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はてなキーワード: 走馬灯とは

2015-09-12

http://anond.hatelabo.jp/20150912171153

ブコメもふくめて普通に走馬灯」って言ってるけど「走馬灯のように思い出された」みたいに、喩えとして走馬灯が出されてるだけで、あの現象名前が「走馬灯」ってわけじゃないからな。

念のため。

漫画の中で走馬灯解釈進化してる

昔は死ぬ間際に過去出来事が頭をよぎるって、単に悲しい、切ないエピソードと描かれてたけど、最近

登場人物が瀕死のピンチ!」→「過去経験脳内で高速で再生される」→「その中からピンチを脱する手段発見する」

みたいな、ピンチを乗り越えるための人間生理現象みたいな描き方をしてる作品をいくつか見たわ。

2015-07-09

元カノが亡くなりました。

恐怖で動けなかった。目の前が、現実が、絡み合い、そしてもがき苦しんだ。

再会した元カノは病室にいました。

「あ******」

*の部分は聞き取れなかった、もう声がだせない状態だった

目の前にいる人は本当に元カノなのか、正直分からなかった。

声もなんとなく、似ている。

何かを疑う事なんか散々だったのに、今目の前に起こっていることを

現実とは思えなく、状況判断と恐怖は入り交じっていた。

昔の人と、今、目の前にいる人の正解を少しでも多く引き出そうとする作業

久々に震えがくる。

あの時の元カノは少し背が低いけどおっぱいが大きかった気がする。

目の前の人はおっぱいが無い。

リガリでやせ細っていました。

奪われた後の姿を見ると今すぐ酩酊して、忘れてしまいたい気持ちに駆られてしま

無力をしらしめるには十分すぎる。

「この人、知らない人かもしれない、だけど同じ名前

混乱は目の前で起こった。直角に落ちていく最中、何も引っかかる場所もなく、心の拠り所を失いかけていた。

よくない、本当によくない現象だった。

普通にキスをして、手を繋ぐだけだったカップル

未来を信じて止まなかった。

希望大学への合格通知書を見せて未来を歩むと思っていた彼女

別の海外語学学校へ何も言わず行ってしまった。そんな話すら全く知らなかった。

まりにも綺麗に目の前から去っていき取り残された感情と痛みを抱え大学入学をする。

そこから元カノへの時間軸が停止した。後に遅効性の劇薬になり全身を侵される事になる

この後に流行する、mixiでもfacebookでも調べようと思えば調べられたはず

だけど、そんな気力もなく、子供っぽく不機嫌になるしかなかった。

それでしか感情コントロールできなかった。

お酒を飲んだり、バイトをしたり、クラブ行ったり、多数の光源に幻想を抱いて

始発電車から降りる人をかき分け、社会から逆行するのを謳歌していた。

今の嫁との出会い、そして嫁に対してへの一番の功罪を同時に犯してしまう。

好きな人がいる、その人が帰ってきたら、そっちに行くかもしれない

 そんな自分ですよ?それでも付き合えるの?」

嫁は強い人だ、中途半端自分を知り、受け入れ、いつの間にか結婚してくれた。

別の時間が進み始め、子供も生まれ、全く違う日々が待っていた。

何年も経っていた頃、元カノに再会してしまう。

再会なんて突然すぎて、偶然すぎて、あぁなんという事だと

巡りあわせる神様を呪った。

元カノは癌に侵されていた。

なにこれ?ドラマ?こんな脚本だれよ、勘弁してくれ。

ってかこの人だれ?全然違う人だよ?

最初セリフがやっとの言葉だったんだろうね。

最初は混乱しすぎて、なにも喋れなかったと思う

当時の記憶走馬灯のようになり、感情を抑えることが出来なかった。

違うよ、声をきかせてほしいんです。その声で謝ってください、僕を見捨てた事を謝ってください。

心ではどれだけ、そう葛藤しても、目の前にいる元カノ

口の筋肉の動きを見ると苦笑いしてんだろうなと分かるぐらいだった。

それだけで十分許されたんだ。

仕事終わりに妻に内緒に会っていた。

このブログで書いてしまうので、バレてしまます。ごめんなさい

キスはしてません、ハグしました。

やせ細る元カノを見ていて癌というのがどのようなのか分からなかった。

なにを食い尽くそうとしているのだろう?

33歳の女性だ、恋に仕事プライベートに全てに時間奪われ

明るい人生をまだまだ歩んでいくはずなのに、こんなのないよと見えない神を呪う。

会うたびに変化が無いことを祈っていたけど、表情もなくなり

手を握り返す事もできなくなり、目が開いているのか、どうかも分からなくなる。

声をかけても返事がない。

可愛いグラビアアイドルの話、TVの話、仕事に、音楽の話

色々としてみたけど、寝ているのか起きているのか分からない状態

話はつねに空振りで他人を常に感じる。

空虚を積み重ねるために自分存在していない。

お腹が膨れ出した時には周りが騒がしくなりはじめ、時間を割いて会える事が少なくなる。

心の中では「早く死んでください。」

と願ってやまなかった。

ハグをした。若干の温もりを感じた。

誰の温もり?自分妄想による温もり?

そして、心で願った死んでくれという願いが叶った時

心が泥沼にはまり、そして苦しむ夜を今も進んでいる。

あの時のカップル流れ星に乗って空を高く飛べると信じていた。

その夢はまだ叶えられない、二人一緒に星に乗りたかった。

「ありがと」

最初にきこえた言葉

2015-06-12

執着

数か月前、とあるターミナル駅の近くのカフェ独身友達と、女子会と称してお茶を飲んでいた時のこと。

前の歩道を、天使のように可愛い小っちゃい女の子が、とても綺麗なお母さんの手を引きながら歩いていた。ふと、その子の表情が、パッと輝いて、「おとうさん!」と言いながら前のほうに駆けて行って、そこにいたお父さんがその子を抱っこして高い高いしていた。

もう37歳になる自分には、ひょっとしたら得られないであうそんな微笑ましい風景を見て、心なごみながらもまた少しの羨望を抱いたのは一瞬。その刹那の後、私の心は真っ黒になった。

高い高いしていたお父さんは、私の元上司だった。

社内きってのエリート40代前半にして、トラブルさえなければ役員になるのはほぼ確実とまで言われている切れ者。私が彼の部下だった6年ほど前、独身だった彼に誘われて、何度か2人だけで飲みに行ったものだ。

「社内では後の問題があるから恋愛とかしない」が口癖だったくせに、2人だけだと甘えん坊で、私のことを綺麗とかしっかり者とかいつも褒めてくれていた。でも結局何もないまま、私はまだ独身

彼が結婚すると聞いた時は軽くショックで、もう少し私の方から強く行っていれば付き合ったりできたのかなとか、でもやっぱり遊ばれちゃってたかなとか、奥さんはどんな人かなとか、くよくよと思い悩んだこともあった。でもそんなことは記憶の底に沈めてこれまで忘れていたのに。

ああ、自分にはこんな幸せが巡りくるだろうかと思ったその幸せ感と軽い羨望が、満面の笑みを浮かべながら女の子を高い高いする彼を見たとたん、胸を衝くどす黒い嫉妬に変化して、走馬灯のように彼との時間が蘇った。

たぶん彼には何の咎もないし、まして彼の奥さんや娘さんには何のかかわりもない、単なる私の一人芝居。なのに、あの時の私の黒い感情は、私の人格を支配した。一緒にいた友達が「顔が怖いよ」と言ってくれたのに、私は破滅的な道を選んでしまった。

彼をあの綺麗な奥さんから、一瞬でもいいから奪ってやる。あの満面の笑みを、一瞬でもいいから私だけに向けさせてやる。あの場所は、あの笑顔は私のものになるはずだったんだ。

そう覚悟を決めてからは、あっけないほど簡単だった。絶対秘密ですからね、とお願いしたら、控えめに喜びながら、彼は、私を、抱いてくれた。奥さんとは子供が生まれからもう2年も関係がないそうだ。私からの誘いは、渡りに船だったらしい。彼のセックスはとても丁寧で、まじめな人柄をそのまま反映しているかのようだ。この素晴らしい男が満面の笑みで私を抱きしめ、私の中で、私だけの中で、こんなに喜んであられもない姿をさらけ出し、優れた遺伝子を私に注いでくれていると思うと、私は誰にも言えない高ぶりを感じる。もちろんピルは飲んでいるけれども。何より、綺麗な奥さんよりも、可愛い子供よりも、私と過ごす時間が欲しいと彼が思ってくれるのは、だれにも言えないけれど、やはり優越感だ。

わかっている。これは単なる勘違いで、彼にとっては、口が堅くて、都合がいい時に抱けるだけの、ただの性欲処理なのだ。でも、彼に抱かれているその時間にだけは、この優れた男は、私だけのものなのだ

私の心の中に、あの時感じたのとは違う種類の、黒い感情が、彼に抱かれるたび、溜まってしまっている。私は、彼を破滅させるボタンを握っている。この関係を誰かに口にするだけでいいのだ。そしてこのボタンを押したら、彼は、奥さんにも会社にも愛想を尽かされて、私だけのものになるかもしれない、と。

でもたぶん私にはそれはできない。それができないからこそ、彼は私を抱き続けるのだ。


どこかに私を娶ってくれる男、いないかなぁ。

2015-06-11

都合のいい夢

絶体絶命の瞬間や死の間ぎわに見られる、走馬灯という現象

その危機から逃れるための手段を脳が過去記憶から探す為だ

と聞く

最近、そろそろ人生を詰みそうな予感がしている

ジワリと死に近づいているような気がする

そのせいか寝る時に都合のいい夢をよく見るようになった

夢の中だけでも死から逃れようとしているのだろうか

これも一種の走馬灯なのかもしれない

2015-06-01

娘の結婚

明日 娘が結婚する

なんだろうこの 何とも言えない感慨は

それから

まるで走馬灯のように 鮮やかに蘇る思い出

うっすらと心に立ち上る焦燥感 今夜は眠れそうに無い

2015-05-18

毎朝10対策するだけで足が臭くならない方法

以前、服が雑巾臭くならない方法を書いた増田だ。

前回予告したとおり今回は足臭の対策について書く。

本当は連休中に書きたかったが、連休は寝たり起きたり忙しくてそれどころではなかった。

最初に言っておくが、足臭対策は幾つもの方法がある。

ここで説明するのは、俺が試したなかで一番楽な方法である。他のほうが楽だと思った奴はコメントかなにかに書けばいい。

さて俺の残念な思い出を一つ紹介する。

あれは俺がまだ若かったころの雪が降る12月言葉巧みに女子1名を俺の家に連れ込んだときのことである

荒い鼻息を悟られないように冷静を装って部屋に入り30秒くらい経ったころだろうか、なにか違和感を感じて「ん?・・・んん?・・・ふへっ??・・・んほぉ!!!!!!!」となった。

しかし、すぐに足臭の刺激臭が原因で脳が緊急警戒態勢を発していることに気づいた。

女の子は酔っているのか鼻が鈍感なのか分からないが、頬を赤らめ何かを期待している顔で「どしたの?」などと言っている。

半端ではないテロ並の刺激臭で、意識が遠のき死を覚悟している男に「どしたの?」と言われても「・・っもっ・・っみょ・・」といった言葉の断片しか出ない。

よくハリウッド映画生物兵器が使われたときに衛生局員が着てる防護服(宇宙服みたいなごついタイプ)を着ている人が俺の死体を運び出す姿が走馬灯のように流れたくらいだ。

の、飲み物買ってくりゅ・・・と息を吸わないように言葉を発し、部屋を出て玄関避難したのだが、玄関にはブーツがあり、そこからも刺激臭が吹き出しているのだ。

そのブーツはロングブーツだったので、とりあえずの息を止め緊急避難としてブーツを真ん中で折ることにより刺激臭を出さないよう対策し、玄関を少し開けたままコンビニへ逃げ込んだ。

コンビニ前でカップ酒を何本か飲み、そこから先はよく覚えていない。朝起きたら家の床にある大量の酒瓶とともに寝ている俺が一人いるだけだった。

それから俺は様々なトラウマを背負ってビクビクしながら生きている。

足裏から出る臭いで異性を惹きつけるなんてクロマニョン人時代とかじゃない限り通用しない(足臭マニアを除く)

諸君も足臭の対策をしっかり行い、このような悲劇を繰り返さないようにしてほしい。

前提となる対策

俺のやってる対策は毎朝10秒で完了するが、その効果を最大限に上げるための前提となる対策がある。

  • 足の爪

 足の爪を伸ばしっぱなしにするな。切れ。

  • 足を洗え

 風呂に入った時、きちんと足の裏を洗え。特に足の指の間を重点的に洗え。

 靴下の素材に気を使え。ナイロンポリエステルが大量に含まれているのは買うな。最低でも綿が60%以上のを買え。

 安物の靴下キャラクター物は危険度が高い。

 抗菌靴下とかあるが、そういう機能は選択の基準に入れなくていい。(抗菌という機能についてはどうでもいいということで抗菌靴下選択肢に入れるなということではない)

 革靴の場合は最低三足持て。スニーカーなど場合は最低二足持て。毎日同じ靴を履くな。

  • 捨てろ

 臭い靴は捨てろ。これから言う対策をしても既に靴が臭かったら意味が無い。

足臭対策

さて、ようやく本番の対策だ。

その方法とは、朝に靴下を履く前に制汗スプレーであるAg+を足の裏にシュッシュッするだけである

こんな簡単な対策で少なくとも夜までは持つ。

もう少し具体的に説明する。

スプレーを足から10センチ離して足の指からかかとまでシューっと一吹き行う。一瞬(1秒未満)でいい。

次が大事なのだが、足の指の間すべてに一瞬吹きかける。このときスプレーを足から3~5センチまで近づけてやるのが良い。

これを両足行い、あとは靴下を履くだけで完了だ。

多少注意点もある

 Ag+と書いたが別に資生堂ステマではない。俺がAg+効果があっただけであり、他の制汗スプレーは試していないだけだ。

 制汗スプレーは無香料のやつを使え。匂い臭いは混ぜるなキケン

 足用Ag+とか売っているが、俺の試した範囲では違いはわからなかった。俺はボディ用を足にも使っているが効果は十分だ。

 ボディ用ならワキにも使えて一石二鳥だ。

さいごに

常に足臭対策していれば、いざというとき安心だ。

俺は朝の忙しい時でも忘れないように靴下置き場にAg+を置いて忘れないようにしている。

諸君は足臭対策をしっかり行い、一度しか無い青春無駄にしないで欲しい。

さて最終回となる次回はエアコンのすっぱ臭について書く予定だ。

2015-05-16

純文学だって当時はラノベ扱いだったに決まってるだろ!!!

これを書いた増田だが、ただ殴り書いただけなのにちょっと反響があってしまって責任を感じている。

http://anond.hatelabo.jp/20150513013343

から今回はちゃんと俺の言いたいことが伝わるようにまとめてみたよ!

あ、タイトルは注目を集めるためにつけただけで、本気でそう思っているわけではなので悪しからず。

本気ではないが、半ばそう思っているけれど。

俺はナルシストだ。

そして品がない。

育ちも悪いしコミュ障だし、人の気持ちわからんデリカシーも無い。

そんな俺は映画で言えば『アルマゲドン』が大好きだ。

見る度に、チックが別れた女房と息子に会いに行くシーンと、インデペンデンス号が墜落するシーンと、ハリー自爆間際の走馬灯とで3回泣く。

俺の読書体験を要約すると、『スレイヤーズ』にハマって呪文詠唱覚えたり『星の王子さま』に感動したり『それから』を読んで代助のガキっぽさに読んでるこっちが真っ赤になったり『キノの旅』を読んで1巻目のプロローグエピローグ暗記したり『猫の地球儀』に号泣したり『世界の中心で愛を叫ぶ』に号泣した後で本屋平積みされてる『ジョン・レノンにだまさされるな』をワクワクしながら手にとって20ページほど読んでそっと棚に戻したり『いちご同盟』に号泣したり『バトルロワイヤル』に号泣したり『殺×愛-きるらぶ-』に号泣したり『天使の卵』に号泣したり『アルジャーノンに花束を』に号泣したり『涼宮ハルヒの憂鬱』を読んでわけもわから激怒したり『ゼロの使い魔』読んでルイズに恋に落ちたり『フルメタル・パニック!』に号泣したり『とらドラ!』に号泣したり『永遠の0』に号泣したり『生贄のジレンマ』に号泣したり、まあだいたい号泣している。

こうして振り返ってみると読んでる本に脈絡ないなと思う。

ふらっと本屋で20ページぐらい立ち読みして、面白いなと思った本を買って読むからだろう。

あとは気分で話題になってるのを読んだりする。

テレビで『風立ちぬ』やったらしいから原作読んでみようか、とか。

ラノベSFミステリも気ままに読む。

夏目漱石とか太宰治とか川端康成とか谷崎潤一郎とか、国語教科書に載ってるような文豪作品も気が向いたら読んでみたりする。

まあ、ぶっちゃけこの辺は純文学の中でも娯楽小説に近いよね。

ゲーテとかシェイクスピアとかカフカとかも、読んでみたことはある。

その中で、この人の書いたものは全部読まなきゃダメだ!って思わせてくれたのは秋山瑞人だけなんだよな。

イリヤの空、UFOの夏』を読むと、

「ぼくは笑わない」

浅羽は、ねじり上げられた襟元の隙間からそう告げた。

榎本の瞳の中に、どこか臆病な光が滲む。

「なぜそう言い切れる」

その説明は難しかった。浅羽は言葉を探して、

「ぼくは、あなたのことが嫌いじゃないから

何度読んでもここで泣く。

これこそが文学だと思う。

さて、自己紹介もすんだところで俺の陳腐なブンガクロンの話でもしようか。

俺がむかっ腹が立って仕方がないのは「読書教養を蓄えるための苦行と考えている人間」これに尽きる。

読書面白いからするのであって、苦しむためにするわけじゃない。

ギャグ萌え死語)で脳みそ空っぽにできるラノベに限らず。

ミステリが好きな奴は犯人探しにうんうん頭を悩ませるのが好きなんだろ?

重厚哲学書みたいなのが好きな奴は、難しい話を読むのが好きだから読んでるんだろ?

読書が好きな奴にとっちゃ、当たり前だよな。

まさかスタバMac広げるノリで、ファッション感覚で分かりもしない純文学読んでる奴なんていないよな?

世の中には少しはそんな奴いるんだろうけど、こんな所でまで文学にあーだこーだ言う物好きの中には居ないだろう。

からこの文章を読んでる人は、俺の嫌いな人間じゃないはずなんだ。

で、なんで読書が苦行と結びつくかと言うと、いわゆる「タメになる名作」って奴が歴史洗礼を受けて生き残った、古い小説になることが多いからだ。

古い小説には、現代に生きてる人間にとって見慣れない表現が多く使われている。

当時の人にとって「ぐいぐい読ませる美しい名文」の集まりが、読書経験の少ない人には、まるでお経かなんかみたいに見えてしまっているわけだ。

から教養の無い人間にとっての、教養のための読書」は苦行になる。

そして、少し本を読んでるってくらいの俺にとっても、やっぱり明治文豪の書いた文章は、血の通ったものには見えないんだ。

俺の思考、心、俺自身構成する言葉の一部とは思えないんだよね。

から俺はライトノベルを読まないといけない。

なぜならライトノベルは、俺の心を作っている言葉、そのもので書かれた物語からだ。

ダイレクト心臓を揺さぶってくるからだ。

俺の体の中にある思考や心を、本という形で取り出した物だからだ。

文学かじってるような奴らは、『不朽の名作』なんて小っ恥ずかしい妄想を本気で信じてやがる。

断言してやるが、そんなもんはこの世に1作品足りとも存在していない。

全て名作は朽ちていくんだよ。

それは、作品に込められたメッセージが古くなるのではなくて、俺達が読めなくなるんだよ。

自分はこの作品を完全に鑑賞できている、なんて思い上がりだ。

言葉文化も変わる。

作品が発表された当時の空気は、どうやったって感じられない。

俺達には手が届かない。

からどんな名作だって、その名作の本当の味を味わうことはできないんだ。

ショパンがその手で響かせていたピアノ音色を、俺達が耳にすることはできないように。

失われてもはや取り戻せない。

情動ロゼッタストーンなんてないからな。

だけど、俺達はその片鱗だけでも、味わうことができる。

きっと完全ではないが、味わえる。

だって、人の心には百年でも千年でも、最も深い所に変化はないからだ。

そう信じるに足る何かがある。

眩いだろう。

なんか胸がときめくだろう。

ナルシスティックな気分になるだろう。

何十年かしたら、今読まれているラノベは苦労なしに読めない物語になっていくのだろう。

教養のための本になっていくのだろう。

それでいいんだよ。

そしたらまた別の何かが読まれるさ。

そうして俺達は滅びていく。

俺達の感動は、俺達の号泣は、俺達のナルシスティック情動は、受験生一喜一憂させる国語試験の点数に押しつぶされて消える。

俺達が滅びた後で、意識高い系インテリ気取りが20世紀末から21世紀初頭にかけての文学として、読み解くのに苦労するものとして、ラノベを語るのだろう。

それがちっとむかつくってだけだ。

2015-02-09

ジャニーズJr.認知された感想

とあるジャニーズJr.を追いかけ始めて1年になった。

ジャニーズJr.っていうのはテレビに出てるジャニーズの後ろでペラペラな割に色やスパンコールフリンジのきついジャケットと黒いタンクトップを着て踊ってたりするアレで、今まで全くそういうのに興味がなかったのに大学生になってからはじめて本格的に好きになった。山Pずっと好きだったけど毎月毎月見たいっていう欲求はなかった。テレビでよかった。今はテレビでよくないので、これは異変なんだと思う。

いろいろあって、そのジャニーズJr.にはまってから1年間で100万円使った。これはチケット代だけの金額で、遠くの会場でのコンサートにも行ったか交通費もたくさんかかったしいろいろなプレゼントも渡したけどその費用は別。計算が面倒なのでしません。

100万円という金額が多いのか少ないのかはわからない。都内実家在住、親からジャニーズのために1円も出してもらってないのでそこそこ頑張ってる方だとは思う。上を見ればいくらでも上はいるし、若手のジャニーズでも舞台最前列ヤフオクで15万円くらいで転売されてると聞く。そういう良い席を買い集めるために風俗をやっている人もいるし、突き詰めていけばキリがない。

(ちなみにこの記事ジャニヲタの金銭面のサンプルとしてとても参考になると思いますので興味のある方は是非。 http://jma.hateblo.jp/entry/2013/08/26/120132

見たい欲求<見られたい欲求

ジャニーズJr.はすぐ認知してくれる。もちろんひとりひとりにタイプの違いはあるから一概には言えない、全くファンの顔を覚えないし手を振ったりもしないことで有名なJr.もいればその逆もいる。でも恐らくテレビに出てるアイドルよりは遥かに難易度が低いと思う。

匿名ダイアリーに書くのに隠す意味がないから書くけど、帝国劇場日生劇場NHKホールには「列」といわれて出待ち文化が未だに根強く残っている。待っている間はあまりしゃべってはいけない(という空気だ)しスマホもいじってはいけない、若い女の子がひとことも発さず有楽町の地下にずらっと列を作っている光景宗教っぽいなと毎度思う。全然関係ない一般人が「ここで待たないでください」とか怒鳴られてるのを見ると可哀想だなと思う。

出待ち文化ジャニーズ事務所公認で、ファミリークラブという「ヲタク統括組織」的なものの下っ端がその出待ち少女大名行列を整理している。未だに存在している事実ジャニヲタはなぜか必死に隠したがって「れ◯」とか「並んでくる」と婉曲的な表現に終始するけど、バカっぽいからやめたほうが良い。

そういう意外とローカルな「アイドルとファンの繋がり」が未だに残っている。自分でも出待ちは80'sアイドル代名詞だと思っていた。その反面いまは誰でもスマートフォンを持っているかSNS文化に則した発展もなされている。

ジャニヲタあいだで伝言ゲーム的に広げられていくアングラ匿名掲示板存在する。海外無料サーバーに何者かが設置していて、パスワードがついている。パスワード伝言ゲーム的に広がっていく。

ヲタ糧」とか「列糧」とかある。ヲタ糧は「ヲタクの話をする糧(=カテゴリの略)」でひたすらジャニヲタ特定個人を誹謗中傷してる。例えば「松本潤担」(担=担当。「推し」と同義)っていうスレッドがあると「今日どこどこの席にいた松本担のツイッターわかる?」とかそういう書き込みが延々なされている。裾野の広い相互監視社会って感じである。「列糧」は出待ちに関する話を延々としてる。今日は◯◯くんの機嫌よかったね、とか。

まりファミレスとかですればいい女子特有の噂話をジャニヲタはみんな顔を合わせずにアングラ匿名掲示板で行っている。特定個人の誹謗中傷をする掲示板があるという事実だけでも冷静に考えてみるとヤバすぎるし、容易に一般人が首を突っ込んでいいかというと恐らくよくない範囲の話になってしまう。

そして一般的認知に至るまでのプロセスとしては、出待ちに通ったり、毎月あるジャニーズJr.歌番組の収録に行ったり、舞台に行ったりコンサートに行ったりして認知されていく。

最初自分にとってそのジャニーズは神にも等しい存在で、多少遠くてもその姿を確認できて踊っているところが見られるだけで「美しい」という感想を抱きながら家に帰れたし、たまに良い席に入ってそのジャニーズが近くに来ようものならもう狂喜乱舞といった感じで、はじめの頃は泣きながら駅のホーム電車を待ったりしていた。うちわに「◯◯くんダブルピースして」とかの文字を書いてダブルピースされようものなら途端にすべての悲しみや苦しみがスッと失くなって足元がふわふわと浮かぶような気分になった。

「リア恋」という言葉がある。リアルに恋してる、の略で恐らく「ガチ恋」等の単語同義アイドルを本気で好きになってしま現象、その状態、そうなっている人のことを指すけれどまさにその単語に当てはまると思う。恋で頭が混乱して、「好きなジャニーズが近くに来る座席を狙ってヤフオク落札する」という行為がどうしても辞められなくなってしまものすごく働くことになった。ものすごく働くと疲れるけれど、アイドルのことを考えると全然つらくはない。肉体的な疲労はあるけれど精神的なものはすべてアイドル癒してくれるので、肉体は横たえておけば良い。

最初から認知されようと思って追いかけていたわけではなくて、「とにかく好きすぎて見に行かないと耐えられない」という衝動から追いかけ始めた。自分は「副産物としての認知タイプだと思うけれど、もちろん最初からアイドル認知されたい」という承認の欲求ありきで追いかける人もいるだろう。それもひとつの形だし、原動力がなんにしろ、どんなにやましいものしろお金を落とすなら別に良いんじゃないかなと思う。

1年近く「◯◯くんを近くで見たい」以外の感情が無かった。「◯◯くんダブルピースして」の少し特殊バージョンを長くやり続けていたら、見せなくてもやってくれるようになってそのときに「あ、覚えられてるんだ」と思った。はっきり言ってあまり人気がない方のジャニーズで、同じジャニーズのファンで現場に通っている人はあまりいない。いても毎回、執着的に良い席ばかりでは来ていない。

あっという間にそのファンコミュニティで有名になってしまい、最近では自分が知らない人にも知られているようになった。

近ごろ、なんとなく落ち着き始めた。

毎回、自分が視界に入ると彼は「いつもの」合図をしてくれるし、目も意識的に合わせてくれるようになった。手紙も返事が来て、出待ちにいることも把握されている。(冗談だと思われても良いし、イタい妄想だと思われても良いように匿名で書いてる)

最初そのアイドルを好きになった時の自分は「見たい」という原動力で追いかけていたのに、最近では「見られたい」「いることをわかってほしい」ことがメインになっているように思えてはっとした。副産物が主な目的になってしまっている、という自覚を持って恐くなった。

この前、わざと後ろの方の席をツイッターで譲ってもらって舞台を見た。「わたしは見ているのに、彼から絶対に見られない」という状況が好きになった最初の頃を思い出させて、ぼんやり認知ってなんなんだろうと考えた。

アイドルファンの強みはやめたいときにやめられること。

本質的自分お客様お金を出しているから優位に立っている。アイドルファンには選択の自由がある。Aが気に入らなかったらBに担降り、ないしは推し変すればよい。でも向こう側に「自分の客」として認識されてしまうとその自由は奪われる。一対一で接客してくれるセレクトショップで「やっぱり良いです」と言いづらいのと同じ心理状況。

もちろん、そんなの気にしなければ良い、と言う一般人ものすごくたくさんいると思うけれど、どんな人でも文字のついたうちわを持って横浜アリーナセンターに座って景色を見てみればきっと少しは理解してくれる、とまだ私は信じている。

認知の重圧」というフレーズが気に入っていて最近よく使っている。自意識過剰と言われるかもしれないし、「バカっぽい」と自分形容することも多いけれど、"俺のファンでいて"、"応援していて"というメッセージを受け取って、そして自分よりも熱烈に強烈に応援しているファンがいない状況を目の当たりにすると、彼の応援を放棄して他のことに眼を向けることができない。

わざと後ろの方の席で見たのは舞台期間の10日目だった。数回目の舞台で、はじめてどういう舞台なのか、どういうストーリーなのか、誰が出ているのかを把握できた。

彼の視界にいるとどうしても彼以外に目線を向けることが憚られる。アイドル自分たちが思っている以上に目線を気にしている。彼しか見ていないので一切舞台の内容が理解できていなかったし、彼しか見ていないと彼以外のことがどうでもいいから全体像を把握する気にもならない事実を改めて認識して本末転倒さを感じた。

認知されている」優越感はものすごい。何も持っていなくてもピンポイントで手を振ってもらえること、ある程度遠くの席でも見つけてもらえること、周りのファンから羨望の目で見られること。

でもそれは絶対的な優越感じゃなくて周りのファンとの力関係を前提にした相対的な優越感だから毎日毎晩不安に苛まれている。わりと本気であるものすごいマダムが彼のファンになったらどうしようと思っているし、そもそもある日彼にぷいっと気を損ねられて嫌われてしまったら何を生き甲斐にしたら良いのかわからない。

それでも根底にあるのは「好き」という気持ちだから、悩んだりしつつ明日も私はバイトに行くし休憩時間には執拗チケット流通センターをチェックすると思う。

はっきり言って何も残らない。思い出が消えたら半券しか残らない。でもけっこう本気で、死ぬ間際の走馬灯横浜アリーナが映ったら良いなと思ってる。

2015-01-23

http://anond.hatelabo.jp/20150123081659

異議あり! 胡蝶の夢は「どちらが現実でどちらが夢か区別が付かない」ことを表す言葉であり、この場合は単に走馬灯と書くべきである

2014-12-31

冬コミが終わった。夏コミの準備をしよう。

転機はプリパラが終わった時だったように思う。

生きがいがなくなった。

自分は何のために頑張ってきたのかという疑問が、頭から離れなくなった。

思い返せば、プリパラが楽しかったこと、冬コミに参加したこと、そして冬コミに参加したことだけが走馬灯のように浮かんでは消えゆく。

茫然自失のまま、僕は新年度を迎えた。

毎年のように、新入社員部署に配属される。

下ろしたてのスーツにまだ値札が付いていそうなフレッシャーズが、屈託のない瞳で笑う。

(僕もあんな風に笑えていた……)

当てこすり、だったのだろう。

勤務中に社用PC辞表を書き、会社印刷から出力し、昼食時に上長へ提出した。

ちょうど課員全員でランチを食べている時である。憔悴しきっていたのだ。TPOマナーもあったものではない。

焼きそばを食べていた上司は箸を置いたが、食事の場で慰留するわけにもいかず、口元に青のりをつけたまま終始唖然としていた。

夕礼後、退職事由を聞かれた時は「夏コミに参加したいから」と答えた。「プリパラが終わったから」より前向きな回答だと思ったのだ。

仕事を、辞めた。

膨大な可処分時間に窒息させられることはなかった。

同人誌の絵を描き、新人賞投稿するラノベを書き、アニメをチェックする。

昼は瞬速で後方へ飛び去り、日付が変わる頃に意識がなくなり、ニチアサが始まる時間に目覚める。

変化のない、循環的な時間に飽くことはなかった。社畜時代も、やることは違えど会社と自宅を往復して毎日をすり潰していたのだ。

悔いがないと言えば嘘になる。

しかしもし、プリパラ最終回があった朝にタイムリープしても、僕は仕事を辞していただろう。

仕方のないことだった。

自分が気づかぬうちに頭のブレーカーがいくつも落ち、他にどうすることもできなかった。必然だったのだ。

今はひたすらサブカルに耽溺している。

同人で食べていけるとは思っていない。ラノベもせいぜい一次選考通過が関の山だろう。

しか不思議と、路頭に迷う自分イメージされない。『ぼんやりとした不安』もない。

人間人間たらしめているのは文化である。余剰だ。無駄と言い切っても良い。

僕は今、確かに生きている。それだけで幸福だ。

夏コミ最大の頒布物はフーテンに成り下がった僕自身になるだろう。

人生を対価にして仕上げた一品である

2014-12-22

くそますテクニック 2014

この記事増田アドベントカレンダー2014 22日目の記事です。

2周目の今回は、20062013年12月24日のクソ増グランプリやろうとしたのですが、意外にクソ増が少なかったのでやめました。俺の時間を返してほしい。

今回は、年末のお役立ち企画という事で、実際のクソ増を例に挙げながら「○○してはいけない」という8つのケースと共に、クソ増を紐解いていきたいと思います

何故トラバされないのか?何故ブクマされないのか?そんな悩みもさようなら!これでばっちりクソ増対策


CASE 1 不適当タイトルをつけない

ケータイ戦隊 銭形愛

http://anond.hatelabo.jp/20141127003143

まずはタイトルが悪い例から

ダサピンク問題に鋭くメスを入れた本エントリですが、いかんせんタイトルが悪い。

宮崎あおいの可愛さ見え隠れしていますが、このドラマ、俺は見ていない。


CASE 2 SEKAI NO OWARIじゃない

■恨田川

http://anond.hatelabo.jp/20141209071137

かぐや姫名曲神田川」の歌詞をいじった本エントリですが、いかんせん古い。

SEKAI NO OWARI歌詞をいじった方が良かった。

せめて下衆ヤバ夫乙女新党(だったっけ?)くらい新鮮な人の歌詞をいじった方が良い。


CASE 3 不要ものを選択しない

■父から受け継いだモノ

http://anond.hatelabo.jp/20141114082554

から受け継いだ異能について語った本エントリですが、いかんせん役に立たない。

唾液がモンダミンになる異能の方が良かった。


CASE 4 奇食をしない

スカート

http://anond.hatelabo.jp/20141117130048

スカートを食べたい本エントリですが、いかんせん変な物を食べてはいけない。

食べるとはきたくなっちゃうから

なんちゃって


CASE 5 好楽をバカにしない

■もしも笑点メンバーアニオタだったら

http://anond.hatelabo.jp/20140910192011

座布団運び以下の本エントリですが、いかんせん好楽は金が無い。

好楽はこの後、見事座布団10枚を獲得し、見事日テレ食堂食べ放題権利を得た。

一方、便秘にはコーラック


CASE 6 計算を間違えない

■加齢とともに対象年齢が上がってきた

http://anond.hatelabo.jp/20141121125809

数学が苦手な本エントリですが、いかんせん頭が全体的に弱そう。


CASE 7 渡せない

めかぶください!!!!!

http://anond.hatelabo.jp/20141125000814

はてブが貰えるならめかぶだって!という本エントリですが、いかんせん渡せない。


CASE 8 気にしない

こういうクソ増を誰が書いたかなんて、気にしてはいけない。

だってここは匿名ダイアリー



おまけ 2006~2013/12/24のクソ増TOP3

1位:■おう(じさ)まが走る(2007年)

http://anond.hatelabo.jp/20071224231040

走馬灯かな


2位:■SAIキャラ絵を描いてると(2008年)

http://anond.hatelabo.jp/20081224235452

作業場所変えよう


3位:■(2010年)

http://anond.hatelabo.jp/20101224202642

粋そう

2014-11-08

ドロップアウトしそこねた

首吊り失敗した。

いい感じに失神してたんだけど、ロープの強度が足りなくて失敗。

以下体験談

ロープの結び方はオススメされてたハングズマンノット採用

超緊張してたからなんとなく耳栓アイマスクをして首をかけた、

ちょっと顔が膨れるような気がしたけど だんだん体の力が抜ける感じがして、

小さい頃にやった失神ごっこのように意識が途絶える

(失神ごっこでは視界?はホワイトアウトしたが、今回はブラックアウト)、

走馬灯?も見た、別に過去映像とかじゃなくて普通の夢みたいなんだけど、

展開・切り替え・会話 が速すぎてまるで内容を覚えてない、

唾を飲み込む感覚から意識が戻ってきて、気づいたら床の上で失禁して横になってた。

いま喉がすごく痛い。

今日また丈夫なロープを買ってきてトライするつもりだけど、

せっかくの臨死体験が勿体ないからここに書き込みに来た。

2014-07-28

http://anond.hatelabo.jp/20140728225103

横だしあまり本筋に関係ないけれど

昔、世にも奇妙な物語かなんかで見た飛び降り自殺する主人公(たしかさんまが演じていた)が飛び降りから地面にぶつかるまでにいろいろ見えて死ぬのを後悔する?みたいな話をふと思い出した。

探したらこれかな? 世にも奇妙な物語データベース YONIKIMO.COM

落ちるまでに走馬灯みたいにいろんな景色が見えて、妙に長いことかかる感覚が印象に残ってる。

実際どうなんだろう。落ち始めてから地面に激突するまでの間は長く感じるものなんだろうか。失神とかしないのだろうか。

2014-02-06

http://anond.hatelabo.jp/20140206095628

30過ぎてボッチがつらい、とか絶望しかない、とかいエントリー最近多いですね。

死のう

ボッチにオススメなのが自殺です。

一人で気軽に始められるし、やめたいときに現世をやめられます

死ねば人と会うこともほとんどないので、ボッチの天敵であるリア充な方々と出会って悶々とすることもない。

気分が落ち込まないように天気が良い時に行きましょう。

天気が悪くなったり、傷が浅すぎて死ねなさそうならささっと帰りましょう。

また来ればいいので。

三途の川まで行って気が乗らないから帰る、というのもアリです。

走馬灯でもみて帰りましょう。

目標設定がシンプル

自殺目的シンプルに「死ぬ」です。(全部が全部そうではないが)

死まで行けばとりあえず達成感が得られます

天気がよければ自室で辞世の句でも詠みましょう。

あとは死ぬだけです。

シンプル


飽きた

2014-01-19

美しく燃える恐竜

確か小学生低学年のころだっただろうか、父親と一緒に河原ゴミを焼いていた記憶がある。

その中で、脳裏に焼き付いているのが、「美しく燃える恐竜である

そのゴミと一緒に燃えている恐竜は、私が大切にしていたおもちゃ子犬位の大きさ)であったのだが、なぜか父親の燃やされてしまったのである

何となく自分に原因があり、燃やされたのだろうなということは思っていた。しかし、はっきりとした理由は分からない。

それを眺めているときは、悲しいという感情よりも、何で燃やされているのかという疑問の方が強かった。ただ、足しつくし、静かに、静かに、それを眺めているしかなかった。

今考えると、恐竜おもちゃという物が原因で、何か大切なこと(人の心とか)を蔑ろにしたんだと思う。

というのも、それ以来、私は物に執着が薄れ、誕生日なんかでも、特に何か物が欲しいということも無くなっていったからだ。

父親は、私が小学校低学年頃までは、躾に厳しい人だった記憶がある。

小学校高学年以降は、特に何か言われることも、問題を起こすことも無くなり、成人した後でも、自由にやらせてもらえている。

ときどき、あの「美しく燃える恐竜」がフラッシュバックする。

きっと、走馬灯でも見える景色だろう。

2014-01-08

2013年、誰かと観た映画ベスト

大学卒業したあたりから、自由にできる金が増え、反面人間関係希薄になったことで、人を誘う手間を惜しんでひとりで映画をみることが多くなっていたのですが、この2年ぐらいは劇場映画を観るときには人を誘うように心がけています。何もかも嫌になった日、授業や仕事をさぼってひとりで観にいき心を奪われた映画もとても大切だけれど、誰かと観る映画にも、昔の友人に電話をしてみるぐらいの手間をかけるだけの価値はあると思うのです。中学高校の頃、休みのたびに少ない小遣いを握りしめて映画館に向かったのは、鑑賞後に喫茶店マクドナルドで、映画の話や映画とは全然関係ない話をするのが楽しかたから。両親に連れていってもらった『ジュラシックパーク』も細かい内容はほとんど覚えてないけれど、普段態度は大きいが実は気が小さい父が真っ暗な劇場でひときわ大きな声をあげて驚いたことは鮮明に覚えている。


「今年誰と観た映画が一番記憶に残っているか、またそれがどんなシチュエーションなのか」で順位付けしました。

第5位 劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語

第4位 地獄でなぜ悪い

第3位 ゼログラビティ

第2位 パシフィックリム

第1位 キャビン

2013年の鑑賞本数は約80本(劇場20本、レンタル60本 含旧作)内、人と観た映画は1/3程度。

単純に面白かった映画の年間ベストとは別モノとお考えください。

第5位 劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語

友人A(男)と一緒に鑑賞。2日目初回。Aは既に初日初回に観ており、この日が2回目。

会場前の行列に並んでいる間、ほむらちゃん派のおれに対し「えらいことになるから覚悟ときな」と言いながら遠い目をしていた。鑑賞後、劇場が明るくなり茫然としているおれにAは「・・・な?」とドヤ顔劇場を後にする人の目がことごとく死んだ魚のように濁っていたのが印象的。

第4位 地獄でなぜ悪い

友人B(女)と一緒に鑑賞。

映画の冒頭「全力歯ぎしりレッツゴー♪」と少女が唄うCMが流れるところで「あんた、こういうの好きやろ」と喋りかけてきた。どうやら既に映画が始まっているとは思っていなかった様子。確かに好きです。鑑賞後は「劇場にあんたによく似た男がいっぱい居たな」と言われる。確かにいました。映画自体にはそこそこ満足した様子。

第3位 ゼログラビティ

奥さんと一緒に鑑賞。初日初回。

最近は「ラブコメ以外は観たくない」と言いながら韓流ドラマばかり観るマシーンと化してしまった奥さんを無理やり連れ出して鑑賞。「超おもしろかった」とのこと。久しぶりに、映画を観たあと興奮していた。「主人公の生い立ちや過去を振り返るようなシーンが挿入されないのが潔くていい」と、普段楽しそうにみているソープオペラ全否定するような発言を繰り返す姿をみて「もしかしたら今後は、付き合いはじめた頃みたいにサスペンスホラーも一緒に観にいってくれるかも?」と淡い希望を抱き、後日ためしに白石晃士『カルト』を自宅で一緒に観たが、こちらはお気に召さなかった。

第2位 パシフィックリム

ひとりで鑑賞。しかし、自分の中では「みんなで観た」

お祭り映画劇場で観てよかった。

第1位 キャビン

同級生(女)と鑑賞。学生時代はいつもツンと澄ました表情を崩さず、どこか近寄りがたい雰囲気だった同級生(当時クラス委員長)(美人)(三つ編み)と、同窓会で再会 → ホラー映画話で盛り上がる → 一緒に観に行く? という夢のようなシチュエーション

映画の終盤の大虐殺シーンで横顔をのぞき見ると、向こうも気がつき、目が合って、満面の笑顔スクリーンの光が当たり、長いまつ毛がキラキラと輝き、その瞬間全ての景色スローモーション、おれは高校生のころ夢中になって読んだ『グミチョコレートパイン』のことを思い出しながら「あ、これ走馬灯でみるな」と思いました。鑑賞後は「●●●●は出演する映画を選ぶべきではないのか」という話等で盛り上がる。真面目に生きていればいいことがある。

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今年は、誰と映画を観に行こう??

2013-12-28

人工知能学会の表紙の件

オレは綺麗な絵だと思います

あの絵単体を作品として見るなら、

不快に思う女性日本には少ないんじゃないですかね。

電車中吊りコンビニの成人漫画コーナー、

web上のエロ漫画バナー攻撃を浴びて生きてるわけですから

ただ、あれっていわゆる学会誌なんですよね?

同人誌じゃないですよね?

同じ趣味を持つ人たちが萌えを共有して、

ほっこりするためのものじゃあないですよね?

たとえばこんな絵があったとしますよ。

想像力を駆使して脳内に描いてみてください。

お願い。面倒くさいとかいわないで。

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時代設定は昭和

季節は晩夏にしよう。

まだ昼間は暑いけど、最近ちょっと日が短くなったわねっていうような。

時刻は午後~夕方早いうちかな。

場所は一軒家の門の前。

板塀に植木が見えるね。

平屋だよ。

豪邸じゃないけど、家屋も庭も綺麗に手入れされてるね。

おお、門前には日本国旗が掲げられてる。

祝日なんだね、きっと。

最近見ないけど、昭和にはそういう家、わりとあったよ。

家族そろって記念写真なのかな、

家の前に四人家族が出てきてるよ。

左後方にお父さん。

がっしりしてて短髪。

浴衣姿だね、ここは。

家族のために一生懸命働いてて、責任感があって頼りになって、

でもちょっと頑固で無口なイメージ

お父さんの右隣には、小柄でおとなしそうなお母さん。

エプロン必須ね。

もちろん優しく微笑んでるよね。

両親の前には、坊主頭学生服を着たお兄ちゃん。

スポーツでもしてるのかな、お父さん似なのかな、やっぱり体格いいね

健康で真面目で勉強もできそうな雰囲気にしよう。

学級委員とか、生徒会長とかに選ばれるタイプだよ。

お兄ちゃんの横には妹ね。

宮崎駿が描く、ピュア権化みたいなほっぺた赤い子がいいね

可愛いけど芯は強いんだよ。

駿設定だから、当然幼女だよ。

家族みんなに愛されて、大事に育てられてる娘だよ。

赤いワンピースあたり着せようか。

結構お転婆さんだからワンピースちょっと汚れちゃってていいかも。

ここまできたんだからダメ押しで、芝系雑種の愛犬も登場させちゃおう。

家族の一員だから記念写真にも入れるよっと。

さて、これをセピアっぽい色合いで、郷愁を誘うようなトーンでまとめよう。

古き良き昭和、貧しくとも気高く優しく暖かい日本家族

できた!

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ふぅ。

ちょっと調子に乗っちゃったよ。

で、どうですか?

説明が拙くて恐縮だけど、イメージできました?

好みはあるだろうけど、ふーん、て感じですよね。

三丁目の夕日とかもういいよ、ウンザリするよって人もいれば、

こういうの大好物!グっときちゃう!て人もいるんでは。

絵単体では別に何も問題ないですよね。

でも、これが政府広報物の表紙だったらどうですかね。

靖国問題がアツアツな今、

アベちゃん政府が自信を持って国民向けに出したパンフっすよ。

どうですか?

何か胸がザワつきませんか?

この絵を表紙にしちゃうのか…て思いませんか?

不穏な空気を感じませんか?

やべえ、日本マジやべえよとか思いませんか?

やべえっていう思いを口に出していかないと

もっとやばくなるよって思いませんか?

オレは綺麗な絵だと思いますけどね。

けどね。

この話題のせいで、思い出したニュースも出しきますね。

走馬灯のように脳裏によぎったんでね。

思い出そうとすればもっともっと出てくるけど、

考えると辛いから、今はやめとくよ。

http://www.zaeega.com/archives/53574263.html

http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/15/akb48-asean_n_4450956.html

http://president.jp/articles/-/11181

http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20111118/116096/

じゃあ、みんなよいお年を

2013-10-27

クチャラーが嫌いというわけではない

外食するとき僕が最も恐れている事、それはそのお店が混んでて入れないとか初めて行ったお店が残飯レベルに不味いものを出してきてしまったとかではなく、自分の真横にクチャラーが座らないかどうかだ。

店の味なら食べログでも見ればいい。混み具合も食べログなり口コミなどで知れるだろう。ただ、自分の行ったタイミングで隣にどんな奴が座るかどうかは天下の食べログだろうとさすがに分かり得ない。

完全に運まかせだ。

食べる事が嫌いというやつはそう多くないだろう。僕だってそうだ。食べることは好きだ。その至福の時間をどこの馬の骨かも分からないようなマナーのなってない輩に台無しにされるわけである。本当に最悪だ。ぜひともノーベルぶっ殺したいで賞を授与してやりたい。


今日新宿ナンバーワン人気のラーメン屋に数十分並んでやっとの事で美味そうなつけ麺とご対面したところで、隣のハゲ散らかした中年おっさんにその至福の時間邪魔された。なんで金払ってこんだけ長い時間待ったのに、一刻も早く店を出たいなんて気分になってしまうんだろうか。意味がわからない。これだからハゲダメなんだ。クソが。何でそんなに咀嚼の回数多いんだよ。そんで何でそんなに食うの遅いんだよ。なんで一噛み一噛み几帳面に音を立てるんだ。死ねハゲ


イライラしながら脅威のスピードで麺をかっこみ、味の評価もままならぬまま足早に店を出る。さあ、今日ノーベルぶっ殺したいで賞授与式会場は将門の首塚あたりにしようかしら?と思いながらターゲットハゲの顔を思い出す。うーん、殺してくださいとでも言わんばかりの憎たらしいあの顔立ち。というかなんでクチャラーってハゲ率というか中年おっさん率があんなに高いんだろう。これまでに出会ったクチャラーもの顔を思い出す。どいつもこいつも中年ハゲばかりだ。死ねハゲ

ハゲ共の顔が走馬灯のように頭の中を駆け巡り、さっき勢い良くかっこんだつけ麺を戻しそうになりながらも、その走馬灯の中にいつも見ている顔があるのにふと気づく。そうだ、そういえばこないだの会社飲み会の時、先輩もクチャラーだったことが判明したんだった。


先輩はいつも厳しいことを言いながらも僕のことを助けてくれる。会社の中で一番たよりにしている人。ハゲてもいない。

今日の僕なら、人がくちゃくちゃ音を立て始めるのを聞いた途端に眉間にしわを寄せ相手を睨みながら小野田坂道顔負けのハイケイデンス貧乏揺すりをし始めるのに、その時はそんなことは一切なかった。あ、先輩クチャラーなんすね、と、それだけで終わっていたのを思い出した。


何故だろう?咄嗟に拒否反応を示すべきクチャラーが目の前にいたのにかかわらず、僕はいもの反応を示さなかったのは。

考えてみたけど、僕が先輩に心を開いている。その1点しか理由が見つからなかった。

初対面のやつに馴れ馴れしく肩組まれて話しかけられたりしたら、誰だってムッとしたり物理的に距離をおくなどのそれなりの警戒反応をするだろう。

それと同じで見知らぬハゲが隣で不快な音を出しはじめたら僕は不快感を表す。けど、それが見知らぬハゲでなく見知った頼れる人間であれば許容が出来る。

親しき中にも礼儀あり、確かにどれだけ僕が彼に心を開いていて、また彼も僕に対してプラス感情を持っていたとしても超えてはいけない一線だってある。

しかし、僕の中で「咀嚼時に音を立てる」行為はその一線を超えていなかったようだ。


僕の中ではどうやら音を立てるというのは僕自身の精神的なテリトリー踏み込むという行為に等しいらしいということが色々考えているうちに分かった。

満員電車の中で隣にいる奴がイヤホンから音漏れしてるとイヤホンをぶっこぬいて耳を引きちぎってやりたくなる衝動に駆られるが、会社で隣の席に座ってる同僚がイヤホンから音を漏らしていても特に気に留めない。

昔住んでいたアパートは壁が薄く、日中に隣からぼそぼそと声にならない声が聞こえてくると、無性に腹が立ってAVやお経を大音量でかけて謎の仕返しをしたりなんかしていたが、今思い出せば実家もそんな感じで声にならない声は聞こえていたはずなのに、気にならなかった。


自分と相手との精神的な距離感によって、僕の騒音許容量は増減する。音の大小だけでなくその性質も加味されるのであろう。

から、僕は先輩のクチャクチャ音を気にしなかった。

全てのクチャラーをいつか虐殺してやりたいという自分の願望を認識していたはずなのだが、実はそうでもなかったようだ。


こんな感じで、人によってはある程度の騒音を許容できるというのが普通なんだろうか?

2013-09-23

前戯中に走馬灯

20代の女です。

相手から攻められている時、気持ちいいと思いながら朦朧としてきて、急に記憶の蓋が開いたみたいになって過去のささいなことを思い出してしまう。例えば「2年前に駅で待ち合わせした友達となかなか会えないと思ったら線路の向こう側にいたか踏切を渡った」ということを、特に印象に残るような出来事でもないから忘れていたのに、前戯最中いきなり画になって頭を支配したりする。半分くらいはセックスのこと考えられるけど残り半分はその記憶意識がいってしまう。走馬灯というのはこういうものなんじゃないのかな、と思う。ちなみに経験人数は5人ほどだが、誰とやってもそうだし、相手を好きな度合いに関わる感じもない、

誰かわかってくれるかもと思って女友達にちょこちょこ話しているけど今のところ同じ経験したことのある人はいない。珍しいんだろうか。

昔のちょっとしたことを思い出せるのは楽しいからいいんだけど、これが一生続くとなると、セックスに集中できないから嫌だなとも思う。

2013-08-29

はじめてうんこをもらしました

本業うんこもらしニストの方々から見ればそんなのもらしたことに入らないと怒られるかもしれないので前もって謝ります。大したことなくてすみません

これまで30年近く生きてきて初めてもらしました。

昨日はかなり久しぶりの飲み会だったんです。

お酒きじゃないんで冷たいソフトドリンクばっかり飲んでたんです。

デザートにアイスが出たんです。

店を出るときから「あ、なんかこれヤバイな」って思うくらいにやばかったんです。

ゴロゴロいってました。

二次会カラオケ~何お前行かないの~とぶーぶー言われるのを尻目に家に急いだんです。

コンビニトイレ借りるまではないと思ってました。

実際に家に着くまでもちました。

服を脱いでいざトイレに入ろうとしたところで「あっ」って感じでした。

しゃがんだ拍子にお尻がちょっと壁にぶつかったんです。とんってくらい。

そしたらその拍子にプピュッって液体が出た気がしました。

でも出てないって思ったんです。うんこかと思ったらおならでしたオチとおもったんです。

安心して便器に座ってちゃんと出したんです。

そして一息ついてふと目の前の床を見たらなんか液体が落ちてるんです。

丸い水が落ちたみたいな。直径3cmくらいの円。

でも水ほど跳ねてない。それなりの粘性をもっている。

そこまで思考がつながってようやく、あああの時やっぱり漏らしてたのかって思いました。

トイレットペーパーで拭いたら茶色くなりました。

全然大したことないじゃん、家だしとか思いますよね。

でも生まれて初めて漏らした人間からしたら、この程度でもショックだったんです。

「やっぱり年で括約筋も弱ってきてたのかな」とか、増田で以前見たエントリを思い出しながら「家までここまでもって漏らしたんだから俺はできるビジネスマンだったんだな」とかいろいろしなくてもいい言い訳走馬灯のように頭を駆け巡りました。

学んだこととしては、年をとれば括約筋がゆるくなるし、プラスお酒や冷たいものを飲めばなおさらお腹も括約筋もゆるくなることがあるので気をつけたほうがよいということで。

うんこもらしマイスターの皆さんにおかれましては、よいうんこもらしライフをお祈り申し上げます

自分はもうこりごりです。

2013-07-20

あの場所は、あの笑顔は私のものになるはずだったんだ。

数か月前、とあるターミナル駅の近くのカフェ独身友達と、女子会と称してお茶を飲んでいた時のこと。

前の歩道を、天使のように可愛い小っちゃい女の子が、とても綺麗なお母さんの手を引きながら歩いていた。ふと、その子の表情が、パッと輝いて、「おとうさん!」と言いながら前のほうに駆けて行って、そこにいたお父さんがその子を抱っこして高い高いしていた。

もう37歳になる自分には、ひょっとしたら得られないであうそんな微笑ましい風景を見て、心なごみながらもまた少しの羨望を抱いたのは一瞬。その刹那の後、私の心は真っ黒になった。

高い高いしていたお父さんは、私の元上司だった。

社内きってのエリート40代前半にして、トラブルさえなければ役員になるのはほぼ確実とまで言われている切れ者。私が彼の部下だった6年ほど前、独身だった彼に誘われて、何度か2人だけで飲みに行ったものだ。

「社内では後の問題があるから恋愛とかしない」が口癖だったくせに、2人だけだと甘えん坊で、私のことを綺麗とかしっかり者とかいつも褒めてくれていた。でも結局何もないまま、私はまだ独身

彼が結婚すると聞いた時は軽くショックで、もう少し私の方から強く行っていれば付き合ったりできたのかなとか、でもやっぱり遊ばれちゃってたかなとか、奥さんはどんな人かなとか、くよくよと思い悩んだこともあった。でもそんなことは記憶の底に沈めてこれまで忘れていたのに。

ああ、自分にはこんな幸せが巡りくるだろうかと思ったその幸せ感と軽い羨望が、満面の笑みを浮かべながら女の子を高い高いする彼を見たとたん、胸を衝くどす黒い嫉妬に変化して、走馬灯のように彼との時間が蘇った。

たぶん彼には何の咎もないし、まして彼の奥さんや娘さんには何のかかわりもない、単なる私の一人芝居。なのに、あの時の私の黒い感情は、私の人格を支配した。一緒にいた友達が「顔が怖いよ」と言ってくれたのに、私は破滅的な道を選んでしまった。

彼をあの綺麗な奥さんから、一瞬でもいいから奪ってやる。あの満面の笑みを、一瞬でもいいから私だけに向けさせてやる。あの場所は、あの笑顔は私のものになるはずだったんだ。

そう覚悟を決めてからは、あっけないほど簡単だった。絶対に秘密ですからね、とお願いしたら、控えめに喜びながら、彼は、私を、抱いてくれた。奥さんとは子供が生まれてからもう2年も関係がないそうだ。私からの誘いは、渡りに船だったらしい。彼のセックスはとても丁寧で、まじめな人柄をそのまま反映しているかのようだ。この素晴らしい男が満面の笑みで私を抱きしめ、私の中で、私だけの中で、こんなに喜んであられもない姿をさらけ出し、優れた遺伝子を私に注いでくれていると思うと、私は誰にも言えない高ぶりを感じる。もちろんピルは飲んでいるけれども。何より、綺麗な奥さんよりも、可愛い子供よりも、私と過ごす時間が欲しいと彼が思ってくれるのは、だれにも言えないけれど、やはり優越感だ。

わかっている。これは単なる勘違いで、彼にとっては、口が堅くて、都合がいい時に抱けるだけの、ただの性欲処理なのだ。でも、彼に抱かれているその時間にだけは、この優れた男は、私だけのものなのだ

私の心の中に、あの時感じたのとは違う種類の、黒い感情が、彼に抱かれるたび、溜まってしまっている。私は、彼を破滅させるボタンを握っている。この関係を誰かに口にするだけでいいのだ。そしてこのボタンを押したら、彼は、奥さんにも会社にも愛想を尽かされて、私だけのものになるかもしれない、と。

でもたぶん私にはそれはできない。それができないからこそ、彼は私を抱き続けるのだ。


どこかに私を娶ってくれる男、いないかなぁ。

2013-07-05

赤ちゃんを抱いた女性とすれ違った

にこにこしながら赤ちゃんに話しかけたりしてあやしてた。

なぜか自分アルバムの小さい頃の写真走馬灯のように駆け巡った。

赤ちゃんを抱いた人とすれ違うことなんてこれまでに何度もあったはずなのに、こんなの初めてだわ。。。

自分もこうやって愛されていたはずなのに、なんでこんなふうになっちゃったんだろう。

幸せ人生になるように祈ってくれてたはずなのに。

孫の顔も見せられそうにない。

穴を掘って埋まりたい気分になった。

胸が軋んで痛い。

苦しい。

一番言っちゃいけない言葉だけど、生まれてきてごめんなさい。。。

2013-06-13

うんこもらした(8年ぶり2度目)

(この日記は、この増田さん http://anond.hatelabo.jp/20130612102930 にインスパイアされ、1年ほど前の事故をつづったものです)

タイトルの通り、通勤中に決壊しました。

露骨表現を含んでおりますので、お食事中の方や下品な表現が苦手な方はお避けくださいませ。)

僕はちゃんと朝家でトイレに行っても、通勤中にもよおすクセがついてしまっていました。

しかもここ数年、硬いのが出たことはなく、毎回ゲリ便なのです。

なので、少し早めに家を出て、駅で用をたすようにしていました。

ある朝、家を出るのが遅くなってギリギリ電車に飛び乗った時のことです。

いつも特急に乗っているので一度乗ってしまうと10分程度は降りられません。

電車に乗る直前、腹部に違和感を感じたのですがタイミングよく電車が来たのとかわいい子がゲフンゲフン電車に飛び乗りました。

いつもならあのタイミングのあの程度の感触なら10分は我慢出来るのですが、あれよあれよという間に我慢の限界がきてしまいました。

両手でつり革を持ってうつむいたまま足腰をくねらせ汗をかき、周りから見ると相当キモかったと思います

10分が1時間ほどに感じました。

なんとか次の駅で降りてトイレに向かうものの、既に肛門は汗だくでプルプルけいれんすらしており、まともに歩くこともできません。

太ももの間に物をはさんで歩くような歩き方で、汗だくのおっさんがノソノソと歩いていたわけで、これまた周りから見ると相当キモかったと思います

トイレ10mぐらい前だったでしょうか。

正直いって記憶が余りありません。

決壊したのです。

うんこポロポロ」っとかではなく、

「ゲリ便がドシャー」っと出たのです。

ズボンの先からダダ漏れでございます

それでもまだ50%程度大腸に残っていたため、疲労しきったかつやく筋にムチを打ちながらトイレへ突き進みました。

苦しいやら恥ずかしいやらで下を向いたままだったのでどれほど注目されていたのかはわかりませんが想像すらしたくありません。

なんとかトイレについたものの、大便に列ができております

泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目、ウオノメタコイイボコロリ

既に残りの50%をこらえる意味すらあるのか状態でしたが、ここで立ったままさらにドシャるわけにもいかず、アスリートばりに苦痛を耐え抜きながら並んでいました。

うんこが垂れてる先をたどっていくとこぶしを強く握り、汗だくでうつむいたまま震えている僕。

壮絶な光景だったことでしょう。

大便がガチャッと開いた時、前に数名並んでいる人はいたのですが、僕は何も言わずうつむいたまま入って行きました。

その人達が、どん引きしながら譲ってくれていたのか、順番を抜かされて怒っていたのか、わかりません。

中に入るとやっとの思いで残りの50%を放射し、賢者モードが訪れました。

駅の和式便所って汚いですよね?普通

あんなところ靴以外でなにも触れたくないですよね?普通

僕はヘナヘナとそこに座り込みました。

完全放心状態で通勤ラッシュの駅の騒音けが耳を通るだけのしかばねと化しておりました。

大きくため息をついたあとで、会社に連絡し、家に連絡し、母に着替えを持って来てもらうことにしました。

着替えは持ってきてもらうにしても、足や靴がうんこまみれになっておるわけです。

やっと気力も体力も回復してきた頃、着替えを持ってきてもらうに1時間ほどかかるので、それらを洗うことにしました。

まずは手で便器を洗います

そして和式便器の中に足を入れて、片足ずつ便器の水をすくいながら洗いました。

その後便器の中でズボンパンツ、靴下、靴を洗いました。

一通り片付いた所で、30分ほど、下半身マッパのまま、トイレから出ることもできず、することもなく、ただただ、絶望のうちに、たたずんでおりました。

いろんな思い出が走馬灯のように駆け巡りました。

やっと母が着替えを持ってきてくれて、男子トイレの中に入り、大声で僕の名前を呼びました。

もう怖いものはありません。

ダメな男がうんこを漏らす5つの理由」という本でも出してみようかと思っていますうそ

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