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はてなキーワード: しづとは

2022-11-26

ネタ増田がここ数年で注目エントリ入りしづらくなった

俺のボケ自体はキレを増す一方なのに

2022-11-25

宇宙の球体の外側はボースアインシュタイン状態ではないのだろうか

絶対零度チーズの中の泡が今の宇宙というイメージ

銀河の光線等が、チーズの内表面をネズミのように少しづつ噛り、球体の大きさを広げている

銀河が遠ざかるのは、ビッグバン仮説の運動もあるだろうし、内表面Yで生じる謎力Zのためかもしれない

今ある銀河恒星の移動量を分析すれば、YやZの形状が分かるんだろうな

これは単なる想像なので

反証可能性など知らんよ

2022-11-24

anond:20221124174552

限られた利益を取り合うのは普通じゃないの?

権利もなく普通なの?

共有されていない前提から説明しないと伝わらない。

言語化しづらい

どのように創造性がないの、逆に創造的な方法とは?

ネガティブ話題創造性に欠ける

〉物を奪い合わないといけないくらい世は貧困なの?

世界が広がらない、心が狭いと思う理由

存在させてほしい

2022-11-23

anond:20221123213314

まぁ、オマエがどんな人生を歩んでいるか知らんし、オマエの家庭菜園野良猫台無しにされても、オマエよりはネコチャンのほうが遥かに優れていると思ってるので。

尊敬する上司趣味家庭菜園だったが、ネコチャンに荒らされて「殺してやる」って思ったって言ってたけど、実行してたら俺がその場で殺してるよ)

とまぁ、俺はオマエなんかに1つも生命としての価値見出していないので、独り身だったらさっさと自殺することをオススメする。

これから先の人生税金社会保障費だけ回収されて、会社という奴隷組織の一員で、特に伴侶を作れるわけでもない、そんな人生を歩んでいるオマエに災厄あれ。

是非明日からしづつ、体が壊れていく呪いを掛けておく。早く死ね

2022-11-21

面白くねぇ女

私も結婚したいんですけどお付き合いとかしたことなくてぇ。

当たり前だろ、お前みたいなつまんねぇ女と誰が付き合うんだ?結婚するんだ?

仕事上の付き合いでお前と関わってて、総合的に気分が上向くことネンだわ。

微妙に癪に触るような物言いといい、返事しづらい話題といい、なんとなく無責任主体性のなさといい。

お前みたいなつまんねぇ女と付き合っても楽しくネンだわ。

挙句結婚ダァ???

お前と同居するとか考えられネンだわ。

自分ならいつかキレ散らかす自信がある。

顔とかスタイルとかじゃネンだわ。

一緒にいて気分の上下が差引でプラマイゼロ結婚の最低ラインなんだわ。

お前みたいな、日頃の言動や態度からマンネェところが滲み出てる奴は人付き合い向いてねぇよ。

結局、そういうところの積み重ねが所謂日頃の行いの良し悪しとして返ってくるんだわ。

まずそういうちょっとした意識を変えろよな。

他責にしてチクチク口撃すんのやめろ。

ちょっとでも相手がどう思うか考えてモノを言え。

その返事で相手がどう感じてるか考えろ。

あーもうコイツ相手すんのダルいわ。

男も女もねぇだろコイツ

たとえ自分コイツ男と女どっちだとしても付き合わねぇよ。

あー面白くねぇ奴。

自分なんて死ねばいい

自分なんて社会にとって何の役に立つんだろう。

まれ環境だと思う。仕事もあって、貯金もあって、家族もいて。

でも今、やるべきことができない。仕事が手に付かない。


長年技術屋としてして働いてきて、業界ではそれなりにできる人っていう認識を持ってもらって、少しばかりは有名になって。

でも年齢を重ねて仕事が変わってきた。マネージャーとしての管理業務や、お客さんとの折衝。そういうのは苦手。もともと人付き合いはそれほど得意な方ではなくて。

特に堅い付き合いが苦手。公にできないとか、制約があるとか、忖度をたくさんするとか。もっと技術を、仕事を多くの人と楽しんでいたかったんだろうか、それすらもよくわからない。

そういった背景だったところに、少し前に、少し辛くて大変なことがあった。なんとか乗り切ったつもりでいたけれど、もともとの仕事の辛さと相まって、なぜだか仕事ができなくなってしまった。

仕事を休んでしまっていたら、その申し訳なさから合わせる顔がないと感じていて、余計に復帰しづらくなった。まともに連絡も取れていない。

家族にも、会社の周りにも迷惑をかけている。迷惑をかけている自分の不甲斐なさにいっそ死んでしまいたいと、ここ最近思っている。

睡眠薬を飲んでフラフラになっているとき、首を吊ってしまった。本気で吊ったわけではなくて、輪っかを作って、頭をいれて、頸動脈を圧迫して。その感じがわかって、このまま意識が薄れれば、力が抜けて、本当に死ぬんだろうなって思った。思ったけれど、睡眠薬の影響であんまり覚えていない。

遺書を書いたこともある。周りに迷惑をかけ続けているので、死ぬか、もしくは家を出て失踪すべきだと、強く考えていたこともある。

なぜうまく行かないんだろうか。


もともと、育った家族は複雑だった。父は今で言えば自閉症で、働くことができなかった。あまり会話をした覚えがない。

母親感情の起伏が激しく、攻撃的になることが多い。衝動性が強く、診断をすれば何らかの発達障害に分類されるだろう。

働かない、コミュニケーションが取れない父に対して母の攻撃は凄まじく、家庭は荒れていた。

父には借金があった。それも自分借金ではなくて、連帯保証人になって、それでできてしまった人の借金

働けないから返せなくて、困っていた。

そういったこともあって結果的に父は自ら死を選んでしまった。借金保険金で精算したらしい。

自分にとって、結構ショッキングだと今になってみれば思うんだけれど、青年期まではそれほど大きなことだとは思っていなかった。

ただ父のような年上の男の人への接し方がわからなかったり、人の死に対面することがすごく嫌になったり、でもまあそれなりだった。

母の攻撃の矛先は子どもたちにも向けられていた。今で言えば間違いなく体罰になるようなことも多かった。

そんな家だから経済的にも苦しかった。けれどまぁ、それなりの家庭だった。

自殺に対しては、不思議感覚がある。責任を取る方法だとも考えてしまっている。多分良くないんだろうけれど、父も死んで借金を精算したし、そのために経済的には救われたところもあるし、なんとも言えない。

今も自分自身にはちゃん保険がかかっていて、死ね家族経済的に助かる。自分も父がいなくて自立できたし、だからその見立ては悪くないようにも見える。

自分自身感情の起伏が激しく、怒りのコントロールが難しい。それでもなんとか社会に出ることができた。

自分だけの力ではなくて、衝動的な母も、父が自殺してから自身も辛くて大変だっただろうけど、自分のことを経済的に苦しい中でも支えてくれて、それで社会に出ることができた。今は自立している。

そういうこともあって母に対しては複雑な心境だ。距離をとってなんとかうまくやっているような気がする。

ちなみにきょうだいも重度の自閉症社会に出ていけない。引きこもり状態。手を打たなくてはと思っているがなにもできない。将来自分に降り掛かってくるのだろうか。


そういうことを考えていて、現在のことを思うと恵まれていると思うこともある反面、辛いと思うこともある。薄っすらと死にたい気持ちを持ち続けつつ、波打つように、大きな死にたい衝動がやってくる。

なんでなんだろう。

多分逃げ出したいからなんだろうか。嫌なことから逃げてしまう、弱い人間なんだろう。嫌なことといっても、大したことでもないとも思うのに、それすらも対処できない。

そんな人間死ねばいい。

配偶者控除廃止されたら

現在無職の夫と生活してるんだけど、配偶者控除無くなったら離婚するかな。

金銭的に婚姻してるメリットがほぼない。むしろ今もほぼない。

私も低収入なので毎年少しづ赤字

これなら離婚して夫に生活保護受給してもらって、たまに私の家でご飯食べたり一緒にゲームしたりする方が圧倒的に得。

今とやってることはほとんど変わらない上に光熱費食事が浮く。

夫は発達障害グレー(診断済み)で、今まで仕事で色々とやらかしたり辛い経験をしてきたので無理やり社会復帰しろと言いたくない。

夫の今までの話を聞くと、よく今まで生きてこれたなというエピソードばかり。私が夫ならとっくに自殺してると思う。

私と付き合ってた頃は何とかアルバイト転々としてたけど、やはり結婚数年で疲れてしまったらしい。今は鬱でもない(診断済み)から甘えてると言われればそうなんだけど、甘えずにずっと働く人生ハードすぎないか

なんか健常者の大人が働かないのは贅沢だみたいな意見ばかりで、夫みたいに障害者でもなんでもないけど働けない人は許して貰えないんだなって改めて感じた。

まあ今のところ夫が生活保護受給するよりは国民の皆様に迷惑はかけてないとは思うけど、でもそろそろ自分達の生存のために使える手段は使っていかないとな。

2022-11-20

シン・ウルトラマンかにキッツイな……

説明台詞が異常に多い。監督の「空想科学が大好きですよ」アピール作品がつきあわされすぎだ。これでは数百人が手伝ってオナニーをさせているようなものだ。

主人公の喋り方に違和感をもたせたくないのか説明的な喋り方をする人物が多い。喋り方が不自然キャラクターばかりで見ていて感情移入しづらい。

・『古き良き特撮』を意識しすぎているせいで画面の作りが全体的にモサい。ピアノ線で釣ってる風とかやって喜ぶ人なんて本当にいるの?その人形感って本当に必要です?

キャラクターが「役割」を演じている感だけが強く「人物」を感じさせることが少ない。キャラの造形が徹頭徹尾役割」の集合体しか無く、結果として誰に対しても何の感情も持てない。まあ嫌いなメインキャラがずっと出てくるよりはマシかもだが。メフィラスが出てからはマシになるが、そこに行くまでに1時間も「役割」を運ぶだけの装置を見続けることになる。

・都合よく無能な味方。都合よく有能な味方。脚本の都合で動かされている感を脱臭しきれていない。これが上記の「役割だけ」感を加速させる。

・「臭い」のシーンが全面的に最低すぎる。今まで「人類には未知の技術からな」で次々と荒唐無稽空想科学を飲み込んできた努力がここで一気に無駄になってしまう。折角維持してきたリアリティラインが全部ゴミになった。しかもそこに「風呂に入ってない女の臭い主人公に嗅がせたい」という作り手側の意思を感じてしまう。そこから更に今まで我慢してきた尻叩きに対しての違和感が爆発する。そもそもプランクブレーンって単語意味はさぁ……あーもういいやとなってしまう。本当に残念だ。

社会批判人間批判っぽい要素が雑に入ってくるが、そこに全体としての纏まりを感じない。初代の宿題であるウルトラマンゼットンに負けるまでの物語」へのアンサーに向けての下準備なのかもしれないが、それが伝わる人間には何もやらなくても伝わるので尺の無駄。伝わらない人間からすれば鼻につくだけなので無駄。ここについてはゼットン戦直前の神様仏様ウルトラマン様~受け入れの部分だけで十分なので本当に無駄

・「ウルトラマン人類を助ける理由」に対してのアンサーが願望ダダ漏れすぎて笑ってしまう。「俺はアイツが好き」から「アイツも俺が好きならいいな」まではいいけどそれを操り人形使って言わせちゃうのどうなんだ……。



良い所

・展開が早い(ように感じる)。正しい言い方は「肉付けを沢山している割には、本筋を大きく削らずに2時間に収めている」になるわと思う。とにかく無駄がない。要素を増やしすぎたせいで本筋を尻切れにしてしまガチ愚策を冒していないのは優れている。

出演者に「特撮的な演技をすることの気恥ずかしさに対する自嘲」のようなものを感じることが少ない。これをやられると一気に作品陳腐になる。教育が行き届いている。

・「ウルトラマン人類の味方」という前提を鑑賞者が持っていることを前提に作られていてそれを裏切らない。今更になって「ウルトラマンは敵なのか味方なのか……」に登場人物がアレコレ悩むのにやたらと時間を使われても無駄。そこを利用して裏切るタイプ作品もあるが、大抵の場合相手冷水ぶっかけて煽って終わるだけなのでその選択をしなかったのは正しい。

説明は多いが一つ一つは手早いので量の割には尺を圧迫していない。「この程度の話をするためにこんなに時間を?」となるシーンがないのは立派だと思う。これはやりたくて詰め込みまくっている事の利点だろう。嫌々ネタ出しをしている映画ほど一つ一つのネタで長く時間を稼ぎたがり全体に薄味になるがソレがない。

・「役割しか演じていないキャラ達の中で唯一人「役割」以外の部分で強烈にキャラが立っているメフィラス。あーそうだよキャラクターってのはこういうのを言うんだよね。見た人がメフィラスの話ばかりするのも納得である。逆に言えば他の登場人物徹頭徹尾役割」を担うだけの装置しかなく「語るほどの要素がない」のだから

・2時間映画ゼットンまで出す気概。よく詰め込んだという他ない。ゼットンデザインも生体兵器という設定に対しての納得感が強い。

・2022年のうちにアマゾンプライムで見れるとは思わなかった。今年は映画ドラマで100本はアマプラで見てると思うから実質50円ぐらいでシン・ウルトラマン見れちゃってるな。すっげーお得だぜ。

まあ色々キッツイけど総評としては面白かったな。

監督がやりたいことに全スタッフ付き合わせましたが過ぎるだろとは言ったけど、まあそれでつまみ食いしてるわけじゃなくて全体に纏まり持たせられてるならまあいいかなって気がする。

監督の頭の中に依存しまくってるのはやっぱ映画の核だな。

スタッフの色んな意見がぶつかった結果として妥協点の集合体になるような作品じゃ駄目だわ。

でもその結果として「キッツ……」が増えるんだよなあ。

その痛みを楽しめるようになれって事なんだろうけど俺はやっぱちょっと無理かなあ。

やっぱ「僕凄いでしょ」と「こういうのえっちでいいよね」は耐えきれねえ部分があるわ。

anond:20221103185550

児童虐待に関する裁判の記録は読むのが辛い

証拠を揃えるのが難しく罪を証明しづらいのがまた辛い

せめて関係ない遠くから被害者中傷するオスがまとめて消えてくれればいいのにと思う

性的被害に対して性的野次セカンドレイプにあたる発言をすること自体を法的に禁止するとか?

取り締まるのは難しいけど誹謗中傷より具体的で禁止やすいか

2022-11-19

anond:20221118194332

新興宗教関係ないけど、ネット迷惑電話の番号が出回る世の中になったのはとても良い

電話に出ないのに迷惑業者だと分かり拒否できる

業者商売しづらくなったんじゃないか

2022-11-18

anond:20221117161253

TOKYO2020開会式につかわれたドラクエの壮大なオープニングテーマ他30曲くらいしかゲーム音楽が後世のこらないけど?

ちな金管は一番電子合成しづらいやつやで

2022-11-17

anond:20221117134614

はてサ韓国が嫌いな右派政権で、双方の関係改善米韓日の関係強化)のため何とか納得できる形(団体作っての肩代わり案とか)を作ろうと協議している状況なのでコメントしづらいんだよ。

韓国左派政権による「正義糾弾(笑)してほしい連中なので。

「すずめの戸締まり」を観たら要石で後ろから頭を殴られた

新海誠の新作映画、「すずめの戸締まり」を観てきた。これがどうにも周囲の人間に話がしづらいというか、未視聴の人に「どうだった?」と聞かれたときに応えづらい、しかし観た所感、体験だけは誰かと共有したい気持ちがすごくあるので書く。

この作品について語る上では、この映画が何を主軸に据えているかは避けて通れない。なので多少のネタバレ有りということは承知の上で一読されたい。

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この文章現在30代、11年前は20代前半だった人物が書いている。

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本作のあらすじを簡潔に書く。

九州に住む主人公少女すずめが旅の青年草太と出会う。草太は日本中廃墟にある「後ろ戸」と呼ばれる扉を締めて回る「締め師」だ。すずめはその草太との出会いをきっかけに後ろ戸の脇に埋めてある「要石(かなめいし)」と呼ばれる石を抜いてしまい、その結果後ろ戸が開き、中から現れる巨大なミミズ地震を起こしてしまう。(椅子になる呪いなどについてはここで書きたいことではないので省く。)

抜かれた要石は「ダイジン」という名前の猫になり、登場人物たちはダイジンを追う過程東北被災地を訪れることになる。

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これは2011年3月11日日本列島を襲った未曾有の災害東日本大震災を主軸に据えた映画だ。

いきなりテーマについて述べるが、「この映画が何を描いているか」は本作エピローグで草太の口からわかりやすい形で語られている。

「人々が失ったものへの無念、悲しみが忘れられ軽くなったところに後ろ戸は開く。」

一度しか観ていないので正確なセリフではないが、このような趣旨言葉が語られる。

「後ろ戸」とは現し世(現実)と常世(とこよ・霊界のような場所)を繋ぐ扉であり、そこが開くと扉から巨大なミミズが現れ(このミミズは締め師である草太、主人公のすずめにしか視認できない)、空から地上に落ちることで地震を起こす。

後ろ戸は廃墟にあるものだが、廃墟であるが故に、その地での災厄の記憶、失われたものへの想いは風化していく。そこには要石という石が埋めてあり、再び扉が開き災害が起こらないよう守っているのだ。

この映画は我々が体験してきた被災記憶が風化されないよう、呼び起こすような映画だ。そして未視聴の人に説明をするのが難しいのもそのためだ。

映画館に足を運んだとき自分は事前情報を全く入れずに行った。そして何となく映画を観始め、巨大ミミズ地震を起こし、物語舞台神戸へ移ったところで「おや」と思い、オープンカー首都高を経由して東北道へ向かい始めたところで確信に変わり、そして気付かされた。「忘れていた」と。

忘れていたわけではない。事実としてはまだ記憶に新しい。ただし映画の中で鳴り響く緊急放送津波で一掃された土地、そういったもの映画の中での情報感触は、普段触れる情報とは全く異なったレベル自分記憶を呼び起こすものだった。その点に関しては映画スタッフ美術演出の面々に感服させられた。

からこそ、「東日本大震災のその後の物語だ」ということすら知らずに観るべきだ。なのにここにこんなことを書いていることについては矛盾にもほどがあるのだが。それでも、あのはっとする体験は代えがたいものだったように思う。

その点からまずこの映画の良かったのは、テイザーや物語冒頭でわかりやす過ぎる形でテーマを明かさない点だ(それでも屋根の上に船が乗っているのだけれど)。これも意図した演出なのだろう。

これが少しでも YouTube予告編で明かされていようものなら、こんなに「観てよかった」と思うことはなかっただろう。

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この作品について語る上で、村上春樹短編集「神の子どもたちはみな踊る」、特にその中の一編「かえるくん、東京を救う」を避けては通れない。

こんな話だ。

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東京で働くうだつの上がらない銀行員中年男性が、ある日かえる出会い(「かえるくん」、とかえるくんは指を立てて訂正した)、かえるくんと共に地下に眠る巨大ミミズと闘い巨大地震を阻止する。その後男性は病室のベッドで目を覚ますが、傍らには闘いでボロボロになったかえるくんがいる。ふと気がつくとかえるくんの身体からボトボトミミズが現れ、男性身体ミミズに飲み込まれたところで、男性はその夢から覚める。

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こんなに似通えば嫌でも取り挙げたくなる。

この小説1995年日本で起きた阪神淡路大震災を柱に据えた小説である

1995年オウム真理教による地下鉄サリン事件と立て続けに起こり、日本安全神話が崩れた年だ。

作者である村上春樹は、この年を経て、地下鉄サリン事件関係者被害者へのインタビューを行い、「アンダーグラウンド」という書籍をまとめ、普段我々が当たり前と感じて暮らしているこの社会他者との関係性、足元の地面ですら、ありとあらゆるものが決して確かなものではないという危うさを看破し、小説への考え方について「デタッチメントからコミットメントへの転換があった」と語っている。簡潔に述べるが様々な関係性を一旦切り離して書くのではなく、コミット、深く関わっていく姿勢への移行だ。

氏はこのコミットメントについては、「日の光も届かない深い井戸の底へ降りていき、その中で手を取り合うような行為」というような言葉表現している。光の一切届かない暗闇、自身身体と周囲の空気現実と非現実境界曖昧になる。死に近い場所だ。

人の日常生活では感知し得ない深い場所心理、そういった部分で他者と手を取り合うこと。自分は氏の言うコミットメントをそのように捉えている。村上春樹はそのような時を経て2000年にこの小説を描き下ろした。

翻って本題の映画はどうだろう。いつも地の底に潜んでいる「地震を起こすミミズ」というモチーフ、すずめが自身ルーツである過去と向き合い、草太と再開を果たした、井戸の底のように現実霊界境界が危うくなる「常世」。何から何までが一対一対応というわけではないものの、通ずる部分があるように思えてならない。

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神の子どもたちはみな踊る」は善悪二元論ではなく陰陽論の物語集だ。

太極図、という白と黒勾玉が互いに合わさって円を作っている図を見たことがあるだろうか。

こんなのだ

白黒互いの勾玉の中心に、相反する色の小さな点が存在する。

善悪明暗などの世の中の事象は二分に切り分けられるわけでなく、互いにグラデーションにように折り重なり、それぞれが互いに内在し合うものである、という考え方であり、太極図はそれを表しているように読み取れる。

太極図について、ちょうど三角関数を学んだとき単位円の中で動径をθに合わせて回したように、円を描くように眺めると良い。

日が暮れるように、徐々に陽に陰が重なっていく。やがて陽がすべて陰に飲み込まれるが、その陰の中心には陽が内在する。

かえるくん、東京を救う」の最後のシーンはまさにそれだ。主人公ミミズを飲み込み、それを夢として目を覚ますが、ちょうど「夢でしかない」くらいの点となって主人公の中に静かに存在する。

この小説中の作品に関して言えば「かえるくん、東京を救う」に限ったことではない。

宗教二世を描いた表題作神の子どもたちはみな踊る」にせよ、バンコクホテル神戸に住む男の存在を思う研究者女性にせよ、海辺焚き火にあたる男女にせよ、自身の中には消して割り切ることのできないもの存在し、それですら目を背けることはできない自分自身なのだ

その点でいえば、主人公すずめを育て上げながらも苦悩を抱えたまま中年期を迎えた叔母や、キャラクターが極端に振れるダイジンのあの姿に、どうしても自分勾玉の形を照らし合わせたくなってしまう。

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映画自体の話に戻す。

我々が当たり前のように立っているこの足元、地面というのは確かなものではない。しかし一方でそれをある程度信頼した上で営んでいかなければならない生活がある。するとその表層上の信頼感によってその奥底にはら危険性をつい忘れてしまう。

東京都心の上空を巨大ミミズが覆い、今にも落ちて地震を起こそうとする。そこで一瞬ミミズ描写が消える。ミミズはすずめと草太にしか見えていないのだ。ずごごごご、と地震前兆のような地鳴りが響いてきそうな予感を、スクリーン越しに観ている我々は感じるが、作中の街ゆく人々はそれに気付かず日常生活を送っている。

そこの描写が本当に良かった。地震はいつもこうやって突然にしかやってこないんだ。そう思わされる。知ってはいるがいつも忘れている。今日この映画館に足を運んだ俺だってそうだった。そう思い知らされる。

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少し自分語りをする。ここは読み飛ばされても差し支えない。

東日本大震災の発災当時、自分東北地方からは離れた実家の部屋で揺れを感じていた。

2回目の大学4年生だったと思う。その年度も卒業の見通しは立たず、試しにやってみた就職活動も上手くいかず(リーマンショック直後の年だ)、大学にも足が向かず、鬱々とした日を過ごしていた。

インターネットに張り付いて、東北地方や東京情報をひたすら追っていた。津波が町の何もかもを薙ぎ払っていく様子が全国に衝撃を与え、日が暮れるに差し掛かり日本全体が絶望に飲まれていくような空気を感じたように記憶している。

当時地元から離れた東京で働いている友人が数名いた。幸いにも彼らに大きな怪我はなく、交通機関による帰宅が困難となり、渋谷から半日かけて家まで歩いた、などという話を聞いた。

日本は強かった。余裕がない中でもそれぞれが自助共助に取り組み、生きながらえようとしていた。各大手企業にしても、サントリー被災地飲料水を発送し、ソフトバンク公衆 Wi-Fi無償開放した。当時流行っていた Ustream では日本若者NHK による被災状況の中継をカメラ撮影して流し、その行為の是非について当時の NHK Twitter 担当者自身責任判断でそれを認め、情報共有を助けた。Evernote有償の容量無制限サービス日本人に向け一時無償提供を行った。

今ではウクライナ戦争真っ只中のロシアプーチン大統領の「ありったけの物資を今すぐ日本に送れ」の大号令のもとに支援を行い、アメリカ軍作戦名 Operation TOMODACHI を実行し日本に対し援助活動を行った。

しかった。社会の一員として何かを為せている人たちが立派に見えて仕方なかったし、事実立派であった。大混乱で帰宅避難がやっとという友人たちでさえ、懸命に行動している姿が眩しく、自分が情けなくなった。俺は何をやっているんだ、と。

あれが人生の転機になった。転んでばかりの青年期、気持ちも前を向かず、ただただわがままばかりでいつも誰かのせいにしてばかりだった生活と、ようやく決別することができた。まずは目の前の事を片付けて四の五の言わずに働けと、アレがしたいコレはしたくないではなくどんなに小さく些細でも社会の中の一コマとして人のために出来ることをせよ、と自分に言い聞かせた。

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東日本大震災から11年。

働き始め、転居をし、新しい人間関係を築き、仕事もも若さでは乗り切れない年になりつつもやり甲斐を感じながら生活をしている。

10年間生きていると色々なことがある。見聞きしたもの体験した記憶は、古いものから後ろに流され色褪せていく。

あの頃自分が感じた、鮮明ではなくなった様々を、しかし、劇場唐突に思い出させられた。「お前はあの時どうだった、今はどうだ」と。

そこに前述の草太のセリフだ。2011年東北地方に向けて自分が抱いた思い。それが忘れられ軽くなっていたところに、この映画は重さを再度伝える石となって自分にのし掛かったのだった。

あの時あの日本社会全体の空気感を体験した人が、今観るのに本当に良い映画だった。難解すぎず、わかりやすく、無駄がない。

新海誠の新作となれば中高生大勢観るのだろう。ただ時間が経つのも早いもので、今の高校生でも発災当時は5,6歳だ。そういった世代災害の恐怖を知る目的ならば「東京マグニチュード8.0」辺りを見ればよい。良い作品だ。

もしあなたが「君の名は。」や「天気の子」のような純度の高い恋愛ファンタジーを、あるいは「秒速5センチメートル」のようないじらしい恋愛アニメを期待するならば、この映画は応じない。

この映画はあの時を生き、その後を生きてきた人へ向けた作品だ。そしてそういう人たちとこんな風に、観た後の感想を共有したい。

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これで最後だ。

東北地方に差し掛かったところで、ドライバーの「綺麗なところだ」というセリフに対し被災であるすずめは「綺麗?ここが?」と無感情な様子で返す。

遠くで震災を感じていただけの自分のような人間と、実際に被害に見舞われ大切な人や物、土地を失った人との間には、やはり件に対する感じ方にはどうしようもなく深い断絶があると思う。

やり切れない想いに対しては哀悼の意を持たざるを得ない。その上で、外野から眺めていただけの立場に立ったこ文章不快に感じる部分があれば、そのような人がいれば、謝罪したい。しかしながら今のところこれが、11年経った今、この映画を観て自分の感じた率直なところだ。

またしばらく経ったら観に行ってみようと思う。

マツコの知らない世界で「80'sJapanesePOPの世界」をやってた

ちょっと前、海外流行ったシティーポップだけでなく、アイドルの曲や演歌寄りの歌謡曲等色々紹介されていた

この番組の中でマツコが

ラジオを途中から聴いててわからない曲があると『●時●分』てメモっておくのね

で、ラジオ局に電話かけて日時を伝えて曲名を教えて貰ってたの」

と言っていた

それは楽な方法だけど、確か昔って音楽雑誌だかラジオ雑誌かに毎日プレイリストを載せてたよな?

その局でその日にかけた曲総てをラテ欄状にして載せてた気がする

今となってはネットラジオから情報は総てネットに上がってるし、なんなら後から聴くってのも簡単

勿論、「エアチェック」もな(この言葉って今でも使われているのか?)

今はサブスク音楽垂れ流しで、耳に残る物をお気に入りに入れておくとかって感じで熱意が無いけど

昔はラジオとか友人からとかレンタルとかで貪欲音楽を探して聴いていたよなあ

そんで、ジャンル結構広がっていたけれども

現在の聴き方だと、ネットニュースと同じで「あんたこれ好きでしょ」ってプレイリストYou Tube Musicトップ画面に出て来るっていう

「似たようなもんばっか集まっちゃう状態なんだよなあ

これじゃいかんと思うから、新着はなるべく色々聴くようにしてはいるけれども

やっぱり熱意が無い

そして自分の中に残る音楽が少ない

逆に知らない古い曲とかも聴きやすいから、その点は良いなと思うけど。ほんとなんでも好きなだけ聴けるもんなあ

有り難いけど深堀りしづらい感じ

単純に年のせいで熱意が目減りしてるだけかもしれんがな

関係ないけどこの番組に出てた韓国人DJさん、良い声で良いこと言う

声も語り方も(勿論訛りも含めて)すごく良い

レトロスペクティブな感覚が、彼の日本語を柔らかい感じに仕上げたのかなあ

2022-11-16

あの日食べた、わさびの正体を僕達はまだ知らない

わさび栽培が難しく入手しづらいため、

日本国内で食されているわさびの95パーセントは、

西洋ワサビホースラディッシュ)とマスタード緑色に着色した偽物です。

チューブわさび表記方法は、西洋わさびと混ぜあわせた割合が、

原料中5割未満なら「本わさび入り」、

5割以上なら「本わさび使用」。

https://www.sbfoods.co.jp/customer/detail/00434.html

2022-11-14

anond:20221114184115

みんなでワイということでお前のような暴力的検閲突破するのが目的なんだよ……!

しづつ人が居なくなるのだが物理的に殺されているんだろう

マストドン流行ると性犯罪が増える理由

■はじめに

大げさなタイトルをつけさせてもらったが、ほぼ真実だと考えている。

インターネットコミュニティ多様化は、mixi前略プロフィール時代からしづ生活ツールと同一化してきた。

Instagramはもはや名刺アルバム付きの通話サービスだと聞くし、我々90年代初頭生まれインターネットズブズブ人間けが注意深く観察できたアナログデジタルの緩やかな融合はもはやその垣根が存在していない。

日本国内において、一番大きなインパクトがあったのは間違いなくLINEの巨大グループ存在だろう。

グループ機能を用い、完全なクローズドでありながら人が人を予備3桁の人数など軽々超えていた巨大グループ

そこでは更に分化し小規模グループへの暖簾分けや裏グループ、仲良しコミュニティが増え続け、いつしか未成年者と成年者が容易につながる恐ろしい状態になっていた。

私はDiscordが苦手だ。

上記のような、生生しい性欲の匂いをなんとなく嗅ぎ取っていたからだと思う。

さて、マストドンはどうだろう?

今回はタイトルマストドンに潜入したことでわかったことを、私の観測範囲内での一方的罵詈雑言として残したいと思う。

マストドンのしくみ

さて、マストドンとは一体何なんだ、という質問は腐るほど解説されているので割愛する。

理解しておけばいいのは、マストドンタイムラインにはレイヤーが3つあり、

レイヤー1:フォローしているユーザーつぶやきのみ

レイヤー2:同じサーバーユーザーつぶやき

レイヤー3:サーバー同士が「連合」と言われる仕組みでつながっており、そのなかで表示できる総つぶやき

そして、つぶやき(トゥート)自体にもその発信範囲を選べるので、シームレスに繋がることが可能である

一番わかりやすいたとえとしては、黎明期MMO市場エリア巨大掲示板雑談スレッドのように、複数人クロス方向で丸見えの会話をしている。

そんなイメージ問題ないと思う。

Discordへの誘導者達

マストドンサービス自体は長く、特に日本jpサーバーに関しては紆余曲折ありコミュニティが固定されているように感じた。

古参”と呼ばれる少数のユーザーレイヤーレベル、すなわちサーバー内の共有タイムラインに常駐しており、必然的に会話の流れも彼らがコントロールしていくことになる。

潜入1:同調して潜入する

彼ら”古参”の会話の内容は殆どオフパコセックス・顔射等の猥談であった。

少数の自称20代後半の男性が、”配信者風”の言葉アピールをしたのち、10代の女性参加者を囲う。

ここまではよくある風景なので、特に面白いものではなかった。

しかし、私のように今回盛り上がってると聞いたので見に来たという新規参入者の10代までも囲いはじめ、自撮り要求を過剰に、しかあくまネタでいっていますよ〜とある種の保険をかけたような会話を繰り広げていた。

私もある程度は煽ってはみたものの、現実社会でのストレスを発散しているだけのように見えて面白くはなかったし、嫌悪感がひどかったので以下にシフトした。

潜入2:狂人になる

狂人ロールプレイは非常に楽で、かつ存在感を示せるので場の反応をよく観察できる。

マストドン潜入でも非常に効果的だったので、諸兄は潜入する際ぜひ試していただきたい。

今回の狂人ロールは、以前LINE巨大グループ存在したある男性モデルにさせていただいた。

たとえば、固定メンツたちがマストドン上でDiscord通話をしているアピールをしていたとする。

そこに現れるのではなく、新たに狂人としてサーバーを開設し、あえて場を荒らしてやるのだ。

すると彼らの反感は必ず買える。

彼らにとって自分たちの数少ない居場所新規参入者によって変化してしまうことが恐ろしいのだ。

そうして開設した私のDiscordサーバーに来訪したのは、同じように新規で始めた女性2名男性1名であった。

彼らのうち二人の女声は私からみてすでに馴染んでいるようだったので、新規で始めたばかりというのは衝撃であった。

両名年齢は若く、10代、20代はじめだった。

そのうち一人はTLで執拗猥談を繰り返していたが、初対面であるから真意は読み解けなかった。

しかし、私の経験則だけで言うならば人間関係のトラブルが多々起きているコミュニティであることは間違いない。

マストドンからDiscordへの誘導オープンであるはずのコミュニティからしづしかし迅速にクローズドへとシフトしていくこの流行

明らかに未成年保護観点から問題がある。

いい年した大人が、10代にちんぽたててどうするって、本当に思う。

ここに注意喚起及び雑感として残す。

飽きたのでまた気が向いたら観察する。

2022-11-13

セフレ沼と女風沼どっちがタチが悪いか

セフレ沼のほうが可能性がありそうでいくらでも会えるからタチが悪いと思っていた

でも満足度継続訴求度が風俗の方が高いし金額は膨らんでいくから女風もまあヤバイと気づいた

お金がかかるからセーブできると思っていたのが間違いだった

かといって体験しない世界線と、体験する世界線どっちが良い?って聞かれたら、後者を選ぶ

なんで世間ではホストのほうが流行っているんだろう

女性は会話できれば満足なのかな、女風は公言しづらいだけ?性サービスが前提なのが嫌なのかな

ホスト体裁的には飲みからの寝る流れが女性にとっては好ましいのかな ホストも行ったんだけど営業を感じすぎて沼らなかった

anond:20221026193305

私が近年一番ハマっているのはNFLです

試合がより面白くなるよう毎年議論され少しづルール改定してるから、当然面白

欠点は有料サービス(GamePass、DAZN日テレジータス)に加入しないと日本からはフルの試合を見れないこと(ダイジェストYouTubeで見れる)

2022-11-12

政党-利益団体の御恩-奉公関係だけを見ると日本政党政治を見誤る

anond:20221112012036

政党政治政党利益団体による利害関係綱引きとして見るのは古典的には正しいが

この見方をすると日本の政治分析においてはしばし大外しをするので気をつけたほうが良い。

とくに例示されている旧民主党崩壊や、統一教会問題政党-利益団体の御恩-奉公関係だけでは分析できない典型である


日本の政治システム分析する上で抑えて置かなければいけない点は

日本法律だと、利益団体へと利権誘導することは可能でも、政党団体自身構成員に直接利益を与えることは非常に難しいということだ。

そんなの当たり前だと思うだろうか?しかしこれは日本特有の異常な構造なのだ

集票装置としての価値の低い統一教会自民に入り込めたのは、秘書から末端政治スタッフ無償供給できるという特殊性ゆえだった。

この「下剋上」的な構造は例えば米国ではまずありえない。

米国では常勤スタッフだけでなく選挙スタッフにも末端までしっかり給料が出る。

政策秘書コンサルは高給であり、実務力のある有能な高学歴連中を飼っておくに十分な餌を供給可能だ。

まり動員であると同時に利権でもあり、集票装置の側にもメリットが有るのだ。

当然、集票力が強い団体がその力に比例して末端まで運営裁量に参加するため、政党の舵取りは利益団体の利害と乖離しづらい構造自然にできる。


しかし繰り返すが日本はそうではない。

秘書は高給どころかまともなサラリーマンにすら劣る待遇選挙スタッフに至っては無給である

から利益団体だってそんなところにまともな人材は常駐させられない。

組合専従など、利益団体側が人員を抱えるシステムはある。しかしそれらの利権の出どころは利益団体なのだから所属意識利益団体に向けられる。

政党コネ社団法人やらを用意して税金注入し飼っておくことはできるしスキームはあるが、日本では税金を受け取ると直接の選挙活動に強力な制限がかかってしまう。

たとえば子飼い設立させた社団法人から一般人利益を与え、恩を売った先から人材を動員という運用回避可能で、わりとどこも似たようなことはやっているが

そういった複雑な回避スキームを組む時点で貴重な人的資源を浪費し、一人あたりに分配できるカネや実質的に動員できる人数は減ってしまう。

末端人材の質は低いし、有能な子飼いスキームの維持に忙殺され、直接選挙活動制限されて非常に使いづらい。

結局、政党運営に関わるスタッフにおいては、持ち出しボランティア政治に関わりたい特殊な連中の影響力が増していき

その行動方針民衆の大意とも通常の利益団体の利害とも少しずつ乖離していく。

から政党トップ利益団体取引しようとしても、下の連中がそっぽを向いたらそれまでなのだ

動かす餌が容易できなければ、個人的カリスマで説得するというギャンブルを行わなければならない。失敗すれば運動自体崩壊していく。

御家人である利益団体との取引より、自分の手足との取引のほうがよほど難しいという非常に特殊構造だ。


ようするに、日本政党-利益団体の利害調整ゲームを円滑に行う「政党」が一枚岩のメインプレイヤーとして振る舞っているという描像は疑わしい。

民間利権忠誠心を持った部隊を用意できる血縁集団、いわゆる世襲政治家

・その取り巻きに入りたい実務力のある官僚あがり等

個人的カリスマ無党派層を動員可能政治オタク

政党闘争で「政党」の舵取りが決まり、その行動は非常に予見し難い。

利害調整ゲームにまともに参加できるのは最初の連中だけで、残りは利益団体を横目に見つつ、そいつ相手宮廷政治で複雑なメタゲームを行うことになるからだ。

自民党のように世襲政治家ドミナントである限りにおいては、利益団体との関係は利害で決まり、ある程度までは安定可能である

他の連中が伸長して運動体内の理屈利権分配を行うと、利益団体との関係が決定的にこじれ、崩壊してしまう。

旧民主党崩壊パターンなどはまさにこれだ。



この状況をなんとかしようとするのはかなり難しい。抜本的な法改正を行う必要があるが、それを行うインセンティブがある組織自体

国内存在し得ないのだから

日本労働党存在できないのも、上述のように現行選挙制度は利害だけでは労働者は団結できないインセンティブ構造となっているという点は大きい。

共産党などはむしろ宗教団体に似ており、短期的利害を超越した信念を共有した人材ピラミッド供給する労働力依存している。

ゆえに組織は強固ではあるものの、最大サイズ限界があり、現実労働者全体の利害と一致して行動することはまずありえない。


ともかく、日本の政治政治プレイヤーの行動が「不合理」に見えるときは、システム自体がどのような合理性要請しているのかをまず念頭に置く必要があるだろう。

コメントしづらい画力絵描きにとって「無産」って言葉すげー救われただろうな

自分他人クオリティ比較するし比較される世界で劣り続けてきた中で「産み出しているか産み出していないか」で比較ができるスケールを見つけたら、そりゃそっちにすがるよな。と………

2022-11-08

二次創作界の「隠れる」は破綻してるように見える

特にナマモノ(現実にいる人を扱った二次創作)BL界隈等からよく聞こえてくる

公式の目に入らないように隠れるのが大事(=隠れてればOK)」

って文化が、理屈が、処理プロセスが、正当化方法が、以前から疑問。

よく聞く「どうやってもどうせ届いちゃうだろ」的な批判もあるけどそれは今回は置いといて

この「隠れる」の先にあるものというか、上手く表現しづらいけど、その「隠れた先にある空間」って、どんくらいの規模感なのよってのをいつも思ってしまう。

20年30年前の学生がこっそり友達数人と妄想マンガ書いたノート回し合ってたのとは違うことが起きてるわけじゃない?今の時代って。

公式タグを使わず〜とか、いや関係者ブロックして〜とか、いや鍵までかけて〜とか、まあ色々段階はあるけど、そこへのアクセス数はどれくらいあるのよ?って思っちゃう。上の話みたいな、友達ちょっといけないことやってる的な規模じゃすまないよね?

隠れた先に何十人何百人居て、その人達に見せびらかしても「隠れてる」なの?OKなの?

というか実際何十人何百人ですめばマシな方だよね?

これを、我々は隠れてます!だからOKです!って処理する認知ってなんかぶっ壊れてない?って思っちゃうんだよな。

自分が同じことされたら、仮に自分に見えないようになってたとしても

「いや確かに直接来ないぶんマシかもだけど…いやでもしんどいのそこだけじゃないから…」みたいになる人の方が多数派な気がするんだよな。

2022-11-07

ドン引き 何があろうと、絶対に茶化してはいけない事件だぞ?連続殺人事件ネタにする事と同等なのに性犯罪になると思考停止するんかな》

《これまでのDJ松永失言キャラを笑っていた自分を恥じると共に、これからもこんな事が続くなら応援しづらくなる。Creepy Nuts音楽ラジオ倫理的安心して応援し続けさせてくれ、頼むから。今回の失言は(Twitter見る限り)HIPHOPでもなんでもない。》

《曲聴くん辞めようかと思うレベルキモイ そういう事件に直面したこといかわからんやろな ましてや公の場で言うとか有り得ん》

性犯罪軽視してる人の笑った顔は、見たくありません。最低です。》

《うわうわうわめっちゃ好きだったのになんか一気に無理になった》

すごいな

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