「楠田枝里子」を含む日記

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2022-10-23

■anond:20221023053853

昔のテレビ番組見てるとおばさん達がナチュラルに黒柳徹子か楠田枝里子みたいな喋り方してる

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2020-06-22

■2万日前に生まれた男

生まれて2万日目を迎えた。覚えていたわけではないが、Googleカレンダーのリマインダで気づいた。節目なので、いったん今までの人生を振り返ってみる。1965年生まれのおっさんである。

動物大好き

自分の人生を考えるうえで、動物愛は欠かせない。
物心つく前に家で犬を飼っていた。小さい自分がその犬にまたがっている写真が残っていた。その犬の記憶はない。
幼稚園の頃、家に白いモルモットがいた。死んでしまったことは覚えているが、その時は悲しいという気持ちはあまりなかったと思う。
ちょうど小学校に上がる頃に近所のお寺から雑種の子犬をもらった。3匹子犬が産まれて好きなのを選んでよいということで、白黒のメスをもらった。子供時代をずっと一緒に過ごし、大事なことはすべてこの犬から学んだといっても過言ではない。この子は19年と長生きした。
アパート暮らしをしていた大学3年の春、アパートの押し入れで猫が出産した。生まれたのは2匹だが、気づいたときに1匹は死んでいた。それがショックで、残りの一匹を大事に育てた。外飼いで、部屋にも自由に入れていた。
翌年は4匹の子猫が生まれた。ある時急に4匹ともいなくなったが、詳しいことはわからない。結局、大学卒業の時に残っていたのは母猫だけであった、最後のお別れは部屋で一緒にご飯を食べた。
34歳の頃、当時住んでいたアパート周りで子猫が3匹生まれた。近所に人がご飯を上げていたらしく、うちでは何も出さなかったが、うちの部屋にはよく遊びに来てくれた。
今は、地域猫保護のNPOに参加している。といっても、自分は家の周りの猫の面倒だけを見ている。外飼いであるが、家にも自由に出入りできるように、できるだけ窓を猫一匹分開けている。冬は寒いし、夏は虫が入るし、雨の時は泥だらけになるし、苦労は多い。思い出してみると、自分が実家を出て、犬が亡くなった後、実家でも外猫を家に自由に出入りさせていた。血は争えないものである。
今では猫の外飼いが推奨されないのは重々承知してる。NPOでも、譲渡会で譲渡した猫は室内飼いを必須としている。しかし、すべての猫が譲渡できるわけではない。

家、家族

一人っ子で育った。
祖父母は自分が生まれる前に全員死んだと聞いていた。しかし、母方の祖母は生きていたらしい。
小学校3年の時に、家の裏の山が崩れて家が全壊し、引っ越しを余儀なくされた。当時外で飼っていた犬は、鎖の首輪近くまで土砂に埋まり、間一髪の状態だったが無事だった。
父が公務員だったので、しばらくは公務員住宅があてがわれた。狭かったので、2年後くらいに近くの中古一軒家に引っ越した。土地は定期借地権、家は持ち家。当時780万円だったと記憶している。この家は父が亡くなる2013年まで使っていて、その後売却した。定期借地権と合わせて150万円くらいだった。
父は若いころに肺炎の手術をして、B型肝炎に感染した。それでも酒好きで、1日2合までとか言って飲んでいた。趣味人であった。一番の趣味は小説で、同人誌や単行本を出していた。碁会所にも行っていた。ゴルフも少しやっていて、練習場に付き合わされたことがある。
父は晩年、片目を失明した。突然光ってから見えなくなったそうで、原因はよくわからない。その後認知症になった。それでも理性は残っていて、自分が認知症になったことは理解して、酔っているような感じだと言っていた。薬の服用がいい加減になり、肝臓が弱った。施設と病院を行ったり来たりして、また入院が長くなると病院を移るように言われたりして、いろいろな対応は全部自分がやるしかなかったので、このときは介護休職という形で仕事を休んだ。家の処分のため成年後見人の手続きもしたが、ちょうど結果が出たころに、老衰で亡くなった。
父は株で儲けたといい、遺産が少しあったが、それでも相続税の控除額には余裕で収まる程度だった。
母は父より先に認知症になっていた。思えば、若いころから精神障害があったようで、妄想じみたことを話していた。実家の自分の物はすべて母に処分された。今は老人ホームに入所している。年金が出ているが倍くらいの支出があり、貯金を食いつぶしている。
自分自身はいまだに独身である。結婚のチャンスは2回あったと思うが、どちらも自分から終わらせた。若いころは、漠然といつか結婚するのかと思っていたが、今になってみると、家庭を持ちたいという気持ちより、家庭が煩わしいという気持ちが勝る。
家が全壊した経験から長らく賃貸志向であった。しかし、ひょんなことから 2017年に都内の新築戸建てを買った。いろいろ込みで8000万円以上の支出であった。猫のためである。この土地はもともと畑で、2015年初めころからその畑や納屋に住み着いている猫と仲良くしていた。農家さんも年なので、いつかこの畑がなくなるという噂はあった。2016年秋頃から工事が始まり、畑は半分になり、新たに9軒の戸建てが立った。工事が始まった時から、ここに何が建っても住むつもりでいた。自分の貯金と親の遺産では足らず、2900万円の住宅ローンを抱えた。

学校、仕事

高校では学年で2～3番の成績だった。1番の奴はいつも決まっていた。一度だけ外部の模試でそいつに勝って学年1位になったことがある。小泉進次郎と同じ高校である。認知症でベッドに拘束された父が「進次郎に連絡しろ」と言っていたのはこのためだと思う。
大学は楠田枝里子と同じ。初めての一人暮らしを満喫して、無事4年で卒業した。
バブル景気の時代で、当時就職人気ランキングで上位の企業に推薦ですんなり就職した。
大きな会社なので、仕事が嫌になれば、部署を異動したり、グループ会社に出向したり、いろいろやった。転職活動でいくつか面接を受けたが、転職はしなかった。今それらの会社と自分の会社を比べて、結果的には良かったと思う。
43歳の時に社内公募でアメリカ西海岸に異動した。仕事はきつかったが、アメリカの生活は新鮮で楽しかった。オバマが大統領になって西海岸は盛り上がった。約2年8ヵ月で日本に帰された。
家を買う前にはアーリーリタイヤも考えていたのだが、今となっては住宅ローン返済のため定年まで全力で働くつもりである。

体のこと

太りやすい体質である。高校の3年間は受験のストレスなどもあり毎年10kgずつ体重が増えた。20歳の時には100kgを越えていた。26歳の時に思い切ってダイエットをして6ヵ月で37kg減らし、65kgになった。それからゆっくりとリバウンドが続き、今は85kgくらいである。
40歳の手前に人間ドックで大腸癌が見つかった。S状結腸のステージⅢBで、当時のデータでは5年生存率が60%程度だった。手術後に抗がん剤治療を行い、副作用がきつかったので、半年間は仕事を休んだ。
半年でいったんは職場に復帰をしたが、手術前の検査で見つかっていた膀胱の良性の腫瘍についても取ることになり、またしばらく仕事は休みがちになった。
開腹手術を2度やった関係で、腸の動きはイマイチである。頻便であるし、下痢も便秘もしやすい。生活は普通にできている。
大きな怪我は経験してない。運動をするので小さな怪我はたまにある。マラソンで足の爪を痛めて、いくつかの爪が分厚くなっている。乗馬で腰を痛めて、今でも人間ドックでは椎間板ヘルニアと診断される。

趣味

高校一年の時に友達からパソコン(MZ-80K2E)を譲り受けた。一括では払えずローンにしてもらった。それ以来プログラミングが趣味となった。その後、大学では情報系の学科に進み、仕事もIT系で、プログラミングは趣味とは言えなくなった。
26歳からピアノ教室に通った。ダイエットがひと段落して、ダイエットに注いでいた心のエネルギーをどこに向けるかと考えた結果である。年の近い社会人が集まり、レッスンと関係なくてもよく遊んだ。
27歳からジョギングを始め、ホノルルや国内でフルマラソンにも出場した。一番速いときは4時間を切った。今でもジムのランニングマシンでトレーニングは続けている。
28歳から競馬を始めた。ピアノ教室のクラスメイトに連れて行ってもらったのがきっかけである。一時期は一口馬主もやっていた。今でも細々と馬券は買っている。
ピアノは子供の頃からやってないと通用しないと痛感し、30歳過ぎでサックスに転向した。社会人バンドで何度かライブにも出た。アメリカに移るタイミングでハンドは辞めた。今は時々ウクレレをいじっている。たいして弾けるわけではない。
通信教育で将棋を習った。受講期間中にアメリカ行きとなったが、何とかやり終えて初段をもらった。
アメリカに住んでいる時、日本で初めてのミラーレス一眼が発売され、日本に一時帰国した際に購入した。アメリカでは動物園でよく写真を撮った。そんなきっかけで日本に戻ってから写真教室に3年間通った。某コンテストで一位になったのは自慢である。それでも自信を持って応募した他のコンテストでは全くかすりもしなかったりして、アートは難しいものである。
2011年の年末から乗馬を始めた。動物に触れて癒されたかったのである。実際には馬を制御するのが難しく、癒しとは言えない感じであるが、生身のぶつかり合いが爽快である。昨年末に乗馬3級のライセンスを取った。