はてなキーワード: 焦燥感とは
たった今、婚約破棄してきた。
顛末を以下に記す。
当方、男、32歳。無名のメーカーに勤めていて、年収は500万円ほど。
彼女は僕の4個上だった。出会った時から彼女は結婚を意識していたし、僕も、彼女の年齢を考えたら結婚の責任が伴う事を理解した上で、付き合い始めた。
週二で逢瀬を重ねていき、お互いの理解を十分深められたと思い、僕はプロポーズした。
事前に、彼女から結婚したいと言われていたし、笑顔で受諾してくれた。
この時、付き合って6ヶ月。
彼女の年齢を考えたら出産までの全てイベントを早くやるべきだという焦燥感があったから、プロポーズが早すぎたとは感じなかった。
まだ互いの両親に挨拶をしていなかったので、一週間前、北海道の僕の実家に、彼女を連れて挨拶に行った。
僕の実家への挨拶は問題なく終わり、次は彼女の家にご挨拶をと思い、彼女に日程調整を頼んでいたら、「やっぱり結婚したくない」と言われた。
理由を尋ねると、「年齢で焦って婚活してきたけど、実際の結婚が見えてきて、自分が結婚生活に耐えられるかわからなくなった」とのこと。
これがいわゆるマリッジブルーというやつかと思い、「不安はお互いに話し合って解消しよう」と提案したけど、話し合いさえ拒否された。
正直、全く理解できなかった。あんなに僕のことを好き好き言ってきた女性が、急に冷めて、僕から距離を置き始めた。
僕がしつこく粘って、彼女に結婚の良さを説き続ける事も出来た。
だけど、十分理解していたと思っていた彼女が、思いも一緒と思っていた彼女を、僕は全く理解できていなかったという事がショックで、今日、僕は彼女に別れを告げた。
それで、今に至る。
別れたことに悔いはない。そのような彼女と結婚しても、遅かれ早かれ別れると思ったからだ。
ただ、僕は、彼女が結婚から逃げた理由は他にあると疑っている。
というのも、結婚生活に耐えらないという不安は、パートナーを信じていれば解決できるはず。
彼女は不安を僕に話さなかった。僕とは結婚したくないという思いが唐突に強まったイベントが、あったんだと思う。
僕の家は田舎の中流家庭。彼女の家にはいった事がないが、話を聞く限り、上流家庭だったと思う。
うちの家を見て、それまで恋愛の延長にあるロマンチックな結婚が、現実と気づいたのかもしれない。
もしくは、僕の聞いたことのない会社名を知った彼女の家が、「そのような輩との結婚は認めん」と言ったのかも知れない。
そうだとしたら、自分が全否定されたみたいで、自暴自棄になりたいぐらいショックだ。
ちょっといいレストランで彼女におごり続け、増大していく交際費に耐え、漸く出口にたどり着いたと思ったら、この結末。また、一からやり直しだ。
そう、婚活はボンビラス星だったのだ。当たりを引くまでマイナスマス地獄なのだ。
ハズレの出口に着いたら、キングボンビーにスタート地点まで押し戻される。
まだ試していないルートはあと二つある筈。そのどちらかに脱出できる出口があるのだ。
頑張れ、自分よ。今は赤字を垂れ続けても、出口を抜けたら徳政令カードを使えば大丈夫だ。
つまんないことを言っているけど、正直、耐えきれない。。。
あと、桃鉄やりたい。
今年も1月半が経過したが、家で寝るよりネカフェ暮らしのほうが長い。私に死んでほしいと思っている嫁さんが家に入れてくれないためだ。
原因は私のモラハラで、私が良かれと思い何かすると(何かしなくても)、彼女を怒らせ、傷つけ、困らせ、泣かせた。もともとご実家でADHDとDVによるうつ病を患っていたが、私がいないほうが自由で調子もいいということなので、帰る理由がなくなってしまった。
そしてもともとサボり癖はあったものの、とたんに仕事も手がつかなくなった。……被害者ぶってるがようは自業自得である。
こういうことは大学院進学後もあって、半引きこもり状態になったが、最終的に退学して就職した。
そのとき迷惑かけたが助けてくれた親とは関係がわるくなり、そのときも付き合ってくれてた嫁さんとは以下同文。
どっかアパートでも借りて落ち着くべきなのかもしれないが、それにしたって仕事に精が出せない。漠然とした不安と焦燥感だけがある。どうしたらいい?
ただのメモです。妥当な場所が思い浮かばなかったのでここに書かせてください。
休日なのにひとりで部屋にいる。
本当は出かけて友人に会うつもりだったけど、体調不良を偽った。
前々からどこに行こうなどと計画をしておいて、わざわざ予定を空けてもらっておいて、このザマである。
そもそもわたしはあまり約束を守るほうではなく、遅刻や突然の予定変更を繰り返しがちである。
わたしをよく知る友人は心得たもので、今日もきっと呆れた顔をしながら、それでも律儀に気遣いのメッセージをくれた。
よくあるやりとりだけど、今日はこの流れが私にひどく無力感を与えた。
たまに自虐的に「わたしは死んだほうがいいのでは?」と考えることはあるけれど、今日の「死んだほうがいいのでは?」は、例えれば大きく暗い穴の縁に向かって歩みを進めるような、現実味を帯びた選択肢となって私の前に現れた。
・吐き気に似た焦燥感、無力感と申し訳なさ、泣きそうな気持ちがないまぜになっている
・普通の呼吸がし辛い、どう呼吸をしていたか思い出せないので、深呼吸というか、ため息を繰り返すような呼吸をしている
・普段は「死にたい」という言葉を冗談として使用できるくらいには実際にそんなことをする気はさらさらないが、今日はあまり書いていると本当に実現しそうであまり書きたくない。
思い当たる節はある。ここ何週間か、長距離の出張が連続し、また、初めて行く場所・初めて会う人たちとのコミュニケーションがあり、ほうぼうからプレッシャーを掛けられ、よく眠れない日々が続いた。
それに、もう一ヶ月にもなるだろうか、毎週末のようにイベント等があり、それはそれで楽しかったけれど、どちらかといえばのんびり過ごすほうが好きな私には負担だったのかもしれない。
この記事の主題。先にも書いたとおり、今日のこの選択肢は普段とは違った。
これまで自殺に対するイメージは、有り体に言えば、なにか問題を抱えた人や、どうにもならなくなった人が仕方なく選ぶ選択肢として選ぶというものだった。
今日の選択肢として出現したこいつは、行動として取りうるだけの魅力があった。
少し落ち着いている今になって思えば、連絡を断って寝続けるとか、ゲームやSNSで気晴らしするとか、お茶を濁す選択肢はいくらでもあるはずで、これまでも自殺を考える人々になぜそうしないのかなどと考えていた。
けれど、そのときの私には他のどんな選択肢よりも「自殺」という選択肢が、それを選ばせる質量のようななにかと共に、確かにあった。
自殺は消極的な選択肢ではなく積極的な選択肢だったのかということがひどく衝撃で、このメモを書いている。
もしも自殺をする人がこんな思いを抱いた上に実行に移しているのなら、もしかして我々には止める手立てはないのではと思う。死にたくて死ぬわけじゃないんだろうと思っていたけれど、違う。本当に死にたくて死んでいるんだ。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 93 | 20699 | 222.6 | 38 |
01 | 84 | 12828 | 152.7 | 40.5 |
02 | 55 | 4296 | 78.1 | 40 |
03 | 23 | 8052 | 350.1 | 37 |
04 | 10 | 635 | 63.5 | 18 |
05 | 6 | 243 | 40.5 | 30.5 |
06 | 13 | 1357 | 104.4 | 60 |
07 | 25 | 1669 | 66.8 | 37 |
08 | 40 | 4486 | 112.2 | 40 |
09 | 84 | 6465 | 77.0 | 40.5 |
10 | 119 | 11766 | 98.9 | 41 |
11 | 138 | 10763 | 78.0 | 35 |
12 | 136 | 9697 | 71.3 | 24 |
13 | 85 | 8406 | 98.9 | 45 |
14 | 86 | 8952 | 104.1 | 33 |
15 | 90 | 8758 | 97.3 | 51 |
16 | 108 | 9973 | 92.3 | 37 |
17 | 119 | 16669 | 140.1 | 30 |
18 | 113 | 20690 | 183.1 | 56 |
19 | 128 | 9899 | 77.3 | 39 |
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21 | 180 | 20373 | 113.2 | 45 |
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23 | 130 | 10746 | 82.7 | 43.5 |
1日 | 2176 | 243870 | 112.1 | 38 |
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猛烈な便意を催し大便所へ。これほどの便意の場合いつもなら便座に位置したらスムーズに出てくるはずの便が出てこない。肛門でつまっている。どうやら便の固まりが大きすぎて肛門の穴をくぐり抜けられないようだ。また便がいつもより固めで肛門の穴の大きさにサイズを合わせられないみたいだ。出したいのに出せない苦しさ。このまま便が出なかったらどうしようという焦燥感。裂けそうになる肛門の悲鳴。体を緩和させる深い呼吸法。8秒かけて吸い8秒かけて吐く。繰り返すこと数時間の感覚的長さ。徐々に広がる肛門。また肛門そばで擦れ合う摩擦熱により少しずつ柔らかくなる便。出始めたら一瞬だった。肛門の穴が極限まで広がり縮小して閉じていく。腹が空っぽになる開放感。跳ね返りはもちろんない。出てきた便をチェック。人生で一番太いうんこだった。今まで水面から顔を出すロングうんことの出会いは何度もあったが太さは普通サイズだった。今回は拳ほどはある。それでいて長さも上等だ。これは小で流しても流れないだろう。大でも流れないかもしれない。少し期待してレバーを回す。思わぬほどあっさり流れ去っていった。肛門はまだひくついている。
何か1つのことを突き詰めて、「○○の人」って知る人ぞ知るみたいな人がただただ羨ましい。
何かのことに、他のことが全く見えなくなるくらい熱中できるのって才能だと思う。私なんか、いろいろなコンテンツが面白そうと思っても、ちょっと触っただけで飽きてしまい次のものに目移り、で結局長続きせず、、みたいな感じで、私は結局のところ何もかも中途半端で終わってしまう。手元に残ったのはガラクタと化した数々の入門セットばかり。安くない金出したはずなのにな。
こんな飽きっぽい人間のくせに完璧主義なところあって、万全の体制で臨みたいとかあれこれ考えちゃって、手を動かすのにものすごく時間がかかる。
そんな考えている間に、イベントの申込期限は過ぎ(たいたい期限の翌日に気づく)、年月はたち、歳も食っていく。
そのうち、早く何かしないといけないって焦燥感に駆られて思考がフリーズしちゃって何もできない何も考えられない状態になってしまう。
仕事からちょっと早く帰ってきても、やりたいことはいくらでもあるのに、何をやろうかずっと天井を眺めながら考えて、気づいた頃には2,3時間経っててもう寝るまでの間に何をやっても中途半端な時間になってて結局何もできず終わる、ってことばかり。
今だっていろいろ考えてきたことをここに書くっていう行動に移すまでどれだけ時間かかったことか。
こんな人間だから、社畜やめたら落ちるところまで落ちていって何もせずに人生を消費していくんだろうな。
どうすれば、何かをできるんですか。
高校から数えて男性4人、女性3人ぐらいと付き合った記憶がある。
男性と結婚したバイが、界隈によってはよく思われないのを知っている。
女性も好きになれることを、実生活で関わりのある人にはほとんど打ち明けていない。
だから誰にも伝えようのない私の小さな救いを、ここに書き留めようと思う。
1人目は、その前に付き合っていた男性だった。
相手との結婚が見えた時、何となく自分の遍歴を言わずにいるのは不誠実な気がして、後ろめたさに背を押されるような形で私は昔の恋人の話をしたのだった。
打ち明け始めてすぐに、話さなくてもいいことを話してしまった手応えがあった。
案の定、相手の反応を要約すると「そういう話はあまりしてほしくない」というものだった。
「逆だったらどう思う?」とも聞かれた。「俺が男と付き合った話をわざわざしても困るだけだろう」と。
別に困りはしなかったけど、それを口に出すのもなんだか違う気がした。
その後、一人で考えた。
昔の恋人が男だったとして、「実は昔男と付き合っていて……」という話を今の恋人にするだろうか。
なぜ、相手が女だっただけで打ち明けなければいけない気になるのだろうか。
ただ「話さない」というだけのことが、いつしか「隠している」に変わり、焦ってしまうのはどうしてなのか。
この理由に少し近づけたような気がしたのは、今の夫に2度目のカムアウトをした後だった。
けれど、その恋人と結婚を視野に入れたまま数年付き合い、別れ、のちの夫となる相手に出会って少し経ち、また結婚が見え始めると、私は黙っていられなくなった。
相手の困惑を生むことを想像し、極力黙っていようと努力はしたが、結局押し負けるような形で私はまた打ち明けてしまった。
夫の反応は実にあっけないものだった。
「へえ。何か得だね」と感想を口にしたあとで、彼はいつも通りの会話を続けた。
どんな女の子と付き合ったのか、どういう人がタイプか。そんな話をした気がする。
夫のトーンは、映画の感想を言い合う時や夕飯のメニューを決める時とほとんど変わらなかった。
なんなら、かえって私の方が慌てたような記憶がある。普通はもっと抵抗や葛藤があるはずだと、夫の表情にぎこちなさがないか探したりもした。
他の同性愛者やバイと同じように女の子と付き合いながら、同性と付き合うことに抵抗や葛藤を感じていたのは他でもない私だったのではないだろうか。
育った環境や大人になるまでに聞いた言葉、社会観念を形成するまでのさまざまな刺激。
それが、自分が同性と付き合うようになった後もなお心の隅に残り、自身を咎めていたのではないだろうか。
「話さない」ことを「隠している」と考えてしまう癖も、いつも何かに押し出されるように口にしてしまう告白も、それならば合点がいく。
そのために、自分の感じていた謎の焦りの正体に気付くまで、ずいぶん時間がかかってしまった。
夫との一件から、永く私を苦しめていたカムアウトに対する焦燥感は一時的になりを潜めた。
もしかすると、それはまた何かの折に浮上するものかもしれない。
あるいは、今後ついぞ姿を見ないで済むものかもしれない。
ただ、今は「両性愛者であることは罪でなく、打ち明けないことも罪ではない」というごく当たり前のことに気付けただけでほんの少し心が軽い。
私が両性愛者であることを知る夫は、結婚後もテレビに私好みの女性が出ると「好きそうな子が来たよ」と教えてくれる。
そんな言葉に無邪気にはしゃぐひと時が私の救いになっていることを、彼はきっと知らない。
おめでとう。また友人が結婚する。おめでとう。また友人が結婚する。おめでとう。
なんだろう。この焦燥感は、いったいなんだろう。胸の奥がザワザワする。それとも、これは虚しさか?
言葉では言い表せない、不思議な感覚が漠然と胸の奥にじんわりと広がる。
幸福という力で迷いなくその未来を開拓していける人たちはすごいと思う。そのエネルギーが私には、ない。
そりゃ長く悲劇のヒロインは演じていられない、そんな事は知っている。誰にだって幸福はちゃんと訪れる。だってそんな怠惰な生活をしていないだろう、実は頑張っているのを知っている。
だからいつか「幸せです」とニッコリ笑いながら、大手を振って歩いていかなくちゃならない。それを認めなくちゃいけない。
しかし幸せに生きていくことのほうがエネルギーが必要なのだ。私がただそう思っているだけなのか?
生活に変化はいらない。ただ普通に、ありきたりにのんびりと生きていけたらいい。
けれど幸せを追い求める人々が、現状に満足ができずに、また新たな未来を切り開いていく。おめでとう。そうやってまた祝福しなくてはならない。
その未来がやがて終わる頃、満足げな顔をして死んでいくんだろう。そんな場所を目指して歩いていくなんて、想像するだけで辛いじゃないか。
題名の通りだが、胸中を整理しないと仕事が手につかないので、初めてこうやって投稿してみることにした。何も考えずだかだかと打っていく。
敬語は省略させてもらう、何故ならひと様を気遣うリソースが今己には無い。
そして「どっちもどっちだろ」や「こういう所が悪い」や「文章から性格の悪さ感じられるわ(笑)」や「自業自得だな」や「クソどうでもいい」など、芽生えたその素直な感想は申し訳ないが嚥下していただけると幸甚である。
手負いのアラフォーを傷つけて良い事は何もない。ただそういった言葉を飲み込むと善行を積んだことにはなりますし、優しいぬるま湯みたいな励ましやお言葉をくださると天国に行けます。
【別れた理由】
些細なすれ違い。もうこれに尽きる。
①問われた事に対して都合が悪い(確認事項含む)とLINEを返してこない、放置
(こちらから数日待った上で再度聞くしんどさ、お分かり頂けるだろうか)
(特殊な仕事なので常に了承、文句を言ったことは無い。労いの言葉もかける)
③何をするにもまず自分の要望優先(こちらの都合を聞かない、考えない事が多い)
④計画性が無い
(任せた旅行先で、ノープラン。気持ちはわかるが飛び込みで宿に泊まりたくない)
などなど。
ちなみにデート時のお店や旅行先のプラン・予約などは、交代で行っていた。
ちなみに「こうしてほしい」という要望は都度伝えていた。
あまり言いすぎると、「俺だって忙しいのに」「もう責めるのやめてよ」と拗ねて怒るのでやんわりと言葉に気を付けていた。
【別れの際について】
残念ながら喧嘩別れのような形にはなったが、自分からはもう二度と連絡はしない。
【好きだったところ】
見た目。なかなか無いぐらいにストライクだった。イケメンだと私は思う。
業界が似通っており、彼が仕事が出来る人なのも分かっていた為、尊敬していた。
高収入。持っているものがセンスがあり素敵だった。お金に余裕があるので心に余裕もあった。
家庭環境もお互い似ていて、気を遣う所が無く有難かった。
【今の気分】
仕事の合間につい考えてしまう。ついと言うか、考える合間に仕事をしている。
何を考えてしまうかと言うと、「あそこでこう言えば良かった」や「やっぱり私が悪いのでは…」や「あ~~~もうあんな人現れないのに…」など。
この後悔、および反省がぐるぐると脳内を回っては、不安感や焦燥感を煽る。色を付けるなら濃いグレー。
しかもどろっとした粘度があるので、掻き分けても掻き分けても終わりが見えない。
しんどい。
辛い。LINEばっかり気にしてしまう。通知切りたい。でも切ったらまたアプリを開いたり閉じたり開いたりしてしまう。
ありがち。本当にありがちすぎるが、自分が経験するとなると、また別だ。
すごいな、世の中の失恋した方々はこんな思いを抱えて生きて、克服して次を見つけているのか…?としみじみしてしまう。
ただ、私はこの年齢だ。それも更に心に重苦しく厚い暗雲を乗せる一要素になっている事は、間違いない。この年齢でこのスペックの男性と別れて次があると思うか?いや無い、といった対話が常になされており、己のこれからの人生を考えて更に心が重くなる。
色恋沙汰において「年齢は関係ない!」という力強い言葉はあるが、それは場合による。
どんな場合かと言うと、年下のイケメンが年上の女性に対して口説く際に使用する場合のみだ。覚えておいてくれて損はない。
話が逸れた。
だけどこうして何も考えずただただ文字にしてアウトプットをしていると、整理出来て有難い。
つまり、今の気分は
①反省と後悔が凄くてしんどくて辛くて嫌だ
②この年齢でこのスペックの男性と別れたらもう次は無い怖さが嫌だ
という二点につきる。
②については、もう真正面から受け止めて「諦める」という選択肢を受け入れるしかないのでは???
どちらもなかなかきつい気がする。
できるものなのか…でもするしかない。この、LINEを気にする苦しさが永遠と続かない事を祈るし、他に気が逸れることも祈りたい。
まだ好きなのかと問われれば、好きなんだろうけれど、もうあの付き合っている間のしんどさを続ける気は無い。
お願いしても真っ向から言っても自分を変えようとしてもどうにもならなかった。致し方ない。
二年か~~。長いのかな?
旅行の時の楽しさや、プレゼントを選んでサプライズで渡してくれた時の事や、仕事がつらかった時にずっと隣で慰めてくれた時の有難さが、ふっと蘇っては苦しくなる。
でもその度に、言われて傷ついた事や、嫌いになったきっかけを上書きするようにして思い出す。
甘くてふわふわのショートケーキに自分でコールタールをぶっかけて台無しにして、それを眺めながら「仕方ない、これが今の自分には正しかった」と己を懸命に説得している気分だ。
例えが長いな。
とりあえず昨日の今日だし、今日は早く帰って美味しいものを食べよう…
残念ながら食欲はある。
びっくりするくらい力が抜けている……
投票の中間結果を見ていた時からやたらと力が抜けると思っていたのだけどこう…なんか違うのだ。
私はポッセも好きバスブロも好き、キャラクター的にはハマを最推しかも?だけどディビジョン的にはシンジュクだなぁといういわゆる箱推しライト目ユーザーなので、音源は出れば発売日に買うしニコ生も会員登録してるしライビュも申し込む(席はご用意されないんだけども)
応援はするけど勝敗は見守るのみという参加の仕方だったけど……何か力がすっごい抜けてしまうのだ。
力が抜けるという言い方はたくさん応援してる方々にはとても言えないからライトにしているのだけど。
だからそういう方はあまりこれを見ない方がいいと思うのだけど。
こういう切り口は乱暴だけど同じ作品のファン同士がお金と時間で殴り合う勝敗結果に。
音楽で殴り合う作品のはずだというのに同じCDを何枚も何枚も買って殴り合うことに違和感を感じてしまう。
ヒプマイが大好きで応援したくて何枚も買うのはいいと思うのだ。
公式にお金をかけられる人がちゃんとお金を払うのはコンテンツ保持にめちゃめちゃ大事な事だから、そういう人がたくさん応援したくてたくさん買うのはいいのだ。
でもそれでファン同士が殴り合って消耗するのを見てると箱推し民としてなんか違う気がするのだ。
キャラ同士が真剣に戦って公式さんがちゃんと筋書きを作ってくれるのがいいなぁなどと思ってしまう。
そのうえで推しキャラが悔しがったり喜んだりしてくれることが個人的には一番望んでる事なのだけど、コンテンツ的に難しい事はわかってる。
だからせめてCD買った人とかがそのコードで一日一回投票できるとか、なんかそういう方が情熱に対して平等に票が入るし、ヒリヒリした負けへの余分な焦燥感とかが無くていいなぁと。そう思ってしまう。
システム的に難しいのかな?そういう事もあるのかもしれない。
でももやしだけ食べてでも推しに勝ってほしいからお金つぎ込んだけど、これ以上は捻っても跳ねてもお金が出てこないから推しに投票できなくて涙を飲むとかなんかそういう焦燥感は味あわなくて済む方法が、いいなぁ。個人的にだけど。
大事な事だからもっかい言うけど、公式に出せる人がお金を出すのは、本当に大事。
でもコンテンツを長く、変な消耗をせず楽しみたいので、なんかこう…人によっては疲れすぎちゃったり、ライバルディビジョンを余分に敵対心をもって見ちゃったりする方もいると思うので…勝っても変な疲弊してたりしない、相手の楽曲と技術と迫力を認めて「めちゃめちゃ悔しいけどそっちの曲もめちゃめちゃよかったわ!!!!ちくしょ~~~~!!!次勝つ!!!!!」ってなれるような勝敗の決め方がうれしいな。
私は元がジャニオタなので、全公演入ることを未だに全ステと言ってしまう。
知ってる人がみたら誰の何の公演かわかっちゃうかなとは思うけど、
そこが本題じゃないので、何とは書かずに。
私には推しがいて、応援し始めて今でまだ3年とかで私は永遠の新規のつもりなんだけど、
なかなか厳しい世界なので、主演はもしやできないうちに引退しちゃう可能性もあるかなと思ってたから、
めちゃめちゃ祝杯をあげた。
公演は東京と大阪の二ヶ所であって、東京は9日間13公演だった(うち休演日1日)。
以前冗談で「主演するんだったら初主演の記念だし全ステしたいw」とか言ってたけど、
驚いたことに東京は日程的に本当に全ステができそうで、運命かな…!とかさらに笑った。
私の仕事は、毎月絶対に休めない時期が決まっているんだけど、それ以外は
ある程度調整すれば比較的自由で、しかも公演は休みやすい時期。
土曜開始翌週日曜終了のその公演の平日はたったの5日間でしかも1日は休演日で、
いい条件は重なっていて
・休演日は週の真ん中の水曜日(何かあっても週中で仕事の調整がつく)
開演時間は1回公演の日は13時、2回公演の日は14時と18時半。
13時公演の日は普通に昼12時過ぎまで仕事して、職場を出て13時公演を観て17時くらいにまた職場に戻って好きなだけ仕事してから帰宅、
14時と18時半公演の日は昼13時過ぎまでで半日4時間分の仕事をして、2公演観て帰宅、
というスケジュールで、1週間で4回半休を取った。
すごく精神衛生上いいなと思ったのは、職場を出る予定時間までに予定してた仕事が仮に終わらなくても
基本的に毎日出社するからものすごい急ぎの突発案件以外はどうにかなるし、仕事を気にせずに公演を観られる。
仕事のことを気にしながら公演に通い続けるのはしんどいかと思ったので、これは本当によかった。
あとは、チケット。
ジャニオタをやってた頃はチケットがそもそも全然ご用意されないし高額転売に積むのはポリシー的にナシだったので
どんなに時間があってもそもそも全公演入れるだけのチケットがなかなか手に入らなかったんだけど、
ファンクラブで全公演申し込んだら、千秋楽以外はほぼご用意された。すごい。
ちょっと不思議なことにファンクラブに積むっていう概念があるのでファンクラブに多少積んでおけばいいのはすごい。
なんでも金で解決したくなるし、多分ある程度解決できるw(これでどの辺りの界隈なのかわかっちゃうかもw)
千秋楽は、たまたまだけど、カード会社の先行販売枠で押さえられた。他もどうにかなった。
こう考えると本当に全体的に運がよかったからできた全ステだったんだなー…
そんなわけで、全公演のチケットがご用意されて、私は嬉々としながら粛々と公演に通った。
推しは美しく麗しくもう立ってるだけでも十分なのに、動いてる喋ってる歌ってる踊ってる、
しかもステージの真ん中で…!とすべてに感動したりしていた。あー、今思い出しても幸せ…
で、全公演に通っていて思ったことは、
・当たり前だけど観る方にも体力が必要。
やってる方よりは楽だけど、3時間弱座ってるのを繰り返すのもなかなか疲労する
・ぶっちゃけ、飽きてくる(というか新鮮に楽しめなくなる)
「今日のアドリブかわいかったー☆」とか「今日は一段と声が通っててきれいだった」とかの良い比較もあるけど、
「んー、今日は滑舌がイマイチ…」「あー。。疲れてるんだな…」「…今日は鬘がちょっとボサっとしてない…?」
て思う時もあったり、
うっかり睡魔に襲われたりした日には「義務感で観に来てるのかよ」と己の観る側の姿勢を反省したりした。
好きでやってることなのに好きだからじゃなくて義務みたいになっちゃうの本当によくない。
あと、推しのよくないところを積極的には見たくないタイプのモンペオタクなので、
「この前はできてたのに今日はできてない」とか思いたくないし、「今日は調子悪いんだな、今日しか観ないお客さんかわいそう」
とか思いたくない。何様だ。
観すぎると、自分の中でもよくない風に感想が煮詰まることもわかったし、雑念が出る。
観てる途中に仕事のことならともかく「夕飯何食べよっかな」とか全然考える必要ない雑念出るとか集中してなさすぎだろ…
かわいい推しのステージを雑念と一緒に観るのは本当に自分に対してイヤになるというか、
仕事とはいえものすごく誠実に舞台を務めている推しに対して失礼でしかない、と思うのがしんどかった。
私は、「いつみても最高に素敵で最高にかわいく最高に麗しく最高にステージ似合う、最高の推し!」と絶賛したいだけのオタク
なんだなということをしみじみと実感した。
し、「はー、かわいかった♪素敵だった、まだまだ何公演でも観たいなー♪」ていう高揚した自分も好きなんだなということもわかった。
短期間で過剰に公演を詰め込むと、ここが己の中で調整できない。
「もう全ステはしない」(多分)。
現場に通うにも人それぞれで適量があるんだなー、私の適量は結構少ないんじゃないかなーと
思ったという話でした。仮にまた9日間13公演があったとして、5~7公演くらいにするんじゃないかな…
適量がそんなに多くないんだと自分で納得できたので、現場に行かないまたは行けないことについても
それまでよりは焦燥感みたいなのもなくなったし、なんか納得感のある活動ができるようになった気がする。
いい思い出になりました。もうしないけどね!
自分は何になりたいのか、今の自分には何になれるのかが不透明になってきている
けど、これが本当に自分がやりたいことなのかわからなくなってきた
まあそれはいい、仕事なんてそんなもんだと割り切れればいい、割り切れなかった時にまた考えればいい
今は試験勉強よりも、卒論に向かうにあたり最低限頭に入れておかねばならない統計学や論理学を勉強したい
並行して行えばいいかな
でも結局やってない、バカチン…
てかあれだな、勉強しなければならないという意識で向かってるからやる気にならんのだな
焦らず、今まで知らなかった用語の意味を噛み砕いて理解していくこの面白さをちゃんと楽しんでやってかないとだめだ
あああ時間がない、でもちょっとはある、ちゃんと有効活用しなきゃ
別に他の人より偉くなくていいから自分が良いと思った、自分を養える、自分を楽しませられる道へ行けるようになんとかしないと…
あああまたmust to doに縛られている、しんどい
増田くらいでしか書けない、拗らせた若い頃の変態性の記録とを吐き出したいので読み流して欲しい。先に書くけど今ハッピーてオチだから自慢と感じる人は読まないほうがいい。
現実の他人にはほぼ関心を持たず、初恋はゲームのキャラだったのを覚えている。
思春期になるとBLにハマった。男女物の少女漫画は苦手だった。
何故なら、私は図書館でエンカウントするタイプの女で、ヒロインのような朗らかで素敵な少女にははれないので、読んでいると辛くなってくるからだ。
BLは男同士の世界なので私には関係がないため傍観者として好きに読むことができる。
BL以外には当時父親が買っていたジャンプをこっそり読んでいた。当時の月刊は過激でエロい漫画が掲載されていて、そこだけドキドキしながら読んでいた。このときも男性側に感情移入していたと思う。
次第に思春期の私は「男になりたい」と思うようになった。
女は与える側にしかなれないが、男なら与えるのも享受するのもどちら側も選べると思ったからだ…と思う(当時はモヤモヤしていて言葉にできなかった)
それを拗らせていき、フェミニンな物が全て苦手になっていった。スカート、フリル、化粧、恋愛など。
これはだいぶ長く続いて、どんな人に告白をされても二度と声をかける気がなくなるくらい、こっぴどく振っていた。そもそも性の拗らせ以前に、趣味の時間を取られるのが惜しかった。恋愛する時間や気力があったらネトゲをしたい。
当時すっかりネトゲにハマっていた。ネトゲでは男女両方のキャラを作って、男のときは女キャラの人にセクハラぽいことを言ったりもしていた。男とはそういうもので男キャラを動かすにはそうしたほうが良いと思っていたからだ。誤認識も甚だしい。
でも実際に男キャラ中身男という設定で動かしてみるとしんどくなってしまった。男なんだからと率先して戦闘をしたりしていたがネトゲ内ですら内向的な作業のほうが向いていた。男をやることに向いていない。そう思ったので結局女キャラばかり動かしていた。
女キャラで自称女でもネカマだろうと周りには言われていた。オフ会に行ったときは本当に女だったのかと驚かれた。
そしてドール趣味が始まってしまった。きっかけはアニメ顔をしたフィギュアのようなドールだった。
とても可愛いと思った。そして、これだ!と思った。
私は同性愛者ではないので現実の女性とお付き合いしたいとは思わない。女のままでは享受する側になれない。でもドール相手なら自分は享受する側になれるのだ。
ドールにセクシーなあられもないポーズをさせて安いデジカメで写真を取りまくった。
でも繊細なドール界隈、特に女性ドーラーの間ではそういうものは忌むべきものとして大変嫌われていた。匿名の場でセクシーなドールのスレッドが立っていた。レスで写真を公開していたが、スレッド自体の存在をドールの人権侵害くらいの勢いで罵倒された。スレッドは削除依頼を出されて、実際に何度も消された。
別の場所で、あのスレッドはドールの世界を壊すクソ男性ドーラーどもという扱いをされていた。でも私は女だった。女ドーラーだと弁明しても余計に荒れそうなので、私は匿名のままそういう表現にふさわしい場所に公開場所を移していった。
その当時はオリエントのダッチワイフが本当に欲しかった。でも大きいし高額だしと結局購入に至らなかった。男だったら即買っていたと思う。でも、ここでまず男じゃなくてよかった。男だったら田舎の100万くらいで買える中古のボロ家を買って中を人形別荘にしていたと思う。大変なホラーである。
そのあと社会人になって仕事に忙殺されているうちに今の夫と付き合うことになった。
夫もオタクだが漫画をたくさん読むというレベルのマイルドオタクだ。
付き合うことになったのは20半ばになって未だに恋愛経験がないのはヤバイのではないかという焦燥感があったからだ。喧嘩も沢山したが、こいつを逃したら自分は一生独身とお互いに思ったために結婚まで漕ぎ着けられた。
私は男性は大体えろいと思っていた。夫もオタクなのでケモナーの話をふったらドン引きされた。ふたなりもNGと言われた。それを見て、もう私のこういう話はリアルでは話せないので墓まで持っていこうと思った。結婚の引っ越しを機会にドールを全て処分した。人形用のエッチな服などが見つかったらドン引きされてしまう。
男性は大体えろいけど、変態濃度がみんな高いわけじゃないという当たり前のことがネットの知識しかないのでわかっていなかった。
子供が生まれたらホルモンのバランスなのか?憑き物が落ちたようにフェミニンなものに抵抗が無くなった。私は胸を張って女である。子供を生む性である。と自分で受け入れたからかもしれない。それを受け入れたので今は割と幸せだ。不思議とBLにも興味がなくなってしまった。ドールは持っていないながらまだ好きだけれども。
男に生まれなくて良かった。男に生まれていたら田舎のドール別荘と都内の家と職場の往復で人生が完結することになっていた。それはそれでめっちゃ幸せだったと思うけれども、子供がいる幸せはまた別ベクトルだ。
視線を合わせないように俯いてスーッと通り過ぎる。
「上司と目が合えば嫌味の一つや二つ言われるに違いない、、、」
特に悪いことをしてるわけではない
定時で上がっただけなのに私は小走りで
逃げるように
会社を後にする。
「夕焼け小焼け」が聴こえてきた。
早く帰ろう。
退屈だ、大体のことに興味が持てない。
冷めた日常を押し流すように
強めのアルコールを喉に流し込めば
朝になるまでの数時間は気がまぎれる
そしてまた 現実を突きつけられる日々
後輩の冷ややかな目
を思い出すと憂鬱になる。
あげる
最低限の会話と最低限の仕事をこなして
終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。
しかし確実に歳はとり、 老ける。
シワが増え 記憶力と体力も低下していく
白髪が混じりの44歳。
考えたくもない。
この日も上司に定時で上がることを告げた。
正直、気分が高揚していた
リビングへと向かう。
夕食を広げると同時にテレビの電源をつけた。
映し出されるスタジアム。
誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ
点が決まると独りで雄叫びをあげる。
お酒が進む進む。
前半戦が終わりハーフタイムになって
一息ついた時、我に帰った、
「俺が応援したところで何があるのかな。」
「ただ1人で叫んでいるだけではないか。」
たまにあるのだ、
そんな時はアダルトビデオでも見ればいい
ひとりの時間は十分過ぎるほどあるんだ
そう思い、ブックマークしてあるエロサイトの中からDMMの文字をクリックした。
しばらくページを眺めるが
すぐに手が止まっていた。。
違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい 虚しくて涙が溢れてきた
泣いても 仕方がないのはわかっているが
こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。。。
こんなはずじゃなかったなぁという思いが
込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 無理して住んでいる家賃が高いアパート。
無理して新車で買った車。
すべて偽物の願望で、空虚な心を埋める為に過ぎない。
顔を上げて洗面台に写る、幼いじじい どうしようもない。 声を上げ奇声を上げ咽び泣く。
疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり
横になって体を震わせた
そして胎児のように丸くなった。
そこに写っているのは
まだ幼い頃の私と弟と父、母
あぁ、この頃に戻りたいなぁ。
意識が遠のく。やり直したいなぁ。
生まれ変わりたいなぁ。
しばらくして
隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。
のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いとは裏腹に
着信音は鳴り続けた
また昔みたいに県外に泊まりでさ! 」
声に出してはみたが頭の中で
反射的に面倒という文字が浮かんだ。
思えば相手の要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。
数年前、自分含め友人三人でスキー行ったのだが自分以外の二人はちょくちょく会っているようで
そこにどう入っていけばいいか分からず あんまりいい思い出はない。
翌日
スキーの為になまった体に鞭を入れようと地元のフィットネスクラブに向かった。
土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている
受付と着替えを済ませ
鏡の前で、20代後半らしき女性がストレッチをしているのが見えた。
自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れペタペタと歩いてみる。
視界に入る女性のヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。
顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。
30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて
この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。
「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」
「よかったら一緒に走りませんか?」
いつのまにかおばさん達もいなくなって
あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。
こっちに向かってくる男性が目にとまる。
私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。
すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。
危ない危ない
まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ。
そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。
着替えてジムを出てそのまま
また涙で視界がぼやけてきた。
どのくらい時間が経とうが構いやしなかった。
予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。
人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?
目を瞑り、答えのない答え探しの時間に入った。
それは蜂やハエやムカデだったり季節ごと様々だが、見つけたら容赦なくシューズで踏みつけ
その死骸をつまんで作業台の上に乗せる。
拡大鏡を取り出し、潰された虫の変わり果てた姿をまじまじと見つめていると段々気持ちが楽になる。
少し経って死骸に問いかける
「お前は何の為に生きていた?
私に殺された気分はどう?死んだら生まれ変わったりする?」
返事はないようだ。
鬱陶しければこの虫けらのように
いや既にされているのかもしれない。
目立たず大人しく弱々しく
誰にも見つからないように
生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか
行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが
そんな気持ちも心の片隅に顔を出している
これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか。
案外私と同じ悩みを抱えているの人も多いかも
しれんなぁ。」
なんだか前にも同じこと考えた気がする
びっくりするほど撫で肩になった。
指先がとても冷たい。帰ろう、
間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。
出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていくうちに。ガールズバーに行こうと思った。
丸見えだし気が引ける
次の週
前より孤独感や焦燥感、不安で目眩と吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。
上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にした。
いつもならまっすぐ、アパートに帰り
空いた時間をゲームとアダルトビデオで埋めるのだが、今日は久々に実家に帰りたくなった。
ドアを開けると空き家という感じはしなかった。
まだ生活感で溢れているせいか、つい最近来たようなそんな感じがした。
父も母も数年前に亡くなり、四つ離れている弟も
県外で暮らしている。
数年ぶりに二階にある
自分の部屋にも入ってみた。
しばらく、ぼんやりと立ち尽くしていたが、市の防災無線から流れる「夕焼け小焼け」
のメロディーが
部屋を出る前に押入れから家族写真を取り出してポケットに入れた。
繰り返される日々
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