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はてなキーワード: 実践とは

2022-11-28

日本電産忖度文化”の極み

人事部作成「永守会長対応マニュアル

「永守会長へは最高の敬意を込めて対応すること」

「永守会長に『さん』付けは厳禁」

「疲れ知らずの永守会長に『お疲れさまです』と言ってはならない」

 日本電産の内部で、永守重信会長社員対応する際の作法を説く手引書を作成していたことがダイヤモンド編集部取材で分かった。日本電産人事部作成したもので、毎年大量に入社する中途社員に向けたオリエンテーションで使われたという。

 その内容は、永守氏に対する呼称あいつの方法、社内で出会った際の立ち振る舞い、電話メールの受け方、食事会での作法まで多岐にわたり、異様なまでに細かなルールがある。

 1973年創業以降、ハードワークの社風を築いた永守氏。独自経営哲学で競合企業追随を許さない圧倒的スピード経営実践してきたが、時に社員罵倒する強烈な言動には批判もある。

 永守氏は「叱られた社員は私に感謝する。これがパワハラというなら会社はここまで成長していない」と意に介さない様子だが、社員に過度な圧力を掛ける企業風土は、永守氏個人にとどまらず、同氏を取り巻く側近らが組織的に醸成した面もありそうだ。

 ダイヤモンド編集部では、日本電産人事部作成した「永守会長対応マニュアル」を独自に入手した。次ページでは、その内部資料を公開する。中身は時代錯誤ビジネスマナーオンパレード社員に過度な負担を強いて人材疲弊させる異様な企業風土が明らかになった。

https://diamond.jp/articles/-/313403

うーん

創業社長として日本モーターを世界に定着させたのはすごい人だけど、

王朝化しすぎたのかなあ

M&Aしまくったのが一因にあるのは間違いない

anond:20221127181316

朝に時間シフトするといいことがあるよ。

たとえば、23時就寝 7時起床 の人だと、2時間ずらして21時就寝 5時起床にしてみる。

朝って1日のうち一番体力が余ってるから、この時間ってやりたいことがグイグイできるから一度試してみてほしい。

早起きして疲れてても眠くても、仕事はなんとかなるんよ。

やらないといけないことは、やる気とかの問題じゃなくやるから

1日2時間、気力の充実している自由時間ができれば人生が変わり得る。

小説を読む・映画を観る・勉強する 家でできることは割と何でもできる。

運動するのもいい。早朝のウォーキングは本当に気持ちよくて、前向きな気持ちがみなぎってくる。

もちろんこの時間帯は人との外出には適さないが、土日にやるべきことの中でできることをこの時間帯に予めやっておけば、土日にもっと余裕を持つことができるようになる。

そもそも早起きできないって人もいるだろうし家族との関係で就寝時間をずらせないって人もいると思うから、万人にできる方法ではないが、

おれはこれを実践し始めて人生好転したと思ってる。

2022-11-27

話題パンケーキ炎上は仕組まれものフェイクディス商法

TV番組ロイホパンケーキをぼろくそに言ったとかで、軽く炎上しているらしい。

その件で、「ツナマヨおにぎり事件からTV局は何も学んでない」といったつぶやきTwitterで見かけたが、それは本当だろうか?

私はそうは思わない。

学んだからこそ、あえてディスったのだと思う。 あれはフェイクディス商法 だ。

ツナマヨおにぎり事件という成功事例

ツナマヨおにぎり事件で、むしろTV局は良い学びを得たのではないか

まり消費者から厚く支持される商品ボロボロディスる

といった現象が起きることがある。

穏当な言葉で褒めるより、口汚く罵った方が商品の売上は爆発的に上がることがある、というのがTV局にとってのツナマヨおにぎり事件の学びだろう。

そこから商品に対して積極的フェイクのディスを入れることで、炎上騒ぎを起こし、売り上げ向上を狙う「フェイクディス商法」を実践しているのがパンケーキ炎上の一件ではないか

番組内での過激なディスが視聴率向上につながることは昔から良く知られている。

 ツナマヨおにぎり事件最初から炎上による売り上げ向上を狙ったというよりは、

 いつもの通り、視聴率確保のために過激ディスりを仕込んだだけだろう。

関係者認識

「何も学んでいない」とつぶやいた人は、ツナマヨおにぎり事件TV局の失敗事例と思っているようだ。

しかし、ツナマヨおにぎり炎上騒ぎはTV局にとっても、スポンサーにとっても美味しいできごとだ。

スポンサー商品の売り上げを伸ばした成功事例というのがTV局側の認識 だろう。

愛着のある商品をディスられたことで不快な思いをしただけでなく、まんまと商品広告に加担させられた消費者が一番の被害者だろう。

ロイホパンケーキ炎上が仕組まれたと推測される理由

フェイクディス商法ツナマヨのような定番商品と相性が良い。

定番商品は、

  • 手を打たなくてもある程度の売り上げが見込める。
  • 爆発的に売れることはない

といった性格がある。

さらに、ファンによる長年の支持があるような商品であれば、フェイクディス商法にはまりやすい。

今回炎上が起きたロイホパンケーキは、まさにこうした条件を備えている。

前回のツナマヨおにぎりはともかく、今回のパンケーキ仕組まれ炎上と疑っている理由の一つだ。

ちなみに、この商法ディスる役が憎まれ役を一手に引き受けることになる。

この引き受け手は無論それに見合う謝礼が払われているだろうが、SNS上での憎悪はそれに見合うものなのかね?気になる。

もし、ディスるのは割に合わないって話になれば、この不快広告方法消滅するような気がする。

消えてほしい。

2022-11-26

小田切ヒロ先生先生と呼ばせてほしい)のメイク動画を見て、今まで指で全部メイクしてたんだけど筆買ってやってみたら、仕上がりの美しさにビビった。

調子に乗ってスキンケア実践したら毛穴キレイになったし、つるつるの唇になった。

キレイになるの楽しすぎる。30代だしもうメイクとか…って正直思ってたけど、久しぶりに思い出せた。ありがとう小田切ヒロ先生

もちろん先生プロデュースの筆、買いました。

2022-11-23

ジャーナリスト重要と考えていること・各国比較

https://twitter.com/mizloq/status/1594608637208850434

https://twitter.com/mizloq/status/1594554415045742592

WJSの調査をまとめ直しただけなのだけれど、こういう視覚化が珍しかったのか、たくさんの反応ありがとうございました。

わたしが注目していただきたかたこ

https://pbs.twimg.com/media/FiEvYdVacAIZ4Rg?format=jpg&name=medium

あの表から読み取っていただけることはいくつもある中で、表を作ってTwitter投稿した者として是非注目していただきたかった点は次のとおり。

事実ありのままに伝える」がトップでないのはこの中で(中露も含めて)日本だけであること、「客観的な観察者であること」をきわめて重要/とても重要役割とする回答が少ないこと

この点はあとで少し詳しく書きます

政治的アジェンダを設定する」をジャーナリズムのきわめて重要/とても重要役割という回答が比較国中で異様に突出していること

「いま国民議論対象とするべきものはこれだ」「次の政権はこの論点で選ぶべきだ」を提示するのがマスメディアのしごとだ、ということですよね。この項目が上位に来るのは、世界67カ国調査ざっと見たところ、日本韓国だけです。韓国マスメディアについては詳しくないので触れませんが、日本マスメディアについては、その発祥と発展の経緯がこれに大きく関わっていると思われます

萬朝報が中心となって1901年に「理想団」が結成されて以降の日本マスメディアは、社会主義的な思想ベースに、自分たち役割

「より良い社会建設のために世論を醸成し牽引する」

と任じ、そうやって自らが牽引して作った「世論」にマッチした政治政府によって実施されるかどうかを「監視」していました。したがって、政府がその世論に従わなければ反政府権力的な言論を展開しましたが、政府世論どおりに運営されれば権力と一体化して少数意見封殺する言論展開を躊躇いませんでした。その尻尾がまだ残っているんだなあと、個人的にわりと感動したところです(褒めてません)。

アジェンダ設定のような能動行為は「客観的観察者であること」を大きく損ねますから、それをジャーナリズム重要役割とすることには拒絶ないし躊躇があるのが当然でしょう。日本以外のすべての国で「政治的アジェンダを設定すること」への重要認識が低いのはそのためです。

「人々が意見を表明できるようにする」をきわめて重要/とても重要役割とする回答が少ない

この「人々が意見を表明できるようにする」の原文は "Let people express their views” なので、「人々の意見を表明するツールとして自分たちメディアを使わせる」というニュアンスも含まれます世論を醸成し政策アジェンダ設定が重要と考えているくせに、いや、だからこそかもしれませんが、実際の「人々」の意見を汲み上げて報じることにはあまり重要性を感じていないわけです。120年前と同じように、「自分たちが良いと思う世論を作る」という意識なのだとすれば、そうでないさまざまな意見の表明はあまり好まないのも不思議ではありませんね。

政治リーダー監視と精査」 「時事問題分析提供」 「人々の政治的決定に必要情報提供」については、それらへの重要認識が高いこと単体に違和感はないし、しっかり頑張っていただきたいものですが、「事実ありのままに伝える」「客観的観察者」などを差し置いてそれ以上に重要と感じていることには強い嫌悪を覚えます

特に、「政策アジェンダを設定するのは自分たち重要仕事」とこれら3点がセットになっているのを見ると、吐き気すら催します。

たくさんのご意見に対して

全部に対応するのは無理ですが、いくつか類型化して主な反応にお答えしてみます

日本だけ異様というのはおかしい。各国それぞれなのでは?

はい。「お国柄はあるものの」と書いているとおり、この回答には各国それぞれのジャーナリズム歴史がほんのりと現れていて興味深いものです。大雑把に言うと、

という感じでしょうか。

それでも日本を敢えて「異様」と書いている理由は、この調査で「事実ありのままに伝える」トップにならないことの異常性です。

この項目は、ジャーナリズムを体系的に学んだ者なら誰でも気づく、他の約20の項目とは完全に異質の質問です。他の項目は「お国柄が出ますね」で済むけれど、この項目だけは別格です。

いわば、「あなたジャーナリストとして最も基本的動作を正しく重要視していますか?」とほぼ同じ意味の項目です。

無理やり喩えて言えばこの項目は、プロスポーツ選手

あなたにとって『勝つこと』は重要ですか?」

と問うような質問なのです。

「勝つことだけが重要ではない」「ほかに大切なことがある」という選手はいるでしょうけれど、「勝つことの重要性はあまり高くない」と答える選手はかなり少ないでしょう。そう答える選手が1/3も存在するチームを応援する気にはならないし、スポンサーになる気にもトトを買う気にもならないですよね。ほかにどんなに重要と思うことがあったとしても、実際に勝てないとしても、プロスポーツ選手である以上は「勝つことは大切」と思っていて欲しいじゃないですか。

まともなジャーナリズム教育を受けた人であれば誰でも、「事実ありのままに伝えることはジャーナリズムジャーナリズムであるための最も重要要件」と学びます

別の言い方で「ファクトとオピニオンを明確に区別せよ」とも言います

たとえば、40年ほど前に私が専攻していたジャーナリズム学科ジャーナリズム研究と並行してジャーナリスト実務者養成の要素が強く、1年間ずっと報道文の宿題を提出して「この表現客観的でない」「ここはファクトにオピニオンが混じっているからオピニオンを削れ。さもなくば明確に分けろ」と重箱の隅をつつかれ再提出させられ続けるという地獄のような講義がありました。

そういった養成訓練を受けた人なら、あとからどんな思想政治的干渉を受けたとしても「事実ありのままに伝えることはジャーナリストの最も重要仕事」という考えが覆ることはまずありません。だから、中露ですらこの項目はトップになるのです。

日本人にアンケートを答えさせると5段階の5をめったにつけないか・・・」という擁護も来ましたが、今回の表は4と5を合わせて集計したものですからその影響は小さく、現にたとえば「政治リーダー監視精査する」は堂々90%を超えていますから、その考慮必要ないでしょう。ていうかそもそも、仮にそうだったとしてもほとんど条件反射で「5」と回答して欲しい質問なわけですよこの項目は。日本ジャーナリストの1/3が、建前としてすらも「極めて重要/とても重要』と答えない。これは嘘吐きかどうかとはぜんぜん別の「恐怖」です。

そういう思いから、日本ジャーナリズムを「異様」と書きました。

残り35%は「事実かどうかはどうでもいい」「嘘を書いてもいい」と思っているんだな

それは情報誤読です。「事実ありのままに伝える」を重要と思っている度合いの相対的に弱い人が35%いるというだけです。その人たちが日常的に嘘を書いているというわけでもないし、逆に、重要と思っている人が嘘を書かないというわけでもありません。

・・・まあそうは言っても、たとえば「自分が伝えたいことや自分の設定したいアジェンダにとって都合の悪い事実があったときの行動」は違うだろうと容易に想像できますから、信用問題ではありますね。

日本ジャーナリストの65%が「事実ありのままに伝えるのは重要」と考えているなんて嘘っぱちだ。実際はもっと低いだろう》

それは情報誤読です。この調査は「あなた事実ありのままに伝えていますか」ではないので、ご希望の数値はここには表示されません。

米国の98%はただの厚顔無恥嘘吐き
欧米ジャーナリズムだってそんなに言うほど事実ありのままに伝えてなんかいないぞ

さきほどのプロスポーツ選手の喩えでいうと「勝つことが重要だ」と言いつつ練習サボり試合にもボロ負けする選手ですね。「勝つことが重要だ」という建前すら言わないで練習サボりボロ負けする選手よりはずっとマシだと、私は思います。まあ感じ方次第ですけど。

フェイクニュース日本よりも米国のほうが酷い

これは別のデータ等をもとに別に議論されるべきでしょう。もし感覚だけで言うなら、私はそうは感じていません。日本ジャーナリストには「ファクト」と「オピニオン」を厳密に分ける教育も訓練も不十分な人が多く、そのせいか、「ファクトのように読める部分にオピニオンが混じり込んでいる」というフェイクニュースではないけれどフェイクニュースよりもたちの悪い報道が多数見られます

読者・視聴者の側の問題もあるのではないか

現状の「原因」としては大きいと思います。ただ、読者や視聴者と異なりジャーナリストはそれを職業とする人々であり、現状への「責任」を同列に語るのは適切でないと考えています。原因と責任は別物です。

マスコミ左翼のすくつ
マスコミネトウヨの手先
マスコミ政府イヌ
マスコミ中韓下僕
マスコミ米帝下僕

ぜんぶ来ましたw どれも当たっていてどれも間違っているんだと思います

これらの評価罵倒)を言ってしまうのは、ご自分たちの考えと合致した世論喚起政策アジェンダを設定していく役割もっとからさまに言うと、ご自分たちにとって都合の良い機関紙としての役割ジャーナリズムに求めているからです。ジャーナリズム本来そのようなものではありません。「事実ありのままに伝える」を重視して「客観的観察者」の実践を続け「政策アジェンダを設定する」から遠ざかっていけば、ジャーナリズムがそういう評価対象になること自体もっと減るだろうと考えています

日本ジャーナリストが「報道自由度が低い」と言っているのと今回の表を見比べると興味深い

私もそう思います世界一般的ジャーナリストにとって「報道自由度が低い」とは「事実ありのままに伝えることや自由表現を阻まれる」を意味します。日本ジャーナリスト世界一般的ジャーナリストと異なり、自分たちによる政治アジェンダ設定や世論形成重要視している度合いが強いので、それを言いっぱなしにさせてくれず邪魔されたり反論されたりそのとおりに世論形成されなかったりするのを「報道自由度の低さ」と勘違いしていると思います

日本ジャーナリズム他国と異なり政治的中立性を求められているしその評価も高いから一概に日本ジャーナリズムが異質・粗悪というのはいかがなもの

これはいろんな考え方があるでしょうが、私は、「事実ありのままに伝える」というジャーナリズムというもの普遍的存在意義にかかわる話は、法律等の要請メディア運営指針に過ぎない「政治的中立性」と同列に語ることは全くできないと思っています。また、たとえば日本マスメディアがよくやる両論併記政治的中立性の名のもとに行われますが、科学的知見に基づくコンセンサスと大きく異なる異端論をいつまでもいつまでも書き続けるような形で現れることが少なくなく、「政治的中立性」はあまり褒められたものではないと思います

ジャーナリスト重要と考えていること・各国比較

https://twitter.com/mizloq/status/1594608637208850434

https://twitter.com/mizloq/status/1594554415045742592

WJSの調査をまとめ直しただけなのだけれど、こういう視覚化が珍しかったのか、たくさんの反応ありがとうございました。

わたしが注目していただきたかたこ

https://pbs.twimg.com/media/FiEvYdVacAIZ4Rg?format=jpg&name=medium

あの表から読み取っていただけることはいくつもある中で、表を作ってTwitter投稿した者として是非注目していただきたかった点は次のとおり。

事実ありのままに伝える」がトップでないのはこの中で(中露も含めて)日本だけであること、「客観的な観察者であること」をきわめて重要/とても重要役割とする回答が少ないこと

この点はあとで少し詳しく書きます

政治的アジェンダを設定する」をジャーナリズムのきわめて重要/とても重要役割という回答が比較国中で異様に突出していること

「いま国民議論対象とするべきものはこれだ」「次の政権はこの論点で選ぶべきだ」を提示するのがマスメディアのしごとだ、ということですよね。この項目が上位に来るのは、世界67カ国調査ざっと見たところ、日本韓国だけです。韓国マスメディアについては詳しくないので触れませんが、日本マスメディアについては、その発祥と発展の経緯がこれに大きく関わっていると思われます

萬朝報が中心となって1901年に「理想団」が結成されて以降の日本マスメディアは、社会主義的な思想ベースに、自分たち役割

「より良い社会建設のために世論を醸成し牽引する」

と任じ、そうやって自らが牽引して作った「世論」にマッチした政治政府によって実施されるかどうかを「監視」していました。したがって、政府がその世論に従わなければ反政府権力的な言論を展開しましたが、政府世論どおりに運営されれば権力と一体化して少数意見封殺する言論展開を躊躇いませんでした。その尻尾がまだ残っているんだなあと、個人的にわりと感動したところです(褒めてません)。

アジェンダ設定のような能動行為は「客観的観察者であること」を大きく損ねますから、それをジャーナリズム重要役割とすることには拒絶ないし躊躇があるのが当然でしょう。日本以外のすべての国で「政治的アジェンダを設定すること」への重要認識が低いのはそのためです。

「人々が意見を表明できるようにする」をきわめて重要/とても重要役割とする回答が少ない

この「人々が意見を表明できるようにする」の原文は "Let people express their views” なので、「人々の意見を表明するツールとして自分たちメディアを使わせる」というニュアンスも含まれます世論を醸成し政策アジェンダ設定が重要と考えているくせに、いや、だからこそかもしれませんが、実際の「人々」の意見を汲み上げて報じることにはあまり重要性を感じていないわけです。120年前と同じように、「自分たちが良いと思う世論を作る」という意識なのだとすれば、そうでないさまざまな意見の表明はあまり好まないのも不思議ではありませんね。

政治リーダー監視と精査」 「時事問題分析提供」 「人々の政治的決定に必要情報提供」については、それらへの重要認識が高いこと単体に違和感はないし、しっかり頑張っていただきたいものですが、「事実ありのままに伝える」「客観的観察者」などを差し置いてそれ以上に重要と感じていることには強い嫌悪を覚えます

特に、「政策アジェンダを設定するのは自分たち重要仕事」とこれら3点がセットになっているのを見ると、吐き気すら催します。

たくさんのご意見に対して

全部に対応するのは無理ですが、いくつか類型化して主な反応にお答えしてみます

日本だけ異様というのはおかしい。各国それぞれなのでは?

はい。「お国柄はあるものの」と書いているとおり、この回答には各国それぞれのジャーナリズム歴史がほんのりと現れていて興味深いものです。大雑把に言うと、

という感じでしょうか。

それでも日本を敢えて「異様」と書いている理由は、この調査で「事実ありのままに伝える」トップにならない』の異常性です。

この項目は、ジャーナリズムを体系的に学んだ者なら誰でも気づく、他の約20の項目とは完全に異質の質問です。他の項目は「お国柄が出ますね」で済むけれど、この項目だけは別格です。

いわば、「あなたジャーナリストとして最も基本的動作を正しく重要視していますか?」とほぼ同じ意味の項目です。

無理やり喩えて言えばこの項目は、プロスポーツ選手

あなたにとって『勝つこと』は重要ですか?」

と問うような質問なのです。

「勝つことだけが重要ではない」「ほかに大切なことがある」という選手はいるでしょうけれど、「勝つことの重要性はあまり高くない」と答える選手はかなり少ないでしょう。そう答える選手が1/3も存在するチームを応援する気にはならないし、スポンサーになる気にもトトを買う気にもならないですよね。ほかにどんなに重要と思うことがあったとしても、実際に勝てないとしても、プロスポーツ選手である以上は「勝つことは大切」と思っていて欲しいじゃないですか。

まともなジャーナリズム教育を受けた人であれば誰でも、「事実ありのままに伝えることはジャーナリズムジャーナリズムであるための最も重要要件」と学びます

別の言い方で「ファクトとオピニオンを明確に区別せよ」とも言います

たとえば、40年ほど前に私が専攻していたジャーナリズム学科ジャーナリズム研究と並行してジャーナリスト実務者養成の要素が強く、1年間ずっと報道文の宿題を提出して「この表現客観的でない」「ここはファクトにオピニオンが混じっているからオピニオンを削れ。さもなくば明確に分けろ」と重箱の隅をつつかれ再提出させられ続けるという地獄のような講義がありました。

そういった養成訓練を受けた人なら、あとからどんな思想政治的干渉を受けたとしても「事実ありのままに伝えることはジャーナリストの最も重要仕事」という考えが覆ることはまずありません。だから、中露ですらこの項目はトップになるのです。

日本人にアンケートを答えさせると5段階の5をめったにつけないか・・・」という擁護も来ましたが、今回の表は4と5を合わせて集計したものですからその影響は小さく、現にたとえば「政治リーダー監視精査する」は堂々90%を超えていますから、その考慮必要ないでしょう。ていうかそもそも、仮にそうだったとしてもほとんど条件反射で「5」と回答して欲しい質問なわけですよこの項目は。日本ジャーナリストの1/3が、建前としてすらも「極めて重要/とても重要』と答えない。これは嘘吐きかどうかとはぜんぜん別の「恐怖」です。

そういう思いから、日本ジャーナリズムを「異様」と書きました。

残り35%は「事実かどうかはどうでもいい」「嘘を書いてもいい」と思っているんだな

それは情報誤読です。「事実ありのままに伝える」を重要と思っている度合いの相対的に弱い人が35%いるというだけです。その人たちが日常的に嘘を書いているというわけでもないし、逆に、重要と思っている人が嘘を書かないというわけでもありません。

・・・まあそうは言っても、たとえば「自分が伝えたいことや自分の設定したいアジェンダにとって都合の悪い事実があったときの行動」は違うだろうと容易に想像できますから、信用問題ではありますね。

日本ジャーナリストの65%が「事実ありのままに伝えるのは重要」と考えているなんて嘘っぱちだ。実際はもっと低いだろう》

それは情報誤読です。この調査は「あなた事実ありのままに伝えていますか」ではないので、ご希望の数値はここには表示されません。

米国の98%はただの厚顔無恥嘘吐き
欧米ジャーナリズムだってそんなに言うほど事実ありのままに伝えてなんかいないぞ

さきほどのプロスポーツ選手の喩えでいうと「勝つことが重要だ」と言いつつ練習サボり試合にもボロ負けする選手ですね。「勝つことが重要だ」という建前すら言わないで練習サボりボロ負けする選手よりはずっとマシだと、私は思います。まあ感じ方次第ですけど。

フェイクニュース日本よりも米国のほうが酷い

これは別のデータ等をもとに別に議論されるべきでしょう。もし感覚だけで言うなら、私はそうは感じていません。日本ジャーナリストには「ファクト」と「オピニオン」を厳密に分ける教育も訓練も不十分な人が多く、そのせいか、「ファクトのように読める部分にオピニオンが混じり込んでいる」というフェイクニュースではないけれどフェイクニュースよりもたちの悪い報道が多数見られます

読者・視聴者の側の問題もあるのではないか

現状の「原因」としては大きいと思います。ただ、読者や視聴者と異なりジャーナリストはそれを職業とする人々であり、現状への「責任」を同列に語るのは適切でないと考えています。原因と責任は別物です。

マスコミ左翼のすくつ
マスコミネトウヨの手先
マスコミ政府イヌ
マスコミ中韓下僕
マスコミ米帝下僕

ぜんぶ来ましたw どれも当たっていてどれも間違っているんだと思います

これらの評価罵倒)を言ってしまうのは、ご自分たちの考えと合致した世論喚起政策アジェンダを設定していく役割もっとからさまに言うと、ご自分たちにとって都合の良い機関紙としての役割ジャーナリズムに求めているからです。ジャーナリズム本来そのようなものではありません。「事実ありのままに伝える」を重視して「客観的観察者」の実践を続け「政策アジェンダを設定する」から遠ざかっていけば、ジャーナリズムがそういう評価対象になること自体もっと減るだろうと考えています

日本ジャーナリストが「報道自由度が低い」と言っているのと今回の表を見比べると興味深い

私もそう思います世界一般的ジャーナリストにとって「報道自由度が低い」とは「事実ありのままに伝えることや自由表現を阻まれる」を意味します。日本ジャーナリスト世界一般的ジャーナリストと異なり、自分たちによる政治アジェンダ設定や世論形成重要視している度合いが強いので、それを言いっぱなしにさせてくれず邪魔されたり反論されたりそのとおりに世論形成されなかったりするのを「報道自由度の低さ」と勘違いしていると思います

日本ジャーナリズム他国と異なり政治的中立性を求められているしその評価も高いから一概に日本ジャーナリズムが異質・粗悪というのはいかがなもの

これはいろんな考え方があるでしょうが、私は、「事実ありのままに伝える」というジャーナリズムというもの普遍的存在意義にかかわる話は、法律等の要請メディア運営指針に過ぎない「政治的中立性」と同列に語ることは全くできないと思っています。また、たとえば日本マスメディアがよくやる両論併記政治的中立性の名のもとに行われますが、科学的知見に基づくコンセンサスと大きく異なる異端論をいつまでもいつまでも書き続けるような形で現れることが少なくなく、「政治的中立性」はあまり褒められたものではないと思います

anond:20221123114045

まりそんなの最初から誰も実践できてないということ

だいたいリアルのハッテン場でリアルゲイリアルな営みを覗くのとは全然違うんだから自己投影が入らないわけがない

2022-11-22

信号信号のない交差点

4歳の子供に交通規範を教えなければならない。

4歳早々に自転車コマなしペダルとなり猛スピードで走っている。危ない。

走って良いのは公園までと公園の中だけ。

 

公園まで信号は無い、だが交通頻繁な道路を一つ横断しなければならないが信号は設置されてない。

いわゆる信号のない横断歩道

自動車法律無視してぜんぜん止まってくれないやつ。

 

最近警察はようやくこれの取り締まりをやるようになったが。

さて俺は子供が生まれる随分前、結婚からこれが気に食わなかった。

自分が車を運転していた時は歩行者を蹴散らして走っていたが自動車に乗らなくなってから歩行者俺様が優先だろ?と転換した。

俺は自分勝手なのだ

蹴散らして走り抜けようとする車に対して横断の意思を見せ急停車させるのは長らく俺のライフワークだった。

 

お行儀よく自動車に進路を譲る歩行者にも憤りを感じていた。

皆が俺と同様に自動車を強引に止めさせるのが当たり前になれば多くの自動車はいわずもがな止まるようになる。

事故は減る、皆がきっちり歩行者に譲るようになれば信号機の数も減らせる。

誰一人横断者がいないのに信号で止められる、そんな理不尽信号機も削減できる。

歩行者がいれば歩行者の横断を待つだけ、信号で待たされるよりも合理的で短い。

皆にとって良いではないか

 

から俺はキワキワで自動車ブレーキをかけさせる。

甲斐あってか最近はずいぶんと自動車のお行儀が良くなった。

やれやれ

 

次に信号機の問題も論じる。

俺は基本的信号を守らない、歩行者自転車信号を守らなくて良いと思っている。

自動車交通法規を守らない国で歩行者だけ守らせても仕方あるまい。

信号のない横断歩道自動車が100%止まるようになれば俺も信号を守ってやる、これはディールだ。

 

俺は自分の身を守れれば良いのだ、ルールなど知ったことではない、

こっちがルールを守っても違法な車に轢かれて死んだのでは意味がない。

から俺は信号が赤だろうが左右確認して安全ならば渡る。

 

ちなみにこれは警察にも確認しそれで良いと回答を貰っている。

 

俺はとある交差点慢性的タクシー客待ちで始終渋滞している箇所があり、何度も警察に取り締まり要請した。

俺がまだ自動車を所有していた時期で俺は毎日その交差点を通過せねばならないため渋滞が鬱陶しかった。

まりにもしつこい俺に警察が怒って回答した、

タクシー客待ちは止まっている、静的違反である、これは取り締まり対象ではない、動いて事故を起こした車だけ取り締まりするのだ。

だってさ、

俺は「ならばスピード違反信号無視事故じゃなければいいじゃないか、俺がそれらの違反をしても切符切らないと一筆書け、警察署長がサインしろ」と食いついた。

それは動いている動的違反からダメだ。そんな文書だすかアホ

だって

 

意味わからんそもそも静的違反とはなんぞや、いくら調べてもそんな法律用語はない。調べ方が悪いのか?

ともかく、違法性阻却事由可罰的違法性の事を言うているのだろうか。

 

事故加害当事者にならなければ良いというのが警察公式見解である解釈したので以後歩行中は信号は守らないと決めた。

アホらしい。

加害者になることはありえない。俺にぶつかった自動車がふっとぶか?俺がいくらデブでもありえない。

たか歩行者信号無視とき可罰的違法性を満たすとも思わない。

倫理的議論余地はあるだろうが、俺は自分の身を守り訴追から回避されてりゃそれでいいのだ。

勝手拡大解釈

そうだよ

文句ある?

 

ルールがぁ、法律がぁ、とほざくアホがいるだろうが、道路交通法76条4項2号、守れるものなら守ってみろボケ

文通文字通りに解釈するなら信号待ちでも立ち止まらず足踏みを続けなきゃならない。

あ?やるか?今日から実践するか?

やんねぇだろうが

ちなみにこれ罰則は5万円以下な。

ちなみに歩行者信号無視は2万円以下な。

 

ちなみにこの条文、安保闘争で便利な条文として警察は乱用した、死条文ではないのだ。

道路で立ち止まった「だけ」のアカどもをバシバ検挙し48時間拘束。

当時の警察庁の見解を調べてみ。国会議事録とか残ってる

もうね、道路では一切立ち止まれなくなります、立ち話、信号待ち、ぜーんぶダメ、一切ダメ法律から

ってのが警察公式見解な。

閑話休題

 

ともかく、屁理屈はどうあれ現実問題として俺は信号なんぞ守らんのだが、さて子供にどう教えるか。

 

正しくは信号は守るべきである、そのように生きたほうが人生である

俺のような面倒くさい人間にはならない方がいい、そりゃわかってる。

 

さりとて、今更俺も宗旨変えなどしたくない。

ここにジレンマが生じる。

 

子供には信号を守りなさい、信号の無い横断歩道では自動車に進路を譲り安全確認してから渡りなさい。

ともかく交差点手前では一旦停止しろ

 

規範真逆を教えている。

まぁ俺の中では論理的整合は取れている。

優先すべきは子供安全なのだ

2022-11-21

anond:20221121140535

逆にこの本とか絵が上手い(と感じた)ので言ってることは全然実践できないけど眺めてるだけでなんか楽しい

https://www.amazon.co.jp/パース-デヴィッド・チェルシー/dp/4837304273

2022-11-19

anond:20221119075318

お前が誰かを深く愛し大切にするとはどういうことかについて考え、主体的実践として行動に移さないのであれば、お前を愛する理由他人に無いからな。

2022-11-17

anond:20221117130306

そのフェミニズム実践してる「正しいフェミニスト」が皆無なんだよなあ

正しそうな人がいたら大体パージされてフェミニストを名乗らなくなってる

正月以外にもお雑煮を食べるようにした

野菜と肉を煮て、出汁と餅を入れれば完成するお雑煮は、

面倒臭い時の朝ごはんにちょうどいい!と思って実践している。楽でいい。

なんでみんな正月しかお雑煮を食べないのかな。

2022-11-15

anond:20221115104921

結局コードギアス宇宙人侵略みたいに人類にとって巨大な外敵を置いて共闘させる状況を作り出すしかないんだよね

一時的には可能かもしれんがそもそも価値観が違うから無理

歴史アレクサンドロス大王チンギス・ハーンなんかが実践したがあれを「1つの政府」の成功例と言えるの?

2022-11-14

anond:20221113233839

正論釘バットで頭ぶん殴っても仕方ない気はするがな

正論で頭殴られまくった結果自殺する人もいるわけなので

彼らは世間様の正論実践できず、それは自己責任なので責任を取るため自殺したわけだな

とりあえずショウガ湯でも飲んで、大目に寝て、忘れちまうのがおすすめ

アルコールお勧めできない(メンタル逝ってるときに飲むとマジでアル中マッハ

2022-11-13

少子化改善するかどうかは、女性意識次第ではないかと思う。

女性は、白馬王子様を夢見すぎているのではと思う。

相手を厳選し過ぎている、弱者男性を見下しすぎている、とでも言うべきか。

ぶっちゃけ、そのせいで少子化が起きているのではとさえ思える。

とはいえ女性立場からすると…

30年経済成長が無く、若者お金が回らない。

それでキャリア結婚子育て、全部やれとは無理。

男に経済力を望んで何が悪い

女性側の反論はだいたいこんな感じで、これは一見正しいと思う。

ただ、経済成長があれば、政府の補助があれば、

子育て不安が無くなれば、本当に少子化は解消するのか?

正直、疑わしいと思っている。

私が心配しているのは女性の「本能」に関する部分だ。

自分より優れたオスでなければ、認められない」

お金持ちの男が好き=他より強いオスがいい」

この図式。

女性評価基準が「相対評価であることに、とても引っかかっている。

まず先に、男の評価基準から

男の本能単純明快で「若い女が好き」だ。

そして都合がいい事に、女には全員必ず、若い時期がある。

コミュ障ADHD障害持ち、などなど不利な条件があっても「若い女」であれば選ばれる可能性が十分ある。

若い女妊娠観点でも都合がいい。

基本的に男の本能は、少子化の解消に有利な方向に働く。

一方、女の本能である「稼ぎがいい=強いオスが好き」は相対評価である

男性成功度、収入などを尺度に、上から順に並べていけばピラミッド状になる。

そのピラミッドの真ん中より上が好ましいということだ。

ピラミッドの下層の奴らは皆消えろ。女性たちはそう思っている。

男の全員が「稼ぎがいい=強いオス」になれるわけではない。

終身雇用崩壊しており、うだつの上がらない男は生涯低収入のままの可能性は高い。

からだろう、まるでどの株が今後上がるのか見定める株主さながら、

外れくじを引かないよう女性たちは慎重すぎるほどに男性を見定める。

特定のオスばかりに人気が集中し、下位のオスは存在すら許されない。

女性本能は、少子化の加速に一役買っているように思える。

また少子化というものは、実はまだ日本が元気だった時代バブル期以前から始まっていたという。

ベビーブームなどあったものの、時代を通してみると基本的合計特殊出生率は、戦後以降ずっと右肩下がりである

http://jsasa.org/paper/42_6.pdf

まり、今のように不景気から、金がないか少子化が進むのではない。

歴史的に見て女性は、権利の無い時代がとても長かった。

自分意思相手を選べず、強制圧で結婚出産する状況があった。

からこそ婚姻数・出生率が維持できていたのではないか

女性権利を持ち、強制圧はどんどん緩くなっていった。

女性自身が稼げるようになったことで、弱者男性にすがってまで生きる必要性消失した。

そして「収入ピラミッド下位の男など不要」「自分以下の男など不要」と弱者男性にNOを突き付けた。

結果として婚姻数は激減して少子化が進んだ、というのが真相だと思っている。

これが少子化の原因の全てだとは思わない。

ただ、女性社会進出が進んでいる、先進国のほぼ全てで少子化は進んでいる。

手厚い社会の補助があり、妊娠出産不安が少ない北欧フランスですら、少子化は進行している。

やはり少子化の加速は、女の本能がかなり絡んでいるのでは、と思わざるを得ない。

女性社会進出発言力が強まった現在少子化についてちょっとでもおかし発言があれば政治家は即失脚する。

特に間違ったことを言っていなくても、女性心理を傷つける発言はできない世の中になった。

もう男側で打てる手はないのだと思う。

世界少子化によって滅ぶかどうかは、女性意思次第なのでは?と、最近思うようになってきた。

ちなみにこれは想像だが、強い男にもっと富を与えた上で重婚許可すると、少子化は解消するのかもしれない。

1人の強者男が3人、4人の女をはらませ、3家庭4家庭を同時に支える。

無茶苦茶に聞こえるかもしれないが、女性本能が最も満足できる真の形はコレかもしれない。

もしくは今の婚姻制度のままで行くなら、強者男の家庭では女が3人産むのは当たり前、4人5人産むのも珍しくない、という世界に導くか…。

まり女性本能を納得させる形をとことん追求しようとすると、

従来の家庭制度ではやっていけないという事を言いたい。

困ったことに、女性本能が「相対評価」なものからそうなる。

男性成功者、上位●%のみOK」という条件を出されてしまうと、評価基準クリアできない男が必ず出てきてしまう。

一夫一妻制である以上、女性が子づくりしても良いと思えるような、本当に望む強いオスは、さっさと誰かのモノになってしまう。

「強いオスの供給不足」に陥っている、それが女性から見た現状なのではないかと思う。

ちなみに、私が提案したい少子化解消方法もある。

それは「教育」である

たこれは、意図的に「白馬王子様」を作り出す教育でもある。

これを実践するためには、女性自身が自分たちの本能理解し、わずかながら本能にあらがってもらう努力必要だ。

結論から言うと「もっと深い性教育実施若い奴同士で安全に盛りあえ」だ。

学校内で、もっと保健体育の時間を重視していく。

身体的だけでなく心理的なところまで踏み込む

女性の望む白馬王子様は、必ずしも収入だけでは決まらない。

紳士的な態度、共感力育児家事への積極的な参加なども考慮される。

仮に収入に目をつぶったとしても、それでも「ロクな男がいない」と嘆いている女性は多いはずだ。

そこで教育の出番である

教育の力で積極的に、男に経験値を積ませるのである

まだ思想が凝り固まる前から、若年層の段階でお互いの利害関係確認しあう。

肉体的、精神的に互いが別の生き物であることを理解し、互いに理解しようと努力する。

男が女に望むこと、してほしい事、されたらいやな事。

女が男に望むこと、してほしい事、されたらいやな事。

そして、学生時代から積極的恋愛応援する。

性的もの無駄タブーとすることも良くない。

正しい性知識を得た上で、性病リスクの少ない同年代だけで安全に盛り合うのがいいだろう。

男に場数を踏ませて、最終的に「とりあえず中身だけは、白馬王子様」を作り出す。

しばしば、男は兵士、女は城に例えられる。

「攻め入ったことのない兵士は情けなく、攻め入られたことのない城は立派である。」

攻め入らない兵士にも強制的に経験を積ませることが目的だ。

男の収入格差が無い、まだチャンスがある若年者の段階なら、女も拒否感が少ないだろう。

女と付き合う事で、初めて分かる事が多すぎる。

現状のルールでは、戦力外になる男がかなり出てしまう。

若いというだけで選ばれる可能性がある女と違い、特に強みのない一般男性となると、恋愛市場ではかなり不利だ。

よって、こうした教育を通じて、一人でも多くの男を戦力として迎えたい意図がある。

少子化は「危機的な国難なのだから、このくらいやったっていいだろう。

娯楽にあふれた現代、わざわざ嫌な思いをしてフラれる覚悟で女に飛び込みたい男は減少している。

女性たちが掲げた数々の条件【こういう男はダメだ】

積み上げられた条件を山を見て「じゃあ別にいいっすわ」と、戦意喪失しているのが男の現状ではないかと思う。

わき道を見れば、お手軽に性欲を解消するものたっぷりと揃っている。

別にわざわざ、女が提示する面倒な条件を潜り抜ける必要はなくなっている。

からこそ、互いに互いを理解しに行かねばならないと思う。

自分の都合ばかりを主張し、相手をけなしている場合ではない。

教育の力によって女に深い理解を示す男が増えてくれば、収入以外の面でパートナーとして選ばれるケースも増えるだろう。

年収に関しては、どうしても上下関係が付いてしまう。

よって、年収以外の部分、紳士的な態度、共感力家事育児への積極的な参加について教育したい。

女性側でも、女性本能の赴くまま、気に食わない弱者男性を徹底攻撃するのをやめて欲しい。

どれほど相手攻撃したところで、稼げる男の数は増えない。

しろ攻撃すればするほど、男側の気持ちは折れて、ますます女性に愛想を尽かすだろう。

もっと現実を見た上で、互いに妥協する道筋検討してもいいのではないかと思う。

そうすれば、もっと互いに選ばれる可能性が高まるのではないだろうか。

ずっと悶々とした思いがあった。

なぜ男と女ネット上で傷つけあうのか。

自分利益だけを主張しあい、いがみ合う様子はとても醜く、とても悲しかった。

あれこれ自分の思いをつづってみたが、

実際の所、お金若者に集中させるだけであっさり少子化が解消するのかもしれない。

明石市施策で、局所的に少子化は解消に向かっている。

国を挙げて補助を手厚くすれば、すべて上手くいくのかもしれない。

もしくは、弱者の淘汰が今後も進み、世の中は美男美女だけになり、余り物がいなくなる。

そんな未来もあるのかもしれない。しかしそこに到達するのに何世代かかるのだろうか。

その間、見捨てられた者達の心はどうなる。

また、美形遺伝子しか存在しないという遺伝的な偏り、多様性拒否は本格的な絶滅が見えてくる。

血液型によってかかりやす病気、かかりにくい病気もある。

不要と思われた遺伝性質が、後々思いもかけず必要になる事もあるのではないか

私は、できるだけ多く者たちに、幸せをつかんでほしいと願っている。

お前はいらないと言われ、誰からも選ばれず一人寂しくこの世を去っていくのは、あまりいい事だとは思えない。

結婚が必ずしも幸せの形ではない。

しかし、結婚適齢期の男女アンケートで8割以上の者が、いつかは自分結婚を…と望んでいるデータがある。

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001wmnj-att/2r9852000001wmt0.pdf

なんだかんだ言っても、やはり「誰かに愛されたい」のが人の本能なのではないか

私は日本に生まれてよかったと思っているし、日本はいい国だと思っている。

しかし、このまま人が減れば今の日本の素晴らしい思想伝統は徐々に消滅していくだろう。

日本を愛しているからこそ、このまま少子化日本消滅してしまうのが勿体ないと思ってしまう。

特に、今は結婚出産二極化している。

子ども大学まで送れる確かな財力がある強者グループと、考えなしに子づくりをする少々難ありのグループだ。

結婚していないのは、ごく普通の日本人

良識があり問題行動も起こさない、日本人らしい日本人。

ただし収入面を見つめると子供大学まで送るには厳しい…という先見性を持っているがゆえに動けないグループだ。

日本のごく当たり前の人々が子孫を残せない状況、やはり間違っているとしか思えない。

そして人口不足に困って、海外から貧しく子づくりに積極的貧困層を連れてくる…。こうなるとドイツと同じだ。

最初こそ低賃金で働いてくれるかもしれないが、その2世3世は「なぜ同じ日本育ちなのに、自分たちだけ不当に扱われる?」と怒り狂ってくるぞ。

しかも、そういう層は日本の難ありグループよりたちが悪いだろう。

災害が起きたとき、我先に物品を奪うようなことが起きるに違いない。災害時に行列なんて作ってくれないだろう。

どこかで本能ブレーキをかけ、男女互いに妥協点を探る方向に動いて欲しいと願う。

ただただ日本が、うまく良い方向に進んで欲しいと祈るばかりである

anond:20221113085122

地域というか家庭環境第一優先だと思う。

とは別の話として、そういう人から言われたことを真に受けるか?それとも自分経験とか知識とかをフルに動員して真実を知ろうとする探究心があるかどうか?の違いは子供の将来にとって非常に重要な要素となる。

単にサンタなんていないんだよ、と教えるのが大事ということではなくて、世の中の真実を知るためにはどういう頭の働かせ方をしなければいけないのか?ということを長い時間を掛けて実践的に教えていかないといけない。

それこそ逆に陰謀論にハマってしまうような考え方を間違えずに正しく子供に伝えることが出来るか?そのへんが子育て醍醐味だと思う。

2022-11-12

「colaboに連帯します」というハッシュタグは悪手すぎると思う

https://twitter.com/search?q=%23colabo%E3%81%AB%E9%80%A3%E5%B8%AF%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99

申し訳ないけれどやってることが安倍元首相信者と同じレベルに見えてしまう。

安倍信者:①安倍批判側の問題点の指摘にはまともに向き合わず ②安倍の功績部分だけを強調し ③批判する奴は悪魔化して無視する。

Colaboに連帯しまタグ参加者:①Colabo批判側の問題点の指摘にはまともに向き合わず ②Colaboの功績部分だけを強調し ③Colabo批判する奴は悪魔化して無視する。

こんなずさんな擁護通用するのってネットリテラシーがない人たちだけだってのが君たちの主張じゃなかったのか。

あなたたち安倍政権批判しまくってたくせに、自分たち批判さらされたら安倍信者と同じことやるのか」と思っちゃったよ…。

Colaboに連帯しますというタグ発言している人は、本当は仁藤さんのことを信じていないのでは?

どうして仁藤さん自身は黙ってるのに、仁藤さんの周りの人たちは批判されたときに「批判されても私たちは何も間違ったことは行ってないんだから立ち向かうべきだ」という姿勢が取れないんだろう。

それに「間違ったことが部分的にあってもそこは受け止めて正せばよし信頼されるだろう」ってなんで思えないんだろう。

どうして「批判すること自体許せない」になるんだろう。

規模は全然違うにせよ、TwitterとかMetaだって社会的に間違ってるわけじゃないけど急速に拡大しすぎて組織おかしくなったかリストラするって最近発表してるじゃん。 

Colaboだって全体として正しいことしてても間違うことだってあり得るじゃん。

しろ走りながら一生懸命活動してるんだからいろいろ不備があったりしても全然おかしくないじゃん。

なんでそういう時に間違いがある可能性すら認めないんだろう。

そんな態度とられたら、「間違いがあっても一切認めない。正せないのではないか」って思っちゃうじゃん。

安倍元首相応援団と「Colaboに連帯します」活動やってる人の違いは政権側かそうでないかの違いしかない。人としての振る舞いはどっちもダメ

私が信じてる人が同じ立場になったら私は絶対に菱山さんみたいな態度はとりません。

監査が入るみたいなので見守ります問題点がないと信じていますし、仮に問題点があっても彼女ならそれを正せると信じていますし、必要があれば手助けします」とか言うんじゃないか

どうしてこれではいけないのか。

この人たちは、正しさとかよりもメンツとかそういうのを大事にしてる気がします。

社会的正義実践するものわずかな誤りも許されない」というのは全くもって現実的ではない。

から本当に疑問なんだけど、なんで左派の担ぐ神輿ってこんなのばっかりなんだ。

「行動すること」自体尊いのは確かなので、あとはトライアンドエラー大事だと思う。

ここで一度も間違ってはいけないとか、間違いを指摘されただけで仲間内からすぐ袋叩きにあうみたいな土壌なら、まともな人が育つわけないじゃん。

左翼陣営にとって一番大事なのが「絶対に間違いを認めないこと」になってる現状本当にやばいって早く気づけ。

発端の暇な空白さんは「温泉むすめ」を燃やそうとしたからという行動で行動されてるみたいですが、私はちょっと違ってて。

とにかくこの左派の方々の「自分たち敵対勢力をぼろっかすに言うくせに、自分たちの落ち度は指摘すら許せない」という態度が嫌すぎます。 

たとえ行動が正しかろうが、じぶんがやってることに一切の批判を許さないという態度の人なら個人レベル活動をするにとどめるべきです。

そういう意味で仁藤さんも菱山さんも全く支持できません。

石川さん事実上一線から退いた後、結構聡明発言が増えてきました。

おそらく、左翼運動のものリーダーに「絶対に謝るな」だとか「絶対に誤りを認めるな」とプレッシャーをかける構造になってるのじゃないですか。

2022-11-11

anond:20221111122626

Fit to Standard を実践してる中小ベンチャー増えている・明朗会計しろは『せやね』だけど

丸投げのバカが減っているならとっくに事務職なんて絶滅してるはずなんだよなぁ

anond:20221111004648

本当にありがとう!どう検索したもんか言葉すらわからなかったから助かります

とりあえずこの週末にでも、indeedとかで探してみる。

他にも貼ってくれた過去増田見たけど、暇だし資格でも……と思って基本情報勉強してたけど、実践的じゃないんだな

年末の急場は短期バイトとかでしのいで、年明けぐらいには仕事が決まっている気持ちで頑張ってみるよ。

2022-11-09

他人容姿馬鹿にしてはいけない

俺の家族は揃って露悪的だった。

フィギュアスケート家族で見ていて、テレビ鈴木明子選手が映ると、母さんは「デメキンが出てきたよ」と言った。

それを見て俺や兄弟デメキンと呼んでいた。愛称というよりも蔑みが入っていた。

フィギュアスケートシーズンになると何度も見ていた。鈴木明子は毎回出ていた。

もう分別がついていたはずの俺も、家族に交じってデメキンと呼んで馬鹿にしていた。最悪な冬だった。

-

冬は別の意味でも最悪だった。

当時の俺は中学校いじめられていた。

小学校からずっといじめられていたが、中学になっていじめはより苛烈になった。

田舎学校で、スマホも出る前で、娯楽なんてものテレビしかなかった。

学校という小さな社会の中で、出ることも許されない俺は耐えるしかなかった。

俺の荷物が捨てられたり、鼻をかんだティッシュを机の上に置かれたり、

俺がどこのトイレでシコっただの意味不明な噂を流されて、そこのトイレネームトイレになった。

ある年の冬に、露悪的な連中が俺の暴行事件でっち上げて、先生に呼び出されたこともあった。

俺が反論すると、先生は「火のない所に煙は立たない」とか「どっちもどっち」とか言っていた。

そういう冬だった。

-

家でフィギュアを見て、鈴木明子容姿をなじることで、鬱屈とした気持ちを晴らそうとしたのかもしれない。

俺は家で気持ちよくなっていた。母さんや兄弟もそうだったかもしれない。

インキャな俺は人の容姿をあげつらうためのボキャブラリーを持っていなかったが、

目がでかい人に向けて言う「デメキン」だけは備えていた。

これが唯一の武器だった。

この冬に学校女子に絡まれた。

俺のことを気持ちわるがって関わろうとしない女子たちが、

俺にしかできないことを頼みに俺のところへ来た。

お願いする立場でありながら、全員が俺のことを小馬鹿にしていた。

頼みを断れば何をされるか分からない俺は怯えていた。

結局俺は頼みを聞いたのだが、聞いた瞬間に棟梁格の女から信じられないことを言われた。

「○○が出来るからって調子乗んなよ」

まわりも「そうだ」と言わんばかりで俺を見てくる。

その中に、ひときわ目の大きい女がいた。

俺はその女をあまり認知していなかったが、

その女も周りと一緒になって、ツンケンした態度で俺を見ていた。

棟梁格の女がそのまま引っ込むと、周囲の女も散らばりはじめたが、

目の大きい女は最後まで残された。

俺は何を思ったのか、あるいはやり返したい一心で「デメキンがよ」と言った。

女は泣き出した。散った女たちが戻ってくる。

女たちがデメキンを慰める。理由を聞くまでもなく女たちは俺を睨みつける。

女の誰かが先生を呼びに行った。俺は先生連行された。

この件は10:0で俺が悪いことになった。俺は中学校に行かなくなった。

-

俺は個別塾で勉強して、知り合いが誰も来ないような遠くの高校受験した。

家は裕福ではなかったが、同情した親が頑張って働いてくれた。

高校人間関係リセットする最良の場所だった。

背伸びをして交友関係を広げた。すんなり輪に入ることができた。

なぜ中学あんなにいじめられたのかがよく分からなくなった。

いじめはされる側も原因があるとよく言われるが、俺に過失があったとはどうしても思えない。

高校でたくさん遊んで、髪を染めて、モリモリ勉強した。

俺は都心の、まあまあ自慢できるくらいの大学に入ることができた。

-

大学では遊んでいるほうだった。

不埒サークルに入って、不埒人間関係を築いた。

悪い先輩についていって、大人の遊び方をいくつか覚えた。

女のいなし方も覚えた。実践を重ねて身に着けた。

なんとなく付き合って、なんとなく別れることを繰り返した。

セフレ複数人抱えたり、女を泣かせたりもした。

こんなところに出てくる中学同級生は、どれだけいただろうか。

俺は悪い優越感に浸っていた。風の噂だと、そのころに中学の連中はポコポコ結婚していた。

こんな早く結婚するのは田舎者のすることだと思って馬鹿にした。

-

大学で、いろいろな界隈に首を突っ込んでいたときに、

ある女性と知り合うことになった。

かわいい声、タイプの背丈、服やメイクもいい感じ。

音楽趣味も合うので、たくさん喋った。

この人の目は少し出っ張っていた。

でもそんなことが気にならないくらいの速度で、この人を好きになっていた。

仲良くなりたい。お話したい。

俺はこの人がいる、若干アカデミックな界隈に顔を出す頻度が高くなった。

恰好もおとなしい感じに寄って行った。

チャラいのを経由して落ち着いた男はモテるとよく言うが、実際ちょっとモテた。

俺は調子に乗っていた。このまま行けばこの人は落とせると思った。

でも俺がモジモジしている間に、この人には素敵な彼氏が出来た。

-

少しして、また俺はオラつくようになった。

オラついた界隈で遊び相手を作った。

そこで別の女と知り合い、仲良くなった。

さっきの女と雰囲気が似ていた。俺のタイプはこういう感じになっていた。

目が飛び出ていて素敵だった。

俺がモジモジしていたら、女は俺の友達イチャイチャしはじめた。

あとから聞いた話だと、このころからセフレとも恋人とも言えない関係になっていたらしい。

俺はただ遊びでイチャイチャしているだけだと思ってそれを眺めていた。

眺めながらいつ突撃するかモジモジしていた。

そんなときにほかの女が俺に近づいてきた。

俺はその女を抱きながら、先の女を想像していた。

毎回果てる時は、大体その女が脳裏にあった。

-

俺は大学卒業して、かなり人に自慢できる会社に入った。

俺は俺の経歴に満足している。

麻布競馬場や窓際三等兵がネタで擦りまくってるような経歴だ。

仕事は忙しいが、複数の女と遊ぶくらいの余裕はある。

たまに合コンとまではいかないくらいの、男女混合の食事会に呼ばれる。

港区女子みたいなやつと婚活女子みたいなやつが混じっている。

事故みたいなフリをして体を触ったり触られたりしている。

触られるほうが多いかもしれない。

こんなことで喜んでいる、底の浅い人間として天寿を無駄にしている。

そしてこの集まりとある回で、俺は美しい女と出会った。

ウェーブがかった綺麗な髪、赤くてキッとした唇、

そして一際大きな、宝石のような瞳。

結婚したい。俺のものにしたい。

真面目なお付き合いをしたい。

何も真面目なお付き合いを知らない俺ではない。今回はこの人としたい。

そう思って近づいて、仲良くなってすぐに、

つのまにか二人でホテルにいた。

-

彼女と何回か合っているうちに、俺は何となく察した。

この女には別に本命がいる。

俺は容姿や経歴でピックアップされた、誰かのスペア。誰かの人生バーター

俺に抱かれているときでも、違う男の夢を見ているようで、

俺がどれだけ言い寄っても、もの悲しさをごまかすような顔をしていた。

そして数か月後に、彼女は返信をしなくなった。

本命クンとうまくいっているのか、俺よりマシなスペアを見つけたのか、分からない。

けれども、それでも、と二週間くらい我慢してから、俺は泣いた。

ヤリ部屋みたいな自室に洗濯物が散らばり始めて、

その中心に座り込んだ時に、突然涙が込み上げてきた。

俺に涙を止める力はなかった。

冬の寒い日だった。

-

いま、人生の岐路に立たされている。

素敵な女性と付き合っている。お互いに腰を落ち着けたい感じがある。

このままパワーカップルとしてタワマンに住んで、子供を何人か持つのが、最適な人生だとも思う。

でも彼女は目が出ていない。

このまま彼女結婚して、そのあとに目の出た女性に押されたら、俺はどうする。

不誠実な自分を思って胸がキッとなる。

胸がキッとなるのはこう逡巡するときだけではない。

俺は何人もの、目の出た女性を逃がしてきたが、

毎回反省しても大体同じ結論にたどり着く。

俺は俺がかつて罵った容姿に近い女性を前にして、毎回尻込みしてしまう。

俺は俺がかつて罵った属性相手の横にいる資格があるのか?

俺は俺がかつて罵った時の感情を一生涯一度も相手に向けずにいられるのか?

俺は俺がかつて罵った相手と似た人の近くに居座ろうとする自分を許せるのか?

しかしたらほんの小さい問いかもしれない。

でも俺には前科がある。

テレビの前で無邪気に無辜スポーツ選手を罵り、

自衛としていじめに加わったであろう加害性の低い女を泣かせた。

小さい問いを否定させないだけの説得力がある、前科がある。

-

俺はずっとトラウマを抱えている。

帰責性のない女たちへ向けた悪感情が、今の俺にぶっ刺さって苦しめている。

トラウマが原因で尻込みしている節は大いにある。

たとえ男女の出会いは時の運だとしても、そのすべての持ち駒を俺は棄ててしまう自信がある。

それくらい自分に自信がない。

そして今、新しいトラウマとして、

「好みのタイプ女性を一度も自分のものにできなかった」という事実が、

俺に、俺が、植え付けようとしている。

この脆弱性を突かれることがあったときに、

目の出た女性から思わせぶりな態度で来られたときに、

俺は結婚するかもしれないこの女性を、そして生まれてくるかもしれない子供たちを、

幸せにできる自信がない。

-

俺は結婚するべきじゃないかもしれない。

結婚する資格もないかもしれない。

ヤフーニュースを見ていたら、イスラエルスケート指導をする鈴木明子記事があった。

写真を見てため息が出た。美しい。

次に涙が出た。俺はこんなに素敵な女性を罵っていたのか。

選手時代写真を食い入るように見た。

涙がポタポタと出た。少し熱っぽくなるのを感じた。

俺は自分が何をしてしまったのかをようやく理解した。

俺があの時に呪ったのは俺自身だったのだ。

そして俺は自分への自信をすっかり失ってしまった。

-

他人容姿馬鹿にしてはいけない。

容姿の出来についてその人に責任は全くない。

すべての人間が素敵なものをもって生まれてきている。

他人をブスだと思うなら、間違っているのはその感性のほうだ。

必ずだ。

デメキン」の四文字が、俺を磔にしている。

俺はどういうジジイになるんだろう。

グループホームで目の出た女性を罵りながら死ぬのか、

目の出た女性に許しを請いながら死ぬのか、

普通にそのへんで野垂れ死ぬのか、

からない。

藤子F不二雄の「ノスタル爺」のジジイみたいな、

キショい説教を唱えながら、煙たがられながら死ぬのかもしれない。

何でもいい。何でもいいけど、

俺みたいな過ちを、だれもおかさないようになればいい。

そういう呪いを込めながら、ひとりパソコンに向かっている。

anond:20221109150928

アナル呑みは選ばれし勇者のみが実践する秘儀やぞ

というのは置いておいて、昔は栄養浣腸もあった気がする

2022-11-08

女にエレベーターを譲る優しさ

本当に優しいなら、女性と偶然乗り合わせたエレベーターを降りると思う。

二人きりになった時点で降りるでしょ。

男の人って、そういう「身を引くタイプの優しさ」は一切発揮せずに

「前に出るタイプの優しさ」ばかり実践するじゃん。女性に近寄る方向の優しさは旺盛。

その原動力って、性欲由来ですよね???

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