はてなキーワード: お祭り騒ぎとは
石景山遊園地を米国の巨大テーマパークの模倣と揶揄するの前にかつて日本にも横浜ドリームランドや奈良ドリームランドという遊園地がありまして、その2つともパークの設計やアトラクションのコンセプトが米国にある本家のそれにそっくりすぎて、舞浜にあるアレを日本に誘致するときにあのドリームランドは何様なんだと本家に断られそうになったエピソードがあったことを思い出してください。
・パークセンターの西洋風のお城→シンデレラ城(パークによって城の種類は異なります)
詳しくは、調べてください。昭和30年代の出来事だし、ドリームランド自体が淘汰されてしまったので、難しいかもしれませんが。
本家も、著作権の切れている小説・古典や昔話や童話といったものをコンセプトとして、二次創作(再創作)しているもポイントかもしれません。著作権が切れそうになるとパート2やリニューアルを作っています。
大陸のやり方を快く思っていませんが、わが国もかつてはそうだったということを頭の片鱗に覚えておいてほしいと思いました。
高度成長していく過程でより先進国の行動を模倣するというのは、どこの国にもあることなのではないか。
アニパロ同人誌を作ってコミケで売りさばく漫画家の卵とか学生のように、二次創作という名の模倣ですよ。無許可便乗商法です。
ある程度大人になったら、無許可の模倣では商売できないことがわかって、グレーゾーンから卒業していく。大陸の国はその課程にあるのではないですかね。
マーケティングの一環として、年中お祭り騒ぎをしていなければならない今の商業形態もどうかと思いますけどね。
・8月の末になったらコンビニに肉まんとおでんが登場(まだ夏なのに、冬に向けたイメージ付け)、敬老の日
・9月にはハロウィン(こちらは10月の末ですね)、秋祭り(このパンチが弱いのかも)
・12月にはお正月。(クリスマスメインのところは12/26から急にお正月ですね)
・1月にはバレンタインとごり押しの恵方巻き(普通にスライスして食べたいですよね)
好むと好まざるにかかわらず、日本の伝統的なお祭りが弱い月に海外のお祭り的なものをその意味や趣旨を考えずに楽しいところ取りをして企画として押し込んでいるのが、消費を無理に喚起しようとしている今のマーケッターの手法なんでしょうね。一過性でものが売れればよくて、そのコンセプトや趣旨なんて微塵も考えていないというのが正直なところなのではないでしょうか。
アメリカの本家は、その最たるもので、毎日世界のお祭りが各国のコンセプトを無視して楽しいところ取りで行われているのが興味深いところです。
元記事を解説しよう。
元記事の増田と同様に、漁師の次男坊である俺は海上技術学校を経て海運業界ヘ就職している。
取り敢えず前提として、漁師の子が大型船の免許を取得しようとするだけで稀有な存在だ。
その漁村で1000人の漁師になる人が居たら大型船の免許(海技士免状という)を持ってるのは1人居るか居ないかの存在。
漁村というのは保守的な閉鎖社会かつ権威主義的で、1級小型船舶操縦士は2級小型船舶操縦士を見下す傾向にある。
漁村では口には出さないが免状の等級によるヒエラルキーは確実にある。増田の中にも漁師が居るだろうしわかるだろう。
そんな漁村で4級海技士(航海)や4級海技士(機関)を取得する者が現れたら、漁村の若い世代の中ではトップの権威を持つようになる(流石に若い世代の権威は年功序列を上回ることはない)。
多くの家では子供を教育するときに「増田さんちのせがれを見習え」が常套句になる。
海運業界で大手と言えば3社しかない。郵船、三井商船、川崎汽船だ。
その名は外の社会に対して無知な漁師でも知っている。最高クラスのブランドだ。
これはトンビが鷹を生むような話。
このことを海洋系高校の視点で見るならば、元記事で記されてる海上技術学校、商戦高専、水産高校の全生徒の中から大手3社へ就職できるのは毎年3人だけだ(そもそも就職枠がない年もある)。
元記事の増田は数万人居るであろう海洋系高校生のトップへ君臨した人間である。
手の付けられないヤンキー高から東大主席合格者が出る、5流大からメガバンクへ就職する、代アニ出でジョブズになる、漁村から見ると本当にそんなレベルの話だ。
俺のようなチンケな船乗りとは圧倒的にレベルが違う。いやマジで。
所々出る船乗り的な言葉使い、例えば「上陸する」や「2サイクルから4サイクルで燃費改善」、「100mで4000G/T」は全て妥当だ。
少なくとも業界人じゃないと出ない言葉であり、しかも漁船の船外機(エンジン)が4サイクル主流化したのはここ15年くらいの話であり、漁師じゃないと知らない(そしてバイク乗りなら4ストとかって言うよな)。
当然漁師は大型船の排水トン数の事なんかよく知らないので、漁師の経験と海運の経験双方が無いと口に出せない内容を話している。
7年で1000万はくだらないの部分は会社によって給料が違うし、そもそも俺はそのレベルに達していないので正確な判断に窮するが、そこそこ妥当性がある。
船乗りは法令上、乗船中の食事などを会社が負担しなければならないため小遣い5万円は船乗りと考えるのならばむしろ少ない。
初任給25万円(総支給額)のチンケな船乗りの俺でさえ若い頃は毎月10万から15万は遊びで使ってた。大手なのにこれは少なすぎる。節約してたんだなって感じる。
もし俺が元記事の増田の親ならば退職することを口にした瞬間必死に止める。
元記事の増田もこの点にツッコミ入れてたが、俺も盛大にツッコミ入れたい。
息子を想うのなら絶対に辞めさせない。漁村での権威を考えても息子が大手にいた方が何かと過ごしやすいはずだしな。
高額な送金もあるし。大手なら年収1000万突破は夢物語じゃないから老後も安心だ。
それを止めなかった親はオカシイと言わざる得ない。
どう考えても船乗りとして神がかった増田へ家業を継がせるか、そのまま大手に置いた方が両親は得だ。
そのどっちでもない選択をするとか俺には理解できない。元記事の増田よりこの両親は頭オカシイ。
何か質問があったら追記して返答しよう。
船乗りは3ヶ月働いて1ヶ月休むというスパンで働くため平日であっても休日なのだ。
2013/09/18/9:07追記
休暇中何やってるかといえば兄貴に呼ばれたら仕事手伝うくらいかな
2013/09/18/9:57追記
この増田にとっては漁師の家に生まれた瞬間から漁師になることが天命だった
プログラマからパソコンを奪うようなもの、自動車の整備士から自動車を奪うもの、跡取りから家業を奪うってのはそういうことなんだろうさ
そこを拾ってやらんとこの気持ちは理解できないんじゃね?
2013/09/18/10:19追記
何で海を続けなかったか?って質問が来たから言うけど、この業界かなり狭いんだよ
元記事で人間関係を悪くしたみたいな表現があったし、業界で噂が回っちゃったんじゃないかと
船はいつでも飛び込める状況だから医者がストップかけてるのかも
2013/09/18/10:34追記
船乗りには「部員」と「職員」という職の違いがあるんだよ
例えば甲板部(航海士が所属する部署。機関士は機関部)で部員のトップは甲板長だが、職員のトップは船長だ。
部員と職員の給料は100万円単位で変わってくるし、昇給率がそもそも違う。
つまり増田は就職後職員になってるんだよ。だから物凄く昇給して高級取りになってる。
2013/09/18/16:58追記
身内擁護するみたいでかっこ悪いが、資格じゃなくて就職先が凄かったパターンとか言ってる奴は自分がどういう立地条件の国で暮らしてるか冷静に考えたほうが良い
海技士免状が凄くないとは言ってないとかって反論が来そうな気もするけど、そう取られてもおかしくない発言の仕方だぞ
海技士免状試験がどれだけの科目で構成されていて、どれだけの実務経験があって初めて取得できるものか、更新は必要なのかどうかとかそういうの調べた方が良い
ここに俺が書いても良いけど、これは能動的に調べてもらった方が良い気がする
もし調べて何か感ずる部分があれば「安全運航を舐めてすみませんでした」と増田でも良いから全ての海技士免状取得者に向けて反省文を書け
15時過ぎに苗場着。
これ前夜祭行けるのか?と思いつつ、3670円のテントの天井から滴る雨漏りと戯れてるうちに雨が上がる。
フジロック前夜祭といえばこの人!らしい。最初と最後、そして全てのバンドの合間に登場。
フジロック13に出演するバンドの曲や、フジロッカーがいかにも好きそうな曲たち(90年代UKロックとか清志郎版デイ・ドリーム・ビリーバーとかね)を選曲していくため盛り上がり方は半端ない。
・TURTLE ISLAND
今回初めて知ったバンド。お囃子パンクとでもいったところだろうか。
「和太鼓、篠笛、あたり鉦、シタール、タブラ、馬頭琴、ジェンベ、ドゥンドゥン等各国の様々な土着楽器とギター、ベース、SAXなど西洋楽器を使」っているらしい。
沢山いるメンバーがみんな法被着用でお祭り騒ぎ感MAXのバンド。
しかし、レッドマーキーというステージの特性上か音が悪く、折角凝った楽器編成なのに一つ一つの楽器が全然聞こえなかった。
ソロをとってる篠笛だけ辛うじて聞き取れ、あとは全体的にガーーーっていっててボーカルが何か叫んでるなぁってレベル。
・SKINNY LISTER
去年でいうONDA VAGA、そのちょっと前でいうRäfvenにあたるポジションのバンド。
どういうことかというと、Uncleowenというアイリッシュパンクのレーベルがあって、そこが毎年フジロックで大プッシュするアーティストを送り込んでいるのだ。
この枠のバンドは毎年フジロック期間中に何度もライブを行い、タワレコでもプッシュされる。
そして今年プッシュされたSKINNY LISTERは、ギターボーカル(実はフットスイッチでドラムのキックを担当してる)、エレキギター、マンドリン、ウッドベース、ダンサー/ボーカルの5人編成フォーク・ロック(パンク)・バンド。
個人的に思うのは、この手のバンドは物珍しさから音楽家というよりも大道芸人みたいな雰囲気が抜け切らない。
なんで芸人風がダメかというと、物珍しさだけのバンドは一瞬で消費されてしまい長続きしないから。
・rega
もともと知ってたが、ここまでかっこいいとは思わなかった。
4つ打ちのドラムにドラムやギターの素早いフレーズを乗っけていく感じで、ソロあり、掛け合いありのインストバンド。
マスロックという言葉はなんというか少し受け入れがたいものを感じるので使わない。
金髪のギターが難しいフレーズを弾く際に、手元ではなく観客を向いてニッコリするのがドヤ感MAXで非常にウザ悔しかった(ぐうの音も出ないほど上手いから)。
http://anond.hatelabo.jp/20130104184115
の元増田です。
ひっそりと公開したはずのtag-chat.net(http://tag-chat.net)ですが、
まさか、こんなに反響を頂けるとは思っていなかったので、びっくりしました。
素人のフリをしているとか、出版社のステマだとか色々言われましたが、嘘は一切書いてないです。
ステマというか、ウェブサービス公開後の状況を知っている方からするとマイナスのステマにしかなっていないような気がします…。
公開してから、色々と発見というか気づきがあったので、それを共有できれば幸いです。あと、tag-chat.netの中身についてなど。
・意気揚々と自作SNSを公開したものの、アクセスが全くこなくて途方にくれる。
⇓
・以前、完全に一致を作った増田の方が、増田記事を書いてからアクセスが急に来たと書いてあったので真似して書いてみる。
⇓
・翌日ごろから、アクセスが集中。ビビる。「うちの会社で働きませんか?」と言ったお誘いのメールをたくさん頂く。
いきなりの出来事にパニックになっている間にも増田記事が拡散していき、アクセスが急増する。
⇓
アクセスが爆発する。1時間あたり二万アクセスというアクセスを捌ききれずにサーバーが落ちる。サイトのウリであるが、メモリ使用量
⇓
・その後、サーバーを増強。エラー情報や、寄せて頂いた情報をもとに各種エラー情報や、使い勝手などを改善。
⇓
・現在、安定稼働中。おかげさまで、ユーザー数もゆるやかに増加していて、基本的な機能も正常動作しています。ユーザー数はもうすぐ
1000人に届きそうでありがたいばかりです。
と、いうわけでなんとかようやく落ち着き、ウリのマッチングチャットも正常に作動しているようなので、後記事を書きます。
■ウェブサービスの公開前に注意すべきだったこと。
①・セキュリティについては書かないほうが良い。色々といじられる。
前回の増田記事で、DoS攻撃の対策などについて語ったのですが、それを確かめるためなのかサイト公開してしばらくしてから、定期的に
Dos攻撃をくらいました。
おかげ様で、ちゃんと一時的にそのIPからのアクセスを遮断することはできたのですが、セキュリティについてあまり大々的しゃべると攻
撃対象となるので、あまり具体的なセキュリティ対策などについてはしゃべらないほうが良いのかな、と感じました。
また、DoS攻撃だけでなくCSRF試したり、色々といたずら(もしくは善意のテスト?)をして下さる方がとても多かったのには驚きました。
はてな民の技術レベルの高さを知りました……。いたずらされている間は本当に怖かったです。
とりあえず、今のところ攻撃は防げているようです。
はじめ、私は調子に乗ってサイト内に英語を多用していたのですが、それがユーザー様にとって混乱のもとになっていたようです。
例えば、他のユーザーから自分の書いた日記などにコメントがついた時に、それを知らせるページがあります。
普通に考えれば「友達からの反応一覧」とか「友人からの反応」とかにすれば良いのですが、何を血迷ったのか「Reaction」と中二病丸出
しで書いてしまったので、ユーザー様がものすごく混乱したようです。
結局、「使いにくい」、「サイト内迷子になる」との声を受けて日本語メニューに変更しました。
③・使い方のページはくどいくらい書いても良かった。
フリーチャットや、マッチングチャットでは、基本的に相手が見つかるまでは「待ち」の状態になります。
相手がすでにこちらを「待っている」状態だとすぐにチャットが始まるのですが、そのことに対する説明が足りなかったようで、チャット
ルームを出たり入ったりしている人が多かったようです。
また、チャットが終了した時にチャット相手にお礼をこめてメッセージを送る機能があるのですが、これも説明不足で上手く使われなかっ
たようです。
とにかく、くどいくらい説明しても良かったと思います。
■ウェブサービスをリリースする前にやっておいて良かったこと。
①・Twitterのアカウントを作りそこから最新情報を流せるようにする。
これは本当に大きかったです。
とつぜんの増田砲で一時間あたり二万アクセス近くのアクセスをさばけずに、サーバーがビジー状態になってしまった時も、Twitterを通
じて現在の状況などを流せたことは非常に大きかったです。
②・エラー情報を送ってもらえるようにメールアドレスを作っておく。
本当にありがたいことに、実際に使ってみた使用感や、こんなエラーが出ていると言った情報を送って下さる方がいます。
一人でテストしていた時には気づかなかったエラーや、不便な点などをわざわざ時間をとってメールで教えてくれるのです。
どこの馬の骨ともわからん怪しい奴が作ったものに登録してくれ、使ってみてくれただけではなく、エラー情報や励ましの言葉を送って下
さるのです。
本当にありがたいことです。
③・それでもわからないエラー情報に対して対処できるようにしておく。
優しいユーザーの方がエラー情報などを教えて下さるのは大変ありがたく、また開発の励みにもなるのですが、それに頼ってばかりいて
はダメです。
サーバーの吐き出すエラー情報を調べて、おかしな挙動にいち早く気づく必要があります。
本当はhttpdのエラーログとか見れば良いんですけど、はっきり言って物凄く見づらいので、ツールを使って毎日「こんなエラーがでました
」と教えてもらうようにしておきました。
色々なツールがあるみたいですが、私はlogwatchを使いました。
・参考URL
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/root04/root04c.html
これでエラーの出ているところだけでも、修正するということをやっていました。
■ ウェブサービスを運営してみてわかったこと。
①・SNSの人の流れにはなんだかよくわからない規則性がある。
tag-chat.net グーグルアナリティクスでどれくらいの人が毎日来ているかをウォッチしているのですが、なぜか月曜日と週末にかけてア
クセスが増えます。
謎です。週末はわかるけれど、どうして月曜日に……?
②・やっぱり非リアの気持ちは非リアじゃないとわからない。
「どうして普通にはてブに書かないのか。なんで増田なのか」とか「非リアを装って」
とかコメントしてる人たちがいたのですが、その人たちは非リアについてなんもわかってないアホだと思いました。
もともと自分で名前なり、アカウントを明かした上ではてブに投稿できるくらいの度胸があれば非リアになんかなってないです。それは自
分でもわかってます。
自己顕示欲が人一倍強いくせに、人に名指しで批判されるのが怖いから増田に投稿したのです。
フェイスブックに実名でウェブサービス作ったことを投稿できるような度胸があればそうしてますし、はてブに書けるなら書いてます。
そうするだけの度胸もなくて、でも誰かに認めては貰いたいから増田に書いたということをわかっていない。
③・ネットのみなさんが優しい。
今までネットの人たちは2ちゃんねるとかで炎上したり、なんか面白そうなものを見つけてお祭り騒ぎする、ちょっと怖い人たちという
イメージだったのですが、それが今回のことでガラリと変わりました。
本当に優しい人が多くて、どこの馬の骨ともわからない奴の作ったウェブサービスを使ってくれるだけでなく、感想や励ましのメールな
どをたくさん頂きました。
遥か雲の上の存在だと思っていた会社の方からもメールなどを頂きました。本当に感謝してもしきれません。
~技術編~
①・nodejsを使って外部にサービス公開するなら、認証は必須。主に不正な負荷を減らすために。
さっき書いた、「セキュリティについてはあまり書くな」という話と矛盾するのですが。
nodejs、すごくアクセスさばけて、なおかつ軽いということで便利なんですが、サーバーなので、基本的にリクエストを受けたら非常に素
直に返事します。
例えば、nodejsとsocket.ioを使って、単純にメッセージをサーバーに送るとして、クライアント側で
のようにすると、サーバーはどこから来たアクセスなのか、とか悪意のあるアクセスなのか? とか一切気にすることなく、素直に'hoge'
これはつまり、第三者が悪意を持って大量にメッセージを送りつけるとそれを素直に受け取ってしまうということです。
なので、例えば大量に不正なデータを送りつけられたりするとレスポンスが悪くなります。
なので、悪意のあるアクセスはsocketにそもそも接続させない、という対策がサーバー側で必要になると思います。
socket.ioではコールバックを使って、簡単に認証させるかさせないか、という実装ができます。具体的には以下のURLなどを参考に実装す
http://d.hatena.ne.jp/Jxck/20110809/1312847290
②・nodejsの最大接続数は、ファイルディスクリプタに依存する
ということにしばらく気づかずに、最大接続数が400ほどしか出ず悩んでいた時に以下のURLを参照して、なぞが解けました。
http://blog.livedoor.jp/mokepon/archives/182178.html
またsocket.ioのテストの書き方ですが、
http://d.hatena.ne.jp/toritori0318/20120902/1346591831
という素晴らしいエントリーがあったので参考にさせて頂きました。
■楽できるところは楽するためのツールなど。
nodejsの開発で、面倒くさいところはできるだけ楽しました。以下、便利だったものまとめ。
・node-dev
コンソールにデバッグ情報を吐き出してくれ、サーバー側のコードをいじくった時に自動的に再起動してくれる。
いちいちコマンドプロンプトからnodejsを実行する必要がないため、作業の手間がはぶける。
nodejsを触り始めた時はエラーを吐いてばかりなので非常に役に立ちました。
参考URL
http://d.hatena.ne.jp/replication/20110224/1298474534
・forever
様々な使い方があるようですが、stop,list,startの3つぐらいしか使いませんでした。まだ、研究中です。
参考URL(基本的な使いかたが非常にわかりやすく書かれています)
http://nantekottai.com/2011/08/15/node-js-based-service-with-forever/
・mongoose
ドキュメントは色々ググったのですが、結局公式のドキュメントが1番わかりやすかったです。
~モチベーション編~
■一人でウェブサービスを作る上で、心の支えになった記事。
http://d.hatena.ne.jp/Hamachiya2/20080131/security
とにかく楽しんで、作ってみることが大事だよ、というお話です。すごい勇気づけられます。
・小飼弾さんの産声の話。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51837985.html
弾さんは、お金持ちで、腕は一流で、PHPこき下ろすし、なんかすごく怖い職人のイメージだったのですが、このエントリーを読んで、クソ
まみれでも産声を上げてみようと思えました。
実は優しい人なのかもしれません。私の高校時代の担任の先生にどことなく似ています。
■お詫びと訂正
前回の増田記事で、OpenPNEについて間違った記載をしてしまいました。ソースコード公開に関する記述の部分です。
OpenPNEではそのソースコードを改変したら、そのソースコードを公開しなくてはならないと書いたのですが、これは間違いです。
OpenPNE方々には大変ご迷惑をお掛けしました。申し訳ありませんでした。
あと入家さんに謝りたいです。
フェイスブックにもとりあげて頂いたそうで、ありがとうございます。
怖いのでどんな投稿なのかはまだ観ていませんが、本当にありがたいです。
■最後に。
ウェブサービスをコツコツと作り続けて公開したところ、増田記事のおかげもありたくさんの反響を頂きました。
ただ、別にウェブサービスを公開したからと言って、実際のところ何かが劇的に変わったわけでもないです。
グーグルアドセンスは支払い規定の一万円を超えていないので、手元には一銭も入ってきませんし、実名出して行動できなかったので現実
あいかわらず休日は地元のゲームセンターでレトロゲーをやって時間をつぶしていますし、学校から帰ってきたらももクロのライブを観て
、Chai Maxxを踊ってから寝るだけの毎日です。それでも結構楽しいのですが。
ただ、ネット上で様々な先輩エンジニアの方々や、同年代で同じようにフェイスブックが嫌いな方から励ましのメールをもらいましたし、
本当に、びっくりするような充実した二週間でした。
はてブで人気のエントリーにあがった時のスナップショットは未だに大事にとってあります。
tag-chat.net(http://tag-chat.net)を作って本当に良かったと思っています。
バリューとか言いだしちゃってますけど、そもそも喪女は商標登録されてないスラングなのは了解してますよね。
スラングを流通に乗せる際に「喪女」=「もてない女」から「ぼくのかんがえたもてない女」にジャンプして「喪女」と名札付ければ叩かれるに以下略。
…実は登録されてたらどうしよう。鬱陶しさ倍だわ。
読者はあれを「喪女」として了解したり消費したりしておらず、
原作者もあれが「喪女」ではないこと、むしろ「俺」であることを明言しています。
(もし読者がアレを「喪女」として了解し消費していたら
大炎上から売上ガタ落ちに至ってないだけで、元増田記事で火はついてるじゃないですか。
たぶん局所的な小火で終わるのであなたみたいに火力でお祭り騒ぎを測るタイプの人は「何だ結局何もできないんじゃんw」で終わりでガッカリするかもしれませんが、喪男に喪女かぶせて消費するという態度が気に入らない層は「あ、そういうことだったのか」と納得が得られるので無駄ってことはないですね。
それと、前述したように喪女はスラングなので読者はそもそも喪女なるものを完全に了解してこの作品に取り掛かることはないです。というか、完全に了解して取り掛った読者から今まさに炎上してるので。
作者が明言しているのもインタビューにおいてですよね。普通インタビューって作品を読んだ後で興味をひかれた層が読むものなので、事前了解とはとても言えません。
喪女を了解していない読者の心理としてはあなたの指摘と逆で、この作品を読むことである種の「喪女」像を把握したと錯覚する可能性はなきにしもあらずです。それを前提に「喪女」という言葉であれこれ言われるのは喪女側に非常な不快を誘うのは必然です。
ある漫画に無茶苦茶な根拠で言いがかりをつける人に反論しています。
あなたが主張してきた
私が主張してんのは「喪女が」であり、「~したらこうなりそう」であるという事は再三言ってますが都合よくスルーですかそうですか。
何と戦ってるんだかよくわかりませんがそれは私ではないのでとばっちりはやめて下さい。
何の根拠も示さずに特定の作品やクラスタについて
「だからこういう悪いこと考えるに違いない」
「うむ!こういう被害がありそうだ!」
…とか言い出すのは、
その対象に対しては明白な誹謗中傷ですし、
「あいつら」って誰ですか。「これこれこういうことをした人がいたら」というのは特定の個人の誹謗中傷とは言えないです。
「~に違いない」なんて書いてないです。どこにも。何だったら引用して下さい。
どうしてあなたは自分と異なる意見を持つ人々を存在価値無しと簡単に言い切る事が出来るのですか?
本当は反原発なんてどうでも良いのでしょう。単に分かりやすい敵を見つけてみんなで集まってお祭り騒ぎをして正義ぶりたいだけなのでしょう。
本当に世の中から原発を無くしたいのですか?ならば少し勉強すれば今すぐ原発を止める事が何の役にも立たない事がすぐに分かるはずです。
脱原発はもっと時間のかかる大変なプロセスです。一晩集まってデモで騒いで自己満足に浸るのはあなたの勝手ですが、それで本当に原発を世の中から無くしたいと真摯に努力している人々の足を引っ張らないで下さい。
なんJ民のものやけど、ステマ騒動におけるなんJ民の反応・動きを軽くまとめたやで~~
ちなみに2chで他に掛け持ちしてる板は、プロ野球板だけやで~
まとめブログは昨年前半くらいまではよく見てたけど、それ以降はイマイチ見てないんよ
「マジでデモしてる奴らの列にいきなり紛れ込んだ阿波おどりの集団」くらいの認識でOK。
なんJ内でまともにこの問題を議論しようとする人は、相当真面目な人か、vipやニュー速などとの掛け持ちの人だと思う。
野球以外の真面目なことに興味ない、もともと移民なので板の運営などに興味がない、などが理由か。
他の板への侵略も基本的にはネタ。
ひたすら100エーカーの森の畜生どもを相手にホームランを打ちまくる恵体剛打プニキのゲームに熱中。
(なんJの公式ソング(?)が恋愛サーキュレーションであり、柏原の好きな女性がこの歌を歌う花澤香菜であることから)
なんJにも「ステマ」なる言葉が蔓延するが、ネタとしか思っていない。
意味を知らないなんJ民は、「ステマ」を何故か「ステロイドマートン」の略語と捉えてしまい、主に謎の解説者の新たな批判対象となってしまった。
このころ、ニュー速民が嫌儲に移住、アフィブロガーたち、まとめサイトのネタが切れる。
1月7日、ネタ切れとなったハム速がなんJのスレをまとめる。*4
1月10日、アフィブロガーが、なんJで転載を狙ったスレを立てるも、見抜かれ荒らされる。*5
もともとなんJには政治ニュースなどのスレはあまり立たず、立ってもスレタイや本文などがなんJ語で書かれているため、なんJ民には一発で見抜かれるのである。
ただのお祭り騒ぎかアフィブログからに対する報復かわからないが、他の板への侵略を始める。
まず、ブログ板を侵略。理由は「ブログって逆から読んだらグローブやから」「守備力があがるから」。
過疎になっているニュー速も侵略。「ニュー速っていまは旧速って言われてるんやろ?ちゃう、旧速やなくて球速や!野球にはグローブだけやなくて球も必要なんや!」
「ニュー速って今は空き地なんやろ?空き地で野球して何が悪いんや!」と主張。
ちなみになんJ民が侵略を行う際には、もともといた板住民に対して、「なんでも実況Jリーグから来ました」と主張。
これらの侵略はなんj民そのものというより、なんjと他の板の掛け持ちの犯行という説もある。
書くのめんどくさいので、詳細は、なんJ用語集の福貫の項目、自演スレ立て 以降を見てください。
ステマ騒動・他の板への侵略に飽きてしまったなんJ民。なんJは、昨年末までと同じような雰囲気に戻りつつある。
ただ、以前からも叩かれ気味であった自分語りスレ、vip臭いスレがますます叩かれるようになったり、
なんJ内の方言である猛虎弁(関西弁とはことなる)を使う人が増えたり、少し排他的になった、気がする。
だがおそらく、本格的な野球シーズン(2月1日のキャンプイン)が始めれば、なんJも通常運行すると思われる。
なんJの排他性と不真面目さによって、なんJは他の板から侵略をうけなかったと思うで。
ちなみに、この記事は酒飲みながら書いたったわ~
なんかちゃうところあったらいつでも言ってやー
はてなにもあんまり慣れてないから、はてな記法を見て、見やすく編集します。
http://blog.livedoor.jp/yakiusoku/archives/53354661.html
http://blog.livedoor.jp/g_ogasawara/archives/5644012.html
http://wikiwiki.jp/domingo/?%A5%B9%A5%C6%A5%DE
http://hamusoku.com/archives/6570458.html(アフィブログです)
「いやなら見るな」というビートたけしについて、これは以前ネットゲリラが原発問題に関連してコメントしたとおり、芸能人のヨイショ、単なる野次馬の言葉なのだから、それほど大げさに取り上げることではないのではないかな。
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2011/04/post_8072.html
フジテレビに対するデモがあるというが、まあ先日のお散歩同様、元気にお祭り騒ぎをすることは極めて健全な社会現象じゃないのかな。
民間会社の活動にアレコレいう筋合いがあるのか、という物言いは、ちょっと常識をうたがう。
市民である私たちがいいたいことがあれば、いつだっていいたいことを言う。その権利がちゃんと保障されているのが日本国のはず。
もちろん、いいたいことを、「どうやって」言うのかは、その振る舞いが当然問われてしかるべきだけど。
ロンドンその他都市のあの「愚者の祭り」から1週間が過ぎて、あの月曜日の事情が少しずつ分かってきた。5年以上ロンドンに住んでいる者としてあれこれ考えることも多かったし、諸事情で「暴徒」のおかれた環境について少し知る機会もあったので、少し書いておきたい。
これについては、無軌道な若者の暴走と言うことで概ねコンセンサスは取れているように思う。以下のtogetterは現状ロンドンで理解されていることに近い。
警察が、最初の暴動の抑制に失敗したことで、「今なら何をやっても大丈夫」という無礼講的なお祭り騒ぎが一挙に拡大したと言うことなのだろう。周囲の興奮と燃えさかる炎に当てられて、「乗るしかない、このビックウェーブに!」とばかりに舞い上がってしまった子供が相当数いたであろう事は間違いない。(ロンドンで逮捕された暴徒の5割以上は18歳未満であるというニュースが出ている。)
もちろん、子供の暴走がここまで大事になってしまったのは異常事態であり、その裏側に社会的問題があると考えるのは当然だ。ただし、今回のように、当事者すら争乱の理由が分からないという状況は、「ぼくの考える社会の欠陥」的な牽強付会の自説を宣伝する絶好の機会だ。実際、イギリス社会の事情も知らず、勉強した形跡も全く読み取れないのに、適当なことを言って悦に入る類の人をTogetterで何人か見かけた(以下に一例)。このエントリーを書こうと思ったのは、その手の単純で非現実的な観念論ではなく、地に足のついた議論の土台を提供したいとおもったからだ。
http://www.guardian.co.uk/uk/2011/aug/09/london-riots-who-took-part
報道から明らかになっているのは、暴徒の大半が未成年であること、特定のエスニックグループが暴徒になったわけではないこと、そして多くがロンドンでも貧しいとされる地域の住人であること。加えてもう一つ言えるのは、彼らの多くがカウンシルフラットと呼ばれる、低所得者向けの公営住宅に住んでいると言うことだ。このカウンシルフラットというのは、イギリスの貧困を語る上では非常に重要な点なので、少し説明をしておきたい。
イギリスにはホームレスが少ない。ロンドンを歩いていると分かるが、駅の構内で段ボールを敷いて寝ている人が殆どいない。公園に段ボールハウスの村が出来ているということもない。どうやらロンドン全体で野宿人の数は500人に届かないようだ。イギリス全体でも1000人未満のようで、2万5000人のドイツと比べると圧倒的に少ない。
何故かというと、イギリスにはあちこちにカウンシルフラットと呼ばれる公営住宅があり、イギリス国籍さえあれば、家賃を払えない低所得者は優先的に居住が認められるからだ。このカウンシルフラットがどのくらいあるのかは自分には分からないが、イギリス中そこかしこにあると思ってもらって間違いない。下の地図は今回暴動の起きたHackneyのものだが、住宅の実に5割がカウンシルフラットとなっている。
カウンシルフラットの家賃は圧倒的に低く、ばらつきはあるものの相場の5分の1程度。それすら払えない人には更に住宅手当が下りる。光熱費やTV受信料も実質タダだ。そして、当然家があるだけでは餓死してしまうので、これとは別にpersonal allowanceと呼ばれる生活手当が出る(最近制度改革があったので名前などが若干違うかもしれないが、大枠は同じ)。25歳未満の単身で週に50ポンド。25歳以上なら60ポンド。外食さえしなければ十分食費と携帯代をまかなえる金額だ(円高の今だと8000円弱に相当)。イギリス国民には、食べるに困るレベルでの貧困は(概ね)存在しない。
ただし、これだけ「おいしい」カウンシルフラットは、当然人気も高い。ウェイティングリストの人数は500万人に達しており、それなりに困窮していないとフラットは手に入らない。下の掲示板では親とカウンシルフラットに同居している30歳女性が、一人で住めるカウンシルフラットを探しているのだが、「今現在無宿とかでないと難しい」と返答されている。
http://boards.gumtree.com/viewtopic.php?t=215432&p=2686792
ここで、イギリス人なら誰でも知っているトリックがある。子供がいて、しかも親がシングルマザーだと、フラットが優先的に廻ってくるのだ。こうなると、親から独立したい、しかし職がない子供にとって、手っ取り早い手段は妊娠と言うことになる。かくして、イギリスは先進国でも突出して10代の母親が多い国になった。しかも、子供が生まれると一人当たり週に12~20ポンドのChild benefitが支給される。また、シングルマザーだと上の生活手当も週に40ポンド前後は増額される。このため、パートナーがいても敢えて結婚せず、シングルマザーになる母親が多い(当然の結果として、その後別れて本当のシングルマザーになる確率は高まる)。母親ひとりに子供一人で月500ポンド(約7万円)あれば、正直生活には困らない。
とはいえ、貯金は難しい。それに、貯金額が6000ポンドを超えてしまうと支給額が減額されてしまうので、そもそも貯金する理由がないのだが。ちょっと大きなTVを買おうとすれば、夜遊びを楽しみたければ、その分働くしかない。問題なのは子供だ。託児所に預けたいところだが、ロンドンの託児所は1ヶ月フルタイムで1000ポンド。平均所得層ですら厳しいこの金額を彼らが払えるわけはない。その結果、子供は無人の家に置き去りでTVを見るかゲームをするかと言うことになる。言葉を学ぶには最低の環境だ。
その結果起こったのが、子供の識字率の低下。移民だけでなく、ネイティブの識字率が低下している。2007年に政府が行った大規模な調査によると、小学1年生の6分の1が自分の名前やmom, catといった3文字の簡単な単語を書くことが出来ない。当然、こういう子供は小学校のカリキュラムに着いていくことは難しい。その結果、無視できない数の中学生(数字は忘れた)が、「数学の試験問題の英語が理解できない」ために零点をとる、という現象が起きてしまった。こんな状況では学校に行くのは苦痛でしかない。カウンシルフラットの周りでは、昼間から特に何をするでもなくぼーっと座っている子供達をよく見かける。
この様な子供が成人して職に就くのは、非常に難しい。肉体労働系なら大丈夫だろうが、ポーランドからの出稼ぎ労働者の方が高いスキルと低い給料で働いている。それよりも低い賃金では、生活保障の支給額を下回ってしまうので、働く意味がない。こうして、カウンシルフラットで生まれた子供は、またカウンシルフラットで自分の子供を産むことになる。ちなみに、失業手当の受給者数は約150万人。人口が倍の日本では80万人だ(失業率は8%弱)。別制度のincapacity benefit(病気などで働けない人のためのもの)の受給者は250万人(人口の5%弱)を超えている。
結果、親子3代、殆ど働きもせずカウンシルフラットに住み続けている、という話は、もはやイギリスでは珍しいものではなくなっている。このような状況で子供が未来に希望を見いだせないのは当然のことだ。少なくとも彼らには、サッカーの才能に恵まれてプレミアリーグに行くくらいしか、この生活を抜け出る手段がないように見えるのではないか。これでは、リオデジャネイロの山肌に広がるスラムの子供にサッカー以外の未来がないのと大して変わらない(実際には、カウンシルフラット生まれでも頑張って勉強して、奨学金で博士号まで取る人もいる。そのための制度や組織もある。ブラジルのスラムに比べれば、カウンシルフラットの子供達は圧倒的に恵まれているという点は強調しておきたい)。このような状況で鬱屈しないでいられるのは、よほど心の強い人間だけだろう。
今回暴動でワイン1本を盗んで歓声をあげ、昨日裁判所で有罪を宣告された子供達は、多くがこういう鬱屈と共に生きているのだと思う。
カウンシルフラットの子供達が鬱屈しているならば、イギリスの納税者達は絶望している。イギリスの税金は高い。年収550万円以下なら所得税は20%、それ以上なら40%(しかも、社会保障関連の支出は所得税収総額を上回っている。なにしろ、上に書いたincapacity benefitだけで1兆5千億円かかっていたのだから)。消費税は20%。それ以外に地方税も取られるし、国民保険料も安くはない。通勤の交通費は自腹が原則だし、会社が住宅補助を出してくれると言うこともあまりない。そういう辛い家計をやりくりしながら、やたら高い家賃を払って暮らしている家のすぐ隣で、無職の人が昼間からぷらぷらしていたりするわけだ(カウンシルフラットは本当にあちこちにあるので)。
それでも、ブレアが政権を取った1997年以降、イギリス人は低所得層との格差を縮めるために税金を投入する政策を支持してきた。小学校低学年は30人学級となり、小学校入学前に児童の学力を底上げするためのプログラム(SSLP)にも1000億円の予算が付き、補習授業は大きく拡充され、挙句には、高校をドロップアウトする生徒を減らすために、出席率が高い貧困家庭の生徒に補助金まで出した。職歴のないシングルマザーにはコンサルティングから面接の訓練まで提供している(一人当たりのコストは10万円)。
にも関わらず、今回の暴動だ。これを「先進国とは思えない、途上国の光景のようだ」と思った人はイギリスにも少なくない。ブレア政権の教育改革がスタートしたのは99年前後だから、今回の暴徒の大半は改革された教育制度の下で育ってきた子供達である。これだけの負担をしていながら、なぜ途上国のスラムのような光景を見なければならないのか。これに絶望せずにいられるのは、やはりよほど心の強い人間だけだろう。
(1) 警察力の強化。これは言うまでもない。秩序を失えば人間は(誰であれ)動物になりうると言うことを、今回の暴動は証明した。ならば、秩序の維持は至上命題だ。先週キャメロンがアドバイサーに招聘したビル・ブラットンはニューヨークで例の「割れ窓理論」の実行部隊を指揮した人であり、警察官の最適配置システムの第一人者でもある。締め付けは厳しくならざるを得ない。
もしこの手の暴動を放置すれば、被害者は自警団を組織する。彼らは武装し、いがみ合い、それが新たな暴動の引き金になる。そうなる前にキャメロンには何とか手を売ってもらいたいと思う。もしかしたらもう手遅れなのかも知れないが。
(2) 社会保障制度の見直し。これは実のところ暴動前から進行している。上で書いたincapacity benefitだが、悪用して海外旅行まで楽しむ輩が多く出た上、一度受給者になると死ぬまでもらえるので、就労意欲がゼロになる。以前から批判が絶えず、キャメロン政権は廃止を決めた(別制度で代替)。ただし、これらの社会保障の削減が暴動の理由ではないというのはマスコミでも一致した見解だ(まだ削減は殆ど始まっていない上、暴徒の大半は親元で暮らしているのでそもそも受給していない)。
上でも書いてきたように、手厚い社会保障制度それ自体が受給者と、その子供や孫の未来までをも奪ってきたという側面がある。そして、この制度は格差の縮小どころか、治安維持という最低限の目的すら達成できなかった。何より、イギリス経済はこれ以上の負担にはもはや耐えられない。ならば、社会保障は削減しつつ、彼らに可能な限り働いてもらうしかない。Benefit Busters (興味のある人はyoutubeで検索すると良い)などを見ているとなかなかに大変そうではあるが、もう選択肢がないのである。
(3) 納税者の復讐。今日キャメロン首相まで”social fightback”と言う言葉を使っていて驚いた。具体的には、暴動に参加した子供がいる家庭に対する社会保障給付の停止。カウンシルフラットからも追い出す。少なくとも感情的には、そして理屈の上でも、そうすべき理由はたくさんある。それが更なる悪循環を招くとしても、あそこまでやられてしまっては納税者の側も収まらない(ちなみに、オックスフォードケンブリッジ卒のエリートはこの手の復讐にはあまり賛同しない。彼らはびっくりするほど穏健だ。怒っているのはむしろ小商店の店主のようないわゆる中産階級に多いような気がする)。鬱屈した子供の暴発を「社会の歪み」を理由に肯定する人は、絶望した納税者の復讐も肯定せねば片手落ちであろうと思う。
最後に、下のtogetterで見つけた以下のコメントについて。
火がつけば爆発するしかないほどの不満を溜め、失うものが何もない奴らがこれだけの数居るんだよ。社会がそれを生んだ。(中略)問題は目の前にそのままの姿である。こいつらのYouTubeを見ろ。音楽を聴け。睨みつけてくる視線に自分をさらせ。
この人の書いたラップの話は、今まで全く知らなかった分野な事もあって新鮮で、興味深く読んだが、このコメントには一言申し上げたい。無茶言うな。暴動明けの火曜日の朝にCamden Townの駅で暴徒の一人とばったり顔を合わせたが、彼の睨み付ける視線にどう応えろと言うのか。プラットフォームのあちこちにどかどか蹴りを入れながら、肩で風を切って周囲にガンをたれながら練り歩いていったが、一個人として彼を見れば、まだ自分を抑制できないただの子供であり、仮にポケットの中に盗品が入っていれば犯罪者に過ぎない。彼らをひとりの人間として直視するなら、そういう扱いにならざるを得ない。復讐の対象にならざるを得ない。むしろ、彼らを一個人ではなく社会現象の一部として扱った方が、まだ冷静な判断は下しやすくなるのではないかと思う。
大分話がでつくしてきたようなんですが、ここ4、5年日本の現代思想やコンテンポラリー・アートの業界にうとかったので、色々、わからないこと疑問になっていることでてきました。
無尽蔵に、彼ら的な言葉でいえば機械的に、作品(前芸術てきなものも含めた)が創造されていくネットをアートにすると。「ネット」と「アート」の分断を克服すると。
ただネットというのは結局現象ですよね。ファイン・アートの意味的に作品にはならない。
ある意味でその非・固定、永久に、automaticallyにつくりつづけられるシステムとしてのネット、を、どうしてピンで昆虫採集みたいに物理的に止めてしまうのか?そうしたらもうそれは『ネット→現象』でなくて『アート→作品(芸術としての)』への変換にすぎないんじゃないの?
いちばんよくわからないのが、東氏がいうところの、いわば郵便的可能性をネットがもっていると、そういうところを、まあアートでやると。
で、その郵便的な話をちゃんと喋れる東氏が理論的に助けててどうしてこんな単純なことに気付けなかったのか?????
素朴に疑問。
前段の疑問を百歩ゆずったとして、そもそもネットとアートを分断を克服するって?分断していたの?
このへんがよくわからない。
ふたばとかPixivが、機構としてコミュニケーションの速度と多様性を支援しているのはわかるんだけど、それってカフェや飲みや、パーティーなんかで芸術家が出会ってベラベラしゃべったり酔っぱらったり、その場でなんかやってみたりしてたのと、構造的に同じではないの?そーいう場にたまたまいた人が一緒にもりあがって、なんかになっていく感じも同じだし。創作の過程という意味では全然分断していない。
彼らは発表の機会が云々とかいっているのだろうけど、そういうカフェや飲みやで話したりドンチャンしたことが作品?Pixivではポートフォリオとして使っている人もいるけど、ポートフォリオは静的で、彼らいっているところの機械的につくりつづけられるネットの有り様ではない。
加えてもしここでいうところのアートを近代的な(ファイン・アートの伝統の延長線上にある)アートではなく、語源としてのアート、技術や創造そのものとしたら、ギャラリーとネットにある作品をわけることは始めからありえないんじゃないの????
これはどうしたいんだ??
■アーキテクチャ?
カオスラウンジ宣言に出てくるアーキテクチャという概念を東氏は引っ張っているようだけど、これってなに?
システムと力の話?ということはマルクスの疎外とフーコーの力と、構造主義・ポスト構造主義における社会への眼差しがやってきたことをまぜて焼き直しただけ?
浅田彰が「そんなことはもうやってきた」ってのはそのとおりじゃないの?
なにがしたいの?
最初はお祭り騒ぎなのかーっと自分も参加して面白かったけど、なんだか疑問ばかりになってきた…。
誰か説明してほしい…。モヤモヤ。
http://anond.hatelabo.jp/20110624224955
アッシーくんだのメッシーくんだの、世の中の、誰も彼もが羽振りが良くて、男も女もお祭り騒ぎの真っ最中だったころだから、女は奢られてなんぼ。男は奢ってなんぼ。会計時に財布だそうもんなら「バカにすんな」と男に去られるような時代の話になっちゃうよ?
「目上の人と食事をするときは、目上の人より安いものを頼む」とか「奢りのお礼は3度言う(奢ってもらったとき、翌朝会ったとき、次に会ったとき)」とか、そういう同席した人に気をつかう良いマナーは伝えるけどさ。
自分の若いころのマナーしか知らない母親なんて、まったくマナー教育には向かないよ。
それに母子家庭で予算2千円の外食できる家なんて、どのくらいあんの? うちは食い物には贅沢してるほうだけど、それでも2千円って3日分の食費だよ。外食なんて、年に1度あるかないか。