「はてなユーザー」を含む日記 RSS

はてなキーワード: はてなユーザーとは

2024-01-13

anond:20240112224405

消防団ですら蛇蝎の如く嫌うはてなユーザーがそんなもんやるわけないじゃん

ちなみにうちの自治体明日出初式です

規模縮小で午前中の交通整理だけで終わるし打ち上げもない

2024-01-07

増田はてブのおかげでそこそこまともな人間になれたと思う

増田はてブをよく読むことで

を学べた

今ではリアルでは"人当たりが良く争いや派閥を作らない人"という評価になってる

でも長年のはてなユーザーでも振り切れてる人はけっこういるように思うので

はてなの影響と言うよりは自分自身の中から出てきた個性ってことかもしれんけど

2023-12-21

anond:20231221173931

はてなユーザーはどうしてもFanza見放題と比較ちゃうから高いと言っちゃうんだよ…わかってやれよ…

anond:20231221053438

この件、月額1000円は高いとかみみっちすぎて泣けてくるな・・・

デイリーポータルの読者層ってわりと年齢層高くて、はてなユーザーネットの中でも高学歴高所得者が多いんじゃなかったのか?

2023-12-12

教育委員会最後に取り組んだ課題 <其の一>


約三ヶ月前、社会人生活区切りをつけた。当方は、はてなユーザーの中でも高齢である一般的な定年はとうに過ぎている。社会人として40年以上生きてきて、得られた知見といえば……大したものはない。

ただ、今回どうしても書き綴ってみたいことがあり、筆をしたためることにした。書式については、ほかの増田の方に合わせるものとする。難しい漢字も、できる限り平仮名とする。

このエントリは長い。ゆっくり読んでいただけるとありがたい。

書き上げたのは本日12/12だが、推敲関係で五回に分けて投稿する。土曜日には終わるだろう。

私の教員としてのキャリアは、都内にある中学校から始まった。大学を出てすぐだった。今思えば懐かしいが、あの時代に戻れたとしても今の方がいい。時代は進んでいる。

あの当時はアナログだった。電話はあるが、パーク保留(1機で複数保留ができる)といった機能はないし、パソコン事務所に1台あるかないかだった。各学校コピー機はあったが、今と違ってコピーされた物のコピーは悪手だった。印刷すればするほど色が薄くなる。濃淡調整機能などあるはずもなく。

学童についても、今に比べれば悪ガキがたくさんいた。今の子どもに比べると、暴言暴力が明らかに多い。「人は教育を受けることで初めて人間になる」というのは、初等教育学のテキストにある基本的な考え方である

さて、昔ではなく今の時代を観ていたいのだが、心がどうしても時代を遡ろうとする。この日記表現したいことは、今から約十年前の出来事である。この度日記にまとめたのは、教委事務局に勤めていた時に最後に取り組んだ仕事ひとつである。残念ながら、教育のものに関することではない。※当時の関係者は全員退職している。

要約すると、某地方自治体にある教育委員会の中に社会教育課というのがあった。その部署というのが、区役所の中のいわゆる問題のある職員が集まるところだった。区内の教員指導する部門の長をしていた頃の私は、すぐ近くで醜い言い争いや、低次元行為がなされているのを幾度となく目の当たりにした。

彼ら彼女らの言動には、ほかの教委職員も腹に据えかねていた。そして、ある年を境として、何度も本庁と協議交渉を重ねた結果、教育委員会という組織から社会教育課を放逐することができた。

本当に苛々とした日々だった。その分、悲願が叶ったと知った時の喜びは至高だった。今でも解放感が脳裏に蘇ってくる。

これから私が話すことは、人によっては相当厳しい。負の次元に堕ちた地方公務員の姿を垣間見ることになる。それでもよければ、読み進めていただきたい。

私はもう経済社会を完全に引退している。書き綴る出来事もだいぶ前のことだから、元いた組織迷惑にはならないだろう。何かあった場合は、私が責任を取る所存だ。

トピックについては、1.から6.まで用意している。具体的な職員エピソードは2.~5.である。6.において、社会教育課との決着について書かせてもらう。



1. 一部署としての教委事務局社会教育

教育委員会(≒教委事務局。教委。以後は同じ意味として扱う)とはどんな組織か? というと、早い話が地方自治体学校教育に関する意思決定事務企画・調整・一般的管理行為)を行う組織である

地方自治法昭和22年法律第67号)

第180条の8 教育委員会は、別に法律の定めるところにより、学校その他の教育機関を管理し、学校組織編制、教育課程、教科書その他の教材の取扱及び教育職員身分取扱に関する事務を行い、並びに社会教育その他教育学術及び文化に関する事務管理し及びこれを執行する。



教育長が責任者となって所掌事務教育改革・首長への提言その他を総理し、教育委員が集まる会議議会のようなもの)で可決された教育内容が自治体内の学校において実施される。

かつての戦争の折、行政暴走行為によって学校教育が歪められてしまった経緯がある。地方行政主体から教育機能を切り離して、教育活動全般に関する権限を有する行政委員会としての役割を与えた。

実際のところは、市区町村本庁舎の一部を間借りしている教委が大半である役所の中に多くある部署ひとつとして位置付いている。

なお、本舞台の教委については、自前の事務所を有している。

市区町村場合人員配置例を以下に示す。

教育長)…都道府県教委が教員出身者の中から有望者を選定

      (地域が推薦する場合もあり)

教育委員)…市区町村地元有識者功労者を推薦する

指導課)…都道府県教委が教員の中から査定者を人事異動させる

学事課)…指導課のような教職員出身者と市区町村職員による合同チーム

社会教育課)…上に同じだが、教員出身者がいないこともある

文化芸術課)…〃

(総務課その他)…ほとんど市区町村の一部署と変わらない

学童クラブや児サポ)…教委が有望者の中から採用・選定をして運営

 ※以上、部署名などはできる限り一般的名称使用した

そういうわけで、私の場合上記でいうところの指導課(各学校指導方針を所管)や学事課(学校事務を所管)に籍を置いていた。あれは、新卒教育現場に配属になって十年少々だったか。ある年の人事異動で、そろそろ別の学校に異動になるかと考えていたところ、教委事務局への配属を告げられた。

それから数十年、学校現場に戻ったのは二度だけだ。一度目は中学校教頭として、二度目は校長として。その前後にも、私はやはり教委に籍を置いていて、より高い視座から教育活動のあり方を見直すことや、新しい学校を作る、あるいは廃止するといった仕事に取り組んだ。

最後課長職員としてキャリアを終えた。その後は、いわゆる名誉職といった扱いの教育仕事に数年だけ取り組んで、先日正式にこの仕事から引退した。

タイトルにある出来事は、社会人生活の中でも相当後半にあたる。都内にある中学校教頭としての務めを果たした後、ある年の人事異動で教委事務局課長職として配置された頃の話である。期間としては三年間だ。

教委事務局の中でも、ほぼ真ん中あたりの奥側に指導課長である私の席があった。「ようやくここまで来たか」と思いつつ、課員全員が見渡せるデスク腰掛けようとした時だった。言い争う声が聞こえるではないか。何時かは忘れたが、おそらく正午前だった。

社会教育課の事務スペースで、複数職員が言い争いをしていた。若い子と、中年ほどの男性女性職員だった。どういう構図かは全く覚えていないが、低い次元の話をしているのはすぐにわかった。公務員以前に、社会人として使うべきではない語彙や、極めて高圧的な物言いが見て取れた。

話し合い(口論)を少しばかり眺めていたが、最後男性職員女性職員から詰問を受け、ちょうどかかってきた電話を取る形で逃げて終わった。若い職員は、舌打ちをしてその場を後にしつつ、コピー機が設置してある台を蹴っ飛ばし事務室を出て行った。

『なんだ、こいつらは?』

心の中でそう思った。これまで配属された教委事務局の中に、こんな連中はいなかった。この市区町村の教委事務局で働いていた時もあったが、社会教育課は別のオフィスにあった。

社会教育課、という部署名は伝統である霞が関にも同名の部署があるほどだ。本来であれば、歴史と実績のある部署のはず。では、なぜこんな連中が……? と思って気になったが、その時は時間無駄であると考えた。

だが、そういうことにならなかった。社会教育課は、私のいる課長から10mも離れていない。しかし、毎週のように何度も何度も、大きい声で怒鳴るわ、悪態をつくわ、イベント行事問題を起こすわ、用事で来られた区民を怒らせるわで、こちらとしても仕事がやり辛かった。

私と同じ教職員サイドの職員に詳しい者がいた。この教育委員会(T区とする。豊島区関係ない)の社会教育課について聞いたところ、なんとなく経過がわかった。

社会教育課は、元々別の離れたところに事務所があった

・その場所ではひとつの課として独立していたが、不祥事が多かった

監視意味も兼ねて、本庁総務部の人事課が教委事務局の中に移した

といったところだった。この時は、まさかこの連中のためにあれほど頭を悩ませることになるとは思わなかった。

ここから先は、個別職員の話になる。2.以降に譲りたい。長く詳細に書いても読者が不愉快になるだけだ。できれば各三千字以内でトピックを終わらせたい。

話があちこちに逸れることも多々あろうが、何卒お許しを願いたい。

(次part)

https://anond.hatelabo.jp/20231213191557

2023-11-30

anond:20231129144743

ハイ出ましたー

言ったもの勝ちのデタラメな。

こうすることで情弱はてなユーザーはことごとく騙される。

2023-11-26

はてブ」の良いところ

いわゆる「良い意見」を書けば、書いた人が有名だろうと無名だろうとスターがいっぱいもらえるところ。

Twitterだとこうはいかない。無名人間は、声を大にして世間に言いたいことがあっても何を書いたところで何万フォローもあるような有名人には絶対に勝てない。

いいね」が全くもらえないどころかそもそも誰も読んでくれないのだ

…が、はてブは違う。はてブでもらえるスターは、有名ブクマカと泡沫ブクマカとでそういった差は一切ないと感じる。

はてなユーザーに刺さるようなクリティカルコメントを書けば、無名デフォルトアイコンでも確実に有名ブクマカスター数で勝てる。そして《注目のコメント》としてたくさんの人に自分意見を見てもらえるのだ。

たくさんの人に読んでもらえることはもとより、有名人より「いいね」の数で勝つのがこんな気持ちいいことだったとは

俺みたいな承認欲求を満たしたい無名人にこんなに最適なプラットフォームがかつてあっただろうか

2023-10-22

増田であるという立場を離れて言う。はてぶのコメントには、バカなも

のが本当に多すぎる(タイトル入らなかった)

https://saize-lw.hatenablog.com/entry/2023/10/21/185938

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/saize-lw.hatenablog.com/entry/2023/10/21/185938

こんなの15年前のはてブだったらフルボッコだったろうに。最近はてなユーザーはえらい優しなったのどすなぁ(京都弁

人間物語化し過ぎていて、自分もまた物語化される対象となっていて、気分が悪い。

 ↓

本心でなくてもいいが、体は維持しろ

さすがにこれはひどすぎないか

ツイートの答えになっていないどころか、まず言論として後退しているだろう。

この記事問題点は、徹頭徹尾効率」の次元しか物を見ていないところだ。

個人志向としてはそれもありだろうが(昔もライフハックと称してこういう記事は沢山あった)、それがアホみたいに支持されるのは、社会が困窮して自分以外に目を向ける余裕が無くなったということか。

あと最後に、就活周りの言説ってネットだと社会不適合者の声がデカくて「うんうん、就活ってクソだよね」みたいな反応しか得られないがちなので、身の周りにいる社会人の友達を呼び出して聞くのが一番いいです。

最後最後で「社会不適合者」なんてワードが飛び出す辺り、「体」が維持できなくなったのが垣間見えて面白い

2023-10-20

anond:20231020112050

はてなダイアリーはてなブログで使える「はてな記法」っていうのがあるんだよ。

もともとはそっちで使われていたもの増田でもちょっとだけ使えるって話。

増田からはてなに入ったニュービーには見慣れないだろうが、

はてブロとか使ってる元からはてなユーザーにはよく知られている。

2023-10-14

はてなブックマークコメントは正答率1%

https://anond.hatelabo.jp/20231013181054

この記事に対する正解は「これはネカマが書いた釣りであり相手にする必要がない」である

コレ以外は不合格

採点は甘くして「雑な記事だな」までは正解とする。

私は男の定型発達者であり、そもそもたぬかなの配信など見たことがないし

発達障がい者気持ちなどわからないし、女性社会ことなど知らぬ。

単純にはてブ民が釣られそうな言葉を散りばめて意味のない文章を書いただけだ。読めばわかるだろ。

にも関わらず正答率はほぼZERO%。

こんなにわかやす釣り記事ですってわかるように書いたのに何マジレスしてんだよ。まず嘘だろって疑え。

釣り宣言ダサいかい言い訳するやつがいるが

これが釣りだとわからないでマジレスしたやつがいっていいセリフじゃないんだよ。

釣りかもしれないと思って沈黙してたやつは言っても良い。

でも、後釣り宣言ダサいって言うやつは、釣られた恥ずかしいやつが自分のダサさを隠そうとして発されるからよけいにダサい。救いようがない

「私はつられなかったぞドヤ!」って人がたくさんコメントすると思ったら

しろ釣られた人が顔真っ赤にしてダサさに拍車をかけていてびっくりするな。

お前ら釣り記事じゃなくても挑発に弱すぎるだろ

釣りってわかった時点で「こいつは相手しても無駄なやつだ」と思えないの。情けねえな。

この真偽は知らないけど、ダサさで言えば、増田釣り記事書いている人も相当では。

こういう負け惜しみを言うやつと、それにスターつけるやつが一番ダサいって言ってるのに

それでもまだすがっちゃうやつ、インターネット中毒者だから病院にいけ。

釣りから相手にしないは世の中を歪めるので妥当でない。ここは5chではないので常識が異なる

ならば、こちらの常識は何だ。言ってみろ。

釣りでも何でもいいけど頼むから主語を小さくしろ

ここでも男はとか女はとかはてなユーザーはとか主語デカいんだよ、いちいち人を巻き込むな放火魔か。「自分は」と最小主語で話せ、そういうとこやぞ

釣りなのに主語を小さくしろ意味不明すぎる。どういう脳みそ構造してんだよ。

釣りだろうが、勝手特定個人発達障害だと断定して「そうだったんだ、知らなかった」みたいなブコメもついてるのに

この手のコメントも多いんだが

おれたぬかなが発達障害って一言でも書いたか

もう一回ちゃん文章よみなおしてこいや

狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり。増田自分増田を書いているつもりになっているかもしれないが、増田に書かされている事実に気づいていない。引き返すなら今。

一番バカだなと思ったのこれな。

じゃあ自分はてなブックマークに書かれてる事実に気づいて引き返せよ。なんで引き返せないんだ。

みんな、このコメントしたやつのID覚えておけよ。

こいつがコメントしたら、「お前ははてなブックマークに書かされている事実に気づいていない。引き返すなら今」って一生いじってやろうな。

あっ猿山症候群のひとだ。今日もおつかれさまです

ありがとう。俺が書いてる釣りだいたい猿山ってことば使ってるから覚えてくれよな。100%釣り。覚えておいて。


いろいろ憎まれ口を書いたけれどみんな真面目に相手してくれてありがとな。

俺はなろうでちょくちょく小説を書いているんだけれど

投入しようと思ったキャラ理解リアリティがあるかどうか気になって

時々ここでキャラ設定を書くことがあるから、反応があるってことは実は嬉しいんだ。

ここ二週間に更新されてるやつですごいメンヘラムーブしてる女がいたら俺の作品な。

世界観問題作品中では発達障がいとは書かないけど、設定ノートでは発達障がいを想定している。

この女だけでなく、発達障がいをイメージしたキャラをもうひとり出す予定。

いうてこういう女いるで。擬態うまかったよ

特にコメントが思い浮かばなかったのでしていなかったが、女性が書いたと思っていた。よく書けてると思う

序盤で「そんな女いるか?」と思ったので、読まなかったけど、今読むとこれ、エロ小説フレーズみたいだな。『わたしみたいな落ちこぼれからしたらちょーらくちんなんです』

こういうコメントを見ると勇気が出る。

人気になってもさすがにあの時お世話になった増田ですとは報告できないけど

もし書籍化できたら、はてな匿名ダイアリで書いてたことはあとがきで書くぞ

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part1/3


 国税庁の最終面接のことを思い出している。大学四年生の頃だ。今までの面接は、無機質な長机とパイプ椅子のものだった。だがその時は、四角いどっかりとした檜机と、ふかふかの椅子だった。それでいて圧迫感のある面接であり、最後に「私達と一緒に働けますか?」と言われたのを憶えている。

 「はい。私でよければ宜しくお願いします」といったことを告げると、その場で最終合格が遠回しな言い方で告げられた。内定通知は賃貸アパートに届いた。

 こんなところに書くほどだから予想はつくだろうが、結構前に官僚を辞めている。仕事は大変キツかった(きっつー、というやつ)が、やりがいはあった。いつかは挑戦してみたい仕事もあった。

 思えば、大学3年生の春からコツコツコツコツと勉強を重ねて、やっと第一志望のひとつだった官庁合格できて、「やったー!」と無邪気に思っていた。案外こんなものだ。

 国家公務員課税部門)としての経験20数年しかないが、せっかくのシルバーウィークだ。ちょっと語ってみたい。今は税務コンサルタントとして働いているが、夏前に大きな仕事が片付いた。今は仕事を少なくしてもらっている。

 仕事のことを、はてな匿名ダイアリーに書いてる人を稀に見る。今回、私もやってみようと思った次第だ。企業との課税交渉協議録とか、個人法人の税額とかを載せない限りは大丈夫だろう。何かあったら責任は取るつもりだ。

 高橋洋一山口真由が自著で話している内容に比べれば、当日記はベジタブルのようなものだ。あの内容を出版して捕まらないなら、ここで書く内容など余裕でセーフだ。

 なお、私ははてなユーザーの中では年寄り(フミコフミオさんと同い年)である。古い表現があってもお許し願いたい。

 先に言っておくが、「霞が関に来なければ体験できなかったことは人生財産」とか、「国のために働いている自負があった」とか、「苦しかったけどいい仕事ができて国民のためになった~」といったことはあまり書かない。

 そんなに夢や理想のある官僚じゃなかった。僅かばかりはあったが。むしろ組織に負のイメージがあって、若い頃に限った語彙だと「こいつらクソ野郎だな」という感情を抱いていた。それで、40代になって数年後に転職した。再就職規制に引っかかる危険はあったが、グレーな方法突破した。

 当日記は、数パートに分かれている。できるだけ簡潔にまとめたい。以下、思い出を何点か挙げて回想する。



思い出① 税金とは何か?という問い

 中学生の頃から、「税ってそもそも何ぞや?」という疑問があった。大学に入ってからは、税理士資格を取るために勉強していたが、どれだけ勉強しても税への理解イマイチだったし、全科目に合格した後も結局わからなかった。

東大とか一橋大とか慶應とか早稲田とか、そういうい大学を出てるわけじゃない。偏差値50ちょっと大学だ。たまたま会計学講義を取ってみたら面白く、勉強にハマった。

 税とは、一般的説明だと、国や地方自治体国家の維持や発展をめざして、民間では供給されにくい公共的なサービス提供するにあたっての資金として「税金」を徴収している――ということになっている。

 だが、おかしいと思っていた。だって、国はお金自由に発行できる。地方自治体が言うのならわかる。あと、大昔だったら年貢を物納で納めてもらわないと国が維持できなかったはずだ。

 だが、現代社会国家がそんなことを言っても説得力イマイチだ。税金をとらなくても、別にお金を刷ったらそれでいい。金本位制時代を通り抜けて、今では発行された紙幣のものに信用がある時代なのだお金というのは、それがお金であるがゆえにお金だ、というトートロジーである

 増田民の人も、わかってる人はわかってるだろう。税とは何かが。ここで答えは書かない。気になる人は、Yahoo!知恵袋とか、Quoraで求めれば賢い人が教えてくれる。

 私が納得いかなかったのは、一応は国家公務員一種試験(昔だったら上級甲種試験)を通ってきたはずの人達が、入庁一年目だった私の質問に答えられなかったことだ。「そんな当たり前のことを聞くな」という人もいたし、「ここではちょっと…」と口を濁す人もいたし、「知らん。自分で調べろ」という人もいた。

 税を納めるのは当たり前のこと、ただ、その原理と言うか……そう、原理大事だろう。何も考えずに常識を信じていいのは中級者までだ。上をめざすのであれば、身も蓋もない本質を疑う必要がある。

 こういうことを私が言っても説得力がないので、ちょっと引用させていただく。

それぞれの原理を、その自然本性のかぎりで探求しようとしなければならないし、きちんと定義されるよう腐心しなければならない。というのも、原理はそのあとに続く事柄にとって、大きな影響をもっているかである。実際、原理は全体の半分以上であり、探求されているものの多くは、原理を経由することで明確になると思われるのである。 ニコマコ倫理学(上) P.62


 なぜ国民から税金を取るのか、という新人職員の問いに答えられる職員10人に1人ほどしかいなかった。思えば、この時からはいつかここをやめようと思っていたのかもしれない。

 実際、徴税国民みんなから集めたお金公共サービスに充てるため、というのはお題目だ。わかりやす国民を納得させるための。本来目的はほかにある。それに比べると、上の『お題目』はビックリマンチョコのおまけに近い。ウエハースだ。



思い出② 課税処分の難しさ

 トラブルになりかけた事例になる。詳細は端折って書く。専門用語は補足するか、日常的な言葉に言い換えている。

 キャリア官僚現場体験しないイメージがあるかもしれないが、別にそんなことはない。入庁二年目から普通に現場だったし、30才を過ぎて地方支局で働いてる人もいる。

 当時は、北海道某所にある国税局に勤務していた。一応は税理士必要な科目は残りふたつというところまで取っていたが、それでも実務は難しかった。勉強しないといけないことは山ほどあるし、一年目は税務の学校で学ばせてもらったが、実務に必要知識の何割も身に付いていない。税務の世界は広いのだ。

 最初の頃はひたすら、簡単事務とか雑用とか、先輩が受けた税務相談の回答案作りとか、上位機関から調査ものとか、庶務全般文書収受会議日程調整~飲み会手配まで含む)に、兎に角いろいろやった。

 すべて勉強になるとは思ったが、正直これは臨時職員がやった方がいいのでは……と感じるものもあった。まあ、とにかく新人らしく何でもやった。

 赴任して半年だった。とある先輩を経由して、それなりの事業規模の法人の税務申告を最初から最後までやらせてもらえることになった。同じ年代職員(※省庁キャリア)の中では遅い方だった。資本金結構ある機械メーカーだったかな。これまで当業務では、先輩方を手伝う立場として動いていたから、割とすんなりいくように思えた。

 申告内容は当然精査するのだが、日本課税制度は一応性善説でいっている。国民法人含む)が嘘をついたりごまかしたりしない、ということを前提にしている。その企業も、過去に税務に関して更正処分(支払う税額が誤っていると判断した場合に○円払いなさい、という措置関係トラブルを起こしたことはない。

 一応は提出書類を三周ほどしたところ、申告書類も、帳簿も、領収書請求書契約書(請書)も、通帳関係問題なし……それで、さあ決裁だといった具合に伺いをスタートした。

 先輩方の場合は、スルッと起案が通るようだったが、自分場合はそうはいかなかった。新人に厳重なチェックが入るのは当然だった。

不動産の項目がおかしい。取得した不動産価格常軌を逸して安い。税をごまかそうとしているのでは?」

 という、先輩及び直属の上司からツッコミがあった。上司を納得させないと、次に進むことができない。思えば、あの先輩は、このことがわかっていて私に振ったのかもしれない。

 当時の私の実力を超えた課題だった。頭を抱えたのを憶えている。あの時の思考過程を追っていこう。

 かくして・・・

 探求の旅は はじまった

 まず何をすればいいかというと、不動産価格がしっかりしたものかを調べればいい。正当な根拠のある価格であればいいし、不適当価格であれば……面倒なことになる。

 不動産売買にかかる課税額は、比較シンプルだ。普通法人税と同じで基本は定率である(税額表を見ればいい)。ちょっと賢い中学生でも実務ができるだろう。

 印紙税も、登録免許税も、不動産取得税(県税)も、固定資産税(市税)もそんな具合だ。不動産本体価格については難しい計算必要だが、焦る必要はない。市区町村にある固定資産税台帳には、固定資産税評価額が載っている。それを見れば、登録免許税の目安となる不動産価格がわかる。※固定資産税の納付書にも書いてある。

 それを根拠に……と思ったが、そんなに単純な話ではない。ならば先輩も上司ツッコミを入れたりしない。イレギュラーなケースなのだ

 その物件は、なんと固定資産税台帳に載っていなかった。そういう土地だった。登記簿を見たところ、字名がとんでもないことになっていた。奥地にあって、大昔は栄えていたのかもしれないが、今では地域まるごと誰も手入れをしていない。そんな土地だった。しかし、幅4.0m以上の道路は通っている。江戸時代の人が整備したと思われる。

 国税庁においても、外部公表している不動産価格の調べ方みたいなものはある(いわゆる路線価だが、当然奥地には路線価がない)。国でも地方自治体でも、不動産価格を求めるための要綱要領は具えているが、今回は通用しないのではないか。そういう案件だった。

 若かりし日の私は思案しつつ、先輩にも相談して上司に2つの案を出したはずだ。懐かしい。

 1. 比準価格(みなし計算のようなもの)を使って不動産価格を弾くと、今の数倍以上の価格になる

   メリット…適正と思われる税を徴収できる

   デメリット…上申や裁判等になった時に勝てる保証がない

       県や市町村にも情報共有や協議意見聞取が必要

 2. 今回は大した金額ではないため、相手方の税額を受け入れる

   メリット…百万にも満たない税額差であり、費用対効果を考えるべき

   デメリット相手方が悪質だった場合前例を作ることになる

 結局、2.の案が採用された。それで、起案はあっさり通った。協議相談をしたのは直属の上司までであり、決裁の責任者には上司が一声かけたくらいだ。それで新人職員の一件目である課税処分は通ってしまった。

 思えば、先輩や上司からすれば、最初から2.一択だったのだ。今の私の判断もそうだ。課税額の差として百万円にも満たない金額のために、そこまでの手間はかけられない。もっとかに日本の税務行政のためにやらないといけないことが山ほどある。

 一応弁護しておくと、現場で働く公務員には、「法適用裁量」と「エネルギー振り分けの裁量」がある。現場的な要素が強い職種だと、上司の指揮監督を受けるのが望ましくない場合がある。極端な例だが、警察官凶悪犯をパトカーで追っている最中に、スピード違反信号無視をしている者を放っておくのはやむを得ない、といった観点だ。

 余談になるが、国税局職員県税や市税の脱税を見つけた場合も、人や状況によって対応が変わる。情報提供する場合もあれば、見なかったことにする場合もある。

 それこそ昔の話だが、飲み会とある話を聞いた。ある個人納税者から地方税務署相談があったという。要約すると「1年前に出した赤字決算の申告書だが、実は黒字で、税金を納めないといけないことがわかった。どうすればいいか」ということだった。追加で納付すべき税額は、約30円のようだ。このままでは脱税者になってしまうと焦っていたらしい。

 その相談を受けた税務署員はこう答えたという。「実は、ボールペンとか消しゴムとか、事務用品を買っていたのを申告書に書いてないんじゃないですか? だったら、納付すべき税額はやはり赤字では? 問題ないですよ」と。※以後の話は不明

 課税処分はもちろん、どのような行政処分であっても費用対効果という観点が重視される。税収1万円増のために2~3万円をかけるのは議論余地があるにしても、20~30万円をかけるのは明らかに不合理だろう。

 テレビネットメディアはてなブログでは、公務員は何も考えずに税金支出しているイメージがあるかもしれないが、ちゃんと考えている人が多数派である。そこは信じてほしい。

 数年後、私は北海道から霞が関に戻ることになった。それから退職するまで、ずっと法人課税部門にいた。



 Part2/3

 https://anond.hatelabo.jp/20230926201302

2023-09-18

anond:20230918002227

あたりまえだろ。

相手を誰だと思ってんだ、はてなユーザーやぞ?

理性や知性を求めるほうがどうかしている。

常にマウンティング材料を求めて彷徨高学歴もどき承認欲求ゾンビの群れだよ。

2023-09-08

入札にしないと日本共産党が騒ぐんだよ

給食委託で入札をやってた話がバズってるが、お役所側も、許されるなら入札という面倒な手続き踏みたくないんだよ。

でも随意契約ばかりにすると、ある政党が騒ぎ出す。

はてなユーザーが大好きな日本共産党という団体がな。「癒着を許さない」という棍棒を振りかざしてくる。

「そんな案件まで入札させてるの?」という話はだいたい日本共産党嫌がらせが影響している。

従って、給食ストッ問題の真因は日本共産党存在と言っても大袈裟ではないし、入札制度弊害を無くすには、日本共産党にご退場してもらうのが唯一の解決法となる。

2023-08-16

はてなSNSホストしないか

・ある程度ネット活動をしていて気軽に捨て垢や垢消しをしない

国内サービスなのであまりに酷い発言をした場合比較的低コストで開示までいける

みたいなの

ブコメでやり合うんじゃなくてRedditみたいなID付きの意見応酬が見たい

ACなしスラドの全カテゴリ版みたいなの

はてなユーザー文章書くの好きな人多そうだから盛り上がったりしないか

2023-08-14

婚活東京30代女、増田婚活をしてみた経過と感想

婚活東京30代女、パートナーを探しています (anond:20230811163950) を書いた増田です。

応援してくださった方々、「結果が気になる」とコメントくださった方、

なにより婚活中の同志とまだ婚活中だった場合未来自分に向けて、経過報告と気付きをシェアします。

結論

やってみてよかったです!

ぜひお話してみたいと思う方々と繋がれたし、たくさんの方からコメントいただけて勉強になりました。

母数/ セキュリティ/ 効率観点から出会い用に設計されたプラットフォームに及ばない部分もありますが、

マッチングアプリでは出会えない方と出会える、別の角度からお互いを知ることができるといったメリットもありました。

この3日間の結果(数字的な部分)

 元記事に直接ついたコメント数。そのコメントについたコメントを含まず

 うちスパム: 0%、希望条件にフルで合致する率: 約70%、他の婚活手段を使っていない率: 推計約70%、友達希望1通

 ほぼ全てに共通して、PCから書いているだろう長文かつ誠実そうな文面で、有難い限りでした

マッチングアプリとの比較

マッチングアプリメリット/ デメリット
メリット(と私が思っていること)
  • 繋がれる人数が多い

 アプリだと最初の3日で100件、その後も継続的いいねをいただけるイメージ

 条件(スペック趣味価値観など)で異性を絞り込める/ 絞り込んだ後でも人がいる

デメリット(と私が思っていること)

 男性側に「課金して婚活したいと思う」というフィルターがかかった状態デフォルトなのは

 女性としても良し悪し両面ある

増田婚活メリット/ デメリット
メリット(と私が思っていること)

 内容に加え、言葉遣いや何を書くかでも人柄を推しはかれる

 たとえば特殊性癖があるなどの場合アプリプロフィールに書くのは難しいけれど

 増田になら書けるし、体目当てではない等の説明もできる

 聞きづらい質問も同様で、匿名確認してから関係を始めることができる

  • 自分のことをよく思わない人の意見を聞ける

 たとえば「ミニマリストです」と書いたのに対して「不安になる」「物を捨てられそう」等

 →相手にも求めているわけではないので書かなくてもよかったな、

 ミニマリストに対してはアピールしたいけどそうでない人も対象にしたい場合

 相手には求めないもっと明確に書いたらよかったな、など改善につなげられる

 今回の記事に関する反応は3日でほぼ落ち着いた感がある

 →アプリのように延々新しい出会いがあるゆえに目移りしたり疲れたりすることがない

 →誰ともうまくいかなくても、そのときまたトライできる

デメリット(と私が思っていること)と、解決案

 →傷が深くならないうちに会うなりビデオ通話なりすればいい

 写真交換にはやや抵抗があるけれど、アプリでも不特定多数に公開しているわけだし

 →マッチングアプリにおけるリスクを許容できるなら、

 少し話してからマッチングアプリ上でも繋がれば解決

 運営本人確認して確認済みの表示をしてくれたり(例: Pairs)、

 AIプロフィール写真と本人が同一人物か判定してくれたり(例: OK Cupid)するアプリがあり、

 登録~1通目のメッセージくらいまでは男性無料で使える

 →反省した点もあるし、勝手な決めつけだなぁと思うコメントもある

 なにを書いても誰かから批判されるので、挫けず、建設的なものだけ取り入れましょう!

 応援コメントもいただけて、とても嬉しかったです。私も婚活増田達を応援しています

増田婚活のコツとして気づいたこ

  • 連絡先を載せる

 コメント機能はあるけど気づきづらいので、メールアドレスなどの連絡先は必須

 捨てアドを使うにしてもgmailyahoo!メールなどが安全

 捨てメアド用のドメイン(https://m.kuku.l 等で作れるようなもの)は迷惑メールフォルダに入ってしまうことがある

 自分(gmail)から捨てドメインアドレス送信し、それに対する返信、等でも迷惑メールフォルダに入ってしまうことがある

 →同じ意見の人と出会うため、というのももちろんあるけれど、まずは多くの人の目に触れなければ始まらず、

 そのためにはなるべく多くのコメントを得て人気エントリ/注目エントリに入れるとよい

 →私の場合は、意図していなかったし反省したけれど、本人の努力で変えられない部分で条件を付けたのが結果的プラスに働いた

 ユニーク趣味賛否両論ありそうな主張があればそういったこと、

 内容に迷ったらとりあえず男女ネタ(お会計時の男女の理想の振る舞いとか)を含めば増田民は燃えがちな気がする

 公式ソースが見つからないのだけど、

 はてなユーザー層は30代が中心・男性が約70%・未婚者が50% (anond:20211105073334) らしい

 上の記事に各年齢層の比率があるので、私(31歳/女性/東京)の場合の結果と

 ご自身ターゲットとなるユーザー比率から自分増田婚活をした場合の結果をふわっと推計できるかも

反省点、次回がある場合改善点(ほぼ自分メモ

誠実なパートナー探しについて考える
  • 努力で変えられない部分への条件について考える
    • 好みがあるのは自然なことだと思う(なくしたいけど、好みがあるのも「努力で変えられない部分」だと思う)
    • からといって人を傷つけるのは避けたいので、伝える人数はなるべく少なくしよう、というのが現在状態メールでお互いの条件を交換しましょう)
    • でも記事に書いてあって「ふーん」ってスルーするのと、メールを送ってから個別に言われるのでは傷の深さだいぶ違わない?
  • 「この人と付き合うことはないだろうな」/ 「今は時間的にやり取りできないな」となったとき対応について

 迷うので、そういうときどうしてほしいかスルー/ フェードアウト?その旨だけ伝える?理由説明する?)希望があれば伝えてほしいと記事に書けばよかった

 →私は手間でなければ率直に理由フィードバックがほしい

 だから人に対しても同じようにすべきとも思うけれど、聞きたくない人の方が多い気がしてモヤモヤしながら時間が経ってしまっている

追記

から思いついた改善

 ※一度もネット上にアップしたことのない写真

 シンプルな服が好き/ 歯列矯正脱毛しました/ 美容の中で優先順位が高いのは肌と髪のケアです など

いただいたコメントについて

 →たしかに!

 私は増田しか使っていないしidを教えてくださるケースはありませんでしたが、

 過去に書いた増田記事を教えてくださった方はいらっしゃり、興味深かったです

 →これもたしかに!

 一人目?だからうまくいった部分はあると思う/

 でも数が増えれば応募する側が「増田婚活」等で検索して複数人から検討できたり

 安全面含めノウハウが溜まっていったりプラスの面もある

 →新サービスはぜひほしい。

 はてな運営の方、エンジニアの方、もし私にお手伝いできることがあればご連絡ください!

犯罪被害に遭うか結婚するかしたらまたご報告しま

2023-08-13

あんたらも俺みたいにネット上で発言しないことで現実でもネット上でも、誰も傷つけることなく生きていけよ。せめて最低限俺になれ」とかいう超絶傲慢な思いが頭をよぎっちゃう

「おれがかんがえたさいこうなねっとゆーざー」は人を傷つけないし手斧投げ合わないし面白いこというし毎日楽しげなんだよ。

俺はこれを目指してるけど獣の部分がすぐ出てくるのでROMることにしている。

はてなユーザー諸氏にはこのさいきょうのねっとゆーざーをめざしていってほしい。できねえなら俺になれよ

2023-08-08

anond:20230808211531

私はキャプテンマッス

このエントリを見てる君は選ばれし者

5000万ブクマを掴むチャンスを与えられた強き者

単刀直入に言おう 日本にいるある少女ブコメさせてほしい

名は一番星はての 歴戦のはてなーで"突然変異手斧"を持つ少女

もちろんめちゃくちゃ可愛い

しかもこの戦いには絶対守らなければならない条件がある

はてのをイカすには善良なはてなユーザーでなければならない

政治ジェンダーネタや多重プライベートブクマなどの抜け道使用禁止

なぜなら万が一にも"手斧"を傷つけてはならないからだ

何よりも"ブコメ"が大事なんだ

ぶっちゃけこの少女発言内容なんてどうでもいいんだ

"ブコメ"さえついていればなぁ

さぁ腕に自信のある者は今すぐ増田へ行け

一番星はてのに絶頂ブコメさせろ

急げっ 乗り遅れるな 5000万ブクマを掴むんだ

"ブクマカ・ラッシュ"だ

anond:20230613130357

2023-08-07

アルゴリズムによる掲載順位の調整に関する提言

1.「はてなブックマークガイドライン」公開

先日、はてなからはてなブックマークガイドライン」が公開された。

冒頭で「表現の自由意見多様性大事にする」一方、「安全性健全性を保つことも不可欠」という大方針が示されている。

双方が必要であるという大枠部分に関しては賛同する。

特に他者へのリスペクトを忘れず、コメント表現に気配りせよという指摘は重要だ。

はてなユーザーの中には、相手批判する際に人格否定のような言葉を付記する人が散見される。

私は相手に面と向かって同じことを言えるのか、と考えてから書き込むよう心掛けている。

基本的には良いガイドラインだと思う。

2.アルゴリズムによる掲載順位の調整

ただし、アルゴリズムによる掲載順位の調整には反対だ。理由は現状ではアルゴリズムより人間集合知の方が賢いからだ。

ガイドラインでは「建設的な情報に多くの表示機会がもたらされることを目指してアルゴリズムを調整」しているとあり、

具体的には

記事の内容や起こっている事象をより理解やすくするもの

共感を抱いたり支持したくなるもの

記事の内容に関連した興味深い体験談

客観的ファクト提示するもの

反論も含め、多様な視点意見を述べるもの

の五項目を提示されている。

しかしながら、アルゴリズムコメント内容を精査し、これら五項目に適合しているか判断できるとは思えない。

最先端AIであるChatGPTでも、生成内容に多くの誤りを含むことが指摘されている。はてな使用しているアルゴリズムが、ネット情報の中から信頼できるソースを選別してコメント内容と照合し、コメント内容が客観的ファクトかどうかチェックできるとは考えにくい。

他の項目も現状のAI能力を考えると、人間より精度よく判定できるとは思えない。

実際問題、現状のアルゴリズム適用結果を見ると、五項目について上手く判定できているようには見えない。

このコメントは優れているしスターを集めているのに何で注目コメント入りしないんだと思ったことは多いが、スターが少ないが注目コメント入りしているブコメを読んで、他のスターが多いが下位になっているコメントより確かに優れている、建設的だと感じたことは一度もない。

はてなブックマーク人間集合知によって有益情報を集めるサービスだ。はてなブックマーカー集合知を疑うのは、任天堂ゲーム面白さを疑うような会社の根幹を揺るがす行為ではないだろうか。はてなにはぜひユーザーを、ユーザー集合知を信用して頂きたい。

3.現状のアルゴリズムの内容について

次に、現状のアルゴリズムの内容について、ガイドラインで明示されたことや、コメントの表示状況から推察されることに関して私見を述べる。

3.1.短いコメントが注目コメント入りしない点について

注目コメントの表示状況を見ると、短いコメントは一律に弾かれているかマイナス評価がかかっていることが推察できる。

はてなブックマークガイドライン」のブックマークコメントでもdogdogfactory氏の「文字数が少ないことは「コメント建設的かどうか」と何の関係もないとおもいます文字数少ないコメント上位表示させてください。」というコメントが圧倒的支持を集めていた。私も同意見だ。

百歩譲って、政治経済社会問題に関する記事であれば、短いコメントは熟慮されずに書かれている傾向があるかもしれない。しかしながら、「あと一つは?」といったアンケート記事において短いコメントが注目コメントから排除されているのは弊害しかない。改善をお願いしたい。

3.2.リンクを張ると注目コメント入りしにくい点について

ガイドラインでは「客観的ファクト提示するもの」を良いコメントとして提示されている。であるならば、ソースリンクを張ることは推奨される行為であるはずだ。

しかしながら、現状ではソースリンクを張ったコメントが注目コメントに入らないという事例が散見される。改善をお願いしたい。

3.3.誰が書いたかによってコメント評価が変動する点について

はてなブックマークガイドライン」によると、「アルゴリズムによる掲載順位の調整は、利用状況に関する情報も加味したものになります」とあり、ユーザーが望ましくない利用をしていると、コメントが注目コメント入りしにくくなることが示唆されている。

しかしながら、誰が書いたかによってコメント評価を変動させるのはおかしい。コメントの内容だけで判断すべきだ。

例えば、政治問題では暴言ばかり吐いているようなユーザーでも、おすすめ漫画を訊ねるような記事では非常に良い作品を挙げるような事例はしばしばみられる。このような場合に、普段の利用状況が悪いからと、良い漫画作品を挙げたコメント評価を下げることが、利用者利益になるとは思えない。コメントユーザーによらず、コメントの内容だけで評価すべきではないだろうか。

3.4.公共の場にふさわしくない表現について

アルゴリズムについて否定的な見解ばかり書いたが、唯一アルゴリズム機能し得ると考えているのが「公共の場にふさわしくない表現評価マイナス調整」という機能だ。公共の場にふさわしくないような罵倒表現人格否定するような表現登録しておき、マッチ度が高いコメント記事を注目コメント、人気記事に入りにくくするというような操作AIの得意とする所だ。

はてなブックマークコメントアノニマスダイアリー記事の中には、必要もないのに他者罵倒するようなもの散見される。そのような暴言が含まれていると注目コメント、人気記事に入りにくくなるのであれば、書き手表現セーブしようと考えるかもしれない。

アルゴリズムを導入した背景は、はてなブックマークコメント暴言が飛び交っており、安全性健全性が保てないという判断があったものと推察する。であるならば、アルゴリズム適用安全性健全性を保つという目的限定すべきではないだろうか。

4.提言

以上の議論を踏まえ、下記のように提言する。

アルゴリズムによる掲載順位の調整については撤廃してほしい。どうしても適用するのであれば、公共の場にふさわしくない表現抑制のみに機能を絞って適用して頂きたい。

ダメ場合せめて、アンケート記事アルゴリズム適用することによって短文コメントが注目コメント入りしない事態改善して頂きたい。

具体的には、「当該記事の平均文字数に比べ、著しく文字数が少なくなければマイナス評価しない」といった風にアルゴリズム修正することが考えられる。

また、アルゴリズム適用カテゴリ限定するという方法も考えられる。「安全性健全性を保つ」という目的であれば、議論が荒れがちな「世の中」と「政治経済カテゴリ記事にだけ適用すれば十分であり、元々安全健全な「おもしろ」等のカテゴリ適用する必要はないのではないだろうか。

ぜひご検討を宜しくお願いします。

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