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はてなキーワード: 和歌山県知事とは

2021-08-22

和歌山県知事が有能なのにホームページ無能すぎる

有能な和歌山県知事ホームページで良いこと書いてるのに、スマホに非対応で読みづらすぎる。ちゃんと読めるようにしといてよ。

新型コロナウイルス感染症対策 最近時における状況と対策

 最近における新型コロナウィルス感染拡大ぶりは凄まじく、毎日全国のほとんどの県で2ケタの感染者が報告され、それも結構多くの県で3ケタを記録するなど、これまでになかったような感染状況となっています。救いはワクチンの接種が早かったからだと思いますが、高齢者罹患が少なく、高齢者重症化しやすいので、重症者の割合過去に比べて低いということです。しかし、そのワクチンが国からの配分量が少なくなり、接種スケジュールが大幅に遅れています。また、若いからと言って重症化しないということはなく、かつ、(和歌山県は全国で唯一全員入院を死守していますのでいいのですが)自宅等でケアーを受けないで療養していると、一定比率重症化する人がいるわけですから、命も危険状態になるところがどんどん増えてきていると思います

 和歌山県も、8月15日には51人の感染と、感染の抑え込みに四苦八苦している状況です。今のところ、強力な保健医行政が頑張って、県民には、特定リスクの高い行為への注意喚起はするけれど、一般的な外出、行動の自粛、すなわち一般的な人流抑制はしていません。ただ、これもこれ以上感染が拡大すると、発動しないといけないかもしれません。楽観はできませんが、科学的、合理的必要対策は迅速に打つつもりです。

その中で再び様々なデータも出てきましたし、現在、打っている対策合理性説明県民にも改めて説明しないといけませんし、国全体の動向を見ていると誠に遺憾と思われるところがありますので、オムニバス形式でいくつかに分けて、最近時におけるコロナの状況と対策について述べさせていただきます

1. 国による入院基準見直し

 8月2日厚生労働省は、コロナ感染拡大に伴って病床、特に重症病床のひっ迫を防ぐためと称して、入院基準見直しを行いました。本来なら、コロナ感染力の強い、かつ、重症リスクのかなり高い感染症であることから感染確認された人はすぐ病院隔離して、医療看護を行い、病状が悪化した時に備えてよくウォッチしながら、悪化した時はさらに高度な医療措置を加えるとともに、ほかの人にこれ以上うつして、感染拡大が起きることを防ぎ、さらに他の人との接触履歴、行動履歴をよく聞いて、感染している可能性の高い人を割り出して、検査をして、万一感染していたらその人も隔離するし、濃厚接触者などはしばらく自宅にいてもらって他の人との接触を断ってもらうというような積極的疫学調査をするわけです。また、この備えとして日頃から保健所統合オペレーションができるようにし、病院にもお願いして各種コロナ病床を用意しておいてもらい、さらにはこの後詰めとしてホテルのベッドも確保しておくというようなことも行政がやるわけです。(なお、和歌山県ではホテルコロナが治りかけてもう病状が悪化しないと判断される場合に、病院の出口として使用する方針ですが、幸いまだ一回も使わずに済んでいます。他県では感染者をいきなりホテル収容する、いわば入り口として位置付けているところが多いようです。)和歌山県は、今に至るまでずっとこの本来のやり方を忠実に守っています

ところが、今は、感染者があまりに多いため、東京などでは余程の重症者でないと入院はさせてもらえず、ホテルも満杯で、自宅で療養を余儀なくされている人が多数に上っています。このような状況で、厚労省入院基準を改めると発表しました。あくまでも感染が爆発して、入院などがおぼつかない地域においてということでありますが、入院は「重症患者特に重症リスクの高いものに重点化。自宅・宿泊療養者の急変に備え、空床を確保。入院患者以外は自宅療養を基本とし、家庭内感染の恐れや自宅療養ができない場合宿泊療養を活用。」というものでありまして、これに関して各方面から批判が出て大騒動になっています

 これまではどうであったかと言いますと、「重症リスクの高いものを中心に幅広く、原則入院対応。無症状・軽症患者原則として宿泊療養施設で療養・健康管理。無症状・軽症患者のうちやむを得ず宿泊療養を行えないものを自宅療養で対応。」でありました。

 しかし、現実感染者が多すぎて、上記の「やむを得ず」に自宅療養を余儀なくされている人が圧倒的に多いのであります。したがって、どこが変わったかというと「やむを得ず自宅で」が「原則として自宅で」ということになったわけで、現状に原則を合わせたということだと私は思います

 私は、この改変には反対です。とは言え、現実東京都などで入院ホテル療養をさせようとしたとしても感染者の数が多すぎてできないでいる保健所などの行政を責めようとは思いません。病院ホテルに入れたくても入れられないのだから、「やむを得ず」で違法状態とは言えません。しかし、それを原則を変えていわば正当化もしくは追認してしまうというのは別の話です。

 何故ならば、このような正当化、追認によって、結果として次のような方向にインセンティブが働くからです。

 まず、それでいいんだとなったら、行政にとって、病床やホテルもっと確保しなければならないという動機がなくなります。また、ひょっとすると、本来なら入院して病状を経過観察しなければならない人なのだから、クリニックなどと協力して自宅療養をしている人のウォッチ体制をきちんと作ろうというプレッシャーもなくなるかもしれません。行政の行動原理は、どうすればクライエントである国民若しくは都道府県民の命や利益を守れるかということであるべきで、行政側が容易にできるかできないかではありません。

 次に、自宅療養は、命を守るということからすると、かなりリスクの伴う方法です。和歌山県現実データから見て、コロナ患者発症から4~6日で肺炎になることがあり、その数日後くらいか酸素吸入を必要とするようになることがかなりあり(これを国基準では中等症と言いますが、命にかかわるものなので和歌山県では重症と称しています。)、その中には、ICUに入ってもらわなければすぐに命にかかわるような本当の重症になる人も一定割合いるからです。発見された時に無症状ないし軽症だからといって、それがずっと続くわけではありません。(だから命を守るため和歌山県は全員入院にこだわっているのです。)

 行政対応不能からといって原則を変えるのは間違っています。それに対応不能なのは東京都など限られた都道府県です。和歌山県は現に全員入院ですし、他の多くの県も感染者の処遇は手厚くしています。少なくとも旧基準で十分でしょう。原則との乖離があまりにも目立っているところは、東京など首都圏とあと少しではないでしょうか。どうも国は東京都のことしか見えていないような気がします。東京都、首都圏など大変な所には、現状を追認してあげるのではなく、よりうまくいっている地方圏などのやり方を参考に、技術的に保健医行政のやり方をアドバイス指導するといった方法をとるべきでしょう。

2. 退院基準の変更

 1と並んで厚労省から退院基準見直しが連絡されました。これも何度か変遷していますが、これまでは有症状の場合、「①発症から10日間経過し、かつ、症状軽快後72時間経過した場合退院可。」としていました。その基準を満たさなくても医師判断退院可能になり、自宅療養・宿泊療養にうつることができるようになりました。これは賛成です。異論はありません。

 さっそく、和歌山県では10日を7日に改め、「②発症から7日間経過し、かつ、症状軽快後72時間経過した場合退院可。」としました。また、無症状者の場合も、検体採取から10日間経過した場合退院可であったものを、10日を7日に改めるということになりました。何故かというと、これまでのデータからこれは科学的に正しいと和歌山県は分かっているからです。和歌山県のこれまでの事例では、感染者が他者感染させたと推定されるタイミングは、発症後最長7日です。むしろ発症前にも結構うつしていて、発症後は4日もあればほとんどうつさなくなりますが、変異株で一例だけ発症後7日というのがありました。それでも7日です。だからこれ以後はうつさないという判断をしていますので、国の基準改定は賛成です。むしろ発症の4日前から他者うつしている例もあるので、和歌山県積極的疫学調査では行動履歴調査でその辺を念頭に置いて前広に調べています

3. ワクチン政策について

 今回の第五波の感染爆発において、高齢者罹患率が著しく低いというのは明らかにワクチンのためだと思います。そういう意味で、もう少し政府対策評価してあげるべきところもあると私は思います。何故ならば、国は、今年の初めに3億回分のワクチンを確保したと発表し、まず県自身医療従事者に接種し、次に市町村が65歳以上の高齢者に接種せよ、その後、60歳以上及び基礎疾患のある人、そして一般の人と順番をつけて接種を実施しました。

 この第五波の猛威を考えると、もし、この政策なかりせば、現状はもっと阿鼻叫喚地獄になっていたと思います。この国の政策を受けて、和歌山県は、早くから県と各市町村が緊密に連絡をとり、接種体制を整えスタートダッシュしましたが、他県では医者が協力してくれないので接種できないなどと言って、中々その進捗がはかばかしくない所もありました。そもそも医療関係者は真っ先にワクチンを接種しているのに、かつ国民がそれを望んでいるのに、接種に協力しない医師が多いなんて信じられません。行政が理をもって頼めば協力するのは当たり前だと思います。現に和歌山県ではそうなっています。ところが進捗がはかばかしくないところがあるというので、菅総理7月末までに高齢者への2回の接種を完了させよと厳命を下しました。そのおかげで全国的に接種が進んだと思います

 そういう意味では、いつも政府が無策だ、けしからんコロナがこうなるのも悪いのは皆政府だというばかりでなく、専門家マスコミもそして野党の方々は、このようによくやった所はよくやったと褒めて差し上げたらどうかと私は思います

 しかし、良いことばかりではありません。3億回分確保と言っていたのが、契約もしていなかったというお粗末ぶりで、今に至るまで量が確保できず、接種体制を整えて、そのまま突っ走れば、9月中には接種が全て完了するはずだった和歌山県でも、ワクチンの配分が無いために、各市町村が接種スケジュールを後ろ倒しにせざるを得なくなっています。すなわち、予約を制限せざるを得なくなっているのです。

この点は本当に政府の罪は重いと思います。無いものは仕方がないというかもしれませんが、それでも、次の2点は、もう少しなんとかしてほしかったと思っています

 一点目は日本への供給量、供給スピードを増やす努力もっとやる余地はなかったのかということです。既に一時は欧米でだぶつき感が出ていた中で、支払いが確実な日本特別に先に回すということが、企業として本当にできなかったか当事者でないので、とやかく言うのは失礼になるかもしれませんが、私の経験では疑問です。例えば、政府ファイザー社との交渉ぶりが報道に出たことはほとんどありません。外務省経産省厚労省も動いているという感はなく、唯一、菅総理が直接ファイザー首脳と交渉という報道が2回あっただけです。元役人として言えば、総理にだけ交渉させ、他の要人が一回も渡米すらしていないというのは信じられません。

 二点目は本当に足りなくなった8月に入って、接種で今まで先行していた当県はじめ成績優秀県が大幅に配分を削られました。接種が遅い所に合わせて、終期を統一していこうという、日本人得意の悪習についに入ったかしか言いようがありません。和歌山県などが接種が早かったのは伊達酔狂でも偶然でもありません。それこそ全県をあげて皆で力を合わせてスピードアップに取り組んだからです。菅総理河野大臣の掲げるワクチン接種の早期完了を達成しようと死に物狂いで努力たからです。それを先行している所はもういいだろう、遅い所が追いつくまで待っていろと言われたら、もう立つ瀬がありません。努力する者は報われるというエートスが壊れたら、人は皆堕落します。働いても働かなくても、勉強してもしなくても、練習してもしなくても、努力してもしなくても、最後は皆同じというのは人間の持つ向上心を一番破壊する行為です。私は時として日本人に現れるこういう何でも平等マインドがいずれ政府を覆うのではないか、そうして努力して先行している県がパニッシュされるのではないかということを常に恐れていました。そのため、常に河野大臣などに早くできる所は早く終わらせればいいではありませんか、早いからと言って絶対に不利に扱わないで下さいねと申し上げてきました。でも、ついにその恐れが現実になりました。日本モラルが廃れた瞬間のように思いました。

4. ワクチン効果

 ファイザーモデルナのワクチンは95%と発表されてきました。とても優秀です。でもあんまりよく効きすぎて、私も含めて2回打ってしばらくしたら100%うつらないし、重症化しないと思い始めていました。

 しかし、和歌山県でも1回目が終わった人はもちろん、2回目が終わった人ボツボツ感染が出始めました。和歌山県では私に全数報告されますから結構いるものだなぁ、ひょっとしたら実はワクチンは効かないのではないかと思ったこともありますしかし、そうではありません。和歌山県調査によりますと、やはり、2回接種を受けた人のおおよそ95%は感染をしていません。または、ワクチンを2回受けた人の感染リスクはそうでない場合の5%になっているということです。また、重症化(又は中等症化)している人はもっと少ないように思います8月12日、和歌山県データ公表しましたので、詳細はそちらへ。PDF形式を開きます新型コロナワクチン効果等について(PDF形式 2,051キロバイト

 ワクチンがこれだけ効くのに、ワクチンを打ちたくないという人がいます。どうやら、副反応が恐ろしい、本当に効くのかよくわからない、実際に2回打ってもかかる人がいるではないか。そんな不安があるものは、まず他の人に打ってもらって、様子を見て、大丈夫だったら自分も打とうといった理由によるものと思います

 確かに1つ1つとると、ワクチンに伴うそういったリスクも0ではないかもしれません。しかし、人間長所は、そういうリスクが0でない時でも、色々な状況から比較衡量でどうすべきかを判断できることです。それぞれのリスクがどのくらい1つ1つ重そうで、かつ発生確率がどのくらいで、もし、それを避けると別のリスクがこれこれの損害と確率で襲ってくるが、そうするとどっちの方が得かということです。2回打ってもかかる人はいるけれど、打たない時の感染リスクに比べて5%ぐらいだし、重くなるリスクものすごく少ない。一方、打たない時は感染リスク20倍で、感染したら重くなる可能性も高い。また、東京都などでは、感染が分かっても自宅でいて下さいと言われるだけで医療加護が十分できないこともあり得るから、ひょっとしたら命に関わる。どうも若くても症状が重くなる場合もあるようで、軽くても後遺症に苦しんでいる人がいるようだ…ということぐらい考えられないのかなぁと私は思います

 それに自分のことばかりを考えないのが人間人間たる所以でしょう。ワクチンを打つということは、家族や同僚など、人にうつリスクも少なくなるということですし、かかった時に必死で世話をしてくれる行政病院の方々の苦労も大幅に減るということです。和歌山県のように保健医行政がまだ頑張って持ちこたえていて、感染防止と感染者の医療加護を何とか出来ているところでも、行政医療関係者の苦労は筆舌に尽くせません。ずっと働いてくれているのです。ましてや、保健所医療機関があまりの数の感染者と次々に現れる重症者にほとんどマヒ状態になって苦しんでいる都道府県関係者の苦労と心痛はいかばかりでしょうか。それを避けるように努力するのも立派な社会人の姿だと思います

 このところワクチン接種に対するテレビなどの論調は明らかに変わってきました。以前は打たぬ自由を強調して報道していたのが、感染の拡大とともに打たないと危ういという方向になってきていると思います。そうすると、そういうテレビを見ている人は今までよりもコロナ感染を恐れて接種を希望する人が増えるような気がします。でも少し遅いかも。これまでと違い政府ワクチンの配給が遅れがちになってきました。 Permalink | 記事への反応(2) | 09:51

2021-06-06

和歌山県知事ブラック企業経営者みたいなこと言ってる・・・

他府県では打ち手の医師が足りないと言っていますが、全然そんなことはありません。みんな心を込めて説得したら言うことを聞いてくれます

心をこめて説得して、みんなが協力してくれるからできるのです。

https://maidonanews.jp/article/14366232

ほんとにそれ"自主的な協力"なんですかねえ・・・

2021-04-17

自分達が何しているのか理解してないんだろうな

哀れ

大阪市会議員 xx哲x

大阪は常に厳しい認識ブレーキアクセルをかけているが、うちは大丈夫だろうと他の自治体槍玉にあげていた兵庫県知事和歌山県知事の末路は痛々しい。

連携協調しか乗り切れない。

2021-04-15

ブックバカー「さすが和歌山県知事大阪のせいで!大阪が悪い!」

和歌山知事が外出自粛呼びかけ「保健医行政では止められない」 | 毎日新聞

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mainichi.jp/articles/20210414/k00/00m/040/371000c


なお、聖火リレーは「気を付ければ大丈夫」と強行した模様

仁坂吉伸知事は7日の定例記者会見で「聖火リレー普通イベント大会をいちいち、禁止したりやめていただいたりする時ではないと思う」と話した。

見物客の密集への懸念については「見に行った人はソーシャルディスタンスを取って、人がいない所で見ていただくのが望ましい。和歌山県はそんなにたくさん人口がいる所ではないので、むちゃくちゃ集まるとは思えない」と話した。


さらに「和歌山県における自粛要請レベルの引き上げ基準」(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/011900/d00204252_d/fil/hikiage.pdf)

基準に達してずいぶん経つのになぜか発令されない模様

2021-04-09

相変わらず党派性が全てのはてブ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20210409010939

「悪いのは大阪和歌山県知事を悪くいうなバーカバーカ!」


和歌山県知事自らが定めた自粛要請基準を超えているにもかかわらず聖火リレーなどを中止することもなく

「みんなが気を付けて見れば大丈夫とか言ってる件については完全スルーを決めこむ模様

コロナを抑えられるスーパーヒーローがいるという幻想

はてなー馬鹿の一つ覚えで和歌山県知事なら、和歌山県知事ならって唱えてるけど

その和歌山過去最多を大幅に上回る感染増加が起きてるのを知らないのだろうか。

ニュースとかあんまり見ないのかな。

【詳報】過去最多を大幅更新 新型コロナ和歌山県で38人感染

https://www.agara.co.jp/article/117467

速報】2日連続感染30人超 和歌山県、病床使用率60%に

https://news.yahoo.co.jp/articles/38f71f40c2bf19419343a532939cd1b050562836

そして和歌山県は去年緊急事態宣言が解除された時に「和歌山県における自粛要請レベルの引き上げ基準」(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/011900/d00204252_d/fil/hikiage.pdf)

を定めていて現在感染状況はその基準を超えてるにもかかわらず、営業自粛要請の話も出てないし、聖火リレー祭り等も中止をしないようだ。

仁坂吉伸知事は7日の定例記者会見で「聖火リレー普通イベント大会をいちいち、禁止したりやめていただいたりする時ではないと思う」と話した。

 見物客の密集への懸念については「見に行った人はソーシャルディスタンスを取って、人がいない所で見ていただくのが望ましい。和歌山県はそんなにたくさん人口がいる所ではないので、むちゃくちゃ集まるとは思えない」と話した。



都合が悪いから定めた基準有耶無耶にして適用しないというのはかなり批判に値するムーヴだろう。

自分たまたま相反する諸事情を勘案した判断をする必要に迫られなかったから好きなように正論いたことを言えただけ、となりかねない。

もちろんいい施策もうっているんだろうけど、地理的要因を考えずに単純な感染者の絶対数だけみて人口の少ない自治体首長過大評価しすぎだと思う。

2020-12-31

具体的なデータ示しながら施策有効性を訴える和歌山県知事ブログがバズってたけど、

うちの総理は残念ながらああい記事読んでも理解できないレベルだと思う

あっちも全部知事が書いてるとは思わないけど、知事ブログ使って情報発信するやり方はいいよね

2020-12-16

勝負の3週間」、戦いの記録

本日12月16日をもってコロナとの戦い所謂勝負の3週間」が終わる。全日本国民の功績を後世に伝えるため、その戦いぶりを以下に記す。過不足あれば随時更新する。

11月25日(新規1930、死亡21、重症410

11月26日(新規2499、死亡29、重症435)

11月27日(新規2510、死亡23重症440)

11月28日(新規2674、死亡32、重症462)

11月29日(新規2041、死亡13、重症472)

11月30日(新規1429、死亡20重症493)

12月1日(新規2019、死亡33重症488)

12月2日(新規2419、死亡41、重症497)

1週目最終日。直近1週間の陽性率6.26%(検査数:249127)

12月3日(新規2507、死亡27、重症505)

12月4日(新規2425、死亡43、重症520

12月5日(新規2497、死亡32、重症519)

12月6日(新規1999、死亡20重症530)

12月7日(新規1502、死亡47、重症536)

12月8日(新規2148、死亡38、重症555

12月9日新規2802、死亡45、重症543)

2週目最終日。直近1週間の陽性率6.42%(検査数:247247)

12月10日(新規2948、死亡37、重症554)

12月11日(新規2781、死亡32、重症578)

12月12日(新規3012、死亡28重症583)

12月13日(新規2373、死亡23重症588)

12月14日(新規1662、死亡58、重症592)

12月15日(新規2402、死亡45、重症618)

12月16日(新規2987、死亡51、重症605)

3週目最終日。直近1週間の陽性率6.18%(検査数:293671)

〜〜〜(「勝負の3週間」終了) 〜〜〜

12月17日


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(12/18) ブコメの指摘見て直してる。ありがとう

さすがに全部は記録できないかタイトル変えた。

統計の数値は厚生労働省オープンデータより https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html

2020-12-12

和歌山県知事メッセージがやたら賞賛されてるけどあれは小規模限定

知事からのメッセージ 令和2年12月10日 | 和歌山県

 このようにコロナ問題を考える大事なパーツは、国民一般の行動をどうするか、どのくらい制限するかということと、医療現場崩壊をどうして防ぐかということに加えて、コロナ患者発見された時、この人をいかに上手く隔離し、入院アレンジをし、この人の行動履歴から感染している可能性のある人をあぶり出して検査をし、陽性者はまた入院アレンジなどをするということであります

 このような保健医行政機能強化こそ、この危機に際して最も問われるべき事だと、現場の苦労を見て、心を痛めている私は思います

知事の話は要するにクラスター対策効率を最大限に高めるというものなんだけど、クラスター追跡能力保健所リソースという上限がある。保健医行政効率を最大限に高めたとしても、その能力には限界がある。

たとえば30人の陽性確認から45人に感染するのを、他の地域保健所二次感染33人に止めるところ、最大限効率化すれば二次感染者27人まで減らせるかもしれない。

この場合、R0=1.5の下で、他地域Rt=1.1にできるにとどまるのに対し、最大効率地域ではRt=0.9を達成できたことになる。Rt>1なら感染拡大、Rt<1なら収束最後は0になるので、最大効率地域は他の地域と違って収束させることができた、と言えるだろう。

から保健所能力の最大化という作戦は正しい。上記の例で言えば、二次感染者を12人減らす程度の地域では陽性者24名までしか対処できないが、18人減らすことができる地域なら陽性者36名まで対処できる。(たとえば東京はどうやら200名くらいまでならRt=1前後にする能力があったようだ。)

しかし、この保健所能力は、「Rtを0.6下げる能力」ではなく「二次感染者を18人減らす能力」に過ぎない。陽性確認者が300人になった場合二次感染者を270人にすることはできず、450-18=432人の二次感染者が発生し、Rt=1.44となるから感染拡大は止まらない。

閉じた系であればRt<1であればRtは減少の一途を辿るのだけども、他県から感染者が流入する開いた系の場合はそう上手くいかない。県内の陽性確認者が30人だったとしても、県外から270人の感染者が流入すれば、Rt>1となってしまい、一度Rt>1となったら、もはや系を閉じてもRtはR0への漸近線を描き続ける。

このように保健所が減らすことのできる二次感染者のキャパティを超えたときは、そもそも再生産数を下げなければならない。それには、人々の行動変容しかない。

保健行政効率化で対処できる範囲は、保健所の規模による限界がある。各自治体がこれまでそのような最大限の努力を尽くしたか否かはさておき、既に限界を超えた自治体については、人々の行動変容に依らざるを得ない。

和歌山県知事メッセージ別に普通にスマホで見てたんだけど

ツイッターとかの反応見てるとスマホ対応するべきという意見が多くてびっくりした

いったい「スマホ対応できていない」というのはどういう意味で使われているのだろうか、と思った。

スマホ専用サイトとかがないと「対応」とは言えないのが最近感覚ということなのだろうか。

2020-03-12

anond:20200312232317

和歌山県知事は「発熱が4日続いたら」という基準は守らないと断言しているよ

症状が重い人が4日も我慢したら危険だよな

2020-03-01

コロナ検査を求めるのは非科学的となじる科学的な人達

日本の新型コロナ検査数の少なさに疑問を持つ人が増えてパニック様相を呈してきたら検査を求めるのは非科学的とする派閥が盛り返してきた。

科学的な彼等は検査を受けられない事を訴える患者やその家族Twitter等に押掛け冷笑的な態度で批判して黙らせる警察活動に夢中なようだ。

治療薬が無いので検査無駄で、仮にコロナ19(韓国等で使われる通称通称として良いので以下呼称する)罹患であっても検査しなくていいのだという。

 

ところがこの科学的な人たちは対策スキームとなる感染症法を読んだ事が無いようなのである

政府1月末にコロナ19を感染症法の2類感染症指定した。

指定された感染症に掛かった患者入院費用公費負担殆どゼロになる。病院にとっては検査が無くても同じでも患者にとっては大違いだ。法に定めがあるのに検査せずに通常通りに本人請求するのは不法行為である

科学的態度の前には数十~100万程度の治療費など関係無いという事か。

 

感染症法では蔓延を防ぐ為、流行実態を把握する為に、医者に報告義務を定めている。外来パンクするのでサボタージュしてよいなんてどこにも書いてない。

検査して実数を把握するという方向だけで書かれている。これは近代国家国民常識の通りだ。

まり医者が疑わしいのに検査しないのも保健所拒否するのもサボタージュであって違法行為である

だが科学的な人らは子供検査を受けられないと騒ぐ親のアカウントに押掛けその非科学的態度を糾弾https://togetter.com/li/1474001

TV取材まで受けた末に最終的にマイコプラズマと判定した事で親の非科学性は更に糾弾されることになった。「この反動的マスコミと結託した非科学主義者クレーマー!」

因みにマイコプラズマの判定にはコロナ19と同様のPCR検査を要する。

 

科学的な人らの最近お気に入り糾弾先は和歌山県知事だ。知事は「軽症でもPCR検査する」と発表して「非科学的!医療崩壊!」と科学的人士は色めきだっている。

科学的人士らによる医療崩壊理由は「コロナ19陽性と出たら入院必要があるから」という実に科学的なものだ。例えばBuzzfeedによる聖路加の感染管理マネージャーインタビューなどでもそう言っている。

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-sakamoto

だがこれは誤りだ。

感染症法では強制入院権限知事においている。つまり知事が指示せねば必ず入院する必要はないのだ。軽症なら外来で帰しても良い。

同時に知事感染者に勤務禁止命令を出す権限がある。会社電車内で感染を広げる危険を防ぐ為だ。

何より勤務禁止命令があるって事は入院必須ではないという事である

また2類感染症場合外来費用公費負担にならないか財政も圧迫されない。

 

科学的人士らは「軽症は自家療養、重症だけ医療を受けられる」との方針あいまいさに疑問を抱かない。科学的だから自明なのであろう。

だが一般に炎症が肺に回ったら重症だ。また「重症肺炎」となったら回復の見込みは薄い。この認識齟齬は命に関わる。だが科学的人士らが気にしている様子は無い。

また科学的人士らは重症対処以外を治療しない理由として「治療法が無いので免疫頼りでしかない」という。

ところが武漢では重症の約6割が死亡し、半数が多臓器不全となっていると報告されている。

科学的人士らはなぜ多臓器不全が発生しているか判っているのだろうか?

ウィルスのせいじゃないよこれ。自己免疫症でこうなってるんだよ。

肺炎では免疫が亢進しやすく、免疫機構の過剰な働きで健康な臓器もボロボロになってしまう。

この為に重症では免疫抑制剤を投与する。生命維持の為に免疫を殺すのだ。

ここから導かれるのは「肺炎重症にしてはいけない」という誰でも知っている常識だ。

だが科学思考常識に優先するらしくそんな事を気にしている様子は無い。

 

科学的人士らはPCR検査偽陰性偽陽性区別せず、検査は恐ろしく意味の無いもの喧伝して回っている。

だがコンピュータ使ってたらこの二つの確率が段違いだって事ぐらい判るだろ。

PCRはヒットテストだ。

まず薬剤処理して染色体を膨張させる。検体の中の色んな細胞ウィルスDNARNAはごちゃまぜだ。

そこで見つけたいウィルス塩基配列の一部パターン検索してパターンマッチしたら陽性。

コンピュータウィルスの誤検出はパターン指定おかしい時のみ起こり得る。それと同じで偽陽性の方は原理的にはあり得なさそうという推定は出来る。

だがターゲットウィルスそもそも採取できていない場合、薬剤処理で塩基配列破壊してしまった場合偽陰性になる。

から「行動して安全ですよ」とのお墨付きにはならないから他の症状や感染経路の疑いの方を優先させろってのがPCR信頼性議論だ。

だが科学的人士らはこれを陽性意味なし論に拡大してしまう。

 

科学的人士以外でもPCR検査が浪費してはいけないなんだか凄いリソースと考えている人も居るのだが、毎日バイク便病院を回っていて検体回収している。勿論病原菌が入った検体だ。ライダー普通の人で医療資格なども持っていない。

これをまとめて検査会社に持って行っている。そもそもが大層な検査ではない。

また検査体制を整えてもエライ金額がかかる、1億検体×1万円=1兆円とか言う人も居る。https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200228-00165104/

だがこんな金額にはならない。年に定常的に1億検体なら千円以下になるのでは無いか

例えばアメリカではPCRは3000円もしない。病院コロナ19検査したら数十万円とのニュースが出ているがそれはアメリカ病院おかしいのであって、PCRカジュアルな為費用が安いのだ。

から今回PCR検査が高額、市場キャパが少ない事が露呈したのなら、今後は無駄なほどPCRを使って需要を伸ばして参入と値崩れを起こすべきだろう。ソフバンに参入してもらったらどうか。

だが科学的人士らはPCR検査=悪なのでこういう改善に繋がらない。

 

この他、科学的人士らの攻撃は冨士フィルムアビガンにも向いている。

治療薬が無い」から出発して攻撃的な知的派閥を維持する為に「副作用が強い、臨床試験が不十分」などの理由が引き出されるためだ。この手の思考法は参加していると気分がいいようである

だがアビガン備蓄である。ならばなぜ大量に備蓄されているのだ?

それに科学的人士らはインフルエンザ薬のアビガンコロナ19治療薬となりうると発見されたのか、その経緯は知っているのだろうか?これは中国発見したもので、中国国策日本企業のビジネスが偶然に一致して発見された(発表で冨士フィルムアビガンと名指しされている)。知的派閥のように振舞っているが誰もそれを語っていないようだが。

 

こんな中でビジネス科学的人士とでも言うべき記事が出た。

『 新型コロナで「情報汚染」されたメディアが報じない「5つの真実」』

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70709

 

書いたのは松村 むつみという医療ライターだが、内容は科学的人士らの言説をまとめただけ。

一応医師らの記事インタビューを下敷きにしているが、クレジットはしていない。

これならGIGAZINE等のほうがマシだ。参照した記事クレジットリンクは入れる。

感染症法感染研のPRも読んでいない。流行っているWEB記事だけをまとめているのだ。何の知見の追加も無い。医師の名は権威付けだけに使われている。

そして「メディアが報じない真実である自分らの意見にこんな惹句が付いたら少し自戒するものだが科学的人士らは権威付けされたので満足な様である

 

なんだかどいつも菊池誠みてぇだなと思って菊池Twitterを見に行ったら盛んに「メディアが報じない真実」でフォロワーに囃し立てられ、声を上げた患者等に冷笑的な非難を浴びせかけていた。

実に科学的な態度である。侘び寂び。

 
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