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はてなキーワード: 幸色のワンルームとは

2023-05-28

anond:20230528140450

アメリカじゃ21件の自殺者がいるし、もはや社会問題日本でも自殺社会問題

斎藤環も「現代剣闘士」と言ってるけど、あんなもん見る人が見れば「やっぱりそうなったか」と言われるよ。

一人死ぬまで放置してきたこ自体がもともと異常だったんだよ。誹謗中傷自体は以前からずっと付きまとってたわけだし。

現実自殺者が出ようが出まいが、「恋愛リアリティーショー出演者自殺」というストーリーはまともな感性があれば誰でも思い付く。

ちな【推しの子】作中での番組タイトルは「今からガチ恋始めます」で、これは「今日、好きになりました。」の露骨パロディ


魔法のiらんどとか知ってれば「誰でも思い付くただの王道」とわかる幸色のワンルームを、現実誘拐事件モデルだと騒ぐ視野の狭い無知ものせいで実際に放映中止になった過去トラウマになってる人も多いんじゃないかね。

から「嘘にはちゃん反論しておかないと」という空気があるんだよ。

2022-12-28

幸色のワンルームが今月完結していた

https://twitter.com/89hakuri/status/1598639995161829376?s=46&t=qHcx6Pezhss_5rFRd4ogOg

2018年ごろの騒動の時、なんでも自由に描いていいけど事件最中の今はダメでしょ!と思った。

4年の時間が経って、ずっと描いてちゃんと完結させたんか〜影響された人とか特にいなかっただろうし…

いかいかからないけど、凄いなとは思った。

2022-08-31

キモオタおじさんもフェミおばさんもケータイ小説なんて知らないから、幸色のワンルームが「どうみてもケータイ小説系譜継承したありがちな王道作品であることが理解できないんだろうな。

2022-08-30

幸色のワンルーム』(さちいろのワンルーム) anond:20220830142230

身長164cm男性なんてそこらにいて29歳で中学四絵に間違えられるのは無理がないか

松葉瀬 聖(まつばせ ひじり)

松葉瀬探偵事務所の所長[comic 20] の男性。29歳にして身長が164cmと小柄でよく中学生に間違われる。


anond:20220830142230

2022-04-15

最近読んだBLではない本と、関連BL本・関連するがBLではない本。(ネタバレあり)

 けっこういい感じに分厚かったけど、半日没頭して読んでしまった。

流浪の月』(凪良ゆう)

 来月辺りに広瀬すず松坂桃李の主演の映画が公開されるし、TSUTAYAに行けば売れ筋ナンバーワンとしていっぱい平積みされているので、わざわざ私が紹介しなくてもいい気がするが……。

 著者の凪良ゆう先生BL小説家としてデビューした人気作家。数年前からBLレーベル外の小説も書くようになった。『美しい彼』『わたしの美しい庭』『滅びの前のシャングリラ』など著書多数。

あらすじ

 主人公の更紗(さらさ)は、風変わりな両親に愛され、自由奔放で健やかに育っていた。だが、平和な日々は突然瓦解してしまう。天涯孤独となった更紗は伯母の家に預けられたものの、普通の家庭に馴染むことが出来ない。居場所のない彼女放課後、独りきりで公園に行き、ベンチに腰掛け読書をして時間を潰すようになる。

 公園には更紗以外にもう一人、ベンチの常連がいた。更紗の学校の友人達からは「ロリコン」と呼ばれる、痩身の若い男。彼は毎日、暗い目で女児達の姿を追っていた。

 更紗が伯母の家での暮らし限界を感じた夕方、これまで更紗に対して無関心を貫いていた「ロリコン」が彼女に近づいてきて……。


増田感想ネタバレあり)

 ざっくりと言えば、かつてTwitterとかでフルボッコにされた伝説の『幸色のワンルーム』(はくり)みたいなストーリー。傍目には、猥褻目的誘拐犯に性犯罪被害者が懐いてしまストックホルム症候群しか見えないけれど、実は訳ありのお兄さんが虐待を受けている女の子を救い、それをきっかけに強い絆で結ばれ、唯一無二の関係性を築いた二人の物語

 なんか物議を醸しそうな筋書きだけど、今のところ『幸色のワンルーム』のようなボコられ方はされていなさそうだし、これからもそうはならないかもしれない。

 ただ、レビューを見てみると、猫も杓子も作者が読んで欲しいように読んでいるというか、「事実真実とは違うということがわかりました。わたし無理解から他人を傷つけないように気をつけてようと思いました」と多くの人々が判を押したように書いていて、道徳時間小学生じみていて、うすら怖い。一体どうした、みんな真面目か。

 まあそれは置いといて。『幸色―』よりは好意的に受け入れられているっぽいのはたぶん、そもそも挿し絵無しの小説なので、女児可愛い言動性犯罪被害を描いてもそれを「性的消費」目的で書かれたとは思われ難いというのがあるのかなと思う。それに、物語全体のうち、被害者女児誘拐犯の暮らしが書かれた部分はそんなに多くない。それより、更紗が事件以来、15年の歳月をどのように生きてきて、現在はどんな風に暮らしているのかに多くのページが割かれている。そして、更紗が性的虐待を受けている場面や、彼女にとってはしんどいだけの性行為の場面は、心情はリアルに書かれても行為のものは生々しく描写されはしないので、虐待描写オカズ化は防がれている。そういう意味では安心

 未成年略取という犯罪に夢見すぎという批判はあると思う。だがそれも罪を犯した文(ふみ)の内心が吐露される章で緩和されるのかな、たぶん。

 現実にも起こりうる、子供被害に遭う犯罪とその冤罪当事者しか真実は知らないはずなのに憶測が飛び交い、被害者加害者ともにオーバーキルとなるほど晒し者にされ平穏日常生活を奪われ追い詰められること。そういうことを物語ネタとして取り上げることの良し悪し。それについて私自身がどう思うのかといえば、良しとも悪しとも言えないなぁという歯切れの悪いことを言うしかない。

 個人的好き嫌いのことをいえば、センシティブネタほど「逃げの一手」を打たない方が好き。例えば近親相姦もので実は血が繋がっていなかったのでセーフでしたとか、小児性愛者が未成年略取の罪を犯したと思ったら実はそいつ小児性愛者ではなかったのでセーフでしたとかいうのは、何がセーフじゃ甘えんな! もっと業に正面から向き合えと思う。

 『流浪の月』はどうだったかといえば、文は実は小児性愛者ではなかったので、そういうとこは私のあまりきじゃないものの類なんだけれど。だってたぶん多くの読者が「更紗と文にはこれからは静かなところで幸せ暮らして欲しい」とレビューに書いているのって、文が「安全な人」だとわかったからで、もしもまじもんの小児性愛者だったら同じ感想が出るか? っていう。なんていうのか、結局は罪を軽減して世間並に受け入れられるレベルまで物語引き下ろした感が出てしまうというか。それで事実真実は違うよねーと言われてもなって感じがする。

 だが、文がなぜ自らを偽ってまで小児性愛者のふりをしてきたのか、その事情と心情があまりにも切々と書かれていて胸を打たれたので、私の個人的好き嫌いとかどうでもいいかもう、と思い直した。

 事実真実は違う。人それぞれに抱えているものがあって、それを他人が何も知らない癖に常識だのなんだのを笠に着て叩くことが許されようか? 本作のテーマはそんな感じだが、幼い頃の更紗を育んだ家庭や、大人になった更紗に関わる人々などを、更紗が許容するもの・拒絶するものに、そうは言ってもな……とちょっと疑問が残るようになっているところが良いと思った。

 たとえば、母親が無理をせずに幸せであることは大切だとして、更紗は彼女自身母親や、同僚の子持ち女性自由奔放ぶりを許容する。ところが更紗の母親と同僚女性は娘の物分りのよさに甘え、自分恋愛にかまけて娘を放置するという全く同じ行動をする。だが、その結果は大きく異なる。更紗は母親に遺棄されたせいで理不尽辛酸なめることになったが、同僚女性の娘は放置されたものの完全には棄てられず、それが切っ掛けで更紗と文という年の離れた友人に出会い精神的に救われることとなる。同僚女性は更紗と文という協力者を得たお陰で、娘を遺棄せずに自分人生も大切にできたとも言えるかもしれない。同じ事が起きても結果は違う。これを人それぞれと言うか、そんなんただの運だから最初からちゃんとしているに越した事はないと思うか。現実としては、周囲から親にかけられるプレッシャーのお陰で子供が守られているという事も、往々にしてあるが……? などと、ちょっと考え込んでしま余地が読者には与えられている。

 一方で、更紗はDV気質のある恋人の亮のことは、交り合うところが一つもないと拒絶し切り捨ててしまう。亮がなぜDVを止められなくなってしまったのか、その理由を知っていながら、理解共感彼女拒否するのだ。母親が我が子を遺棄することには同情すら示すというのに、DV男はどんな事情があれどもダメであるというアンバランスDV男は許してはならない、そんな奴からは早急に逃げるべきだというのは正しい。ここを違えたら今時の読者には受入れられないのは想像に難くないが、世間へのご機嫌取りとも思えない、あえての偏った描写なのだろうか。と、ここにも悶々と考えさせられる余地がある。

 また、他人無理解によって苦しめられてきた更紗もまた無謬の人という訳でもなく、無邪気な思い込みで発した一言で文を深く傷つけたのに長い間気づかず、文の真実を知らないままであった。それは、読者が安易に更紗と自己を同一視して気分を良くするだけにとどまるのを阻んでいる。更紗が文の真実を知った時、それまで更紗と一緒に被害者意識を持って、解っていない人々を糾弾出来る立場にいたはずの我々は、自分達が解っていない人々と同じ穴の狢であることに気付かされ、ショックを受けるのだ。

 後半、読者目線では余裕で予想できる破滅的な結末に向けて、更紗と文が善意ちょっとした人としての良識を発揮したせいで転がり落ちてゆくところは、はらはらしてつい目が離せなかった。それはダメだ、善意でもやったらいけないやつだと、更紗達を批判することを、圧巻の心理描写妨害してくる。簡単に教訓を得ていい気分になって読み終えることを許してはくれない。それがこの小説のすごい所なのかなと思う。

 にも関わらず、レビュー者が判を押したように教訓を得た事ばかりを書くのは、この小説安易共感を読者に許さない、熟考を強いてくるからなのかもと私は思った。そう易々とは自分意見を書くことが出来ないから、かえってテンプレみたいな感想を書いてお茶を濁すことになるのだ。


さて、以下は凪良ゆう先生BL作品の紹介と、『流浪の月』とテーマが似ていると思う作品とかの紹介。

『美しい彼』(凪良ゆう)※BL小説

 主人公平良吃音を持っているせいで上手く喋ることができず、学校生活の中ではスクールカースト底辺に追いやられていた。両親に心配をかけることを畏れた平良は、イジメターゲットにならないように極力目立たぬよう、息をひそめて暮らしている。

 そんな平良は、高校二年の新学期、同じクラスになった清居(きよい)に一目惚れをしてしまう。清居はスクールカーストの頂点に君臨し、陽キャの面々に一目置かれながらも孤高にマイペースを貫く、まさに王者である。そんな清居とそのしもべ達から奴隷のようにこき遣われる平良だったが、清居が気まぐれに差し伸べる暴力的な救いの手や、逆境ものともしない凛とした姿勢に心酔する。やがて平良は、清居の一兵卒から立派なストーカーへと進化していくのだった……。

 凪良ゆう先生BL小説のなかでたぶん最も人気のあるシリーズであるイジメ被害者加害者カップリング主人公平良と、平良に惚れられた清居、それぞれの視点によって相手人間性共通体験についての見方ががらりと変わる。事実真実は違うとはまさにこのこと。

『にいちゃん』(はらだ)※BL漫画

 幼い頃、近所に住む「にいちゃん」に遊んでもらっていた、ゆい。彼はにいちゃんのことが大好きだった。ところがある日、にいちゃんが奇妙な遊びに誘ってきた。怖くなったゆいは、にいちゃんの部屋から逃げ出した。そこへゆいの母親鉢合わせたことにより、にいちゃん逮捕されてしまう。

 数年後。高校生になっても、ゆいはにいちゃんのことが忘れられず、親には内緒でにいちゃん行方を探していた。そして遂ににいちゃんと再会を果たしたゆいだったが、にいちゃんはゆいを怨んでいた。にいちゃんはゆいを拘束して動画を取り、それを脅迫材料として、ゆいを呼び出し、苛烈性的虐待を加えるのだった。


 ほんもの小児性愛者でしか性犯罪者の大人と、ストックホルム症候群高校生のカップリング虐待描写があまりにも凄惨で心を折ってくるので、性描写ゴリゴリにあるが抜けないエロ本みたいなことになっている。ヤバい奴に雁字搦めにされてしまった状況での愛は偽りなのかもしれないが、渦中にある本人にとっては本物に見える。その様を綺麗事なしに描写した怪作である


『私の男』桜庭一樹

 腐野花(くさりの はな)は、恋人との結婚をもって養父の腐野淳吾の手を離れることになった。花は幼いうちからまだ年若い養父性的関係を持ち、そしてもう一つ、誰にも言えない秘密を淳吾と共有していた。

 そんな花と淳吾の暮らしを、時の流れとは逆順に、章ごとに語り手を変えつつ描いた物語最後には花と淳吾の真の関係性が明かされる。

 はたからみれば養父から性的虐待を受ける女児物語だが、やはりこれも事実真実は違う系。ところが真実事実よりもどろどろとしていて、なのに純心であり耽美でもあるが、物凄い業の深さでもある。

 第1章が花と淳吾の別れの話で、それから章ごとに時を遡っていき、最終章家族を亡くして孤児になった花が淳吾と出会い養子になるところで終わる。

 私は初読の時に、まるでハッピーエンドのように終わるなぁと思ったのだが、再読したら別にハッピーエンドには思えなかったのは何故なんだ。もう一度読めってことかな、ハハッ。

 映画にもなっているのだが、映画版はまるで小さな悪女・花に淳吾が狂わされ搾り滓にされたみたいなラストだったから、あまりきじゃないな。


『つみびと』(山田詠美

 酷暑真夏若い母親は幼い子供達を部屋に置き去りにし、餓死させた。懲役30年の実刑判決を受けた母親を、世間の人々は好き勝手糾弾する。一体、母親は何故、愛していたはずの子供達を死に追いやってしまったのか? 母親自身の生い立ち、彼女祖母の代から続く凄絶な負の連鎖とは……。

 小説しか描けない現実があるとして、実際に起こった事件モチーフに書かれたフィクション小説である

 児童虐待と、世間の人々が助けたいとは思わないタイプ社会的弱者物語。著者の山田詠美先生自由女性恋愛小説を書く一方で、昔から社会の最下層にひっそりと生きる人々の事も書いてきた。中でもこれはすごい作品

 山田先生作品にしては珍しく、リベラル無責任で冷酷な一面が批判的に描写されている。

2022-03-01

https://togetter.com/li/1852588

幸色のワンルームとかね……

乙女ゲーとかも監禁エンドなんて王道だし、携帯小説とかでも「誘拐監禁」は一ジャンルしかないのに、「そういう世界」を知らない人は「アレのパロディに違いない!」と思い込んでしまう。

2021-09-11

anond:20210911160310

男性向けの二次元キャラクター現実女性とは無関係であるのと同じで、BLもまた現実ゲイとは無関係だよ。

無関係ながらに二次元キャラクター愛着を持つ女性や、BL愛着を持つゲイがいたとしても、それは個別の話。無関係ながらに二次元キャラクターを憎む女性や、BLを憎むゲイがいたとしても、それは個別の話。

創作インスピレーションがどこにあるかも関係ない。実在人物を観察して思いついた設定であろうが、実在の事例を見て思いついたストリーであろうが、フィクションフィクション。(「モデルにする」ことと「インスピレーション元にする」ことは違う。「モデルにする」のであれば無関係とは言えないが、幸色のワンルームが受けたバッシングのように「モデルにしている」というレッテル貼りを許してもいけないし、はすみとしこヘイト創作のように「フィクションである」という言い訳を許してもいけない。そこは慎重に区別しなければいけない。)

巨乳キャラクター実在巨乳女性差別することもなければ、救うこともない。それと同じで、BL実在ゲイ差別することもなければ、救うこともない。それ以上でもそれ以下でもない。

2021-09-06

BLコレクション 2

https://anond.hatelabo.jp/20210905133926

つづき。

ショートケーキの苺にはさわらないで』(凪良ゆう)

 小説オタクアンドロイドを買い受けて世話する話。

 ごく普通大学生ライフから始まって、途中で日本他国戦争を始めてしまうという展開になるのだが、開戦のきっかけがまりにも生々しいので、読んでて胃が痛くなった。

 胃痛に耐えながら読み進めると、涙と鼻水でぐしゃぐしゃのずびずばになってしまった。戦争が背景にある話だけれども、実際の戦闘シーンや戦場凄惨描写はない。そういう当たり前に泣く場面ではなく、登場人物ちょっとした言動とかでめっちゃ涙を搾り取られる。

 辛すぎて二度は読めない。

『スケベの青春』(畠たかし

 主人公はドスケベなことで定評のある高校生(攻め)。おうちでも学校でも堂々とエロ本を読めるほどのエロマスターだ。そんな主人公だったが、ある日同級生の爽やか系イケメン(受け)が人前で全く服を脱がないことに気付き、それが気になって仕方なくなってしまう。

 全体的に90年代後半の雰囲気のある絵とストーリー。脇役の「お茶山くん」がいい味出しまくっている。お茶山くん最高。たまに読み返したくなる。

『百と卍』(紗久楽さわ)

 BL漫画の中でもかなり有名なタイトルなので詳細は何も言うまい。ていうか、前に増田レビュー書いたような気がするような気がするけどまあいいか。もはや芸術領域に入った春画である

『にいちゃん』(はらだ)

 あれっ、これももしかしたらレビュー書いたかな? わかんないや、まあ書こ。

 子ども性犯罪被害を描いた作品主人公は幼い頃に自らに性加害をしようとした「にいちゃん」のことが、高校生になっても忘れられないでいた。ある日、ついに「にいちゃん」に再会した主人公だが、「にいちゃん」は主人公のことを恨んでいた。主人公は「にいちゃんから脅迫され、「にいちゃん」の部屋に呼び出されては性的虐待を受ける日々を送ることになる。

 未成年を狙う性犯罪者×性犯罪者を慕う未成年被害者 という禁断の共依存ネタだが、数年前に話題になった『幸色のワンルーム』(現実に起きた未成年略取事件から着想を得て描かれたとされる)みたいな夢のような展開があるわけではない。主人公ガチで「にいちゃん」に逆恨みされて凄惨虐待を受ける。が、やがて「にいちゃん」もまた虐待サバイバーであることに主人公は気付き、「にいちゃん」を救済しようとする。

 性虐待シーンが凄まじすぎて誰得レベル。これで抜くのは絶対許さんと言わんばかり。

 いわゆるメリバというやつで、苦味のある終わり方をする。


『ぼくの可愛い妊夫さま』(七川琴)

 小説産婦人科医×特異体質の大工男性妊娠を扱ったストーリーだけれど、オメガバースではない。たしか後天的妊娠能力を獲得してしまうという特異体質の男性が稀にいるという設定だったかな。そんな特異体質の男が、ある日突然月経になってしまったのを何かの病気勘違いして、主人公産婦人科医の勤める総合病院に駆け込んでくる。

 わりと描写が生々しいが、妊娠はしても出産とその後のことはパーッと流されて終わった。男性妊娠ものは読みたいが子育てBLは嫌い、という人にはいいかもしれない。

 購入した時には、まだムーンライトノベルズ最初から最後まで無料で読めた(のに、わざわざお金払って買ってしまった。)んだけど、今は知らん。文体増田文学っぽい。

オールドファッションカップケーキ with カプチーノ』(佐岸左岸

 同作者の『オールドファッションカップケーキ』の続編。ノンカプチーノの方が綺麗なエンディングでまとまっているため、withカプチーノ蛇足ではないかという向きもある。けど私はこれも好き。

 なんだか名言量産機になってしまったという指摘もあるが、それは否めない。でもそれ言ったら、作者のデビュー作『春と夏となっちゃんと秋と冬と僕』もけっこうな名言量産型なので、これが作者の芸風だから諦めろ、とも言える。

 主人公野末さん(受け)の同期のお二方がいい味出していて好き。外川(攻め)が転職して野末さんの部下ではなくなってしまったのが、ちょっと寂しい。

『箱の中』(木原音瀬

 小説痴漢冤罪により逮捕された主人公(受け)は、容疑を否認し続けたために実刑判決を受けて刑務所収監されてしまう。そこで同室になった受刑者(攻め)に妙な懐かれ方をしてしまう。

 作者は、作風がとても重くて痛いことで知られている。だけど、話のへヴィーさよりも、痴漢冤罪問題をこんな風に扱ってしまう作者の倫理観に私はついていけなさを感じたので、この作者の作品を読むことはもう無いと思う。主に女性向けに書かれるBLというジャンルで、女を背後から撃つようなことを書いて、何が楽しいんだろう。

リビドーアンドデストロイ』(チッチー・チェーンソー

 何でも屋の黒枝さん×「なんでも屋のどぶ六」の社員のユキチくん。あックンからの依頼でハメ撮りをしてくれる人を探していた黒枝さんは、通りかかった「なんでも屋のどぶ六」に、可愛い店番がいるのを発見可愛い店番で「どぶ六」の社員のユキチくんは来るもの拒まずなので、黒枝の依頼を安請け合いしてしまう。

 クレイジーストーリーで、しかキャラクターの描き分けが微妙なので訳がわからず、五、六回読み返してしまった。パッと見で個体識別可能なユキチくんが可愛い個体識別余裕だからね。それに、ムチムチしとるし。

 なんか、すごくハチャメチャだったなー。

2021-08-03

anond:20210803124050

幸色のワンルーム現実事件と似てるという理由社会的影響考慮してドラマぽしゃった

現実モデルにするなら遺族関係者が死に絶えた後じゃないと

2021-07-21

なぜルックバックは許されて幸色のワンルームは許されなかったのか

あるいはなぜバキエロ妄想おばさんがドラマ化を許されて幸色のワンルームは許されなかったのか。




幸色のワンルーム家族から虐待され自殺しそうになった少女ストーカー保護したという作品だ。

その前に男性少女誘拐して暴行した事件があったが全く別の話である。似ても似つかない

批判してた人たちは、被害者被害者家族へのセカンドレイプだと言っていた。

現実誘拐事件モチーフにして、あたか被害にあった少女が自ら望んで同意たかのように描いてると言っていた。

加害者を免責し、少女家族を責める鬼畜所業であるかのように責められた。


しかし本当にそうなら作品のものの連載が止まっていただろうが、実際には作品の連載は問題なく続けられた。

これらの批判は完全に無実であり、ヒステリー状態になった女性たちの集団極化現状でしかなかった。


そして現在統合失調症患者への偏見助長しかねないと言われるルックバックは賞賛され、おじさんに侵される男は実は求めてました妄想を垂れ流すBL女の妄想はなんの問題もなくドラマ化されるという。

いい時代になったものだ。



幸色のワンルームが潰されたことには運がなかったとしか言いようがない。

こういうことが繰り返されませんように。

2020-08-27

anond:20200827185250

幸色のワンルームおっさん向けだと思って雑に殴ったら実は女性向けとわかって垢消して逃亡っていうのが結局すべての答えなんだよな

ハナから客層しか見ていない上にそれすら間違うという

2019-10-16

今度はフェミ赤十字と宇崎ちゃんコラボに噛みついたらしい

『「宇崎ちゃんは遊びたい」の献血PRポスターはセクハラ』との批判と、それに関する議論

太田啓子弁護士の判断基準が行方不明──/『文化を殺すなと言って貰えるのはありがたいが、過去にキズナアイ騒動を仕掛けたり、幸色のワンルーム放送取りやめを肯定するなど、文化を殺す行為に加担していた訳で』とネットユーザの声

何時もの事と言えば何時もの事だけども一般人なら兎も角これ仮にも弁護士発言と言うのが驚きだろう。

以下に日本法政レベルが低いか象徴する出来事とも言えるだろう。

以前も募金の一件でも問題を起こしたみたいだし、一度弁護士資格制度見直しもした方が良いのでは?

個人的には昔あった建築士見直しの契機となった姉歯並のインパクトだよ。

これ等から見てもどういう事なのか良く判るね。

まだエロしか守らないと彼等が言うオタクの方が余程表現の自由を良く理解しているとしか言えないね(苦笑)

彼女等の言うネトウヨだのロリコンだのペドだのセクハラだのは相手貶める為に発しているレッテル貼りに過ぎないし、青少年に悪影響だの子供の権利女性の権利人権だの平等だの言う言葉は単に相手意見を飲ませる為に主張している口実に過ぎないからな。

これも要は理由なんて何でも良いから言う事聞いて規制しろと主張しているに過ぎない。

こんな事だからポリコレ棒だのまなざし村だの言われたりするんだよ。

そもそも児童ポルノ禁止法の一件にしても規制の強化ばかりで児童保護に関しては指摘されていたにも関わらず、ずっと無視し続けてきた位だしな。

山田太郎議員子供庁とか言う話をしているのもその辺の事情もあるのよ。

しかしこういう一連の行動を見ていて日本リベラルが何故信用されないのか理解できるよ。

この表現の自由言論の自由の一件だけではなくね。

2019-07-19

anond:20190719155751

表現の自由戦士さんたちは幸色のワンルーム自分需要があったか擁護しただけだぞ。

火災なんて彼ら彼女らの欲を満たすコンテンツにはならないから無理だぞ。

2019-02-01

クソフェミ男性向け漫画監視うんざりする

今度は島耕作かよ

たまには女向けもやれよ

ここ数年でもタラレバ娘と幸色のワンルームくらいしか記憶にないんだが

2018-12-14

幸色のワンルーム」をボコボコにたたいてたのに「彼女頭が悪いから」を持ち上げてる賢い人は何がしたいの?

わたし頭が悪いからからないので優しく教えてほしい。

https://note.mu/hamamari/n/nbbd358cc6cc4

例えばはままりさんとかなら教えてくれそう

2018-12-03

なんで「やってTRY」って潰れないの

その辺の若い女性に料理作らせて失敗したらおっさんが「あ〜ダメだなぁw」って嘲笑って、男のシェフ素人がそうそうしない本格的な料理で「正解」を見せつけるセクシズム番組

(ちなみに若い男に日曜大工やらせ企画も少しやったことあるが、今はない)

度々「性差別だ」って叩かれてるのに、なんで何年も平気で続いてるんだ?

碧志摩メグ公式を降ろされたし、ルミネ資生堂うなぎCM謝罪したし、幸色のワンルーム実写化も無しになったのに、この差は一体何なんだ?

バラエティ権力か?バラエティ番組はこれ以外にもアレなものを堂々とやりまくっている。24時間テレビとか。なんだかんだ受けてる視聴者の前では批判なんてどこ吹く風なのか?

それとも、賛否両論のあるものでないと燃えないのか?やってTRY擁護する層はネットでは目立たないが、メグやキズナアイオタク側の反発が大きくて、それが燃料になってメグの取り下げに繋がったのか?

もしかしてきっかけがないと燃えにくいのか?「CM発表!」「キャラクター起用!」とかいう…

さっぱりわからない。いつまでやるんだろうあの番組

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