「権益」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 権益とは

2021-02-23

官僚に対する政治家支配

今をときめく(皮肉総理が主になって、政治家による官僚支配を進めてきたことの弊害が、問題となりつつある。公文書の廃棄・偽造から総務省接待問題に至るまで、この数年の政権の腐敗問題は全てこれに端を発していると言って過言ではない。

だが忘れてはいけないのは、これは全て

 「聖域なき構造改革」(小泉内閣

 「政治主導」(旧民主党内閣

 「内閣人事局の設置」(第二次安倍内閣

…といった過程を経て、官僚支配こそ悪の根源とばかりに公務員叩き執拗に繰り返す政治家喝采を送ってきた国民自身選択の結果だということである。ここで勘違いしてほしくないのは、「公務員を叩いて弱体化したか政治家暴走している、公務員の力を復活させよ」と言いたいわけではないということだ。

自分に見えている側からしか断言的なことは言えないので、あくま限定した意見しかないが、行政については「叩かれたから弱くなる」なんていうことは特にない。その結果大幅に予算人員が減らされ権益が低下すれば別だが、どうせ誰かがその仕事をやらなくてはならないなら、金も人もそうそう減らせないのは自明のことだからだ。

ただ、「自分たちを叩いて人気が出る人を喜ばすのは嫌だな」ということだけははっきりしている。ならば、なるべく叩かれないよう外面を整え、偉そうに指示する人に責任を被せられるような体裁に仕立てて、その上で自分たちが力をふるう余地だけは確保することに最大限の労力を使うのが最善ということになる。そして、そのためには「政治家に正しい情報提供しないこと」が重要になってしまう。こうして、膨大な労力が、極めて無駄なことに投下され続ける現象が生じる。

人気取りをする人に正しい情報提供しても、それを人気取りしか使われないなら害にしかならない。だから情報隠蔽は政官いずれにおいても重要課題となる。政官は同床異夢とは言いながら、国民に対しての振舞いにおいては似た姿を見せる。ところが、情報公開から得られる利益規準が異なるため、あるとき官僚が突然「正直に情報を公開」して政治家が「慌てる」ように、両者の仲は特によいわけではない。ただし、そうやって事態が表に出る段階では、すでに手打ちが始まっている。事態国民の眼には見えないところで、収拾されてしまい、その構造は温存され続けるのだ。この構造、結局誰も得をしていないのではないだろうか。

もちろん、政と官の間には、緊張関係必要である。ただ、個人的には、それが空転するような無駄な労力の投下にならないでほしいと願っていて、そのために重要なのは政治家の選び方を変えるべきでは?ということだ。現状の問題の大きな部分は、この高度に複雑化した社会において、「官の人材能力」に比べて「(二世三世頼りの)政治家人材能力」が非常に劣っていることにあると思う。その原因は、官と対等に議論できる政治家でなく、毛並みがよかったりむやみに官を叩いて人気を博すれば二選・三選できる現状の「選挙」が糞システム過ぎるのではないかということなのだ。考えてみてくれ。最近政治家の顔ぶれを。あれが本当に「国民代表」として、厳しく選抜された能力集団である官僚とまともに「議論」が交せる人だろうか? なんで政治世界が「人脈」とか「長老支配」とかが跋扈する体育会系世界で、自浄能力がないのか。なんで日本の政治家だけあれほど「発信力」がないのか。もちろん、似たことは世界中で起きているわけだから日本システムが悪いとか出羽守をしたいわけではない。ただ、選挙制度アップデートできれば、上記のような問題はかなり解決に向かうんじゃないか(言い換えればそれは即、政治家の顔ぶれをかなり挿げ替えることにつながるわけで、決して簡単な話ではないのだが)ということが言いたかったのだ。

これが難しいとすれば、第二案は「党の勢力に比例した内閣大臣ポスト配分の義務化」言い換えれば「一定以上の勢力政党全て与党」策だ。これだけで、国会効率化と活性化情報の透明化、権限分散国民政治関心の高まりを全て実現できるナイスアイデアだと思っている。もちろん、閣内の意志統一が難しくなるなどの問題は想定でき、たとえば国難の際にどうするか、などの問題も考えられるが、それは現在自公政権でも同じであるし、そもそも国会自体が多数政党により運営されていながら日本と言う国家安定的運用できているのだから、言うほど現実的には問題ないと思う。何より、国対政治よりもはるか政党同士の駆け引きは「見える化」するし、現実の国の施策として各党の主張も「見える化」されるわけだから国会における白々しく無駄な論戦もかなり減らすことができ、官僚負担も大きく減るのではないか。ぐちゃぐちゃ政策文句を言われ続けるくらいなら、予算を与えて省庁を一個任せればよい。えんえんと言い逃れ無意味答弁書作成させて誤魔可し続けるより、ずっと効率的で透明である

いずれも簡単な話ではないが、たたき台提案として、どうか。

2021-02-15

anond:20210215115854

女性にも強者女性弱者女性がいて、強者女性弱者女性をダシにして、貪欲権益を拡大しようとしてるのが実態と思う

2021-02-12

はてな民ツイッター民政財界見方が完全に間違ってる

特にこれを消費増税に関する議論で強烈に感じる。

みんな大前提からしてもう間違ってる。

そもそも総理大臣閣僚官邸官僚財務官僚も大企業も、「公共のため」とかの清潔な動機一生懸命なにかを成し遂げようとすることがあるってのは完全なフィクションだとまず理解しないと。

国難に立ち向かう偉いさんなんてものフィクション

井戸作品的な感覚を捨てないと完全に見誤る。

彼らがガチるのは利益共同体権益が侵された時、拡大できそうなときだけ。

この事実をわかってないはてな民Twitter民が多すぎる。

肝に銘じて欲しいのは、例え大災害が起きようと政治家とか大企業が「金銭的な損得抜きで」手助けのために何か行動を起こすなんてことは絶対ない。

一見公共のため」っぽい動きがあったとしてもそれは例外なく「私利私欲のため」。

公共のため」は建前。

消費増税に話戻すけど、

消費増税推し進めようとするお偉いさんは「このままだと財政破綻する!増税せねば!」ってスタンスリフレ派とバチバチやり合ってる。

でも彼らは、少なくとも今増税すると財政健全化どころかひたすら経済死ぬだけってことなんて百も承知なんだよ。

だてに東大出てねえわ。

リフレ派vs緊縮財政派」っていうおとぎ話を信じちゃいけない。

「身内の利益派vs身内の利益派」←これが大前提からな。

肩書きは建前で使ってるだけ。

こいつらどっちも国のため、財政のためじゃなくて、狭い身内の利益のためだけにやり合ってる。

消費増税庶民が超不利であっても、富裕層(特に企業)にとってはモロにそのまま金銭的な意味で超絶ボーナスステージになるから国は死ぬ気で増税したがってる。

財政健全化が~」とか「このままだと国が沈没する!!」とか言ってるけど全くナンセンス

経済学的に今増税したらぐうの音が出ないほど大間違いっていうのもそうなんだけど、なによりこの国のお偉いさんは大前提としてもし仮に「国が沈没する!!!」みたいな危難が到来しても、目下の身内の利益関係なさそうならそれを防ぐために死にものぐるいにはならないってことを理解しないといけない。

逆に言うと、身内の利権を獲得するために国が破滅に向かうことが頭で理解していたとしても彼らは「うーん。でも利権を獲得せねば!」で全く止まらない。

消費増税推進派の真の動機は「日本経済死ぬ!だが俺たちの利益のために!」。

消費増税反対派の真の動機は「俺たちの利益のために!あと庶民生活増税するよりマシになるらしいな!(知ったこっちゃねえけどな!)」。


お偉いさんは庶民が血反吐はいて死のうが、日本が滅ぼうが「身内の利益」のために動きまくるって大前提理解した上で、「どのお偉いさんも、俺たちを死んでもいいゴミクズだと思ったうえで動いてはいるが、副次的に俺たちも恩恵に与れるのはどの政策なのか、どの権力者なのか」って考えを持ったほうがいい。

拉致被害者奪還も、震災復興も、企業メセナ活動も、太平洋戦争遺骨収集も、とにかく全部「自分の財布や地位にとってプラスから」やってるだけ。

なによりもまず、こういう彼らの生態を理解しよう。

2021-02-05

anond:20210205101520

火の粉を振り払ってるだけだったり、自分権益の最大化を図ってたり、色々いるって話だろ

なんで結論を一つにしたがるんだよw

フェミニストって組織があるならともかく、フェミニストってのはカテゴリしかないだろ

2021-01-27

anond:20210126092411

佐藤大輔信長新記」簡易年表

1582年夏 本能寺の変信長親子脱出成功山崎合戦で光秀滅亡。

1582年末 織田信忠羽柴秀吉による四国制圧

1583年夏 信忠秀吉による九州攻め開始。信長による小田原城砲撃で後北条家滅亡。柴田勝家小田原からの帰路で謀反。

1583年秋 第一関ヶ原合戦。勝家勢が信長を追い詰める間際、勝家勢後方に下品金成瓢箪が現れ勝家勢崩壊お市に会いたく無い勝家が安土城自刃

1584年夏 「三州騒乱」勃発。伊達上杉を巻き込んだ徳川家康による信長への叛逆。岐阜城攻防戦で家康勢遅滞。

1584年秋 秀吉による近江口への誘引で「第二次関ヶ原合戦」発生。

 

1585年頃 信長により天下統一完了日本皇国成立。海外進出が本格化、大陸方面では無く東南アジア北海道方面へ。

1587年頃 スペイン帝国主力の欧州連合による東洋派遣艦隊撃破印度以東の欧州権益取得。信長南海覇公と呼ばれる。

1620年頃 新大陸で新出雲新界成立。その後スペイン帝国領ヌエバエスパーニャ副王領併合日本皇国大和州となる。

 

1762年 日本皇国大和派遣軍が大和民国軍に新出雲の戦いで敗れる。これにより大和民国独立が確定。

 

1813年 プロイセン陸軍参謀本部九州攻めを参考にした「ライヘンバッハプラン」でナポレオンの内線作戦崩壊寸前にまで追い込む。

1814年 ウィーン会議ナポレオンは失脚せずフランス帝国も存続。

1848年 大和民国武力恫喝によってヴァージニア割譲される。欧州新大陸領土消失

1898年 大西戦争によって大和民国スペインからキューバをはじめとするカリブ海領土を得る。

 

1910年頃 第1次世界大戦。詳細不明

1930年頃 第2次世界大戦。詳細不明

 

1937年 「満州戦争」勃発。中華連合共和国中華民国満州へ侵攻開始。日本皇国中華民国との同盟により渋々介入。

1938年 大韓帝国日本皇国宣戦布告大英帝国艦隊大和民国キューバを奇襲攻撃し「大西戦争」勃発。

1939年 中華民国中華連合共和国降伏林彪上級大将率いる中華沿海州装甲軍日本皇国沿海州で攻勢に出る

1940年 日本皇国大和民国を中心とする「大東洋同盟」が成立。

1941年 大韓帝国日本皇国と休戦。中華連合共和国宣戦布告

1942年 中華連合共和国大英帝国が大東洋同盟降伏大西戦争終結

1948年 大和民国英国安全保障条約を締結。

 

1990年頃 大ロシア連合崩壊フランス帝国経済自由化経済発展が進行中。

2021-01-20

anond:20210120102524

東芝LNG権益持ってたのに900億円払って他社に引き取ってもらったんだよね

当時はLNG価格低迷してたか大金払って事業譲渡したんだけど買い取ったところは今頃大儲けだろうな…

やることなすこと全部裏目に出てるのが笑える

2020-12-28

当人のゴールがどこにあるか分からいからアレだし負けるリスクがあるにしても

第三者的には

嫌疑不十分で不起訴になった事件に対して

虚偽告訴裁判で虚偽ではない(≒行為があった)と認められた砲が

先の告訴検察が不起訴にした判断について批判が集まり

検察裁判前に起訴・不起訴を決定する権益

2020-12-27

anond:20201227162956

マクロに見たらこれぐらい我慢しろと言うのは正しい気もするけど

実際にはみんなマクロな話と見せかけてポジショントークしてるだけじゃね?

医療関係者はこれを期に権益を強化したい

ホリエモンは騒いで注目を集めたい

長期的な因果などどうでもよく短期的な利益のために言っていると思われる

2020-12-13

実家の裏山が切り崩されてソーラーパネルが設置されることになった

その一報を父から聞いて胸中に去来したのは、幼き日の思い出ではなく、むしろ長じてから度々意識した故郷の衰退のイメージだった。

元より地場産業として誇れるものが取り立ててあったわけではない地元は、緩やかだが確実な経済的衰退と人口減少の影響を受け、公共施設老朽化や各種インフラ経年劣化という形で自治体としてのほうれい線を隠す術を失っていった。

それでも、いや、それゆえに明確な転換点などなく、ただゆっくりとした老化から鈍感なふりをし続けた首長自治体、そして何より住民が半ば共犯のように地元の腐敗と死滅とを看過していった。

からこそ、いまさら太陽光発電などで延命を図ろうとする醜さにほとほと嫌気が差した、その実感があった。

それでも友人の結婚式に出席するために数年ぶりに帰省してみると、どうも聞いていた状況と乖離があったために改めて確認を取ったところ、どうやらこの度設置が決まったのはソーラーパネルではなく、例の宇宙太陽光発電の受電設備ということらしかった。

年齢を重ねたが故に知識と語彙の更新をやめた父をいまさら責める気も起きず、数か月前にニュースサイトで多少話題になっていたトピックに思いを馳せることで2次会の無聊を慰めていた。

令和4n-21年に決定された第n次エネルギー基本計画では、ついに原子力発電の占める発電電力量の占める割合が0%になった。

平成震災とそれに連なる事故以降窮地に立たされていた原子力産業はついに時勢に降参し、明るい未来エネルギーから歴史教科書上の記述となることを選んだ、という建前を本気にしている奴は少々イデオロギーに傾倒しすぎているきらいがある。

現実は、国内ソーラーパネルメーカーの開発した、そこまで安価とは言えないまでもそこそこ効率改善の図られた新型パネル推したい産業界が、細々と開発を続けていた国産ロケットペイロードの使い途を探していた経産文科省に仮託した、おままごとのような科学技術国威発揚煽りを受けた全廃、と言ったところだ。

どこまで行っても消極的な退場に、却って日本という国を感じざるを得ず、左派メディアのこじんまりとした勝利宣言にわざわざ難癖を付ける余力もなかったと見え、平成後期から令和初頭に掛けてあれほど紙面を賑わした役者とは思えぬほど粛々としたレームダック期を享受していた。

実際、人々とメディアの関心は、中国による、気前の良い提供と、経済協力を人質に取った押し付け中間の様な形で供与された受精遺伝子改変技術をどれだけ受け入れるかという議論にあった。

(科学技術という側面において現代日本中国に対して如何にサブジェクト・トゥしているか、という話だ。宇宙太陽光発電所はさながらパクス・シニカに立ち向かうドン・キホーテのようだ、と明に暗に揶揄された。)

米原子力協定の次回更新がないことは誰の目に見ても明らかであり、山のように余っているMOX燃料の行き先はIAEAも知らないようだった。

そんなことだから中間貯蔵施設という名目の、事実上最終処分場たる六ヶ所にすべてを押し付け政府行政と大多数の国民NIMBY精神遺憾なく発揮することで各々の精神の安寧を獲得していった。

とにかく、ことの主犯たる国産宇宙太陽光発電所は「ひかり」という、加齢臭むせ返る横文字候補からはなんとか逃げ果せた通称を拝命し、20GWもの大電力を供給し始め、東京万博会場の灯りが一斉に点った日をもってひとまずのプロジェクト成功と見る向きもあった。

(日本による宇宙開発の数少ない世界成功に肖って「はやぶさ」なんてネーミングを推す動きもあったが、流石にこの国にも一抹ながら恥の概念は残っていたらしい。また、「まりし」などという旧動燃残留思念、いや怨念が具現化したかのような案も提出されていたもと聞くが、真偽の程は定かではない。)

実際、こんな大規模プロジェクトを実行する能力エネルギーをこの国がいまだに持っていたことに驚いた。

ただ、ひかりから降り注ぐ高密度マイクロ波分散して受電する設備、すなわち受電所の立地が不足していると言う問題は依然として解決の目を見ていなかった。

安全よりも安心を求める国民性に変わりはなく(「焼き鳥デモ」の映像を見たときは流石に乾いた笑いしか出なかった)、電源交付金雀の涙と来れば宜なるかな積極的に手を挙げるごく少数の自治体は奇異の目で見られた。

とはいえ、大流量の循環水系のために沿岸部であることが求められる汽力発電でもなく、大規模な河川と高低差が求められる水力発電でもなく、只広い土地さえあれば良いというだけの必要十分条件は今まで大規模電源立地となることなど考えもしなかった自治体の目には福音として映ったらしく、それらの首長は新たな時代権益ホルダーとなることを選んでいった。

反対に、新規基準適合審査の遅々とした進展と繰り返される住民訴訟、そして最終的な結論としての廃炉の影響をもろに受けた原子力立地の反応はさっぱりであり、政治の影響をもろに受ける歳入に頭を悩ませられるエネルギー立地はもう懲り懲りと言った風情で、役人の誘いをアイリスアウトの向こう側に押しやっていた。

結局、ひかり設計容量のすべてを受電するに必要な30GW分の受電所を運開当初から用意することを諦め、漸次募集という名の先送りを決定した政府は経産文科省を矢面に立たせることを選び、自らは飄々としていたというのだから大したものだ。

結局、運開から5年が経過した段階でもひかりの擁する200k㎡に及ぶパネル3分の1は折り畳まれたままであり、白衣十人黒衣五人などと不必要比喩披露した大臣メディアの総バッシングを浴びる権利を恣にしていた。

そうした、古式ゆかしい伝統的な時勢の中で、2次立地募集に手を挙げた自治体の内の1つが、我が郷里だったのである

「親父が色々動き回ってたみたいなんだけど、さ。正直言うと、あんま関わりたくないなってのがあって」

私の友人であり本日の助演男優、またの名を新郎が、半分ほど空けたアサヒビールのジョッキをテーブルに慎重に据えながら、疲労を隠さぬ赤ら顔で言う。

彼の父親町議を務めており、「太郎」というシンプルすぎる名前出馬を見越して付けた名前だと言っていた。

(国政選挙に出るわけでもないのにな、とは彼の自嘲だ。)

その親父さんはどうやらこの度の誘致に際し懸命に旗を振っていたという。

しかし、僅かばかりとは言え受け取る交付金と、"多少の"造成による環境破壊と、電源立地になるという誇り(この価値観だけは共有が出来なさそうだ)と、それら3つをとりまく可愛らしい権力闘争の予感に、父親の説得と説教とに玉虫色の回答を重ねることでのらりくらりと回答の明言を避けてきたのだという。

彼のこの手の身のこなしは素直に凄いと思うし、そうした人付き合いに嫌気が差していた、というのは私の上京に係る動機の半分を占める。

「でもお前、今更そんなこと訊いてくるだなんて、本当にここの人間じゃなくなっちまったんだな」

この地でこの話題が取り沙汰され始めたのは軽く2年以上は前だという。

誘致か否かで侃侃諤諤の論争があり、どこに建てるかでまた侃々諤々の論争があり、さら用地買収に係るあれやこれやのトラブルがあり、それでも最終決定がなされたのがひと月前というのだから、どれほど地元の世情に疎くなっているかを実感させられる。

あるいは、上京して好き放題やっている(ように見える)私に対する軽蔑嫉妬の念が多少なりとも混じっていたのかも知れない。

なるほど、確かに私には家庭もなく、親族との濃密な付き合いもなく、仕事周りの土地付き合いもなく、自由気ままにやっていると言われても反論する材料がないことに気づく。

であるなら、こんな日くらい友人の愚痴と誹りを受ける義務も果たすべきだろう。

そう思って、コークハイを傍らに、言葉少なに彼の言葉に相槌を打つことに決める。

まったく、本当に大変な役回りだと思う。

返す返す、自分には出来る気がしない。

翌朝、久々に実家の自室で目を覚ますと(物置と化していなかったことに驚いた、こうした面に関する母の義理堅さには感謝しても仕切れない)、やはり気になっていた裏山に足を伸ばした。

アルコールが多少残ってはいたが、丁度良い運動だと体に言い聞かせて路を辿っていく。

子供の時から変わらない、というのはフィクションの中にだけ許される情景で、長らく人の手が入っていないことを伺わせる荒れ様には流石に心のどこかが痛んだ。

…いや、いや。

地元を出て戻らぬお前に心を痛める権利などあるのか?

よそ者同然と化したお前が捨て犬に見せるような仏心を発揮して碌なことになるのか?

もはや何も言う権利などないことに遅ればせながら気付き、せめて在りし日の遊び場の記憶が損なわれぬよう、路の途中で踵を返した。

もう2度と見れぬであろう山の景色を視界から追いやり、そういえば客先から急ぎの問い合わせを受けていたな、などと頭からも追いやり、足早に帰路に就いた。

帰路。

実家への帰路か、東京への帰路か、自問せずとも回答は明白だった。

思い出深き裏山は、もはや私の裏庭ではない。

2020-12-10

anond:20201210011600

https://anond.hatelabo.jp/20201210000349

https://anond.hatelabo.jp/20201210010752

記事なんか挙げなくてもこんなレスが飛んでくるってヤバない?

むき出しの差別意識を投げかけたうえで女の権益をよこせと云う。

アマゾネスじゃないっすか!

2020-12-09

多様性大事」と叫ぶ同僚が私立中受験させるらしい

普段から日本には多様性が足りない」とか「LGBTQの受容が足りない」とダイバーシティーあふれる台詞を好んで使う女性人事部の同僚と

最近ランチに行ったところ、どうやら子供中学受験させることを考えているそうでなんでも都内私立女子校に通わせたいそうだ。

理由を聞くと「一緒に学ぶ生徒のレベルが高いかおかしな方向に進まないはず、公立中学なんて変な生徒がいっぱいいるし」と言っていたのだがそこに違和感偽善性を感じた。

自分の子供をよい教育環境で育てたいという気持ちもっともだが

普段から多様性だのダイバーシティーだのLGBTQだの声高に叫び人々に倫理性を問うている人が

自分の子供には本物の多様性性別の異なる人の交わる公立の共学中学に通わせず

均質性の高い一つの性別しかない学費の高い私立学校に通わせるというのはあまり偽善的だと感じる。

自身公立中高を経て東大卒業した身だけど、公立中学というのは学者の息子もヤクザの息子も発達障害ゲイっぽい男子も男勝りの女子中国人ポルトガル人もごちゃまぜで学び運動合唱喧嘩

そしてそこからおそらく一生交わることのない世間へそれぞれ旅立っていく環境なわけで、僕はあそここそが多様性のかたまりであり、多様性の良さも悪さも本質も詰まっている環境だと思うし、割と好きだった。

しかし、そのような真の「多様性(縦の多様性と誰かは呼んでいた)」から自分の子供を守る一方で、綺麗にコーティングされたリベラルな「多様性(横の多様性)」だけを享受させたいという態度はあまり偽善的だと感じる。

「LGBTQを受容しよう」と叫びながら、自分の子供は一つの性別しか存在しない学校(これって前時代的では?)で学ばせる。

そんなのは男女平等叫び人々を糾弾する一方でデートでは男性に多く出させる自称フェミニストと同じだし、そんな人はフェミニスト自称する資格はない。

公立中学動物園だと呼ぶのは結構だが、一生「多様性大事にしよう」などと同じ口で叫ばないでほしい。

ダイバーシティー大事だと皆に押し付けるなら子供にも真のダイバーシティーを味わわせるべきだし、

男女平等大事だと声高に叫ぶなら女性だろうが自分の身銭も平等に切るべきだ。

人権問題に熱心な企業なら自分たちの権益にも関わる真の重大な人権侵害にも声を上げるべきだ。

自分の身は守りつつ他者のみを啓蒙倫理的な高みにあろうとする高貴な方々が僕は本当に嫌いだ。

これも僕が公立中学出身からなのかもしれない。

2020-11-19

anond:20201119094555

日本場合穀物油田石炭とかの権益もはてはプロジェクトファイナンスも全て総合商社がやってるよね

海外場合小麦とかの穀物穀物メジャーが扱うし、油田オイルメジャー石炭鉄鉱石BHPビリトンだのリオティントだのの資源会社が扱ってる

プロファイについてはGSとかの投資銀行がやるしね 日本とちがってすみわけがしっかり出来てるの

2020-11-15

結局アメリカが豊かになっただけでは

GoogleAmazonが出てきた時、このままじゃヤバいと大騒ぎしていたが、結局何もできずに終わった。

中国のように、検索技術も、ロジスティクス必要ロボット技術も持てなくなっている。

優秀な人材アメリカ留学させつつ、帰国した人材活用するといったことも出来ていない。

プログラミング人材必要だと言われているが、Webに偏りがある。


航空機設計がとん挫したが、他の産業必要物理現象や、大規模なシステムプログラミングできる人材を育てられなかった。

品質管理はなんとか立ち上がったので部品は作れているが、システムが作れない。

結果、Appleから物理限界に近い無理難題を吹っ掛けられつつ、札束で殴られて無理な契約ノウハウは筒抜け、

利益は出ている間はいいが、Appleがそっぽ向かれた時点で事業を畳まないといけなくなる。Intelですらそうだ。


アメリカは返品文化で豊かになったが、返品されたものは使いまわされず、ほとんど廃棄だった。

アメリカに住んでいる消費者には優しいシステムだが、その負担はどこが被っているのか?


Facebookから顔出し文化日本に来て、TwitterYouTubeにまで広がり、

毎日のように問題スキャンダルに多く人の時間と労力を奪っているし、日本集団リンチとの悪い面との相性が合わさり酷い物になっている。


日本政府小さな政府を目指した結果、コロナで何か大規模な対策を取ろうとしても何もできなくなっていた。

電通のような特定団体の力を借りないと何もできない。


民間に目を向けると、転売のような流通システムの間に入ってマージンを取るのが当たり前になっている。

社会倫理には反するが、グレーゾーンをつかない方が馬鹿だとなっている。

GoToのように自分責任がなく政府責任を負わせられるものドンドン活用している。

ふるさと納税ルール範囲なのだから使わない方が馬鹿だとなっている。

アメリカの一部にあるような、お金持ちは社会還元するような行動をしないといけないといった規範があるわけでもなく、

中国のように近親、親戚を助けないといった規範があるわけでもない。

日本に1億以上の資産がある富裕層は100万世帯以上いるが、どうだろうか?

クラウドファンディングも既にお金を持っている人が、さらお金を集めるような事象が出てきている。


ネット日本で盛り上がった当初より全体的に歳をとった。

過去に人気だった人が責任を取らなくてもいい立場を利用して好きなことを言っている。

若い才能を見つけることも、次世代を育てることもしない。

既得権益層を批判しつつ、自分権益は手放そうとしない。

2020-10-13

anond:20201013190808

ロシア日本を侵攻しても、保持できる体力があるように見えない。今のところロシア海軍は元気だけど、ロシア少子化が進むと、極東エリア樺太島無法地帯になって怖いことになりそう。

中共現実の驚異だね。ただ、日本中共に抜かれたのだから日本中共コントロール不可ですのでアメリカさん頑張ってくださいね、としか思いませんね。アメリカ太平洋権益を失うと、GDP とんでもなく減るでしょうし。今は「日・台灣・豪・アセアン・インドアメリカロシア攻撃したら損するぞ!」というメッセージをおくりつつ、中共少子化で枯れるまで睨み合う状態が好ましいのでは?誰も「ネクスト香港」になりたくないし。

2020-10-06

anond:20201005211318

210人で4500万円ということは一人頭で年間21万円ちょい、月々1万7千円というところか。それを六人ばかり削ったところで、既得権益呼ばわりにはだいぶ弱い数字だと言わざるを得ない。

やはり、彼らの叫ぶ「改革」の内実などこんなものだ。これが、恣意的権力を振るう実態を糊塗するための言い訳以外の何物だというのだろう?もはや「改革」は、新たなより良い政治ではなく、権力者の権益をいっそう拡大するための道具に成り下がった。

加藤勝信官房長官は6日の記者会見で、毎年約10億円が計上されている日本学術会議予算のうち、人件費として支払われた金額を示した。加藤氏は令和元年度決算ベースと断った上で、会員手当として総額約4500万円、同会議事務局常勤職員50人に、人件費として約3億9千万円支払ったと説明した。「それ以外に旅費などが乗ってくる」とも述べた。

https://www.sankei.com/politics/news/201006/plt2010060012-n1.html

2020-10-04

月姫のヒットで、プロクリエイター権益が脅かされると言われたのが20年前。

世界的に見てもマインクラフトの登場が10年前になる。

結局、その後進であるFGOは"プロ権益を脅かして"頂点を獲り、マインクラフト世界一になった。これは最近の話だ。

才能ある個人資金力のある大手企業が組むことが当たり前になったことで、

その中間である"プロクリエイター"は苦しい立場に置かれることになった。

EA任天堂、あるいは中国資本による大作、過去遺産によるリメイク、続編。インディーゲーム

何か一つでも、これらより優れた価値提示できなければプロとしてやっていくことができない。

グラフィッカーやコンポーザーが頑張ればゲームの中身なんてどうでもいい、

そんなことにならないように、今、作り手の力が試されているんじゃないか

2020-10-03

黒人の血が少しでも入っていれば黒人」という論理の危うさ

前にも書いたが、まず俺にはオバマ黒人であるという認識があまりない

母親白人ということもあって、なんか黒人みが感じられない

あの副大統領候補ハリスかい女性もそうだ

日本における黒人イメージというのはああいうのじゃなく、例えばボビー・オロゴンとかジョン・ムルアカとか(いやどっちもれっきとしたインテリだけどね)、あとはNTR同人もの黒人チンポとか、ああいう感じのイメージから

まあこれは日本というか俺のイメージ貧困なだけだろうし、そもそも白人」に対する「有色人種」の概念がそういうもんだということも頭では理解できるのだが

感覚としてはオバマハリスジョージ・フロイドと同じ「黒人」と言われても、やっぱりどこかピンとこないのである

しか大坂なおみあたりも含め、なぜかハーフばかりが黒人代表するかの勢いで幅を利かせているように見えるのだが

それこそジョージ・フロイドみたいなマジでステレオタイプド真ん中の黒人の皆様はいったいどう思っているのだろうか

他の社会運動でもそうだが、仲間を増やし権益を勝ち取ろうとする段階では、当事者定義いくら雑でも大した問題はない

なぜなら雑であろうと数は力だから

問題は勝ち取った権益の分配である

何分の一までが優遇措置を受ける権利があるのか?

だいたい俺だって先祖を辿っていけば最終的にアフリカに行き着くんだから、もう人類みな黒人でいいのではないか

……というわけにもいかないので、現実的にはどこかの段階で線引きをするしかないのだ

2020-10-02

スガプーチンメガシンカ

ほんと日本自称インテリSNS民も相変わらずホントちょろいわなぁ

ウンコ国家のハナクソ政府にとっては学者100人委員会みたいなモンはぶっちゃけ目クソみたいなものなんだから、正直どうでもいいんだよ

それより大事なのは自分たちのやりたい権益還流をつつがなく執り行うことなの。

からお前らが6人足りないとかいってインテリ気取ってるくせに猿みたいにムキーッ!ってなってくれたら好都合なの。

こんなしょうもない目クソに目くじら立てて、批判追求のリソースを空費してくれるからね。

おまえらほんと相変わらずだわな。

おまえらがそうだからあいつらが調子乗るんだわ。まあでもそれをチミたちも望んでるんじゃないの?

スガちゃんもまた長期政権になる度合いが確信になりつつあるわ。

だっておまえら馬鹿なんだもーん。ちょろすぎ。

2020-09-28

そうだよな、英会話くらい給付金くれてやってるんだからこの1年で国の事業として下層国民に習わせればよかったんだよな

そしたら5年後にはGDP爆上がりじゃん

ジジイ自分立場が危うくなるところには金握って一切払わない、たとえ国が干上がっても自分権益を守るっていうのがこの国の現状だな

いいぞもっとやれ行くところまでいけ。お隣の世界大国家の人口圧で何もせずとも国が軽く吹き散るまでいけ。

ぜったいこのまま日本は滅びる

2020-09-25

anond:20200925014306

手放す理由がないよね

なんで大卒になるかってより多くの権益を獲得するためだし

anond:20200925013752

個人の考えなので、判断はお任せするよ

権益を持っている人が利益をみすみす手放すとは思わないし

2020-09-17

行政改革」とかいう周回遅れのスローガン

Wikipediaによれば、行政改革が叫ばれ始めたのは1980年代の中曽根行革以降のことだそうだが、最も記憶に新しいのは、小泉内閣「聖域なき構造改革」だろう。行政改革は「行政組織効率化と経費削減」が目的とされ、もちろんそれ自体は真っ当なお題目だ。だが、それに名を借りた利益誘導実態も、この十年二十年で明らかになってきた。

最も分かりやすい例は、労働者派遣法の規制緩和だろう。この「改革」で最も利益を得たのが人材派遣業界であることは論を待たないが、その改革主唱者人材派遣会社グループ会長職に収まりながら、未だに政治に対して大きな影響力を保っていることを、我々はどう考えればいいのだろう?

いわゆる加計学園問題も、加計学園への私的利益誘導とみなされかねない政策が「国家戦略特区諮問会議による規制改革」という建て付けで正当化され、擁護されていたことは記憶に新しい。最近、再び話題になっている大阪維新の会による「大阪都」構想も、行政スリム化の名の下に「市」の利権を取り上げたいという欲望が見え隠れする。

河野太郎「行政改革目安箱(縦割り100番)」が物議をかもしているが、彼自身のこれまでのネット上での「目安箱活動」の実績を考えれば、本心から「縦割り行政弊害をなくす」と意気込んでいるであろうことは疑いない。だが、晴れて担当大臣になった以上は、細かい効率を拾い集めて潰していくという「一議員でもできる程度の」活動に終始するのは感心しない。

行革」が単なる利権の付け替えに堕し、社会強靭さを(コロナ対応で明らかになったように)損なう結果となったのは、長期的な展望を持たず、目についた些末な効率を取り上げてつつき回すという我々日本国民政治家の態度に原因があり、それは結局、自分権益を拡大したい人間隠れ蓑として都合の良いものしかない。そして、菅政権就任にあたって唐突に(本当に唐突に)「行政改革」を唱え始めたのは、特にこの路線弊害反省もせず、むしろ積極的継続しようとしているからだろう。僕は、河野さんの真っすぐな所は何だかんだで評価しているのだが、河野さん自身はそれでいいのだろうか?

河野行革相は、平井デジタル相と密に連携して、もっと未来日本行政組織のあるべき姿についてグランドデザインを描くような仕事をした方がいいのではないかと思う。それなしに小手先改革に終始すれば、その行革は間違いなく「裏舞台の住人達」の喰い物にされて終わるだろう。

2020-09-11

anond:20200911090256

表現規制存在容認するかどうかじゃなく、権益無意味拡張されることを危惧してるんじゃない?

表現規制」は、非明示的な参入障壁でもある

表現者たちが、その手足を拘束する「表現規制」を全力尽くして拒まないことに憤りを感じていたが、そう考えたら腑に落ちた。

表現規制」に対し、プロ表現者が実は好意的なのは、それが「参入障壁」になりうるからだと思うのだ。本人が意識していないにしろ

なぜなら、既にプロになっている作家なり絵師なりは、「表現規制」に関する助言を関係者編集者など)から体系的に教授されうるのに対し、

素人はそれを「空気」としてしか理解することができない。炎上する可能性を、網羅的に理解することができない。

結果として、素人商業的な表現の場に参入できなくなる。クライアントにしたら、そんな炎上対策もできない表現など扱いたくないもんね。

素人がどんな良い作品を作ろうと、「表現規制」に合致してないとなれば、炎上する可能性を見過ごしたという意味で、クライアント側も責められうるからね。

CtoCの割合が増えつつある世の中で、特に表現世界においては、表現供給者がプロである必要が低くなっている。だから素人に対する参入障壁有意義に働く。

まり、「表現規制」に沿った表現ができること及びそのノウハウは、既存権益の一つであるわけだ。

から既存権益側の表現者も「表現規制」に好意的になる。規制下の表現の難しさをSNSなりで愚痴りながらも、実はある意味で喜んでいるのだ。

そして、その「既存権益」という方向で考えるならば、「表現規制」は「放送禁止曲」のようにジャーゴン化していくと思う。

表現規制」は存在するということだけ世の中に理解されれば、その具体的な中身は、素人にそのルール理解されないよう、秘密にしておいた方がよい。

既得権益側は、その素人に対し、私たち規定する「表現規制」に従っていないことだけ指摘すれば十分なのだ

それが事実であろうとなかろうと、クライアント側はその発言に萎縮して、素人との契約を辞めるという算段だ。

そうやって、「放送禁止曲」が放送する人間しか知らず、その被害を受けるとされる人間を向いていないのと同様、「表現規制」も自分たち権益を守るためのものになっていく。

さらには、マナー講師仕事を増やすために新たな「マナー」を作り出すように、表現者とその関係者は、自ら「表現規制」を作り出していくことになる思う。

被害者とされる人々とは全く関係なしに。メールクレームがあったから、偉い人がそう言ったから、みたいな素朴なきっかけで。

それによって、表現者には、自らの手足を縛る「表現規制」と闘う社会派プラスイメージ付与されるなんてオマケまでついてくるだろう。

あと、2、3年もしたら、著名な文芸評論家が、同じような理路でもっと長めの文章を書きそうなので、先に押さえておきますね。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん