はてなキーワード: ディスクとは
今月は,ソニーグループと任天堂の決算の話を中心に進めたい。両社ともに共通しているのは,前年の強い需要の反動を受けたことだろう。とくにソニーグループは,PS5のコスト負担が重いこともあって,大幅な減益となった。
PS5は230万台の売上(着荷)台数と,前第4四半期の330万台から減少した。要因は(1)空輸から船便に切り替えた影響,(2)半導体不足による生産台数の減少によるものとしている。半導体は最先端のチップ不足が報道されがちであるが,パワー半導体なども,自動車生産の回復による需要増で不足感が強い。この四半期は生産に大きく影響が出た印象である。今期目標の1480万台以上は堅守とのことだが,第1四半期のビハインドを挽回できるかどうかはよく分からない。
下図は以前にも示したものだが,今回の決算で気になるところは,アクティブユーザー数だろう。ソニーグループは前年度よりも水準が高いことから,コロナ禍による巣ごもりの影響ではないかとしながらも,詳細は不明としており,第2四半期の動向を見守りたいとしていた。
ソニーグループのゲーム事業アクティブユーザーとフルゲーム販売本数
この現象は,個人的には不可解である。通常であれば,PS5を初期に買う人々はゲームをたくさん買う層であり,また喜んで遊ぶと想定されるからだ。特にPS5はこの期間に1000万台近い売上台数を実現している。そして以前,ジム・ライアン氏自身が示した通り,ゲームの購入はPS4よりPS5のほうが少ないという問題がある。
この問題を説明できる考えが必要だが,エース経済研究所では,空き容量が問題ではないかと仮説を立てており,要点は主に二つである。
(1)据え置きゲーム機は,高性能化を追求した結果,メディアは単なる起動ディスク化しインストール必須となっているため,空き容量の影響を受けるようになったこと
(2)ゲーム機全体が一般化し,よりライトユーザーが初期から手に入れるようになったことで,購入頻度が低い層が増えた
特に(1)は非常に深刻な問題と捉えていて,PS5/Xbox Series Xは,前世代機から互換性を持たせた結果,より高速な体験ができる現行機に過去のユーザー資産が持ち込まれ,ストレージ容量を圧迫している。ユーザーは,新規の大作ソフトで空き容量が圧迫されること,もしくは既存のタイトルをストレージから削減することをコスト(心理的抵抗:スペースコストと暫定的に命名)と認識していて,このコストを上回る価値が新規タイトルにないとゲーム購買を躊躇うようである。
この点はソニーグループとの議論では確認できなかったのだが,パソコン周辺機器メーカーがこの問題を認識していることを知った。
PS5には追加のSSD用スロットがあるが,現状ではこのスロットは解放されておらず,増設ができない。現在β版のファームウェアで解放の準備が進められているが,解放されると,大きな商機があるとパソコン周辺機器メーカーは思っているようだ。その要因は,PS5の空き容量が発売から1年足らずですでに大きくひっ迫していると見ているからとのことであった。
これらのことを考えるとF2Pの収益がPS5で拡大したのも頷ける。F2Pの課金はデータ容量と相関していないためだ。パッケージやダウンロードゲームは,買えばダウンロードされるために,必然的に空き容量をひっ迫するがアイテム課金はそうではない。
これがPS5でF2P課金が増えた要因ではないだろうか? そしてPSビジネスを揺るがしかねない問題だとエース経済研究所では考えている。PS5はストレージ容量が,ゲームの肥大化に見合っていないため,廉価で販売している状況に見合った販売結果が得られない可能性があるからだ。
この仮説が適切かどうかは,ファームウェアアップデート後のユーザーの動きで分かるだろう。
次に,任天堂の決算である。Switchの販売は,前年比で落ち込み,資本市場ではついにピークアウトしたと認識されているようである。任天堂のゲーム機は3年目がピークになることが多く,例外と言っていい10年間も販売されたゲームボーイはもう30年以上も前に発売されたアイテムなので,多くの人の記憶にはない状況にある。
5年目での販売台数減少は,PS5の最速1000万台実売リリースもあり,いよいよ下り坂に入ったと捉えられている。そしてエース経済研究所でも7~9月のセルスルー(実売)は厳しいと見ているので,ピークアウトしたという風に見えるのはやむを得ないところである。
ただ,任天堂やエース経済研究所ではそうは考えていない。OLEDモデルが出れば,需要は大きく伸びると見ている。人々はそもそも合理的には行動しておらず,視覚情報で購買行動を決めているなら,狭額縁化,有機EL採用によるディスプレイの色彩の良化を考えると,人気になると予想している。
セルスルーの鈍化で2550万台の着荷(販売)台数は達成できても需要が落ちてくるとの見方が多いようだが,エース経済研究所では,部品不足でこの台数以上の需要があると見ている。
PS5もSwitchもだが,先端の半導体というよりは,個別半導体やモジュール類の小型半導体の不足が深刻で,任天堂は部材調達の不安は完全に解消されていないとしていた。OLEDモデルは,仮に人気化すると年内の増産はかなり難しい印象である。
そのうえで,故岩田社長が任天堂のゲーム機は5年サイクルとコメントした結果,一般的に任天堂のゲーム機は短命とのイメージが強くなり過ぎているかもしれない。しかし,ゲームボーイはマイナーチャンジを実施しながら10年もの長い間ビジネスを続けたという事例もある。Switchも同様に,マイナーチェンジを続けながら,長期的にビジネスを続けられるとみているが,このような予想をしているのは,エース経済研究所ぐらいのようである。下図のように,SwitchはPS4を上回るペースで,勢いが落ちた感じは見られない。ペースが鈍化するのは,まだ先になると考えている。この点ついては,OLEDモデルの予約開始後にまた触れたい。
最後にスマートフォンゲーム市場について簡単に触れたい。スマートフォンゲーム関連の決算では,サイゲームスを擁するサイバーエージェントがウマ娘の効果で,非常に好調だった。ユーザーも魅力的なキャラクターが登場するたびに課金しているようなので,かなりガチャが引かれた現状でも,ある程度勢いは維持できている。問題は今後もキャラクターの追加を安定してできるかどうかであろう。スマートフォンの高性能・高精細化で,キャラクターの制作コストも上昇する一方である。ところが,キャラクターの追加ペースが収益を決めていることは,ほとんど認知されていない。このことに気づかない限り,緩やかな減少が続くというのがエース経済研究所の見方である。ただ,こういうとウマ娘で市場は好調ではないという向きもあろう。
そこで,だいたいの市場推移を捉えるために,エース経済研究所でウオッチしている6社のゲーム事業売上高を合計したグラフを久しぶりに掲示する。確かにウマ娘で反転したように見えるが,1800億円強の合計売上高のうち,ウマ娘の寄与はおよそ650億円程度と見ているので,既存のタイトルの市場はむしろ割を食ったように見える。
1タイトルで挽回できると見るか,不健全と見るかは意見が分かれるところだろうが,上記のコスト増加を考えると,一時的で不健全と見ている。何かしらの大作が必要な時期に来ていると思っていたが,ウマ娘のヒットで対応は先送りになるだろう。これがスマートフォンゲーム市場に悪い影響が出ないか,注視しているところである。
Floorp ウェブブラウザと名乗るブラウザが最近出てきて、開発が終了したKinzaのパッチが公開されたら取り入れると宣言してKinzaの後釜を狙ってるらしい。中の人は学生(中学生?高校生?)らしく、使っていくうちにチャラさ、痛々しさが目立ってきたのでこき下ろしていきたい。
このブラウザが気になってしょうがない人はTwitterアカウントに行けばダウンロードリンクがあるのでダウンロードして確かめればよい。
※以下の話は、断りのない限り8/28に公開された公開ベータ版(v1.1.3)のことである。
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1.Floorpをお選びいただき、ありがとうございます。高速で軽量なブラウジングをお楽しみください。
2.Floorpのソースコードは一部をAblazeのGithubにて公開しています。また、Chromiumのライセンス「BSDライセンス」に基づき、作成者は本ソフトウェア(Floorp)によって発生した損害は保証できません。
3.Dev Previewエディションの場合、TwitterなどのSNSにスクリーンショットなどをアップグレードしないでください。
4.感想やご不明な点がございましたら、お聞かせください。これは義務です。Floorpの改善に協力してください。
5.Ablazeの利用規約に沿って本ソフトをご利用ください。
6.以下に表示されている利用したオープンソースソフトウェアに感謝しましょう。Floorpはこれがなければ実現しませんでした。
7.開発者はあまりすごいことをしていないことに気づきましょう
8.ソースはこちらhttps://github.com/Ablaze-MIRAI/Floorp-Browser
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利用したオープンソースソフトウェア
[※以下略]
さて、どこから突っ込もうか。
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あああああああああああああああああああああああああああああああ開発つかれた
1.Floorpをお選びいただき、ありがとうございます。高速で軽量なブラウジングをお楽しみください。
2.Floorpのソースコードは一部をAblazeのGithubにて公開しています。また、Chromiumのライセンス「BSDライセンス」に基づき、作成者は本ソフトウェア(Floorp)によって発生した損害は保証できません。
3.Dev Previewエディションの場合、TwitterなどのSNSにスクリーンショットなどをアップグレードしないでください。
4.感想やご不明な点がございましたら、お聞かせください。これは義務です。Floorpの改善に協力してください。
5.Ablazeの利用規約に沿って本ソフトをご利用ください。
6.以下に表示されている利用したオープンソースソフトウェアに感謝しましょう。Floorpはこれがなければ実現しませんでした。
7.開発者はあまりすごいことをしていないことに気づきましょう。後眠いんだけどどうしよう?癒してください!彼女ください()
8.Floorpは有志によって無料で提供されています。寄付は受け付けますのでダイレクトメッセージ https://Twitter.com/Floorp_Browser へお越しください
9.ソースはこちらhttps://github.com/Ablaze-MIRAI/Floorp-Browser
[※以下略]
利用規約をなんだと思っているんだ。「利用規約は楽しく、ユーモアにありふれさせたい」とか「Floorpの利用規約の最後に・彼女になることに同意しますか?って書けば同意させられんじゃん」とかつぶやいてる時点でなめてるしふざけてる。
Ablaze-MIRAI/Floorp-Browser: Chromiumで一番軽量なブラウザの大部分のソースコードです。
というタイトルなのに、実際に公開されているのはブラウザコンポーネントに比べてかなり少ない。これのどこが「大部分」なの?
あと何の根拠もなく「Chromiumで一番軽量」って言い切ってるだけで相当痛い。一番軽量かどうかは知らんが、メモリ使用量が少ない=軽量と思い込んでる節がある。ほか、
という文は誤解を生むから今すぐ止めろ。これだとBSDライセンスに違反するぜ!と宣言してるような解釈もできるから。利用規約でOSSに感謝しましょうとか言っておいてこの扱いひどくないか?
このブラウザの自己紹介記事(https://blog.ablaze.one/573/2021-08-16/)が先週公開されていたが、ここに書かれてる内容も相当痛々しい。
ブラウザをインストールするとメモリカスタマイザーなるものが同時にインストールされる。これが動作することでFloorpブラウザのメモリ使用量が劇的に減ってるから軽い、ということらしい。
しかし、ブラウザを起動したまま放置してみてから、実際のWindowsタスクマネージャーの様子をよく見てほしい。メモリ使用量が数MBとありえないぐらいまで減っているのがわかるだろう。Windowsタスクマネージャー上ではメモリ使用量が減っているように見えるが、ブラウザのタスクマネージャーで表示されるメモリ使用量はそれほど減っていない。では何が起こっているのか?
メモリカスタマイザーの正体はFireminである。名前の通り元々はFirefox用で、仮想メモリにページアウトさせて物理メモリ使用量を減らすものらしい(実際の動作は細かく見てないのでよくは知らない)。Fireminの名称変更、起動時にFloorpを自動的に対象にするといった改造を施している。FireminによってWindows10の途中の大型アップデートから搭載されたメモリ圧縮がより積極的にかかるようになり、物理メモリ使用量も減らせるメリットはあるようだ。YouTubeのトップページを開いてしばらく待った時、メモリカスタマイザーの使用時と未使用時で約0.1GBの差はあるのは確認できた。ただし、メモリ圧縮の代償はパフォーマンスの低下。特にページアウトによりディスクI/Oが増える。ディスクI/Oが足を引っ張って重くなる場合があるので、必ずしも軽いとは言えない。
結局の所、Chromiumを改造するなどの根本的な解決策を取っているのかは疑問である(もししているならTwitterなりに書いているだろう。技術的アピールができるし)。Floorpブラウザの作者はWindowsのタスクマネージャーに出てくる見せかけの数値だけを見て「えっ、Floorp軽っ、、、、、」とか言ってるのだから、実に恥ずかしい。いつ気がつくか見物である。
500ms単位でメモリ節約機能が動作するせいで、Speedometer 2.0のベンチマーク結果がさえない。未使用時と比べて7%ぐらいスコアが落ちてる。Edgeよりもスコアが良くない。メモリ使用量のことばかり気を取られて、速度のことには関心がないのかもしれない。
Chrome Web Store外から拡張機能(Deepl翻訳と同期機能)をインストールさせるためにレジストリを使用した結果、他のChromium派生ブラウザ(SRWare Ironで確認済)でも拡張機能がインストールされたという通知が表示されるようになってしまう。
Cドライブ直下にフォルダー作ってそこに入れるとか、いつの時代のソフトだよ。Program Filesに入れてやれよ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E5%89%8A%E9%99%A4%E4%BE%9D%E9%A0%BC/Floorp
https://twitter.com/surapunoyousei/status/1431961462734352385
作者から依頼されて書かれた記事に客観的な証明なんてどうやってするんだろうね。
まあKinzaのパッチが出てからが本番っぽいし、それまではこれぐらいにしておこうか。
Uniant Browser → Floorp Browser? UniantとAblazeの関係がよくわからん。個人で開発してるのか寄り集まって開発してるのかもよくわからん。
中の人のTwitterで中学生と書かれていたことがあったので、高校生ではないかもしれない。高校生の表記から「学生(中学生?高校生?)」に変更した。
善悪に限らず「自分が信じていたものがそうでなかったと知らされる」アイデンティティ危機が大好物で、FFで7も8も9も10もそういうの食わせてもらったのであんま同意できない。
クラウドが精を出してきたテロ活も「ティファさん」に至るための布石だし、ディスク変わって神羅が怪物に立ち向かうのもプレーヤーの善悪を揺さぶってきて胸熱だし。
体制とかテロとか無視する、チェンソーマンみたいな「俺バカだからよく分かんねぇけどよォ〜!」ってスタンスが好き。チェンソーじゃないな
流れに乗っかってお気持ち表明するようで、それはそれでクソダサだろうなと思いつつ、ずーっと思っていたことをちょっと書き出してみようと思う。
学生の時だからもう15年とか前か。それどころか20年近く前なのか?私は当時アジカンが好きだった。リライトから入って、ソルファと君繋ファイブエムはものすごく何回も聴いた。特に海岸通りっていう歌が、春になればずーっと聴いていたいくらい好きだった。
お金も時間もなかったし、ロックバンドのライブなんて行ったことなかったから、アジカンも見に行けたわけじゃないんだけど、だからその程度で好きとか言うなよって言われるかもしれらきんだけど、バンドのウェブサイトもよく覗きに行ってたし、そこに載っていた後藤さんの日記を読んだりもした。ものすごいユーモアとセンスがあって、何回も笑わせられたし、読みやすくてテンポもよくて、好きな文体だなと思った。
おかしいなと思い始めたのは、マジックディスクあたりからかな。サーフブンガクあたりからかな。
私は曲を聴く時にものすごく歌詞を聴いちゃう人で、歌詞が好きだとそのアーティストを好きになりやすい。ソルファも、そう言うポイントで好きなアルバムだった。
特に理由もなく離れていた時期があって、久しぶりにアジカン聴きたいなと思って手を出したのが、サーフブンガクとマジックディスクだったと思う。この辺りから、「世の中」と「大人」に対する、ネガティブなイメージの言葉が歌の中に増えていった。
「おかしいな」の違和感が決定的になったのは、東日本大震災の後あたりだったろうか。あのあたりから、思い切り反原発の話をし始めた話だったと思う。ここで完全に、アジカンは私にとってnot for meになった。
アーティストが政治の話をするなとは思わない。興味がないよりあったほうがいい。考えていた方がいいに決まっている。
それが何らかの形で発信されたとき、自分の考えと合わなかった時は致命的だ。その人たちの作り出すものがいくら好きでも、世の中のことは、つまり後々自分の生活に影響していく。その向く方向が違うのに、私は心地よく好きでいられない。
災害とか、不況とか、自分の手の及ばない理由で辛い思いをするのは、理不尽だって思う。クソだなって思う。思うんだけど、それ本当に全部世の中のせいで、全部世の中を動かす大人のせいなんかねって思っちゃう。
そりゃ私だって、10代の頃は大人ってクソだなって思ったことはあるよ。あるけど、実際学校出て仕事始めて、そんな簡単なことじゃないんだなって思ったんだよね。
思ったし、じゃあどう思うか、どうするかを決めるのは、結局最後は自分なんだよな。余裕のある時より当然選択肢は限られるけどね。そう思えるのは、私が今までありがたくも平穏に生きてこられただけかもしれない。いいさ、平和でお花畑な頭だって言われても。
後藤さんがいきなり政治的なことを言い出したわけじゃないっていうのは、多分その通りだ。大震災の後から、正確にはその少し前から、後藤さんの世の中に対する考え方が合わなかった。個人の考えどころか、それが作品=歌にも、「大人って、あーあ」みたいなのが滲んでいたから、彼らの歌を私は聴けなくなった。
そして今も、フジロック2021での、自身のバンド内ではないアクトのことで話題になっている。
大人は、世の中はクソだって云うけどさ、あなたも大概、もう十分大人じゃないのさ。
ロックなのかロックじゃないのかみたいなことは分からん。好きが過去形になって、もう遠くに行ってしまったのは、なんだかただただ虚しいよ。
追記と転載。でも、許してくれ。なんか、真面目そうだしゲーム業界の未来を知ってそうなので聞きたいことがある。
昔のゲームソフトは、時間生成の乱数のアルゴリズムがゲーム機の OS でなくて、起動時間を根拠にした乱数とかになっているのだけど、これが事実だとするとドリームキャスト以降のゲーム機は「Windows のような OS に依存したソフト」になっていると思うのよな。何が問題かというと、ある時期以降になるとゲームソフト自体が起動できなくなるような気がするのよ。根拠は暗号化プロテクトやら、DirectX とかにゲーム開発者自体が依存しているから。それは 3D や CG といったものにコストがかかる以上は、仕方ないので諦めてくれ。あと、ディスクメディアも寿命あるから、カセット系よりも寿命は短いと思うのよな。アルミの酸化皮膜を高速回転させるから、接着剤の劣化でこれは絶対に起こると思う。(MO 技術のPSP は寿命が長いと思うけど、関係ないか。)たぶん、初期のプレステソフトは読めなくなってきているはず。つまりは、カセットメディアのようなゲームの楽しみ方は、今のゲーム機はできないと思う。いや、ネットがあるから仕方ないけど。
その現状で、君はどう思うかい?何もできないけど、率直にどう思う?
えっ、ソニコンとかが出してるじゃん。なんで?
追記。なんか、真面目そうだしゲーム業界の未来を知ってそうなので聞きたいことがある。昔のゲームソフトは、時間生成の乱数のアルゴリズムがゲーム機の OS でなくて、起動時間を根拠にした乱数とかになっているのだけど、これが事実だとするとドリームキャスト以降のゲーム機は「Windows のような OS に依存したソフト」になっていると思うのよな。何が問題かというと、ある時期以降になるとゲームソフト自体が起動できなくなるような気がするのよ。根拠は暗号化プロテクトやら、DirectX とかにゲーム開発者自体が依存しているから。それは 3D や CG といったものにコストがかかる以上は、仕方ないので諦めてくれ。あと、ディスクメディアも寿命あるから、カセット系よりも寿命は短いと思うのよな。アルミの酸化皮膜を高速回転させるから、接着剤の劣化でこれは絶対に起こると思う。(MO 技術のPSP は寿命が長いと思うけど、関係ないか。)たぶん、初期のプレステソフトは読めなくなってきているはず。つまりは、カセットメディアのようなゲームの楽しみ方は、今のゲーム機はできないと思う。その現状で、君はどう思うかい?何もできないけど、率直にどう思う?
【ダウナー系のオタ】
・各種コンテンツを受動的に楽しむ。基本的に「観るだけ。やるだけ。買うだけ」というスタンス。
・創作しても発表したがらない傾向あり。絵を描く場合も「見せるためじゃなく趣味として」というノリ。
・フィギュア類はアレンジの効きすぎたものより、原作のテイストを忠実に再現したものが好き。
・RPGではアイテムコンプやパラメータMAX、分岐の総チェックなどに走りがち。
・買い物、イベント、映画館などには一人、もしくは少人数で行きたい。
・友人宅で観たいDVDを見つけた場合は、借りて帰り自宅で鑑賞。
・内向的でおとなしく見えるが、実は腹の中にドス黒いものを潜ませてたりする。
・誰にも邪魔されず、「好きなものに囲まれた快適な日常」を維持してゆきたい。
ㅤ
【アッパー系のオタ】
・各種コンテンツを能動的に楽しむ。アニメなどを「語る対象」ととらえ、
・創作活動への関心大。創作しない者でも「こんなのどーよ」と、思いついたネタを話したがる傾向が強い。
・フィギュア類は独自の解釈で原型師の個性を打ち出したものが好み。
トンチの効いた「俺ザク」なども好き。
・RPGでは封印プレイやタイムアタックなどに走りがち。調子に乗って、
・買い物、イベント、映画館などには、仲間を誘って大人数で行きたい。
・友人宅で観たいDVDを見つけた場合、そのまま鑑賞会に流れ込み、語り合う。
・外交的で明るく見えるが実は打たれ弱く、言動がスベったことをいつまでも気に病んでたりする。
・周囲を巻き込んで、いつまでも「終らないお祭り騒ぎ」を続けてゆきたい。
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とのこと
そしてこれにはどうやら続きがあるみたいで
ㅤ
・「普通のやつとは違う自分」をアピールしたいばかりに、自室画像うpや痛車など自爆っぽい行動を取り始める。
・妙な口調で妙なキャラを演じ続けた結果、「キャラに似合わない言動」が制限され、ストレスがたまる。
・ゲームのキャラかと思うような服・小物に手を出すなど、迷走したお洒落心が悲劇を呼ぶ。全体的に痛々しい。
・人が多いとうかれまくり、わざと廃人オーラを放射。オタ談義は隣のテーブルにまで聴かせるぐらいの気持ちで。
・一般人のみならず、オタ友からさえも「テンション抑えろ」という突っ込みが入る。
・地雷アイテムへの特攻など、ウケ狙いの買い物に走る。オタであることを喧伝するためにオタをやるような有様。
・自分をさらけ出しすぎて、職場・学校・街中など、行くところ全てをアキバ化する羽目になる。
・尋常じゃないほど瞳が輝いている。
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・気力が低下してゆき、他人と接するのが苦痛になりはじめる。ひきこもりに至ることも。
・言いたいことは言えばいいのに、うまく喋れず腹に抱え込む。たまに爆発し、ネットで吼えることも。
・見た目に関して無頓着になり、服選びの基準が「洗濯してあればいい」まで低下。全体的に小汚い。
・人が集まる場では「見るな構うな放っといてくれ!」なATフィールドを展開。
・一般人のみならず、オタ友からさえも「なんか怒ってる?」と言われてしまうぐらいブスっとしている。
・オタ友がなんの気なしに言った「あれはチェックしてる?」という言葉にさえ、強制されているような反発感を抱く。
・自分の世界に閉じこもりすぎて、職場・学校・街中などでも、自室の延長であるかのように振舞いだす。
・死んだ魚の目をしている。
ㅤ
らしいです
やあ、かつて初心会についての記事を書いた増田だよ。いろいろ本を買い足して読みなおしては新規の古い知識を突っ込んでるよ。新作はまだもうちょっと時間がかかるから待っててね。
息抜きとして今まで読んだ業界本を簡単にレビューしていくよ。当時のことを調べたい人は参考にしてくれるとうれしいな。
ある種のバイブル的存在。スーパーファミコン登場時の任天堂やゲーム業界周りのことを非常に詳細に書いている。任天堂のことを持ち上げつつも当時から流通網の矛盾、ロイヤリティビジネスのおかしさを指摘していて非常にハイレベル。是非読んで欲しい。ただ後日山内社長は「300万台買うからリコーのCPUを安くしてくれ、なんて言ってない」と否定してる。(後年の社長が訊くではリコーの工場の稼働率が非常に悪いことが上げられていた。だから任天堂の無茶振りにリコーが応えたのかな?)
PS1立ち上げに関しての裏事情を綴った本で、流通やソフト会社呼び寄せるにあたってのアプローチが詳細に書かれている。またこの本では「任天堂がふざけた契約違反をしたからソニーが激怒してゲーム機突っ込んできた」説を取っていて、任天堂との会談をまるで見てきたかのように書かれているが、久多良木健氏は別に恨みをベースにやっていなかったんじゃないか、とは丸山茂雄氏の談。それはさておき、最初に任天堂に久多良木氏が接近した話なども載っていて面白い。FM音源(ディスクシステム音源?)と、PCM音源(スーファミ音源)との聞き比べ対決をして久多良木氏は任天堂に音源チップの売り込みにいったんだと。
「セガ・ゲームの王国」が改題された文庫。セガがメガドライブでどんどん任天堂を追いつき追い抜く(米国にて)様を持ち上げたもの。セガの歴史を学びたい人にはうってつけ。ただ今読むと苦笑してしまう持ち上げっぷりなのはご愛嬌。
スーパーファミコン全盛期に書かれたものだが、上の「スーパーファミコン 任天堂の陰謀」などを読んでそのまま書き足した記述があちらこちらにあってげんなり。作者自身で取材した様子はなく、今の時代わざわざ読む価値はないと思う。ちなみに同作者は同時期「ソニーが任天堂に食われる日」「セガにおびえる任天堂」、後年には「ソニー・プレステが消える日」なんて本を出している。一応全部読んだけれど、わざわざ読まなくていいレベルの本。唯一評価できるポイントはソニーがスーパーファミコン一体型CD-ROM機について「スーパーディスク」と銘打ち、ソニーだけの独自規格と広告したのを任天堂が危機感持ったのでは、と指摘したことくらいでは。
PS1立ち上げの話をいろんな人にインタビューして記事にしたもの。CPU、流通、本体機構、サードのサポート、コントローラーのグリップ、値下げ合戦と、セガと任天堂に負けるなという気概でどのようなことをしてきたのか、どう決めてきたのかわかる一級品の資料となっている。PS1発売が12月3日に決まったものの、8月の時点でまだ生産台数が決まっていなかったなど、当時のどたばた状況が伝わってくるインタビューが載っている。あと最初のほうの開発機材でCD-Rに10枚焼いてもまともに読み込みできるのは3枚だけだった、などなど。
タイトルはプレイステーションだが、内容は任天堂、セガ、松下にもバランスよく触れていて、いかにしてソニーが任天堂を打ち倒すべく思案してきたかが書かれている。洗練された流通で、問屋を利用する任天堂よりもきめ細かい制御ができるソニーだから勝利した、という内容なのだが、最終章に「このままいけばこの流通も破綻するのではないか?」という記述があって驚く。革命は起こした時よりも、その後のほうが大事だという至極最もな結論に至ってる良書。
当時のゲーム流通をうまくまとめてある本。セガ、任天堂、ソニーの三社をそれぞれ解説している。特にこれと際だってすぐれたものはないが、初心会流通の任天堂、独自のソニー、バンダイと提携するかもしれないセガの立場をそれぞれかみ砕いている。
8.売られた喧嘩 買ってます 任天堂勝利の青写真(1996年)
とてもアレな題名だが中身は大真面目。「王者任天堂に勝つのはセガでは無理だ。ソニーでしかあり得ない」という視点で、挑戦者ソニーを解説している。よほど念入りに取材をしたようで、初心会幹部へセガが引き抜き工作をした話などが載っていて驚いた。面白い本だから是非みんな読んで欲しい。
9.セガvs任天堂 新市場で勝つのはどっちだ!?(1994年)
任天堂山内、セガ中山の社長同士の経営理念や過去を対比させて現状を解説していく本だが、とにかく取材がすごい。任天堂の労働争議の話や、メガドライブ以前のセガのコンシューマ機が問屋から嫌がられていた話(1ケースがでかくて重い!)など、他の本ではでてこない話がバンバンでてくる。わざわざアメリカにいって各地の小売店でゲーム売り場の様子まで確認しにいく取材力は感嘆する。著者の国友隆一氏はゲーム関連の本をこれ一冊しか出していないのだが、残念でならない。是非今のゲーム業界を取材して本を書いて欲しい。そう思える良書。
「セガのドリームキャストは日立製のパワーVR2というCPUを採用している」や「入出力にはUBSホストコントローラー」といった腰砕けになる記述がある。お察しください。
フランス人との会話
増「Allez opi omi!!クラッシュすごかったねー」
仏「お前で5人目だよ。何でじゃぽんではそんなにアレが話題になってんだ?」
仏「ツール・ド・フランスは120年の歴史があるんだぞ。その歴史からすればあんなもの珍しくもなんともないんだが」
仏「プロトンと呼べ。いや珍しくないのはchuteの方よ。自爆8割、観客2割ってとこかな。
ただ2割っつっても観客が写真を取ろうと近づきすぎて距離感見失って衝突、なんてのは珍しくはないわ」
増「2割ならまあすくないんだろうけど、何でアレを禁止しようとしないの?」
仏「いいか増田、世界のスポーツのTOP3は1位がオリンピック、2位がサッカーワールドカップ、
そして3位がツール・ド・フランスだ。(増(ホントかよ…))
https://www.youtube.com/watch?v=E2C0N7v1eP0」
増「Oh...」
仏「この臨場感が良くも悪くもツール・ド・フランスだ。
しかも1バルも払う必要がない。どこかの国でこれから始まる五輪と違ってな」
増「日本だったら考えられないね。ひとたび事故が起きたら徹底的に再発防止とか批判が殺到する」
あのな、スポーツってのは危険が伴うんだ。だからエキサイトするんだろ。
ツール・ド・フランスの山の下りなんか120km/hで走るんだぞ。
それでもやりたい、みたいって連中がいるからこその祭典なんだよ。
仏「お利口さんが言ってるだけだろ?」
増「まあそんなところかな」
仏「お利口さんはディヴェルシテがどうのこうのと散々言っておきながら、
多様な文化としてツール・ド・フランスを見るどころか規制の対象としか見えないんだろ?
何でこんな事故が起きるのかって?ツール・ド・フランスの歴史を繙けばすぐに分かることじゃないか。
分かりもしないし調べもしないのに知ったかぶって再発防止がブラブラブラだのと笑わせるぜ、
そもそもツール・ド・フランスは昔はクラッシュしても修理は自分でやるのに今は後ろにメカニックが追随してすぐに直してもらえるし、
走る距離も短くなっていってるし、昔に比べて守られてばっかでどんどんぬるくなっていってblablabla...」
増「と、ところで文化クーポン券みたいなのがフランスで配られてるんだって?」
仏「よく知ってるな。マクロン共和国大統領閣下のステキなバラマキ策だ」
増「日本の漫画が買われているってことでこっちでもニュースになってるんだよ。
文化にお金を配るなんてさすがアートのフランスだってみんな言ってるよ」
pass cultureをヤングに配ったところで美術館だグランドミュジックだに行くわけねーだろ。
フランスは日本についで世界で2番めにオタク文化を消費する国だぞ。
クーポンがボザールへのカネだと思ってんなら日本のキューフキンはゼンにでも使うのか?」
増「(ちょっと違うと思うけど)」
peloton:走者の一団。troupeauって言ったら笑われた
フランス人との会話
増「Allez opi omi!!クラッシュすごかったねー」
仏「お前で5人目だよ。何でじゃぽんではそんなにアレが話題になってんだ?」
仏「ツール・ド・フランスは120年の歴史があるんだぞ。その歴史からすればあんなもの珍しくもなんともないんだが」
仏「プロトンと呼べ。いや珍しくないのはchuteの方よ。自爆8割、観客2割ってとこかな。
ただ2割っつっても観客が写真を取ろうと近づきすぎて距離感見失って衝突、なんてのは珍しくはないわ」
増「2割ならまあすくないんだろうけど、何でアレを禁止しようとしないの?」
仏「いいか増田、世界のスポーツのTOP3は1位がオリンピック、2位がサッカーワールドカップ、
そして3位がツール・ド・フランスだ。(増(ホントかよ…))
https://www.youtube.com/watch?v=E2C0N7v1eP0」
増「Oh...」
仏「この臨場感が良くも悪くもツール・ド・フランスだ。
しかも1バルも払う必要がない。どこかの国でこれから始まる五輪と違ってな」
増「日本だったら考えられないね。ひとたび事故が起きたら徹底的に再発防止とか批判が殺到する」
あのな、スポーツってのは危険が伴うんだ。だからエキサイトするんだろ。
ツール・ド・フランスの山の下りなんか120km/hで走るんだぞ。
それでもやりたい、みたいって連中がいるからこその祭典なんだよ。
仏「お利口さんが言ってるだけだろ?」
増「まあそんなところかな」
仏「お利口さんはディヴェルシテがどうのこうのと散々言っておきながら、
多様な文化としてツール・ド・フランスを見るどころか規制の対象としか見えないんだろ?
何でこんな事故が起きるのかって?ツール・ド・フランスの歴史を繙けばすぐに分かることじゃないか。
分かりもしないし調べもしないのに知ったかぶって再発防止がブラブラブラだのと笑わせるぜ、
そもそもツール・ド・フランスは昔はクラッシュしても修理は自分でやるのに今は後ろにメカニックが追随してすぐに直してもらえるし、
走る距離も短くなっていってるし、昔に比べて守られてばっかでどんどんぬるくなっていってblablabla...」
増「と、ところで文化クーポン券みたいなのがフランスで配られてるんだって?」
仏「よく知ってるな。マクロン共和国大統領閣下のステキなバラマキ策だ」
増「日本の漫画が買われているってことでこっちでもニュースになってるんだよ。
文化にお金を配るなんてさすがアートのフランスだってみんな言ってるよ」
pass cultureをヤングに配ったところで美術館だグランドミュジックだに行くわけねーだろ。
フランスは日本についで世界で2番めにオタク文化を消費する国だぞ。
クーポンがボザールへのカネだと思ってんなら日本のキューフキンはゼンにでも使うのか?」
増「(ちょっと違うと思うけど)」
peloton:走者の一団。troupeauって言ったら笑われた
どこですか
自分の書いた文章とか、メモとかをまとめて保管する場所が欲しい(テキストデータが主)
ネットにつながっていて、いろいろな端末で同期できるメモ(iPhoneのメモとかOneNoteとか)は便利だけど、アカウントが乗っ取られたり、垢バンされた瞬間に詰む
クラウドストレージ(iCloudとかDropboxとか)にプレーンテキストファイルを置いておいても、基本的にリスクは同じ
USBディスクとか、ポータブルSSDとか、ローカルのストレージにデータを保存しておいても、無くしたりとか、家が火事になって焼失したりするリスクがある
絶対に消えない、あるいは消えたとしても確実に復旧できる
そういうファイル置き場ってどこですか
あるいは、複数の保管場所にバックアップを置き続けるしかないんでしょうか
俺はこうやってる、ていうのがあったら教えてほしいです
効率がでるならなんでもいいよ。
アンモニア水素電池だろうが、個体だろうが、ぐるぐる回る質量ディスクであろうが。
という現象が昨日発覚した
別のディスクに交換して試すが、同様に遅い
しかしなぜかPC TV Plusでの書き出しは普通に成功する
Imgburnを使ってみるが遅い
寝てる間に書き込みながら放っておいたら起きたら途中でエラーが出て止まってた
今日、BDドライブを交換したらちゃんと書き込めるようになった
BD-REの書き込みだけ上手くいかなくなるってことがあるんだね
たぶん
有名なやつ(GOTとか……あれもう続編出ないよね。あとディスクワールドとか)は省いてます。
あとロマンス系はそもそも読まないので……(ParanormalとかUrban系にそういうのが多い印象)
日本語に翻訳されないであろう、翻訳されても途中で終わるであろう作品を紹介していくよ。ちなみに、ブラッドソングは1巻は素晴らしかったけど、それ以降は急激に評価を落としてちょっとした騒ぎになったくらいである(大袈裟)。翻訳が途絶えて良かったのかもしれん。
今回は作者別に書いてみた
「とにかく饒舌な作家が書く面白いお話。メインストーリーが全然進まないし、主人公にイライラするけどそれでよければどうぞ」
1巻は大評判。2巻は(まだここまでしか出てないはず)同じく大評判と思いきや賛否両論で「なんじゃこりゃ」となるかどうかは読み手の心の広さ次第か。
個人的には3巻出たら読むけど、2巻が出る前ほどは期待していない。
ジムブッチャーといえば、ちょっとだけ翻訳された「ドレスデン・ファイル」で有名(でもない?)だけど、割と正統派のComing Of Ageものを書いていることはあまり知られいてない。
それがこれ
特徴的なのは「Fury」と呼ばれる精霊的な存在。Furyには弱々しいものから強大なものまで存在していて、人間はFuryを日常生活や戦いに使役している。この世界の魔法的を具現化したような存在。
ちなみに、アーバンファンタジーというと、ドレスデン・ファイル(Dresden Files)やDaniel Faust、Mike CareyのFelix Castorみたいな男主人公+地獄+魔法+サキュバスという構造になりがち。
その中では「Rivers of London」は英国風味をうまく使って差別化できているようだ。
Dresden Filesはもう17巻まででいて、流石に途中で「もういいかな」ってなったりするので一気に読まない方が良さそう。
ホラー風味の Inspector McLean シリーズとかある
そうそう、なぜか死神やネクロマンサーが絡むとコメディになったりする傾向あり。
Neil Gaimanは翻訳もされてるし別枠だと思うのでここでは省略。
現在3冊出版されていて、最後の3冊目から8年経ってようやく今年4巻目が出版されるらしい。ほんとかな?
ちなみに、3冊目までは読んだ。面白いんだけど、ちょっと人を選ぶかも。「大人が大人のために書いた本」というよりも「大人になりきれない中年が同好の士のために書いた」そんな雰囲気のシリーズ。まだ作者40代なんだけど。
批判する人の意見を読んでみると「普通に人間の男女が出てくるけど、小さい女性が大きな男よりも力が強かったりしてリアリティが気になって意見を言うと作者に『この世界はそう言う世界だ、気に入らないなら読むな』とか言われる。多様性とかフェミニズムに気を使ってリアリティがなくなった世界観」とか言われている。
まあ、同感。
「誰それ?」が普通の反応であろう。もしくは「Expanseの作者?」か?
非常に渋い大人のファンタジーを書くんだけど、GOTのコミックブックとか映像化されたExpanseシリーズとか、儲かる仕事をしちゃってるのでもうファンタジーは書かないのかもしれない……
魔法使いが「Poet」と呼ばれる世界。コンセプトを擬人化して奴隷として使う。意味がわからないと思う。例えば「Seedless」は敵の国の綿花が種をつけないようにすることができる。もちろん他にも色々応用が効いてしまう。ただ、擬人化したコンセプトは寿命があり、いずれ死んでしまう。死んでしまったコンセプトをもう一度擬人化することができない。
派手な魔法合戦とかではなく、奴隷化されたコンセプト(?)の悲しみとかがリリカルに描かれた佳作。
「誰それ?」が普通の反応であろう。
複数のPOVから語られるけど Kellhus という人が中心人物。
世界から孤立した教団で教育を受けた彼は、下界に出て行方がわからなくなった父親を探す旅に出る。Kellhusは、ロゴスを追求した結果、感情などを持たないロボットのような男。
第1巻のタイトル「The Darkness That Comes Before」はKellhusのメンターの以下のような言葉からとられている。
“The thoughts of all men arise from the darkness. If you are the movement of your soul, and the cause of that movement precedes you, then how could you ever call your thoughts your own? How could you be anything other than a slave to the darkness that comes before?”
“what comes before determines that which comes after”