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はてなキーワード: 二番煎じとは

2024-10-21

週刊少年サンデー史上、最も重要マンガ10

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選  https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要マンガ5選 https://anond.hatelabo.jp/20241014232424

週刊ヤングマガジン史上、最重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241016182953

月刊アフタヌーン史上、最重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241017235116

月刊コロコロコミック史上、最も重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241018225514

モーニングから10作品選ぶとしたら

https://anond.hatelabo.jp/20241016210231

漫画アクション史上、最も重要漫画10

https://anond.hatelabo.jp/20241020163403

モーニングだけブコメ少ないぞ!まあタイトル統一されてないのが悪いが……。

さあサンデーだ。1959年創刊、65年の歴史からたった10作選ぶなんて無茶だ。しかし無茶をやる。批判歓迎!

1.おそ松くん(赤塚不二夫)1962-1967

 •現代ギャグ漫画はここから始まったといっても過言ではない。60年代前半、サンデー日本一雑誌だった。その時の三本柱が『伊賀の影丸』『おそ松くん』『オバケのQ太郎』。牧歌的ユーモアから狂騒的なギャグへ。赤塚不二夫世界を変えた。なお'67年で一旦終った後もまた続くのだが説明がややこしいので省略。

2.オバケのQ太郎(藤子不二雄)1964-1966

 •今読むとQちゃんのおおらかさとのどかさに癒される。FとAそして石森章太郎合作サンデー以外にも学年誌に連載された。この連載形式は『ドラえもん』につながる。藤子不二雄特に藤子・F・不二雄週刊少年サンデーの創成期の功労者であり学年誌守護神でありコロコロコミック創造主である小学館にとってこれより重要漫画家は他にいない。

3.漂流教室(楳図かずお)1972-1974

 •サンデー楳図かずおは『おろち』も『まことちゃん』も名作だがこのノンストップサスペンスを選んだ。読んでいると続きが気になって気になって仕方がない。特に主人公母親狂気紙一重の行動力には圧倒された。最近フランスでも翻訳され評判になっているようだ。

4.男組(雁屋哲池上遼一)1974-1979

 •70年代の暗いサンデー代表格。マンガの中の学園が魔境になったのはこのあたりからだろうか?雁屋哲の何考えてんだかわからないデタラメな展開と池上遼一の美しい絵がぶつかって異様な迫力を見せる。

5.うる星やつら(高橋留美子)1978-1987

 •説明不要説明不要だということが偉大さのなによりの証だ。アニメOPは「Dancing Star推し

6.タッチ(あだち充)1981-1986

 •野球マンガの達成として評価するなら『H2』だろう。今の目で見ると最高傑作は『クロスゲーム』かもしれない。しかあだち充の一作を選ぶとなるとやはり本作だ。ありま猛あだち勉物語』を読むと、達也和也はあだち兄弟投影しているのかもしれないと思えてくる。「達也はそんな男じゃない」

7うしおととら(藤田和日郎)1990-1996

 •少年漫画とはなにか。それは『うしおととら』のことである

8名探偵コナン(青山剛昌)1994-

 •国民的、いや世界メガヒット作。本作が凄いのは、志の低い二番煎じ本家を追い抜いてしまたことだ。マガジンの『金田一少年の事件簿』を他誌も後追いするが死屍累々、本作とマイナー誌の『Q.E.D.-証明終了-』が生き残った。モブから出世した高木刑事佐藤刑事パロディキャラが大化けした安室透と赤井秀一、今年になってやっと恋人同士になった平次と和葉などキャラクターの成長が人気の秘訣。そういえば『Q.E.D.』の燈馬君と水原さんも今年になって……。

9.MAJOR(満田拓也)1994-2010

 •お世辞にも完成度の高い作品とは言えない。いきあたりばったりでツッコミどころが多い。だがコナンと本作が無かったらサンデーはとっくに休刊していたかもしれない。長い暗黒期を支えてくれた大恩人。続編『MAJOR2』は2015年から連載中。

10.葬送のフリーレン(山田鐘人、アベツカサ)2020-

 •生まれたと同時に古典になる作品というものがある。第一話を読んだ時の感動を忘れられない。あれだけでも充分名作だった。しかし本作は更に高みへと昇ってゆく。今日本で一番面白いマンガサンデーの長い夜は明けたのだと信じよう。

さてこの10作でいいのだろうか?実はよくない。なぜなら私が最も好きなサンデー作品は『機動警察パトレイバー』だからだ。本当は『MAJOR』を外したい。しかし『パトレイバー』がなくても今のサンデーはあるだろうが『MAJOR』がなかったら今のサンデーはなかったかもしれないのだ。サンデーにとって重要なのはパトレイバー』より『MAJOR』だ。

やはりいくらなんでも10作は少なすぎる。もし20選だったら次の10作も入ってくる。

11.伊賀の影丸(横山光輝)1961-1966

 •山田風太郎と白土三平の影響があからさまだが日本一立役者

12.がんばれ元気(小山ゆう)1976-1981

 •『あしたのジョー』とは正反対の設定にすることで梶原一騎破滅美学を振り切った。この姿勢は実にサンデーらしい。

13.六三四の剣(村上もとか)1981-1985

 •剣道マンガ金字塔。この緻密な絵で週刊連載とは、と改めて驚く。

14.ふたり鷹(新谷かおる)1981-1985

 •新谷かおるの魅力をどう伝えればいいのだろう。忘れられつつあるのではないか無力感に襲われる。

15.機動警察パトレイバー(ゆうきまさみ)1988-1994

 •一推し。あのなんともいえない空気感ギャグからシリアスへの呼吸、理性的議論先進的なジェンダー描写、全てが好きだ。

16.帯をギュッとね!(河合克敏)1989-1995

 •「サンデーらしさ」なら本作が一番ではないだろうか。

17.今日から俺は!!(西森博之)1990-1997

 •同じヤンキーギャグでもサンデーでは本作になりマガジンでは『カメレオン』になる。これが雑誌空気の違い。

18.GS美神極楽大作戦!!(椎名高志)1991-1999

 •二推しGS試験編〜香港編がギャグアクションバランスがよく一番面白かった。

19.かってに改蔵(久米田康治)1998-2004

 •久米田節が確立したのは本作。

20.ハヤテのごとく!(畑健二郎)2004-2017

 •綾崎ハーマイオニー永遠に不滅です。

さらにもし30選だった場合……

21.スポーツマン金太郎(寺田ヒロオ)1959-1963

 •創刊号から連載。清く正しく美しい。

22.どろろ(手塚治虫)1967-1968

 •手塚作品で一番好きかもしれない。

23.銭ゲバ(ジョージ秋山)1970-1971

 •あのラスト人間讃歌のように思える。

24.サバイバル(さいとう・たかを)1976-1980

 •さいとう作品は本作と『雲盗り暫平』が好き。

25.TO-Y(上條淳士)1985-1987

 •80年代しか成立しなかった物語だと思うとなんだか切ない。

26.ガンバ!Fly high(森末慎二、菊田洋之)1994-2000

 •体操テーマにしてアニメ化まで果たしたのは本当にすごい。

27.め組の大吾(曽田正人)1995-1999

 •サンデーに多い「お仕事もの」の代表格。

28.金色ガッシュ!!(雷句誠)2001-2008

 •編集者所業を考えるとこの枠で名前を出すだけで失礼なのかもしれないが、傑作。

29.結界師(田辺イエロウ)2003-2011

 •イエロウの根暗空気に惹かれる。

30.銀の匙 Silver Spoon(荒川弘)2011-2019

 •駒場は今?幸せでいてほしい。

最後に。もし50選になっても入らないだろうが、浅山わかび『ラストカルテ-法獣医学当麻健匠の記憶-』を紹介したい。静かな感動が押し寄せてくるマンガだ。この大傑作が大ヒットせずアニメ化もせず連載終了したのは正直悔しい。いつかアニメになるよう願っている。

(ブコメを読んで追記)

・確かに皆川亮二は入れるべきだった。『ARMS』を入れて『結界師』を外すか……。

島本和彦は入らない。本人のキャラクターと『アオイホノオ』の影響は大きいが『炎の転校生自体は小粒な佳作で、こうしたオールタイムベストに入れる性格作品ではない。

anond:20241021105310

喜多、具体的な話を出さずに「老人は悪!若者を利する!」しか言ってなくて石丸二番煎じ感がすごい。

2024-10-20

anond:20241020080654

うそう!

・『ゴリポンくん』

ゴリライモ似の番長みたいなキャラが捨て身のギャグを連発する快作だったな!「アンタ、もう北千住へお帰り😁」って返されたセリフなんでかいまだに忘れられない

・『がんばれドンベ』

←えっこれ『毎日小学生新聞』だとおもってた

・『おじゃまユーレイくん

←これよな 性癖先駆者

・『釣りバカ大将

←ワイは二番煎じの『釣りバカ大統領』も好き

・『ザ・ゴリラ』

←超ハード刑事もの(だってラストが、ねぇ) ヒロインが二代も出て二代とも壮絶な殺され方されたのマジでトラウマになった読者たくさんいるのでは…

2024-10-16

ヒートテックとエアリズム中間がない、

ヒートテックちょっと厚すぎるし、エアリズム寒い日には心もとない。ちょうどいい中間素材がないのが本当に困る。春や秋って特に難しいよね。薄手の長袖を探しているんだけど、ヒートテックとエアリズムしか選択肢がない。もう少し多様な素材のインナーが欲しい。季節の変わり目って服装選びが本当に大変。ヒートテックとエアリズムを頻繁に着替えるのも面倒だし、ちょうどいい厚さのものが欲しい。ヒートテックとエアリズムは、まるで熱いお湯と冷たい水しかないお風呂みたい。ぬるめのお湯が飲みたいのに! インナー選びは、いつもジレンマヒートテックを選ぶと暑くて汗だくになるし、エアリズムを選ぶと寒くて震える。ちょうどいい温度の部屋にずっといたいのに。ユニクロさん、ヒートテックとエアリズム中間素材を作ってください!きっとたくさんの人が求めているはず。他のアパレルメーカーさんも、もっと中間素材のインナーを開発してほしい。消費者の声に耳を傾けてほしい。ヒートテックとエアリズムの二択しかないと聞くと、まるで人生選択を迫られている気分になる。ヒートテックとエアリズム、どっちも捨てがたいけど、やっぱり理想は体温調節機能付きのインナーが欲しい。もうかれこれ何年も、春と秋のインナー選びに悩んでいる。ヒートテックは暑すぎるし、エアリズム寒い。ちょうどいい中間素材のものが欲しいのに、どこを探しても見つからない。誰か私の気持ちを分かってくれる人がいるだろうか…。春先はヒートテックだと暑くて汗ばむし、エアリズムだと少し肌寒い。ちょうどいい薄さで、体温調節ができるインナーが欲しい。秋口は朝晩の冷え込みが気になるけど、日中暖かい。綿素材の肌触りが好きだけど、ヒートテックやエアリズムのような機能性はない。天然素材機能性を両立させたインナーがあれば嬉しい。静電気の発生が気になる。静電気を防ぎつつ、暖かさをキープできる素材のインナーが欲しい。ヒートテックとエアリズム、まるで人生の二択みたい。どっちを選んでも何かが足りない。ユニクロの売り場に行くと、ヒートテックとエアリズムしか目に入らない。まるで洗脳されているみたい。ヒートテックとエアリズム開発者は、きっと極端な性格の人なんだろうな。ユニクロさん、ヒートテックとエアリズムの間の素材を開発しないのは、きっと利益率が悪いからでしょう? もっと消費者の声を聞いて、多様なニーズに応えてほしい。例えば、季節ごとに厚みが選べるインナーとか。他のアパレルメーカーさん、ユニクロ二番煎じじゃなくて、もっと革新的インナーを作ってください。

2024-10-14

村上春樹について思うこと数点

追記

ブクマカありがとうございます

冒頭書かせていただいている通り村上春樹を数冊読んだ程度の人間コメントなので、ハルキストの皆さんの春樹評とはもしかしたら乖離があるかもしれません。

現実だと作家作品感想を交換する場はなかなかないので、この投稿への感想含め皆さんで自由村上春樹について話すきっかけになれば幸いです。

―――――――――――――――――――――――――――――

Xで盛り上がっているので便乗。

増田村上春樹好き嫌いがはっきり分かれるタイプ作家だと思う。

全部読んだわけじゃないけど数冊読んだ者として魅力と好きになれない点を書く。

スマホから操作なのではてな記法は使わない

【魅力】

•特徴的な文体

よくネタになってる突拍子もない比喩と気取った語り口の主人公が織りなすおしゃれっぽい会話、そして英文和訳のような文体の作り出す雰囲気の良さが唯一無二

世界観

性にあけすけな人間特に女性)がよく登場する。村上春樹世界に登場する女性孤独を抱える自由人が多くて失踪するパターンが多いと感じる。

Xでも指摘されているように大学生位までに読まないと村上春樹世界に登場する人々の青さに共感したり憧れたりするのは難しいと増田は感じている。

•実は短編面白い

代表作が長編からまり語られないが増田村上春樹は対談や短編集の方が面白いような気がしている。

文章力が高くて大きな出来事がないストーリーでもあっさり読ませる力のある作家なのでコンパクトにまとまってる作品は読みやすさと満足度がかなり高い。

【好きになれない点】

大人になってから読むと気持ち悪い

やはりこれ。性に対する忌避感なんだろうか。自分が通り過ぎた若さを見せつけられている気恥ずかしさなんだろうか。大人ぶって気取った高尚な趣味の会話をする主人公ややたらねちっこい性描写が読んでいてストレスになることが多い。

•あの比喩がダサく感じられる

フィッツジェラルドに憧れていたという逸話を目にして増田フィッツジェラルド作品もいくつか目を通してみた。

結果村上春樹比喩力が圧倒的に安っぽい二番煎じに感じるようになった。

世界観を寄せてるだけで表現力が追いついていないのだ。

英語ならではの言い回し日本語に落とし込んで誰が読んでも村上春樹と言わしめる文体を産んだセンスは間違いなく天才所業

ただ英語を操る天才作家センスまでは真似しきれなかったんだなという印象を増田は受けている。

――――――――――――――――――――――――――――

一般的に言われるのは村上春樹が凄かったのは男らしさ女らしさがステレオタイプ化していた時代に性にあけすけな若い女性や繊細な若者男性主人公として作品に登場させたこと。

多様性が叫ばれる今の時代に読めば目新しさがないのは当然なので今から村上春樹を読む人は単純に文体世界観好き嫌いを決めるのがいいと思って魅力として書いてみた。

村上春樹ユーモアがあって博識でオシャレな人だし村上春樹と同じ系統趣味で固めている層にはど真ん中で刺さると思う。

最後まで読んでくださった皆さんの読書人生が豊かになりますように。

2024-09-29

対策委員会編三章はなぜエデン条約編になれなかったのか

一言で言うなら時代がそれを許さなかった。

……という冗談はさておき、対策委員会編三章は先生の負傷による一時的退場、アツコ救出・列車砲の停止に並行してミカ・ホシノが精神的な問題暴走する等と似通った部分がある。二番煎じであるがゆえ、後発の展開はまさに時代が許さなかった…と言える部分もある。しかし後先の問題ではない差異存在する。

 

先生排除方法に関して

(そもそもここも実際何をしたか明言されていないのだが)地下生活者先生の肉体の脆さを攻めるにあたって、シャーレの直接爆破を選択し、これはプラナによって防がれている。おそらく後にプレナパテスとなった先生はコレによる負傷でシロコ*テラ誕生まで昏睡しており、物語上の位置付けとしてはプラナがリベンジを果たしたシーンではある。

これに対してエデン条約編三章では調印式の会場にミサイルが撃ち込まれた際、シッテムの箱の防御に過負荷がかかったことで後のシーンでサオリに銃撃されるという流れになっている。

地下生活者の爆破とミサイルによる爆破は性質が違う攻撃(実際にヘイロー破壊する爆弾など、特殊効果を持つ攻撃手段はあるので)という可能性もあるが、見た目上は先発の描写では爆破の後襲撃して排除しようとしているのに、後発の描写では爆破のみにとどめて追撃しておらず、一見すると詰めが甘いように思える。

これに関しては地下生活者の敗因として、多少の問題チートによるアドリブ解決してしま性質と初手でフランシス排除してしまったせいで先生情報を共有できなかった、というのがあり、手段差異に限って言えば時間をかけて領地と手駒を用意したベアトリーチェと対極的なプレイングになっただけだとは言える。それでもどうしても後発である以上、シャーレ爆破によって危機感を煽るのは失敗している感が否めない。

 

先生排除によってもたらされた展開

エデン条約編三章では先生の不在にあたって、混迷する事態に立ち向かう補習授業部メンバーの姿が描かれる。アリウス出身であるアズサはサオリ達を止めるため単身立ち向かい、ヒフミはそんなアズサを止めようとするし、ハナコサクラコに託された代行としてトリニティ内での事態収拾を図り、コハル自分にできることを探し回った末にミカを助けようとする。

この補習授業部の努力は個々人の結果としては実を結ばず、アズサは一時的撤退余儀なくされ、ヒフミは置いていかれてしまい、ハナコは拘束されかけ、コハルもまた先生の到着が遅れたら危ない状況だった。しかあくまで直前まで個々人でこなしていた努力はまったく無意味ものではなく、先生フォローによって歯車が噛み合い、反撃に転じていく。

対策委員会編三章ではどうか。単身突撃しようとするホシノに対してノノミを除く全員でかかって返り討ちに遭う。それだけである。補習授業部のメンバーがアリウス出身、行動力、知略、勇気と優しさと役割分担が為されているのと同様、肉体的に強いシロコ、ネフティスの人間であるノミ、ブレーン役のアヤネ、情に厚いセリカという形になっているにもかかわらず、である

その後先生が復帰した際には、先程まで先輩に対する反骨芯に燃えていたアヤネがポッと出てきた提案に飛びついて、そのまま全員先生配下の戦力として状況に振り回されているだけになってしまう。おまけにアヤネ生徒会長プレジデントに一蹴されて自分でも向いてないと辞退し、ノノミ実家の件は執事の乱心がよくわからないまま処理されて流され、セリカに至ってはコハルのような見せ場のひとつも貰えていない。シロコが生徒会の谷で親越えを果たしかけるのが唯一活躍と呼べる活躍だ。

ホシノを孤立させるためだけの展開にしかなっていない。

 

エデン条約編四章と生徒会の谷周りの構成に関して

ベアトリーチェに囚われているアツコを救出する目的で動くアリウススクワッドと先生に並行し、ミカ暴走するのがエデン条約編四章である。アリウススクワッドは前章において敵対していた集団であり、物語の途中途中で彼女たちの過去描写される。そこにセイアの件で暴走したミカが激突し、彼女の今に至るまでの足跡も開示されていく。

対して対策委員会編三章では、ホシノの後追いで後輩メンバーが追いかけるだけで、ホシノ側はバックボーンがよく分からないまま終わったスオウとの中身のないバトルをした後、後輩達と戦い、シロコに根負けした後地下生活者に話をひっくり返されてお流れになる。初期から実装済みのキャラクターであるがゆえ、アリウススクワッドやミカに比べて掘り下げ描写余地が無いというのはそうなのだが、新キャラであるスオウに関しても意味不明のまま終わってしまい、いい雰囲気になりかけていた対話も結局キャンセルされてしまう等中身のない尺稼ぎパートのような印象が残る。

エデン条約編に比べてホシノ一人の描写に終始しており、対策委員会メンバー列車砲の件よりも何よりホシノを止めたいという動機で動いている。結果として、ミカを止めたいけど今はそれどころではないというエデン条約編に対して、対策委員会編はホシノ一人が我慢すれば終わるし、一人を止める目的で一致しているのにどうしてここまで後手後手に回っているのかという印象になってくる。

 

ミカvsサオリ、ホシノvsヒナに関して

アツコの救出に関してに限って言えばミカシナリオ上のお邪魔キャラにはなるのだが、サオリとの対決は物語上重大な意味を持っている。サオリとの対話によってミカ自分最初動機を思い出し、他人自分同様に尊重することを学び、それが他人他人として拒絶する洗脳を行ってきたベアトリーチェへのカウンターとなり、キリエを歌うに至る。

ホシノとヒナのバトルは演出が豪華なだけで物語上の意味は何もない。一応、真実事実差異に関しての先生台詞から推測するとホシノの真実ヒナ事実という対立軸はあるのだが、ホシノがぜんぜん正気ではない上真実がどうこうと言えるのはユメと邂逅した後の話であり、本当にミカとサオリのような対話は一切なく、ホシノがスオウやシロコと連戦した上で戦い、結局ヒナ列車破壊して決着を濁すといった結果が分かり切った勝負しかない。時計じかけのパヴァーヌにおけるネルVSトキのような、ギミックを用いた演出の熱さすらも無い。この後はセト討伐で協力するぐらいしか描写はないのだが、後輩やシロコ*テラーを差し置いてエピローグのスチルまで貰っている。

ホシノとヒナに関しては素材は良いのだからもっとちゃんとした過程があるのならば応援たかったのが正直なところだ。しかしあまりに何も無いまま結果だけいい雰囲気になっているので、虚無度は顔カプに近くないかと思ってしまう。

 

テラー化から復帰するホシノとの精神対話に関して

ここに関しては本当に順序が悪いと思っている。後輩からの呼びかけを拒絶し、先輩と邂逅し別れて、いい感じの曲と共に先輩がいない後輩との二年間を思い出し戻ってくる……という流れなのだが、ユメと別れた後に後輩からの呼びかけが無いせいでなんか吐き出してスッキリたか自力で帰って来たような様子になってしまっている。せめて先輩と別れた後、後輩のみんなと言葉を交わし合って、暴走して振り回した件もここで謝って、先輩に見送られながら復活する……というような流れであれば後輩の扱いに関して思う部分は薄かったように思う。

 

対策委員会編三章の根幹要素に関して

結局三章は何がしたかったのかというと、既に分かり切っている動かしようのない事実に向き合う話を延々やっていたのだが、それは結果の分からない物語に比べて丁寧さが要求される方向性のように思う。前提が覆るからカタルシス生まれる。ホシノのテラー化をいくら死人を生き返らせるようなもの連呼したところで、急に出てきた説明しかないし、ユメは普通の死因で死んでいて復活なんかはありえないけどホシノは帰って来たよ、と言われても事前に低くしたハードルを越えただけの話にしか思えない。こうなるぐらいであれば、ユメの死因は特殊ものにしてアビドスへ舞い戻らせ、ケイアヤメも同様に帰還する可能性を示唆でもしていた方が良かったのではないだろうか。

総じて可能性に満ちた素材を今後の余白を失くした上で投棄したような描写に思えてしまう。

2024-09-27

anond:20240927223310

個人的河野さんが支持できないのは、オードリータン二番煎じみたいなデジタル推進をしているけど、オードリーが重視していた「インクルージョン」という部分を疎かにして、情弱排除しようとしているところっすかね

2024-09-26

無職ニート引きこもり不登校みたいなのは自分の不甲斐なさ生産性の無さ社会貢献の無さを恥じて大人しく静かにしていればいいのに

なんでわざわざネットで煽って回るような生き方する奴いるんだろうな

低脳先生って奴が通ってきた道で別に目新しくもない二番煎じ三番煎じだし意味価値も無いだろ

2024-09-17

anond:20240916171318

すでにフェミさんがやってるのに二番煎じしてどうするの?

まあ、そのせいで今の惨状なんだけどな

2024-09-16

猫が人間を殺しても良いけど、人間が猫を殺すのは耐えられない。

キャットネードという映画日本上陸をする。

映画の名作シャークネードの二番煎じで、猫竜巻人間に襲いかかるホラー映画だ。

デビルシャークと戦うエクソシストを描いたエクソシストシャークを手がけたチーム制作約束されたB級映画で楽しみにしている。

しかし、シャークネードはチェーンソーを振り回したおっさんが鮫を惨殺しまくっていた。

猫が人間を殺すのは全然良いのだが、人間が猫に反撃して殺すシーンがあったらショッキング過ぎて耐えられる気がしない。

誰か猫が死ぬ映画なのかどうかだけでも良いから教えて欲しい。

2024-09-12

anond:20240912083406

はー一人ブクマがつくと似たようなやつが二番煎じ三番煎じでつまんねえ恋愛婚活ネタ擦りまくってくるのやめろ

2024-08-31

anond:20240831204552

すでにそういうゲームがある。二番煎じはウケないのでは


死んだらプレイ不可!超ハードコアサバイバルOne Life』がSteam Greenlightに登場

https://www.gamespark.jp/article/2015/10/21/61105.html

ゲームキャラクター死ぬと削除されるどころか、ゲームが起動できなくなるシステムが組み込まれています

楽天が天下取ったサービス、無い

あれだけ手広くやっていて全部二番煎じなの逆に凄いわ

今の漫画業界は、異世界・転生・なろう・ロマファン・男女対立スカッ

今の漫画業界は、異世界・転生・なろう・ロマファン・男女対立スカッものしか描かせてくれない。

自分漫画家だ。駆け出しじゃない。けど、今の漫画業界じゃ、描きたいものなんて描かせてくれない。自分たち漫画家は、もうただの漫画製造機に成り下がっちまった。

業界は変わってしまった。売れた漫画二番煎じばかりが量産され、出版社電子書籍プラットフォームが求めているのは、売れているジャンルをただなぞるだけの漫画家だけだ。

「いやいや、実力が足りないだけだろ?」なんて思う人もいるだろう。でも実際は、もう上で挙げたジャンル以外の企画問答無用却下されるんだ。

生活がかかっている漫画家は、仕方なく求められたものを描くしかない。そしてまた、似たような作品が次から次へと増えていく。

Xで作家募集ポストを見てみろ。どれもこれも、求めているジャンルは同じだろう?でも、読者は本当にそれを望んでいるのか?もう、飽き飽きしているんじゃないのか?

自分漫画が好きだった。描くのも読むのも好きだった。でも、今はもう、そうじゃない。

2024-08-21

エンタメバブル終わった。そして、日本も不幸感ある。

コロナによって巣篭もり需要が増えて、めちゃくちゃ鬼滅が盛り上がって、二番煎じ的に呪術廻戦が人気になったりして、何だか出版社アニメは最強になったぜ!みたいな雰囲気あるけど、最近地獄な感じがある。

ぶっちゃけ二次元エンタメが飽きられてる雰囲気

例えば、ジャンプの新連載。正直イマイチ

部数が少し出ているカグラバチも今じゃなければ打ち切りレベルじゃん、みたいな。

アニメフリーレンみたいな元々の人気作は話題になったりするけど、必ずしもそうならない。

怪獣8号とか残念な雰囲気だった。映像はもちろん動きまくって凄いんだけど、それでは満足出来ないよと消費者偏差値がめちゃくちゃ高くなった感じがある。

消費への感度は凄まじく鋭いと思うよ日本人

そして、面白い更新出来ないと飽きが止まらないと思う。別にクリエイターレベルが下がったとかではなくて、必要とされる才能量が上がっちゃったのかもしれない。

じゃあ面白くならないといけないじゃん!と課題になるわけだけど、ここで問題がある。

ポリコレが来てるのかなり辛い。

表現規制面白さを肯定したり開拓できなかったり、反面叩きにきたりして。

結構八方塞がりな気分がある。

ポリコレ棒って強いからすぐ勝利気分味わえるから堪らなく気持ち良いんだと思う。

けど、アニメ海外に売るために作ってるだろうから、金のために面白くはないがある程度楽しめるエンタメみたいなのを作るしかない。だからポリコレを刺激しないような作品ばかりになる。

個人的に、アカデミー賞とかでポリコレテーマにした作品面白くないじゃん。だって正しい事しか言えないんだから、その人独特の感性とかは無視するしかない。けど、正しいから賞をあげちゃう。賞を上げなかったら正しくないとなって叩かれるから。仕方ないよね。

けどさ、ソーシャルグッド面白くはない。って事をもっと感じても良くないか

日本島国で、キモオタしてる方が面白いと思うよ。俺はエロマンガを気楽に決済出来る国の方が幸せだと思うよ。

黒人やLGBTQの嘆きは肯定するからさ、俺たちのキモさも肯定して欲しいよ。

いつか、面白くないかテロ起こすとか全然あり得ると思うよ。

2024-08-15

ニコ動の思い出


エアーマンが倒せないは良かったけど、おっくせんまん二番煎じ過ぎて子供ながらにダセーなと思ってた

後日談追加】夢女さんさあ…

(後日→https://anond.hatelabo.jp/20240816165753

まじで身近にいる夢女きもすぎる(笑)

オタク友達との繋がりで夢女とも遊ぶようになったけどまじできもい 

作品ごとに名前は同じだけど理想自分オリキャラの設定)を作り上げて推しキャラ恋愛させてる。そこはまあ私もオタクから理解できる。

でも一人称がそのオリキャラ名前なのもまじで痛すぎる。

山田花子本名なら、四月一日宵稀(わたぬき よいき)で「宵稀は〜」みたいな感じ。

30代で自分名前一人称の女も大分痛々しいけど、二次元キャラ恋愛するためのオリキャラ名前一人称は流石に痛すぎる(笑)(笑)

あとまじで理解できないのが、そいつが書く夢小説(笑)がぜーーーんぶパロディなこと。

「読んだ感想聞かせてほしい!」ってURL送られてきたから付き合いでいやいや読んだけどゴミのような時間だった。

あいつは、原作アウトレイジみたいな現代バイオレンスな抗争ものなのに、学生妖怪異能力バトルにしていた。

同じくそつの推しキャラも、裏切ったバディに殺される正義刑事(妻子持ち)なのに、生徒会会長でありながら学校を裏から支配する裏番長かになっている。

夢女のオリキャラは、剣道道場の娘で風紀委員タバコを注意した生徒が推しキャラで、その後弱み握られて誰にも報告できなくさせられて「やばいやつに関わってしまった!私の日常うなっちゃうの〜?!」みたいな話だった。

後一番むかついたのは、原作の妻子の扱いがまじでゴミだったこと。

原作の妻がビッチで輪◯された結果できたのが原作の子供になってて、本気でむかついた

上記あくまで例えなので原作夢小説含む実際の作品とは何も関係ない。探しても無駄だよー)

私が原作厨なだけかもしれないけど、原作のこと嫌いなの????とフツーに思う。

ガキオタクが好きそうな二番煎じストーリーラインで、原作世界観も、キャラ性格も設定もぜーーんぶ変えて理想自分恋愛ごっこさせて、お人形遊びは楽しいか?

それだけ設定全変えするなら自分で一から物語書けよ。

こんな愚痴文章をあの夢女が見ると思わないけど、治してほしいところも書く

最初に「作品ごとに設定を作る」って書いたけど、

そのキャラの設定を三次元に持ち込まないで欲しい。マジで痛いし、反応に困るから

元ヤン生徒会長」「真面目ちゃんだけど紅茶味のタバコを吸ってるギャップで周囲に驚かれる」「見た目で男に優しくされる儚げ美人だけど、本当は誰より男勝りで舌打ちも足蹴りもすぐにでちゃう

自分夢小説の設定と同じところがあるって思いたいんだよね。会社恋人にこう言われたこんな反応をされたってアピールして、あんたの思うセルフイメージ通りにみてほしいんだよね。

でもさ、そんなの聞かされて「そうなんだ〜」しか言えないからさ。もう言うのやめてくれないか

あんたにしか分からない設定や用語を会話の中で出して、「それ何?なんの話?」って聞かれたら意気揚々と人の会話奪ってまでベラベラ自分の話するのもやめてほしい。

他のオタク友達は優しいかスルーできずに聞いてあげてるのに早く気付きなね

2024-07-16

暗殺後宮 (漫画)

薬屋ジェネリック二番煎じだけど やっぱみんな中二病キャラ好きなんすね~俺もな~ たぶんアニメ化する

2024-07-08

anond:20240708192918

「何言ってるか支持者すらわかってないけど、顔と雰囲気でなんとなく支持されてる」って、小泉ファミリー二番煎じだもんなあ

どこまで続くだろう

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