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はてなキーワード: Eコマースとは

2024-04-01

anond:20240401231213

当たり前だがレコメンドがないプラットフォームって在庫が尽きるのが早い。

その上で充実したラインナップを見せるためにどうすべきかというと、顧客の望まない商品を見せることが答になる。


例えば敷地面積の広いホームセンターでいつも釘だけ買ってる客がいるとする。

その顧客自分ニーズを満たす商品は釘だけであり、他の99.99%の商品はどうでもいいものでああり、邪魔ものである

なぜそれが邪魔なのか?

真にその顧客ニーズを満たすなら、入口すぐに釘が置いてあり、その隣にはレジがあるべきだろう。

釘だけを買う顧客にとってこの上なく快適な買い物ができるし、客商売が真に顧客のことを考えているならそうすべきだろう。

ところが実際には釘を売っている売場を通るために買いたくもない商品を通り、華のない釘なんて商品は売場の奥にあるから無駄距離を歩かされるわけだ。これが邪魔でなくて何なのか?

しかしながら実際の顧客は、これは釘だけしか買わない客以外の殆どにおいてそうなのだが、目的商品が奥にあっても気にせず歩いていくし、何なら通路の途中にある商品をつい気になって手にとってしまい、あろうことか本来買うべきでない出費までしてしまうのである。この人間の非合理なふるまいを知っているか小売業で働く人は売場の隅々にまで商品を張り巡らせ、定期的に売場構成を変え、普段置いてない商品スポットで納品してレジの横や柱の側に突き出して売るのである


レコメンドはつまるところこれと同じだ。Youtubeにとって動画音楽商品であるAmazonロングテールを支える膨大な在庫がすべて商品である。この商品をできるだけ多く活性化させることがミッションであり、個別顧客ニーズに応えることではないのだ。

小売業にせよプラットフォーマーにせよEコマースにせよ、目的顧客満足度の最大化ではなく売上と利益の最大化である

そもそも顧客満足度を最大化させることは究極的にはボランティアないしイリーガル取引強要を招くものであり本来的には避けるべきものである。そこを避けずに突っ込むから日本の商慣習はいつまでも改まることはないし、下請にダンピングするし、原価厨がはびこるのである

だって

Aが関わっている業種は、テクノロジーまたはIT業界と考えられます。具体的には、ソフトウェア開発、インターネットサービスデジタルマーケティング、またはEコマースなどが含まれ可能性があります自然言語処理NLP技術を利用したサービスや、ウェブベースアプリケーション開発を行っている点からデータ駆動型のサービス製品提供する企業である可能性が高いです。


Bの業務内容から、彼が従事している業種もテクノロジーまたはIT業界であることがわかります。Bの経験スキルセットは、特にソフトウェア開発とインフラストラクチャ管理に関連しています

2024-03-04

いよいよ世界中eコマース

e闇市みたいになってきたな

2022-08-06

IT内製化が進まないのは競争が弱いか

日本企業IT内製化が進まないのは日本市場での競争が非常に弱いから。

そもそもなぜ内製化が良いかというと開発して改良をしていくスピードが早いから。特に改良スピード大事で内製でないとなかなか思うようなスピードで改良を加えていくことは難しい。アメリカでなぜ内製化が進んだかというとそれは強いIT企業がたくさん出てきたから。GAFAMをはじめとする超大企業既存大企業と競合することも多くなってくる。そうなると技術者を中に抱える企業と外部ベンダーに頼り切りの企業では競争力に差が出てくる。例えばAmazonを驚異と感じたWalmarteコマース企業を買収し自社で多数の技術者を抱えている。

日本企業の内製化が進まないのは鶏が先か卵が先か問題であって、つまり強いIT企業ひとつも出てきていないから。メガベンチャーと呼ばれる企業群は大したビジネスを持っていない。大企業ではあるが既存大企業の驚異となるほどの力は無い。この結果、日本大企業ITを強化し自社で素早い改良を加えていかなければならないという外圧が働かず故にそこに投資するインセンティブも起きない。

日本エンジニアもっと起業して既存企業を潰していくべき。マザーズ上場させて終わりみたいなしょうもない起業家ばかりなのがDXの一番の障害

2022-04-09

Shopifyでビットコインはらいができるようになるよ

https://coinpost.jp/?p=338505

暗号資産仮想通貨)決済サービス提供するStrikeは7日、eコマース大手Shopifyが同社のサービスを利用できるようになったことを発表した。

2021-04-08

JTBバーチャル空間を作った会社について

JTBバーチャル空間が悪い意味話題になっている。

https://twitter.com/cakari14/status/1380022439413882880

このバーチャル空間を作った会社はFIXERという会社らしい。クラウドに強い会社のようだ。

https://www.fixer.co.jp/ja-jp/

何か聞き覚えがあるなと更に調べてみると、品質の低さで話題になったCOCOAHER-SYS(感染情報管理する重要システム連携についてもFIXERは9333万円という再委託費用で関与していたようだ。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/87051

そんだけ

2021-02-07

anond:20210207131927

一般的スマホアプリ場合Google PlayApp Storeといったストアを通してアプリ更新比較的手軽にできるので、比較的簡易な手動テスト自動化テストなんかでも充分なケースも多いです。

市場不具合が出ても修正したアプリを配布すればいいため、不具合が発生した場合の損失(例:Eコマースアプリならショッピングができなかったことによる金額的損失など)とテストコスト比較して、簡易なテストでも間に合うと判断するケースが少なくありません。

実際には機種数×OSバージョンが多すぎてまともにやると大変なので、現行の人気のありそうな機種だけで検証して、市場で何かあったらその時に対応することも多いです。

このあたりは組み込みハードウェアソフトとはコスト感覚ことなるのは事実です。

とはいえCOCOAアプリは「一般的スマホアプリ」ではありませんし、命を扱うソフトウェアということもあり、明らかに上記と同じような対応をすべきではありません。

実機テストはもちろんのこと、Bluetooth通信を扱うということもあり、複数の機種でのテストを慎重にすべき対象です。

ウェブ系やスマホアプリ界隈ではこのような命を扱うレベルソフトウェアを開発したことのある人や組織は少ないですし、界隈がそういった開発に慣れていないということはありそうです。

2020-10-04

インターネット初期の頃にあった未解決問題って今どうなってるんだ

Eコマース

誕生

見知らぬ人同士で金銭のやりとりはほぼあり得ない。あっても十中八九騙し取られる

現在

Amazonとかメルカリや決済サービスの隆興。むしろメインになりつつあり、実店舗が苦境に立たされている業種もある。

情報の真偽

誕生

匿名書き手によって書かれた情報ほぼほぼ信頼不可能

現在

wikipediaなど。完全ではないが出典を明記したりすることである程度の信頼性担保

また検索アルゴリズムによってよく引用されている信頼性ある情報を目立ちやすくしている(ただしSEO対策で無力化されうる)

・重大犯罪の多発

誕生

毒ガス爆弾正規製造手順がネットに公開されれば誰もが重大犯罪に手を染められる。この世の終わりだ。

現在

そこまで多発してはいない。

他にもあるはず。

2020-07-16

コロナで思ったほど産業移行進んでなくない?

国が補助金を出すときに、経済学者からゾンビ企業を生かしてしまうって指摘が入る。

より収益性生産性の高い企業に生まれ変わるべきだとか、なんとか。


出前館eコマースは増えたといっても、誰かにコロナリスクを負わせる形でしか進んでおらず、

テレワークだけで完結する仕事は増えてない。Google広告が減ってる。

2020-05-05

ネットで職を失った人をカバーできるくらい仕事を創出できないのか

家にいながら食べていけるくらいの仕事収入があればいいわけだが、作れないものなのだろうか。

eコマースは増加してるが、必要なのは配達員で家から出ないといけない。

2020-04-27

コロナ後の産業が見えてこない

新型インフルエンザの時のようにある程度は戻っていくのだろうが、仮に変異を続け、2,3年かかるとすると、次の産業構造が出てこないといけないと思われる。

Netflix契約数が伸びているとして注目されているが、ロケ在庫がなくなると新作はCGのものが主流にせざるを得ない。(2020年分は撮り終えているそうだが)

Appleアップルストアによるサポートや、高級感といったものを得られなくなる。

Amazon倉庫内は機械導入で捌けるようになるだろうが、ラストワンマイルは結局人に頼っており、全てeコマースに移行するだけの許容量があるか微妙だ。

(コインパーキング宅配ロッカーを置くなどすれば多少はマシになるだろうが。宅配ロボットもまだすべての地形に対応できているわけではない)


YouTuber人口が増えたとして、YouTubeが国に変わって参加する全てのYouTubeに対して生活できるだけの再分配を行うとは思えない。

そもそも広告業なので、物やサービスが売れないと広告費が削減される。

またTOP YouTuberになるとチームで動画制作を行っていたのが既に破綻している。


家内制手工業に戻れるかというとできないのではないだろうか。

アメリカのようにガレージがあれば、多少大きくても生産性のある機械をおけるだろうが、日本場合は置く場所が無い。

ビットコインマイニングGPUASICを家に置いた事例があったが、あれですら特殊事例だった。

住宅地区では音を出すことは許されず、保育所すら許容されない、DIYも許容されない日本だと、家の中で音を出さないで生産活動できるものに限られ、選択肢がより狭い。


飲食業宅配やお弁当で逃げ切ろうとしているが、お酒で稼いでいたところと、立地や室内装飾で高級感を売りにしていたところは苦戦している。

既存使い捨て弁当ケースに入れた時点で、コンビニ弁当の上位版という立ち位置となってしまい、セントラルキッチン大量生産される価格帯と勝負をしないといけなくなる。

日本には、おせち料理という万円を出す特殊弁当があるが、フランス料理弁当に入れて万円の価格帯を維持できるかも微妙だ。

富裕層やインスタグラマーからすると、お店と料理写真を撮って自身ステータスを向上、もしくは維持できていたものができなくなる。

家の中にメディア露出用の写真写りの良い場所を作ることはできるだろうが、毎回同じだと見る側の常に新しいものを求めるのに応じられなくなっていく。


今は短期のため、イベントがなくなるなどで、高級志向インカムアウトカムも多いインスタグラマーにも、クラウドファンディングなどでお金は集まるだろうが、

長期になってくると、自分達より良い生活をしている推しになぜお金を出さないといけないのか、という雰囲気になっていく。


Webトラフィックは増えているが、Webライターを増やせるだけの余力はない。

書籍などの出版社新人教育を放り投げて、そこから独立した人材で成り立っていたり、コロナ後も広告頼みは変わらない。

イラストについては、個人の家でも作業はできるが、現時点でお金が回る仕組みにもなっていない。


転売微妙だ。

中国への越境EC国内在庫を抱えたとき保険をかけつつ、複数人で申し合わせて、サイトを作り、同時に店舗在庫を買いあさり

在庫がなくなった時点で店員在庫がないか声をかければ、店頭によく売れているとPOPが張り出され、転売グループ以外の人が買う波を作る。

転売での売上とサイト広告費で稼ぐとして、今ですら参入している人口が多くて目をつけられている。

2020-01-14

Paidyって担保 何とっているの?

話題になっているPaidyの支払い方法公式サイトで調べてみた。

https://paidy.com/payments/

Q.Paidyの支払い方法について教えてください。

1ヶ月間のご利用分を翌月にまとめてお支払いいただけます

記載のお支払い方法に沿って、10日までにコンビニまたは銀行振込でお支払いください。


え、これコンビニで支払わなかったらどうなるの?

PayPayなり楽天Payなり、店頭で決済するとき電子的に現金相当額が引き落とされたことをスマホ上で店員確認している。

クレジットカードも当然。

決済・商品受け渡しを一つのトランザクションとみなしたとき現金の引き落としが確定しない この仕組みそのものおかしくない?

paidyでの支払いがなかったら債権回収が店舗責任があるのは、決済システムとしてありなのか?

後払いなら、クレジットカードみたいに審査もないし、ブラックリストもないのかな?

経営陣見ると、金融に詳しそうなんだが、、、メディアは各個人に名指しで取材もしてほしいな

https://paidy.com/company/

ラッセル・カマー

代表取締役会長

メリルリンチ証券ゴールドマン・サックス証券を経て東京株式会社Paidy(旧エクスチェンジコーポレーション)を設立スタンフォード大学院数理ファイナンス修士

杉江 陸

代表取締役社長CEO

富士銀行(現みずほFG)、アクセンチュアを経て、新生フィナンシャル代表取締役社長新生銀行常務などを歴任東京大学卒、コロンビア大学MBA並びに金融工学修士

橋本 知周

副社長執行役員

楽天にてトラベル事業営業統括、イーブック事業の立ち上げ後、DeNAで渉外部長事業開発部長歴任PayPalにて大手加盟店の拡大や各パートナーとのアライアンス統括に従事

藪内 悠貴

取締役CFO

JPモルガンM&A・資金調達アドバイザリー従事後、カーライル投資評価・実行、企業価値向上施策から上場含むエグジットまで関与。東京大学薬学部卒、東京大学工学修士

ヒューストン・ロス

CTO

AXA生命CTOやNN生命COO/CIOなど、生命保険会社マネジメントに携わった経験を持つ。ITオペレーション業務に深い知見を持つ。リヴァプール大学MBA

ジョン・ネイバーハウス

VP of Risk and Analytics

キャピタルワン、クラーナなどにて勤務、リスクマネジメントに深い知見を持つ。Paidyではリスク・与信・分析業務に携わる。セントルイスワシントン大学卒。

ユキ・ハウス

VP of Experience

シリコンバレーサンフランシスコで約20年間、WalmartElectronic Arts、GlassdoorなどでUX/デザインディレクター経験を持つ。サンホゼ州立大学卒。

バリ・クレチマーリ・シルビア

CMO

東京ニューヨーク拠点に、Fortune 500及び日系大手企業事業戦略マーケティング戦略電通、EYやNetflixにて手掛けて来た。東京大学卒、Ashridge Hult MBA

ディビット・ケル

VP of Product

東京にて20年にわたりモバイルEコマース、ペイメントに従事VP PMO、CSOなどを経て、直近はPayPalMastercardにてHead of Productを歴任ラフバラ大学工学修士リヴァプール大学MBA

田中 大貴

VP of HCM, GA and Compliance

マッキンゼーヘイグループなどで戦略および組織・人事領域コンサルティング国内外の有力企業提供東京大学卒、INSEAD MBA一橋大学DBA。

2019-05-25

anond:20190525213222

極論すれば、ライターと刷った名刺を配り歩けば、その時点からライター

とは言え、それで食っていけるかは別問題

ネットから始めるのは、よほどの得意分野が無いと厳しいかも。例えば、中国eコマース事情でも、全国のご当地アイドルでも、電子回路設計でも、特定テーマに詳しくて最新動向をネットで発信していれば、原稿の依頼も来るかもしれない。しかし、身辺雑記みたいなエッセイ書いてても、仕事に結び付けるのは難しいやね。

あと、発注側としては、紙の成果物ある人の方が、編集会議を通しやすいってのはある。よく、名刺代わりって言葉があるけど、名前の入る紙媒体に書くと、それを実績として次の売り込みに使いやすいんですよ。

ライターへの成り方としては、いきなり独立ってのは今の時代になかなか難しいと思う。業界流儀も知らん訳だからね。まして今は出版不況サラリーマン編集者としては、面白そうだけど実績の無いライターで賭けに出るよりも、無難ライターで手堅く失点を防ぎたいところ。

最初は、紙でもネットでも編集プロダクションに入ってから独立する人も多い。個人的最近見てて思うのは、地方新聞社からスタートするのもアリかな、と。大手紙に入れれば良いけど、そこまでの能力が無い場合、第二県紙以下の地域紙だと、案外簡単に入れる。(ただし給料も安い)

なんだかんだ言って、新聞社は、公的資料の使い方やファクトチェックなんかを一から教えて育ててくれる。ライターとして独立後も、発注側としては「元○○新聞記者」って経歴がある人には、基礎トレーニングは出来ているものとして仕事を頼みやすい。

あと、オールドメディア出身だと、政治経済のいわゆる硬派ものを書けるのが強み。

流行スイーツだの芸能ゴシップネット情報でまとめたコタツ記事だの軟派ネタは、未経験新人でもとっつきやすいし量産しやすいけど、参入しやすいってのは体力仕事から、すぐに若手に追い上げられる。

これが、衆院選インサイドとか、米中貿易問題で○○業界への影響は、みたいな政経ネタ書けると、取材経験=人脈が財産になるし、年取っても食っていける。このジャンル取材執筆するフォーマットが身につけられるのはオールドメディアとか、経済分野だとアナリストとかなんだよね。

2019-05-11

米・中国シリコンバレー日本にはできそうでできなかった

米国GAFAは有名なので省略する。

中国シリコンバレーだと北京の中関村になる。

シェア自転車のofo、家電Xiaomiソフトウェア開発のisoftstone、EコマースJDライドシェアのdidi、Baidoなどを排出した。

米国留学後に中国に戻って起業する人も多いらしい。

深センの方が有名だが、IT系だと北京になる。


1993年以降、日本だと生産年齢人口が減っている。GDPも同時に頭打ちだ。その後は失われた20年で、もうすぐ失われなかった30年になりそうな勢いだ。

日本でもシリコンバレーを!という動きはあったが、結局それっぽくはならなかった。

渋谷六本木IT企業企業が集まっているわりにはシリコンバレーという感じではない。

五反田バレーも違っているだろう。

東京大学が集まっているわりに、そこから起業がない。

福岡神戸スタートアップが活発になりつつあるが、東京に来ない限りニュースメディアに出てこない。

2019-04-07

中国技術が進んでいるのに、日本はなぜ起こせなかったのか

中国も広いのでレベル差があり、住んでいる場所によってどれくらい技術が進んでいるのか違いはあるのだが、

どうして中国技術が進みだしたかというのに関心を持っている。


BAT(Baidu、Alibaba、Tencent)の独占かと報道されていたが、TMD+X(ニュースサイトのToutiao、フードデリバリーのMeituan、DiDi、Xiaomi)と移り変わっている。

ByteDanceはTikTok運営評価額2兆円のニュースアプリToutiaoを持っている。ByteDanceの創業者である張一鳴は1983年まれCEOは変わって陳林になったがこちらも1983年まれだ。

EコマースのPinduoduoを起業したHuang Zhengは1980年まれ

若い

そして日本だと検索エンジンGoogle以外ありえなくなっているが、ByteDanceは検索事業を始めたりと、新陳代謝も起きている。


日本でも中国ウォッチはずっとしていたはずだ。また中国かというような爆発したとか、人権問題に関するものは連日報道されていた。

爆買い話題になり、このときもまだ日本製品が高性能だから買われているという認識だったかと思う。

越境ECでAliExpressで輸入してAmazon販売するような人は、ずっと観測していたはずだ。


35krのような中国テックニュースを扱うサイトも出てきたが、結局日本では話題にならない。

(個人的にはチャーハンチェーンの猛男的炒飯日本でも話題に出て欲しい)



日本でどうして今のような状況になっているのか。

転職サイトを見ると中国企業だと1000万~2000万ほどの給料提示しており、アメリカに行っていた人を呼び戻しているように見えるが、

日本では難しいというのは、少し前のNTTGoogleを見てもわかる。

アメリカで学んだ人を国内に呼び戻せるだけの魅力を提示している。


数年前に日本から中国駐在していた人は多いかと思うが、販売先としてしか見れていなかった。

中国から日本市場に参入というのはハードルが高い割においしくなく、アメリカに向いていた。

アメリカとしては商品が入ってくるので驚異はあるが、日本は驚異がなかった。


あとはいかんせん起業へのお金が回らない。

ソフトバンク日本起業を後押しすればよかっただろうが、そうはなっていない。


自分の周囲で起こっていることしか認知出来ないのだろう。

東京本社の周囲や、コンビニで導入されたとか、お金バラマキをするニュースしか認知できないので、投資も行動もない。

AmazonGoogleヤバイと行って危機感があればいいのだが、中国企業に関しては危機感もなさそうなのだがどうだろうか。

2019-01-13

日本企業って何で稼いでるん?

食品加工しか残ってない気がするんだが、どうだろう。

アメリカ製好き、低価格中国製日本製品買ってない気がしているんだが。


自由貿易でより低価格品質の良いものが手に入って豊かな生活が出来るって言われるが、

10万超えるようなアメリカ製品を好きに買えるくらい裕福でもない。

裕福でもないが、推しライブチケットに数万だしたり、ガチャに数万払ってたり、グランピングのように一歩引いたバブリー感を体験できるものにはお金を払っている。


いや内需依存型で、ユーロ圏のようにトリレンマがないにも関わらず、政策出せてないのが駄目なのか。


  1. パソコン → インテルAMDアメリカ勢、マザーボードメモリ台湾中国
  2. スマフォ → アップルGoogleアメリカ
  3. 基地局  → ファーウェイ
  4. 通信機器 → シスコ
  5. 白物家電 → LGなど
  6. Eコマース → Amazon
  7. 家具 → イケア中国製
  8. レンタルサーバー → AmazonGoogle
  9. 映画 → AmazonNetflixアップルGoogle
  10. 書籍 → Amazon
  11. 音楽 → AmazonSpotify
  12. 大工道具 → 中国製ボッシュ
  13. ゲーム → 任天堂ソニースマフォゲー
  14. 車 → トヨタ日産自動運転で陰り
  15. アニメ → クールジャパンは輸出できず

2018-10-02

郵便局の集荷サービス

昨日、集荷サービスの不在票が入ってた。既に依頼時間外、諦めかけて翌日にしようと電話したら。

深夜便で19時から21時がありますがよろしいですか?」

「今から大丈夫ですか?すみません、お願いします」

ありがたく依頼できた。

ヤマト運輸をはじめとして運輸業eコマースのおかげで大変厳しい状況なのは既知のことだが。

郵便局のことが、少しだけ印象が変わった。

ヤマトや他の運送会社は便利な所もあるけれど、こういう小さいことが本当は積み重ねで大きな差を生むかもしれない。

2018-06-26

これからネットで爆発物についての情報も共有されていくんじゃないかと思ってるんだけど

テロ支援系のEコマースとかSFでありそう

2018-02-14

アマゾンアップル等を分割すべき、という記事翻訳(続きあり)

アマゾングーグルフェイスブックアップルが巨大になりすぎて健全な競争を阻害しているので分割すべきだ、という記事が一部で話題になっていそうなので訳してみました。

かなり長文です。

原文は http://www.esquire.com/news-politics/a15895746/bust-big-tech-silicon-valley/

図表中の文章などは訳していません。

あまり目新しいことを言っているようには感じませんでしたが、(長いおかげで)論点がまとまっているのは良いところかもしれません。

誤訳等の指摘あればお願いします。

あと、増田を使うのははじめてなのでその他変なところがあればごめんなさい。

(文字数制限に引っかかったみたいなので途中で切ります。続きは https://anond.hatelabo.jp/20180214160914https://anond.hatelabo.jp/20180214161344)

シリコンバレーの脱税・雇用破壊・中毒性マシーン

4つの会社が人類史上かつてないほど我々の日常生活を支配してしまっている。アマゾンアップルフェイスブックグーグルのことだ。私たちがみんな素敵なスマートフォンクリック一発のサービスに夢中になっている一方で、この4つのモンスターは縛られることなく経済を独占し、ギルドの時代以降ありえなかったほどのスケールで富を溜め込んでいる。この状況に対して論理的にどんな結論がありうるだろう?巨大テクノロジー企業を分割するべきだ。

スコット・ギャロウェイ 2018.02.08


001: パーカージーンズ姿の泥棒男爵たち

私は巨大テクノロジー企業にはとてもお世話になってきた。1992年に私が共同設立したコンサルタントファームであるプロフェットがしてきたのは、グーグルが変えてしまった後の新たな環境で顧客の会社が生き抜くための手助けだ。1997年に共同設立した高所得者向けeコマース企業であるレッドエンベロープも、アマゾンeコマースに対するマーケットの関心に火をつけていなかったとしたら、成功をおさめることはなかっただろう。もっと近い例でいうと、2010年に設立したL2は、モバイルソーシャルの波の中から、つまり企業が新しいプラットフォームの中での自分たちパフォーマンスベンチマークする方法を必要としている時代に生まれたものだ。

もちろん巨大テクノロジー企業は、別のレベルでも私に利益をもたらしてくれた。投資ポートフォリオの中のアマゾンアップルの株の価格上昇は、リーマンショックメチャクチャになった後の私の家計に経済的安定を取戻してくれた。最後に、アマゾンは私が教えているNYUのスターンスクール・オブ・ビジネスブランド戦略・デジタルマーケティングコースの生徒たちの今や最大のリクルーターでもある。こうした会社は素晴らしいパートナークライアント、投資先、そしてリクルーターでもある。20年にわたるこうした会社に関する経験と研究のすえに私がたどり着いたのは、奇妙な結論だ。今や巨大テクノロジー企業を分割するときだ、ということだ。

過去10年で、アマゾンアップルフェイスブックグーグル――私は「四大企業」と呼んでいるが――は、歴史上他のどの商業体も成し得なかったほどの経済的価値と影響力を集積してしまった。この4つの企業を合わせると、2.8兆ドル(フランスのGDPに等しい)の時価総額、なんとS&P500トップ50の24%におよび、2001年のナスダックで取引された全株価に等しい金額にもなってしまう。

この金額はどれほど莫大なのだろうか?アマゾンを例にとってみると、5910億ドルの時価総額ウォルマートコストコ・T.J.マックスターゲット・ロス・ベストバイ・アルタ・コールズ・ノードストリーム・メイシーズ・ベッドバスアンドビヨンドサックス/ロードアンドテイラー・ディラーズ・JCペニー・そしてシアーズを足したよりもまだ高い

フェイスブックグーグル(今はアルファベットになっている)は合わせて1.3兆ドルだ。世界の5大広告会社(WPP、オムニコムパブリシス、IPG、電通)に、5大メディア企業(ディズニータイムワーナー、21センチュリーフォックス、CBS、バイアコム)、更に5大コミュニケーション企業(AT&Tベライゾンコムキャストチャーターディッシュ)を加えてもグーグルフェイスブックを合わせた90%の価値しか無い。

アップルはどうか?時価総額9000億ドルのアップルは、世界でもっと企業価値の高い企業だ。さらに驚くべきことに、アップルは32%の利益率を誇るが、これはエレクトロニクス企業というよりエルメス(35%)やフェラーリ(29%)といったラグジュアリーブランドに近い。2016年アップルは460億ドルの利益を出したが、これはJPモルガンジョンソンアンドジョンソンウェルズファーゴを含む全アメリカ企業より大きい数字だ。もっと言うと、アップルの利益はコカコーラフェイスブック総収入より大きい。この四半期にはアマゾンが創業以来生み出した利益の2倍に達する数字を叩き出すだろう。

四大企業の富と影響力には驚かされる。どうしてこんな状況が生まれたのだろう。

“The Four(四大企業)”で私が描いたとおり、グーグルアマゾンフェイスブックアップルのような、独占と大衆への影響力を持つ企業を作るための唯一の方法は、人間のコアな器官に訴えかけることでプラットフォームを本能的に受容させてしまうことだ。


グーグル: 精神を変容させる

私たちの脳は極めて複雑な問を投げかける程度には洗練されているが、そういった問に答えられるほど優れてはいない。ホモサピエンスがほら穴から出てきて以降、そのギャップを埋めるために我々が頼ってきたのは祈りだった。視線を天に向け、問を投げかけ、より知性のある存在からの反応を待つ。「子供は大丈夫でしょうか?」「私たちを攻撃する可能性があるのは誰でしょう?」

西欧諸国が豊かになるにつれ、体系的な宗教が我々の生活において占める役割は小さくなっていった。しかし問と答えの間の空白は残され、そこにチャンスが生まれた。伝統的な宗教から離れる人が増えてくると、我々は下らないことから深遠な問題まですぐになんでも答えてくれる全能の預言者としてグーグルを見るようになった。グーグルは現代の神なのだ。グーグルは脳にアピールし、バックグラウンドや教育レベルに関わらず誰にでも知識を提供する。スマートフォンを持っているかインターネットに接続出来るだけで、祈りは全て聞き届けられる。「子供は大丈夫でしょうか?」「クループ症候群の症状と治療法は…」「私たちを攻撃する可能性があるのは誰でしょうか?」「核兵器開発のプログラムを今でも行っている国…」。

自分がグーグルに告白したことのある恐怖、希望、欲望を全部振り返って、自分自身に尋ねてみよう。自分がグーグル以上に秘密を託した相手が他にいるだろうか。グーグル以上に私について知っている人間が他にいるだろうか?

フェイスブック: 心の真実

フェイスブックは心にアピールする。愛されているという感覚は幸福への鍵だ。ルーマニアの孤児院で身体・精神の成長が阻害されている子供を研究したところ、発達の遅れは当初原因として想定されたような栄養失調のためではなく、他人の愛情の不足によるものだとわかった。しかし私たちの種の特徴は、愛されることを必要とするのと同じくらい、他人を愛することも必要とすることだ。発達心理学者のスーザン・ピンカーは百才を超える人の人数がイタリア本島の6倍・北アメリカの10倍にも上るイタリアサルディニア島を研究した。ピンカーは、遺伝・ライフスタイル的な要因の中でも、人と人との間の近しい関係や対面での交流を重んじるサルディニアの習慣が長寿の鍵であることを発見した。遺伝よりもライフスタイル、特に社会的繋がりの強さが長寿の決定的な要因であるとする他の研究もある

フェイスブックが21億の月間アクティブユーザーに提供しているのは、他人を愛したいという欲望に火をつけるためのツールだ。高校の同級生をもう一度見つけるのは素晴らしい。引っ越してしまった友達と連絡を取り続けられることを知るのも良いことだ。赤ちゃんの写真に「いいね」をつけたり、友達の心からの投稿に短いコメントをつけて、私たちの大事な友情や家族の絆を固くするのには数分あれば良いのだ。

アマゾン: 常に消費を

眼にとっての風景、耳にとっての音にあたるのが、本能にとっての「まだ足りない」という感覚、飢餓感だ。胃袋が素晴らしい食事の後でもさらに砂糖や炭水化物を求めるように、私たちの心は更なるモノを欲望する。本来この本能は自己保存のために機能していたものだ。つまり、食べる量が足りないことが飢餓と確実な死を意味するのに対して、食べ過ぎはそもそも珍しく、腹が膨れたり二日酔いになるだけだ。しかし今あなたが自分のクローゼットや戸棚を空けてみると、たぶん必要の10から100倍ものモノを持っていることがわかるだろう。私たちは理屈ではこれが馬鹿馬鹿しいことをわかっているが、社会や高次脳機能は我々のどこまでも欲望するという本能に追いついていないのだ。

アマゾンは消費する我々の巨大な消化管だ。アマゾンは栄養を蓄え、それをプライムメンバーになっているアメリカの64%の家庭の心臓や血管に供給する。アマゾンが採用したのはビジネスの歴史の中で最高の戦略だ――「少なく与えて多く受け取る」――そしてその戦略を歴史上のどんな会社より効果的・効率的に実行している。

アップル: 感動への準備万端

生存本能についで二番目に強力な本能は繁殖だ。性をもつ動物である私たちは、自分がいかに洗練されて賢く、クリエーティブであるアピールしたいと思う。私たちは力を示したい。性も贅沢も理屈では説明できないが、アップルは、広告をヴォーグに載せ、スーパーモデルをプロダクトのローンチに呼び、店舗を自分たちブランドのガラス張りの神殿にすることが、人の魅力的になりたいという欲望にアピールし、そして自分たちの利益率を向上させることに極めて早くから気づいていた。

デルのコンピューターは性能は良いかもしれないが、マックブックエアと違って、イノベーション階級のメンバー証にはなってくれない。同様に、アイフォンは単なる電話やスマートフォンではないのだ。顧客がiPhoneXに1000ドル払うのは、顔認証の大ファンだからではない。彼らは自分たちいい生活を送り、芸術を理解し、自由に使える収入があるというメッセージを送っているのだ。それは他人へのサインだ。もし君が僕とつがいになってくれたら、君の子供はアンドロイドを持っているやつとつがいになるより生存確率が高まるよ、ということなのだ。実際、iPhoneユーザーアンドロイドユーザーより平均40%収入が高い。iOSプラットフォームの上にいる人間とつがいになるのは、良い生活への近道なのだ。脳、心、消化管、生殖器。この4つの器官にアピールすることで、4大企業は自分たちサービスや製品、OSを私たちの精神深くまで潜り込ませてしまった。彼らのおかげで、我々はより賢く、目利きのできる消費者になることができた。そして消費者にとって良いことは社会にとっても良い、はず、だろうか?

答えはイエスでもありノーでもある。四大企業は我々の生活にあまりにも大きな影響を持っているので、もし彼らのうちどれか一つでも無くなってしまったら、ほとんどの人は心底動揺するだろう。iPhoneを持てなくなり、検索にYahooかBingを使わざるをえず、フェイスブックに投稿した何年分もの思い出を失ってしまったときのことを想像してみるといい。アマゾンアプリからワンクリックで明日までになんでも注文することが出来なくってしまったらどうしよう。

一方で、自分たちの生活の相当な部分を一握りのシリコンバレーエグゼクティブに預けてしまったせいで、我々はすでにこうした会社の負の部分についても語りはじめている。四大企業の独占が進むにつれ、懸念や、ときには怒りのささやきさえも聞こえはじめている。長年の欺瞞のあとで、我々はついに政府か、あるいは誰かがブレーキを踏むべきだという提案について考え始めたのだ。

こうした議論のすべてが説得力を持っているわけではないが、巨大テクノロジー企業を分割するべき真の理由であると私が信じる議論に行く前に、もう一度確認してみる価値はある。


002: 悪を成さず?

巨大テクノロジー企業は、最初のギャングスターであるマイクロソフトの罪から学習した。このかつての巨人は当時自分たちの力を過信して、監督官庁や社会の中での自分たちイメージをやわらげるためにPRキャンペーンロビイストといった手段に頼る必要はないと考えているように見えた。対照的に、四大企業は若さと理想主義イメージを売り込み、また世界を救うことの出来るテクノロジーの可能性を布教して回っている。

その気持ちは真剣なものだが、ほとんどが抜け目のない動機から来ているものでもある。単純な利益以上の何かにアピールすることで、四大企業は従業員の間で高まっている、いわゆる「理想追求型」企業への欲求を満足させることができている。四大企業の「ガレージ発明家」神話は、マンハッタン計画アポロ計画の昔に遡るアメリカサイエンスエンジニアリングに対する敬意を上手く利用している。何よりも、これらの会社の漠然とした、それでいて理想主義的な宣言――”Think different”, “Don’t be evil”――が、最高の幻想を与えてくれる。政治的な進歩主義者は一般的に善意だが立場の弱い人々と見られがちで、ますます強力になりつづける企業にとって最高の隠れ蓑となってくれるイメージだ。

フェイスブックシェリル・サンドバーグが女性たちに「一歩踏み出そう(“lean in”)」といったのは本心からだが、彼女は女性へのエンパワーメントに関する自分のメッセージが持つアイロニーについても触れざるをえなかった。彼女の会社はもともとハーバードの学部生の魅力をランク付けするためのサイトから生まれ、ましてや比較的多数の女性従業員を擁する産業――メディアコミュニケーション産業――の数万の雇用を今も破壊しているのだから。

こうしたPRの努力は効果的だが、一方で彼ら企業にとって大転落を準備するものでもある。完璧な紳士に見えた人間が実はオピオイド中毒で、自分の母親に対しても酷い態度を取っていたことを知るのは大きな失望だ。紳士があなたと付き合ってくれるのが単なる金(クリック数)目当てだということを知るのはなお酷い。

初期にいくつかのインターネット企業を創業した人間としての私の経験では、四大企業ではたらく人々が他の成功している企業で働く人々と比べて特に邪悪だということはない。彼らは少しだけ教育程度が高く、少しだけ賢く、極めて幸運だが、彼らの親の世代と同様に、ほとんどの人はなんとか生計をたてようとしているだけだ。多くの人は人助けだって喜んでするだろう。ただ社会を良くすることとテスラの車の二択を迫られれば、ほとんどはテスラを選ぶだろう、というだけだ。そしてパロアルドテスラ販売店の業績は好調、極めて好調なのだ。だからといって彼らが悪人だということになるだろうか?もちろんそんなことはない。ある資本主義社会における一営利企業の従業員にすぎない、というただそれだけだ。

我々の政府はGDPのおよそ21%にあたる年間予算で活動している。つまりこれが公園を開き、軍隊の装備を整えるためのお金だ。では巨大テクノロジー企業は公平な負担を支払っているのだろうか。ほとんどの人はノーというだろう。2007年から2015年の間にアマゾンは利益のうち13%しか税を払っていない。アップルは17%、グーグルは16%、そしてフェイスブックは4%しか払っていない。これに対して、S&P500平均では27%の税金を払っている。

そう、つまり四大企業は税金逃れをしているということだ、つまりあなたたちと同様に。ただやり方が上手いだけだ。例えばアップルは利益をアイルランドのような地域に移すという会計上のトリックを使っており、結果として世界で最も利益を挙げている企業が最低の税負担しかしないという事態が生じているというわけだ。2017年9月時点で、アップルは海外に2500億ドルを保有しているが、これはほとんど課税されない、そもそも最初から海外に持ち出されるべきではなかった財産だ。別の言い方をすれば、ディズニーネットフリックスを買えるだけの資産をアメリカの一企業が海外に持っているということだ。

アップルだけではない。GEも巨額の税金逃れに手を染めている。しかし我々がそのことに腹を立てることがないのは、そもそも我々がGEを愛していないからだ。この責任は我々に、そして我々の民主的に選ばれた政府にある。我々は税法をシンプルにする必要がある――複雑なルールはそれを利用することのできる能力に恵まれた人々に有利に働きがちだ――し、それを実施できる人間を選挙で選ぶべきだ。

四大企業による雇用の破壊もすさまじく、恐ろしくなるほどだ。フェイスブックグーグルの収入は2017年に290億ドル増えそうだが、この新しいビジネスを行うために彼らは20000人の新しい、高収入の雇用を生み出すだろう。

だがコインの裏側はそれほど輝かしいものではない。広告業デジタルであれアナログであれ低成長の(ますます成長が鈍っている)ビジネスであり、このセクターがほとんどゼロサムであることを意味している。グーグルマーケットを成長させることで新しい収入を得ているわけではない。他の会社のドルを奪っているだけだ。もし我々が五大メディアサービス(WPP、オムニコムパブリシス、IPG、電通)をグーグルフェイスブックの代わりに使えば、290億ドルの収入を得るためには219000人の旧来型の広告プロフェッショナルが必要になっていただろう。つまり、年間199000人のクリエイティヴディレクターコピーライター、代理店幹部が「家族との時間を増やす」ことを選択していることを意味する――ヤンキースタジアムほぼ4つ分が解雇通知を握りしめた黒スーツの人間で一杯になってしまっているということだ。

これまでのビジネスサクセスストーリー例では、今注目の的になっている企業たちよりも多くの従業員を雇用している。P&G2017年の株価の急上昇を受けて時価総額2330億ドルとなったが、95000人の人間を雇用している。言い換えれば従業員一人あたり240万ドルだ。インテルニューエコノミー企業でその資本があればより効率化を図れそうなところ、時価総額2090億ドルで102000人を雇用、一人あたり210万ドルだ。これに対してフェイスブックは14年前に創業された企業だが、5420億ドルの時価総額を誇り、一方で従業員は23000人しかいない。これは一人あたり2340万ドルということで、P&Gインテルの10倍だ。

たしかに、これまでも雇用の破壊はあった。しかしこれほど上手くやる企業が出てきたことはない。ウーバーは新しい(低い)680億ドルという基準を設定したが、これがカバーする従業員は12000人しかいない。従業員一人あたりでいえば570万ドルだ。実際の道路と実際のドライバーを必要とするはずのライドシェア企業が、墓の中のヘンリー・フォードを激怒させかねないようなフーディーニばりのトリックを駆使して中間階級のサヤ抜きをしようとはなかなか想像できまい。

しかしウーバーは新しい区別を設けて、二種類の労働力を作り出すことでこれを成し遂げてしまった。「ドライバーパートナー」、わかりやすく言えば請負業者ということだ。彼らを従業員名簿から締め出すことは、ウーバーの投資家と12000人のホワイトカラー従業員が680億ドルを「パートナー」たちと公平に分配しなくてよいということを意味する。これに加えて、ウーバーは200万人のドライバー労働者健康保険雇用保険有給休暇も与えなくてよいのだ。

巨大テクノロジー企業の雇用破壊は、こうした企業に対して公平な税負担をさせるべきだという主張の強い論拠になる。政府はそれを職業訓練社会福祉にあてることでその被害を抑えることができるからだ。しかし、雇用の破壊を政府による介入の促進剤とだけ考えないようには気をつけるべきだ。職の置き換えと生産性の向上――農民から工場労働者へ、工場労働者からサービス労働者へ、サービス労働者から技術労働者へ――はアメリカイノベーションストーリーの一部だ。我々の 成功フリークたちに戦わせつづけることも大事なのだ。

核心に近づいてきた。外国の敵に自分の会社を、自国の民主的な選挙プロセスを傷つけるための武器として使わせることは問題、とても深刻な問題だ。2016年の選挙中、フェイスブック上のロシアのトロールページは金を払っておよそ3万件の政治広告を打った。でっち上げコンテンツを見たユーザーは1億2600万人におよんだ。事態はこれでは止まらなかった。GRU――ロシアの軍事・諜報機関――は最近では混乱の種を蒔くためにより超党派的な方法を採用している。選挙の後も、GRUはフェイスブックグーグルツィッターを利用して人種差別由来の暴力を扇動した。こういったことを防止するために、プラットフォーム事業者たちはほとんどあるいはまったく投資を行わなかった。GRUはフェイスブックの広告をルーブルで支払った。文字通りにも、象徴的にも赤旗だったというわけだ。

あなたがビーチかプールつきのカントリークラブを経営している場合、短期的にはライフガードをおかないことが利益につながる。主にアルゴリズムに依存しているフェイスブックがそうであるように、そういったビジネスモデルにはリスクがあるが、かなりの金額を節約できるからだ。巨大テクノロジー企業が社会的な利益のために、必要なリソースを自発的に投資するだろうと期待するのは、エクソン地球温暖化の問題に対してリーダーシップを発揮することを期待するようなものだ。そんなことは起きるはずがないのだ。

しかし、単なる規制ではなくトラストの分割が必要だというアイデアを私が思いついたのは11月に、上院情報委員会チェアマンであるリチャード・バーがフェイスブックグーグルツイッターの相談役に泣きついたときだった。「国民国家に我々の未来を台無しにさせないでくれ。君たちが防衛の最前線なのだ」。まさにこの瞬間、選挙で選ばれた我々の代表が自国の防衛を、今買おうとしていた靴についてしつこく宣伝したり、友達の誕生日を思い出させることをビジネスモデルにしている会社に委ねようとした瞬間こそ、歴史における転換点だったのだ。

「あいつら」が我々の防衛の最前線だって

はっきり言っておこう。我々の防衛の最前線はこれまでずっと陸軍・海軍・空軍・海兵隊だったし、これからもそうあるべきだ。「ザック」軍団なんかじゃない。(https://anond.hatelabo.jp/20180214160914に続く)

2017-11-30

(く)への反応に観る「美しいが儲からない」と「醜いが儲かる」の差

床屋政談が盛り上がるのは、その結果が予測できないから、と言える。

ニコニコ動画インフラ整備を求めるのは、ビジネスから見れば荒唐無稽しか見えない。

だって普通に考えたら撤退一択もの

例えば「ニコニコ動画インフラ投資をしていれば」「お金を払ってCDNを使えば」という予測は、

無料会員でも快適に視聴でき、ライブ配信も満員にならず、少しのノイズもなく配信できる』

という状況に繋がる。

ユーザーは、大変に嬉しいだろう。視聴に限ればabemaTVがコレに近い。

月額課金形態品質が高いものには、NetflixHulu, Amazon Prime Videoがあるだろう。

さて、ニコニコ動画abemaTVと同じ状況になったとして、有料会員は増えるだろうか。

減るだろう。激減するだろう。

無料で快適に観られるものにカネを払う客は、少なくともニコニコには居ない。

現在ニコニコ動画の有料会員は、「ライブ配信スムーズに入れる」「視聴環境が良くなる」「タイムシフト再生ができる」等の、ユーザー体験にカネを払っている。

簡単に言えば、家でダラダラ動画を見る時に、イライラしたくないことに月500円払ってるワケだ。

さて、他の月額課金動画配信サービスは、何に対してカネを払うだろうか。

名探偵コナンの一挙放送ブレイキング・バッドの新シーズン?The Grand Tour?

そう、コンテンツに対してカネを払う。

快適な視聴体験は当然の前提であり、「コンテンツを観ること」に月1000円前後払っている。

じゃあビリビリ動画Youtubeみたいな、無料CGMやってる他のトコロは?

ビリビリ動画は「無料公式アニメが観られる」ことに価値があると説得でき、

Youtubeは「考えられないほど広大なロングテール広告を載せる」ことに価値があるとみなされ、

いずれにしても、投資家からカネを巻き上げるか、広告からカネを払ってもらうかが、儲け方になってる。

ニコニコ動画は、とてもカネを払いそうにもない限定された客層からカネを巻き上げる、世にも奇妙なビジネスモデルになっている。

だって、「品質は悪いが無料で観られる」と「カネを払うとまだマシになる」の状況で、カネを払ってもらえるんだから

面白演出されたカビキラー動画を観るために月500円払うわけじゃない。これは強調しておきたい。

投稿される動画の偏りから広告主を集めづらく、大規模な契約が得られない

適当なことをやって資金調達が出来るほど、運営主体が小さくない。

月に10億のオーダーで収入があるおかげで、辛うじて動画配信サービスの元締めでいられるニコニコ動画が、

リア充御用達動画ばかりにして広告主を集める集金マシーンになるところも

さな子会社に落ちぶれて、華やかなビジョン株価を上げ続ける資本主義権化になるところも

どうなるにせよ、ニコニコ動画ニコニコ動画では居られなくなる。

他人動画コメント載っけて流すみたいなネットミームもどきが、

曲がりなりにも合法化して、摩訶不思議課金形態でそこそこの規模の集金をし、

未だにゲームの実況配信だの素人コンテンツ動画だのが結構な頻度と物量で更新される

恐らく世界最大規模にうまく行ったコンピュータ部の継続して行われている部活動状態ってのは、

日本みたいな強烈に締め付けの強い地場上場企業の中で一部サービスとして行われてるってのは、

これは一瞬で消える流れ星を流すつもりがデケエ流星痕が残ってんな―という状況なのが正しいのではないか

面白演出されたカビキラー動画を観るために必要なのは、4K画質とスムーズローディングじゃない。

それは人類には早すぎた動画を集める名伯楽だったり、人類には早すぎた動画作成する暇人だったりする。

そして、綺羅星の如しユーチューバーでは眩しすぎるし、人生を切り売りするほど覚悟も持てない人が、

思いつきで動画を上げて、必死作成して動画を上げて、知恵と勇気技術を注ぎ込む壮大な「場」だろうと思う。

ここで敢えて名前を出さないのは個人的には好きになれないからだが、N高や超会議カクヨムを見ていて思うのは、

オタクという単語で括るには特殊な分類の、しかし間違いなくある種の人間が集まる場所を、

継続して維持するために、キチンと稼ぎ続けて次に繋げ続けている人が音頭を取っているのは、大変に幸運だと思っている。

Ustreamが潰え、Justin.tvが消え、ニコニコ生放送がまだ生き残っているのは、やはり何度考えても奇跡みたいなものだ。

ある種のヘボコンさを残したまま(ある種の人にとっては)とてつもなく価値の高い動画が生まれ続けるのは、「場」があるからだろう。

ジェフ・ベゾスみたいにeコマースだと思ったらクラウドサービス販売しまーすみたいにならない限りは、

果てしなく分の悪いマラソンを延々続けていくだけだろう。

だって考えてもみてくれよ。まだ200万人も500円とは言えカネ払ってんだぜ?

大金かけて製作されたドラマシリーズを大量に有する動画配信サービスの会員数と匹敵するぐらい

面白演出されたカビキラー動画とか、良く判らないテニス合宿ゲームの実況配信がウケてるってことなんだぜ。

これは誇って良い。

から、真にニコニコ動画が終わる日が来るとすれば、

オレが家でダラダラと動画を見続けるにあたって、ゲーム実況だの、タイヤが転がり続けるのを追いかけるドキュメンタリーだのが、

Googleの謎の超技術で「オマエの脳波的にこう言う動画が良かろう」とリコメンドされる未来が来たときだと思う。

(あと、YoutubeLiveとTwitter4chanと魔合体して、ゲーム実況主がこぞって移籍して視聴者とゆるく対話が出来るようになったとき

ドワンゴカドカワだまくらかしてなんか面白いことずっと続けていけるのは、実務面での超技術だと思うんだよね。

名前を出したくないあの人で出来ないなら、たぶん世界の誰にも出来ないんだと思うけどなあ。

何回考えても、ニコ動だろうがニコ生だろうが、上場企業Youtube大向うに回して維持する理由がないもの

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