はてなキーワード: 即興とは
アニメ映画などで声優をそのへんの芸能人にやらせることがあるけど、声優はやはりプロに任せるべきだと思う。
声優業もできる俳優ならまだ分かる。声優系のレッスンも学んできているはずだから。
だが、ちょっと売れてる感じの若手芸能人などを起用するのが信じられない。
そもそもまともに俳優業としても演技ができていないのに、そんな芸能人に絵に合わせて声を当てるという仕事ができようもない。
声優さんがね、劇団に所属していたりするのは俳優としてのレッスンもしているからだよと。
絵コンテに合わせて声を当てるレッスンもまともに受けてない芸能人が、多少即興でレッスンを受けたとしても上手く出来るはずもないわけだよ。
話題の芸能人を使って宣伝したいというのが一番の理由なんだろうけど、作品として絶賛を受けて長く評価されたいのであれば
わずかなレッスンではなく、長期的なレッスンを行う必要が有ることを学ばないといけないし、芸能人側も限界までレッスンをしないといけない。
話題性だけで公開して「作品はいいのに声が糞」って評価を聞いてしまえば、最初に映画館に行った人とファンくらいしかお金を払う人も減っちゃうわけで
次回作を…なんて話が出ても、どうせまた下手くそな芸能人を使うんだろう?というそういう話で評価が下がっちゃう。
それって作品自体ももったいないし、芸能人の評価ももったいないんだよね。
声優としての標準レベルまで出来上がっていれば、芸能人の評価も上がるわけだし。
そういう事考えてないし、そこまでコストかけらんないわーって言う人が一時の話題で売ろうとすると作品が台無しになっちゃうから
もちろん、芸能人が声優を行うのであれば前述したように厳しいレッスンを乗り越えて声優として標準値を超えていればいいんじゃないかとも思う。
でも、実際の所そこまで上手いって人もいないし、結局失敗してる作品は多い。
となるとやっぱり本職に任せるべきなんだよね。
hagex氏が亡くなったことをどのように悼もうかと考えた結果、氏の単著『2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』に敬意を表して過去の釣りを懺悔するのが良いのではないかと思い、ここに実行する。
1.高校生クイズの方針変更は一部の学校排除のため(203 users)
https://anond.hatelabo.jp/20170902223342
高校生クイズを見ていてふと、『水戸第一高校が優勝した頃は実際に校歌を流していたけれど、水戸第一の校歌はイントロを少し流しただけで終わった』という話を思い出したので作ったネタ。左派に対する悪意はありません。hagex氏にもブクマされた。
2.ここ数ヶ月苦しめられたあまハラからようやく解放される(195 users)
https://anond.hatelabo.jp/20130923180018
同調圧力ネタ+ハラスメントネタ+純と愛オチで即興で書いたら爆発しました。
3.エロマンガ・アニメ・ゲームはエロ写真集やAVより罪深い(62 users)
https://anond.hatelabo.jp/20150605131735
これは明確に表現規制派フェミを揶揄しようと思って作ったネタ。でも一部の人たちの主張は実際これに近いと思う。
4.今の憲法で「他国が攻めてくる」ことを政治家が想定すること自体が憲法違反だよ。(40 users)
https://anond.hatelabo.jp/20160707235247
反戦主義者でこういう主張をする人は出てこないかな、と言ったら『アメリカも”平和を愛する諸国民”に含めないといけないから左派は主張しない』と言われました。でも毎日新聞にこれに近い主張が載ったことはあります。
5.そもそも満員電車に乗ってくる男は痴漢である(結論)(1 user)
https://anond.hatelabo.jp/20180313115707
6.「ピル飲もうかな」と彼氏に言ったら「生理痛ひどいの?」と言われた。別れたい(1 user)
https://anond.hatelabo.jp/20170529192218
インパクト重視の言い回し、刺激的な単語を選んで読者の興味を引こうとしているので、
タイトルだけ読んで内容が分かるということは少ないし、実際の内容から乖離した詐欺タイトルも多い。
最近だと『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』とか。
面白いけど、どういう話かは分かんないよね。
「小説家になろう」由来の長文タイトルは、逆に「凝りすぎない」結果による。
彼らの大半は素人で自信もなく、気合いを入れてタイトルを付けても気恥ずかしいだけ。
ブログ(や増田)の記事タイトルを考えるときも、だいたい似たような感じになると思う。
特徴的な単語が含まれていれば大雑把なジャンルくらいは分かる。
冒険者になったと思ったらいきなり学校に通いはじめるかもしれない。
序盤の展開だけ思いついたら、あとは即興で書いていくような作者も多いだろう。
その結果、タイトルどころかあらすじからも想像できないような方向へ転がっていったり…。
「タイトルが長いのは内容を説明しないと手にとって貰えないから」
「最近の読者は安心を求めるから内容が分かるようになっている」
みたいなやつは、
タイトルが長くなったあとに後付けでもっともらしい理由を考えただけだと思う。
それを信じちゃってタイトルを長くした人はいるかもしれないけど。
去年の夏ごろから意識をし始めて、夏は1デーのインターンに行ったりしていた(選考があったところは全落したので)
1留かつ単位も残ってるのもあってこんな状態じゃ就職厳しいだろうなと半分パニックになってたら
結局ESも自己PRもまともに書けず、学校の方も留年は免れたけど4年にも3授業分単位が残ってるような状態になってた
3月に入ってからは、あらかじめ就活サイトの方で目星付けてた会社の説明会に行ってたりしたんだけど
満員だったり、行ってみたい説明会がバッティングしたり体調崩したりして結局週3ぐらいでしか動いてない
三週目あたりからはテストセンター行ったり無理やりひねり出して添削も受けてないようなES出したりしてた
それでも筆記で受けた所はパスしてたし、本当に読んでいるのか怪しいようなESも通ったりする
(まだ大きい企業は受けてないからかもしれないけど てか多分そう)
そしてこの1,2週間は面接をいくつか受けてきた
とにかく緊張で何も言葉が出てこなかった 慣れれば大丈夫 なんて言うけど多分自分は何回やっても無理そう
そもそも友達もいないしバイト以外では声も出さないような人間だから即興でなんか言えといわれても頭がフリーズしてなんにもでてこない
自分でも不十分なのがわかるESの粗を突かれるわけでもちろんしどろもどろの返答しかできない
付け焼刃でテストセンターのついでに志望分野に関連する資格を取ったけど(インターンで知ってはいたけど)なんの意味もない
このまま秋、冬までずるずると就活する自分が割とリアルに浮かんだ
しかも自分が死亡している業界が割とブラックなのもあって大企業にしがみつこうと思ったら6月までには決まってないと厳しいとも言われたのもあってパニックが炸裂している
ここまで文章を読んでもらった人にはわかって頂けると思うけど文章能力もなければキャパシティ、コミュニケーション能力もない
大学も指定校推薦で入った(めちゃくちゃ後悔してる 自分みたいに社交能力がない奴が入ると自力で解決できなくなるし受験の禊をしてない分打たれ弱いなって自分でも思う やめた方がいい)
さんざん就活の為に動く時間はあった けどバイトだったり授業だったり既に不利な立場にあるってところで真剣に向き合うのが怖かった 言い訳しかできない
一昨日、まともな会話にすらなってなかった面接の後に会社最寄り駅の桜を無になってみてたら涙が止まらなかった
桜を見て泣いている就活生っぽい人がいたら花粉症がさく裂しているだけなので宗教の勧誘とかは辞めてください
今日はweb系のところで未経験可、入社前から研修付の所を見たりして
ESに作成物のリンクがあったので大学の授業で作ったC++の簡単な数値計算のプログラミングを無理やりほぼやったことないjavascriptで書き直したりしてた 楽しい 大学情報系にすればよかった
どうなるのか メンタルがすり減り引きこもりorニートになるのか
わかり次第追記します
○調子
有給なので、満を辞してこれを言いたい。
「ゆうきゅうー!」と。
色々と用事を済ませたり買い物に行ったりゲームをしたりと、休日を満喫した。(何しろ満喫するために朝の6時に起きた)
まずは、この間行った病院で、一応念のため他の検査もしてもらっていたので、結果をもらいに行ってた。
さらに、髪の毛を切りにいった、だいぶさっぱりしたので、いい感じ。
その足で、ゲームを扱っているお店を4件ほど回った。
●スイッチ
○ポッ拳
だいぶ前に、ストーリーモードだけクリアしてほったらかしていたのだけれど、はてなブックマークでおすすめされたので、改めてプレイ開始。
今日からは、オフラインモードではなく、オンラインのランクマッチをプレイすることにした。
そのために、今日はゲームを扱っているお店を回って、スイッチとLANケーブルを繋ぐ周辺機器を買って来た。
ついでに、ギルガルドとカメックスのDLカードも買おうかと思ったけど、売ってなかった。
こういうオンラインで人と対戦するゲームは久しぶりだな。(コマスター? あれはラティアスやニャヒートやメガゲンで特攻するだけの運ゲー特化デッキを組んでるせいで、対話を完全に拒否ってるから……)
今日の成績は、7勝14敗。
使用ポケモンはダークライ、ニアは共鳴、サポートポケモンはニャビーandアシマリ。
初日なので成績はどうでもいいや。
まず今日わかったことは、ナイトメアモードじゃない時のダークライは、非常に戦いづらい。
負け筋は大体、ガンガン押されてナイトメアモードになるタイミングがなかったり、ナイトメアモードになれた時には体力がもうほとんどないみたいな感じだった。
特に遠距離が強い、シャンデラ、テールナー、ピカチュウの三匹にはパーフェクトゲームされてしまった。(しかもピカチュウには二回)
勝ち筋は、ナイトメアモードになると、みんなガードを固める傾向があるので、そこをテクテク近づいて、下A。
この下A、覚醒中に出せる無限エクリプス(どうでもいいけど、無限にエクリプスでコーディングしなきゃいけない悪夢を見そうでこの技名嫌い)並みに減るうえに体力を回復できるので、積極的に狙いに行ってる。
あと、FPの下Y、これを置いて相手に引っ掛けるように立ち回ると、いい感じ。
だから、これから鍛えたいのは「いかにしてナイトメアモードにチェンジするか」っていう切り返しの技術だなあ。
今のところ「おねがい!」って言いながら、Yを連打したり、ためAをカウンター気味に打ってからY連打したりって感じだからさすがに「おねがい!」はどうかと思うので、考えたい。
●3DS
このゲームの解いていく時「頭が加速」していく感じが、たまらない。
こういう3DSの安価なゲームをアホみたいに積んでるんだけど、どれも割と楽しい。
一筆書きの応用でかつ、無限ループに陥ったりもう動かせないところにはまったりするのを避けたりするのが、難しい。
生理前になると性欲が変な方向に爆発するのだが、こういった時に私が求めるのが彼氏ではなく、インターネットの向こうの性欲おじさんである。性欲おじさんとは読んで字のごとく、性欲ギンギンで、そして創作力が高いおじさんのことだ。私はイメプ(ロールプレイングバーチャルセクシーチャット)がしたくなったとき、掲示板で知り合った彼らにLINEをとばす。
ある性欲おじさんにとっての私は「由美」という受付嬢で、彼の愛人をしている(という設定でLINEをする)。イメプはセックスと即興性の芸術である。おじさんが「いい加減生でさせてもいいんじゃないの?ピルのお金も出すよ」と、サーブを打つと、私は「最初にお話したとおり、生だけは……」とためらいがちにレシーブを打つ。おじさんは「都度(セックス一回あたり)10(万円)出すよ。外に出すし」と攻めのショットをし、由美である私は「……わかりました。外に出してくれるなら」と返す。もちろん私たちは実際にそういった関係は全くない。ただ本当にそういう関係にあるフリをしてLINEをして性的興奮を得る遊びなのである。ちなみに、この由美は気持ちよくなった男に中に出され、そこからは都度15で三周りも年上の男の生中出しを受け入れていくという設定にした。エロい。ちなみに生理がおわると、なんでこんな奇妙なことをしているのか全くわからなくなる。謎。
1. 床/地面を3×3の9マスに区切り,下記の要領で各マスにあ行~わ行を割り当てる。
あ | か | さ |
た | な | は |
ま | や/わ | ら |
マスは正方形で,大きさはそれぞれ一辺30cm程度(全体で1m四方程度)
後述するが,ジョイントマット(正方形のスポンジ素材のマット)の利用は非推奨。
2. 任意の(歌詞のある)歌を口ずさむ,あるいは脳内再生する。「非電源」ではなくなるが,普通に再生してもよい。
3. 歌詞に対応する行のマスをリズムに合わせて次々に踏んでいく。
「アルプスいちまんじゃく」なら
「あ」「ら」「は」「さ」「あ」「た」「ま」「や/わ」「さ」「か」の位置を踏んでいく。
濁点・半濁点,小さいゃゅょぁぃぅぇぉは無視する。っはた行,んはわ行扱い。
3×3のマス目の上では激しく動くことになるため,滑りやすいもの・引っ掛かりやすいものの上で行ってはならない。特にジョイントマットは,一見おあつらえ向きに見えるものの,マットと床の間が滑りやすく危険である。
「な行」にあたる中央の四角だけをテープ等で示すのが手軽かと思う。また,自分で踏む場所を把握できればいいので,必ずしも目印を置く必要はない。
いずれにせよ屋内では騒音や足を痛めやすいなどの問題がある。屋外,特に砂地であれば線を引くのも容易である。
これらに限らず,自身の身の安全・周囲への迷惑には十分気を付けてほしい。
基本的には両足で交互に踏んでいくことになる。
当然ながら歌の歌詞はこれを前提に作られたものではないので,足がもつれるような箇所もでてくる。体の向きを変えるなどして対処することになり,試行錯誤を通して最適な体の運びを見つけるのも楽しみの一つである。
基本のルールでは邦楽限定だが,適当に歌詞との対応を定めれば洋楽でも不可能ではない。
当初「わ行」は「や行」の下に飛び出るかたちで置いていたが,「全然」「幸せを」などの歌詞が全然幸せじゃないことになるため一か所にまとめたという経緯がある。
「譜面」は歌の数だけあり,同じ曲でも1番と2番では動きが大きく変わるため,やりつくしてしまう心配はないだろう。お気に入りの一曲を見つけてほしい。
1. 漢字が並んだ表を用意する。
常用漢字一覧 - Wikipediaや別表 学年別漢字配当表:文部科学省など,あるいはランダムに並べた表を自作してもよい。
わたしは「天国と地獄」や「オクラホマミキサー」などを用いている。
3. 表の漢字を順番に使いながら,音楽に合わせて(ある程度)意味の通る歌詞を作り,歌っていく。
悪 安 暗 医 委 意 育 員 院 飲 運 泳 ……
を,曲として天国と地獄を選んだなら
悪いが安い暗闇の歯医者 委ねた意見を育てる職員 病院だろうと飲んだらやめろ 運転するのも泳ぎだすのも
といった具合。
曲を流しながらやるのは考慮時間を減らして即興性を高めるためだが,難易度が高くまともな歌詞にはなりにくい。曲を止めて考えるのも一つのやり方であり,上の歌詞も後から手直ししたものである。
表の並びが偶然熟語になっていると嬉しい。
常用漢字ランダムでやると「璽」「嗣」「抄」「楷」など使いづらい字への対処が求められる。なお「朕」は普通に一人称として使えるので意外と困らない。また"栃"木,"埼"玉,岐"阜",愛"媛"あたりがやたらと登場する。
何かまともな趣味を教えてください。
みなさん、昨日の増田オフお疲れ様でした。主催のtakagagaです!
匿名なのになんだかんだで皆さん集まってきてくれて昨日は23582人が参加してくれました。
匿名故に人数把握が難しく入場に8時間かかってしまい申し訳ありませんでした。以降は気をつけます。
昨日はゲストにbloody_nightmareさんをお呼びしたのですがbloody_nightmareさんが匿名を貫き通すということで参加できなくなったのは残念でした。
それでも、hajimon0129さんはじめ、nishimiya_ghostさん、nishimiya_ghost2017さん、kuraudoさんなどなど即興で盛り上げてくださり本当にありがとうございます。
http://bunshun.jp/articles/-/3929
「ドラム日野ビンタのダウンタウン松本さんと爆笑問題太田さんの意見が真逆すぎた」
http://www.kansou-blog.jp/entry/2017/09/04/073456
「日野皓正児童虐待(ビンタ)事件について元ジャズミュージシャンが考えてみた」
http://k-yahata.hatenablog.com/entry/2017/08/31/日野皓正児童虐待(ビンタ)事件について元ジャ
https://www.daily.co.jp/gossip/2017/09/01/0010515517.shtml
正直、他人の出番を無視してドラムを延々と叩いてた子がビンタ食らっただけでこれだけ喧々諤々の議論が巻き起こるのはうらやましいし、近年ネットで体罰動画などが拡散され、教師が処分されている事等を考えるとネットという存在が体罰への抑止力として働いているのは確かで、ろくでもないものも多いネットのもたらした大きなメリットのひとつだと思う。
で、僕がこれからするのはそんな便利なアイテムが普及してない時代のろくでもない体罰という名の暴力の話だ。
舞台は96年の東京高田馬場にある保善高校。偏差値でいえば55前後、昔ラグビーの名門で花園に出た以外に特に語る事のないパッとしない私立高校だ。
ちなみにお隣には後年某ブラックチャイルドな有名バスケマンガのモデルになった偏差値70台のエリートな高校があり、お隣だが近所の早稲田大学への距離は全く違うと言われていた。
我々が入学する前、この高校の理事だかなんだかわからないが、お偉いさんが「このなんの特徴もない学校をお隣みたいな超進学校にしよう」等とドラゴン桜みたいな事を考えた。
目的のみをみれば「少子化を見越し、進学校としてブランド価値を持たせる」という戦略は悪いものではないのかもしれない。
だが、彼らにドラゴン桜のような「外部の優秀な講師を招いて生徒の学力をup!」という策などあるわけがなく、結果としてできあがった保善高校特進クラスは地獄になった。
「三年の間に偏差値55前後の人間を普通に早慶受かるようにしろ」そんな無茶な目標を与えられた現場の教師達は大混乱しただろう。
それはそうだ。彼ら教師のほとんどが一般的に二流と言われる大学を出てこの高校に教員として努めている人間であり(文系だった我々のクラス担任は獨協の英文科卒だった )、当然だが中堅高校の生徒をトップレベルの私大に合格させられるノウハウといったものを持っていない。
そんなこんなで上に対して自分達が頑張った事をアピールしつつ、失敗しても責任を回避できるだろうと考えた彼らがとった方策は授業時間を8限までにするという手段だった。
そして入学してからその事を聞かされた特進クラスに選ばれた我ら生徒達は当然反発する。
部活を目当てにした生徒も多かったし、そもそも強制で8限までの授業なんて受けたい人間はいない。
正直、ここまでなら大人になった今になって考えると教師達に同情の余地がないでもない。
上の無茶に対してかかる現場への圧力のつらさは、それなりの歳になり、上と現場の板ばさみになってから嫌というほど知った。
現在の自分が負担をかけてしまっている現場の人達にひたすら頭下げたり、飲料を差し入れ、それでもイラつかれるように保善高校の現場教師達には我々生徒が分かりえない上の人との板ばさみのつらさがあったのかもしれない。
だが、我々の反発を抑えるのに担任教師が使った方法は頭を下げるでも飲料を差し入れるでもなく、「嫌ならやめろ」と暴力のセットだった。
そして出来上がった授業自体も適当なやる気ないプリントを配ったりするくらいで、正直これを8限聴くくらいなら予備校の授業1限聴いた方がはるかに有益なんじゃね?となる受験にはなんの役にも立たない内容だった(事実、自分は浪人して予備校通ってた時期に英語の偏差値がグングン上がり、今までやらされていた勉強がいかに非効率かを知った)。
結果的に我々は3年間に渡り、ほぼ毎日の様に殴られ、22人いたクラスメイトの内、3人は部活も自分のやりたい事もできない状況を受け入れられずに自主退学に追い込まれ、残った19人も相当に精神を病んだ。
正確な因果関係を立証する事はできないが、卒業時の我々の精神状態を鑑みると、遺族が因果関係を否定するならともかく、当時の保善の教師達が「関係ない」等とほざく事は許さない。
ここまで読んで何人かの人は「なんで体罰に対して対策をとらなかったの?通報するなりいくらでも手があるだろうし」と思われるだろう。
今にして思えば何故自分自身、当時の自分がなんら手を打たず、3年間、殴られるままでいたのかが理解できない。
現在の30代半ばの自分で、今の時代であれば同じ状況でもいくらでも手が打てる。
「教師が生徒を殴ってるのを動画なり音声をを記録し、youtubeに放流」「動画や音声を教育委員会や区議会に送りつける」「動画や音声をもって弁護士のところへ行き、教師を退職に追い込み、学校からは金を引き出し、なおかつ現況の改善する」「逆にこちらから暴力で制圧する」等。
だが残念だが、我々の時代には便利なものはなかったし、他の手段をとる勇気もなかった。当時の時代でも打てる手はあったのかも知れないが、結局我々は何も打てる手がないままひたすら3年間を暴力に耐え続けて過ごした。
他の教師に相談しても「君達の事を思ってあえて自分でもやりたくない事をなさってくれてるんだから」と黙殺されるし、「嫌ならやめればいいだけ」と常に脱落への恐怖を感じさせられ逃げられなかった。
それが事実だ。
今の自分のみならず、多くの人達当時の自分は怠惰に写るのかもしれない。
いくらでも打てる手があるし、場合によっては金にもできたのに何故なにもしなかったのかと。
言った瞬間、発言者を糞馬鹿認定する言葉では「公共の福祉」と並ぶ「自己責任」という言葉を使いたくなる。
だが、異論=即暴力&否定という立場に置かれるのは当時の10代の子供にとっては逃げ道のない牢獄で看守に見張られているようなものなのだ。
常に暴力や脱落の恐怖に晒される状態で冷静な判断ができるかと言われれば今の自分でもこころもとない。
現在自分内最高漫画を更新し続けてる「パンプキン・シザーズ」で主人公は8巻で町ぐるみの人身売買に巻き込まれ、結果共犯者になった住人を慰める為に「人間は新しい環境に放り込まれた時にまるで即興劇に放り込まれた役者のように本能的にその舞台を壊さないよう行動する」と言っていたが、結局我々はその舞台から3年間逃げ出す事ができなかった。
昔、自分はナチス、ソビエト、クメール・ルージュだのに属して上の言うままに行動する人々を笑えたが、この保善高校の体験を通して以降、全く笑えなくなった。
さて、色々回りくどい事を言ったが、ここら辺で私怨タイムにさせて頂く。
曳地利秋、お前はガチな屑だな。お前は三年間俺達の担任教師だったわけで、その間お前を「センセイ」と呼んでたが、お前を教師だとも尊敬する人間だとも思ったことは一度もなかったよ。
平賀が自殺して少しは反省したのかと思ってたが、仕事で出会った8歳下の保善のOBの人に聞いたらお前はあの後もなんら反省せず、特進クラス以外でも生徒を殴り続けてたらしいな。
もっとも俺達以前にも暴力を奮ってたろうし、「口答えする特進クラスの生徒」というのはお前にとって殴れる大義名分を更に与えただけだったろうが。
お前は殴る相手が反抗すると「いつか社会に出れば俺に感謝する時がくる」とかいってたが残念ながらそんな時は来なかったよ。
社会を知れば知るほどわかるのはお前という人間が対等な立場では殴り合い一つできない生徒に対し、能力でも人格でも統率できず、自分が殴られない立場に甘えて一方的に生徒を殴ってた屑である事。
それだけだ。
お前は教師でもなんでもない。
お前が定年退職したかどうかは知らないが、現在、学校でも塾でもあらゆる教職に関わってない事を心から祈ってるよ。
残念ながら俺やクラスのみんなに対しての暴行への公訴時効は過ぎてるんでお前に刑罰を与える事ができず、こういう形で書いたが、お前がこれを読んで反省するとかかけらも思っちゃいない。
原国の片山、お前は俺達が曳地に毎日殴られてると度々訴えたときも「曳地先生は生徒のためを思ってるんだ。甘えてるんじゃない!」とかほざきやがったな。
お前も曳地の同類の糞虫だよ。
そして96~98年に保善高校にいた教師達(現在在籍の確認がとれるのは地歴科の近藤八朗、数学科の三河一雄、公民科のト部昌次)お前ら俺達が散々殴られて助けを求めていたのを知りながら、無視、罵倒を対応にしてたよな。曳地も含めてお前らが全員地獄に行ってくれる事を心から願ってるよ。
ここまで書いといてなんだが、「抵抗できない相手を一方的に殴るのは保善高校の教師達と同じ」という心の声が聞えたんでこっちの身分もそっちに対して分かる範囲で明かしとく。
96年~98年に在籍し、文系特進クラスで正面二番目の列にいて、その後一浪経て法政大学に進学した生徒。それが俺だ。
そこから俺の名前はgoogleでたどれるようにしてあるし、そこからくれば答えるし、名誉毀損で訴えたいならばいつでもどうぞ。
・体罰、何も伝わらなかった 「殴られた」生徒語る - 朝日新聞デジタル http://t.asahi.com/9v
【田村剛】私立保善高校(東京都新宿区)の男性教諭が、男子生徒に暴行した罪で今月4日に罰金30万円の略式命令を受けた。被害者の生徒と、その友人で「同じ教諭に殴られた」と主張するもう一人の元生徒が、朝日新聞の取材に応じた。「もっと早く周囲の大人に気付いてほしかった」と訴えた。
2人によると、1年生で同じクラスにいた2011年の1学期ごろから、空手部の顧問でもあった担任の40代の男性教諭から、校内で平手打ちなどの暴力を受け始めたという。
携帯電話を学校に持ってきた▽読書感想文の本を忘れた▽授業中のおしゃべり……。さまざまなことがきっかけとなった。この生徒(17)は「高校では暴力が当たり前なのか」と思い込んだ。他の教諭も止めに入ってくれなかったという。
2年生になって登校できなくなり、休学した。親に話すうちに普通ではないと気付き、警察に届けた。
学校側は謝罪のため生徒宅を訪れ、暴行の理由も説明した。それでも、殴られなければならないとは思えなかった。「ただ苦しかった。先生の言いたいことは何も伝わってこなかった」と振り返る。この教諭は、この生徒を複数回にわたって平手打ちをするなどしたとして、略式起訴された。
もう一人の元生徒(18)は、暴力を受けても「先生の言うことを聞きなさい」と話す親を前に、学校に行きたくないと言えなかった。「誰にも相談できず、どこにも行き場所がない感じだった」と語る。
耐えられず、昨年5月に退学。一時はうつ状態になって精神科に通った。「同じことをしたらこうなる」という周囲への見せしめが、暴力の目的だったと感じている。「次は自分ではないか」と、他の生徒がビクビクしているのが伝わってきたから。
「自分はたまたま自殺せずに済んだ。でも、親や周囲の先生にはもっと早く気付いてほしかった」。大阪市立桜宮高校の教師による体罰で生徒が自殺したことが問題になり、そう思う。
同校の青木繁副校長は取材に「教諭が何度も暴行したという認識はない。生徒らの話は過大で、学校が把握する内容と大きな違いがある」としている。教諭の暴力については「許されないことだが、2人の就学姿勢を立て直すという思いがあった」と説明する。
という記事が出てきた(元記事は既に消えてるが)。当時の自分達の気持ちをそのまま表している記事だった。お前ら、90年代にあれだけやらかしたにも関わらず、何一つ反省してなかったんだね…
正直、我々の時代に体罰という理不尽な問題を取り上げ、裁判なりで戦って「教師が生徒を殴らない」という当たり前の権利を勝ち取っていれば彼がこのような目に合う事はなかったのかもしれない。
そういう意味では我々抗議の声を上げなかった人間も彼の目からすれば保善の教師と変わらないのかもしれない。
だが我々には声を上げる知恵も勇気もなく、結局、放置し、自分と同じ、もしくはもっと酷い状況を10数年後に後輩に味あわせた。
そして偏差値は51~58と我々がいた当時と何ら変わらない状況。
「進学校にするため」という大義名分で我々に奮われた暴力は結局何の意味もなかったのだと脱力するしかない。
保善高校の理事だの教師だの糞虫ども、正直お前ら全員死ねばいいと思うよ。
お前らは教育者でもなければ、経営者としても糞だ。お前らには何一つ敬意を持てるものがないし、何一つ美しいと言えるものがない。
「質実剛健」とか本当に笑えるわ。
とりあえずこの記事呼んで保善高校への受験を辞める人が増え、一人でも保善高校の犠牲者が増えない事を元生徒として祈っている。
・追記 保善高校の13年の空手部の体罰に関してはオンラインの記事は消えているが朝日新聞2013年2月24日の日曜版38頁、2014年7月4日の社会面の記事で確認ができた。体罰を受けた生徒は除籍処分にされたらしいその後、両親と共に保善高校及び同校を運営する学校法人保隣教育財団に550万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたらしい。その後の顛末はネット上を探しても見つからないが、彼にとって良い方向に事態が動いていた事を祈っている。そして22人のうち後に退学に追い込まれた生徒3名、後に自殺した生徒1名を出し、何の成果も残さなかった保善高校初代文系特進クラスの生徒の一人として、彼がとった勇気ある行動に心から敬意を表したい。
『あの子どもは私の若い頃に良く似ている。朝から晩まで練習に明け暮れ本番でも熱が JAZZ を暴れさせる。日本のJAZZは分からないが、即興性はJAZZの魂と私は信じている。それは守るべきもの。 ただ、JAZZは一人ではできないということを君には伝えたい(子どもプレイヤーへのメッセージ)。ステージに立ったらどんなに小さくてもプロだと思いなさい。プロの奏者は人の意見には耳を貸す必要はない。その代わり良い音楽を提供する責任がある。自分について来れる仲間を探すか、自分が周りのレベルに合わせるか考えなさい。日本になければ世界に来なさい。世界を君のもとに呼びたいならyoutubeで実力を示しなさい。私も時々見ているよ。 私がもし君だったら...? はは、やり返して君のように手でも足でも使ってJAZZを繋げようとしただろうね。Come on! Hey, anytime it's OK!ってキューは送るね。周りが乗ってきたら最高のJAZZセッションになっただろうね。 そして指導者であるMr.Hino もまた良きプレーヤーだと思っている。忘れてしまったのかは分からないが、我々は人を打つのではなく、人の心を打つパフォーマンスをすべきと信じている。おこがましいかもしれないが、一旦指導を退きプレーヤーとしての初心に帰れと言いたい。同じ世界のプレーヤーとしてね。 もし私が指導者の立場だったら...? 一発はやっちゃうかもね。でも二発目は絶対にない。反抗は“意思”だから。プレーヤーが本気ならJAZZ中の強い意思は理性や暴力では決して止められない。むしろ生かすべきだ。 映画「Whiplash(邦題:セッション)」(2014)ではないが、二度目は拳でなく暖かいハグをして一旦手を止めさせ、愛情を伝え、アイコンタクトでドラムスタートの合図。three, four...でセッション開始。なぜ練習通りにやる必要がある? 私の知るJAZZはクラシック音楽ではない。あなた方のJAZZがもし練習通り、楽譜通りならばそれは形だけであって、JAZZを名乗らないよう願いたい。 Mr.Hino, 気を落とさないでkeep going! また今度Japanese sakeでも飲みましょう。』
もちろん、面白かったひともいると思う。これはそういう人に向けて書いた文ではないので、引き返していただいたほうがいいと思う(と、予防線を張っておく)。
私はアガルタがつまらなくて、不快だった。この新宿のネタバレに溢れた話を、「新宿より先にやってもいい」と判断した運営には心底驚愕したし、はじめて運営の意見フォームから意見を出した。ツイッターでも正直につまらなかったと言った。
しかし私がここで書きたいのは、アガルタのどこがどうつまらなくて、どこがどう不快だったかという話ではない。そういうのは書きつくされていると感じるし、それを書くためにアガルタを読み返すことすらしたくない。
私がしたいのは、アガルタ公開後にツイッターで湧いて出た『考察』についての話である。
本編で提示されていない内容を元にした考察は全て妄想である、という話をしたいわけではない(その意見には全面的に同意だけど、妄想してはいけないというわけではない。妄想であることを自覚して欲しいとは思うけれど)。
ただ、私が見かけた『考察』のうち、どうしても思うところがあるものが二つほど存在し、その二つがどうやら同じモノを発端として発生しているような気がしたので、ひとつの覚書としてこれを書いている。
先に言っておくと、「だからどうした」みたいな話だ。単なる思いつきのメモである。でもどうしても、それこそ「吐き出したく」なったので書く。
※あ、ここから先アガルタの根幹に関するネタバレが存在するので、アガルタ未クリアのかたはご注意下さい。
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というわけで、『考察』の話をしよう。
ひとつは、『アガルタ』のつまらなさ(『平坦さ』『薄っぺらさ』)はある程度意図されたものである、という『考察』である。
『アガルタ』はすべて『不夜城のキャスター』が紡いだ物語である。故にお伽噺のように平坦だし、寝物語のように淡々として、即興で紡いだがゆえにちぐはぐであり、ご都合主義がまかり通る。そういう意見である。これはかなりRTされていたように思うので、見かけた人も多いのではないだろうか。
この考察は『本編で提示されていない』とまでは言えない。『アガルタ』が不夜城のキャスターの宝具によって紡がれた世界である、というのは、本編中で示唆されている内容だ。
「『アガルタ』は、(15節まで)不夜城のキャスターが紡いだ『物語』である。」
問題は、これがどうして「だからつまらない」となるのか、という話である。不夜城のキャスターは千夜物語を紡いだ語り手だ。「つまらない」話など紡いだらその場で殺される、そういう状況で語り続けた語り手なのだ。その彼女が紡いだ物語が「つまらない」ものであるはずがないし、「これが不夜城のキャスターによって紡がれた物語である」ということを示すために「つまらなさ」を選択する必要はない。
例えば、必要以上に大げさな展開・カルデアとはかけ離れて愉快な配役のキャラクター・荒唐無稽で「楽しい」物語。学園モノで言う文化祭のような? ──そういったものでも「これは『物語』である」ということを示すことは十分に可能なはずだ。普通に考えて、ソーシャルゲームという「飽きられたら終わり」の世界(これはある意味「飽きたら殺される」不夜城のキャスターが置かれていた状況に近いとも言える)で、わざわざ意図して「つまらない」物語を提供する、そんな作り手が居るはずがない。っていうか「つまらない」と自分で思っている話を15節も書き続ける苦行をやる書き手がいるか?
というわけで、この『考察』は間違っていると私は思う。『物語』である部分は正しいかもしれないけれど、「だからつまらない」という理由にはならない。
……が、私が今言いたいのは、この『考察』が正しいかどうかについてではない。
こちらの『考察』は、「マシュ・キリエライトは1.5部でビースト化の道を辿っているのではないか」というものである。
この『考察』は、不夜城のキャスターが不用意に放った発言に対し、マシュが「貴方は私達の逆鱗に触れました」(だっけ? 読み返していないので正確なものではないけど、ニュアンスとしては間違っていないはず)と発言したことに端を発する。
状況としては、(これは何処かで見た表現なのだけど)「交通事故遺族のマシュに対して、不夜城のキャスターは、マシュが交通事故遺族であることを知らずに『交通事故って一瞬で死ねそうで羨ましいです』と言った」と理解するひとが多いと思う。個人的には、ロマニ・アーキマンは自らそれを選び取った(けれど、決してそうしたいわけではなかった)という点において不十分なたとえである気もするけど、まあ、その点はさして重要ではない。問題は、このマシュ此処で不夜城のキャスターに対して『キレた』ことが、今までのマシュのキャラクターからすると不自然である(と感じたユーザーがいる)ため、これはマシュが『変化している』ということではないか、ということから生まれた仮説である(と思う。違ってたらすみません)。
この『考察』については、1.5部のラストに辿り着くまで、正しいかどうかはわからない。わからないが、私はこの『考察』にも違和感がある。
何故なら、このマシュの言動に対して、主人公やダ・ヴィンチちゃん、シャーロック・ホームズというその場に居た面々が、違和感を覚えている描写が存在しないからである。
物語として仕組まれた『変化』なら、それが『変化』であるということも同時に示されるはずだ。ダ・ヴィンチちゃんが違和感を覚えるのでもいい。主人公がマシュを諌めるのでもいい。六章でマシュを激励したところのホームズだって、その役目を負うに十分だろう。けれども彼らは、マシュの『変化』に気付くことはなく、心情に理解を示した。ならば(素直に読み解くのならば)、ストーリー上は引っかかるように書かれた部分ではなく、マシュに『変化』は存在しないということだ。あれだけわかりやすく(傍点まで使って!)不夜城のキャスターにマシュを挑発させた書き手が、ここで示したかったのがマシュの『変化』であり、それがビースト化の布石であるというのなら、その『変化』はもっとわかりやすく、そう、【作中の誰かが危惧を抱く】という形で提示されるはずだろう。
……それで? と。
この『考察』が気に入らないのはわかったけれど、だから何なのか、と、そろそろ思われている頃だろう。というわけで、結論に入る。
これらの『考察』は、つまり、『公式が提示したものを批判してはいけない』という、ツイッターランド特有の文化から生まれた『考察』と言う名の言い訳なのではないだろうか?
「つまらなかった」「マシュのキャラが解釈違い」は推奨されるツイートではない、けど、自分が感じたことが正しくなかったとは思いたくない。だから彼らは『考察』するのだ。
「つまらなかったけど、つまらなかったとは思いたくない」→「つまらなかったのも公式が意図したことであれば、『つまらなかった』と思うのも当然!」
「マシュの言動に違和感がある。これは(私の考える)マシュじゃない」→「マシュの言動に違和感があるのは、公式がそう意図して表現しているから!」
……こうして『考察』することで、「自分は公式を『批判』しているのではない、寧ろ公式の意図を正しく汲み取っているのだ」と言うことができる。自分が行っているのはアンチ行為やヘイトではなくファン活動であると思うことができる。
「つまらなかったのも公式が意図したことであれば、『つまらなかった』と思うのも当然」という言説は、「面白かった」と感じた人の感じ方を「公式の意図を汲んでいない誤ったもの」にしてしまうことや、「マシュの言動に違和感があるのは、公式がそう意図して表現しているから」という主張は、マシュの怒りを当然のものと受け取った人の感情を「ビースト化に繋がるもの」と見做していることに、彼らはもちろん気づかない。
アガルタのマシュが解釈違いだったなら、解釈違いだったと言えばいい。
『考察』といういかにも理性的に見える言い回しで、貴方は、他人の感じ方を(ただ「つまらなかった」というよりもずっと強く)否定してはいないだろうか?
貴方の『考察』は、自分が公式に抱いた負の感情を、無理やり納得させるものではありはしないか?
つまらないものをつまらないと言えない世界には、『考察』という名の妄想が蔓延る。
公式とファンの距離が限りなく近づいた昨今、願わくはその妄想が、公式に逆輸入されてしまうことがありませんように。
(これでもしマシュのビースト化がきたとして、それなりの描写があれば受け入れないことはないけど、「アガルタから布石はあった!」って言われたら、さて、どうしようかなあ……)