はてなキーワード: 身分とは
腐女子もすなるお気持ち長文といふものをしてみむとてするなり。
当方読み専腐女子。ジャンルに何も貢献していない無産だが、ツイッターで原作の感想とか妄想とかを書き散らしてたら神々にもフォロバしていただいた。
オタクの方々は周知の事実だが、無産というのは人権がない。自分は何も生み出さず原作者大御神の生み出した原作と、同人神々の生み出した二次創作を吸って生きているあさましい生き物だからである。
だもんで、たまに神々にリプとかで話しかけてもらえたりするのだが、自分から話しかけるなんてことはしてはならない。神々とは身分が違うからである。
というのは昔から決まっていることであり、1+1=2とか、地球が丸いとかそういうレベルの話なので今更思い悩んだり悲しむことではないのだが、先日どうにも落ち込んでしまうことがあった。
私は神にお誕生日めでとうリプを送りたかったのだ。神のお誕生日だった。お誕生日おめでとうございます、いつも作品楽しみにしています、とかリプしたいと思ってしまった。もしマシュマロとかあったら匿名でおめでとうマシュマロを送るけど、マシュマロを置いてない神なので…。リプは無理だ…。うわっ無産が話しかけてきたよとか思って不快感を与えてしまうかもしれないので。辛い。いつも自分のくだらないツイートにふぁぼを下さったり、たまにリプで話しかけて下さる神。せめておめでとうと申し上げたかった。辛い。自分が無産じゃなかったら… こんなことを言っても仕方がないのだ。創作してない、できないのは事実なので。どうして創作もできないのに生きてるんだろう…辛い…なんの価値もない 生きてるだけの生ゴミ
ニートは最低身分だから自殺のほうが親の世間体がいいから働けというのだろう
いじめを苦に電車に飛び込む人が、地に足がついている独立した大人の証
魔法に制限がなく単なるデウス・エクス・マキナとしてしか機能してない感じ
なぜかプリンだけ都合よく開発されていない
王様が執務室で王冠つけっぱなし
なぜ揃いも揃って両手持ちで剣道型?
つまりここまで雇える主人公の総資産額が億超えてるがぜんぜん語られてない
ついに携帯電話登場
もうなんでもいいでしょ
物質に対する概念がいい加減なのに、なぜかウルフの在庫に関しては現実感を重視
クラーケン登場だけで海路封鎖されて物価が跳ね上がるから普通に商売したほうが早いと思う
身分が身分だけに囲い込みも簡単なはず。なぜ犯罪行為までする必要性があったのか
みんなで鍋を囲む風習が地中海気候の地域にあるの? 熱海付近と勘違いしてない?
ここまで見てもくまにした理由がこれっぽっちも見当たらない
・このコロナ禍で
・高校生にも関わらず
らしい。
私ごときが彼の責任やアイドルという職業の人の恋愛の是非を問う資格なんてないし、そのつもりも毛頭ない。人間の認知や判断なんて簡単に歪む。悪気とかやる気とか、関係のないところで巻き起こる事だってあるのだから、ただ活動自粛という事実だけがそこにあると思う。担当さんは苦しいだろうな。その気持ちを考えると胸が痛くなる。でも部外者だからそこまでだ。
私はそのニュースを、止まっている車の運転席で目にした。それからおもむろに運転を開始した私の頭の中に浮かび上がったのは、なぜ私の推しは伸びないんだろう、というひどく素朴な疑問だった。
彼の所属するグループは俗に言う"推され"グループで、年末の音楽特番にまだデビュー前の身分ながら出演するらしい。オリジナル曲も、かなりの数持っていたはずだ。毎回違うキラキラした衣装を着て、歌番組ではMCを担当しているメンバーもいる。
そして私が推しているグループは、平均年齢は彼らより幾つか高く、歴も長いが、今年に入ってようやくオリジナル曲を1曲もらえた。ブログもアクスタもまだもらえていない。配信ライブの持ち時間も少ないし、衣装もペラペラの数着をベビーローテーションしている。
スキャンダルなんて明日は我が身、だ。こうしている間にも推しが撮られるかもしれない。だからうちの子は偉いのに、とか頑張っているのに、とかは思わない。第一スキャンダルを撮られた子だって頑張っていたのには間違いない。だからそれを責めたいわけじゃない。
でも、こういうことがあると、何ていうのかな、競っているフィールドの中の、今の立ち位置が見渡せるタイミングがやってくる。
そういうとき、いつも私の推しはなぜ伸びないんだろう、と思う。ここで言う伸びる、は実力がという意味ではなく、人気や数字が、である。
まず単純にファンが少ない気がする。
私達の努力が足りない、という言葉を時折推しのファンが肩を落として言うのを耳にする。確かに、推しのファンは物分りのいいおとなしい人が多いという感覚がある。だからSNSも居心地いいし、治安もいい。たまにキツイ人や変わっている人もそりゃいるけれど、みんなうまく対処していると思う。
反面他に比べて多少のんびりしているかもしれないが、それでもファンの努力が他グループに比べて極端に劣っているとも思えない。
ファンの努力として、こちらからも見てわかりやすいのが動画再生サイトでの、動画の再生回数がある。推しのグループは、毎週最下位争いに食い込んでいる。
見ていなくても空いている時間に再生して、再生回数を増やそうというキャンペーンが度々行われているのをSNSで見かける。私も可能な限り再生している。
でもふと、こんなこと他グループもしているんだろうか、と思う。
そりゃあ多少はやっているだろう。でもそれだけで再生回数が負けるだろうか。やっぱり母数が少ない気がするのだ。
どうして私の推しは伸びないのだろう。
他の推されているグループと比べても、外見とか動画の面白さが他のグループに"負け"ているということはないと思う。特別面白いとか、橋○環奈並みのルックス兵器がいるということはないかもしれないけれど。
もちろん抜きん出ていると感じる部分もある。実力的に極端に凹んでるなんてことは、他のグループも含めてないだろう。まだ、実力だけ見たらみんな横並びだ。
玄人向けすぎるんだろうか。もう少し王道に寄っていったほうがいいのかな。でも言い方はあれだが、王道が似合う人であれば今頃王道グループにいるだろう。今の道が彼らには似合っていて、王道でないことが大きな魅力であると感じる。それに今更レッドオーシャンに突っ込んでいく価値を感じない。
単純に知名度が低いのだろうか?
どうして?
どうしたら、私の推しは伸びるのだろう。
夢のリミットは、いつなんだろう。
私は今の彼らの飾らない空気感や優しい心が大好きだし、できることならのんびりと、"凛々しく果敢に"彼らが思う道を突き進んでいってもらいたいと思う。短いMCの時間のほとんど全てをファンへの感謝の言葉に使い、雑誌で控えめに夢を語る、そんな彼らをとても誇りに思う。
だからこそ考えてしまう。どうしたら、彼らが有名になれるのか。夢のリミットが伸びるのか。
彼らがこのままでいてくれるなら、どこへでもついていく覚悟はある。でもそれで彼らの夢か叶うんだろうか。
私は何ができるんだろう。
とまあ色々グチャグチャ言ったが、結局今日も特別なことは何も出来ず、口を開けて怠惰に動画の配信を待つばかりである。そんな私の背中を彼らは今日も押してくれる。
本日12月16日をもってコロナとの戦い所謂「勝負の3週間」が終わる。全日本国民の功績を後世に伝えるため、その戦いぶりを以下に記す。過不足あれば随時更新する。
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統計の数値は厚生労働省オープンデータより https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html
3ヶ月前に募金を始めた。
いちおう今後も続けていけそうな気がするので、続けるぞという決意、お仲間が増えればいいなというわずかな期待を込めてこの記事を書く。
始めたきっかけは、上野千鶴子先生が代表を務められているウィメンズアクションネットワークの「WAN基金コロナ禍対策女性連帯プロジェクト」を知ったことだった。
プロジェクト紹介ページで特に印象に残ったのが、「市民的再分配」の文字。要するに、日本政府の再分配が不十分な所を市民で行おうということらしい。
これを見た時、その考えには思い至らなかった...と大いに反省した。
今までも格差問題には関心があり、どうすればいいのかを学んできたと思う。
どんな公演を聞いても、本を読んでも、答えは1つ「政府がしっかり保障しなきゃ!」
もちろんこれが1番大切だ。結局は行政が動いてくれないと、隅々まで支援が行き届くことはない。
でも、「政府がやらないなら自分たちでも少しずつやるしかないじゃない」というガッツ(?)だって、きっと大切なのだと気づかされた。
幸い、私は実家暮らしで家計の心配をする必要のないお気楽な身分である。
それだったら、毎月のバイト代の10%を募金しよう、そう決めた。
10月は5000円、11月は8000円、12月は6000円。
これで世界は変わるのだろうか。いや、変わらないだろう。
けれど、なんてったってリターンのない行為なのだから、それも仕方ないと思う。(怒られるかも。ごめんなさい。)
だから、私は1人の負担を増やすのではなくて、お仲間を増やしたいなあと思っている。
とら婚とは「趣味を変えずに出会いを変える相談所」を謳う結婚相談所である。
オタク向け婚活サービスであり、オタクでなくても相手の趣味に寛容であり否定しないのであれば、あらゆる趣味や生きがいを持つ男女の出会いを提供してくれるらしい、非常に素晴らしい、そう思っていた。
どうやらキャバクラやホスト、またアイドルの追っかけという趣味を結婚後も持っている限りとら婚での成婚は不可能なようである。
増田は来年就職を控えている博士課程学生であり、現在は学振という国からもらえるお給料を頂いて暮らしている。幸いにも大手メーカーにも内定が決まっている。
一応学生の身分であるため今まで結婚を意識していなかったが、誰かと一緒に住みたい気持ちを強く持っていた。
だが増田にはキャバクラに通う趣味があった。顔のいい女が好きだった。これを低俗な趣味だと言うつもりはないが、かといって万人の女性には受け入れにくいだろう趣味であることも理解していた。
そこで増田は考えた「趣味を否定しない・寛容であることを理念としているとら婚さんなら、的確なアドバイスを頂けるかもしれない!」
とら婚にはTwitterで匿名の質問を受け付けており、中の人である婚活コンサルが答えてくれるシステムがあったのでこれを利用した。
https://twitter.com/ToraCon_Akiba/status/1338325746847080448?s=20
返答を要約すると
・キャバクラ通いの熱量がわからん、諦められないから何か方法はないかと聞くなら当社も考える
とのことであった。
増田は、前者は全く問題ないと考えた。増田はホストやアイドルといった顔のいい男も好きである。常識外れな散財は辞めてほしいが増田と同じように月額2~3万程度なら許容できた。むしろそういう方を紹介してほしい。
後者については、増田が「キャバクラを諦めるかも」という日和った相談をしてしまったためだと考えた。きっとキャバクラを諦めないと答えたら他の条件などについてアドバイスしてくれるのだろうと。
上記の旨を質問箱から返答し、とら婚から次の返答が返ってきた。
「キャバクラ通いを辞めたくないご質問者様。ご質問者様に異性として何の興味も抱かない女性や、結婚後も3次の推しへの貢ぎや追っかけを続けたい女性と契約結婚したらいいと思います。当社じゃもちろん実現不可ですけど」
まず異性としてなんの興味も抱かない女性とあるが、異性の推しを推すことと他の異性に恋愛感情を持つことが両立できるオタクは当然いるだろうと増田は言いたい。アイドルに恋をするオタクもいるが、推しと恋愛感情が別であるオタクは女性なら多いことを増田は知っていた。
次に結婚後も推しの追っかけを続けたい女性と契約結婚したらいいとのことであるが
そ ん な こ と は 知 っ て い る。
百歩譲ってそういう女性との出会いを提供してくれるのならまだしも、とら婚では実現不可との回答である。とら婚は結婚後に異性の推しの追っかけを続ける趣味を許さないらしい。
趣味に寛容であり否定しない男女の出会いを提供するとはいったいなんであったのだろうか。
上記の疑問点について再度質問箱に投稿したが現段階での回答はない。
追伸
キャバクラやホストに行ったことのない、想像でしか語れない人間は黙っていてほしい。
増田は顔のいい男女が好きである。しかし彼らが提供してくれるサービスも好きである。あのディープな空間が好きなのである。増田は推しの嬢がいるが彼女に恋愛感情は抱いていない。性的欲求もない。月に一度数時間、お酒を一緒に飲んで話してカラオケして帰るだけの関係である。しかし増田は彼女の顔と性格と気遣いを非常に気に入っていた。頑張っている姿を応援していた。もちろんお店で見せてくれるだけの顔であると知っている。しかしそんなことはどのアイドルも同じだろう。彼ら彼女らが見せてくれる、頑張っている姿に勇気づけられ、活力を得て、推しに還元するのである。増田の場合、推しがキャバクラで働いていた、ただそれだけである。
なんか可哀想な人を旗印にその可哀想な人に酷いことした奴に可哀想な人が好きだった人達が復讐を仕掛ける、そういうカチカチ山だかさるかに合戦じみた物語って求められてはいるんだと思う。
忠臣蔵とか、武士とかのことを滅茶苦茶身分の高い人だと思うから、ウチら庶民とは関係ないじゃんねってなるけど
庶民が庶民の矜持で頑張ったけど惨たらしく殺されてしまった、その時点で庶民達には近しく恐ろしい出来事なのだ。
だから、光本テキーラ事件は令和の忠臣蔵、赤穂事件といっても相違ないのではないか。
忠ではなく推しみたいな感情だったのだろうし、臣ではなく賎業だし、蔵ではなくインターネットの網を使った捜索網だけど
そして光本事件がスッキリしないオチなのも、赤穂事件もスッキリしないオチなところと似ている。
やはり、令和の忠臣蔵はあそこにあった。
そして流行らない方がいい。
テキーラ事件なんか裏家業側が比較的冷静に対応してたから理詰めで謝罪まで持って行けたけど、赤穂事件なんか切りかかった理由もわかんねえのに訳のわからん忠義の集団にぶっ殺されちゃうし
憧れの人に片思いして距離を縮めたくてこじらせて1㎜も面白くない人間になり下がった挙句告白して失恋したんだが
平気なふりをするうちに泣けずにすっきりしないものだった
泣いたらすっきりするか?ふっきれるか?と思って
自分の中の絶対泣ける映画リストから『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』みたら
やっぱり最高に泣ける本当に名作
泉のシーンで思い切って抱き着く廉姫とか
廉姫を想っているのに身分差で抱き返せない又兵衛とか遠ざかる車と馬の距離とか
最期のシーンも途中で部下になった人が「誰がやった」と聞いて敵が武器を落としていくシーンとか
又兵衛の皆に慕われる人の良さ、人望のある立派な武士であることが丁寧に描かれているから本当に辛い
泣けてしまうシーンは数えきれないほどある
最初から最後まで笑える『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』が好きだけど(ローズ大好き)
『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』も嗚咽が出るほど泣いた
トイストーリー3のラストとリメンバーミーとで競えるくらい泣いた
失恋とかどうでもよくなってきた
追記(意図しない読み取られ方があるので前に移動しました、誤解を招く表現だったことおわびします)
私は、書き忘れていたが、日本国憲法第14条に規定される属性による区別は当然のことながら差別だと考えている。私があげた絶対不可能な属性による区別の話は憲法上規定されていない属性に関してそれが差別かどうかを判断するガイドラインとして扱ってほしい。
日本国憲法14条
「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。」
社会的身分には職業が含まれると考えるのが相当であるので、私も職業差別には反対の立場であることは変わりない。
そもそも先述のガイドラインにたどり着いた理由を説明すると、すべての人には自由があり、差別として行為の禁止を行う余地はできるだけ小さくしておくべきという私の価値観がある。ただし、生来変更不可能な属性に基づく差別は第三者による救済が難しいものが多いため、差別禁止によってもたらされるデメリットよりもメリットのほうが圧倒的に大きいのはほぼ間違いないであろう。一方で生まれてから少しでも選択の余地のある問題に関しては差別を禁止するよりも、その人が選択できる余地を増やすことを通した救済が比較的行いやすい。そのためそのような問題に関しては差別の撲滅に注力するよりもより救済を行う方へ注力するほうが望ましいと考えている。
加えて合理性を求めるひとがいるが、およそ全て人間はバイアスを経て観測した世界に対して最も合理的な行動を常にとっている(たとえそれが周囲に人間にとって不合理に見えたとしても)。合理性は客観的なようでその人の価値判断や目的などに左右されるきわめて主観的なものである。この文章は私にとっては合理的に思えるが、読む人にとってはそうは思えないかもしれない。合理性とはきわめて主観的かつ相対的なものなのである。ただ、社会的な意味での合理性は人々の議論を通じたコンセンサスの形成によるものであるので、成熟した議論を経た後での差別の描像がはっきりとより多くの人に共有されることを望んでいる。
追記ここまで
中学受験に関しての増田を端に発した議論がはてな界隈で盛んになっている。
大方ブクマカのダブルスタンダードを批判したものであるが、そもそも差別がはてなーすべて同じ意味で使っているとは思えない。例えば公立中学に通っていたことを黒人になぞらえて批判しているエントリがあったが、肌が黒いことと公立中学に通っていたことが全く同列に扱われるべきものとは現在の社会通念に照らしてもあまり一般的な考えではないと私は考えるが、その増田にとっては同じようなものとして考えていることは明らかである。その是非はともかくとして、現状においては差別は各人それぞれによって定義されるものといって差し支えないため、さまざまな形態の区別を明示し、その日本の社会およびはてなでの受容のされ方について考えるとともに同時に私見を述べてみたい。なお、どこから差別と考えるかは各人に委ねたいと思うのでここから先ではあえて「区別」という言葉を使う事にする。加えて強調しておくが、これはあらゆる社会通念に照らして問題とされている差別を肯定するものではない。差別とは何かを考える指標としていただきたい。
これははてなーはもちろん、現在の社会通念上認められていないといって差し支えない。特に性別についてはこれを支持する判例も存在し(e.g. 最判昭和56年3月24日民集35巻2号300頁 いわゆる日産自動車事件) 、これはおそらく論ずるまでもなく明らかである。ただし憲法の私人間効力については間接適用説が主流となっているため、例えば三菱樹脂事件のような判例も存在する。ここでは憲法の議論を意図したものではないのでこれ以上は触れない。
これは最近聞かれる医療従事者への偏見にも関連している。社会的な建前としてはおそらく差別だと認定されているが、実際としては差別だとする意識が1.ほど完全に浸透しているとは言い難いところがあるだろう。おそらくはてなーに聞いてもこれは差別だと(それが建前であっても)答えると思う。なお、実際にHIVについては陽性者に対し無断で検査を行い陽性だったことを理由に解雇した事件についてはその解雇が無効であるとした判例も存在する(千葉地判平成12年6月12日労働判例785号10頁)。
このあたりから判断が難しい。現在、社会的に定年制は受け入れられている(是正しようとの動きもあるが)ため、年齢”差別”という言葉が社会的にまだ受け入れられていない可能性は高く、受け入れられるにしても近い未来ではないだろう。おそらくはてなーでもこのあたりから認識が分かれ始めると思う。以前あった私立医科大学が女子生徒と多浪生を意図的に排除していた問題にあってはこれを問題視する風潮がはてなにはあったのは覚えている方は多いと思うが、定年制への問題視はあまりなかったように思える(これは自分の印象)。なお、判例においては定年制は公序良俗には反するとは言えないとの判例が出ている(東京地判平成6年9月29日判時1509号3頁)。
これは今渦中にある問題である。実際として就活においてはいわゆる学歴フィルターは存在しないと断定することはできず、存在するものと考えるべきだろう。しかも厚生労働省のガイドライン(https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/topics/saiyo/saiyo1.htm)にも採用の可否を決める要素となってはならない項目の中に大学名・学校名に該当する項目は存在しない。少なくとも採用の場においては大学名のみによる扱いの差を設けることは認められているといって差し支えないだろう。私の周りを見渡しても実際学校の評判とそこへ通っている生徒への評価が関連づけて語られることも多く、私的な場においてもこれがタブーとされているとは到底言えないであろう。実際はてなーでも公立中学を「動物園」とまで評する向きもあることからそこまでのタブー視もはてなーの中にはないと言える。
いわゆる「オタク差別」などを念頭にしたものである。これを例にとると過去には東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件などに端を発したいわゆるオタクへの偏見があった(が、現在の社会では薄いものとなってきていると私は感じており、マクロな視点に立つならそもそも区別が存在しなくなってきているのではないかと考えている)。これの社会的な受容を考えてみる。個人のミクロな視点にたつならそういった嗜好を理由にハラスメントを受けた例はあるだろう。ただ、それは嗜好を理由にしたハラスメントが問題とされるのではなく、そのハラスメント自体が問題とされる(ことが多い)ため、おそらく社会的な問題視はあまりないであろう。ただ、そもそも属性による区別はその属性をもつ者がある一定程度存在しないと成立しないものである(その嗜好を持つ人が単独ないし少人数でしか観測されなければ単なる変人として扱われるだけで、それは区別とはよべない)ため、嗜好による区別に接する機会がすくなく、議論の俎上に上がるレベルにすら到達していないかもしれない。これはぜひ読んだ方に該当する例とその社会への受容のされ方を考えていただきたい。
と思いつくものを上げてみた。どれが差別に当たるかは皆さんに考えて、議論していただきたい。正解は存在しない。なお、私の中での差別の定義は「絶対に選択不可能な属性・事実に基づいて行われる区別」と考えている。これに立脚するなら1-3までが差別に該当し、私は公立中学に関して「動物園」と評するなど、悪い評価を与えるものについては差別的表現ではないと考えている。なぜなら公立中学に進むかの選択は自由意志に基づくものである(経済的な事情などにより私立への進学は到底不可能な方がいるのは重々承知している。その実態はともかく)からだ。ただ、その表現は褒められたものではないのは確かで、やはりひどい公立中学の現状があるのだとしてもそれへの是正措置に関する言及があるべきだっただろう。つまりこれは差別の問題として扱うのではなく、公的な機関からの財政的支援などによる学習の機会均等や学習環境の改善の問題に還元されるべきである。これを差別であるからと現状への批判を封じるのは実態への改善の議論を封じることになり、好ましくないと考えている。ただ、度を過ぎた中傷は理由の如何を問わず控えられるべきであることは注記しておく。
また、学歴の問題は、生来変更不可能なものではないのでこれもまた差別ではないと考えている。ただ、大学の再入学を経た後の不利な扱いは年齢差別として問題視されるべきだとも考えている。年齢への差別に関してはこれを問題視し、排除へと議論がより進むことを期待したい。
ここまで様々な属性への区別について述べてきたが、おそらくそれぞれの考える差別があったことだろう。ただ、差別の問題を考える際に忘れてはならないのはそこへの是正措置である。公立中学の問題に関してもそれを差別であるからと議論の提示を封じるのではなく、ではそこにどのような是正措置が行えるだろうかと考えてもらいたいのである。なぜなら本来の理想の状態であれば誰でも自由にその中学に行くか選択できるから、そのような偏見など生じないからである。偏見や差別は現在の不完全から生まれる。差別の問題はセンセーショナルになりがちで議論している双方が異なる差別の概念を持っており、話がかみ合わないという事はありふれたことである。そうなりそうなときには一度立ち止まって双方が差別の概念を共有するよう歩み寄ってもらいたい。以前として世界にはびこる差別への問題提起および是正のきっかけとなればうれしく思う。
コロナのご時世ですが、リモートの「リ」も聞いたことありません。
万が一、データー漏洩した場合とんでもないことになりますからね(しらんけど
お堅い職場ゆえに息苦しさもありますが、それが心地よかったりもします。
というよりも派遣という気軽な身分が合っているのかもしれません。
さて本題に。
もちろん派遣です。
Aさんはどうにも「優秀ではないエンジニア」のようでした。
かろうじてプログラミングはできるけど、IDEの使い方、フレームワーク等はほとんど経験がないご様子。
何でもかんでもプロパーさんに聞いて回るので、「そんなことくらい自分で調べて!」と怒られていました。
Aさんはそんな感じの方です。
で、案の定。
着任して3日でドキュメント整理という名の戦力外通告をされていました。
そんな時、事件は起こりました。
会社の役員様から「こんなメールが届いたけど、どうしたらいいの?」とシステム部門に連絡があったのです。
それは決算に関わる重要なメールだけど、身に覚えがないのだそうです。
私のチームがその担当システムだったため、すぐに調査をしました。
その調査中にも、ほかの役員様から「なんだこのメールは?」と問い合わせが入ります。
チームは慌てふためきます。
時間が経つにつれ、経理部のプロパーの方々が駆けつけ、システム部長、経理部長まで駆け付け、一大事になったのは、社内事情に詳しくない僕から見ても明らかでした。
原因究明は長引きました。
というのも。
その決算プログラムは、15年前に作られたPHPプログラムで、度重なる改修の結果「よくぞここまで!」というくらいのスパゲッティになっていたからです。
社内にシステムの詳細を知る人間はおらず、ドキュメントも歯抜け状態。
その結果、1つの仮説が導き出されました。
「あいつ」というのは、例のベテラン新人エンジニアAさんです。
翌日、出勤してきたAさんは問い詰められました。
「私はまだ着任したばかりで、そんなことできっこない」と。
確かにその通りです。
「これをクリックしただろ?」
その中に、1つのURLが書かれていました。
そのURLは、決算システムの年次バッチを臨時に走らせる大変恐ろしい物だったのです。
Aさんはプロパーに激詰され、システム部門の臨時会議で罵倒され、経理部門でも罵倒され、役員の方々への謝罪行脚に出かけていきました(プロパーさん、システム部長、経理部長を伴って
Aさんはまだ帰ってきません。
僕はAさんになんて声をかければいいのでしょうか?
そもそもAさんのどこに非があったのでしょうか?
Aさんが支給されたパソコンの秀丸は、ワンクリックでURLを開くようになっていました。
もし誰かに非があるとするならば、秀丸ではないかと思うのです。
■追記
僕はAさんを「凄い人だ・・・」と思いました。
「なんでこんなことしたんだ!」
「どうするつもりだ!」
と、激詰めされているにも関わらず、淡々と回答していたからです。
想像してみてください。
コロナにも関わらず、200人以上が常駐している広いフロアの真ん中にあるミーティングスペースで、多くの人がチラ見する中で罵倒される姿を。
会議の出席者の大半が敵であり、仲間であるはずの僕たちは、火の粉が降りかかるのを恐れて何も言えず、たった一人で戦わなくてはいけない状況を。
こんな恐ろしいことはありません。
「どうするんだ!!!?」
「どうやって収めるつもりなんだ!?」
「問題のデータはすでに特定しているので、すぐに修正できるかと・・・・」
「そういうことを聞いてるんじゃない!!!」
「ご迷惑をおかけした方々に、私が直接謝罪します」と、Aさん。
「えっ・・・、おぅ・・・、それもいいかもな・・・」と、システム部長。
その後、Aさんが呼ばれ、謝罪行脚に出かけたのでした。