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はてなキーワード: 専門学校とは

2024-01-23

anond:20240123210209

専門学校先生だけど作らせるよ

まずは完成させるのが大事だし

外に公表したり販売しようとしたら止めるけど、個人的に楽しむ分には問題ないと思ってる

学生が「パルワールドみたいなゲーム作りたいです!」と言ってきたら、専門学校先生とかは教育者としてどう返すのが適切なんだろうな。

ビジネス視点で「どんどんやれ!」と言うのか、義理人情視点からしかしあのやり方は良くない」と言うのか、或いはその中間あたりの当たり障りのない意見になるのか。

どちらにしても二匹目のドジョウは難しそうだ。

2024-01-20

何となく専門学校入る流れやめようよ

たけーよ

不幸しか生まない

2024-01-18

anond:20240117162333

昔なら専門学校から企業採用すればいいだけだったけど、単に今の学生の耐久力・見切りつけ力が低すぎ(byコロナ

実質、バイト職業専門学校なんだけどね

日本学校ドイツを参考にすべき

前々から思っている。

上手く説明できないのでコピペ

中学校卒業後に3年間のベルーフスシューレ(Berufschule:職業学校)通いが義務付けられている州もあります

ドイツ学校システム概要

ドイツ義務教育機関は、大きく分けてグルンドシューレ(Grundschule:基礎学校)とオーバーシューレ(Oberschule:上位学校)の2つに分類されますグルンドシューレはすべての子供が同じように通う、いわば小学校にあたるもので、通学年数は短い州で4年間、長い州で6年間です。その後、成績や本人の進路希望によりギムナジウム(Gymnasium:中高一貫校)やレアールシューレ(Realschule:中学校)などのオーバーシューレで9〜13年生まで学びます

続く高等教育機関には大学専門学校がありますが、そういった機関で学ばない場合は、中学校卒業後に3年間のベルーフスシューレ(Berufschule:職業学校)通いが義務付けられている州もあります

バイエルン州学校と進路

では具体的にどんな学校があり、どのような就学後の進路が考えられるのでしょうか?上述の通り、ドイツ学校システムは州によって異なるため、今回はバイエルン州学校システムを例に紹介したいと思います

全生徒共通グルンドシューレ(Grundschule)を卒業すると、進路は3つに分かれます。進路を決めるものは、ほぼ成績です。成績が良い順からギムナジウム(Gymnasium)、レアールシューレ(Realschule)、ミッテルシューレ(Mittelschule)となります。ざっくり説明すると、義務教育後の将来的に、ギムナジウム大学進学する子、レアールシューレ専門学校職業学校で学ぶ子、ハウトシューレは就職する子が進学するという感じです。

(1)ギムナジウム → 中高一貫校を修了後、卒業試験を経て大学進学

(2)レアールシューレ → 義務教育修了後に職業訓練を経て就職、あるいは専門学校を経て大学進学

(3)ミッテルシューレ → 義務教育修了後に就職、あるいは職業訓練

(2)レアールシューレ(Realschule)から(1)ギムナジウム(Gymnasium)など、途中で進路を変える道も開かれていますが、よほど成績が良くない限り難しいと言われています。ほぼ10歳で将来が決まってしまうと言われるのはこのためです。

時系列

義務教育】 1〜4年生:グルンドシューレ(Grundschule) ※日本小学校にあたる、全生徒共通学校

  •   進 路 の 分 か れ 道  ----------------------------

5〜10年生:ミッテルシューレ(Mittelschule)、レアールシューレ(Realschule) ※日本中学校にあたる

5〜13年生:ギムナジウム(Gymnasium) ※日本中学校高校にあたる

  •   進 路 の 分 か れ 道  ----------------------------

【それ以降の高等教育機会】

ミッテルシューレレアールシューレ修了後

3年間:ベルーフスシューレ(Berufsschule im dualen System/Berufsfachschule:職業学校

レアールシューレ修了後/職業学校修了後

3年間:ファッシューレ(Fachakademie/Fachschule:専門学校)、ベルーフオーバーシューレ(Berufliche Oberschule BOS/Berufliche Oberschule FOS:職業高等学校

ギムナジウム修了後

4年間〜:ウニヴェルシテート(Universität:大学

ミッテルシューレ(Mittelschule)とは?

ミッテルシューレ(5〜9/10年生)は基礎的な学力を身に付けるための学校で、将来の就業必要知識などを中心に学びます。授業内容は職業・実務を重視したものになっています。修了後は即就職する道だけでなく、働きながら職業学校で学んだり、職業訓練(Ausbildung)を受けてより専門的な職業を目指すこともできます

〜ミッテルシューレ修了後の進路〜

→ 就職

→ 職業学校(Berufsschule)

→ 職業訓練(Ausbildung)

レアールシューレ(Realschule)とは?

レアールシューレ(5〜10年生)は、論理的思考を身に付け、幅広い職業視野に入れて能力を磨くことを命題とした中間レベル学校です。修了後、職業に直結した専門学校単科大学で学びを深めることを前提としており、成績によってはギムナジウムへの編入や、専門学校を経て総合大学進学も可能です。

レアールシューレ 修了後の進路〜

→ 職業学校(Berufsfachchule)

→ 職業訓練専門学校(Fachschule über Berufsausbildung/Fachakademie über Berufsausbildung/Berufsoberschule über Berufsausbildung)

→ 専門学校(Fachoberschule)

→ カレッジ(Kolleg)

→ ギムナジウム編入

ギムナジウム(Gymnasium)とは?

ギムナジウム(5〜13年生)は高等教育機関大学)で学びを深めることを前提とした、日本中学高校にあたる学校です。幅広い教養と、アカデミック研究につながる基礎知識学力を身に付けることを命題としていますギムナジウム修了試験(Abitur)の成績によって、進学できる大学学部が決まります

ギムナジウム修了後の進路〜

→ 総合大学(Universtät)

→ 単科大学(Hochschule)

ドイツの就学時期

このように複雑なドイツ学校システム、何歳からスタートするのでしょうか?結論から言ってしまうと、明文化されたルールはありません。ドイツ在住の子供達が小学校入学するのは、一般的に5歳(6歳になる年)〜6歳(7歳になる年)。少なくとも5歳以上であって、小学校の授業に付いていける能力が十分にあると判断されれば就学が可能なようです。特別理由がなければ6歳になる年に就学するのが一般的ですが、ここ数年はコロナ禍で自宅学習オンライン授業が増えたことに不安を持ち、就学を遅らせる家庭が以前より多くなったと言われています

今回例に挙げたバイエルン州では、就学可能年齢になる約1年前(4〜5歳)に保健所(Gesundheitsreferat)から手紙が届き、専門医による就学前検診(Schul-Eingangs-Untersuchung、Gesundheitsuntersuchung zur Einschulung)で心身の発達をチェックして就学の可否を判断されますドイツ9月始業で、9月前後誕生日の子供は日本でいう早生まれにあたるため(バイエルン州では7月1日から9月30日まで)、検診結果や親の希望小学校幼稚園からアドバイスによっては就学を1年遅らせる(7歳になる年に就学する)という選択も取れるようになっています

https://www.career-connections.eu/blog/133-school.html

※別サイトから抜粋

職業訓練の費用は、職業学校については州及び自治体負担し、企業における訓. 練については当該企業負担する。

中学高校卒業後に職業訓練校に通えるのは本当に良いことだと思う。

学校勉強ができなくても、違う視点から同じ様な事を学ぶことができる。

その可能性を見出すにはFラン大学の進学や就職ではなく、国をあげて訓練校の充実をはかるべき。

議員無駄金払ってる場合じゃないよ。

2024-01-16

anond:20240116210442

そういう方法もあるけど、女ばっかりの芸術系大学専門学校に行って説明会開いたらいいと思う。

anond:20240116193700

自分でも書いてるが、本当に耐えられなくなるまで現職にしがみついて金貯めて投資してFIREでいいのでは?

ぬるい職場に慣れた身で転職したら、ほどなく鬱退職して病人人生コースになりそう。

でも何もしないとボケるからFIRE無職に飽きたら、儲からいからと諦めてた本当に自分がやりたいことに挑戦してみてもいいかもな。

アート系の専門学校に行くとか、伝統工芸職人弟子入りするとか。独身責任も無いんだし。

2024-01-14

年代学位のある女性結婚したい

28

年収は750万円

駅弁医学部医学

メジャー診療科の後期2年目

身長が低い(166cm)

・髪は余裕である親族ハゲなし)

田舎母子家庭まれ一人っ子

・細身

性格はわからない

イケメンではないが二重で母が父に捨てられる前の幼少期に歯科矯正しているので極端なブサイクではないはず

女性の扱いは慣れていない

年上のナース専門学校卒のナース専門学校卒の臨床検査技師などから好意を寄せられたり食事に誘われることはあったけど、同僚の女性医師大学同級生女子サークルの他大学女子看護学部卒のナース大卒コメディカルから好意を寄せられたことがない。

仲良くなった薬剤師女性にも最近振られた。

学位を持っている同年代女性恋愛して結婚したいが、学位を持っている女性総合点で見るため極端に低い身長実家の母(一緒に暮らすことはない)の存在からナシと判断されているのだと思う。

人とのコミュニケーション継続し、思いやりのある人間でいられるように心がけ、30代に入って同年代女性ハードルが少し下がってから勝負に出る。

anond:20240114184751

当方発達障害持ちで転職活動の機会に就労移行支援に通っていたが、親が本人のスペックに見合わない過剰な仕事への要求をしているという奴は多かった。

簿記専門学校出てるのに簿記三級にすら落ちるレベルFラン大卒で一部上場企業じゃなきゃ許さんと言われてるのとか普通にいたわ。

洗脳されてるのかどうかわからないが、本人も親の要求に見合った会社じゃないと主張して、支援員が自分に見合った会社を探せというのを拒否して就職活動止めたりしだすのとかもいた。

他にもすでに働いてるが、一流企業転職を親から求められてる例もあった。

洗脳が解けたのかそういうのが原因で親子関係が壊滅的になってる人もいたりする。

自分学歴保有資格に見合った仕事を見つけて続けてる人も多いので全員がとは言わないが。

2024-01-12

VTuberコラボする前に言っておきたい事がある。

別にバーチャルYouTuberに限らんけど、配信コラボする者に対して言いたいことがあるんだよ。

動画にも適用できるけど、基本的には配信向けに書くね。

最初自己紹介をしてはいけない

嘘だよ本当は自己紹介してね。

でもお前がどこの所属のどんな名前かは興味がないんだよね。

やってほしいのは肩書き紹介ではなく「キャラ紹介」。

配信を見る側として一番大事なのはここ! どう楽しめばいいかわかんなくなっちゃう。

突然お笑いの話で申し訳ないけど、錦鯉というコンビがいる。

錦鯉代表的な掴みを下に書くよ。

「こーんにーちわー!」「こんばんはだよ(頭をはたく)」「 頭が良くなる本を買ったよ!」「早く読めよ(頭をはたく)」

たった10秒でおバカとそれにツッコム人、という状況が理解できたと思うの。これをやってほしい。

AはどんなキャラでBとどんな関係性があるのか、をマストアピールしてほしい。

15分かけて全員の自己紹介やって息も絶え絶えにAmong usなんかしてるんじゃないの。

名前なんか概要欄に書いてあるしDiscordアイコンに顔も出てるからね。

(話がそれるけどちゃんと読むリスナーを育てることで配信の質は上がるから習慣づけた方がいいよ)

ちなみに自己紹介のぶっこみ方として業界はい教師がいて、

「我にじさんじぞ」というのがあるよ。めっちゃから入るロールをしつつ所属を言う方式。印象にも残る。

みんなも真似してみてね!

ナラティブがなくてはいけない

なんでその面子コラボしたの? は自己紹介よりも大事情報だよ!

先述のキャラ紹介とも若干被るけど、そこがおざなりだと話が入ってこないよ。

ライブイベントで控室でちょっと話して~だとあまりにも弱いんで、しっかり膨らませてね。

指示厨や杞憂民みたいでキモイこと言うんだけど、視聴者として

「無邪気に次のコラボを期待するコメントを書いていいのかな?」

という考えは常にあって、温度感距離感をある程度出してもらった方が盛り上げやすいよ。

チャットを野放しにしてはいけない

基本的にどこにでも定型コメントはあると思うけど、コラボ中に説明してね。

同じ釜の飯を食うならぬ同じコピペポストすることで連帯感が生まれるよ。

個人的に一番上手いと思ったのは

自分配信だと〇〇の絵文字勝手非表示されちゃうんだけど、Bさんのとこなら表示されて嬉しい~~」

ってやつ。別に誰も何もしてないのにチャンネルホストも真似して書く方も嬉しいちょっとした上げ。盛り上がった。

ちなみに名物視聴者を取り上げるのは、個人的にはアリだと思う。

そういう人って迷惑スレスレで何かしらヘイト買ってるんで、笑いとして処理しないと冷える場合があるよ。

まあわたし感想なんですけどね。

総評

とにかく説明は丁寧にしようってことね

の基本さえ押さえておけば、全員知らない初見でも楽しめるからね。

バーチャル専門学校はこういうこと教えてるのかな? どうもV豚増田でした。

anond:20240109200144

中卒ヤンキーの現役チンピラが「俺はマルチを作る!」って専門学校に行こうとして挫折したってのをソイツの友人から聞いた。


件のアニメ、本件に関しては食わず嫌いで、見ないようにしている。今でも見る気はない。

あの時代を懐かしみながら礼賛するアニメだって分かっていたから。

あの時代はヘドロなのに。

あの時代から俺は飯を食えてもヘドロはヘドロ。

礼賛しているネットオタク大学生共には「落ち着けソイツらは働いている人間だ」って何度思ったか

礼賛すな。まじで。

ネタにすんな。まじで。

金にすんな。まじで。

忘れられるべきなのだよ、サブカルチャーポップカルチャーは。

エライ(笑)歴史権威が「~~~だったんだよ!」って勝手なことを抜かすウォッシュされた歴史が残ってりゃいいんだよ。

本当の当事者関係者の声なんか表にならんのだから

結局はDやPやメインを張っているメンバーだけの歴史

だったら歴史権威簒奪して構わんよ。


ああ、あのオタク王様自称してる奴は駄目。DやPと同じだからね。


追記:メインを張っているヤツの尻拭いはこの世にはたくさんあるんだげど、その話は闇から闇へだからね。そのシナリオは彼は書いていない、とか、その作画は逃げたのでアニメーターが描いた、とか、金を払わないで逆に裁判し返した、とか。

そういうヘドロしかないのに、学生だったオマエラはそれを知らない。まぁ、知りようもない話だ。闇から闇へ。

2024-01-06

専門学校に行く」という秀才をどう大学に行かせるか

知り合いの高1の話

家がとある事情でかなり貧乏、弟妹あり

 

頭良いのは知ってたけど、模試の結果を見せてもらったら全国4桁台の上の方だった

おいおい、有名大学入れるレベルだよ

いつも自分の不出来を嘆いてたけど、県随一の進学校からってだけみたい

 

ただ進路は「早めに稼ぎたいか短期看護系」と言っている

弟妹を高校に行かせてやりたいからって

うーん

私は有名大学行っておいたほうが都合いいと思うんだけどなあ

とりあえず選択肢が増えるようにオープンキャンパスにでも連れていけばいいのか?

看護も悪くないけどこの成績ならもっと稼げると思うんだよな、中途半端レベルならともかく

2023-12-31

クラスで一番の嫌われ者だった彼が地方公務員になって無双するお話 part.1/7


今はしがないフリマアプリ事務スタッフ(カスタマーサポート)だが、昔は関東にある地方自治体役人をしていた。年末ということで、その頃の思い出を振り返ってみたい。

ちょっと気になる同僚がいたのだ。その人をメインにしてエピソードを書いていく。できるだけ穏便に書かせてもらうが、かなり前のことだしぶっちゃけるかもしれない。

関東地方の比較田舎にある自治体だった。当時の自分は、26才になる年だった。福祉部署……『福祉課』としようか(もう少し洒落名前)。俺はそこにいた。

4月の年度初めだった。同い年の新入職員が配属になった。民間企業に3年勤めて、地元に帰ってきたらしい。

その職員を観たことがあった。何を隠そう、彼と俺は同郷であり、大きい山の上にある公立中学校に通っていた。どちらも地元育ちだ。ただ、当時の彼のことはあまり思い出せなかった。見た目がもっさりしているのは変わらずで、ちょっと日に焼けたかなって感じだった。肥満ではないが、ガリガリというわけでもない。中ほどの体型だ。

自分はというと、専門学校を出て新卒採用後、福祉課に配属されて6年目だった。そろそろ中堅として難しい仕事を~というところにきてた。課のメンバー、という意味ではベテランだ(地方公務員は3,4年で異動が一般的国家公務員場合による)。社会福祉法人指導する仕事の(先輩や上司の)お手伝いをしてたんだが、いよいよ自分が主担当になった。

前年度は、40代主査級の職員がその仕事を担っていた。20代自分に務まるか不安だったが、何とかしてやろうって気概に満ちていた。

ところが……上で話した同郷の職員というやつが、いわゆる問題職員だった。福祉課だから、F君としておく。彼は年度当初から、とにかく先輩や上司に怒られていた。同じ課でも違う業務グループだったから(※課の中に係ではなく業務グループがある制度。係制との違いはよくわからん)、そこまで状況は把握してないが、こんな行動傾向だった。

なお、これを書いている時は、はてな匿名ダイアリーで「Bさん」なる概念流行っていた。Bさんというのは、葬送のフリーレンでいうところの『魔族』である。F君は、その仲間かもしれない。ただ、後で述べるがBさんとは違うような気がする。

ほうれんそうしない

判断がつかないことでも押し進める

・わからないことは質問するが、なんか不自然な感じ

・注意してきた先輩や上司を睨む

感情を顔に出さない。サイコパス

ミスをしても謝らない

会議や打ち合わせでしゃべらない。二言三言はしゃべる

尊大というほどではないが、堂々としている

飲み会に出たがらない

・かと思えば、窓口に来る市民業者には丁寧

具体的なエピは、すまないが出せない――まあ、部分的ならいいか。F君が電話を受けて、必要な事項を先輩の人に共有しておらず、叱責を受けていたのを覚えてる。

「おいF。なんで共有しなかった?」

「今回は、まあいいかと思って」

「お前、どういう感覚仕事してんだ?」

別にフツーです」

普通って何なん?」

「わかりません」

「あ!? もっぺん言ってみろや」

ここで先輩が立ち上がった。F君の椅子の前に行って、「きちんとしゃべれや、おい。もしかして、お前障害とかある? 俺のガイジーカウンターが反応してんだよ。正直に言われても、身障みたいには扱えんけどな」みたいなことを言った。そしたらF君は、「怒っても何も解決しないのではないですか?」と確かに言ってた。で、また先輩が「お前、このままやったら駆除すんぞ!! ゴキブリが……」と怒りの声を発した。

惜しむらくも、この当時は職場でのこういう記録をメモしてなかった。上のやり取りはうろ覚えだ。これ以降は、自分の身を守るためにも一応メモするようになった。

で、厳しいやり取りが続いていたが、誰も止めに入らなかった。単純に面倒くさかったのかもしれないし、関わり合いになりたくなかったのだと思う。ある1人の女性職員が、気持ち悪そうな顔をして席を立って、どこかに行った。おそらくストレスなのだろう。

よくキレることで知られた先輩だった。実をいうと……F君がいる施設グループというのは、問題職員が6人中4人(F君含む)を占めていた。人事課からマークされた職員が配属されやすい。

それらの先輩方は、仕事能力問題なかったが、勤務中にキレたり怒鳴ったり、仕事道具を机の上に叩きつけたり、所得が少ない市民とか、病気障害がある市民侮辱する発言を繰り返していた。

いかげん、上の2人がうるさくてしょうがなかった。先輩はやいのやいの騒いでいるし、F君は不気味なほど冷静にボールを撃ち返している。その内容は覚えてないけど、アドラー心理学の本(岸見一郎が書いた『嫌われる勇気』)みたいだった。「それはあなた課題でしょ。私の課題じゃないでしょ」みたいな。

嫌われる勇気』って、すでに嫌われてる人が自分肯定するために読んでる印象がある。本の表題は『嫌われ続ける勇気』が妥当だろう。

あと、『エッセンシャル思考とか』とか『限りある時間の使い方』みたいな本ってさ、基本は自己中な人が書いて、同じく自己中な人が愛読してる印象がある。合理的なのがそんなに大事なんだろうか。人生には無駄必要なんじゃないか自分らしく生きるのが一番いいって、おかしくね? 自分らしくなくても、社会のために生きることって大事なんじゃないかな。こういう本が流行っていると、古来から伝統的な価値観解体されてるみたいで気分が悪い。

さて――この『先輩』というのはマジでキレやすい。役所内でも札付きだった。思ったことを何でも口に出す。例えば、福祉課の小さい事業で「特定高齢者向け福祉用品を買うと2/3を市が負担~」みたいな制度があった。

そんな制度があるのはいいのだが、たまに悪質な業者がいて……社会経験豊富増田読者なら想像がつくと思うが、例えば小売価格10万円の品を「自治体補助金があるからお得!!」ということで、市民の人(高齢者が多い)に10万円……ではなく、なんと15万円で売るのだ。業者補助金なしの場合と比べて5万円儲かっている。ひどい業者だと20万を超える。要するに、市のお金業者にもっていかれている。

その『先輩』は、ある時そんな事案を見つけて、業者電話してケンカになった。渡り廊下の向こう側まで聞こえるほどの声で、電話口で業者と争っていた。

「お前が(市民から)金を出さそうとしとるんだろうがっ!!」

これを三回くらい叫んでいた。凄まじい勢いだった。相手方の声は聞こえないが、ベイブレード同士がぶつける以上に激しい戦いなのはわかった。

戦いの最後になると、「お前。武蔵野市会社だったな。都庁武蔵野市情報共有しとくからな。覚悟しとけよ、ボー―――――ケッ!!」と叫んだ。そして、ひと呼吸おいた後で、「……お前はもう申請しちゃだめ。申請があっても、受付せずに却下するから市民の○○さんにはこっちから連絡しとくね」と告げて電話は終わった。

その後、先輩は本当に、同じ県内都内地方自治体で、うちと同じ制度をやってるところに注意喚起電話をしていた。

※数年後にわかったのだが、その先輩は後天的精神病だった。若手職員の頃に、反社対応仕事で無理をしすぎて、頭がおかしくなったという話を年配職員から聞いた。現在退職している。

それはさておき、F君と先輩職員のバトルに戻ろう。俺は、あまりにうるさかったので止めに行こうと思った。先輩職員ヒートアップしていて、口汚い言葉すら発していた。増田では書けないほどの。「お前みたいなゴミゴミ処理場で引き取ってもらえや」くらいのことは言ってた。

「うるさいぞ、黙れ!」

ようやく止めに入ったのは、F君がいる部署グループリーダー、係制でいうところの係長だった。民間企業でいうと課長くらいか普段はマジメで寡黙な人だが、怒るとコワい。例えば、福祉課にいる若い女の子目当てで、弱者男性職員とか、チャラい見た目の職員とか、おじさん職員とかが話しかけにくることがあるんだが、そのグループリーダーが「お前、職場になにしに来とるんだ。キモイんじゃ帰れ!」と一喝すると、みな一目散に逃げていく。

ハラスメントですよ」とそんな人達の一部が言い返すと、「じゃあ、人事に行けや人事に。なあ、お前がキモイことしてたの、お前の上司に共有するからな。それでいいな?」と睨み返すのだ。

でも、基本は頼りになる上司だった。普段事務仕事でも、打合せや会議でも、公式行事イベントでもマジで頼りになるグループリーダーだった。

先輩職員は、そのグループリーダーから一喝されると押し黙った。F君に向かって「ボケ!!」と叫んでトイレに向かった。F君の顔を見ると、いつものぶっちょう面だった。よく言えばクールで、悪く言うと人間味がない。この時になって、F君の中学校時代を思い出したんだっけ。

当時もこんな感じだった。スポーツは◎で、勉強も○で、家柄も○なのだが、いかんせん、こいつ本当に人間か? というくらい協調性がない。言いたいことをストレートに言い過ぎるのだ……。それでいてわがまま

先生もよく怒らせていた。もちろん生徒だってそうだ。彼はクラス中に嫌われていた。キャライメージで言うと、ひろゆきがもうちょっと謙虚になった感じのキャラクターだった。プチひろゆきだった。

しかし、本人自体は何かに本気で取り組んでいる。実際、F君は剣道が強かった。関東大会まで勝ち抜いていた。市役所内で後に聞いたところだと、大学剣道部ではインカレに出場したらしい。

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(Tips) 問題職員一般的な扱い

官公庁税金追い出し部屋を作るのは実務上難しい。よって、いろんな部署にある程度の人数の問題職員を押し込めてバランスを取っている。現場に行くタイプ部署や、窓口対応をする部署に多い。優秀な職員は、企画政策室とか財政課とか人事課とか監査室とか議会事務局に行く。一般向けの窓口部署に配属されるのは稀だ。え……心当たりがある?

当時の福祉課は、『陸の孤島』に準ずる部署だった。陸の孤島というのは公務員業界俗称で、いわゆる水道局とか教育委員会とか支所機関とか、こぢんまりとした事務所がポツンとあるタイプ職場だ。福祉課は、内部に福祉事務所を抱えてるから本庁舎の中にあるが長い廊下で隔てられている。怒号もあまり市民には聞こえない。いや、福祉課に来客中の人には当然聞こえてしまうが、そこは愛嬌だ。

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F君は……今思えば、そこまで悪くなかった。あの当時は悪い奴だと思っていたが。実際、勤務態度は悪かったよ。ほうれんそうしないし、自分判断とか解釈を押し通すスタイルだし、上司上司とも思ってないし、仲間を仲間とも思ってない節すらあった。でも、彼なりに仕事にマジメに取り組んでるのはわかったし、広告代理店で働いてただけあって、公務員側の人間感性が違うのはしょうがなかった。

ただ、やっぱり協調性はなかったな。人間味もなかった。あれは、なんというんだろう。発達障害とは違う気がする。というのも、職場ヤバい(※業務グループピンチの意)となった時だと、ほかの職員以上にリーダーシップを発揮したり、イベント参加者を取りまとめたり、困難な事態を打破するような企画を考えたりしていた。その意味では、ちょっと前に増田流行ったBさんとは違う存在だと思う。仕事ができるBさんだ。人格や人柄は悪いけど。

シロクマ先生ブログを読んでる限りだと、人格パーソナリティ障害みたいな扱いになるのだろうか。

(当時のF君の印象)

オフィスソフトの腕に覚えアリ。VBAAccessちょっとはイケる。

・筆が立つ。公文書が読みやすい。

・窓口のお客さんと難しい局面になっても諦めない。

・彼をよく思わない職員はいたが、市民取引業者とはトラブルを起こさない。

この時点のF君は、1年目でまだ実力がなかった。別の問題職員からロジハラみたいなのを受けることもあった。とある女性職員(30代半ば。未婚。以下♀とする)がいたのだが、これがまた辛辣だった。

公務員というのは、『様式の中に生きる動物』といっていい。F君の発した伺文書(民間でいう稟議書)を事細かに見て、ミスがあった時はF君を詰っていた。あとは、やっぱり意思決定か。F君の担当業務は、新人らしい、基本的かつ奥深い仕事だった。ジャンルでいうと設備管理とか財産管理だった。その関係で、F君の行動や意見に甘いものがあると、その♀職員が詰ったり、怒ったりするわけだ。

これらはメモに取っている。全部♀の発言にしてるけど、F君は相手にしてなかった。ポツリとは発言してたが、聞き取れなかった。方言は一応そのままにしている。

♀「どうして○○ができひんの?」

♀「それはなぜ?」※何度も繰り返し「なぜ」と訊く

♀「お前、今なにしてた?」

♀「あんた、保育園児みたいやな」

 ※F君が相手にしないとこう言うことが多い

♀「お前に指導して、金がもらえるんか! おい、私に金払え」

♀「日本語しゃべれや、日本語。○○○症でも話せるで!!」

♀「お前の私に対するハラスメント女性部で問題にしよか? いい?」

 ※労働組合女性部。よからぬことをする職員がいると、組合新聞さらし者にする。ひどい時だと本人の写真付きで紙面を配布する。

♀「おい、今お前の仲間が来はったで。一緒に帰らんでええの?」

 ※精神障害者が窓口から帰った後。

話を聞いてる途中、俺はずっとイライラしてた。繰り返すが、この人は女性だ。増田読者の溜飲を下げるために言わせてもらうと、この人には約二年後に罰が下った。後述。

繰り返すが、この福祉課は陸の孤島に準ずる存在だった。やりたい放題する職員が昔から一定数いたらしい。例えば、市内の製造メーカー市役所に対して、専門機器や専門器具卸売価格で売ってくれる制度があった。それを悪用して、自分が購入した後にヤフオクメルカリ転売する人がいたり……あとは、行事イベントで大量に余った弁当お茶コーラアクエリアスを、箱単位で家に持って帰る人もいた。

自分が知ってる年配の男性職員にも、そういうことをしてる人がいた。でも、やっぱり天は見てるんだろうな。その人は、飲み会の帰りに酔っぱらって、どっかの店で万引きして捕まってた。で、その年度末に当市から消えることになった。

ところで、変な職員のことばかり書いてきたけど、もちろん大多数は普通職員だ。人柄がキチンとしてる。あなた過去に、市役所とかで接客を受けたことがあるような。そんな普通の人たちだ。これだけははっきり言わせてほしい。

序章の締めになるが、増田読者の皆様も、どうか悪いことはしないでほしい。世の中はうまくできている。天は見ている。ぜんぶ自分に跳ね返ってくるのだ。

ここから先は、F君と俺を中心に、記憶に残っているエピソードを述べていく。すまないが、全部で二万字以上はある。まさかこんな文章量になるとは思ってもみなかった。

次 https://anond.hatelabo.jp/20231231221401

2023-12-28

都会と地方での若者の違い


ふとしたきっかけで、都会と地方若者とではメンタリティが違うのでは!? と思わされる出来事があった。これからちょっと説明してみたい。エピソード中心になる。

都会の子説明がメインだ。地方の子の傾向は最後にサッとまとめる。

当方は、地方都市に住んでる者だ。個人事業主である出張で遠くに行くことがある。

先月、11月紅葉シーズンだった。出張京都市内(追記京都は『都会』ということにしてほしい。頼む……)に行くことがあった。商談その他の用事は、相手方と事前にチャットでやり取りしてたのもあって一日で終わった。告示されてるとは思うが、今度祇園四条のあたりでそれなりの規模の再開発がある。測量とか登記関係で、当方に依頼があった。

それはともかく、向こうの取引先の代表がいい人だった。その日は夜のクラブをおごってもらった。踊る方じゃなくて、接待の方だ。

仮に、A店としようか。女性接客するお店だった(風俗店ではない)。祇園一等地にある。キャスト若い子が中心のようだった。あれは業態的にはキャバクラかもしれないが、そのあたりはよくわからん

普段地方都市で不動産の士業をしてるんだが、そっちでも年に十数回はそういう店に行くことがある。いわゆるクラブとかラウンジとかスナックとか言われるところだ。

そのA店は、高級そうなお店だった(代表も初めて入るようだった)。お店の入り口にある料金表だと、最低1人1.3万円/hはする感じだった。キャスト飲み物出したら二千円だってさ。

若い頃、俺が初めてこういう店に行った時は、どんな世界だよって思った。その時のドリンクは1杯千円だったかな。でも、こういうのってキャストに対する『お布施』だと考えたら納得できる。YouTuberに一万円ほど投げ銭する人がいるじゃん。あれと同じだ。

お店の内装も豪華だった。天井にシャンデリアがあったのと、別の箇所にはでっかいイシツブテみたいなやつがくっついてた。店内は暗めだった。本当に、冗談抜きで暗かった。男も女も、暗かったら百難隠すみたいな効果を狙ってるんだろうか?

取引先の代表は、俺達二人がいるガラス卓にやってきた若い女性キャストの子にさ、ドリンクおごってたよ。「一杯いただいてもいいですか?」って、小柄な衝動物系のキャストの子に言われたら、「好きなの飲みなさい」と彼は言ってた。そしたら、黒服の人が白いカルピスみたいなカクテルを持ってきた。

ところで、その代表は貫禄がある見た目だった。恰幅があるけど優しい感じがする。お金持ちの余裕があった。実際お金持ちなんだが。俺もいつかあんな風になりたい。

俺の隣に付いた嬢は、大学生のようだった。A子としよう。三年生って言ってたかな。なんか、コンビニに置いてある女性向けモデル雑誌に出てきそうな見た目だった。背が高くて、目が大きいメイクをしていた。こういう雰囲気の子田舎には少ない。

四角いガラス卓での会話は盛り上がった。今時の子って協調性があるんだよな。トークレベルが高かった。いわゆる傾聴力というやつだ。「あんたの話、聞きますぜ! ヘヘェッ!!」という感じ。いや、言い過ぎた。ごめん。

話は逸れるが、以前Twitterで「東大の子ルックス水準が年々上がってる」「イカ京はすでに絶滅した」みたいのが流れてきた。割とバズってた。Toggtterにも上がっていた。

でも俺に言わせれば、世の中全体の若者ルックスが向上している。少子化が叫ばれて久しいが、選ばれた者しか結婚できなくなった結果として若者の素のルックスが上がっている。それだけのことだ。

それで、俺の席についてたA子が「わたしも一杯飲んでいいですか?」って、なんかそういう声でアピールしてきた。俺は別にいかなと思って、「お金自分で出します」と宣言したうえで、その子に一杯出したよ。小柄な小動物系(チンチラっぽくて笑顔が素敵だった)の子も俺の方を見てたけど、その子代表からすでに一杯もらってる。マナー違反だ。代表との今後の付き合いもあるし、ノーマナーフィニッシュしたくない。

お酒をグイグイ飲みながら、A子は「わたしお酒好きなんです!」と言ってた。本当は好きじゃないってのはわかる。一般的な21才くらいの女性はそういうものだ。でも、お店と自分の売り上げのために言ってるんだよな……と、44を過ぎた今なら余裕でわかる。もう44か。俺が21才よりも前、まだ未成年の頃に憧れていた『るろうに剣心』の比古清十郎(43だっけ?)に追いついてしまった。

ところで、会話の流れは二人ずつ同士が基本だった。時々四人で面白い話をして盛り上がったり、代表が全員に人生訓みたいなやつ(人が死ぬ間際まで最後に残るのは人格性格……お金価値は消える云々)を披露したりとか、そんな風だった。

時が進むにつれて、取引先の代表お酒が入って饒舌になった。チンチラの子に対して、「お前、面白いな~。もっと飲めよ」と言ったら、彼女は満面の笑みだった。笑顔が可愛かった。やっぱり祇園クラブで働いてる子は、何かをもってるのかもしれない。

代表に年齢を聞かれると、げっ歯類は「19才になったばかりです!」って大きい声でアピールしてた。「お酒飲めるの……?」と思ったが、そういえば、この業界は俺が若いからこんな風だ。今さら考えることじゃない。

代「あなたたばこは吸うのか?」

チ「吸いませんよ~」※全体的にイントネーションが高め⤴な感じ

代「本当に? 中学校の頃から吸ってへんか?」

チ「ほんまです。代表さんは吸わらへんの」

代「わしは吸わない。昔は吸ってたけど、もうやめた」

チ「いつ頃やめはったん?」

代「21の時や」

チ「へー、21の時に煙草やめはったん?」

代「そう。21になる頃にやめた」

チ「……何歳からタバコ吸ってたんです?」

代「秘密や」

チ「え~、教えてよ~」

代「わしは法人代表や。頼むから立場を考えてくれ……」

チ「代表さん、おもろいな~( ´艸`)」※本当にこんなポーズだった

かいの二人の会話が盛り上がってる最中、俺の隣に付いてたA子は、それから何杯もお酒を飲んでた。普通大学生はそこまでお酒に執着しないってのは、最終学歴☆専門卒の俺でも知ってる(つのだ☆ひろ意識している)。およそ三杯目からは無理をしている感があった。女の子ドリンクって割と量があるんだよな。ワイングラスに2/3くらい入ってた。

2千円/1杯は高かったけど、でもA子は仕事に対してマジだなって思えた。話術の方は、嘘っぽい演技がモロバレだった。まるで、ジャニーズ事務所オスカープロモーション所属タレントテレビドラマに出てるみたいな。

しかし、A子はお客を楽しませようと本気で取り組んでいた。それだけはわかる。俺も社会人経験は長い方だ。本気でやってる奴はわかるよ。俺が知ってる標準的な嬢は、ここまで仕事真剣じゃない。正直、アルバイト感覚の子が多い。

もう二度と出会うことはないんだろうけど……A子の接客とかトークは、あまり上手ではなかった。けど、あの子は本気で『嘘』をついていたよ。一生懸命だってわかる。そんな子にだったらお金を払ってもいい。一万円くらい別にいかなって思えた。ただ、それだけだ。

結局、お店を出たのは一時間半後だった。楽しかったと言えば楽しかったけど、でも男二人で6.0万円も払って遊ぶようなとこじゃない(料金は5:1だった。俺が1)。行きつけの居酒屋で、同年代で初対面の連中と喋ってた方がまだ楽しい



クラブを出た後は、その取引先の代表感謝言葉を伝えて、あと一軒だけbarに寄って帰った。そこは一人で行った。ホテルに帰る途中の、西木屋町の地下にあるbarだった。祇園に入る四条大橋とは、直線距離で500mほどだ。

店内に入ると、ちょっと老朽化した見た目だった。オーク材と思しきロングカウンターがあったけど、おそらくこれは居抜き物件だろう。高級そうなカウンターに対して、棚や什器がボロすぎる。

ここでは、若い男女の店員がいた。見た目は……まあ爽やかだったかな。俺が君達くらいの年齢の頃は、もっとモジャモジャしていたよ。今はもう少し清潔感がある。

の子達も、A子と同じく一生懸命だった。トーク最中、俺の方を精いっぱい盛り立ててくれた。別に、そこまで褒めてもらわなくてもいいのだが。なんか、悲しいほどに一生懸命だった。何かにおびえているような。

A子がいたような祇園クラブだと、当然ノルマがあると思う。あの子らの控室には、売上ランキング表なんかがドーン!! と飾ってあるのだろう。うーん。このbarの男女店員にもノルマがあるのだろうか。

その両名と話をしてるうち、女性の方が「一杯もらっていいですか?」と言ってきた。ああ、そっちの方向のbarなんだなと思って、「どうぞ。あなたはいい人だ。断らないよ」と言った。そしたら、男性店員の方も「自分も一杯いいですか!?」と言った。「どうぞ」と告げると、すごく喜んでた。

ありがとうございます。お客さんにお願いしても、僕の方だけドリンクもらえないことあるんですよ~」

「それは……雑魚だな。相手にしなくていい」

マジでありがとうございます!」

ゆっくり飲んでね」

とまあ、ここまではいい流れに思うだろう。でも、それから実は……女性店員も、男性店員も、それからグイグイとお酒を飲みまくった。三杯目からは、なんかもう見ていて浅ましかった。

そんなにドリンクが欲しいのだろうか。それを一杯もらったなら、自分価値が高くなって、上の人間に褒めてもらったり、仲間に自慢ができるのだろうか。そんなことで自分価値を決めてしまって、本当にいいのか?

「浅ましい飲み方をするなよ。見ていて情けなくなる」

私はついに言ってしまった。その二人はなんだか縮こまってしまって、「あ、え……すいませんでした」とか「僕、調子乗りすぎましたね」とか言ってたかな。記憶は定かではないが。そんなことを言ってた。

それからトークは和やかにみはしたが、少し嫌な気分になってきた。小一時間ほど居たところで帰ることにした。最後に、五杯目は自分から二人に勧めてやった。こういうのは、誰かに言われてじゃなくて自分から進んでやりたい。

最後にみんなで乾杯をして、一気にグイっと自分お酒を飲み干して、会計をした。詳しい値段は覚えてないが、2.5万円ほどだった。今思えば、プチぼったくり系のbarだったのだと思う。まあ、それは別にいい。あの二人は、見た目は清潔感があったし、人柄はまともだった。こちらも気持ちよく飲ませてもらった。このくらいなら払っても損した気分にならない。



エピソードが長くなった。

俺が住んでる地方都市の同業界若者と比べると、都会の子は「競争」をしてる気がする。そういえばA子があの時、俺にしてみれば衝撃の事実を言ってた。なんでも京都市東山区中京区などの夜のお店が多いエリアだと、なんと(・・・・・・ドラムロール流れる・・・・・・)インスタのグループで、キャストが数人でチームを組んで売上競争をしてるらしい。それで優勝すると、何がしかの栄誉にあずかることができる。

まだ21かそこらだというのに、あの子競争に参加して勝ち残ることが求められる。それで、インスタグループの売上競争に負けた時は……惨めな気持ちにならなくて済むのだろうか? いや、惨めな気持ちになるだろう(反語)。

あのbar店員にしてもそうだ。今思ったんだが、売上が悪かったら店のオーナーに怒られるんだろうな。だから、あの二人は怯えたようにお客さんに接して、ちやほやして、何とかしてお店の売上を立てようとしていた。ちなみに、二人とも専門学生だった。

「いや、そんなとこで働いてないで勉強しろや!」はちょっと言い過ぎか。奨学金を借りてるのかもしれない。今のうちにお金を稼がないと……と思っているのであれば、それこそもったいない若いうちでないと楽しめないことはたくさんある。特に人付き合いだ。今は奨学金漬けでいいから、とにかくたくさん遊んで、学んで、というのが大学生の正しい過ごし方だと思う。

ここで、ちょっと思い出した。

俺がまだ20くらいの頃、測量の専門学校に通っていたのだが……其処をまあまあの成績で卒業してからは、地元で有名どころの土地家屋調査士事務所に入ったのだ。それで、地道にコツコツと頑張って、今ではなんとか独り立ちして事務所を設けてる。それでも……20~25才くらいの頃は、やっぱりあの子らと一緒だったかもしれない。

結果を、とにかく結果を出さないと。目に見える何かがないと、自分が何者でもないような気がして――ああ、そうか。俺はかつて、あの子達と一緒だったんだ。今わかった。俺は、あの頃の気持ちを忘れていたのだ。それだけだ。

そうだ、俺は飢えていた。あの頃の俺は、乾いていたのだ! それで、何がしかの、自分自分を認めてやれるような成果を探して、何処かしこをうろついていた。そういうことだ。俺が、ただ俺が、あの頃の気持ちを忘れていただけだったのだ。そんな昔のことに思いを馳せていると、自然と涙が零れてきた。あの子達は、ずっと昔の『俺』だったのだ。

何十年も前から、ずっと生き残ろうと努力を積み重ねてきたから、今の自分がいる。だからあの日だって、あの子達にケチらずにお金ポンポン使うことができたし、それがもったいないとも思わなかった。20年前の俺は、二千円すら使うのが勿体ないと思っていた。

これが成長なのかどうかはわからないけど、とにかく、昔の自分に言えることは……

あきらめないでくれてありがとう

今、胸の中にスッと浮かんできた言葉だ。これ以外にはない。



さて、地方の同じ業界ラウンジスナックbar店員トークが売りの居酒屋など)で働いてる子は多く見ている。当方は、生まれも育ちも其処だし、飲み屋街に行くのは年に10回以上はある。地方のそういう店で働いてる子は、なんというか、都会の子に比べると「競争」が少ないように思える。

女の子接客する店でも、もっと緩い感じだ。みんなもちろん本気でやっているのだが、都会の店に比べると、いい意味での余裕(バッファ)を持ってるように感じる。夜のお店のキャストが客にドリンクを求めるのはそこまでない。bar居酒屋でも、店員がお客にドリンクを求めるところはまずない(※居酒屋オーナーは除く)。

例えば、あのA店でのことをひとつ思い出してみると……俺はA子が気に入ったから、「A子さんは一人前になれるかもしれない。大金はたいてくれるお客さんもいるんじゃないかな?」って言ったら、「え~、じゃあ今度ご飯(※同伴)連れてってください!! 連絡先交換しませんか?」と返ってきた。

こういうのは、俺が住んでる地方都市ではまずありえない。例えば、お客の方からそんな節操のない行動(初回で次からの同伴を求める)を取るのは非常識だし、キャストだって当然警戒する。ましてや、キャストの側からそれを提案しているのだ。

というのも、同伴ということは……初対面のお客さんと、次に会う時には一緒に食事をするわけだろう。そのお客さんが後先考えずに女性に手を出す人とか、犯罪者とかだったら怖くないか? そのキャスト女性にとっては。

だって事業の売上のためとはいえ、よくわからない人と一緒に食事をしたくない。最悪、反社リスクがあるからだ。経営というのは、常に最悪を避ける選択肢を採る必要がある。

男の俺ですらそうなのだから……まあ、誰かの紹介があるなら可能性はあるが。祇園クラブの嬢だったら、何かあってもお店が守ってくれるのかもしれない。いや、わかんないけどさ。切り捨てられる可能だってある。

思うに、社会にとっての『競争』というのは、現代にあっては必要悪だと思う。競争というのは、お互いの力をそぎ合う行為であって、最終的にはモノポリー状態になる。少数の圧倒的勝者と、数多くの敗者が生まれる。まさに今の資本主義社会だ。アメリカ合衆国がそうなりかけているだろう。

好景気が続いても、所得が上がっているのは一部の高スキル労働者のみであり、残りの労働者賃金は変化がない。しかも、インフレでどんどん貧乏になってる(実質賃金↓)。それで、追い詰められた人が犯罪的な領域に入り込んでしまう。銃乱射事件などの凶悪犯罪が生じる。

あのA店で喩えると……キャスト女の子同士でお客の争奪戦を繰り返していたら、お店の文化が育たなくなる。キャスト同士でお客を奪い合うと人間関係が悪くなるし、先輩キャストが後輩に接客のコツを教えるといった慣習はなくなるだろうし、何より――飢えた嬢からサービスを受けるお客さんが可哀想である

競争よりも協調を~」と言えば聞こえはいいが、どうしたらいいのか俺にも想像がつかない。ただ、経済社会というのは、金融業界とか投機業界(FX,ビットコイン,CFD)とか飲食業界とか市場恋愛(マッチングアプリ)みたいに、ほかの誰かとガンガン戦って奪い取るよりは、みんなで一緒に何かを作るとか、今ある文化制度を守っていくとか、そういう方向を保っていくのがいいと思う。

戦争ダメだ。実際の戦争じゃなくても、社会で激しい争いが起きると、長い目で見たら社会全体の力を削いでしまう。ゼロサムゲームは避けた方がいい。

月並み結論になったけど、晩秋出張をキッカケにして考えたことをまとめてみた。

2023-12-27

anond:20231227094738

専門学校所属してる間、夢を見ていられるだけのアトラクションだぞ

Vtuberになるかならないか問題じゃない 

anond:20231227094738

専門学校配信者並の実力が本当につく前提ならむしろありがたいんだよな。

前世バレって割と一瞬でされてネット活動履歴が晒されて問題行動を起こしてないか洗い出しされるわけで

ネット問題行動起こしてないかは割と企業からしたら重要ポイントだろう

まあ専門学校入ってるのに配信活動すらしてなかったらやる気ないカスしかいか

前提がそもそも成立しねーんだけど。

anond:20231227094738

代アニって高いかね払ってニート学生にしとくだけの場所でしょ?

専門学校だと思ってるやついるの?

代々木アニメーション学院Vtuberからにじさんじライバーが出る確率は限りなく0

来年4月から代々木アニメーション学院Vtuber科が創設され、

そのカリキュラム監修に日本第2位のVtuber事務所にじさんじ」を運営する

ANYCOLOR株式会社が入っているのが話題になっている。

もちろん、代アニを出たからってANYCOLOR関連事務所に入れるわけじゃないですよと

小さい文字で正し書きもされているが、やはり期待している人もいるだろう。

 

だが無意味だ。

 

そもそも専門学校」と「Vtuber」の相性が実際には絶望的に悪い。

代々木アニメーション学院のような「通学制」の専門学校場合

Vtuber科でも生徒は全員「リアルで顔を合わせて」講義を受けることになる。

仮に声優場合問題ない。

基本的声優専門学校所属時代自分は地続きであり「同一人物であるからだ。

「〇〇って声優、専門時代同級生なんだよね!」と話すことに何の問題もない。

 

Vtuber場合特に企業勢の場合は「〇〇の中の人、専門時代同級生なんだよね!」という話が出回るのは基本的には非常にマズい。

ほとんどの大手事務所において、公然の秘密と化している現実はありつつ中の人に対して触れられることに対して非常に強い忌避感がある。

実際、冒頭であげたANYCOLOR株式会社中の人特集したブログに対して「お手紙」送付しているし、

某好きとか嫌いとか言うサイト個人情報バラまいた人間には300万の示談金を支払わせている。

Vtuber事務所運営企業は、基本的過去配信活動を行ってきた人間から採用を行うという時点で「前世(Vtuberになる前の配信活動)」バレのリスクは非常に高いとはいえ、それでも「中の人」バレまでいくことは非常に稀だ。

長期間配信活動をしているVtuberでも、昔顔出し配信をしていなかった人間顔写真が出回ることはほとんどない。

 

しかし、専門学校Vtuber科卒のVtuberはそうじゃない。

ツラ付き合わせてVtuberを目指している連中が何十人、最悪100人以上もいる。

(専門学校生の質の低さも鑑みて)そいつら全員の口をふさぎ、あらゆる情報流出を防ぐことは不可能だ。

リスクしかない。

 

現状のVtuber界隈の在り方を見れば、ある程度の大手Vtuber事務所代々木アニメーション学院卒業生を採ることはほぼありえない。

しかし、これまでもウェザーロイド「ポン子」のような中の人を明かして活動しているVtuberもいるし、最近ではアイマス声優今井麻美Vtuberデビューしたり、avexが元モーニング娘後藤真希がぶいごまとしてVtuberデビューさせたり、吉本芸人Vtuberやってみたりと次々と「中の人ありき」のVtuber企画も出てきている。

代々木アニメーション学院日テレ系のVtuber企画である「ClaN Entertainment」と組んで、

リアル×バーチャル”なVTuberプロジェクト「ぱらすと!」に参画!

する予定があるそうだ。

なので「声優系」「芸能人系」のVtuber路線はもしかしたらあり得るのかもしれないが、

現状のメインストリームVtuberを見て、それにあこがれてVtuber科を受けるのであれば、そちらはおそらく通行止めだ。

2023-12-26

anond:20130809115823

色んな事情の色んな家庭の子がいるってのは理解していた。

でもただそれは情報として知っていただけで何も実感はなかったんだなって年齢を重ねるうちにジワジワと身に染みてきているよ。

私の高校は、就職するのは学年で1人いるかいないかくらい、美容師になりたい!とか本人の明確な進路希望がある子が専門学校に行くけど10人もいなかったんじゃないかなって感じで、やりたい事がある子も特にない子もとりあえず大学に進学するのが当たり前の学校だった。

大学進学率を聞いた時にそんなに低いんだ?!って驚いたけれど、実家農家で家を継ぐ人もいるだろうし皆んながみんな大学行かないよね、地方だとそんな感じなのかもね、くらいの感じで納得してた。

在学中に女の子で四大行くの珍しいわねってふとご年配の方に言われて、何時代発言かと驚いたし、短大もどんどん廃止されていってるのに逆に四大以外の方がレアじゃない?って思ったけど、その方の年齢だとそんな感覚なのかなって納得していた。

そういう細かな驚きが積み重なって、少しずつ世間に対する解像度が上がっていったよ。都内での普通感覚と全国の普通とは全然違うんだね。

子ども本人にはどうすることもできないけれど、生育環境の差は歴然とあるんだなって痛感してる。

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