はてなキーワード: 新築とは
家を買った。
当たり前だけど、はじめての経験だ。
四連休が雨ばかりで、さらにコロナもあるしとどこへも出かけられなくて、ふらふらと近所を散歩していた。
妻と子供と。
スーツ着た不動産屋さんの男の人がキャンプテーブルの前で案内していた。
家買うつもりなんか全く無く、
まぁやることもないし、都内で戸建なんて買う奴いるのかなと思いつつ、
中身を見てみることにした。
なぜか内覧会は盛況らしく、
うちが中を見てる間もひっきりなしに次の家族、次の家族と、家の前に並んで順番を待っていた。
小さな戸建…
はずだったのに、
気付いたら家を買っていた。
ローンを数社の審査に出した。
きつねにつままれたようだ。
怖い。
みんなこんなもんなの?
一例を拾ってきたわ
自立支援ホーム(精神障害者グループホーム)ピュアルトとは?
ソーシャルワーカー、そして社会保険労務士としても10年以上経験を積んだ、専門の心理相談員が常駐しています。 お一人お一人に合った生活スタイルを送っていただくために、 企業への就労支援をはじめ、趣味や好きなことから始める在宅ワークなど、自由な働き方を支援しており、 仕事だけでなく日々の暮らしのご相談も大歓迎です。 一言で"自立"と言っても様々な形があると思います。そんな皆さんお一人お一人の"自分らしい生き方"を 身近で支えるホームでありたいと思っています。
○特徴1.自室で自分だけの暮らしと安らぎを
自立支援ホーム ピュアルトは、県内でも少ない完全ワンルームタイプのホームです。集団生活には自分は自信が無い、自分一人の時間が欲しい、誰かの目があると眠れない、などの不安を解消し、自分一人の時間を確保し、一人暮らしに限りなく近い環境を提供します。
○特徴2 .新築の綺麗なホームです
2018年4月開所の新築ホームです。お部屋は洋室で、お風呂・トイレはセパレイト(別)、オール電化でIHキッチンや浴室乾燥機を備えている他、モニターインターフォンなど嬉しい設備が備わっています。
○特徴3.生活家電付き!
収納、冷蔵庫、洗濯機など完備しているので、身ひとつで入居できます。
○特徴4.保証人不要!
○特徴5.初めての一人暮らしをしっかりサポート
専門ソーシャルワーカーが常駐しております。 食事の提供(希望者のみ)や服薬管理、生活面での指導など、個々の状況に応じてご要望にお応えする事ができますので、生活リズムが整い、 自分らしい生き方、安定就労に繋がってきます。 生活のこと、自分との向き合い方、お仕事のことなど、何でも相談してくださいね。
不動産業者だけが見られる謎データベースに掲載されてる情報は、suumoとかで見られる情報とそんなに差が無いよ。遮音性能なんて謎データベースにも載ってないから安心して。
そもそも謎データベースにその売却情報を掲載するか、suumoとかに掲載するかなどは、不動産屋が決めるんじゃなくて最終的には売り手が決めることなので一人一人の売り手に文句言うしかないよ。
遮音性能はあくまでも新築時の基準値で、実験結果をもとに国が定めた「この部材、この工法の場合はこの程度の遮音性能があるよ」という適合証明のようなものだけど、現実には世の中には色んな音があって響いちゃうことも聞こえちゃうこともあるので、あくまで目安でしかないよ。情報の非対称性は不動産屋が作ってるんじゃなくて、売り手と買い手がいればどの商品にもある程度発生するから、その辺が不満で文句言うなら買うべき能力が無いと思った方が良いよ。
全く一緒の発想・体験してるわ。マンションとか賃貸とか調べまくったけど、マジで集合住宅気をつけたほうがいい。
中古は詳しくないから、新築のマンションとか賃貸で経験を書くわ。自分と同じ苦しみを経験する人が1人でも減ってほしい。
一番役に立ったと思うのは、新築マンションのチラシをとっておくこと。一旦新規契約が打ち切られると、インターネット上の図面とかも全部非公開になるし、過去の値段さえ乗らないから、紙が重要な情報源になった。
後は資料請求すると、営業から電話かかってくるから、そこで具体的に躯体について聞いておくこと。
こっちも予算とかスペックに合ってるなら買う気があるし、向こうは売りたいしでいい情報交換ができるよ。
あとは、パンフレットとか広告を見ていくと、マンションのメーカー?とか販売会社によって、重要視してるポイント違うから(立地とか防音とか)そこで会社を絞っていった。
重要視しているポイント以外はちゃんと記載していないから、たくさん見るとわかってくる。
間違っても仲介会社は信用しないこと。マジで糞だから一言も信じるべきじゃない。
普通に嘘言って契約を取り付けて、その後に間違ってたことをぼかして伝えてくるから、ほんとに後悔してる。1回や2回じゃない。
販売会社の公式サイトとか、過去の公開情報とかで図面掲載してることもあるから、そこから読み解いて地雷物件は避けるようになった。
そうね、だいたいこんな感じだろうか。
最後に、元の増田や多くのトラバブクマで不動産屋は信用ならないという意見が多くて、まぁそういう業界ではあるのは確か。特に賃貸仲介は余り質の良い人材は流れてこない。
ただ一方で市場構造を理解せずに市場に流通してる情報の質は測れないというのもある。元増田はその辺がいまいちぼんやりしていると思う。株式投資などではアルゴリズム投資も可能だが、残念ながら不動産は現物投資なのだ。条件を全て網羅しても、取引成立までに地震が起きてひびが入ったらどうだというのが現物投資である。更に言えば不動産は一点ものでその対象不動産に対する取引回数が株式などと比べて圧倒的に低い。一つの不動産が「取引の場」に晒される回数は多くても2、3回がほとんどだろうと思うし、全国規模でいえば一度も市場で取引されたことが無い不動産も多いと思われるので、アルゴリズム投資向きではない。条件をどれだけ並べてもむなしいというのはそういうことが理由であると言える。
また、例えばお買い得や掘り出しものの不動産も実際にはあるわけだが、何千万円もする値段の「掘り出し物」が知識もなく全く縁もゆかりもない自分に転がり込んでくるわけがないだろうとも言いたい。あれだけの条件を並べないと市場における良し悪しが分からない人が一点ものの掘り出し物を見つけるのは実際無理だろう。掘り出し物はみんなが欲しいからだ。当たり付きの自動販売機で当たることを期待して缶コーヒーを買う人はまずいないだろうと思うが、なぜ不動産買うときだけそういうラッキーを当然のように期待するのだとも思う。
知人の不動産デベロッパーは昔、耐震偽装問題があった時に「一番いいのは、問題が起きた時に賠償能力がある超大手のデベロッパーのマンションの新築を買うことだよね」と身もふたもないことを言っていた。マンション開発だけしかやってない会社は資金余力は小さいので注意が必要。ただし瑕疵担保責任とかアフター補償には適用期限とかあった記憶。リフォームも当然同じと考えていいと思う。逆に最近は仲介業者が1年ぐらいの補償を付けてたりもする。この辺は増田は仲介や販売実務をぜんぜんやったことが無いので分かりませんので各自調べてください。
ほな。
不動産や建築関係の事業者は本当に玉石混交。不動産屋だから全て信用できないわけじゃなくまともな会社もあるわけでAll不動産会社is悪と言うのは職業差別する馬鹿である。一方で、身もふたもない話だが、お金を持っている人ほど「まともな業者」にあたる可能性は格段に高くなる。ダメな業者かまともな業者か見分ける一番分かりやすい方法は「手数料無料」である。無料をうたってる業者は、まともに対応してほしいなら絶対避ける。一般的には売買仲介で手数料は不要、というケースはまずないが、賃貸仲介・売買仲介を両方扱っていて賃貸の方は「手数料無料です」と謳ってるならその業者は避けるぐらいでもいい。ちなみに、売買仲介で手数料不要ですというケースで代表的なのは、その業者が売却客と直接つながっていて売却客から仲介手数料(法定上限3%)を満額でもらえる話になっていて、かつ調査などの費用や負担がほとんどない場合、などに限定されるんじゃないかと思う。仲介手数料は上限が法律で決まっているが下限は決まっていないのだ。
仲介業者は仲介手数料が収益になるし建築業者は建築費の何パーセントかを利益として取る。基本はすべて一点ものなので「生産するほど儲かる」という概念はない。ブローカーなので当然労働集約産業である。したがって、扱っている不動産の金額が大きいほど彼らの取り分は大きくなり、その代わり取引におけるリスクも大きくなるから、ちゃんと躾けられて知識が確かな社員が多くなる傾向がある。そして扱っている不動産の種類や顧客の種類が多い会社の従業員ほど現物である不動産の状態確認の精度は上がる。会社としてのバックデータが豊富にあるからだ。
ちなみに仲介業者はどんな仕事をしているかというと、「お好みの物件を見つけてきました!」は彼らの仕事のうちの本当に少ない部分でしかなく、「対象の不動産についての状況確認」が不動産仲介業者の主な仕事の一つである。元増田のように全部自分で調べなきゃ気が済まないのんびりした人も居ようが、適切な金を払い、専門知識がある信頼できる人に外注すれば話は早い。なぜなら前項にも記したが不動産は一点ものであり、かつ所有者がいる「私物」である。その一点ものの過去の取引経緯は少ないのが一般的で私物なので調査は勝手にできない。そこでブローカーが間に入って必要な情報を調べるのだ。こういう作業をしているから手数料がかかる。スペックを比較するのはデータで机上でも可能(だしそういう取り組みをしてる不動産テック系の会社は山ほどある)なのだが、それによって分かる情報は実は不動産取引においては実は些末な情報でしかなかったりする(例外はあって、例えば、そこそこ築年数が経過した人気が高い大規模マンションだと、同じマンションの建物の同等スペックの取引例が多くあるので、市場価格やリスクがが類推しやすかったりする,、初心者向けにお勧めなのだが当然割高ではある)
例えば離婚することになり子供の養育関連や財産分割の取り決めなどをきちんとしようとなったら、弁護士を挟んで協議書類を作る方が、子供にとってより安全な養育環境を作ることが容易になる。夫婦だけで協議書を作るのが簡単ではない理由は、離婚する夫婦は利害が対立しているから、というのと、多くの一般の人にとって民法に沿って家族全員が納得できて子供のより安全な養育環境を確保する取り決めを作ることはそれほど簡単ではないからだ。離婚に関する法律は民法を理解しておけば何とかなるが、不動産に関する法律はもう少し多い。民法は大前提として、都市計画法、建築基準法、その他環境関連法や地元自治体が定めている建築や不動産に関する規制条例も複数ありこれらは不動産の価値に大きく影響する(その土地の用途≒利用価値を制限する法律だから)。関連法規が多い一点ものの取引をする専門の資格として宅地建物取引士という資格があるわけで、昔は猫でも取れるが鶏では取れない(暗記が多いから)などとも言われたらしいが、一応国家資格である。
実際には、日本はかなりの比率で法治国家なので、問題がある不動産はあまり多くない、特に住宅に関しては。だから仲介業者はアホでも出来る、不動産業者は客を騙そうとしてると決めつける人は割といる。だがそれは仲介業者が問題をスクリーニングした後のものを紹介されてるとか、市場で適正化されてる(怪しい物件は不当に安かったり)中から選んでいるから一般の人がババを引かずに済むわけで、そのリソース自分で賄える?とは思う。お金がある人ほどまともな不動産業者と出会えるというのは、こういう理屈である。
増田は宅建一応持っているが使ったことがなく、不動産仲介の人たちは頼りになるビジネスパートナーなので悪徳とかバカ扱いされてるのを見ると悲しくなる。また例えるが弁護士業界。昨今の過払い系弁護士なども割とアレだったり、人権派弁護士が逆方向にアレだったりするが「All弁護士is悪徳」と言う人はあまり多くはないわけで、職業(に限らず)差別するやつって浅い思考だなと感じ入る。話は逸れるが、不動産会社がゴキブリのように嫌われる理由の一つに「地上げ的なアレ」「立ち退き的なアレ」を脳内に思い浮かべる人も多いかもしれないが、立ち退き交渉業務は所有者または弁護士しか行えないと法律で決まっている。立ち退き交渉を行う弁護士は業務費用と成功報酬を割とがっつり取っていく。
元増田はまぁ、まず買わない方が良いタイプだと感じる。最近はお金を出せば賃貸でも十分ハイスペックな家を探せるしね。当増田については、築30年の分譲マンションを競売で落としてフルリフォームした。超快適。仕事で知り合った専門家たち(仲介さん、建築士さん、施工業者さん)にお世話になった。対価は当然支払ったわよ。
私は梅雨のない地域で生まれ育ったので、この季節特有の空気感に慣れるのにはまだまだ時間がかかりそうです。夏の間はいつも冷たい素麺や饂飩ばかり食べているのでどんどん痩せていきます。軽くなった体で往来を歩いていると、蜃気楼の中に自分が溶け込んでいくようです。
目的地まではまだ距離があります。あまりに暑いので、途中で見つけたスーパーで冷たいお茶を買いました。あとは、お土産に西瓜も一玉買いました。
お茶を飲んだせいか、片手にぶら下げた西瓜が重いせいか、一歩足を進めるごとに全身から汗が噴き出てきます。もう夕暮れ時だというのに、気温はまだ高いままのようでした。
ふいに私の後ろからなまぬるい風が吹いて、石けんと汗が混じった自分の匂いがしました。私は夕焼けを背にして歩いていたので、目の前には自分の影が長く伸びていました。私はもうこれ以上歩けない気持ちになって、シャッターが閉まった八百屋さんの前にあるベンチに座り込みました。
しばらくじっとしていると、もう何年も前のことになりますが、初めて一人暮らしをした年の夏の出来事が頭の中に蘇ってきました。
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私が初めて一人暮らしをしたのはとても大きな街でした。
人々の歩く速度や、次の電車が来るまでのスピードは信じられないほど早く、私はよくそれらに圧倒されて駅のホームにあるベンチにただ座り込み、地下鉄を何本もやり過ごしたものです。そういうとき、街全体がそこで暮らしている人々をも取り込んだ一つの巨大なシステムであるかのように感じられました。そうかと思えば、人気のない道端は吐しゃ物やごみで汚れていたり、ぼろぼろの格好をした人々が呻きながら寝転がっていたりしていたし、私が駅のホームでぼんやりしていても変に思われませんでした。同じようにぼんやりしている人をあちこちで見かけました。そういった意味では暮らしやすい街だったなと思います。
この街に来たばかりの頃はとにかくお金がなかったので、いつも働き口を探していました。私は学がなく、またひどい吃音と緘黙症をもっていたために仕事探しは難航するかと思われましたが、幸運なことにこの大きな街においては仕事にあぶれることはありませんでした。
私はその年の夏、街の端の方に位置する治安の悪いXという地域にある建設会社で働いていました。
上司の指示を受けて色々な住宅展示場に出かけていって、モデルハウスの前のパラソルの下でお客さんが来るのを待ちます。お客さんが来たらパンフレットを渡して、モデルハウスについての簡単な説明と質問応対をスケッチブックやパソコンを使って行います。お客さんが来ても来なくてもお給料は変わりません。そんな仕事でした。当時はほとんど話すことができなかったので、なぜ採用されたのかはよくわからないのですが。
お客さんはあまり来なかったので、週末に図書館で上限まで本を借りて、それらを読んで時間をつぶしました。仕事が終わる時間は十八時頃まででしたが、土地勘がないのと、ときどきバスでしか行けないような場所の展示場に行くことがあったために(それまでバスに乗ったことがなかったので)帰り道を間違えてしまい、ようやく家に辿りつく頃にはもうとっぷりと日が暮れているというのが常でした。
お客さんが来ない日は、モデルハウスの中に立ち入ることは禁じられていました。一日に二回、私が勝手なことをしていないか上司が見張りにきました。とはいえそれはいつも同じ時刻だったので、その時間だけ本をかばんに隠してパラソルの下で神妙にしていればよく、それ以外の時間はのんびりと過ごしていました。
夏至を過ぎると一気に気温が高くなって、私はそれまで体験したことのない暑さに驚きました。外の気温が体温を超えたときなどは、時間を見計らってこっそりとモデルハウスの玄関で涼んだものです。窓と玄関のドアを細く開けると気持ちのよい風が通りました。髪をほどくと、風に吹かれて私の汗と石けんが混じった匂いがしました。
その日の最高気温は三十八度で、朝から晩までかんかん照りという有様でした。
お客さんは一組も来なかったのですが、あまりに暑くて読書に集中することができませんでした。仕事の時間が終わって戸締りをしようとしたとき、雲のない空からまっすぐに差す夕日が、太陽を背にして玄関に立つ私の影を家の中まで長く伸ばしました。
それを見た瞬間、真新しい家の二階の窓から夕焼けを見てみたいという強い気持ちが私を襲いました。それまで、お客さんが来ないときに家の二階まで入り込んだことはなかったのに。
ここで働くようになって初めて、新築の家の匂いを知りました。それは、少し化学的な匂いと、新品の布や畳の匂いとが混ざった匂いです。
階段を静かに上りながら、この家に自分が住んでいる空想をしました。ベランダが付いている部屋を見つけて、ここを私の部屋にしようと思いました。その部屋の窓は南西に向いていて、西日が差し込んでいました。この場所には学習机を置いて、ベッドの向きはどうしようか?壁の一面には大きな本棚を置きたいけど、背表紙が日焼けをしないように扉が付いたものでなくてはいけないかもしれない。友達が遊びに来たときのために小さいテーブルも必要かもしれないな。そんなことをつらつら考えているとなんだか少し悲しくなってきて、その気持ちを振り切るように窓を開けてベランダに出ました。
辺りはすっかりオレンジ色に染まっていて、建物や木々や道を歩く人々の輪郭を曖昧にしていました。
それらを見つめながらかすかな風の中に佇んでいると、少しずつ気持ちが落ち着いてきて、これからまた何だってできるような気がしてきました。何しろ私はこんなに大きな遠くの街にいるのだから。
部屋を後にしようとしたとき、クローゼットの扉が少しだけ開いているのがふと気にかかりました。窓を開けたせいで風にあおられて開いてしまったかもしれません。二階に上がったことを上司に知られてはいけないので、扉を閉めるために私はそこに近づきました。
扉の隙間からは妙な匂いがしました。新築の家には似つかわしくない匂いです。手垢で小口が汚れた古い辞典をめくったときや、寂れた地下鉄の駅のホームに列車が来たときにこんな匂いをかいだような気がしました。大工さんが中に何か忘れていったのかもしれないなと思って、私はクローゼットの扉を両手で開きました。
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初めに「それ」を見たとき、私は大きな置物や等身大の人形の類かと思いました。しかし「それ」は紛れもなく本物であるようでした。
「それ」を目にするのは初めてではありませんでしたが、こんなに乾いていてさびしげな「それ」を見たことはありませんでした。ほとんどミイラのようになっていたので、いわゆる腐乱臭のようなものは感じられませんでした。ひどく痩せていて、夕日が肉の落ちた腕やあばら骨の浮いた胸に濃く影をつくっていました。眼窩は落ちくぼんで暗くなっていましたが、色々な方向からのぞき込むと、小さな白い虫が奥の方でひっそりと蠢いているのが見えました。
夕暮れどきの時が止まったような不思議な雰囲気のためか、私の心は奇妙なほど落ち着いていました。あるいは、日中の暑さで頭がうまく働かなかったのかもしれません。
ここでの私の仕事は、パラソルの下でお客さんを待ち、お客さんが来たら簡単な説明と質問応対を行い、時間が来たら戸締りをすることです。もし家の中に「それ」があったときには上司に報告したり警察に通報したりするように、などという指示は受けていません。私はクローゼットの扉を静かにぴったりと閉めました。
部屋を出て階段の方に向かったとき、奥の部屋から何かの気配と殺気のようなものをふと感じました。私は子供の頃に大きな野良犬と対峙したときのことを思い出しました。その犬からはまっすぐな殺意が感じられましたが、奥の部屋から漂う殺意には迷いがあるようでした。そこにいる何かが心を決める前に、私は階段を下りて玄関のドアを開けて戸締りをして、人通りの多い道を選んで駅まで歩きました。
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ふと気が付くともう太陽が沈むところでした。私の目の前には誰かが立っていましたが、暗くて顔がよく見えませんでした。大丈夫ですかと尋ねられて初めて、私はその人が恋人であるとわかりました。
約束した時間を過ぎても私が家に来ないので迎えに来てくれたようでした。夏でもいつも平気そうにしているはずの恋人の額には汗が浮かんで、髪が少し乱れていました。
ぎゅっと心臓をつかまれたような気持ちになって、迷惑をかけてしまったことを謝りました。彼は私の頭のところにそっと手をやって、あまりにそこが熱くなっていたらしくびっくりしていました。こんなに暑い日なのだから自分がそちらの家を訪ねればよかった、すみませんと恋人は言いました。そうやってベンチにすわってお互いに何度も謝り合っているうちに少し涼しくなってきたので、家に向かうことにしました。
手を繋ぐと、恋人の腕の内側の皮膚が私の腕に触れました。少し汗ばんだあたたかいその皮膚は、その下に肉や血の通った血管があることを教えてくれて、私はそれで少し安心することができたのでした。
今日の晩御飯は一緒にピリ辛茄子素麺を作る約束をしています。西瓜はすっかりぬるくなってしまったけど、水とたくさんの氷を浮かべたお風呂に沈めておけば、夕食の支度をして食べ終わった頃にはちょうど冷えているかもしれない。そんなことを話しながら、蒸し暑い夏の夜道を二人で歩きました。
生まれて2万日目を迎えた。覚えていたわけではないが、Googleカレンダーのリマインダで気づいた。節目なので、いったん今までの人生を振り返ってみる。1965年生まれのおっさんである。
こんなところである。
https://anond.hatelabo.jp/20200611111647
苦しむことなく物事がスムーズに運び、家族や仲間や世間から認められて充実した毎日を過ごしたい?
苦しみもなく、悩みもなく?そんなの無理だよ。
というか、あなたは僕と同じだ。いや、俺は君と同じだ。俺が酔って書いた文章かと思ったよ。
両親に何不自由なく育てられたし、それなりの学歴もある。結婚したし、五体満足な子供が3人いて、都内のマンションは新築で買った。
(あなたは2人で、中古のマンションとかの、マウンティングでは決してない!)
俺の人生は、人から羨ましがられるような人生に見られるらしい。そういうことを言われたことある。
そういう奴らには「お前に何がわかるんだよ」と思ったけど、確かにそういう奴より
モテてた、カッコいい、学歴あり、結婚、子供いる。それなりの年収、とかではある。
いつになったら、幸せを感じられるのか…みたいな。
離婚しそうだし…
常に性欲あるし…
部署さえ変われれば。
あの人が居なくなりさえすれば。
俺を認めてくれる人が現れてくれれば。
妻が心を入れ替えてくれさえすれば。
いつか、いつか、いつか…
で、アンジャッシュの渡部建の不倫ニュース見て、昨日気づいたんだけど、渡部さんが言われているやつ。
たぶん、君もそうだ。
私と、あなたの脳のせいだ。
私には大好きな彼氏が居た
大好きな彼氏のTwitterの裏垢を発見したのは9年前の今頃の事だった
裏垢には、パパ活(援交)アカウント、女のニコ生主、女のFC2ライブ配信者、エロコスプレイヤーなどがフォローされていた
それもショックだったが、何よりショックだったのが
「俺は元カノを忘れられないまま、今の彼女に何食わぬ笑顔を見せていて本当にダメ人間だ。こんなんじゃ元カノに叱られる。まあ、もう顔も見たくないと言われているのだが…」という内容のツイートだった
これを見て、当時の私は「どんなにダイエットやおしゃれ頑張っても、何をしても元カノさんには一生勝てない存在なんだ」と考え、次にでてきた考えが「私も過去の女になれば一生忘れられない、元カノさんと同じ土俵に立てる」というものだった。
それから数ヶ月後、「他に好きな人が出来たからさようなら」と告げ、彼氏にとっての過去の女となった。
それから数年後…
その後に出来た彼氏とうまくいかないと、元彼のネトスト行為をするようになった
だが、元彼のアカウントと親密にしている謎の女性アカウントがある
会話を辿ってみると、元彼が忘れられない元カノさんのアカウントであることがわかった
私とすごく趣味も似ていて、同じ精神障害を持っていることもわかった
私もサブ垢を作って、当事者の仲間的な匂いを醸しつつ何度かf外失リプをし、すぐに相互フォロー
さらに言うと元彼にも他人を装いリプしまくり相互フォローになった
今となってはこんな関係だ
私→【リプライするけどたまにスルーされる関係】→元彼→【リプライするけどよくスルーされる関係】→元カノ→【お互い助け合い、愚痴り合い、趣味そっくりな仲良しの関係】→私
こんな事になるとは思わなかった
こんな回り道をするくらいなら元彼捨てずに元カノさんと仲良くやってれば良かったかなと思う時もある
子宝に恵まれて、新築一戸建てもローンで立ててさ…幸せそうだもん
でも、元彼は未だに援交してるしエロ配信者の配信見てるし、コロナで会社近くのホテルに止まらされてた時も大人の関係のパパ活してたみたいだから
それらを受容できるほど私は出来た人間じゃないから、今の一人ぼっちでもいいんだ
元カノさんいるし
https://anond.hatelabo.jp/20200530164357
そろそろ面白くないやつが面白くない事をするフェーズに入ったな。やるよ。
月10万で27平米。新築で設備が新しく、いろんな所に気配りが行き届いていてめっちゃいい……。
減量したい。
沼とか食ってたら食費も安上がりでお得だ。
成城石井でスイーツ買いまくったりして、金銭感覚ぶっ壊れててヤバいなと思うこともある。
飲み会嫌いやねん。
酒もやらん。
コンビニで買い物してる時点でぶっ壊れてるよなと思うけど、やっぱ楽だよね……。
5年くらい前に買った服を延々と着ててダメだ
婚活中。
今はなしだけど、結婚したら必要そう。車に関しては金銭面より運転スキルの方が心配だなぁ。
旧車や外車のデザイン好きだけどダイキャストモデルでいいかなぐらい。実際はダイキャストも買わん。
タイムズのカーシェアとかいいんじゃないかと思ってるんだが、諸先輩方の話が聞きたい。
今は諸々合算で500万くらい。最近は収入の4割くらい突っ込めているので増えてはいってる。
401kとつみニーは枠全部。うっかり積んじゃったJ-REIT、アフターコロナ時代の出口戦略が求められる。
他は結婚資金見越して現預金で持ってるが、そろそろ運用考えたい。
海外行きまくってるOLとかマジでどうやってるんだろうなっていつも思う。うらやましい。
ここが問題だ。スマホゲーに月1万近く突っ込んでいる場合ではない。
マクロな視点ではもっと使って経済を回せという批判もあると思う。
賃貸情報サイトには「インターネット設備完備」などというレベルの情報しか載ってない
不動産屋は不動産屋で「設備はフレッツ光ですか?NURO光ですか?」と聞くと「光回線です。詳細は入居後に」などと抜かしてくる。
光なのは分かってるし、入居後じゃ遅ぇんだよ。
生和不動産のSEIWA-BBだの伊藤忠アーバンコミュニティ(レジディア)のbb4uだのという激遅のババを引きたくねぇんだよ。
しかもこういう激遅設備が備わってるマンションに限って、フレッツ光やNURO光導入を検討して相談すると、
「回線は引けない」「低層階でファミリータイプ?穴開けるような工事は無理」と却下されてしまう。
まぁこれは管理会社の都合を踏まえたらやむを得んのかも知れないが。。。
地方には良い賃貸物件が少ない。下を見ればいくらでもあるけど、上をちょっと目指すと賃貸では限界がある。
地元は近場に東京に出られる路線と駅があったが、転職を機に引っ越した先には駅や路線が通っていない。
今までは自家用車をあまり使わなくても良かったけど、今は通勤に必須。といっても大きめの街道沿いにスーパーやレストランがあるよくある地方都市なので不便はない。コンビニも歩いていける距離にある。
というより地方にしては豊かな方だと思う。
地元ならば上限を決めなければ意外と良い賃貸物件があった。なのにここに来たら賃貸物件が軒並み地元の中央値なものに偏っている。レオパレスなどの激安物件は論外として、高くとも良い物件がことさら少ないことに気づいた。