はてなキーワード: 山形浩生とは
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インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学 単行本 – 2021/3/31
出版社 : DU BOOKS (2021/3/31)
発売日 : 2021/3/31
単行本 : 264ページ
ISBN-13 : 978-4866471419
〈目次〉
・だれも口にしたがらない問題
・研究のむずかしさとその結果
・ありがちな症状
・人生を阻害、抑えられなくなる
・馴染みのない早漏
・本物のパートナーに魅力を感じなくなる
・恋愛への影響
・集中できない
・うつなどの病状
・超常刺激
・脳の反撃――諸刃の剣
・変態モノへの移行
・どこで一線を越えるのか
・原因と結果を切り分ける
・推奨される提言
・態度、教育、心の支え
・再起動での困難
・よくある質問
さいごに
・守旧派の逆襲
・教育――でも何をだれが教える?
さらに学びたい人のために
オリンピック大臣の丸川珠代みたいな、何の技能もなく意味もないお飾りなのに、地位と給料だけは高い社会的に無意味な仕事のこと。
丸川珠代だけが無能なわけではない。河野太郎も菅義偉も無能である。河野太郎が主唱した職域接種は明らかに大失策だった。だが、山形は丸川だけを標的にしている。数ある政治家の中から、あえて丸川の名前を選んだ。丸川が女性であり攻撃しやすいからだ。
一番問題なのは「お飾り」という表現である。丸川が男性だったら「お飾り」という表現を使っただろうか?否。「お飾り」は女性に対してしか使うことができず、ゆえに女性を侮蔑した表現である。「丸川が大臣に起用されたのはあいつが女だからだ」という山形の差別意識が露骨に透けて見える。
https://zenn.dev/satoru_takeuchi/articles/b4d0b811874522 を見て自分を省みて、書籍もそうだけどインターネットの文書の影響も大きい気がしたので、いくつか書いてみる。
今でも読める。ありがたい
2000年代ぐらいのプログラマで影響受けた人は多いんじゃないかなぁ。未だにファン
翻訳サイト、今はなくなっちゃったのかな。書籍版はKindle化して欲しい
以外にいくつかあったような…
ネットスケープの仕事場。とか大好きでたまに読み返す
https://www.hyuki.com/yukiwiki/
印象に残っている文書は
とか
続きで
論理や事実に基づかず観念論だけで愚策をとり続けるみたいなのを「日本型」反知性主義と呼ぶのをあちこちで見かけたが、まだコンセンサス得られてないみたいだな。(ちなみにそれはご存じ?)
それが誤用だと言ってる。
内田樹の『日本の反知性主義』については山形浩生が5年も前に十分批判してるから今更付け加えは要らないだろ。
https://cruel.hatenablog.com/entry/2015/08/20/185544
上に書かれている"事実に基づかず観念論だけで"というのは、むしろ知識人やエリートにありがちな態度。
そんな象牙の塔に閉じこもって机上の空論をこねくり回して、実際の問題に対処している下界の人間を見下す知識人に対して、
反-知性主義は一般大衆の地に足つけた身体感覚と直観こそが重要だと説く。
つまり、あなたが言う日本型反知性主義の意味は、元の反知性主義の意味とは正反対だ。
新しい概念に対して名前をつけたいという場面はあるし、それを今使われている言葉からそのままにせよ少し改変するにせよ持ってくることもある。
ただ、「すでに意味が定義されている専門用語・学術用語をそれとは正反対の意味で使う」というのは、
わざとやってるなら悪質だし、気にならないなら言葉のセンスが無いよね。
まぁ日本型反知性主義とやらが使われている場面のほぼ全てが、単に対立者というか気に入らない人間に対する「バカ」の言い換えかレッテル貼りだから、素直にバカを使ったほうが良いよという結論は変わらない。
SSクラス 江藤淳、柄谷行人、廣松歩、栗本慎一郎、谷沢永一、村上泰亮、中村元
Sクラス 小室直樹、浅田彰、福田和也、渡部昇一、呉英智、蓮實重彦、永井陽之助、中村雄二郎、すが秀実、佐伯啓思、高澤秀次、筒井康隆、小谷野敦、菅野覚明、養老孟司 見田宗介、佐藤誠三郎、大森荘蔵、西部邁
Aクラス 丸山眞男、吉本隆明、長谷川三千子、丸山圭三郎、橋本治、村上陽一郎、佐藤優、松岡正剛、伊藤貫、猪木武徳、坂部恵、坂本多加雄、大澤真幸、中川八洋、永井均、野矢茂樹、小浜逸郎、飯田隆、河合隼雄、片岡鉄哉、鎌田東二、梅棹忠夫、竹内洋、山本夏彦、山口昌哉、入江隆則、
Bクラス 猪瀬直樹、坪内祐三、中沢新一、御厨貴、橋爪大三郎、鷲田清一、北岡伸一、池田清彦、中西輝政、立花隆、山本七平、宮台真司、桶谷秀昭、宮崎哲弥、司馬遼太郎、古田博司、市川浩、東谷暁、苅谷剛彦、秋山駿、関岡英之、加藤尚武、浅羽通明、松原隆一郎、東浩紀
Cクラス 中島岳志、鎌田哲哉、兵頭二十八、内田樹、森本敏、村上龍、西尾幹二、仲正昌樹、大江健三郎、齋藤孝、森岡正博、富岡幸一郎、小泉義之、井沢元彦、桝添要一、中西寛、中島義道、鄭大均、山内昌之、村田晃嗣、山形浩生、林道義、松本健一
Dクラス 斎藤環、福岡伸一、副島隆彦、榊原英資、梅原猛、寺島実郎、佐藤健志、大塚英志、五木寛之、笠井潔、潮匡人、高橋源一郎、岸田秀、山田昌弘、竹中平蔵、池田信夫、萱野稔人、大川隆寛、大森望、櫻田淳、上田紀行、手嶋龍一、和田秀樹、藤原正彦、中野剛志
Eクラス 佐々木中、村上春樹、三橋貴明、田原総一郎、木村太郎、池上彰、竹田恒泰、切通理作、島田雅彦、酒井信、夏野剛、苫米地英人、上野千鶴子、姜尚中、鷲田小爾太、竹田青嗣、小阪修平、佐藤亜紀、
Fクラス 糸井重里、加藤典洋、中上健次、勢古浩爾、北田暁大、藤原和博、小熊英二、佐々木俊尚、西條剛央、玄田有史、城繁幸、茂木健一郎、岩田温、千葉雅也、岡田斗司夫
Gクラス 小林よしのり、宇野常寛、勝谷誠彦、荻上チキ、鈴木謙介、勝間和代、伊坂幸太郎、濱野智史、赤木智弘、坂本龍一、いとうせいこう、上杉隆、酒井順子
Hクラス みのもんた、久米宏、古舘伊知郎、ハマコー、太田光、水道橋博士、テリー伊藤、リリー・フランキー、コシミズ、香山リカ、森永卓郎、ホリエモン、津田大介、ひろゆき、中村うさぎ、雨宮処凛、桜井誠
参議院議員選挙が近づき、れいわ新選組の山本太郎議員がした減税のためなら安倍内閣とも組むとの発言が支持者の間で炎上する一方、立憲民主党が経済政策を発表するなど、経済がニュースになった1週間でした。山本太郎議員は「2%を目指して物価を上げる」を公約にし、立憲民主党は「上げるべきは物価ではない、賃金だ」を公約にしています。どちらが正しいのでしょうか?
おまんじゅうが10,000個の経済があったします。1コ100円ならGDPは1,000,000円です。
これが翌年90円に値下がりしたとします。数量が同じであればGDPは900,000円です。物価全体が下がることを「デフレ」といいます。
「名目成長率」はマイナス10%ですが、これは物価が10%下落したからで、それを差し引いて考えた「実質成長率」は0%で、名目成長率<実質成長率となりました。
ところでおまんじゅうの値段が下がれば、同じお金でおまんじゅうが余分に買えるようになったのだから、とてもよいことのように思います。でも、来年の物価が下がるとしたら、企業は人を雇うでしょうか。お金を金庫にしまっておけば同じお金でも来年は価値があがって余分に物が買えるようになるのだから、人なんて雇いませんよね。借金して投資するなんてトンデモない。返済の負担が重くなるのですから。投資が落ち込み、雇われる人が少なくなります。雇われる人が少なく、お給料の総額が減れば物を買う人が少なくなり、次の年はさらに消費も落ち込みます。さらに物の値段が下がるのだから、ますますお金は使われなくなります。こうして物価の下落と経済の縮小がらせん階段を下っていくように進むありさまを「デフレスパイラル」といいます。企業の「内部留保」が増えているのはデフレだからです。
民主党政権時代、物価はほぼ全期間下がり続け、名目成長率は常に実質成長率を下回っていました。だから民主党政権時代は、現金を持っている人、安定した職がある人は「物が安くなった」と幸せでも、不安定な職しかつけなかった人、これから職に就こうとする人にとっては最悪で-デフレになれば売上も下がりますが仕入れも下がります。ただ同じように下がらないものがあります。それは「借金」と「賃金」です。借金は物価が下がっても減りませんし、正社員の賃金には下方硬直性があります。それゆえデフレ化で企業にとって借金と並んで一番負担に感じられるのは賃金です。だからデフレになると新卒の採用と不安定な就労層の雇用が一番打撃を受けるのです。-安月給で長時間労働を強いるブラック企業が全盛でした。
物価が上がればどうでしょうか?お金を持ったままだと来年価値が減ってしまいますから、人を雇ってより儲けなければなりません。だから企業はより人を雇うようになります。
デフレを放置した民主党政権下で雇用がヘロヘロだったのも、2014年に成長率の名実逆転を解消し(17年ぶり)、2017年に需給ギャップを解消した(9年ぶり)安倍政権下で雇用が劇的に改善したのも、経済学的にはまったく理に適っています(なお、先日朝日新聞に"年収200万円未満が75% 非正規のリアルに政治は"という記事がありましたが、この記事がアベノミクスによっても雇用に成果がでていないというのであれば明確に誤りです。また雇用環境が改善したのは少子高齢化や団塊世代の大量退職のせいだという人がいますが、それも誤りです。この記事はその点を説明するためのものではないので、詳しくは論じませんが、失業率の分母は生産年齢人口ではなくて労働力人口で、労働力人口は民主党政権化では増えておらず、安倍政権下では増え続けているとだけ指摘しておきます。)。
党首討論で、枝野議員は、「経済の数字の最終成績はどこなのかと言ったら、やはり実質経済成長率。2010年から12年の実質経済成長率は1.8%。2013年から18年は1.1%。これが客観的な経済のトータルの総合成績であることは、自信をもって申し上げたい。」と発言し、安倍首相に「実質成長の自慢をなされたが、名実逆転をしている実質成長の伸びは、デフレ自慢にしかならない。」と諭されていましたが、まさにそのとおりです。立憲民主党は物価を上げずに賃金をあげて雇用も増やすとしていますが、それは卵を割らずにオムレツを作りますといってるのと同じです。
では、上がった方がいいとして、毎年10%も20%も上がるのがよろしくないのは当然として、なぜ2%なのでしょうか?
理由は3つです。まず、それが経済成長にとって最適というのが現時点のコンセンサスだからであり、為替レートの安定のためであり、デフレに陥らないためです。
FRBは「年2%」が物価の安定と雇用の最大化という2つのマンデートを達成するには最適としています。
"The FOMC noted in its statement that the Committee judges that inflation at the rate of 2 percent (as measured by the annual change in the price index for personal consumption expenditures, or PCE) is most consistent over the longer run with the Federal Reserve's statutory mandate."
https://www.federalreserve.gov/faqs/money_12848.htm
ECB(欧州中央銀行)は中期的に「2%を超えない、但しそこに近いところ」を目指しています。
"The primary objective of the ECB’s monetary policy is to maintain price stability. The ECB aims at inflation rates of below, but close to, 2% over the medium term."
https://www.ecb.europa.eu/mopo/html/index.en.html
イングランド銀行(イギリスの中央銀行)もすべての人の将来の計画を立てるのに資するとして「2%」をターゲットにしています。
"To keep inflation low and stable, the Government sets us an inflation target of 2%. This helps everyone plan for the future."
https://www.bankofengland.co.uk/monetary-policy/inflation
オーストラリア準備銀行(オーストラリアの中央銀行)も「2~3%」のインフレ率を目指しています。
"The Governor and the Treasurer have agreed that the appropriate target for monetary policy in Australia is to achieve an inflation rate of 2–3 per cent, on average, over time. This is a rate of inflation sufficiently low that it does not materially distort economic decisions in the community. "
https://www.rba.gov.au/inflation/inflation-target.html
世界の中銀が2%にしているのはそれが経済成長と物価の安定のためには最適というのがコンセンサスだからですが(1つめ)、そのなかで日本だけがそれより低い目標を掲げるということは、ちょっと物価が上がると他国に先駆けて引き締めますと事前にアナウンスしているのと同じことになりますから、事あるごとに円高が進んでしまいます(2つめ)。
3つめの理由は、いったんデフレに落ち込むとなかなか抜け出せないからです。日本の経営者はアベノミクスでデフレが解消しても内部留保を取り崩すことには慎重なままです。経営者もマクロ経済学を理解しているわけではないので、この20年間合理的だった経営=金をできるだけ使わない=が行動原理として染みついてしまっています。そして高齢化が進行し、低成長が常態になって、常にデフレ圧力がかかっている環境で、インフレ目標をたとえば1%などに設定して、低い物価上昇率をもって金融緩和を止めてしまうと、すぐにデフレに陥ってしまうのです。その失敗を日本は2000年と2006年に経験済みで、最近だと昨年末にECBが同じミスを犯しました。
麻生財務大臣から財界の幹部や朝日新聞まで、ことあるごとに「2%なんて無理なんだからさっさとその目標を放棄せよ」と提言していますが、彼らより山本議員の方が正確に経済を理解しています。
物価が上がった方がいいというのは、私たちが生活で感じる直感とは異なります。私も物の値段は下がった方がうれしいです。但し、直感にしたがった行動が、悪い結果をもたらすことはしばしばあります。法学、経済学、社会学、それを知ることに学問の価値があるのだと思います。
(追記)
dc42jk 現在の経済状況からは金融緩和と財政拡張政策の両方が必要だと思う。その両方を掲げているのはれいわしかない。自民も金融政策に触れてないし立民は金融引締めを示唆している。
まさに。賃金の上昇はどうしても物価の上昇に遅れますし、デフレ脳に染まった経営者を変えるのは簡単ではないので、デフレ脱却の過程ではどうしても、特に安定した雇用を得ていた層の実質賃金が低下します(新たに職を得た人が増えたので、総雇用者所得は増えてはいますが)。それを補うために積極的な財政支出が求められるのですが、1年目を除き高齢化に伴う社会保障費増以外の財政支出の拡大を渋ったのが安部政権の最大の問題点です。現在、国債は新規発行のたびに0.1%程度しかクーポンがつかないのにその4倍も5倍も札が入り(落札利回りはマイナス)、政府債務の調達はただ同然、これはデフレ現象そのものである民間部門の過剰貯蓄、特に企業のISバランスのI<S化と表裏一体です。ご指摘のとおり金融緩和とあわせて財政拡張をしない手はないのに、その両方を掲げているのは国債を財源に、奨学金をチャラにして、最低賃金1500円を政府が補償し、公務員を増やし、公共事業を積極的に行いますとしているれいわ新撰組だけです。
(ご参考)
「日本の財政政策の選択肢」オリヴィエ・ブランシャール・田代毅(2019年5月)
https://piie.com/system/files/documents/pb19-7japanese.pdf
「景気の回復が感じられないのはなぜかー長期停滞論争」ローレンス・サマーズ、ベン・バーナンキ 、ポール・クルーグマン、アルヴィン・ハンセン(山形浩生:翻訳)(2019年4月)
"Macroeconomics"(12th Edition) " Robert J Gordon (2013年)
https://www.amazon.com/Macroeconomics-12th-Pearson-Economics-Hardcover/dp/0138014914
(未翻訳ですがアメリカの代表的なマクロ経済学の教科書です。IS-LM分析の箇所で日本に対する処方箋が取り上げられています。"combined monetary-fiscal policy expansion""The IS and LM curves shift rightward together"れいわの政策はそれに合致しています。)
(追記2)
左派・リベラルはほんとうに山本太郎に乗ってほしい。今まで何か提言する度に、財源はどうするんだ、そんなことして景気はだいじょうぶなのかと突っ込まれ、やれ法人税の増税だ、富裕層の増税だ、行政改革で埋蔵金だと、見当外れなことを言うだけで(法人税は支払うのは企業ですが負担するのは庶民です。富裕層の増税は格差縮小の意味はあっても財源にはなりません。埋蔵金なんて結局みつからなかったし、公務員減らせば貧しくなるだけです)、結局有効な提案を何ひとつできませんでした。何を言っても信用されないのはそのせいです。
そこに、自民党と異なる価値観を唱えながら、景気はむしろ良くします、財源はありますという政治家が現れました。しかもブランシャールやサマーズ、ゴードンのような権威ある学者の提案と軌を一にしている。これに乗らない手はないでしょ?
(追記3)
立憲民主党は「アベノミクスによって事実上の財政ファイナンス化した弛緩した金融政策について、市場と丁寧に対話しつつ、正常化を図っていく。」要するに、日銀による長期国債の買い入れ=量的緩和は財政ファイナンスであり、やめますとしています。そのうえで消費税増税凍結を訴えています。国債発行も減らして消費税増税分の2兆円もあきらめる、足りない分は金融所得と法人税に課税するというのだから、その二つの税金は大幅にアップするということになります。金融所得に対する課税強化はリスクプレミアムを高めるので、日銀による買入れ縮小と同じく金融引き締め効果があります。すべての経済学の教科書に書いてあるとおり、法人税を支払うのは企業ですが、負担するのは庶民です。
彼らの政策を実現したらどうなるか。FRBが利下げを示唆し、ECBが量的緩和への復帰を口にしているなか、日本だけ量的緩和をやめます、リスクプレミアムを高めます、金融は大幅に引き締めますというのだから、円高が急速に進みます。物価上昇率は下落し、またデフレに戻るでしょう。企業業績は悪化し、円高で特に製造業が打撃を受け、そこに増税が追い打ちをかける。雇用がシュリンクし、製造業の海外移転が拍車をかける。特に地方の高学歴でない層の雇用やこれから就職する人たちの雇用環境が大幅に悪くなります。民主党政権のころの方が実質成長率が高かったから良かったと今でも主張する人たちなので当然なのかも知れませんが、彼らは要するに民主党政権当時に戻します、と言っています。同じく消費税増税に反対していても、デフレが最大の問題だとするれいわ新選組(「新撰組」じゃなくて「新選組」でした。ややこしいのは良くないと思いますが…)とは方向性がまったく違います。
はてなブックマーク - 統計の不備と、各種統計の「相関」の話 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/cruel.hatenablog.com/entry/2019/01/26/074557
https://cruel.hatenablog.com/entry/2019/01/26/074557
やれやれ。まるで柳下がするどく不正を見抜いていた、それを一方的に切り捨てた山形は愚か者だ、と言いたい人が多いみたいだ。
だけど、柳下が発言した時期をもう一度よく見直してごらんよ。これは2018年6月に投稿されたものだ。
つまり、これは公文書の改ざんとかがニュースになっている時期につぶやかれたものだ。今回の政府統計の不備の発覚とはまるで文脈的に繋がっていない。山形を批判している連中は、ここを錯誤している(あるいは意図的かもしれないね)。
仮に柳下が政府統計を調査して、こことここがおかしい、何か間違っているんじゃないか、と言っていたんだとしたら、それは山形の目が節穴でした、見抜いた柳下はえらい、となるだろう。
しかし、現実はそうじゃない。柳下はモリカケ問題のニュースでも見ながら、安倍政権って信用できないし、アベノミクスもなんか不正しているんじゃないの、とただの思いつきを口にしたにすぎない。エアコンの効いた部屋で安楽椅子に身を沈めながら、脊髄反射的にスマートフォンをいじって、嫌みを言ってやったと悦にいっているだけだ。そんな思いつきは検討に値するものじゃない。
それを「柳下は不正を見抜いていた」とありがたがっているなんて、ただのお笑いぐさでしかない。
これは例えるなら「アインシュタインって舌だしてふざけているし、相対性理論もいい加減なんじゃないの」と言っているようなものだ。これに対して、「たしかにふざけているから、何かおかしいのかも」なんて思うやつはいない。
柳下の発言をよく読んでごらんよ。印象論で嫌いな人間を腐す姿を見せて憚らない、ただの恥知らずじゃないか。
ネットの住民たちはそんなこともわからないのだろうか。かわいそうに。これは単に不正があった、なかったという話ではなくて、知的誠実さの話なんだ。
しかし、どうやら伝わらないようだ。ぼくは天を仰いでしまったよ。これは今のネットで起こっているサイバーカスケードやエコーチェンバーとも通じるもっと大きな話なんだけどね。
問題のこれ
https://twitter.com/nakazawa_mama2/status/1050577228726059008
中澤誠氏が言ってることはおかしいのだが、それについてるコメントも的外れな気がしたので思ったことを書いておくね。
平べったい直方体(追記「立方体」だったのを訂正)型にへこんでいて、へこみの側面と底面に無数の穴が空いていることがわかるだろう。
グリストラップといって、油が水と一緒に流れないようにする仕組みの一部なんだけど、要するにザルになってる。
へこみ一面にゴミが広がってるから詰まってそうだけど、側面から水は流れるから詰まるわけないのよ。
それよりおかしいのは、魚屋って水場なので、躓くような床は厳禁。写真にもごつい長靴が見切れている。
だからこの排水溝にも当然ふたがあるはずで、躓くとダメだからせいぜい水が流れる程度の穴しか空いてないはずなのに、写真ではなぜかビニール袋が写っている。
ふたを開けるとしたら掃除の時、床に落ちてるモノをザルに集めてまとめて捨てるときぐらいなんだよな。
そのときに詰まったんだとしたら、たしかにザルの設計がおかしいということも考えられるが、ゴミ集めたんだからそりゃ詰まるだろうという話である。
ゴミの多くは魚の鱗か氷っぽくて、たぶん左側から流れてくる水路から来たんだろうけど、そこにだって柵が付いてるんだよね。
だからこれは、ありえないシチュエーションの下で文句を言っているだけ何だと思う。移転反対というスタンスからしてもそうだと思う。
でも、「ビニール袋を海に流そうとしている。環境破壊!」とか「不衛生!」とかそういうことではない。
これは魚屋をやっていると(それこそ掃除の時なんかは)まあまあ見る光景なんだよ。
こうやってザルに集めたゴミを丸ごとゴミ袋に入れると捨てやすいんだよ。
あと不衛生というわけでも無い。見た感じ魚の内臓なんかはほとんど入っていないじゃない。
たいてい魚の内臓や骨、要するに異臭や腐敗による衛生環境の悪化につながるようなモノは排水溝に流さず、切ったら即ゴミ袋、もしくはまな板の近くに受けるザルがあるはず。
これももっとうまいやり方はあるんだろうけど、少なくとも現在の魚屋としては一般的な方法で、単純に不衛生というわけではない。
まあね、言いたくなる気持ちもわかる。
日本人にとって魚っていうのは欠かせない文化だったわけで、でも魚離れで変化を迫られている訳よ。
これまで魚一筋でやってきた人たちがそんないちいち変化に対応できる柔軟な人たちなら魚離れなんて起きてない。
たぶん中澤氏もそんなものすごく稼いでいて安泰なわけではないと思う。
そんな中で、自分たちのほんのささいな既得権益を守りたくなる気持ち、なんだか泣けるほどわかってしまうのだ。
なぜならおれもブラックな魚屋で死にそうになりながら働いていたから。
自分たちのやってることが正しいと思わなければやっていけないのよ。
小池百合子の移転延期なんて失策のお手本のようなひょっとこ劇場で、完全に税金の無駄遣いだった。
山形浩生が移転延期決定直後に「年末の繁忙期を狙って築地でテロまがいのこと起こるんじゃないの?」って書いてたけど、正直おれがやってやろうかとおもったもんね。
さて、結局のところ「不景気が悪い」「アホな政治家が悪い」という結論になってしまいそうだ。
こんな状況を打開するにはどうしたらいいんだろう。
そうだ、魚を食べよう。
魚は低カロリーで高タンパク、食べれば元気モリモリご飯パワー、DHAで頭も良くなる。
魚で経済が回れば国も豊かになり、伝統的な食文化への造詣も深まり、自然と愛国心も芽生えてくるのではなかろうか。
そしてこんなニュースもある。
http://www.afpbb.com/articles/-/3192970
時代は肉よりも魚。おいしいよ魚。おれがブラックな魚屋を辞めなかったのも魚がおいしいからなんだよね。
さて、秋の現在はさんま、秋鮭、秋鯖が大変美味でございますよ。
さんまは塩焼きはもちろん、蒲焼きや煮物もおいしいからぜひ試してほしい。1尾100円そこらで存在感のあるメインが作れるのはさんまぐらいですよ。
秋鮭、こんな安い値段で生の鮭が買えるのは今だけだよ?見た目、実際の価格からしても秋鮭は肉と十分以上に張れる役者だと思う。
やわらかいけど少しパサッとしてるから濃いめの味噌味やフライなどの衣で、旨み、食感、脂分を補うと最高だね。
秋鮭は筋子もいいね、買うとあんなに高いいくらの醤油漬けも少しの手間でどんぶり一杯食えるよ。白子もオツなもんですな。
秋鯖、さんまの影に隠れがちだけど脂ののり具合がおれは一番好きかな。脂は冬になるとますます増えるよ!
冬になったらまたタラとかブリも出てくるからね。どんどんおいしい魚が出てくるよ。
おいしい魚をいっぱい食べよう!
みんないっぱい読んでくれてありがとう!みんなもお魚好きなんだね、うれしい!
色々と不備にもご指摘ありがとう。いかんせん魚屋だったものであんまり頭使ってないんだよな。はてなの人たちは優しいね。
中澤氏の他ツイートも読んでなかったし、ドライフロアの話も知らなかった。
中澤氏は詰まりと写真が関係ないなら、このご時世ではデマ拡散のそしりは免れないだろうな。
ネットリンチみたいでよくないとは思うけれど、彼は活動家のようでもあるので、そこはちゃんと訂正して真っ向から主張してほしいな。
でも事前の仕様とは違う使い方になってるのは混乱を招いても仕方ないと思う。がんばれ東京都。
個別にも回答するね。
id:doycuesalgoza id:tenkinkoguma
まずはおなじみ、白ごはん.comはわかりやすいよ。https://www.sirogohan.com/recipe/aji/
他にも調べてみればたくさん裁き方の写真、動画がいっぱい出てくる。
あと邪道ではあるのだが、パルhttp://negineesan.hatenablog.com/entry/2016/09/15/225749 みたいに大きな包丁が難しいならメスでもペンチでも使うのは個人の趣味では合理的かもしれない、
切り身を買うだけの人なら骨抜きを買うだけでもはかどると思う。
まあまあ。今回の登場人物はおいしい魚を食べたい人か、みんなにおいしい魚を食べてもらいたい人か、まっとうに税金を使ってほしい(そしておいしい魚を食べたい)人ばかりなんだよ。
仮に相手の言うことが間違っているとして、そこは許してあげないと立つ瀬が無いじゃない。
正しい、正しくないを無理矢理作って社会の分断を図ろう(そして自分たちだけは良い思いをしよう)というのが最近の政治家の流行りだから、安易に乗せられちゃあいけないよ。
そうだね、骨は刺さると痛いしねえ。
カウンターに人がいるような魚屋なら、スーパーでも言えば骨をとってくれるよ。
調理が難しいのは仕方が無いと飲み込んだ上で、自分で裁いたりお店の人と話したりして、是非もりもり魚を食べてほしいな。
ほんまそれ。水産庁がもっとがんばってほしい。せっかく右傾化したんなら、日本の伝統を守ってほしいよね。
ウナギだって絶滅が大変なのはわかるんだけど、お店の人は忙しくてせっかく来たものをどうやってロスせずお金に換えるかしか考えられないもの。
アニサキスが報道されるたびに売り上げが下がるのも、もうちょっと教育どうにかならんかという気がする。
ネットでも一時話題になった寄生虫についてのマンガとかhttp://www.koubounoren.com/shopdetail/000000003423/ct175/page1/recommend/ もっと読まれてほしい。
スター付いてないけど、これ好き
ご指摘ありがとう。なおした。
あとDHA云々は流れからして冗談だってことはわかってほしかったかな!
さて、今日も朝から魚屋さんに行ってきたよ。みんなはもう行ってきたかな?
今日は鯖が激安!一人暮らしなのに丸ごと2尾も買っちゃったよ。
今日はこれhttps://cookpad.com/recipe/5252763 を作ってみようと思うんだ。生物学の三中先生、有能すぎるだろ。
うわあ超楽しみ!
ウマアアアアアアアアイ!
新鮮な鯖の圧倒的旨みa.k.a.明日には生臭みがこんがり焼いたことによりいっそう引き立つ!こいつは暴力的だぁ!
それをレモン汁、トマト、タマネギがさっぱりさわやかにまとめる!
そして香ばしいバゲット(フォカッチャ売ってなかったんや)がそいつらのうまさを全部受け止めた上で口に転がり込む!
職安なう〜— Hiroo Yamagata (@hiyori13) August 9, 2018
手遅れ!— Hiroo Yamagata (@hiyori13) September 2, 2018
あれだけ「本業はコンサルタント」を売りにして、「専業の翻訳家は日本語がおかしくなる」「兼業が最高」と言っていたのにどうやら辞めたようだ。
それに合わせて日本SF作家クラブに入会したようでSF界とズブズブの関係を築いて余生を過ごすらしい。
かつての自分を裏切って恥ずかしくないのかね。
まぁ「仕事の待ち時間で翻訳するんすよ」って自慢げに話していたから出世の芽がなくいづらくなったのか。
偉そうなこと言ってると自分に返ってくるね。
はてな匿名ダイアリーで逆に大人気の山形浩生もリフレこそ公正ってこの前呼んだビジネス書に書いてあったんだけど、そのシェアにコアコア2%いけてないし、見る目がないよな? イエスかノーでお答えください。
アベノミクスで経済がよくなってるとおっしゃるリフレ派の方々は、なぜ財務省の出す経済指標は捏造されてないと信じられるのだろうか。— Kiichiro Yanashita (@kiichiro) June 13, 2018
ぼくもそう思います。ぜひ山形浩生氏と対決してください。— あびこ(牛) (@abiko_ushi) June 13, 2018
呆れたよ、柳下。どの統計が捏造だと思ってるか知らないが、統計は多くの場合類似のものが複数あって、しかも相関するはずのものも多く、一部を操作したらつじつまあわなくなることが多いからだよ。自分の実感だの目の届く範囲がいかに小さくあてにならないかも忘れた、夜郎自大な全能感に陥るとはね。— Hiroo Yamagata (@hiyori13) June 13, 2018
かつての相棒が真っ当な忠告をしてもダンマリ。それどころか他のリプライには揶揄混じりで返す有様。
こんなにあからさまに「安倍政権を批判したいだけ」という姿勢を隠さないとは。
これで町山が安倍政権批判をしたら嬉々としてリツイートするんだろうね。
親玉は海外のニュースで得た情報を得意げに横流しして小銭稼ぎ。
これ書いたの山形浩生だろ。
情報は反脆い。情報を広める努力よりも、情報を壊す努力のほうが、情報にとっては糧になる。たとえば、自分の名声を守ろうとするばっかりに、かえって名声に傷をつけてしまう人は多い。
賢いヴェネツィア人は、秘密だと偽って情報を広めるすべを知っていた。あなたも噂を広めるとき、こんな実験をしてみるといい。誰かに秘密を教える。そして、それが秘密であることを知らしめるために、「誰にも言わないでね」と釘を刺すのだ。秘密にするよう頼めば頼むほど、噂は広まるだろう。
誰でも若いころに気づくように、本や思想は反脆く、批判を糧にする。ローマ皇帝のマルクス・アウレリウス(ストア哲学を実践する作家のひとり)の言葉を借りれば、「火は障害物を糧とする」のだ。
禁書には独特の魅力がある。禁書は禁止命令に対して反脆いのだ。私が子どものころに初めて読んだグレアム・グリーンの本は、『権力と栄光』だった。その本を選んだ理由はほかでもなく、カトリック教会の禁書目録に載っていたからだった。10代になると、国外在住のアメリカ人、ヘンリー・ミラーの本をむさぼり読んだ。彼の主要作が23州で発禁になると、1年で100万部が売れた。『ボヴァリー夫人』や『チャタレイ夫人の恋人』にも同じことがいえる。
本に対する批判は、紛れもない正真正銘の注目の証であり、その本が退屈でない証拠でもある。本にとって最悪なのは退屈なことだ。アイン・ランド現象を考えてみてほしい。彼女の著書『肩をすくめるアトラス』や『水源』は、残酷なくらい辛辣な批評や、彼女を貶めようという画策にもかかわらず(いや、むしろそのおかげで)半世紀以上にもわたって数百万、数千万人に読まれつづけている。いちばん大事な情報は、批判の激しさであって、内容じゃない。評論家がその本を他人に読ませないためにどれだけ必死になるか。人生全般でいえば、相手をこき下ろすのにどれだけ必死になるかだ。だから、誰かに本を読ませたければ、怒りを込めて「評価されすぎだね」と言えばいい(「評価されなすぎだね」と言えばその逆になる)。
(「反脆弱性」より)
反脆弱性・歩く・マネーマーケット|新・山形月報!|山形浩生|cakes(ケイクス)
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/cakes.mu/posts/17337
よって、個人的には、上記の山形氏およびブクマ家諸氏のコメントは全く評価していない(と書けば、反脆さが発揮されるか(笑)?)
山本一郎の風向きが変わったのを見ていて、今から10年ほど前のことを思い出していた。
当時はツイッターはまだなく、ブログブームは落ち着いて、もちろんヤフー個人なんてのもなかった。
そして、その中で山本一郎は新時代の書き手として、何やらすごい人というブランディングを確立していた。
多額の借金をDELL株で返済した天才投資家。一生分の資産は投資で築いたから、会社経営やブログは遊びでやっている。
今みたいに炎上ネタを暴くみたいなスタンスではなかったが(そもそも炎上するようなネタが当時はネットに転がっていなかった)、あたかも政財界を暗躍しているかのような書きぶりと、ネット民丸出しの面白全部な振る舞いがウケていた(後発の匿名掲示板を煽ったり)。
何が本業なのかは今と同じように明かしていなかったけど、「大っぴらに書けないようなすごいことなんだろう」と思っていた。
ホリエモンとフジテレビを仲介しただの、月9のゴーストライターをやってるだの、別名でライトノベルを書いてるだの、明言せずにいろいろほのめかしてさ。
当時を知らない人は今が全盛期だと思っているだろうが、実は今よりも10年前の方が勢いがあったのよ。
雑誌の連載を5、6本持っていて、本もコンスタントに出して、深夜テレビのレギュラーをやってたり。山形浩生や宮台真司が彼と対談して持ち上げていた。今よりもマスメディアは山本一郎の「設定」に乗っかっていたよ。
それがマンションを丸ごと買ったという発言が吹かしだったことがバレて、ほかの経歴にもメスが入り大炎上。ネット民の支持を失った。
当時はブログのコメント欄が開放されていたのだけど、記事を更新するたびに大荒れ。雑誌も連載もどんどん打ち切られていって、一本もなくなってしまった。当時あった公式サイトに連載の一覧が載っていたのだけど、それが減っていくのを微妙な気持ちで見ていた。
ネットの評価は「裏で暗躍するすごい人」から「中小企業を経営している売れないライター」に変わった。
そこから数年、山本は明らかに低調だった。記事を書いてもはてブには上がってこないし、雑誌やテレビにも出てこない。ネットでの存在感は皆無で、はっきり言って「終わった人」扱いされていた。
風向きが変わったのは2009年ごろ。山本がツイッターを本格的にやり始めたころだ。当初は「懐かしい人が出てきたな」という扱いだったけど、そこで頭角を現し始めた。
それに合わせて、ブログもはてブを集めるようになり、かつての調子を取り戻し始めた。
だが、明らかに変わったポイントがいくつかある。大きいのは自分の暗躍をほのめかさなくなったことと、資産について何も言わなくなったことだ。
自分が突っつかれないように注意しているようだ。ちなみにかつて挙がった経歴詐称などの疑惑には何も反論していないし、認めてもいない。
こうして炎上ネタをリークを交えつつ面白おかしく書き立てるという芸風で再び地位を確立した。ツイッター時代とマッチしたのだと思う。
しかし、再び風向きが変わってきた。このまま行くと、かつてのように存在感をなくすだろう。あるいはきっこや上杉隆のように信者に囲まれてカルト化するのだろう。
今回の復調は、しかしかつてのように雑誌の連載を持ったり本を出したりには至っていない。おそらく、前回「騙された」と思った人たちは彼を避けているだろう。
元2ちゃんねるの管理人、ひろゆきが特徴的だ。かつては相棒のように目されていたが、いつの間にか仲違い。ひろゆきはたびたび、山本を「嘘つき」だと明言している。最近出たテレビでも「嘘つきが儲かる世の中ってどうなんすかね?」と暗に山本を受け入れるネット社会を批判している。
今後の山本がどうなるかはわからない。しかし、素性は怪しいけれど、第三者の立場から切込む人、という立ち位置の自由さで信頼を得ていた人が、その立ち位置を疑われてしまったら、なかなか信頼を回復できないだろう。
三たび山本が復活するには、今まで頑なに公開していなかった本業を明らかにするしかないだろう。どこと取り引きをしてどんなことをしているのか。それは等身大の山本をぜんぶ出すことだ。これは山本の今までのネット活動のツケだ。それを払いきれるのか、あるいは消えるか。山本の明日はどっちだ。