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はてなキーワード: デッサンとは

2023-07-10

漫画ブサイクを描くの難しい

世の中の大半は不細工なわけだが

デフォルメするとそれはデッサン狂ってるだけ

ブサイクは絵が下手なんだろと思われる

デフォルメで多少ゴツい輪郭そばかすほうれい線などなどがんばってブサイクにしてもどこかお綺麗なブサイクみえ

2023-07-09

おっ!?生成AIでもこんな変なデッサンの人体は描かないぞ?

なんか色々なものが枯れてしまった元人気イラストレーターみたいな人がお金のためだけにエロ同人誌を出すのを見るのが悲しい。

それが自分キャラデザした過去ヒット作品のものだと尚更。

2023-06-23

ポリコレに引っかからない創作表現は「学校勉強」をちゃんとしてればある程度できる

これができればある程度は引っかからない

大学生なら教養科目で社会学なり思想哲学なり取ってもいい

学校勉強創作の役に立つんだよ

絵の練習デッサンをするように勉強しろ

2023-06-15

なぜ絵だけ基礎練習を軽んじられるのか

音楽はまず楽器の使い方から学ばないと何の曲も演奏できない。

スポーツでも道具の正しい使い方や基礎体力作りから始めないとまったく動けない。

絵もまずは基礎練習としてのデッサンをみっちりやるべきだが、なぜかはてブの多くのアホどもは「好きに描いたらええんじゃよ」と優しい詐欺師みたいなことを言う。

ただ好きに描いても画力は一切上達しないし描かれた下手くそな絵にも価値はない。完全に無意味だ。

好きな絵を描くのは基礎が身についてからという常識が絵のときだけ無視される。

2023-06-14

anond:20230614111652

私もヌードデッサン嫌だった。

立体を描くのに、なんでハダカなんか見せられなきゃならないんだろうってずっと思ってた。

芸能人グラビアが “不可欠” なのは問題だ、って話で盛り上がってるところに水を差して悪いんだけど。

ヌードデッサン権利を捨てろ」なら、日本芸術は終わるだけだけど?

強制的セクハラさせられない権利が欲しいよ。ただそれだけなのに…。

anond:20230614111652

ヌードデッサン問題だとお思いなら貴方が声を上げればいい。

できる仕事量は限られてる。

右足が沈む前に左足を前に出す、左足が沈む前に右足を出す… そうして前に進んでいく。

いま私たちは、グラビアアイドルを沈めてるところ。

右足と左足を同時に前に出したら自分が沈んでいってしまうよ。

ヌードデッサンだって “不可欠” なんだが?

美術系で進学するなら、ヌードデッサンほぼほぼ必須になってくるんだけど。

ヌードデッサンって芸術でありつつ嫌な人にはセクハラにもなるよね。

なのに、普通に受け入られてるじゃん。

芸能人グラビアが “不可欠” なのは問題だ、って話で盛り上がってるところに水を差して悪いんだけど。

職業上の通り道に、生理的に許せない何かがあるのがダメから、辞めさせるべきって論点

それって権利を奪ってるだけなんじゃないの。

グラビアが嫌ならやめればいい。ヌードデッサンが嫌ならやめればいい。

ヌードデッサン権利を捨てろ」なら、日本芸術は終わるだけだけど?

2023-06-03

anond:20230603093602

良いデッサンは、制作過程のどの段階でもそれなりに完成しているように見える。遠くから全体を見ても、近づいて細部を見ても、どちらでも見ごたえがある。

直感的に全体として良いと感じるか否かが第一ポイントで、そう感じないものの細部をいくら作り込んでいっても良いものにはならない。

さっと作ったものがウケたのなら、その作品の細部を詰めればもっと良いものになるかもしれない。

ただし、増田のいうように、素材や製造過程や細かなこだわりまで理解できるのは同業者だけ。作ったことのある人でないと、そこまで想像できない。

2023-05-25

anond:20230524222248

エロからSQL検索してみた

亡国のクルティザンヌ

仮面のセカイ

偽骸のアルルーナ

僧房カンタレラ

円卓のレスレクシオン

円環のメモーリア

冥契のルペルカリ

冬色のマフラー

創刻のアテリア

創神のアルスマグナ

双空のシャクティ

地球メルクマール

夏空のペルセウス

夏空のモノローグ

夏色のエプロン

夏色のコワレモノ

夏色のコントラスト

夕凪スノードロップ

夕刻のペルセウス

夢幻ゼロ

夢限のヤミ

天冥のコンキスタ

天壊のアルカディア

天海メッセージボトル

天空シンフォニア

天翼のアスクレイン

太陽のオルゴオル

太陽のプロミア

娼館エミリー

学校のセイイキ

密室サクリファイス

封印エリザ

封緘のグラセス

屈辱カレン

帝都ユリ

幻影のゴーストビル

幻月パンドオラ

幽境のアステール

廃忘のガゼボ

彩管のアパシーキネマ

彼女キモチ

彼女のセイイキ

彼方のトケイ

忘却のカナタ

恋情のファントム

悠久のカンパネラ

愛慾のエプロン

戦乱のヘキサ

戦律のストラタス

敗北のアークカルミア

断罪のエルミア

星彩レゾナンス

星逢のプリズムギア

最弱のムートンブルージュ

月光アドニス

月影のシミュラク

朝凪アクアノーツ

椿色のプリジオーネ

欠月のラプソディー

正義のキヅナ

永遠のメルディラージェ

流星のアーカディア

海空のフラグメンツ

涙声のギニヨル

淫紋のクロスロード

淫魔のトラップアイランド

深淵のイクスフィリア

深淵ラビリントス

深淵レコンキスタ

溶鉄のマルフーシャ

灰色アルカディア

灰鷹のサイケデリカ

灼眼のシャナ

無形のドルドナ

王国ソウルスミス

痴漢ライセンス

白銀のイクシア

監獄ダークエルフ

破滅のマルス

神父のオシゴト

福音のアパス

秘密ヌードデッサン

穢翼のユースティア

穹窿のアルフヘイム

籠庭のクックロビン

粘獄のリーゼ

精霊ディストピア

純白のワスレナグサ

終奏のオーグメント

終末のメシア

終極のヨル

聖剣のフェアリース

色染のカドエイ

蒼撃のイェーガー

蒼穹のファフナー

薄明のアジール

虚空のバロック

虜辱のディレンマ

記夢のセカイ

軋轢イデオローグ

迷宮マリオネット

迷宮ユグドラシル

追奏のオーグメント

鈍色のバタフライ

鈴夏のメロディー

銀色オーブ

鋼心のオルトロス

閃紅のアリエス

閃鋼のクラリアス

闇色のスノードロップ

陥落のソーサリア

雨恋のキセツ

雪色のカルテ

雲上のフェアリーテイル

霧上のエラスムス

霽月のアフターキネマ

青色のエピタ

風色のロマンス

魔女デリバリーヘルス

魔法パレット

鯨神のティアスティ

鳥籠のアストライア

鳥籠のマリアージュ

黄昏シンセミア

黄昏フォルクローレ

黒蝶のサイケデリカ

2023-05-23

AIによる創作物イメージって

なんとなく「デッサンや構図は完璧だけど味気ないイラスト」とか「正確な事実を並べただけで文章人間味がない」とかのイメージだったけど実際は「指が六本あるイラスト」「ネット上のデマ事実みたいに書いてくる文章」みたいな人間と変わらんミスが多くてそのままじゃ使えないっての面白い

まあこの辺の弱点もどんどん修正されていくんだろうけどしょせん人間が作ったツールであってAIだけで世界征服とかはできなさそう(AIを上手く使って世界征服ならわからんけど)

木とか建物とかのめんどくさい背景を簡単に描ける機能とか誤字や表記揺れを指摘してくれる機能とかそういうレベルツールだと思って使えばいいんだな

2023-05-20

anond:20230519194953

2015年あたりだったと思うが写真撮り方が下手で、撮影した服の色である種の錯視する話がSNSにあった

ぶら下がってるそれらしいTwitterの絵も見たが、彩色設計が下手くそなのでそういう風に見えている、設計ミスという結論でいいと思う

当時それなりにあちこちで騒ぎになり日経新聞みたいな所でさえ記事にもなってたのでよく覚えている

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1705/11/news132.html

肌の色スポイトでとって色成分の数字を並べるだけの問題じゃない

色弱云々を疑うよりもデッサンデザインと同じ色彩設計という技術問題

2023-05-12

そもそもAIみたいな絵柄」自体2020年の時点で価値が下がりきってたでしょ

時折「AI絵師と絵柄が被った人が可愛そう」というのを聞くが、私は全くそうは思わない。

勉強を積み重ねることもなく流行りの上っ面だけをなぞり続け、それを更新もせずにダラダラ使っている人間の絵が時代の中で埋もれるのは当然の流れだ。

CG技術小手先に頼ったなんとなくキレイで上手に見えるだけの絵」が持て囃されていたのはせいぜい2015年ぐらいまで。

2000年から2010年代前半までは「なんかCGバリバリに使ってリアルっぽい背景とかが描ける人って凄いよね」と小手先CG技術評価されやす価値観があった。

そういったブームの中でスタンプ情報の共有や多重レイヤーリッチさを出すための技術Pixivで共有されまくり勉強する意欲さえアレば中高生でもガンガン使えるようになり、急激な増殖を初めていくのだった。

そうしてリッチ風が増えていくと皆の目がそれに慣れてきて、見た目のリッチに対して基礎力や絵柄のバランスが悪い場合はむしろガッツリと減点されるようになった。

それが大体2015年ぐらいで、そこから「なんかやたらキラキラしてる癖にデッサン狂ってるような絵って一番ダサイよな」になっていった。

AIが出力しているのはこの延長線上の絵だ。

汎用性の高いなんちゃってライティングを駆使してキラキラさせまくることで何となくうまそうな絵を仕上げてくる。

でもよく見るとデッサンが狂ってるし、ライティングもなんか綺麗に見える間接照明風味ばかりで、絵全体で見たときの光の流れが滅茶苦茶だったりする。

こういった絵の価値はとっくの昔に下がっている。

ただそれがボタン一つで出るということが評価されていただけだ。

AI絵師の絵は下手くそ」というのはこういうことだ。

下手というよりも「少し前に流行った作風更新もせずに使い続けているので、ナウい価値観で見るとダサい」といった感じか?

ゲームで少し前に流行ったメタをダラダラと使い続けている人がボコボコに負けたり、「脳死テンプレクソ雑魚」と煽られたりしたとして、それに同情なんてするだけ無駄だろ?

勉強もロクにせず古いテンプレをダラダラ流用し続けている奴はつまんないから遊び場から消えてくれないかなってだけの話だよ。

2023-05-10

現状のAIイラスト恩恵を被る絵描きについて

長くなったので最初に要約する。現状のAIイラスト恩恵を被る絵描きは、次のタイプであると思う。

「長年絵画表現に慣れ親しんできており、基本的デッサン技術習得しており一通り何でも描けるが、表現したい内容の個性が強すぎて多くの人に敬遠されがちなタイプアーティストデジタル絵画表現において個性が強すぎて、多くの人にとって見慣れないバランスであるために技術力の割には敬遠されがちだが、どこを標準的テイストに近づければ「自分理想とする表現の核を見失わずに人に受け入れられる作風に近づけられるか」という判断自力ではつかない人」

自分はどちらかというと反AIだと思われている。学習データ児童ポルノを含むことやディープフェイク等、現行の生成AIについて問題はあると考えている側である

絵と漫画を描く。技術的には資料さえあれば何でも描け、絵を寄せることも可能だが、人物キャラクターにおいて、あまり流行とされるイラストに魅力を感じないので基本的金銭の絡む場合以外においては資料として流行イラストを見ながら流行イラストに寄せて描くことはない。

テストのために自分の絵をi2iに通してみたところ、いくつか発見があった。PCは面倒だったのでモバイルアプリテストをした。おそらくNovelAIリークだろう。

まず初めに「(表現で)勝った」という感情があった。データセットの関係か、生成AI画像自分の絵の方で表現している内容を全く拾えなかった。

自分の絵の方が個性的で、強い感情を表しており、ぐっと人目を引く絵だった。おそらく生成AIが苦手とする類の微妙感情表現からだと思った。そもそもデータセットになるべき絵の枚数自体があまりないタイプの絵なので、今後もそういった表現AIが卓越してくることはないだろう。

そして、生成AIに食われたデータセットについて、無許可使用された挙句、絵柄の作成者のあずかり知らぬところで、他の絵描きから「勝った/負けた」と比較される土台にされるのは不甲斐ないことだと思った。歌い手比較されるミクのように、データセット提供者の許諾とそれなりの対価は得るべきだと思う。

さて、自分表現において「勝った」ことによって、主観的レベルでのイラスト生成AIへの本質的な畏怖が無くなった。

しかし、ここで疑問が残った。AIに追いつけない表現をしたかAIが追い付けなかっただけであり、それらが得意とするタイプモチーフならまた変わってくるのではないだろうか?

そう思っていわゆる自分が描いたアニメ系の美少女の一枚絵をいくつかi2iに通した。といっても、特定の絵柄に寄せたものではなく、自分独自の絵柄で描いた女の子の顔の絵である

ここでかなり気付きがあった。自分標準的だと思っていたアニメ系の典型的美少女の顔は、標準的美少女の顔から縦横比や骨格のバランスがかなり異なっていたということであるAIによって生成された、骨格が異なる美少女絵は同一人物だと思えなかった。

i2iに女の子の絵をかけるまえの当初は、絵柄を変えた自分キャラクターが出てくるものだと予想していたが、出てきたのは同じ服飾とポーズコスプレをした他人だった。そのとき自分が思っていたより自分の絵柄の美少女キャラオリジナリティがあったこと、だからまりウケなかったこと、自分の描いたキャラクターの唯一無二性を理解した。

ここから以下の気づきを得た。

自分が思っていたより自分美少女キャラの絵柄は個性的だった。

ーそして、その強すぎる個性が多くの人を敬遠させる原因となっていたようだ。技術力の問題ではなさそうだ。

自分脳内人物像を知っているのは自分だけであり、やはり自分しかその特徴を捉えて表現することは出来なそうだ。

実用的な気付きとしては下記のものがある。

ー左右のパーツのバランスの狂い。パーツの一部だけではあるが、「上手い絵」の生成AIの顔画像と並べて比べることで、絵の狂いに気づくことができた。外連味のある狂いなのか、ただ左右対称に描けずに狂っただけのバランスの狂いなのかが、i2iを通して他人の絵柄に変換されるようになったことで客観的判断ができるようになった。これは絵描きにとっては非常に有益である

ー塗りや色見本のサンプル、仕上がりのサンプルとして非常に有用。これは自分だけかもしれないが、絵柄を寄せられるということは、先に仕上がった先の具体的なイメージがより見えるほうが上のクオリティを目指しやすいということがある。最初に完成図(仮)が見えることで、どちらの方向で内容を詰めていけばいいかの案出しのイメージが初期段階でいろいろ検討できるのはとても有用だと思った。先述した通り、もともとの絵においての表現の強度自体AI生成物は超えられるので、より高みを目指して行けるというか。

ーもともと流行に乗るということがもともと苦手で、10年残る画風を想定に違和感のないバランス模索しているタイプだった。自分の絵のベースを守りつつ

この場合は絵柄の骨格やパーツの描き方等を維持したまま、より多くの人に受け入れられやすい見栄えの良さとフレッシュさを追求したいと思っていた。そこに、自分の描いた構図と色合いのまま、完全に他人の絵柄に絵を入れ替えるというこのAI革命を起こしたと思う。自分の絵柄の標準から異なる部分が非常に明瞭化され、自分の確固たる独自的な表現、そして表現されたキャラクター人物性を如実に表すオリジナリティの部分はどこか、失ってはいけない角の部分がどこかということがより明確に自覚することができた。

守るべき部分、重要な部分がはっきりと可視化されるので、そうでない部分、フレッシュな塗りやディテールの線画の太さ等の表現標準的な絵に寄せることで今まで敬遠されていた層にも好かれやす表現開拓できそうだと思った。

イメージでいえば目指しているのは、ソシャゲグラブルイベント名探偵コナンのようなイメージである。どうみても名探偵コナンだが、塗と雰囲気グランブルーファンタジー準拠していたものであり、グラブル世界観グラブルユーザーにもなじむという絶妙表現になっていてすごいと思った。

今まであまりリファレンス画像を見てこなかったのは、端的に言えば、自分と異なる表現テーマを持った魅力的な絵を横に見ながら描くと、自分意識の方を絵の内容の方に引きずられて自己表現したい内容の温度感を鮮明に感じられなくなるからというのがあった。

i2iの場合は、同じ構図であるうえに、「i2i先の絵には表現したいもの」が存在していないことがわかるため、端的に言えば作者の存在がないため、欲しい部分、つまり塗りや線の太さだけに着目することができる。これはいつも他の人の作品を見るときに裏に作者の存在を読み取ろうとし、そして作者の存在配慮しようとしてしまう癖がある自分にとっては「裏に作者の意図意思のない画風見本」というのはリファレンスとして革命だった。

長々と書いてみたが、要するに「自分の構図で出力される他人の画風の生成物を自分の絵と比べることで、自分の絵の客観視が行いやすくなった」ということである。「自分の絵を客観的自分分析、そしてその分析をもとに自己絵画表現をより深化させるためのたたき台にするためのツールを得られた」という感覚だ。逆に、この一点以外のイラスト生成AI有用性はないと考えている。

なお、AIの生成画像や一部をそのまま切り抜いて使うという使い方については何がいいのか感覚的には全く理解できない。それはただの手抜きツールであって短期的な利益にはなるかもしれないが、便利なものに頼るとその部分の潜在的能力は退化するので、そういった手抜きツール使用したアーティスト個人においての長期的なメリットはなさそうに思う。

2023-05-09

「人の気持ちが分かる」ってどういうことなんですか?

「おいおい、なんだこの厨二病タイトルは?w」などと思われたかもしれないが、どうか少しだけ話を聞いて欲しい。

先日、母に「おまえは人の気持ちが分からないんじゃないか?」と聞かれた。何かきっかけがあったような気がするが、残念ながらよく覚えていない。本当の友達はいないんじゃないかとかそんなことを言われた気がする。

それを聞いた時、確かにその通りかもしれないと思った。いやに他人事めいた言い方に聞こえたかもしれないが、実際かなり他人事のように感じている自分がいた。

昨日ちょうど村田紗耶香さんの「コンビニ人間」を買って読み始めたが、概ねあの主人公に近い感じなのだろうと思う。(酷い思い上がりかもしれないが……)

思えば、私は人を理解するときに「標準人間モデル」を組んでいたように思える。簡単に言うと「人は普通こうされたらこう感じる」というのを、外部から得た情報を元に組み立て(これが標準人間モデル)それを元に他者を”理解”していた。家族が亡くなれば「普通は」悲しい。友達にいいことがあれば「普通は」嬉しい。

きっとこれは「人の気持ち理解」しているわけではないのだろうと、今ならなんとなくわかる。実際、このことを今お世話になっているカウンセラーの方に伝えたら「それは人心の理解ではないですね……」といったようなことを言われた。

多分、この手法は人を過度に物語化しすぎている。昔から本や漫画が好きだったから、ひょっとしたらそれらの読み過ぎだったのかもしれない。が、今更後悔しても仕方がない。(とはいえこれはゲーム脳に似た推論だから安易すぎるようにも思えるけれど)

ここで厄介(?)なのは別に私が感情を持っていないわけではない、ということだ。先日久しぶりに食べに行ったラーメンはきちんと美味しかったし、このあいだ見たアニメ推しの子」は90分しっかり楽しめた。通ってるデッサン教室で褒めてもらった時もきちんと嬉しかった。表情の変化に乏しいと言われることがよくあるが、多分、きちんと感情の発露はできている。つまり「人に感情があるとは思えない」とか、そういったことは全く思っていない。しかし、おそらく人の気持ち理解できていない。

今まではこの状態でも特に困っていなかったが、この春からその状況ががらりと変わってしまった。就活が始まってしまったのだ。

当然だが、就活では面接というやつをやる。ネット情報によると、面接の際には相手リアクションを見ながら、自分の強みを適切にアピールすることが重要らしい。困った。私は人の気持ちが分からない。つまり、目の前の人間の反応から即座に理想(あるいは理想に近い)モデルが組めない。理想の返答ができない、というか分からない。これでは面接が上手くできない。

流石にマズいと思った。どうすれば人の気持ちがわかるのだろうか。人の気持ちがわかるとはなんだろうか。そんな疑問が頭をもたげ始めた。就活はとりあえずエージェントおんぶに抱っこで乗り切ろうとしているが、今後の社会人生活も考えると、このままではいつか致命的なミスをやらかすだろう。

そんな折、一つ珍しいバイトを見つけた。そのバイトは、色々な立場の色々な話を聞けそうなバイトだった。給与は多くない。しかし、生身の人間情報を大量にインプットすることができる。これは手がかりになるかもしれない。そう思った私は、そのバイトに申し込んだ。まだ研修段階だが、これからそのバイトが始まるのが楽しみな自分がいる。

しかし、また疑問が湧く。これで起きるのは、先に挙げた標準人間モデルの単なるアップデートではないだろうか。思い出して欲しい。標準人間モデルの欠陥は、誰にでも適用できるからこそ、いざというとき(つまり再現性がない一発勝負とき)に使い物にならない、ということだ。

違う。これでは一時凌ぎにしかならない。標準人間モデルのものを脱しなければ、根本的な問題解決しない。

であれば、人の気持ち理解するとは何なのだろうか。

一般性のあるモデルではなく、各個人ごとのモデルを構築することなのだろうか。友人の山田サッカーが好きで、経済学部で、よく食べよく笑い、リーダーシップに溢れていて、一方で寂しがりで、この間恋人に振られたから落ち込んでいる。こういうふうな情報を集めて山田モデルを作り、そういうことを他の友人に同様にすればいいのだろうか。……何か違う気がする。これは記号蒐集にすぎないのではないだろうか。違和感が拭えない。

そもそもモデルを構築するという考えは正しいのだろうか。モデルという考え方から脱しないと、このドツボにハマりっぱなしな気がする。

しかし、それ以外の手段が思い当たらないが、何か方法があるのだろうか。

あるいは「実は人の気持ちなんて皆わかってなくて、精巧な標準人間モデルを構築して乗り切っているだけ」という身も蓋もないオチが待っているのだろうか。だとしたら先のバイトが活きてくれる気がするが……。

就活にしてもそうだ。どうやって人の気持ちがわかるのだろうか。人格がわかるのだろうか。あるいは人格なんて皆あまり求めてなくて、いわゆる「まともな社会人のふり」ができる人間が欲しいだけなのだろうか。

こんなことに悩んでいるのは私だけなのだろうか。厨二病ではない、などと冒頭で話したが、周りからしたら単に遅めの厨二病にすぎないのだろうか。だとしたらどんなにいいだろうか。厨二病なら、多分時間経過とか外的圧力で治ってくれる。

あるいは私は単なるクズなのだろうか。これもまた身も蓋もない結論だが、だとしたら人格的魅力に欠ける私はもう技術の入れ物として生きていくしかない気がする。でも、人格要素が求められない職などあるのだろうか。だとしたら私は死ぬしかない気がする。流石にそれはやるせない。

これを見ている人、ここまで読んでくれた方、まずはこの回りくどい文章を読んでくれてありがとう

そして、よければどうか教えて欲しい。一般的意見でなくても構わない。個人的な意見でも、ふわっとした意見でも、一向に構わない。

「人の気持ちが分かる」ってどういうことなのだろう?

2023-05-05

anond:20230502225413

こういうのって大体「可愛い顔が描けてない」に尽きる気がする、やみくもにデッサンとかやるよりまだ整形アカウントとか見た方が有益な気がする(中顔面が短い方が幼く可愛い顔になるとか横顔のEライン概念はかなり絵にも役立つと思う)。

こういうずっと絵が好きで描いてるのに伸びない人がいる一方で、別に絵は好きじゃないけど手段として練習した人間が2,3年で万単位絵師になってコミケの誕席とか取ってるんだから酷い世界だよな。まあ後者練習に必ず目的意識が伴っている(そもそも「絵を描くこと自体」は楽しいと思っていない)のでただ楽しくおえかきしている人間と比べて上達が早いのも納得ではあるが。

2023-05-04

「何の思想もない」は昔から誉め言葉だったでしょ

マリオ映画を(どう見ても誉め言葉として)「何の思想もない」と表現した人がめちゃくちゃ叩かれているけれど

からオタクの間には、何の思想もない、頭を使わずに楽しめる作品こそが最も高等で王道であり、偉い、という価値観ってあったと思うけどね

少なくともドラゴンボールが出てきた辺りからから、もう30年以上にはなるか。

それよりもっと前になるとちょっとからないけれど、少なくとも1990年代からオタクの間では

どうでもいいような心理面を掘り下げた少女漫画はくだらなくてレベルが低い、

恋愛心理描写なんて適当でとにかくハイレベルデッサン空間認識能力を使って駆け引きのある能力バトルをやっているのが一番偉い、って価値観支配的だったでしょ

歌詞でも「頭空っぽの方が夢詰め込める」って言ってたしね。

エヴァまどかマギカの時に流行った「考察」はあくまでも推理小説的というか、サザエさんドラえもん謎本ブームの延長線上にあるというか

設定やその元ネタを探る方向にあるのであって、思想信条的なそれとは別物だよね

2023-05-02

フォロワー2桁から始めるド底辺同人活動

当方男性、R18オリジナル活動中。

イラスト垢のTwitter歴はもう10年近くになる。

これで現在が万フォロワーの神絵師だったらアツい少年漫画なのだが、まっっったくそんなことはないことを先に断っておく。

ちなみに現在フォロワー数は500以上1000以下とだけ明記しよう。

これで読む気を失くした人は実に正しい。回れ右してもっと為になる記事を読んだ方がはるかに良い。

それでも読み進める酔狂紳士淑女たちはしばしお付き合いを願いたい。

(なお活動の内容はTwitterに絞り、pixivやskebについて言及しない。)

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これはノートシャーペンで描いた絵を写メでパシャってた頃から今に至るまでの、大して伸びてない俺の、しかし愛と劣等感承認欲求と生きがいにまみれた記録である

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かれこれ×年前、新卒で入った会社での馬車馬労働も落ち着いた頃。

「忙しくて絵描くヒマなんか無くなっちゃったよ〜☆」というまともな人のレールに乗りかけていた自分気づき、ゾッとなって作ったのが現在の主戦場イラストである

絵を描くのは物心いたこから大好きだ。中学ではお絵かき仲間と自作漫画()のノートを見せ合い、高校では漫研に入って己の井の中の蛙感を思い知らされ、美大にこそ進まなかったものの、大学でもなんやかや作ったり描いたりは続けていた。

それがなんだ、社会人になった途端に魔法が解けたようにぱったり辞めてしまうのか?ありえないだろう!気を確かに持て!!

ということでTwitterイラスト専用垢を作り、ノートに描いたオリジナル絵(この頃は全年齢)を写メで撮って画質調整すらせず手元の影が映り込んだような状態でアップする日々が始まった。

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なんか最初気合入れて初任給で買ったコピックを使ってカラー絵なんかも上げてたが、「1日1枚更新、かつツイート数=アップした絵の枚数だったらカッコよくね?」という中学生の妄想じみたイキリで運用していたため数日で挫折上記の通り「とりまなんか描いて上げる」感じになった。

当時は「ハッシュタグ馴れ合い」というクソダサ固定観念があったため、ただひたすら黙々と上げていればそのうち報われる的なシンデレラストーリーを思い描いていた。

そして絵を数十枚上げた頃、ようやく気付く。

「このままじゃTwitter孤独死する」

当然である。当時はフォロワー数2桁、20くらい…?(お絵描き垢ということだけでフォロバしてくれた心優しい人々)だったうえ、絵もヘタクソでアナログであるイイネRTもある訳がなく、ただ孤独感ばかりが募っていった。

そこでいくつかハッシュタグを使うようになる。ワンドロ(1 drawing=特定のお題に沿って1時間で絵を仕上げてUPする企画)という存在を知ったので、好きな作品のワンドロを見つけてはこれまたドヘタクソな版権絵で参加しだす。ワンドロ公式から必ず1つはイイネRTを貰えるので、それを心の糧にしていた。

というかこの時期、アナログ民でも参加できる懐の深いワンドロに出会えていたことがマジで幸運だった。

フォロー祭り的な拡散系のタグは使わなかった。何も起きなくて落ち込むのは俺なのでね!

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ともかくモチベーションが出来たことでまた同人誌作ろうかなーと思い始め、学生の頃2〜3回参加したことのあるコミティアに出ることに。この頃はまだストーリーもの4コマ?みたいなやつとか描いてた。

いっっっっや社畜やりながら本出すの無理ゲーじゃね?????

衣食住ぜんぶ自分で面倒見ながら可処分時間睡眠時間全ツッパして命からがら仕上げる、宝物のような24ページの本…!!!

そういう本が、1冊も売れないのがコミティアだよねー。

うーわしんどいな、これキッツイな……と痛感しながら座る長机(半分)で、それでも撤収する頃には「またここ座ろ☆」と思いなおす狂った思考回路と仲良ししながら活動を続けた。

社畜との両輪で参加したコミティアは2〜3回、頒布数は平均3冊くらいだったろうか。

一度だけドハマりした作品版権モノのオンリーイベントに参加したが、ここでの頒布数は1だった。

というかその直前のコミティア頒布数0をやらかしていたので、心機一転での二次創作だった。なのに開場から3時間経ってもガチマジで0冊。泣かないように奥歯を噛み締めながら、列のできる両隣のサークルの合間でモーゼ状態を耐え抜いた時のことは昨日のことのように思い出せるし、こん時に比べれば大抵のことは頑張れる俺である

でもね、閉会間際で1冊だけ売れたんだよ。

無配ペーパーを持ってってくれてたらしき人がたまたま再度通りかかり、「あ ここだ」と呟いて立ち読みし、悩んだ末に買ってくれた。

小さいオンリーイベントだったから起きた奇跡だ。

この1冊がなければ完全に心が折れて描くのを辞めてたかもしんない。

あのとき買って行ってくれた人、心より御礼申し上げますあなたがいなければド底辺絵師が一人消えてました。(キモい)

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こうして3年ほど経った頃……

「伸びねーーーー増えねーーー」

と思っていた。

当然である

絵の読み込みにスキャナーを使うようになった程度で、別に大して上手くならない画力(描けてれば幸せ♡だったのであん練習とかしない民)に流行りでもなんでもない変な絵である特定性癖があるわけでもなく、今をときめく版権絵でもない。

伸びるワケがない。

「描けてれば幸せ♡なら伸びなくてもいいのでは…」と思われる諸氏。

無理やぞ???

ここTwitterやぞ?????

たまーにいるけどね、そういう良い意味無敵の人。ああなれたらマジで強いしカッコいいと思う。

けどな、俺ザコキャラから!!!絵上手くないくせに承認欲求人一倍から!!!豆腐メンタル麻婆豆腐から!!!

とはいえなんか絵の練習はせねば、まずは気軽にできるやつ…と超絶便利サイトポーズマニアックスを選び、1日8ポーズ10分足らずの練習を2ヶ月ほど続けてみた(結果的にこれはやってよかった)。

けっこう思い通りの線引けてるんだけどな、やっぱ根本的にド下手なんだよな……というモヤモヤした感覚を抱きつつ活動を続ける日々を送っていた。

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そんな中、「これフルアナログなのが原因では……??」と思い始める(気づくのが遅すぎるネ☆)。

俺は「誰か父さんのメールアドレス知らない?」と聞いてくる父と「ケータイインターネットに繋いだら絶対

高額請求が来る」と信じて疑わない母からまれ生粋デジタル音痴であるアナログ民を脱することなど夢のまた夢だと思っていた。

ヨドバシカメラペンタブレットを触ってみても、「手元のペンと目の前の画面」の違和感がハンパなくて踏み切れなかった。

かといって液タブとかいう神のツール10フォロワー越えの神々が使うものだと考えていたので、実力的にも金銭的にも雲の上の存在だった。

かつて「描線デジタル化するボールペン」とかいう謎な商品に目が眩み、コツコツ溜めた3万(くらい…?)で買ったことがある。

もともと速記用のペンイラスト向けに改良したとかなんとかで「俺の求めていたものはコレだ!」と息巻いたが、レビュー全然見当たらん。なんか変だな…?と思いつつも意気揚々と購入したが、案の定まともに使えるようなものではなかった。当時の俺のPCは聞いたことねえメーカーのノパソだったため、なんかもうあらゆる意味ダメだったんだと思う。このへんの身の振り方がデジタル音痴たるゆえんである

これに懲りて俺は素直にデッサン教室に通いだした。

絵が上手くならない理由は「物を見る目があまりに歪んでいる」といまさら気づいた俺は、社畜の合間を縫ってデッサン教室の夜間クラスを探した。

死んだように寝て過ごす休日のうち気力で3時間を振り絞り、電車に乗って教室に通う。

ここで想定していたのは美大受験みたいな切磋琢磨の場だったのだが、俺が受講したのは社会人向けである

初心者の俺が「お上手ですね〜〜」と言われるぬる〜い空間だった。

当然である

周りは良き趣味のおばさまがた、ここは「継続的に金を落としてくださる生徒さん」の集まる場所だったのである

もどかしさを抱えつつ、それでも評価の中に混じる「ここはもうすこーしこうした方が…」という言葉金言のごとく握りしめ、反芻しながら目の前のモチーフを描いた。

が、爆睡家事で精一杯だった休日のうち、この習い事というミッションはかなりハードルが高かった。

そして疲弊の色が濃くなり、仕事の繁忙期と重なって半月ほど足が遠のいていたタイミングコロナ禍が始まった。

実は数年前にも断続的にクロッキー会に通っていた時期はあるんだが(この時は教室の遠さと値段の高さで数ヶ月で断念した)、コロナで「ぬる〜い場所」にすら集まれなくなったのは痛手だった。

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一方Twitterでの活動は、そんな七転八倒をしながらもワンドロだけはコツコツ参加し続け(版権のワンドロはどれも垢が消えたのでオリジナルだけになっていた)、「いつもなんかいる人」という枠でフォローしてくれる人たちに支えられていた。

ワンドロ以外での反応は閑古鳥だが、もはやそれが普通であると納得してすっかり馴染んでいた。

UPした絵が100枚を越えたのを機に、アナログ絵をまとめた本を作った。

そしてイベントで売るついでにおっかなびっくり書店委託申請をしてみたことがある。

規定通りに虎の子の1冊を現本として送ったが、お祈りどころか受け取りの連絡すら来なかった。

問い合わせる勇気もなく、実力の無さと壁の高さを改めて感じた。

5年以上の活動期間でフォロワー数もやっとこさ100に到達したものの、しかし現状はさほど変わらず。

がむしゃらにやってきていた俺は次第に病んでいった。

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少し距離をおこうと思って活動停止。

……が、余計に病んだ。

しかも「何も描かない人生なんて……俺……生きてて意味あんのか……?」と真剣に悩むレベルで、「別にTwitterに入り浸らなくても平気なんだな」と分かった一方で、「絵を描かない自分」にだけは耐えられなかった。かといって何か描いてしまえばまたムクムクと承認欲求が湧いてくるので、「俺から絵を取ったら何が残るのか」というif論の世界線にいるつもりで意識的に描くのをやめていた。

自分の手で何かを生み出さなくなった時間がヒマでヒマで仕方なく、かといって本を読むとか建設的な情報摂取もできなくて、大好きな漫画への興味もそれなりになっちゃって、虚な瞳で哲学ニュースとカラパイアを行き来する地獄の様な日々を送っていた。

(ちなみにこの期間、無意識に熱意を注ぐようになっていた料理スキルのおかげで自炊がだいぶラクになった)

ストレスが極まって真夜中にひたすら川沿いを歩き続けたりもした。

なんとなくチャリで長旅行きてえな(学生の頃はちょいちょいやってた)などと考えていたが、やはりその場合でも気づけば「旅先で撮った写真をいい感じに分類してアップするサイト作ってみたい」とかい思考がスッと出てきたのでもうダメだと思った。

なんか作ってないと死ぬヤツって天才とかだけだと思ってたんだけど、大して努力もできないような凡人の中にもいるんだな、そしてそれはなんだか残酷だなあと身をもって知った。

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進むも地獄、戻るも地獄精神状態半年近く続き、同じ地獄 -hell- なら踊らにゃソンソン…?と思い始めたある日、ネットで調べ物をしている最中とあるバズツイを目にする。

お絵描き民にとってiPadはマジ神」みたいなやつである

さいわい俺はオタ活もソシャゲもしないぼっち根暗オタク社畜なので、好きにできる貯金くらいはある。

知り合いも「液タブに手が出ないならあいぱっよ」的なこと言ってたなーと思い出し、思い切って導入することに。

お絵描きソフトはいくつか試した末にProcreateを選んだ。クリスタの多機能さ()についていけなかった俺は、UI直感的でツールアイコンを極限まで絞ったプロクリがスッと手に馴染んだ。

ペーパーライクフィルムなるものを貼り、紙のザラザラ感を脳内で補完しながらApple Pencilで線を引く日々が始まった。

フルアナログ底辺野郎が、板切れ一枚でフルデジタル貴族に転生したのである

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それが×年前のこと。

ここからオリジナル絵はもともと伸びにくいけど、ちょっとエッチだと訴求力が上がる」という観測結果をもとにR18に手を出す。

といっても乳首解禁程度で可愛いもんだが、方向性が定まったことで不安が少し減った。

フルデジタルで久しぶりにいつものワンドロに参加すると、反応が違う。イイネRTが3割増しといったところだろうか。(※ここでの3割増しとは3RT→4RTのような血で血を洗う話である)

デジタルバケツ塗りになったことで、アナログだった頃の癖の強さが軽減されたのかもしれない。

やっっっっっっと俎上に登れた、と思った。

いつでもどこででも描けるiPad社畜の俺にはピッタリで、しんどくて布団から出られない時でも通勤電車の中でも四六時中描けるようになった。

デジタル作画ワンタッチ消しゴムが使えるので描くこと自体ハードルが下がり(筆圧鬼強野郎なので消しゴムけが大変だった)、本を買って絵の勉強を始めた。まずは骨格と筋肉から!と、教本の図解をじっくり模写する方法自分なりに学ぼうとした。

だがデジタル音痴な上に加減も融通も効かない俺である。両手両足をやり切ったところで一度息切れしてしまった(でもこれはやってよかったと今でも思う)。

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数ヶ月後、それらの勢いでオリジナル同人誌を1冊出す。そしてサイコパスな神絵師の友人の甘言に乗って再び「書店委託」なるものに挑戦(ふつーフォロワー100人前後人間にそういう話するか?)。

実力的には最低レベルにも達していない自覚があったので、何度もお断りされるなかでいつかOKもらえたらなーという気持ち申請

が、思ったよりあっさり通った。

同じような画力の低さでも、版権作品ではなく「オリジナルエロ」という切り口だけで「まぁ…いっすよ」と言ってもらえたのかもしれない。

やるなら徹底的に!と思い、紙の本を3社に委託そもそも30部とかしか刷ってない本を5部とか10部でも受け付けてくれるプロ仕事ぶりに、尊敬畏敬の念しかない。

ついでに大手電子書籍にも登録

みんながわいわいしている端っこに自分の席を置いてもらえたことで、ずっと憧れていた「輪の中に入る」ことがちょびっとだけできた気がしてめちゃめちゃ嬉しかった。

そもそも底辺自分がなぜ身分不相応にも書店委託電子販売なんぞを活発にやりはじめたのかといえば、

「そこでの売上が決して0冊ではない」

という確固たる事実である

作品作家も、露出しなければこの世に存在しえない。フォロワー数2桁でのたうち回っていた俺のつらさは「この世に認知されない」ことだった。

コミュ力さえあれば自力で輪を広げることも可能だが、そんな能力あったら初めからこんな苦労してねーよという話である

ならば厚顔無恥だろうとおこがましかろうと、一方的に「俺ココにいるよ!こんな本描いたんだよ!」と嬉しそうに手を振る方が100倍マシじゃねーか。

そんで委託した本を買ってくれた誰かが、「このページのこのコマのこの乳だけはイイな」とさえ思ってくれれば俺は大往生である

しかも誰かがその本のために払ってくれた数百円は、汗水垂らして働いたお金だったり数少ないお小遣いだったりするわけだ。

それと俺のエロ本を交換してくれるってコトである

そんな嬉しいことある

紆余曲折を経て、そういう肝の座り方と考え方を得られたのは一番の収穫だった。

とはいえピコ手ピコ手なので、委託先の売上振込最低金額に達するまでに長ーい年月を要するRTAに強制参加となる。そりゃ売上¥300だろうと申請すれば振り込んでもらえるんだが、それじゃロマンねーじゃん?

とあるサイトの最低金額¥5000に届くまでにマジで2年半かかったし、達成した時は三ツ矢サイダーで祝杯あげたよ(下戸)。

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フルデジタルに移行したことで、イベントでの頒布数もギリギリ10冊を越えるようになる。

頒布数1も0も経験した身からすると、もはや恐いモノなんてないのだ。

1冊でも売れれば、それはすべて神の起こしてくれた奇跡なのである

普段活動ではオリジナルでとにかく節操なくいろいろなものを描き、月に1人とか2人とかじわじわフォロワーを増やしていった。

ごくまれに描いた絵がなんらかの界隈のハブになっているアカウントの目に留まりRTしてもらえることも出てきた。

その時のフォロワーの伸び率はびっくりするほどだったので、そのたびに「存在を知ってもらう」ことの生命線っぷりを痛感した。

まあとはいえタグなしの絵にはやっぱり無反応だけど、それが俺の平常運転である

「こいつ今日も描いてんなー」と読み流してくれる誰かがそこにいるってだけで嬉しかった。

UPした絵は、300枚を越えたあたりから数えるのをやめた。

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そして20××年末コミケである

コミティアしか知らない門外漢の俺はドキドキだったが、入場者数の制限もあって全体的にまったりムードだった。

開場して1020分、宝の地図を手に通路を行き交っていたうちの一人が立ち止まり、俺のスペースに近付いて

新刊1冊ください」

と言い放った。

新刊1冊ください…

しんかんいっさつください…?

シンカンイッサツクダサイ…!?

げんしけんで見たアレだ!!!(うろ覚え)

それって、なんらかのルートで俺のこと知って、新刊あるっぽいって分かって、サークル配置を事前にチェックして、宝の地図に印つけて、「あっココだ」って気付いて来てくれたってこと?!?!?

マ?!!?!?!???!!?!?

つーか開場20分とかそこらだよ??あなた一般参加じゃなくてサークル参加なんじゃねーの??

シャッターサークルとか企業ブースの先頭にだって並べるはずなんじゃねーの???

それを俺のところに???こんな弱小サークルが出したエロ本買いに来てくれたの?????

マ?!!?!?!???!!?!??(2回目)

文字数制限引っかかったぽいから続く

anond:20230502230901

2023-04-30

あさクロ

人体くろっきー(デッサン)を短時間でたくさんやるってやつ

何百日やったってブログみたけど、確かに多少上達はしてたけどやっぱりまだまだトータルで下手だった

ツイッターで最新のみたけどやっぱり変化なかった

2023-04-25

100円の投資同人作家になってみよう

kindleの読み放題プラン登録

絵 描き方ででてくる本をひたすらスクショ

デッサン

女の子の描き方

男の子の書き方

背景

この4種。コンプリートしよう

余裕があったらポーズ

スクショ作業にあきたら

同人誌販売サイト登録作業

fanzaでいい。

クリップスタジオペイントの試し版を使って

同人誌描いちゃお

まずは一作品描いちゃえばいい。

30pほど。

初めは自分写真でも撮って、

トレス。ちゃっちゃと販売で。

描けないなーっておもったら検索

模写、みないで描く。

一年目で10万円稼げたんで

割と簡単だった。

ほんでクリップスタジオペイン買い切りで買って、読み放題プランの退会。描き続ける。

投資資金100円なんで余裕で投資資金取り返せるで。リターン1000倍。描けば描くほど儲かります

2023-04-20

たなかみさきの胡散臭さ

「「“隠さなくていいエロ本”を作ろうと思ったんです」たなかみさきが表現する恋愛や性」

https://bunshun.jp/articles/-/24934

「たなかみさき」で検索すると、3分の1くらいは描いた絵じゃなくて本人の顔写真が出てくるんだよね

何つーか、「自分」を売りにしたいんだろうなーと。

イラストあくまで単なる手段って感じ。だからデッサン勉強も碌にせず、手があんなに下手くそなんだろう。

長田杏奈と組んでフェミっぽい事もやってたりするみたいだし

本当にパクりならばもっと早くにファンが気付いて騒ぎになったと思うんだが

本人から言い出したっていうのがあまりにも怪しい

2023-04-19

たなかみさきで検索した絵を見た時、最初に出てきた感想

「うわ…この絵のデッサン…狂いすぎ…?」

だったんだよな

とにかく、到底プロとは思えない、酷すぎるデ狂いと汚ならしい塗り

このヘタレ絵でパクられ側ねぇ

それに引き換えパクリ側とされているポスターの方は普通に整ったまともなプロの絵に見えるので

何というか本当に納得がいかない

本当はパクとラレが逆だったりしない?

昨日の夢で覚えてるのは二つ

一つ目は機械説明ポスター制作で貰ったデータと探してきた素材集を組み合わせて作って送ったけど、これじゃただのカタログで壁に貼って鑑賞してくれない、もっとアートの感じを出してくれと言いましたよね?と詰められる夢

もう一つはガンダムボックスアートの構図が上手く決まらずに悩んでいたらたまたま隣に富野由悠季がいたのでアドバイスを求めたら、窓から見える東京駅の隣にガンダムがいるとしたら、という見立てデッサンし始めた夢

ないものをあるかのようにデッサンし出す様子に感動した夢だった

2023-04-18

最近イラストレーターって無個性だよね

Twitterで吐き出すと反感買って議論にならなさそうなのでここに書く


最近イラストレーターって無個性だなって思う

もちろん一目で『あの人の絵だ!』ってわかるイラストレーターもいる、けどそんな人はトップランカーのごく一部だけ

数年前(個人的には中韓絵師Twitterに増加して以後)ぐらいかイラスト界隈の画力レベルって全体的に底上げされた印象がある

解剖学を踏まえた人体の描き方とか、乗算や加算レイヤーぽさのない影や光の描き方とか

から上手い絵は爆発的に増えているけど、その代わりどこかで見たような絵柄ばっかり AIイラストでよく見かけるような感じの

AIは単に既存画像から学習してるだけだから逆説的なんだけど

別に商業イラストだけじゃなくて二次創作とかでもそう、上手い絵お洒落な絵描く人間は増えたけど一目見て『誰それさんの絵だな~』って思うことが減った

一目見て強烈なフックを持っているイラストあんまりない デフォルメのやり方が特徴的なんだけどデッサンパースに狂いがあるのではない、みたいな

まあ二次創作本質はそこじゃないのでそれでも構わないんだけど


ノウハウが広く周知された結果平均化が起こったのかな

美術解剖学とか色の明暗とか、アカデミックな描き方をイラストに落とし込むのが上手なのって中国美大出てるイラストレーターだよね

それで本業しろ副業しろイラストレーター人口が増えて、判を押したように似たような「上手な」絵が増えた

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