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はてなキーワード: ジャンケンとは

2020-05-18

ジャンケンで初手パーが強い理由

チョキで負けると一番ダメージが大きいからだと、今日気づいた。

パーやグーは「何も考えないで出した」感が強い手だが、チョキは「考えて出した」感の強い手だ。

色々考えて出した挙句に負けるというのは、かなりカダサい。心に来るものがある。

なので、敗北した時のダサさを予感してしまうと、負けても格好がつくパーやグーを出しやすくなる。

それが初手パーが強い理由だ。

2020-05-12

実はあみだくじのルールがわかってない

48歳。牡牛座。好きな食べ物牡蠣フライ

大卒で幸い収入は人並み以上、子供高校生中学生の二人、妻とも仲がいい。

持ち家もあるから在宅勤務でステイホームしていられる。軽度の仮性包茎

人様に迷惑もかけず、まともに生きてきたつもりだ。

しかし、あみだくじのルールを知らない。

どこから出発するか決めたら後は他の人が進めてくれていた。

ジャンケン幼稚園で覚えたし最初はグーだのビームシュワッチだのも知ってるのに

あみだくじのルールを学ぶ機会がスコンと抜けたまま大人になってしまった。

妻も子も部下も、私があみだくじのルールを知らない事を知らない。

このままあみだくじのルールを知らずに老衰でこの世を去る事は可能だろうか。

2020-04-28

初心者が、格闘ゲームの『調整』という名の『処刑』を初めて味わった

初めて匿名ダイアリーを使わせてもらう。

自分はそれなりに平均的なゲーマーだ。

SFC世代に生まれスクエニRPGにハマり、

カプコンアクションゲームに胸を熱くさせ、任天堂で育った人間だ。

年を重ねてゲームの頻度自体は減っていったが、

それでもまだまだ新作PVを見ては心ときめかせて、今はFF7Rを少しずつ進めている。

歳のせいかリメイク版ではクラウドが可愛くて仕方ない。そんなゲーマーだ。


さて、今回は格闘ゲームについてお話する。

格闘ゲームを初めて触ったのは、ストリートファイター2だ。

幼少期、友達の家でわちゃわちゃ騒ぎながら対戦した。

波動拳を打つことができるTくんが猛威を振るったが、友達同士の対戦は無性にしかった。

負けるたびにコントローラーを交代して、みんなで打倒Tくんと、一丸となった。

それからも、格闘ゲームにはちょこちょこと手を出していった。

キングオブファイターズギルティギア鉄拳バーチャファイターなど、

ただ、どれもひとりで遊んだことはない。

友達の家や、ゲームセンター。あくまでも、その場で遊ぶだけの対戦ツールとしての楽しみ方だ。

から、ひとりでうまくなるために一生懸命努力したことはなかった。

から勉強も、授業を聞いているだけでそれなりにテストの点は取れたから、

きっと、似たような感覚だったのかもしれない。

もちろん新作が出ると手を出して、オンラインで対戦したこともあったけれど、

画面の向こうの誰かの存在を感じることができず、

「昔遊んだ格闘ゲームとは、なんだか違うゲームだな」と首を傾げたりして、

格闘ゲームは結局、自分には合わないんだと思い込んでいた。

それよりデビルメイクライでお手軽簡単なかっこいいコンボを試したり、

無双シリーズバッタバッタとザコ敵を薙ぎ払うほうが、遥かに楽しくて、気持ちよかったのだ。


そんな折、『グランブルーファンタジーヴァーサス』という格闘ゲームが発売した。

ソシャゲグラブルを題材にした、2D格闘ゲームだ。(ストリートファイター2みたいなやつだ)

格闘ゲーム自分にとって敷居の高いものだと思っていた私だが、

グランブルーファンタジーヴァーサス(以下GBVS)については、ちょっと手を出してみようかな、と思った。

理由は3点。

ひとつネット上の付き合いのある友達が、何人かプレイすること。

近年はDiscordなどのボイチャ環境が整ってきたため、小学校の時のあの間隔を味わえるのではないか、と淡い期待を抱いたのだ。

2つ目は、誰もが1から始める新作タイトルであること。

これなら格ゲーの浅瀬をちゃぷちゃぷしていた自分でも、そこそこ戦いを楽しむことができるのではないだろうか。

3点目。これが大事だった。そもそもグラブルをやっていた自分にとって、

あのかわいいキャラを操ることができるのは、非常に楽しそうだったのだ。

ジーちゃん最初から使えないことには憤慨したものの、それはじゅうぶん手を出すに足る理由だった。

プレイするたびにすぐ辞めるのが、いつもの私の格ゲーにおけるパターンだ。

今回もそうなるんだろうな、という予想が、どこかにあった。

ともあれ「またすぐ辞めてるw」と友達に冷やかされるのも、悔しいので、

続けるための努力はするべきだろう。


さて、始めるとなれば、キャラ選びだ。

これが大事であるということは、今まで数多くの格ゲー挫折していた私は痛いほど知っている。

まるで永遠の伴侶を決めるかのように、慎重になるべきだった。

私はペルソナ4が大好きで、その格ゲーが出るということで、狂喜乱舞したことがある。

その際は、最愛の伴侶として千枝ちゃんを選んだ。千枝ちゃんと添い遂げようと思ったのだ。

けれど……私は、挫折した。

まりにも難しかったのだ。

キャラ愛だけではどうしようもならない壁が、そこにはあった。

私は千枝ちゃんを愛することができなかったのだ。

結果、私はペルソナ4の格ゲーごと、やめてしまった。

その反省から、今回は好きなキャラにこだわるのはやめよう、と思った。

簡単で、それなりに強くて、動かしていて楽しいキャラがいい。

できるだけ気楽にお付き合いができるような、そんな人だ。

私は『カタリナ』という女騎士を選んだ。

しかし、カタリナさんと結婚する気はなかった。


本家グラブルにおいて、カタリナさんはそれほど人気の高いキャラではない。

女性キャラとしてはむしろネタ枠で、グラブル内で連載されている4コマ漫画でも散々弄り倒されている。

私自身も、ヴィーラさんは好きだったけれど、カタリナさん自身はいい印象も悪い印象も、なにも抱いていなかった。

なので「まあ、ジーちゃんが追加されるまで、お付き合いをお願いします」という気分で、彼女の手を取った。

彼女はこんな不誠実な私にも、「よろしくな」と微笑んでくれた。

交際を始めると、カタリナさんは確かに動かしやすキャラだった。

必要なパーツはなにもかも揃っている。炊事も洗濯掃除もできて、さらに素直な性格だ。

実際、カタリナさんはどのプレイヤーからも「強いキャラ」と言われていて、

自分がうまくなればなるほど、誰にだって勝てるポテンシャルを秘めているらしかった。

一緒にゲームを始めた、格ゲーに詳しい友人は「君がカタリナを選んでほっとした」と言ってくれた。

間もなく、格ゲーにおいて、操作簡単である、ということの重要性を私は初めて思い知ることとなる。


少し話は変わるけれど、

格闘ゲームは複雑なジャンケンだ。

誰もがグー、チョキ、パー以外に、

ギョス、メランダポポポチーノ、アラモ、ショポーリ、スイギョー(適当)などなど、

30個ぐらいの手をもっている。

ギョスという手はポポポチーノ、アラモには負けるものの、

スイギョー、ショボーリ、パー、ニャフ、など4つの手に勝てる。他の24個の手とはあいこだ。

こういったことを、毎瞬毎瞬、頭の中で考えながら、試合を進めていくゲームだ。

難しいのだ。

複雑なルールが覚えられない私にとって、カタリナさんは救世主だった。

カタリナさんは、グー、チョキ、パーの三つさえ覚えれば、だいたいなんでもできた。

キャラが30個の手を使いこなしてくる中、カタリナさんの手は三つで足りた。

初めて見る相手に、「えっ、なにその技!? どうやって対応すればいいの!?」と度肝を抜かれる攻撃をされても、

自分で調べてみれば、「なるほど、これは実はチョキで勝てる手だったのか……」とすぐに答えが用意されている。

対戦して、一方的にやられて、自分で調べ物をして、そしてまた対戦をする。

すると今度は、相手のゾゾゾジゾという手に勝てるチョキを用意した私が優勢に戦える。

対戦相手も私がチョキを連発するようになると、そのチョキに勝つ手を用意してくる。

これを繰り返していくと、私はいつの間にか、さっきまで手も足も出なかった相手と五分に渡り合えるようになった。

楽しい

楽しくて、毎日GBVSをやった。

昨日あれほどボコボコにされたフェリに対して、一晩練習しただけで、それなりに勝てるようになるなんて。

すごい。

格ゲーってこんなに面白いものだったのか。


どんなに強い相手でも、カタリナさんがいれば「いずれは勝てるようになるかも」という希望を抱いた。

今まで私は格闘ゲームを誤解していたんだ、と気づいた。

私は格闘ゲームゲームの上手い人がやるゲーム、という認識でいた。

バイオハザードゾンビに一度も捕まらないようにスイスイプレイする人が遊ぶものだと思っていたのだ。

けれど、違った。

格闘ゲームというのは、非常に複雑なジャンケンで、相手の行動に対してこれをすれば勝てる、という手を用意しておくゲームなのだ

大事なのは反復練習と、調べ物だ。

こんなにシンプルゲームだったのか……と目からウロコが落ちた。

もちろん、それを教えてくれたのは、カタリナさんだった。

「カタリナさん、本当に強いね

「なあに、私を上手に操ってくれる、キミがいてこそだよ」

カタリナさん……。

つの間にか、私にとって彼女はかけがえのない大切な存在になっていた。

よくよく見れば、顔もめちゃくちゃ美人だった。

(余談だが、先日本グラブルにおいて開催された水古戦場においてカタリナさんが使えて嬉しかった)




私はカタリナさんとともに、反復練習、そして調べ物を続けた。

負けては調べ、負けては勝てる手を考える。

少しずつ成長していった。


共に初めた友人はSSランクというメジャーリーグみたいな場所に旅立っていったけれど、

私もAランクというマイナーリーグでそこそこ戦えるようになっていった。

なによりも、自分が徐々にうまくなっていくのが楽しかったのだ。

私の実力があがると、カタリナさんはますますその力を発揮し、期待に応えてくれた。

いや、違う。私がカタリナさんの期待に応えれるようになったのが、嬉しかったのだ。

私のそばでは「キミは日々強くなっていくな」とカタリナさんが微笑んでくれていた。

彼女出会った頃よりわずかに……いや、明らかに綺麗になった。(私は強めの幻覚を見るようになった)

途中のバージョンアップでもともとの本命であるジーちゃんが追加されても、

私はカタリナさんのまま、GBVSを続けていった。

「本当に、私でいいのか……?」と恥じらうカタリナに、私は大きくうなずいた。

「当たり前だよ。私にとって、カタリナさんがグラブルなんだ」

私たち結婚した。


社会人ゲーマーになると、とにかくゲーム時間を捻出するのが大変だ。

積みゲーもたくさん増えてきた。

そんな中、回転寿司のように、次々と新しいゲームに手を出してはクリアーしていくのが、私の最近スタイルだった。

ストーリーのないゲーム時間をかけるのは、無駄だと思いこんでいた。

けれど、GBVSは違った。

すでにこの時点で私は、2000試合以上もプレイしている。

こんなにものめり込んだ格闘ゲームは、初めてだった。

多くのゲームを後回しにして、GBVSをプレイした。

それだけ多くの時間、私はカタリナさんと共に過ごした。

そして、4月28日

バージョンアップの日がやってきた。



先に言っておくと、カタリナさんは確かに強かった。

一部のプレイヤーから反感を買うほどに強かったのだ。

「仕方ないさ。格闘ゲームというものは、バランス大事なんだ」とカタリナさんは寂しそうに微笑んでいた。

から、ある程度の弱体化が入ることについては、私も納得していた。

しょうがないよね。調整ってよくある話だし」

といっても、これは『頭で』納得していた、というだけの話だ。

よく格ゲーでは「修正しろ」だの「弱体化はよ」だの、声が多く上がる。

実際に私も、スマブラDXで友人のフォックスに宇宙の果てまで蹴り飛ばされた際には「修正しろ!」と叫んでいた。

だけど、私は本当の意味での『修正』という言葉を知らなかったのだ。

なぜなら今まで、本気で格闘ゲームに向き合ったことなどなかったからだ。

一夜限りでの付き合いしかなかったから。

カタリナさんが弱体化された。



PS4を起動し、技を確認して、すぐにわかった。

私の顔はたちまち青ざめた。

唖然とした。

メインで使用する近Bがなによりも、破格の弱さになっていたのだ。

近Bという技は、どんな状況でも万能に使える最強のチョキであった。

多くの手に勝つことができて、コンボでも重要役割を担う、カタリナさんの愛刀であった。

なによりもモーションがかっこいい。レイピアを高速で振り下ろすと、空気を切り裂くようにそのしなりが見て取れる。

カタリナさんの力強さ、そして剣に懸ける想いがこれでもかと伝わってくる、袈裟斬り。それが近Bだ。

その近Bが、死んでいた。

アップデート情報ではたった二行で片付けられた修正だ。

『硬直を増やしました』『認識間合いを狭くしました』というそのたったふたつの言葉で、

カタリナさんの手触りはまったく変わっていた。

私は震える声で問いかける。

「カタリナさん、カタリナさん、大丈夫……?」

するとカタリナさんは笑顔でこう言うのだ。

「私はカタリナだ。これからよろしくな」と。

そう、気づいた。

たったひとつの技が弱くなったそれだけで、カタリナさんは、

私が2000試合も共に歩んできたカタリナさんは、

まったくの別物になってしまったのだ。


私の結婚したカタリナさんは、もうどこにもいない。

これからは近Lという、漫才ツッコミみたいに手の甲をぺちっと突き出して柄で殴る技を、メインに使わなければならない。

「近Bか? しかしあの技は、使ったところで仕方ないだろう」

このカタリナは苦笑いをする。

「ガードされて1フレーム不利だ。立ち回りで振るような技じゃない。私はそういう戦い方はしないんだ」

違う。私のカタリナさんはそういう戦い方をする人だった。

私のカタリナさんはどこにいったの?

私の最愛のカタリナさんは、消えてしまったのだ。

格ゲー初心者が、毎日300回ずつ練習をして、

ちょっとずつヒット確認ができるようになっていった遠Cが弱体化されたことなんて、どうだっていい。

突進技のダメージが減った? それがなんだっていうんだ。

色んな所からヘイトを集めているJUなんて、削除してくれたって構わない。

から、近Bを、近Bを返してくれ。

せめて微不利じゃなくて、五分にしてくれ。

私のカタリナさんは、2000試合で少なくとも近Bを2万回以上は振り回した。

トレーニングモードを合わせたら、その5倍はいくだろう。

その技が、処刑されたのだ。

格闘ゲームの『調整』がどれほど恐ろしいものなのか、私は初めて味わった。

セーブデータが消えるんじゃない。自分が今まで積み上げてきた『努力』が無かったことにされるのだ。

まりにも悔しくて、悲しかった。

こんな長文を書いてしまうほどに、気持ちの行き場がなかった。

ただ受け入れることしかできない突然の交通事故に遭ったような気分だ。

有名プロゲーマーが「なによりも調整を恐れている」という発言をした際に、私は「そういうものか」と思っていた。

弱くなったキャラを捨てて、すぐに強いキャラばっかり使う人のことを「キャラ愛着がないんだなあ」と思っていた。

バカだった。

キャラとは、外見や名前だけのことじゃないのだ。

私のカタリナさんは、間違いなく近Bを主軸に攻め込むカタリナさんだった。

だけどもう、そのカタリナさんはどこにもいない。

別物だ。

これから格闘ゲームプレイするたびに、私は、

「でもどうせ弱体化されるんだろう」という想いを抱いて、遊んでいくのだろうか?




ただ、ひとつだけ言わせてほしい。

ありがとう、カタリナさん。

あなたのおかげで私は、強くなるために努力することの大切さを知りました。

あなたのおかげで私は、格闘ゲームの楽しさを初めて知ることができました。

これは私があなたへ送る、最初最後ラブレターです。

あなたがいなくなったグラブルを愛せるかどうかは、まだわかりません。

しかしたら別の恋人を見つけて、恥知らずグラブルを続けるのかもしれません。

だけど、あなたがいてくれたから、私は幸せでした……。

ありがとう、カタリナさん。あちらへいっても、元気に近Bを振り回してください。







あいうて、新しいカタリナさんでも、それなりに戦えそうではあるんだけどね……。

操作感が変わる調整は、やっぱつれぇわ…………。

2020-04-23

anond:20200423032649

江戸川乱歩小学生でもいけるかな?

しかに、いま『美食探偵』やってるからタイムリーかも。

江戸川乱歩がいけるなら、

ミステリー本格派にも視野が広がるから嬉しいね

『Dr. Stone』 そうか、理科に目覚めるきっかけになるかもね。

これは有力候補だ!

ロウソク科学』よりも教育的かも。

中古書店で安く買えるかな?

ヘビーユーザーなんだけど、図書館相談する発想はなかった。。。

これは正攻法で聞いてみるよ、ありがとう

カイジ』は、地頭力というか、駆け引きの力も養えると思うんだよね。

限定ジャンケン」 「地獄チンチロ」 「17歩」は、

社会に出てからも役立つような。

椋鳩十は、教科書に載ってた「大造じいさんとガン」くらいしか知らなかった。

これ、図書館で聞いてみるよ、ありがとう

迅速な反応ありがとう

2020-04-14

暇なので料理をする増田寿丸素を莉うょ理での生比(回文

おはおはおっはー

おはようございます

なんだかやっぱり寒いのかしらって思うほど恋しいカーディガン羽織りたいところなんだけど、

結局は羽織りつつ、

私は今柚子茶をしばいてるところなの。

関西で言うお茶しばくってどういう意味かは分からないけど、

私たちはきっと雰囲気お茶しばくと言ってるだけだと思うから

美味しい柚子茶には変わりないんだけど、

ホット柚子茶は相変わらず美味しくてホッとするわ。

さて、

私はと言うと、

となり駅の百貨店は休業よろしくと言うことで、

本館を凌ぐほど立派な別館も両館閉まっていて、

なんとなく緊急事態感を感じつつも

食材を求めるには近所のスーパーマーケットに行ってきた訳なの。

どちらかと言うと

まり人気の無いスーパーなんだけど、

なにせ私の家からけんけんぱ、

もしくはジャンケンで買った歩数だけ歩けるでお馴染みのパイナップルぐらいの歩数で行けるぐらい近いから、

そこに行ってるのよね。

閑散としているというわけではないんだけど、

商品陳列棚はガラガラ物資がないと言う、

私もパスタを買おうと思ったけど、

パスタの棚が空っぽ

イタリアでもパスタの品切れが発生してて、

イタリアおやっさんも「第二次世界大戦ときもこんなパニックにはならなかった!マンマ・ミーア!」って言いそうなぐらいなのよ。

棚にはパスタパスタソースが一切無くて、

でもなぜか他の棚はそこそこに充実していたりと、

野菜はまあ潤沢にあるかしらね

乳製品もいつも通り、

パスタけがないってのが合点がいかないわ。

それはともかくとして、

全くもって暇になりまくりまくりすてぃーばりに暇なので、

私は鶏肉を買ってきてお手製鶏ハムに興じている訳なんだけど、

以前作っていた手順をすっかり忘れていて、

コショウにつけ込んだ後、

塩抜きするのをすっかり忘れていて

出来上がった鶏ハムは、

インスタグラマーが憧れる鏡映しみたいな塩湖写真塩湖を囓ったような塩っぱさで塩辛いったらありゃしないのよ。

ご飯が進むってレヴェルじゃなくて塩よ塩!

なんで塩辛いのか一瞬、

塩の量間違えたのかってレシピを見たけど、

私は手順通りにやったのよ。

でも私がその鶏ハムレシピノートには、

材料のことの塩コショウしか書いてなくて、

そこで力尽きているの!

当時の私のダイニングメッセージをそれにするなら、

犯人は明らかに「塩コショウ」ってなるレヴェルのそれ1行しか書いてなく、

あとの手順はどうだったっけ?って全く書いてなかったのよね。

その全く役に立たない私のメモレシピ

今度は全員が塩味に気付くまで味付けした後、

川でおばあさんが洗濯をするぐらいに塩抜きして鶏肉を洗うって

滝沢カレンさんが言いそうなことを一生懸命考えて私も言おうと思っても、

全くもって出来てないことに全員が気付くぐらいの塩味になれば成功

でね、

2回目3回目と鶏肉製造のペースを上げていくと

だんだんと私も昔の勘を取り戻してきたの!

でも2時間水に浸けっぱなしの塩抜き時間はとれないから、

塩抜きしなくても水洗いで塩が取り除けるぐらいの適量の塩加減にしてみたら、

あい塩梅に味が決まったから、

私の鶏ハム思い出してきたわ!って腕まくりしたい気分を抑えつつ、

今度は火入れ

沸騰した鍋に鶏肉をいれて、

私の場合は1~2時間程度おいていれば丁度いいぐらいに火入れが出来るから

今日のお弁当鶏ハムメインのおかずになるって訳なの。

最近は本当にヒマを持て余すほどではないけど、

久しぶりにそんな鶏ハム製造ピークを迎えていて、

どんどん出荷しないといけないのよね。

きっと切れ端を食べたときの味見は

ちょうどいい塩加減だったから、

やっぱりレシピは見ずに適当にやるのが一番美味しく出来る気がするわ!

初めて作った料理適当につくって美味しく出来たのは良いんだけど、

次にそれをまた作ろうと思ったとき再現できないぐらい美味しいのよ。

でね、

今度はちゃん調味料きっちり量って作るものの、

全く同じ手順調味料の量なのに

完成度が全然違うって一体どういうことなのかしら?って

料理博士に聞いてみたいところよ。

料理愛情って言うけど、

レシピ見ないで適当に作る方がよっぽど美味しいってわけなのよ。

今はまた美味しい野菜の旨味が溶け出したスープストックを作っているところなの。

意外とトマトも良い味出してくれる役者から大根との役者とも相性が良いし、

結局色々な野菜シーダー、

ごめんごめん専門用語言っちゃった、

色々な野菜から美味しい出汁がでるから

どんな野菜でも結局は上手くまとまるような気がするわ。

そのスープストックで何を作るかはまだ考えてないので、

とりあえず

シーダーもとい出汁を取って満足している場合じゃない!ってそう思った感じでもあるわね。

うふふ。


今日朝ご飯

レタスサンドタマサンドです。

お昼お弁当作ってくるとお昼が楽しみなように、

私の特製コンビニカップほうれん草タマゴのスープが美味しい組み合わせが最高にマッチするんだな、

私の鶏ハムと。

デトックスウォーター

グレープフルーツが安くって1玉98円と言う超とまではいかないけど、

そこそこのリーズナブルな値段だったので、

ピンクホワイトを1つずつ買ってきて

搾りたてグレープフルーツ果汁を炭酸で割った

グレープフルーツウォーラースパークリングで決まり

ご機嫌ね!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2020-03-31

最初はグー

またまたグー

いかりや長介頭はパー

正義は勝つとは限らない

ジャンケインぽいぽいカトちゃん

最初はグー

ジャンケンポン

最後の「ジャンケンポン」だけで良くない?効率悪すぎるだろ。こんなんだから日本経済は衰退するんだぞ

近くのマーケット改装増田州間ウソいかがとっケー真野価値回文

おはようございます

毎日毎日くらいコロナニュースばかりで楽しくないしあんまりで歩いてもいないんだけど、

早く終息して欲しいものと何度言ったものかしら。

おうち時間ということで、

家でインターネッツを開いても遅いような気がするのは

全国テレワークネットにつないでる人が多いからってことなのかしら?

いつにもましてネットの速さがもっさりしてるような気がするの。

とおもって例のパケット使いすぎ問題で月末出汁って思って管理画面を見てみても、

ぜんぜn使ってない先月の繰り越しすらまだ使い切ってない感じで

やっぱり6ギガコースって多かったのかしら?

ギガが足りすぎてるのよ私の場合ギガが。

もうさやることなさすぎて、

掃除冷蔵庫整理も捗りすぎてピッカピカなのよ。

風呂掃除しちゃったしおトイレもピッカピカよ。

うそう!

近所のマーケット改装するかなんだか知らないけど、

改装前大セールってのをやってて、

私聞いてみたの店員さんに、

いつから改装で全階改装で全部閉まっちゃうの?って

そしたらその店員さんも

知ってるのか知らないのか本当は知らないけど、

いつからどのぐらいの規模で改装になるかって知らないらしいのよ。

店員さんなのによ。

これってもしかして

紳士服店舗のセールの手口で、

毎日閉店セールって

竹内まりやさんもビックリするような毎日スペシャルやでーって言いそうな、

本当に閉店しない閉店するする詐欺セールの如く

改装するする詐欺セールなのかも知れないわ!

どっちでもいいけど、

するならするしないならしない!ってどっちかに決めてもらわないと私も行きたいところのマーケットフレッシュマッシュルームホワイトアスパラガスが買えなくなるじゃない?

これは問題よ!ってことで、

まあ実際のところ

惣菜いまいちなその改装するする詐欺セールを開催しようとしているこのマーケット

かに他店とお惣菜野菜の新鮮さで言うと、

なんか負けてる気がするけど、

何が良いかって、

そりゃ~さ、

ジャンケンしてパーで買ってパイナップル!の歩数で家からお店まで

ドアツードアパイナップル!って訳なのよ。

から下手にコンビニとかよりも最短で近いから、

便利なのは便利なのよ!

近いってだけに尽きるわ!

それしかメリットないんだけど、

そんでもってお気に入りフードコートの本格インネパ系のカリー屋さんも2年の更新を機に閉店してしまったし。

もう私はこのマーケットに足繁く通う理由がなくなってしまったけど、

相変わらず、

ジャンケンでパーで勝ってパイナップル!で行けるような近さの距離から

ついつい行っちゃう訳なのよ。

前は本屋さんとか書籍のお店も入ってたんだけど、

どんどんテナントが減っていって

ショッキング的な衝動

もうあまり書店が近くてアマゾンサイトアクセスするよりも、

ジャンケンのパーで勝って余裕で県検波でも行けるパイナップル!の歩数で

その書店に本を買って来た方が早いのよ!

自分プレミアム会員って超特急で届くんだからって自分で買いに行ってるんだけどね。

から本当に

改装するする詐欺セールなんかやめて

ちゃんとするからにはするしないならしない!って

決めてほしいものよ!

もう他のマーケット浮気ちゃうんだかんね!

うふふ。


今日朝ご飯

ハムカツタマサンドにしてみたんだけど、

なんかいまいちな味で、

これってもしかして匂いが分からない?味が分からない?症状なのかしらと思ったけど、

ヒーコーは相変わらず美味しくダバダッといただけたので、

問題ないわ!って強気チートイツで上がりたい気分。

と言うか、チートイツしか技の名前知らないし。

デトックスウォーター

ビタミン系摂りたいのなら柑橘系ウォーラーで決まり

今の時期は国産レモンウォーラー飲み放題なので

どうぶつの森でお友だちのところに行ってわざわざ100ベル出してお水飲んでる場合じゃないからね

そんな柑橘というかレモン果汁ウォーラー

搾ってよろしよ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2020-03-30

キモオタと女とジョックジャンケン関係

キモオタは女に強い

ジョックキモオタに強い

・女はジョックに強い

キモオタ二次元児童ポルノ合法表現の自由!女ざまあw」

女「サベツ!サベツ!」

ジョックキモオタきっしょ。こっち来んなよエヴァンゲリオン?でも見とけよw」

キモオタすみません

女「ご馳走さま〜いつも奢ってもらったりプレゼントくれたりありがとー。セックスして気持ちよくなった上にここまでしてもらえるなんて」

ジョックハハハ当然だよこのくらい」

2020-03-21

anond:20200321180353

さーて来週の武尊さんはー?

  • K-1最高!
  • やっぱりK-1最高!
  • やりたかったらK-1に上がってきてください

以上の3本でお送りしま

ジャンケン、ポン✌

ぶあふふ

2020-02-05

anond:20200205101518

世代はどうするの?

佐藤 増田 近藤 芹沢太郎になるの?

順番はどうやって決めるの?ジジババが集まってジャンケンするの?

anond:20200205101248

順番はジャンケンでいいで

会社なら取得会社が前に来るけどな

2020-02-04

anond:20191013144335

仲が良かったら

「なんだこれw大きさがばらばらじゃんwww

ジャンケンで勝ったやつが大きいのなwww

ジャンケンポン!

「ウェーイ、俺がこれもらう!」

となるからなにも問題ない。

2020-01-22

かくれんぼジャンケンに負けたら勝ち確

さなければみんなずっと隠れてなきゃいけない

2020-01-06

anond:20200106222644

男子「あ゛~~!そうら!ジャンケンジャンケンでしょーぶしようずぇぇ(鼻水ダラー

女子あははじゃんけん勝負ね、いいよっ(あほくさ・・・適当に付き合ってあげよ)

2020-01-05

[] #82-6「寒牌 ~茶柱篇~」

≪ 前

人数を合わせるため、俺たち兄弟は一蓮托生ということにした。

「じゃあ、マスダが4位の場合は弟くんも4位ってことか」

「そうだ。3位以上は買出し組になる」

「え、それでいいの?」

「まあ……元はといえば、今回の集まりこっち側提案だし、それ位の“ハンデ”は背負うさ」

俺はあえて歯切れの悪い物言いをした。

些細なことがきっかけで勘付かれたら台無しである

「マスダたちが3位の場合は? ジャンケン兄弟どちらかが残るって感じ?」

「んー、そうだな……」

ちゃんとした台本が用意してあるわけじゃないので、このあたりはアドリブ次第である

「“なしなし”がいい?」

「いや、“ありあり”でいいだろう」

「じゃあ、サイコロ振って」

麻雀の取り決めには様々な“あり”と“なし”があるが、仲間内のお遊びでこれらを細かく確認することはない。

“ありあり”とした場合、面倒なので他のものも“あり”とするのが俺たちの中で暗黙のルールだった。

例えば、頼りない照明しかない、このような場所麻雀をやる場合は“イカサマもあり”となる。

まり今回のルール喰いタンあり、役の後付けあり、赤牌あり、ピンヅモあり、喰い替えあり、イカサマありの“ありありありありありあり”……

舌を噛みそうなので、俺たちは気取って“ブローノ・ルール”と呼んでいる。

ちなみに、ここでいう“俺たち”とは“俺と弟のみ”を指す。

もちろん“イカサマあり”を知っているのも“俺たち”だけだ。

…………

麻雀をやったことがあるならば、誰しも一度は考えたことがあるだろう。

運要素の強いこのゲームで、果たして打ち手の強さがどれほど関係するのか。

一説には、麻雀に勝つの必要なのは運であり、負けないために必要なのが実力だ。

そのどちらもコントロールできるのがプロだが、素人の俺たちはもっと泥臭くやるしかない。

カン……よし、ドラ4だ」

牌のすり替え、積み込み、出来ることは何でもやった。

少し練習した程度の拙いものだったが、この暗がりだからバレることはない。

更に、みんな夜更かししているから頭が回らず、視野も狭まっている。

多少、露骨にやっても誰も気づかない。

「それロン」

「えー、マジかあ」

「マスダ早いなあ」

一見すると卑怯だが、そんなことはない。

もしバレた場合、交友関係新年早々ヒビが入るという相応のリスクを背負っているからな。

それに、これはこれで神経を使うし、楽勝ってわけにもいかない。

あんまり目立つような勝ち方をしたら疑われるので、適度に手を抜く必要がある。

そのためには、相手の手牌を把握することが肝要だ。

「あ~暇だな~」

俺たちが打っている間、弟は退屈そうに、いかにも落ち着きのない子供といった感じで山内を歩き回る。

日の出まだかな~」

その手には双眼鏡が握られているが、覗き込んだところで見えるはずもない。

見えるのは日の丸ではなくイーピンだからだ。

そもそも太陽なんぞ双眼鏡で見るもんじゃない。

「ねー、次は打たせてよ……」

「……この局までは待ってろ」

こうして相手の手の内を見たら、俺たちにしかからないサインでそれを知らせる。

傾向さえ分かれば十分だ。

「ちぇ、そっちがきたか……マスダ、それロン」

「おわっ、チャンタ三色狙ってたのか。あっぶねー」

安いのに振り込んで流したり、高得点ベタ降り。

そんな調子で派手さこそないものの、終わってみれば俺たちが1位だった。

次 ≫

2020-01-04

[] #82-5「心に刻む情景」

≪ 前

とはいえ、全員でこの場を離れるわけにはいかない。

誰も居ない予約席なんて自由席と同じだからだ。

何らかの自治体がどこからともなく駆けつけてきて、あれよあれよという間に撤去される。

或いは、日の出を見たい他の人間たちによって侵略されるだろう。

勝者の特権として略奪行為、「俺たちの席なんて元からなかった」という歴史修正が施される。

場所取りとは、現代における戦争の縮図なんだ。

大袈裟な話じゃあない。


俺は以前に市街パレードがあった際、バイト場所取り代行をしたことがあるが、あの時は戦慄した。

確保する簡易席は3つ。

自分が座っておけば残り2席を見張っておけばいいだけの、チョロい仕事だ。

最初はそう思っていたが、その“最初”は十数分で終わりを告げた。

通りがかった同級生が話しかけてきて、そっちに目を向けて返事をしたときだ。

その後、すぐに視線を戻したけれど手遅れだった。

ちょっと目を離した隙に」とはよく言うが、この時の“ちょっと”は数秒の出来事

にも拘らず、俺の両隣には見知らぬ人間が二人座っていたんだ。

何食わぬ顔で携帯端末をイジり、位置情報ゲームを嗜んでいた様子は強烈だった。

まあ、結局は簡易席の前に人だかりができて、座った状態ではロクに見れないという状態になってしまったけれど。

“より良いものを見たい”という目的のために、人は容易く理性を放棄できる生き物だと俺は痛感したのさ。


というわけで、買出しに行く人数は絞らなければならない。

「こんな暗がりに一人で待機とか嫌っすよ」

「じゃあ、待機組は二人、残りが買出しって感じかな」

「それじゃあ、ここで待機したいのは?」

「……」

そもそも、ここにいるのが退屈だからこういう話が出ているわけだから愚問である

とどのつまり勝負して決めるしかないってことだ。

「じゃあ、ジャンケンで」

「いやいや、麻雀にしようよ。せっかく持ってきたんだからさ」

弟は、おもむろに俺のバッグから麻雀セットを取り出し、周りの賛成意見を募るまでもなく牌を並べ始めた。

「まあ、暇つぶしにもなるし、これでいっか」

まり自然所作だったから、みんなも疑問に思わない。

弟は心の中で「しめしめ」と思っていることだろう。

それは俺も同じだった。

次 ≫

2019-12-13

女になれた私

27歳 女 身長180センチ

日本男性平均身長より高い。

物心ついた時から周りより頭ひとつ分以上背が高く、小学6年生で170センチを超えていた。

さな頃は年相応にセーラームーンキティちゃんなど可愛いものが好きで、よく身につけていた。

だが、自分可愛いものが似合わないのではないか、と気づき始めたのは幼稚園の時。

発表会で笠地蔵をやることになったのだが、その中に狐の役があった。

黄色いふりふりの衣装がとても可愛らしく見え、私はその役に立候補した。

だが、他にも複数候補者がおり、1人狐役を諦めなければいけない。

本来ならジャンケンなどで決めるのだが、そのとき私にはそれすら選択にはなかった。

なぜなら当時の担任直々に「狐役は諦めて欲しい」と言われたからだ。

衣装サイズ問題や、おばあさん役の方がぴったりだからと言われた。

そのとき、ふと目の端に見えた狐役の子たちは皆平均身長でとても可愛らしく見えた。

そのとき私は「背が高いと可愛いものは選べないんだな」と思うようになった。

幼稚園児が考えることなのであまりにも極端だと今は思うが、己の顔立ちやそもそもの体型なども、幼いながら人より劣っていると気づいていたのだと思う。

それから少しずつ可愛いものに興味を示さなくなった。だって、似合わないものを身につけてもダサいだけだし、と。

気付いたら女らしさ皆無な子供に育っていた。

うぜぇ、だまれカスなど口走るなんとも可愛げのないクソでかい女の子誕生していた。

また、中学スポーツ系の部活に入ったことにより、髪の毛もベリーショートに切り、服のサイズメンズしかなかったため、見た目はどこからどう見ても男にしか見えなくなった。

デパートなどの女子トイレに入ればすれ違うひとに驚かれトイレマーク確認されることは毎回のことなので慣れた。

制服姿や少しでも女らしい服装で外を歩けばみんなが振り返る。

最初は気のせいだと思っても、それは気のせいではなかった。

友達から「今あの人あなたなのとみてたよ、すごくびっくりしてた」と毎回報告されていたからだ。

(中途半端田舎からっていうのも1つの理由だったのかなと思う)

学校生活ももちろん私を女として扱う男子はいなかった。

恋愛対象で見られることは皆無だったが友人としては仲良くやれていたので特に気にはしなかった。

見た目も言葉遣いも男になった私だったが、心は女の子

少女漫画少年漫画と同じくらい読んでいたし、こっそりと片思いもしていた。

けど、振り向かれることはないとわかっていたので告白も何もしなかったけれど。

そんなこんなで大学生になったある日。

スカイプという存在出会った。

掲示板もあり、投稿すると沢山の人からアカウント申請が来た。

カメラ通話さえしなければ顔を見られることもない。

見た目さえわからなければみんな私を1人の女の子として接してくれることにとても感動した。

それからは毎晩寝る前にいろんな人と話をした。

みんな優しくしてくれたし、声を少し高めに話すと可愛いと褒めてくれた。

今まで体験できなかったことが沢山体験でき、自尊心が満たされた。

ある日、数歳年上の男性出会った。

その男性はとても話が面白く、不思議自分のことも話せた。

今まで相手には身長のことすら言えなかったのにその人には話せた。

それでも引かれることはなく、魅力の1つと言ってくれた。

大学生になっても、私の服装は相変わらずでダボっとしたパンツTシャツパーカーばかり着ていた。

そのことを話すと、彼は

「なんで女に生まれたのに女を捨ててるの?」

質問してきた。

だって似合わないし、背が高くてサイズもないし…と伝えると

「好きでその格好ならいいけど、女らしい服装をしたって良いんだよ」

「似合う似合わないじゃなくて、似合わせようとするんだよ」

と。

あ、と思った。

本当にあ、と。

可愛い格好してもいいんだ。

面長で重たい一重。

鼻も高くない。

その身長があるならモデルになりなよとみんな言うけど、頭身もないし腕も足も短い。

から女の子らしいは似合わないから、みんな変に思うから、楽なメンズ服に逃げていた。

そうなんだ、別にいいんだ。

馬鹿から、言われるまで気づかなかった。

それから少しずつ女らしさを取り戻していった。

といっても、完全に女として生きていけるようになったのは社会人になってからなんだけど。

田舎から都会へ引っ越して、人の視線を感じることが少なくなったのも1つの要因だった。

アイプチをしてメイクをした。

スカートもロング丈や膝下くらいのものなら履くようになった。

ヒールの靴も痛いからあまり履かないけど、6センチヒールを履いて出掛けたこともある。

少しずつ、少しずつ。

気付いたら前よりも女の子扱いされることが多くなった。

ご飯を食べに行くとお会計を出してくれる。

性の対象にすらみられてなかったのにそういう目で見られるようになる。

可愛いと言ってくれる。

髪の毛長い方が似合うよと言ってくれる。

何やり、結婚して欲しいと言ってくれる相手出会えた。

もちろん、モテているわけではなくて基本的には友人としてしかみられないこともあるし、この身長ドン引きされることも多々ある。

けれども私は女になった。

ずっと女になりたかった。

ここまで拗らせるには他にもいろんな要因があって、自分に自信をなくして、自分を男に見立てることに逃げていたけど、もうそんな自分にはならないだろう。

スカイプの彼とは大学在学中にさよならをしたが、感謝している。

1人の女性として扱ってくれて本当にありがとう

2019-11-28

anond:20191128152726

結局広告費使ってんじゃん。あとだしジャンケンばかりやってるガイジはお前だよ

2019-11-19

同人誌即売会に気まぐれで参加した。その②

さて、会場には駅メモキャラクターであるでんこ」のコスプレをした人が、結構な人数いる。同人イベントコスプレの発表の場でもあるのだ。

その中に、マココスプレをしている男性がいた。

オタク文化に馴染みのない人の場合

「え?駅メモキャラコスプレって、女の子キャラでしょ?なのに男がコスプレしてるの?え??」

と戸惑ってしまうかもしれない。ましてや、そのマココスプレをしている男性はそれなりの歳月を歩んでこられている、というか、まあ直接的に表現させてもらうと、それはもう完膚なきまでにおっさんである。疑う隙が存在しない、完全無欠のおっさんだ。

わかりやすく伝えるためにあえて直接的な表現をさせてもらったが、僕は決して完全無欠のおっさん女装コスプレをしていることを馬鹿にしていたり不快に思っていたり否定しているわけではない。

実際僕は、おっさんコスプレをしているキャラクターマコ」が駅メモキャラクターの中で割と好きなキャラであるしかし、その衣装をきたおっさんがいたところで不快な気分にはならない。むしろ自分の好きなキャラが、衣装再現して身にまとってしまうほど他の人にも好かれていることに喜びを感じるほどだ。

これはどうしても本当にオタク文化に触れてきていない人には理解しがたいものだと思う。だけど、そういうものなのである、としか言いようがない。

もちろんオタクの中にも女装コスプレクオリティの低いコスプレ嫌悪するような過激派もいる。しかし色んなレイヤーさんが存在するのがオタク文化であり同人イベントだ。それすら楽しんでしまう度量がオタクには必要なのである

(過度な露出ムダ毛ケアをしていない女装などは、規約違反になる場合もありますのでご注意ください)

そんなおっさんマコが本を買いに来てくれた。せっかくなのでおっさんマコに話しかけてみた。

僕「マココスプレですよね」

おっさんマコ(以下、マ)「はい、そうです。マコ好きなので…」

僕「すごいですね!自作なんですよね?」

マ「ええ、半月前に思い立って、何とか間に合いましたよー」

僕「へーすごいなあ。僕もマコが好きなんですよ。見た目から入ったんですけど、性格も可愛くってどんどん好きになっちゃいました」

マ「そうなんですね!」

とまあ、なんとも心温まる駅メモer同士の交流を繰り広げたんですが、会話している最中おっさんマコの「え、でも出してるのうららの本じゃん…」って視線が少し痛かったです。

内心「この大ウソつき野郎!!」と思われたかもしれません。

そんなこんなでイベント時間は過ぎていき、ソロ参加となった僕はそれまで短時間トイレに駆け足で行くことはあっても、他の方のスペースを見て回ることはできないで状況だった。

貴重品を持って、スペースも離席中とわかるようにしていけば問題ないだろうけど、ひょっとすると買いに来てくれた方が「何だいないのかー」で帰ってしまうかもしれない、という不安があったからだ。

でもまあ、イベントも後半に差し掛かり、そろそろちょっとくらい席を外してもいいだろう、と思いたって近所のスペースだけでも見て回ることにした。

先に挨拶を済ませていたフォロワーさんのスペースでキーホルダー買ったり、僕は人の駅メモ旅の記録を見るのが好きなので、そういった本や漫画をいくつか、足早に購入した。

もしも次また機会があれば、もう少しゆっくりと見て回ってみたいものだ。

さあ、いよいよイベントも佳境。ツイッターには撤退報告が散見されるようになり、近所のサークルさんにも店じまいを始めている方たちがいる。

即売会終了時刻は15時半だが、僕も15時15分くらいから片づけを始めた。

なんでもそうだが、お祭り騒ぎのあとは、いつもどこか寂しい。喪失感というか虚無感というか、「終わっちゃったな」って感覚が達成感とともに襲ってくる。

特に同人イベントは、即売会後すぐに撤収作業が始まりあんなに人がいっぱいいたスペースがどんどん片付けられていってしまう。

本も、ポップも、ポスターも、タペストリーも、そして机も椅子も。そこにはもう、島中とか誕生日席だとか、壁サークルだとか流刑地だとかは、跡形もなくなってしまう。

僕は、少し感傷的過ぎると思いつつも、そういう状況がいくつになっても苦手だ。でも多分それは僕だけじゃなくて、誰でも少しは感じていることなんだと思う。

両替目的丸出しで入ったゲーセンエナジードリンクにかすりもしないゲーム、会場までの道が不安とき頼もしかったキャリーケースを引く人、ボカロスプラトゥーン参加者と比べて年齢層は高くリア充感は低かった駅メモエリアのみんな、段ボールを見事にボールペン開封するテクニック、本になってちょっとだけ上手に見えた自分の絵、センスのないサークルスペース設営、悲壮感のあるヤマト運輸の受付のような壁サークルイベント開始前に「絶対買いたかった」と言ってくれたフォロワーさん、開場のときに沸き起こった拍手、「今は大手タイム…」のつぶやき距離を開けられた両隣のサークルさん、見本誌を見ないで即買いしてくれる人、うららなら全部買うやべー奴、本なら全部買うやべー奴、とにかく全部買うやべー奴、見本誌をみてフッと笑顔になってくれた人、見本誌を見てもらっている間僕はどうしてればいいんだろう問題ストラップの売り切れを悔しがってくれた人、中学野球部のようなピュアな力強さを持ったうらら推しの人、おっさんマコの「この大ウソつき野郎!!」という視線、ゲットした戦利品

その時はとても印象的で楽しかたことばかりだ。でも祭りの後にそれらを思い返すとき、どうしても感傷的な気分になってしまう。だけどそれはきっと、仕方のないことなのだ。そして、だからこそ、お祭り楽しい。終わらない祭りはない。終わらない祭りなんてあったところで、それはただの日常しかなくなってしまう。それでは、きっと、あの楽しさを、興奮を、ワクワクドキドキを、感じることなんてできなかったんだ。

そして、またそんな楽しさや興奮やワクワクドキドキに出会いいから、そうじゃない日常を頑張っていかなきゃいけないんだよな。

僕は、すっかり片づけが進んでしまってガランとし始めた会場で行われている、アフターイベントジャンケン大会を見ていた。イベント主催者と、景品を狙う参加者たちが一斉にジャンケンをして勝った人だけ残っていき、最後参加者同士でジャンケンをして勝てば景品をゲットできる、まあ普通ジャンケン大会だ。

勝った、負けた、主催者ジャンケン強すぎて誰も残らなかった、そんな感じで大いに盛り上がって、みんな笑っている。その笑顔にも少し寂しさを感じてしまうのは、流石に僕が感傷的過ぎるんだろう。

ジャンケン大会が終わり、色紙抽選結果発表で、僕の描いた色紙が無事誰かの手に渡ったのを見て、開場を出た。

ほんの気まぐれで、何年かぶりに本を作ったけど、これからまた、漫画でも描いてみようかな、と思えた。

おわり。

同人誌即売会に気まぐれで参加した。

2019年11月17日10時15分頃、僕は池袋にいた。

東京都に住むようになって15年近く経とうとしているし、何度も来たことのある街だ。

思えば初めて経験したアルバイトでの初めてのお給料を全て落として、電車代もないから家に帰ることもできず途方にくれたのもこの池袋だった。

5回くらいだけ通って嫌になって辞めたボーカルレッスンの教室があったのも池袋だった。

人生で初めて浮気をした相手ラブホテルに入ったのも池袋だった。

きちんと思いだそうとすれば、きっとまだまだあると思う。

今回はお金を落として途方に暮れているわけでもなく、身になっている気がしないボーカルレッスンに来たのでもなく、浮気をしに来たのでもない。そもそも僕にはしばらく恋人がいない。なぜだ。

ともかく、今日はいわゆる「位置ゲーであるスマホアプリ駅メモ!」の同人誌即売会、「フットバーしま~す!!9」(以下、フットバ9)に、サークル参加するためにこの池袋にやってきたのだ。

なお、ここから先の内容については、僕個人特定されないために所々にフェイクが…というかもうほとんど創作の域に達するレベルフェイクが織り込まれておりますレポートとは思わないでいただきたい。フットバ9に参加してないくせに参加した体で書かれた妄想日記と思っていただきたい。やばいである

フェイクのための設定が、偶然当日参加していた方にマッチングしてしまった場合はご容赦ください。できるだけそうはならないようにしてはいますが、リアル雰囲気も欲しいため、当日会場で耳にした・目にしたことや、ツイッターで見かけたことなどを参考にして構成しております

さらにそれを結構失礼な感じでいじっていたりするので、不快気持ちになりたくない方はご覧にならないほう賢明です。

また、「駅メモ」や同人イベントはをご存じでない方にもできるだけわかりやすく書こうとは思いますが、キャラクター名前などいちいち説明しているといくらなんでも大変なので、その辺はご容赦ください。

もちろん、フェイクがあるのは「ここから先の内容については」なので、僕にしばらく恋人がいないことは紛れもなく事実である。なぜだ。

キャリーケースを引きながら、サンシャイン通りを歩く。

朝家を出る前に、お釣りを用意するのを忘れていることに気が付いていた僕は、本来ダメなことではあるのだが、池袋から会場となるサンシャインシティの展示ホールまでの道中にあるゲームセンターで、両替をさせてもらおうと考えていた。どうもすみません

立ち寄ったゲームセンター開店直後ということもあってか、お客さんの数はごく僅かで、否が応でもキャリーケースを引きながら入店した僕は少し目立ってしまう。

同人イベントがよく開催されている池袋において、この時間帯にキャリーケースを引いて入店してくる人間は釣銭用の両替目的ですと自己アピールしているようなものだ。

僕は必死に取り繕おうと、UFOキャッチャーの景品のリラックマに顔をほころばせたり、エナジードリンクが景品になっているゲームの前で小銭入れを取り出して100円玉が入っていないことに気づいた振りをした。完璧な演技である

もっとも、5000円札を入れ100円玉20枚と1000円札3枚に両替したのを誰かに目撃されていたら、

エナジードリンクを手に入れるために2000円の投入を想定している男」

と思われてしまたかもしれない。同様の人を見かけた場合は、そっと優しくコンビニに行けば200円ちょっとで買えることを教えてあげて欲しい。

ともあれ両替を済ませ、退店する。本当にすみませんでした、ア〇〇ーズサ〇シャ〇〇店さん。

でも、一応何もせずに店を出るのは悪いと思い、エナジードリンクを狙ってみるかと2回ほどプレイしたのですが、1ミリたりとも惜しいと思える瞬間がありませんでした。この恨みは死ぬまで忘れませんよ、アドアーズサンシャイン店さん。

ゲームセンターを出て少し歩くと、サンシャインシティ入り口が見える。会場となるホールへはここからもう少し歩くので、初めて会場に向かう僕は迷わないか少し不安だった。が、僕の横を迷いのない様子で颯爽と通り過ぎて行ったキャリーケースを引く女性を見て、彼女についていけば安心だと確信した。オタク系のイベントに限らず、目的地までの道順に不安がある場合は明らかに同じ目的であろう人達についていけばいいだけなのである同人イベント場合サークル参加者は高確率キャリーケースを引いているのでなおさらわかりやすい。あと気持ち早足。

10時40分頃には無事に会場に到着。サークル入場証を2枚もらった。

本当であれば売り子をお願いしていた友人と一緒に来る予定だったのだが、友人の勤め先で集団食中毒が発生し、多くの社員が急な休みを取ったらしい。原因はどうも某社員の家で開催された飲み会が原因だったようなのだが、飲み会に誘われなかったため食中毒回避した友人は、急遽フォローのために出勤することになってしまったのだ。飲み会には誘われないわ休日出勤することにはなるわで、可哀そうな友人である

というわけでサークル入場証は1枚でよかったのだが、事前に引き換え用紙に必要数2枚と書いてしまっていたので、コミュ障な僕は何も言わず2枚受け取ってしまった。受付の人に「何コイツ。貰えるもんは貰っとくタイプの人?あさましい!」と思われてしまたかもしれない。

会場は思っていた以上に広かった。

同時開催であったボーカロイドオンリーイベントスプラトゥーンオンリーイベントは、比較サークル参加者も一般参加者も多い人気イベントの様で、3つのイベントの中で駅メモイベントスペースは一番小規模だった。

しかし僕が入った時間はすでにサークル入場時間から1時間近く経っていたわけで、既に多くのサークルさんが到着しており、賑わいはボカロにもスプラトゥーンにも負けていませんでした。

(´-`).。o0(ボカロスプラトゥーンと比べると年齢層が高くリア充度が低く見えるな)

おっと、すみませんなんでもないです忘れてください。

自分サークルスペースに到着。俗に言う「島中」である。両隣のサークルさんはすでに到着していて設営もほぼ完了していた。

今日よろしくお願いします、と軽く挨拶を済ませ、早速テーブルの下に届いていた段ボール箱に手をかける。今回僕が作った本が、印刷会社から会場に直接届いているのだ。

カッターを持って来ていないことに気づいた。段ボール開封したり、不要となった段ボール解体するためにも必要アイテムだろう。今後機会があったら参考にしよう。

ひとまず、某倉庫アルバイトしていた時に培ったボールペン段ボール開封するテクニックを駆使して開封。我ながら見である。多分、今後機会があってもカッター必要ない。

本はとてもきれい印刷されていた。自分で描いた絵なのだから嫌になるほど眺めたはずなのに、きちんと本になっているとなぜだかちょっとだけ割増しでいい感じに見えた。

設営作業に入る。俗に言うサークル布を敷き、本を並べる。見本誌も用意する。そして、こちらも頒布するために用意した、駅メモキャラクターモチーフにしたバッジストラップキーホルダーシールを、ワイヤーネットを使って陳列する。ちなみにこれら、全部僕のハンドメイドである可愛い小物を夜な夜な生産するおっさん。絵的にはかなりきついものがあると思う。

いかんせんこういったレイアウトを考えるセンスがないので、自分でもだっさいなあと思いながらも、なんとか設営を完了した。

時刻は11時15分頃。ようやく少しだけ余裕ができたので、改めて会場を見回してみる。やはり、思っていたよりも広い。もう何年も前に某アニメオンリーイベントに参加したことがあったが、その時の会場よりも全然広いような気がする。

と、ふとあるエリアで目が留まった。

同人イベント界隈に、「壁サークル」という言葉がある。

サークルのスペースには、俗にいう「島中」「誕生日席」「壁」という種類がある。詳しい説明は省略するが、「島中」<「誕生日席」<「壁」の順で、サークルの人気度や知名度などがある程度現れている。

もちろんこれは絶対ではない。僕の主観も入っているし、あくまでも「そういう傾向がある場合がある」程度に思っていただきたい。

その中で「壁」に配置されるサークルを「壁サークル」と言ったりする。人気度や知名度が高いサークルで、そうなると当然作品クオリティも高い場合が多い。

この「壁サークル」は、「島中」に配置されたサークルと違って、背後にある壁にポスターなんかを掲示することができたりするというメリットがあったりするし、「壁」に配置されることは大変名誉なことなである

が、しかし。

フットバ9の壁サークルエリアは、島中や誕生日席が集まるエリアから若干離れているのだ。さらに、壁サークルの半分くらいはそこからさらに離れた場所存在していた。

一般参加者がまだ来場していない時間いくら知名度や実力のあるサークルとはいえサークルスペースの前に人が集まることはない。閑散としている。壁に貼ったポスターすらどこか悲壮感が漂っている。なんだったらヤマト運輸の受付と勘違いされかねない。

案の定ツイッターでこのエリアに配置されたサークルさんがもの申しててそりゃそうだよなって思った。

さて、いよいよ一般参加者の入場時間5分前、つまりイベント開始5分前だ。

この時、一人の男性が僕のスペース前にやってきた。

はじめまして自分、○○です」

ツイッター相互フォローになっている方だった。

この方も僕と同じく一人でサークル参加されているようで、いざイベントが始まるとなかなかスペースから離れられないので開場前に購入しても良いか、と聞かれた。実際のマナー的なものはどうなのかわからないが、僕はとりあえず本が売れる喜びでOKした。ついでにキーホルダーも買ってくれた。

宣伝見て、絶対買おうって思ってたんで開場前に来ちゃいました」

って言葉が、社交辞令だったとしても嬉しかった。

そしてすぐに一般開場。イベント開始のアナウンスがあり、サークル参加者たちが一斉に拍手する。僕もドキドキしながら拍手する。

やはりボカロスプラトゥーンエリア目的の人たちが多いようではあるが、駅メモエリアにも早速人が押し寄せる。人気サークル新刊や新作は、開始早々売切れる可能性もあるのだ。一般参加者はあらかじめカタログイベント公式サイトで目当てのものを探しておいて、開場後一番にそのサークルスペースに向かう。「走らないでください!」とアナウンスもあるほど、この開幕時の争いはそれなりに熾烈なのである

僕がその昔、初めてとあるオンリーイベント一般参加したときは、カタログをチェックするとかそういうことすら知らずに、ただなんとなく好きなアニメ同人誌が売ってる、くらいの感じで来場してしまった。そのため、開幕後のダッシュを目の当たりにして何が何だかからず「とりあえずみんな急いでるんだからついていかないと!」って思ってついて言ったら全然興味ない作品サークルに行きついた苦い経験がある。爆笑間違いなし。抱腹絶倒エピソードである。今これを読んでいる方たちもスマホPCの向こうで腹を抱えて笑っているに違いない。

さて、開幕して駅メモエリアにも一般参加者が流れてきているが、僕はというと過去のことを思わず思い返してしまうほど、ただ静かに座っていた。

開場して10分、15分が経過するが、僕のスペースには未だ誰も訪れない。

しかし、僕も過去オンリーイベントではないが同人誌即売会自体には何度かサークル参加したことがあるから、さほど焦ってはいなかった。

開始直後に人が訪れるのは、大手サークルや人気サークル、もしくは同ジャンルイベントに何度も参加していて、参加者同士で交流が多い人たちである

今回駅メモオンリーイベント特に何の繋がりも盛ってない状態で参加した僕のサークルには、大手サークル目的の買い物をあらかた終えた人が「さて、ブラブラと見て回りましょうかね」となるのを待たなければいけないのだ。

「今は大手タイム…今は大手タイム…」と心の中で繰り返していたが、少し口に出てしまっていたようで、心なしか両隣のサークルの方との距離が開いた気がした。

しばらくすると、予想通りチラホラと僕のサークルにも訪れてくれる人が現れ始めた。本やグッズがちょこちょこと売れていく。ものすごく嬉しい。

本を買っていってくれる人は2つのタイプに別れる。やってきてすぐ、見本誌も特に手に取ることなく「新刊1部ください」などと言って購入してくれる人と、見本誌を見た上で買ってくれる人だ。

前者はさらに4パターンに分けられるように思えた。以下の通りだ。

最初から買うことを決めている人

カタログ宣伝などを目にしていて、最初からうつもりでいてくれた可能性はある。

まず売切れたりする可能性のある大手や人気サークルを回った後に、僕のサークルにきてくれた、というわけだ。

② 僕の本のメインキャラ「うらら」が好きな人

うららが好きだから、とりあえずうららが描かれているから買う、というのは大いにあり得る話だ。内容はどうだっていい。そこにうららがいるから買うんだ。

(´-`).。o0(ちょっとやべー奴じゃん)

おっと失礼、なんでもありません。

③ もうとりあえず本なら買うって人

会場では色んなサークルが様々な駅メモに関するもの頒布している。

漫画小説イラストなどの本や、キーホルダー缶バッジや色紙、タオルなんかも売ってたりする。

そんな中でもうとりあえず本ならすべて買ってるっぽい人がいた。もちろん稀なタイプではあるが、一人ではないと思う。

(´-`).。o0(ちょっとやべー金持ちじゃん)

おっとこりゃまた失敬、なんでもありません。

④ とりあえず全部買う人

(´-`)<間違いなくやべー奴じゃん

いや、流石に全部ではないと思う、誇大表現をしてしまった。

しかし、僕のサークルスペースがある島で、おそらく端から端まですべてのサークルでなにかしらを購入していた。両手を本やグッズでいっぱいにしながら。

世の中にはやべー金持ちがいるものである

と、まあふざけてはしまったが、買ってくれる以上僕にとっては大歓迎な、感謝すべき人たちである

そして、後者の、見本誌を見た上で購入してくれる人。

この場合は、中身を見た上で購入を決断してくれているわけだから、ある程度の評価をもらえたのだと思うと、ノールックで買っていってくれた場合とはまた違う嬉しさがある。

もちろん、最初からうつもりではいたけれども、一応流れとして見本誌をチェックしている人もいるだろう。中身が漫画なのかイラスト本なのかを確認しただけ、という人もいるだろう。

それでも、中身を見た上で買ってくれるというのは、なんだかちょっと嬉しいものなのである

また、当然だが中身を見た上で買わずに去っていく人も多い。もちろん買ってくれるのが一番嬉しいが、意外と買ってもらえなくても、見てもらえただけで嬉しかったりもする。手に取って見ようと思える何かがあったのかな、と思う。

今回の本は、イラストを数ページ載せた後に4コマ漫画が数ページ、という構成であった。ペラペラとめくってくれている人の顔をこっそりうかがっていると、イラストのページを終えて4コマ漫画に至った後、少ししてふっ、と笑顔になってくれたりするときがあった。

勘違い可能性もあるけど、4コマ漫画を読んで顔をほころばせてくれたのだろう。本の内容にリアクションをとってくれる人がいる、その事実が嬉しいのだ。

しかし僕は、見本誌を見てもらうことに、ちょっとした悩みがある。

僕のつたない画力が露呈してしまうということももちろんだが、個人的にはそんなの比べ物にならないくらいに、悩んでいる。

それは、「見本誌を見てもらっている間僕はどうしていればいいんだろう問題である

気まずい。とにかく気まずい。そしてやっぱり自分漫画を目の前で見られていることが少し恥ずかしい。しかもつたない画力だし。

しかけるコミュ力は持ち合わせていないし、そもそも見本誌をチェックしているのに話しかけられたら邪魔だ。かといって、何事もないようにスマホをいじっていたり何か作業をしているというのも感じが悪いように思えるし、あからさまにリアクションをうかがうようにじろじろ見ているのもなんだかプレッシャーを与えてしまうような気がする。

結果、僕はというと、「スッ…」である

「スッ…」と静かに座っているのみである

みんな、あの時間どうやって過ごしているのだろう。今度機会があったら気を付けて見てみようと思う。

そんなこんなで本もちょこちょこと売れていく。

僕程度の本でも買っていってもらえるのは、やはりオンリーイベント恩恵だなと感じた。

そして、本よりも好調に売れていったのはグッズ類だった。

開始前にフォロワーさんが買ってくれたキーホルダーに続いて、本と一緒に買ってくれたり、グッズを単品で買ってくれたりで、初参加のサークルの割にはまあまあなペースで売れていたと思う。

ストラップってここにある分だけですか?」と尋ねてきた方がいた。

「そうなんです、手作りで用意したので、数が少なくてすみません」と伝えると、ツイッターで見てリトのストラップが欲しい!って思ってきたんですけど…残念だ!と悔しがって、本だけ買っていってくれた。欲しがってくれたことがなんとも嬉しかった。

その後も、本もグッズも少しずつではあるが売れていった。

当日のイベント時間中もツイッター写真を上げ宣伝をしていたので、おそらくそれを見て買いに来てくれているのか、まっすぐ僕のサークルスペースにやってきて、ノータイムで「○○ください」みたいな感じで言ってくれる人が多かった。

また、うららのバッジを買ってくれた人は本も一緒に買ってくれたのだけど、スペース前に来てまず「うららメインの本ですか?」と聞いてきた。「はい、うららメインです」と言うと、「じゃあ1部と、あとうららのバッジもください」とのこと。

わず「うらら推しですか?」と聞くと、力強く「はい!うらら推しです!」と答えてくれた。中学野球部かよ、と言いたくなるような、ピュアな力強さだった。

さて、会場には駅メモキャラクターであるでんこ」のコスプレをした人が、 Permalink | 記事への反応(7) | 17:38

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