はてなキーワード: ケアとは
http://anond.hatelabo.jp/20070414112142
http://anond.hatelabo.jp/20150106164328
結婚15年目。
最初に書いてから十年、前回書いてから二年経ったが、相も変わらず妻が可愛く見えて仕方が無い。
妻も40歳を過ぎて年相応に老けてきていると思うが、私からはよく分からない。二十代の頃と変わらない気もするし全然違う気もする。
まだ目尻のシワもほうれい線も出ていない。ちゃんとケアをしているからと言っているから頑張ってはいるらしい。
太ってきているのが悩みの種らしいが、私からは中肉中背に見えるしガリガリよりは健康的でいいのではないかと思う。
子どもたちも「お母さん綺麗ね」と言われるらしいので、私の目だけがおかしいわけではないようだ。
街を歩いていたらナンパでもされるんじゃないかと思ったりもするが、そう言うと「こんなおばさんに誰も声かけないわよ」と笑う。
言い過ぎると嘘に聞こえると言って減らした「可愛いね」も、結局元に戻って二日に一度は言っている。
妻の方は慣れたもので私に言われてもどうとも思わないようで、老けたのがイヤだとかこれ以上年を取りたくないとか唸っている。
周りの夫婦はぼちぼち離婚しているところもあるので、うちも不意に冷めてしまったりするのかと戦々恐々としているが、とりあえず今日のところはまだ大丈夫だ。
明日のことは分からないが、きっと今日とそう変わらないだろう。
可愛く見えるのがフェロモンパワーならもう一人くらい赤ちゃん出来てもよさそうだったが、年齢的にもう出来ないだろう。
奇しくも、今日は一番最初に書いた日と同じ日なのだが、特に狙ったわけではない。
春になると惚気てみたくなるのかもしれない。
業界20年目だけど、まるで成長してない(安西先生)って感じる事ばかり
20年もこんなマッチポンプに付き合わされればそりゃ愛想も付きますわ
一部のプログラミング大好きサーバー大好きっ子はその手の仕事が好きなのかもしんないけどこっちはそんなことしたくねーよ
なんでプログラミング言語や処理系のケアまでなんでこっちがしなきゃいけないの?アップデートに付き合わされなきゃいけないの?
自分の要望・目的をしたいことリストアップ言語かなんかに書いておいて、実現する技術はその時々で最適なものを選定してくれませんか?
したい事は変わらないのにプログラミング言語やらOSがアップデートされたので開発をやり直します!ってあきれて物も言えないわww
しっかり洗っている人って本当に極稀です。
石鹸つけない人、流水に浸すだけの人、指先だけ一瞬濡らす人、
そもそも手洗い場に見向きもしない人…。
ハンカチなどで手を拭かない、壁に手を付けて水気を取る人も結構います
ドライヤーあっても使わない人多いです。
http://anond.hatelabo.jp/20170409084033
お遊び代わりの習い事はさせてるよ。
ちなみに私立はここらへんにはないこともあって私立進学は一般的じゃない。
まだまだ未婚のシングルマザーは珍しい地域だから、他の子供にからかわれたり、噂になったりして虐められることは多いけれど、
そういった覚悟がなかった母親はうちの子がかわいそうしか言わずに、まともに自分の子供のケアなんてしてない。
箸の持ち方すら教わっておらず、ご飯は立膝で食べる韓国式。
母親に時間も余裕もないからスナック菓子とか菓子パンが食事代わりになることも多い。
もちろん勉強をしっかり見てやれる能力も時間もないから学校の成績は落ちこぼれ。
まあ、どっちみち資格もないシングル子持ちが稼げるお金なんてたかがしれてて、金銭的にも進学は厳しいけどね。
出生当時、初孫を娘と一緒に愛情たっぷりに育てる!!と奮い立ってた祖父母は寄る年波には勝てず、逆にそろそろ自分が面倒みてもらう番になるのも近い。
まあ、母親自体が遅くにできた子で望まぬ妊娠をした時期にすでにそれなりの年だったっていう事情はあるけどね。
まあ、愛情たっぷりのお母さんなんで激務の仕事とストレスで疲れ切って、もと交際相手に対して呪詛をいって、
たまに元気な時に思い取ったように子供に構って子供の写真いっぱい撮って愛情たっぷりに育ててるよ。
ちゃんと子供に菓子パンでもご飯も与えてた、暴力も振るっていない、実家の両親ともそれなりに交流があった畠山鈴香の子育てが虐待に該当するかしないかっていう話だよ。
2ヶ月朝晩毎日欠かさずやったら初めて「あれ、なんか良くなってる?」と思ったので一応書いておく。
多分1年間続けたら結構良くなるんじゃないかなー。ニキビで悩んでる人は今すぐ治したいと思っても無理だから根気良くやっていこう。
モットーは安くて効果のある化粧品をバチャバチャと水のように使うこと。
1,「ロゼット洗顔パスタ荒性肌用」で「泡立たせネット」を使って洗顔
2,「スキンコンディショナー ローション VC」をプレ化粧水としてビチャビチャ使う
4,「ペアアクネリキッド治療薬」をコットンに染み込ませニキビに貼って3分放置
5,「メラノCC 薬用しみ 集中対策 美容液」を顔全体に満足するまで塗り広げる
6,「ハトムギ保湿ジェル 」を塗る
8,「ザーネ クリーム」で蓋をする
これを毎日朝晩洗顔後にしてたら結構肌の調子がよくなった気がする。
油性肌で吹き出していた皮脂が落ち着いたのが良かったのかも。
他には普段から「マルチビタミン」「鉄分」「ペアA錠」を飲んでる。
ビタミン剤とか薬だけでニキビを治そうとしても俺みたいに酷い人は絶対に治らなくて、大事なのは洗顔後の保湿だと思うんだよね。
化粧水顔に塗って終わりーって人結構多いと思うけど、ちゃんと乳液とクリームを使ってしっかり保湿しろ!顔から肩までしっかりな!
化粧水が肌に馴染むまで掛かる時間とか考慮すると10分以上掛かるから面倒なんだけど、根気良く毎日朝晩続けたら半年、1年でかなり良くなると思うんだ。
高い化粧品使った方が効くのかもしれないけど、毎日継続できるかが一番大事だと思うから安い化粧品を水のように使って一緒に頑張ろうぜ。
気持ち良く2発抜き、翌朝目覚めて風呂に入ろうとしたとき衝撃を受けた。
おれの精子本当にくさい。
毎日のように励んでいた頃は全く気付かなかったけど、本当に吐きそうになる。
口臭とか汗臭さとはまた違う、刺激臭。
イカくさいとか、金木犀の香りとかでは表現できない身の危険を感じる臭い。
石鹸で一回軽く洗ったくらいでは落ちないから、ケアが雑だとすぐばれると思う。
「今日あの子生理くさいわーw」とか言ってるやつ、おまえのほうが精子くさいぞ。
「今日〇〇君、精子くさいなー」って会話、絶対女子会でもしてるだろ。
余談
精子について書いてたらふと思いだした、インターネットコミュニティの歴史を以下に記録する。
アフィブログ騒動を経て今でこそ隆盛を極めている2ch嫌儲板がまだ過疎っていた7年前の話。
独特のまったりした雰囲気と、独自の文化(極左けいおんスレ、花言葉さん、ペンギン博士、フリゲスレ、ハワイアン、声優の生理周期予想)があって居心地が良かったのだが、1日のレス数が100を切るようなあまりの過疎っぷりに危機感を覚えた有志が板起こし運動を始めた。
それがミニコミ誌Zartanの制作(くそつまらなった)、嫌儲の日といった催しにつながったのだが、最大の盛り上がりを見せていたのは天下一射精会だろう。
これは毎年クリスマスの0時から24時までに何回射精できるかを競う祭で、ライダーと呼ばれる男が30回前後射精していつも優勝していた。回数を競う一方で、日々の射精活動の成果を見せ合う芸術部門もあり、皆思い思いにフィギュアへのぶっかけ画像を投稿していた。
その中でも特に称賛を浴びたと同時にドン引きされたのが、「ザータン」と「きのこの山の箱」だ。
ザータンとはザーメンタンクの略で、日々放出した精子を貯めたペットボトルのことだ。確かにこの方法ならティッシュの処理に困ることもないだろうが、黄味がかった精子が一杯に入った2Lペットボトル数本の画像を開いた時は思わず鳥肌がたった。
しかし密封保存されているだけまだましだろう。もう一方は、もう想像がついたとは思うが、射精の的となり干からびたザーメンの層が幾重にも重なって厚さ数センチに達した、きのこの山の箱だ。精子が染み付いたせいで箱全体がヨレヨレになり、箱の中の一種神秘的な白さを完全に失ったザーメンは腐敗した茶色い固形物となって、掃除を怠った排水口の様だった。あれに比べたらザータンのほうがまだ清潔だ。画像を思い出すだけで、あの独特の、むせ返るような魚臭さを思い出す。
はてな匿名ダイアリーの場をお借りしてネットで事業を営む企業人にスポットを当てる企画、その名も「週刊ネクストフューチャー」。
第54回となる今回は、ネットで「創作キャラ代行業務」というニッチなジャンルを請け負うテクニカルフィールドの栗松宏氏にお話を伺った。
ー今回はよろしくお願いします。
栗松宏氏(以下「栗」)「よろしくどうもー」
ー早速ですが、創作キャラ代行業務、というのは、一体どのようなお仕事なんですか?
栗「文字通りなんですけど、Twitterを中心にフォロワーに向けて創作キャラを演じて遊びたいという人の依頼を受けて、それを演じる仕事ですね」
ーキャラクターの細かな注文を受け付けて、ということですか?
栗「そうです」
栗「最近だと、ミスターナゲット、というのをやりました。依頼主の方は前年までご自分で演じられていたらしいのですが、今年は家庭の事情で忙しいとのことで。うちの24時間プランでお申し込みをいただきました」
ーミスターナゲットとはまた、某企業のPRみたいですね。(笑)
栗「そうなんですよ。なんかですね、フォロワーの方をひとりでも多くその某企業に行かせてくれ、とは言われましたね。まあ、そこは結果論でしか叶えられないんですがね」
ーなるほど(笑)
栗「いやー、無茶な注文してくれるなあ、って思いましたよ」
ー例えばそのミスターナゲットだと、どんな1日を過ごすんですか?
栗「このキャラクターは比較的楽な方で、文面を考えなくて済むんですね。だから、依頼主の方もエコノミープランでお申し込みいただきました。基本的に、ナゲッ とか ゲナゲ! ってやっとけばいい感じなので、片手間でやれたのは助かりました」
ーしかし、一日中そういったキャラクターを演じるのは、精神的に参ってしまわないですか?
栗「はい、もちろんです。だから、この依頼が殺到するエイプリルフールなんかは、一ヶ月前から心身のケアに努めます。他にも大企業アカウントのなりきりも請け負っていたので、時間との戦いでしたね」
栗「全部で8台です。モニターが13。スタッフが4人いるので、例えばミスターナゲットだと私と田原くんとで作り上げたキャラクターですね」(栗松氏、スタッフの田原氏を指差す)
ーそのキャラクターで最も苦労した点は何ですか?
栗「はっきり言って意味不明なキャラクターなので、独特のバランスを崩さないように考慮しました。昨年との差異をつけるために、少し日本語を習得したというストーリーを依頼主の方に提案しまして、カタコトで話すようにしました。依頼主の方は最後までその方向性に悩んでいたみたいですが、フォロワーがもとめる面白さを追求したかったので、こちらも粘り強く(笑)」
栗「そうです。中々奥が深いんですよ」
ー大変参考になりました。ありがとうございました。
栗「また、よろしくお願いします」
彼女の旦那はひどい男だった。まずその話をする。これが発端だからだ。
彼女とその旦那は学生時代に出会い、就職後に結婚した。結婚後も、二人は幸せだった。(この段階では俺は一切登場しない。登場したら不倫になってしまう)しばらくは子供を作らないと決め、多趣味な旦那にくっついていく形で彼女もいろんな経験をしたそうだ。文字通り地球の北から南まで、様々なところへ旅行へ行った。お金もあったし、旦那は大企業。現代において、最良の結婚といっていい。その頃の写真には、まさに人類の幸せというものを教えてもらった気がする。とにかく、素晴らしい夫婦だった。
だった、ということはつまり、どこかで亀裂が入ったということだ。ここで登場するのが俺…というわけじゃない。俺はもう少し後だ。
旦那は栄転した。そこに転勤するということが選ばれた幹部候補の証であり、旦那は意気揚々と赴任地へ向かった。週末は彼女のもとへ帰り、月曜朝一の新幹線で出勤する。まさにエリート。しかしやはり、そういう生活はきつい。幹部候補ともなれば、その業務は半端じゃない。
この辺、長々と書く意味はないので省略するが。つまり、旦那は現地で女を作った。週末になかなか帰らなくなり、帰ってきたら来たで服の趣味が彼女の知らないものになっていたり、スマホにロックがかかっていたり、まぁ、そういうありがちな話しが長らく続く。
俺はその頃に彼女と知り合った。SNS上で、共通の趣味を通じて。ありがちな展開だけど。
で、悩む彼女に俺はいろいろとアドバイスをした。最初は単なる悩み相談から、徐々にキナ臭い方向へ。旦那が寝てる間に指紋認証突破しては、とかね。
それで、旦那のスマホからは、まぁ、お察しの通りのモノが大変な量出てきた。すごかった。正直すごかった。圧倒的な幹部候補セックス。札束を丸めて突っ込んでるとか、Vシネかよ。見たことないし多分そんなシーンないと思うけど。童貞の俺には手に余るシロモノだった。そういうことで、落ち込む(というレベルじゃないけど)彼女を励まし、勇気づけ、興信所を手配したり法テラスの手続きしたり、抜け殻の彼女の身の回りの世話をしたりして、彼女は旦那と離婚した。まぁ、俺が彼女の周囲にいることは彼女に取ってめちゃくちゃ不利だったんだけど(旦那からもそう指摘された)、証拠の内容が内容だし、浮気相手の女性を二回妊娠させていたりと大変なことになっていたので、俺の件は相殺された。
実際のところ、俺は彼女とはセックスしていない。セックスしてなけりゃいいのかという問題ではあるけど、キスなんかも彼女が結婚してる間はしていない。
ここで、俺の話をする。
俺は長身で痩身の雰囲気イケメンの男。神木隆之介っぽいとはよくいわれる。我ながら結構、いや相当いけると思う。彼女と知り合ったとき25歳で、今は32。
ちんこ、これはとても重要だ。太っていたころは、「大丈夫、腹の肉に埋もれているだけだし」と言い訳もできた。しかし痩せて行くにつれ、現実が腹の下から現れだしたのである。
…ちんこが、小さい!
俺のちんこは…これが…これが俺の真のちんこだったというのか…!?
最大に、フルに、マキシマムにさせてもその全長は7cm・・・いや、正直に言うけど、5cmである。5cmである。5cmなのだ。5cmさ。握れない。つまむのがやっと。
AVを見ていて、ぶっかけ要因の汁男優が列をなす場面があるだろう。それを見てて、やっぱり中には、すごく小さい人もいる。俺はそういう男性がいるととても安心して、オナニーをすることができた。しかし、己のちんこに向き合ったとき、思い至った。ちんこが小さい汁男優は、その後の本番の場面には参加していないという事実。記憶の限り、脳内でわが友たちの姿を検索しても、やはり、ちんこが小さいフレンズは本番には存在していなかった。もちろん、汁男優はあくまで汁専門。その後の絡みに関係することはないが、汁男優が本番に参加する企画のAVでも、ちんこの小さい男性は姿を消している。俺の脳をちんこ差別の電撃が襲う。AV映えしないという理由なのか。そんなにも視聴者はマグナムを求めているのか。
いてもたってもいられなくなった俺は、スマホを手に取った。
ちんこの問題に関して、ネットは信用できない。どいつもこいつも、ちんこがそれなりにでかいことを当然のこととして話をしている。包茎に関しても、まるで仮性包茎がレアであるかのような物言いだ。これは欺瞞だ。男同士でも、ちんこの大小はアイデンティティにかかわる問題なので、通常話すことはしない。銭湯で確認しようにも、俺は生粋のメガネ民族。湯気たちこめる銭湯では、真のちんこを見極めることができない。
かのレオナルド・ダヴィンチが実践していたという、「その道のプロに尋ねる」という究極の人力検索を俺は敢行した。
祈るように俺はデリヘルを手配した。
プロを待つ間、俺は立ったり座ったり、掃除をしたり瞑想をしたり、1分が数時間にも感じた。これほどの焦りは「俺は糖尿病なんじゃないか」と病院の待合室で脂汗を流して以来だ。
プロが到着した。むっちりした女性だ。プロをもてなす。お茶を出したが、さすがはプロ。口を付けない。何か変なもの入ってたら困るしな、と俺は初めて思い至った。
「それじゃあ…」とプロが言いかけるのを「あ、いや」と制止し、悩みを打ち明けた。
俺のちんこのサイズは、一般的にどの程度なのか…本当のことを教えてほしい。
世のあらゆるちんこを、ペニスを、男根を見てきた彼女ならそれがわかるはず。呼吸を抑えてパンツを脱ぐ。「みんなこんなもんですよ」の声を期待しながら。
脱いだ時、空気が変わるのを感じた。俺は死んだ。
あー…みたいな彼女の表情にすべてをあきらめた俺は、「いかがですか…」とちんこをさらにちいさくして、聞いてみた。
プロはしばらく逡巡したのち、「あの…ちょっと…あのぉ…歴代最小っていうか…」と答えてくれた。
俺は彼女のお尻に顔をうずめながら泣いた。最高に気持ちよかった。
帰り際、プロは「大丈夫…大丈夫ですよ!」と励ましてくれた。それほどまでにちいさかったのかもしれないが、とても感謝している。
ちんこが小さいのはギリギリで挽回できるとしても、やはりネックはかつて死ぬほど太っていたことだ。
中学~大学まで、体重の増大に歯止めがかからず、一時は130kgを超えた。5分歩くだけで大量の汗をかく。そんなキモい身体だから当然友達も恋人もできない。コミュ障の出来上がりである。おまけに心臓と肝臓にダメージが残った。今も血圧の薬を毎日飲んでいる。心臓は細胞が入れ替わらないから、「治る」ということはないらしいな。この肥大した心臓と一生付き合っていかなくてはならない。最盛期は、うつぶせに寝ると心臓の鼓動で体が上下するくらい、肥大していたから。
就職後、さすがに死を感じてダイエットした。肉が落ちる快感とともにちんこが姿を現すという絶望も味わったが、やはり体が軽いのはいい。単純に服を着る楽しみができたし。ちんこがちいさいからスキニーパンツも全く、もう本当に全く問題なく着こなせる。ははは。ははははは。
同窓会に出席するのはもう本当に楽しみだった。上記のように、俺はなかなか顔もよかったし、背も高い。ちんこと脂肪を捧げてこれらを授かった俺は、同窓会でめちゃくちゃモテた。肥満による死の恐怖でブーストされた健康志向によって、ちんこ以外の体の部分もケアしていたから、同級生の男性たちより格段にかっこよかった。ちんこだけが問題だ。…いや、正確には、思春期を瀕死デブとして過ごしてしまった俺には、コミュ力が一切なかった。会話ができない。何を言えば面白いのかわからない。話題がない。結果、「それにしてもやせたね!」「かっこよくなったね!」以外の言葉はもらえず引き出せず。仕事に関しても、「何してるの?」「町工場的なところで働いてるよ」のやり取り一発で終わった。官僚になったN君の周りは最後まで人で群れていた。二次会は行かなかった。あの後きっと笑いものだったろうな。
プロによるちんこショックと、同窓会ショックで完全に男としての欠陥を認識した俺は、趣味の世界に走った。
とはいえ、町工場的なところで働く俺である。金はない。だからお金がかからない、かつ、健康的な趣味をやることにした。バードウォッチングと天体観測(どっちも双眼鏡で事足りるからお安い)、山歩きで見つけたハーブでハーブティ。ハーブティから発展して漢方やアロマ。
もうすっかり脱線したけど、冒頭の彼女とは、この趣味を通じて出会った。
彼女は素晴らしい女性だった。…もちろん、同情心が俺にそう感じさせたのかもしれないが。
離婚後、3年付き合った。彼女の両親にも会った。感謝もされた。この人を幸せにしたいと思った。俺はちんこ的には全く及ばないが、ちんこ的なものに忌避感が生じた彼女とならうまくやれるのかも、とか漠然と思った。キスはたくさんしたし、オーラルな行為もしたけど、童貞はそのままだった。それでもいいと思った。
この時が来たか、と、俺はロックを解除した。以前彼女にアドバイスしたとおりに。
いやぁ、ちんこのパワーってすごい。
ちんこにトラウマを抱えた彼女が、どういう経緯で自らちんこを求めるのか。しかも、元旦那である。よくわからないが、ただ一つ納得できることは、俺のちんこは小さく、元旦那のちんこはAV映えするモノであるということだ。これはまぁ、もうしょうがないな。無理だったな、俺のちんこ。すまなかったな。
しかし、いったいどういうことなんだろうな。あれほどの行為をした男の元に戻るというのは。要するに、あの写真のようなことを望んだというわけだ。すごいな。何を言わせてるんだろう。何を言ってるんだろう。あの写真のようなことを「私にしてほしかった」「お前にしたかった」とか、どうなればそうなるんだ。
ちんこには勝てなかった。俺と、俺のちんこでは太刀打ちできなかった。
先日、彼女が元さやに納まった。泣きながら俺に感謝の言葉を述べる彼女。しかし一方で元旦那にちんこを下品な言葉で切望する彼女。エロゲかよ。エロゲはどいつもこいつもちんこでかくて、やりきれないけど。そういうエロゲもあるはずだ。
なんかもう、俺にはよくわからないな。そもそも、いくら生物多様性とはいっても、これほどのちんこの存在は子孫を残せないだろう。ぶっちゃけると、5cmはもう限界いっぱいまでサバ読んで5cmなんだよ。定規を思い切り中のほうにまで埋めて、ちんこの根っこっぽいところまでをギリッギリで測ってそれだぜ。ドラゴンボールの初期の孫悟空のちんちんみたいな感じだ。タマのほうが圧倒的にでかい。タヌキかよ。
いくら配られたカードで勝負するしかないのが人生とはいってもさ、ここまでする必要があったか?
ちんこのサイズを気にしない女性はいる。という声はある。しかし、その結果があの彼女だぞ。何も信じられないだろう。どうだよ。この有様は。
facebookで彼女の投稿を見てしまう俺も俺だが、なんというか、俺と歩いた山道で普通に元旦那にして現旦那と写真を撮っているのを投稿するなよ。そこで「私にしてほしかった」ことをしてもらったのか?
あーーー。
神よ、俺にあと2cm与えたまえ。
中学3年生です。
学校に行けなくなり、とても辛かった。
いじめだと認めてくれない全ての先生と学校の事が嫌いになって憎んだ。特に担任の先生と、前担任の先生を憎んだ。
そして学校自体を憎んだし、決して文字にしてはいけない事を考えたりした。
辛くて辛くて、生きていきたくなかった。
いじめだろ、と強く言ったら認めはしないが「一年早く調査をしたりすればよかった」と先生が言い放ちました。
どうして一年早く何かしてくれなかったの?
前担任の先生がいじめが始まった日に「もう終わった事だから」と言って何もケアしてくれなかった。
そもそもその日に何かしてくれればよかったのに。
いじめる生徒は守って、いじめられる生徒は放置を貫きましたね。
当分はあの人たちを恨むことだと思います。
多分、いじめてきた奴を見ても過呼吸になりそうにならなくなった頃かな。
卒業出来て良かった。
担任の先生、ありがとう。前担任の先生ありがとう、教頭先生ありがとう、学年の先生ありがとう、その他の先生、ありがとう。
恨み、憎しみ、そんなのよりも感謝が強い。
帰宅ラッシュ時のサラリーマンの口が臭い率が尋常ではない。なぜ彼らは自分の口の臭さをなんとかしようとしないのか。
顔が綺麗でも内臓が腐った臭いを吐き放つOL。とにかくあくびをするな。歩く公害だよこいつら。口が臭い奴ほんとに多すぎる。百歩譲って臭いのは仕方ないよ、胃の調子とか口腔環境の事情とかあるだろうから。だけどせめて周りに迷惑をかけないよう配慮しろよ。ブレスケア飲むとかガムを噛むとかあるじゃん。
ワキガ歴は15年くらいになるだろうか。何もケアしないとかなり匂うのが自分でも分かる。
昔からそれなりにデオドラント用品を試してみたが、どれも汗をかいたりして匂いが出てしまうという状況の時には効かなかった。
しかしなぜかひとつだけ体に合ったのか、Hミッテルという塗り薬?を3日以上塗り続けると汗をかいた状況でも無臭に近い状態でいられた。1~2日だけではほとんど効果が無く、3日以上続けないと効果が出なかった。
これはかなり自信があるが、自分がワキガな事に気づいてる友人知人はおそらくひとりもいない。
ワキガの友達には直接本人に言ってしまう関係性の連中だったし遠慮されてる感じもない。それぐらいその塗り薬は効いていた。
なので夏は毎日塗るから無臭状態が続くが、冬などあまり汗をかく危険性が無い時はついサボってしまい、厚着して汗をかくと匂いが出る時があった。しかし自分に合ったいい商品を見つけたが、ほぼ毎日塗らないといけないというのがネックだった。
このまま一生これを買い続ける費用と、塗り忘れた時の不安とワキガというコンプレックスを解消してしまおうとワキガ手術をする事にした。
方法を調べていたら剪除法(皮弁法)というのなら保険が効くらしく両脇で5万円ぐらいで済むことがわかった。
(自分は両脇二回づつだったので結局10万弱ぐらいかかった。)
しかも効果も他の方法に比べて高い効果が得られるようなので一択だった。
次は病院選びだが、田舎から都会に引っ越してきたので選び放題だった。
人気がある病院だったのか、予約がかなり取りづらく手術は平日の昼間ぐらいしか空いていなかった。
手術までの流れは
・診断
・手術&固定
・経過観察&消毒(手術三日後)
・抜糸(手術一週間後)
・塗り薬などで手術跡のケア
というのを左右ずつやる。計二回。
範囲が広いと片側を二回に分けてやるので計四回。
・診断
自分はここでアポクリン腺が広範囲にあるので片側二回、計四回に分けてやると言われた。
左 上部、右 上部、左 下部、右 下部 の順番。順番は選べる。
上部が特にアポクリン腺が多いとの事だったので、先に上部をやることにした。
四回に分けてやるというのは、かなりショックだった。
同じ場所は手術後に一年経ってないとできないので、全部終わるのに二年かかった。
・事前検査
血液検査をするだけ。
・手術&固定
手術は片方40分ぐらいかかった。日帰り。
最初に麻酔をワキに打たれるのだが、これが妙に痛くて嫌だった。
毎回二本ぐらい打たれたのではないだろうか。
感覚はすぐに無くなり、メスで切開されているのがワキをつたってくる血で分かる。
血が苦手なのでこの感覚も毎度苦手だった。
その後は切った箇所から指を入れて皮膚を引っくり返してアポクリン腺を除去していくのだろうけど見えないのでよく分からない。麻酔が効いているので全く痛くない。
皮膚を引っ張られている時も、手の甲の拳骨あたりの皮膚をつねられているぐらいだ。
手術が終わるとかなりワキをかなり圧迫されながら固定された。
これをタイオーバーといって、皮膚と肉をくっつける為にやるらしい。
脇を開くことができないので、基本的に衣服はシャツやジャケット前開きの服のみとなる。
Tシャツは着れない。伸びる素材で作られたタンクトップなどはギリ着れた。
パジャマがTシャツやスウェットの場合事前に、いつもよりゆったりしたサイズの前開きの服を購入しておかないとツラい。
ユニクロで投げ売りされてるシャツを二枚買ってパジャマにした。
ワキを閉めっぱなしにしないといけないので、煩わしく日常生活に支障が出るが片側は普通に使えるのでそんなでもない。
シャワーも当日から入れて、脇を濡らさないようにすれば頭も洗える。
寝る時はバンドを体に巻いてワキが寝てる間に動かないように固定する。
痛み止めを毎回もらったが、初日に麻酔が切れて痛みそうになる前に飲んでいたので術後に痛みを感じた事は四回の内一度も無い。
・経過観察&消毒(手術三日後)
経過観察は異常が無いか見てもらい、ガーゼを変えて固定をやり直してもらう。
ここではじめて術後のワキと対面できるが、ワキ周りが内出血してたりしてちょっとグロい。
固定をしっかりやらなかったり、動かしてしまうと圧迫してる箇所がシワになってしまうらしい。
最初は固定に神経質になっていたが、徐々に意識が薄れてかなり適当に過ごしていても運が良かったのかシワにはならなかった。飲酒は止められたかどうか忘れてしまったが、ほぼ毎日飲んでいた。
・抜糸(手術一週間後)
・塗り薬などで手術跡のケア
抜糸をしても数日は薬を塗りガーゼを当てて軽めに固定する。しかしほぼ固定のストレスは無い。
ワキの下部の方が皮膚がくっつきにくいらしく、一回だけ抜糸後の経過を見て右の下部の固定が延長(三日)された。
術後のワキの色を改善する為の飲み薬を処方されたりする。
・左右の手術を終えて
上部が特にアポクリン腺が多かった為左右の一回目をやった時点でかなりニオイは軽減された。
ワキ毛はなくなった。術後一年経っている上部には、同じ穴から二本同時に太いのが生えていた毛は無くなった。
アポクリン腺の再生について先生に聞いてみたのだが、多少あるらしいがほぼ気にならない程度の多少らしい。
術後の色素沈着に関しては男だからかそんなに気にならない。
ただワキ毛も無いので、あまり大っぴらにワキを見せる気にもならない。
手術をして本当に良かったと思う。
デブス婆ですこんばんは。
でもブスなりにおしゃれ?とまではいかなくてもちゃんと洗ったシンプルなウニムジギャップなどを着て
髪は美容室で染めて、やり過ぎない程度に巻く。
メイクもたしなみ程度にやる。
で、世間様に迷惑かけないレベルにしてるつもりだったんだけど、
(デブは不治の病で治らない)
迷惑かけない程度にしてるつもりだったけど違ったのか
普通でいい
ブスならブスって聞かせて欲しい、
ブスだから付き合いたくないって言われたら仕方ないね…って思えるし。
贅沢言うと客観的にそれよろしくないでーって言ってくれる機関が欲しい。
自分の美意識で精いっぱいやってるつもりだから今のではだめだこれ以上良くしろと言われても、なにをどうしたらいいか皆目わからんのよ。
とあるプロジェクトで、かなり緻密な指示書があり別途注意事項も添えてMTGも行い、日々の進捗確認でも注意事項を共有していたのに
その指示通りに作業を行わずにプロジェクト終盤に残業が発生した社員に対しても残業代を払う必要があるんでしょうか?
自分は管理者なのですが昨今の残業に対する経営陣の考え方が変わったこともあり、なぜこの残業時間が発生したのか聞かれています。
きちんと管理もしていましたし、モチベーションの波も大きい社員でしたので気を使っていました。天候が悪いと体調も崩しやすいのでケアもかなりしてきたと思います。
でもなぜこんな無能に気を使ってきたのに尻ぬぐいをしなければいけないのか、納得が出来ません。
転職しろという方もいるかもしれませんが、それはそれでなぜこの無能のために自分が転職しなければいけないのかも納得できないです。
三月の機械室は寒い。ビル全体に快適な空調を提供するための機械が詰め込まれ、常に忙しく稼働しているが、地下三階のこの部屋自体は空調の対象外だ。本来人間のいる部屋ではないから当然である。
束の間静かになったかと思うと、あちらの機器が動き、こちらの機器が唸る。遥か上層まで温風を送るための、巨大な機械の稼働音。出入口の重たい鉄の扉には、騒音の漏れ出しを防ぐためだろう、「開放厳禁」のプレートが貼られている。
その扉の横には、在室者表示パネルがあるのだが、あまり意味はないのかも知れない。人がいると表示されているにも関わらず、全ての照明をオフにして出てゆく人が時々いる。後に残るのは機械が動く音と、非常誘導灯の光だけ。
私はその、地下三階の機械室で働いていた。申し訳程度に置かれたストーブは、部屋の寒さと広さに対してあまりに貧弱で、温かいと感じたことはなかった。仕事中もコートは脱がず、ヒートテックの腰と肩と下腹部に、貼るタイプのカイロを仕込む。電気ポットも電子レンジももちろんないので、温かい飲み物を一日に二本は買いに行く。それだけやっても、夕方には体が氷のように冷たくなる。大きな音をずっと聞いているためか、外に出ると全ての音が遠く小さく聞こえた。
ここまでの文章を読めば、そういう場で働く職業の人か、と思われるだろう。だが、実際はタイトルの通りである。Excelや専用ソフトを用いた書類作成が主な仕事であり、その他コピー取りや備品の注文といった雑務も行う、私はただの「派遣の事務の女性」だ。機械室の奥の、気休めのようにパーテーションで区切られた広場という就業場所以外は。
そこに常駐しているのは私一人だった。他の人は打ち合わせで外に出たり、営業所に出向いたり、同じ建物内の別の事務所で仕事をしていた。
ただの事務のくせに、スマートフォンは常に手元に置いていた。心証が悪いのは分かっていた。それでも手放せなかった。一人きりで機械室に置かれた心細さも多分にあったが、在室表示を見落とした誰かに照明を落とされてしまったら、光源は非常灯とパソコンのモニターだけになる。そうなると私はスマートフォンのLEDライトを点けて、機器の間の通路を通り抜け、自分で照明スイッチの所まで行かなくてはならない。そういう事態が、一日に三度は発生する。昔、自分で懐中電灯を持って歩くお化け屋敷に入ったことがあるが、今は何故あんなものにお金を出していたのかと不思議に思う。機械室に、脅かしに来るお化けはいない。誰も居ない。こちらの方がずっと怖い。
そんな環境で三日ほど働いた。たったの三日。その三日間で、私の心は駄目になった。四日目の朝、起き上がれなくなった。
目は覚めているのに体が動かない。スマートフォンの目覚ましアラームが鳴っている、うるさい、止めなければ。頭では分かっているのに、全身が鉛のように重く、手を伸ばすのも一苦労だった。起き上がることはもちろん出来なかった。
毛布にくるまったまま、体調が悪いので休みます、と派遣元と派遣先にそれぞれ電話を入れた。そのまましばらくぼんやりしていた。食事を摂るべきだと思い至って、ベッドの上を這い、落ちるようにして床に降りた。その姿勢のまま、壁を見つめて泣いた。
休むつもりなんかなかった。少なくとも昨日の終業の時点では。テキスト形式のToDoリストに、明日の作業に使うはずのファイルのパスを貼り付け、紙の資料は机の上に出しておいた。温かい飲み物を毎回買うのはお金がかかり過ぎると思い、買い物リストに魔法瓶と書き込んだ。小腹が空いた時のための飴のストックも、どの職場にも持ってゆく自作のマニュアルも、引き出しの中に入っていた。明日もここで仕事をするのだと信じて疑わなかった。
最後の一藁が積まれたのは、おそらく退勤後、帰りの電車に乗った時だ。運よく空いた座席に座ることが出来た私は、鞄から文庫本を取り出したものの、読む気になれず膝の上に置いてしまった。凍え切っていた体が、車内の暖房に温められて緩むのを感じた。それを自覚した時、ああ、今の私はホームレスの人みたいだ、と思った。
ローカルな現象かも知れないので補足しておくと、私が利用している普通電車には、時々ホームレスが乗ってくる。全財産であろう荷物を抱え、申し訳なさそうに体を縮めている。彼らが乗ってくるのは、決まって冷え込みの厳しい早朝や深夜だ。深夜営業のマクドナルドも、地下街もない田舎だから、初乗り料金の切符を買って電車の中で暖を取るのである。
彼らのほとんどは、きっと悪いことをしたわけではないのだろう。好き好んでそうしているわけでもないのだろう。私も同じだ。それなりに一生懸命やってきたつもりだった。そうして勝ち取ったものが、この労働環境と、冷え切った体だった。
心の背骨が、音を立てて折れた。
たった三日で、と書いたが、実際はそうではない。実は夏から、私は似たような環境で働いていた。
そこはとあるビルの、やはり本来は機械室で、冷房機器がなかった。もちろん窓もなく、日差しに焼き殺されることこそなかったが、這い上がってくる湿気に蒸し焼きにされるような、座っているだけで体力を削り取られるような環境だった。
体調を崩して病院に行くと、熱中症と診断された。冷房を付けないと体に毒ですよと医師に言われ、冷房機器自体が職場にないと伝えると絶句された。月の医療費は一万円近くに上り、休んだ分の給与はもちろん出ず、家計は逼迫した。冷房なしでも平気な鋼の肉体ではない私が悪いのか、と理不尽に感じた。
それでも働き続けたのは、頑張れば良くなると信じていたからだ。冷房は今手配してるから、という雇用主の言葉を信じていた。臨時の事務所と言えどここまでひどいことはそうそうない、とも聞かされていた。認められれば営業所への配属も叶うと思っていた。結局、夏も終わる頃になって馬力不足のエアコンが付いた。そんなものが要らない秋が来て、防寒着とカイロとヒートテックで武装するしかない冬が来た。
なんとかそこでの仕事を二月いっぱいまで勤め上げ、三月からの配属先も機械室の臨時事務所だと聞かされた。今度はきちんとした事務所でしょうね、と私は確認した。ちゃんとした事務所の体裁になっている、という言葉を信じて、契約更新の書類に判を押した。
ちゃんとした事務所。
机とパソコンが置かれ、電話と通信環境さえあれば、それは「ちゃんとした事務所」ということになるのだろうか。パーテーションを暴力的に乗り越えてくる冷気と騒音は、ないものと見做すのが一般的なのだろうか。私には分からない。
ただ、体を壊し、薄給にも耐えて、それでも次は良くなると信じて頑張った結果がこれか、と絶望を噛み締めるには十分だった。新しい事務所の環境も、三日間という時間も。
仕事に行こうとして起き上がれなかったあの日から一週間、ずっと泣いて過ごしている。正確に言うと、何をしても涙が出て止まらないのだ。あの機械室で過ごした時間よりも、自室の壁を見つめて泣いている時間の方が長いというのはどういうことか、自分でもおかしいと思う。
年甲斐もなく泣きじゃくりながら関係者に電話をして(泣き止んでいる時間がほとんどないのだからやむを得まい)、とりあえず休職することが決まった。仕事が休みになったらやりたいと思っていたことは沢山あったはずなのに、旅行はおろか、買ったままになっていた本を開く気力もまだ湧かない。せめて気持ちを整理しようと、布団に潜り込んだままタブレットを使ってこの文章を書いている。
まだ耐えられる、という考え方は危ない。自分の限界と、改善の時期を正確に見極められるのならその限りではないが、少なくとも私には無理だった。まだ働けると思っていた。自分の限界は、思っていたよりも小さかった。
雇用主の人は、どうか労働環境に気を使って欲しい。口では耐えられると言いながら、無自覚のダメージでボロボロになっている、私のような人もいるかも知れない。同じ環境に置かれても、年に八百万円貰っている管理職と、四百万円貰っている社員と、二百万円貰っている派遣社員と、仕事が大好きで報酬なんか気にならないという人では、耐えられる限界がそれぞれ違う。
もし望まずに似たような環境に置かれている人がいたら、出来れば逃げて欲しい。次の仕事も見付けられていない私が、逃げても大丈夫だよ、とは到底言えないから、「出来れば」としか言えないのだけれど。朝から晩まで涙が止まらず、食べ物を買いに出れば道行く人や店員にぎょっとされ、転職活動をしようにも履歴書に貼る写真が撮れない、自分の好きなことも楽しめない、友人からの電話を受けてもロクに話せない──こんな状態になるくらいなら、もっと早く逃げておくべきだったのだと思う。
涙が止まったら、仕事を探しに行くつもりだ。最低限の空調機器の備わった居室で働かせてくれる転職先が、見つかるといいのだが。
【同月16日23時 追記】
勢いのまま書いて投稿したものに、多少の加筆修正を行った。面白くもない話題の長文なのに、予想よりもブクマ数が多くて驚いている。目を通してくださった方、ありがとう。その程度で休むのか、とのお叱りも覚悟してコメント欄を開いたはずが、今は世界の優しさを痛感している。
子供の頃の夢は作家だったので、文章力を褒められたり、覆面作家じゃないかと疑われるのは面映ゆい。私が本当に作家だったら、有名なジョークよろしく「良かった、可哀想な派遣社員はいないんだ……!」となって、それはそれで良かった気もする。
現実の私は、ボイラー技士の資格は持っていないが、その類の業界の専用ソフトの扱いに慣れている。派遣会社は業界経験者優先で仕事を紹介するし、少人数の臨時事務所は特に教育不要の経験者を欲しがるわけで、私が同じ業界の似たような職場に続けて派遣されたのはさほど不思議なことではない。
この労働環境が法に触れるものであることは、私も承知している。ただ、同じ事務所に出入りする他の社員たちは、不満は言っても我慢は出来るという様子だった。性別も給与も、滞在時間も違うのだから仕方がない。
私が一人で告発したとして、正社員ならふてぶてしく居座ることも出来るだろうが、派遣社員の場合はそれが原因で(表向きは「経営上のやむを得ない事情」で)即座に切られる可能性がある。自分の就業中にはとても出来なかった。逆に今の私は失うもののない身なので、後任が同じ目に遭う前に一言言っておきたいとは思っている。
本文中にも書いた通り、もしこれを読んでいる中に環境を作る側の人がいらしたら、少しの配慮をお願いしたい。この記事へのブクマコメントだけでも、「私より辛かったんじゃ……?」と思うような書き込みが複数あった。それらは全て、改善されるべきものだ。改善出来ない立場の人は、どうか自分の身と心を守って欲しいと願う。
幸いだったのは、今回の派遣先が短期契約で、私も近々次の仕事を探す心積もりであったこと。転職情報を集めたり、職務経歴書を作り始めた矢先だった。自分の心が折れたのは計算外だったものの、少し休んで五月くらいに次の仕事を見付けられれば大体予定通りだな、と結構気楽に構えている。
収入が絶えることだけが不安だったので、傷病手当金を貰える可能性があると教えて頂けたのは助かった。貰えないとしても、自分のメンタルケアのためにも明日は病院に行くつもりだ。
名も顔も知らぬ私の文章を読んで、心配してくれる人がいる。それだけで心が軽くなった。本当にありがとう。
ストレス要因はなくなったので、たっぷり寝て美味しいもの食べて、あとはジョギングしてプール行って本読んで映画観てカラオケに八時間くらい篭もれば回復すると思う。今はまだ泣いてるけど。私の今後のことは、どうかご心配なく。
理不尽な目にあった被害者本人を責めてるわけじゃなくて、別の人が同じような目にあわないためにはどうしたらいいか、という再発防止の話じゃないのかなあ
何かトラブルがあったときに誰が悪かったのかという犯人捜しをして責めたてるのではなくて、原因を究明してどうしたら再発を防げるかを考えましょう、というのが社会人の考え方でしょう
少なくとも、理不尽に対して怒りの声を上げるだけでは解決にはならないだろうし (溜飲が下がるという感情面での効用はあるのかもしれないけど)
怒りの声というのは、その怒りがちゃんと届く相手にしか届かないし、その届く相手はまず加害者になることはないでしょう
悲しいけど、加害者になる人というのはその怒りの声が届かないか、届いたとしても何に対して怒っているのかわからないような人だと思う
いずれにせよ、被害者本人に対するケアとは切り離して考えたほうがいいと思うのだけど、書き方によっては被害者を責めているようにもとられてしまうから難しいやね
「OTOSAN」
筒型のろうそくみたいなものを燃やして耳にあてると、その煙が耳の内部に浸透して耳あかが軟らかくなり、煙突作用と熱でその筒の
「輸入の耳ケア用品を使ったら1週間後に異常なかゆみが生じて耳の中から異物が出た」「説明書通り使ったら耳が聞こえにくくなった」
「耳の中にろうが流れてしまい、鼓膜が破れてしまった」等と消費者からの苦情をもとにキャンドルタイプの耳ケア用品について、
テストを実施した結果、これらの耳ケア用品を使用した場合には、耳の中に燃えかすなどの異物が入りやすいことから事故が
起こりやすいことがうかがわれ、安全性に問題のある商品と考えられる。
増田さま
この度は、「1-Day小説大賞」についてお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。
また、「1-Day小説大賞」の受賞作品の発表が遅れており、大変申し訳ございません。
今後ともアキュビュー(R)製品をご愛顧いただければ幸いでございます。
ご不明な点やお気付きの点等ございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニー
(C)Johnson & Johnson K.K. Vision Care Company 2017
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…と。