はてなキーワード: 退職とは
大企業に入社するには、高校2年間は受験勉強に費やしてマーチ以上に受かり、大学2~3年間は勉強やインターンで経験を積み、さらに就職試験対策をしたうえで就職試験に挑む必要がある。この狭き門を通過して、ようやく(名目上の)終身雇用と賞与と言う恩恵にあずかることができる。人によっては高校受験もしているからさらに+2~3年努力が必要になる。一方、統計(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/haken/18/dl/gaikyou.pdf)によると派遣社員の75%は四大卒未満であり、無試験合格のいわゆる「Fランク大学」を足すと80%は超えるだろう。
10代で何年も遊びたいのを我慢して努力した人間と、遊んでいた人間の待遇が平等であって良いのだろうか。もちろん家庭の事情などで大学に進学でなかった、正社員で就職したが事情により退職せざる負えなかった、という個々の事情は考慮する必要があるが、それでも奨学金を含めて機会の平等はある程度担保されている。そう言うと「奨学金は借金」「そういう情報に接することができない層もいる」という反論もあるだろうが、そこまで行くと「福祉」の世界の話になると思う。当たり前だが、大企業勤務の高額所得者の方が納税額は多く「福祉」にも貢献している。
行き過ぎた自己責任論は嫌いだし、セーフティネットは用意されるべきであると思っているが、権利ばかり主張するのは見ていて痛々しく思う。
訪問介護事業所で働いたが、高齢者へのイメージが180度変わった。
利用者のうち、マトモな人は2割で、残り8割は図々しくて意地汚いコジキか、セクハラジジイか、ヘルパーをイジメたり傷つけるのが趣味な底意地悪い年寄りだった。
とくに底意地悪い人が本当に多くて、あんなにも強烈な他者の悪意に晒されるのは生まれて初めての経験だった。
ケアが終わった後、泣きながら事務所に行き、社長であるサ責とケアマネに相談したら、「サラリとかわすのも仕事のうち」と言われ、まともに取り合ってもらえなかった。
夜、帰宅した夫に話したら「(事業所が守ってくれないなら)辞めちまえ」と言われた。
だからというわけではないが、翌日、事務所に電話をして退職した。
もう二度と介護職に戻るつもりはない。
私の勤め先は、基本的に部署ごとに机を向かい合わせにし、いわゆる島を作って座るスタイルが通例になっている。
しかしごく一部だが、大陸から離れて廊下や出入り口のほうを向けられた「孤島」が存在する。
孤島は孤独だ。
孤島はたいてい2席あるので、隣には人がいる。けれども背中の状況がわかりにくく、大陸にいる人の様子が全くわからない。
大陸で交わされる雑談や談笑は聞こえないし入れない。だんだん卑屈になってくる。
連絡事項も聞こえづらい。というか孤島の人にまでわざわざ伝達などしてくれない。
電話には先に出ろと執拗に言われるが、出た電話を取り次ごうにもいちいち振り返らないと目標人物が在席か否かすらわからない。
後ろの大陸からPCの画面が丸見えになるし、事務所内の人が立ち歩くときもじろじろ見られるし、冬は寒いし、不快そのものだ。
客に誠意を示すとかいっても、結局下を向いてるとなかなか来客に気づかないし、いったん引いて机を回り込まないと前に出られないから意外と非効率なのだ。
孤島は、むかし君臨した豪腕部長が「客に誠意を示す」ために指示した事項だった。
その権限がある人たちは、あの席に座る苦しみがわからないし、過去の偉人の指示だから、変える勇気もなければ必要性も感じないのだろう。
まさかその座席配置で「お客様ファースト」を体現できると本気で思ってはいないだろう、と信じてはいる。
何年か前、私は孤島に座っていたことがある。
そのときは、孤島の後ろにさらに空席があって、大陸の人たちは今よりもっと遠かった。当時から嫌われていたんだろう。私が耐えかねて辞めるのを待っていたんだろうか。
現在は、若い女の子と気のやさしい非正規おばちゃんが座らされている。
気の毒だが、正直なところ自分じゃなくてよかったと思っていた。
ところがだ。私と折り合いの悪い先輩が、どうしても私を孤島へ追いやりたくて仕方ないと。
「お前のためであるし、おれのためにもなる(お前もおれの顔など見たくもないだろうし、それはおれも同じだ)」という話らしい。
そのために、私の業務内容の入れ替えとあわせて管理職へ進言しているという。他案も「それは飲むからとにかくあいつを孤島へ」と言って、私を追いやるつもりは譲らないと。
私は孤島に何年か座ったことがあるんだが、知らないのだろうか。
私を自分から遠ざけられれば、まして孤島なら向きが変わってお互いの視界に入ることも減るからちょうどいい、とでもいうのか。
若い女の子を不憫に思ったのもあるかもしれないが、それなら別に私でなくてもいいはずだ。
まあそこまで嫌われるのは私にも原因がある。
私は彼に何かといちゃもんを付けていたから、彼が私を疎ましく思うのも、私が自分のことを疎ましいと思っているのだと彼が認識してしまうのも、仕方ないと思う。
少なくとも一年は孤島で隔離生活になる。あー嫌だな。孤島生活つらそうだ。
でも何が一番嫌かって、それは先輩の草の根諜報活動ですべてが決まってしまったことだ。彼は管理職へうまく取り入って畳みかけて、自分の案をほぼ飲ませた。私の次の業務内容まで明確に指定している(けっこう厳しい内容らしい)。
でもいざ追及されたところで「管理職が決めたことだから」という逃げ道がある。こういうときの常套句。
なぜ彼を敵に回してしまったのか。
退職すれば異動はしないぞ
第一次安倍内閣の2007年に起こった消えた年金記録問題は、改革に抵抗した厚労省の自爆テロであった。
今回の新型コロナ経済対策において極力予算を絞りたい財務省には、森友問題というとても強い武器があるが、それを自爆テロに使う恐れは無いだろうか。
財務省側には佐川宣寿氏をはじめとした森友問題のキーマンが既にほとんど退職して残っていない為(残ってるのは近財のノンキャリ勢ばかり)、仮に今この武器で自爆テロを打っても、大した被害がないという背景もある。
逆に安倍政権は森友問題の当事者である安倍夫妻と麻生副総理、菅官房長官、それに付き従う官邸メンバーもそのまま存在しており、自爆テロを打たれた場合の被害は甚大である。
だから大きな経済対策を打とうにも財務省に脅され、膝を屈した安倍総理が「現金給付1万円とお肉お魚券1万円の計2万円を前例のない大胆な経済対策だ!」とドヤ顔で発表する事になりはしないか。今から戦々恐々としている。
働き出してから周りと比較して自分が無能で豆腐メンタルだと気づいた。周りのレベルが高いと思い何度か転職するも、どこに行っても仕事覚えも理解力も悪くメンタルも弱い事を思い知らされるだけで、環境を変える手段は無能には功を奏さなかった。
工場は手先が不器用な上に大きな音が酷くストレスで飯が喉を通らなくな退職。
清掃は汚物耐性が低く床に落ちたウンコやゲロの除去をしてる時に貰いゲロをしてしまい仕事を増やし「貰いゲロするやつ初めて見たわ適正ないよ」といわれ退職。
ビルメンは発電機や冷凍機の音が大きくストレスだったのと、機械の仕組みに関心を持とうとしても全く持てなかったのとテナントや業者が何を言ってるのかわからず頭が真っ白になり次第に対応する度に挙動不審になり報連相すらままならなくなり退職。
感じすぎ
感じ3000倍だ
最初はそんな感じだった。その企画プランナーさんは自分よりも前に退職したんだが
前職はSI系と教育系がメインのお硬い感じのITだったが、その人の仕事だけは特殊で
割とメディア寄りの事をやっていた。イベントとかそういった感じの。
「盛り上がる」ような事であれば何でもやるっていう感じの人だった。
詳細を聞いた所、どうやら、気まぐれで動物を保護して、その動物との生活をブログで公開していた所
結構な人気が出たらしく、今で言う「バズった状態」になったらしい。まだFBやtwitterが一般的になる前(か、なり始め)
家事や育児をまともにする男は、わたしのようなブスを相手にするはずがないと思っていたが
先輩の美人が、家事育児と仕事の両立ができないと退職したのをきっかけに、どうせ男は家事をしないなら、もういっそ適当に顔が好みの男と結婚して子供だけ作って、嫌になったら離婚して1人で育てようと思い立ち、当時友人の紹介であった顔が好みの男と付き合って半年で籍を入れ、小規模な式を挙げ、結婚生活を始めるも共働きの折半の約束の家事を激務のわたしの代わりに6割程度やってくれて、育児に積極的な顔が好みの夫に支えられて育休も半年にバリバリと働けて楽しいなあと思っていたのが6年ちょっと。子供の小学校入学後すぐ、突然仕事を無断で辞めてきて専業主夫になると言い出だし、相談はして欲しかったけどまあよいかと家事や育児の8割程度を任せるようになり、案外円満な家庭を築けるものだななんて思っていたのが2年。だんだん家事や育児のわたしの負担が増え、結婚当初の4:6に戻ったあたりで、[ゆーかちゃんママ]との浮気が発覚するも、仕事がピークに忙しく話し合う気力もなく、「お前が構ってくれないのが寂しかった。お前が悪い。」と責められ「ああそうか申し訳ないことをしたな」と思い、内内のまま再構築を決めたのが 年前。
中学校に馴染めず子供が不登校になり、「他の家はもっとお母さんが構ってくれる」と言われ、「ああそうか申し訳ないことをしたな」と思い仕事をセーブしようとするも上手くいなかったのが4年前。夫の[真希先生]との浮気と貯金の使い込みが発覚したのも3年前の春。午前2時の病院で帰宅が怖くなり家に帰れずネカフェに向かったのは3年前の夏。これではいけないと離婚のため弁護士に相談しに行ったのは、子供が参加しなかった2学期の始業式の翌々日。調停まで持ち込んでやっと離婚できたのがその5ヶ月ちょっと後。奇しくも子供がわたしと来ることを望んでくれ、退職し、夫のいない我が家で学校に行ったりいかなかったりする娘の面倒を見ていたのが一昨年。実家の方に引っ越したのが一年前。こちらの高校に毎朝元気に通う子供を見送れる生活にしみじみと幸せを感じられたのが半年前。2月前に再就職しぼちぼち働き始めた。前よりずっと楽だし、実母と実妹の支えもある。子供がお母さんみたいになりたいと医学部を目指したいと言って予備校に通い始めのが3月の頭。一週間ただずでもう高2になる。複雑ながらも表向きには応援している。
新婚の頃は「結婚してよかった。わたしなんかでも幸せになれるんだ」と思っていたけど、今にしても思えば一瞬の夢見たいな期間だった。0時過ぎに帰宅して、セックスレスじゃ有責だと責める夫に謝りながら相手をした後、泣きながら寝てた期間は悪夢だった気もする。その時はよくわからなかった。モラハラだったんだろうか。いまだによくわからない。幸せだと思った時もあった。
もっと考えて結婚していたら……とは思うけれど、出産のタイムリミットを思うと焦る気持ちもあって、恋愛経験だってたいしてなかったし、見る目がなかった。もし、わたしがきちんと元夫に向き合えていたら違ったのかなーとか、疲れてることを言い訳にしすぎたのかなーとか思うけれど、もう一度やり直せたとしても仕事と家庭を両立出来る気はしない。どうすればよかったんだろう。
きっと医者にも結婚にも向いていなくて、なのに、医者になって結婚したのがよくなかったんだろうなと思う。でも、今この幸せは確実に娘のおかげで、出産は人生で一番してよかったことだと思って。わたしなんかの元に生まれて申し訳ないことをしたなあと思うけれど、それでも許してくれる娘は寛大だ。
どうすればよかったんだろうな。仕事と結婚と出産どれかひとつだけしか選べないとしたら、間違いなく出産を選ぶんだが、仕事と結婚ができなきゃ出産は出来ないのが今の世の中だから厳しいなと思う。絶対浮気されないような美人だったら、仕事も育児も両立するだけのスーパーマンだったら、だとしたらなんとかなってたんだろうなー。女に生まれたら、どう生きるのが正解だったんだろうか。養ってもらえない上に浮気されるようなブスに生まれたのが間違いかな。幸にして夫似の娘なら、正解の人生を歩めるのかな。いいなー羨ましい。
仕事も結婚も出産も全部上手くはできなかったし、離婚しちゃったし、申し訳ない。申し訳ないけど、日本の方針としては、シンママ手当て拡充の方向性で、女の人生の正解から結婚は免除してもらえるのかなーとか予想している。仕事しかできないブスとしては有難い。そう考えれば、ブスでも仕事があって、愛してくれる子供がいるから、部分点ぐらいは貰えるかもしれない。満点を取るのは無理だった。頑張ったんだけどな。言い訳にはならないか。
働いて、子供を2人以上産んで、両親のそろった家庭を築く……のは無理だった。すみません。わたしがもっとマシな顔だったら、出来てたのかもしれないと思うと、顔面フル工事するのが正解だったのかもしれない。ブスに生まれた時点で80点どころじゃない減点があったのではないか、ブスは生まれた時から女の不正解なのではないかと思う。
20数年前のブスは「女はさっさと結婚して出産するのが一番」というのを信じて頑張ったんだがな。ダメだったよ。医者なんかにならなきゃよかったのかな。でも実兄が病死しててさ、実兄みたいな人を救いたいと思って小学生から医者目指して生きてきたんだよ。頭も良くないなりに努力してきたんだよ。あれが全部間違いだったんだろうか。じゃあ褒めないで欲しかった。でも、ブスには養ってくれる人なんか見つからないから自分で稼げる仕事に就くしかなかった。身の丈に合うブスの低収入職につくべきだったのだろうか。正解の男性と結婚していたら正解していただろうか。ブスには男を見る目なんかなかったから、難しかった。ブスなんだから、若さぐらいしか取り柄がないだろうと言われて焦っていた。女の高収入はなんの取り柄にもならないと言われたし、事実ならなかった。ヒモを養うにはいいかもねー(苦笑)ってだけ。離婚前の5年ぐらいは専業主夫なのに全くと言っていいほど家事してくれないから、家政婦さんに来てもらってたし、その人と家でヤってたのも後に知った。元夫は初めはとても優しかったし、結婚する時だって舞い上がってたし、結婚してすぐの頃は本当に幸せだった。こうなるとは思ってなかった。ブスの人生は諦めから始まって諦めに落ち着いた。
どうでもいいだろうけど、長年のコンプレックスだった一重瞼を糸で留めていただいたのが午前中、だ。今更加点がないのは知っているが、せっかく恥も外聞もないブスの出戻りだからと思い切った。こんなブスでも母親と娘には応援されてるんだ。もうどうなったっていい。
ワニのメディア展開の件で、大炎上した件について、自分も数年前に似たような感じで
たぶん、目線としては作者、および電通とかの目線なんでよろしく。
自分はWEBデザイナーだ。ちょうど、大炎上した時はリーマンショック云々とかで超不景気で
中小企業がバスバス倒産した頃だ。ちょうど自分の会社も資金繰りがうまくいかず倒産した。
んで、次どうするかなーと失業保険もらいながらニートしてた頃に
その会社でお世話になった企画プランナーの人から連絡があった。
「バナーを作ってほしい」
最初はそんな感じだった。その企画プランナーさんは自分よりも前に退職したんだが
前職はSI系と教育系がメインのお硬い感じのITだったが、その人の仕事だけは特殊で
割とメディア寄りの事をやっていた。イベントとかそういった感じの。
「盛り上がる」ような事であれば何でもやるっていう感じの人だった。
詳細を聞いた所、どうやら、気まぐれで動物を保護して、その動物との生活をブログで公開していた所
結構な人気が出たらしく、今で言う「バズった状態」になったらしい。まだFBやtwitterが一般的になる前(か、なり始め)
会社ではわりとぶっきらぼうなタイプの人だったんで「動物保護とかするんかい」とちょっと以外だったんだが
・お世話になった人だったから
というような感じだった。そんな感じで、ブログのデザインテンプレをちょいちょいと修正して
若干見た目を良くしてあげた。
---------------------------------------------
その後も順調にブログを運営していたようで、ちょいちょい連絡を貰って現状を聞いていた。
ちょうどブログ本とかが流行ってた時期でもあったんで、広告代理店等から出版化の打診とかも来ていたようだ。
この辺がちょっとワニとかぶるんだが、広告代理店などのアンテナばりっていうのはまじでめちゃくちゃ早い。
アンオフィシャルな状態から仕掛けが入っている。たぶんなんだけど、ワニもそういうどっかしらのタイミングで
ふわっと噛んできたんだろうな。。
話は当時に戻って
「動物を保護しバズった」のは結果としてそうなったわけであって
「動物を保護した事自体」は完全にこの人の気まぐれと善意から始まった事である。
そういう訳で、この企画プランナーさんは、こういった保護されるような不幸な動物達(虐待やらなんやら)のために
何か出来ないか?という事で、募金?のような感じで賛同者を募る事にしたそうだ。
ちなみにこの時点でも動物に興味が無い自分なんで、色々熱心に説明してくれたんだが
「まぁ何か良いことしたい」って感じなんだろなーぐらいなもんだった。
とりあえず、募金の使いみちは出資してくれた方々とブログとかで交流しながら詰めるとして
去勢とかそういうような方向性で貢献できるような感じを想像していたらしい。
これまでハートフルだったブログ読者達の中で「金銭」がからむ事への何かしら不穏な空気が流れだしたようだ。
まぁただこの時点では、大多数は賛同者だったらしく、このプランナーさんも
ぐらいに言っていた。
---------------------------------------------
さて、この時点で振り返ると、
事の発端は、この人の完全なる善意でスタートしているんだが、この人は企画屋という側面もある事。
んで、実際に多くの人に注目され、ブログ本化の打診も来ている
という状態だった。
そのタイミングで基金を募るという行動は、スムーズに行けばめちゃくちゃ良い方向につながったに違いない。
動物を保護してからの生活をブログで公開し、注目され、基金を設立し
その基金からさらに動物に対して「良い」事につながる活動をする。
そしてそれがブログ本で出され多くの人の手に渡り、さらに相乗効果が生まれる。
トントン拍子で行ければそうなったに違い無い。
---------------------------------------------
この基金を開設するにあたって、さすがにそういった知識等が無いプランナーさんは
そういった慈善活動等を通して社会貢献を行う事を種としたNPO団体とつながる事になる。
IT系の会社ながら、そんなイベンターや、慈善活動やらをやってる人たちがいたっていう
今考えれば、色とりどりな会社だったのかなと思う。
そのNPO団体の代表さんに相談し、基金を開設するまでのフォローをおねがいすることにしたそうだ。
そういう点に関しては、このNPO団体のおはこといえる部分だろう。
それのプロフェッショナルな訳だ。
なんとなく始まったブログから、実際にこういった具体的な活動に繋がった事に
自分も、ただブログバナーだけの協力だったり、話を聞くだけレベルの携わり方だったが
何か嬉しく感じた。
---------------------------------------------
そんな中ちょっと事件が起こる。保護していた動物が死んでしまったのだ。
ちょっと身バレにもつながるんでファジーに書くんだが、このブログのスタートは
「虐待等で傷ついていた動物を、このプランナーさんが保護した」という事からスタートした
ブログだった。その動物を世話や交流を綴っていくという感じのブログだったと思う。
この基金開設のタイミングが自分はよく分かっていないんでアバウトなんだが
この出来事が強く影響していたのは間違いない。
「こういった悲しい事をなくす為の基金にしよう」
という思いは本物だった。
---------------------------------------------
実際に基金を募るため、NPO団体側としても人々を集めるための動きに出るようになる。
ここで善意のこじれが出てくる。
このNPO団体のスタンスとしては「外部」という形で協力しているというスタンスだったんだと思う。
なんで、この一連の活動に関して
「こんな素晴らしい活動が行われているんです。みなさん知ってください!」
という感じで、中核にいるというスタンスではなかったんだと思う。
このNPO団体は、そういった事を「外部」としてサポートするプロフェッショナルだったわけだ。
そして、そのNPO団体が作ったバナーに掲載された文言が「感動の物語」という一文だった。
この一文がトリガーになる。
動物を保護し、その交流の中で生まれたたくさんの出来事、そのハートフルさに人が集まる
しかし、そんな中動物は他界してしまい、そんな悲しい出来事を起こさないようにしたいという思い
というアウトラインは、外部が纏めるならば「感動の物語」の一言でしか無いだろう。
NPO団体は外部からの目線でそういったワードを選んだんだと思う。
この活動の中心になっている人たちが自分達で「感動の物語」と称している
ように写ったんだと思う。
んで、このバナーを見て自分は「この文言大丈夫なんすか?」っとプランナーさんに訪ねたが
「そうなんだよね。ちょっとこの文言大丈夫なのかなっておもうんだよ…」
とぼやいていた。ここで、じゃあこのプランナーさんが「修正」を出せば良いと思うかもしれないが
このNPO団体さんも完全に「善意」と「前職のよしみ」という感じで協力をしてくれているのだ。
そして、そういった基金設立というようなノウハウに関しては、完全にNPO団体さんの方がもっている。
という訳でこのプランナーさんは、そういった力関係から、このバナーのワードに関して
口を出さなかったようだ。いや、たぶん気を使って言わなかったんだろう。
というような感じだったんだろう。
---------------------------------------------
さて、そんな不安満点のワードが盛り込まれたバナーは案の定大炎上する。
・感動商法の金集めなんじゃないのか
そういったような意見が多く寄せられたようだ。
ブログのコメント欄も大荒れで、掲示板でもスレッドが立つ等炎上をしてしまう。
そういった負の感情の連鎖っていうのは本当にものすごいエネルギーで
これまで積み上げてきたものを一瞬でふっとばすかのようだった。
ワニの件でも「嫌儲」というキーワードがあったが、「お金」が絡むと本当にすごい事になる。
まったく事実無根な事ばかりが書かれまくるのだ。
このプランナーさんとしてもブログ本の出版というようなメディアミックスを行う事も
頭の中にあったのは間違い無い。
しかし、それは最後の最後にきれいな形でそうなれば良いし、そしてその活動でそういった不幸な動物達に対して
目が向き、世の中が変われば良いと思っていたのも間違い無い。
この「基金」自体でお金を集め儲けようなんて思っていなかったのは、本当だ。
もちろん、このプランナーさんも個人のブログという形でやってたんで、人間臭いところもあったんだろう。
そしてNPO側の情報がネット上にさらされる。代表者の名前、経歴等
なんというか「疑い」の目というのは本当に怖いなと感じた。
「急にプロっぽいクオリティになる金銭が発生している可能性がある」というような疑いをかけられいた。
金銭は発生していないが、まぁ本職の人間がやってるんだからそうだろう。
※プロっぽいクオリティと言われて、内心ふふんと思ってたりしていたが。
---------------------------------------------
そんな感じで、あることないこと書かれて、一気に燃え上がった。
こんなはずでは…とプランナーさんと話す。
これはもう、経緯をもっと詳しく書き、ブログ読者達にしっかりと理解してもらうしかない。
そうなったプランナーさん、読者にむけてのメッセージを書くことにした。
そして自分はその文章が大丈夫かどうか読者目線で見てほしいとおねがいされた。
んで、そのプランナーさんが出してきた文章は、そのブログでの口調が反映された文章だった。
「謝罪や釈明ならば、もう少し社会的な感じの方がよいのではないか?」
というアドバイスをした。自分としては、プランナーさんが出してきた文を見た時に
その意見を受け、プランナーさんは文章を硬い感じの文章に書き換えた
的な。
んで、これがまた大炎上する。「急に会社っぽくなりやがった!」と。
もうこれに関してはエェぇぇエエエ……!!って感じだった。
疑惑の目ってマジに怖すぎ。
---------------------------------------------
誰かにすがりたいっていう感じだったんだろう。
自分もなんとか協力したいという思いもあったが、それ以上に、この大炎上騒ぎが本当に
怖くて怖くてたまらなかった。
画像も、ブログCMSの容量制限から設置が出来ず、自分の管理している個人サーバーに
このままだと、ブログソースまで解析されて、自分までやり玉に上がってしまう!!!
連日相談をかけてくるプランナーさんに自分もとうとう疲れてはててしまい
とブチギレてしまった。
あの時のプランナーさんのしょんぼり具合は本当に悪い事をしたと今でも思う。
でも俺も怖かったんだよ…。
---------------------------------------------
---------------------------------------------
違う部分もたくさんあるんだろうけど、なんというか凄く思い当たる節がたくさんありました。
何ていうか、「一つの事柄」にたくさんの人が携わって行くことで制御が出来なくなっていく感じ。
たとえば「感動」というワードも人によってはまったくの別物なわけだ。
とにかく、何でこうなってしまったんだろうと制御が効かない感じ。
ちょうど、先日の伊集院さんのラジオでも過去に伊集院さんがプロデュースした
バーチャルアイドル?の「芳賀ゆい(はがゆい)」に関して言及していた。
ものすごく分かるわーと思い聞いたわけだが。
以上、何か駄文でした。
※11月から更新していませんが、過去の日記を読みたい方はタグで探してください。
ちょうど一年前、BBAはそれはそれは有名なところに勤めていたのだが、
色々あって退職した。
引き継ぎ等で忙しく先に次を決めておけなかった私が悪いが、昨年は中途半端な1年だった。
ただ、私がそんな状況だったから母が体調崩してもすぐ対応できたり、
なんだかんだ家族のバックアップや自分の身辺を整えることもできたし良かったと思う。
昨年6月までにサクッと決まると思っていた。だって有名なところに勤めてたしって驕りもあった。
ずっと決まらない不安と苛立ちが私を「誰かに必要とされること」に向かわせたのだと思う。
1月入社を目標にしていたので11月後半〜12月は就活に忙しくなった。
そのおかげで12月中に4社内定を頂き、そのうちの1社にて働いている。
その会社、今となっては弊社と表現するのが適切であるが、弊社との縁について記しておきたい。
多くの転職サイトに登録していたが、中規模小規模であったり、何かに特化したサイトには登録をしていなかった。
本腰を入れてやるにはそういったサイトも登録しないとと思ってあるところに登録した。
業種や職種も全く初めてだったが未経験でもOKだし、これから伸びていく業界と思ったのですぐ応じた。
ここしかないと思った。採用担当の方もかっこいいお姉さんで気に入った。(今は同僚として相談したり協力しあってる関係)
結婚もこんな感じかなとふと思った。
今まで友人であった人とするのであっても、これから出会う人とするのであっても
あ、この人!って決めちゃえばそうなる。
先日、人事管理の画面で作業があったので、合間に自分の採用時の評価についてチラッと見てみた。
採用担当さんは第一印象でBBAをとても気に入ってくれたようだった。
そういえば、よく聞かれる他社状況は一切聞かれなかった。
聞き忘れたのではなく、多分うちに来てくれるとどこかで思っていたのだろう。
職種としては及第点だったが、今までの経験は弊社に足りないものを補える即戦力であると、
あと、BBAは親友の仕事が忙しく1ヶ月ほど連絡が取らなかった時、
いつもなら不安にかられるけどなんとなく安心して待っていられた。
こういうのが本当のいい関係なんだろなって思った。
久々に連絡したらすぐ返してくれたから待ってたっぽい。
BBAは忙しいのと親友ともう少し仲を深めた方が良いのかなと思い婚活アプリは全て削除した。
ほとんど嘲笑的な人間ウォッチングに使っていることにも気がついた。
みんな一生懸命生きてるんだよな。笑っちゃいけない。
決定的だったのは「仕事がなさ過ぎる」「他部署のBBAの行動が耐えられない」である。
朝出勤して、その日のうちに届いた資材の納品書を打ち込む(バカでも5~10分あれば終わる)⇒業務終了
そもそも、俺が採用された時の職種はクリエイティブ系だったのだが、
部署内で扱う物件が極端に少なくなったのと同時に、他部署の人手不足により、ここ半年ほど納品書の打ち込みしかやっていない。
5~10分で終わってしまうので、他にやることはないか上司や他部署の人間に聞いても「ない」と言われてしまい、掃除をしたり機械のメンテナンスをしたりしてやりすごすのに耐えきれなくなった。
もう一つの理由「他部署のBBAの行動が耐えられない」であるが、
他部署とうちの部署は一つのフロアで仕切りが分かれていないので、否が応でも毎日顔を合わす。
まずものに当たる。コピー機の蓋をバンバン音を立てて扱うので、それだけでフラストレーションが溜まる。
その上すべてのものの扱いが雑なので、後始末を一番下っ端である俺がやらされる。
またBBAが施工管理を担当しているため、外注費などを絞りに絞っており、外注や客との口論の電話を毎日横で聞かされる。
そもそも外注費を削るよりももっとやることがあるにもかかわらず、外注の施工内容に一々文句をつけて人工を減らしているのだから、外注が怒るのも無理ない。
仕入れ先のメーカーとも口論を毎回しているが、お前の一時の感情でメーカーを怒らせて材料が安く手に入らなくなったら、それこそ元も子もないとは考えないのだろうか。
それが彼女の仕事なのは理解しているし、あと8日なのだから我慢したいと思っているが(我慢すればその分給料は入るので)もう限界だ。
身体が丈夫な方だったにもかかわらず、ストレスで薄毛になり、毎月のようにストレス性胃腸炎をやっている。
心療内科に行って診断書を書いてもらおうか本気で考えており、そもそも求人に記載してあった内容と今現在やっている業務内容が全く変わっているのだから、即退職などは出来ないのだろうか…
去年4月に新卒入社した会社を今月末に退職して4月からフリーランスになることに決まった。
備忘録として、また他のフリーランスになりたい人役に立てるために現状を残しておく。
Web系のベンチャーでインターン(マーケター)したところ面白くてずっと働いてたら中退することになった。ちなみに会社は潰れたのでそこで働くことはできなかった。
情報系の大学院だがWebサイト構築できるわけでもなくサーバーサイドをガリガリかけるわけでもなかった。アルゴリズムは結構書いてて、2分探索木とかナイーブなダイクストラ法を実装できるレベル
エンジニア派遣の会社に入った。理由としては研修がしっかりしてて採用担当の人が賢そうでネットで悪い評判が見当たらなかったから。
エンジニアになりたかったが就活時期が就職の2ヶ月前から始めたため大手に入ることができず、Dodaとかリクナビで適当に「エンジニア 未経験」で出てきた会社に入った。
本当は自社開発の会社に入りたかったがスキルに自信がなかったため未経験歓迎の会社しか受けなかった。
初任給は300万くらい。正直言って自分の学歴からエンジニア派遣の会社に入ることは屈辱的だったが結果としてこの選択は非常に良かった。
3ヶ月の研修を経て現場に行ったのだが良い人に囲まれてガシガシ開発をできることは最高の経験だった。おまけに研修も少人数で行えたので非常に楽しく、良き友人に恵まれた。
初年度はとにかく勉強を頑張った。
平日は必ず定時に退社して毎日4-5時間勉強。休日は8時間勉強。日曜日は休みでフットサルして散歩してた。
その結果大学院の時はできなかったWebサイトの構築、サーバーの構築、REST APIでのサーバー実装くらいは余裕でできるようになった。
現場で使っている技術がサチってきて、学べることが少なくなってきたので営業に現場の交代を依頼したがのらりくらりとかわされたため退職を決意
ちなみにこれは営業が全て悪いわけではなく取引先に一方的な都合で派遣を解除することは難しかったり、次の現場の候補がなかったりといろいろな事情があるため一概に会社が悪いとは思っていない。
フリーになって初めて知ったがこの単価からエージェントの手数料と消費税が引かれて大体63万になるらしい。そこから社会保険とか諸々引かれて、、、一体いくらになるのだろう。
来年の給与がボーナスなしで月38万と聞いていたので正直会社辞めなくても良かったと若干後悔している。
自分の会社は自信を持っておすすめできるが業界全体としては正直わからない。
合格をもらった会社の中では研修なしで1年間携帯販売の仕事をしながら自社に帰って勉強しながらエンジニアを目指すとかいう意味不明な会社もあったので会社によってピンキリ
また現職の会社は一部上場企業の子会社でコンプラしっかりしててやたら他業界からエンジニアを目指してやってきた高学歴ばっかで基本国立大学以下はいなかった気がする。
そのおかげで開発案件しか派遣先にないらしく良い経験をできたがブラックでまともな研修を受けられない会社もあるらしいのでなんとも言えない。
間違いなく言えるのはエンジニアを目指すのは東京に来た方が良いということ。
自分は運悪く研究室に恵まれず十分な指導を受けられなかったり、軽いパワハラを受けていたので大学院は全く楽しくなかったですが企業は成果を出すことを求められるので社員のスキルを上げる合理的な理由があり研修を行ってくれるし何より同じ目標を持った仲間とチームで開発することはかけがえのない最高の経験になります。
また、大学や研究室は学力のみのフィルタリングで良いひともいれば嫌な人もいますが企業は採用段階で強くフィルタリングがかかるので正しく会社を選べば良い人しかいない職場で気持ちよく働けます。
会社の同僚で新人を尽く退職に追い込んだ社員がついに退職した。
他の社員たちが燻っていたところを私はコンサルの従業員に現状をぶつけたことで、動くきっかけになりました。
twitterで検査しているのは技師なんだ!って動画がバズりました。著作権の問題はあるけど、あるあるが詰まってて面白かったです。臨床検査技師が少し注目されたので、公開されている情報を元に新型コロナウイルスの検査キャパが増えたにも関わらず検査数があまり増えていない理由を主に「国がどうやって検査キャパ数を増やしたか」を中心に推察していきます。
みなさんが思っている論点と違っててタイトルで釣ったと思われる方がいたらすみません。
タイトルを「国が〜」とかにすると政治的な意図があると思われそうだからやめました。
前提として全数把握をしない理由は、様々な先生方がおっしゃっている通りだと思っています。現在、陽性者は軽症・重症にかかわらず原則入院の措置がとられています。(病床数の都合で一部は違うみたい)軽症のコロナ患者に感染症病床をとられてしまうと、空気感染するような麻疹や結核などの感染力の強い感染症の患者を隔離できなくなってしまうことが危惧されます。
あまり身近には感じないかもしれませんが、結核患者数は年間1万5千人を超えており死亡率は20%弱(平成28年)です。麻疹に至ってはワクチンがあるにも関わらず未だにゼロにできていません。
この病床数の点については、この先新型コロナの感染者数がもっともっと増えてくれば、軽症患者は自宅隔離の処置がとられると個人的には予想しています。
さて、本題です。
ここでは以下の4点を踏まえて検査キャパ数に比較して検査数が伸びない訳を推察していきます。
1. 増田について
1. 増田について
臨床検査技師。一般市中病院の微生物検査に数年、病理検査に十数年いた中堅技師。病理検査はフラジャイルをご存知の方であればわかるかも。森井君と同じ仕事をしていました。ちなみに大学の卒業研修はTaqManプローブリアルタイムPCRを使った、ガン遺伝子の定量(身バレ防止でざっくりすぎ)。今は事情があって退職し主婦をしています。
現場で働いている人たちは守秘義務もあってなかなか発信しづらいし忙しいだろうから外にいる増田が個人的見解をみなさんにお伝えします。
当初、新型コロナのPCRは国立感染症研究所のマニュアルに基づき、一部の地方衛生研究所が実施していたようですが、2月14日に厚生労働省は日本臨床検査技師会(日臨技:全国の臨床検査技師が所属する団体)の理事長あてに協力要請を出しています。おそらく、ダイヤモンドプリンセス号の検体を大量に検査しなきゃいけなくなった頃なんじゃないだろうか。これに対し、関東圏に所属する技師が1日に数名〜10名ほど派遣されています。
*1 新型コロナウイルスに関連した感染症対策における協力要請について
http://www.jamt.or.jp/information/tuuchi/asset/pdf/yosei-3.pdf
*2 派遣の状況
https://www.jamt.or.jp/covid-19/
派遣された技師がどこで何をしたかは把握できませんが、タイミング的には検体採取後のように思えるので新型コロナの検査に関わっていたものと予想されます。
また、*1のPDFを読むと、2月17日には日本衛生検査所協会(全国の検査受託会社が所属する団体)宛てに厚労省から検査協力の要請がなされています。
ざっくり内容をみると、「検査試薬をお試し分だけ提供するから欲しい人は言ってね。検査できそうだったらどれくらいできそうか教えてね。」ということが書かれています。
それに対し、SRLやBML、LSIといった大手をはじめ複数の検査受託会社がうちはこれくらいやれますよと協力を表明したようです。
どの会社がどれくらいかはわからないけど。自社のホームページで公表している会社もあります。
これにより1日に検査できる数を増やし検査可能件数が約7000件と見積もられたものと予想されます。
ここまでがキャパが増えた経緯。
*1には協力要請とともに
「感染者が増えてきたら、地方衛生検査所は疫学調査、クラスターや接触者追跡のための検査をするから、診療に必要な検査は検査受託会社で検査お願いね。」といった意味にとれる文があります。
まずこの文章から、現在症状は無いし感染者との接触も明らかでないけれども不安だから調べたいという人の窓口は無い、ということがわかります。
ある程度検査を重ねて陽性例・陰性例が積み上がってきた中で、やっぱり海外渡航歴のある人や換気が不十分な部屋にいた集団、それらの濃厚接触者に陽性者が多いみたいだとわかってきた。だから、保健所を通した地方衛生検査所は、濃厚接触者を中心に検査をしてクラスターを追っていきたいという意図がみてとれる。それを踏まえてtwitterで検査拒否された人のツイートをみてみると地方衛生検査所は接触歴のない人の検査はお断りしている可能性がある。
繰り返しになるけど、接触歴の明らかでない風邪っぽい人(=診療に必要な検査)は病院から検査受託会社に検査に出すことを想定しているから。
実際はどうかわからないけど。
では、症状があるのに調べて貰えないのはなぜか?次に続きます。
症状のない人に対して病院では検査ができないのは皆さんご存知の通りです。保険診療の対象にならないからです。なので上で述べたとおり、症状のない人の窓口は無いに等しいです。
では、症状があれば検査してもらえるのか。おそらく簡単には検査してもらえないと思っています。ここからはかなり個人的な推測が強くなります。訂正してくださる医師の方お待ちしています。
*3 検査料の点数の取り扱いについて
http://www.hospital.or.jp/pdf/14_20200304_01.pdf
ここには、新型コロナのPCR検査が保険適用になった旨を通知する内容がかかれています。
難しいことがたくさん書かれていますが、重要な部分をかいつまむと、「認可された検査施設で認可された試薬を使って検査してね。検査するときは明細書に検査が必要だと判断した医学的根拠を書いてね。」という意味だと思います。(保険診療の但し書きはいつも解釈が難しいです)
つまり、医学的根拠のない人は簡単には検査してもらえないようなのです。
医学的根拠が具体的にどんなことをさすのか技師の私にはわかりません。すみません。
しかしながら、日本環境感染学会から出ている医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド
*4 医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第 2 版改訂版 (ver.2.1)
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide2.1.pdf
を読むと、肺炎の存在が証明されないケースは感染リスクがなければ積極的に検査すべき対象とは言えないと書かれています。(今のところ感染リスクがある人=濃厚接触者は保健所対応)
また、新型コロナウイルス感染症に特異的な症状や所見がないと書かれていることからも、まずはコロナ以外の肺炎の除外が先になります。
ということは、新型コロナ検査の適応になる人は、胸部X線やCT、採血、喀痰培養(数日かかる)、迅速キットなどで細菌性・マイコプラズマ・インフルエンザなどなどによる肺炎が除外された原因のわからない肺炎にかかった人ということになるのではなかろうかと個人的には思うのです。おそらくあんまり多くない。
http://www.jrs.or.jp/quicklink/journal/nopass_pdf/044120906j.pdf
*6 肺炎予防のために 知っておきたいこと
http://www.saitama-med.ac.jp/hospital/division/25respiratory_medicine/images/kanazawa02.pdf
診療方針については専門外なので検査室から電カルをみてた経験からの想像。すみません。もしかしたら、いや別にもっと簡単にコロナの検査出せるよと言われれば、あ、そうなんだ。って感じです。
あと、個人的には検査は適切な治療を行うための一つの手段だと思っています。今の状況をみていると、医療従事者側は患者の治療が目的なのに対して、患者側は新型コロナの検査を受けることが目的となってることによる混乱なのかなと思っています。
国や病院側の方針は患者の目的を果たしてくれるようなものでは今の所ないです。たぶん。しらんけど。
(患者がコロナかもと言い出すと病院にかかることすらもできなくなっていることも検査数が少ない原因の1つかもしれません。これは余談だけど、重症化しちゃったらコロナかどうか調べて貰えないことよりも、肺炎(もしくはそれ以外の病気)の治療をしてもらえないことの方が困るので、接触した覚えがなくて自宅療養してたけどつらいってなったら、保健所にコロナかもって電話するより病院に接触者じゃないことをきちんと伝えて周りに移さない対策をとりつつ普通に診察してもらって通常の検査受けた方がいいんじゃないだろうか?確率的にはコロナ以外の方が高いし、除外されればコロナの検査に正規ルート?でたどり着く。のか???)
実際どのくらいの検査が行われているのか、どのくらい増えているのか、は私が調べた範囲ではわかりませんでした。もしかしたらどこかにあるかも。先に書いた通り、病院からの検体は保健所を通さずに検査受託会社に回されるので、情報収集に時間がかかるのかも?
ちなみに、新型コロナの検査料は都道府県が負担をするそうなので、PCR検査料の患者負担はないようです。他の検査や処置料はかかるよ。
*7 新型コロナウイルス検出のためのPCR検査、3月6日から保険適用
https://gemmed.ghc-j.com/?p=32688
上記の理由から検査数が増えていないと思っているので、PCRが簡単かそうでないかはあまり関係ないと思っていますが参考まで。
PCRにもいろいろあって、手順が簡易化されたものや細かい濃度調整や設定が必要なものがあります。一般の市中病院内で行われているPCRは大体がメーカーがキット化した簡易的なものです。おそらく皆さんが想像してるのはこういうやつ?
https://jata.or.jp/rit/rj/339p11.pdf
正確にはLAMP法はPCR法とは異なります。ちょうどいいPCRの資料が探せなかった。PCRはもうちょっと複雑になるけど院内でやれるPCRのざっくりしたイメージはこのくらい。リヴァイ班いなくてもできそう。うん。緊急度の高い結核菌PCRや検査頻度の高い淋菌・クラミジアPCRあたりが実施されています。
一方で、新型コロナのような新しい項目でキット化されていないものや検査頻度の低い項目は、採算性や精度管理などの点から多くの病院の検査室では実施せず、検査受託会社に外注されているのが現状です。
ではPCRの何が難しいのか?
国立感染症研究所のホームページに新型コロナウイルスPCRのプロトコルが公開されています。
*9 病原体検出マニュアル 2019-nCoV Ver.2.8
https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/2019-nCoV20200304v2.pdf
キット化されていないというのはこういうことです。読むだけでしんどいです。
DNAに比べRNAの扱いはシビアです。すぐ壊れる。手順がすごく多くて扱う試薬も多い。機械が自動でやってくれるのは7ページの3)の部分あるいは11ページの7)の部分。あぁ、疲れてきた。
手順や試薬が多いとミスが起こります。1で増田は卒業研究でPCRやっていたと書きましたが、例にもれずコンタミネーションを起こし、ある一定の時期からネガティブコントロールに弱い反応が出続けるという地獄をみました。
おそらくピペットのチップを交換し忘れ、共通試薬にターゲットを混入させるとかいう超凡ミスをやらかしたのだと思います。
逆に共通試薬を入れ忘れれば全て陰性になってやり直し。ぴえん。
あとで原因がわかればまだましで、間違った結果を出してしまうと最悪です。しかもこんなに手間暇かけて一生懸命やっても感度はそんなに高くない。感染にも配慮しなきゃいけない。
このプロトコルをひたすらやっている姿を想像するとつらくなっちゃいます。
臨床検査技師であっても大学の講義・実習でちょろっとやっただけの人がほとんどです。ご年配の技師の中にはPCRの原理説明できない人もたくさんいます。本格的なPCRが精度よくできるのは研究所や大学病院クラスの大きな病院、研究熱心な一部の病院、検査受託会社の担当者くらいです。なので、いきなりマニュアル見てやってねと連れてこられても結構難しい。
検査受託会社がどうやって検査枠を増やしたのかはわからないけれど、検体検査は資格を問わないので、もともと理学部卒とか農学部卒とかも多いし集めやすいのかも。(病院の検査室は採血とか他の業務もあるし資格のない人を採用しているところは少ないです)
感度・特異度の高い簡易キットが開発されて検査する人の負担が少なくなるといいね。
最後に
ここまで読んでもらえると、ネットで騒がれている
病院の検査室は忙しい、だから新型コロナの検査はしない。という状況ではない
多くの検査は検査受託会社が請け負うので、病院検査室が忙しいのはまた別問題。
おそらく大変なのは検査対象でない患者の対応に追われてる保健所と濃厚接触者の検体を受け入れてる地方衛生検査所とか。
検査数がみんなが思っているより少ないのは、あくまで国内の感染コントロールの方針や治療方針によるものであると個人的には思います。
もう少し気軽に検査出せるようになってもいいと思うけど。まあ外注だしすぐに結果わかるわけじゃないから微妙か。
急激に増えてきたのがわかったらしれっと消します。
検査はすでに増えてるのかもしれないし、言っていることが矛盾していたり、誤字脱字があったりするかもしれませんが、臨床検査技師なんてただの凡人ですし、わたしはリヴァイ班でもありませんのでご容赦ください。
間違っていることがあればご指摘いただけると幸いです。
長々とまとまりのない文章を、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。
ていう人。いるよね。私もそうだった。
休むのが一番だけど、どうしてもいかないと死ぬときは、なるべく喋らない、距離とってしゃべる、食事の時間ずらす、会社で共有してる電話・PC・自販機・券売機・食器・文具などなどは触らない、触ったら消毒か洗う。
くらいはしてもらえると少しは違うかも?
逆にそれらの共有物は汚染されてると思った方がいいです。
飛沫感染よりも手についたウイルスが目鼻口から入る接触感染の方が多いっていわれてるから目鼻口の周りを触るときには必ず手洗いしてね。
あと、すれ違っただけなら感染しないよ。
それと咳したときにグーの手とかで受け止めるのはほんとやめてよそのウイルス(コロナに限らず)の付いた手どーすんの?すぐ洗えんの?!