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はてなキーワード: メイちゃんの執事とは

2022-08-01

anond:20220801153406

メイちゃんの執事は姫扱い夢みたいなテーマなのによく読むと各女性キャラ全員執事を従える者、権力を持つ者としてのリーダースキル的なものを描いてる、なぜか

2022-06-07

NHK放送していたやばべえなドラマ

結構時間がたったからこそこそ書き捨てる。

NHK3月まで放送してたドラマがあるんよ。

名前は「しもべえ」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%97%E3%82%82%E3%81%B9%E3%81%88

漫画原作なんだけどな。

女子高生主人公ユリナがスマホに謎のアプリインストールし、それを起動すると謎のおっさん「しもべえ」が現れる。

しもべえは何故か献身的ユリナを助け、ユリナはそんなしもべえと共に友情学業に奔走しつつしもべえの謎にせまる…ってお話

しもべえはなんでも出来るような超人で、ユリナは様々な面で助けてもらう。

たとえば用心棒や力がいることなどの肉体的なことから勉強の補佐や料理など知的精神労働さらにはうっかり持ち合わせがなかったときにはしもべえは現金まで差し出してくれるのだ。

そんな存在スマホアプリ人差し指だけで現れる。

うーん、しもべえとは何か。とっても気になりますね!

しもべえis

しもべえって名前は明らかに下僕の僕(しもべ)から来てる。しか実態奴隷に近い。

ご主人様が呼びたいとき相手の都合は関係なく即座に、無償で、やってきて苦労ごとを助けてくれる。

だいたい従順かつ口を出さない非常に都合の良い存在だ。

この令和たる現代まさかの下人、奴隷ストレートにお出しするとはびっくらこいた。

そういった超人的お助けマン最近はいなかったというわけではない。

でもたとえば「家政夫のミタゾノ」や「メイちゃんの執事」のように彼らは職業的プロフェッショナルなのである

おそらく少なからずのお給金をいただいているはずである

彼らは最低限のラインとしてギブとテイクの関係にあるし、きっち自らの職業職務プライドがあるはずだ。

それは奴隷という意味での「しもべ」とは異なる。

一見可愛い語感で上手く役割を表すことに成功しているようにみえる「しもべえ」も、行動と合わせてみるとやばべえなネーミングである

【推測】男女逆なら絶対炎上する

家族手料理差し出すだけのただのCMにざわざわ一部界隈がざわめく昨今。

家事を行う機械女性の姿を模しているだけで批判される昨今。

「お前のママじゃない」なんてワードもよく聞きます

そんな中で男子高校生があれもこれも無給・無言で都合よく助けてくれる美女のおばさんを手に入れるドラマ放送されたらどうなるだろうか。

やばべえだと思うけどな。

多分だけど情報にうとい、しもべえの批判も入ってこない自分すらぽつぽつと目に入ってくる程度には苦言がわいてくると思う。仮にもNHKドラマだし。

しもべえが無事終わる程度にやばくないって思われてそうなのはまり視聴者たちがちゃんと話を理解していてスーパーマン文脈だったり「なぜ助けてくれるのか」という謎を考え捕らえているからだと思うんだよね。

そりゃそれで大変結構ことなだけど…

可燃性がありそうな内容がおじさんだからスルーされていそう。という想像。もち想像だけど。はそれはそれで男性性が女性よりないがしろにされてる部分が感じられてもやもやする。

○○だからOK

どうしてユリナは心身および金銭的にしもべえに助けてもらえるのか。

もちろんその謎は解ける。

でも、じゃあ○○だから呼べばすぐ来てくれて過失をフォローしてくれて文句も言わず献身的なのが肯定されるのか?

たとえば無償の愛。無償の愛を注ぐ立場いるかユリナを助けるのは当然だろ。

まあそれでもいい。わかるよ。大団円だ。

でも最初にしもべ扱いしてたからその立場が暗にしもべと同等みたいに感じる部分がほんのすこしだけ感じる。

また男女逆にして実はしもべえは主人公の妻だったんだよ!(どうやったらそうなる)とすると、

なーんだ妻だから献身的に大変なことをこなしてお金も工面してとあんなに都合がいい存在だったんだね!納得!愛だね!

…うーん、その場面では流れで感動するだろうけど冷静になるとキモくない?

とにかく「しもべえ」と最初に名づけてしまたことで、主人公が図らずも初期に幾度か頼って便利に扱ってしまったがゆえに、しもべえの行動を納得させる何かがそれが僕的にふるまうことを世界が許容しているかのようなメッセージを孕んでしまっているのではないだろうか。変な人がみればみんなが嫌いそうな役割固定化にすこしばかり寄与してしまわないか。そんな杞憂を刺激する作品だった。

もうまったく問題はしもべえというそのネーミングセンスである漫画はともかくそれをそのままお出ししたNHKセンスである

そもそもなぜわざわざこれをドラマ化しようと思ったのか。たった6話で特に賞をもらったわけでもなさそうな原作を。

とかく、自分にはなにもわからないまましもべえは無事放送を終えた。

この増田もしめやかに沈むだろう。

しもべえは素直に見れば面白い楽しめるドラマだろう。

でもちょっと素直じゃない増田にはひっかかったものがあった。でもそれはおそらく増田だけの特異なものだ。

放送終了から二ヶ月と少し。これをもってしもべえのことは忘れることにする。ジェンダーだのなんだの、一人で考えるのもネットを見るのもどちらも実りは少ない。

2020-03-19

次に宝塚歌劇の題材になりそうなマンガって何?

宝塚舞台がまた延期するとニュースで聞いてどんな作品なのか調べたら『はいからさんが通る』なのな。そんでついでに調べたら最近は『メイちゃんの執事』『花より男子』とかをやってたらしい。『ベルばら』や『あさきゆめみし』のような古典的名作を舞台にするならわかるが、花男はないわ。。。

このまま薄っぺら最近マンガ舞台化が続いていくなのか? それとも『ポーの一族』のようなちゃんとした路線を進むのか?

2009-10-15

君に届け』でリア充になる。

今期始まったアニメで『君に届け』というアニメがある。

http://www.ntv.co.jp/kiminitodoke/

これは別冊マーガレットで連載中の少女漫画アニメ化したものだが、その内容が素晴らしいので少し紹介したい。

この物語の主人公の黒沼爽子は明るく純粋で感動屋だが、見た目が超陰気なためクラスメイトから『貞子』の名で恐れられていた。だが、風早翔太に恋をしたことがキッカケで、自分が思っていることを周囲に発言するようになり、クラスに次第に馴染んでいく。この漫画では、その爽子を中心にクラスメイトとの友情、及び風早との恋物語が丁寧に綴ってある。

そう、これはいわゆる少女漫画王道ってやつだ。

思えば少女漫画少年漫画と違って、昔から『読者との等身大感』が非常に重要視されてきたように思う。

例えば、私が小中学生の頃読んでいた『りぼん』では、『天使なんかじゃない』、『ママレード・ボーイ』なんかが流行っていて、読者が感情移入するのはもちろん主人公である女の子。男性のサブキャラクターが一部に人気を誇ることはあっても、物語はあくまですんなりと読者が感情移入できるようにと配慮され、『キャラ重視』されない漫画が多かった。また、当時はまだ少女漫画アニメ化ドラマ化すること自体が稀であったため、それらの作品は映像化しないで終わったものが圧倒的多数であった。

それが最近の『イケメン』ブームにより、アニメ化するのもドラマ化するのも、製作側に『とりあえずイケメンいっぱい出るやつがうけるんでしょ』と安易に片付けられ、結果、視聴者が非日常感を楽しめるように、という視点での製作が進んでいったように思う。

確かに『NANA』、『桜蘭高校ホスト部』、『花ざかりの君たちへイケメンパラダイス~』などは素晴らしい出来だったと思うが、何故これらの映像化が受けたのかというのを製作側は深く考えたのだろうか。少なくとも私は、フジテレビ映像化した『メイちゃんの執事』、『有閑倶楽部』は『イケパラ』の二番煎じを狙ったもののように感じられて仕方が無かった。原作者の方には非常に申し訳ないが。

もういい加減『イケメン』路線が飽きられているのも製作側は分かっていると思う。なので、なおさらこの『君に届け』がアニメ化されたこと、またその出来栄えが素晴らしいことが嬉しく感じるのである。

ただ昔と違うのは、『腐女子』や『リア充』に代表されるネットスラングともいえる言葉が、視聴対象となる若者に浸透しすぎているという点だ。言い換えると、このアニメは爽子がいかにリア充としてクラスに打ち解けていくかというものを描いているため、視聴者がこのアニメの話題で、実際の学校生活で盛り上がれるか盛り上がれないかで、その視聴者の取り巻く環境を推察できるように思う。だって実際にあなたがクラスのいわゆる暗いグループに所属しているとして、「超感動した~」と盛り上がっているところを他のグループに聞かれたいだろうか?私だったら駄目だ。『こいつも爽子みたいに本当は打ち解けたいんじゃないか』なんて思われるくらいなら死んだ方がマシだ、と思ってしまうに違いない。中高の頃ってやたらとプライドだけは高かったりするし。

こういう風に書くと、『なんだ結局オタクは見るなって言いたいだけかよ』と思われるかもしれないが、それは違う。むしろオタクこそ見るべきと言いたい。このアニメに登場する人物が、たとえ主人公のライバルにせよ、どこか憎めなくて愛せてしまう性格の持ち主ばかりで、リア充だろうがオタクだろうがそんなものは乗り越えて、見ている側が30分間、自分とりま環境を忘れさせてくれるような作りになっているからだ。

男だろうが女だろうが、オタクだろうがオタクじゃなかろうが、この『君に届け』の世界観が、ごくありきたりの学生生活を描いているにもかかわらず、ある意味で非日常空間を体験させてくれる。それも自然に。この点が、このアニメの一番の真骨頂であるように私は思う。

風早に笑われると、まるで自分が爽子であるかのごとくドキッとしてしまうし、クラスメイトが仲良くしてくれると本当に嬉しく感じる。そういう意味では『リア充感』を味わわせてくれるアニメ、ともいえるかもしれない。

かつて、『監督不行届』という本の中で、エヴァンゲリオン監督である庵野秀明が、妻、安野モヨコ漫画を評して語った文章の中に、非常に印象深いものがあるので紹介したい。

嫁さんのマンガのすごいところは、マンガ現実からの避難場所にしていないとこなんですよ。今のマンガは、読者を現実から逃避させて、そこで満足させちゃう装置でしかないものが大半なんです。マニアな人ほど、そっちに入り込みすぎて一体化してしまい、それ以外のものを認めなくなってしまう。嫁さんのマンガは、マンガを読んで現実に還る時に、読者の中にエネルギーが残るようなマンガなんですね。読んでくれた人が内側にこもるんじゃなくて、外側に出て行動したくなる、そういった力が沸いて来るマンガなんですよ。現実対処して他人の中で生きていくためのマンガなんです。嫁さん本人がこういう生き方をしているから描けるんでしょうね。『エヴァ』で自分が最後までできなかったことが嫁さんのマンガでは実現されていたんです。ホント、衝撃でした。


この庵野監督の言っていることがそのまま、この『君に届け』には当てはまると私は思う。例えクラスでこの話題に入れなかったとしても、そんな事はどうでもいいのかもしれない。むしろ『その話題に入りたかった自分』を直視させられるキッカケとなるのが、このアニメなのかもしれない。だって爽子は、そういった自分の内側の気持ち、『皆の輪に入りたい』ということを、ちゃんとクラスメイト勇気を出して伝えているじゃないか。不器用で天然だけど、こちらが恥ずかしくなるくらいに真っ直ぐで、だからこそクラスで受け入れられていくのだ。プライドばかりが高い誰かとは違って…。

私は、あなたがこのアニメを見終わってテレビを消した後に、非常に満ちたりた充実感を味わえることを約束する。現在2話まで終わっているので十分追いつく範囲だ。男も女も、腐女子オタクも、見て幸せになるといい。

 
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