮も被害者叩きも遠い世界の人にとってはそれはファンタジーだろうしな。
でもファンタジーじゃねえんだよな。
私が生きていく現実に影響があるんなら、私は私のために戦わないといけないと思ったんだよ。
幸色のワンルーム 放送取りやめに関しての思いとか。|たれ(甘辛い)|note
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.mu/amakara_no_tare/n/na4eb53fb6768
だから言ったじゃん。幸色のワンルームは、若い子が普遍的に持っている逃避行願望が投影された作品だって。少女向けのたわいもない作品だって。
現実の事件をモチーフにしたものではないと作者が明言し、発表されたのも事件の半年後というラグがあったにも関わらず、
誘拐事件を女の責任に転嫁したい性差別的な作品という文脈を勝手に仮託して吹き上がっても仕方がないだろう、と。
しまいには、若年層の家出を助長するからダメなんて噴飯物の主張まで出てくるんだから手に負えない。
しかし、抑圧された不満が自身に向かうのを目の当たりにして意気消沈する正義の人の姿には笑う。え、今になってようやく気付いたの?
君らのやってることはパターナリズムそれと同じとは思い至らなかったのか。
人が自由に楽しみ萌えていたものに、正しいか正しくないかの尺度で介入して矯正させておいて
「抑圧するつもりなんてなかった」とかよくもまあ言えたもんだよ。