はてなキーワード: ちなことは
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の原作者として
さまざまなインタビューで語られる通り
ここにきて過去の作品が見直され、知る人ぞ知る作品ではなくなっていることを
今回の復刊版の帯には「恋と多様性を描き続けて30年」のコピーがついた。
実際、この『回転銀河』はある高校を主な舞台としたオムニバス作品で、
一巻に収録されているのは、
姉と弟の恋に始まり、男子から男子への感情、女子から女子への感情…などなどさまざまだ。
その「多様性」という言葉の重さに、私個人は少し圧倒されてしまいそうになる。
姉と弟の恋、みたいな題材を扱っても、
なんとなく、いつも、地味だ。
姉と弟の恋のエピソードは、読者のおたより欄で
「そういうことはあるよなあ」と思ったところから始まったという。
そして「なんか地味」な原因でもあると思う。
姉から弟への想いも、
彼等はみんな、「私とは違うそういう人たち」として描かれない。
「そういうこと、あるよね」
そういう視点のまま進められる。
それは「多様性を描いている」といえば確かにそうかもしれないのだが、
「あなたと私は違う、そして認めあおう」という描きかたというよりは、
「私はたまたまそうじゃなかったけどさ、そういう感じになるの、あるよね」
という、まるで友達と雑談しているみたいな、とてもニュートラルな肯定だと思う。
多様性を祝ぐような派手さはない。
地味に、私たちの生活の地続きとして、また私自身のある選択肢として「多様性」はある。
そこに単純にある。
そういう描きかたをする作家だと思う。
そして、それこそが海野つなみという作家の稀有な美点であると思う。
(余談なのだが、2話目の主人公であるイズミという底抜けにいいやつな男子がいる。
めちゃくちゃ落ち込んで半泣きで家に帰って部屋に閉じ籠ってるのに、「にいちゃん!俺のじゃがりこ食べただろ!」と弟にキレられたりする。
そのごく短い家での場面で、隅っこの目立たないところに「ママは後妻」って書かれてある。
彼の家庭環境はそれ以降ぜんぜん話に絡んでこない。
けど、あ、わかる、と少し思った。
イズミという少年の優しさや性格の奥行きが育まれた背景があるんだ、とふと思わされる。
家庭環境が複雑な子は優しい、とか言うステレオタイプな話でなく、ただ、そこに地続きの「多様性」を思わされる)
あるじゃん、こういうこと、という感じで描く。
立ち向かうべき悪習としてでもなく、
陰惨ないじめとしてでもなく、
ただ、あるよね、こういうこと、として描かれる。
「美しき悪魔のような双子」という全然地味じゃないキャラクターが出てくる。
成績優秀冷静沈着、自分達以外に価値を認めない、少女漫画の萌えキャラ煮詰めたみたいなやつらだ。
けれど、彼等も結局この海野ワールドのなかの住人だなーと思ったのは、
彼らの行動はこのスクールカーストにえらく縛られているのだ。
それをしなければ、彼等は自分達の生活を守れないと感じている。
海野つなみはスクールカーストを「そんなのくだらない」と喝破したりしない。
あるよね、そしてそうやって自分を守る人もいるよね。
そこで繰り広げられるのは確かに主人公とヒーローの恋愛なのだけど、
いつもその片隅に、学校という生活のままならなさ、人が人と関わりながら生きていることを描いてきた人だと思う。
恋がすべてにはならないし、恋がうまくいけば生活すべてがうまく回りだしたりもしない。
そういう、どこか突き放したような距離感で描写してきた人だ(だから地味なのだが)(そして地味だから好きなのだが)。
それはたまたま彼女の描いてきたものにそういうメッセージを読み取ることもできたというだけだと思っている。
(めっちゃ細かいところではそれっぽいのあるけど、炊飯器をAmazonで買わないくだりとか)
するっとごくさりげなく描くことができる。
近視眼的ではなく一歩引いた距離で描くことができるだけなんだとおもう。
そこにはスクールカーストがあるし、
同性愛者もいるけど「同性愛ににている名前のつかない感情」もあるし、
男女の間にも恋に似ている恋ではない感情がある。
だって、いるのだ。そういう人は。いるじゃん。
ただ、いるよね、って描く。
それはわかる(『回転銀河』はアナログ時代の作画と思われるため、『逃げ恥』とはすこし感じが違うと思うが)。
けれど、もし海野つなみの絵が恐ろしく緻密な書き込みであったり、生々しく柔らかい描線であったら、
きっと「いるよね、こんな人」のようなある種心地のよい距離感はなかったと思う。
あのどこか生硬な絵柄だからこそ、すっと受け入れられるのだと私は思っている。
そして、あの絵柄だからこそ、時々ぎゅっと心を掴まれるような清潔でうつくしいコマがあることを言い添えたい。
【追記】
ごw本w人wにw見られたwwwww
(センセーショナルに、ことさらお話のために感情を煽り立てたりしない、地に足の着いた視点で描かれている、というようなことを伝えたかったのです)
kissの事情とロマンスのたまごと学園宝島と西園寺さんと山田くんとゴールデンデリシャスアップルシャーベットと豚飼い王子と小煌女が好きです…
もし青森県のなにが36ミリリットルなのか、疑問に思った人は是非Googleで検索して頂きたい。すぐに青森が36mlで有ることが理解頂けるだろう。
要するに36mlとは、かな入力者がうっかりIMEをオフにしたまま「あおもり」と打ったときに入力されるTypo文字列なのである。
つい今し方、和歌山のことをGoogleにて調べようとし0t7jと入力して確定してしまったところ、何事もなく和歌山県に関する情報をしれっと表示するGoogleをみて、果たしてどこまで我々かな入力者が行いがちなこのTypoをGoogleが認識してくれるのか気になり、47都道府県をとりあえず入力してみた結果、以下の事がわかったので報告する。
Typo | 県名 |
36ml | 青森 |
7jt@q | 山形 |
2hdj | 福島 |
h@yj | 群馬 |
xeqj | 埼玉 |
s4g)4 | 東京 |
tut@0 | 神奈川 |
7jud | 山梨 |
0t7j | 和歌山 |
sZsl | 鳥取 |
shdj | 徳島 |
hjms | 熊本 |
66eq | 大分 |
6gu0 | 沖縄 |
Typo | 県名 |
n7g@ | 宮城 |
66xt | 大阪 |
v)4b@ | 兵庫 |
6t7j | 岡山 |
7jh@a | 山口 |
2h6t | 福岡 |
ut@xg | 長崎 |
n7x@g | 宮崎 |
ここに記載されていない都道府県は、他の意味に被ってしまう単語になってしまうのか、表示されることはなかった。
続けて都道府県以外の単語にどこまでGoogleが対応するのか、その思わず目が眩みそうな途方もない調査にいざ乗り出そうとしたのだが、この47個の単語を訳のわからない文字列で検索し続けただけで「お前は本当に人間か、その意味不明な文字列の連続はロボットではないのか?」というGoogleの査察に遭遇したため、これ以上の調査は誠に遺憾ながら差し控えさせて頂きたい。
もう付き合って8年ぐらいになる恋人がいる。
お互いのキャリアの問題があるので結婚とならないのだが、それはまあいいとして、
最近相手とのパワーバランスの均衡点を見つけるのが難しくなって来たな、と思う。
付き合い始めはお互いに他人なので、まあ相手を他者として距離を取るのはそう難しくなかったけれども、
8年ともなると、恋人と自分の距離は、両親や兄弟との間の距離よりも俄然近くなってくるわけで、
そうするともう近すぎで、恋人との関係がバランスが取れているのかどうなのか、よくわからなくなってくる。
それは一般的に言われているような男性から女性への暴力だけを言いたいのではなくて、
どちらかからどちらかへの支配と被支配の関係に膠着しないようにすることはとても難しい。
そうすると相手が自分とは異なった人間だということがわからなくなってくるので、
他者に対して引いておくべき一線を乗り越えて支配と被支配ということが起こる。
だいたい、恋人同士の関係というのは、性的関係が含まれる上で、
この他者との境界線はいつも侵犯されることがほぼ必要条件だと言える。
恋人との適正な距離をとって関係のバランスをとっていくのは難しくなる。
もちろん支配と被支配があるカップルがきちんと相互に満足しているということは当然ありえるし、
子供がいたりするとパワーバランスのあるべき均衡点はカップルのものとはまた異なったものになるはずだ。
でも、自分は恋人と基本的には均衡のとれた関係を築きたいといつも考えていて、
その上でカップル間でのパワーバランスに関するモデルケースの少なさとか、
恋愛ではいつも例外的に暴力的なことが容認されがちなこととか(実際の肉体的な暴力はさすがに禁止されているが)、
パートナーとの関係構築に関するテクニカルな知識とかがすごく少ないことを残念に思っている。
自分の実感としては、これはコントロールするのが最も難しい技術の一つだと思うし、
もっと学んだり勉強したりできるべきことじゃないかと思っている。
というのも、恋愛においては、暴力の加害者になったり被害者になったりするのがそんなに難しいことじゃないからだ。
以前の職場に、そういう客が多かった。知的・発達障害があるようだがこちらは専門家ではないので判断はできない。よくやりがちなことを把握して同僚の間で共有する、専門家に対応を学ぶくらいしかできることはなかった。
普通に生活(勉強)できないのだが、思い通りにならないと大声を上げるとか、管理職に言いに行くとかある種の知恵が働くというのが似ている。周囲から嫌われているから、なおさらこちらに来た。
家族は手にあまり、半ば厄介払いなので、こちらが対応に困っていると言っても聞く耳を持たなかった。
管理職がどう考えるかが重要で、初めのころの管理職は「基本的に受け入れるがあまり無理をしすぎないようにこちらにも配慮」だったのでぎりぎりもった。しかし管理職が変わり、対応するこちらへの配慮が一切なくなり、「とにかく何があってもだれでも受け入れるように」「権利を主張されて差別だと言われたら大変だから」となり、同僚が減っていった。私もその職場を去った。今も続いているのかいつも求人が出ているような状態。管理職が対応してくれないのであればこちらが辞めるしかないと思う。
プリントシール機、いわゆるプリを撮るJKの要領の悪さに辟易する今日この頃。
まったくもって要領が悪い。
それが乙女心なのかはこの際どうでもいい。
せめて「店員を呼んでサービス券を使うとき」くらいは要領よく振舞って欲しいもんだが。
というわけで、プリを撮る女子が店員を呼んでからやりがちなことベスト3の発表だ。
ちなみに、前提として「プリ撮影料金100円引き券を使うとき」という風に思っておいて欲しい。
第3位:「どっちが多く出すかで揉める」
プリは通常1回400円だ。2人なら200円ずつ出せばいいが、100円引き券を使うなら300円で撮れる。
でも、店員を呼んでからどっちが多く出すかで揉めるくらいなら、呼ぶ前に決めておいて欲しい。
結構待たされる。ヘタするとJKのジャンケン合戦を見守ることになる。
第2位:「両替をしてない」
これはどう考えてもおかしい。
割引券を使うと決めた。撮影したい台も決めた。
ならば先に両替を済ませておかなければスムーズに撮影が出来ないだろうに。
ていうかそれを行列が出来ている台でやったら順番待ちの人間にも迷惑がかかるだろうに。
そして栄えある第1位:「説明をしたにもかかわらずサービス券使用不可の台で使いたがる」
これが何故ストレスなのかというと。
例えば新しく入荷したばかりのロケテスト代などは、メーカー側から割引で撮影させないで欲しいと頼まれることもある。
メーカーが新しく出して、先行ロケテストをするということは、正規の料金でどれだけの人が利用してくれるかを調べるためにしていることだから。
そういう事情があって、先行入荷台には「サービス券使用不可」とかでかでかと張り紙をしなければならなかったりする。
サービス券を渡すときも、「○○という名前の台は、ロケテスト代なのでサービス券を使えない台となっております、ご了承ください。」
と、必ず説明する。台の名前とかあまり気にしなそうなお客様には、使えない台がある場所まできちんと説明する。
お客様に不必要な不満を与えないために、説明するべきことはきちんとしなければならない。
「ここで使いたいんですけどー」
人の話聞いとったんかいワレエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!
と叫びたくなるのをぐっと堪えて、
「申し訳ございません、そちらの台はサービス券使用不可となっております。」
と、張り紙を手のひらで指してやんわりとご説明することになる。
本当にこれが一番腹が立つのだ。
3位と2位はまあいいとして、ほんとに1位の項目だけはしないでください。
人の話を聞いてください、頼むから。同じ説明を何回もしなければならないなんてこっちも嫌だし、あなたもせっかくの気分を折られるのは嫌でしょう?それを防止するために事前に説明をしているんです。聞いて。お願いだから説明は聞いて。
別にドイツ(鉄血)と日本(重桜)は人類の敵(セイレーン)に味方しているわけではない。
元々、セイレーンが出てきて人類は結束してこれに立ち向かう。この時の組織がアズールレーン。
その後、セイレーンの攻勢は受け止めたものの、完全には撲滅できずにいた。
鉄血と重桜はセイレーンの力を研究し、鉄血は武器にセイレーンの力を宿し、重桜は体にセイレーンの力を宿す。(ドイツ艦の武器が生物になっていることと、日本艦はケモノの耳が映えている事に関係あり)
ソレに対してイギリス(ロイヤル)とアメリカ(ユニオン)は「人類の力を使ってセイレーンを打ち倒してこそである」という理念を掲げたため、鉄血と重桜はアズールレーンから離反して「レッドユニオン」として、人類vs人類の戦いがはじまる。しかし、セイレーン側も影で動いているぞ。(ここからゲーム開始)
追記
BOのゾンビモードで「俺は絶対タケオやないとやだ」っていうフレいたけど、多分相容れないんだろうな、悲しいね(´・ω・`)
(この日記は、「副業で風俗レポを連載していたのだが、」https://anond.hatelabo.jp/20171023190844を「俺が編集者ならこう書き換える」という内容に無断で編集したものです。)
お久しぶり~。とにかく更新が滞りがちなこの連載。今回はちょっと趣向を変えて、生まれて初めてアジアンエステに行った日のことを書くぞ。もう六年半も前の話だ。僕のドスケベオイルマッサージ道はこの日から始まったのだ!
某月某日、夜。駅前の商店街を歩いていると、妖しく点滅する立て看板が目に入った。
インターホンを鳴らすと、異様に背の低い白髪の老婆が出てきた。待合室に通され、メニューを渡された。メニュー表には複数のコースが書かれていたが、婆さんは大きな目をさらに大きくして90分一万円のコースをゴリ押ししてきた。僕は気圧されて、よくわからないまま一万円を払った。
部屋に案内されて、ベッドに腰かけていると、小柄な女の子が入ってきた。名前はナナちゃん。第一印象はツンとして見えるが、笑うと一気に表情がやわらぐ。かわいい! 大きな目に長いまつげ。ピンク色のぽってりした唇が印象的。髪は長めで、えり足がスッキリとまとめられている。あらわになったうなじがセクシー。しかし、何より目を引くのはオッパイ。かなりでかい! 上着がパンパンに膨れあがってる。そして、むき出しになった太もも。僕が太ももフェチになったのは、この日がきっかけかも。ミニスカートからのびる二本の素足。た、たまらん....。
ナナ「初めてですか?」
僕 「はい」
僕 「あ、はい」
ナナ「じゃあ、脱いで待ってて」
ナナちゃんが部屋を出ていく。言われるままに服を脱ぐ僕。上半身裸になったところで、ナナちゃんがバスタオルを持って戻ってくる。いたずらっぽい笑みを浮かべながら、僕のズボンのベルトを引っ張る。脱ぐように促しているのだ。恥ずかしながら、僕はすでにビンビン。ナナちゃんがそれを見て、キャッと笑う。腰に白いバスタオルが巻かれると、腹部がふくれあがり、その形状はまるで雪山。
一緒にシャワールームへ。ナナちゃんが全身をやさしく洗ってくれる。「後ろ向いて」「はい、前」「もう一回後ろ」ころころと向きを変える僕。後ろ向きになると、ナナちゃんの手首が僕の足のつけねを通って、さわ~、と尻の穴を通過。最高だ...。タオルで体を拭いてもらい、部屋に戻る。紙パンツを渡されたが、明らかに小さい。無理して履いてみたが、思いっきりハミ出てしまう。ナナちゃんがそれを見てウフフと笑う。
ナナ「・・・やっぱり、あおむけでいいよ。うつぶせ、痛そうだから」
うつぶせだと、いきり立ったモノが圧迫されて痛いと判断されたらしい(笑)それで急遽、あおむけの態勢から始めることに。ナナちゃんが僕のひざの上にまたがると、太ももの感触がじかに伝わる。う~ん、たまらん!
まずは首筋のマッサージ。ナナちゃんが前かがみになると、はだけた胸もとから谷間が見える。膝を動かすたびに、スカートの中もちらり。これってわざと!? そして、ここから先は怒濤の展開。まだ序盤なのに、ナナちゃんが僕の全身にオイルを塗り始めた! 本来はうつぶせでじっくりと肩や腰をもんでから、ようやくあおむけになり、オイルが登場するのは後半なのだ。しかし、ナナちゃんは通常のセオリーをすっ飛ばして、大暴走。おそらく僕の興奮が伝わり、一気にスパークしたのだ! 奇跡のフュージョン。国籍を越えた魂の交感。ナナちゃんの指先が、僕の体の上を縦横無尽に滑走。そのなめらかな滑りは、ロシアのフィギュアスケーター、ユリア・リプニツカヤ選手のようだ。僕はあっという間にフィニッシュ。開始からわずか30分。瞬殺だった...。
本来、こういったマッサージは焦らしてナンボ。ナナちゃんの施術はあまりにトリッキー過ぎた。でも僕は大満足! 最高のアジアンエステデビューであった。
🌑
これは、ある風俗系のサイトのために書いた原稿である。そのサイトが突然閉鎖してしまい、行き場所がなくなった。自分で言うのも何だが、本当に下らない。僕は二年近く、こんな文章ばかり書いていた。この記事は、新しい店を取材する時間が無かったので、苦しまぎれに昔話を書いたのだった。結果的にこの原稿は陽の目をみなかったわけだが、書きながら当時のことを色々と思い出した。
あの頃、実は僕はドン底の状態だった。親から継いだ会社を倒産させた後だったのだ。単なる地元の中小企業だったが、そこそこ歴史のある会社だった。古参幹部の裏切り、横領、大手の参入、理由を挙げればキリがないが、結局は僕が無能だったのだ。すべてを失った。恋人も仲間も、みんな去って行った。絵に描いたような転落人生だ。酒びたりの日々。毎日、目を覚ます頃にはすでに日が暮れかけていた。時計を見るのもつらかった。起きるとすぐに冷蔵庫を開けて、安い缶酎ハイをあおり、またベッドに戻る。酒が切れたらコンビニに行って、缶酎ハイとカップ麺を大量に買い込む。そんな生活が何ヵ月も続いていた。
いよいよ金が尽きてきたので、警備員のバイトを始めた。まわりは爺さんばかりだった。地元では警備員の仕事が高齢者の受け皿になっていた。爺さんたちと一緒に働いているうちに、まだ20代後半だった僕も、老後みたいな気分になっていた。
件のエステに行ったのは、そんな時期のことだった。前述の通り、僕は30分で果ててしまった。そのあとどうしたかというと、ずっと彼女とお喋りをしていた。彼女は色々な話をしてくれた。まだ来日して三年足らずで、日本語はジブリアニメで勉強していると言っていた。なぜか子供の頃の写真を持っていて、それを見せてくれた。山村の風景を背にして、薄汚れたシャツを着て立っている、仏頂面の少女が写っていた。それが彼女だった。話を聞いてみると、彼女は非常に貧しい家に生まれて、家族を支えるために、日本に出稼ぎに来ていたのだった。
僕も自分のことを話した。地元の中小企業の二代目社長。社員は26人。趣味はスキーとテニス、車はベンツを2台所有。どれも過去には本当のことだった。でもすべてを失っていた。僕は彼女に、会社経営の苦労や、幹部に対する不満を、現在進行形の悩みとして語った。彼女の前では社長でいたかった。悲しい見栄だ。話しているうちに、自然と涙が流れてきた。彼女がそっと抱き寄せてくれた。僕は彼女の胸に顔をうずめて泣いた。しばらくのあいだ泣き続けた。あのとき彼女はどんな気持ちだったのだろう。異国で、初対面の男が、いきなり泣きだしたのだ。理由もわからなかったはずだ。かなり戸惑ったにちがいない。
ナナちゃんと話した翌日から、僕は仕事で新しい現場に入った。美術館の警備スタッフだ。スタジオジブリのレイアウト展覧会だった。そこでマズイことが起きた。彼女が客として入場してきたのだ。どうやら彼女は一人で、オレンジのワンピースにスニーカーを履いて、髪はポニーテールにまとめていた。相変わらずちょっとツンとしていて、喋らなければどこからみても普通の若い女性だった。僕はあわてて顔を伏せた。見られてはいけない。彼女の中ではまだ僕は社長なのだ。警備服を着ているはずがないのだ。彼女は食い入るように展示物を見ていた。僕は帽子を限界まで目深に被り、ばれないようにした。
午後になって、今度は外の駐車場ですれ違いそうになり、あわててトラックの背後に隠れた。警備員なのに、僕の挙動は完全に泥棒だった。彼女は僕の前を通り過ぎて、その先の角を右に曲がっていった。彼女は僕の視界から消えた。
数日後に、地面が揺れた。これまでにないぐらい、大きく揺れた。巨大な津波が来て、あらゆるものを破壊した。そう遠くない場所で、原子力発電所が爆発した。日常が奪われ、何日も、何週間も、不安な状態が続いた。
僕はやることもなく、ふと思い立って再びあの店に行ってみた。当然のように閉まっていた。インターホンを鳴らすと、ゆっくりドアが開いた。中からあの大きな目の老婆が顔を出して、「やってませんよ」と言った。
僕 「いつごろ再開しますか?」
老婆「もうやらないよ。おしまい」
僕 「・・・」
老婆「みんな中国に帰ったよ」
僕 「ナナちゃんは?」
老婆「ナナも帰った。モモも帰った。サクラもユキもみんな帰った。日本は危ないから」
当たり前だが、ナナちゃんとはそれっきりだ。僕はほどなく上京して、小さな広告プロダクションに就職した。その後、仕事で知り合った風俗関係者に請われ、メンズエステの体験レポを書くようになった。
最初のうちは、アジアンエステを取材する度に彼女のことを思い出したものだが、最近はすっかり忘れてしまっていた。女性の胸に顔をうずめて泣くなんて、あの夜が最初で最後だと思う。
諸般の事情でサイトが閉鎖されてしまった。原稿が一本無駄になってしまったので、はてな匿名ダイアリーに放流する。
🌑
お久しぶり~。とにかく更新が滞りがちなこの連載。今回はちょっと趣向を変えて、生まれて初めてアジアンエステに行った日のことを書くぞ。もう六年半も前の話だ。僕のドスケベオイルマッサージ道はこの日から始まったのだ!
某月某日、夜。駅前の商店街を歩いていると、妖しく点滅する立て看板が目に入った。
インターホンを鳴らすと、異様に背の低い老婆が出てきた。待合室に通され、メニューを渡される。メニュー表には複数のコースが書かれていたが、婆さんは90分一万円のコースをゴリ押ししてきた。僕は気圧されて、よくわからないまま一万円を払った。
部屋に案内されて、ベッドに腰かけていると、小柄な女の子が入ってきた。名前はナナちゃん。第一印象はツンとして見えるが、笑うと一気に表情がやわらぐ。かわいい! 大きな目に長いまつげ。ピンク色のぽってりした唇が印象的。髪は長くて、えり足がスッキリとまとめられている。あらわになったうなじがセクシー。しかし、何より目を引くのはオッパイ。かなりでかい! 上着がパンパンに膨れあがってる。そして、むき出しになった太もも。僕が太ももフェチになったのは、この日がきっかけかも。ミニスカートからのびる二本の素足。た、たまらん....。
ナナ「初めてですか?」
僕 「はい」
僕 「あ、はい」
ナナ「じゃあ、脱いで待ってて」
ナナちゃんが部屋を出ていく。言われるままに服を脱ぐ僕。上半身裸になったところで、ナナちゃんがバスタオルを持って戻ってくる。いたずらっぽい笑みを浮かべながら、僕のズボンのベルトを引っ張る。脱ぐように促しているのだ。恥ずかしながら、僕はすでにビンビン。ナナちゃんがそれを見て、キャッと笑う。腰に白いバスタオルが巻かれると、腹部がふくれあがり、その形状はまるで雪山。
一緒にシャワールームへ。ナナちゃんが全身をやさしく洗ってくれる。「後ろ向いて」「はい、前」「もう一回後ろ」ころころと向きを変える僕。後ろ向きになると、ナナちゃんの手首が僕の足のつけねを通って、さわ~、と尻の穴を通過。最高だ...。タオルで体を拭いてもらい、部屋に戻る。紙パンツを渡されたが、明らかに小さい。無理して履いてみたが、思いっきりハミ出てしまう。ナナちゃんがそれを見てウフフと笑う。
僕 「あ、はい...」
うつぶせだと、いきり立ったモノが圧迫されて痛いと判断されたらしい(笑)それで急遽、あおむけの態勢から始めることに。ナナちゃんが僕のひざの上にまたがると、太ももの感触がじかに伝わる。う~ん、たまらん!
まずは首筋のマッサージ。ナナちゃんが前かがみになると、はだけた胸もとから谷間が見える。膝を動かすたびに、スカートの中もちらり。これってわざと!? そして、ここから先は怒濤の展開。まだ序盤なのに、ナナちゃんが僕の全身にオイルを塗り始めた! 本来はうつぶせでじっくりと肩や腰をもんでから、ようやくあおむけになり、オイルが登場するのは後半なのだ。しかし、ナナちゃんは通常のセオリーをすっ飛ばして、大暴走。おそらく僕の興奮が伝わり、一気にスパークしたのだ! 奇跡のフュージョン。国籍を越えた魂の交感。ナナちゃんの指先が、僕の体の上を縦横無尽に滑走。そのなめらかな滑りは、ロシアのフィギュアスケーター、ユリア・リプニツカヤ選手のようだ。僕はあっという間にフィニッシュ。開始からわずか30分。瞬殺だった...。
本来、こういったマッサージは焦らしてナンボ。ナナちゃんの施術はあまりにトリッキー過ぎた。でも僕は大満足! 最高のアジアンエステデビューであった。
🌑
自分で言うのも何だが、本当に下らない。僕は某風俗サイトで二年近くこんな文章ばかり書いていた。先の記事は、新しい店を取材する時間が無かったので、苦しまぎれに昔話を書いたのだった。結果的にこの原稿は陽の目をみなかったわけだが、書きながら当時のことを色々と思い出した。あの頃、実は僕はドン底の状態だった。親から継いだ会社を倒産させた後だったのだ。単なる地元の中小企業だったが、そこそこ歴史のある会社だった。古参幹部の裏切り、横領、大手の参入、理由を挙げればキリがないが、結局は僕が無能だったのだ。すべてを失った。恋人も仲間も、みんな去って行った。絵に描いたような転落人生だ。酒びたりの日々。毎日、目を覚ます頃にはすでに日が暮れかけていた。時計を見るのもつらかった。起きるとすぐに冷蔵庫を開けて、安い缶酎ハイをあおり、またベッドに戻る。酒が切れたらコンビニに行って、缶酎ハイとカップ麺を大量に買い込む。そんな生活が何ヵ月も続いていた。
いよいよ金が尽きてきたので、警備員のバイトを始めた。まわりは爺さんばかりだった。地元では警備員の仕事が高齢者の受け皿になっていた。爺さんたちと一緒に働いているうちに、まだ20代後半だった僕も、老後みたいな気分になっていた。
件のエステに行ったのは、そんな時期のことだった。前述の通り、僕は30分で果ててしまった。そのあとどうしたかというと、ずっと彼女とお喋りをしていた。彼女は色々な話をしてくれた。まだ来日して三年足らずで、日本語はジブリアニメで勉強していると言っていた。なぜか子供の頃の写真を持っていて、それを見せてくれた。山村の風景を背にして、薄汚れたシャツを着て立っている、仏頂面の少女が写っていた。それが彼女だった。話を聞いてみると、彼女は非常に貧しい家に生まれて、家族を支えるために、日本に出稼ぎに来ていたのだった。
僕も自分のことを話した。地元の中小企業の二代目社長。社員は26人。趣味はスキーとテニス、車はベンツを2台所有。どれも過去には本当のことだった。でもすべてを失っていた。僕は彼女に、会社経営の苦労や、幹部に対する不満を、現在進行形の悩みとして語った。彼女の前では社長でいたかった。悲しい見栄だ。話しているうちに、自然と涙が流れてきた。彼女がそっと抱き寄せてくれた。僕は彼女の胸に顔をうずめて泣いた。しばらくのあいだ泣き続けた。あのとき彼女はどんな気持ちだったのだろう。異国で、初対面の男が、いきなり泣きだしたのだ。理由もわからなかったはずだ。かなり戸惑ったにちがいない。
この話には後日談がある。翌日から僕は仕事で新しい現場に入った。美術館の警備スタッフだ。スタジオジブリのレイアウト展覧会だった。そこでマズイことが起きた。彼女が客として入場してきたのだ。どうやら彼女は一人だった。僕はあわてて顔を伏せた。見られてはいけない。彼女の中ではまだ僕は社長なのだ。警備服を着ているはずがないのだ。彼女は食い入るように展示物を見ていた。僕は帽子を限界まで目深に被り、ばれないようにした。午後になると、今度は外の駐車場ですれ違いそうになり、あわててトラックの背後に隠れた。警備員なのに、僕の挙動は完全に泥棒だった。
数日後に、地面が揺れた。これまでにないぐらい、大きく揺れた。巨大な津波が来て、あらゆるものを破壊した。そう遠くない場所で、原子力発電所が爆発した。日常が奪われ、何日も、何週間も、不安な状態が続いた。再び店に行ってみると、当然のように閉まっていた。インターホンを鳴らすと、ゆっくりドアが開いた。中から背の低い老婆が現れて「やってませんよ」と言った。
僕 「いつごろ再開しますか?」
老婆「もうやらないよ。おしまい」
僕 「・・・」
老婆「みんな中国に帰ったよ」
僕 「ナナちゃんは?」
老婆「ナナも帰った。モモも帰った。サクラもユキもみんな帰った。日本は危ないから」
当たり前だが、ナナちゃんとはそれっきりだ。僕はほどなく上京して、小さな広告プロダクションに就職した。その後、仕事で知り合った風俗関係者に請われ、メンズエステの体験レポを書くようになった。最初のうちは、アジアンエステを取材する度に彼女のことを思い出したものだが、最近はすっかり忘れてしまっていた。女性の胸に顔をうずめて泣くなんて、あの夜が最初で最後だと思う。ナナちゃん、元気だろうか。
故有って、2週間ほどいわゆる少女マンガの人気作品を読み漁っていて、気づいたことがある。
ティーンターゲットの少女漫画誌の中には、性的に過激なものもあったりするとは聞いてはいた。
登場人物たちは頻繁に、強引にキスされたり関係を迫られたりと大忙しで、小学生も読む可能性あると考えるとハラハラだなと最初は思ったのだが、
物語を追っていると、性的に奔放な登場人物でも、実際にセックスするまでにはかなり引っ張るということに気付いた。
まぁでもこれは少年マンガでも同様で子供ターゲットならではの「セックス」を物語のエンジンにする方法だと思う。
それと、もう一つ、多くの場合、二股や不貞に関してはかなり高いハードルが保たれていることだ。
主人公たちは、学校の先生や兄妹やら、割と社会的タブーが強い恋愛にも積極的にのめり込んでいく。しかし浮気や二股には妙に厳格である。
その他の恋愛タブーについてのオープンさに比べると、不思議なほど二股ハードルが高い。
胸キュン至上主義の少女マンガだけに、主人公のカップルの双方に必ずライバルが出てきて誘惑するのが常だが、
これらの「お、浮気か」シチュエーションは、あくまでも主人公カップルの「美しい恋」を引き立たせるスパイスでしかなく、
ライバルたちと実際に一線を越えることはほとんどない(全部読んでるわけじゃないから分かりませんが)。
ライバルたちは、ちょっとそれ犯罪なんじゃレベルの誘惑をした後でも、それによって主人公たちがグラグラと欲に揺さぶられたとしても、
なんでやねんと思わずツッコんだ。関西人でもないのに。そこまでえげつないことなってるならもう最後まで致したりーや。である。
「友達の彼」という、もろ浮気シチュエーションのテーマも、少女マンガには頻出するのだが、
これも「友達と片思い相手が付き合っている期間中」に、片思い相手と行為(キスや抱き合ったりなど)が行われることは原則は無いように思う。
有りのケースはただ一つ、「片思い相手が本当は主人公が好きになっていて…辛抱溜まらんくなって」というシチュエーションで、
上に述べたライバルと同様、胸キュン欲を掻き立てるための「物語のスパイス」である。ライバル視点というか。
面白いのは、「胸キュンのスパイス」である浮気シチュエーションにおける「辛抱溜まらなさ」が、
彼女たち(主人公、片思い相手、ライバルなど)にとって、地球破滅レベルの罪悪感として描かれがちなことだ。
作品によっては、このまま出家するのでは、断頭台の露となるのでは、というレベルで深刻に苦悩する。
ちょっとキスされそうになったぐらいでなぁ、お前ら普段はかなり奔放なくせに、妙にカマトトぶりやがって。
少女マンガは基本的に夢と胸キュンの世界な訳で、リアリティに立脚してツッコむなんて愚の骨頂でしかないのだ、解ってはいるのだが、
バランスが悪くてつい気になってしまう、これって、何が理由なんだろう。自主規制があるんかな。乳首描写NG的な感じで二股はNGとか?
そして、そうじゃない(主人公がシモが緩い)少女マンガの名作があるならぜひ読んでみたいので、少女マンガに詳しい増田がいたらぜひおススメください。
何となく、一昔前に流行ったケータイ小説的な、援助交際モノみたいなジャンルとかあんのかな。なにしろ少女マンガ業界に全く明るくないので分からないのです。
ひと昔前はそういうインセンティブがなかったから身内でいかに評価されるかという小さなもの差しが行動原理に大きく影響してた
それを元にした行動はどんどん大きく変化していくんじゃないだろうか
最近だとJKのバブリーダンスがバズっているが、ひと昔前ならこんなダサくて笑われるようなことに全力出すJKなんてうまれようがなかったはず
いろんな人が見てくれるインセンティブがあるからこそあえてダサいことをやってみようという発想も出てくる
そして単に有名になれるだけじゃなく、有名になれるだけじゃなく金が手に入るというのも大きい
ファンビジネスができるし、youtubeのように広告収入が得られるSNSも間違いなく出てくる
というかすでにあるか
ひと昔前ならゲームが好きならそれを仕事にするというのが一つの選択肢だったが
今はそうはならない
それのゲームをいかに楽しむか、楽しんでいるところを見てる人たちに楽しんでもらうかというが
さらに前の世代の人は好きなことを仕事にするなんて怠けてると言っていた
自分たちの世代は好きなことを仕事にしてもいいじゃないかと言っていた
けど、新たに遊ぶことそのものを仕事にする人たちが出てきた時にそれを否定する立場に自分たちが周りがちなことを自覚している
それともついていくのか
デブはただ、デブだという認識でしかなかったが、デブに対する見方が変わったのでここに記す。
食っちゃゴロゴロしてやがる。そら太るわ。
仮に体質的な問題としても擁護できない。向上心があれば痩せる努力をするだろ?
海外とかでデブは就職に不利だという話を聞いたことがあるが、学歴フィルター書けるくらいなら、身長と体重を履歴書に書かせてデブフィルターで絞り込んだほうが有益だ。
自分も大いに賛成だ。
デブは無駄に多く食事を取る。これから環境の大幅な変動により、世界各地で水不足が起こり、その水不足が食糧不足を引き起こす。
まだ食料を供給する仮定で大量のCO2の排出やら環境汚染が起こる。2200年以降も人類が地球に生存してるなんて夢見ているやつがいたら少し勉強してくれ。
医療費だって一般人より病気になりやすいデブはそれだけ税金を消費する。
電車に乗れば人の倍の場所を専有する。さらに運ぶのに余計にエネルギーが必要となる。
デブメリットはあらゆる視点で見てもゼロだ。おっと、お相撲さんは許すぜ。お相撲さん特権だ。
日本は資源大国でもないのに、政治家と医療機関との超強力な癒着によって、税金のほとんどが医療費に消えている。
医療費の公的負担比率 国際比較統計・推移のデータをみればわかる。
https://www.globalnote.jp/post-10288.html
日本より上位国は天然資源による大きな収益があるのでほぼ税金の日本でこれをやったら国が滅ぶのは明らかだろう。
未来をまったく考えない政治家は中国、韓国、北朝鮮と同等もしくはより国民に有害だ。税金を大量に消費して意図的に高齢化社会をつくりやがる。
おっと、また脱線した。
言いたいことは政治家が保身しか興味がない国賊だってことではなくて、個人努力によって健康管理して、医療費負担を減らそうぜって話。
基本的に偏見なく、ステレオタイプに縛られないように当たり前と思われがちなことでも考えることを心がけてきた。
その俺がデブに対してのステレオタイプを持つことになったのだ。
このマゾゲーにして神ゲーの参加人口を増やすにはどうしたらよいか?
でもそれ油断するとすぐロストするやつですよね???
怖くなった非マゾゲーマー(以下非マゾ)はすぐに攻略サイトを見てしまう。自力で進めることに困難を感じているからだ。
だが攻略サイトは別に見てはいけないものではない。見るがいい。大いに。
攻略サイトにはサイトによってまちまちなことが書かれていた。どれやねん!統一してくれ!
プレー前に既に耳年増になってしまった非マゾであった。マゾゲー死すべし。
マゾゲーマーはマジ頭おかしい。あいつらほんまモンのマゾやでぇ。
そんな鬼ゲーなのに「みんなやってるよ」などとほざく奴がいる。ほんとかよ。
ほんとだった。大半は死にかけているが、マゾ予備軍みたいになってる奴も意外といる。一緒に走ろうって言ってたくせに!この裏切り者!この先行者!
ゲームの難易度を変えられないとすると、石とかアイテムを優遇してもらうしかない。石ください。
あと神プレーヤーを見るとなんか落ち込むので(ここで自分もかんばろとか思える奴はマゾ側である)見せないでください。
嘘。そこまで図々しい要求はせぬ。ここは自衛するしかないか…。
マゾには当たり前にできることが非マゾにはとても難しい。ということを知っていただきたい。人のプレーを笑うな。
なんかもうゲームの良さとかは聞き飽きてるというか、知ってるよ!でもハードなんだろ!としか言えないので
https://anond.hatelabo.jp/20170829093455
文化盗用と同じだと思う
つまり「お前らマジョリティは俺らから色々奪ったのに、文化まで奪うなんて最低だ」ってことだ
Togetterでまとめられてた人がまるで似たこと言ってたな
「お前らリア充はオタクを蔑んでいたのに、こっち来るんじゃない」みたいなこと言ってた
マイノリティの文化に勝手に属している気になって、勝手に所有権を掲げているにすぎない
一体何様のつもりなんだろう?
ちなみにこれは割りと「コミュニティの一生」で起こりがちなことだ
初期メンバーは大抵かなり寛容なんだ
しかしそこに入ってきて、初期メンバーを崇める第二世代がぶっ壊す
やがて古参の声を代弁し始め、なぜか勝手にフィルタリングし始める
あの行為は古参(立ち上げた面子)からすると非常にウザい行為なんだ
本当に何様のつもりなんだろうと思う
仲のいい友達がいた。
その子とは同じアニメ好きで、お互い腐女子だったのでよく語り合っていた。
一緒にグッズを買いに行ったりお互いの家で本を読んだり、楽しかった。
私はそういったことが語れるような友達も少なく、その当時は人見知りで自分をさらけ出すようなこともできなかったから、こうして話せる友達がいたことが嬉しいかった。
この子のことをAと呼ぶことにする。
Aはもとからアニメが好きだったわけではなく、もともとはジャニーズの某グループが好きだったらしい。
しかしAはふとしたきっかけからとある戦国武将ゲームにハマり、それ以来ジャニーズを追うのはやめてアニメ好き腐女子になったのだという。
この当時の自分のことをAは「イケメンにキャーキャー言ってた自分は黒歴史」とか「今の私が1番嫌いなタイプの人種」と言っていた。
しかし、Aの親はアニオタになった娘をあまり良く思ってはいなかったらしい。
だからかはわからないが、Aは身なりにとても気を使っていて「見た目だけは私の1番嫌いな人種(=クラスの中心にいそうな女の子)と思われたい」と言っていた。
新しく発売されたCDはもちろん、自分がファンになる前のものも中古のCDショップを回って探し、今までそのバンドが発表したCDはほぼ全て持っているという。
そのバンドは基本的にはテレビ出演をしないバンドだったので、主題歌などに使われることでテレビや街などでそのバンドの曲が流れるのをとても喜んでいた。
やがてAとは違う進路を歩むことになったので会うことも少なくなり、たまに携帯で連絡をとるくらいになった。
ある時Aからとある2.5次元ミュージカルにハマった、とメッセージがきた。
私はその当時、2.5次元ミュージカルについてはあまり詳しくなかったのでよくわからなかったが、なんでも好きなキャラクターを演じている俳優のファンになったらしかった。
それから、Aの生活は2.5次元ミュージカル中心になっていた。
Aはアニメも見なくなり、舞台俳優を追いかけて忙しそうだった。
でもそこから「今まで声優さんかっこいいとか可愛いとか言ってたけど、舞台俳優見てたら目が肥えてあんなの全然なんとも思わなくなった。」というように、今まで好きだったものを否定するようになった。
さらに「舞台見に来るアニオタデブスの気が知れない」というようなことまで言うようになった。
私は過去にジャニーズにハマっていた自分を黒歴史と呼び、1番嫌いな人種とまで言っていたAがイケメンにハマっていることが意外だった。
しばらくしてからAは私と共通のオタクの友人Bと縁を切りたい、という相談をしてきた。
LINEのプロフ画像をみて、よくあんなクソダサアニメオタクみたいなのを世間に晒せるな、と思って不快だったと言っていた。
他にも様々大きな理由があったのだが、私は2次元が最高!3次元なんかいらない!という態度をとっていたAが、その私と共通の友人がアニメが好きであることをここまで言ったことが衝撃だった。
Aが2.5次元ミュージカルにハマって半年も経っていなかったと思う。
AとBはAが一方的に不満をぶつける形でもう縁を切ったようだった。
ようだった、というのは私がBの様子を見て得た感想なので実際どうだったのかはわからない、ということだ。
Bと縁を切ったあと、私はAに言われた。
「あなたがあのAが……みたいな反応したの嫌だった。私もともとジャニオタでアニメなんか一切興味ないクラスの中心にいるような奴なんだよ?」
Aは、自分がアニメオタクでありながらもダサいとか根暗と言われがちなこの趣味をよく思っていなかったのだろう。
そして3次元と2次元が混合している2.5次元ミュージカルにハマったのだと思う。
作品内ではキャラクターだが、彼らは俳優。Aの親も舞台俳優なら、と安心していたようでAにとってはちょうど良かったのだ。
自分はお前たちとは違ってダサくなんかない。
おしゃれで、実在するイケメンが好きでお前たちのようなキモオタとは違う。
そんなふうにも聞こえた。
私はAとしばらくやりとりしてから、Aの連絡先を消した。
この前、本当に偶然AのSNSのアカウントを見つけてしまった。
Aは
「今までなかったからテレビ出演は嬉しいけどアニメアイコンの奴らがファンの皆さん心中お察しします、とか言ってるの何?アニメアイコンのくせにバンドのこと語るなよ。曲なんか全然知らないんだろうしメンバーのこともわかってないくせにファン名乗っていいんだ!初めて知った!知らなかった!」
というようなことを投稿していた。
コンテンツ(生身の人間をコンテンツ、と称することは失礼と解った上で使わせていただく)を潰すのは排他的なファンなのだ、ということを目の当たりにした気がした。
たとえファンがブスでも、デブでも、ダサくても、楽しんでもらえることやより多くの人に向けて自分を表現できることが彼ら作り手側の喜びなのではないかと私は思う。というか思いたい。
シロクロはあのままどこかに行ってしまったようだが、それを気に留める者はいない。
改めて捕まえた店員を皆で観察する。
あまり記憶には残っていないが、恐らく以前よりあそこで働いていた店員だと思う。
「私、超能力者だけど、この人も超能力者のようね。性質は違うようだけれど」
ああすると超能力者同士なら分かるらしい。
そうか、おにぎりが消えて客のカゴに入っていたのは、超能力のアポートだったのか。
まるで達観したようなことを言ったので俺たちはタオナケに視線を向けるが、発言者本人もしっくりこなかったようで目を逸らした。
「それにしても、予想以上の展開だったな。まさか、おにぎりの昆布需要の謎が、一人の超能力者によって長年操作されていたとは」
「いや、俺が超能力に目覚めたのはつい数ヶ月前のことだぞ」
「え?」
全員が固まる。
「アポートも試し試しで、おにぎりを移動させたのも今回が初めてだし」
「いや、悪の超能力機関とかがあって、実験台にするために狙ってきたのかなあ、と」
そんなのあるわけないだろう。
超能力があるからといって、超能力者機関があるとまで考えるとは、フィクションに触れすぎである。
俺たちは脱力して、疲れが今になって出てきたのか、その場にへたり込んでしまった。
「ちょっと待てよ、結局おにぎりの昆布の謎が解明できていないんだが」
「あ~? そりゃあ、オメエ。昆布が日本で昔から親しまれている食材だからじゃねえの。同じ具ばっかりじゃ何だから次点として選ばれやすいけど、そこまで好きじゃないから残されやすい、とか」
店員のそれっぽい答えに否定も肯定もする気が起きないほど、俺たちは徒労感にやられていた。
かくして、おにぎりの具問題は俺たちの息切れによって幕切れとなった。
IT企業だが、給与・福利厚生もよく、残業代も50時間分が自動的に支給される。50時間を超えたとしてもその分の残業代は出る。
残業代が50時間でるが、基本的に残業が嫌いなので、月5時間くらいしかしていない。
ノルマとかも特にない。勝手に成果を出してね、というスタイル。
所属している部署は7〜8人のところで、全体的に酒を飲まない+個人主義なので飲み会もなし、昼食も一緒に行かない。なので無理してコミュニケーションをとる必要もない。
もともと仕事=趣味みたいな人間だったので、プライベート、仕事問わず同じようなことをやっていた。
そうした結果、仕事の実力はなかなかついてきて、外部から講演依頼とか多々頂くことも出てきた。取材とかも受けた。
どんどん楽しんで仕事をして成果を残していたが、なぜか徐々に辛くなり始めてきた。
俺は人より少しだけ承認欲求が強かったので、早く認められるようにと努力してきた。
人から認められるためには、他の人がやってないことをいち早く、周りが期待するレベル以上の成果を出し続ければいい。
そのためには、自分の能力を限界まで使い、見せ方を工夫し、少し背伸びして成果を見せてあげることになる。
それを繰り返すと、周りから周知され、またすごいものを作ってくれるのでは、という周りの期待感を生み出すことができる。
そうすると、期待感を込めてその人が新たな機会をくれることがある。
そうしたら、その期待感を絶対に裏切らないように、次の成果をひたすら出すだけ。
多分どんな分野でも、これを繰り返せば、その業界で名の知れた人間になれると思う。
だけど、これを繰り返した結果、俺はうつになった。
始めは自分の好きな技術を使って、便利なもの、面白いものを作りたいと思って色々作り、楽しんでいたが
それが評価され始めて、認められてしまい、その評価されている自分を演じるのが辛くなった。
期待を超え続けることが辛くなった。
期待を超えるアウトプットを短期的に出そうとしてしまい、自分の技術や能力を磨くことができない。
その結果、見せ方やネタの質で補うばかりになってしまう。本質的に技術力がつかないのに、求められる期待だけ上がってしまって、とても辛い。
趣味で好きな技術を使って遊んでいた頃の純粋な気持ちはあまり残っていない。
世間は、労働環境のひどいブラック企業でのうつや自殺が問題になってるけど、うつは労働環境が恵まれていても起きる。
正直、こんな良い環境でうつになるとか、贅沢だなとか言われると思うけど、うつっていうのは、相対的なものじゃなく、どんな労働環境でも起きうる。
俺の場合は、大学の研究室の教授が話してくれた経験があったから、うつに対してちゃんと向き合うことができた。
その教授は、昔からちょっとうつになりがちなことがあったのだが、結構気軽に精神科や心療内科に相談に行っていた。
どうしても、精神科や診療内科へ相談に行くとなると、頭がおかしい奴みたいな印象があって行きづらいと思うんだが
こんな大学の教授になる成果を残してきた先生が、そんな体裁や体面を気にせず、ちょっと気分が悪いなと思ったら相談しに行くレベルで
やってきたと聞いて、ああ、そんな気張らなくてもいいんだな、と当時は思った。
だから、気軽に精神科に相談しに行ってたし、今回も「本当にムリ」ってなった時は、すぐ診断書を書いてくれた。
うつ状態の診断書ってすごいのな。会社の人事に持って行ったら、すぐに休職手続きを進めてくれた。あれを出されたらやっぱやばいのな。