はてなキーワード: ポリティカルとは
明朝体のテロップを入れつつも説明する気がまったくなさそうな速度で切り替わっていくカットに専門用語を早口でまくしたてるセリフ回し、そして未知の恐怖としてのゴジラ。
もーかっこいい。ヤバい。中盤ぐらいまでこれでもかと言わんばかりに詰め込まれてて眼福。
ほらシン・エヴァはこねくり回してもはやよくわかんないことになってんじゃん? だから何のしがらみもなく「ぼくのかんがえたこわかっこいいごじら」を素直にやれたからこれだけの品質になったんじゃないかな。
・ゴジラ怖え
vsシリーズを経て日本映画の顔となっていたゴジラは知己みたいなもので、恐怖の対象ではすっかりなくなっていたけれど、今回のゴジラはふつーに怖い。何してくるかわからない未知の巨大生物感がモロに出てて怖い。ほんと怖い。
このゴジラのっそのっそと歩く。人を見ても襲ってこない。てか視界に入ってない。だから食われるとかそういう怖さはないんだけど、その分どうあがいても止められない。何でいるのか何をしようとしているのかどこに向かっているのかどうやったら駆除できるのかわからない。何もわからない。
わからないって怖いこと。それを存分に教えてくれる。
劇パト2は国内でテロがあれば日本は変わるかっつーメッセージがあったけど、本ゴジラはもっと直截に3.11という国難に立ち向かった日本と政府を描いてるんで。
3.11の後はじめて核の落とし子たるゴジラを描くのにそこを無視するわけにいかんのは事実だけど、そこにフォーカスしてどーのこーのと場外乱闘してほしくはないなーと思った。
超巨大怪獣あらわれたー! プラレールどーん! を本気でやってる映画なんでね。ガキかよマジで最高だな! と俺は思った。
環境省かどっかの生物得意系女子で、いわゆるはみ出し者。この映画どの人物もだいたい早くしゃべるが、それに輪をかけて早口。優秀だけどそのぶんINT全振りみたいな感じで誰に対してもつっけどんで常に真顔。
で、この子、物語の終盤に一度だけ笑うんですよ。ゴジラが撒き散らした放射性物質が数年内に消え去る可能性があることを突き止めて。今までニコリともしなかったその子が見せた心からの笑顔がもう可愛いのなんのって。天使ですよ、マジで。これは日本中が恋に落ちる。
与えられた任務にただ忠実な優秀だけど冷たい感じの子かと思いきや、東京は甦るって知って、心の底から嬉しくなって笑うんですよ。実はぐう聖でしたってどんな大正義だよ。もう大好き。
ないよ。
それは今までの作品を見てれば、分かるよな?
みんなが褒めてるコピー機並べるシーンだって、踊る大捜査線で見たろ?
忘れたのか? しかも、あっちは本当にコピー機を活用してんだぜ?
庵野の恐ろしいトコは、3.11の原発事故の映像を見て、これはカッコいいと思ったに違いないことだ。
国内最大のポンプ車で冷やされる原発を見て、カッコいいと思ったのだ。
だからサンプリングしてああいうカタチで使った。最大級にカッコいいと思ったからこそ、あそこで使ったのだ。
幼生のゴジラが川を遡るときに流されていた大量のボートやひっくり返る車も、津波映像や広島の豪雨災害のサンプリングでしょう。
そこに、311後の日本の風刺という意図はあまりないと思う。意図はないが、結果的にそう見える形にはなった。
繰り返されるスクラップ&ビルドという主張も、ポリティカルな主張はないと思う。
庵野は世界を壊したいのだ。エヴァでも壊して、Qではもうこれ以上壊せないほど世界は崩壊してしまった。
そうしたスクラップの果てに何がビルドされるのかというと、庵野の精神が安定する、というそれだけなんだと思う。
エヴァでこれ以上理由もなく壊せなくなって、ついに庵野の精神もぶっ壊れたので、渡りに船とゴジラで壊しただけ。
B「具体的に誰?」
A「女の人全般の話しだよ」
A「全員とは言ってない。傾向の話しだよ」
B「傾向って何?調査でもしたの?」
A「調査なんかしてないよ。でもまわりの人やテレビ、小説、その他いろいろを見てればなんとなくわかるだろ」
B「それは個人の特徴であって女性の特徴とは言えないよね」
でも研究者でもないんだから日常の話題やネットでのちょっとしたボヤキや問題提起ぐらいでいちいちそんな調査なんかしないだろ。
Bは「イタリア人は女たらし」「アメリカ人に比べて日本人は内気」とかそういう話題すべてに突っ込みを入れたいのかな。例外があるのは当たり前として多くの人がそう信じてる(「多くの人」って何パーセントだ?www)ことってのは幾分かの事実や何かしらの原因があるだろうという推論は働かないのだろうか。
(なんでもかんでも主語が大きいと突っ込む人も同じ系統に属すると思ってる。)
反論したいならもう少し違う事を言えばいいのにね。
最初の例でいうなら
とか
B「『女に論理は通じない』と思い込むことで男が優位に立ちたいだけではないか?」
とか、いろいろあると思うんだよね。
最近はてな内における政治的な話を論じる面子に変化が生じてきた。
単純に言えばいわゆる「はてサ」と呼ばれる左翼勢力に対抗する右翼勢力の隆盛が目立ってきた。
ある一人を軸に議論が激化し始めており、メタブクマの数が凄まじいことになっている。
「ある一人」はブクマを日常的にしている人ならある程度はわかるだろう。
ちなみに別にその人が嫌いとかそういう話ではない。
ここ最近は慰安婦問題とドイツの難民問題や表現規制の問題等、2項対立的な話題が目立つ。
これらを軸に激しい論争を繰り広げており日常的にidコールによる手斧合戦も起きている。
前からあったんじゃ?という疑念も最もだが、「ある一人」は今までと違う部分がある。
基本的に今までのはてサ関連のエントリーを見ているとどうにも右側の人は「はてサ」を無視していた。
ところが「ある一人」は関連した記事に基本的にブコメをして対抗意見・指摘を繰り返している。
また、メタブクマで異論を投げかければ基本的に補足・反論を行っている。
その結果はてな内におけるポリティカルな論争が激化し始めている。
というより表面化したといったほうが正しいだろうか?
両者がかなり詰めたところまでコメントしあうせいかそれに賛同・反対するはてな民も徐々にだが左右が鮮明に分かれてきた感がある。
賛成派はこの人。
反対派はこの人。
と挙げやすくなってきている。
2chの例などを見るとほぼ必ず、激化した闘争の結果は右翼だらけ(+民)、あるいは左翼だらけ(嫌儲民)になりがちだ。
このパワーポリティクスの果てにはてなはどういった結果を生み出すのかわからないが行く末を見守りたいと思う。
新たなる地平に到達する可能性も含めてウォッチしていこう。
まぁ日韓W杯ってやっぱり、色んな意味で象徴的じゃないですか。
単純にサッカーの側面から考えてもやっぱり国内の目線で見るとすごい重要ですよね。
でも一方でネット右翼が隆盛する直接的な原因の一つであるとする言説ってすごい強いです。
色んな意味で象徴的になりすぎてる感じはありますけどやっぱり最近の日本のwebをポリティカルな側面から考えるとどうしてもネックになってくる。考えざるをえないなとは思うんです。
その辺をネトウヨではないが政治にある程度興味があり、サッカーに詳しい人達ってどう考えてるんだろうか。
最近ホットになった話題で例をあげると「ゲームとかファンタジーでおばさんキャラがいない」という話題。
もちろん指摘はその通りなのだろう。そしてそこには現代社会が抱える女性像が反映されている。社会学だとかフェミニズムだとか言われるような問題が横たわっている。
私の言いたい事は、知らぬ間に諸メディア形成されたイメージ偏り、あるいは社会において形成される「生きづらさ」などの構造をただ指摘する、それだけでは不十分だということだ。
メディアに表出されるイメージに改善点を見つける。違和感を見つける。営為としてよろしいことだ。ただ、それだけでは駄目だ。つまり「あれがおかしい、これがおかしい。ポリティカルコネクトネスに反する。」というだけでは駄目だということ。
なぜ改善すべき事態が起こっているのか? どうしたら改善できるのか? 改善すべきなのに、なぜ出来ない現状があるのか?
これらを考えなくてはならない。実現するかはともかく、考えることが大切だ。
既成概念の誤りや不十分さを指摘するのは簡単なことで小学生でもできる。脱構築は簡単なことだ。気付きさえすれば表出できる。
しかし難しいのは再構築の方で、では、よりよく改善するにはどうしたらいいのか? これはなかなか難しい。難しいからこそ考えなばらなないし、難しいからこそやる価値がある。
おばさんキャラの話だと、ブコメで事例があがっていたり、おばさんが登場するこういう話なら面白い、などの指摘があった。肝要なのはこうした思考を持つことで、ただポリティカルコネクトネスの齟齬を指摘するのでは不十分だということ。
最近のネットでは、誤りを指摘することだけで仕事した気になる中高生みたいな連中が(中高生含めて)多すぎる。その向こう側にある「なぜ?」あるいは「改善するにはどうすれば?」の再構築こそが大切なのだ。
「醜い子供系のキャラやあまり格好良くない主人公キャラ」ってのはポリティカルコレクトネスじゃなくてリアリズムだろうし
ポリティカルにコレクトなことはわりとリアリティと対立する場合も多いからそれごっちゃにできないだろうし
そりゃ数あるマンガにはかわいいキャラが登場しないのもあるだろうけど
話を美少女コンテンツに限ったのは一番話の発端の増田が「オタクが可愛らしい女の子を好むからフェミニストが叩く」っていう説に異論を唱えたかったからであって
ツッコミが色々とっちらかっててどの方面にツッコミ返せばいいかわからん。とにかく今の文脈に大友克洋は要らない。フォローワーの一人と思われる士郎正宗の描く女はエロい。
「女子に読んでほしい本」がそもそも主語が大きいのだから、その反撃もまた主語が大きくなるのは当たり前。
なんで前者の主語の大きさは棚に上げて、反撃の方の主語の大きさだけを批判する?
POPの出来が悪いことに起こっているのではない。
「女性の意見を一切聞かずに」と女性を無視したことを堂々と表明する無神経さとか
女は東野圭吾とか村上春樹ぐらいしか知らないんだろうという一方的な決めつけとか
あからさまな女性蔑視にあふれた文章が顰蹙を買ったのだと、記事本文でもブコメでもさんざん言ってるのに。
元記事にはない「ポリティカルコネクトネス」だの「ジェンダー」だのという言葉を引っ張り出して
元記事の怒りそのものを歪んだおかしなものに仕立て上げようとしてるのは何故だ?
なんで実際に書いてあることを無視して、書いてないことで批判しようとしてるのだ。
女を馬鹿にして見下してるのに
女がそれに対して怒りを表せば、その怒りを無視し、怒っている理由を別な話にすり替えて、さらに女を馬鹿にする。
ネット普及以前は言われっぱなしで有耶無耶にされるばかりだったけど。
増田がいかに姑息に論点のすり替えをしただけでまともに反論できてないかきっちり残るから。
http://anond.hatelabo.jp/20140524223631
元増田は実際傷ついたのだろうし、それはそれで気の毒ではあるのだが。
こういうことを言うのはポリティカルにコレクトではないのだろうと思うから増田に書くのだが、相手の男からしてみれば、ホテルに誘って「断られなかったのに」セックスしたらレイプ扱いされた、というんじゃたまったもんじゃないだろう。
男女が一緒に飲みにに行ったらセックスにも同意したということだ、という相手の(変な)論理に同意する必要はない。
その後ホテルに行くまでにちゃんと断れよ、という話。
もちろんパワハラ的な状況はあるかもしれないし、元増田のケースもそうだったのかもしれない。ラッセンの絵とか売りつける連中のようにやたら強引で人によっては断り切れなかったりするのかもしれない。何事にもグレーゾーンはあると思うが、それにしても。
いい大人が、意に沿わぬセックスを求められたら、まず断るのは当たり前だし、女性をそんなこともできない存在だと位置づけるのは思いっきり女性を馬鹿にした立場なんじゃないですかね。フェミなほうの人がそういうことを言うケースが多くてほんとにうんざりするよ。
http://anond.hatelabo.jp/20140525170929
こっちもなー。性的になにかされることをとてつもなく大事みたいに扱うのは、要は「純潔」を何よりも大事にするということにほかならないと思うんだけどなー。フェミなほうの人が以下略。
革命と同義付けるか。いやね、そりゃなんとでも言えるわね、そこまでいくと。
ただ、「小児性愛」を告白することは、何度も言うけど、「殺人大好き」を告白することと同義ね?
少なくとも、総考える人のが大半で、それは別に間違った考えではないってこと。
定義として、「犯罪をしたいと言ってる人」というきっちりとした物があるんだから。
で、現在、なんで禁止になっているかというと、その害が大きすぎると大多数が感じてるからです。
それこそ利害について、きちんと定義するのは難しい物もあるでしょう。
ただ、利について、あなたは何も正しいことを言えてないし、害はいくらでもあるし、
それを現在法律という形になっている、と言ってるだけなんですけど。
だーかーらー。個人の自由を制限して理性によって成り立ってるのが「社会」な?
「人間社会」が気に食わないのかもしれないけど「動物」の社会にもある程度のルールはあり、個人の自由は制限されてることはある。
お前のいってることは、本能のママ生きる、というアホな事を言ってるだけ。
人の物を盗もうが人を殺そうが、俺がしたいと思ったんだからいいだろ、個人の自由だろ、権利だろ、と言ってるんだって話。
えーと、それは誰が決めたのかな?あんただよね?んで、今の社会ではそうではないの。分かる?
あんたはの決めたことが正解ではないの。
理解できる?
えっと、だから、さんざん害について説明して、利が無いことを説明してます。
個人の権利だとかについてもそのあんたの軽薄さを散々指摘してます。
いいえ。完全に合理的です。
どこがですか?あんたは「本能のママに生きて何が悪いんだ?」としか言ってませんが?
消す!凄い発想です!
そうだよ?消すだよ?何言ってるの?
OK?これが原理だと思います。そして、これらは私としては正しいと思いますが、違いますか?
あなたが記号論理学理解できてないことはわかったでしょ?これ以上バカを露呈しないほうが良いですよ。
程度、というのは接触の程度ですか?
一方、近くによるだけで精神的な害を与えるでしょう。
したがって、近寄るだけで害です。程度としたら、接触するか否か、だけの判断ですね。
全部きちんと読んで反論に対して、都合の悪い部分を無視するのをやめてください。
優先順位を決めるのは、私です。
公言することが交渉が誰かによって行われる前であっても問題ありません。
えーと、あんたは小児性愛者なの?違うの?なんなの?
優先順位ってなんなの?
それを批判されるのは当然。
革命だかなんだかしらないけど、それらもルールが変わる前は批判されるのが当然なわけ。
それはただの思い込みです。
思い込み…あなたがね?
元の主張をちゃんと書きます
という話であって「メキシコシティオリンピックん時と対応違うじゃねーか、そこんとこちゃんと説明出さないとIOCがクズってみんな考えるのは当然ですよ」というのはまた別の話だと思います。
また、パク選手へ与えられたペナルティが妥当であるかどうかについては一切言及していません。
「今後の再発防止」を前提としているのに「今後のオリンピックではポリティカルな主張をしてもいいんだ」って考えているTwitterの人は馬鹿なんですか? とは言っています。
べつにオリンピックにもレスリングにも興味ねーくせに、ちゃんとプロモートしてきたテコンドーが入って歴史の上に胡座をかいて何もしてこなかったレスリングが外されるかも、と言う部分だけ取り上げてIOCを悪の組織にしたい人間が多すぎるバカッター。
韓国フットボールの銅メダルにしても、あれは再発防止・教育の措置や罰金、出場停止などのペナルティを受けた上でのことだっつーのに、これからのオリンピックはポリティカルな主張をしても良いんですねとか被害者面MAXで妄言を吐きまくりのよっぽどマゾなんじゃなかろうかみたいな感想ばっかりのバカッター。
と言う感じのエントリをd:id:kyoumoeあたりがいつ書くんだろうとwktkして待っている。
【党首討論】 鳩山首相 「我々は前から『緊急経済対策を!』と言ってたが、前政権が一切無視」「我々は国債発行ギリギリで済ませた」★3
ttp://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1266405896/
159 :名無しさん@十周年:2010/02/17(水) 20:43:18 ID:Trj6Jiqy0
お前らこの経歴を見てよーく考えろよ
小沢一郎・・・・大学卒業直後に議員当選、ほぼ一度も就職した事がないポリティカルニート
鳩山由紀夫・・・・大学で教鞭畑を歩き続けて準教授まで行った、就職活動はやってない
岡田克也・・・・・ほぼストレートで東大合格~卒業~通産官僚~政治家 一般企業での働いた事はほぼ皆無
安倍晋三・・・・神戸製鉄に三年間勤務 ニューヨーク事務所、加古川製鉄所、東京本社で勤務した
麻生太郎・・・・元起業経営者、青年期は海外にて起業活動をやっていた。
中川昭一・・・・慶応大学で仮面浪人の後に東大合格~卒業 日本興業銀行にて6年間?勤務
どっちがなまじ一般的な社会や世間を知ってると思う?
【政治】自民党の佐藤正久参院議員、岡田外相にかみつく「自衛隊は若葉マークというが、あなたが若葉マークだ!」
ttp://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1257845363/241
241 :名無しさん@十周年:2009/11/10(火) 19:11:51 ID:NYgUedpm0
お前らこの経歴を見てよーく考えろよ
小沢一郎・・・・大学卒業直後に議員当選、ほぼ一度も就職した事がないポリティカルニート
鳩山由紀夫・・・・大学で教鞭畑を歩き続けて準教授まで行った、就職活動はやってない
岡田克也・・・・・ほぼストレートで東大合格~卒業~通産官僚~政治家 一般企業での働いた事はほぼ皆無
安倍晋三・・・・神戸製鉄に三年間勤務 ニューヨーク事務所、加古川製鉄所、東京本社で勤務した
麻生太郎・・・・元起業経営者、青年期は海外にて起業活動をやっていた。
中川昭一・・・・慶応大学で仮面浪人の後に東大合格~卒業 日本興業銀行にて6年間?勤務
どっちがなまじ一般的な社会や世間を知ってると思う?
http://www.jimin.jp/jimin/kanjicyo/2101/210113.html
Q.今年、総選挙があり、民主党が政権を取る可能性もあるということで、日頃より幹事長は、民主党に一度政権を任せるというのはとんでもないとおっしゃっていますが、民主党の政権担当能力についてどのようにお考えですか。
A.これはいささか疑問のところがあります。これまで主張されてきたことについて、必ずしも具体的な方向が示されていない例は多々あります。
例えば、農業対策として、戸別の所得補償をする、2兆円ほどお金を出すと言っていますが、それが本当にそういった政策が農業の発展のためになるのかということの詰めとか、どういうことで保障するのかということがはっきりしない面もあります。
それから、共済年金、厚生年金、国民年金の統合という問題もあります。まず政府与党としては、より類似している厚生・共済両年金を徐々に統合していって、しかる後にさらなる統合を検討しようではないかと言っているのに対し、個人、自営業を中心とする国民年金も一緒でなければならないと言っています。一緒にするということが、既存の労働組合等から受け入れられているということがまったく感じられませんので、反対のための反対で言ってみて、それから考えようという気配が非常に濃厚です。
それから医療についてもそうです。いろいろな知恵を出して、高齢者のためになる長寿医療制度、若い人の負担を増やさない医療制度を考えた訳です。もちろん、いろいろな欠陥があって修正したりすることは必要ですが、これに対して、前の老人医療制度に戻せば良いと言っていますけれども、8割の個々の高齢者の保険料を増額することになるし、肝心の市町村は、全市町村が反対と言っても過言ではありません。では、どのように全体的な高齢者医療の像が描けるのか全く回答なしに、ただ反対ということを言っていることも非常に不安です。
それから、最近の労働問題についても、ワークシェアリングというようなことも言っていますし、製造業での派遣労働禁止を言っています。景気回復する過程で製造業が中心になって、バブル崩壊後、派遣や臨時がかなり多かったですが、100数十万人の雇用を吸収した訳です。5.5%もの完全失業率が3%台まで戻したという過程では、派遣労働も非常に大きな意味があった訳です。製造業においても、そのような弾力的なことも考えなければならない訳ですが、これは全部禁止しましょうとか、あるいは仕事が減ったのだから、どうしても企業としては、労働時間の短縮、そうなると賃金にも手をつけざるを得ないという面が出てくる訳です。賃金を絶対カットしてはならないという連合側との調整ができるのかと考えると、観念論で今の大きな問題を次から次へと現状の政策を批判することによって、政権抗争をするということは決して望ましいことではありません。
責任を持って、政策、日本の社会を担っていかなければいけないのに、政権を取ってから考えようという姿勢が非常に目立つ。政府与党の評判が下がっているから、この期に乗じて、早く解散をさせて、政権を奪取しよう。そして、あらゆる政策は、行政改革も含めてこの後考えようと。ポリティカルアポインティを入れて、民間からどんどん行政の中に人を入れて、行政改革をするとか、天下りはすべてやめさせる、良いこともたくさん言っていますが、各論になったときにそれが政府として責任を持った政策として実現できるのかということが問われている訳です。マニフェストもあいまいなものではなく、選挙のときに、「これはこうします。あれはああします」ということをもっと明確にしなければ、私は非常に危ういと思っています。これはこんなはずではなかったということにもなりかねない面があると思います。何でも否定するのではなくて、切磋琢磨して、この方がよかろうということであれば、良い政策になっていくと思います。もっと本当は話し合って、年金の問題はこういう風に処理しましょう。医療の問題はこういう風に処理しましょうということでなければならないはずですが、そうなっていないことは非常に残念です。
つまり、野党側も今ここで妥協的な案を出すとかえってマイナスになるだろうということで、ただ元の医療保険制度に戻せば良いというような老人保険制度に直せば良いということだけ言えば、細かいことは皆さんに分かってもらえませんから。今より良くなりそうだというけれども、それを一つとっても良くなるどころか、悪くなるだろうと全ての首長が言っている訳ですから、1800の市町村長の意見を聞けば、元の制度に戻すことは全員反対です。それではやっていけないからです。したがって、そのようなことを一つ一つ詰めていかなければいけない。年金制度も先程言った3つの年金を統一するという基本方針は、既存の連合だけではなく、いろいろな関係者は、全員と言ってよいほど反対している訳ですから。そういったことを詰めていかないといけないということです。
言えば何時間でも話せますが、政治というのはそういう議論をもてあそぶだけではいけないので、まさに何をやるか、それを国民がそれぞれに分かって、信頼できるかどうかということが問題です。もちろん政府与党にも過去の年金問題など解決すべき問題がたくさんあるということは分かっている訳です。それが問われてきたということは大事なことですし、この野党の指摘に対して、一生懸命対応しているのも事実です。
だから、取り替えると良いことやるぞというようなムードだけで対応すべきでないと考えています。地方と都市の関係も危うい所があって、その辺も問題があるということです。法規制より自由な経済活動を保証するような考え方なのか、そうではなくて様々な規制を入れて、政府主導、官主導に逆になりそうな感じもあります。今の野党は、今までの自由に民間に任せるという方向への批判が非常に強いですから。それは批判して、どうするんだと。行政というのはそんなに強力に指導し、政が官を指導して、そして政と官で国民をより縛っていく考え方は実は古いのですが、そちらの方が好きな傾向を私は感じ取っています。今まで自由にしてきたからいけないとか、過度な競争をしたからいけないとか、そういう議論が出てきているのは心配しています。
どちらかといえば、かつては「二院制とか、意味ねえ」と思っていた。
しかし郵政選挙で衆議院の2/3を取った自民党が、その数だけで無茶苦茶な法案を提出し始めるわ、政権はたらい回しにするわ、まともに議会で話し合うこともせず強行採決を連発するわ、その上結局郵政反対派も粛々と自民出戻ってくるわ、と、ひどい有様だったところに、ちょうど参議院選挙が来て心から思った。
「ああ、チェック機能というのは、こういう非常の際に、はじめてそのありがたさが分かるものなのだ」、と。
私はかつての己の不明を恥じた。どちらかというとそんな非常時を招来させてしまったことを一人の大人として恥じる方が先かもしれないが、とりあえず胸をなで下ろした。
なんでこんなエントリを書くかというと、「参議院が害悪である理由:http://d.hatena.ne.jp/iteau/20081225/p1」を読んだから。ハッキリ言って一般論にぼかして書いているが、自民に優越していて欲しいというごくごくポリティカルな意識を背景に書いているとしか読めない。そういう語り方を、確かご本人は批判していたと記憶するのだが。
とりあえず、一般論としても批判しておくと、参議院と衆議院の大きな差は「解散」の有無にある。すなわち立法府と行政府の間に「ズレ」が生じていると感じるなら、速やかに解散して現時点での民意を問うことができるしそうするべきだ。それこそが衆議院の機能であって優越性の根拠でもある。
「ねじれ国会」をさんざん揶揄していたマスコミは基本的に馬鹿であって、国会がねじれて膠着状態になったときそれを解決する手段が「解散」なのであり、その手法を「党利党略から否定し続ける」内閣及びその所属政党こそが、国会の膠着状態に関する最大の責任者だ。衆議院とは「解散して民意を問うことができるから参議院に優越」しているのであって、「解散して民意を問わない衆議院」には存在価値がない。もちろん、国会議員たるもの始終解散に追いまくられては仕事ができない。だから解散の無い議員、という存在は必要で、それが参議院だ。すなわち「ずれを認識しながら解散しない衆議院は参議院に優越しない」。エントリ作者は「解散しない衆議院は害悪だ」と主張するべきであると思う。作者は
現状のように、両院で多数党が食い違っている時、日本のシステムでは、政府と議会が統一しているという議院内閣制のせっかくのメリットも生じず、かといって大統領制ではないので行政府は議会から独立しておらず、政権の無秩序化が生じる。
それをシステム上の欠陥と称しているが、こういう状況になれば速やかに解散するというのが本来の「システム」ではないか。従って論旨に従えば、欠陥とはこの状況でも政権に居座り続けることが許されるという方向について言うべきだと思うがどうなのか。
ついでに言うが、とりあえず自民は一度4年でも5年でも、政権を放棄するべきだ。ポリシーの異なる党の余勢にすがってみじめに政権に居座り続ける姿に、知り合いの元自民支持者は泣いているぞ。なんのかんの言って戦後50年日本を運営してきたそのポリシーには敬意を表するが、いずれにせよそれだけの長期にわたって政権に止まり続けることからくる弊害は、今やどうしようもないレベルに達している。
二世議員を廃せ、利権主義者をたたき出せ、そして保守中道の左派右派が現実主義的に対立するまともな政党として出直せ。
どうせ民主の寄り合い所帯は4年も持たないことだろう。多分、本当のところ今の国民が求めているのは、とてつもない新党とかではなく、まともになった「新(真)自民党」なのだと思うぞ。
まあそんなオレは共産党支持者なわけだが、「確かな野党」の向かい側には「確かな与党」があるべきだ。その意味で応援している(笑)。
やっぱり君の書き込みはずれているように思う。
べつにいたずらに侮辱をしているわけじゃない。何が問題になっているのか、理解しようともせず、話を霍乱しようとしているのは、「ポリティカルな意図」があるのか、単に理解できていないのか、どちらかだと思った。
今はつまり、感情を問題にしているのだなと分かったが。
君の言っていることをすべて、逆転させてみればいい。
冤罪があるからと言って、痴漢を野放しに出来ないというのであれば、痴漢を取り締まる必要があるからと言って、冤罪を生み出してはならないといえる。
冤罪はいかなる事件にも起こり得る。しかしだからこそ、検察には立証責任があるし、裁判官は推定無罪の原則に立つことが要求される。
痴漢については、必ずしもそうなっていない。被害者の言い分のみが採用され、その立証は棄却されている。
国家が積極的に冤罪を生み出す構造を作るのが許されるのかどうかが問題にされている。
極端に言うならば、と言うが、極端に言えば、ひとりの犯罪者を抹殺するために、周辺の人たちも根こそぎ殺すようなものだ。
冗談ではないよ。
アメリカ軍がイラクのファルージャをまさしく同じ理由で攻撃したのだから。
あれでテロリストも死んだかもしれんが、関係ない人たちもずいぶん死んだはずだ。
痴漢犯罪者を捕らえるために何人、何人もの無関係の人が冤罪になっても構わない、そう思うのであればはっきり言って欲しい。
結局、女は痴漢冤罪に陥る可能性がほとんどないから、ポジショントークをしているだけに見えるけどね。
それを言うなら男は痴漢被害にあう可能性がほとんどないだろうと言い返されそうだが、犯罪者に害を加えられるのと国家に害を加えられるのは全然違う。