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はてなキーワード: ファンタジーとは

2021-10-11

anond:20211009200823

この件に関してはNTRエロ漫画ファンタジーじゃなかったということが分かったこと以外どうでもいい

2021-10-09

エロ漫画なんてファンタジーとか言ってた女どうしてくれんの?


俺が知らないだけで催眠アプリとかも実在すんのか?

2021-10-08

アニメくわしいニキにここ数年の人気アニメを教えてほしい

2010年代前半までは結構アニメ見てたんだけど

ここ数年は気分的な問題全然見てなかったのよ

んで、先日、Netflixとdアニメに入会してFateシリーズ棚卸をして

そのまま興が乗って、なんか話題になってるなぁとか思ってたRe:ゼロを一気見したんだけど

まぁ面白いわけよ

記憶に残ってる好きな作品をあげるとこんな感じで

ファンタジーSF系の大御所が多いイメージなもんで昨今の人気アニメを教えて欲しい

ちなみに鬼滅は見た。やっぱufotableはよいね

anond:20211008025526

名作エロゲーってエロを過度にタブー視してないからこそ生まれるんだろうな

SFファンタジーの延長にエロがあっただけ

2021-10-06

anond:20211006222259

だとしてもダイレクトエロスじゃなくあぁいうある意味日常あるあるのようなものにもファンタジーで補うしか無いオタクが哀れ

俺はSFみたいなエロが好きなのに

2021-10-05

anond:20211005132624

オープンワールドってサブクエストは多いけどメインストリーは短いか

それらを総合的な「ストーリー」としてどう捉えるかという問題でもあるよな。

サブクエストとしてくすっと笑える小話があったとして、

それをゲーム全体のストーリーの良さとして語れるか、

というとなかなか難しいと思う。

あるいはサブクエストも含めてゲーム体験としては何か壮大な冒険をした気になれるけど、

よく考えると筋書きは単純だし、小説にしたらたぶんつまんないだろうな、みたいな感じ。

もちろんスカイリムウィッチャー3のストーリーはよく練られてるんだけど

それもある種の「ありきたりな海外ファンタジー」ではあって、

単純なオリジナリティやそれに由来する面白さという点ではいまいちだったりする。

洋ゲーってだいたいそんなんだよな。

アサクリは「歴史物語」としては素晴らしい。

でもオリジナルのメインストリーだけを見るとまあ微妙

fallout4やthe outer worldsも

はいはいいかにも古典的ディストピアポストアポカリプスを上手く再現してますね」という感じで、

「よく出来てるか」と聞かれたらYESだけど、「面白いか」と言われるとちょっと首肯はしかねる。

まりよくない比較なっちゃうけど、

FF15のあの「現代イケメン大学生」と「剣と魔法ファンタジー」が奇妙に入り混じった世界観なんか洋ゲーには絶対出せないだろうし、

単純なストーリーのワクワク感とかで言うなら、なろう系ゲームファンタジーのほうがよっぽど面白いんだよな。

2021-09-30

「あっちがEVなら、こっちは水素エンジンだ!」

無理。もうEVには非EV車は勝てない。内燃技術ベースにしたテクノロジーは、純粋コスト面でEV太刀打ちできなくなる。ICE(内燃)車もダメハイブリッドダメ水素エンジンダメ。内燃じゃないけどFCVダメ

なぜかといえば、EVは、今までのクルマよりずっとシンプルに作れるから

まず圧倒的に部品点数が少ない。自工会予測では3万点から2万点に減る。内燃車はエンジンだけで7000点ぐらい構成部品があるけど、EVだとeアクスルというモジュールに、エンジンに相当する駆動モーター・インバーターと、変速系に相当する減速機・デフギアボックス類と、電装系に相当する回路類が全部入ってパッケージ化され、これをティア1のサプライヤーが1社で供給する。極端な話、あとは駆動系・操作系・バッテリー・充放電制御機構があれば、EVは走ってしまう。それぐらいシンプル自工会が「EV化で雇用の大多数が失われる」と言っているのも結局はこういう話だ。1台の車を仕立てるために必要部品が圧倒的に少ないのだ。

それから、基本がモジュラー構造。内燃系は、燃料供給・燃焼・変速・出力・駆動などが全部繋がって一体の統合的な(インテグラル型の)システム構成してる。対するEVは、互いに独立度の高いパーツを組み合わせた、モジュラー型のシステム構成で、全体が密結合じゃなくて疎結合になってる。駆動系の手前までは電気結線だけなので、レイアウト自由度も高い。違う企業のeアクスルを採用した場合も、制御系を調整すればすぐ乗せ替えられる。つまりコストと性能しだいでどんどんモジュールサプライヤーを入れ替えていける。傘下に何重もの系列サプライヤー企業を抱えて、密に擦り合わせながら時間をかけて車両設計していく、今までのようなやり方が不要になる。現にテスラはイヤーモデル制を排して、年度中でもどんどんモジュールを入れ替えて性能向上やコストダウンを図っている。

あと技術的な枯れ方。内燃系はもう100年近くイノベーションを繰り返して、もうほとんど伸びしろがなくなっている。一方のEVは、バッテリもeアクスルも性能的には発展途上だ。性能が上がるということは、コストが安くなることと表裏一体の関係にある(同じ性能を安く作れる or 同じ価格で高い性能を出せる)。つまり内燃はもうEVを突き放すことはできず、EVのほうは追いつき追い越すための余裕がまだまだある。

こういう背景があって、将来はEVコスト的に内燃とイーブンになり、下回っていくことが予想されていた。最近は「EVが今までの乗用車と同価格になるのが2025年頃」という予想が出てたんだけど、今年になって、もうEV価格性能比で内燃車を追い越す事例が出てきている。

中国・宏光のMINI EV。45万円で9.3kWhのお買い物カー。ローエンド市場向けコミューターEV日本軽自動車的な用途

https://kurukura.jp/car/2021-0813-60.html

中国吉利のGeometry EX3。100万円で日産リーフ同等の車格と充電容量、航続距離320km。

http://global.geely.com/media-center/news/geometry-ex3-brings-affordable-evs-to-the-masses/

中国では内燃車の販売税金かけてEV生産の補助に廻すEVクレジットというのがあり、それも一部販売原資に廻ってると思われるが、それにしても内燃車より安い。本当の原価はBOMリスト原価計算する必要があるが、とにかく「シンプルに作って、軽く・広く・安くできる」というEVの優位性が生かされ、これまでよりも破格に安く供給されている。

これが意味するのは、もうすぐEVは「通常の内燃車にエコプレミアムが乗せて売る高級車」ではなくなるということだ。どの車格でも、内燃車や、内燃車の発展形としてのHVや、EVHVの要素を併せ持った複雑な構造FCVよりも、安くなっていく(水素エンジンはどうかって? あれは燃費が悪すぎて、乗用車としての実用に耐えるレベルまで仕上げられるかどうかすらまだわからない。市販モデルが出ないまま死産する可能性も高い)。

日本でも二輪の業界では、すでにこの傾向が見えはじめている。ヤマハ原付スクーター20万円、電動原付スクーターは25万円と、もう価格差はわずかになっていて、都内では電動のほうに助成金10万出るので、購入者目線では電動スクーターの方が圧倒的に安くなっている(この助成金が出るからメーカー側もあえて差額を付けてるのかもしれない)。

クルマも同じだ。EVは、これからは「環境にいいから」じゃなくて「既存クルマより安いから」売れるようになる。自工会が何と言おうと、この現実には勝てない。

日本自動車産業は、米国でマスキー法という厳しい環境規制が敷かれたとき米国メーカーよりも早く規制対応することで、米国市場での橋頭堡を築くことができた。それが今回はどうだ。EVがこれまでの自動車技術とは似て非なる破壊イノベーションであることを見誤ったまま、「再エネとEV欧米陰謀」「EV一本槍では雇用が失われる」みたいな現実逃避を繰り返し、FCVなどのピントがズレた代替技術BETし続けた。現時点でEVの要素技術をしっかり内製化し、ガチ海外勢と闘える体制なのは、早くからEVシフトを敷いた日産、その傘下サプライヤージヤトコとマレリ(どちらもeアクスル事業)、それからeアクスルを足掛かりに自動車産業に参入して海外シェアガンガン獲得してる日本電産ぐらいだ。それでも自工会は「業界産業雇用を守る」と言い続け、沈没しかかった船からティ企業を降ろそうとしない。こんな調子で一体この先どうなるんだ? EV鎖国でもするのか?

追記

中華EVの話をされてもなあ、という指摘があり、確かに安かろう悪かろうなんだろ」というイメージが拭えないと思うので、テスラベンチマークにしてEV利益構造を考えよう。テスラモデル3の標準グレードであるスタンダードレンジプラスは、いま国内で430万円、米国で400万円弱で買える(助成金抜き)。テスラの直近四半期の販売粗利率は28%。トヨタで車格が近いセダンカムリハイブリッドで、同等モデルといえる下から2番目のG(2WD)が380万円(助成金抜き)。トヨタ販売粗利率は20%と言われている。テスラ米国販売価格原価計算すると、既にモデル3のほうが若干安い(290万円<305万円)。つまりテスラ側はカムリと同じ値付けにしてもまだ値下げ余力がある。今はそうしなくても長い納車待ちが発生してるからエコプレミアムを乗せて売ってるだけだ。

ちなみにテスラ2023年までに「自動運転機能を搭載し、価格を2万5000ドル(1ドル=110円として275万円)に抑えた新型EV2023年までに市場に投入する」と宣言している(https://president.jp/articles/-/46586)。おそらくCセグメントゴルフ同等)で、カローラや同サイズSUV系と戦うことになる車だ。そしてこの記事中にあるように、この新モデルが275万円で国内導入でき、そこに80万円の補助金が乗ると、実質価格100万円台に突入してしまう。軽自動車の最高級モデルよりも安いのだ。そういう時代が足元まで迫っている。

テスラはこういう廉価モデル日本車を淘汰しようなどとは考えてない。そもそも彼らの視野日本自動車メーカーは入っていない。米国の一部州ではハイブリッド車は既にガソリン車と同じ環境負荷分類になっている。もうEV以外は対抗馬ではないのだ。彼らはバッテリ技術EV関連技術に狂ったように投資を続け、中国EVと性能だけでなくコストでもガチで殴り合う。その時に、日本自動車業界はまだリングに立っていられるだろうか。

トヨタHVFCVEVの基幹技術を持っているからまだ戦える」と言う人もいる。確かにトヨタという企業」は今からでもEVに全振りした生産体制を整えられるかもしれない。一方で「自工会会長豊田氏」は、EV懐疑論水素社会という2つのファンタジーを操ってティア2以下のサプライヤー現実歪曲フィールドに巻き込んできた(ティア1の大半はなんだかんだでEV化が不可避であることを理解していると思う)。「痛みを受け入れてでも産業構造を転換しよう」と言わずに、下請企業を沈みゆく泥船に乗せたままにしている。自分批判しているのはそこだ。

2021-09-28

anond:20210928060647

動画越しの観察はどうしてもファンタジーに思えてしまって実感がない

2021-09-27

ドラえもんに出てくるタイムパトロールを見ると、ファンタジーだなと思う。

タイムマシーンを気軽に利用できてしまった場合未来ユーチューバーが「織田信長に会ってみた」とか「クレオパトラ口説いてみた」とか「ダーウィン論破した」とか「ティラノサウルス食べてみた」とか、

歴史が改変され放題なので、よほどのことが無い限り一般タイムマシーンが解放されることはなさそう。

スーパーコンピューターみたいものになるのかな。

2021-09-25

ひぐらしはもう終わっていい

先日ひぐらしのなく頃に卒14話が放送され物議を醸していると言う。

くだらん。

ファンタジーミステリーサスペンスかとかどうでもいい。

考察勢かエンジョイ勢かとか派閥を作るな面倒くさい。

で、ここからが本題だ。

散々ミステリー解釈して考察を行ってきた連中がついにドッカンドッカンバトルや鬼狩柳桜ビーチフラッグビッグバン百合心中で遂に心折れ考察卒業したらしく、それを受けた古参ファン勢が憤慨してるらしい。

両方アニメにマジになってどうするんだと俺は言いたい。

マジになるなよ。ひぐらしだぞ。

古参ファンはもう慣れきってしまってることを理解してスルーしろ何年インターネットやってるんだ。

心折れた新規考察勢は諦めろ、ひぐらし祭囃し編の時点でだいぶファンタジーだった。そもそもエウアなんぞが出てきた時点で理解しろ

何回この流れ繰り返すんだよ、だからひぐらしはもう終わっていいわ。

彼女いない歴年齢の素人童貞KKOだけど

変にリアルな女を知らずにこの年まで生きてこられたのは幸運か。

私達は抑圧されている、私達は被害者だ、私達の不快ものは滅ぼせ、とかさ。もううんざりうんざり

エグい4PものAVで抜いた後は綺麗サッパリと片付けられる。風俗しか知らないか恋愛関係の末に行われる正常なセックス分からんし、だからどんなにファンタジーセックスでも現実感が損なわれない。

それはかえって今みたいない「女尊男卑社会では生きやすいのかも知れないと最近思う。

風俗はいいぞ。底辺でも金払えば受け入れてくれるからな。

願わくば宝くじがあたって高級風俗で豪遊したいくらいが望みか。

女の顔面札束で叩きてぇ。

2021-09-24

anond:20210924043228

ところが、「自分意思で胸をはだけている女性」が実は「自分意思と思い込まされて胸をはだけることに抵抗感を失わされている女性なのだ、という意見に対しては、「自分意思の有無で判断」な議論は無力なのです。

たとえば札束で頬をはたかれるような中で表出された「自分意思」なるものがどこまで自分意思かってこともあって(これがOKなら大抵の枕営業問題ないことになる)、そこを許してしまうと様々な弱者保護することが不可能になってしまう。それでOKとするのはマッチョ新自由主義信奉者ぐらいだろう。ほとんど洗脳に近いような家父長制の刷り込みが作り上げてきた社会を見れば、狭義広義を問わず洗脳教育は危うい関係にあって、そんな中で「自分意思」なるもの価値を高く見積もることはかなり難しい。

そもそも、突き詰めたとき人間自由意志があるのかというのは、哲学でも定かに答えられない問題であって、そこまで極論でなくても、自分自身の「考え」が数年でコロコロ変わるのは誰しも体験してることであって、昨日の私の意思は全て今日の私にとっても自分意思と言えるのか、ってのも決して言い切れることではないでしょう。「胸をはだけた写真撮影同意した時点では、私は100%自分の正常な意思によって返事をした、しかし、カメラを前にしたとき、私は『これは私の望んだことではない、あのときの私はどうかしていた』という思いを拭えなかった」みたいな出来事いくらでも想像できるのではないでしょうか。そのとき自分意思とは何か?

まり、「自分意思」なるもの物事判断をつけるというのは、ただのファンタジーだってことです。現実はそんなに単純じゃない。

2021-09-23

ラジオドラマ指輪物語まで1年。そろそろ予習を始めよう

2021/9/16 20:00-21:00

TBSラジオ「アフター6 ジャンクション(3)」

ドラマ指輪物語まで1年。そろそろ予習を始めよう」

ゲスト森瀬繚(「中つ国サーガ読本コラム寄稿

出演:ライムスター宇多丸/宇内梨沙

【「指輪物語」はファンタジー元祖ではない】

・「指輪物語」(1950年代)以前にコナン1930年代)などのヒロイック・ファンタジーがあった。

 →「ソード&ソーサリー」という言葉60年代に生まれた。

・「指輪物語」の米国での出版(1965)以後、“トールキン的なファンタジー”が広まった。

 →当時「トールキンソードソーサリーと呼べるか」論争があった。

 →D&D(1974)など冒険者パーティを組むゲームを通じて、人間種族モンスター種族ゴブリン、オーク、トロルハーフリング(ホ○ット)がメジャーになった。

Amazonプライムドラマ版】※予想含む

映画の「第三紀」に先立つ時代「第二紀」のお話

・"原作"は「シルマリル物語

・冥王サウロン(潜伏中)が関わってくる?

映画版「LotR」冒頭の、サウロンの指が切り取られ、一つの指輪が失われるのが第二紀の終わり

Amazonプライム版のキャラクター名がエルフっぽいので、第二紀前半のエルフ指輪鍛造のころか?

・若きガラドリエル(別キャスト)やエルロンドの青春時代、闇の森のスランドゥイル(レゴラスの父)も登場か?

宇多丸白人中心の人種ステレオタイプがないか?」

森瀬「トールキンそもそも描こうとしたのが現実北方人種北欧系)の世界から……映画ホビット三部作になると人間側の人種バリエーションも広がっている」

【初級課題

エクステンデッド版の映画をみるべし。

・加えて「指輪物語原作解説(追補編)も読むべし。

・「シルマリル物語」「終わらざりし物語」も読んでおくとなお良し。

・これから指輪物語」「ホビット」を読むならどの翻訳で読むか?

 →Apple books(電子版)「指輪物語固有名詞も良い。

 →「ホビット」は原書房おすすめする。解説も充実。

【中級課題

・「ベレンルーシエン」(研究書)

原作英語で読もう!

The Lord of the Rings: A Reader's Companion という英語注釈書もある。

英語字幕で映画を見るのもよい。

トールキンが参考にした北欧神話などもよい。

土地勘を養うなら「シャドウ・オブ・モルドール」や「Lord of the Rings Online」。

上級課題

・The History of Middle-earth12巻、Kindle版あり)通読ではなく索引的に使う。

エルフ学習 映画を見たときエルフパートがわかる喜び。

 →「A Gateway to Sindarin」映画の監修者によるエルフ語(シンダール語解説書。

  #ISO言語コードがある……(Wikipedia

 →「『指輪物語エルフ語を読む」少し古いが日本語で読める。

【おまけ(番組外)】

・“エルフ語”対応AI翻訳サービス 「指輪物語パロディーだけではなかった本当の目的 - ITmedia NEWS

 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2109/14/news112.html

聖書考古学実態

いま話題になっているニュースの一つに「3600年前に滅んだ町の遺跡が、聖書に書かれているソドムゴモラモデルになったのではないか」というものがある。

これの真偽はさておき、聖書考古学を結びつけて、考古学的に聖書の内容を考えようという学問に「聖書考古学」というものがある。

聖書考古学テーマとして、ノアの方舟エデンの園バベルの塔実在性などが挙げられる。

日本ではこの聖書考古学に関する情報は驚くほど少なく、マイナーだ。

というのも、日本において聖書考古学研究している大学はとても少ない。本格的に研究しているのは一部のキリスト教大学だけなのだ

私はある縁で、キリスト教聖書考古学と関わったことがある。

日本人として聖書考古学(とその問題点)を直感的に理解するのはとてもむずかしい。なぜならばキリスト教系の価値観の土台と歴史があって、やっと感覚的に理解できることだからだ。

さて、例えばアダムとイブ起源ノアの方舟実在性などと言った話題は、われわれ日本からすればなんだかすごくワクワクするものだ。

本当かどうかはわからないが、大昔に似たようなことがあって聖書に書かれて……という経緯があったならわかりやすいし、ファンタジー現実と繋がった感覚がしてとても感じが良い。

しかし、アメリカヨーロッパといったキリスト教が深く根付いた(そして克服してきた)国家からすれば、聖書現実が地続きであるというぼんやりとした感覚は、日本より実際的問題となっている。

というのも、あちらでは数百年前までは「聖書は単なる神話であり、現実ではない」という主張をするだけで異端認定され、ガチで殺されたり、社会的抹殺されることが普通にあり得たからだ。

今日では、流石に聖書がまるまる真実だと信じている層は少なくなってきてはいるが、その余波は残っている。

例えば聖書では、神は自分の姿に似せて人間を作ったとされている。それなので、人間が徐々に進化して今の形となったという進化論は、今でもあちらでは反発が強い。

ということで、宗教科学の分離というものは、日本ではあまり逼迫的な問題ではないが、あちらではより実際的問題なのだ。実際にキリスト教科学を圧迫してきた時代があることは、言うまでもない。

聖書考古学はその性質上、研究従事する研究者のほとんどはキリスト教徒となっている。

そこで思うのは、「聖書考古学科学なのだろうか?」という疑問だ。聖書歴史的に正しい事実だ、という前提で聖書証明するために研究を行うのは科学的態度とはいえない。

実際のところ、聖書考古学はこういった懸念から、主流の考古学からは「宗教的な動機からまれ擬似科学」としてみなされることが少なくなかった。

そこでアメリカイスラエルを巻き込んだかなりデカドタバタ騒動(これはメチャクチャ長くなるので書くのはやめる)があった後、やはり宗教的な前提を持ち込むのはやめて、より科学的なアプローチで取り組もう、となったのが現在聖書考古学となる。

だがやはり、キリスト教一枚岩ではない。より原理主義的な団体もたくさんある。そういったところが、「聖書を正しいと証明するために、科学的な態度を装って」聖書考古学を利用するというケースは今でも多々見られるのだ。

もちろん、冒頭の研究については調べていないのでよくわからないが、「聖書」と「考古学」という単語が繋がって出てきた場合、少し立ち止まって考えてみてほしい。

anond:20210923162008

まあ実際にはアイドルオタクと繋がるし不倫路チューするし結婚妊娠もする。

アイドル恋愛禁止ってのはアイドル商売として成立させるためのファンタジーから

ファンタジーからこそ必死に守らなきゃいけないのに、それを怠ったらそりゃまあ怒る人もいるよね。

そして恒例、わいて出てくるアイドル恋愛禁止人権侵害だ論者。

普段ろくにアイドル見てないくせに。

彼女らは好き好んでアイドルになったのだよ。

ルールに従うのは当然じゃないかね。

いつまで異世界ネタ続けるの?

現実世界で死んだとかさ、その辺はありがちだよねーって白い目で見てたけど。

モンスターになってたとかさ、道具になるとかさ、いつまで異世界もの続けるのかな?

雑に増え過ぎててお腹いっぱいでしょ。

それでも異世界ものが人気あるのって、結局可愛い女の子が出てくるか出てこないかって話だけなんだよね。

屈強な男しか出てこないような作品異世界ものなんて現代で見ないもの

というか、どこかしら性格に難があるか、ぐーたら系か、厨二病全開の主人公に、意味分からんくらいにハーレム展開になったりするだけで異世界ものが成り立ってるから不思議

どこに何の面白さがあるか分からんのよね。やってることみんな同じなんだもの

異世界に来た

生活してたら、いつの間にかトラブルに巻き込まれてた

たいした能力がなくても、なんとなくトラブル回避できた

よくわからない間に女の子にちやほやされてた

つのまにか英雄みたいな期待を持たれてた

こればっかじゃん。

作家もワンパで、これしか書けないのかよって感じ。

というか、現実世界からめない『異世界に来た』とかいバカの一つ覚えみたいなパターンなしでファンタジー書けないのかなってね。

時代が求めてるって前に言ってたやつがいたけど、誰が求めてるの?

2021-09-22

2021年BS11再放送大殺界

◆二極凶

五黄殺神様になった日(出来損ないオリアニ)

暗剣殺…戦翼のシグルドリーヴァ(出来損ないオリアニ)

四凶

本命殺…たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語(量産型JRPGファンタジー)

本命的殺ひぐらしのなく頃に業(シリーズ面汚し。 ひぐらし平成で終わった)

歳破デビルズライン(腐夢イケメン案件)

羅喉星…スケートリーディングスターズ(腐夢イケメン案件)

anond:20210922154720

俺もファンタジー世界を楽しもうと思ってみてるアニメで長々とエッチサービスシーン挟まれると「違う!今見たいのはそれじゃない!」って気持ちにはなるので、勝手にそういう話だと思ってるよ。

細田守日本アニメ女性表象について語るとか、よりによってお前が言うな案件しかないんだよな

最新作の竜とそばかすの姫でも女子高生主人公虐待児を救う聖母像押し付けてて酷いなーと思ったし

(宮崎駿風の谷のナウシカ女性聖母押し付けてるとか言って叩かれてるけれど個人的にあれは遠い未来ファンタジーで今とは年齢の感覚も違うだろうから別にいいのではと思う)

こいつよりよっぽど女性人間として描いてる日本アニメ作品、過去いくらでもあるでしょ

anond:20210921033234

お前こそ ふざけんな

何がリアリティ

頭も体も同じ程度に揺らせよ

実際には揺れてるって揺れ度合いが極端なんだよ

普通は揺れてても揺らしたくないんだよ

揺らすなよ

そういう表現うんざり

結局男性向け作品なんだろ

女性向けでは無いんだろ

ライトノベル漫画アニメーション女性達の服装

異常に露出過多で胸部臀部が強調表現なのもウンザリガックリどん引き

ファンタジー世界から

作者の自由から、と思っちゃいるけど

話が面白そうと思った番組をいざ見て

話は面白いけど

女子服装が異常で嫌だなあとか

友達とは見てると話しにくい作品だなとか

ライトノベルの表紙もツライ

内容が話題になってて検索したら

本屋さんで手に取りにくい

家族にも見られたくない絵柄

話の内容は全然違うし

恋バナも少しずつで18禁にするほどでもないのに

何で見た目が不自然露出過多なの

対立した時に女性の胸叩く文章何なの

女性が胸の大きさ競ったり風呂で胸を触ったりするの何なの

男性向け作品では普通なのかアレは

一般人にはわかんねーよ

本屋平積みすんなよ

男性向けで分けてくれよ

女性の読者や視聴者は想定してないなら

初めからどこかに表示してくれよ

イチイチ疲れるし面倒

深夜帯だからしろとか無し

暴力表現ありとか

男性向け性表現とか

ハッキリ明示しろ

殴る蹴る血しぶき暴力表現なら構わないよ

へそ出し胸揺れキャラ警察広報やって炎上とか

フェミニスト団体が抗議したけど無責任炎上とか

男性向けの広報なら明示してくれ

女性向け広報も作ってくれ

分けないで一緒に作った方が安上がりだと思うけど

見るに耐えない

違和感かかえまくり

未成年者に

胸が揺れる表現

スカート越しに尻の形が丸わかり表現

普通だ標準だと思われそうで不安

特に男子には異常演出表現判別できるものなのか?

女子には判別できると思うけど

絵描き界では普通表現になってるようで不安

あれは異常強調表現だよ

2021-09-20

https://anond.hatelabo.jp/20210917123117

現実中世近世欧州よりも ゲーム世界観のほうからの影響が大きい作品が多く

ある程度のリテラシがあれば ドラクエっぽいのか、FFっぽいのか、Wizっぽいのか、マイクラのようなサンドボックスっぽいのか、好感度シナリオ乙女系っぽいのか、アトリエっぽいのか、……etc

という手触りがわかるんだけど

そういう部分は全然読み取れてない奴が 時代考証()とか世界観上から目線ツッコミいれてるのは滑稽というか哀れというか もうちょっと別角度が読み取るもんがあるんだよ的な

そんなものがなくてもファンタジー作品として受け止め読めることこそ 文章の良さなのだけれども

読み取れてない部分があるのに、あからさまに自分こそが高尚ってイキってるのは 黒歴史的な共感性羞恥が出てきてヤバい

ものすごくいい加減なディズニー映画史

ディズニー映画に埋もれた名作などというもの存在せず、有名なやつは出来がよく、無名なやつは出来が悪い。

以下、備忘録をかねてウォルト・ディズニーアニメーションスタジオ制作長編アニメ映画史を概観したい。

メイクマインミュージック』以外はディズニープラスで全部見れる。

1. ディズニー黎明期白雪姫』(1937年からバンビ』(1942年)まで

おすすめ作品:『白雪姫』『ファンタジア』(ミッキーのやつだけ)『ダンボ

ディズニー長編アニメ歴史アニメ史に残る傑作『白雪姫』とともに幕を開ける。この作品はとにかく作画が凄まじく、戦後日本人が衝撃を受けたという逸話も納得の出来である著作権が切れているのでYoutube等でも見れるが、できるだけきれいな画質で見たほうがいい。7人の小人たちの非モテ自助コミュニティ描写ピカイチで、増田を見ているような人々は目を通しておいて損はないと思う。

ディズニー映画はこの頃から一貫して「教育的で」「社会的にただしいとされる」物語を描こうというはっきりとした意思を見て取ることができる。そのため、作品の背景には常に制作された時代価値観垣間見える。

例えば『白雪姫』の3年後に公開された『ピノキオ』では、主人公ピノキオを導く良心象徴としてジミニークリケットという名前コオロギが登場する。この「ジミニークリケット」という名前ジーザスクライストの言い換え語らしく、つまりここでは創造主の似姿として作られた人形が様々な誘惑と戦いながらも最終的にはイエス・キリストに導かれ、ただしい人間性を獲得するという物語が展開されるわけだ。

ピノキオ自体は退屈な作品ではあるものの、歴史時代背景を含めて見ていくと別の発見があり、それはそれで豊かな体験である。ちなみに当時のディズニー自身はむしろできるだけ宗教色を薄めたいと思っていたらしく、この辺は社会要請されてやむなくという側面が強いのかもしれない。

ほか『ファンタジア』中の「魔法使いの弟子」と『ダンボ』は見ていて単純にたのしい良作。『ダンボ』のお母さんの健気さは泣ける。

2. 最初の低迷期 『ラテンアメリカの旅』(1942年からイカボードトード氏』(1947年)まで

おすすめ作品:なし

バンビ』のあと『シンデレラ』まで長編物語映画はなく、とくにおもしろ作品はない。とはいえ日本人としては、バリバリ総力戦をやりながらアニメを量産していたアメリカの国力にむしろ驚くべきかもしれない。

この頃の作品群には「丁寧な植民地主義」とでも呼ぶべき傾向があり、具体的にはアメリカ開拓時代の美化とラテンアメリカへの観光的関心、キリスト教的な価値観三位一体となった教育映画制作されている。この辺はおそらく当時のアメリカ外交安全保障戦略と密接に結びついており、いわばアメリカ流の国策映画だったのではないだろうか。

丁寧な植民地主義的な傾向はこの後も非常に根強く、形を変え品を変え、ディズニーらしさの1つの要素として受け継がれていくことになる。

3. ディズニー復活期 『シンデレラ』(1951年から眠れる森の美女』(1959年)まで

おすすめ作品:『ふしぎの国のアリス』『眠れる森の美女

シンデレラ』は物語の大半を出来の悪いトムとジェリードタバタ展開が占め、あまりおもしろくはないもの興行的には大成功を収め、低迷期の脱出成功する。

眠れる森の美女』は『白雪姫』以来の超絶作画であり、これ以降の作品と見比べてもダントツクオリティが高い。一方で興行的には制作費の回収すらできず、総じて失敗作と見なされたようだ。ディズニー作品作画技法は『眠れる森の美女』でひとつの頂点に達し、以降はべつの方法論を模索していくことになる。

ほか『ふしぎの国のアリス』のチェシャ猫や芋虫悪夢的な描写は見たものに強いインパクトを与える。一方で登場人物にだれ1人としてまともに会話の通じるキャラがおらず、集中力の維持が非常にむずかしい作品でもある。

ピーター・パン』では全能感と成熟の拒絶というYoutuberの原型のようなヒーロー像が描かれる。ピーター・パン症候群とはよく言ったもので、本家ピーター・パン未成年淫行炎上する未来を強く予感させるキャラクターだった。

わんわん物語』では都市自由謳歌していた野良犬ペットとして不自由幸福を手に入れて物語が終わる。ここで描かれるペットたちのむき出しの奴隷根性は、前述の植民地主義無関係ではない。『ピーター・パン』『わんわん物語』ともにおもしろくはないが、それぞれ見どころのある作品となっている。

4. えんぴつ作画期 『101匹わんちゃん』(1961年からくまのプーさん 完全保存版』(1977年)まで

おすすめ作品:『101匹わんちゃん』『くまのプーさん 完全保存版』

眠れる森の美女』のアーティスティックで洗練された描線から一転、『101匹わんちゃん』以降はえんぴつで描かれたかのようなラフ描線作品構成されていく。『眠れる森の美女』以上のものを作り出すことが現実的不可能であり、見劣りを避けるという意図があるのか、あるいは端的に制作資金が枯渇しただけかもしれない。

技法的にはやはり『くまのプーさん 完全保存版』でひとつの完結を迎え、以降ディズニー映画は再び模索と低迷の季節を迎えることになる。

『おしゃれキャット』は金持ちペット使用人をブチのめす話で、一方『ロビン・フッド』は貧乏人が金持ちをブチ殺す話だ。この時期のディズニー節操のなさがすごい。

5. 模索時代ビアンカの大冒険』(1977年からオリバー ニューヨーク子猫ものがたり』(1988年)まで

おすすめ作品:『オリビアちゃんの大冒険

この時期の作品群の特徴を一言で言い表すならば、「リアリティへの接近」ということばになるだろう。それは一方では作画技法への3DCGの導入というかたちで現れ、他方で物語上では善と悪の単純な二項対立の脱却が図られることになる。

前者は『コルドロン』の奥行きのある大胆なカメラワーク作画法、『オリビアちゃんの大冒険』『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』での部分的3DCGの導入に見られる。後者は『きつねと猟犬』での人種対立メタファーとして描かれた動物間の争いや、多人種共生する複雑な現実を猫の姿を借りて描いた『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』に象徴である

『きつねと猟犬』はこれまでのディズニー作品に見られた家畜たちの奴隷根性を初めて批判的に描いた作品であり、『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』と合わせて「社会的にただしいとされる」物語像の変容を見て取ることができるだろう。ただしこの時期の作品群は総じて地味で魅力がない。どうやら創業者ウォルト・ディズニーの死や主要スタッフの大量離脱の影響があったようだ。『コルドロン』は興行的にも大コケし、ディズニーの低迷を象徴する作品となった。

シャーロック・ホームズ翻案であるオリビアちゃんの大冒険』がかろうじて見ていられるという程度で、単品の映画作品としておもしろものは少ない。『オリビアちゃんの大冒険』では、冒頭からネズミ女児パンチラという一体どこに需要があるのかわからない謎サービスカットがあり、視聴者集中力が乱される。

6. ディズニールネサンスリトル・マーメイド』(1989年からターザン』(1999年)まで

おすすめ作品:『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン

この時期ディズニー批評評価興行収入の両面で復活を遂げ、一般に「ディズニールネサンス」と呼ばれているらしい。本稿でもその表現に従う。

しか作品クオリティ過去10年とは比べものにならないほど高く、ルネサンスと呼ばれるのも納得の時期である。一方で技術革新価値観の変容は停滞気味で、歴史の流れとしてはさほどおもしろくないというのが正直なところ。ルネサンス言葉通り、ある種の保守回帰時代に当たる。

おそらくこの時期、真に革新的だったのは、作品の表層に現れる技術テーマ設定ではなく、安定して高品質作品を量産する社内の体制組織づくりの技術にあったのではないか

個別作品として語れる部分は非常に多く、『リトル・マーメイド』は作画がよく、『アラジン』は見ていてたのしい。

美女と野獣』でははっきりと他者理解テーマに打ち出し、また女性主人公男性から求婚を拒絶する主体性を獲得するなどプリンセスものとして出色の出来栄え他者尊重することを覚えた野獣が救われ、他者存在最後まで容認できなかった村のヤンキー破滅する。主人公読書好きでヤンキーと話が合わないインテリとして描かれる点も珍しい。ただしこの他者理解プリンセス側に一方的負担を強いるかたちとなっている側面が強くあり、なかなかむずかしい部分もある。

ポカホンタス』は白人によるアメリカ侵略植民地化を矮小化し美化するかなり最悪のお話で、案の定ネイティブアメリカン民族団体にかなり怒られたようだ。引き続き怒られてほしい。

ターザン』もインディアンゴリラに変えただけで『ポカホンタス』とほぼ同類型のお話ではあるが、最後白人研究者たちがゴリラ部落に居残ることでギリギリバランスを取っている。ここにはターザンポカホンタスの男女差が絡んでおり、単純にターザンのほうがいいとも言いがたい。

ノートルダムの鐘』は強引にハッピーエンド化されているという不満はあるものの、子供向けの大作映画障害者活躍を描いた点は積極的評価されてよいだろう。そもそもディズニー作品には『ノートルダムの鐘』以外にも障害者がやたらとよく出てくる。アメリカ社会には障害者積極的に受け入れる土壌があるからできるのだとは思うのだが、日本コンテンツおよび社会全体でも頑張ってほしいポイントである東京ディズニーランドでもべつに障害者見かけないし。

そのほか『ムーラン』『ターザン』ではそれぞれ3D技術進歩を見て取ることができる。

7. 3Dへの過渡期 『ファンタジア2000』(2000年)からホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか農場を救え!』(2004年)まで

おすすめ作品:『リロ・アンド・スティッチ

みたび低迷期である。『ダイナソー』に代表されるように3D映画への本格的な移行が始まり2D映画最後の全盛期に当たる。

作品としては『リロ・アンド・スティッチ』がずば抜けてすばらしい仕上がりで、商業的にも大成功を収めた。『リロ・アンド・スティッチ』は王子様に救われるというプリンセスもの物語類型とは異なる、弱者同士が助け合う疑似家族モデルを明確に示した重要作品である

自分欲求をうまくコントロールできない少女リロと、破壊衝動を植え付けられ誕生した人工生命スティッチが、貧困家庭ネグレクト問題SFアクションを背景に成長していく姿が描かれる。キャラクターデザインはかわいらしく、作画からかい小ネタに至るまで非常に丁寧に作られており、娯楽作品としてもすばらしい。リロの姉・ナニの恋人もいいヤツで好感が持てる。

残念ながらディズニー映画ではこのあと疑似家族的な想像力は発展せず、プリンセスものという旧来の枠組みのなかで無理やり「価値観アップデート」を図ることになっていく。

アトランティス 失われた帝国』はディズニー映画には珍しく人がバンバン死ぬ作品で、ふしぎの海のナディア宮崎作品みたいなものアメリカ人が真似して作るとこうなるのかといった印象。ガバガバ設定とご都合主義が目につき、リアル路線なのかファンタジー路線なのかどっちつかずの失敗作だった。ただし主人公オタク青年採用されている点は注目が必要で、これ以降ディズニー主人公イケメンマッチョではなく非モテオタク主体となっていく。

白雪姫』で人間扱いされていなかった非モテ小人たちが「社会的にただしいとされる」物語主人公となる時代を迎え、しかもそれが日本アニメの強い影響化で発生しているわけで、価値観の大きな変化を感じ取ることができる。ただし、『白雪姫』の王子様はあれはあれで人間味のかけらもない平板キャラクターではあるので、モテ非モテという面ではそこまで単純明快な話ではない。

ブラザーベア』は殺した相手の子を育てるというなかなか攻めたお話ではあるのだが、最終的にファンタジーに着地するせいでどうも軸がブレる。

続く

https://anond.hatelabo.jp/20210920162554

anond:20210920015426

「なんでそんなにおっぱいを揺らしたがるの?」 → そこにファンタジーがあるから、です。

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