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はてなキーワード: はらわたとは

2022-05-20

anond:20220520144516

みすみのはらわたの人、午前3時とかに普通にゲーム配信してて、ホント大丈夫なの?っていつも思って観てる。

2022-02-25

anond:20220225100430

「あの戦いは無駄だ 世界はラブ&ピース

安全なところにいたガキが俺にそう歌う

友達はらわた流して死んだのはこいつらの歌を聴くためだったのか

2022-01-31

anond:20220131170855

淡水へはらわた返す泳ぎ去れと

階段が無くて海鼠の日暮かな

白魚のまぼろしや傘ひらくとき

銀河系とある酒場ヒヤシンス

唐辛子そこまで向きにならずとも

橋閒石はいいぞ。

2021-12-16

anond:20211216031708

みすみのはらわた がたまらなく好き。

分かってても好き。

いくらでも貢いでしまいそう

2021-12-13

フェミニストからこそヴィーガニズムが嫌いだ

周りのフェミニストは言う。

ヴィーガン叩きするオタクは許せない」と。

しかオタクヴィーガン叩きは肉画像貼り付けなど痛々しく、ワンパターンで、陰湿で、俗悪である。だが、ヴィーガンの肩を持つのは早い。

私はフェミニストだが、だからこそヴィーガニズムが嫌いだ

(嫌いなのはヴィーガニズムとその押し付けであって、個人ヴィーガンしてる人やヴィーガン料理は全く構わない)

その理由を述べたい

1.ヴィーガン人権を軽視する

元々人権団体にいたヴィーガン女性ヴィーガン弁護士が「もう人権なんてどうでもいい」と言ってるのを見た。

ヴィーガン動物人間と同じように考え、肉を「権利を持つ動物の無惨に殺された死体」だとみなして嘆き悲しみ声を上げる。毛皮や革製品動物園や水族館にも。

すると当然の流れとして、人間優先順位は低くなり、人権を軽視する。果ては「人権自体人間けが権利を認められた種差別だと言って否定してくる。

肉食者なんて虐待されても構わない、子供が殺されたくらいでうるさい、と言っていたヴィーガンもいた。

人権を重視する者として絶対に許せない。

部落差別なんて今時ないだろ。差別だなんだと被害者ぶるな転職しろ甘えるな」と言ったヴィーガンもいた。

女性の性被害なんて肉食に比べれば大したことない、肉や乳製品を食べてるんだから仕方ない」と抜かす男ヴィーガンがいた。「性犯罪より肉食の方が悪だ」と言う女ヴィーガンも。

差別や苦しみを軽視し、セカンドレイプするヴィーガンはらわたが煮え繰り返る。

私は今まで性被害者を助けるために活動してきた。性的虐待に苦しむ少女達に相談機関をたくさん紹介し、相談に乗った。痴漢対策を広めてきた。性犯罪者を通報してきた。捕まえたこともある。日々性被害者の苦しみを目の当たりにしていると、動物ことなんて考える余裕のない弱者が沢山いると痛感する

からこそ「人間いくら優しくても、いくら善行をしても、ヴィーガンでなければマイナスだ」と言ったヴィーガンを許せない。

ヴィーガンなんて、経済的精神的に余裕ある者の贅沢であるべきだ。

そのくせ、野菜を育てるのに殺される虫や動物について聞いたり、虫を踏み潰した時にそれこそ哺乳類を殺した時のように嘆くのかと聞いたら「0か100かでしか測れないのか、肉食者の言い訳」としか言わない。都合の良い奴ら。

2.ヴィーガンリベラルフェミニズムにすり寄ってくる

ヴィーガンは「反差別なのに肉を食べるなんて種差別だー」「フェミニストなのに乳製品を食べるなんて性的搾取だー」と騒ぐ

ただでさえリベラル反差別フェミニストが嫌われている世の中だ。その上「リベラル反差別フェミニストになるとヴィーガンにならなければいけませんよ」とされなければいけないのか。

そんなことになったら誰もその道に進まなくなる。

大体だ、「乳製品は牛をレイプして作られた性的搾取商品から女性フェミニスト乳製品をとるなヴィーガンになれ!」というくせに、

「卵や乳製品が作られる影ではオスのひよこやオスの牛が殺されるのだから男性やマスキュリストヴィーガンになれ!」とは言われない。

乳製品は牛の親子を断絶して作られているのだから、親子断絶に反対する共同親権賛成派は乳製品をやめてヴィーガンになれ!」とも言われない。

リベラルフェミニズムにだけ、弱者にだけ強制する。これが反差別弱者の敵でなくてなんなのか?

すり寄ってくるなヴィーガン押し付けるなって願いが聞けないならせめて平等押し付けヴィーガン!自立しろ!こっちくんな!しっしっ!

でも、いいところもある。

ヴィーガンフェミニストリベラルを兼ねていることが多い。

さすがにミソジニストネトウヨよりはヴィーガンの方がマシであるヴィーガンからフェミニズムに入ってくれる人がいるなら悪くないかもしれない

だが、ミソジニストヴィーガンもいる。先程述べた、「女性の性被害なんて肉食に比べれば大したことない、肉や乳製品を食べてるんだから仕方ない」と抜かす男ヴィーガンや、「肉食者の女」「肉食女子」に対する罵詈雑言を並べて「肉食女は肉食男にも嫌われてる。肉食者の男は肉食女に無理矢理肉を食わされている」などとほざく女ヴィーガン

ミソジニストネトウヨヴィーガンには、いよいよ良いところがない。

ヴィーガニズムを妻子に押し付けて逃げられたヴィーガンが、「親子断絶、連れ去り反対」の共同親権界隈に入って「牛の親子を断絶する乳製品を食べるな!ヴィーガンになれ!」と界隈の連中に押し付けて回らないかな。

3.ヴィーガン弱者、とりわけ性被害者を追い詰める

1で述べたように、ヴィーガンは性被害を軽視する。また、2で述べたように、ヴィーガンフェミニズムにすり寄って、牛の授精をレイプだと言う。

私はそれはレイプの軽視だと思う。発情期の牛が食べてる間にサッと終わるアレを、被害者の心身に深い傷を残すレイプと同じにするな。人間動物を何もかも一緒にするな。人間基準で考えるな。お前らは動物にも服を着せるのか?動物にも失礼だ。

だが残念ながらヴィーガンはそうは考えない。

もしもヴィーガンもの望み通りフェミニスト=ヴィーガンになったりしたら、性被害者相談に乗り、寄り添う仕事をする人の中でこんなことをいう人が出るに違いない。

乳製品レイプでそれを食べるあなた加害者と同じだ、と。

そんな最悪な言葉が出たらどうする、とヴィーガンに言ったら、「肉食やめたらいいだけ。性被害者から何もかも許されると思ってんのか?」と言われた

肉は抗う作用がある。

日々苦しい私の数少ない楽しみも肉である

肉を糧にして生きていくしかない虐げられた弱者がいる。

それを「たかが一瞬の味覚の楽しみ」などと矮小化するヴィーガン傲慢さが許せない

たかが一瞬?永遠に奪おうとしてるくせに、欺瞞しかない

刑務所食事ヴィーガン料理にしたら再犯率が下がるだの、肉食やめたら性犯罪なくなるだの眉唾物のデータを持ってくる人もいるが、刑務所食事を作ろうとするヴィーガンはいない。

本当に再犯率が下がるなら大歓迎なのだが、何故犯罪者には押し付けない?

4.ヴィーガンは人を不幸にする


ヴィーガンは哀れだ。

仲のいい友達肉料理を平気で広げ、街を歩けば焼肉のにおい、テレビをつければ肉のCM肉料理アニメを見たり漫画を読んでも動物食品を食べる主人公達、ネットをしても肉の広告…。

肉は動物の苦しみで動物死体なのに!許せない!とヴィーガンは嘆き、叫び、主張し、困ったときに助けてくれる友達を失い、益々不幸になる。おまけに食事選択肢は狭まる。

そんな不幸で面倒な生き方を人に、ただでさえ苦しい弱者押し付けるな。

5.ヴィーガンミソジニーに繋がる


これまで、ヴィーガンは性被害者を追い詰めることや、フェミニズムにすり寄って女ならヴィーガンであるべき!と言う事、女性蔑視するヴィーガンがいることについて話してきた。

いつも投稿に #肉食女子 とつけて肉食者を罵る女性蔑視ヴィーガンは「白熊アイス食べる女は可愛こぶってても腹黒。男性陣騙されないで」と言っていた。

それ以外にもある。ヴィーガンは毛皮を敵視する。革製品より毛皮を敵視する。毛皮をやめろと直接凸したりする。それを顔出し動画で公開したりする

海外では毛皮の女性が刺されたりしている。

毛皮反対漫画などを見ると「おしゃれのことしか頭にない毛皮好き女性」が呪われたり怒られたりしている。

「毛皮なんて動物死体を身につけるなんて女は残酷だ」と言う男子高校生ヴィーガンに絶賛されてるのを見た。

「たしかヴィーガンはやりすぎだけどインスタで#肉食女子 とか言ってる女は嫌い」と言ってヴィーガン同調した非ヴィーガンもいた。

タピオカ叩きと同じミソジニーを感じる。

もしもヴィーガン動物愛護が世の中にもっと浸透したら「毛皮をつけるま〜ん」「肉を食べるま〜ん」などと女叩きのネタになるであろう

なお、これまで「ヴィーガンは…」と主語を大きくしてしまったが、繰り返すが個人ヴィーガンしてる人、罪悪感を煽るように押し付けずせいぜい緩く勧める程度の人は当てはまらない。そんなヴィーガンの方々、すみませんでした。

2021-11-26

唐突母親言葉について思い出して、本人に本意を聞いてみた。

私は3人兄弟末っ子

兄二人が悪口大好き人間で、私に対して言うことといえば8割が悪口

散々悪口を言われて、怒った私に母親が言う言葉と言ったら、「悪口に反応するからエスカレートする、お前が黙ればいい、お前が黙ればいい、黙れ被害妄想自意識過剰、お前は1つも悪くないというのか、1つでも悪いなら自業自得、1つも悪くないなら何様のつもりなんだ」というタイプの、積極的悪口言うやつよりも悪口言われるやつのほうが黙らせやすいから、黙らせることに特化したタイプ人間クズだったんだけども。まあ最悪のカスだよな。

で、まあその流れで母親VS私の言い争いになって、とにかく「お前が黙れ」しか言わない母親に、「黙って得はあるのか」って聞いたんだ。したら「ないよ!!!」ってキレ気味に言われて、「じゃあ私に泣き寝入りしろってのか!」って返したら、「『泣き寝入り』って言葉嫌いだから使うな!!!!!!!!!!!!」ってめちゃくちゃ怒鳴られて。いや悪口に対して何も言わんのに、貴様押し付け泣き寝入りを「泣き寝入り」ってワードに対して使うなって怒るその意味よ。悪口大好き人間か。

まあそんなことは未だに思い出すだけで私のはらわたが煮えくり返るくらい理不尽なだけで置いといてよくて、今回の場合母親が私に「泣き寝入り」を押し付けてるわけだけれども、当のご本人は「泣き寝入り」って言葉が大嫌いらしい。泣き寝入りっていう5文字ワードがきらいだけど、泣き寝入り押し付ける。言葉の中身じゃなくてその「ナキネイリ」っていう言葉の響きが嫌いなんだろうか。このとき私が「やられ損」ってワードにしてたら、本人はどう答えたんだろうか。「やられ損って言葉嫌いだから使うな!!!!!!!!!!!!!」って怒鳴ってたんだろうか。

不思議に思って本人に聞いてみたら、「覚えてない」だそうだ。「もし本当に言ってたら理不尽すぎる。申し訳ない」だそうだ。わかんねー、その時私がほとんど同じ言葉母親おかしいことを主張してたはずなのに、完全に無視して「社会通用しないわ」みたいな捨て台詞吐いてた人間が、だよ。

マジで何もわかんねぇ。クズやん。この後に及んで「自分は正しいことをしてる」って思いたがるんか。

まあ、母親もいろいろ大変だったんだろうな、クソガキ3人も生んで。ただ、人間クズがガキ生んじゃ駄目だ、まともに育たん。出てきたのは社会通用しないカスフリーター兄2人と、ちゃん社会やってるクソガキ1匹だよ。全員害悪の、パブリックエネミーでしかない。すべからく一族郎党滅びるべきだ。

2021-08-02

絵画から罵倒する声が聞こえた」=幻聴、ってのも短絡的だと思うんだよな

あいうのって「はらわたが煮えくりかえる」みたいなもので、ただの比喩表現では?

2021-07-28

https://anond.hatelabo.jp/20210727201328

マジで何だったも何も今もそう思っているが。

選手村出会い系アプリを使って感染を広げようとする選手もいるらしく、はらわたが煮えくりかえる

2021-07-26

(現代)短歌キモ

季語っぽいものへの言及

ヘンに古臭え概念LINEコンビニなどをおり混ぜてギャップを狙ってるのか?気持ち悪いんだよな

杜若、じゃねえですよ そんなんその辺に生えてっかあ?生えてたらごめん

とにかく浮いているのだ季語

紫陽花、とか向日葵、とかさあ!

なんなんだ なんで漢字で書くんだ

おまえ、🌻みて、あっ向日葵だ!なんて思ってんですか

あれはなあ、ヒマワリですよ

いかにもノーテンキじゃないすか なにが向日葵だ 表現のために自分を曲げるな 世界を曲げるな

根本的な自己陶酔

思考を57577に整えるっていう行為、ある程度正気じゃないとできないので、中身が「エモい」ほど、どうなってんだという感じが出てくる

たとえば長く付き合った恋人とどうしようもないすれ違いの末別れた、っていうのをうつくしい短歌として詠まれると、感情どうなってんねんとしか思えねー

布団にくるまってグエーとか言ってるのだけがREALだろ

彼女にフラれて悲しい、を表現するリアル言葉は、グエーしかないんだ

水滴とか風とか、トイレの水とか、知らねえけど、そういうもの感情を仮託するな

・謎の古語調

これが一番キモい これさえなくしてくれれば、俺はここまで俳句敵対しなかった

「してをり」みたいな表現が突如混ざってるのを見るとはらわたが煮えたぎる 

オマエそれ言わないだろ、日常で!!

言ってんのか?

言ってたとしたらそれはそれで尊敬するけど、言わねーだろ、絶対

ゐる、とかさあ、キショイんですよ 本当にキショい

いま「ゐる」って打とうとして、けっこう変換に手間取ったぞ キショ俳句人間、毎回変換に手間取ってまでわざわざゐるって言ってんだとしたら死ぬほどキモいし、辞書登録をしてスムーズに打っていたり、予測変換が覚え込んでしまうくらいにゐるゐる言ってんだとしたらさらキモい

救いようがないですよマジで

都市

俳句野郎、なんか、全員"シティ"っぽいんだよな

アーバンな感じがしてすげえムカつくわけ

すっげーイケてない、コンビニもない、ウンコみたいな田舎、実際に空気ウンコのにおいが混ざっていることもあるような、そういう場所の感じがしねえんだよな

全員シティーボーイっぽい、つうか、なんなら、三大都市圏っぽい

三大都市圏人間が、「私は雅を介します!」みてえな顔して、都市風景を詠み、しか生意気にも季語なんかを盛り込んだり、古語っぽい表記をしてみたりするわけじゃないですか

そういうのはよくないし、許せないし、許すべきではないし、許されるべきではない

絶対に許さないからな

2021-07-18

anond:20210718051310

俺も元増田感覚に近い。ついでに言うと、この増田に対する返答として「いじめると将来こういう目に遭うというモデルとして、社会的制裁抑止力になる」っていうのはスジが悪いと思う。

だって、どこのガキが「自分は将来オリンピックパラリンピック作曲者になるかもしれないから、こいつ(同級生)をいじめるのは止めておこう」なんて考えるんだよ?

そんな大ごとの話じゃねえだろ、って言われるかもしれないけど、いじめ本質って想像力の欠陥の問題だと思うんだわ。

相手が今どれぐらい傷ついてるか、それを今後何十年にわたって引きずることになるのか、たとえ被害者本人には自覚がないとしても、周囲の人がどれだけ悲しむか、そういうことに関する想像力が欠けてるからいじめができるんであって、「社会的制裁になるから~」って主張はそういう能力がないはずの相手好意的に見れば未発達)に対してそれを期待する点で、矛盾してると思う。

もっと言ったら、元増田がそこまで想定してたかはわからないけど、今回の話っていじめに対する批判として結成された論陣が、徐々に属性が違うだけのあたらしいいじめとして再生産されつつある、ってことだと思うんだわ。

一応ことわっておくけど、批判するな、って言ってるんじゃないよ。俺もはらわた煮えくり返る内容だと思うよ。当事者家族だったら殺意だって抱くと思う。

でも、これは俺の主観だけど、批判暴力境界って限りなくあいまいだし、社会的問題に関する議論でそこの区分可能だとしたら、批判する側が落としどころをはじめから明示して、その見解批判サイドが統一されてる場合だけじゃないのか? だって、「許されたかったらどうしたらいいかはテメエで考えな」ってクレーマーだし、「同じ批判側のあいつは謝罪で良いって言ったけど、俺はそれで許すつもりはねえ」って、責められてる側からしたら意味わかんなくねえ?

少なくとも、俺なら意味わかんねえ。厳密に言ったら、日常生活の中ではいくらでもある話だけど、国際的イベントの規模で責めてる側の要求統一されない、個々の優先順位もわからないまま提示されるんじゃ、かなりどうしようもねえ。それとも、このどうしようもなさも罰の一環だろうか? たぶんそれは違うよな?

じゃあ、現実的批判要望がまとまるか、って言ったらまとまんねえよな。被害者の中にもトーンの違いはあるし、周縁から論戦に加わってる人もいるし、そりゃほぼ無理だろう。

でも、これは極論かもしんないけど、それをまとめるのが個人に大きな責任を問うことの条件なんじゃないか? それが統一されてることを、はじめて社会的制裁を科すって言うんじゃないだろうか。

なんで被害者の側、正義の側がそんなことしなくちゃいけねえんだよ、って言ったら、それは正当な批判暴力区別するためだと思うんだわ。俺はね。

いまの状況は全然正義」に見えねえよ。

直接の被害者いじめ経験者も外野自分意見を言ってて、それは言論権利ではあるだろうけど等しくフラットで(言ってる側は自分発言もっとも重きをおかれるべきなんて思ってないかもしれないが、言われてる側にその区別がどうやってつく?)、言われた側だって苦悩するだろう。クリア要求に対してどう反応するか、どう贖罪を表すか悩ませるのはまっとうだけど、そもそも何を求めてるのかを悩ませるのはまっとうじゃねえと思う。俺はね。

ちなみに俺は当該の謝罪文でいいんじゃないの、と思ったよ。五輪に参画する時点の本人の加害者としての自覚がぼかされてるように読めるあたりと、今回の職務自分がどうしたいのかよくわかんないところは気に入らなかったけどね。

でも少なくとも、俺はあれでいい。一方で、直接被害に遭われた方々があれじゃ駄目だ、こうして欲しい、って言うなら、それがもちろん一番いいよ。

いまの混沌とした論陣形成自然だとしたら、それをまとめろってのはものすごく不自然作業で、俺も自分で最低だと思うよ。だって、「誰の(どの)要望が一番正当か、当事者も周囲も有象無象も加わってまず議論して、それが決まってから持ってこい。できるわけねえけどな」って言ってるのと同じなんだから。こんな卑怯な話ないよ。

でも、俺はそれが正義に求められることだと思うし、いまの批判全体の雰囲気は、個々は別として、すげえ不気味だと思う。いまのこれが社会的制裁モデルとはとても思えないわ。

2021-06-12

蟻と蜂。

 公園の真ん中に築山があって、その上に滑り台がある。滑り台に続く階段のようなものが築山の斜面にあるのだが、その下から二段目か三段目に、ミツバチが転がっていた。

 蜂の周りには小さな蟻がわらわらと群がっていた。蜂の十分の一にも満たない、まめっこい蟻達。それらが蜂の周りでせっせと働いていた。

 その種の蟻は、たとえば巣が壊されたときなんかは、よく見ると頑張って巣の修繕やら卵や幼虫の救出などに励んでいるのは全体の二割くらいのもので、あとはただひたすら右往左往しているだけだったりする。

 ところが今回、蟻達はほとんどが真面目に何らかの作業従事しているように見えた。だが、皆で頑張っているわりには、獲物の蜂に変化がない。蟻達は忙しなく蜂のお腹の下辺りを出入りしているようだが、別に蜂の腹からはらわたを切り出している様子ではない。しかも、よく見たら蜂、まだ生きているみたいで、腹を盛んにひくひくと動かしていた。

 では蟻達は一体、何をしているのか? 目を凝らして見れば、蜂達は砂粒を咥えては運び出している。蜂の腹の下に穴を掘っているらしかった。まさか巣穴を拡張して、蜂を丸ごと巣に引きずり込もうというのだろうか? てか、蟻の巣の内部ってそんなに広いの? 今から広くすんの? 謎は深まるばかりだが、とりあえず見守ることにする。

 皆がせっせと穴掘りに従事している間に、一匹の蟻が自身の体よりも長い草の茎を持ってきて、蜂の背中まで梯子をかけるように置いた。すかさず他の蟻が「邪魔ぁ!」と言わんばかりにそれをどけた。

 そんなことが行われているうちに、他の蟻達は、穴掘り隊と蜂動かし隊に別れて作業を続けていた。蜂はもう死んだのか、蟻達にされるがままで、押されたり引かれたりして揺れていた。その下を穴掘り隊の蟻達がいそいそと往き来して、砂粒を穴の外に捨てる作業に余念がない。

 だが、穴が深くも広くもなる様子もなく、神輿のように揺らされる蜂はいつまでも原形を留めたまま揺さぶられ続けるままで、一体何がしたいのかわからなかったが、

ママー、おうちに帰りたい」

 と子供に言われたので、観察はそこまででおしまい

2021-06-05

anond:20210605200918

警察官テクノロジー犯罪のことを知っています

電磁波攻撃のことも相談にくるとのこと。

はらわた煮えたぎっています

悔しいですね。

犠牲者がこれからも出てきています

無作為相手を選んできています

まさに無法状態ですね。

まあ、ネット社会ですから、いつかは撲滅すると思います

テクノロジー犯罪電磁波攻撃集団ストーカーが無くなる日はそう遠くないと思います

ネット社会になることを想定していなかったようですからね。

ご老人にもスマホを持たす時代ですから情報化社会により、反撃が起こるでしょうね。


アルミホイルで防げないのですか?

警察官はとんでもないデモを言うもんですね。

電磁波攻撃を行う電磁波装置もないのですか。

ほうほう、そうですか泣き。安心したような感じですね。

もし肌が異常になれば医者に見せればよいということでしょうか?

2021-05-31

男女差別を強烈に実感した

anond:20210531045339

言及でカッコよくキメていただいたところ悪いんだけど書いたの男です

自分女性勘違いされることによって男女差別存在を強烈に実感した

俺がバカだっただけなのに

それを根拠女性認定された

こんなひどい話があるか

こいつはバカ=女だと思っている

はらわたが煮えくり返りそうだ

psここから下の言及は全部俺じゃないです

2021-04-20

anond:20210420075357

でも実際は復活できますよね


はらわたを食い尽すと復活できないというのは嘘

・実際にはらわたを食い尽す度胸はない

どっちにしろ小さい男だ

2021-04-04

庵野作品ってサンマはらわたみたいなものだと思う

シン・ゴジラ人間葛藤する様子をたくさん描写したにもかかわらず「ヒューマンドラマがない」とかいう浅すぎる感想を抱く視聴者にまでリーチしてる問題映画公開の当時からあるけど、それってのはヒューマンドラマ陳腐な「男女がくっついて終了」だと思っているような視聴者までもがシンゴジラを見た、ってことなんだなあ。

サンマをホネとって解体してはらわたを味わうようなことなく、カマボコしか食えない人間みたいな感じ。これだから若い男は。

でも時代の流れ的に仕方ないような気もするんだよな。ライトノベル流行っているように。読者層やニーズの変化。

めっちゃ長いラノベタイトルは何故か?というと、消費者が「失敗したくないから」だ。今の人はお金がないのでコスパを重視する。お金を払って買ったコンテンツ面白くなかったらコスパが低下してしまうから。内容あらすじがある程度わかってる必要がある。

本邦は30年も経済的に失われているので、国民もそれに最適化した処世術になるわけです。若い人は特に。生きていくというのは、そこに適応していくということですね。適者生存。強いお金持ちだけが生き延びるのでなく、お金がなく経済的に弱い人もその状況に適応して生きていく。

自分考察して楽しむ」というのも、古いオタク世代の楽しみ方なのかも知れない。第四第五世代オタクはあまり考察エンジョイしないのかも知れない。ラノベですら、ラノベ作者が「読者が読解力が低すぎて困ってる」みたいな嘆きをしてるの見たことあるくらいだから・・・。謎を楽しめないのかも。忙しく拙速なので、じっくり考える余裕も習慣もない。YouTube動画も少しでもつまらんと視聴者はすぐ離脱するから、そうさせないために視聴維持率を高めるためにとめどなく喋るように編集する。

それこそこないだのNHK特番で「謎を残すようなことが好まれなくなってきている」みたいな話で、それを反映してかシンエヴァのDパートは怒涛の答え合わせだった。全自動魚の骨とりマシーンみたいな。

「すいませんサンマ食べにくいですよね、ホネとっておきますんで、どうぞお召し上がりください」よろしく

から今後の庵野作品テイストって、焼きサンマが出てくるか、カマボコが出てくるか、それが見どころになるのかなーと思った。

NHK特番で「自分面白いと思うものは好まれないじゃん」みたいな愚痴ブツクサこぼしてたのは、本当はサンマが食べたいしお出ししたいけど仕方なく時代に合わせてカマボコに近づけてるってことなのかなと。

2021-04-01

他人に誤答させて自分スピーチを盛り上げる人

演説中に誰かに質問を振り、その人が誤答したり分かりませんと答える事を利用して

自分説明説得力を上げようとする手法である

タイトルは誤答と書いたが、文字数ちょっと割愛した。

流れとしては

「さて増田君。弊社の○○は日本で何番目だと思う?」

「えっと…分かりません」

「知らないよねぇ?そうですよね。なんと○○は日本でn番目なんです!」

という流れ。

喋る方は気軽に優位に立てて気持ちいかもしれないが

こういう人は質問をされて踏み台にされる側の気持ちを考えた事はないのだろうか?

目上の人間が目下にやる事とはいえ、さすがに失礼極まりない行為だと思う。

この手法テレビ等のメディア出演者もよくやっているが、あれとはやり方が決定的に違う。

彼らは楽屋挨拶したりスタッフ共演者で打ち合わせしたりした上で

誤答役としっかり根回ししてやってるという事が分からないのだろうか。

我々はこういう演説者によって人前で突然スポットライトを浴び

しどろもどろになり、回答を強要された挙句に恥をかかされる。

なぜ演説者の自己満のために貶められなければならないのか。

勿論私は一介のサラリーマンであり、指名されれば

色々な心の声をグッと我慢して「いやー分からないですね」とやっているが

内心はらわたが煮えくり返っている。

しかもこの手の人は、指名された人が正答すると非常に機嫌が悪い。

無理にバカなフリに付き合うと、周りの人間が真に受けてしま

増田ってあの程度のことも知らない奴なんだな」と便乗して貶してくる場面まである

かといって周りにも分かるほどの「露骨バカなフリ」だと「失礼だ!」という怒り方をされる。

どうしても茶番がやりたいなら「ここでこう言ってね」と前置きがあれば

こちらも心置きなく「おおー凄いですね!」と褒め倒すが。

個人的にこれは「親が人前でまるで謙遜するみたいに子どものことを下げて

子どもが内心親の言葉に傷ついてしまう」の事案に似ていると思う。

あれだって陰で本人にフォローしないのであればただの罵倒だ。

-----

最近、立て続けにこの手法を取る演説者に遭遇したので、つい書きたくなった。

厄介な事にほとんどの人はどうも優位に立とうとか貶そうという意図はなく、天然でやっていると見受けられる。

やはり私もサラリーマンであり相手は偉い人なので残念ながら直接言うことはできない。

昨日同僚にそれとなく漏らしたらどうやら同じ事を思っているようだったので、自分だけではなさそうだ。

被害者無自覚加害者が減ってほしいと思う。

2021-03-22

注目エントリこち

九、ジョバンニの切符きっぷ

「もうここらは白鳥区のおしまいです。ごらんなさい。あれが名高いアルビレオ観測所です。」

 窓の外の、まるで花火でいっぱいのような、あまの川のまん中に、黒い大きな建物が四棟むねばかり立って、その一つの屋根の上に、眼めもさめるような、青宝玉サファイア黄玉パースの大きな二つのすきとおった球が、輪になってしずかにくるくるとまわっていました。黄いろのがだんだん向うへまわって行って、青い小さいのがこっちへ進んで来、間もなく二つのはじは、重なり合って、きれいな緑いろの両面凸とつレンズのかたちをつくり、それもだんだん、まん中がふくらみ出して、とうとう青いのは、すっかりトパースの正面に来ましたので、緑の中心と黄いろな明るい環わとができました。それがまただんだん横へ外それて、前のレンズの形を逆に繰くり返し、とうとうすっとはなれて、サファイアは向うへめぐり、黄いろのはこっちへ進み、また丁度さっきのような風になりました。銀河の、かたちもなく音もない水にかこまれて、ほんとうにその黒い測候所が、睡ねむっているように、しずかによこたわったのです。

「あれは、水の速さをはかる器械です。水も……。」鳥捕とりとりが云いかけたとき

切符を拝見いたします。」三人の席の横に、赤い帽子ぼうしをかぶったせいの高い車掌しゃしょうが、いつかまっすぐに立っていて云いました。鳥捕りは、だまってかくしから、小さな紙きれを出しました。車掌ちょっと見て、すぐ眼をそらして、(あなた方のは?)というように、指をうごかしながら、手をジョバンニたちの方へ出しました。

「さあ、」ジョバンニは困って、もじもじしていましたら、カムパネルラは、わけもないという風で、小さなねずみいろの切符を出しました。ジョバンニは、すっかりあわててしまって、もしか上着ポケットにでも、入っていたかとおもいながら、手を入れて見ましたら、何か大きな畳たたんだ紙きれにあたりました。こんなもの入っていたろうかと思って、急いで出してみましたら、それは四つに折ったはがきぐらいの大きさの緑いろの紙でした。車掌が手を出しているもんですから何でも構わない、やっちまえと思って渡しましたら、車掌はまっすぐに立ち直って叮寧ていねいにそれを開いて見ていました。そして読みながら上着のぼたんやなんかしきりに直したりしていましたし燈台看守も下からそれを熱心にのぞいていましたから、ジョバンニはたしかにあれは証明書か何かだったと考えて少し胸が熱くなるような気がしました。

「これは三次空間の方からお持ちになったのですか。」車掌がたずねました。

何だかわかりません。」もう大丈夫だいじょうぶだと安心しながらジョバンニはそっちを見あげてくつくつ笑いました。

「よろしゅうございます南十字サウザンクロスへ着きますのは、次の第三時ころになります。」車掌は紙をジョバンニに渡して向うへ行きました。

 カムパネルラは、その紙切れが何だったか待ち兼ねたというように急いでのぞきこみました。ジョバンニも全く早く見たかったのです。ところがそれはいちめん黒い唐草からくさのような模様の中に、おかしな十ばかりの字を印刷したものでだまって見ていると何だかその中へ吸い込こまれしまうような気がするのでした。すると鳥捕りが横からちらっとそれを見てあわてたように云いました。

「おや、こいつは大したもんですぜ。こいつはもう、ほんとうの天上へさえ行ける切符だ。天上どこじゃない、どこでも勝手にあるける通行券です。こいつをお持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想げんそう第四次の銀河鉄道なんか、どこまででも行ける筈はずでさあ、あなた方大したもんですね。」

何だかわかりません。」ジョバンニが赤くなって答えながらそれを又また畳んでかくしに入れました。そしてきまりが悪いのでカムパネルラと二人、また窓の外をながめていましたが、その鳥捕りの時々大したもんだというようにちらちらこっちを見ているのがぼんやりわかりました。

「もうじき鷲わしの停車場だよ。」カムパネルラが向う岸の、三つならんだ小さな青じろい三角標と地図とを見較みくらべて云いました。

 ジョバンニはなんだかわけもわからずににわかにとなりの鳥捕りが気の毒でたまらなくなりました。鷺さぎをつかまえてせいせいしたとよろこんだり、白いきれでそれをくるくる包んだり、ひとの切符をびっくりしたように横目で見てあわててほめだしたり、そんなことを一一考えていると、もうその見ず知らずの鳥捕りのために、ジョバンニの持っているものでも食べるものでもなんでもやってしまいたい、もうこの人のほんとうの幸さいわいになるなら自分があの光る天の川河原かわらに立って百年つづけて立って鳥をとってやってもいいというような気がして、どうしてももう黙だまっていられなくなりました。ほんとうにあなたほしいものは一体何ですか、と訊きこうとして、それではあんまり出し抜ぬけだから、どうしようかと考えて振ふり返って見ましたら、そこにはもうあの鳥捕りが居ませんでした。網棚あみだなの上には白い荷物も見えなかったのです。また窓の外で足をふんばってそらを見上げて鷺を捕る支度したくをしているのかと思って、急いでそっちを見ましたが、外はいちめんのうつくしい砂子と白いすすきの波ばかり、あの鳥捕りの広いせなかも尖とがった帽子も見えませんでした。

「あの人どこへ行ったろう。」カムパネルラぼんやりそう云っていました。

「どこへ行ったろう。一体どこでまたあうのだろう。僕ぼくはどうしても少しあの人に物を言わなかったろう。」

「ああ、僕もそう思っているよ。」

「僕はあの人が邪魔じゃまなような気がしたんだ。だから僕は大へんつらい。」ジョバンニはこんな変てこな気もちは、ほんとうにはじめてだし、こんなこと今まで云ったこともないと思いました。

何だか苹果りんごの匂においがする。僕いま苹果のこと考えたためだろうか。」カムパネルラ不思議そうにあたりを見まわしました。

「ほんとうに苹果の匂だよ。それから野茨のいばらの匂もする。」ジョバンニもそこらを見ましたがやっぱりそれは窓からでも入って来るらしいのでした。いま秋だから野茨の花の匂のする筈はないとジョバンニは思いました。

 そしたら俄にわかにそこに、つやつやした黒い髪かみの六つばかりの男の子が赤いジャケツのぼたんもかけずひどくびっくりしたような顔をしてがたがたふるえてはだしで立っていました。隣となりには黒い洋服をきちんと着たせいの高い青年が一ぱいに風に吹ふかれているけやきの木のような姿勢で、男の子の手をしっかりひいて立っていました。

「あら、ここどこでしょう。まあ、きれいだわ。」青年のうしろにもひとり十二ばかりの眼の茶いろな可愛かあいらしい女の子が黒い外套がいとうを着て青年の腕うでにすがって不思議そうに窓の外を見ているのでした。

「ああ、ここはランカシャイヤだ。いや、コンネクテカット州だ。いや、ああ、ぼくたちはそらへ来たのだ。わたしたちは天へ行くのです。ごらんなさい。あのしるしは天上のしるしです。もうなんにもこわいことありません。わたくしたちは神さまに召めされているのです。」黒服青年はよろこびにかがやいてその女の子に云いいました。けれどもなぜかまた額に深く皺しわを刻んで、それに大へんつかれているらしく、無理に笑いながら男の子をジョバンニのとなりに座すわらせました。

 それから女の子にやさしくカムパネルラのとなりの席を指さしました。女の子はすなおにそこへ座って、きちんと両手を組み合せました。

「ぼくおおねえさんのとこへ行くんだよう。」腰掛こしかけたばかりの男の子は顔を変にして燈台看守の向うの席に座ったばかりの青年に云いました。青年は何とも云えず悲しそうな顔をして、じっとその子の、ちぢれてぬれた頭を見ました。女の子は、いきなり両手を顔にあててしくしく泣いてしまいました。

「お父さんやきくよねえさんはまだいろいろお仕事があるのです。けれどももうすぐあとからいらっしゃいます。それよりも、おっかさんはどんなに永く待っていらっしゃったでしょう。わたし大事なタダシはいまどんな歌をうたっているだろう、雪の降る朝にみんなと手をつないでぐるぐるにわとこのやぶをまわってあそんでいるだろうかと考えたりほんとうに待って心配していらっしゃるんですから、早く行っておっかさんにお目にかかりましょうね。」

「うん、だけど僕、船に乗らなけぁよかったなあ。」

「ええ、けれど、ごらんなさい、そら、どうです、あの立派な川、ね、あすこはあの夏中、ツインクル、ツインクル、リトル、スター をうたってやすとき、いつも窓からぼんやり白く見えていたでしょう。あすこですよ。ね、きれいでしょう、あんなに光っています。」

 泣いていた姉もハンケチで眼をふいて外を見ました。青年は教えるようにそっと姉弟にまた云いました。

わたしたちはもうなんにもかなしいことないのです。わたしたちはこんないいとこを旅して、じき神さまのとこへ行きます。そこならもうほんとうに明るくて匂がよくて立派な人たちでいっぱいです。そしてわたしたちの代りにボートへ乗れた人たちは、きっとみんな助けられて、心配して待っているめいめいのお父さんやお母さんや自分のお家へやら行くのです。さあ、もうじきですから元気を出しておもしろくうたって行きましょう。」青年男の子ぬれたような黒い髪をなで、みんなを慰なぐさめながら、自分だんだん顔いろがかがやいて来ました。

あなた方はどちらからいらっしゃったのですか。どうなすったのですか。」さっきの燈台看守がやっと少しわかったように青年にたずねました。青年はかすかにわらいました。

「いえ、氷山にぶっつかって船が沈しずみましてね、わたしたちこちらのお父さんが急な用で二ヶ月前一足さきに本国へお帰りになったのであとから発たったのです。私は大学はいっていて、家庭教師にやとわれていたのです。ところがちょうど十二日目、今日か昨日きのうのあたりです、船が氷山にぶっつかって一ぺんに傾かたむきもう沈みかけました。月のあかりはどこかぼんやりありましたが、霧きりが非常に深かったのです。ところがボートは左舷さげんの方半分はもうだめになっていましたから、とてもみんなは乗り切らないのです。もうそのうちにも船は沈みますし、私は必死となって、どうか小さな人たちを乗せて下さいと叫さけびました。近くの人たちはすぐみちを開いてそして子供たちのために祈いのって呉くれました。けれどもそこからボートまでのところにはまだまだ小さな子どもたちや親たちやなんか居て、とても押おしのける勇気がなかったのです。それでもわたくしはどうしてもこの方たちをお助けするのが私の義務だと思いましたから前にいる子供らを押しのけようとしました。けれどもまたそんなにして助けてあげるよりはこのまま神のお前にみんなで行く方がほんとうにこの方たちの幸福だとも思いました。それからまたその神にそむく罪はわたくしひとりでしょってぜひとも助けてあげようと思いました。けれどもどうして見ているとそれができないのでした。子どもらばかりボートの中へはなしてやってお母さんが狂気きょうきのようにキスを送りお父さんがかなしいのをじっとこらえてまっすぐに立っているなどとてももう腸はらわたもちぎれるようでした。そのうち船はもうずんずん沈みますから、私はもうすっかり覚悟かくごしてこの人たち二人を抱だいて、浮うかべるだけは浮ぼうとかたまって船の沈むのを待っていました。誰たれが投げたかライフブイが一つ飛んで来ましたけれども滑すべってずうっと向うへ行ってしまいました。私は一生けん命で甲板かんぱんの格子こうしになったとこをはなして、三人それにしっかりとりつきました。どこからともなく〔約二字分空白〕番の声があがりました。たちまちみんなはいろいろな国語で一ぺんにそれをうたいました。そのときにわかに大きな音がして私たちは水に落ちもう渦うずに入ったと思いながらしっかりこの人たちをだいてそれからぼうっとしたと思ったらもうここへ来ていたのです。この方たちのお母さんは一昨年没なくなられました。ええボートはきっと助かったにちがいありません、何せよほど熟練な水夫たちが漕こいですばやく船からはなれていましたから。」

 そこらからさないのりの声が聞えジョバンニもカムパネルラもいままで忘れていたいろいろのことをぼんやり思い出して眼めが熱くなりました。

(ああ、その大きな海はパシフィックというのではなかったろうか。その氷山の流れる北のはての海で、小さな船に乗って、風や凍こおりつく潮水や、烈はげしい寒さとたたかって、たれかが一生けんめいはたらいている。ぼくはそのひとにほんとうに気の毒でそしてすまないような気がする。ぼくはそのひとのさいわいのためにいったいどうしたらいいのだろう。)ジョバンニは首を垂れて、すっかりふさぎ込こんでしまいました。

「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら峠とうげの上り下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。」

 燈台守がなぐさめていました。

「ああそうです。ただいちばんのさいわいに至るためにいろいろのかなしみもみんなおぼしめしです。」

 青年が祈るようにそう答えました。

 そしてあの姉弟きょうだいはもうつかれてめいめいぐったり席によりかかって睡ねむっていました。さっきのあのはだしだった足にはいつか白い柔やわらかな靴くつをはいていたのです。

 ごとごとごとごと汽車きらびやか燐光りんこうの川の岸を進みました。向うの方の窓を見ると、野原はまるで幻燈げんとうのようでした。百も千もの大小さまざまの三角標、その大きなものの上には赤い点点をうった測量旗も見え、野原のはてはそれらがいちめん、たくさんたくさん集ってぼおっと青白い霧のよう、そこからかまたはもっとうからときどきさまざまの形のぼんやりした狼煙のろしのようなものが、かわるがわるきれいな桔梗ききょういろのそらにうちあげられるのでした。じつにそのすきとおった奇麗きれいな風は、ばらの匂においでいっぱいでした。

いかがですか。こういう苹果りんごはおはじめてでしょう。」向うの席の燈台看守がいつか黄金きんと紅でうつくしくいろどられた大きな苹果を落さないように両手で膝ひざの上にかかえていました。

「おや、どっから来たのですか。立派ですねえ。ここらではこんな苹果ができるのですか。」青年はほんとうにびっくりしたらしく燈台看守の両手にかかえられた一もりの苹果を眼を細くしたり首をまげたりしながらわれを忘れてながめていました。

「いや、まあおとり下さい。どうか、まあおとり下さい。」

 青年は一つとってジョバンニたちの方をちょっと見ました。

「さあ、向うの坊ぼっちゃんがた。いかがですか。おとり下さい。」

 ジョバンニは坊ちゃんといわれたのですこししゃくにさわってだまっていましたがカムパネルラ

ありがとう、」と云いました。すると青年自分でとって一つずつ二人に送ってよこしましたのでジョバンニも立ってありがとうと云いました。

 燈台看守はやっと両腕りょううでがあいたのでこんどは自分で一つずつ睡っている姉弟の膝にそっと置きました。

「どうもありがとう。どこでできるのですか。こんな立派な苹果は。」

 青年はつくづく見ながら云いました。

「この辺ではもちろん農業はいしますけれども大ていひとりでにいいものができるような約束くそくになって居おります農業だってそんなに骨は折れはしません。たいてい自分の望む種子たねさえ播まけばひとりでにどんどんできます。米だってパシフィック辺のように殻からもないし十倍も大きくて匂もいいのです。けれどもあなたがたのいらっしゃる方なら農業はもうありません。苹果だってお菓子だってかすが少しもありませんからみんなそのひとそのひとによってちがったわずかのいいかおりになって毛あなからちらけてしまうのです。」

 にわか男の子がぱっちり眼をあいて云いました。

「ああぼくいまお母さんの夢ゆめをみていたよ。お母さんがね立派な戸棚とだなや本のあるとこに居てね、ぼくの方を見て手をだしてにこにこにこにこわらったよ。ぼくおっかさん。りんごをひろってきてあげましょうか云ったら眼がさめちゃった。ああここさっきの汽車のなかだねえ。」

「その苹果りんごがそこにあります。このおじさんにいただいたのですよ。」青年が云いました。

ありがとうおじさん。おや、かおるねえさんまだねてるねえ、ぼくおこしてやろう。ねえさん。ごらん、りんごをもらったよ。おきてごらん。」

 姉はわらって眼をさましまぶしそうに両手を眼にあててそれから苹果を見ました。男の子はまるでパイを喰たべるようにもうそれを喰べていました、また折角せっかく剥むいたそのきれいな皮も、くるくるコルク抜ぬきのような形になって床ゆかへ落ちるまでの間にはすうっと、灰いろに光って蒸発してしまうのでした。

 二人はりんごを大切にポケットしまいました。

 川下の向う岸に青く茂しげった大きな林が見え、その枝えだには熟してまっ赤に光る円い実がいっぱい、その林のまん中に高い高い三角標が立って、森の中からオーケストラベルやジロフォンにまじって何とも云えずきれいな音いろが、とけるように浸しみるように風につれて流れて来るのでした。

 青年はぞくっとしてからだをふるうようにしました。

 だまってその譜ふを聞いていると、そこらにいちめん黄いろやうすい緑の明るい野原か敷物かがひろがり、またまっ白な蝋ろうのような露つゆが太陽の面を擦かすめて行くように思われました。

「まあ、あの烏からす。」カムパネルラのとなりのかおると呼ばれた女の子叫びました。

からすでない。みんなかささぎだ。」カムパネルラがまた何気なくしかるように叫びましたので、ジョバンニはまた思わず笑い、女の子はきまり悪そうにしました。まったく河原かわらの青じろいあかりの上に、黒い鳥がたくさんたくさんいっぱいに列になってとまってじっと川の微光びこうを受けているのでした。

「かささぎですねえ、頭のうしろのとこに毛がぴんと延びてますから。」青年はとりなすように云いました。

 向うの青い森の中の三角標はすっかり汽車の正面に来ました。そのとき汽車のずうっとうしろの方からあの聞きなれた〔約二字分空白〕番の讃美歌さんびかのふしが聞えてきました。よほどの人数で合唱しているらしいのでした。青年はさっと顔いろが青ざめ、たって一ぺんそっちへ行きそうにしましたが思いかえしてまた座すわりました。かおる子はハンケチを顔にあててしまいました。ジョバンニまで何だか鼻が変になりました。けれどもいつともなく誰たれともなくその歌は歌い出されだんだんはっきり強くなりました。思わずジョバンニもカムパネルラも一緒いっしょにうたい出したのです。

 そして青い橄欖かんらんの森が見えない天の川の向うにさめざめと光りながらだんだんしろの方へ行ってしまいそこから流れて来るあやしい楽器の音もも汽車のひびきや風の音にすり耗へらされてずうっとかすかになりました。

「あ孔雀くじゃくが居るよ。」

「ええたくさん居たわ。」女の子がこたえました。

 ジョバンニはその小さく小さくなっていまはもう一つの緑いろの貝ぼたんのように見える森の上にさっさっと青じろく時々光ってその孔雀がはねをひろげたりとじたりする光の反射を見ました。

「そうだ、孔雀の声だってさっき聞えた。」カムパネルラがかおる子に云いいました。

「ええ、三十疋ぴきぐらいはたしかに居たわ。ハープのように聞えたのはみんな孔雀よ。」女の子が答えました。ジョバンニは俄にわかに何とも云えずかなしい気がして思わず

カムパネルラ、ここからはねおりて遊んで行こうよ。」とこわい顔をして云おうとしたくらいでした。

 川は二つにわかれました。そのまっくらな島のまん中に高い高いやぐらが一つ組まれてその上に一人の寛ゆるい服を着て赤い帽子ぼうしをかぶった男が立っていました。そして両手に赤と青の旗をもってそらを見上げて信号しているのでした。ジョバンニが見ている間その人はしきりに赤い旗をふっていましたが俄かに赤旗おろしてうしろにかくすようにし青い旗を高く高くあげてまるでオーケストラ指揮者のように烈はげしく振ふりました。すると空中にざあっと雨のような音がして何かまっくらなものがいくかたまりもいくかたまり鉄砲丸てっぽうだまのように川の向うの方へ飛んで行くのでした。ジョバンニは思わずからからだを半分出してそっちを見あげました。美しい美しい桔梗ききょういろのがらんとした空の下を実に何万という小さな鳥どもが幾組いくくみも幾組もめいめいせわしくせわしく鳴いて通って行くのでした。

「鳥が飛んで行くな。」ジョバンニが窓の外で云いました。

「どら、」カムパネルラもそらを見ました。そのときあのやぐらの上のゆるい服の男は俄かに赤い旗をあげて狂気きょうきのようにふりうごかしました。するとぴたっと鳥の群は通らなくなりそれと同時にぴしゃぁんという潰つぶれたような音が川下の方で起ってそれからしばらくしいんとしました。と思ったらあの赤帽信号手がまた青い旗をふって叫さけんでいたのです。

「いまこそわたれわたり鳥、いまこそわたれわたり鳥。」その声もはっきり聞えました。それといっしょにまた幾万という鳥の群がそらをまっすぐにかけたのです。二人の顔を出しているまん中の窓からあの女の子が顔を出して美しい頬ほほをかがやかせながらそらを仰あおぎました。

「まあ、この鳥、たくさんですわねえ、あらまあそらのきれいなこと。」女の子はジョバンニにはなしかけましたけれどもジョバンニは生意気ないやだいと思いながらだまって口をむすんでそらを見あげていました。女の子は小さくほっと息をしてだまって席へ戻もどりました。カムパネルラが気の毒そうに窓から顔を引っ込こめて地図を見ていました。

「あの人鳥へ教えてるんでしょうか。」女の子がそっとカムパネルラにたずねました。

わたり鳥へ信号してるんです。きっとどこからのろしがあがるためでしょう。」カムパネルラが少しおぼつかなそうに答えました。そして車の中はしぃんとなりました。ジョバンニはもう頭を引っ込めたかったのですけれども明るいとこへ顔を出すのがつらかったのでだまってこらえてそのまま立って口笛くちぶえを吹ふいていました。

(どうして僕ぼくはこんなにかなしいのだろう。僕はもっとこころもちをきれいに大きくもたなければいけない。あすこの岸のずうっと向うにまるでけむりのような小さな青い火が見える。あれはほんとうにしずかでつめたい。僕はあれをよく見てこころもちをしずめるんだ。)ジョバンニは熱ほてって痛いあたまを両手で押おさえるようにしてそっちの方を見ました。(あ Permalink | 記事への反応(0) | 22:20

2021-03-14

anond:20210314071434

ざっと見た感じ、なんだかんだ言って姉の下で働くのが増田にとって幸せってことなんじゃないの。

長年続けた専門職を続行するのか、専門職をやめてでも外に職を求めるのかで言えば、増田は前者のほうが大事だと思っている。

あと、外の世界がより幸せかって言うと、それはわからいね

外の世界でもさ、上への取り入りがうまいだけの無能上司の下で仕事をしないといけないことってあるよ。

いや、仕事能力人格もある管理職ってそれこそレアキャラなのかもしれない。

そんな使えない上司がが昇進でもしてみろよ、はらわた煮えくりかえるぞ。

でも、家のローンがあって、子供も養わないといけないとなったら、どんなにむかついても、まあ仕事は続けるわけだ。

2021-02-27

はいつチンポ猿になるのか

https://eiga.com/amp/news/20210222/20/?__twitter_impression=true

こんな記事をみた

成人女性未成年という設定のもとSNS登録すると、何が起こるかを検証したチェコドキュメンタリーSNS 少女たちの10日間」の日本版予告編が公開された。

ってのを伝える記事で、曰く

幼い顔立ちの18歳以上の3人の女優12歳の女子という設定のもと、SNS友達募集をする。その結果、彼女たちにコンタクトをしてきたのは、2458人もの成人男性だった

とのこと

予告編見るとわかるが、ほぼ全員ヤリモクのカスで、チンポ画像をいきなり送りつけるタイプの男すらいたっぽい

こういうの見ると結構気が滅入る

チンポに支配されてんじゃねえぞ、男!と思う

そもそも俺はわりとミソジニー気質があり、とにかく「女を甘やかすな」って気持ちが強い(12歳にメッセージを送るのは決して甘やかし行為ではないしむしろ加害だが、チンポに支配されてるという点は共通している)

ガラス天井とか生理への無理解とか、そこらへんには心底同情するが、一方で恋愛面なんかでのイージーさや、生まれ持った政治的正しさの強力さを見てるとすげー腹立つ パパ活でやべー額稼いだあとパッと手のひらを返して被害者ヅラしはじめる女とか見てるとはらわたが煮えくりかえる

男たちよ連帯せよ!チンポに支配されるな!と思う

ゆう○ゆう先生じゃないが、全男性が突如性欲をなくした世界なんてものを思い描くことがある

風俗閑古鳥マッチングは壊滅、エロアカウント機能せず そういう状況になったら痛快だろうと思う

で、思ったんだけど、実際行動のどのくらいの部分が性欲由来なんだろうか

俺はあんまし性欲に突き動かされて何かをすることがない

エッチな本を夜中に衝動的に買ってしまったりするくらいで、風俗に行ったことはないし、もちろん裏売春みたいなのにも一切関わったことがなく、ウェブ上で出会いを求めたこともない

俺が性欲を無くしたとしても、ただシコらなくなるだけなんじゃないか?という感じはある

やるゲームの種類が変わったりするかもしれないか?いや、でもBotwとか性欲でやってる気はしないしな 

とにかく、性欲を無くした俺の行動が大幅に変わる気はしない

皆さん、実際どうなんだろうか

家出女子みたいな人らにバンバンメッセージ送ってるチンポ猿、普段はどんな人なんだろうか

何がきっかけで人はチンポ猿になるのだろう

俺は非モテだけど少なくともチンポ猿ではないし、「ああもうダメだ!俺はチンポ猿になるぞッ!」と思ったこともない

「あーモテねーな、まあいっかあ、pixivのヒロピン絵でも見てシコるぞ」

万事こんな調子 

セックスしたことはなく、したい感じももはやない トンカツ食ったことない人がトンカツ食いたいと思わないような感じかもしれない

からない

人はなぜ、いつ、チンポ猿に変わってしまうのか

あるいは、生まれつきチンポ猿な人がいるのか

どうして人はインターネット上で浅ましく性欲を発露させ、女とみればチンポを勃てて媚びへつらうような、情けねえカスに成り果ててしまうのか 

てめえに誇りはねえのか

脳チンポ人間

女性不快にさせ、恐怖を与えている

男性全体の評判を貶めている

・女を増長させている

この三軸で憎い

本当にやめてほしい

どうして脳がチンポになってしまうんだ

2021-02-25

自分の好きなcpをいつのまにか自分の道具にしていた

それに気づいた時、とても悲しかった。私に愛はない。最低だ。

私はA×Bというカップリングが好きだ。

無意識のうちに2人のイラストを描いていた。最初は本当に自己満足だったから、誰にも見せることはしなかった。

それでも何枚も描いていくうちに誰かと共有したくなった。そのcpはいわゆるマイナーというやつで、供給があまりにも少ないのだ。私が投稿することで、少しでもこのcpが増えたらいい。そんな気持ちだった。

イラストをアップしたおかげでTwitterでは同じくA×Bが好きな人と繋がれた。すごく人数が少ないし、なかなか浮上しない人ばかりだから狭くて浅い人間関係だったけれど、少しでもA×Bの話ができて楽しかった。

そんな平穏楽しい日々が終わり始めたのはB単体絵を描いて載せてしまった時からだ。

その絵は多くの反応をもらえてしまった。というのも、そのジャンル王道cpの1つがC×Bで、その住民たちが反応してくれたのだ。

一度いいねをたくさん貰うことで私は変わった。

C×Bにさほど興味はなかったけど、C×Bの人と繋がれば自分作品もっと見てもらえるという思惑でC×B好きと繋がり始めた。そう、私はただただ反応を求める人になった。自分の絵にいいねがつくかどうかの判断しか行動しなくなったのだ。

そのジャンル二次創作の傾向を調べ、見たくもないcpも隅々まで読み倒し、それをA×Bに落とし込み描いた。もちろん流行りの絵柄なんかも研究しできる限り取り入れた。

そしたら比べ物にならないくらい反応がもらえた。それが嬉しくて何作品も描いた。A×Bが好きと言ってくれる人も増えて、なんて幸せなんだ!と思っていた。

でも、反応が増えるほどC×Bとの差にストレスを感じるようになった。というか、C×Bを描いてる絵師自分との差だ。自分と同じくらいの画力なのにC×Bを描いているというだけで自分より反応をもらえてるαさんが憎くてしょうがなかった。

特に私がA×Bで描いたイラストを、そのままC×Bに置き換えただけの絵をαさんが投稿した時ははらわたが煮え繰り返るようだった。無意識かわざとかたまたまかは知らない。パクリですよね?とも言えない。二次創作世界なんてそんなもんだろうし、A×Bを描くためにほかのcpを読みまくって参考にした私が言えることじゃない。

フラストレーションは余計に溜まっていき、私はより一般受けしそうな作品を描いた。ついにαさんのフォロワー数も最大いいね数も抜かした時、勝った!と思った。

でも同時にそこはかとない虚しさを覚えた。

A×Bに対する愛がひとつも残ってないことにようやく気づいたからだ。罪悪感で苦しくて涙が出た。

つのまに最初に繋がっていたA×Bが好きな相互さんは垢消ししてたり放置垢になってたりした。

はいつのまにか孤独になっていた。

そして私の寂しいA×B人生に終止符を打つかのように、C×Bの中でも大手の5万桁(5桁です間違っちゃったごめんね)フォロワーを持つ絵師が「A×Bって苦手なんですよね」と呟いた。

甘よくばその5桁絵師と繋がりたいと思っていた私は崖から突き落とされた気分だった。おもしろいことに、その発言と同時にドッとフォロワーが減ったのも笑えた。さすが5桁絵師。私もあなたのようになりたかった。

とりあえず私はTwitterをやめて、原作を何度も読み返し、最初の頃の気持ちを思い出そうと思う。

でもそしたらまた漫画を描いてしまうだろう。自分が何より好きなAとBの愛の物語を、やっぱり描きたいのだ。

もし描いた時、その時は同じことを繰り返さないよう気をつけていきたい。

2021-02-23

アクティビストの方々はもっと小木さんの話を聞くべきだった

自己紹介すると、私自身はフェミズムに共鳴していて、深夜ラジオをよく聞く。例のクラブハウスを聞いたが、あまりにもひどかったので発信します。

ちなみにこれをしたためていたらすでに同じことを指摘した文章(https://www.tyoshiki.com/entry/2021/02/18/092233)が公開されていて、わかるわかる!と思った。

でも私も私なりに発信させてください。

議論が下手すぎ

まず聞いて真っ先に思ったのは、アクティビストの方々が仰りたいことはめちゃくちゃよくわかるのだが、彼らの話があっちこっちに流れていて聞きにくく、もう少しコンパクトに話せばいいのにと思った。ラジオだったら途中で聴くのやめてる。


これはトーンポリシングではなく(口調の話を批判しているわけではない)、単に話の要点がズレまくっていて、対話がまったくできていないという話である

森さんの差別発言とか岡村さんの発言にどう思うかとか、まったく関係ない。小木さんの界隈の温度感がどうかというのも関係ない。知りたければ小木さん自身がどう思っていたかを聞けばいい話だ。

子どもがいくつまで父と入浴するかの話をするとき条約の話とか、マジで対話する気はあるのか。フランスがどうとか関係ない、家庭によるのは当たり前。


どんどん話を広げて小木さんの話に専門家はどうしてラジオに出てこないかとか、ちょっとそれはどうなんだ……と思った。いったい何の話をしたいのか、何の意図があってその話題をし始めたのか。

小木さんは活動家になる気はないと仰っていて(まあそうだろうな)、そうだと思うんですけど、って石川さんの返しとか意味がわからない。そうだと思うならなぜそんな提案をしたんだ……何の話をしてんの?

終始、小木さんの話はだれも聴いておらず、自分の主張をするだけである。そりゃ攻撃的って思うよね。


たかまつさんはトーンポリシングの話をしていたのだが、トーンポリシング以前の問題、誰も小木さんの話を聞いてない。持論だけ展開してる。

優しくしろ、じゃなくて話を聞け。議論をするうえで当たり前でしょ。なんでだれも強く注意しないんだ。ツイッターアクティビストの方々は小木さんに寄り添ってたと擁護していた方もいたが、どこがだ……と絶句した。


深夜ラジオ公共性

アクティビストの方々は深夜ラジオ継続的に聞いたことがあるのだろうか。深夜ラジオリスナーとの関係性がかなり深い。テレビで言えない裏話とか、本音(もちろんラジオでさえ本音ではないとは思いますが、テレビよりは本音に近いところ)を吐露する場なのであるラジオは本当に秘密基地みたいなところなのだ


ただですね、もちろんラジオ公共電波なので、普段聞いているリスナー以外ももちろん聞こうと思えば聞ける。書き起こしされた記事も書かれる。アクティビストの方々(勝部さん)は、「書き起こしされたもの事実なんですよね?」と何度も壊れたように繰り返していたが、ラジオと書き起こし記事マジで違うんですよね。今回のことに限らず、私は自分が聞いているラジオの書き起こし記事を読んだことがあるが、マジでびっくりするくらいニュアンスが違う。確かに書き起こされた通りのことを言っているのだが、話の流れとかもあってそこはもっとさらっと話していたのになーとか思うのに、書き起こしされると全文が同じ抑揚でつーーーっと伝わってきて印象がまったく変わってくる。そして芸人はよくそのことに苦言を呈している。


結構マジで信じがたい切り取りをしたりニュアンスを変えたりする記事もある。勝部さんは「発信する側に責任がある」と言っていたがそれは無理な話だ。それを前提にしていたら何もしゃべれない。そのくらい結構な捻じ曲げ記事が書かれる。アクティビストの方々も一度そういう明らかに悪意で書かれたとしか思えない記事を読んでみたらいい。音源を聴いたうえで。


家庭のことをラジオで話すということ

小木さんは家庭の問題なのに虐待とか勝手に言われて……と仰っていたのだが、そもそも家庭の話を深夜ラジオを話すのはどうなのかという問題がある。


深夜ラジオパーソナリティ日常面白おかしく脚色して話す深夜の遊び場だ。だから芸人さんの日常の一部に入っている「家族」というのがラジオネタに入ってくるのは普通のことだ。そして、芸人さんの配偶者は、「芸人の妻になったからには仕方ない」と腹をくくっておられると思う。一般人なのにラジオ出演される方もいらっしゃってリスナーとしてはこんなに楽しませてくださって……と頭が上がらない(そしてめちゃくちゃ面白くてすごい)。日常を切り売りすることがどれほど大変かと想像もできない。


しかし、芸人さんの子どもは「芸人の子ども」を選んで生まれてきたわけではない。だから、言ってみれば同意がないわけである。ほかの芸人さんのラジオでも子どもはいじらないことにする、と宣言したものもあり、すばらしい姿勢だなと思った。

からまあ、まずそもそも子どもの話をするとき同意がないわけだから結構慎重になる必要はあるだろうなとは思う(するなという意味ではないですよ)。


そのうえで内容の話に入ろう。元の音源しっかり聞いてから書きたかったけどどっちも音源が見つからなかった。なので残念ながら切り取り記事に基づいて話さざるを得ない。

からしかしたら音源を聞いたらまた印象が変わるかもしれません。

2019年4月11日発言と、2015年9月17日発言だそうだ。わりと前だな。


二次性徴に触れた点-2019年4月11日

記事URLhttp://sekasuu.com/blog-entry-26015.html


父と10歳の娘が風呂に入るのはまあ普通にある。というかそこの是非なんて論じるつもりはない。そんなもん家庭によるし、他人ジャッジすることじゃないので。

ただ、胸が膨らみ始めていることを言ったのはまずかったと思う。女にとって胸が膨らみ始めた、生理がきた、下の毛が生え始めた、とかそういう第二次性徴マジで言われたくない。普通に絶縁モノだ。


このへんは男女の違いあるよな~と思う。男の子ってわりとチン毛生えた生えないみたいな話を普通しません?生えてないことをいじったり。

個人的にそういう第二次性徴いじりは男女関わらずまじでやめたほうがいいし、男の子の間でもそういうのなくなってほしいと思うけど、たぶんそういう文化で育った男性には第二次性徴について他人に言われる嫌さ加減が理解できないのではないかと思う。


親に第二次性徴を言われることにどれほどの嫌悪感があるかを伝えるのにもっと適当なのは、たぶん包茎ではないかなと思い至った。

芸能人である自分母親ラジオで「うちの子どもが真性包茎でさ~」みたいなこと言われたらマジで勝手なこと言ってんだふざけんなと思うのではないか

(本当は精通オカズ勝手バラされるとかがちゃん比較されていていいのだが、精通オカズよりも包茎のほうがよりつらい気がするけどどうですか)


虐待かどうかはともかく、身体的なことは外で言われたくないんですよ。人に知られたくないプライベートな話なので。


娘に可愛くないと言った(とされる)点-2015年9月17日

記事URLhttps://1yomeblo.com/ogi-wife-busu/


まず言いたいのは2015年ってめちゃくちゃ前だな……ということだ。2015年深夜ラジオゴリゴリ女性差別発言はされていたと思う。

から容認するというわけではないのだが、年が経てば社会は変わるし、人々の意識も変わる。まだ今よりは遅れていたころの発言だということは留意されたい。

勝部さんも2011年ツイートを掘り起こされているのを見るが、あれだって過去はああいう人だったのか……と過去発言ドン引きしますが、勝部さんの今の活動否定する気にはならないし。

人って成長するもんなのに、過去の掘り出してっていうのはちょっとな~と思う。


とはいえ小木さんは芸能人なので過去発言を掘り出されてしまうことは残念ながらある。そのうえで見ていく。


たぶんですけど、これゴッドタンとか見ていても思うのだが、何となく分不相応を叩く、いじるという雰囲気芸人の間にあるのでは?という感じがする。

NON STYLE井上さんとかアシメにしていたけど、ゴリゴリにいじられていましたね。で、それが笑いになっていた。

ブランド物のバッグを持ってみたらめっちゃいじられたからすぐ2万のバッグ持ったら誰にも何にもいわれなかったというエピソードを話していた芸人もいた。


アクティビストの方々からすれば、誰が何を持っていてもいいじゃない、自分のことをかっこいいと思ってもいいじゃないということなのだろうし、それは賛同する。

ちいちいじらないと会話できないのは面倒だよなと思うし。何か他人に引っ掛かりを見つけてやろうという態度はだるい

(ただまあ、井上さんみたいなひとはいじられを待っていると思うのでその辺の線引きはアレですけど。だからこのへんて芸人かどうかの違いも大きいんだろうな)


可愛いのに自分のこと可愛いと思ってない女は最高」という矢作さんの思考は最悪すぎて驚くし、奥さんにブスブス言ってる小木さんの感じも(それを奈歩さんが許していても)傍から見ていて笑えない。

(ちなみに結構少なくなってきたけど、たまにバラエティとかで見るブスいじり、デブいじりもまったく笑えない)


これたぶん時代の過渡期で生まれ認識の違いなのだろうなと思う。

小木さんの言ったことって、分不相応(と”勝手に”人に判断される)ことをやっていると出る杭は打たれる方式で叩かれるから、叩かれないように謙虚にいてくれ、「わきまえ」たほうがお前にとってもいいということなのだろう。

小木さんの時代はそのほうが生きやすかったんだろうなと思う。何も自己肯定感を低くさせてやろうと思ってしてるわけじゃない。娘が「調子に乗って」叩かれないようにということであって、特に悪気がないんだろうなと思う(だからって擁護できるわけじゃないけど)。


でも、これから時代は違う。

自己肯定をしていく。他人ジャッジさせない。だから自分のことを可愛いと思うなという教育方針批判される。そのほうがみんなが楽しく自由に生きやすくなれる。調子に乗る?上等だ!という時代だ。

いじって、出る杭を打ってくるやつらなんか気にしない、うるせーーー好きに生きさせろ!って蹴散らしていく。そういう時代である

りゅうちぇるこちゃん夫婦みたいにお化粧して好きな服着て、それをいじられに使うことなく楽しそうに生きている姿、本当に希望をもらえる。化粧をしてみたい男性だってきっとそこそこいるだろう。シミだって隠せるんだよ!

たぶんこのへんの、時代の違いなのだということは小木さんにまったく伝わっていなかった。本当に残念だ。小木さんはたぶん、なんで批判されているかまったくわかってなさそうだった。


※ちなみにぺこ&りゅうちぇるブレイクしたのは2015年だそうだ。彼らが出た当初は奇異な目で見られていたと思うので、それひとつとっても2015年と今では状況が違うのがわかる。


たかまつさんの言葉

たかまつさんのnoteが公開され(https://note.com/takamatsunana/n/nb1ae53a18af9)、これまた大炎上したわけだが、トーンポリシング問題にしたのがよくなかった。

トーンポリシングというのはトーンポリシングだ、なんてお粗末な話である

それ以前に相手の話を聞く、という当たり前の議論マナーがまったくなされておらず、関係ない話を延々していたのがだめだったのだ。


ただし、たかまつさんが言っていた小木さんにわかってもらえたらよかったのにという話、あれはまったくその通りだ。

町田さんが自分たちは分かる人同士で手を取り合えればそれでいいと言っていたが、そりゃまあそれも大事なんですけど、インフルエンサー男性フェミニズムを理解してくれて発信してくれたら、そんなに心強いことはないだろう。

小木さんがバイキングのようなゴリゴリ女性差別がまかり通っている番組フェミニストとして発言してくれるようになったら、社会はまた一歩いい方向に進むかもしれない。今回のクラブハウスはそのチャンスを逃した。

フェミニストはめんどくせえやつらという認識がある社会だが(この間の水ダウのフェミニストのいじり方見てもそういう意識あるんだなとつくづく思う、あれはらわた煮えくりかえりそうだった)、「あのひとたち意外と話聞いてくれてわかってくれて」って小木さんがラジオなんかで話してくれたらと思わないか


フェミニズムを理解してもらうためにわざわざ優しく話す必要はまったくない。

「うんうん、○○さんの言いたいこともわかります。そう思っちゃうのもしょうがないと思うんですけど、でもね」なんてまどろっこしい話し方してたら社会は変わらない。

怒りを表明して社会を変えてきた先達のことも心からリスペクトする。


言ってもわからん人に話す必要もない。森さんがフェミニズムを理解することはおそらく死ぬまでない。亀井さん理解することもたぶんない。

でも小木さんは話を聞いてくれそうだったじゃないか。そのチャンスをふいにしてほしくなかった。

相手の話を最後まで聞く。そんなの当たり前のことだ。それもしないのに活動家って…心底がっかりした。


私は細々と男女差別おかしいところをツイッターで発信したり、男友達としゃべってておかしいなっておもうところを指摘したり、その程度しかできない。活動家じゃない、そのへんにいる普通の女だからだ。

活動家と名乗り、社会を変えようとしてくれるならば、フェミニストの先頭を走っているのならば、同じフェミニストに「そりゃないよ……」と思われないようにしてほしい。

私も細々と頑張る。だから活動家の皆さんも頑張ってください。

2021-02-21

anond:20210221195053

美人じゃなくてもいいけどブスはキツいよな。やっぱり異性として認識しづらいし、周囲から「こいつブスで妥協したんだなw」って思われるの想像するとはらわた煮えかえる。そんなこと思う自分は最低だなと思うけど、思ってしまものは仕方ない

2021-02-19

anond:20210219124144

小学6年生っていうセンシティブな時期にちんちんが痒くてどうしようもなくなって泌尿器科母親と行ったんだけど

看護師さんとか母親がいる前で「汚い手でペニスを触らないようにしましょう」って言われて汚れた手でオナニーしたことをばらされてしまって以来ぼくは医者が憎いよ

憎んでも憎んでも煮込みきれないくらいに憎い

思い出すだけではらわたが煮えくり返る

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