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はてなキーワード: 描写とは

2024-05-30

様子のおかし日本って笑い話にもなるけど、「あ〜、この人ら真面目に日本描写する気ねぇんだな」って冷める

ノートルダム大聖堂にはリスペクトあるけど、日本建築物にはリスペクトないんだ

下に見てんだなって

anond:20240530125321

それを典型例のように提示するのはチェリーピッキングでは?

個人的に今回の炎上の発端と感じた「正方形の畳」への言及だけど、

これとか1,500万インプレッションと君の提示した指摘の10倍ほどバズってるぜ。

https://x.com/Dehya_is_Goddes/status/1792108322084237693

  

それに、エアプで騒いじゃ駄目だという法もなかろう。

前述した通り公式アンバサダーになったゲームさんぽのアサクリオデッセイ回が150万視聴されているわけで、

そういう歴史的評価されているという伝聞をむしろ利用しているのが開発側なんでしょ。

で、君の提示した勘違いはともかく、過去評価されていたことと、

トレイラーでお出しされた描写ヤバいことは確かなわけで、正当な批判でしょうよ。

前々から気になっていた「からかい上手の高木さん」の一巻を読んだ

追記

定期的に「からかい上手だと思っているのは高木さんだけで、西片くんは実は本気で嫌がっている」 「高木さんの“いじめ”のせいで西片くんが自殺する」というようなネタを書く人がいるので

この二人は大人になったら結婚することが確定していると聞いたけどそれがフォローにならないくらい読者にとって不快な“からかい”をしているのか?

西片くんに何のメリットもない一方的いじめのような描写があるのか?ヒロインいじめ殺人加害者のように扱う正当性が作中にあるのか?と気になっており、

サンデーアプリを入れていることを思い出し一巻分が無料だったのでとりあえず読んでみたという次第である

追記終わり)


ヒロイン高木さんが同じクラス西片くんにした「からかい」がこち


・びっくり箱で脅かしてこようとする西片の思惑を読み、先にびっくり箱を仕掛けて驚かせる

・ 「消しゴムに好きな子名前を書いて使い切ると両想いになれる」というおまじないの話をした後に自分消しゴム放置して席を立つ

西片勝手消しゴムを見ることを見越してあらかじめ「ろうかみろ」と書いておき、廊下で待機して西片翻弄させて楽しむ

プール時間生理で休んでいるふりをして、自分を気遣ってあたふたする西片を見て楽しむ

・実は体調不良でもなんでもなくて体に巻いていたタオルを脱ぎスク水になり西片をドキドキさせる、手の怪我見学していた西片に「怪我が治ったら一緒に泳ごう」と言ってさらにドキドキさせる

・授業中に変顔で笑わせようとしてくる西片にまったく動揺せず、逆に鏡を向けて西片を噴き出させる

最近筋トレを始めた西片に「たくましくなった」 「かっこよくなった」と本心から言って顔を真っ赤にさせる

西片の飲みかけの缶ジュースに躊躇なく口をつけて動揺させる

・空き缶投げ対決で西片が勝ったらファーストキスをあげると言ってドキドキさせる

自分たち以外に誰もいない教室カーテンに隠れて驚かせる

・雨の日、傘を忘れたことを理由ひとつの傘を使い一緒に帰る。大きなカエルを手でわしづかみにして近づけてくる西片にまったく怯まず、それどころか相合傘をしていることを強く意識させてドキドキさせる

・授業中に優しく微笑んでドキドキさせる

・耳元で西片が好きだよと言う


これで「いじめがーー!」とか「西片自殺したらどうするんだーー!!」とか言う奴ら本当になんなの

ただのバカップルのいちゃいちゃ

どこにトラウマ刺激される要素があるんだ?どこがいじめなんだよ

中学高校の時に女子からファーストキスあげるよ」とか言われたことあるの?それがトラウマなの?人生で一度もそんなこと言われたことないくせに?

からかい」っていうワードしか見てないだろ……

からかい」というワードクラスいじめっ子から不細工」 「デブ」 「臭い」 「キモい」と嘲笑されたトラウマがー!!って高木さんそんなこと言ってないのに知らんがなすぎる

無自覚両想いの可愛い女の子に耳元で好きと言われる」を「仲良くもないしもちろん好きでもない粗暴なヤンキー男に絡まれ暴言暴行窃盗被害に遭った」に変換しないでもらえるか

無自覚両想いの可愛い女の子に耳元で好きと言われる漫画」を「仲良くもないしもちろん好きでもない粗暴なヤンキー男に絡まれ暴言暴行窃盗被害に遭うことをコメディチックに描いて矮小化したり肯定したりいじめを推奨する漫画」に変換しないでもらえるか

ついでに高木さんと西片結婚して子どもができますっていう続編?おまけ漫画?を作者が描いてるっていう話も漫画好きだったら読んでなくても知ってる人は知ってるだろうし

第一話で高木さんは「ろうかみろ」の裏に「西片」って描いてあるからあっこの子は好きな子ちょっかい出してるんだなって速攻で分かるようになってるし

他の話でも西片学校にいないとつまらなさそうにしてるとか嘘をつかないとかモノローグももうほぼ好きって言っちゃってるし

あんな顔真っ赤にしてる西片が何で「本当は自殺するくらい心を病んでいる、嫌がっている」って決めつけるんだろう?

自殺云々の話をする奴は「原作と違い西片くんは照れ顔を見せることな顔面を蒼白にして嫌がっているif」や「高木さんが西片を好きではなく悪意に満ちた表情で中傷してくるif」の話じゃなくて本編軸でそうかのような言い方をしていることが多いように感じる

障害によっては表情を読むのが苦手な特性があるっていうけどこれは漫画キャラに対してもそうなんだろうか?「照れている」表現が分からないんだろうか?鬼滅みたいになんでもかんでも台詞で全部説明されないと理解できないんだろうか?

それとも「この絵は高木さんのフィルターを通しているだけで本当はもっと口を歪めたりして醜悪な顔つきで嘲笑しているんだ!」と勝手に思い込んでしまうんだろうか?

西片のことが好きな高木さんがふんわりとした笑顔で「かっこよくなったよ」と言う場面があったよ、という話を挙げてもそのページを実際に見せても

勝手に読者諸君実体験に置き換えられ、

彼氏持ちの派手な女が同じようなヤンキー女子を引き連れ、怯える西片を取り囲み、「てかさあw西片ってw……プププwかっこよくなったよね……」 「ぎゃはははは!!!!ありえねー!!www」 「あーもうマジ最悪~!www」 「頑張ったねw次の罰ゲーム何にする~?www」って言うだけ言って去っていった”、

そんな場面が描かれたことにされてしまうんだろうか

西片西片でいつも高木さんにやり返してやろうと思ってるし、ツレションしながら気さくに喋れる男友達もいる描写があるのに「いじめられっ子でぼっちで不潔で気弱で泣き寝入りするしかない低スぺ男子」だと思い込んでしまうんだろうか


この際高木さんがどうとかは関係がなくて

ろくに読みもしないのにタイトル等ほんの一部だけ見て勝手不安を刺激されて

ありもしない展開に怯え、漫画家を反社会的人間扱いして糾弾しようとするみたいなの多くない?

漫画アニメじゃなくてもあると思う、「学校で行われる健康診断」って聞いて自分子どもの頃の昭和時代に雑に全裸整列させられてたトラウマを想起したおばさんが心の傷を癒すため、今の色々配慮された健康診断をなくそうとする活動してるとか……)

共感力が高くて思慮深い人間だと思ってそうだけどそれは「認知の歪み」とか「自他境界がない」とかいうやつじゃないんだろうか

どれだけ作者がヘイトコントロールに気を使ってもまともに読んでない奴や病院行った方がいいレベル精神障害者に描いてもいないことで正義棒で叩かれ筆を折られそうになるなんてたまったものじゃないな

anond:20240530091722

ジワジワ脅威や恐怖が迫る描写のものに気をつかえばいいじゃない、ネタプロットじゃなくてさ

2024-05-29

こんにちは腐女子ちゃんだよ。過疎カプだけど楽しく小説を書いてるの。

でもね、pixivに新しく投稿された別の人の小説でね、すごいブチギレちゃって。

お話聞いて欲しいんだ。

その投稿されたやつはすけべな小説だったんだ。背面座位ってまず本文中に書いてあったの。

わかるかな、背面座位

座った攻めの股ぐらに受けを乗せるイメージをしてくれたらいいよ。攻めも受けも向いてる方向は同じね。向き合ってるのは対面座位だから

でね、背面座位なのに、乳首を舐めちゃうの。

わかるかな、攻めの胸腹と受けの背中がくっついてる状態なのに攻めが受けの乳首舐めちゃうの。

無理じゃない?ねえ体勢的にどうやっても舐められなくない?

しかもね、受けがその状態からアナルちんこが入っていく様子を見てるって書いてあるの。

わかるかな、肛門ってもう頭と反対側にあるの。頭が日本ならアナルブラジルなの。

試してみて欲しいんだけど、大股に開いて膝立ちした状態でさ、視線だけ下げてさ、自分のケツ穴見える?

見えないの。体半分に折り曲げても自分の尻穴はなかなか見えないの。鏡使ってようやくなの。

それでね、行為を終わらせて、受けが攻めの背中にもたれかかるってあったの。

本文中で体位変えたって書いてないの。

思い出して欲しいんだけど、二人は背面座位なの。攻めの前身に受けの後身が向き合ってるの。攻めの背中はがら空きなの。

無理じゃない?攻めの背中に受けがもたれ掛かるの。受けは攻めに背中を凭れ掛けさせたならわかるの。読み間違えたのかなって思ったけど何回読んでも攻めの背中に受けが凭れ掛かったって書いてあるの。どうやって??????

でね、そんな状態なのにいいねは押してあるの。

書いてるのも読んでるのも文盲なの????????????お前らよくこんな破綻しかしてない小説読んでいいねとか思えたな??????

書いてる側は読み返さなかったの????頭の中で何も想像せずに書きたいこと並べただけか???

あと攻めキャラの口調が原作と違いすぎる上に潤滑油が何も無い空間から出てくるしマジでなんなの???????????????荷物漁って取り出す描写も書けよどこから出てきて何で出来た潤滑油なんだよそれ!!!!!!

絵が描けないか小説書いてみました系か?????だとしても小説バカにしすぎじゃないか????????????

ブチブチブーチギレ! あーあ

anond:20240529221305

SFは良いよね

あなたの人生の物語」が好きだけど、映画版だと変に感動ストーリーに仕立てられすぎて、原作淡々さがなかったのが残念

三体は久々に文章で脈が乱れるくらいのドキドキを味わえたね

特に船を切断する描写はすごかった

死神永生は超高度文明によって崩壊させられる地球文明から、打って変わって宇宙の熱的死のような静かな文章になる所が良かった

ちなみに俺は地方自称進学校から早稲田大学法学部に進学してメガバンクで働いてるよ

2024-05-28

anond:20240528215946

ガレージ251の熟女描写にはかなりの拒否感をおぼえたワイくんであったやで

なんか最近映画を線で観られるようになってきた気がする。

今までは点だった。

この仕草が特徴的だな。

これはアレのオマージュだな。

ここのアクションがかっこいい。

この台詞は中々のパンチラインだ。

という「ここ好きポイント」的なのを拾い集めつつ、なんとなくあー面白かった。で終わってた。全体を通してのテーマをざっくりと汲み取るくらいの事はしていたと思うけど。

画面上で今何が起こっているのか分からなくなる事が度々あったのはそのせいだと思う。

例えばスパイ映画で何かしらの工作を行ってるシーンで、それ単体なら何を目的としているのかは分かるんだけど、今作のミッション達成の過程としてはどんな意味があるんだっけ、となる事が割りとあった。その疑問を残したまま次に進むと更に疑問がこんがらがるし、雰囲気だけでクライマックスを感じるままになんか終わってた、なんて事もあった。

最近は個々の描写を拾うにしても、それが全体の中でどういう意味合いを持つのかをあんまり意識せずとも受け取れるようになってきた。

この言動にはこいつの人物像が現れているなあ。で終わりじゃなく、それが物語の中をどう引っ張っていくのかまでが見えてくる。シーン同士の繋がりだとか対比も意識していると、より映画の芯が鮮明に浮き上がってくる。

じゃあガキの頃にスターウォーズ観てライトセーバー振り回すシーンでばっかりを喜んでたのに比べて映画をより楽しめているかと言ったら、別にそんな事もない気がする。

原初映画体験の感動も薄れてきてボーっと観るのもちょっと飽きてきたなあという所から、またリセットというか昔の感動まで引き戻されたくらいの感覚だ。

あと琴線に触れるような作品もそのテーマは元々自分の中での関心事ばかりで、新しい発見を得るというよりは結局自分にとって大事なことの再確認に留まってるような気もする。

でもやっぱ映画はいいね

ガールズバンドクライ見たけどそんなおもろいか

今期アニメガールズバンドクライというのがある。

最初3Dということでなんとなく敬遠していたのだが、自称硬派アニメオタクたちが大絶賛していたようなので、最新話まで見てみた。

率直な感想として、そんな絶賛するほど面白いか?という感じ。

まだ8話の段階で評価するのは早すぎる、って言うのはごめん。それはその通りだと思う。

いや、もちろんつまらなくはない。

3~4話くらいまでの感情の変化は面白かった。曲も良いし3Dもめちゃくちゃ綺麗で新鮮だ。

あと、見せたいのはメンバー間の素直な感情のぶつかり合いなんだろうけど、単に俺がそういうアニメにそんなに惹かれない、ってのはあるかもしれない。

以下適当感想羅列する。

##バンド活動商業的にとんとん拍子すぎ。

これがいちばん引っかかった。

資金調達なども苦労してるように見えない。ライブやグッズ、衣装を当たり前のように用意しているようだが、その金はどこから

特に歌の能力に関する描写のない主人公高校だけバンドやっていたというスバル、元有名バンドを脱退した桃香、あとなんか有名な6話から出てきた2人

メンツで、事務所マネージャーなども無しに、とんとん拍子に人気が出るようになっていくのかわからない。

→仮に「桃香ネームバリュー」と反論されるとしたら、「それ、アニメとして意義ある?」となる

→仮に「主人公の歌への感情のこもり方が心に響くから」と反論されるとしたら、もう少し抽象化すると「虐めや過干渉被害者=歌で人を説得できる才能の持ち主」、という主張になってしまう。浅くても良いので、例えばせめて歌うことは昔から好きだった、とか納得のいく前提が欲しい。

→仮に「そこが見せたいところではないので省いている」「アイドルアニメなんてそんなもん」と反論されるとしたら、まあ理解はできる。でも、アイカツラブライブみたいな明らかな2次元に閉じた作品ではなく、3Dかつ実在する要素を多数入れたリアリティっぽいアニメで、ダイヤモンドダストに勝ちたいというのが主人公桃香対立構造の中心にあるのであれば、(メンバー間でのいざこざはあれど)「あ、そこはリアリティ無しにとんとん拍子で上り詰めて行っちゃうんだ〜」とは違和感あった。

##主人公が、ルパと智に対してたった1〜2話で距離詰めすぎ。人見知り設定はどこに行った?

すばるに対しては最初はかなり拗らせていてまるまる一話使ってその心情変化を描いていた。

・一方、後から出てきた2人は6話から出てきたのに、その人見知り設定が放ったらかしに。あれ?克服した描写あったっけ?

挙げ句の果てに、なぜ古くからバンドメンバー並みの距離感になっていて不自然いくらなんでもそうなるか?というのが率直な感想

##要所でのライン超えの行動

ミーム化を狙ってるのか知らないけど見ていてキツい行動がそこそこ出てきて恥ずかしくなる。

・2話か3話でライトを振り回してたけどちょっとドン引きした。

居酒屋飲み物掛け合ってるのヤバすぎ、店で大声出しすぎ、誰か注意しろ、家か楽屋でやれ。

トラックの前に急に飛び出すのマジでやめろ、危なすぎ。

もちろん、全部あくま偏屈な俺の意見なので、ガルラファンがこれ見てたら好きに反論してくれ。

2024-05-27

漫画アニメの「エロ」が別にエロみえない(時がある)

 30代男性ストレート特に性嫌悪などはない普通の人。

 

 昨今漫画アニメエロ表現が過剰に露出していると言われる。それは個人的にもなんとなくわかる。

 十数年ほど?前、「ふたりはプリキュア」をGoogle検索すると「ふた◯りプリキュア」がサジェストに出てきてしまうという事実を知った時は、子を持つ親として戦慄した。(ちなみに、増田はふた◯りにはまったく興味がなく、検索なんてしたことがないことは一応念を押しておく。)

 インターネットコミケ18禁同人誌児童書が横並びに並んでいるような空間なので、ちょっと目線を横に振るだけでとんでもないものが飛び込んできてしま危険性がある。そういう場で、自分を含めてオタクコミュニティ人間が、「ここはもともと俺らの縄張り」と野方図に振舞うのは傲慢だろう。

 「もともと」で言えば、学術研究のためのシステムなのだから、と混ぜっ返すことも出来る。

 

 閑話休題

 上の例のような「セックス」を直接的/間接的に表現することに問題があるのはわかるのだが、ただ「露出の多いキャラクター」のようなデザイン問題には、個人的いまいちピンと来ないところがある。

 例えば「水着を来た少女」のグラビア写真のような構図のもの。これは非常に表現が難しいが、卑猥だと感じるものとそうでないものがある。

 単に水着デザインや構図そのもの問題だけでなく、「アニメキャラ(派手な髪の色、極端なプロポーションデフォルメ)」が着てると別に違和感がない、という着こなしの問題もあると思う。

 現実人間で考えても、髪やメイクバッチリ決めたモデルのような女性が着ている場合と、こどものようなアイドルにお仕着せしている場合では、同じデザイン水着でもまったく印象が違うのは普通だと思う。

 そういう点でいうと、アニメ漫画デフォルメの強いキャラクターがある程度露出の多い格好をしていても、「変なデザインだな」と思うことはあっても、卑猥だと興奮したり嫌悪感を覚えたりすることは個人的には少ない。

 もちろん、度を超したものには辟易することがある。特にこのごろは人間の骨格のデフォルメというレベルを超えたようなプロポーション性的な魅力を強調されたイラストを以前より頻繁に見かける印象があり、デザインのための解剖学を学んだ立場としては違和感を拭えない。

 

 一方で、世の中ではまったく規制されるべき表現とはされないが、個人的には苦手で仕方ないものがある。

 表情の描き方だ。

 これもまた非常に表現が難しいが、目の焦点が虚ろな(多く寄り目がちな)、まるで薬物中毒者のような表情のキャラクター絵がとにかく苦手だ。

 いわゆる「アヘ顔」に近いのだと思うが、こういう描き方が性的目的表現を越えて、一般漫画で「魅力的な顔」を表現するのに使われているのをみると背筋がぞくぞくしてなんともいたたまれない気分になる。(余談だが、これは言うまでもなく成人向け同人誌ありがちな表現の影響によるものだろう。)

 個々の漫画攻撃するつもりはないが、最近見かけた(より微妙な)例で言うと、「税金で買った本」という漫画が、一般向けのお仕事漫画のような内容でありながら、癖の強い表情の描き方で受け付けない。

 この作品特に上げるのは、「下手ではない」ということは確実にわかからだ。デッサンも仕上げもハイレベルで、絵がとても上手い。ファンも多いのだろう。しかし、その技術力を使って追及している絵の魅力の方向性が、何か作品物語、設定の方向性とズレているように感じる。

 まあ、それで売れている以上は、自分には合わなかったというだけの話なのだが、個人的にはこちらの方が、単なるデザイン露出問題よりも、上の「ふた◯りプリキュア」のようないたたまれなさに近いものを感じる。

 

 と突き詰めてみると、自分嫌悪感を感じるのは日常的ではない、普通恋人でもない人のそういう姿を見ないというような部分を露骨表現された時なのだろう。

 単なる水着(薄着)でバッチリ決めた人は、夏になればどこでも見られるし、人間というのはもともと裸なのだから、それだけでなんということはない。

 しかし、普通近しい人にしか見せないような性的な部分への言及や、媚びるような表情を描くのは「自重されるべき表現」と感じるし、そういう「描写」(言葉、表情、デフォルメによる強調)を一般的な表現のように持ち出されることが何より苦痛で仕方ない。(これこそ「ポルノ的」と言える表現の条件だと思う。)

 とかく「規制」というものはわかりやすく線を引きやすいところでされがちで、だからこそ肌の露出面積のような物理的に判断可能基準ばかりが先行しがちだが、そういう杓子定規処置人間の本当の苦痛を取り除くことは、どこまで行ってもないのではないかなあ。

今期アニメ感想

ガールズバンドクライ

脳内物質の分泌に問題を抱えた女の子たちの、衝動に任せた刹那的生活物語

公共の場暴力行為や罵り合い繰り返す彼女たちに対し、周りの大人は冷たい目を向けるだけで何もしようとしない。

おそらく、それが川崎らしさなのだろう。

社交性が欠落しやたらと攻撃的で、互いの事を何も説明しないせいですれ違っていく感じは、ある意味で実際のバンドマンらしさもある。

いまのところ話の進展はほぼないが、なぜか主人公たちのバンドは人気が高まりつつあるらしい。

その前に登場人物の誰かしらの預金残高が尽きる気がするのだが。

彼女たちが福祉につながれることを切に願う。

性格ピーキー登場人物キャットファイトさせることで、何か物語が進展しているように見せかける手際は、いかにも花田十輝らしい。

ただ、見せ場のために非現実的衝動的な行動をキャラクターに取らせる悪癖が、このアニメにおいては奇跡的にマッチしている。

最新話で、雨の中、軽トラの前に飛び出す主人公や、メジャーアーティストステージ衣装のまま楽屋から屋外に駆けてくるシーンは、

わず「そうはならんやろ」とモニターツッコミを入れてしまった。


怪獣8号

1話で切った。1話はよくできていたが、オリジナルストーリーで再スタートを切れなかったのは致命的失敗だろう。

ダンジョン飯(2クール

やたらと軽薄なOPが鼻につくが、相変わらずいいアニメ化。

原作に詰め込まれ小ネタキモになる部分を巧みに採用しつつ、映像化に際してテンポを落とさないようにチューニングされている。

カットされているセリフが聞きたかった、と思うことはしばしばあるが、大きな不満はまったく無い。

「今期の覇権アニメ」といった刹那的ポジションではなく、耐用年数が長く何度も見返せる作品意識しているのだろうか。

映像化に際してかなりの準備期間・制作期間をもって作られているらしいところがあるので、

3クール目がまだまだ先になるのでは無いか懸念している。できれば、迫力のある絵で劇場でやってほしい。

ゆるきゃん△ SEASON3

制作会社が変わったせいか、どうも会話のテンポ感にハマりきらないところがある。

パッと見は作画が変わったくらいで、劇伴声優はこれまでと変わらないだけに、この「ハマらなさ」がどこから来るのかがよく分からない。

しかに、原作でもこのあたりの話は間延びしている感じはあったのだが、広角レンズを使った大コマの迫力があるぶんあまり気にならなかった。

アニメ場合、広角のシーンでもパンが振られていたり、キャラクターが動いているせいで逆に安っぽく見えるときがある。

視覚のすごみに欠けるせいで、見せ場となるシーンが単なる長回しになってしまい、テンポが悪く感じられるのかも。

予断だが、賛否両論あった映画オリジナルストーリーは、個人的には大好きです。本編に影響がない未来の話だし、あれくらいやったほうがよい。

冬のオフィスに出社したときのひんやりとした空気感などがよく伝わってきたところが良かった。

3期は、キャラクターに「寒い」と言わせなければ寒さが伝わってこないような感じがある。いちゃもんっぽい批判ですが。

狼と香辛料

前回のアニメ化は1話しか見ていないので、話も含めて実質初見視聴。

概ね楽しく見ているが、街の風景旅路宿屋酒場の描画が、全て同じに見える。リアリティが無いというか、生活感を感じられない点がちょっと気になる。

もっとも、この作品面白さは何と言っても会話劇にあるから、背景の描き込みはほとんど気にならない。

主役の二人はもちろん、モブも交えた会話でも、小粋なセリフ回しで心地がよい。セリフのものの魅力に、声優のバフがかかっている感じ。

この作品なら、動くアニメではなくて、朗読劇や舞台で見ても面白そう。

忘却バッテリー

原作未読で、アニメ初見。さすが横手美智子とうなる軽妙な脚本宮野の当て書きじゃねえか、とツッコミを入れたくなるくらい、宮野がハマっている。

記憶喪失人物を通じて、野球という題材の汗臭さや泥臭さをメタネタにしつつも、

当事者たちが取り込まれるある種の狂気も、野球経験者にも分かりやすく伝わってくる。

うっとうしいくらいのギャグが脳に残ったところで、登場人物シリアス過去もばっちりと魅せてくる。

過去編をしつこく感じさせない映像はいいですね。

ダンジョン飯もそうだが、このアニメキャラクター作画上の演技が細かくて見入ってしまう。

アクションシーンが長いのではなく、さりげなく差しまれる捕球のシーンなどの動きがよい。

グローブに球が収まるとき反動や、投げるときの重心移動の身体感覚が、視聴者自然に伝わってくる。

増田野球経験だが、バッティングセンターに行ってみたくなる。打てるのかな。

響け!ユーフォニアム

吹奏楽部を題材にした学園サスペンスものファムファタールに出てきそうな新キャラを交えて、陰湿さにもオーバードライブがかかっている。どう考えてもNHKの日曜夕方17時に放送していいアニメではない。なんとなくだが、売上の一部を不登校支援寄付などに回したほうがいいと思う。

要するに、そのくらい心理描写が細かいアニメだと思う。破綻の無い作画もさることながら、表情やカメラワークが良い。黒沢ともよは化け物。アニメ黒沢ともよの演技が凄すぎるせいで、この作品実写化できないんだと思う。

原作は未読だが、ねちっこい女性同士のからみにフォーカスして構成するあたりが花田十輝らしい。

それと、京アニキャラクターの演技ってやたらとわざとらしいよね。顔の前で手を合わせたり、わざとらしく頭を掻いたり。変に心理描写が細かいから、そういうアニメっぽい仕草が浮いて見える。

関係ないけど、井芹仁菜は北宇治高校ウジ虫と呼びそう。

新時代の扉(ネタバレは多分ない)

語彙が貧弱なのでただの書き散らし

文面おかしくても見逃して

初日に観た

全体としてはとても良かった

〇〇さんが思った以上に出番があったのにはビビった

主要キャラ年代が近いキャラだけかなーと思ってたところに通行人程度の映り具合ではあるが最推しを何度か目撃できたのは嬉しい誤算

主要キャラ描写カフェの扱いが物議を醸しているが彼女はこの映画の後からが本番であることから、そこはまあしょうがないんじゃないかなと思う

反面、各コンテンツの主役級ポジションで薄味だというのは最初最後スポットライトかも知れないっていうメディアコンテンツの現状を思うと妥当危惧だとも思う

補完が多いらしいノベライズに賭けろ

〇〇さんの話

ダービーを勝っても自分を信じ切れないポッケに前を向かせる為に一肌脱ぐのはマジで良かった

同時にスクリーンでそれは大丈夫かとドキドキもした

終盤も終盤、もう一人の「幻」とともにポッケに焚き付けられてもう一度、となったところは鼻がツーンとした

怪我をしようがピークを越えて落ちていこうが「燃え残ったなにかに火を点ける」ことが出来る誰かが居れば、ウマ娘はまた走りすことが出来る。最高かよ

これはゲームのチヨちゃんシナリオでもあったよね

おい見たか3期製作陣?

全体としてはとても良かった、点数でいうと100点満点中145点くらい

斉藤慎二のせいで−50点くらい

自分動画で「これと言ってジャングルポケット号に思い入れない」とか抜かすやつに出演させないで欲しかった

ウマ娘声優です」とか調子乗るし

あいつだけは本気で要らねえ

これは典型的婚活拗らせ女の思考

https://anond.hatelabo.jp/20240526080421

元増田です。

男か女か知らんけど、これは聞き捨てならないか反論する。

 

記事結婚相談所の話なんだけど、

女性から自分お見合い申し込みしてきて、

ホテルラウンジの高額なお茶代が男性負担であることを事前に知っていて

スペック年収学歴)はプロフを見れば一目瞭然で顔写真もあるのに

その状況で「ないなー」って思ったからお礼もしないのは当然って・・・

 

その考え、人としてどうかと思うわ!!!

お前、何様!!?

相談所にストーカーなんてあるか!実名も住所も全部運営は握ってるんだぞ。

 

ああ、そうですか…ハイスペイケメンじゃなくてすみませんねえ…。

てか、「ハイスペイケメンじゃない男はご馳走したお礼言われなくて当たり前」って言ってるのと同じなんだが…その自覚ある…?

それ、心で思ってる時点でアウトだと俺は思ってるよ。

てか、相談所のプロフ見れば分かるのに申し込んでくんなよ…。

 

これ、婚活バトルフィールド37っていう漫画赤城ユカの思考法まんまなんだよ。

ハイスペに目がない

ハイスペ以外は雑に扱う

性格に裏表ありすぎて職場の同僚から嫌われてる描写があるし、第一話なんてその性格故に男が寄って来ず、性格がクソだと言われてるだろ…。

 

これは相談所のベテランカウンセラーが言ってたガチの話だけど、条件だけ見て品定めするのは特に女性に多く大抵は難航・長期化し、成果を出せず退会していくんだってさ。

仮に交際成立しても関係構築できないんだって

婚活バトルフィールドのユカがタワマンパーティーハイスペに近づいて「年収いくらですか〜」って目をキラキラ輝かせて、相手が逃げていくシーンあるだろ。あれがそうだよ。

 

から赤城ユカは結婚できないし、結婚できない女性典型例の一つとして描かれつつ、青島と違って良い印象の描写がない。

 

婚活バトルフィールド37って本当によくできた漫画だと思ってる。人物描写が的確だよな。

昔の恋人に遊ばれてるだけなのに自分はそれに釣り合うモテる女の記憶のままでいる。

現実は違うのに、本来釣り合う男性を見下して切ってばかり。

 

 

ーーーーーー

んーーー、これは単に増田が半数以上の女性から相手にされなかったってことではないかな。

 

プロフィールで良いと思って会っても、生理的に無理だったり、話がつまらなかったりして「ないなー」って思ったら、愛想良くはしないし、アポの後のお礼LINEもしないのが普通じゃない

 

これって、自由恋愛だったらもっと顕著だと思うけど。

 

下手に愛想良くしてストーカーになられても困るし。

 

デート相手増田ではなくてハイスペイケメンだったら愛想も良くてお礼もしっかりしていた可能性はあるよね。

ーーーー

anond:20240526194514

別にいいけど、元増田腐女子でしょ?なんつーか、腐女子史観なんだよね。

ジビエネタもよかったし、作者がギャグシリアスバランスを体得した2~3巻あたりで跳ねたのはわかるけどね。

逆にいうとそのくらい初期からウケてた漫画だよ。ずっと注目作でしたよ。

文化的作品」という一面があるのはわかるし、大英博物館漫画展のアイキャッチになったのは確かにそういう理由があったのはわかるけど、

最初から最後まで文化的描写は多かった(優れていた)し、最初から最後までエンタメ作品だったよ。

読者の評価も、社会一般評価も「エンタメとして優れた作品」でしょ。

あの漫画を「(政治的に?)綺麗な漫画」だから評価する、してた人ってそもそもそんなにいたのかな?Twitterの一部だけじゃない?

大英博物館作品の持つある一面を評価した(抜き出した)」ことと「読者一般がその面を主眼に評価した」って全く別物だと思うよ。

 しかし、ここにきて大確変要素が加わる。プリンス鯉登、心に闇を抱えた尾形などの、圧倒的に乙女受けなキャラクターエピソードが増えたのだ。

まぁ~わからんでもないんだけどさ笑、それは誰目線の話よ。誰がよんだってあのあたりは面白いよ。

腐女子に受けたか作品としての評価確変した、みたいなこと本当にあるのかねぇ。そりゃグッズは売れたのかもしれないけど…。

ま、別にいいんだけどさ。大上段に語る割には目線がよってる気がしたので。

2024-05-26

Netflix忘却バッテリー

配信分までみた

 原作たまに見る

・視聴しててニチャつきがとまら

野球無知なのでかなりわかりやすく噛み砕いて頂いて助かります

原作野球軍隊感というかなんかエグさを適度に薄めて頂いて主人公達のドラマに集中比率まり飲み込みやすくて助かる エグさパート面白くて好きだけど情報量が多くなりすぎて己の今のコンテンツ消化能力にはちょっといけるか…?と思ってた

スポーツもの、動きが映える!

安心作成スタジオ様 クオリティもやけど男同士クソデカ感情描写安心感 

・視聴後各種SNS二次巡回しつつも「バッテリーの互いの感情について原作が最大手すぎて二次描くことがあるけど無い…」ってなった

[]ゴールデンカムイに見る長期連載漫画の受容の変遷

あんまり多く語られてないが、初期のゴールデンカムイは明らかに山賊ダイアリー」とかのジビエブームの流れに乗っていた。

公式切り抜きがネットミームになったり、そういうところから徐々に認知度が上がっていった作品だ。

今では評価が固まり過ぎて「多様性が」とか「歴史評価が」とか、批評的にお利口な語り口でばかりその魅力が語られるが、実際に初期から連載とその人気拡大を追っていると、ゴールデンカムイにはそれだけでない多様なフックと、それをタイミングよく引っ掛けるそれこそ漁師神業がふんだんに見られた。

ゴールデンカムイの受容(需要)の変遷をまとめることによって、長期連載漫画が当たるためにどれだけ多くの仕掛とチャンスを要するのか、改めて考えてみたい。

 

【連載開始】最初は古臭い冒険譚。世間の関心は薄い?(1〜2巻)

 2014年8月、連載始まる。 増田はこの頃はまだ読んでいない。

 

 1話ははっきり言って、刺さる人には刺さるのかも知れないが、古臭い冒険もの空気しか感じられない。

 「露助」と差別語を使う戦争帰りの主人公囚人を殺して皮を剥ぐ猟奇趣味。まだ頭身の高い美少女アシリパ

 一部のネクラには受けても、一般には忌避される湿っぽいダークさが作品を包む。

 キャラクターも、薄汚い囚人たちに、死をも恐れぬ兵隊、そのトップの怪人中尉と、マイナーさは否めない。

 

 しかし、連載数話目から、この漫画にはちょっとだけ流行の要素が入ってくる。「ジビエである

 当時は「山賊ダイアリー(2011〜2016)などの猟師ものが密かにブームを迎えていた。

 あるいは、同時期(2011〜2019)のメジャー作品として荒川弘の「銀の匙」など、「命をいただく」をテーマにした漫画も人気を博していた。

 ゴールデンカムイはこの流れに乗って、「冒険をしながら猟師生活を見せる」というストーリー構成で注目を集めていくことになる。

 

ミーム化する】アザラシ猟とオソマミーム(2巻〜)

 ニコニコ静画タイムスタンプによると、ゴールデンカムイ公式切り抜き漫画「アシ(リ)パごはん第一回が掲載されたのは、2015年1月となっている。

 初回は「リス」。可愛らしいリスの皮を剥き、ミンチにしていく様子がコミカルに描かれるシーンを作中から数ページ切り抜いて公開した公式の切り抜き漫画である

 これが、受けた。

 チタタプ、オソマルイベなど、アイヌ語食べ物名前が広く知られるようになり、アシリパアザラシをしとめるシーンなど、コミカルカットネットミームにもなる。

 しかしこの頃もまだ、一般受けする漫画とは言い難かっただろう。なにせ「山賊ダイアリー」のような、「命をいただく」テーマ自体が重すぎる、マイナーメジャーのものだ。キャラクターも男臭い変態だらけで「ホモソ受け」という感じは強く、牛山も女を武器にする卑劣漢だった。(このマンガがすごい! 2016 オトコ編 2位、マンガ大賞 2016 大賞)

 増田自身、この頃作品を知り、アシリパごはん面白く読んでいたが、金塊探しというメインストリーにはまったく興味が持てず、長いこと本編は読まずじまいだった。

 

【大確変腐女子トメ心を掴んだ尾形と鯉登(10巻〜)

 10巻頃まではこの漫画はこういった男向けの要素だけで進んでいく。変態的な囚人覚悟を決めた簡単死ぬ兵隊、「命を食らう」生活感。

 しかし、ここにきて大確変要素が加わる。プリンス鯉登、心に闇を抱えた尾形などの、圧倒的に乙女受けなキャラクターエピソードが増えたのだ。

 彼らのシーンを見た瞬間に、増田は「あッ、これはジョジョみたいに腐女子アンテナにひっかかるゾ」と確信した。

 今となっては当たりも当たり。SNSで「ゴールデンカムイ」を検索すれば9割女性向け同人イラストという現状への変動がこの瞬間に確定したのである

 そして本作はこの勢いを掴んだまままさに滝を遡る鯉のごとく大作へと変貌を遂げていく。

 

【最盛期】網走監獄編、腐女子掴み、文化的描写評価が重なり、人気拡大、アニメ化、そして大英博物館の顔に。(14巻〜)

 シリーズ前半のクライマックスとも言える網走監獄編を見事なテンションで描ききった本作は、アニメ化(2018)、手塚治虫文化賞 マンガ大賞(2018)、大英博物館特別展においてキービジュアルを飾る(2019)など、大躍進を遂げる。

 アニメシリーズは海外配信も好評で、海外にもファン層を広げる。

 大英博物館の展示では、「女性を表している点。(中略)アイヌという少数民族文化を描いている点」など「ダイバーシテイの理念体現する作品になっている」を評価されキービジュアルに選ばれたとされる。

 「多様性」や「文化歴史描写」に優れた名作という評価は、この段階で確立された。

 

ホモり過ぎ】迷走の樺太編。しか腐女子は掴み続ける。

 網走監獄編で大きな波をひとつ越えたあと、人によっては中だるみと言われる樺太編に入る。

 すでに確立された名声を揺るがすような劣化も見られないが、特に新しい要素が受けたわけでもないので話題は少なくなる。

 このあたりで増えた要素と言えば谷垣を中心に多用される「ホモギャグである

 増田の受け止め方としては、「文化的な名作」扱いに対する作者の反発と言うか、何かヤケクソなものを感じる。

 宇佐美の「◯◯探偵」に至っては常軌を逸しているというか、ここだけをもってして「文化的作品」として他人に勧めることは出来ないだろうと思う。

 しかしこれもある意味時代は掴んでいるのかも知れない。一部のラディカルフミニストを中心に、この過剰な下ネタが「セクハラミラーリング」として全面肯定される現象も見られた。ほとんどの人には、ホモソーシャルの笑いの延長にしか見えないと思うが。

 

大団円】終わりよければすべて良し。炎上した内容も修正して晴れて「名作」に。

 清濁合わせのみ毀誉褒貶を越え、本作は2022年に連載終了を迎える。

 作品としては大団円だったものの「文化的」という名声を得すぎた故の重箱の隅をつつくような批判最終回のいくつかの描写につけられた。

 単行本化に際してそのうちのいくつかは修正され、うるさ方もそれで納得したのか、今では「文化的」で「多様性」を表現した、歴史に残るすばらしい名作という評価がほぼ揺るぎないものになったように思われる。

 しかしその8年にも渡る連載期間を省みれば、このようにさまざまなフックと変化で客を掴み、興味を維持し続けてきた結果のことなのであって、ただ「綺麗な作品」(と思う人もまあいないとは思うが)を描いたか評価されたというような単純な話ではないのだということは覚えておきたい。

 

感想感想

 トラバブコメもだけど、「自分趣味にあった部分」だけが評価対象じゃないと許せないって思考回路のやつ、キツいわ。

 「血なまぐさい男受けだけじゃ同人受けや海外受けまで広がらなかったよね」ってことが書いてあるのわからん? 日本語わからん

 根本的にこの文章で書いてあることが何かということが理解できてないと思うので、自分機能的非識字だと認識した方が良いよ。

 

 クライマックス付近無料公開で認知を広げたのは書いといても良かったなとは自分でも思った。

 

 増田に「資料がない」とか言っちゃうアホがいるの笑う。

 なんでそんな本気で書いたもんを増田投稿しなきゃいけないんだよ。

 いい加減自分が賢いつもりでアホ丸出しのこと言ってる自覚持てよ批評家気取りの低学歴ブクマカ

(低クオリティな)ネカマをする人たちへ

何故求められてもいないアドバイスをしたくなったか

anond:20240524195441

これを見て成人映画館なんてものを初めて知り、大変興味深く読みました。

読み物としてとても面白かったです。

仮に男性が書いたものだとしたら擬態が非常にうまくてすごいと思いました。

他の人のレポも読みたいと思って調べて出てきた「自称女性体験談」があまりに酷かったので余計に……。

若い女性を名乗って書かれているのに文面から滲み出るおっさん臭がきつくて読む気が起きないものがいっっっぱいありました。

あれって普通に本人の目線で書いちゃいけないのかな。

男目線だとビューが伸びないとかあるんですかね?

でも女を自称して書くならきちんと騙す努力をしていただきたい。

そういったよく分からん上にくだらない怒りが沸いたのではてなに書きました。

最初に上げたものくらいと言うのは贅沢過ぎるので、最低限これをしなければ多少マシになると思う点をいくつか上げるので若い女自称するネカマの方はご一読いただけたら幸いです。

※以下、独断偏見に満ち溢れている上に偉そうな口調になります

カタカナ無駄に使うな

ネカマおっさんたちは何故かカタカナを使いたがる。

女が書いている印象を強めたいのかワタシ、アタシなど一人称特によく見られる。

たまにアナタ、カレなどの二人称三人称もあったり、カンジ、アサハカなどの変な部分にカタカナを使うのはギャル若い子のイメージなんだろうか?

どちらかと言うとバブル昭和な印象を受けるので本気でやめて欲しい。

あと「パンティ」なんて言う女子存在する?

母親世代ですら言ってるの聞いたことない。

読点をやたらとつけるな

日本語としては、間違っていないが、ネカマの書く文は、息が切れているのか、ってくらい、無駄に読点が多い。

読点だけでなく句点LINEで短文のラリーのやり取りがメインのせいかまり使わない。

句点代わりに改行か一文だけで送って吹き出しを分ける。

自分は同じ世代の中では比較句読点をつける方の人間なのにそれでも多過ぎて目につく。

やたら「・・・」を使う人も見かけるけどこれは同じ人が大量に書いているんだろうか。

変な語尾を使うな

「〜わよ」「〜のよ」「〜かしら」などの役割語を使って安易キャラ付けするな。

創作小説ならいいかもしれないけど経験談の体で書くならもっとリアリティを出さんかい

「〜♪」「〜ネ」を使っているのを見かけたとき、これを本気で若い女の子が書きそうな文として描写している人間がいるのかと衝撃を受けた。

無理に詳細に書くな

自分趣味なのか妄想を手助けする視覚情報を与えたいのか無駄に女の容姿服装普段の行動を描写することがある。

その服装が設定する年齢やキャラと合っていなさすぎてげんなりして読む気をなくす。

コーデがとんちき過ぎたり、流行何年前で止まってんだってノイズになるから少しは勉強しろ

なんだかんだインスタのストーリー雰囲気分かる気がする。

誰が読んだか分かる既読機能があるのでくれぐれも同じ相手ばかり見て恐怖を与えるな。

たまに知らん男が頻繁に覗きに来てると怖いのでブロックする。

よく知らんのに「スタバの新作」とか無理に入れるな。

書くならせめて一回は実際に飲みに行け。

これは人によるかもしれないけど「バーゲン」じゃなくて多分「セール」って言う。

バーゲン」って言うのクレヨンしんちゃんとかサザエさんとかの中でしか見ない。

そういったリサーチが出来ないならいっそのこと書かないという潔さを持て。

後半になるほど個人の感想が強まった気はするがそこまで外れはいないと思う。

まとめ

偉そうに長々書いたけれど、わざわざ己の力で文章を書こうとする心意気はとても素晴らしいものだと思います

今日日ChatGPTを使えばそれっぽく生成出来るだろうに。

ある意味とても血が通っている。

本当はネカマとか己を偽ったりせずに、自分体験したことパッションで書いたものを読みたいと個人的には思います

でも表現方法自由からね。

あの「どう見ても女が書いてないだろう」っていう独特の文章様式美として確立されたもので、それがいいのかもしれない。

昨日今日体験談界隈(?)を知った風に語るなと言われてしまったらどうしようもないけれど、少しでもリアリティを持たせたいと言う方は参考にいかがでしょうか。

まあ、ワタシも、ネカマかもしれないけどネ!

2024-05-25

[]『どんでん返し』が夢オチの言い換えみたいになっている件

作品性質上具体的にタイトルは上げないが、このミステリーが凄い的な賞を取ったミステリー小説を読んだ。

途中まで、ただひたすらに陳腐時代遅れ漫画ヒロインが、陳腐時代遅れ描写超能力を使って事件解決していく話で、なんでこんな下らないものを読んでるんだろうと挫折しそうになりながら読んだ。

すると、最後に「あん陳腐能力があるわけないじゃないですか。全部お芝居ですようふふ」とか言い出した。そのお芝居が本当の能力なんだと。

 

なんだそりゃ。

 

こっちは、矛盾だらけでくだらないと思いながら、まあそういう稚拙な作者なんだろうという見切りで読み進めただけだ。

アンパンマンを見ながら、「こんなに吹っ飛ぶほど殴ったら死ぬだろ」と突っ込まないのと同じ心理で、こんな展開不自然だろをただ面倒だから読み飛ばして来たに過ぎない。それを、「だまされちゃったね」みたいに言われても。

これを「うまくだました」って自己認識できる精神って、バイトテロのような誰から見てもキチガイな行動を取りながら、「自分うまいこと『ネタ』で興味を惹き付けてる」と思い込んでいるアホと何が違うのか。

と思っていたら、どうやらああいうのを本気で「騙された。うまい」とか言う奴もいるらしい。

あの夢オチみたいな、ただ最後に「嘘でした」って言うだけの雑なひっかけが、昨今のミステリー賞的な評価では「どんでん返しが凄い」というんだそうだ。

 

いやちょっと待てと。

 

あんな、ただ最後にひっくり返せば良いだけのもの評価するなら、筆力なんか要らないじゃないか

途中までベタベタを煮染めたような、スーパーマンみたいなファンタジーを書いて、最後に全部機械仕掛けトリックでしたと言えば済むだけのもの、何がありがたいんだ?

百歩譲って、「最後に全部嘘だったとわかって驚く」展開として評価させたいなら、途中までは迫真の、その道としてちゃん評価されるような内容じゃなきゃやる価値もないだろ?

どうみてもやっつけの、穴だらけの、「それっぽいことを並べただけ」の、ファンタジーとしては二流以下みたいなものを並べて、読者が「ファンタジーとしてはまったく出来が悪いが目をつぶって読もう」と考えて読み進めるようなものじゃ、普通にだめだろ???

何度もいうが、それって「騙してる」んじゃなくて、「騙されてもらってる」んだよ。

アンパンマン世界観文句を言わずに見るのと一緒の目線で見てもらってるだけ。

そんなののどこに評価するポイントがあるんだ?

 

実はこういう感想は、別の、今度は海外ミステリー映画でも同じように思わされたことがある。

最初からどう見ても怪しさ満点のヒロインを、主人公けがピュアに信じていて、そこに批判的な目が当てられないまま、主人公ピュア視点だけでロマンスみたいに話を盛り上げた結果、やっぱりロマンス詐欺でしたというだけの話。

これもやっぱり、「どんでん返しが凄い」みたいな評価を目にする。

一体世の中はどうなってしまったんだろう。

どんでん返しという言葉は、ただ最後にひっくり返せば良いだけのものじゃない。

そこまでの流れを説得力を持って盛り上げるから、ひっくり返す展開に驚きと同時に「納得」が生まれるんだ。

 

まりにも一方的な、ちょっとでも知性のある読者なら「客観性がないなあ」と難色を示すような描写表現できるのは、主人公客観性のなさじゃない。作者の客観性のなさだ。それに目をつぶって読み進めた読者に「やっぱり嘘でした。騙されたでしょ」というのは、「わたし馬鹿だと思った? 馬鹿じゃないよ」と言い出す馬鹿しかない。

狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり」という言葉がある。

稚拙作家のふりをしたつもりで話の半分以上を稚拙な内容で埋められるのも実際に稚拙と言うしかない。

こういう手を変えた夢オチみたいなものが「どんでん返し」として評価されるようなミステリー世界って、どれだけ書き手読み手劣化してしまったのかと驚いた。

anond:20240525162818

官能小説じゃないけど女体描写がうまくて軽く読める感じなのは池波正太郎の「まんぞくまんぞく」とかかね

あとは「コキュ伯爵夫人の艶事」とか短編集で軽く読めた覚えがある

まあどっちもそんなに新しい作品じゃないけど

anond:20240525103411

アイマス知らんから3つ目の人が言うように何年も前から女性Pの描写があるならそりゃ言われるだろうなあとしか思わなかった

anond:20240525162818

詳しくないけど、林真理子だったか小池真理子だったか、が良かった

まるでこびとが巨大なペニスを見せびらかすように勃起した乳首、のような描写が印象深い

anond:20240120235049

そこよりも人間描写の細やかさの方を注目するべき

2024-05-24

anond:20240427140759

ガールズバンドクライみてるバンド経験ある人に聞きたいんだけど、あの作品バンド描写そんなにいいか

バンドやってる人にこそ見て欲しい、とかいう礼賛コメントちょくちょくみかけるんだけど、バンド経験あるとむしろあれ噴飯物か、憤懣やるかたなしじゃないか

作品の外での音楽へのこだわりはわかったけど、それと比して作品内でのバンド活動関連の描き方、けっこう雑だと思うんだけど。

演出の道具でしかなくて、バンドこだわるならついて欲しくないウソを平気でつく。

自分でもわかるけど、完全に「俺が嫌いなもの評価されてるのがなんかムカつく」の厄介でしかない。

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