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はてなキーワード: 教授とは

2021-06-11

自分場合両親ともに国立大卒

順当に親と同じレベル大学に行った訳だけど

でも、まあうちの親くらいの年代女性で四大卒って少ないし、居住地住民の中では珍しい範囲ではあった

ごくありがちな回想の再生産でしかないので、地方女子高生なのに凄い!なんて欠片も思わなかったよ

なのに東大医学部教授の娘がスタンフォードに行ったという至極順当な話について

ごくありがちな回想の再生産に落とし込むのではなくて不利な環境にも己の努力のみで勝ち取ったかのように言い張って

自己プロデュースに余念がないの、ほんと呆れる

2021-06-10

anond:20210610014158

実際、専門全然違う分野なのに知ったか記事書きたがる大学教授とか結構おるよな

そして大体トンチンカン

まあ皆で同じことを満遍なく勉強するのって高校までだから、専門外のことでなんか主張し始めると皆高卒レベルの知能になっちゃうのは当然っちゃ当然だな

zoom使えないならオンデマンドにすればいいのに

zoomでずっとスピーカーから音拾ってハウってる教授脳みそついてねえのかな

ハウリングしてますよって教えてもハウリングってなんですか?授業に関係の無い発言は減点対象ですって返された

馬鹿なのかな

ハウリングくらい知っていてくれ、大学教師だろお前

あとついでだから言うけど教授にもなってコピーペースト右クリックからやるのダサいから辞めな?

zoom経由で何もかもが見えてるよ

ctrlCくらい使えるようになっていてくれ、教授なんだから

京大の某教授への誹謗中傷

本当に腹が立つ

専門家専門家であって、預言者ではない

anond:20210610014531

親が東大医学部教授でも本人が女性ならジェンダー面で社会的弱者じゃない?

大坂なおみさんや渡辺直美さんが世界的には弱者指定を受けるのと同じ。

しか徳島県北海道と並ぶ地方県であり、東大専業主婦ゴロゴロいる東京都とは比較にならないほどの文化的環境面の弱さもある。

「例の徳島女子高生、またメディアに持ち上げられてて笑う

親が東大医学部教授かいう親ガチャ勝ち組上流階級なのにさも底辺から勝ち上がったかのように語れる神経が凄いしそのストーリーに感銘を受けてる人たちも凄い

強者社会的弱者の振りしてまたこうやって承認を集めるんだな」

だって

正論だと思う

2021-06-09

anond:20210609155140

硲 哲崇氏(朝日大学歯学部 口腔機能修復学講座口腔生理学分野教授)が、ラットの舌にエタノールをかけて味覚神経応答を調べたところ、甘味の神経と苦味の神経が興奮していることがわかりました。

ヒトの官能評価法で調べた結果でも、甘味と苦味の両方を含んだ複雑な味であることが判明しました。

https://www.ienomistyle.com/column/20180110-254


はい味音痴はお前

謝罪は?

anond:20210609093915

大学病院教授がきまぐれ診療研究生をぞろぞろ引き連れてきたのかもしれない

2021-06-08

anond:20210608222431

なるほど。そしたら恋愛は無理にしなくていいから、増田がお互い一緒にいてもいいなと思える相手(男女問わず)を見つけて同棲おすすめする。

一人が好きなら、そんな距離感でもOK相手を。

歳取ると体にガタがきて、一人でいることに不安を覚えたり、一人が身体的に辛くなったりするから、誰かと一緒に住んだほうがのちのち安心だと思う。

知り合いの女教授(おばあさん)はコミュニティがしっかりしてるシェアハウスに住んでるらしいけど、都会にしかいから基本同棲がいいと思う。

阿佐ヶ谷姉妹とか隣の部屋借りてほぼ毎日行き来してるらしいけど、あんな感じでもいい。

全てのツイート無差別いいねしてくる人たち

Twitterフォロワー数20000ちょっと中途半端に有名なアカウント運営しているのだが、

その中に、どのようなツイートに対しても必ずいいねしてくるアカウント複数見受けられる。

RTコメントは決してすることはなく、必ずいいねのみなのである

そのアカウントを見に行くと、ちゃん意思を持っていいねしているようであり、botの類ではない。

 

そういったアカウントに対してどのような印象を持っているのかというと、あまり良いものではない。

というのも、どのようなツイートに対しても関係なくいいねしてくる節があるので、内容を読んでいるように思えないかである

しろどのようなツイートをしても無意味という、ある種の無力感を受けつけられる始末である

ある日、試しに「.」や「あ」といった、全く意味のないツイートをしてみたのだが、それに対しても見事にいいねされた。

こういったテスト複数実施して再現性が得られたので、最終的にはそれらのアカウントを一斉にミュートにした。

 

こういった人たちが何を考えているのか今ひとつからないのだが、ご教授願えないだろうか。

本多議員発言のもの問題はないのでは?

「50歳近くの自分が14歳の子性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」

発言した事が問題になっているけれど、本当に問題がある発言だっただろうか?

刑事処罰議論では、限界事例についての検討や、特異な例外事例の存在など緻密な検討必要だと考えました。

これは正しくて議論の場において仮定を持ち出す事は良くあることで、この発言のもの問題ないと思える。

自分が実際にそういうことをしたいがための発言であるなら、それはもちろん許されるべきではないが、この場合は違うだろう。幾らなんでも公の場で性的願望垂れ流す馬鹿政治家やってると思いたくないし。

例えば、中学生教師恋愛関係になって、高校卒業を待って結婚したって例を知ってる。俺の同級生に、そういう子がいた。

彼女彼女幸せにやってる訳で、成人男性女子中学生の間に真面目な恋愛関係が成立しないとは言えないだろう。

この場合に、同意があっても犯罪なのか?という問題提起はなされるべきだし、彼が言ってるのはそういう事だ。

従って、本多議員発言は、問題にする方がどうかしてる。議論過程で際どい仮定をするのは正しいと思う。

島岡まな教授先進国だったら議員辞職くらいのレベル

と言うような反応は、言葉尻を捕らえただけで幼稚ですらあり、刑罰に関する議論を重箱の隅を楊枝でほじくるにして深めていく過程邪魔しかない。

以上から、私は本多議員発言特に問題だと思わない。


だが、立憲の議員である本多議員は、メディア問題視された以上は議員辞職をするべきだろう。

だっても、「さざ波」発言を責めて高橋洋一を辞職させたり、今も「自主研究発言を猛烈に攻撃しているよな。

欧州比較してさざ波であることも事実だし、言葉を選べという叱責には値しても辞職までさせるほどの過失とは思えなかった。

自主研究発言も、尾身氏自身発言まで遡れば、学者問題提起をすることは職責である政府はそのすべてを採択できない、のは良く分かった上でのやりとりで問題視する意味が分からないものだ。

発言は表層ではなく、その背景まで含めて評価すべきで、些細な問題は今後は気を付けてもらうことで収めて良いのは、本多議員発言と同じだ。

そもそもとして政治家の取るに足らない失言問題のある比喩表現言葉遣いを問題化して、大臣の首を取ろうとするのは野党の常とう手段ではある。

そうやって存在感を示してきた立憲民主党は、今後も揚げ足取り代表的政治手法である事は変わらんだろうし、自らの存在意義に対してダブルスタンダードをやるべきではない。

本多議員が辞職する事で、立憲民主党言葉狩りという党を代表する仕事を全うする事が出来るのではないだろうか?

立憲民主党が今後も失言を責め立てて支持率をあげていくのならば本多議員は辞職すべきだ。そうでなければダブスタを嫌う世論からは支持されない。

今回問題になったのは本多議員発言ではなく、立憲民主党存在意義そのものと考えるべきだろう。

皮肉を言ったが、これを機に立憲民主党は変わるべきだし、そうあってほしい。それを推進する議員として生まれ変わることを期待して、本多議員を許してやればいい。

anond:20210606000447

私はオッカム先生の言いたいことがわかるような気がします。

私はオッカム先生と逆の立場で、おそらくこの論調では上流階級自分から言う物でもありませんが…)の人間です。

大学に入り、オッカム先生のような地方から上京した人とお会いしました。

今までわたしの周りにいなかった方で、現在も友人としてお付き合いがあります。友人は元々才能があったのだと思います試験の成績もよく、教授ともよく交流されていました。

現在大学ではないのですが、とある組織エリート集団と言われるほどに出世されています大学奨学金使用しており、おそらくご実家は困窮していたと思いますが、現在はそれこそセレブと言われる人でしょう。

私はそもそも親類はほとんど東大早慶医学部しかいない環境で育ちました。その親類からは、優秀であって当然だというプレッシャーも強く、円形脱毛症にもなりながら、ほとんど血反吐を吐くように勉強してきたのです。

もちろん、夫を決めるときにも同じような学歴ステイタスが求められました。結局お見合い結婚ですが、現在専業主婦としてそれなりに生活できているかと思います

しかし、オッカム先生のように、自分のために勉学を追求できる環境であること、周りから無駄プレッシャーがないこと、また子供たちの進学先等に無駄に口を挟まれることがなく仕事に集中できる環境にいられた友人については当初そんな人もいるものか!も驚愕しましたし、今もなお羨ましいと思います

自分希望どおりの分野をのびのびと勉強し、それを一生続けられる自由環境から、オッカム先生のような博学な研究者が生まれたのでしょう。

人間に勝ち負けなんてないのです。勝てないなんておっしゃらないでください。

ただの一フォロワーからコメントで失礼しました。

これから応援しております

ロリコン擁護しま

どうも。クローゼットロリコンです。

死んだ魚のような目で一連の流れを追っていたのですが、どうしても納得できない部分があります

性交同意年齢の引き上げを検討する議論で出た、「50歳の自分14歳恋愛して同意の上で性交して捕まるのはおかしい」発言について、講師に招かれた教授インタビューでこう言いました。

発言を聞いて絶句した。(中学生との性行為は)性的搾取にあたるから犯罪となり得ると示すことが大事


また別のインタビューでこうも言っています

この発言には実は驚きませんでした。ジェンダー後進国日本では、こういう意見を持つ方は、刑法学者でも弁護士でもいます問題は、それが『アンコンシャス バイアス(=無意識偏見)』に基づくもので、本人たちは悪気も自覚もないということ


性的搾取とかアンコンシャスバイアスとか、どうやって判定するのだろう…

そのインタビューによると性的搾取とはこういうものらしい。

先進外国では、社会人中学生のように、年齢差も力関係の差もあるところに、対等で真摯(しんし)な恋愛存在しないというのは、とっくの昔から常識。(中学生からすれば)疑似恋愛かそう思わされているだけで、性的搾取だという考え方です



今回の事件へのコメント欄にも、ロリコンだとみなして「気持ちわるい」と暴言を吐く人たちが即座に現れた。もしこういうことがあったなら~って仮定想像だけでもう、公然罵倒されてしまう。「歳の差恋愛逮捕おかしいというのなら、何がおかしいのか?」って議論にはならずに、ただ、一笑に伏される。

あなたたちが見た恋愛は、ぜんぶがニュース報道でしょう。 加害・被害関係だけしか見てないのに、本物の恋愛はどこにも存在しないってどうして言い切れるのだろう。ロリコン性愛へのアンコンシャスバイアスがすでにあるのに、疑似恋愛か本物の恋愛かをどうして決められるの?

部下との本物の恋愛存在しないの?

障害者との本物の恋愛存在しないの?

キャラクターへの愛は、本物の恋愛では、ないの?

本物の恋愛資格を与えるほど、中学性教育って特別ものだっただろうか。ついこないだまでホモセクシャル恋愛は疑似恋愛として扱われてたのに、「常識」がどうして頼りになるだろうか。

2021-06-07

anond:20210607202935

なんかオッカム先生階級格差話ってドロドロしてて、読んでてあんまり気分良くないんだよな…。少なくとも今は、帝京大学テニュア持ってて教授なわけでしょ。学振も取ったし、『アメリカ研究』で編集委員もやってる。研究者としては「上がり」だし、立派に「東京に住んでる勝ち組」になってるんだけど、未だにそういうルサンチマンに満ちたこと書くじゃん。炎上の後も、「学生とか普通にディズニーの)年間パスポートとか持ってる。当然、嫉妬心からその学生への当たりは強くなる」とか書いてたし。いい歳して何言ってんのかな、指導してる学生たちにどう思われるか考えないのかな、って思うよ。

京都移住してきた外国人大学教授

毎日パーティしはって楽しそうやねえ」

と言われて、煽り解釈できなかったって笑い話が昔あったけど

謙遜謙遜理解できなかった田舎出身先生がここまで怒られてるのを見ると

こういうのももう笑い話じゃなくてとんでもない先生と叩かれるようにアップデートしないといけないのだろうか

オッカム先生階級格差トロフィーワイフ同時通訳

オッカム先生はもともと、北海道の裕福でない家庭で生まれ育った自分境遇と、階級格差地域格差への怨嗟をたびたびつぶやかれていました。たとえばこれとか。オッカム先生にとっては、その境遇から脱出するための唯一のキャリアパスが、大学研究職になることだったということで、「うちには資産がなく告げる(sic)仕事もなく、もう大学組織に雇われるしかない。それで業績や大学の規模やステイタスに拘りました」とか、「私はガリガリ亡者のように(大学教員)職を求めていました」みたいな話はよく書かれてました。今回消されたツイートの中にも「大学に職を得られないなら死ぬつもりでした」というのがありました。地元dis・ご実家disについてはやや自虐芸が過ぎるようにも思ってましたが、それは個人的境遇についての説明モチベーションにつながる話でもありますし、自分もこういう文化資本を含めた階級格差地域格差アカデミアでのキャリア形成に及ぼす影響(再生産)というのは、充分考察検討に値する問題だと思っています

そういった背景のうえでの、件の炎上について。オッカム先生は、国際会議同時通訳をやれるほどの能力を持ちながら、研究もしていなければ常勤でもない既婚の女性達を見て、

北大助手時代に「東京は恐ろしい所だ」と思ったことが一度だけあります。国際会議のロジやっていた時、同時通訳派遣してもらいました。最初研究者なんだから通訳くらいできるだろうと思ってたのですが通訳は甘いものではなくまるでうまくいかなかったのです。まして同時通訳など訓練なしには無理。

アカデミアの国際会議でしたか専門用語だらけですが、事前に資料渡しておいたら、それはそれは見事な同時通訳がなされました。通訳者はすべて女性だったのですが、これが皆さん、専業主婦だったのです。東大ICU卒業した専業主婦です。セレブバイトだったのです。

東大ICUや東外大ICUや東外大大学院を駒場で修了してたりする人もいました)出身者が専業主婦やってるのです。ジェンダー問題は本件ではちょっとおいておきます。とにかく北北海道辺境出身の私にはあまりにもイカツイ学歴の持ち主が専業主婦やって、セレブバイトしている。衝撃と畏怖でした。

繰り返しますが、ジェンダー問題は専門外なのでおいておきます彼女らは比較的余裕で超一流大学に入り、普通に教養を積み、しかキャリアガリガリ重ねることには関心がなく、恐ろしく給料の高い旦那パートナーとして読書語学を磨き子育てしている。雲の上より私には高かったです。

あり得ないのです。あり得ない世界だったのです私には。研究者としては、彼女らの旦那(が研究者だった場合)を凌ぐことができるかもしれない。しかしあの高学歴語学力でキャリア志向のない妻を迎えることは想像もできなかった。つまり僕は絶対に勝てない。一体どんな世界なんだと背筋が凍りました。

という感想を抱かれました。当時その体験から受けた階級格差地域格差の衝撃、圧倒的な語学力を持ちながら自分が切望する大学研究職というキャリアパスには興味を持たずに暮らしている(暮らせる)方々が存在することの衝撃をそのまま言葉にした結果、一連のツイートには、当時のオッカム先生がお持ちだったジェンダー観も交錯した形になり、そこが批判対象になりました。

旦那との勝負トロフィーワイフについて

この「格差の衝撃」が、最終的に「自分彼女達の旦那との勝負」(同時通訳者達の配偶者男性のことは、それまで話題に一度も登場していないし、そもそも研究職かどうかもわかりません)になり、しかもその彼らに自分は「絶対に勝てない」と勝手に敗北感を抱いてしまう…というくだりについては、多くの方が「もしかしてオッカム先生は、『男性価値は、配偶者属性能力や、その配偶者専業主婦として養えるかどうかによって決まる』という価値観をお持ちなのではないか?」という風に読まれたようです(自分も、素直に読んだらこの文章意味はそうなってしまうように感じます)。そこで「トロフィー・ワイフ」という言葉を出して批判する方々も出てきましたが、オッカム先生は、この言葉を使ってオッカム先生批判する方々に対して「女性はモノじゃないでしょう」「私、思いつきもしませんでした」と非常に憤られています

もうさ、「トロフィー・ワイフ」という言葉がふっと思いついた人が2桁いるんですよ、確認した範囲で。どんな人生送ってきたんだと思うし、女性はモノじゃないでしょう。私、思いつきもしませんでした。

そして、「思いつきもしなかった」理由として、

思いつきもしない理由を考えてみました。

・「自分性別他者差別しない」からです。

私の出身北大では、東大が偉かった。アメリカンスタディーズはたぶん半分以上女性。実力の世界

あともう一つ、アメリカ研究では、人種ジェンダー研究が盛んです。だから、「男女差別が具体的にどう現れるか」の研究死ぬほど聞きます。だからジェンダーのことは置く」としたのは、自分のような政治史ジェンダー研究から見たら子供レベルからです。でも他分野の人よりは知ってます

と言っています。オッカム先生は、ご自分が「自分性別他者差別しない」方だと考えられています。なぜならアメリカンスタディーズは半分以上女性の、実力の世界だし、「男女差別が具体的にどう現れるか」の研究死ぬほど聞いているからです。これに説得力を感じるかどうかは読者の皆さんによって異なると思いますが、自分ちょっと、皆さんから指摘されていることの肝心な部分が伝わっていないのかな、と思いました。

同時通訳について

もうひとつ同時通訳という仕事について。同時通訳というのは、通訳翻訳界のひとつの頂点で、その中でも国際会議などの同時通訳案件を請けられるのは本当のトップクラス人材です。同時通訳というのは、どこに専門性があるかが誤解されがちな仕事で、語学力があればできる仕事…たとえば「米国から帰国子女で、英語日本語どっちも十分な語学力があれば、同時通訳ができる」という風に思われる方も多いようですが、実はそうではないのです。

英語を話される方なら「英語脳と日本語脳を切り替える」みたいなイメージは割と湧きやすいと思いますが、同時通訳というのはいちいち脳を切り替えてはダメで、「2つの言語モードを、脳のなかで同時並行で走らせる」という特殊な訓練が必要です。これは2言語ネイティブであってもなくても、練習なしには極めて難しいことです。

自分同時通訳なんてとてもできませんが、一時期フリーランス書籍翻訳をしていました。翻訳業界では「米語ネイティブ日本語も達者な人なのに、英日翻訳をやってもらったら商用出版に耐えないクオリティだった」ということをよく耳にします。頭が英語モードのまま日本語翻訳をすると「単語日本語に置き換えた英語」になりがちで、日本語ネイティブが読んだときに不自然だったり意味が通らなかったりすることが多いのです。だから頭を日本語モードに変えて、自分英語原文を知らないというつもりで読み直して、それでも意味が通るかどうかを検証しています

同時通訳者というのは、これをリアルタイムでやる仕事です。頭をフル回転させて、耳から入力された言語Aの内容に意識を研ぎ澄ませつつ、語り手の立場、聴き手の立場、その場の文脈などを加味して、最も適切な言語Bでの表現を選び出して、言葉として淀みなく紡ぎ続けるわけです(個人的には、同時通訳者さんの脳内では将棋囲碁などの知的ゲームトッププロ並の情報処理が行われていると思っています。「アスリートに近い」という人もいます)。想像していただければわかると思いますが、同時通訳は脳にかかる負荷がものすごいので、長時間はできません。国際会議などのように尺が長い場合は、複数同時通訳者をアサインして、15分交代でやります。休憩中はしっかり糖分を取る人も多いようです。業界トップクラス年収千万レベルの方々でも、持ち時間の終盤にさしかかってくると、徐々に言葉が途切れたり、不本意な倒置などが増えたりしてくることがあります。それほどハードな高度技術職なのです。日本トップクラスフリーランス同時通訳者の田中慶子さんのお話 日本トップクラスの同時通訳者が明かす、英語で困ったときの切り抜け方 - ログミーBiz)など読むと、その内実が伝わりやすいかもしれません(ちなみに田中さんは帰国子女ではなく、高校まで愛知で育った方です)。

また、担当分野に関する深い知識も当日までに身に付けなければいけません。通訳業界ではしばしば「その場にいる人の中では、通訳が一番話題に疎い人物」みたいな言われ方をします。商談でも政治交渉でも学術会議でも、母語は違っても同じテーマについて語りたい人達が集まって話す場なので、通訳以外の参加者達はテーマ自体については深く理解しているのです。その2者の橋渡しをするのがその場で一番アウェイ通訳だと考えれば、どれほどの事前準備が必要か、というのは想像に難くないと思います

こうした仕事性質上、企業常勤正社員で、毎日同時通訳ばかりしている方はあまりいないと思います契約社員などでの社内通訳というポジションもあるにはありますが、数は多くなく、そういう方々の中にも将来的なキャリア形成として、より高収入仕事も選びやすフリーランス通訳者を目指す方は多いようです。オッカム先生がおっしゃられている状況を考えると、会議にいらしたのは、おそらく首都圏サイマルインターナショナルなどにエージェント登録されているクラスA以上のフリーランス通訳者だと思います。おそらく全員が、事前に当該分野・当該テーマについての予習をみっちりして、前日に首都圏から北海道飛行機で前乗り込みして、複数人の体制ブースに入って、アカデミックな話題について原稿なしの同時通訳をやられたのではないかと思いますトータルの拘束時間は3日ぐらいかかっているのではないでしょうか。そういうプロフェッショナルの同時通訳者の方々が、その時はみなさん既婚の女性だった、という状況なわけですが、自分はこれを「キャリアに興味がない専業主婦セレブバイト」と呼ぶのは無理があるし、そう言いたくもないなあと思います。この表現には「有閑階級時間がある主婦からこそできる、暇つぶし趣味的な仕事」というニュアンスがどうしても漂いますが、仕事実態はとてもそんな風に軽々しく言えるものではないし、だからこその高給でもありますし、将来につながる立派なキャリア職でもあるからです。

炎上ツイートの冒頭を読むと、同時通訳が「訓練なしには無理」のハード仕事だということはオッカム先生認識されていたようなのですが、そういう高度技術職に携わっている既婚女性達が、〈既婚〉で〈女性〉という手がかりだけから比較的余裕で超一流大学に入り、普通に教養を積み、しかキャリアガリガリ重ねることには関心がなく、恐ろしく給料の高い旦那パートナーとして読書語学を磨き子育てしている」と推定して、「専業主婦セレブバイト」という評価に到ったのは、当時のオッカム先生同時通訳という業態についてそれほどお詳しくなかったこと、お話をされた同時通訳の方がご自分ステータスについて「専業主婦」と仰ったこと(どういう質問に対してこの答が出てきたのか、答えられた方がどういう思いでこの言葉を選んだのかはわかりませんが)、男女の性別役割に関して当時お持ちだった先入観が絡まり合っていたこと、の3つによるのではないか、と感じます

過去の物の見え方は物の見え方として、問題なのは帝京大学教授として後進指導にあたる立場になられたオッカム先生が、当時ご自分がお持ちになられたそうした印象をどう考えられているか…なのですが、今日までのつぶやきを拝見すると「当時の自分の物の見方には、今からしたら偏っていた部分もある」といった形でそれを相対化する振り返りは自分の見た限りではあまりなく、むしろ一部の批判に対しては訴訟をする決意を固められているようです。自分は正直、事態があまり好ましくない方向に向かっていると感じています

2021-06-06

人生ガチャである高卒年収850万の研究である私が保証する。

現在自分ステータスは次の通り。

年齢:43歳

職業半導体ケミカル研究職、専門はエポキシ・アクリル樹脂組成

勤務先:電子材料大手

実績:日本特許出願数15(内筆頭12)権利化6、海外PCT出願数10(内筆頭8)

年収:昨年源泉740万、今年見込み850万

学歴高卒普通高校

自分は非常に人生ガチャの運が良い。

この時代に生まれたのは良いのか悪いのか分からないが、少なくとも父親ガチャSSRである某国大の教授だった。しか学会長を歴任した等、経歴的に素晴らしいレベル教授で、専門分野ではとても有名人だったと後で知った。もちろん上級国民である

母親ガチャはNで、こっちがR以上だったらもう少し上に行けたかも知れない。色々と私の人生の脚を引っ張ってくれた。父の知り合いの米大教授斡旋してくれた留学許可しなかったし、家庭内不和を招いたのも常に母親だった。私は非常にこの母親を憎んでいる。あまりにムカついたので、父の退職離婚させた。今はナマポ生活しているようで、いい気味である

私は努力が大嫌いだ。ゆえに勉強も大嫌いだ。なので、大学はどこにも受からなかった。父は「お前は日本教育が合わないのだろうからアメリカにでも行け」と留学させようとした。結局それも叶わず高校卒業と同時にニートになった。時折バイト等してある程度収入はあったし恋人も出来たが、そこから13年あまりニートを決め込んでいた。

しかし私が英一郎されなかった理由人生ガチャだ。転換期が訪れたのは父の退職が切欠だった。それまでは父の家族カードで月に20万円程度遊びに使い、なかば英一郎状態だったが、退職してしまってはもうそんな生活は出来そうにない。そこで私は親コネでの就職を考えた。父は産業界には疎いタイプだったので、「俺が現役時代だったらもっと良い企業を紹介出来たのに惜しい」などと言いつつ、何社か紹介してくれた。それらをすべて受けてみて、唯一内定したのが今勤めている企業である。この企業の主力商材について、父はまったく何も知らなかった。ゆえに私も一切知らなかった。電子材料というのがどれほど強いのかを嫌というほど知るのは入社後の事である会社ガチャ文句なくURだ。

コネなので、高卒バカがいきなり正社員技術採用になった。商品開発部の課の一つに配属された。当時からアホのように儲かりまくっている会社だったため、周囲は温厚な人物ばかりで、遅刻しようが無断欠勤だろうが大して怒られもせず、ボーナスちょっと減るくらいのペナルティで済んでいた。が、客先でケンカになった事だけは重く受け止められ、アイツを社外に出すのはマズイ、というような話になって研究部門へ転属になった。

この研究部門はチームで何かをやるという発想がそもそも存在せず、すべて個人で考え計画し実行し結果を残すという、実績評価の1人屋台状態だったことが幸いした。配属ガチャSRくらいだろう。私は、周囲の技術部等の人が、時間がなくて出来ない研究を片っ端からやっていった。その結果、エポキシ樹脂組成物、アクリレート樹脂組成物においての知識力は社内で指折りという研究者になった。まさに門前小僧習わぬ経を読むだろうか。

電子材料業界において樹脂組成物の研究者というのは希少価値の高いキャリアであるため、ヘッドハンティングオファーはそれなりに来るし、外資に移れば4桁万円プレイヤーになるのも容易である。今の立場の方が色々と楽なので、特に考えてはいないが、まかり間違ってこの会社左前になったとしても、転職はいくらでもあるだろう。

コロナ騒ぎで、電子材料業界は空前の好景気となった。私がそれを知ったのは昨年5月の狂気じみた受注量によってであるインサイダーにならないように少し外れた関連銘柄を買い漁って、平均4倍程度になった。売却益で新車1台買えた。

私は別に努力して今の立場になったわけではない。単に親ガチャ就職ガチャ会社ガチャSR以上引きまくっただけだ。故に、人生とはガチャである確信している。人生を決める最大の要素は運だ。

ちなみに嫁ガチャはNだった。家も買ったがRくらいだった。クルマもNだろう。子供は居ない。生活ガチャはあまり良くないようだ。

anond:20181008215814

この問題に関しては中国学会の今後の動向がとても注目されるのではないでしょうか。 

私は、7年ほど前、中国で開催された経営学関係国際学会に出席しました。 

開会の冒頭に開催校の副学長スピーチをしたのですが、彼は絶対中国しかしませんでした。

その横には中国語を英語翻訳する通訳学生がついていました。

この副学長スピーチは「中国は、西洋近代由来の経営学を超克すべきときに至った。西洋はるか凌駕した中国独自経営学を今や確立するときである!」という傲慢とも言える、激しい内容で、ほとんどアジ演説でした。

彼の演説アジテーションを聞いたとき、私は日本戦時中(1942年)に開催された13名の評論家によるシンポジウム近代の超克」のことを思い出していました。

何か戦前・戦中の日本雰囲気が似ているような気がしたのです。

「もし、中国敗戦前の日本と同じような方向に行くとすれば、今後、この国は敵国言語である英語起源言葉禁止するようになるのだろうか?」といった思いが去来しました。

日本場合、それは「ボール」とか「ピッチャー」というカタカナ言葉であったわけです。 

また、この人物の主張に対し、香港出身イギリス大学教授が激しく対立していたのが印象的でした。

結論としては、世界パワーバランス論文学会使用される言語にまである程度影響を与えることは否定できないように思います

従って、文系においても研究者研究成果の発表に使用している言語が何であるかが研究者評価に影響するのが実態でしょう。

2021-06-05

まずはカルトを吊るせ

まずは『集団感染集団免疫を得る』とかほざいてたカルトどもを吊るしてからにしようぜ

■ 2020-11-10 (anond:20201110102709)

アメリカネトウヨを輸入してる日本のアホはワクチン無意味・開発出来ないって騒いでたがな

加えて集団免疫

割と日本のアホは配慮必要な域にあると思う。ネトウヨと明確に区別してよい

 

 

見本 ↓

さすがにワクチンに期待するのはノー天気過ぎると思うが・・

anond:20200811111731

 

anond:20200628132000

集団免疫形成にはワクチン必要です

必要としないカルト民は予防注射するなよ

■2020-06-28 anond:20200628132752

 

キミは集団免疫形成にはワクチン必要であること

しか副反応のないワクチンなど無いことだけ理解出来ればいいよ

なお、同じコロナウイルスの例↓

[ナショジオ] MERSワクチン、開発が進まない理由

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9272/?ST=m_news

コロンビア大学メイルマン公衆衛生大学院、ジョン・スノウ教授同大学院感染症・免疫センターディレクターを務めるW・イアン・リプキン(W. Ian Lipkin)氏は、

「もし世界中の全ての人にワクチンを接種するとしたら、ある人がワクチンに対して副作用を起こす可能性は、MERS発症する可能性よりも高いだろう」と話す。

 

◆予防の鍵はラクダ

 

 SARSときにはウイルス媒介する動物駆除制圧を早めたように、MERSさらなる感染拡大を止めることが何より望まれるという点では誰もが一致している。

 

 リプキン氏は、最も有効なのがラクダだと期待する。MERSの予防ワクチンを人に接種するのではなく、感染拡大の鍵を握っているらしいラクダへの接種に焦点を移した方がよい。「宿主としてのラクダを根絶すれば、MERSを抑え込む合理的な一撃になるだろう」とリプキン氏。

 

 ラクダワクチンの開発であれば、人間ワクチンの開発よりも安く、早く、容易に実現するだろうし、人間場合に比べて安全性懸念も小さいとリプキン氏は話す。

 

anond:20210605232432 anond:20210613003020 anond:20210615130655 anond:20210615134531 anond:20210620145240 anond:20210627164730 anond:20210627165930 anond:20210722120156 anond:20210728211540 anond:20210728211832 anond:20210829112603 anond:20210829113328 anond:20210829114355

anond:20210605160212

菅野彰海馬が耳から駆けていく」1~4くらいまで文庫と「続海馬~」もある  よくみたら上の人も勧めてた

森博嗣工学部水柿教授日常セミフィクション。たまに自動車で高速をぶっ飛ばす記載があるけどフィクションから大丈夫

エッセイ漫画「愛がなくても喰っていけます」出てるお店つぶれたとこ多いけど読み物として。あと菅野彰中の人が友人ででてくる

エッセイ漫画とりぱん」トリにエサをやったりひっこしたり料理したり親と会話したりする。

エッセイっぽさあるフィクション漫画大阪豆ゴハン」 猫かわいいとか工事がうるさいとか親が爪楊枝を使うとかそんな日常ネタ。人が多くておもしろい。

育児エッセイコミックもいれてよければ筆頭は「うちの三姉妹」だろうなぁ これで食えるとわかったらめちゃくちゃ大変な数の育児介護・闘病エッセイネット海が君を待っている

あと取材してるのでアレだけどデイリーポータルz名古屋秘密」とかもエッセイではあるかも

ニューズウィークのお粗末に過ぎる陰謀論

「研究所流出説」を甦らせた素人ネット調査団、新型コロナの始祖ウイルスを「発見」!|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

武漢研究所は長年、危険なコロナウイルスの機能獲得実験を行っていた|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

ニューズウィークが新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)の武漢ウィルス研究所(WIV)起源説をぶち上げているがひどくお粗末だ。

なぜお粗末かと言うと、ほぼデバンク済みの『コロナウィルス人工説』である上にその中でも完全に粉砕されている『RaTG13起源説』を提唱しているかである

RaTG13は新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)と最も近縁だが、これをいじってSARS-CoV-2を作ったという主張は既に反証済みなのだ

詳しく説明しよう。

RaTG13では遠すぎる

SARS-CoV-2とRaTG13のゲノムの相同性は約96%。しかしそれでは遠すぎる。

SARS-CoV-2の最も近い親類は、武漢ウイルス学研究所に保管されていたRaTG13という名前コウモリウイルスです。このウイルスSARS-CoV-2の起源であるという根拠のない憶測がいくつかあります

ただし、

(i) RaTG13はCOVID-19が最初に発生した武漢(湖北省)とは別の省(雲南省)からサンプリングされました。

(ii) SARS-CoV-2とRaTG13の間のゲノム配列の相違のレベルは、平均50年(少なくとも20年)の進化距離に相当します。

したがって、SARS-CoV-2はRaTG13から派生したものではありません。

―――エドワード・ホームズ,シドニー大学教授

実際、Boni et al. (2020)推定ではSARS-CoV-2とRaTG13が共通祖先から分岐したのは約39~71年前であった。さらに言えばSARS-CoV-2とRaTG13は祖先と子孫ではなく同じ祖先もつ兄弟である

研究室でRaTG13を培養して進化させてもSARS-CoV-2にはならないし、仮になり得るとしてもそれにはうん十年かかる。

WIVがRaTG13を見つける前、何なら研究所設立から培養してなきゃいけないねえ。

RaTG13からは作れない

距離が遠いなら科学の力で乗り越えよう!

Gain-of-Function research (GOF機能獲得研究)には培養だけでなくゲノム切り貼りしたキメラウィルスを作製する方法がある。これだ!

しかしこれも問屋が卸さない。

ゲノムを組み替えてキメラウィルスを作った場合、組み替えた部分だけ違っていて他のゲノム領域はほぼ同一になる。仮に組み換え後に培養を経ても変異分布痕跡が残る。

しかし、RaTG13とSARS-CoV-2の相違(変異)はゲノム全域にわたりほぼ均等に分布している(Zhou et al., 2020)。これはRaTG13のゲノムを組み替えてSARS-CoV-2を作ったとする主張の決定的な反証である

その他

これはRaTG13に限った話じゃないが、SARS-CoV-2は近縁のコロナウィルス(CoV)が持っていない特徴をいくつも持っている。

つのスパイクたんぱくのRBD配列2019年時点では他に類似配列を持つものがいなかったし、フューリン塩基切断部位とO-結合型グリカンも近縁のCoVでは見られなかった。

仮にSARS-CoV-2を研究室で作製するなら、これらの当時未知だった特徴をどうやって組み込んだのか説明できない。

意図的に組み込んだのではなく、培養中に進化して偶然できたと答えようにも、2020年に野生動物(センザンコウ)から発見されたCoVもつRBD配列SARS-CoV-2とほぼ同じだったという事実が立ちふさがる。

研究室選択圧のもと進化した配列が、自然環境下で進化してできたそれと偶然一致するのはまずあり得ない。

あり得たとしても、『自然環境にはSARS-CoV-2に類似した特徴を持つ未知のCoVが色々いる』可能性の方がはるかに高い。

以上から、RaTG13に限らず当時の地球においてSARS-CoV-2を人工的に生み出すためのバックボーンウィルス人類は持っておらず、このウィルス自然環境下で進化したものだと考えるのが妥当である(Andersen et al., 2020)、と言うわけだ。

結論として

『RaTG13起源説』は科学的に完膚なきまでに粉砕されている陰謀論である

証拠がない”ではなく“否定する証拠がある”レベルの仮説である。WIV起源説好意的研究者ですら肯定していない。

ニューズウィーク記事の前編のタイトルは『「研究所流出説」を甦らせた素人ネット調査団、新型コロナの始祖ウイルスを「発見」!』であるが、『RaTG13はSARS-CoV-2の始祖ウィルスではない』という科学事実の前には滑稽と言うしかない。

“「研究所流出説」を甦らせた”と言うのも嘘で、最近のWIVへの追及は『研究所経由説』とでも呼ぶべき新しい(本当は古いけど陰謀論に隠れて無視されてた)説による。

ニューズウィーク記事の前編も後編も、あれが怪しいこれが怪しいと疑惑てんこ盛りにしていたが、その怪しさを全部『RaTG13起源説』に紐づけしたせいで、台無し

過激陰謀論ピックアップされてしまえば、類似のしかし陰謀論とはとても言えない“あり得る仮説”でさえ、十把一絡げに陰謀論扱いされてしまうという危機感を持ってほしい。

『RaTG13起源説』みたいな糞陰謀論で『研究所経由説』をつぶそうとするのはやめてくれ。

研究所経由説』

Andersen et al. (2020)やLiu et al. (2020)Hakim (2021)など、SARS-CoV-2を研究室内で作り出すのは合理的に考えれば不可能であることがわかり、初期の雑い陰謀論(含『RaTG13起源説』)はだいたい駆逐された。

そのおかげで『ウィルス自然起源だが拡散にはWIVが関わっているかもしれない』という元々あった穏当な仮説が台頭してきた。

親愛なるブックマーカー諸氏のため詳しく説明いたしましょう。

研究所経由

SARS-CoV-2は野生動物起源もつが、WIVの研究員がそれを武漢に持って来たかもしれないと言う説です。厳密に言えば研究所起源の説ではありません。

最近の、WIVを追求する流れは主にこの説が念頭に置かれています

SARS-CoV-2の起源に関する現在の最有力な仮説は以下ですが、

宿主(起源):祖先ウィルス宿主。人との接触が少ない野生動物コウモリが有力。

中間宿主:人との接触が頻繁な動物ウィルス媒介するほか、感染中にウィルス進化する場合も。SARSの時はハクビシン(有力)、MERSの時はラクダ(確信)、COVID-19では……?

ヒト集団

中間宿主ポジションあるいは中間宿主とヒト集団の間のポジションに“研究員/研究所”を置いたのが研究所経由説です。

ウィルス探してフィールドワークコウモリひしめく洞窟で、SARS-CoV-2に感染して武漢に帰ってきました』と言うわけです。亜種として『サンプルをラボに持ち込んでから流出しちゃった』バージョンもありますが大意は変わりません。

この説の利点は『まったく無理がない』ことです。ウィルス学的なエビデンスと競合することもなければ未知のウィルスでっちあげる必要もない。

ウィルス感染しているかもしれない動物ウィルスを含んでいるかもしれないサンプルを採取する立場の人が、その途上でウィルス感染たかもしれないと言うのは非常に合理的な考えです。

もちろん、食卓に並ぶべく中国各地で採集された野生動物たちによって武漢の生鮮市場ウィルスが持ち込まれ可能性も当然あります

あるいはミンクなどの家畜の群れでウィルスがサーキュレートしていたかもしれません。

たまたま山歩きをしていた市民コウモリバッティング(激うまギャグ)して感染した可能性もあるでしょう。

重要なのは、これが“あり得る仮説”であり、検証可能であることです。

そう、検証可能なのです。中国側が研究所職員学生血液サンプルや、武漢血液銀行のサンプル(19年12月より古いやつ)を提供してくれれば、非常に多くのことがわかるはずです。

WIVの職員が皆陰性であれば、選択肢が一つ消え、他の仮説がより確からしくなります

陽性であれば、その陽性者の行動を追跡することでわかることが多々あります。野外採集には行かず生鮮市場を訪れていれば、感染源は市場かも知れません。野外採集に行っていれば、その行先に祖先ウィルスいるかもしれません。

あるいはWIVとは関係なく12月よりずっと前からCOVID-19が蔓延していたことが明るみに出るかもしれません。

しかし、中国データ資料の提出を拒否しています

WHOは19年12月よりずっと前に武漢COVID-19のような症状を出した人を見つけました。それも90人以上。

アメリカはWIVの職員3人が11月COVID-19のような症状で入院したのを明らかにしました。バイデン大統領継続調査を求めました。

しかし、中国データ資料の提出を拒否しています

今、中国やWIVに対しての批判とはつまり検証への非協力への非難であるともいえましょう。

何故データを出さないのか?出しさえすれば否定できる仮説に対して、何故データを出さずに否定しようとするのか?何を隠しているんだ?HEY!!

研究所経由説を選択から外しはしない』という各国の研究者やWHO声明は、ほっかむりは許さんぞという宣言なのです。

野生動物起源一本やり(WIVの関与は無視)にすると、どうしたって武漢血液データへの追及は弱まりますからね。

親愛なるブックマーカー諸氏におきましては、同じラベルでも中身は違いますので糞(『RaTG13起源説』等)も味噌も一緒くたにししまわないようお願いいたします。

セレブバイトの嫁

同時通訳じゃあないし、狭い業界から書くと差し障りがあるから、業種関連は全くの嘘だけどね。

うちの嫁さんがまあ、セレブバイト系の人なんですよ。これは嘘の職業だけど、流しの傘張り職人ですわ。ちな、セレブなのはアタシが大金持ちなんじゃなくて、ご実家ごんぶとなお陰なんですけどね。

嫁さん、地方名家お嬢様で、東京提灯大学の提灯専攻で修士取ってから実家仕送りで数年フリー傘張り師。ほら、提灯張りと傘張りって、業態的には似てるでしょう(本当はどうだか知らないので、本物の傘張り師・提灯師の人は目くじらを立てないでください。和紙を骨に糊で張る、という点に共通項を見出しています)。ああいう人はボーっとしてると、教授がどっからともなく似たような業態業種で学歴活かせるポストだけど専業だとちょっとめんどいな、みたいな商売斡旋してくれるんですよ。沢木耕太郎ルポ屋さんになった時みたいな感じ?あれですわ。

すったもんだでアタシと引っ付いてあとは”主婦”。アタシ?申し遅れました、東京提灯大学で骨組学士取った後、1000万には到底届かぬしがないリーマン図面引きをやっております増田、毛は減ってるけど増毛の増えるに田んぼの田でまーすーだ、と申しますいつもお世話になっておりますハイ。

話を戻すと、嫁さんは元の傘屋さんとはお付き合いがあるから、繁忙期とかは未だに傘張り引き受けるし、これは結構仕事です。手狭なうちもシーズン中はホネで足の踏み場もない。でも本人主観は「主婦」なんだよねぇ小梨だけど(そこにアタシも異存はないので為念)。んで、「スキルスキルキャリアキャリアキィィィィィ」みたいなことは当然ない。だって、出来て当然のことなんですわ、傘張りぐらい彼女にしてみれば。いちいち呼吸するときに「スキルスキルキャリアキャリアキィィィィィ」みたいなこと考えないでしょ、出来て当然のことだから

とはいえ世間に流しで傘張り師できる人材ってのは需要の割にはそう居ない。なので根強く出番があるわけです。出来て当然で、小遣い稼ぎになってお付き合いも果たせるし世間とのつながりにもなる。ご親戚づきあいでも「傘張り師でして」というと通りがいい。実際傘張りも面白いから捨てるに忍びない、じゃあやっとくか、みたいな感じ。まあ正確に事情聴取したわけじゃないんだけど、傍から観察するにそんな感じです。

飯のタネじゃあないけどボランティアとも言い難い。仕事認識はあるんだけどね。世間には、そういう豁然とわかれていないモヤっとしたスキマみたいなものがたまにあるんですよ。人口が多くなると、その分そのモヤモヤも多くなる。そのモヤとアタシは折り合いつけて暮らしてる、そんな感じです。向こうが本当にどう思ってるかは、分からないんですけどね。

青色申告もしてるけど(マウス舐め舐め弥生会計するのはアタシ)、年によって年収はこっちと刺しつ刺されつですは。まあ、それ以上にご実家から配当があるんですけどね・・・。ただ、生活費一式はこっちが出していて、莫大に稼いだ金がどこにどうなってるのかは全く不明です。総資産額については恐ろしくて聞き出せません。

 

 

因みに一番ビビったのは嫁さんのご実家(嫁田家)にご挨拶しに、増田県都の中増田駅でタクシー拾った時だよね。

俺:本増田2丁目のよめd・・・

ちゃん:あ、ご本家ですか(姿勢が直る)。

田舎ってすごいね

2021-06-04

anond:20210604085923

どうもこうも最初から異論をはさむ気がないじゃん

ダイオキシン安全教授の本みたいな雰囲気で一発でわかるよ

anond:20210604024310

現役の医者でさえ見解が一致しない事柄であるにも関わらず、この増田は正確な見識と見通しを持つことできたらしい。

からこそ浅はかなはてなー馬鹿にできるのだろう。

政府関係者は専門研究者に詳細なレクチャーを受けてmRNAワクチン性質について庶民よりは詳しくて、山中教授の「1年では無理」よりは希望的な観測を持ってた可能性はある。

すごいな、この増田は。何も研究者なのだろうな?ぜひ開陳していただきたい。

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