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はてなキーワード: 行使とは

2024-02-25

H&Mのポスターのように書かれてない文脈解釈していいなら、

「夜子さん」自身妖怪で、ロリ姿への性欲を行使した男が破滅するストーリーなんだよね。

逮捕されたり堂々と性犯罪起こして逮捕確定してたり、数人で殺し合いになって破滅するオチになっている。

まりH&Mポスターオマージュ性的に魅力的な姿だろうと実在児童へ性欲を行使した人間破滅する」ってイラストになるんだわ。

ロリ漫画家程度の解像度のヤツって、ポスターの絵に書いてある内容以外解釈してないレベル文脈無視して論理を展開してるからダメなんだよね。

まぁXで表明するのは無理だな。この説明ができる=ロリマンガを読んでるで今の流れでは叩かれるだろうし。

閃光のマスダ

 本好きの高じた結果、その購入物によって汚染された室内は、積読現象によって室内の壁際を、二周ほど周回したこから、家主は、危機意識をいだいた。購入欲求から出発した恒常的な床不足と家計破壊は、室内に家主の生息をゆるす状況ではなくなり、電子化必然であった。

 だからといって、本当に床が抜けてからでは、家主は、裁断機運用し、自炊する力もなくなってしまうだろう。

 電子書籍リーダーの導入は、家主は部屋とともに死にむかうのではないかという認識が、本好きからひろがった時に生まれて、電子書籍の購入が開始された。

 電子化が開始されれば、すべての蔵書を均一に電子化させる、という家主の決意は、まちがいではない。

 しかし、特例事項があったことが、その後の過ちをうんだ。家主が必要と認めた書籍は、部屋に蔵書できるという規定である

 条件はあった。

 入手が困難な希少本と、画集のような今の形に意味がある書籍という規定である

 規定は、理想的にその理念行使するということはないし、一般的な人びとの視点からみれば、床が、抜けていると見えないことが、この規定拡大解釈して、運用されたのも当然である

 さらにいえば、本好きからまれビブリオマニアが、紙とインクフィーリングを忘れることができるものではないからこそ、そこに、無条件に規定無視したくなる思いがうまれた。

 その欲求は、正しい。

 しかし、ビブリオマニアもっとも深い罪業は、積読の増殖が、室内環境家計にとってもっと危機的なものであるという認識認知しないことにあった。

 しかし、電子化は、その代償を家主みずから支払わなければならない時代であり、電子書籍時代とは、技術革新時代でもなければ、祝福された時代でもないのである

 その認識からまれフラストレーションは、ますます本好きの人びと、ビブリオマニアたちに、物理回帰欲求に火をつけるのは、逆説的ではあるが、当然の帰結であった。

 増殖した積読という本が、たえず回帰する形は、物理本でしかないという欲求は、ビブリオマニアの二重の罪業である

 しかし、床を完全に再生させるためには、千冊以上は処理しなければならないだろうし、千冊処理するあいだに、積読は、さらに増殖するだろう。

 つまり家主は、すでに、蔵書全部が部屋におくことはできないと、覚悟をしなければならないのである

 これも、本好きには、容認できる認識ではないのだ。

 しかし、現代は、すべての例外規定排除されて、ビブリオマニアは、電子書籍リーダーに逼塞しなければならないのである

『……でなければ、版元が起こした反乱も、あの時、死んでいったストアたちの霊もなぐさめられない……』

 マスダは、そう思う。

2024-02-22

キングクリムゾン能力って、発動中に周りの意識が飛ぶならその間行動のとりようもねえだろ。停止するかその場で立てずに崩れ落ちるだけだろ。それとも意識慣性のようなもので動いてんのか?って不思議に思ってた。

過去情報しかないし未来はただ言葉で表されるだけの概念で、この世に存在するのは常に現在だけ。おれはそう思ってるし、それはこの作品においてもそうだと思ってた。

ジョジョ世界においては確定した未来というか運命的なもの存在するという世界観を理解してから、初めてちょっと納得がいった。

というかそれって「眠れる奴隷」に集約されてるように、5部と6部のテーマ理解するにあたって極めて重要な事であると気が付いた。運命は全部決まってるけど、それでもその過程を誠実に生きようというのが話の軸になってる。

でもそれが利他の心である黄金精神自分のためなら他人を陥れる事も厭わない吐き気を催す邪悪とどう繋がってくんのかはいまいち分かってない。

真実に向かおうとする意志」とか「真実から出た誠の行動」とか、多分一般的意味とは異なるジョジョタームとしての「真実」の言わんとするニュアンスも掴みきれてない。

運命存在を認めるなら信じるも信じないもなく全部決まってるじゃんと思うけど、ジョジョにおける運命は一直線ではないんだろうか。予め決まった選択肢しかないけど、いつかに枝分かれしたそれを選び取る事は出来る、みたいな感じだろうか。基本的には流れが決まっていて、それと向き合う事が正義であり「真実」に向かおうとする意志。でもスタンドとか使って多少ズルする事は可能で、それを行使する各部ボス邪悪存在、みたい事なんだろうか。

運命と向き合う事と、(どちらかと言えば一般的意味での)真実に向き合おうとする事と、黄金精神を持つ事はそれぞれ全然別な気がするんだけど、ジョジョ理解していてればそれらが重なり合うんだろうか。

ジョジョ世界観はまだ完全に捉えられてないけど、おれの人生解釈として似たような事を考えたりする。

物理法則なり化学法則なりが一切の例外なく神様が決めた通りに働くのなら全てはドミノ倒しみたいに必然連鎖な訳だし、そうなると全ては自然法則の掌の上で踊ってるだけじゃん。そう薄々思いつつ、それでも自由意志というか、脳が生み出す形なき魂の囁きに従って生きているのだと信じたいと思ってる節がある。そんな感じなんだろうか。

でもやっぱ運命存在を認めてしまうのなら、意志を信じる気持ち疑念も信念も何もかも全て運命の筋書き通りじゃねえか、結局掌の上じゃねえかって思ってしまう。

メタフィクション作品キャラ自分は作り物の存在だと気付いたとて、それは結局作者がそう言わせてるパペットに過ぎない。仏陀の掌の上で舞い踊る孫悟空。そんなような感じだ。

理屈でそれを否定出来る気もしないし、した所で幸せに近づけそうな予感もないのでおれは考えるのをやめるようにしてるけど。それすらも運命の筋書き通りだったりしてな……って思ったり思わなかったりするのでやはり蓋をして忘れ去った方が良いように思えてならない。これは真実に向かおうとする気持ちから逃げているんだろうか。でもそれすらも運命の……(無限ループ)ってなるし、こんなん考え続けてたら気が狂うで。

三重県で男の収入が多いのは当たり前

桑名市市長発言問題になっている。

男女の賃金格差について不平等だというブコメが目立つので少し言わせてくれ。

問題となった発言の中味は三重は男の収入が高いか三重の男と結婚したら豊かに暮らせるというもので、これはまあ問題になるのは分かる。しかジェンダーギャップ解消の議題でこの発言意味がわからない。

ただ男の方が稼ぎが多い=男が優遇されてるとか女性が不遇と考えるのは安直すぎではないかと思う。

三重が稼いでるのはコンビナート半導体工場があるからだ。そして工場で働くのは男が多いか三重の男は稼いでいて女性フルタイムで働いてもしけた地方相応の賃金しか得られないというだけの話だ。

そして私はこれが男女不平等の現れとは思わない。臭い、汚い、しんどい、華がない仕事がしたくないか賃金の低い仕事を選ぶ女性が多いだけ。

賃金の男女の格差に対して全てを男性優遇されているという結論に落としたがる人たちがはてブには多いけどそれには賛同できない。医学部足切りの件みたいに男が不当に優遇されている部分があるというのはわかる。でも本当にそれだけが賃金格差をもたらしているかは疑問に思ってる。

人生の岐路に立って道を選ぶ時、女性は稼ぐことにどのくらい重みを置いてるだろうか?

男は結婚するとか家を建てるとか子供を育てるとかいざとなったら自分1人の稼ぎで何とかしなきゃいけないと思って道を選んでいる。というかそもそもある程度稼ぎがないと社会女性から建前上の許容しか得られず視界には入らない。そのため将来稼ぐために大してやりたくもない学部に進み稼げる会社就活して必死に働く。工学部学生のうちほとんどの学生工学部仕事があって将来安定してそこそこ稼げるから工学部に進むのであって工学が好きで好きで勉強してもなんの苦でもない学生はそれほどいない。

男の多くは優遇されているか女性より稼いでいるわけではなく稼ぐために人生の色々なものを捧げた結果として稼いでるだけじゃないかと思う。

保育士賃金女性から買い叩かれているという論についても男は稼げない保育士なんて仕事は選べないだけじゃないかな。賃金の低い仕事を選ぶという権利行使することで男女で捨てるものがあまりに違いすぎる。

はてブから虐げられている女性権利を!男に生きづらさなんてない!あっても男のせい!何の苦労もなく楽に生きているオスの権利を奪え!みたいな雰囲気になるのはしょうがないんだけど、

なんか最近男に対するジェンダー的な要求すっとぼけ女性の生きやすさだけを主張する流れがあんまりにもあんまりだなと思って書いてしまった。

文書偽造の罪」

詔書公文書私文書の偽造および行使のほか、虚偽公文書作成公正証書原本不実記載、虚偽診断書作成などを処罰している

2024-02-21

偏差値60発言アカウント

確認にしてみたら、フォロワー3000程度の弱小アカウントで、

有力なインフルエンサー誹謗中傷に対して開示請求と損賠賠償行使する反撃に出るようになったから、

こう言うアカウントをわざわざ探したして晒してるんだなってのがよーく分かる。

アンフェミクソオタチー牛らしい陰湿なやり方だこと。

やっぱりこいつらを社会から排除しないとリベラル的な恩恵国民に広がらないな。

伊東純也訴訟に関するお気持ち追記あり

追記

色々反応ありがとう賛同もらえたところは嬉しいし勉強になる意見もたくさんあった。

コメント多かったかそもそも疑わしい行動を取ったことに対する俺の気持ち追記する。

結構心証悪くしてる。

言及でも聞かれてちょっと答えてたんだけど、普通に最初から書くべき内容だった。

https://anond.hatelabo.jp/20240221231118

他人清廉潔白を求めすぎるのはよくないし、犯罪行為やチームルール違反はともかく競技無関係の褒められ難い行為程度はアスリート評価と切り分けて考えるべき、と、思ってはいるが、心情的にはなかなかね…

俺はサッカーという競技が好きで選手プライベートにあまり興味はないのだが、伊東純也個人ファンはそうも切り分けられなくて結構きついだろうな。

あとJFA新潮も不満はあれど叩くつもりはない。

JFA選手意見スポンサー意見、内部の意見、色々聞いてしまった結果があの対応だったと思う。

新潮記事も通常運転なので気にするほどではないし、気になるならそれこそ当事者法廷で白黒つければいい。週刊誌はそういうスタンスで接するものだと思ってる。

ただ、もう書いたとおり「告訴するな」の声明個人的にはナシ。

追記終わり)

本当にお気持ちソース改めて見返したりしないで書きなぐるので間違ってたこと言ってたらごめん。

1人のサッカーファンとして、私は裁判でクロが確定するまでは伊東純也を信じる。

シロかクロかは正直よくわからない。そこまで彼のことを知らない。であれば、真相が判明するまでは信じるしかないと思っている。

告白した女性が嘘をついてると信じているわけでは全然ないし、被害者の口を封じたいわけでもないが、主張が対立している(しかも一部のサッカーファン被害女性を嘘つき呼ばわりして誹謗中傷している)現状では擁護方面で何か言ったら攻撃解釈されても仕方ないので、ことが終わるまで沈黙するつもりだ。

もし伊東純也がクロと確定した場合、大変落胆するだろう。

愚直に信じた自分は愚かだと思うし、被害者申し訳なさすぎてどうしようもない。

憶測で叩いているファンが既にいて、それを止める力は自分にはない。自分がそういう行為をどんなに内心嫌っていたところで、サッカーファン公言している以上はある種の二次加害者だろう。

もし伊東純也がシロと確定した場合、結局残念な気持ちは消えない。

なんにせよアジアカップでは彼の活躍を見られなかったのだ。もう既に残念な結果が伴っているのだ。

もし彼が出場していたら…?騒動代表チーム全体の士気に関わって敗退につながっていたら…?などというタラレバも考えてしまうくらい。

(いやごめん少なくとも後者は流石にないと思う。悔しすぎて、でも選手監督を責めるのは嫌なので何か外部要因にすがりたいだけだ)

伊東純也を離脱させたJFAにはがっかりだ。

所属クラブランス対応は立派だと思った。選手を信じると表明し、ただ女性への被害があった場合は許さないとも明言し、その上で今も試合に出場させている。

同じ対応JFAにもとってほしかった。スポンサー云々とか、1クラブではなく国の代表云々とか、事情が違うのは理解するが、選手を守ってほしいというのが正直な気持ちだった。対応が二転三転したのも心証が悪い。

デイリー新潮には怒りが湧く。

記事自体は今更下げられる評価もないので底値安定だが、なんでこのタイミングで…と思わずはいられない。

女性新潮自分タイミングで動いたらこうなった、ということなのだろうけど、それはサッカー関係者の求めるタイミングではなかった。

責めるわけではないが、間が悪すぎることに不満ぐらいは言わせて欲しい。

まあそれは些細なことだ。

伊東純也側が反訴する行為自体非難する声明を出したことに対しては明確に抗議したい。

訴訟権利であり、権利行使するなと怒るのはずいぶん無責任でひどい話だと思う。

自分たちは正しいことを言っているから、ということだが、自信があるのなら裁判の場で戦えばよかろう。

女性記者攻撃的な発言をしてるサッカーファンは即刻行為をやめていただきたい。

興味もないのに適当に騒いでる外野は…まあどうでもいいけど…どの方面に対してもやっぱり誹謗中傷はやめたほうがいいと思う。

俺は黙って経緯を見守りながらサッカー観戦するつもりだ。

サッカーはやっぱり好きなんだ。

わんにゃん鑑定士

1日中わんにゃんコンテンツ検閲をするだけで生存権行使(?)できる

在宅可ペット不可(ペットへの渇望がわんにゃん鑑定に資する唯一の動機であるため)

生成AIで生成されたわんちゃんを、そうと見抜く

また、人の家のにゃんちゃん動画像を盗用してわんにゃん欲求、わんにゃん承認欲求を満たす者の告発

質の高いわんにゃんコンテンツ流通させて、ろくにわんにゃんを育てられない雑魚を満足させる

わんもにゃんも複数飼ってると相互作用効果によって指数指数関数的に増大するが、多頭飼いにはリスクもあるため、わんにゃん鑑定士による健康状態の精査が必須とされている

ストレスや傷病の兆候があった場合は家の間取り電信柱などから住所を特定し、付近獣医将校連携して威力偵察を行う

抵抗があった場合は、わんにゃんにストレスを与えないように消音した小火器によって無力化する

組織的かつ大規模な抵抗に対しては、わんにゃんにストレスを与えないようにセグウェイなどで構成された機械大隊により都道府県ごと制圧する

2024-02-18

弟猫のめやに

毎日取ってあげている

大人しくしてるから

寝てる時に急に触っても嫌がらない

えぇ取ってくださいって

すました顔で

当然のようにしてるけど

もしや権利行使するために

自分でつけているのか

兄猫はひとりできれいにやってるので

きみもちゃんと顔を洗うようにしてほしい

取ってあげても

また寝るし

2024-02-14

熊代亨先生トークイベントおつかれさまでしたat梅田ラテラル

熊代亨先生、先日梅田ラテラルにて行われた『「推し」で心はみたされる?』のトークイベントおつかれでした。せっかくなので感想というか、お手紙を書いてみたいと思います

私はあの日の観客の一人です。子どもが3人いて最近ラグビー観戦にはまった者といえばわかっていただけるでしょうか。本来ならメールDMの方が良いのでしょうが、あえてこちらにしました。迷惑だったら申し訳ありません。また、こういった文章に不馴れなので読みにくい点もあるかもしれませんがお許しください。

普段、私はトークイベント等にはほとんど行った事はないのですが、思いきって参加してよかったです。インターネットや著書で知っていても、実際に目の前にすると「遠くから眺めていた人がこんなにも近くにいるぞ」と妙に感慨深いかったです。2時間程度ではありましたが、同じ時間、同じ場所にいられて嬉しく思います

トークイベントでは新刊テーマである推し」について先生や他の参加者の話を聞きながら考えていたのは「ヒトはどこまでいっても社会動物である事実から逃れられない」ということです。今回推しの話から時代ごとの世相の変化、承認欲求所属欲求比重の移り変わり、果ては社会福祉までと誰かが無理やり話題を変えた訳でなく自然と話が膨らんでいきました。推しという個人感情を語ってもどうしても社会接続されてしまうような、そんな気がしました。ヒトが解脱娑婆から抜け出す日はまだまだ遠そうです。

はいま35歳ですが、ラグビーというボールすら触ったことのないスポーツ観戦になぜはまったのかわからないとお話しました。その際先生自分の心の鍵穴にうまく刺さったのではないかとおっしゃりました。鍵と鍵穴のたとえはいいですね。確かに観戦するという行為自分の中にするりと入ってきた気がします。鍛え上げた選手達が荒々しくも規律を守って(ペナルティを出さないで)プレーしている姿に心躍らせますが、もしかしたら力のある者が正しく力を行使する様に憧れがあるのかもしれません。実際強いチームはペナルティが少なくスマートプレーしていますし、それがまた格好良いのです。

一方で家族に対してはどこか一歩引いたような気持ちがあります。少なくとも周りのお父さん達と比べるとどう家族思い入れが足りないのではと感じます。妻にもたまに文句を言われます先生はむしろ子ども推しにのめり込みすぎるより全然いいんじゃないかと言ってくれました。思い悩んでいたわけではありませんが、ちょっとほっとするような、励まされた気持ちになりました。

どうして家族をうまく推せないのだろう考えると、私の両親も同じく「推し」がへただったからだと思うのです。

両親はとある同じ地方出身で、父は貧乏農家の三男、母は貧乏大工の娘でした。地方出身先生ならお分かりでしょうが、50年以上前農家の三男ともなれば扱いはさんざんなものだったそうです。また幼くして母親(私からみた祖母)を失くしており、ずいぶん寂しい思いをしていたようです。母も自分の親がずいぶん厳しかったようで、成績が少しでも下がろうものならヒステリーと言えるくらいに叱られたと聞いています

そのせいなのか両親はお互いにうまくリスペクトし合えてなかったし、子ども立場から見てもナルシシズムを充たすには不十分でありました。社会に出てから子育てをしている人をみて、こんなにも子どもにかかわり合うんだととても驚いたのを覚えています

無論、大人になった今では両親にとっての精一杯だったのは理解できます。彼らなりに「推し」ていたのだと。

ただ、私は4人きょうだいですが他の3人も親に対してどこか一歩引いているように見えます。もしかしたら私は家族、あるいは血縁という概念にいい感情がないのかもしれません。

実際、妹は結婚していますが、子ども絶対に作らないと明言しています自分遺伝子は残してはならないと考えているようです。実は私もその意見には共感します。もしかしたら子持ちのくせにうっすらとした反出生主義者なのかもしれません。

それでも生まれた命がある以上ちゃんと育てて社会に送り出さなければなりません。幸い、知人や会社の同僚に子ども推しの参考になる人達とたくさん出会えました。なにより妻という心強いパートナーがいます。見よう見まねではありますが、たとえ擬態であっても良き親、良き「推し活」でありたいと思います

今回のようなトークイベントをまた大阪でされるのかはわかりませんが、いつの日かお目にかかるのを楽しみにしています。短い時間ではありましたが、言葉を交わし合えた者として、ささやかながらこれから先生を「推し」として応援しています

2024-02-13

anond:20240213103742

カルトに脳を汚染されているとそう言う考えになるんだよね

これだけ選択肢豊富自体に、脳死選択肢狭めてるところは同情の余地はあるかも知れないけど、

君が世の中を良くすることはないので参政権行使しないで欲しい

anond:20240212170308

法律で設定されている「権利」というのは権利が設定されている範囲での全ての行為を許すわけではない。

自分権利を持っていても、その権利行使によって他の人の権利侵害する形になりうるので。

しかし何をするにしても本当に誰の権利も全く侵さないと厳密に言えることはまずない。

そこらへんを「程度問題として解決」するのが司法

要するに司法ってのは権利権利の衝突を調整する機関として機能するわけ。

一方に権利があって一方に権利はないという状態存在しない。

何らかの問題が起こったときにそれを申し立て主体 (権利者) が存在しないという状態はなおさら存在してはならない。


明確に所有者がいる土地であっても、たとえば郵便屋が郵便物の配達のために前庭を通って玄関横のチャイムを押すことに違法性は認められることはないということはわかるだろう。

これは土地所有権郵便屋が業務遂行する権利を天秤にかけたらそうなるって話だ。

国有地もまた、境界線を明示されていない場所特に被害を与えない範囲で立ち入る分には直ちに違法性を認められたりはしない。

いくらでも入れる状態にしていたのならそれは国の管理責任が行き届いてないという不備でもあるから

仮に所有者がいない土地という概念を認めたとしても日本国土である限りは行政支配が及ぶことには変わりないので国の所有ということにしているのと特に差はない。

2024-02-12

anond:20240212115302

権利行使たかタグ付けられてるんだろ?w

何ピキってんだよメンタルザコw

これからも好きなだけ再投稿すれば?w

anond:20240212100729

いやいや何言ってんの

しろ資本主義社会に生きる市民たるものそれくらいの視点を持つべきなんだよ

実際、NISA日本人の多くが投資するようになることで日本人マインドが変わることにオレはすごく期待してる

国民一人一人が投資マインドを身につければ、成長する国になれるし、共産主義革命みたいな破壊的で皆が不幸になるようなことに惹きつけられる人間も減る

国民投資マインド持つというのは、本当の意味先進国になるということとほぼ同義だぞ

ここのハテサみたいのもどんどん意識が切り替わっていくのが楽しみだ

あ、ハテサは底辺民になるだけっすか?まあ、それはそれで貧乏になる自由行使した結果だから何も言いませんよ

ニコ生における未成年配信者に対する規制問題点

うーむ

なんだよこれ?

前回揉めに揉めたので未成年に関する記述を増やしたのはいいけれど

内容が全く分かってない感たっぷり


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https://blog.nicovideo.jp/niconews/208696.html?pageType=PC_TOP

※すべての配信者の皆さん向けの注意事項ではございますが、

18歳未満の児童(18歳未満を標榜する配信者を含む)の皆さんは、

特に以下をご注意ください。


ニコニコ生放送ガイドライン」P.5より

https://site.live.nicovideo.jp/help/guideline.pdf

”「児童ポルノ」や「わいせつ」な映像放送してはいけません。

児童ポルノ」や「わいせつ」な映像放送すると、法律で罰せられます

性器性的行為放送してはいけません。

児童(18歳未満の者)が映る場合は、特にご注意ください。”


ニコニコ生放送ガイドライン」P.6より

わいせつ映像児童ポルノなどの違法情報はもちろんですが、

18歳未満の方には不適切であるとされる情報青少年有害情報)が放送された場合

運営会社はその生放送の停止やタイムシフトの削除などの対応を行います

性的もの暴力的もの危険行為違法行為誘引するものは、

青少年有害情報として放送停止やタイムシフトの削除などの対応を行う場合があります

性的行為性的行為類似する行為全裸、着衣であっても表現露骨ものは、

性的ものとして取り扱われます。”

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完全に何か勘違いしている

なんのために今児童ポルノがこれだけ騒がれているのか?

何故関係機関がこれだけ厳しく未成年に関する規制を強化しているのか?

一体何が目的なのか?

その理由はたった一つ

未成年を守るため」

にほかならない


ニコ生運営はこの一番本質的なことを全く理解していない

からこんな間抜けルールを作ってしま


ニコ生配信コンテンツなので

児童ポルノの映像流すんじゃねーぞ!」

という部分を特に厳しく関係機関圧力をかけられているばかりに

本来目的すっ飛ばし

「あそこのお役所がうるせーからとにかく児童ポルノっぽいものを流す奴は潰せ!

コンプライアンスだ!会社を守れ!」

というお上のお沙汰だけを

意味も考えず言葉通りに実行し

本末転倒ルール作りをしてしまっている

正に思考停止大企業あるある

これは正にルールのためのルール作り

文字ルールけが独り歩きしだしている典型

「なんでダメなの?」

ルールでだめってことになっているかダメなんです」

いやいやそうじゃないだろ


手段目的を履き違えてしまっている

昨今のこの厳しい未成年に関する規制

児童ポルノを流さない事が目的なのではない

それはあくま手段の一つでしかない

それも未成年を罰するための規制ではない

未成年事件に巻き込まれないようにすることが目的

子供を守ること」

これが目的


まだ幼いゆえにいろんな部分が未熟で危ないことをしてしまうのが未成年

からその未成年を守るのが大人の役目であり義務

当たり前すぎる話である


ところがどうだろうこのニコ生ルール

あろうことかその全責任をその守るべき未成年押し付け

俺は知ったこっちゃないとばかりに当たり前のような顔をしている

呆れるばかりである


とにかく自分だけは責任逃れしたいという強い意志だけはよく伝わってくる

これも大企業あるある

卑怯で汚い情けない大人たちである


総務省ちゃんとこう言っている


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平成二十年法律第七十九号

青少年安全安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=420AC1000000079

青少年安全安心してインターネットを利用できるようにして、

青少年権利擁護資することを目的とするものとすること」

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青少年権利擁護資すること」

ってどういうことだろう?

日本語は難しいね

よく意味が分からないのでチャットGPTに聞いてみた

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若い世代である青少年権利保護し、

促進することを指します。

これは、子供若者たち安全健康的な環境で成長し、

自己表現し、教育を受け、

差別虐待から守られることを目指す活動政策の一環です。

具体的な権利には、教育健康安全プライバシー表現の自由などが含まれます

このような取り組みは、社会全体で青少年が良好な条件で成長できるように支援し、

彼らが自分権利理解行使できるようにすることを目的としています

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だそうである

間違っても

「俺が役所に怒られちゃうからお前ら余計なことするなよ!

俺は言ったからな!やるなって言ったからな!」

子供責任押し付け頭ごなしに怒ることが目的ではないのである


から言わせれば

このニコ生ルール

鍵を閉め忘れて外出して泥棒に入られたら

悪いのは泥棒じゃなくて

鍵を閉め忘れたお前が悪いからだと言われ

被害者なのに留置所にぶちこまれ挙句罰金まで取られる

みたいな話と同じだ

理不尽であり不条理この上ない

めちゃくちゃである


彼女たちは悪意を持って意図的性的表現をしているのではない

周りの大人を見てこれくらいならいいのかな?みんなやってるし

大人を真似て学んでよかれとおもってやっているだけである

キチガイロリリスナーグロイエロコメで煽るからしかたなくやっているだけ

やるとアクセスが増えコメントが伸びギフトが飛び

リスナー運営が大喜びするから

期待に応えたくてやっているだけである


大体そのしはいけない性的表現が具体的に示されないので

そういわれてもどうしていいかわかるわけがない

から当然お手本である大人を真似る

そうするとなぜか未成年けが怒られる

意味不明すぎるだろ


うつまり加害者

キチガイロリコンリスナーであり

こんな未整備なサービス提供して

責任逃れ対策だけはいっちょ前なニコ生に他ならない


こういうことを書くとエロ配信している配信者が悪いとか言い出す人が間違いなく出てくるので

いちおことわっておくが

それは違う

大人配信者は自己責任運営が求めている性的表現の限度内でパフォーマンスしているに過ぎない

ルール通りにしているだけだ

これを理由大人配信者を叩き出すと

娯楽としてはどんどん息苦しくつまらなくなる一方になるので

過剰な規制には注意が必要


未成年配信者は「守るべき対象」であり被害者しかない

それなのに加害者であるキチガイロリリスナー無能ニコ生運営はほっぽらかしで

罪のない被害者一方的責任押し付けBANしクリ奨までねこばばするとか

ニコ生のやり方は正気の沙汰ではない


この総務省の内容から鑑みても

ニコ生がやっていいのは

性的と思われた配信の削除だけである

BANやクリ奨没収イベント権限剥奪までしていい理由はどう考えてもどこにもない


いか勘違いするな


インターネットにおいて青少年有害情報が多く流通している状況にかんがみ」


これは間違っても

未成年が自ら性的映像を出しちゃうのが問題だと言っているのではない

インターネット青少年にとって有害情報にあふれているか

未成年をそういう情報から守ろうね

未成年事件に巻き込まれるのを防ごうね

という意味しかない


そしてその責任は当然大人運営にある


児童ポルノ禁止法でも

その法の目的に関し

総務省と同じことが書かれている


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児童ポルノ禁止法の改正について

https://www.npa.go.jp/hanzaihigai/whitepaper/w-2015/pdf/zenbun/pdf/2s2s1_02.pdf


この法律は,児童に対する性的搾取性的虐待児童権利

著しく侵害することの重大性に鑑み,

児童買春,児童ポルノに係る行為規制し,処罰するとともに,

これらの行為等により心身に有害な影響を受けた児童

保護のための措置等を定めることによって,

児童権利擁護することを目的とするものです

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児童ポルノの頒布犯罪である

それはわかる

しかニコ生配信者の未成年たちは

児童ポルノを頒布しようと思っているのではない

ニコ生という環境がそういうことを煽る環境になっているという事に過ぎない

そして未成年はまだ未熟で正しい判断ができないか

周りの大人の振る舞いを見て真似をしているだけだ

何一つ悪いところはない

しろ未熟ゆえにわけもわからずそんなことをさせられて被害者しかない


からそういうまだ未熟な子供たちを大人が護ってあげようね

というのが昨今の未成年に関する規制強化している関係機関趣旨


ところがニコ生のやってることは

子供を護るどころか

おまえらが俺達にとって都合悪い事すると

俺達が叩かれちゃうから大人しくしてろ!

余計な事したらただじゃおかねーぞ!」

被害者パワハラして脅しているに過ぎない

しろ子供差別虐待している


大人子供で違うのは責任所在

大人は何をしようが全ての責任自分判断自分で取って当たり前

からやりすぎのエロ配信したら運営ペナルティをくらうのは当然だし

法的になんらかの処罰を受けたとしても全ての責任は本人にある


しか未成年は違う

責任を取るべきは大人であり運営

未成年は守るべき対象でありあくま被害者しかない

からそういうことがないような環境づくりを大人がしてあげなければいけない

今のニコ生サービスはそれができていない

大人としての責任果たしていない


ニコ生はなんでこんな当たり前のことが分からないのか本当に不思議

みんないい大学出てるエリートじゃないのか?

そしてこんな被害者に全責任押し付け

自分だけは責任から逃げようという汚い魂胆丸出しのルールを良しとした責任者の顔が見たい



責任逃れという意味ではこれもそうだ

なんだこれは?

こんなので本当に親が知るわけがないだろ

どんだけ運営無責任なんだ?


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未成年者の場合は、本企画の参加にあたり、

事前に法定代理人親権者)の承諾を得てください。

当社は、未成年の方が本企画に参加したことをもって、

法定代理人親権者)の同意を得ているものとみなします。

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随分長くなって大変申し訳ありませんでしたが

この問題解決策はこの3つのうちのどれかだと個人的には思っている


①成人と未成年ルールを分けるのではなく同じにする


②成人と未成年カテゴリーを完全に分ける


未成年ニコ生利用を禁止する



①は当然未成年側にルールを合わせる

一切エロ禁止

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公平性観点から複数アカウント作成無料ギフトを贈る行為は、

運営判断により不正順位操作と見なされることがあります

イベントエントリーした放送者が受け取ったギフトポイントは詳細に集計しており、

不正とみなされた場合は当該ギフトポイント審査対象外とする可能性がありますので、

十分にご注意ください。

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え?何何?公平性

そうなんだニコ生公平性を重視するんだ

じゃあ大人子供関係なくルールを同じにするのは当然だよな?

今は明らかに不公平だもんな?


②は今の同じリングの中で

一方は両腕使ってもいいけど一方は片手だけで勝負しろ

無理難題押し付けてる状態未成年が勝てるわけがない

だったら戦うリングを分けろ


③他のサイトはこれを採用しているところが多い

無理もないと思う

それだけ未成年にだけ対応するルール作りは難しいし

子供を守る責任はそれだけ重い

当たり前の話だ


しかニコ生は現状これを採用していない

もし今更未成年禁止にするなら

「我々が能力不足でこうするしかありませんでした

できると思っちゃってました

考えが甘かったです」

土下座謝罪必須

大人責任もってやると言ってやれなかったなら

ちゃんとその責任を取れ

ケツは自分でふけ



とまあ長々と書いてみたんですが

実は私が無知で分かってないだけでもっとかいしかたない理由があって

こういうルール作りにしなければならなかった理由があるのかもしれない

しかしそういう詳細な説明なしで

今出されている情報だけを見ると

こう思わざるをえないということです


まり理不尽

まり不公平

まり不条理

まり無責任

まり子供たちが可哀想

2024-02-10

anond:20240209184339

原作者著作者人格権に基づき介入を行い実際に意向に反する映像化を防止できている」のはテレビ局相手

著作者人格権の不行使契約は締結」するのは(慣例上)出版社だよね

相手がちがえば違う契約が結べるんだよ

というかおそらく出版社テレビ局相手契約主体になってるだろな

そんなこともしらないのかよ 

なぜ「小学館第一コミック編集者一同」の声明気持ち悪いのか

面倒なので前段は省く。タイトルを見て「アレのことか」と分からない人はスルーしてほしい。

問題文章

https://petitcomic.com/news240208/

この文章が一読して耐え難いほどに醜悪理由を書く。以下、上記URL文章について「本テキスト」と呼称する。

結論

テキストは「作家の皆様 読者の皆様 関係者の皆様へ」あてた、「本事件を、時系列から本質ではないことが自明である著作者人格権」の問題ミスリードすること、および当の芦原氏本人の言葉を捻じ曲げてまで、本来存在するはずの小学館責任隠蔽すること」を目的としたものである。だから気持ち悪い。


こうとしか読み取れない理由を書いていく。

なにを主張している文章

テキストそもそも内容が水のようにうすくあいまいだ。それでもなお、執筆者たちの「主張」を読み取ることはできる。

前半が「著作者人格権」について。後半が「小学館ドラマ制作サイドに芦原氏の意向を伝えていたこと」について。


順番に見る。

テキストでは、まず「著作者人格権」について触れる。その後、「著作者人格権を守ろうとしたこと」を芦原氏が「恐らくめちゃくちゃうざかったと思います…。」と自己評価していたことを明らかにする。そして「私たち編集者がついていながら、このようなことを感じさせたことが悔やまれてなりません」と続く。


ポイントは、執筆者が「何を悔いているのか」だ。本テキストにおいて執筆者が「後悔」を明確に示しているのは、このくだりだけだ。これは非常に重要なことだ。

要約するとこうなる。


著作者人格権という権利を周知させることができなかったために芦原氏に不要自責の念を抱かせた。著作者人格権についての認識を広げることが再発防止の「核」になる」


この後に、「これだけが原因だったと単純化はしない」としつつも、あえて本文中に「核」なる単語使用している以上、ここには明瞭な主張がある。

それは「本件がこのような悲劇に見舞われたのは芦原氏が著作者人格権についてしっかり認識していなかったからだ。その認識を与えることができなかったことを悔いている」というものだ。

暗に「芦原氏は「恐らくめちゃくちゃうざ」いことを自分がしてしまった、という自責の念によって自ら命を絶った」結論していることになる。


……なんだか、我々とはずいぶん違う世界観をお持ちのように見える。これまでの経緯を振り返って、こう結論するのは相当に無茶なのではないか

彼女が本当に「ドラマに口を出してしまたこと」を自責した結果として死を選んだのであれば、1月26日以降の騒動はなんだったんだ? 彼女の死に、あの騒動関係なかったということにならないか? なぜなら「ドラマへの口出し(=著作者人格権行使)」は、12月時点で終わっていたのだから


そんなわけねえだろ。馬鹿か。


ここには明らかに問題すり替えがある。「著作者人格権をめぐる認識」に焦点を逸らし、本質的な問題から目をそらそうとすると極めて醜悪論理欺瞞があるのだ。

明らかに本件は「芦原氏が著作者人格権についてしっかり認識していなかったから」起きたことではない。

一連の騒動を振り返って「芦原氏が著作者人格権について深く認識していれば本質的に問題は起きなかった」と思う人だけが、本テキスト同意することができるだろう。


そんなやつ、どこにいんの?


誰がどう見たって本件は多岐にわたる複雑な問題が絡み合って、最悪の結末を迎えてしまった事件だろう。わかりやすい「核」なんてものがあるはずがない。

にもかかわらず、スケープゴートのように「著作者人格権」を持ち出して「核」として据えるのは、故人に対してあまりにも不誠実すぎないか

何のための文章

素直に考えれば「何のための文章か」という問いに、ここで一度答えが出る。作家、読者、関係者に「著作者人格権」を正しく認識してもらい、悲劇再現を食い止める」だ。

まりね、このテキストは「経緯説明」も「調査報告」も何もかもすっ飛ばして「とにかく「著作者人格権」を知ってもらえれば再発防止につながる!」という、何の根拠もない虚妄によって書かれているのだ。

ごくごくごくごく普通に時系列を追うだけで著作者人格権をめぐる認識」が事件本質ではないことは明らかなのに、だ。繰り返すが、論理的に考えてここが「核」なら1月以降の騒動自殺関係がないことになる。


ああ、めちゃくちゃ気持ち悪い。


なにが「事態単純化させる気はない」だ。ここで行われているのは「単純化」などということではない。もっと悪い、明らかに事実関係時系列無視した、問題ミスリードだ。

そして、ミスリードした先にある「著作者人格権」を取り上げ、「本質問題解決に対して寄与しない」とわかっていつつ、ここが再発防止の核であると述べる。

ここには事態の再発を防ごう」なんていう真摯な態度は欠片も見られない。あるいのは「そういうことにしたい」という卑劣な思惑だけだ。

そうするともう少し穿った見方をしたくなる。

まり「本件を「著作者人格権問題」にすり替える」ことが、本テキスト目的だったのではないか、ということだ。

看過しがたい欺瞞

この「著作者人格権」にまつわるテキストの不誠実さだけでも、十分以上に気持ちが悪い。しかもっとおぞましいのはこの先だ。

要約するとこうなる。

ドラマに対する芦原氏の意向は、小学館ドラマ制作サイドに伝えていた。芦原氏は納得のいくまで脚本修正した。ドラマは芦原氏の意向が反映されたものである

テキストを読めばわかるが、これに関する一連のセンテンス、どこか誇らしげでさえある。


正気で書いているのだろうか? 芦原氏の「言葉」を軽んじているのは、ドラマ制作サイドなのか編集サイドなのかわからなくなる。


芦原氏の意向は、よく知られている通り「原作に忠実なドラマ化」である。これが小学館からドラマ制作サイドに伝わっていたとしよう。その後どうなった?

他ならぬ芦原氏がブログで書いていた言葉引用する。

https://piyonote.com/ashiharahinako-twitter/#google_vignette

ところが、毎回、漫画を大きく改編したプロット脚本が提出されていました(略)粘りに粘って加筆修正し、やっとの思いでほぼ原作通りの1~7話の脚本の完成にこぎつけましたが…。

加筆修正の繰り返しとなって、その頃には私も相当疲弊していました。

(略)8~10話となりましたが、ここでも当初の条件は守られず、私が準備したものを大幅に改変した脚本が8~10話まとめて提出されました。

何とか皆さんにご満足いただける9話、10話の脚本にしたかったのですが…。素人の私が見よう見まねで書かせて頂いたので、私の力不足が露呈する形となり反省しきりです。(中略)原稿の〆切とも重なり、相当短い時間脚本執筆しなければならない状況となり、推敲を重ねられなかったことも悔いてます

これは芦原氏が「小学館時系列に添って事実関係確認し、文章の内容も小学館確認して書かれた」文章だ。

さて、あらためて本テキスト引用する。

原作である先生にご納得いただけるまで脚本修正していただき

馬鹿じゃねえのか。芦原氏は「推敲を重ねられなかったこと」を「悔いて」いたのだ。「加筆修正の繰り返しとなって相当疲弊して」いたのだ。

その文章確認しておきながら、舌の根も乾かぬうちに「ご納得いただけるまで脚本修正していただ」いたとのたまう。本当に血の通った人間のすることか? ご納得いただけるまで脚本修正するという作業がどれほど心身に負担をかけることか、わからない編者者でもないだろう。それを何を誇らしげに「わたしたちに落ち度はありません」と言わんばかりの態度で書いているんだ?

ここに自己保身以外のいかなる感情があろうか。

ここに事実を捻じ曲げる意図がまったくないとでも言うのだろうか。


そもそも意向を伝える」ことは伝書鳩のように「言いましたよ」ということではあるまい。なるべく芦原氏に負担がかからないように交渉を詰めて、芦原氏が心身を疲弊させながら手ずから修正」をしなくてもいいように、ドラマ制作サイドに「条件の履行」を求めるのが「意向を伝える」ことではないのかガキの使いじゃねえんだ。「ちゃんと言いましたよ」で責任を逃れるビジンスシーンがどこにある。

明らかにドラマ制作サイドに芦原氏の意向が「伝わっていなかった」から彼女修正を繰り返し、自らを追い詰めなければならないことになったんだろう。そこに「伝わるまで伝えなかった」小学館責任はないのか?


無論、担当編集者メディア担当者が「仕事をしていなかった」というつもりはない。担当者が誰よりも働いただろうし、想像するだに困難な局面連続だっただろう。いまの心痛はいかばかりか。結果は最悪なものになってしまったが、それは決して現場担当者たちを非難していい理由にはならない。

繰り返すが、現場担当個人責任を追及せよと言いたいのではない。むしろ、それは決してやってはならないことだ。しかしまた同時に「頑張ったから」「努力たから」「不運としか言いようがなかったから」という事実は、決して責任消滅させる理由にもならないのだ。


小学館責任はある。絶対的にあるのだ。それは「著作者人格権にまつわる認識を周知徹底できなかった」ことなどではない。芦原氏の意向ドラマ制作サイドに理解させることができずに、結果的ドラマ制作過程において芦原氏を心身ともに追い詰める結果を招いたことについて責任があるのだ。

にもかかわらず、そうした自らの責任にまったく目を閉ざし、ひたすら問題矮小化させ、ミスリードしようとする意図が、行間に充満している。

それこそが本テキスト歴史的気持ち悪い理由ひとつだろう。

再度「誰に当てた文章か」

書くまでもないことを最後に書く。

ここまで確認してきたように、本テキスト作家の皆様 読者の皆様 関係者の皆様へ」あてた、「本事件を、時系列から本質ではないことが自明である著作者人格権」の問題ミスリードすること、および当の芦原氏本人の言葉を捻じ曲げてまで、本来存在するはずの小学館責任隠蔽すること」目的としたものである


その最後に付された言葉が、芦原氏への「寂しいです、先生。」だったことは、瞠目すべきだろう。人間どこまでも恥知らずになれるらしい。


この一文が本当に気持ち悪いのは、SNSで言われるように「TPOにそぐわぬポエティックなもの」だからではない

欺瞞自己保身のために芦原氏の言葉さえ踏みにじって醜悪レトリックを駆使した挙句そもそもテキストの「宛先」でさえない芦原氏を「文章の結び」のためだけに泉下から引きずり出し、まるで批判除けのお守りのように利用してしまう、学館第一コミック編集者一同の浅ましい精神性が悪魔濃縮されているかだ。

終わりに

本件の内幕はおそらく当事者たちにすらもう分からなくなるくらい複雑化していることだろう。

小学館悪者にして幕引きをすればいいという性質のものでもない。巷間指摘されているように、メディア化における構造的な問題TV局の体質的問題、悪意を増幅させるSNSというシステム問題、他にも種々様々な問題が複雑に絡み合っているはずだ。


それでも、この悲劇を防げたプレイヤーの一人であるはずの小学館が、「ことなかれ主義の上層部」「責任回避編集局」という内実を露呈していることは、必ず批判されなければならない。

騙されてはならない。


テキストは、どこをどう読んでも、クソ以下の文章だ。

anond:20240209235059

知らんとこでやってるという体だからそもそも原作者から作品提供」なんかしてないわけよ

著作人格権を「することもできるけど行使してない」状態。ヤメテねって言いたけりゃいつでも行使することができる

無許可二次創作容認しろ」とか誰も言ってなくてすでに容認されなきゃされないですよねって前提が慣習上も法律上もあるわけ。

その反対に公式ドラマアニメ化スタートの段階で人格権行使してる。「やってもイイヨ、でもこれこれの条件付きで」っていう契約が始まってるのよ

その上でなぜかその条件をブチ破るのが当然みたいなことを言ってるよねって話だから

2024-02-09

著作者人格権ホッテントリ見て

漫画家アシスタント著作者人格権の不行使契約結んでいるんだろうか

結んでいないなら、アシスタントに書かせた背景を漫画家が書き直した場合アシスタントは元に戻すよう要求できるのだろうか

テレビ番組を「作品」と考えると、原作漫画立ち位置原作漫画原作になると思うけれど

漫画原作者が、漫画家原作を改変した回を無かったことにして書き直すように求めるとかはできるのだろうか

漫画家原作アレンジはどこまで許容されるべきなのか

担当編集者アイデアを大量に出して作られた作品でも、現状編集者権利ゼロだけれど、今後もそれを続けるべきなのか

今のところ、漫画家が救済すべき被害者で、作品の唯一無二の製作者という前提でいろんな人たちが発言しているけれど

わりと漫画家グレーゾーンを利用して都合よく立ち回っている部分があるんじゃないかと思いました。

著作者人格権の不行使契約について「条解 著作権法」は何と言ってい

なんかネットでは信用のならない議論が繰り広げられているが、こういう時は信頼できるテキストに当たらないとダメだ。(ネット民のご意見なんか糞食らえなのはもとより、学術論文も、多くは新しい説を主張するために書かれていたりして、そのエビデンスレベルを読み誤るリスクが高い。)

信頼できるテキストといえば、信頼できる出版社から出ているコンメンタールである。ちょうど昨年6月に弘文堂の「条解」シリーズから著作権法が出たところだ。

「条解 著作権法」(弘文堂,2023)616頁

(2)不行使契約

 以上のように、著作者人格権譲渡放棄が困難と解されていることから、実務上は、著作者人格権の不行使契約が広く用いられている。

(…)

 従来の議論においては、著作者人格権の不行使契約特に包括的な不行使契約)については、その有効性を否定する見解が少なくない。

 これに対して、著作者人格権の不行使契約有効性を明示的に肯定する見解もある(田村411頁、内藤167頁以下、高瀬亜富「著作者人格権行使特約の有効性−一実務家の視点から」コピ662号(2016)48頁等参照)。また、起草者も、実演家人格権についてではあるが、「本条〔90条の3〕の「同一性保持権」と前条〔90条の2〕の「氏名表示権」はいずれも「人格権」ですが、権利者と利用者とでこの「人格権」の不行使特約(権利行使しないという契約)を結ぶことも当然ながら可能でございます。なぜなら、著作権は「私権」であり、権利者はこれを行使するかしないか契約によって自由に決めることができるからでありますと述べている(加戸639頁)。

(…)

 以上のことから著作者人格権に関する契約有効性については、著作者人格権それぞれの性質を踏まえつつ、意思の明確性と具体性を考慮して判断すべきであるように思われる。また、同一性保持権については、20条2項4号が「著作物性質並びにその利用の目的及び態様に照らしやむを得ないと認められる改変」を許容しており、そこでは諸事情考慮されることから包括的な不行使契約が締結されていたという事情もその一要素として考慮すべきものと考えられる(以上について、上野・前掲52頁以下、上野達弘「著作物の改変と著作者人格権をめぐる一考察ドイツ著作権法における「利益衡量」から示唆(2・完)」民商120巻6号(1999)959頁以下参照)。

ちなみに文化庁著作権契約書作成支援システムでは、そのマニュアル8頁において

なお、利用者自由に使わせる必要がある場合などは、著作者人格権行使しない旨を規定する例も見受けられます。この場合著作者としては、依頼者が著作物を改変、修正した場合著作者の氏名を表示しなかった場合でも異議を述べることができないといった不利益が生じるため注意が必要です。

と注意を促した上で、同システムが出力する契約書では、たとえ改変を許諾する場合であっても

規定例(一定範囲での変更を認め、かつ、氏名表示を要しない場合

第○条(著作者人格権

1 甲は、乙が本著作物を利用するにあたり、その利用態様に応じて本著作物を変更したり、一部を切除したりすることを予め承諾する。ただし、乙は、これらの改変であっても本著作物本質的部分を損なうことが明らかな改変をすることはできない。

2 乙は、前項以外の改変を行う場合は、事前に甲の承諾を得なければならない。

といった条文を出力するようにしている。

 

なお、議論きっかけになった事件では、原作者著作者人格権に基づき介入を行い実際に意向に反する映像化を防止できているから、著作者人格権の不行使契約は締結していないと思われる。

!!!安易著作者人格権行使できるようにしないでください!!!

重要なのは契約書の主題に沿う形で。

あくま使用権単体の話ならば行使できるようにするのも1つの戦略なのでアリだと思う。

問題作品の完成に向けた仕様書発注書の性質を持つ契約においてである

  1. 契約主題作品映像等)の完成を目指すことにある
  2. 契約者が著作権者である
  3. 著作権者検収が発生する←←←←←←←←(重要

ここな。著作権者同一性保持権行使する構えであるとき、じゃあ検収してくださいって契約になる場合がある。

これは元々法人向けのひな型にはあるもので、先方のブランドを守るための手続きテンプレ

これを個人著作権者スルーして契約するととんでもないことになる。

  • 収録するんで確認に同席してください→できないなら契約に反するんで委任状書いてください
  • カット上がってるんで確認してください→できないなら(略

とか確認作業が一気に発生する。たまにアニメ化で忙しくなってる作家などいるが、このタイプ契約が多い

別に本人がやる気なら全然いいし、時間作れるならOKなんだけど、その準備のないまま契約するとえらいことになる。

でここら辺の感覚って作家編集千差万別で、

メディアミックス二次創作からお任せでって人もいれば、

いやブランド守るために監修しなきゃいけないでしょ、って人もいる

なんで契約する前にまず編集とどういうスタンスで向き合うかをよくすり合わせる必要がある。

じゃないと某増田みたいに「全部チェックしますよね? 予定入ってるんで行ってきてください」みたいな事態になる。

とにかく契約書は素人付け焼刃判断するのではなく、必要に応じて弁護士リーガルチェックに出すようにしてください。

著作者人格権の不行使条項がなければ

VTuberは"ママ"と"パパ"に縛られるという現実

anond:20240208193546

著作者人格権の不行使契約ができない状態になったら

生成AIイラストの方がリスク少ないまであるので商用利用本格化するかもね

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