はてなキーワード: 三十路とは
http://anond.hatelabo.jp/20170502130927
読んだ。
増田、ゲーム業界・アニメ業界に興味はないか?三十路前なんて、まだまだ余裕で挽回が効くぞ。
俺は都内の某CG系専門学校で非常勤講師やってるんだが、30前後の学生がゴロゴロ居る。そして、真面目に学んでくれさえいれば35くらいまでなら余裕で業界就職まで漕ぎつけれる。
CG業界、ゲーム業界なんてスキルレベルしか見ないからな。年齢や学歴なんて参考程度にちょろっと見るだけだ。
ホワイト企業のデスクワークとかに就くのはもう絶望的に厳しい戦いを強いられるかもしれないが、
CG業界の人材採用はそんな世間一般の就職観とは結構離れたところにある。まだまだ全然戦える。これはプログラマにも同じことが言えるな。
とにかくまあ、絶望するにはまだ早過ぎるってことだ。
7年つきあった彼女が33歳になった時、結婚するか別れるかしてくれ、と言われて別れたことがある。
当時、俺は29歳で彼女とは正直惰性でつきあっていただけだった。もっと若くてかわいい子と出会ったらすぐさま乗り換えようとしていたぐらいで、彼女のことはどこか下に見てたような気がする。年収も地位も彼女のほうが上だったが、彼女から言われてつきあっていたし、彼女の容姿はいいほうではなかったし、三十路を過ぎた女ということで、俺はかなり横柄な付き合い方をしていた。我ながらサイテーだ。
別れ話になった時も、気軽にセックスできなくなるなー、まあもめずに別れられてラッキーか、なんて思っていた。そもそもATMになるのはゴメンだし、結婚なんて自由がなくなるだけと思っていたから。
実は彼女はとある業界ではそれなりに名前が通っていて(Wikipediaに項目があるくらい)、その相手もまたその業界の彼女よりも有名人だったから、ビッグカップルとか言われて界隈では結構な話題になったのだ。
以降、彼女の夫はことあるごとに結婚生活は素晴らしい嫁は素晴らしいという発言をネット上で繰り返し、すっかりおしどり夫婦として定着している。俺は同じ業界ではないが、隣の業界くらいではあるので嫌でも目に入る。彼女の夫は言うのだ。嫁は料理が上手くて、穏やかに話し合いができて、子供にもめぐまれ、大変ではあるが助け合って幸せに生きていると。
今からサイテーなことを言う。サイテーであるのは分かっているが、それを目にするたびに「その女は俺と結婚したがってたんだぞ」という気持ちが湧いて仕方ない。後悔してるのかもしれない。こちとらは彼女と別れて5年、若くてかわいい子とは出会えていない。一瞬つきあった子もいたけれど、やはり彼女ほど1を言えば10通じるような関係にはなれなかった。
彼女の夫がいま手にしている幸せな生活は俺のものだった。こんなことを思ってはいけないのだろうけれど憎い。そんな気持ちを止められない。
元増田とよく似たタイプの考え方で、ほぼ同じ思考回路で「結婚したいならするよ?」も実際言った。それで結婚して、別居している。
理解できないという声があるが、どこが理解できないポイントでなのかが残念ながらまだわからないというのが正直なところだ。
実体験をもとにすると、元増田と彼女はこのままでは恐らく長期的には上手くいかないだろうと予想する。
もし上手くいったとすれば、それはどちらかの一方的で多大な譲歩と努力によるものだろう。
なんとなく、腹の中に抱えている暗黙の「家族像」のようなものが根本的に食い違っているのかな?と想像している。
私の少ない交友範囲ですら、性別によらず結婚に理想を抱いているタイプ・いないタイプはどちらもいるようだった。
何が理由でその辺の性質が分かれるのかはわからないが、タイプが合致する相手とさっさと引っ付いた方が、主に彼女の傷が浅く済むと思う。
私の場合、他者の情動だなんだについて、年齢に対してあまりに未発達であるので、リアルでは大抵の場合すぐに呆れられ、見放され、突き放される。それはまあ仕方ないことだ。
もう三十路になるが、未だに小学生の頃の級友の発言と周囲の反応に覚えた違和感について、級友の真意はこうだったのではないか!?的な気付きに不意に見舞われるくらい周回遅れである。
なんとなく自分に色々足りていないという自覚は持っていても、具体的に何ができていないのかが、大きなトラブルにならない限り自分ではわからない。
そして、普段そんなクリティカルな話をする機会もないのでいつまで経っても理解できないでいる。
日常的な動作や儀式は、普通とされる人を観察して模倣できていても、そうする理由が一切わかっていないことも多いので行動に今一つ感情が伴わないことがある。
そしてこういう話だと、感情こそ大切なんだと怒られてしまうわけだが、それを言われると弱ってしまう。
せめて相手に、嘘をつかず誠実に接そうとすると、自分には結婚のロマンとか理想の家族とかその辺りがあまりわからないという事実を伝えた上で、
精一杯頭をしぼってひねり出した言葉が「結婚したいならするよ?」みたいな発言になってしまう。
そう発言することが相手に対しての誠実さであり、愛の表現だと本気で(今も)思っている。
実際私が言ったときは、かなり覚悟してちゃんとしたプロポーズのつもりで上記のような言葉を言った。
現在も私は、今回の流れを見てなんかこの発言マズいっぽいな?とは思っているものの、何がマズいのかまるでわかっていない。
あまりに自分と似た思考の元増田をたまたま見かけたので、この機会にその理由を自分も理解できたらいいなと思い見守っているのだが、
今のところ「なるほど!そういうことだったのか!」と膝を打つには至っていない。もっと色々な角度からの意見を見たいなーと思う。
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2046年。東京オリンピックの年に生まれた人間が三十路に差し掛かる頃。
餃子チェーン店のテーブル席で、野暮ったい女がビールを飲みながらノートパソコンに何か打ち込んでいる。ひどいクマと死んだ魚のような目はまるで亡者だ。亡者がスウェットを着て餃子をつまんでキーボードを叩いている。
老紳士が現れる。ボウシを取り、くすんだ色のトレンチコートを脱ぎ、女の対面に当然のように座る。老紳士は老いているからか、挙動がぎこちない。
「やあ、赤坂くん」
女は答えず、画面を見ながらチャーハンをゆっくり口に入れ、咀嚼する。
女、赤坂は無視し続ける。ポッケからイヤホンを取り出し、耳にはめ込む。無言の意思表示だ。老紳士はしばらく黙っておいて、それから何を思ったか、半分衝動的に赤坂のパソコンをパタンと閉じてしまう。
「おい」
乱暴に、短い抗議の意を示す赤坂。老紳士はとぼけて、それを意にも介さず用件を切り出した。
「ロシア上空に、GPS衛星と偽装されたアメリカ軍の偵察軍事衛星がある。それにちょっと侵入(はい)ってきてほしい」
手に折りたたまれたコートのポケットをさぐり、メモリードングルを取り出す老紳士。赤坂はそれをむしり取って、小さな機械に差し込み、それを有線でパソコンに繋いだ。
「あいかわらず厳重だな」
「パソコンに直接差し込むのは、信用できる機器だけにしてるんです。教授、あなたからそう習ったはずですけど」
呆れる老紳士に皮肉を返すと、赤坂はメモリードングルに入った資料を開いた。
「5ページ目にリストされているETN-G-129がそれだ。表向きは、商用オフザシェル化の一環として宇宙関連企業のパラジウム社が受託し打ち上げたBlockⅢ代替のGPS衛星だ。しかし、実態はちょいと違う」
ある資料には、膨大かつ一般人には意味不明な数列が延々列挙されていた。2桁の16進数が大量に連なっている。しかし、彼女にはこれらの意味が分かる。
「そうだ。しかも、暗号化されていたものをご丁寧に平文にして転送している。NSAも随分と腑抜けたものだよ」
注文を取りに来た店員にお冷を頼んで追い返す老紳士。彼がひどい下戸であることを赤坂は知っていた。
「まあそうだな。依頼主はアメリカ側からのアクセスを止めさせろと言っているがな、それじゃあんまりつまらんだろ」
店員が会話を中断させ、水を置いていく。老紳士は一口、いかにも老人といったしぐさで飲む。
「赤坂くんの好きにしていい。おそらくコントロール系統はNORADに接続されている。君の腕ならば、衛星を踏み台に使うのも良かろう」
「それだったら、もう少しマシな手があるし、だいたい軍やら何やらに侵入するのはあなたの持ってくる依頼のせいじゃないですか」
「はて。ワシはバス接続の危険性以外にもこう教えたはずだがな。『君たちは楽しい楽しいオモチャを手に入れたのだ』とな」
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帰る途中。コンビニに立ち寄り、ソフトクリームを食べるための座席に座り、キーボード付き携帯端末を公衆無線ネットに繋ぐ。会員登録をしろとせがむ画面を消し、スクリプトをいくつか走らせると、すぐに管理者権限が手に入る。
いくつかプログラムを自動インストールさせ、オニオンルーティングとVPNで秘密の回線を作り出す。これで発信元の特定が困難になる。
そこから接続するのはとあるアメリカ軍人の個人端末だ。以前とあるショッピングサイトから流出した情報を使って、たやすく乗っ取る。今、アメリカはだいたい朝の10時。運が良ければ、軍人は軍施設内にいるはずだ。果たして、軍人は施設内におり、乗っ取った端末から施設の無線ネットに接続出来た。
軍用のシステムはちょっと頑丈で、コンビニのサーバほど簡単に侵入らせてはくれない。辞書攻撃を仕掛けつつ、母校たる東京電波大学の誇るスーパーコンピュータを使って秘密鍵の推測を行う。
20分程度かかって、なんとか秘密鍵を割り出した。同じ公開鍵が無線ネットの接続に使いまわされていたのはラッキーだった。こうして米軍のシステムに侵入できた。
しかし、いくら同じ米軍のシステムと言えど、見たところこの施設はただの空軍基地。件のスパイ衛星のコントロールシステムはそこには無いようだ。
そんなことは赤坂も最初から分かっていた。赤坂の狙いは、空軍基地にある衛星通信用のアンテナだ。これを使い、標的の衛星の近くにいる衛星にアクセスし、乗っ取り、そこから標的の衛星にアクセスするのだ。
これをやってみると上手くいかない。アンテナから衛星が遠すぎたのだ。仕方なく他の米軍基地をまた乗っ取り、やっと標的にアクセスできた。早速データベースを覗きこむ。
中身は、ロシアと米NSAの秘密鍵などでギッシリだった。これだけ色々あれば、次また教授が何か言ってきても楽になんとかなるだろう。
『衛星はーーNORADに接続されている。ーー踏み台にするのも良かろう』
教授のほざいたことをふと思い出し、コントロールシステムへの信号に偽装フレームを紛れ込ませてみる。偽装パケットには小さなフレームが仕込んであり、相手システムが受け取ると即座に実行され、こちらに諸々の情報を返してくる。すると米空軍の心臓を掌握したも同然である。
いささか満足し、帰る準備として証拠の記録であるセキュリティログを隠滅しようとして気づいた。セキュリティログが明らかに不自然だ。誰かが一部を消したのだーー赤坂が今やろうとしているように。
「私以外に、誰かが侵入っていたんだ。しかも、私とほぼ同時に」
少し気味が悪かったが、適当に証拠を処分し、衛星は傍受したデータではなくランダムに生成したデータを送信するようにしておいて、その場は終わりにした。
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レジに座り、大きなあくびをした。普段、赤坂は平成商会でアルバイトをしている。平成商会は新横浜にある、電子パーツの問屋だ。マニアと業者だけがやって来て、一般人にとってはガラクタにしか見えない物を買い漁る、知る人ぞ知る店である。
声をかけられ、顔を上げた。教授だった。ふざけている。そんなもの、彼が探しているはずもない。依頼の成果物を取りに来たのだ。
「これ、衛星のコンソールへのリンクです。米軍施設にあるコントロールシステムの電源が付いている限りは、自由に例の衛星をコントロールできます」
事も無げに言い、携帯端末に二次元コードを表示して差し出す。教授はうなずき、コードを写真に撮る。
「報酬はこれだ」
教授は提げてきた紙袋から何か取り出した。大きくて古臭い、中世のコンピュータの周辺機器だ。
「ずいぶん探したんだぞ」
「そうそう。ウチの大学のスパコンあるだろ。あれが短時間何者かによって不正利用されてたらしくてな。学内大騒ぎだ」
「ワシの研究室にもちょっと来てね、誰がやったか調べてくれって言うもんだから見てみたら驚いたよ。RAMに公開鍵がたっくさん入っておったよ。あれがNORADの鍵かね」
「いや、あれはどっかの米軍基地の鍵でした。NORADの鍵は私が大事に保管してます」
「鍵は大事に保管ね。当然だ」
教授が帰った後。店主の勧めでペケ86kを店頭に展示すべくパソコンに繋いでいる時。
「あの……すみません」
どこかから女の声がするではないか。嫌だな、怖いな、と思いながら声の方向をたどると、一つの端末が音声通信をしていた。
これだからP2P通信は。無視して通信ソフトを落とす。が、何度やっても立ち上がる。
「ちょっとお尋ねしたいんですが……」
電源を落としても、もう一度つく。コンセントを引き抜くと、別な端末に移る。
「もう、やめてくださいよう。ちょっとぐらい話きいてくれたっていいじゃないですか。ひどい」
「いやいや、あなたこそ誰なんですか……?米空軍の迎撃システムに侵入したの、あなたでしょ」
「私はただのバイトだ。消えろ」
キーボードを叩き、スクリプトを走らせて回線を遮断しようとするが、文字が入力できない。
「ネット切ろうとしてますよね。それはボクが困るので、キーボードの接続を切りました。ははっ」
ここで赤坂は確信する。こいつがあの不自然なログの正体だと。赤坂と同時にNORADをクラックしたハッカーだと。
「気持ち悪い」
「心外だなあ。ボクはあなたに興味があってはるばるここまで来たんですよ。ちょっとぐらい相手してください……」
「よっと」
後ろで声がする。メイドロボだ。やつは消えなかった。それは淡い期待に終わった。やつはメイドロボを乗っ取った。
ここの店主はメイドとレトロPCが大好きだ。置いてあるロボは無駄に美形の機種を買い、無駄にフリフリでクラッシックでステレオタイプなメイド服を着せられていたのだった。
7ヶ月付き合った女性から別れを切り出され、別れました。全て自分が悪かったのだとも思うし、自分ではどうしようも無かったのかも知れません。
隠してもどうせバレるし見栄を張る度胸も無いので最初に、女性と付き合うのは不慣れだけど楽しく過ごせるように努力する旨は伝えていました。要するに年齢=彼女いない歴です。
気さくな彼女は別に気にしない、自分だって駄目で売れ残ったからこんなところ(=婚活パーティ)に来てるんだよと笑い飛ばしていました。最初の頃のデートコースは一人で考えても時間の無駄だと二人で相談し、次第に互いの行きたいところ、面白そうなところを紹介するような形になっていき、手探りの中でも楽しく過ごせたのだと思っていたのです。典型的な勘違いですね。
3ヶ月は試用期間、その次の3ヶ月は新入社員、なイメージだったので半年過ぎた頃にきちんと、正式に付き合って欲しいと告白しようと考えていたのですがなかなかタイミングが合わないまま迎えたGW。仕事の関係もあり近場でのデートとなったのですがこれが最後になりました。
はきはきとした彼女は別れの時も変わらずはきはきとしており、多くの示唆に富んだ言葉をくれました。
ああ、これが噂に聞く「言葉にはしないけど察しろ」という超人スキル! まさかお互いに三十路越えた大人が、竹刀の切っ先を振って互いの動きを読み合うような超人バトルを強いられるとは……と僅かばかり思いもするものの、これが恋愛経験の有無なのだろうな、と受け入れるほかありません。言いたいことは進んで言うと思われる人でも言葉にしない思いは必ずあることぐらいは知っています。それを読み取れなかったのは私の罪でしょう。
思い出しているからこんな感想を抱けますが、聞いていたその場ではむしろ、自分の恋愛観が学生のようなものだと指摘されたことがとても恥ずかしく、情けなく、言葉を失い、同時に納得もしました。自分は結局、灰色の学生時代にできなかったことを取り戻そうとしていただけだったのか、と。気を遣っていたつもりが相手を傷付けていたなんて、結局全く気を使えていなかった、と。
ただ、遠い日の花火に憬れ続けていただけでした。
この1年ほど、ずっと悩み続けている。
気付けば三十路をとうに過ぎ、不惑に至るのも時間の問題だ。これまで全く女性というものに興味のなかった自分ですら、日々衰えていく肉体と精神を自覚し、周囲との"違い"を認識したとき、焦燥に駆られるのだから神は残酷だ。
婚活は下調べだけで諦めた。他人と競い、他人と比較されるストレスもさることながら結局は自助努力が全てであり、素養のある者は上手く渡り歩き、無いものはただただ搾取される構図に絶望しか抱けなかった。世の中に美味しい話なんてあるわけが無いのだ。
人はいう、底辺であることを受け入れてさっさと風俗にでも行けと。
確かにそれは鬱屈したコンプレックスと肥大化していく性欲の解消には手頃なのだろう。
口説かずに抱く女はうまいか?と疑問を抱いたことすら忘れて呑まれていくに違いない。
きっと肌は絹糸の如く繊細で、唇は朝露に濡れた白百合のように潤い、胸は桜を散らす春風のように暖かく柔らかいのだ。労せずに結果だけを得られるのだから世の中は上手くできている。
生殖を目的としない、ただの自慰行為に過ぎない。胸に抱いた妄想で為すのと本質的には何も変わらない。
そんな紛い物に一体何の意味があるのか。
だけどそれでも私は、本物が欲しいと思う。
一体何が本物なのかもわからないし、そもそも他人を遠ざけることでしか他人を見ることができない自分がどの口で、とも思う。
誰にも求められず誰かを求めることもできなかった自分に残された、きっとこれが最後の一線なのだ。これだけはただ、守りたいと願う。
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理系なら30超えて大学生なんてゴロゴロいる(なんなら既婚者大学生もいる)し
30超えてからよりまだ間に合うと思ったほうがいいよ
40越えたらほんと取り返しつかないからね
学校にこだわらず、とにかく外に出れることから始めてみたらいいんじゃないかな
ボランティアとか
相談できる人がいないという話、最初は匿名で相談できる電話相談からやってみたら?
育て上げネット
http://www.sodateage.net/service/jobtra/#start
三十路という単語が目前に迫っていた時分、もちろんそういうことを考えて同棲していた。
きっと彼も最初はそうだったんだと思う。
その日はたまたま仕事で早上がりできたので、久々に少し手の込んだ夕食を作ってそれでもまだ時間に余裕があった日だ。
何とはなしに家計簿の見直しと計算をしてみたところ額面と目の前にある現金の勘定が合わない。
とはいえ、2000円そこらだったので彼にも特に何も言わずそのままにしていた。
日用品の買い出しを彼がすることもあったし、計上しそびれているかもしれないし、と。
2000円の行方は気になってはいたものの、それからは私も繁忙期に入りそれどころではなかった。
そして春先のある週末、彼が友人と花見に出かけると行って出かけた日、ふと思い出したのだ。
5000円足りない。
これはさすがに看過できる数字ではない。
しかしその日花見をしそのまま友人宅に泊まった彼と話すことはできなかった。
その2日後、今度こそ彼に話そうと重い腰をようやく上げかけたところ、額面が合っていた。
金額に1円たりともズレはなかった。
2000円や5000円は私の思い過ごしなどではなく、間違いなく足りていなかったことにこのときはじめて気が付いたのだ。
そしてその犯人は彼のほかない。
付き合いはじめから同棲をした今まで、喧嘩もほとんどなく過ごしてきた私たちだった。
私もささやかながら貯金をしていたし、彼とはいずれそういうことになるつもりでいた。
けれど、彼は私に隠していることがあった。
隠してはいけないことで。
その日の夜、私は彼にこれらの経緯を話した。
2000円足りなかった日のこと。彼が花見に行った日、5000円が抜かれていた日のこと。
そしてもし何か隠していることがあれば話してほしいと。
彼の返答はこうだった。
「お前こそ何か隠していることがあるんじゃないのか?」
どうやら彼には年上のお相手(彼曰く「ただの友達」だそうだが)がいたらしく、その女との交際費に現金持ち出しをしていたそうだ。
ちゃんとその後に返していたから問題ないだろうと主張をしてくる。
また、その人と付き合ってどうやら彼は自分が年上好きの人間だということに気付けたらしい。
自分から折れるつもりもなく、謝罪の言葉もなく、挙句の果てにはただただこちらを罵倒するだけの会話にほとほと疲れてきた頃。
私の口から出た言葉は「もう終わりにしよう」だった。その瞬間である。
「何勝手なこといって終わらせようとしてるの?逃げるの?」
どうやらスイッチが入ってしまったらしく、彼の私への積年の不満を1時間ほど聞かされた。
正直ここまでくるともうどうでもよくなっていたし、私の中での結論は全て出ていた。
そんな失意のまなざしに気付いたのだろうか。
「じゃ、おやすみ」
それが彼の最後の言葉だった。
彼はそのまま寝室に行き、就寝した。
安らかな寝顔を眺めながら、私は私が愛した男の最後の寝顔を2分ほど観察したのち、荷物をまとめ始めた。
家具家電は備え付けであったし、家計簿のお金に手を付ける気にもなれなかった。
一切折れることなく
自分の都合が悪くなると逃げ出すような
出産祝いの内祝いが返ってこない。
仲間内でばらばらに送ったんだけど他の子に聞いたら返ってきてるんだってー
同じ日に一緒に会いに行って渡した子にも返ってきてるから送り忘れたってことはないんだってー
私にだけ返ってきてないんだってー
いいんだよーお祝いの気持ちなんだからお返しなんて期待してないんだよー
そういう礼節・常識をぶっちぎるほどに失礼だったり非常識なものをこっちは送ってしまったのかってそれが心配なんだよーーーー
追記:
内祝い、他の子には宅配で届いてるそうなので直接会ったら…とは考えてないと思います。
(もともとそんなにちょくちょく会う仲でもないし)
同じ日に渡した子にも届いてるので忘れてるとも思えなくて…
すぐには使えない食器セットだったのがいけなかったのかな〜
おじさん、バイトをすることにした。
おじさん、平日は普通に働いている。
IT関連の会社で、社員ではなく役員という立場。有難いことに収入もそれなりにある。家のローンも十年以上前に完済している。
子供達も大きくなり休日はそれぞれ部活やら友人と遊びに行ったりで、自分にも持て余す時間が出てきた。
趣味を見つけるのも良いのだが、趣味というのもなかなかに金がかかる。
おじさんも不惑と言われる年代になり、会社の一員である人生も折り返す時期だし。
副業で小規模な開発でもやろうかとも考えたが、会社役員という立場上、関連する業種での副業は何かとヤバイらしいよ。いやマジで。法律的に。
ならば全く異業種で働くのも楽しそうだなといろいろ探していたら、近所のスーパーのフードコートでバイト募集してた。
おじさんで副業でも大丈夫らしいので、何も考えずに勢いだけで応募したら受かった。マジかよ。
行ってみたら、調理のお爺さん以外は全員女性という賑やかなバイト先だった。
若さゆえの勢いで、根掘り葉掘り聞かれた。
なんでバイトなの?奥さんは?子供は?平日はどんな仕事?え、それ殆ど趣味じゃん!うける!趣味でバイトヤバい!!すげー普通にいい人じゃん!その年でバイトとか絶対あぶない人だと思った!
なんか、とても新鮮だった。
平日の「増田さん、今度、中途希望者の面接の件ですが……」「増田さん、今期売上目標の状況ですが……」なんて話も良いが、こんな風に若い子や人妻さん方と笑い話するのもまた良い。
おじさんこれまで飲食関連はシステム作る以外で関わった事無かったし。
いい気分転換だわ、て思う。しかも時給まで発生するし。なんのご褒美だよ、これ。
てなわけで、休日家でゴロゴロしてる俺みたいなおじさんはバイトするといいよ。
■追記
とりあえず、おじさんのイメージがすごい事になってる気がするけど、誤解だよね。
「会社役員」て言っても、会社なんてピンキリだよ!うちは零細企業だし。
「収入もそれなり」て言ったけど、「僕みたいな底辺にしては」ていう前提でだし。そのへんの大企業の役員報酬とか想像したらダメだよ!むしろグイグイいわしてる大企業の中堅社員にも満たない収入だよ!
まあ、でも、好きに仕事させてもらってるから、社長や社員さんたちにはいつも超感謝してるよ。
>SndOpさん こういうのは夜間警備員になって残業で働いている新入社員をねぎらうものだろう
いや、ネタ的には良いけど、夜間勤務とかおじさん死んじゃうよ。
やんごとなき方の話はおいそれとは口にできないんだよ。まあ典型的B型クズの僕を訓練されたB型にしたとんでもない功績の持ち主だよ。うん。
>youco45さん これ人当たりよくて有能、かつ変なプライド持ってない、という三拍子揃わないとできない芸当だと思うの
プライドは油揚げに挟んで焼いて食べちゃったよ。有能だったら今頃、鎌倉とかで房総とかで海見ながら暮らしてると思うよ。勝手なセレブのイメージだけど。
>sovietrocketsさん 不惑とは数え四十前後。それで十数年前に家のローン完済となると三十路前。やだー超有能
家なんてピンキリだよ。新築とか戸建てとかに拘らなきゃ安くていい物件が割とあると思うんだ。
>lavandinさん 増田さん、私約束しましたよね?決して本業をおろそかにしない事、バイト先の女の子に手を出さない事。あなたはもう手遅れです。一生フードコートでお過ごしなさい!ドーーーーーン!!
ぎにゃーーーーーーーーー!!!
て、手だしてないし。
高2になって新しいクラスになったんだけど、担任が新しく赴任してきた新任の先生だった
細身で身長170あるかないかくらい薄いソース顔で賢そうな顔立ちをしてた
私には響かないけど見る人がみたらかっこいいと思う人もいるんだろうな
始業式終わった後のホームルームで生徒が定番の質問「先生は彼女いるんですか?」ってしたら
先生はニコニコしながら「私はアラフォーですが、ミソジニストなんですよ。興味があったら調べてみてくださいね」って言って
黒板に三十路ニスト× misogynist ○ って書いた(ちなみに先生の教科は英語)
みんなポカンとしてたらここは笑う所で、笑いどころはーって説明し始めたからその様子がおかしくてクラスが笑ったんだけど
進路とか決める学年なのに嫌なことされたりしないだろうか
今日最終面接のようなよく分からない何かを受けて、今日中に結果を連絡しますと言われているけどまだこない。
いい加減就職したい。
お金がない。
奨学金の支払いもある。
もっと大人は大人なんだから子供にはできないことをたくさんできると思ってた。
だから奨学金借りて専門的な大学に行って、周りは皆遊んでいたけど一生懸命授業受けて。
だから心のなかでは他の人とは違うとか思ってた。
この頑張りはきっと認められて、そして就職先なんてすぐ見つかって。
そんな夢いっぱいの世間知らずで物知らずな私が悪いんだね。そうかそうか。
私が女だからだめなんか。
私が選んだ大学がわるいんか。
私の顔がわるいんか。
そうかそうか、そうだったか。
それでも雇ってくれた所には、ちゃんと心から感謝して、何があっても感謝して。
でも私が得た成果の利益は全て上司のものか。営業のものなのか。
私が今までの人生で正しいと思ってきたものは全て、社会では通用しないのかそうか。
十代の事務の女の子が夜の風俗店に一人で納品に行くことがおかしい。
その私の中での「おかしい」は社会では通用しないのかそうかそうだったか知らなんだ。
私の専門分野を必要として雇ったわけではなかったのか。
そうか私は社長がしたいことをしたいけど技術的にできないから肩代わりするためだけの手足だったかそうかそうだったのか。
それを理解せずに私が女のくせに社会に出たてのくせにゆとりのくせに口をだすのはだめだったか。
社長がしたいことのために、ミスすれば手足が潰れるかもしれないような機械を操作しなければならないのか。
そのために給料が別途付くわけでもなく、そのために色々な体の害を受け入れて、それでもしなければならないのか。
私の後ろを歩きながらベルトとチャックを開けながらトイレにいくのに何も言ってはいけないのも、
トイレのドアを閉めずに用を足しているに怒ってはいけないのも、
3時になったらどんなに別の仕事をしていてもお茶を入れるのも、
何かわからないことがあって聞いても前言ったよねと教えてもらえないのも、
私が女でゆとりで趣味みたいな専門職だからかそうかそうだったか知らなんだ。
それを選んだ私がわるいんか。
女に生まれてゆとり世代に生まれてこの趣味みたいな専門職を選んでばかみたいな高い学費を払った私が悪いんか。
ご安心くださいこの前病院でアスペルガーの疑いがあるって言われましたよ。
あなたの娘が、
好きなことにしか興味持たないのも
人見知りなのも
結婚に興味がないのも
仕事から帰ってきた父親のためにすぐにテレビの前を譲らないのも
あなたが毎日「お前頭おかしいんじゃないか?」と言っていたとおり、
頭がおかしかったですよ。
そうです私が悪いんですよ。
頑張って生きているつもりでしたが、そうか私は頑張っていないのか。
私の価値はどんどん下がるのか。
そうだねもうすぐ三十路だね。
老後何もすることがない暇しかない人のために楽しませるために早く孫を産まないといけないのにね。
そうかそうか。
申し訳ないことをした。
私が悪かった。
そうだね私が悪かったね。
何度も言わせてごめんなさい。
そうです、お陰でこの年で無職でも温かい寝床と食事と服があります。
それ以外はずっと家でごろごろできるのはお父さんのおかげですね。
さっさと諦めてバイトすればよかったね。
そうだね私が悪かったね。
お父さんの年収の半分もないんだろうね。
アルバイトを掛け持ちするさ。
さっさと奨学金を返して、借金のない身奇麗な行き遅れの女になりますよ。
早く孫を作りますよ。
◯◯◯◯
書いているうちに、そして指摘されたとおり、
ああ私はこんなに人のせいにして人を見下して生きていたのかと思いました。
そしてそんな吐瀉物に言葉が貰えることを期待していた自分も気持ち悪かった。
なんだ本当に私が悪いのだなと思ったけれど、
生産的な考えができるようひとまず一日三回ラジオ体操をすることから運動していこうとおもいます。
衰えた筋肉よ、一緒に頑張ろうぜ。
こんな時間(18時過ぎ)だけれどまだ連絡はこないので、
そんな母に検査するからとお金を貰わなければならないのは悲しい。
昔ながらの俺の稼ぎでお前たちは生活できていると脅迫する父親と
何を言われても気にしなければいいんだからと欲しい言葉をくれなかった母親と
どろどろしたところだけ濾したらそんな風に思ってしまう両親だけど、
人間だから自分とは違う考えなだけで、その考えで一生懸命私のために心身を削ってくれた人だから
心の余裕と適当な距離があればちゃんと親孝行できると思っているから。
私はもういい年の三十路の女です。
最近、SNSで知り合い仲が良くなって、頻繁に遊びに行ったり、自分の部屋に呼んで飲んだり泊まったりできる友人(女性)ができた。
それなりの時間をかけて、トラブルもなく順調に仲良くなっていって、本音も少しずつではあるけど話せるようになっていった。
しかし、それは突然終わりを告げた。
つながりを切られていた。
切られたことに対してのショックはなく、純粋に驚いた。
ネット上だけの関係なら繋がりを切ることに躊躇など必要ないとは思うのだが、自宅に行き来するような仲でもそういうことができるのか、と。
しかし、切られたことに対して攻める気持はないし、あちらからしたらその程度の関係だったということだろう。
と、思ってはいるのだが、これがキッカケで「友人を作る」ということの難しさをまた痛感することになった。
誰しもそうだとは思うが、人間関係で大きかれ小さかれトラブルを経験すると「マイルール」ができてくると思う。
それは事あるごとに変化していくものだが、今回の件でそのマイルールが全て無駄だったと思った瞬間、友達を作ることができなくなるのでは、と恐怖を覚えた。
仲を深める、ということは、会話が重要だと思う。
自分はなるべく会話で相手を知る、自分を知ってもらおうと思っている。
当然、後悔している。
「あの時、なんで話をちゃんと聞いてあげなかったのだろう」
「あの時、ああ言わなければよかったんじゃないか」
よくある、と表現するのは不適切かもしれないが、本当にそう後悔している。
死ぬまで後悔しつづけると思う、だからこの後悔は当然マイルールに影響している。
おそらく誰しもがそうしてるであろう内容なので、書かないといけないのか?と思われるかもしれないが、自分メモとして、ざっと書き出してみたい。
・相槌は必ず打つ。
・相手の立場になって話を聞く。(相手の心情をなるべく理解できるように)
これは私が相手にすることであって、相手が必ず私にしてくれることではない。
他にも、会話の内容だけではないが、自分にとっての常識が他人にとっての非常識な場合もあるし、その時の相手の精神状態などもあるだろうから、一概に全てをこのマイルールに適用させることはあまりない。
そうやって色々、相手のことを考えつつ、自分のことも考えて築いていくのが人間関係なのだと、思っている。
私にはそれができない、できていないようだ。
「気が合う友達」というのが親友以外名前を挙げれないのだが、親友は私に対してそう思ってくれていたのか、今では確認のしようがないから不安と疑問と恐怖でいっぱいだ。
だからと
いって、その気持を払拭するために、もし今後「気が合う友達」ができた時に「私はこう思っているがそう思ってくれているか」なんて聞けることもないだろう。
私は「遊びや旅行などに誘いあえる」「なんでも話ができる」「助け合える」ことができる友人が欲しいと思っている。
突き詰めていけば、もう一人自分がいればいいのだが、この世にコピーロボットは存在しないから無理な話。
しかしどうすればそんな友人ができるのだろうか。
そもそも、人付き合いがとても苦手なのだ。
だから受動的になったというか、自分から率先していくことはなくなった。
自分から見て、この人とは付き合わないほうがいい、と思って離れると、自分だけが離れてしまうことばかりだった。
いつも孤立する側で、周りに人が残らなくて、全てリセットされてしまった。
その度「私がおかしいのだ」と思ったし、今でも思っている。
それと私には「人を見る目がない」から友人がいない。
たまに「あなたは人が良すぎる。もっと自分を出したほうがいい」と言われるのだが、そういうことばかりだと自分はなかなか出すことができない。
どうにかしないと、と思って入るが、出会いの場もそもそもどこにあるのかわからない、一般的に使われているSNS以外のどこで友人ができるのだろうか。
皆どこで友人を作っているのだろう、出会っているのだろう。
よく「趣味の集まりで」等きくが、その集まりはどこでできた集まりなのか。
そこには人と人の繋がりがあってできる集まりと、ネットサービスでの集まり等様々があるのだろうが、そもそもそこにたどり着くプロセスが形成できない。
仕事でも社内以外の人間と接することは一切ないただの事務職なので、その繋がりを作ることもできない。
もし仮にまたできたとしても、コミュ障特有の気持ち悪いしゃべりしかできないので、そこから関係を広げられるかどうか不安もある。
不安を言い出したらキリがない。
そもそも、人と付き合うことに対して恐怖を持っているのかもしれない。
私は「親しくなりたい」と思ってもらえない人間なのだろうとも思う。
どうすればそれを覆せるのかもわからない、多分今までもそう思って行動を取っていたかもしれないが、失敗しているんだろう。
こんな人間が結婚できると思えないし、そもそも結婚願望もない、子供がほしいとも思わない。
ただ、諦めることはなく、これからも友人を作りたいとは思っている。
ずっとこんな気持でいながら作らねばならないのか、と気が重くはなるが。
ここまで読んでくれた人、ありがとう。
自分の性癖が確立され、他のものを受け入れる余地が減ってしまったのだろう。
昔は許せた事でも、些細な事が気になり気にくわなくなり受け付けない。
その事をTwitterなどで好きじゃないと呟きたいが、それをよくリプ飛ばしあっていた人が好きと知っているのでなかなか呟き難い。
今ならのユーリ!!! on ICEの勇利が苦手というより嫌いだ。
日本代表としてその他の人達を押しのけ勝ち上がったのに、あの傲慢且つ卑屈すぎるメンタル。
勝っても「僕程度が、僕なんか」と言って他の日本の選手の地雷を踏み抜き嫌われているだろう。
勝って世界で戦うのならば、せめて負けた人達がこの人に負けたなら仕方ないと思えるような意気込みや意識を見せろ。
家族や周りの人や故郷の人達の暖かい応援に対して言った「微妙な感情」についても、何を言ってるんだこいつとしか思えなかった。
競技を続けるにあたり両親にどれほどの金銭的負担があったか、夜遅くに押しかけて教えてくれる先生の気持ちを、リンクを貸してくれる幼なじみも、こんなに大切にされているのに感謝一つしてない所が非常に腹立たしい。
元々身勝手極まりない人間だったのに、神様であるヴィクトルが側にいて信じてくれさえすれば他は何も、どうでもいいという更なるクズになって終わるストーリーも受け付けなかった。
BLがどうのこうのというより、掘り下げる程のキャラクタ性もなくストーリーもない。
正統派スケートアニメという触れ込みだったのに作りたいもの、伝えたいものがぶれすぎていて結局「お前ら腐女子はこんなん好きだろwww」っていう舐めきった作品になってしまっている。
スケートアニメならもっとスピンやステップ、採点や演技構成など、今後実際のスケートを見るときに「ああ、これがユーリで言っていたやつか」と何かそのジャンルにプラスとして残るものくらい入れろと思う。
ゆとりのブームを生んだ日本社会は、このたびゆとり世代の社会問題をめぐる自身の見解を発表したのだが、これがゆとりの評価は「意図と大きくかけ離れた結果」だと、「日本人のイメージアップとしては成功だった」と、開き直りが酷い。
結果的に、1987年以前生まれと1997年以降生まれは猛反発している。しかし、国民みな兄弟という国柄か、ゆとり世代を特殊な世代としての緊張関係を持たず同じ「日本一家」の横並び意識があるので、彼らがゆとり世代の歪んだ問題点を厳しく批判・非難することは、できないのである。
これは大げさな話ではない。ゆとり以前の日本は人間性と個人の自己同一性がしっかりしていて、向上心の高さが評価の的だった。欧米人や中国・台湾人を見習ったようなものになれないぶん、差別化をはかっていたのである。
しかしその時代の教育がパッとしなかった。テコ入れが必要になり、順次まともな教育スタイルを打ち切って、今みたいな和製韓国人の巣になったのが1988年~1996年生まれの世代の環境である。で、これで不良の人口はほぼゼロ人に、学歴のレベルは平均的に底上げとなったが、人間の質という点では最悪になった。結果、韓国人みたいな精神を持つ人が増えて、究極的に没自アイデンティティで、現実を冷笑し理想を求める努力すらしない、韓国人と北朝鮮人の間並みにダメになった人間が氾濫し、いじめが不良校でないところでも起きるようになり、行き着いた先がブラック日本的ムードだろう。先人の求めた夢や努力など壊死しているのである。
すべては日本の社会のを蝕む「ゆとり残滓問題」である。世代の名前が変わり、ネット原住民、没民族主義になって、既存の王道型のモデルがうまくいかなくなった時に、ひねくれた形で、せこい形で、低劣な手段で弱者をだますやり口に転換し、すべてが単調で低級に卑劣になっているというわけである。
で、ゆとり世代の卑怯な精神性がわずか20年で中高年を筆頭とした日本人全体に染まった。日本の右傾化もSEALDsもそうだし、それに感化された支配層もそうで、愛国精神や日本版阿Q精神という形で国民性はもっとひどくなり、メディアやネットのこれでもかと続ける冷笑・サブカルの悪化を右から支えて助長している。
しかし、虚偽放送、ヘイト番組が社会問題になっているように、この手の世代の精神が社会的に与える悪影響はあまりに大きく、韓国社会の精神をまねたようなマインドがまかり通れば、やがて彼らが日本人である証拠がなくなる。それでもかまわないと麻痺しきって、ユーチューバーや(一部の)商業小説・漫画作家並みにイカれた連中がますます幼稚になっているのが、今のブラック日本たる原因の象徴である。
ドイツのナチス精神の克服ならぬ、中韓の日帝残滓克服ならぬ、ゆとり残滓の克服こそ必要なのである。大人の努力次第で、きちんとした社会環境や本人のセンスさえあれば私みたいな三十路の独身中流現役2ちゃんねらーでも不良を更生させられる時代で、まして上流が人間的に落ちぶれてもそれなりにパワーがあって様々なノウハウもあるのだから、ゆとり世代の再教育とゆとり残滓の精算は思い切り次第で簡単にできるはずだ。
日本社会よ。今こそ人間的に落ちぶれたゆとり世代を、再教育させ、立ち直らせよ。欧米どころか中台にさえ抜かされた名誉を取り戻せ。人間性から、社会環境から、商業社会から、あらゆる常識を世界水準に底上げしなければならない。支配層も。今、ゆとり社会を脱しなければ、一生ゆとり社会、リトル韓国のままだぞ。