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はてなキーワード: 卒業生とは

2024-04-22

■TABLO名誉棄損事件

 2010年に「米スタンフォード大の卒業生名簿に歌手TABLO(本名:イ・ソンウン)の名前がない」とする書き込みから始まったTABLO学歴詐称問題

TABLOは同年8月インターネット会員制掲示板タジンヨ」メンバー告訴し、同年10月警察がTABLOの米スタンフォード大卒業を確認した。

 今年7月に行われた1審判公判では、タジンヨの会員9人のうち、4人を前科がない点を考慮懲役8月執行猶予2年、

2人を前科がないものの激しい誹謗を繰り返した2人に懲役10月執行猶予2年、

告訴された後も原告への侮辱行為を止めず虚偽の事実を流布した2人に懲役10月実刑判決を言い渡している。

https://ekr.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/12/2012091201898.html

長崎県の失敗

長崎県人口減少の一途である。増えることはまずない。

これはどの地方でもいえるだろうが、ドンマリ田舎は桁が違う。

~~まずは人口を見てもらいたい

2017年 長崎市 426,631人

2017年 佐世保市 251,550人

2024年4月 長崎市 : 389,895人

2024年3月 佐世保市: 230,873人

双方増減

たったの7年でこれだけの人口が減ったのだ。

佐世保市は20677人、長崎市は36736人。これだけの人数が減ってしまっている。一人当たり300万円程度の収入があり、220万円を消費すると考えたら

長崎市では800億円のマイナス佐世保市では450億円のマイナスであり、地方は衰退するばかりだ。

その中で双方ともに基幹産業となる造船を失い、完全に消化試合に入り人口減少を食い止めると事は不可能になった。

DXだなんだと騒いでいるがそもそもDXできる要員がおらず、コールセンターだけに人材が集中する。

しか長崎県長崎大学補助金などを投入し教育を図っているが、長崎大学卒業生の7割は県外に就職なのだ

3割も残ってることに驚くが、、、、

長崎県が真に投入すべきは高卒などで地場に残ってくるれる人材にたいしてではないのだろうか?

県全体の人口が100万人きるまでに残された時間は16年程である

高齢化長崎県は最早復活の糸口さえない。

自体消滅させうる可能性さえある。

令和の廃藩置県ならぬ廃県合併県も近いだろう。

2024-04-19

ジェンダー人権平等と、女性エンパワーメント。この2つのどちらが正しいのだろう

12の県立高校が「男女別学」埼玉県で“共学化”の流れ「早期に実現されるべき」 卒業生からは反対の声も

https://news.yahoo.co.jp/articles/5cc95134a2603a403af04aea2b70f9c65d45995d

共学化に賛成 共学化を求める市民団体(今月10日)

「やっぱり人権問題ジェンダー平等問題、そういったことを含めて考えたら、共学化をした方がいい」

男女別学高校同窓会 共学化「反対」訴え/埼玉県

https://news.yahoo.co.jp/articles/772fac6d7abf67e97f3040d8725e600d1393b1e4

さら浦和一女同窓会栗原美恵子会長は、異性に関するネガティブ経験から女子校を選ぶ生徒は少なくないとし、別学校には性的安心して過ごせる「シェルター」としての機能があると指摘しました。

 (浦和一女同窓会 栗原美恵子会長

中学時代に大なり小なり傷つく。傷ついた人の中で何とか自由になりたいと思う人が、中には女子校に駆け込んだと表現する人もいるが安寧の場を得ている。安心できる場で力を蓄えて社会にでるための準備をする」

 また「長い時間をかけて作り上げた歴史伝統文化を壊してまで共学化する必要性がない」、「学校選択多様性がある」と述べ、女子校卒業したあと、リーダーとして活躍している人も多いと強調しました。

市民団体が求める人権ジェンダー平等と、性的安心して女性が過ごせるシェルター機能とが、正面から衝突した今回の出来事

最終的な選択によって、2つのうちどちらかに正義の軍配が上がる。

利害関係者だけでなく、今後は近隣の国立大学などに所属するリベラル有識者見解も仰ぐことになろう。

果たしてどちらが正しく、どちらが誤っているのだろうか。

anond:20240419125433

おまえの母校の卒業生ならできるのか?

2024-04-05

少年院卒業生も大変だろうけど、

大学院中退者もなんか助けてほしいなあ

同じ、院進した者同士じゃないか

2024-03-24

カンニング自殺の件の清風高校について

https://mainichi.jp/articles/20240319/k00/00m/040/120000c

私の母校です。中高ともに清風学園を卒業しています

ここ最近世間を賑わすことが多いです。

ブラック校則と騒がれたり

https://www.fnn.jp/articles/-/470192

弁護士会から是正勧告受けたり

https://www.sankei.com/article/20230323-ZDOYSBZGNBO7RNGJNLTBPMNKRM/

重大犯罪が起きたり

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1249166207

マンモス高なので、諸兄の中にも卒業生がいることでしょう。

そして、本当に時代に合っていないし、まだそんなことやってんの、清風らしいなと思っていることでしょう。

高校レビューサイトにも現役OBわずボロクソ言われています比較偏差値レベルに合わせて順位がつくこのサイトで、ある程度の偏差値進学校大阪府176位は異常事態です。

https://www.minkou.jp/hischool/school/review/2447/

口コミによると未だにスマホ禁止らしいです。

毎朝全校生徒朝礼(4000人の男が一堂に集う)があり、毎日読経し、毎日教育方針を暗唱します。校長の説法で「借金保証人になるな」と高頻度で言われます

https://h-m-d.blog.ss-blog.jp/2008-09-12

勉強に集中するべきであるから生徒会存在しません。(似たような学校の言いなり組織はある)

学校が全てを決めるべきなのでPTAはありません。

中1から完全に成績順クラス分けです。

勉強できなくてもいい、寺の息子たちとスポーツ推薦のやつだけのクラスがあります

運動が強いように見えていますがほぼ推薦でクラスも分かれているので、普通コースで入ると太刀打ちできないことも多いです。(池谷幸雄をはじめとしたオリンピック選手多数)

悪いことすると写経です。停学日数×10枚です。

普通に入ると、完全に受験のみに焦点を当てた教育(+宗教教育)で育っていきます

から見れば予備校に行かせなくても阪大同志社にいっぱい進学してるように見えて魅力的です。

しかし、現役やOBからは前述の評価なのです。

昔であれば「厳しい学校」程度の話で済んだかもしれません。私立校ですから、厳しい校則別にいいと思いますしかし、この時代においては世の中とのズレが大きくなりすぎたと言わざるを得ません。

寺を継ぐ息子たちの学校に割り切るのであればそれもありかもしれませんが、このズレで教育しつづけて、卒業した子たちは社会でやっていけるのでしょうか。

教育方針に掲げた「安心尊敬と信頼の対象となる」人物になれるのでしょうか。

随分前に姉妹校の清風南海(本校より高偏差値)は共学化したと聞きました。清風はどうするつもりなんですか?

ちなみに「国鉄のにおいがムンムン」ニキは清風の制服姿で取材されていましたね。

2024-03-21

在野研究者として納得できている

在野研究者として生きるということーお金についての真面目な話 | 磯野真穂ブログ

「在野研究者として生きるということ」を読んだので自分の経歴を振り返って感じたところを書いてみる。40代おっさん自分語り。

地方私立大学理系入学したが、単位が壊滅的に取れなかった。また理系に進学したのは就職率が良いから、というだけの理由だった。そのため元から興味のあった分野を学びたいと、卒業を待たずに地方公立大学文系学部に転学し、言語学を学んだ。

良い師に恵まれ良い学びを得たが、地方公立大学就職は壊滅的に悪かった。同じ学部卒業生の就職先は地方のよく知らない会社(その地方に住んでいた親戚でも知らないようだった)か、当時有名だったブラック企業しかなかった。

これはまずいぞ、と思って大学院進学を決めた。だけど学部新卒カードを使わない手はないと思ったので就職活動もしてみた。全国区マスコミ二次面接とか最終面接まで進んだぐらいで、大学院進学を蹴るほど行きたい企業から内定はもらえなかった。同級生と話したら、彼ら彼女らは全国区企業を受けるという発想が無かったり、都市部学生よりも明らかに就職活動開始時期が遅かった。場数を踏んだ方が有利になる、と思っていた自分はひどく驚いたのを覚えている。

就職活動で知り合った友人に『貧乏父さん金持ち父さん』を勧められて読んだ。資本家のために働くのは嫌だな、と思った。友人もそう思ったのか、彼は起業して成功し、資本家になった。

閑話休題大学院については学部の師の退職も近かったし、そのまま上に進んでも就職は有利にならないだろうと考え、別の大学に行くことにした。なんとなくどこかには行けるだろうという気がしていたので焦らなかった。でも、旧帝国大学大学院に受かったときはうれしかった。そこに進んだ。

そこでも良い師に出会い、厳しく指導を受けた。人文科学を学ぶ者は哲学も学ぶべし、との方針の下、マルクス資本論』なども読んだ。やっぱり資本家のために働くのは嫌だな、と思った。『貧乏父さん金持ち父さん』は『資本論』の焼き直しだとも思った。

別の教員からは「国立大学学生私立大学学費と比べたらわかる通り、毎年数十万円の補助を国からもらっている。そのお金を出すだけの価値あなた研究にあるかどうか、考えなさい」と言われた。修士ではその言葉を肝に銘じて研究をしたつもりではある。

ある日、大学院の師から研究者に向いていないと思う」と言われた。あっさりと、そうなのかな、と思ってしまったので、そうなのだろうと思う。アウトプットが下手な自覚はあった。研究者としては致命的である。別の教授からは夕食を奢られて「博士に進学した方がいい」と言われた。でも、就職については「運だね」とも言われたので、決意は揺るがなかった。

大学院時代就職活動の結果、インフラ関係会社からと、その旧帝大事務職から内定をもらった。インプットは嫌いではなかったので、給料がそこそこよくて地方勤務のある前者より、給料月並みでも図書館等の設備があって都市部アクセスやす後者を選んだ。学部時代経験で、地方より都市部の方が学問やすそうな気がしていた。

アカデミアから抜けて後悔はないかと言われたら、少しは後悔はある。明らかに自分より勉強もしていないし、年間数十万の価値がある研究をしていたと思えない先輩、後輩、同級生らが大学教員になっているのを見ると、もやもやはする。彼ら研究が少なくとも私学助成金分に値するのか疑問に思うことだってある。だけど独立系大学院の悲しさか、教員としての就職状況は良くない。MARCH以上のレベル大学教員として採用された例はほとんど知らず、知る範囲では数十年で2人しかいない。経営状況もあまりよくなさそうな大学語学教育とやらを看板にして語学を教えるのは大変だと思う。それでも教育研究ができて幸せならそれでいい。好きなことを仕事にできるのは幸運からだ。私には、そこまでの熱意はなかった。

大学院に行ってよかったかといえばよかったと答えるし、就職してよかったかと言われたらよかったと答える。大学院に行ってよかったことは、学んだ分、世の中を見るときの精度が高くなったことだ。認識論経験論、存在論などいろんな考え方があるし、新自由主義社会民主主義など、さまざまな主義主張がある。世の中の人たちの考え方をとらえる力はついたと思う。アカデミアに残らず、安定を取って就職したが、私の能力だと生涯賃金は今の選択肢のほうが多かったと思う。

仕事をしながらアウトプットを続けて、専門とは少し違う分野ではあるが財や研究者として、本の一章も書かせてもらった。仕事では出世コースからは外れてしまったが結婚もして子どももいる。幸せだ。アカデミアに絞らなくても幸せは手に入れられる。

大学の某サークルのやつ

今更ニュースを知った卒業生ですが、例のサークルに入ってたゼミ生いたなと思い出す。

サークルゼミが被っててサークルを優先してたのであんまり顔を合わせたことはない。

後に知ったけど有名な企業御曹司だそうです。

まぁそういう人そこそこいたけどさ…

とばっちり食らってる体育会系の部の方も知り合いがいた。もううん十年も前の話だし、だからどうってこともないだろうけど。二人共。

2024-03-19

今更「82年生まれキム・ジヨン」を読んだ最初感想

この本しんどいな。

「82年生まれキム・ジヨン」を読んだ最初感想がそれだった。

土曜の夜23時、昼間参加した友人の結婚式の疲れを引きずりながら、少し暗くした部屋でベットに寝そべりダラダラと読んでいた。隣のリビングからは、夫が録画した刑事ドラマを見ている音が響いてくる。あしたは日曜で何も予定がなく、深夜までドラマを見続けるのだろう。美咲も多分、明日は午前中はダラダラと寝て過ごし、パンカップスープ適当昼ごはんを食べ、夕方なんとなく近くの駅ビルの買い物に出かけ、夕食は作るのが面倒になって外食で済ませて帰ってくるのだろう。結婚して1年近く続く何もない週末のいつもの過ごし方。

鈴木美咲1990年まれ28歳。生まれ山梨県で、大学上京するまでは地元自営業を営む両親のもとで特に大きな反抗もなく健やかに育ったと自分では思っている。勉強は小さい頃から得意で、地元進学校に進学した際には、東京に行くことが当たり前の選択肢になっていた。市内の一番偏差値が高い大学はいわゆる”駅弁”の大学で、進学校の中でも勉強のできる子は上京するのが当たり前だった。彼女の両親は東京大学を出て地元に帰ってきた人だったため自分大学上京することに特に違和感は抱かず、自然東京大学を目指した。根が真面目な彼女高校時代勉強に多くの時間を割き、国立大学不合格となったものの、無事都内私立大学合格し、18歳の春に上京した。今年で上京して10年目になる。


彼女母親時代女子が進学するといえば短大だったそうで、その時代東京の4年制大学卒業した美咲母親はそれを誇りに思っている節があり、娘にも上京を勧めた。母が20代の頃、美咲の母方は酒の卸業を営んでいた。当時はだいぶ繁盛しており経済的に余裕があったためか。美咲の母は就職活動をせず地元に帰り2-3年ほど家業を手伝い、美咲の父となる人物お見合い出会い結婚した。父は口下手で商売が上手なタイプではなかったが、家庭の中では優しい父親だった。母がよく癇癪を起こしているのに対し、父が言葉を荒げているのは美咲記憶にはない。花が癇癪を起こすのは大抵父が全く家事を手伝おうとしないからだった。母は父を一生懸命教育しようとしていたが、家事女性がやるものと思っていた父はなかなか身につかなかった。60代になりようやく自分で皿を洗うようになったと最近母が言っている。

美咲に対して、母は今後は女の人も外で働く時代なのだから一生懸命勉強しなさいと強く進めた。美咲の成績が上がると母も喜んだ。東京大学に行くことを賛成し、美咲英語が得意だとわかると英会話塾のパンフレットをたくさんもらってきては彼女能力を伸ばすことに力を注ぎ、美咲外国語大学志望だと進路希望で話すとその大学出身卒業生のエッセイなどを買ってきては彼女の夢を応援した。美咲自身は多感な年頃ならではの母親へのウザさのようなものは感じていたが、基本的には嫌いではない母親だった。


美咲地元にいた頃から一貫して共学で育ってきた。自分自身があまりまれ容姿ではなく、自分ニキビからかわれ、「ニキビ」という知性のかけらも無いそのままのあだ名をつけられてから男子が嫌いになりずっと距離を置いていたため共学ならではの彼氏ができるとか放課後一緒に男子と帰るといった甘酸っぱい青春を過ごすことはなかった。しかし、男子が身近にいることは普通だったし、2つ離れた年下の弟もいた。美咲勉強ができたが、それに対して男子比較されて何か不都合を感じたことはなかった。勉強ができる人は男女関係なく一目おかれたし、男女関係なく進路を好きなように決めたし、母のように女子短大といった時代でもなかった。ただ文系クラスの方が女子が多かった。男子があまり得意ではなかった美咲にとって、女子が半数を占める文系クラスは過ごしやす環境だった。国立に落ち第二志望で進んだ私立大学も、外国語教育に力を入れており文系がメインの大学だったため、全体的には女子の方が多い大学だった。大学の間も相変わらず彼氏はできなかったが、多摩地域のんびりしたキャンパスで4年間を過ごし、休みの間には短期海外留学経験して、語学力を向上させながらやりたかった海外分野の勉強をして過ごした。



自分女子であることに違和感のようなものを感じるようになったのは、就職してからだった。震災後に採用を抑えていた2012年就活戦線はなかなか苦戦し、50社以上のエントリーシート、20社の面接を受け、最終的に内定が出たのは2社だった。当初地元に帰ろうかなと思っていたものの、内定した会社は誰もが名前を知るIT企業メーカーで、大手企業就職が決まったことで、彼女自身家族もホッとし、東京に残ることを納得した。結局新しいことができそうなIT企業への就職を選んだ。IT業界リモートワークなどの制度を生かして女性活躍しています、と先輩社員セミナーで語っていたのも理由の一つだった。メーカーの方は男性ばかり出てきて少し古い印象を持ったことを美咲は覚えている。



美咲ソフトウェア製品営業職として2013年4月社会人生活スタートさせた。自分の同じ部門認識できる範囲には100人ほどの人がおり、女性の先輩も2割ほどいたので全くいないわけではなかったが、営業職の先輩は、みな独身か、結婚していても子供がいなかった。既婚子ありの女性の先輩は業務部門でひっそりと仕事をしている印象があり、営業職の美咲ほとんど関わりがなかった。営業部門は8割が男性で、かつ半数以上は50代だった。夜の飲み会は大抵自分以外はおじさんという状況が多く、美咲はその場ではじめて焼酎水割り・お湯割の作り方を覚えた。飲み会では大体業務部門の人たちは営業できないお荷物、という言い方をされ、美咲はただ笑って過ごすしかなかった。いずれ子供を産んだら自分もそこに行くのかな、という思いもある中、関わったことのない業務部門の人たちについて何かをかばうことも出来ないし、やり過ごすほかなかった。



その会社でのソフトウェア事業は、正直言ってメイン事業ではなく、ハードウェアのおまけのような扱いの部門であった。営業職として客先に行くには、まずは社内営業ハードウェア営業に客先の同行をお願いし、OKが取れたらやっと客先に行き、自分製品を紹介する。ある女の先輩は言っていた。「飲み会に誘ってもらえるのは女子特権なんだから若いうちの飲み会は全て断らずに参加しなさい」と。先輩のアドバイスは正しかった。美咲お酒は弱かったが、飲み会のような場は嫌いではなかったため、最初の2年ほどは結果も出せず苦労したが、もともと人と関わるのが好きな彼女は社内の飲み会にも積極的に顔を出し、仲のいい人を多く作って行くことで仕事も徐々に自分で結果が出せるようになっていった。


入社して5年目、一通りの経験をこなし、大きな案件複数経験して自信が出た美咲は、社内異動制度に応募してハードウェア部門へ異動した。ある意味傍流から本流に異動したわけで、彼女としても意気揚々の再スタートだった。前の部門でおじさんと飲むことに慣れていた美咲は、異動初日飲み会で、やはり50代の男性が多い同じチームのメンバーに対して「私はセクハラ大丈夫なんで」と笑って宣言した。意外だったのは、部門である優秀な40代マネージャーが、「そういう発言はやめたほうがいい」とはっきり言ったことだった。彼は今後役員まで上がるだろうと期待されている、社内のエースのような存在だった。えらい人からそのようにキッパリ言われたことで少し美咲ビビったが、その発言はそのほかのメンバーには笑って流された。


「82年生まれキム・ジヨン」を読んで、美咲には何かが刺さった。これまでの彼女人生の中で、キム・ジヨンのような思いをした経験が、同じ世代日本人女性なら1度や2度はあるはずだ。と、こんな風な長々した文章を書いてしまうくらい、何かを伝えなければ、声を上げなければと感じた。しかし何を言えばいいのかがわからない。何か目の前の明確な不平等を変えて欲しいわけでは無い、自分はむしろまれているほうだと思う、でもそれでも何度か自分のせいだけとは思えない壁にぶつかり、しんどい思いをした、ように思う。何が変えられるのかよくわからないが、とりあえず自分の思いを言葉にしないことには始まらない。

90年生まれで一番多い名前の、数多くの美咲に変わって、中途半端ですが、ひっそりとここに吐き出します。

今更「82年生まれキム・ジヨン」を読んだ最初感想

この本しんどいな。

「82年生まれキム・ジヨン」を読んだ最初感想がそれだった。

土曜の夜23時、昼間参加した友人の結婚式の疲れを引きずりながら、少し暗くした部屋でベットに寝そべりダラダラと読んでいた。隣のリビングからは、夫が録画した刑事ドラマを見ている音が響いてくる。あしたは日曜で何も予定がなく、深夜までドラマを見続けるのだろう。美咲も多分、明日は午前中はダラダラと寝て過ごし、パンカップスープ適当昼ごはんを食べ、夕方なんとなく近くの駅ビルの買い物に出かけ、夕食は作るのが面倒になって外食で済ませて帰ってくるのだろう。結婚して1年近く続く何もない週末のいつもの過ごし方。

鈴木美咲1990年まれ28歳。生まれ山梨県で、大学上京するまでは地元自営業を営む両親のもとで特に大きな反抗もなく健やかに育ったと自分では思っている。勉強は小さい頃から得意で、地元進学校に進学した際には、東京に行くことが当たり前の選択肢になっていた。市内の一番偏差値が高い大学はいわゆる”駅弁”の大学で、進学校の中でも勉強のできる子は上京するのが当たり前だった。彼女の両親は東京大学を出て地元に帰ってきた人だったため自分大学上京することに特に違和感は抱かず、自然東京大学を目指した。根が真面目な彼女高校時代勉強に多くの時間を割き、国立大学不合格となったものの、無事都内私立大学合格し、18歳の春に上京した。今年で上京して10年目になる。


彼女母親時代女子が進学するといえば短大だったそうで、その時代東京の4年制大学卒業した美咲母親はそれを誇りに思っている節があり、娘にも上京を勧めた。母が20代の頃、美咲の母方は酒の卸業を営んでいた。当時はだいぶ繁盛しており経済的に余裕があったためか。美咲の母は就職活動をせず地元に帰り2-3年ほど家業を手伝い、美咲の父となる人物お見合い出会い結婚した。父は口下手で商売が上手なタイプではなかったが、家庭の中では優しい父親だった。母がよく癇癪を起こしているのに対し、父が言葉を荒げているのは美咲記憶にはない。花が癇癪を起こすのは大抵父が全く家事を手伝おうとしないからだった。母は父を一生懸命教育しようとしていたが、家事女性がやるものと思っていた父はなかなか身につかなかった。60代になりようやく自分で皿を洗うようになったと最近母が言っている。

美咲に対して、母は今後は女の人も外で働く時代なのだから一生懸命勉強しなさいと強く進めた。美咲の成績が上がると母も喜んだ。東京大学に行くことを賛成し、美咲英語が得意だとわかると英会話塾のパンフレットをたくさんもらってきては彼女能力を伸ばすことに力を注ぎ、美咲外国語大学志望だと進路希望で話すとその大学出身卒業生のエッセイなどを買ってきては彼女の夢を応援した。美咲自身は多感な年頃ならではの母親へのウザさのようなものは感じていたが、基本的には嫌いではない母親だった。


美咲地元にいた頃から一貫して共学で育ってきた。自分自身があまりまれ容姿ではなく、自分ニキビからかわれ、「ニキビ」という知性のかけらも無いそのままのあだ名をつけられてから男子が嫌いになりずっと距離を置いていたため共学ならではの彼氏ができるとか放課後一緒に男子と帰るといった甘酸っぱい青春を過ごすことはなかった。しかし、男子が身近にいることは普通だったし、2つ離れた年下の弟もいた。美咲勉強ができたが、それに対して男子比較されて何か不都合を感じたことはなかった。勉強ができる人は男女関係なく一目おかれたし、男女関係なく進路を好きなように決めたし、母のように女子短大といった時代でもなかった。ただ文系クラスの方が女子が多かった。男子があまり得意ではなかった美咲にとって、女子が半数を占める文系クラスは過ごしやす環境だった。国立に落ち第二志望で進んだ私立大学も、外国語教育に力を入れており文系がメインの大学だったため、全体的には女子の方が多い大学だった。大学の間も相変わらず彼氏はできなかったが、多摩地域のんびりしたキャンパスで4年間を過ごし、休みの間には短期海外留学経験して、語学力を向上させながらやりたかった海外分野の勉強をして過ごした。



自分女子であることに違和感のようなものを感じるようになったのは、就職してからだった。震災後に採用を抑えていた2012年就活戦線はなかなか苦戦し、50社以上のエントリーシート、20社の面接を受け、最終的に内定が出たのは2社だった。当初地元に帰ろうかなと思っていたものの、内定した会社は誰もが名前を知るIT企業メーカーで、大手企業就職が決まったことで、彼女自身家族もホッとし、東京に残ることを納得した。結局新しいことができそうなIT企業への就職を選んだ。IT業界リモートワークなどの制度を生かして女性活躍しています、と先輩社員セミナーで語っていたのも理由の一つだった。メーカーの方は男性ばかり出てきて少し古い印象を持ったことを美咲は覚えている。



美咲ソフトウェア製品営業職として2013年4月社会人生活スタートさせた。自分の同じ部門認識できる範囲には100人ほどの人がおり、女性の先輩も2割ほどいたので全くいないわけではなかったが、営業職の先輩は、みな独身か、結婚していても子供がいなかった。既婚子ありの女性の先輩は業務部門でひっそりと仕事をしている印象があり、営業職の美咲ほとんど関わりがなかった。営業部門は8割が男性で、かつ半数以上は50代だった。夜の飲み会は大抵自分以外はおじさんという状況が多く、美咲はその場ではじめて焼酎水割り・お湯割の作り方を覚えた。飲み会では大体業務部門の人たちは営業できないお荷物、という言い方をされ、美咲はただ笑って過ごすしかなかった。いずれ子供を産んだら自分もそこに行くのかな、という思いもある中、関わったことのない業務部門の人たちについて何かをかばうことも出来ないし、やり過ごすほかなかった。



その会社でのソフトウェア事業は、正直言ってメイン事業ではなく、ハードウェアのおまけのような扱いの部門であった。営業職として客先に行くには、まずは社内営業ハードウェア営業に客先の同行をお願いし、OKが取れたらやっと客先に行き、自分製品を紹介する。ある女の先輩は言っていた。「飲み会に誘ってもらえるのは女子特権なんだから若いうちの飲み会は全て断らずに参加しなさい」と。先輩のアドバイスは正しかった。美咲お酒は弱かったが、飲み会のような場は嫌いではなかったため、最初の2年ほどは結果も出せず苦労したが、もともと人と関わるのが好きな彼女は社内の飲み会にも積極的に顔を出し、仲のいい人を多く作って行くことで仕事も徐々に自分で結果が出せるようになっていった。


入社して5年目、一通りの経験をこなし、大きな案件複数経験して自信が出た美咲は、社内異動制度に応募してハードウェア部門へ異動した。ある意味傍流から本流に異動したわけで、彼女としても意気揚々の再スタートだった。前の部門でおじさんと飲むことに慣れていた美咲は、異動初日飲み会で、やはり50代の男性が多い同じチームのメンバーに対して「私はセクハラ大丈夫なんで」と笑って宣言した。意外だったのは、部門である優秀な40代マネージャーが、「そういう発言はやめたほうがいい」とはっきり言ったことだった。彼は今後役員まで上がるだろうと期待されている、社内のエースのような存在だった。えらい人からそのようにキッパリ言われたことで少し美咲ビビったが、その発言はそのほかのメンバーには笑って流された。


「82年生まれキム・ジヨン」を読んで、美咲には何かが刺さった。これまでの彼女人生の中で、キム・ジヨンのような思いをした経験が、同じ世代日本人女性なら1度や2度はあるはずだ。と、こんな風な長々した文章を書いてしまうくらい、何かを伝えなければ、声を上げなければと感じた。しかし何を言えばいいのかがわからない。何か目の前の明確な不平等を変えて欲しいわけでは無い、自分はむしろまれているほうだと思う、でもそれでも何度か自分のせいだけとは思えない壁にぶつかり、しんどい思いをした、ように思う。何が変えられるのかよくわからないが、とりあえず自分の思いを言葉にしないことには始まらない。

90年生まれで一番多い名前の、数多くの美咲に変わって、中途半端ですが、ひっそりとここに吐き出します。

2024-03-18

最高の教師卒業式

小学校教師をしている。私の学校の話ではないが聞いてくれ。

6年生担任が最高のパフォーマンス学校を沸かしていると、知人がLINEで教えてくれた。当方田舎の小さな学校だが、都会の大型校の話に驚くしかない(どこの県かは伏せる)。

その教師は、今の教師ができないことをやる。

 ・ 運動会で大型組み立て体操

 ・ 学校子供主体募金活動

 ・ 修学旅行別に卒業遠足を追加実施

とにかく、自分の学年とクラスの子供の自己肯定感を高めるために、ありとあらゆるネタを仕込んで、子供たちに実行させてるような気分にさせる。保護者からのウケもいいので、校長教頭すら頭が上がらない。若い先生たちのヒーローらしい。いわば、最高の教師だと。

知人が熱く語るのは、最近あった卒業式がすごかったという。

練習した結果、卒業生の2割が欠席。式の途中で気分が悪くなる子も続出。式の終盤になったところで6年生の一人に「揃っていない卒業式なんて意味がない、やり直ししよーぜ」と言わせた後に、最高の教師が大演説パフォーマンスをして、生徒と保護者を説得。その場で「卒業式のやり直し」を管理職に迫って、認めさせたという。

ほとんど卒業式が終わってんのに、別の日のやり直しをその場で決めるのかよ。テレビドラマみたいなだな、都会。

卒業式が2回もあってうれしいか?5年生とか、来賓とかスケジュールどうすんのよ。 そもそも、体調悪くするぐらい練習させてるとか、組体操とか、子供現金扱わせたり、無駄に追加行事とか、ほかのクラス・学年を貶めかねない言動とか、私からすればダメ教師しかないんだが。

知人は学校でなぜか動画を撮っていて、見せてくれた。私には、やはりダメ教師しか見えなかった。

それを最高の教師だと、称賛する小学校があるらしい。

日本は広い。

2024-03-16

桐朋高等学校、78期卒業生答辞に賛辞やまず

「愛してんぞ、るしあ」構文によく似てる。今のガキって言葉遊び好きだよね。俺もう文章読むのもダルいわ、チカチカしちゃって

2024-03-11

中学先生卒業生女子デートしたがってた

すぐクビになりそう

面白いから

連絡だけして

会おう!ってメール

中学宛に送付

教育委員会だの

後輩のPTA会長だな

送りつけたら

停職処分されてた

2024-02-29

anond:20240229102319

男子校卒業生は中高に抑圧された反動で全員が壮絶なヤリチンと化して

愛なきヤリチンであるが故にただ互いを摩耗するだけのセックスには興じても子供はつくらないからな

2024-02-25

発達障害が起こした犯罪一覧

他にも知ってたら教えてください

神戸連続児童殺傷事件1997

 発達障害中学3年生がハンマーナイフ小学生5人を殺傷し、2人を殺害した

全日空61便ハイジャック事件1999.7.23

 28アスペルガー無職の男が全日空61便で機長を刺殺してハイジャック

豊川市主婦殺害事件2000.5.1

 アスペルガー17歳少年が「人を殺してみたい」という動機から主婦ナイフで滅多刺しに殺害、夫も負傷させた

西鉄バスジャック事件2000.5.3

 広汎性発達障害17歳少年西鉄高速バス牛刀ハイジャック人質1人を殺害、2人を負傷させた。

岡山金属バット母親殺害事件2000.6.21

 アスペルガー高校生野球部練習中に部員バットで殴打、自宅に帰宅母親を撲殺した。

山口母親殺害事件2000.7.29

 広汎性発達障害の16歳の少年口論の末に母親金属バット殺害

レッサーパンダ殺人事件2001.4.30

 29歳の軽度知的障害広汎性発達障害の男が待ちで出会った19歳の女性バカにされたと勘違いし刺殺

長崎男児誘拐殺人事件2003.7.1

 中学一年生アスペルガー少年が4歳の少年誘拐、ハサミで性器を切りつけた挙げ句突き落として殺害

佐世保小6女児同級生殺害事件2004.6.1

 小学6年生のアスペルガー少女同級生バカにされたと勘違いカッターナイフ殺害

石狩女性会社員殺害事件2004.8.9

 15歳の少年逆恨みを抱いていた同級生母親を刺殺

寝屋川教職員殺害事件2005.2.14

 寝屋川市の中学校に広汎性発達障害17歳卒業生侵入逆恨みから教師1人を殺害、2人を負傷させた。

富山県自宅放火父親殺害事件2005.5.1

 22歳の無職アスペルガー男性が自宅に放火父親を焼死させた。

タリウム使用母親殺害未遂事件2005.8~

 16歳アスペルガー高校生母親食事タリウムを混入し殺害を謀った。

町田市女子高生殺害事件2005.11.10

 アスペルガー男子高校生逆恨みから同級生女子生徒を滅多刺しにして殺害

大阪姉妹殺害事件2005.11.17

 山口母親殺害事件犯人出所後、面識のない姉妹強姦、刺殺した

宇治学習小6女児殺人事件2005.12.10

 アスペルガー23アルバイト塾講師が塾生の少女逆恨みから刺殺

渋谷区女子短大生切断遺体事件2006.12.30

 21歳のアスペルガー浪人生短大生の妹を口論の末に自宅で絞殺遺体解体して遺棄した。

香川県坂出3人殺害事件2007.11.16

 43歳無職広汎性発達障害男性金銭トラブルから義姉とその孫2人を刺殺

岡山駅突き落とし事件2008.3.25

 19歳の広汎性発達障害の男が岡山駅で男性線路に突き落とし殺害

津和野祖父母殺害事件2008.5.22

 父親に対して不満を抱いていたアスペルガー無職23男性八つ当たりから祖父母を刺殺

富田林市高校生殺害事件2009.6

 広汎性発達障害高校生女性を巡るトラブルから同級生を撲殺

豊川市一家殺害事件2010.4.17

 30歳の軽度知的障害自閉症引きこもり男性父親と姪を殺害母親、弟とその妻を負傷させ自宅に放火した。

平野区市営住宅殺人事件2011.7.25

 42歳無職男性が30年にも及ぶ引きこもり生活の末に姉を殺害

佐世保女子高生殺害事件2014.7.26

 15歳のアスペルガー女子高生同級生絞殺解体した。

名古屋大学女子学生殺人事件2014.12.7

 19歳の女子大学生が高齢者女性マフラー絞殺加害者高校時代同級生2人にタリウムを飲ませて殺害しようとしたり、放火未遂を図っていた。

和歌山小5男児殺害事件2015.2.5

 31アスペルガーの男が近隣の少年嫌がらせを受けていると勘違いし刺殺

名古屋小6受験殺害事件2016.8.21

 アスペルガー男性小学6年生の息子に対して教育虐待の末に刺殺

2018年東海道新幹線殺傷事件2018.6.19

 22歳無職アスペルガーの男が新幹線のぞみ号車内で鉈を振り回し、男性一人を殺害女性2人を負傷させた。

福岡IT講師殺害事件2018.6.24

 42歳無職引きこもりアスペルガーの男が荒していたネットサービス運営通報された逆恨みから面識のないブロガー男性ナイフで滅多刺しにして殺害

・元農林事務次官長男殺害事件2019.6.1

 44歳アスペルガー無職男性が元農林事務次官父親殺害された。父親は長年長男から暴力に苦しめられており、近所の子供を襲うのでは無いかとの懸念から犯行に及んだ

2024-02-07

anond:20240207222816

その可能性は全然あるかもしれない…

一応、車校部活卒業生の発表会の手伝いらしいよ。

2024-01-26

anond:20240126201620

等比数列の漸化式が初見では理解できなくて数日間悩んだ記憶のある地方旧帝大卒業生としては、「変数概念を全員が理解し得る」みたいなことを言われるよりはよほど尤もらしいと感じる

2024-01-25

「僕も卒業生なんだよ」学園祭女子学生を狙ってつきまとう「さびしんぼウザ絡みおじさん」の恐ろしさ

フリマブースはズラーッと並んでいて、それを順に見ていると、近くにいる客たちも私の後ろや前で、同じタイミングで同じブースを見ている、ということがありました。水族館とかで「あ、さっきヒトデコーナーにいたカップルアザラシのところでまた会った」とか「深海魚からペンギンのところまでこの家族づれとずっと一緒だったな」みたいになることありますよね。ああいう感じです。

 私の横にいた1人の男性が、フリマを出店している女子学生作品を見て「君は、工芸デザイン科でしょ?」と話しかけました。女子学生は「そうですー」と答えると、男性は「僕はここの視覚伝達デザイン科を卒業してるから分かる」と言いました。「そうなんですかー」と女子学生が返し、なにか会話していました。

 私は横目で「なんでわざわざ自分武蔵美だって言うんだろう」と思いつつ、作品を夢中で見ていました。

 するとその男性は次のお店も次のお店も、売り子の女の子に「僕は武蔵美出身」ということをいちいち告げて話しかけています

 意識的その男性を見てみると、男子学生飛ばし女子学生にだけ話しかけていました。

■「これはマズい」男性を見張りはじめた

 私や子どもたち、他の大勢の客は夢中になって背中を曲げてテーブルの上の作品を見てるのに、その男作品はチラ見するだけで女子ばかり見て自己紹介しているのも妙でした。

 女性が並んで着席していて男性が順番に回ってくる婚活パーティーってありますけど、その男性1人だけ婚活パーティーをしているかのようでした。フリマなのに。

 私は素敵な作品を買い逃したくないから買い物に集中したくて、この男性のことを忘れようと努めました。

 だけど、横に整列しているテーブルの上に作品を並べているフリマブース最後まで来ると、広場テントが張ってあって、その中がお店になっているブースがありました。作品が並ぶ棚が手前にあり、奥に1人だけ売り子さんが立って会計をしていました。

 勝手婚活パーティー状態になっている男性は、作品を見ることなく売り子さんの隣にツカツカと直進していき、早速話しかけました。

 会計テーブルの中に入って女子学生の隣にガッツリ立って話しています女子学生は出口をふさがれている状態なので「これはマズいのでは」と思って見張ることにしました。

2024-01-16

anond:20240116110622

図書館員が思ったこ

理由1:古い本がたくさんあって埃っぽい&手あかっぽい。臭い

図書館新刊書店じゃないし不特定多数が本を触るからしょうがない。

埃っぽいとか臭いは古い本だと仕方ないけど、施設管理問題もありそう。

理由2:ネットほど情報が新鮮ではない。

書籍刊行する際は十分な調査ファクトチェックをするなど、時間をかけて内容を吟味しているので、新刊本であっても情報タイムラグは仕方ない。

その代わり、内容の正確性や信頼性は高いものが多い。(駄本がないとは言わない)

理由3:がちの専門的なものはなく、趣味雑学の域を出ない。

様々な人が利用する公共図書館では趣味や娯楽レベル書籍も多く受け入れているが、専門書もあるし他図書館からの取り寄せも可能

専門書が少ないのは自治体収集方針問題があるか、見落としているだけかと。

ブコメの「日本図書館の蔵書のうち、開架されているものは約半数だそうです。」はなるほどと思いました。

自分学生時代公共図書館学術書や専門書をよく借りてましたけど、本の調べ方を知らない人は世の中多いので学校ちゃんと教えてもいいんじゃないかと思ったり。

理由4:999%の確率で朝9時から場所占有する爺さんばあさんがいる。

公共施設だし、読書しているだけなら排除はできない。無料から暇な人が集まるのは仕方ない。

しろ公共図書館ネットが使えないなど情報収集能力に難がある人たちに活用してもらうことも目的の一つみたいなもんだし。

理由5:その爺さんばあさんと世間話永遠としている司書さんがいる。

自分も話し相手が欲しい年寄りに絡まれ経験が何度もあった。

こういう司書(じゃなくて指定管理業者スタッフかもしれないけど)を見かけたら、用事があるふりをして話しかけて図書館の人を助けてあげて欲しいと個人的には思うね。

親切に傾聴ボランティアをしてあげている人もいるかもしれないけど、大半は「長話から解放されたい、早く帰って欲しい」と思っているはずだから

理由6:「どっかの他人の家」感がなじめない。ビジネス然としてほしい。

公共施設ビジネスじゃないから仕方ない。東京には有料で本が読み放題の施設もあるみたいだけど、利用したことがないかわからん

大学図書館卒業生だったり地域住民だったり条件が合えば、在学中の学生でなくても利用できる場合があるので検討してみては。

本はぜんぶ電子化して座席の端末で電子ペーパーを閲覧できるようにしてほしい

地元自治体は紙の本とは別に電子書籍サービスも行っていて、図書館に出向かなくても自宅のパソコンスマホ電子書籍を借りることができる。

(ただし、図書館で所蔵しているタイトル電子書籍提供しているタイトルは一致していない)

古い資料著作権切れているものなら国立国会図書館デジタルコレクションで見られると思うけど、

新刊本は版元や著者が電子化するかどうか・図書館への提供を認めるか、という問題もあるので、オール電子化は難しいんじゃないだろうか。

(「自治体が自館資料自炊をして市民の利用に供して欲しい」っていう話じゃないよね?)

レスブクマでも「取り寄せ活用しよう」とか「購入リクエスト出そう」とか有益コメントあるけど、

人によって求めている情報レベルが全く違うから

一般の人に図書館の意義を理解してもらうとか、図書館を使いこなしてもらうって難しいよなーと改めて思いました。

2024-01-10

アルムナイ」ってインド映画タイトルっぽいな

普通に英語だった。知らなんだ

卒業生同窓生、アルムナイ◆alumnusの複数形で、もともとは男子を指すが、複数形のalmuniは男女両方を指しても用いられる。

2024-01-09

anond:20240108235945

続き

苦情処理委員勧告

2022年4月県民からの申立を受けて、2023年8月30日苦情処理委員が県教委へ提出したもの

県民の申立についてと、これを受けて苦情処理委員調査に基づいて県教委へ勧告した内容が記されている。

平成13年勧告

勧告書には、平成13年度(2001年度)に同様の勧告があった経緯についても記載されている。

これに対する当時の県教委の報告書における「今後の方向性」は以下のものであった。

教育委員会としては、 将来にわたって共学化を進めていくという立場に立ちながらも、 本県の数少ない別学校は、 多くの県民の強い支持があること、 各学校主体性尊重する必要があることなから、 早期に共学化を実現するという結論には至らなかった。

女子差別撤廃条約とは

女子差別撤廃条約

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/josi/index.html

女子差別撤廃条約は、男女の完全な平等の達成に貢献することを目的として、女子に対するあらゆる差別撤廃することを基本理念としています。具体的には、「女子に対する差別」を定義し、締約国に対し、政治的及び公的活動、並びに経済的及び社会的活動における差別撤廃のために適当措置をとることを求めています

条約は、1979年の第34回国連総会において採択され、1981年に発効しました。日本1985年に締結しました。

条約全文

https://www.gender.go.jp/international/int_kaigi/int_teppai/joyaku.html

勧告根拠としている箇所は以下。

10

締約国は,教育の分野において,女子に対して男子平等権利を確保することを目的として,特に,男女の平等を基礎として次のことを確保することを目的として,女子に対する差別撤廃するためのすべての適当措置をとる。

(c) すべての段階及びあらゆる形態教育における男女の役割についての定型化された概念撤廃を,この目的の達成を助長する男女共学その他の種類の教育奨励することにより,また,特に,教材用図書及び指導計画改訂すること並びに指導方法を調整することにより行うこと。

内容についての所感

勧告要旨の1点目について、確かに条文では男女共学奨励しているが、その目的は「教育の分野において,女子に対して男子平等権利を確保すること」とある

半世紀前の世界女子教育機会が限られていた時代の条文であり、県内外に共学別学さまざまな選択肢がある現代埼玉県において、この条文を根拠目的が達成されてないと主張するのは無理があるように思う。

勧告要旨の2点目について、管理職教職員の男女格差是正必要だが、共学化に結びつける論拠には乏しい。

男女別学との因果関係はあるかもしれないが、この目的で共学化を主張するのは論理が飛躍している。

他にも勧告の詳細では他県の状況などを列挙しているが、いずれも共学化の主張を補強するに足るものではないように思う。

市民団体「共学ネットさいたま」(清水はるみ代表

埼玉県高校の共学化を推進する団体

埼玉県男女共同参画推進センター主催するイベントに毎年出場しているらしい。

紹介文を見るに20年以上の歴史があるようだ。

第21回 With You さいたま フェスティバル出展参加団体紹介

https://www.pref.saitama.lg.jp/withyou/event/report/r4/21th_fes_dantai02.html#kyougaku

代表者氏名 清水はるみ 会員数 100人 所在地活動拠点) 鶴ヶ島市

2001年9月私たちは「埼玉県内のすべての公立高校男女共学に」をめざして、「共学ネットさいたま」を設立しました。

2000年3月に「埼玉県男女共同参画推進条例」が施行され、「男女混合名簿使用」と「別学校の共学化」を求める市民からの苦情申し立てがなされたのを契機に、共学化の運動を推進していく市民運動母体として、様々な活動に取り組んできました。


前述の平成13年勧告が契機だという。

WebサイトSNSアカウントなどは存在しないようで、どういう論拠をもって共学化を推進しているのかはわからなかった。

10月12日に提出したという要望書も見つからず、公開されていないと思われる。

団体名・代表者名で検索すると、ジェンダー平等の各種活動への賛同者として登場しており、苦情処理委員への申立者と同じ論拠で共学化を推進しているように見受けられる。

他に共学化推進の活動をする団体情報は見当たらなかった。

浦和高校同窓会意見書

12月1日大野知事日吉教育長に提出されたもの

7項目に渡って勧告書の問題を指摘し、主にダイバーシティ観点から別学の意義を主張している。

5番目の項目では勧告書の矛盾恣意性を指摘している。

女子別学を肯定するのか否定するのか、文脈が判然としない記述である

勧告書の共学化勧告は、私学にも向けられる内容であり、少なくとも触れられて然るべきである

しかし、本勧告書はこの点に目をつぶる。私立の別学までは関知しないという姿勢だろうが、首尾一貫しない主張に見える。

7番目の項目は簡潔に一文のみで、勧告書の無茶な主張を一蹴している。

最後に、埼玉県高校管理職教職員格差等については、県教育行政問題であり、今回の共学化とは趣旨を異にするものである

内容についての所感

勧告書の問題点を指摘し、別学の意義を理路整然と説明しており、おおむね納得できる内容に思える。

ただ部分的には根拠に疑問があり、特に6番目の項目はやや感情が先走っているようにも見受けられた。

別学出身者とりわけ男子は、社会に出ると、定型化された男女の役割という概念から抜け出せず、社会生活に支障を来す、あるいは四囲に悪影響を与える等、問題が生じるとでもいうのであろうか。もちろん、そのような調査結果などはなく、そのような実情にもないというのが一般人感覚であろう。

今日においてこそ、高校教育における別学の有用性が認められ、再評価されるべきである。別学の存在意義は誠に大きいものといわなければならない。

オンライン署名

12月20日に開始。発起人は浦和高校関係者在校生卒業生とそれらの保護者)有志とあり、県内の別学・共学の高校がずらりと参画メンバーに名を連ねている。

この署名趣旨は以下の2点のようだ。

現在1月8日)時点で1万5千を超える賛同者が集まっている。

Change.orgサイト内とX上で賛同者のコメントを見ることができるが、対象の別学在校生卒業生以外にも、共学出身者や県外出身者など広い層から賛同を得ているようだ。

内容についての所感

特に2点目の情報公開については強く賛同するところだ。

賛同者のコメントの多くは当事者および社会への影響を懸念するものであり、理知的ものであるように見える。

特に関係者以外からコメントは実感のこもった真摯ものが多く感じた。

一方で首を傾げるコメントもそこそこ見られるのが気になった。

勧告書の内容や経緯を誤認しているもの卒業生個人的な思い出のみを根拠感情的に反対を叫んでいるものなど。

中には何故かLGBTQやフェミニストを敵視・蔑視対立を露わにするものもあり、ナンバースクール出身品位矜持もないものかと残念に感じた。

そもそも議論の出発点や経緯が共有されてないようにも思えるので、署名説明勧告書と意見書リンクでもあればいいのにと感じた(今回私がこの記事を書くことになった動機)。

全体所感

勧告書の主張は根拠に乏しく、到底賛同を得られるものでないように思える。

しか勧告書が提出され議論俎上に載せられた以上、正しく議論が行われるべきである

浦和高校同窓会の提出した意見書、およびオンライン署名活動は意義あるものだと思う。

署名が受け入れられて議論が公になり、理性的で公正な判断がなされることを願うばかりだ。

また今回の運動は他県の共学化にも影響することとなりうるので、特に他県別学校関係者にも注視してもらいたいと思う。

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