はてなキーワード: ヤルダバオトとは
別に文句を言いたいわけではなく、プレイしたやつを語りたくなっただけです。
人生初スパロボ。この頃はアニメオタク的な知識がほとんどなく、Z・ZZガンダムをテレビCMで見て知っている程度だった。
ストーリー的には第三次スーパーロボット大戦の続きだが、オリジナル作品魔装機神の舞台であるラ・ギアスに版権作品の主人公たちが召喚されることになる。最近のでいうとXみたいな話。
地獄みたいなバランスを語られるウインキーソフト時代にしては、外伝だからか比較的マイルドなバランス。主人公のマサキ・リューネ・シュウら3人分のルートを別々に遊ぶことになるため、ステージ数も各20程度と1周分としては少な目で、精神コマンドもサクサク覚える。
アイコンのせいでアリアス・モマやヴィガジと区別が付けにくいようなガンダム0083のガトーが、ガンダム試作2号機のアトミックバズーカを封印してプラズマリーダーを使ったりする珍しい場面も。
比較的マイルドなバランスといったが、ラスボスが唐突にビーム吸収などという能力を持ったF91絶対殺すマンだったり、インタラクティブ・シナリオ・システムという名の各主人公ルートの分岐の影響を受けてストーリーが変化するシステムと公式裏技の結果、ストーリー中盤で攻撃力9999の縮退砲を装備したネオグランゾンと戦う羽目になったりもする(ゲッタードラゴンのシャインスパークを戦艦補給も利用しながら何発も撃つなどして倒した)。
イスラム教徒でテロリストのアハマド・ハムディという今思えばヤバい設定のオリキャラが破壊神と対面して「アドレナリンの味がするぜ」みたいな事を言っていたのが妙に記憶に残っている。味なんて分かるだろうか、アドレナリン。
順当に続編を購入。これは夕方からゴールデンタイムにかけて、TVアニメ番組にCMをバンバン打ってた覚えがある。第4次スーパーロボット大戦だーー♪
終盤の月面でブラッドテンプルと戦うところがやたらキツかった覚えがあるが、それ以外は楽しめた。
なんかダイモスの脇役のガルバーFXIIという戦闘機を二人乗りだからというだけでやたら強化した覚えがある。勿論スーパーガンダムのあるガンダムマーク2も。
2週くらいクリア。
ファミコン版の第2次のストーリーをベースにVガンダムとGガンダムをぶちこんで難易度は易しめになったゲームボーイ版。
Vが好きなのでフル改造V2アサルトバスターで無双した記憶しかない。
1周クリア。
スーパーファミコンのソフトの定価が1万円を超えていた時代の産物。お高いが内容は良かった。
タイトルの通り外伝で、EXと同じくマサキが主人公だが、版権作品なしで全部オリジナルものの、OGシリーズの先駆けである。
スーファミ後期の大容量カートリッジROMによるでっかい顔アイコンと表情差分や、これまでに比べて豪華な戦闘アニメ、きっちりプレイしていれば割と潤沢な改造資金など、α以降のシリーズの片鱗を感じさせる。
何週したか分からん。4~5くらいはしたし、うち半分はプレシアが超強い。
戦闘時のユニットでかい。海嫌い。東方不敗が宇宙人。新オリジナル主人公のリュウセイがまだこの頃はだいぶ痛々しい。
これといったイベントの起きないザコ戦闘回(しかもマップのほとんどが海)がやたら多かった覚えがあり、あまり楽しい思い出はない。
最終面以外比較的まともな前半Fと、敵機の運動性インフレによりスーパー系ロボットが産廃になっていくF完結編である。
この頃は今と違って回避と命中の両方とも機体の運動性能に影響を受けており、かつスーパー系は軒並み運動性が低いので後半になって敵機の運動性が高くなると精神コマンドを使わないことには当たらないし当てられるし超痛い。
エヴァのATフィールド超つええ!!無敵!!とやっていたのに2回行動のハマーンキュベレイのファンネルでATフィールド破られたエヴァが宇宙に爆散する様は涙なしに見られない。
プレイ時間の半分とは言わないまでも1/4くらいはソフトリセット&コンティニューのディスク読み込み時間だった時代である。さらばウインキーソフト。
とは言いつつも完結編含め2週くらいやった。
ワンダースワンだっけ。ラスボスがダイターン3のドン・ザウサーでしかも超強い。
しかもワンダースワン本体のIDで全キャラの精神コマンドが違うという、バランス調整大変だったろうなあな作品(熱血などの重要なコマンドは固定である)。
2次・3次・EXがPS1で遊べるとかなんとかかんとか。バランスがクソなので、資料的価値を除けばゴミ。
ニンテンドー64専用でリメイクもされていないしOGシリーズに主人公たちも出ない(似た機体は出る)ので未だに熱く語るファンも多い。俺も大好き。主人公が4人いるけど6週した。
割と真面目に戦争の悲惨さを描いており、何しろ最初から地球がダンクーガのムゲ・ゾルバドス帝国(レイズナーのグラドスなどを含む)に占領されている。
機体ごとに改造費用や限度が違い、ガンダム08小隊のMAアプサラスをフル改造するとのりかえ可能な空中要塞になる。
色々あって新型試作機体に乗り込むことになる、定番主人公タイプの一般人の少年。機体性能はほぼニューガンダムだ。専用BGM「哀しみの戦場へ」は中盤以降の盛り上がりが熱い名曲。
このキャラだけ3周やった。ダグラムみたいな機体で戦う天涯孤独のレジスタンス少女。部隊名ならソーラー・ファングはどうだ? 当時はまだ珍しい射程がそこそこあるP武器のバルカンファランクスと運動性を鍛えると超強い。リアル系主人公の時だけ登場する年下のレジスタンス少女レラとの出会い、そして交流。敵の仕掛けた自爆装置が起動した中、ハッチを開放して仲間を逃がす事ができるのは通気口を潜り抜けられる小柄な彼女しかいない! 次回「その瞳に未来は映ることなく」デュエルスタンバイ!
主人公なのに精神コマンドかく乱を覚える事をバカにする攻略記事などもあるが、効率よくレベル上げしていると後半は精神ポイントが余るので普通に便利。専用BGM「I'm Space Woman」はストーリーもあいまって超名曲なので無限に聴ける。
大財閥のお嬢様が執事と共に巨大女性型ロボを操るという女版波乱万丈か旋風寺舞人みたいな子。ライバルお嬢様と勝負の後の和解で鳥型ロボと合体して空を飛べるようになって熱いぜ。BGMの「花散る嵐の如く」の出だしはほぼほぼトップをねらえ! ~FLY HIGH~だぜ。
ロボット格闘術! 兄弟子との確執! 激闘の末討ち取って機体を合成強化し最強機体にするか、和解して最強合体技を繰り出すかは君次第だ! でも戦闘中の必殺技のセリフが長すぎ&表示時間短すぎで読めねーよ!! 専用BGMの「出動!大空へ」は古典的スーパーロボット感があって嫌いじゃないけど、Gガンダムオマージュ(ダイモスもかもだが)な主人公には微妙かな。
この頃から熟練度システムありだったろうか。ウインキー時代に比べると易しめでアニメーションも良くて金も稼げて好きな機体を鍛えて安心なみんなのスパロボ。でも今見ると戦術画面の挙動が結構もっさり。
オリジナル主人公用のリアル機体もスーパー機体もどっちもいいよね。グルンガスト参式も指パッチンで真っ二つ。リーンホースJrのビームラムで使徒を倒してミサトさんもびっくり。それも私だ。
今やベテラン声優の杉田智和が主人公の一人を演じているが、この頃はまだ初々しい。
大好きなマクロスプラスからイサムとYF-19が登場して大喜び。でも精神コマンドもろくに使えない序盤に敵のゴーストX-9は勘弁な。
でも2週目だとフル改造ディアブロが大暴れして最終的にイサムよりプレシアの方が格闘値が高い。
みんな大好き斬艦刀が初登場して俺も大好き。
2周クリア。
長い。とにかく長い。全100ステージってお前。そして1面から殺意が高い。でも戦闘アニメは良いし、ダメージの出方も凝ってて好き。鍛えたEz8にバーニィを乗せて複合精神コマンドの奇襲でボス狩りだ。ミンチよりひでえよ。
クリアボーナスで特殊能力を付け替えられるのだが、シールド防御が強い(実質、追加HP)今作においてうっかりひびき洸のシールド防御を集中力で上書きしてしまい、ライディーン一機で戦う面で地獄を見る。
中盤までの地獄を抜けると稼いだ金で余裕ができるので、レアな集中力や精神+15をクルー全員に付けたナデシコで暴れるなどやりたい放題だ。
隠し最終ステージでアクシズ落としを仕掛けてくる癖に、敵を倒しすぎると文句を言ってゲームオーバーにしてくるシャアははっきり言ってアンタちょっとせこいよ。腹いせにLV99にしたキョウスケで奇跡のエリアルクレイモアして鬱憤を晴らす。
1周しかできなかったよ。
GBAだっけ。これまでのオリジナル作品+αを詰め込んだ、スパロボオリジナルオンリー作品。
IMPACTに引き続きメインキャラがキョウスケじゃねーか!と言いつつ好きなので楽しい。
2周クリア。
面白いんだけど、攻撃ヒット感がなんかヌルっとしててあんまり好きじゃない。
あとこの辺りから攻撃計算が変わって数値の見た目よりダメージでないんだよね。
でもゼンガーを主人公にしちゃう思い切りは好きだよ。ライバルのククルはもうちょっとなんかどうにかならなかったかなとは思うが。
大好きなチェンジゲッターが出てきて大興奮。こちらのレベルに合わせて敵レベルが決まるシステムだったので、序盤に補給しまくってLVを上げて遊ぶなどする。
3周くらいクリア。
なんかライディーンとラーゼフォンのクロスオーバーがすごかった覚えがある。アヤトクンサヨナラ。
あとたまたまケーブルテレビで履修していたゼオライマーが出てきて大歓喜。もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな。
キョウスケ、ツヨイ
後半は熱血全体攻撃で敵を溶かす作業ゲーと化すが、それでもトップをねらえ!のカルネアデス計画はアツい。本気のイデオンも強い。
なんかサブパイロットの女の子を三人とっかえひっかえするギャルゲー的な要素のあるアレ。
などといいつつもグランティード・ドラコデウス見たさに2周以上クリアした気がする。
グレートゼオライマーは本当に全部お前一人でいいよ。
やっとたどり着いた! でも殊更言う事はないな。携帯機の名作です。
メインストーリーもSFものとしてなかなか面白い。2周クリア。
GBAのやつをPS2で練り直したやつだな……。あんまり覚えてない。
外伝の外伝みたいなやつだな。序盤にジガンスクードがナマモノと戦ったり、アニメ版の敵が出てきたり、ヤルダバオトが超絶強くて超絶燃費よかったのが印象深い。
エキスパートモードとかいう武器改造できないモードもクリアした気がするので2周してると思う。
ロボは出るけどもはやスパロボでないので省略。おっぱいがいっぱい。
色々あってしばらく離れていたが、携帯機で気軽にできそうなのと、サブスクでボトムズやコードギアス一気見したので唐突に復帰。
グレンラガンつよいぜ! キリコも強くてかっこいいぜ! カレンも強くて可愛いぜ! うえだゆうじも銭ゲバかっこいいぜ! レントンとニルヴァーシュは……誰こいつら。
敵はなんか範馬勇次郎と、版権作キャラの二番煎じみたいなのやる王様と、嘘のつきすぎで頭がおかしくなっちゃった人とかいた気がする。
なんかDと第二次αの話がメインだった気がする。でも2周した気がする。
今はSteamでも売っていて便利じゃのうホッホッホ。セールだったから買ってしまったわい。
なんか魔装機神みたいな設定で懐かしい。最近の強化パーツ強すぎ……。フル改造ボーナスが強化パーツ装備数アップ一択なのはすごい。
世代的には魔神英雄伝ワタルやナディアがドンピシャなはずだが、老いたのもあってそこまで熱くならないな……。
代りに独裁者ベルリくんがフル改造凶悪兵器フォトン・トルピードを幸運と共に乱発して1周で150機くらい撃墜した超おもしろカッコイイエースになった。現金のGは始まりのGだ。
今2周目やってる。
エンディングを迎えたけど、本当に凄いゲームだった。エンディングを聞きながら、涙が止まらなかったよ。
もう俺も大人なので、子供の時の様にゲームで感動した話を誰かとするような事も殆どないのだけれど、風化しないうちに増田に残して、いつか自分で振り返りたい。
エンディングテーマの「僕らの光」の歌詞は、明智に対する主人公からの追悼なんだろう。
統制の神ヤルダバオトに選ばれた、同じ資質を持った二人のトリックスター、一方が主人公で、もう一方が明智。
神がしかけたゲームの中で戦う事を宿命づけられて、ともに大人に裏切られた過去を持つ、その絆は悲しい。
父に捨てられ、幼い頃に母を失い、「誰にも望まれない子」として父に復讐を誓った少年が、その目的の為に多くの命を手にかけた事や
主人公と仲間たちと数年前に出会えていたら、もっと違う道があったんじゃないかって、現在に対する後悔を抱えて
それでも尚、父に復讐するという信念に対する揺らがぬ決意を支えに戦って、一度は死んだのが明智だ。
極限の状況で、自分の代わりに父を討つ取引を、自身の命と引き換えに敵を引き受ける事を条件に主人公に持ちかけて、その約束を絆として最後に主人公たちと繋がれた気がしたのに、
「クソな自分の人生の最後にしては悪くない」そんな満足した最後を汚すように不幸な過去を何もかも消して、夢想した幸せと仮初の命を与えてくれる丸喜の作った夢の世界は決して認めず、
仮に自らの命を失う事になってもいいと、丸喜を拒絶し、戦って、そうして消えてしまった明智に対する主人公の想いが「僕らの光」なんだよな。。。
甘い甘いおとぎの国 君と会えた歪んだ世界
偽りの幸せでもいいと告げる口 君がそっと塞ぐ
戦って勝てばお前は死ぬ、それでいいのか?と問う主人公に明智は言う
「君が迷う事は、僕に対する裏切りだ」
この言葉、この場面を思い出して、さめざめと泣いた。
「僕に対する裏切りだ」、この言葉を思うと、どうにも胸が締め付けられてしまう。
そもそも明智は、主人公をも躊躇いなく殺そうとしたし、主人公の仲間の家族を、父の命令で二人殺してもいる。
どうやったって許せない犯罪者だし、こいつだけは絶対に殺す、そんな思いをプレイヤーは持ってしまう存在でもあった。
一方で、彼にも権力者の父親に幼少から人生を翻弄された過去があった。父に、誰かに、認められ望まれたかった。ただ、それだけ。
「何でお前なんかが、俺にないものを持ってるんだ」「いいよな、お前は。仲間に囲まれ、認められてさ」と主人公に対する強烈な嫉妬と敵意を向けつつも
その上で、「数年前に出会えてれば・・・」って、自分が選べなかった未来への憧れを口にしてもいた。
丸喜が作った現実は、その数年前に出会った後の幸せを与えてくれる。それを受け入れれば、皆から認められ望まれて、笑っていられる。
だが、その丸喜が作った夢の様な世界に明智を呼び出したのは「明智と決着をつけるという約束を果たしたい」、そう望んだ主人公自身だった。
その思いを丸喜が形にした事で明智には仮初の命を与えられたのだ。主人公が望んだものは、数年前に明智と出会った現実ではなく、敵として絆を結んだ現実だ。
だからこそ、明智は丸喜が作った世界の中で、初めから覚めていたんだろう。
認知を歪められた世界で何もわだかまりのない友人としてではなく、主人公の命を狙い、仲間の親を殺しながらも、最後に取引を交わした敵であることを望まれた明智が、
自身の父に疎まれ捨てられた過去を受け入て背負い、嘘っぱちだけど幸せな現実を受け入れず、自らの存在が消える事を分かっても戦うと決めたのは
主人公にとって決着をつけるべきライバルとして、悪として存在する事を、そうして結んだ絆を、主人公と同じく明智もまた望んだからではなかったかと思う。
明智が望んだのは、丸喜から与えられた夢にまで見た甘い現実ではなく、血を流し苦痛の末に交わした主人公との対等な約束の方ではなかったか。
その決断は、悲しく、そして苦しい。
にもかかわらず、主人公から「消えてしまっても良いのか?」と、友として問われる事は「僕に対する裏切り」でしかなかっただろう。
とても不器用で切なくて、悲しい奴だ。
悲しい現実を作り出した丸喜も、また悲しい男だ。家族を失って心を壊してしまった彼女の作りあげた嘘っぱちの幸せを守り、
同じ様に悲しみを抱えた人たちからも、不幸を消して、死んだはずの家族が生きてる世界の中に主人公と仲間たちを招き入れた。
「この現実を受け入れてくれ」
そうすれば、誰も不幸にならないじゃないか?君は皆の幸せを奪うって言うのか?そう問いかける丸喜に対して、
だけど、その先には絶望を受け入れて乗り越えた成長も、それを支えあった仲間たちとの絆も残らない。
だから、それを受け入れる事は出来ない、お前の作った魂の牢獄では生きていけない、そうして主人公たちは丸喜を否定する。
戦い破れた後に、「大人になってからでもやり直せる、その見本になる…それが僕が君にしてあげられる…仕返しかな」と丸喜は主人公に言った。
父親を殺した明智に向かって「あなたがした事を許せない、だけど、あなたの事は分かる」、そう言った春も、暴走する父や周囲の大人に振り回された少女だ。
母親を殺した明智に向かって「どこからやり直したっていいんだ」、そう言った双葉も、大人によって傷つけられ社会から心を閉ざした少女だ。
そんな彼女たちが、大人に歪められた明智を受け入れようとする、その強さが、また悲しい。
なんというか、全体的に悲しい物語だったな、そんな事を思いつつ、エンドロールを眺めて泣いてたよ。
最後のムービーに映っていた明智の制服姿の通行人、あれが明智なのかどうか?
正直、それが気になる。まぁ、どっちでもいい、プレイヤーの思うように受け取ってくれって事なんかな。