2018-12-07

とある全ステの思い出

以前、とある舞台全ステした時の思い出。


私は元がジャニオタなので、全公演入ることを未だに全ステと言ってしまう。

知ってる人がみたら誰の何の公演かわかっちゃうかなとは思うけど、

そこが本題じゃないので、何とは書かずに。


私には推しがいて、応援し始めて今でまだ3年とかで私は永遠新規のつもりなんだけど、

その推しがある時、主演公演が決まりまして。

推しの初めての!主演公演!!マジで!?

なかなか厳しい世界なので、主演はもしやできないうちに引退ちゃう可能性もあるかなと思ってたから、

めちゃめちゃ祝杯をあげた。


公演は東京大阪の二ヶ所であって、東京は9日間13公演だった(うち休演日1日)。

以前冗談で「主演するんだったら初主演の記念だし全ステしたいw」とか言ってたけど、

いたことに東京は日程的に本当に全ステができそうで、運命かな…!とかさらに笑った。


私の仕事は、毎月絶対に休めない時期が決まっているんだけど、それ以外は

ある程度調整すれば比較自由で、しかも公演は休みやすい時期。

土曜開始翌週日曜終了のその公演の平日はたったの5日間でしかも1日は休演日で、

まり4日間だけ仕事を調整すればいい。


いい条件は重なっていて

・ハコが職場からそこそこ近い(片道30分以内)

・公演時間は3時間

・ということは半休(4時間)取得で1公演観られる計算

・休演日は週の真ん中の水曜日(何かあっても週中で仕事の調整がつく)


開演時間は1回公演の日は13時、2回公演の日は14時と18時半。

13時公演の日は普通に12時過ぎまで仕事して、職場を出て13時公演を観て17時くらいにまた職場に戻って好きなだけ仕事してから帰宅

14時と18時半公演の日は昼13時過ぎまでで半日4時間分の仕事をして、2公演観て帰宅

というスケジュールで、1週間で4回半休を取った。

すごく精神衛生上いいなと思ったのは、職場を出る予定時間までに予定してた仕事が仮に終わらなくても

基本的毎日出社するからものすごい急ぎの突発案件以外はどうにかなるし、仕事を気にせずに公演を観られる。

仕事のことを気にしながら公演に通い続けるのはしんどいかと思ったので、これは本当によかった。


あとは、チケット

ジャニオタをやってた頃はチケットそもそも全然ご用意されないし高額転売に積むのはポリシー的にナシだったので

どんなに時間があってもそもそも全公演入れるだけのチケットがなかなか手に入らなかったんだけど、

今の私の推しがいる界隈はファンクラブが強い(気がする)。

ファンクラブで全公演申し込んだら、千秋楽以外はほぼご用意された。すごい。

ちょっと不思議なことにファンクラブに積むっていう概念があるのでファンクラブに多少積んでおけばいいのはすごい。

なんでも金で解決したくなるし、多分ある程度解決できるw(これでどの辺りの界隈なのかわかっちゃうかもw)


千秋楽は、たまたまだけど、カード会社先行販売枠で押さえられた。他もどうにかなった。

こう考えると本当に全体的に運がよかったからできた全ステだったんだなー…


そんなわけで、全公演のチケットがご用意されて、私は嬉々としながら粛々と公演に通った。

推しは美しく麗しくもう立ってるだけでも十分なのに、動いてる喋ってる歌ってる踊ってる、

しかステージの真ん中で…!とすべてに感動したりしていた。あー、今思い出しても幸せ



で、全公演に通っていて思ったことは、

・当たり前だけど観る方にも体力が必要

 やってる方よりは楽だけど、3時間弱座ってるのを繰り返すのもなかなか疲労する

推し調子の良し悪しが見えてしま

ぶっちゃけ、飽きてくる(というか新鮮に楽しめなくなる)

自分推しに対して誠実に向き合えているか疑問を感じる

あたりがネガティブ感想


今日アドリブかわいかったー☆」とか「今日は一段と声が通っててきれいだった」とかの良い比較もあるけど、

「んー、今日滑舌イマイチ…」「あー。。疲れてるんだな…」「…今日は鬘がちょっとボサっとしてない…?」

て思う時もあったり、

うっかり睡魔に襲われたりした日には「義務感で観に来てるのかよ」と己の観る側の姿勢反省したりした。

好きでやってることなのに好きだからじゃなくて義務みたいになっちゃうの本当によくない。


あと、推しのよくないところを積極的には見たくないタイプモンペオタクなので、

「この前はできてたのに今日はできてない」とか思いたくないし、「今日調子悪いんだな、今日しか観ないお客さんかわいそう」

とか思いたくない。何様だ。

観すぎると、自分の中でもよくない風に感想煮詰まることもわかったし、雑念が出る。

観てる途中に仕事ことならともかく「夕飯何食べよっかな」とか全然考える必要ない雑念出るとか集中してなさすぎだろ…

かわいい推しステージを雑念と一緒に観るのは本当に自分に対してイヤになるというか、

仕事とはいえものすごく誠実に舞台を務めている推しに対して失礼でしかない、と思うのがしんどかった。


私は、「いつみても最高に素敵で最高にかわいく最高に麗しく最高にステージ似合う、最高の推し!」と絶賛したいだけのオタク

なんだなということをしみじみと実感した。

し、「はー、かわいかった♪素敵だった、まだまだ何公演でも観たいなー♪」ていう高揚した自分も好きなんだなということもわかった。

短期間で過剰に公演を詰め込むと、ここが己の中で調整できない。


というわけで、全ステしてみて思ったことは、

「もう全ステはしない」(多分)。


現場に通うにも人それぞれで適量があるんだなー、私の適量は結構少ないんじゃないかなーと

思ったという話でした。仮にまた9日間13公演があったとして、5~7公演くらいにするんじゃないかな…

いやもしかしたらもっと減らすかもな…

適量がそんなに多くないんだと自分で納得できたので、現場に行かないまたは行けないことについても

それまでよりは焦燥感みたいなのもなくなったし、なんか納得感のある活動ができるようになった気がする。


そんなわけで、短期間公演の全ステ

いい思い出になりました。もうしないけどね!

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