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はてなキーワード: オンリーイベントとは

2020-07-10

底辺絵描きの昔話

おけパ漫画でふと思い出した、これは私が中学生だったとき不思議交流をしていた私(中島になりたかった七瀬)と神絵師(綾城)の話だ。SNS上の自分黒歴史でもある吐き出し

当時いたジャンルはまあまあメジャーで、今で言うキッズも沢山いた。民度問題で学級会も日常茶飯事だった

そんな時に神絵師(以下神)と出会った。神は推しカプが同じで絵柄がすごく好きで、ジャンル内では評価も凄くされていた。ツイートの傾向から、神も自分と同じくらいの中学生であることが分かった(本人も年齢は隠していなかった)

中学生底辺絵描きだった私は、同い年か年下で評価される絵を描く人にやたらに嫉妬や執着してしまう時期であった。だが評価されてずるいという感情はなく、何を思ったのか神と繋がりが欲しかった。

執着はしていたため神のツイートはもちろん、神の周りのツイートもよく見ていた。というかほぼ監視みたいな感じ。

神は交流を大切にする人で、相手が絵書きだろうとそうでなかろうと、絵についたリプにはもちろん返信、「繋がりましょう」とリプを送っている人には頻繁に交流しているようだった。

から見たら、神の周りはおけパ漫画中島に見えたし、自分中島存在になりたかった七瀬だ。

同い年ということもあり、私は神と友達になりたかったんだと思う。

私もリプを送ってみると、神はこんな底辺絵描きと繋がってくれた。その日から神と交流が始まり、神も沢山の人と交流しているためリプ返はすぐではなかったがフォローフォロワーのような関係になった。認知してくれたし、タメ口を聞く仲にもなった。

フォローフォロワーのような関係”というのは、神は繋がって認知はくれたが、フォロバをしてくれなかった。交流していたというのも、全て私からリプライで、神から送られてくることは一切無かった。(そりゃあフォローされてないならツイート見られないからね)でも私は中島立ち位置になれたこと、神が話してくれることが嬉しくてそんなことはどうでも良かった。

その時に神がイベントに参加すると言ったのだ。本ではなくグッズ参加だった。神のグッズが欲しかったし神に会えるなら、とどうしても行きたかった。

大きいジャンルオンリーイベントもあったが、神が参加したイベント都内個人主催、小規模のものだったが、わざわざ遠征して行った。

同人イベント自体は初めてではなかったが当時は支部くらいしかしていなかったので、支部で欲しかった本を買うだけ、ただ買い物に行くような感覚しかなかったが、SNS交流した事があった人が出るイベントは本当に初めてでメチャクチャ緊張してた

イベントが始まり、神のサークルスペースを確認した。神の絵柄の絵が置いてあったので神と間違いなかった。緊張していた私は他のスペースを回って最後に神のところに行った。交流の多い神は隣のスペースの仲良い絵師や、おそらく仲良いフォロワーと会話していた。並んで私の番が来た時、私も認知を貰っているはずだったがフォロバされていない事が脳裏をよぎりチキンすぎた私から出た言葉は「あの、ツイッターいつも見てます!」だった。いつもリプをしていた自分だという事が言い出せなかった。これじゃただのキモオタだ。神はありがとうございますと述べ、スケブを頼んだら描いてくれた。そんな感じでイベントは終了したが、イベントに参加したことを呟いたら同じ一般参加者の人たちが何人かフォローしてくれた。中には神とよくリプしてた人もいて、一方的に知ってる人だった。その人をAとする。ちなみにAは今一番長い付き合いになるフォロワーだ。

神以外にも交流が増え、SNSが楽しかった。そんなとき、Aが「神からフォロバされた!」と呟いた。私よりも前からよく神と会話していたのに、Aもフォロバされていなかったんだ、と思った。と同時に、神とはいえフォロバしてくれない相手になんでこんなに執着してたんだ???と我に帰った。

それからジャンルに飽きてきて呟く事がなくなり、SNSを離れた。しばらくしてから新しくアカウントを作って、仲良かったフォロワーだけフォローしてアカウントを消した。

今は神絵師は神絵師コミュニティがあるから無理に交流はしない、とかフォロワーになってくれた人と積極的交流する、として楽しくSNSをしているが、前垢でのこの話は本当に自分黒歴史だ。

2020-07-04

いいねこわい

斜陽ジャンル同人活動をしていた。

正確には他ジャンルへ人が流れていく落日状態だった。

毎日誰かが推しカプの話をしていた私のTLは別ジャンル話題ばかりになり、不在のフォロワーも増え、寂しいものになっていた。

でも自分はこのジャンルが好きで、まだ描きたい話があるしとオンリーイベントへ向け原稿を描き、ツイッターでもそのジャンルやカプの話をしていた。毎回本の感想をくれるフォロワー新刊楽しみですと言ってくれてとても嬉しかった。


無事脱稿新刊情報を告知した時、フォロワー達は「いいね」を押してくれた。

でもイベントには遊びに来なかったし、通販も誰も利用しなかった。

イベントで本を買ってくれたのは普段付き合いのない別カプのご近所サークルさんくらいで、正直感謝よりは大丈夫でしたか…?が勝ってしまう。

イベント中「今日イベントなの?!A×Bサークルさん達楽しんで来てね!」とツイートされたりして、A×Bサークルは今回も私だけだからやめて差し上げろとスマホを裏向けたりもした。


ツイッターの「いいね」は色んな意味を兼ねている。

楽しみだ、完成お疲れ、見たよ、後で読む、色々だ。押すフットワークも人それぞれ。

分かっていてなお「いいね」されることがとても怖くなった。

そして恥ずかしくなり寂しくなり、悲しくなり、申し訳なくなった。

今までもフォロワー達は空気を読んで「いいね」を押してくれていたのかもしれない。

多少拙くてもA×B本だから欲しいと飢えている人はもういないのかもしれない。


私の描くものは、A×Bは、このジャンル

いいねってされるけど本当は、今は 『それほどでもないけど』が頭についている。


もっと上手い人が本を出せば皆本当に喜んで買いに来るのかもしれない

支部無料公開したら私の新刊も読んではもらえるのかもしれない

あれこれ考えるが何にしろ複雑な気持ちになるのは間違いない


力がないのだから

それをわきまえないと下を向くのに疲れて、描くのも呟くのも止めてしまった。

以前敬愛している作家だと言われた時に、嬉しいけどそれは盛りすぎでしょうと冷静に聞いていたけど、何分の一くらいに少なくして受け取るのが正解だったのか分からない。だから受け取ることをしたくなくなってしまった。

忖度されてしま自分がみじめで、ずっとずっと恥ずかしい。

2020-06-18

anond:20200618120744

この界隈には、いわゆる「ボス」的な立場にいる人間がいる。よくオンリーイベントアンソロジーなどの色々な企画を取り仕切ったり、学級委員として何かを回したりする立場人間と言えば、ほどほどの規模の界隈なら心当たりがあるのではないか

そんなやついねえよ。オンリーはやりたいやつが企画して参加したいやつが手を挙げてやるもんだろ。(中略)界隈で有名な人はいても界隈を取り仕切るやつなんていねえよ。お前の界隈おかしいよ。

同人女より、ちょこっと別界隈(笑)情報を追加させてほしい

私が通ったあるジャンルでは、オンリー主催経験ノウハウを共有しているある種のコミュニティというか、人間関係みたいなものがあったよ。「オンリーをやりたい」と思った人が別のオンリー主催ノウハウを教えてもらってたり、あるいは主催経験のある人たちが互いのオンリー相互スタッフ参加して手伝ってたり、そういう感じで「主催経験者」グループみたいなのがうっすらできてた。ジャンルも固定されてなくて、イベント運営積極的な人たちが知見やスキルマンパワーを交換しあってた感じ。

私が知っているもの全然閉鎖的なものではなくて、主催をやってみたい人は誰でも歓迎して親切にナビしてたし、誰も強権をふるってはいなかった。だからこそ、自分主催まではしてない私でも知ってるわけで。

ただ、「嫌な思いをしたからもう自分での主催は乗り気じゃない」みたいな発言は聞いたことがあるし、こういう発言があったからには、「あの主催オンリーは嫌だ」という逆側の感想もあっておかしくはなさそう。

さすがに「よく主催とかをやってる人間がいる/『この人は主催者側』というイメージがついてる人がいる」という程度のことだと思うんだけど、それに「お前の界隈おかしい」まで言うのは、ちょっとさすがに言葉がきつすぎない?

この段落に関しては、そういう人がいるジャンルもあれば、いないジャンルもあるというだけのことだと思う

anond:20200604204327

同人文字書き男だけど、お前の界隈おかしいよ。

しろ同人活動をしていると表明している人間が実際には「同人誌を描いてくれた方に感想を送る」という責務を果たしていないことにあるかもしれない。

そんな責務見たことも聞いたことも実感したこともねえよ。お前の界隈おかしいよ。

この界隈には、いわゆる「ボス」的な立場にいる人間がいる。よくオンリーイベントアンソロジーなどの色々な企画を取り仕切ったり、学級委員として何かを回したりする立場人間と言えば、ほどほどの規模の界隈なら心当たりがあるのではないか

そんなやついねえよ。オンリーはやりたいやつが企画して参加したいやつが手を挙げてやるもんだろ。10年以上関わってきた界隈でこないだ新しいオンリー開かれたけど聞いたこともないサークルさんが主催だったよ。それでも毎度コミケにいるような古参から初めて見るような連中まで一堂に会してオンリーやってたよ。界隈で有名な人はいても界隈を取り仕切るやつなんていねえよ。お前の界隈おかしいよ。

ボス程ではないが、同人活動ガチ勢」の中にはちょくちょくそのような人間がいる。Twitterでは自分原稿や界隈の中で行儀が悪い人への愚痴ほとんど。それなのに自分インターネット適当イラストを上げる時は「RTうれしいな」と言っている。もちろん他人イラスト小説ほとんどRTしない。

少なくとも俺のいる界隈では、自分原稿の話ばっかりする人はいるし、厄介さんへの愚痴をたまに呟く人もいるけど、「行儀が悪い人への愚痴」ばっかり呟いてる「ガチ勢」なんて見たことねえよ。普通作品の話とか自分萌えの話とか自分にとっての創作論とかを主に呟くもんでしょ。お前の界隈おかしいよ。

同人文化を支えていこう」などとお題目を唱えている割に自身の……率直に言って絵柄やストーリーが大して練られているわけでもない原稿時間を割いて、お友達以外の他者にはほぼ無関心なのは、彼らの言う「同人文化」もたかが知れているのではないか

同人文化は個々人が自分の好きなことをしてその集積として成り立つもんなんだから自分創作友達との交流を最優先するのは当たり前でしょ。個々人が自分の好きなことを追求できる自由な場があって、その場にお出しされたもの同人文化であって、同人文化を支えるってことはその場を(書き続けるとか読み続けるとかの形で)維持するってことなんだよ。他人ベタベタ干渉することが支えるってことなんじゃねえよ。お前の「同人文化」像おかしいよ。

自分同人誌を読み捨てるタイプオタクだったら、まあそんなもんだろうと納得が行ったのかもしれない。

だが、今まで感想は書くものだと思っていたオタクにとって、この状況はまあまあキツい。

半分答え出てるじゃん。お前が勝手義務だと思ってるだけでそれは義務でもなんでもないんだよ。そのくらいわかろう? 自分の中で縛りプレイするのは勝手だけどそれを他人押し付けたら駄目だよ?

あと、感想送る→活動止まるは見えるけど、感想送らない→活動止まるはすぐには見えないから気づいていないだけじゃないですか。何もしなければ責任を取る必要はないけど、真面目に考えるなら見殺しにしてきた同人作家の数でも数えた方がいいんじゃないですか。感想を送らないことを正当化する人間が一番腹立つんですよ。

俺は最近小説あんまり書いてないけど、それはショボい文字書き(&設定厨)なのでネタが尽きてきたのと、私生活の面で色々なものごとに追われて余裕がないからであって、感想の有無は関係ねえよ。かつての俺は感想がなくても書き続けていたし、ありがたいことに最近過去作への感想をもらってそれ自体はめちゃくちゃ嬉しかったんだけど、だからって書くのを再開する気にはなれない。創作徹頭徹尾自分のためにやることで、感想はそりゃないよりもあった方が嬉しいけどそれで自分創作意欲が左右されたりはしない。

お前が感想によって創作意欲を左右される人間であり、お前の周囲にそういう人間が多いことはわかったが、だから感想を送るべきとかいうクソマナーを作られても困るんだよ。そんなもん知ったこっちゃねえよ。お前のお気持ちを世の中の常識だと思うなよ。どうしても送ってほしけりゃ「私は感想によって創作意欲を左右されるメンタルよわよわ作家なのでなるべく感想ください」とでも本に書いとけよ。そう書いておけば送ってやろうかという気になるファンもいるんじゃねえの? してほしい配慮は口で言わねえと他人にはわかんねえんだからよ。

正確には、界隈の中で本当に仲がよい友人ふたり程、それに地方在住のおそらく主婦業をやられているフォロワーさんからは来た。この方々がいなかったらこんなもの書く前にさっさと同人誌のことは黒歴史にして畳んでいただろう。

は? 同人誌ってのは自分が書いた文章が形になる、それだけで嬉しいもんなんじゃねえの? これまでは自分の頭の中にしかなかった「ぼくが書いた一冊の本」を活字として手に取れるのが最上の喜びなんじゃねえの? 感想なんて来なくたっていいんだよ。お前は自分が生み出した初めての本のことをどう思ってるんだよ? 感想が来なかったか黒歴史なのか? 違うだろ? 感想が来ようが来まいが、自分萌え理想を詰め込んだ一冊の本がそこに存在している、そのこと自体幸せは感じねえの?

お前、自分の本に来た感想のことは気にしてるのに、自分の本それ自体を気にしてるようには(少なくともこの増田からは)見えないんだよな。はっきり言って異常だよ。子供学校に行きはじめたんですけどちっとも友達を家に連れてこなくて~って言ってるみたいに見える。いや子供毎日元気に学校でお勉強してるだけでめちゃくちゃ偉いだろ! 子供を褒めてやれよ!

お前の感覚おかしいよ。

2020-06-04

軽率感想書き女が同人活動をやってみたら地獄を見た

二次創作オタクの道に迷いこんでから人生の1/3くらいになる。インターネットでは小説らしきものを書き散らかしていたが、同人誌は買うものしかなかった。

同人作家には感想を送るといい」という言葉を素直に受け取って、ありがたく読んでは神々に感想を送っていた。全員ではなかったが、買う時点でセレクションをかけていたのもあって半分以上の本には少なくとも原稿用紙1枚相当以上の何かしらをお送りしていた。

それからしばらくして、はまり込んだとある界隈、ある推しカプの威力があまりにも凄まじかった。私はとうとう読み専を卒業し、同人誌印刷することでサークル参加デビューを果たした。それが、1年程前のことだった。

初めてではあったが、本自体はなんだかんだ出せた。だが、同人活動はそこから先こそが試練だったということを、知らなかった。


最初の本を刊行するのにかかった時間は4ヶ月程。平日は仕事の後、休日日中の半分程度、原稿時間をコツコツと割いてきた。そのおかげで、人生で初めて出した本は文庫だが200pを越えたし、まあまあ満足するものができた。そんな本が印刷され、世に出たことによって、自分の想定程度には売れた。だが、感想ほとんど来なかった。

正確には、界隈の中で本当に仲がよい友人ふたり程、それに地方在住のおそらく主婦業をやられているフォロワーさんからは来た。この方々がいなかったらこんなもの書く前にさっさと同人誌のことは黒歴史にして畳んでいただろう。しかし、それ以外の、いわゆる同人仲間やフォロワーからは来なかった。

自分同人誌を読み捨てるタイプオタクだったら、まあそんなもんだろうと納得が行ったのかもしれない。

だが、今まで感想は書くものだと思っていたオタクにとって、この状況はまあまあキツい。通話しながらあつ森やポケモンではわいわい楽しんでいたフォロワーは、本は買ってくれたものの「良かったですよ」の一言すら来ない。こっちは付き合いも兼ねて読んで感想を送っているのに……と、最初感想が来るまでは恩着せがましい感情まで抱く程、ダークサイドに落ちかけた。

私一人が書いていた量よりも、自分で本を出版してもらった感想の方が少ないなんてことがあるのか。自分が良かれと思ってしていた経験復讐されるなんて、そんなのひどくないか。その思いに苛まれつつ、今日イベント中止にも負けず本を出してくださった方に感想を書いている。


ただ、この増田で書きたかたことの主題は、むしろ同人活動をしていると表明している人間が実際には「同人誌を描いてくれた方に感想を送る」という責務を果たしていないことにあるかもしれない。

このジャンルを仕切るいわゆる同人ガチ勢いかにも「わたしら誇り高き同人サークル、インターネットの木っ端とは違うんですよ」みたいな面を下げていながら、同人誌に対する感想についてはサボりまくっていることを臆面もなく表明しているのが、ここ最近精神的苦痛拍車をかけている。

この界隈には、いわゆる「ボス」的な立場にいる人間がいる。よくオンリーイベントアンソロジーなどの色々な企画を取り仕切ったり、学級委員として何かを回したりする立場人間と言えば、ほどほどの規模の界隈なら心当たりがあるのではないかオフライン活動がメインだと公言しており、インターネットで描いてた頃は反応すらなかったのに、サークル参加を表明してからは急に「あなたの書くものいいですよね〜ファンでした〜〜」と接近してきた。

ネットで送るよりも生の感想即売会で本人に伝えるのが醍醐味から」を言い訳に、この人が感想を書いているのは見たことはない。そして結局当日打ち上げで伝えてくる感想も「こないだのあの本めちゃくちゃ良かったですよ! やっぱり〇〇はかわいいですよね〜」くらい。

ボス程ではないが、同人活動ガチ勢」の中にはちょくちょくそのような人間がいる。Twitterでは自分原稿や界隈の中で行儀が悪い人への愚痴ほとんど。それなのに自分インターネット適当イラストを上げる時は「RTうれしいな」と言っている。もちろん他人イラスト小説ほとんどRTしない。

「作者の解釈をきちんと言語化して感想として送れるの、本当すごいですよね」と言いながら、この間まではポケモン自作刊行直後、TLはこれ一色だった。わたしのような木っ端な作家よりも世界タイトル話題になるのは当たり前だが、それが辛くてミュートした)、最近はあつ森の進捗をTwitterにせっせと上げている。

同人文化を支えていこう」などとお題目を唱えている割に自身の……率直に言って絵柄やストーリーが大して練られているわけでもない原稿時間を割いて、お友達以外の他者にはほぼ無関心なのは、彼らの言う「同人文化」もたかが知れているのではないか

界隈にとある方がいる。フォロワーは私の30倍以上、ボス10倍以上いる、いわゆる神絵師だ。でも、物腰は柔らかだし、私がインターネット投稿していた頃からちょくちょくお褒めの言葉を頂いていた。上で述べた友人……と、本当に今でも言っていいのか分からないが、恐れ多くも自分が出した同人誌感想をくださった方のひとりでもある。

その方がかつて、原作について非常に深い考察を繰り広げたものをまとめた、商業単行本並の厚さ・クオリティ同人誌を出したことがあった。ジャンルバレが惜しくなければ所構わず宣伝したいくらい、本当にすごい本だった。当時読み専だった私は、どうしたらいいのか分からずとりあえず長文の感想を送りつけた。その方はいたく感激してくれた……のが、少しずつ仲良くなることができたきっかけだったような気がする。

それから私は初めてイベントサークル参加し、Twitterで繋がっていた人たち中心に打ち上げに参加した。ボス企画してくれたもので、カラオケの一室を貸し切って(何故ならオタク女は人目を憚る話を大声でする必要があるため)わいわいと推しについて語りあっていた。

中盤に入ったあたりだった。ボスが思い出したかのように言った。

「〇〇(神)さん、こないだの本読みましたよ! あんなに(原作)をきちんと捉えてこれが出せるの、本当すごいですよね〜私の本でもそういうの大事にしてて〜」

それで終わりだった。後は自分の本語り。その本が出たのは数ヶ月も前のことだったのに。数人が神の本に話を戻したことで、とりあえずしばらくの間はその本について盛り上がることができた。

その方は、それでも微笑みながら受け止めていた。ただ、それ以降あまりボスイラストRTすることはなくなった気がする。

最近、神が主催する推しCPコンビアンソロジーへの寄稿を打診されたので喜び勇んで引き受けた。執筆者にはグループDMで連絡が来たが、同じCPがメインのはずのボスは参加していなかった。それを確認した時、私は暗い喜びを内心に感じながらも素敵なメンバーの皆様に挨拶をお送りした。

……と、まとめてみたら「これ、感想を書いて得してるのでは?」と気づいた。どちらかというと、感想書きのシンデレラストーリーとして自慢できることの方が多いかもしれない。それでも界隈でのさばっている奴らへの心象は悪いままなので、記念として増田投稿しておこうと思う。

猿山ボスへの愚痴が大半を占めてしまったが、逆に言えば感想コンスタントに書いている人はどれだけ書き手から感謝されているのか、忘れないでほしい。

この間の新刊にも原稿用紙5.5枚の熱い感想をくれた人のおかげで、今も生きている。ご家庭の都合でイベントには来られなくても感想をくれるあなたのために、次の新刊も頑張ろうと思う。

(20200618追記

放置していたらはてぶに上がっていた。おかえりなさいという気分です。見てくれた人、ありがとう。色々言われているけど、反応してくれた時点で今日もあつ森をやってるフォロワー100倍マシです。

ちょっとだけ反論しておくと。

@pikopikopan 文字書きってなんでこういうタイプ多いんだろ。/私は描く側だけど壁打ち上等だし、読むけど身悶えするほど好きで何度も読み返した本ほど感想送れないし送らない。/感想送ったら活動止まった人が居てな後悔したわ

私は性格悪いとは思いますけど性格のいい文字書きの方も多いので、主語でかくするのやめた方がいいんじゃないですか。私もやりますが。

あと、感想送る→活動止まるは見えるけど、感想送らない→活動止まるはすぐには見えないから気づいていないだけじゃないですか。何もしなければ責任を取る必要はないけど、真面目に考えるなら見殺しにしてきた同人作家の数でも数えた方がいいんじゃないですか。感想を送らないことを正当化する人間が一番腹立つんですよ。

2020-05-24

赤ブーブー通信社イベント延期問題

https://w.atwiki.jp/abhurikae/pages/1.html

 

とうとうこのようなまとめが作られてしまった

非難しているわけではない。

ただ、みんなが、どうなんだろう、と思っていたことが、結局これだけ長い期間放置されるとこういう声も出てくるわな、という印象

 

赤ブーブー通信社というのは、同人誌即売会イベントをやっている会社である営利企業である

オールジャンルイベントとしてはほぼ女性向けはここ一択となっている

コミケの一週間くらい後に、大阪イベントを開き(コミケの本を関西で売るために&買うために人が来る)

コミケのないGWビッグサイトで大型イベントを開き

コミケのない103月くらいにビッグサイト東を埋めるくらいのオールジャンルイベントを開き、後の期間はオンリーイベント複数同日同場所で開催しているのがほぼ大きめの収入源といえるだろうか

 

当然コロナでそれが吹っ飛んだ

3月からイベントは全部「延期」になっている

他のイベント主催会社もあるが、だいたい延期ではなく中止だ

https://www.jgarden.jp/html/48announce.html

https://www.comitia.co.jp/html/132henkou.html

 

上記はそこそこの規模を持つ老舗のイベント運営だが全部中止&返金である

だが赤ブーだけはほぼ全部延期だ。中止になったのはコミケと共同開催予定だったGWだけだ

https://www.akaboo.jp/

 

3月からイベント参加が全部延期、延期だから返金はない。しかも延期日程が分からいから参加できるかどうかもわからない

3,5月頃なんて、みなコロナから申し込んでいる。

とはいえみな、女性向けオールジャンルを開催するのがここしかないこともあり、声高に、返金&中止にしてくれとはいえなかった

潰れたら困る、というのがあるんだろう

だが、あんまりにも長いこと放置な上に他社と違って延期連発では、不満が渦巻くのもわかる

とうとう噴出したんだろう

延期にして、返金をしない=金がないのでは、とみなうすうす思っている

返金をしたら潰れるんじゃないの、という危惧があるんだろう

赤ブーは赤字だろうな、というイベントも開催してくれていたので、その分の赤をでっかいイベント補填していたと思われる

地方イベント時季外れのイベントなんて人全然いなかったし。

ただ補填できる巨大イベントが潰れてしまい、そこそこ儲かりそうな旬ジャンルオンリーも潰れたら、しゃれにならない損害なんだろうという予想はつく

まあそうはゆうても3月からこの状態では流石になにか一言欲しいわな

2020-03-16

anond:20200316171935

専業同人でもないただの人間が、オンリーイベント開催までの数ヶ月、私生活時間のかなりを割いて新刊原稿執筆してると言うことを。

お前が好きでやってるだけのただの趣味だろ。

何我儘言ってんの?としか

固定客ついてる作家なら読者もピンポイントで告知見るだろうし、そこまで関心持たれてなくて流れるようなら所詮その程度って事だろ。

エア新刊自重して欲しい

よくある腐女子お気持ち長文です

最近イベント自粛でエアイベント開催されて、

エア新刊しました!ってツイが大量にまわってきて複雑な気持ちになったので。

安易なエア新刊文化根付いて欲しくないと思ったので。


昨今急に人気になったジャンルにいるけど、

ジャンル需要供給釣り合ってなくて、サークル参加者がかなり少ないのに需要だけは大きいという状態になっている。

サークル参加者はイベント1週前からお品書きや、ギリギリまでコピー本やペーパーを準備して、イベント前日まで必死になって作ってる。

そんな状況で、先日開催されたオンリーイベントではイベント開催1週前からエア新刊が出回り、

実際のサークル参加者のお品書きや本物の新刊サンプルが埋まる状態になっていた。

急に人気になったジャンル原稿に割ける期間が短かったため、

前日までペーパー作成コピー本作業してるサークル参加者も多く、

DISCORDで「エア新刊ちょっと自重して欲しい」という話題が出た。


私も思った。

出来が良すぎる新刊サンプル(だが本は出ない)、

手の込んだネタが入れ込まれデザインも美しいお品書き(だが実際には出ない)。

それが本当にサークル参加する息も絶え絶えな告知と一緒に流れてくる地獄

イベント前日なんてナーバスな時期に大量にそれが流れてくる。

勘弁してくれと思った。

イベント準備で混乱してる中、これからサークルチェックしたいのに、エアと本物が見分けづらいTLをこれから漁らないといけないのかと思った。

需要供給釣り合ってないジャンルと先述したけど、

実際にサークル参加するサークル20なら、エア新刊ツイートが50近く流れてくる。そんな状況だった。

サークル参加の中には告知を一切出さずに当日を迎える人もいる)



エア新刊自体は喜ばれるジャンルも多い、というか大半だと思うけど、せめてイベント前日は避けて欲しい。

または適宜その場の空気を読んで欲しい。流れが速いときは放流するのを待って欲しい。

わがままかと思うが、実際にイベント参加する人の告知を優先させてほしい。


お祭り気分に乗りたいのは分かるけど、

サークル参加費も交通費宿泊費も出さずに、オンリーイベントがあるという状況だけにタダ乗りされるのは正直かなりイライラした。

そんなきれいなマンガやお品書き作れるなら現地に来いよ!スペース取って本出せよ!という気持ちだった。

これが未成年若い人メインのジャンルなら、お金ないだろうし、ごっこ遊びの域だからしょうがないよね。まだ本出せないだろうし…と、寛容な気持ちにもなれるが、

前述のジャンルは成人済み女性がメインなので、もう少し考えて行動して欲しい。

専業同人でもないただの人間が、オンリーイベント開催までの数ヶ月、私生活時間のかなりを割いて新刊原稿執筆してると言うことを。

実際のイベントに参加して実物の新刊を出す人がいるから、エア新刊なる催しも開催できるのだと、アップロードする前に一度考えて欲しい。

2019-12-07

2.5次元舞台ありがちなこと

歴は長くないが、2.5次元舞台が好きである

だが、舞台は沢山観に行ける待遇でもないので、配信ライブビューイングを駆使したりもしている。

とある作品から1人の俳優さんを好きになった。

とても真面目で素敵な人だと思った。

その人の出てる作品はなるべく観にいきたい。他の人物を生きている推しを観にいきたい。

チケットを取って毎作品1度はなんとか…くらい観にいけてる。

半年新参者であるが、沼の落ち方が尋常ではなく、オンリーイベントにも足を運んだ。

過去作品を観ていたのだが、

ここで立ちはだかってくるのが

推しは好きだけど、原作が苦手問題

稽古現場や公演後の写真をその役でSNS等で拝見するのはOK

その人の生きているそのキャラが嫌いな訳でもない。が好きーともなれない。

世界観がどうしても受け入れられない。

推しが出てるところ以外はしんどい

その世界観よくわからない…。

配信で観つつ、推しの出演シーン以外は見事に飛ばしました。

演じてる俳優さん全員好きな人である

けれど作品自体世界観がわからない。

推しが出てるからと割り切れるタイプなら悩みもせず、推しだけ見てかっこいいー!と言えるのだけれど、物語大好き人間に取っては、世界観意味不明さは致命傷なのである

推しを拝みたい……でもその作品世界観意味わからん……こんな私がチケットを取ってしまったら本当にその作品好きな人の席がなくなってしまう……と思い、まぁ配信たらみてみよう、円盤出たら悩もう…くらいに治まってる今日この頃です。

この

推しは観たいけど作品世界観がわからない問題

舞台大好き俳優大好き沼の方は、1度はぶつかると思うのですが、どうでしょう

私は、現場で観に行くことはやめました。交通費も高い地方民なのもあるので……。

観に行けなくても推しを好きなのには変わりはない。自分のペースで応援していこうと、これを書きながら心に誓いました。

2019-11-25

コミティア130で40Pの漫画が1部しか売れなかった人のお気持ち表明

コミティア130で40Pの漫画が1部しか売れなかった人のお気持ち表明

30部刷って手元に残っているのが15部くらい。精算合わない理由は後に。

目次

プロフィール

・なぜ売れなかったのか

出張編集部に持って行った

・隣の芝こと隣のフォロワー

・で、結局漫画やめんの?またコミティア出るの?

プロフィール

自分20代前半の同人女だ。

同人約3年目で過去に出した同人誌は8冊くらいとSNS漫画を少々。

ここ1年くらいで人気が急上昇し、pixivの2次創作漫画ブクマ20,000代が2件、

10,000代が1件などで、フォロワー数は9,000を目前にしていた。

赤ブーのオンリーイベント同人誌を出せば飛ぶように売れて、

ファンから通販は無いかとか、サインを求められたりとか、まるで人気作家になった気分だった。

そんな私がコミティア(オリジナルオンリー)で1部しか売れなかった。


なぜ売れなかったのか

なぜ売れなかったのか、泣きながら考えた。理由はこうだと思う。

・売れていた2次はギャグ路線だったのに急に1次はバトルものへのシフト

・浅はかな知識による、その道のオタクが見たら鼻で笑うような展開

pixivフォロワーが求めているのが2次であり1次ではない

コマ割りや見せ方の漫画がうまくない

書いてて悲しくなってきた…

事前にある程度予想していたけど

今年の夏コミでは100部刷って5冊くらいしか出なかったし(これもまた闇)、

OLだし自分時間赤字面を考えても利口な人なら今回のコミティア撤退するだろうな。

今回編集部に持っていたた時は人生で初めて漫画やめたいと思った。

出張編集部に持って行ったよ

部数が全く動かないし完全に心が折れたので、14時からは全て編集部と買い物に時間を使うことにした。

売りたいならその場にいるべきなんだろうけど、数部売れるかわからないしじっとしていられなかった。

人参加なのでご自由に見ていってくださいと書き残して見本誌の隣に置いた。

編集部の人からアドバイスを受けるたびに縮こまった。

何も褒められるところが無かった。以前の2次ギャグで出した時の方がよっぽど評判が良かった。

自分の浅はかさ、オリジナル漫画描いてすいません…って気になってしまった。

(自虐は嫌いだけど、この場くらい自虐させてくれ~!)

私何か悪い事したんか?

堂々と胸張って外を歩ける人が羨ましくなった。

冒頭の30部刷って手元に15部の理由は、編集にばらまいてきたからだ。

出版社ブースに設置してあるBOX投函すれば後日メール感想を頂けるのだ。

編集と対面するメンタルがもう無かったので、後日の自分ダメージを負ってもらうことにした。

オリジナル漫画を描けるなんてすごい!」と言う友人たち、結局DL販売でも買わないし、こんな苦い思いするなら友人たちのように時間と金ゲームに使っていた方が幸せなんだろうな、と思った。前に歩かなければ転ばないんだよな~。

応援はするけど買ってもくれないし本当に1次創作とは孤独ものだと実感した。

買うほどの魅力が無いってのは十分わかる。皆まで言うな。

そして過去に頭も画力も足りなくて親に大反対されて美大に行かなかったことを思い出してなおさら死にたくなった。

美大出身に負けない気持ちでやってきたので、もっと絵と向き合う時間があればとも思ったけど

絵描きって絵を描くの特化型だから、絵と向き合ったらまた死にたくなるんだろうな。

もっと頑張ろうな。まずはクロッキー帳を新調する所から

隣の芝こと隣のフォロワー

周りの2次絵描きの友人を見渡せばツイッターフォロワー数は1,000人を越える人ばかり、自分は垢をころころ変えるのとツイッターには漫画投稿しないのとでフォロワーが増えなかったし増やそうという努力もしていなかった。自分フォロワーは1垢500人くらい。

2次創作フォロワーやすために好きな1次キャラ漫画を描いているような気がして気が引けていた。

バイト先で「おすすめお酒は?」と聞かれて、とにかく売れ残りを薦めろと店長に言われたことを思い出した。

人を騙しているような気になってできなかった。店長には嫌われた。

フォロワー戦闘力としてイキってる友人たちが気持ち悪かった。過去自分を見ているようで。

だが漫画を描かずしてフォロワーを増やそうとするなんてとんだ甘ちゃんだ。

もう2次で同人誌を出せない気がする。

じゃあ誰も見ない1次創作漫画を描くんだな。

漫画を描くために土日も昼休み仕事終わりも費やしてもまたダメかもしれない。

今は傷が癒えてないけど諦めたくない。

精神科睡眠剤貰ってとにかく寝たい。

PMSと重なって鬱っぽくなってるので、冷静な判断ができるようになったら今後を考えたい。

とあるフォロワーは伸び悩んでいたがコミティアに何度も出て、担当がついたという。

新刊漫画は見違えるほどうまくなっていて、商業デビューが決まったらしい。

聞いた時はおめでとうと言ったが、内心は悔しい気持ちだった。

友人より漫画を描いていない自分が悔しがるなんてほんと哀れだな。

で、結局漫画やめんの?またコミティア出るの?

やめね~~~~~~~~~~~~~よ!!!!!!!!!!!!!!!

今年のコミケコミティアの成績を見たらやめろと言いたくなる。

でも1本の漫画を締切り内に描き切れること、過去イベント8回くらいで1度も原稿を落としたことが無いこと。

自分もっとうまい漫画が描けるようになりたい。

フォロワーを増やすために漫画描くのやめる。

良い漫画を描けば自然と増えるものだろうから。(ウケる漫画は描くけどフォロワー増やしの漫画は描かない。難しいけど伝われ。)

甘い考えってわかる、でもしばらくはこの気持ちでいたい。

お気持ち表明に付き合ってくれてありがとう

この文章も見る人はいいかもしれないけど、自分と同じように挫けそうな人に向けたい。

漫画描くって神経削るけどやめられないね。かっこよく言うと呪いだと思う。

私も頑張るから君も頑張ろうな。

おわり

コミティア130で40Pの漫画が1部しか売れなかった人のお気持ち表明

コミティア130で40Pの漫画が1部しか売れなかった人のお気持ち表明

30部刷って手元に残っているのが15部くらい。精算合わない理由は後に。

目次

プロフィール

・なぜ売れなかったのか

出張編集部に持って行った

・隣の芝こと隣のフォロワー

・で、結局漫画やめんの?またコミティア出るの?

プロフィール

自分20代前半の同人女だ。

同人約3年目で過去に出した同人誌は8冊くらいとSNS漫画を少々。

ここ1年くらいで人気が急上昇し、pixivの2次創作漫画ブクマ20,000代が2件、

10,000代が1件などで、フォロワー数は9,000を目前にしていた。

赤ブーのオンリーイベント同人誌を出せば飛ぶように売れて、

ファンから通販は無いかとか、サインを求められたりとか、まるで人気作家になった気分だった。

そんな私がコミティア(オリジナルオンリー)で1部しか売れなかった。

なぜ売れなかったのか

なぜ売れなかったのか、泣きながら考えた。理由はこうだと思う。

・売れていた2次はギャグ路線だったのに急に1次はバトルものへのシフト

・浅はかな知識による、その道のオタクが見たら鼻で笑うような展開

pixivフォロワーが求めているのが2次であり1次ではない

コマ割りや見せ方の漫画がうまくない

書いてて悲しくなってきた…

事前にある程度予想していたけど

今年の夏コミでは100部刷って5冊くらいしか出なかったし(これもまた闇)、

OLだし自分時間赤字面を考えても利口な人なら今回のコミティア撤退するだろうな。

今回編集部に持っていたた時は人生で初めて漫画やめたいと思った。

出張編集部に持って行ったよ

部数が全く動かないし完全に心が折れたので、14時からは全て編集部と買い物に時間を使うことにした。

売りたいならその場にいるべきなんだろうけど、数部売れるかわからないしじっとしていられなかった。

人参加なのでご自由に見ていってくださいと書き残して見本誌の隣に置いた。

編集部の人からアドバイスを受けるたびに縮こまった。

何も褒められるところが無かった。以前の2次ギャグで出した時の方がよっぽど評判が良かった。

自分の浅はかさ、オリジナル漫画描いてすいません…って気になってしまった。

(自虐は嫌いだけど、この場くらい自虐させてくれ~!)

私何か悪い事したんか?

堂々と胸張って外を歩ける人が羨ましくなった。

冒頭の30部刷って手元に15部の理由は、編集にばらまいてきたからだ。

出版社ブースに設置してあるBOX投函すれば後日メール感想を頂けるのだ。

編集と対面するメンタルがもう無かったので、後日の自分ダメージを負ってもらうことにした。

オリジナル漫画を描けるなんてすごい!」と言う友人たち、結局DL販売でも買わないし、こんな苦い思いするなら友人たちのように時間と金ゲームに使っていた方が幸せなんだろうな、と思った。前に歩かなければ転ばないんだよな~。

応援はするけど買ってもくれないし本当に1次創作とは孤独ものだと実感した。

買うほどの魅力が無いってのは十分わかる。皆まで言うな。

そして過去に頭も画力も足りなくて親に大反対されて美大に行かなかったことを思い出してなおさら死にたくなった。

美大出身に負けない気持ちでやってきたので、もっと絵と向き合う時間があればとも思ったけど

絵描きって絵を描くの特化型だから、絵と向き合ったらまた死にたくなるんだろうな。

もっと頑張ろうな。まずはクロッキー帳を新調する所から

隣の芝こと隣のフォロワー

周りの2次絵描きの友人を見渡せばツイッターフォロワー数は1,000人を越える人ばかり、自分は垢をころころ変えるのとツイッターには漫画投稿しないのとでフォロワーが増えなかったし増やそうという努力もしていなかった。自分フォロワーは1垢500人くらい。

2次創作フォロワーやすために好きな1次キャラ漫画を描いているような気がして気が引けていた。

バイト先で「おすすめお酒は?」と聞かれて、とにかく売れ残りを薦めろと店長に言われたことを思い出した。

人を騙しているような気になってできなかった。店長には嫌われた。

フォロワー戦闘力としてイキってる友人たちが気持ち悪かった。過去自分を見ているようで。

だが漫画を描かずしてフォロワーを増やそうとするなんてとんだ甘ちゃんだ。

もう2次で同人誌を出せない気がする。

じゃあ誰も見ない1次創作漫画を描くんだな。

漫画を描くために土日も昼休み仕事終わりも費やしてもまたダメかもしれない。

今は傷が癒えてないけど諦めたくない。

精神科睡眠剤貰ってとにかく寝たい。

PMSと重なって鬱っぽくなってるので、冷静な判断ができるようになったら今後を考えたい。

とあるフォロワーは伸び悩んでいたがコミティアに何度も出て、担当がついたという。

新刊漫画は見違えるほどうまくなっていて、商業デビューが決まったらしい。

聞いた時はおめでとうと言ったが、内心は悔しい気持ちだった。

友人より漫画を描いていない自分が悔しがるなんてほんと哀れだな。

で、結局漫画やめんの?またコミティア出るの?

やめね~~~~~~~~~~~~~よ!!!!!!!!!!!!!!!

今年のコミケコミティアの成績を見たらやめろと言いたくなる。

でも1本の漫画を締切り内に描き切れること、過去イベント8回くらいで1度も原稿を落としたことが無いこと。

自分もっとうまい漫画が描けるようになりたい。

フォロワーを増やすために漫画描くのやめる。

良い漫画を描けば自然と増えるものだろうから。(ウケる漫画は描くけどフォロワー増やしの漫画は描かない。難しいけど伝われ。)

甘い考えってわかる、でもしばらくはこの気持ちでいたい。

お気持ち表明に付き合ってくれてありがとう

この文章も見る人はいいかもしれないけど、自分と同じように挫けそうな人に向けたい。

漫画描くって神経削るけどやめられないね。かっこよく言うと呪いだと思う。

私も頑張るから君も頑張ろうな。

おわり

コミティア130で40Pの漫画が1部しか売れなかった人のお気持ち表明

コミティア130で40Pの漫画が1部しか売れなかった人のお気持ち表明

30部刷って手元に残っているのが15部くらい。精算合わない理由は後に。

目次

プロフィール

・なぜ売れなかったのか

出張編集部に持って行った

・隣の芝こと隣のフォロワー

・で、結局漫画やめんの?またコミティア出るの?

プロフィール

自分20代前半の同人女だ。

同人約3年目で過去に出した同人誌は8冊くらいとSNS漫画を少々。

ここ1年くらいで人気が急上昇し、pixivの2次創作漫画ブクマ20,000代が2件、

10,000代が1件などで、フォロワー数は9,000を目前にしていた。

赤ブーのオンリーイベント同人誌を出せば飛ぶように売れて、

ファンから通販は無いかとか、サインを求められたりとか、まるで人気作家になった気分だった。

そんな私がコミティア(オリジナルオンリー)で1部しか売れなかった。

■なぜ売れなかったのか

なぜ売れなかったのか、泣きながら考えた。理由はこうだと思う。

・売れていた2次はギャグ路線だったのに急に1次はバトルものへのシフト

・浅はかな知識による、その道のオタクが見たら鼻で笑うような展開

pixivフォロワーが求めているのが2次であり1次ではない

コマ割りや見せ方の漫画がうまくない

書いてて悲しくなってきた…

事前にある程度予想していたけど

今年の夏コミでは100部刷って5冊くらいしか出なかったし(これもまた闇)、

OLだし自分時間赤字面を考えても利口な人なら今回のコミティア撤退するだろうな。

今回編集部に持っていたた時は人生で初めて漫画やめたいと思った。

出張編集部に持って行ったよ

部数が全く動かないし完全に心が折れたので、14時からは全て編集部と買い物に時間を使うことにした。

売りたいならその場にいるべきなんだろうけど、数部売れるかわからないしじっとしていられなかった。

人参加なのでご自由に見ていってくださいと書き残して見本誌の隣に置いた。

編集部の人からアドバイスを受けるたびに縮こまった。

何も褒められるところが無かった。以前の2次ギャグで出した時の方がよっぽど評判が良かった。

自分の浅はかさ、オリジナル漫画描いてすいません…って気になってしまった。

(自虐は嫌いだけど、この場くらい自虐させてくれ~!)

私何か悪い事したんか?

堂々と胸張って外を歩ける人が羨ましくなった。

冒頭の30部刷って手元に15部の理由は、編集にばらまいてきたからだ。

出版社ブースに設置してあるBOX投函すれば後日メール感想を頂けるのだ。

編集と対面するメンタルがもう無かったので、後日の自分ダメージを負ってもらうことにした。

オリジナル漫画を描けるなんてすごい!」と言う友人たち、結局DL販売でも買わないし、こんな苦い思いするなら友人たちのように時間と金ゲームに使っていた方が幸せなんだろうな、と思った。前に歩かなければ転ばないんだよな~。

応援はするけど買ってもくれないし本当に1次創作とは孤独ものだと実感した。

買うほどの魅力が無いってのは十分わかる。皆まで言うな。

そして過去に頭も画力も足りなくて親に大反対されて美大に行かなかったことを思い出してなおさら死にたくなった。

美大出身に負けない気持ちでやってきたので、もっと絵と向き合う時間があればとも思ったけど

絵描きって絵を描くの特化型だから、絵と向き合ったらまた死にたくなるんだろうな。

もっと頑張ろうな。まずはクロッキー帳を新調する所から

■隣の芝こと隣のフォロワー

周りの2次絵描きの友人を見渡せばツイッターフォロワー数は1,000人を越える人ばかり、自分は垢をころころ変えるのとツイッターには漫画投稿しないのとでフォロワーが増えなかったし増やそうという努力もしていなかった。自分フォロワーは1垢500人くらい。

2次創作フォロワーやすために好きな1次キャラ漫画を描いているような気がして気が引けていた。

バイト先で「おすすめお酒は?」と聞かれて、とにかく売れ残りを薦めろと店長に言われたことを思い出した。

人を騙しているような気になってできなかった。店長には嫌われた。

フォロワー戦闘力としてイキってる友人たちが気持ち悪かった。過去自分を見ているようで。

だが漫画を描かずしてフォロワーを増やそうとするなんてとんだ甘ちゃんだ。

もう2次で同人誌を出せない気がする。

じゃあ誰も見ない1次創作漫画を描くんだな。

漫画を描くために土日も昼休み仕事終わりも費やしてもまたダメかもしれない。

今は傷が癒えてないけど諦めたくない。

精神科睡眠剤貰ってとにかく寝たい。

PMSと重なって鬱っぽくなってるので、冷静な判断ができるようになったら今後を考えたい。

とあるフォロワーは伸び悩んでいたがコミティアに何度も出て、担当がついたという。

新刊漫画は見違えるほどうまくなっていて、商業デビューが決まったらしい。

聞いた時はおめでとうと言ったが、内心は悔しい気持ちだった。

友人より漫画を描いていない自分が悔しがるなんてほんと哀れだな。

■で、結局漫画やめんの?またコミティア出るの?

やめね~~~~~~~~~~~~~よ!!!!!!!!!!!!!!!

今年のコミケコミティアの成績を見たらやめろと言いたくなる。

でも1本の漫画を締切り内に描き切れること、過去イベント8回くらいで1度も原稿を落としたことが無いこと。

自分もっとうまい漫画が描けるようになりたい。

フォロワーを増やすために漫画描くのやめる。

良い漫画を描けば自然と増えるものだろうから。(ウケる漫画は描くけどフォロワー増やしの漫画は描かない。難しいけど伝われ。)

甘い考えってわかる、でもしばらくはこの気持ちでいたい。

お気持ち表明に付き合ってくれてありがとう

この文章も見る人はいいかもしれないけど、自分と同じように挫けそうな人に向けたい。

漫画描くって神経削るけどやめられないね。かっこよく言うと呪いだと思う。

私も頑張るから君も頑張ろうな。

おわり

2019-11-19

同人誌即売会に気まぐれで参加した。

2019年11月17日10時15分頃、僕は池袋にいた。

東京都に住むようになって15年近く経とうとしているし、何度も来たことのある街だ。

思えば初めて経験したアルバイトでの初めてのお給料を全て落として、電車代もないから家に帰ることもできず途方にくれたのもこの池袋だった。

5回くらいだけ通って嫌になって辞めたボーカルレッスンの教室があったのも池袋だった。

人生で初めて浮気をした相手ラブホテルに入ったのも池袋だった。

きちんと思いだそうとすれば、きっとまだまだあると思う。

今回はお金を落として途方に暮れているわけでもなく、身になっている気がしないボーカルレッスンに来たのでもなく、浮気をしに来たのでもない。そもそも僕にはしばらく恋人がいない。なぜだ。

ともかく、今日はいわゆる「位置ゲーであるスマホアプリ駅メモ!」の同人誌即売会、「フットバーしま~す!!9」(以下、フットバ9)に、サークル参加するためにこの池袋にやってきたのだ。

なお、ここから先の内容については、僕個人特定されないために所々にフェイクが…というかもうほとんど創作の域に達するレベルフェイクが織り込まれておりますレポートとは思わないでいただきたい。フットバ9に参加してないくせに参加した体で書かれた妄想日記と思っていただきたい。やばいである

フェイクのための設定が、偶然当日参加していた方にマッチングしてしまった場合はご容赦ください。できるだけそうはならないようにしてはいますが、リアル雰囲気も欲しいため、当日会場で耳にした・目にしたことや、ツイッターで見かけたことなどを参考にして構成しております

さらにそれを結構失礼な感じでいじっていたりするので、不快気持ちになりたくない方はご覧にならないほう賢明です。

また、「駅メモ」や同人イベントはをご存じでない方にもできるだけわかりやすく書こうとは思いますが、キャラクター名前などいちいち説明しているといくらなんでも大変なので、その辺はご容赦ください。

もちろん、フェイクがあるのは「ここから先の内容については」なので、僕にしばらく恋人がいないことは紛れもなく事実である。なぜだ。

キャリーケースを引きながら、サンシャイン通りを歩く。

朝家を出る前に、お釣りを用意するのを忘れていることに気が付いていた僕は、本来ダメなことではあるのだが、池袋から会場となるサンシャインシティの展示ホールまでの道中にあるゲームセンターで、両替をさせてもらおうと考えていた。どうもすみません

立ち寄ったゲームセンター開店直後ということもあってか、お客さんの数はごく僅かで、否が応でもキャリーケースを引きながら入店した僕は少し目立ってしまう。

同人イベントがよく開催されている池袋において、この時間帯にキャリーケースを引いて入店してくる人間は釣銭用の両替目的ですと自己アピールしているようなものだ。

僕は必死に取り繕おうと、UFOキャッチャーの景品のリラックマに顔をほころばせたり、エナジードリンクが景品になっているゲームの前で小銭入れを取り出して100円玉が入っていないことに気づいた振りをした。完璧な演技である

もっとも、5000円札を入れ100円玉20枚と1000円札3枚に両替したのを誰かに目撃されていたら、

エナジードリンクを手に入れるために2000円の投入を想定している男」

と思われてしまたかもしれない。同様の人を見かけた場合は、そっと優しくコンビニに行けば200円ちょっとで買えることを教えてあげて欲しい。

ともあれ両替を済ませ、退店する。本当にすみませんでした、ア〇〇ーズサ〇シャ〇〇店さん。

でも、一応何もせずに店を出るのは悪いと思い、エナジードリンクを狙ってみるかと2回ほどプレイしたのですが、1ミリたりとも惜しいと思える瞬間がありませんでした。この恨みは死ぬまで忘れませんよ、アドアーズサンシャイン店さん。

ゲームセンターを出て少し歩くと、サンシャインシティ入り口が見える。会場となるホールへはここからもう少し歩くので、初めて会場に向かう僕は迷わないか少し不安だった。が、僕の横を迷いのない様子で颯爽と通り過ぎて行ったキャリーケースを引く女性を見て、彼女についていけば安心だと確信した。オタク系のイベントに限らず、目的地までの道順に不安がある場合は明らかに同じ目的であろう人達についていけばいいだけなのである同人イベント場合サークル参加者は高確率キャリーケースを引いているのでなおさらわかりやすい。あと気持ち早足。

10時40分頃には無事に会場に到着。サークル入場証を2枚もらった。

本当であれば売り子をお願いしていた友人と一緒に来る予定だったのだが、友人の勤め先で集団食中毒が発生し、多くの社員が急な休みを取ったらしい。原因はどうも某社員の家で開催された飲み会が原因だったようなのだが、飲み会に誘われなかったため食中毒回避した友人は、急遽フォローのために出勤することになってしまったのだ。飲み会には誘われないわ休日出勤することにはなるわで、可哀そうな友人である

というわけでサークル入場証は1枚でよかったのだが、事前に引き換え用紙に必要数2枚と書いてしまっていたので、コミュ障な僕は何も言わず2枚受け取ってしまった。受付の人に「何コイツ。貰えるもんは貰っとくタイプの人?あさましい!」と思われてしまたかもしれない。

会場は思っていた以上に広かった。

同時開催であったボーカロイドオンリーイベントスプラトゥーンオンリーイベントは、比較サークル参加者も一般参加者も多い人気イベントの様で、3つのイベントの中で駅メモイベントスペースは一番小規模だった。

しかし僕が入った時間はすでにサークル入場時間から1時間近く経っていたわけで、既に多くのサークルさんが到着しており、賑わいはボカロにもスプラトゥーンにも負けていませんでした。

(´-`).。o0(ボカロスプラトゥーンと比べると年齢層が高くリア充度が低く見えるな)

おっと、すみませんなんでもないです忘れてください。

自分サークルスペースに到着。俗に言う「島中」である。両隣のサークルさんはすでに到着していて設営もほぼ完了していた。

今日よろしくお願いします、と軽く挨拶を済ませ、早速テーブルの下に届いていた段ボール箱に手をかける。今回僕が作った本が、印刷会社から会場に直接届いているのだ。

カッターを持って来ていないことに気づいた。段ボール開封したり、不要となった段ボール解体するためにも必要アイテムだろう。今後機会があったら参考にしよう。

ひとまず、某倉庫アルバイトしていた時に培ったボールペン段ボール開封するテクニックを駆使して開封。我ながら見である。多分、今後機会があってもカッター必要ない。

本はとてもきれい印刷されていた。自分で描いた絵なのだから嫌になるほど眺めたはずなのに、きちんと本になっているとなぜだかちょっとだけ割増しでいい感じに見えた。

設営作業に入る。俗に言うサークル布を敷き、本を並べる。見本誌も用意する。そして、こちらも頒布するために用意した、駅メモキャラクターモチーフにしたバッジストラップキーホルダーシールを、ワイヤーネットを使って陳列する。ちなみにこれら、全部僕のハンドメイドである可愛い小物を夜な夜な生産するおっさん。絵的にはかなりきついものがあると思う。

いかんせんこういったレイアウトを考えるセンスがないので、自分でもだっさいなあと思いながらも、なんとか設営を完了した。

時刻は11時15分頃。ようやく少しだけ余裕ができたので、改めて会場を見回してみる。やはり、思っていたよりも広い。もう何年も前に某アニメオンリーイベントに参加したことがあったが、その時の会場よりも全然広いような気がする。

と、ふとあるエリアで目が留まった。

同人イベント界隈に、「壁サークル」という言葉がある。

サークルのスペースには、俗にいう「島中」「誕生日席」「壁」という種類がある。詳しい説明は省略するが、「島中」<「誕生日席」<「壁」の順で、サークルの人気度や知名度などがある程度現れている。

もちろんこれは絶対ではない。僕の主観も入っているし、あくまでも「そういう傾向がある場合がある」程度に思っていただきたい。

その中で「壁」に配置されるサークルを「壁サークル」と言ったりする。人気度や知名度が高いサークルで、そうなると当然作品クオリティも高い場合が多い。

この「壁サークル」は、「島中」に配置されたサークルと違って、背後にある壁にポスターなんかを掲示することができたりするというメリットがあったりするし、「壁」に配置されることは大変名誉なことなである

が、しかし。

フットバ9の壁サークルエリアは、島中や誕生日席が集まるエリアから若干離れているのだ。さらに、壁サークルの半分くらいはそこからさらに離れた場所存在していた。

一般参加者がまだ来場していない時間いくら知名度や実力のあるサークルとはいえサークルスペースの前に人が集まることはない。閑散としている。壁に貼ったポスターすらどこか悲壮感が漂っている。なんだったらヤマト運輸の受付と勘違いされかねない。

案の定ツイッターでこのエリアに配置されたサークルさんがもの申しててそりゃそうだよなって思った。

さて、いよいよ一般参加者の入場時間5分前、つまりイベント開始5分前だ。

この時、一人の男性が僕のスペース前にやってきた。

はじめまして自分、○○です」

ツイッター相互フォローになっている方だった。

この方も僕と同じく一人でサークル参加されているようで、いざイベントが始まるとなかなかスペースから離れられないので開場前に購入しても良いか、と聞かれた。実際のマナー的なものはどうなのかわからないが、僕はとりあえず本が売れる喜びでOKした。ついでにキーホルダーも買ってくれた。

宣伝見て、絶対買おうって思ってたんで開場前に来ちゃいました」

って言葉が、社交辞令だったとしても嬉しかった。

そしてすぐに一般開場。イベント開始のアナウンスがあり、サークル参加者たちが一斉に拍手する。僕もドキドキしながら拍手する。

やはりボカロスプラトゥーンエリア目的の人たちが多いようではあるが、駅メモエリアにも早速人が押し寄せる。人気サークル新刊や新作は、開始早々売切れる可能性もあるのだ。一般参加者はあらかじめカタログイベント公式サイトで目当てのものを探しておいて、開場後一番にそのサークルスペースに向かう。「走らないでください!」とアナウンスもあるほど、この開幕時の争いはそれなりに熾烈なのである

僕がその昔、初めてとあるオンリーイベント一般参加したときは、カタログをチェックするとかそういうことすら知らずに、ただなんとなく好きなアニメ同人誌が売ってる、くらいの感じで来場してしまった。そのため、開幕後のダッシュを目の当たりにして何が何だかからず「とりあえずみんな急いでるんだからついていかないと!」って思ってついて言ったら全然興味ない作品サークルに行きついた苦い経験がある。爆笑間違いなし。抱腹絶倒エピソードである。今これを読んでいる方たちもスマホPCの向こうで腹を抱えて笑っているに違いない。

さて、開幕して駅メモエリアにも一般参加者が流れてきているが、僕はというと過去のことを思わず思い返してしまうほど、ただ静かに座っていた。

開場して10分、15分が経過するが、僕のスペースには未だ誰も訪れない。

しかし、僕も過去オンリーイベントではないが同人誌即売会自体には何度かサークル参加したことがあるから、さほど焦ってはいなかった。

開始直後に人が訪れるのは、大手サークルや人気サークル、もしくは同ジャンルイベントに何度も参加していて、参加者同士で交流が多い人たちである

今回駅メモオンリーイベント特に何の繋がりも盛ってない状態で参加した僕のサークルには、大手サークル目的の買い物をあらかた終えた人が「さて、ブラブラと見て回りましょうかね」となるのを待たなければいけないのだ。

「今は大手タイム…今は大手タイム…」と心の中で繰り返していたが、少し口に出てしまっていたようで、心なしか両隣のサークルの方との距離が開いた気がした。

しばらくすると、予想通りチラホラと僕のサークルにも訪れてくれる人が現れ始めた。本やグッズがちょこちょこと売れていく。ものすごく嬉しい。

本を買っていってくれる人は2つのタイプに別れる。やってきてすぐ、見本誌も特に手に取ることなく「新刊1部ください」などと言って購入してくれる人と、見本誌を見た上で買ってくれる人だ。

前者はさらに4パターンに分けられるように思えた。以下の通りだ。

最初から買うことを決めている人

カタログ宣伝などを目にしていて、最初からうつもりでいてくれた可能性はある。

まず売切れたりする可能性のある大手や人気サークルを回った後に、僕のサークルにきてくれた、というわけだ。

② 僕の本のメインキャラ「うらら」が好きな人

うららが好きだから、とりあえずうららが描かれているから買う、というのは大いにあり得る話だ。内容はどうだっていい。そこにうららがいるから買うんだ。

(´-`).。o0(ちょっとやべー奴じゃん)

おっと失礼、なんでもありません。

③ もうとりあえず本なら買うって人

会場では色んなサークルが様々な駅メモに関するもの頒布している。

漫画小説イラストなどの本や、キーホルダー缶バッジや色紙、タオルなんかも売ってたりする。

そんな中でもうとりあえず本ならすべて買ってるっぽい人がいた。もちろん稀なタイプではあるが、一人ではないと思う。

(´-`).。o0(ちょっとやべー金持ちじゃん)

おっとこりゃまた失敬、なんでもありません。

④ とりあえず全部買う人

(´-`)<間違いなくやべー奴じゃん

いや、流石に全部ではないと思う、誇大表現をしてしまった。

しかし、僕のサークルスペースがある島で、おそらく端から端まですべてのサークルでなにかしらを購入していた。両手を本やグッズでいっぱいにしながら。

世の中にはやべー金持ちがいるものである

と、まあふざけてはしまったが、買ってくれる以上僕にとっては大歓迎な、感謝すべき人たちである

そして、後者の、見本誌を見た上で購入してくれる人。

この場合は、中身を見た上で購入を決断してくれているわけだから、ある程度の評価をもらえたのだと思うと、ノールックで買っていってくれた場合とはまた違う嬉しさがある。

もちろん、最初からうつもりではいたけれども、一応流れとして見本誌をチェックしている人もいるだろう。中身が漫画なのかイラスト本なのかを確認しただけ、という人もいるだろう。

それでも、中身を見た上で買ってくれるというのは、なんだかちょっと嬉しいものなのである

また、当然だが中身を見た上で買わずに去っていく人も多い。もちろん買ってくれるのが一番嬉しいが、意外と買ってもらえなくても、見てもらえただけで嬉しかったりもする。手に取って見ようと思える何かがあったのかな、と思う。

今回の本は、イラストを数ページ載せた後に4コマ漫画が数ページ、という構成であった。ペラペラとめくってくれている人の顔をこっそりうかがっていると、イラストのページを終えて4コマ漫画に至った後、少ししてふっ、と笑顔になってくれたりするときがあった。

勘違い可能性もあるけど、4コマ漫画を読んで顔をほころばせてくれたのだろう。本の内容にリアクションをとってくれる人がいる、その事実が嬉しいのだ。

しかし僕は、見本誌を見てもらうことに、ちょっとした悩みがある。

僕のつたない画力が露呈してしまうということももちろんだが、個人的にはそんなの比べ物にならないくらいに、悩んでいる。

それは、「見本誌を見てもらっている間僕はどうしていればいいんだろう問題である

気まずい。とにかく気まずい。そしてやっぱり自分漫画を目の前で見られていることが少し恥ずかしい。しかもつたない画力だし。

しかけるコミュ力は持ち合わせていないし、そもそも見本誌をチェックしているのに話しかけられたら邪魔だ。かといって、何事もないようにスマホをいじっていたり何か作業をしているというのも感じが悪いように思えるし、あからさまにリアクションをうかがうようにじろじろ見ているのもなんだかプレッシャーを与えてしまうような気がする。

結果、僕はというと、「スッ…」である

「スッ…」と静かに座っているのみである

みんな、あの時間どうやって過ごしているのだろう。今度機会があったら気を付けて見てみようと思う。

そんなこんなで本もちょこちょこと売れていく。

僕程度の本でも買っていってもらえるのは、やはりオンリーイベント恩恵だなと感じた。

そして、本よりも好調に売れていったのはグッズ類だった。

開始前にフォロワーさんが買ってくれたキーホルダーに続いて、本と一緒に買ってくれたり、グッズを単品で買ってくれたりで、初参加のサークルの割にはまあまあなペースで売れていたと思う。

ストラップってここにある分だけですか?」と尋ねてきた方がいた。

「そうなんです、手作りで用意したので、数が少なくてすみません」と伝えると、ツイッターで見てリトのストラップが欲しい!って思ってきたんですけど…残念だ!と悔しがって、本だけ買っていってくれた。欲しがってくれたことがなんとも嬉しかった。

その後も、本もグッズも少しずつではあるが売れていった。

当日のイベント時間中もツイッター写真を上げ宣伝をしていたので、おそらくそれを見て買いに来てくれているのか、まっすぐ僕のサークルスペースにやってきて、ノータイムで「○○ください」みたいな感じで言ってくれる人が多かった。

また、うららのバッジを買ってくれた人は本も一緒に買ってくれたのだけど、スペース前に来てまず「うららメインの本ですか?」と聞いてきた。「はい、うららメインです」と言うと、「じゃあ1部と、あとうららのバッジもください」とのこと。

わず「うらら推しですか?」と聞くと、力強く「はい!うらら推しです!」と答えてくれた。中学野球部かよ、と言いたくなるような、ピュアな力強さだった。

さて、会場には駅メモキャラクターであるでんこ」のコスプレをした人が、 Permalink | 記事への反応(7) | 17:38

2019-10-27

anond:20191027135646

知らんがベイマックスも熱いみたいなので

少なくともジェノスのオンリーイベントが開かれる程度には人気だぞ

2019-08-13

anond:20190813094812

あれだけ人がいて盛り上がってない判定になるあたりオンリーイベントハードルって高いんだな・・

創作文芸オンリーちゃんとできてるのが逆にすごいわ

anond:20190813093916

全員が全員特定ジャンルに参加するだけって話ならそれで良いんだけど、

オンリーイベントとかが普通に大量にある中でコミケをわざわざやる価値って要するに全ジャンルがまとまってるからって点もあるだろうからなあ……

2019-06-23

anond:20190620172929

大規模ジャンル間の当選率・扱いの差を産んでしわ寄せが来るのはオンリーイベントを開けないような弱小ジャンルなんですがね

言動不一致も著しいんですよ

2019-06-02

anond:20190602220301

本筋には全然関係ないけど

百合女性によって発展してきたってよく言われるけど、違和感しかないのよねー

GLFに第2回から全部行ってるけど、女性参加者の方が多かった回って肌感覚では一度もない

(※ブースの中に関しては女性が圧倒的に多い)

まあ、たかオンリーイベントの参加層で、しかも肌感覚で何が分かるかと言われればそうだが

それを言ってしまうのなら「女性によって発展してきた」が何を基準に言ってるのかもわかんないよね

2019-05-15

今まで見た個人依頼者

1.1回やり取りしただけの無名クソザコ絵師(俺)如きに311の時安否メールを送ってきた個人サークル聖人

2.プロイラレ寄稿してるメイキングサイト運営

3.よくわからないオンリーイベントだったが丁寧な文章送ってきて完成品もくれた主催者

4.ぼくのげーむに無償プロ級の素材を提供する権利をあげるよ!という態度の上から目線クソニー

4.だけ他人迷惑かける前に死んどけ

2019-04-18

初めて彼氏できた

今まで異性から異性として見られた試しはあるものの、全て所謂ヤリモクというやつで付き合うに至ったことは皆無であった。まあエロいことすんの気持ちいからまんざらでもないしこのまま完全なサセコとして一生を終えるのも悪くはないかと思っていた(自己肯定感低いクソ女ですまん)

そんなある日、飲みの場で出会った一人の男。共通趣味があったので我々はすぐに仲良くなった。お互い最初は異性として見ていなかったはずだが、いつのまにか向こうが好意を抱いてくれたらしい。付き合ってほしいと言われた。マジかよ。この歳でこんなに真っ直ぐな恋愛の入り方あるんだ。今まで従業員通用口から勝手に入ってくる男ばっかだったので、この人は正面玄関から入ってくるなんて…なんと礼儀正しい…。

正直戸惑った。なんでこんな女を??うーん…まあフラれたらフラれたで別にいっか。1が0に戻るだけだし。と思い、二つ返事でオーケーさせていただいた。

それにしてもモテなさすぎて異性に好かれる理由わからんし、実の家族とすらうまくやれなかった身としは、恋とか愛とかかなり早い段階で諦めてた。なので他人と一線を超えた?関係性を築く、その感覚感情もよくわからん相手にかかった謎の魔法幻覚?が解けた日にはあっさりフラれるんだろうなと思っていた。

がフラれるどころか日に日に向こうからの好き好きアタックが増している。すごい。そんなことされたらこっちだって日に日に好きになってしまう気がする。というわけで最近だんだん、今まで知らなかった感情理解し始めている。仕事で遠い場所に行けばあいつと一緒に行きたかったと思うし、うまいパンを食べたらやつにも食わせてあげたいからもういっこ買う。電車に乗って目を瞑るとやつの笑顔や肌触りを思い出し、心の中でふふふと笑う。彼は「私が考えてる以上に、おれは私のことを考えてるよ」と言っていたのだが、その言葉そのまんまお返ししたい(恥ずかしいから言わないけどね!)

しかしながら、やつと会ってもドキドキとかはしない(彼氏ごめんよ)。ドキドキしないけど、気を遣わず思考言葉が脳を経由せず)接することができて楽だし、何言ってもゲラゲラ笑ってくれるからうれしい。会っただけだとドキドキしないけど、触られるとさすがにドキドキする。

触られるといえば、よくゲラゲラ笑いながらセックスしてる。しょうもないのだが、例えば彼氏のアレをめちゃくちゃ舐め回した後、ふとももペロペロオンリーイベントに移行したとする。「………順序逆じゃない!?」と突っ込まれる。二人でゲラゲラ笑う。そんな時間を挟みつつ、おしゃべりしたり抱き合ったりして何時間もだらだらセックスしてる。そのせいで最近寝不足でつらい(彼氏寝不足かつ身体バキバキらしい。ありがとアンドごめんよ)…なんて幸せな悩みなんだ

こんなにモテない人間でもこんな人に出会えるなんて、長生きはしてみるもんだなって思う。10年前の私よ、つらいつらい言いつつ死なずにいてくれてありがとう。君が今まで一人でひたすら趣味に注いでた時間無駄じゃない。その知識のおかげで一人の男と仲良くなり、付き合うことになる。自分が信じたものに、君は救われる。

彼氏ちゃんありがとうって言いたいから、今の自分気持ちを整理して増田を書きました。

2019-01-09

メンヘラ同人作家同人

はじめてのサークル参加学生の時、地元の小さいオールジャンルイベントだった。

コピー本を出して、一部100円で5部ぐらい売れた。

それから就活が嫌で、現実逃避同人誌を出した。地方の某オンリーイベント。30部刷って全部なくなった。

嬉しくなってまた地方オンリーイベントで今度は100部刷って持っていった。50部売れた。

調子に乗って今度は200部刷り、違うオンリーイベントに参加した。

すると自分の絵柄では場違いジャンルだったらしく、何あれ?とバカにされ、ネタに買っておこうと言われた一部だけが売れた。

残りの199部と余部は泣きながら捨てた。

それから初めてコミケに参加した。前回のことがトラウマだったが、100部刷った本は50部なくなった。

おそらく、ピクシブに絵を上げ続けたこともプラスになったのだと思う。

それから就職したが、パワハラにより、3ヶ月で職場を辞めた。

無職になって暇だったのでまた同人誌を出した。

それからフリーターをしながら同人誌を出し続けると、100部ほど安定して出るようになった。

二年ほど経ち、ジャンルを変えたら、コミケで安定して250部出るようになった。

同人誌の売上は伸びたが、定職に就くどころか、バイトすら続かなくなり、心療内科に行くと躁うつだと言われた。

今も同人誌を描き続けてはいるが、無職である

これから社会に出て働いていける気はしないし、同人誌の売上で生活ができるわけでもないので、未来は真っ暗だ。

元気なとき出版社まで持ち込みに言ってもつまらないと言われるし、自分創作活動って結局趣味の延長。

同人誌が売れても毎日死にたいので、普通に職に就いてオタクしている方が絶対楽しいよなと思う。

今は実家ぐらしで家族年金のおかげで生きているような人間

やることないか同人誌描いて、感想もらうと元気になるけど、現実と向き合うと死にたくなる。

一部も売れないのは辛いし、一部しか売れないのも辛いし、250部売れたって辛い。

2018-12-30

推し絵描きジャンル引退した

今年は得るものも多かったが、失うものも多かった。

インターネットをやっていると、絵柄がこの上なく好みな絵描きに偶然出会うことがある。好きな絵柄の絵描きは沢山いて、リストを作ったりして日々いいね飛ばしたりRTしたりしている。そのリストの中には画集を出すような有名な人もいれば、フォロワーのとても少ない無名な人もいる。色遣いだったり線の質感だったり、それぞれに個性がある。その中で、この絵描きはなぜこの色を選んだのかとか、画面の作り方とか、表情の描き分けとか、そういう「よさ」を探して少しでも自分のものにしようとする。そして何より、ひとの絵を見るのはとても楽しい行為だ。そんなだから、部屋の本棚は休学以降一冊も増えない専攻分野の参考書の何倍もの画集同人誌で溢れかえっている。

今年の8月頃だろうか、数年前のアニメに突然ハマって2次創作を漁っていたら、TLにその絵描きは現れた。サッと適当に描いたような、それでいて的確な線。なんでその色を選べるのかわからない美しい色遣い。キャラの心情をうまく魅せる表情の描き方。こういう「好き」を言葉表現するのが苦手なのだが、その絵描きに一瞬で虜にされた。早く同人誌を出してくれ、と思ったら何と来年オンリーイベントに出るらしい。PCの前でガッツポーズをした。

その絵描き(以下Aと書く)のTwitterフォロワー数は加速度的に増えていった。それも嬉しかった。これからもたくさんAの〇〇絵を見られるのだと確信たからだ。しかし、フォロワーが5000人を越えた頃、どうにも不穏なツイートがなされるようになった。どうやら、お題箱などでひどく叩かれているらしい。やれ「フォロワーを増やすために〇〇(ジャンル名)を描いている」とか、「〇〇描くのをやめろ」とか、そういう類のコメントが数多く届いているらしかった。

そして10月頃、Aは筆を折ってしまった。「もう〇〇は描きません。すみませんでした」と、引退を明言した。

Aは、もともと別のジャンルで細々と活動していたらしく、自分と同じ頃に〇〇にハマって活動範囲を広げたらしかった。結構話数の多いアニメで、完走するのにも時間がかかる。Aはアニメを見進めながら絵を描いていたようだ。自分と同じ時期に同じアニメにハマる人を見ると嬉しくなるタイプの厄介なオタクなので、それもまたAという絵描きを推す理由の一つになっていた(我ながらキモい)。一方的仲間意識だ。Aの「△△ちゃんすき……」というツイートを見て「それだ!!!!👈」とか言っていた。好きな絵描きが好きなジャンルの絵を描いてくれる、こんなに嬉しいことはない。なかったのだ。

なあ、「すみませんでした」て何やねん。なんも悪いことしてへんやん。

突然現れた推し絵描きは、その人気に嫉妬したアンチ理不尽に叩かれ、たった2ヶ月でジャンル引退してしまった。

「新しく好きなジャンルができたか活動のメインを移した」とかならよかった。それでもジャンルを好きなままでいてくれるなら、嬉しいことだからだ。

でも、今回の場合はどうだろう。Aは「このジャンルってこんなに厳しいんですか、傍から見たら温かい人たちでいっぱいだと思ってたのに」とツイートしていた。あれだけ「好き」が伝わってくる絵だ。本当に〇〇が好きなんだ。それは見ていたらわかる。イナゴにはこんなに愛に溢れた絵は描けねえよ。

「気にしないで!などの励ましのコメントはるかに多く頂いていて、それはとても嬉しいけれど、それでも辛いものは辛いんだ」とAは言った。その数日後に、最後投稿があり、更新はぱたりと止んだ。

100の賞賛を受けても、1の批判で折れてしまう。そういう人も少なからずいるんだ。それなのに、嫉妬か何かわからないが、理不尽悪口捨て垢で投げつけて筆を折らせるような、悪意の塊のような人間がこの世界はいるらしい。本当にクソだ。何なんだマジで

Tweetdeckの左から3列目、更新の止まったカラムを見るたびに、ただただやりきれない思いでいっぱいになる。

2018-11-25

二次創作したいのに出来ない病気を患っているマイナー腐女子の話

タイトルの通りです。

現在とあるジャンルにハマっていて、そして中でもマイナーカップリングに身を置いています

正直組み合わせ自体は、ジャンルの話で基本的に絡みがある子たちなのでそこそこ王道です。が、自カプはいわゆる逆カプで、逆になった途端ガクンと数が減るんです。悲しいね

本題ですが、私は今まで何かと忙しくしていたので、そのジャンルで自カプの二次創作することがあまり出来ないでいました。

まあ、そこまで忙しくなくても出来ない人種ですが。

自分の好きなキャラが出来て、話が進んだりするなかで解釈が変わったりキャラ同士の関係性が変わったりとか、自分の中で消化するのに必死なので参入は大抵遅れます。下火になってからが本番。

ただそのジャンルの開始当初からドハマりしていて、アナログで汚い落書きやら思い付くネタメモやらは死ぬほど溜まっていきます

アナログ落書きノート現在5冊目です。

しか落書きメチャクチャ汚いのでとても人様にお見せ出来るものではありません。ですので、投稿して誰かに見てもらって……なんて夢のまた夢。漫画なんてそれこそ幻。

デジタルに取り込んで修正して線画から描き起こして色つければまぁなんとかそれなりの形にはなるのですが、なにぶんその作業がとても面倒臭い

そうです。私はデジタル不精なのです。

ここから私の悪癖が出てしまうのですが、最近はもっぱら人様のお上手な作品を見るともう憎悪しか湧かない。

上でも言いましたが自カプはマイナーですのでもうそりゃ殆ど作品がありません。ですが逆は世の中に溢れている訳であります

逆カプの理想的作品を見かけてはもうメチャクチャに羨ましくなってぐぬぬな訳です。

自分で絵をかいて自カプを増やしたいのに!今までずっとずっとネタ考えてきたのに!!!

画力もなけりゃ気力もない。

自カプが雀の涙すぎて世の中に自カプは求められてないんだなぁTLに流れてくる人とかみんな逆だもんな逆はみんなに愛されてていいな

しんどいというふうにどんどん悪い方へ……

前までは地雷みたら画力でぶん殴ってやると燃えていましたが、誰にも求められてないカプなんだなと考えるともうただただ虚しくなって無理だ……モードになります

そして手に付かなくなります

TL自カプだけで固めればよくない?と思われるかもしれませんがマイナー故に他カプの方が気紛れに描く自カプを頼るしかないのです。大手はとっくに蒸発しています

さらに自カプの人も雑食だらけの呪いがかけられているので普通に他カプばかり語っています

正直自分も他カプを描いたりするため、完全固定さんには害になることがあるかもしれないので遠慮するのですが、考えているのは推しと自カプばかりですし、推しが本当に本当に大好きなのは揺るぎません。自分も周りと仲良くするために、合わせて何でもイケますアピールしてますがつらい!自我を通して嫌われる勇気を持ちたいです。

これは顔色を伺ってばかりの人種故の自業自得のただのアホなんですけどね。

自カプの人が地雷のこと楽しそうに語っていたり逆と仲良くしてばっかで自カプほぼ語らないとかよくあるのですが、それが一番キツいですね。そんなにあいつがいいならもう出て行けよ!と包丁を向けたい気持ちで一杯です。TLに地雷を流されて負傷すること多数です。

そもそも自分の嗜好があまり他人と共有できないようなものなので、自分と同じベクトル推し愛する人がいません。

二次醍醐味萌えを分かち合ってわいわい盛り上がるものだと思っているので苦悩します。

自分はまず推しが中心で推し大好きマン推し第一にしています推しのことを好きな人はそれなりにいらっしゃいますが、大抵地雷カプの方や地雷兼任の方が何故か多く、拒否反応を起こしてしまます

さら推しは受けにしたいのでそこでもさらに数が絞られます

ただ自分推しへの解釈が相当に面倒臭い腐女子なので、残った総受け推しが極端に乙女になる推しの受け数が最大のカプも弾きます

ですがそういった他カプの方に縋らないと飢え死にしてしまうので包丁を隠し持ちつつなんとか生きています

ここまで見てお察かもしれませんがお前交流向いてなくね?と思われるでしょう。

その通りです。

昔はやっていましたが、交流上記のような敏感モンペ性分で苦しんだために利用しなくなりました。

実際このジャンルにハマってからも今年の中旬頃までツイは利用せず、支部を漁って生きて参りました。しかし、マイナー!!限界が訪れます

徐々に更新されなくなる作品欄。消される作品たち。消える大手。そりゃもうしんどいです。

中でも、その推しのことが好きになって初めてご本を買わせて頂いた大好きな方の更新ストップしたのは大ダメージでした。

この私の推し像や解釈を作り上げ、自カプの親と言えるような方でした。その方は新しく他ジャンルへ移ってしまいました。

ここまで長くハマったカプは今まで無かったので、取り残されるのがこんなに悲しいものだとは……

それでもう供給が足りない!辛抱ならん!とツイへ飛び込んでいった訳です。

ですがマイナーさらに遅漏参入。その上自分創作一般受けするものでなくちょっとアレな雰囲気ですので、周りの方に積極的に絡みにいくのは憚られます

ですがそんな奴にも一丁前に評価されたい欲望はある訳です。

自分と同じような方向で求めてくれる人なんかそうそうおりません。

そもそもちゃんと人様に見せられるような創作はまだ全然出来ていないので自分作品で殴り付けたり人に布教するなんてもう全くもって出来ません。

近々オンリーイベントがありますが、漫画は描いたことがないしきっと何も出来ずじまいで過ぎていくのでしょう。

そして数少ない界隈の方にとっては無産なんか見向きもされません。

それでも推しは大好きで大好きでまだ毎日推しのことを考えては幸せ気持ちにさせてくれます

これから時間がかかっても大好きを形にしたいし、全員に好きだと言われなくてもたった一人でも、自分の大好きがこもった作品を気に入ってくれる人がいたら幸せ。あわよくば言葉にして伝えてもらえたらな。

仲間が少しでも増えてくれればいいな

2018-11-05

(多分)ビアンじゃないけどビアンイベントいった

27歳。中年体系。セクシャルは謎。乙女ロードとかアニメショップかによく居るもっさいオタク女を想像してくれればいい。

そんな私がガールオンリーイベントに行った。

ガールオンリーイベントとはつまりスタッフ以外に男の居ないクラブイベントのことだ。

入場開始時間は平均20:00~21:00

終了はだいたい翌朝5:00

値段は平均2500円。

再入場は500~700円くらい取られる。

クラブイベントなんて今までご縁がなかったので、高いのか安いのかはわからない。

最初に行ったところは、20時開始だったので大体そのぐらいに行った。

店舗は割と小さめ。

ダンスフロア(ミラーボールが回っててちょっと上のところにDJがいるスペースがある)とソファスペース(ソファテーブルがいくつかある)に分かれてて、最初は座るスペースもちらほらあった。当然かもしれないが煙草臭い

とりあえず中央にあるバーカウンタードリンクを買って、コンパニオンって感じの可愛いスタッフのお姉さんに誘導されて空いてるソファに座る。

しばらくの間あまり場違い感に挙動不審になっていたが、隣に座った男性っぽい格好とメイクをした人が話しかけてくれた。

話を聞くと、ボイ寄りの中性でフェムリバのお友達と来たとのこと。彼女と当たり障りのない雑談をする。お友達の方は逆方向にいた女の子とお喋りしてた。

21時を過ぎた頃、唐突に人が増える。

イベント主催オフ会というものがあったらしく、そこから一気に流れ込んできたらしい。

そうなってくるともう、ソファ満席ドリンク片手に壁際に立つ人が目立つようになる。ダンスフロアの方も割と人が増えていた。でも踊る人より、立ったままお喋りしてる人の方が目立つ。終電関係か、24時頃に少し人が減りはしたがそれでもちょっと混んでる電車くらいの人の量だった。

途中ちょっとしたゲームがあったりしながらも、全体的に緩めの空気が朝まで続いた。

終了1時間前くらいはみんな眠そうで、座ってる子たちはほぼ寝てた。

スタッフ(おそらく主催?)から終了の挨拶があって、ぞろぞろと店を出る。それより前に帰ってる人もいたせいか、そこまで混雑は感じなかった。

2回目はオフ会から参加。(尚、1回目とは別の主催)

イベントの割引付きで参加費1500円(ドリンク別)だから、割高感はない。

貸切にしてあるバードリンク片手に「こんばんはー」「はじめましてー」等と当たり障りのないお喋りをする。気付くと複数グループになってる女子不思議

イベントの方の開始時刻を10分ほど過ぎたあたりで、スタッフの「イベント行く人ー!」の掛け声に酔った勢いで元気に答え、イベント不参加組とさよならをしながらぞろぞろとイベント会場に誘導してもらい移動。

クラブ入口付近ロッカースペースとバーカウンター、奥にダンスフロアと前回よりキャパ広め。それでも人は多い。

ダンスフロアの奥にステージがあって、1~2時間に1回ダンサーお姉さんたちが踊る。

オフ会で仲良くなったグループテーブルを囲み、気付いたら4時近く。

この時のイベントは座れるスペースが有料だったので最後まで立ちっぱなしだった。

足の痛みに耐えかねて始発に間に合うように撤退

2つ行った感想としては、足の痛みと眠気と音楽の音量に耐えられるなら楽しめると思う。

客層も色々。バンギャっぽい子から私と同じようなオタクっぽい子。ガチ相手を探してる人から友達ができたらいいなってくらいのノリの人まで。

どちらのイベントも、別段モテたりすることもなかったけどぼっちになることもなかった。

人参加が多いせいか同性の気安さか、みんな積極的他人に声をかける。

ただ、オフ会から参加するとどうしてもそこで固まりやすいから行くならイベント飛び込みで行った方がいいんじゃないかな、と思う。

2018-10-08

昔あるジャンルのあるCP個人サイトをやっていた頃のお話

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タイトルの通り昔あるジャンルのあるCPサイトをやっていた。

当時はツイッターなどもなく個人サイト全盛期。

キレのあるギャグとぶっ飛んだ発想で大好きな神サイトがあった。

サイトからももちろんリンクさせてもらっていて、

そのCP自体ジャンルの中でも王道というところからはそれていたので

界隈の狭さなどもあり拍手感想を言い合うというようないわゆる

サイト管理人同士の交流”みたいな感じで仲良くしてもらっていた。


それで、神がある時オンリーイベントで本を出すことになった。

自分はそのジャンルではオフ活動はしていなかったんだけど

人様のご本は買ったりしていた。

その時のイベントには行けなかったので神の本は通販で買うことに。


今のように誰にでも書店に当たり前におろせる時代ではなかったので

もちろんサイトのメルフォから申し込むタイプ個人通販

神は人気であらせられるので自家通販ともなれば申込みが殺到して大変だろうな…

○○です~と名乗ってお返事や反応のお手間を取らせてはいけないな、と

自分なりに気を使い、サイト名やHNなどは名乗らずに個人的に

こっそりと購入し存分に楽しませて頂いた。


その後、ある時神が再びイベントに出ることになった。

イベントといっても旬ジャンルでもなく、今のように

プチオンリーなどがばんばん開かれる時代でもなかった。

個人主催オンリーで、かつ、●●会館みたいな会場の部屋を他のジャンル

オンリーと仕切りで区切って共同開催!みたいな規模のイベントだった。

その作品原作の連載が終わってしまたこともあり、もうこういうオンリーイベント

開かれるのも最後かもしれないな…と思い切って遊びに行くことにした。


その時神のスペースにも行き、僭越ながら初めて直接ご挨拶させて頂いた。

挨拶をし、「新刊ください!!」と意気込んでいる私に神は

あっちょっとまっててください!」と奥から何かを持ってきてくださる。


神の手にあったのは私が以前通販で名乗らずにこっそりと購入した一冊目のご本。

その本は通販完売済みなので今回のイベントでは新刊販売のみだったにも関わらず


「どうしても○○さんに読んでほしくて…勝手に取っておいたんです。貰ってください」


と手渡され、あまり感謝めまいを起こしつつ

感謝気持ちを伝えるとともにこっそりと購入したこと

このまま御本人には言わずにおこうと心に誓った。

じゃあ一生黙ってろよって感じかもしれないけれども、

たまに思い出して心が暖かくなる出来事なのでいつかどこかには残しておきたかった。

貴重なご本を2冊所持してしまうことになり、

自分通販で買った際にその時は名乗らずともきちんと後日なりに

感想をお伝えしてればこういうことにはならなかったのかもしれないけど、

でも自分に読んで欲しい!って思ってもらえていることがとても嬉しかった。


その後自分サイトを閉じてしま特に個人的に繋がっていたわけでもないので

そのまま神とも疎遠になり、そのままだ。

今でもオタクをしているのか、オタクだとして何のジャンルにハマっているのか、

ハマっているとして同人活動はしているのか、SNSなどはやっているのか、何も知らない。

でも今でもたまに今どうしているのかなあ元気かなあ元気ならいいなあって思い出す。

ジャンルの切れ目が縁の切れ目と言ってしまえばそれまでだけど、

でも昔はそういうのがほとんだったように思う。

特に仲違いしたとか何かあったわけでなくても好意的でもいつの間にか

活動場所などが変わって疎遠になるパターンが多かった。

でもそういった疎遠には上記のような…たまに思い出す郷愁のような感じで悪い印象はない。


今はSNSとかがあってジャンルとかが変わっても付き合いがなくなっても

見守ったり生存確認はできたりする。

それっていいことかもしれないけど逆にずっと付き合い続けると疲れたり、

ちょっとした発言ひとつで幻滅したり、場合によっては縁を切ることになったりもするときもある。

つの間にか疎遠になってもずっと心の中でいい印象のまま変わらずいられることって

ある意味いいことなのかもしれない。


ちなみに今でもその同じ本を2冊とも大切に取ってある。

たまに見返す宝物である

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